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1 相続税法等の改正 東日本大震災の被災者等に係る地方税関係の臨時特例 目 一個人住民税 850 二地方法人課税 857 三個人事業税 858 四不動産取得税 860 五自動車取得税及び自動車税 861 次六軽自動車税 864 七地方消費税 866 八軽油引取税 867 九固定資産税及び都市計画税 867 はじめに平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災について 地方税に関しては 地方税法 条例等により期限の延長や減免などの枠組みが用意されていることから これに基づき 申告 納期限の延長が直ちに行われるなど 現行制度に則った措置が発動されたところです ( 資料 1 2) しかしながら 今回の震災は その被害が甚大かつ広範な地域にわたるものであり 通常の枠組みでは対処しきれないほどの規模 性格を有するものであったため 既存の枠組みを超える税制上の対応について検討が必要となり 地方税法の一部改正により対応することとなりました 平成 23 年 4 月 12 日及び13 日に民主党税制改正 PT 財務金融部門会議 総務部門会議合同部会が開催され 国税 地方税それぞれの東日本大震災への税制上の対応について議論がなされ 震災に係る特例等の創設については了承されました ここでは 平成 22 年度税制改正において導入された揮発油税 地方揮発油税及び軽油引取税に係るいわゆるトリガー税制について廃止するという案に対し 廃止に反対するという意見や 廃止でなくて凍結すべきであるなどの意見が出されました その結果 合同部会としては結論を出さず 税制調査会及び与野党協議に一任されることとなりま した 税制調査会は 平成 23 年 4 月 13 日に開催され 東日本大震災への国税及び地方税上の対応について議論がなされました トリガー税制以外の取り扱いについては原案の通り決定がなされましたが トリガー税制については 取扱いが決定されるに至りませんでした トリガー税制については会長及び会長代行に一任される旨 また国税及び地方税ともに早急に国会に法案を提出する必要がある旨 野田税制調査会長から発言があり 締めくくられました 最終的にトリガー税制については 一時凍結するという結論となり 同月 19 日に 地方税法の一部を改正する法律案 が閣議決定され 同日国会に提出が行われました この法律案については 衆議院の総務委員会において同月 22 日に審議 可決の上 同日中に衆議院本会議に緊急上程され 可決されました また 参議院の総務委員会において同月 26 日に審議 可決の上 同月 27 日に参議院本会議にて可決 成立しました 同法律は同日中に公布 施行されました 地方税法の一部を改正する法律案 の概要は資料 3のとおりです 以下 地方税法の一部改正による特例等の内容について 解説します 845

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3 ( 資料 2) 東日本大震災を受けた税制上の取扱いに関する通知等の発出状況 1. 平成 23 年東北地方太平洋沖地震による被災者に対する地方税 使用料 手数料等の減免措置等について ( 平成 23 年 3 月 14 日付け総財財第 22 号 総税企第 32 号 ) 2. 平成 23 年東北地方太平洋沖地震により被災した国民健康保険被保険者に係る国民健康保険税の取扱いについて ( 平成 23 年 3 月 15 日付け事務連絡 ) 3. 軽油周辺油種への識別剤の添加実施について ( 平成 23 年 3 月 18 日付け事務連絡 ) 4. 平成 23 年東北地方太平洋沖地震に係る義援金等に係る ふるさと寄附金 の取扱いについて ( 平成 23 年 3 月 25 日付け総税市第 16 号 ) 5. 平成 23 年東北地方太平洋沖地震による被災者に対する地方税の減免措置等の取扱いについて ( 平成 23 年 3 月 28 日付け総税企第 36 号 ) 6. 自動車の処理等に係る法的問題の取扱い等について ( その1)( 平成 23 年 3 月 29 日付け事務連絡 ) 7. 平成 23 年東北地方太平洋沖地震による被災者についての各種保険料 個人住民税等の公的年金からの特別徴収を中止する事務処理について ( 平成 23 年 3 月 31 日付け事務連絡 ) 8. 東日本大震災により軽自動車税納税証明書の交付ができない場合の取扱いについて ( 平成 23 年 4 月 7 日付け総税市第 20 号 ) 9. 各種保険料 個人住民税等の公的年金からの特別徴収を一括中止する市町村について ( 平成 23 年 4 月 15 日付け事務連絡 ) 10. 