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1 特別研究報告 題目 CDMA 方式を用いた光無線通信の設計と特性 (Design and performance of CDMA for optical wireless communication system) 報告者 島村卓嗣 指導教員 岩下克教授 平成 20 年 2 月 18 日 高知工科大学大学院工学研究科基盤工学専攻 電子 光システムコース

2 第 1 章序論 研究背景 研究内容 論文構成...3 第 2 章 CDMA 方式を用いた送受信構成 変調方式 送信構成 受信構成 LPF 相互相関 誤り率...9 第 3 章実験概要 発光素子 受光素子 オペアンプ DAボード ADボード...14 第 4 章実験結果 BPSK 変調を用いた送受信 QPSK 変調を用いた送受信 QAM 変調を使った送受信 干渉光を用いた受信レベルの検討...22 第 5 章結論...24 謝辞...25 参考文献

3 第 1 章序論 1.1 研究背景 近年 無線 LAN(IEE802.11) はインターネットの普及により様々な所で使われるようになった しかし 無線 LANでは電波法による周波数制限がされており 最大 54Mbpsが限界である また病院などで使用すると 精密機械との干渉が起こる問題がある そこで 現在注目されているのが空間伝搬を利用した光無線通信である 光無線通信は 電波法による制限はないので 広帯域通信が可能である また 人体や機器の影響が少ないという利点があり 近距離通信手段として注目されている 現在ではブロードバンド環境がない地域へのネットワーク構築手段として 総合型光無線システムの開発 [1] といった研究もされている しかし 光無線通信でも送信された光が障害物による光の減衰 雑音や干渉でデータが受信できない問題が起こる そこで微弱な光でも通信が行えるように高い受光感度を持った受光素子 雑音といった干渉に対応するために干渉強い変復調方式を用いる必要がある そこで無線 LANや携帯電話に使われており 拡散符号を用いて雑音に強い変調復調処理ができるCDMA 方式を適用することが考えられる 本研究では光無線通信に CDMA 方式を適用し その可能性をあきらかにする 1.2 研究内容 研究の目的はセキュアで広帯域の通信を行うことであり 遅延信号といった雑音 干渉の影響をうけることなく光無線通信を行うことが目的である そこで 様々な影響を受けずに光無線通信を行なうために CDMA 方式を用いた通信環境を製作し 光無線通信を行う 特性の良い光源を使用した送信機と微弱な光を受信できる受信機を製作し 空間伝搬を行う 信号は周波数利用効率を上げるために QPSK といった多値信号でも行う また 誤り率の測定を行う CDMA チャネル選択の特性を測定するために干渉信号を作成し 干渉光に対する受信レベルの検討を行う この研究によりどこまで減衰させた信号を正確に受光できるか明らかにし 干渉信号の影響度も明らかにする 1.3 論文構成 本論文の第 2 章では CDMA 方式を用いた送受信構成 および送受信概要について述べる 第 3 章では研究概要を述べる 第 4 章実験の結果を述べ 第 5 章では第 4 章の結果からの考察を述べ 本研究の結論とする 3

4 第 2 章 CDMA 方式を用いた送受信構成 今回の実験では CDMA 方式でデジタル信号を空間伝搬するために 信号の変調処理には LabVIEW 復調処理には Mathematica を使用した 本章ではその変調方式として使用する CDMA 方式 送受信構成及び処理 誤り率の求め方について述べる 2.1 変調方式 CDMA(Code Division Multiple Access) とは無線 LANや携帯電話などで使用されている方式で多元接続技術の一つである CDMA 方式では送信側で元の信号に高速拡散符号で拡散変調を行い 周波数帯域幅を広げる 違った端末に異なる拡散符号を使うことで同じ周波数帯で多数の信号を送信することができる 受信側でその中から必要な信号に変調した同じパターンの拡散信号で逆拡散を行い 必要な信号を取り出す方式である CDMA 方 (2) 式の原理 送信データ 一次変調二次変調 1 搬送波拡散符号 1 送信データ 一次変調 二次変調 2 P 搬送波 拡散符号 2 P P 0 fc f 0 fc f 0 fc f 図 2-1 CDMA 方式の原理 ( 送信 ) 4