地方税法 同法施行令 同法施行規則の改正について ( 平成 23 年 4 月 27 日付け総税企第 46 号 ) 11. 東日本大震災に係る地方税の取扱い等について ( 平成 23 年 4 月 27 日付け総税企第 48 号 ) 12. 東日本大震災に係る税制上の措置等の広報等について ( 平成 23 年 4 月 27 日付け総税企第 49 号 ) 13. 市 ( 町 村 ) 税条例 ( 例 ) 等の一部改正について ( 平成 23 年 4 月 27 日付け総税市第 23 号 ) 14. 東日本大震災の被災者に対する勤労者財産形成住宅 ( 年金 ) 貯蓄の不適格払出しに係る還付の取り扱いについて ( 平成 23 年 4 月 27 日付け総税市第 24 号 ) 15. 地方税関係 Q&A< 東日本大震災関連 >( 平成 23 年 4 月 27 日付け ) 16. 東日本大震災で自動車が被害に遭われた方へ ( 普通自動車 バス トラック等 ( 軽自動車以外の自動車 ) 編 ) ( 平成 23 年 4 月 27 日付け ) 17. 東日本大震災で軽自動車が被害に遭われた方へ ( 軽自動車編 )( 平成 23 年 4 月 27 日付け ) 18. 地方税法附則第 55 条に基づく平成 23 年度分の固定資産税等の課税免除に係る対象区域の指定方法等について ( 平成 23 年 5 月 12 日付け総税固第 27 号 ) 19. 保険料等及び個人住民税の特別徴収の一括中止に係る事務処理結果通知について ( 平成 23 年 5 月 13 日付け事務連絡 ) 20. 代替自動車の県域を越える転出情報の伝達等について ( 平成 23 年 5 月 17 日付け総税都第 15 号 ) 21. 抹消登録等のために名義変更された場合における申請書に添付される書類の取扱いについて ( 平成 23 年 5 月 17 日付け総税市第 25 号 ) 22. 東日本大震災により被災した被保険者に係る国民健康保険料 ( 税 ) の減免に対する財政支援の基準等について ( 平成 23 年 6 月 1 日付け事務連絡 ) 23. 自動車の処理等に係る法的問題の取扱い等について ( その2)( 平成 23 年 6 月 6 日付け事務連絡 ) 24. 東日本大震災による被災者に対する期限の延長について ( 平成 23 年 6 月 6 日付け総税企第 62 号 ) 847

4 ( 資料 3) 東日本大震災への税制上の対応 ( 地方税 第一弾 ) は阪神 淡路大震災時にはなかったもの は阪神 淡路大震災時の対応を拡充したもの 今般の東日本大震災による被害が未曾有のものであることに鑑み 現行税制をそのまま適用することが被災納税者の実態等に照らして適当でないと考えられるもの等について 緊急の対応として 以下の措置を講ずる なお 以下の緊急対応に加え 全体の復興支援策の中で税制で対応すべき施策等については 後日とりまとめる 個人住民税 1. 雑損控除の特例 1 住宅や家財等に係る損失の雑損控除について 平成 23 年度住民税での適用を可能とする 2 繰越し可能期間を5 年とする ( 現行 3 年 ) 2. 被災事業用資産の損失の特例 1 22 年分所得の計算上 被災事業用資産の損失の必要経費への算入を可能とする ( 所得税の措置の自動影響 個人事業税も同様に自動影響 ) 2 被災事業用資産の損失による純損失について 繰越し可能期間を5 年とする ( 現行 3 年 ) 保有資産に占める被災事業用資産の割合が1 割以上である場合には 被災事業用資産以外の損失を含めて 現行 3 年の繰越しが可能な純損失について 繰越期間を5 年とする ( 個人事業税も同様に措置 ) 3. 住宅ローン減税の適用の特例 住宅ローン控除の適用住宅が 大震災により滅失等しても 平成 25 年度分住民税以降の残存期間の継続適用を可能とする 4. 財形住宅 年金貯蓄の非課税 平成 23 年 3 月 11 日から平成 24 年 3 月 10 日までに行われた財形住宅 年金貯蓄の大震災による目的外の払戻しについて 利子等に対する遡及課税を行わないこととする ( 所得税の措置の自動影響 既に課税されたものについては還付する規定を整備 ) 法人事業税 法人住民税 1. 法人事業税及び法人住民税における減免措置 阪神 淡路大震災時には実施しなかった法人事業税及び法人住民税の災害減免について 地方税法の規定に基づき条例の定めるところにより 適切に対応 2. 申告の期限延長における法人事業税の中間申告納付の省略 法人事業税の中間申告納付に係る期限と当該中間申告納付に係る事業年度の確定申告納付に係る期限とが同一の日となる場合には 中間申告書の提出を不要とする < 法人税における措置がなされれば自動影響するもの> 被災代替資産等の特別償却 特定の資産の買換えの場合の課税の特例 買換え特例に係る買換資産の取得期間等の延長 固定資産税 都市計画税 1. 