5 図 2-1 ではデジタル信号を送信する時に 搬送波を送信データに掛けることで一次変調を行い 狭帯域なスペクトルを持った信号にする 次に 送信データより一桁以上高速でランダム性があるが周期性で生成されるデータ列で擬似雑音と呼ばれる拡散符号で変調して二次変調を行い信号のスペクトル広げる 複数のデータを扱う時は拡散符号のパターンが異なることで同じ周波数帯に信号を加算することができる 次に図 2-2 に CDMA 方式の原理 ( 受信 ) を示す 逆拡散第一復調 受信データ 拡散符号 1 P 同期検波 0 fc f 図 2-2 CDMA 方式の原理 ( 受信部 ) 図 2-2 のように伝送路で重なり合った信号に送信部で変調した同じ拡散符号を変調し 逆拡散を行う 逆拡散を行うことで必要な信号のみ狭帯域な信号に戻し 搬送波で復調を行うことで元の信号に戻す このように帯域を完全に共有しながら 所望の信号と他の信号を拡散符号によって選択を行う方式が CDMA 方式である CDMA 方式は同じ周波数帯域幅で信号を多重化しているので周波数利用効率が良く 同一周波数内で拡散符号のチャネル分割を行っているので受信側で拡散符号だけ変えることで欲しい信号がとれる柔軟なシステムが作ることができる また シンボルレートとチップレートの比は拡散率と呼ばれ 拡散率が高いことで広いスペクトル幅に拡散されるので耐干渉性を向上することができる また CDMA 方式を使用する時はこれを考えながら値を決める必要がある 5

6 2.2 送信構成 図 2-3 に送信部の構成を示す データ DA VCSEL サブキャリア 拡散符号 図 2-3 送信部の構成 信側データ 拡散符号 および出力処理はLabVIEW ( 3) で行う 信号をDAボードに入力し デジタル信号からアナログ信号に変換し VCSELに入力することで光強度変調を行い 外部に光出力する 今回 拡散符号では CDMA 方式ではよく使用されるM 系列符号を使用している M 系列符号とは周期性を持ったランダム符号である M 系列符号はデータを記憶して右に数値のシフトを行うシフトレジスタとEXORの論理素子を使用し作成できる 作成時には自己相関特性を持っているように作成することが重要である 次に シフトレジスタとEXORを用いたM 系列符号の例を示す EXOR シフトレジスタ 図 段の M 系列 出力 M 総ビット数は 2 1 なので4 段は 15bitで一回繰り返すことになる シフトレジスタの初期値をすべて 1 として操作を行なった 信号列は である また 今回の実験では信号データとして主に7 段のM 系列を使用している 段が多いM 系列符号は自己相関特性を考慮しつつEXORのパターンを変えることで様々 M 系列 (4) を作成することができる 図 2-5 と図 2-6 に7 段 M 系列の作成例を示す EXOR 出力 シフトレジスタ 図 段の M 系列 1 6

7 EXOR EXOR EXOR 出力 シフトレジスタ 図 段のM 系列 2 これらの図で示されるように M 系列の EXOR の位置を変更することにより様々パターンの信号を作成することができる 2.3 受信構成 図 2-5 に受信機の構成を示す Si-APD オペアンプ AD 帯域補償フィルタ 相互相関 LPF 復調信号 搬送波抽出 図 2-7 受信機の構成 送信部から出力された光をSi-APDで受け取り オペアンプで信号の増幅を行なう AD ボードによりアナログ信号からデジタル信号に戻し その後 帯域補償フィルタを通し搬送波抽出を行って抽出した搬送波で変調し同期検波を行い LPFを通し相互相関をとることで逆拡散操作を行う そして再びLPFを通すことで復調処理を行うことができる デジタル信号に戻した後の処理はMathematica ( 5) を用いて信号処理を行った 2.3.1LPF LPF では処理を行なうためにガウス関数型 LPF を使用する ガウス関数を掛け合わせることで必要区間内のみ残すことができる 次の式がガウス関数である fはカットを行う点 b は全測定点を入力し LPF 機能を持つことができる exp ln 2 f b 2 (2-1) 7

8 2.3.2 相互相関 相互相関とは逆拡散を行う重要な操作である 図 2-8 に相互相関の原理図を示す 図 2-8 相互相関の原理図 図 2-8 では送信データと 3 ビット周期の拡散符号を例としてあげる 変調された信号を拡散符号のチップ時間分信号のシフトを行う その動作を拡散符号のビット分行い 拡散符号に合わせて +1 と-1 をかけあわし 合成することで相関が強いところつまりすべてが +1 の所では +3 となりマイナスの場合でも相関が強ければに-3 とでてくることで逆拡散が可能となる 8

9 2.4 誤り率 り率とは光無線通信では光の減衰や雑音により 信号が全て復調しきれず エラーが起こることの比率である 今回の研究においても誤り率を求める 誤り率の求め方として次のような構成で行なうことで求めることができる 図 2-9 にアイパターンの例を示す 最大幅 図 2-9 アイパターン アイパターンの最大幅測定点数から見つけることで その信号内の最初のデータレートの最大点と最小点がわかる そこからデータレートの間隔ごとに信号を抽出することで 各データレートの最大点および最小点を抽出することができる 抽出した点数は送受信を行なっているために 1-1 ではないので 判断しやすくするために 1-1 判定を行う その後元信号との比較を行い誤り率を求める 9

10 第 3 章実験概要 本章では光無線通信を行なうために用いた発光素子 受光素子 オペアンプ DA ボード AD ボードについての説明を行なう 3.1 発光素子 VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER) とは 半導体レーザーの一種で 一般的に知られている光が活性層と平行方向に取り出される端面発光型ではなく 光が活性層に垂直に取り出される面発光型である 図 3-1 にVCSEL 光源の基本構造 (6) を示す 図 3-1 VCSEL の基本構造 図 3-1 で見られるように活性層を挟んで上下に分布反射器が作られることで高い反射率を持っており 広帯域信号の伝送も可能な利点があり光伝送に適している 今回使用する VCSEL 光源を図 3-2 に写真とその特性を示す バンド幅 ピーク波長高速立ち上がり時間光カップリング出力順電圧 2GHz 850nm 3ns 以下 350μw 1.7V~2.2V 図 3-2 VCSEL 光源 10

11 3.2 受光素子 発光素子からでた光を受け取るには受光素子が必要である また 微弱な光でも通信を行なうために高感度の受光素子を必要なので 今回の研究ではAPD ( 7) を使用する 図 3-3 にAPDの動作原理を示す + 空乏層 - E1 E2 ホール 電子 図 3-3 アバランシェ フォトダイオードの動作原理 逆バイアスを大きくしていくと空乏層内の電界が強くなり 送信光を吸収して発生した電子とホールが高速度で空乏層内を走り 衝突電離を起こすことでねずみ算式に電子とホールが増える この現象をアバランシェ現象と呼ばれ 光が微弱で少しの電子とホールしかなくても増幅することができる このアバランシェ現象を利用しているのが APD である APD のなかでも今回は微弱検出用で多々用いられる Si-APD を使用する 図 3-4 に今回使用する Si-APD の写真と特性を示す 感度波長範囲最大感度波長受光感度量子効率遮断周波数増倍率 320~1000nm 600nm 0.24A/W (λ=420nm) 70% (λ=420nm) 530MHz 50 (λ=420nm) 図 3-4 Si-APD 11

12 今回使用する Si-APD は短波長域での高い増倍率があり 広い遮断周波数を持っている 次に図 3-5 に Si-APD の基本的な IV 特性を示す 1uA 100nA 10nA 1nA 100PA 10PA 1PA 逆電圧 (V) 図 3-5 Si-APD の IV 特性 APD では衝突電離を効率良く行なうためには高電圧が必要となる 図 3-5 で示されるよ うに Si-APD では 400V 付近から電流が流れ出す よって Si-APD は高電圧な逆バイアスを 使用する必要がある 12

13 3.3 オペアンプ 光の空間伝搬を行い Si-APDに入射した信号の強度が低いとその後の復調処理ができない そこでオペアンプを使用し 信号を増幅する必要がある そこで今回はオペアンプを使用し交流反転増幅回路 (8) を作成した 図 3-6 で交流反転増幅回路の構成を示す R2 入力 R1 +V 出力 -V 図 3-6 交流反転増幅回路の構成 図 3-6 のように信号の増幅が可能である また 信号の増幅度は抵抗 R2/R1 で設定することができる 信号を増幅するためには その信号の帯域をカバーできる周波数特性が必要となる 図 3-7 にオペアンプの周波数特性の例を示す 強度 (db) 周波数 (MHz) 図 3-7 オペアンプの周波数特性 3dB 帯域は 21MHz である 図 2-7 のようなオペアンプの周波数特性は 10MHz までは理想的な増幅が可能であるが 100MHz 帯に近づくと特性が悪くなっていることがわかる この特性では広帯域信号を増幅するのは不可能である よって広帯域の信号を使用するときには広い帯域の周波数特性をもったオペアンプを使用する必要がある 13

14 3.4DA ボード AD ボード 空間伝搬をする時に送信側ではデータを出力する際にデジタル / アナログ変換を行なって出力するので1DA ボードを使用し 受信側ではデータを受け取る際にアナログ / デジタル変換を行なってから入力を行なうので2AD ボードを使用してする 使用する DA ボードと AD ボードの写真と特性を図 3-8 に示す DAボード PXI-5422 出力チャンネル分解能 最高サンプリング速度 1 チャンネル 16Bit 200MS/s ADボード PXI-5124 出力チャンネル分解能 最高サンプリング速度 図 3-8 DA ボート AD ボードの写真と特性 1 チャンネル 16Bit 200MS/s 空間伝搬を行うためには デジタル / アナログ変換 アナログ / デジタル変換を高速で行なう必要があるため変換時間が高速であるボードを使用した また 最高サンプリング速度が制限されており 標本化定理を考えると光無線通信で使う搬送波は 50Mbps までしか今回使用できない 14

15 第 4 章実験結果 本章では 3 章で説明した器具を使用して行なった光無線通信の結果を述べる 拡散符号は M 系列符号を利用して作成した 32bit 今回使用した DA ボードおよび AD ボードに 200MHz の制限があるためキャリアはサンプリング定理と拡散した時周波数帯域が広がるので 40MHz チップレートは 20Mbps にして実験を行い 信号速度は 625kbps とし 拡散率は 32 である また データレート 2 値の BPSK から 4 値 QPSK にあげることで周波数利用効率をあげる また 減衰させる状況を作成するために減衰器である Attenuator を使用する 次に今回作成した送受信機全体の周波数特性を示す 強度 (db) 周波数 (MHz) 図 4-1 送受信機の周波数特性 3dB 帯域は 13MHz である 帯域は 13MHz とあまり良くなかったので先ほどの受信回路 であった補償フィルタを使って復調を行います 15

16 信する信号 Data1 と Data2 の波形を次の図で示す 信号は 3 章で述べた M 系列 7 段に 1 ビット加えた 128bit の信号である 図 4-2 data1 図 4-3 data2 16

17 4.1 BPSK 変調を用いた送受信 次に出力された多重信号を Si-APD で受光した信号のアイパターン時間を示す 図 4-4 受光した信号のアイパターン この図は相互相関を行う前の信号のアイパターンである 1-1 の判別ができず図のよ うになった 次に data1 の拡散変調に使用した拡散符号を用いて相互相関を行うことで逆 拡散操作を行なう 逆拡散操作した図を図 4-5 に示す 図 4-5 相互相関処理を行った信号 図 4-5 からわかるように相関が強い場所がでてきており 信号の拡散処理ができているこ とがわかる 次に復調信号とそのアイパターンを示す 17

18 図 4-6 復調処理を行った data1 とアイパターン 図 4-6 の結果からアイパターンを確認してもしっかり 1-1 の判定ができていると考えられる また誤り率判定を行った結果エラーはなく 信号が正確に送受信されていることがわかる 次に Attenuator をいれることで信号を減衰させ どこまで誤りが起きずに空間伝搬を行うことができるかを図 4-7 に示す 18

19 図 4-7 減衰させた BPSK 信号 この図 4-7 の結果から今回の実験系 およびその環境では -43dBm の信号までならエラー なく送受信できることがわかった 19

20 4.2 QPSK 変調を用いた送受信 図 4-9 に QPSK 変調の構成図を示す data1 QPSK出力 data2 90 位相器 図 4-8 QPSK 変調 QPSK 変調は BPSK 変調と同じシンボルレートでも一度に BPSK の倍のデータを送るこ とが可能である また一つの拡散符号で 2 つの信号を選択するので 誤り率の判定では 90 度位相をずらした側の二つで判断を行う 次に実際に復調処理を行った結果を示す 図 4-9 QPSK 復調処理を行った data1 とアイパターン 図 4-10 QPSK 復調処理を行った data2 とアイパターン このように位相をずらして一つの拡散符号に 2 つのデータを変調できる 20

21 次に QPSK の減衰を行った結果を示す 図 4-11 減衰させた 128bitQPSK 信号 QPSK 信号は BPSK 信号と同じシンボルレートの中で 2 倍のデータを送っているので BPSK 信号に比べ早くエラーが発生する 21

22 4.3 16QAM 変調を使った送受信 16QAM 変調とは BPSK 変調と同じシンボルレート内で 4 倍のデータを変調することである 作成方法としては QPSK 変調と同じ方法でできるが最初のデータを 4 ビットにする必要性がある 次に送受信を行った QAM のアイパターンを示す 図 QAM のアイパターン このように 3 つの目がでてきており 正常に送受信を行うことができる 4.4 干渉光を用いた受信レベルの検討 図 4-13 に実験構成を示す 遅延ファイバー 1Km 干渉光 (-1dB,-3dB) 送信機 光カプラ 光カプラ ATT 受信機 図 4-13 実験構成 変調処理を行い VCSEL から送信した光信号を 光カプラにいれ二つに分光し 片方を 1km の遅延ファイバを通すことで干渉光信号とする 再び光カプラに入力することで光信号を多重させる 多重した信号を ATT で減衰させながら誤り率を見る 干渉光は信号光に対してそれぞれ-1dB,-3dB とした 結果である BPSK の誤り率特性を図 4-14 に示す 22

23 0.401 誤り率 干渉なし -1dB -3dB 信号パワー (dbm) 図 4-14 BPSK の誤り率特性 この結果から干渉なしの誤り率特性と -3dB の誤り率特性を比べるとほぼ同じ形になった よって干渉光の影響していないことがわかる 次に QPSK の誤り率特性を図 4-15 に示す 誤り率 干渉なし -1dB -3dB 信号パワー (dbm) 図 4-15 QPSK の誤り率特性 この結果から BPAK の誤り率特性と同じように干渉なしの信号の誤り率と -3dB の時の誤り 率がほぼ一緒となり干渉に強いといことがわかった 23

24 第 5 章結論 本研究では CDMA 方式を用いた空間伝搬を行なった結果をまとめる 1 BPSK 変調 QPSK 変調 QAM 変調を用いた CDMA 方式での信号伝搬を行った 2 VCSEL 光源 Si-APD を用いた空間伝搬を行い CDMA 方式における光無線通信が可能であることを示した 3 誤り率測定をし エラー判定を行ない 微弱な光でも受光して復調できることを示した 4 干渉光を用いた受信レベルの検討を行ない CDMA 方式が干渉に強いことを示した 以上のことから CDMA 方式は干渉に影響されずにチャネル選択ができるこが確認できた また 今回の実験では周りにいろんな光および雑音が存在しているような環境で空間伝搬 その中で微弱な信号を受光し 復調することができたよって CDMA 方式は光無線通信に適していると考えられる 24

25 謝辞 本研究を進めるにあたり 学部時代からの3 年間に渡って多大なご助言 御指導頂きました高知工科大学電子 光システム工学コース岩下克教授に心から感謝いたしています 何も知らず覚えの悪い私に 手取り足取り丁寧に教えて頂き本当にありがとうございました 本研究論文の副指導員である フロンティア工学コースの野中弘二教授には 様々なことを学ばせていただき 感謝申し上げます 本研究論文の副審査員として わからないこと詳しく丁寧に答えていただきました神戸宏教授に御礼申し上げます また 大学生活を楽しませてくれた同研究室の同期 後輩に感謝します 最後に大学院に進学を許してくれた家族に心から感謝しています 25

26 参考文献 (1) 塚本勝俊東野武史 総合型光無線システムの研究開発 電気情報通信学会全国大会 P (2) 藤岡雅宣 服部武 : ワイヤレスブロードバンド教科書 :IDG ジャパン (3) 堀桂太郎 LabVIEW 実習森北出版 (4) 西村芳一 無線によるデータ変復調技術 :CQ 出版社 (5) 榛葉實 Mathematica による通信工学 東京電機大学出版局 (6) アムノン ヤリーヴ監訳多田邦雄神谷武志 光エレクトロニクス基礎編 丸善株式会社 (7) 米津宏雄 光通信素子工学 工学図書株式会社 (8) 岩澤孝治大三宗安 見方 書き方オペアンプ回路 オーム社 26

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