津波により甚大な被害を受けた区域内の土地及び家屋に対する平成 23 年度分の課税免除 津波により甚大な被害を受けた区域として市町村長が指定する区域内に所在する土地及び家屋について 平成 23 年度分の課税を免除する 2. 被災住宅用地の特例 大震災による災害により滅失 損壊した住宅 ( 被災住宅 ) の敷地の用に供されていた土地 ( 被災住宅用地 ) を被災後 10 年度分については 当該土地を住宅用地とみなす ( ) 住宅用地とみなされた場合には 固定資産税 都市計画税が軽減される 3. 被災代替住宅用地の特例 被災住宅用地の所有者等が当該被災住宅用地に代わる土地 ( 被災代替土地 ) を平成 33 年 3 月 31 日までの間に取得した場合には 当該被災代替土地のうち被災住宅用地に相当する分について 取得後 3 年度分 848

5 当該土地を住宅用地とみなす ( ) 住宅用地とみなされた場合には 固定資産税 都市計画税が軽減される 4. 被災代替家屋の特例 大震災による災害により滅失 損壊した家屋 ( 被災家屋 ) の所有者等が当該被災家屋に代わる家屋 ( 被災代替家屋 ) を平成 33 年 3 月 31 日までの間に取得し 又は改築した場合には 当該被災代替家屋に係る税額のうち当該被災家屋の床面積相当分について 4 年度分 2 分の1 その後の2 年度分 3 分の1を減額する 5. 被災代替償却資産の特例 大震災による災害により滅失 損壊した償却資産の所有者等が当該償却資産に代わる償却資産を平成 28 年 3 月 31 日までの間に 被災地域において取得し 又は改良した場合には 課税標準を4 年度分 2 分の1とする 不動産取得税 1. 被災代替家屋の取得に係る特例 被災家屋の所有者等が当該被災家屋に代わる家屋 ( 被災代替家屋 ) を平成 33 年 3 月 31 日までの間に取得した場合には 被災家屋の床面積相当分には不動産取得税が課されないようにする特例を講じる 2. 被災代替家屋の敷地の用に供する土地の取得に係る特例 被災代替家屋の敷地の用に供する土地で 被災家屋の敷地の用に供されていた土地 ( 従前の土地 ) に代わるものを平成 33 年 3 月 31 日までの間に取得した場合には 従前の土地の面積相当分には不動産取得税が課されないようにする特例を講じる 自動車取得税 1. 被災代替自動車の取得の非課税 大震災による災害により滅失 損壊した自動車に代わる自動車 ( 被災代替自動車 ) を平成 26 年 3 月 31 日までの間に取得した場合には 自動車取得税を非課税とする 自動車税 軽自動車税 1. 被災代替自動車に係る自動車税 軽自動車税の非課税 大震災による災害により滅失 損壊した自動車に代わる自動車 ( 被災代替自動車 ) に係る平成 23 年度から平成 25 年度までの各年度分の自動車税 軽自動車税を非課税とする 地方消費税 < 消費税における措置がなされれば自動影響するもの> 1. 消費税の課税事業者選択届出書等の提出に係る特例 2. 消費税の中間申告書の提出に係る特例 < 通知関係 > 1 地方団体に対し 地方税法及び条例等に基づき 地方税に係る期限の延長 減免措置等について適切な取扱いを図るよう通知 (3 月 14 日発出 ) 2 被災者又は被災団体の救援を目的として募金活動を行う団体に対する義援金等について ふるさと寄附金 に係る控除の適用を受ける場合の取扱いについて通知 (3 月 25 日発出 ) 3 地方税における期限の延長や減免措置等の具体的取扱いについて通知 (3 月 28 日発出 ) 期限の延長を行う場合 当面は少なくとも5 月 31 日まで行うことが適当であること 期限の延長 減免措置等を行うにあたっての個別税目に関する留意点 ( 例 ) 固定資産税の減免 自動車税 軽自動車税の減免等 < その他 > 軽油引取税の トリガー条項 の一時凍結 ( 適用停止 ) 軽油引取税に係る トリガー条項 は 大震災の復旧及び復興の状況等を勘案し別に法律で定める日までの間 その適用を停止する 849

6 一 個人住民税 個人住民税については 地震等の災害があった場合 現行制度上 次のような措置が講じられています 災害により住宅又は家財につき損害を受けた場合には 災害を受けた年分の所得について雑損控除の適用を受けることができることとされています したがって 現行制度上 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災による被災者については 平成 24 年度分の個人住民税 ( 平成 23 年分の所得 ) から雑損控除が適用されることとなります ( 地法 341 一 314の21 一 ) また 災害発生年分の総所得金額等から控除しても控除しきれない雑損失の金額については 翌年以後 3 年間に繰越し 翌年以降の総所得金額等から控除することができることとされています ( 地法 ) 災害により事業用の固定資産等について損失 ( 被災事業用資産の損失 ) が生じた場合には その損失の金額を災害発生年 ( 東日本大震災の場合は平成 23 年 ) の事業所得等の金額の計算上 必要経費に算入することができることとされています ( 所法 511) また 青色申告者については 被災事業用資産の損失による純損失を含む災害発生年分の純損失の金額を 翌年以後 3 年間に繰越し 翌年以後の総所得金額等から控除することができることとされています ( 地法 ) 白色申告者については 被災事業用資産の損失による純損失の金額を 翌年以後 3 年間に繰越し 翌年以後の総所得金額等から控除することができることとされています ( 地法 ) このように災害による損失については 現行制度においても一定の措置がなされているところですが 東日本大震災による被害は 甚大かつ広域的なものであること 津波によりいくつかの市町村は壊滅的な被害を受けていることといった状況に鑑み 阪神 淡路大震災の際と同様の特例措置を講じることとしたほか 今回の震災への緊急の対応として 阪神 淡路大震災の際に講じられな かった措置も講じることとしています ( 阪神 淡路大震災の際にも講じられた措置 ) 雑損控除の特例( 前年適用 ) 被災事業用資産の損失の特例( 前年適用 ) 財産形成住宅貯蓄契約等の要件に該当しない事実が生じた場合の課税の特例 ( 阪神 淡路大震災の際には講じられなかった措置 ) 雑損控除の特例( 繰越期間 ) 被災事業用資産の損失の特例( 繰越期間 ) 住宅借入金等特別税額控除の適用期間に係る特例 1 雑損控除の特例 ( 前年適用 ) 東日本大震災の被災者の負担の軽減を図るため 東日本大震災によりその者又はその者と生計を一にする配偶者その他の一定の親族の有する資産について受けた損失の金額については 所得割の納税義務者の選択により ( 具体的には 当該納税義務者が提出する平成 23 年度分の個人住民税の申告書 ( 平成 22 年分の所得税の確定申告書を含みます ) に特例の適用を受けようとする旨の記載がある場合 ) 平成 22 年において生じた損失の金額として 平成 23 年度以後の年度分の個人住民税の雑損控除額の控除及び雑損失の金額の控除の特例を適用することができることとされました ( 地法附則 42 地令附則 24 25) この特例措置は 東日本大震災による被害が甚大かつ広域的なものであること等の事情を踏まえ 所得税における取扱いとあわせて 納税者が被った損失を 平成 22 年分の所得 ( 平成 23 年度分個人住民税 ) から前倒しで適用することができるよう措置されたものです なお 平成 23 年度分の個人住民税について その特例による雑損控除の適用を受けたときは 今回の震災により住宅 家財等について生じた損失 850

7 の金額については 平成 24 年度以後の年度分の個人住民税に関する規定の適用については 平成 23 年において生じなかったものとみなされます ⑴ 適用対象者この雑損控除の特例の適用対象者は 東日本大震災により住宅 家財等に損害を受けた個人住民税所得割の納税義務者です 個人住民税の賦課期日は各年 1 月 1 日であり 納税義務者は 賦課期日現在の住所地所在の地方団体に納税義務を負うこととされています したがって 平成 23 年 1 月 1 日現在において被災地以外の地域に住所を有していた者であっても 今回の大震災によりその有する資産等に損害を受けた場合には 平成 23 年度分の個人住民税について 雑損控除の特例の適用対象となり得るものです また 所得税の場合 災害減免法に基づく減免と雑損控除とは選択適用とされているため 災害減免法に基づく減免措置が講じられた場合には 雑損控除は適用されません これは 平成 22 年分の所得について前倒しの特例の適用を受けた場合も同様です これに対し 個人住民税においては これまでも 災害のあった年分の所得税において災害減免法の規定に基づく減免措置が講じられた場合でも 翌年度分について雑損控除を適用できることとされています また 地方税法第 323 条の規定に基づく個人住民税の減免措置と雑損控除とは選択適用とはされていません したがって 平成 23 年度分の個人住民税については地方税法第 323 条の規定に基づく減免措置が講じられ 平成 24 年度分の個人住民税については雑損控除が適用されることもあり得るものです ⑵ 適用対象資産この特例の適用対象となる資産は 納税義務者又はその納税義務者と生計を一にする配偶者その他の一定の親族の有する資産で 今回の東日本大震災により損失を受けたものです ただ し 生活に通常必要でない資産や棚卸資産 事業用の固定資産 ( これに準ずる一定の資産を含みます ) 山林は除くものとされています 例えば 書画 骨とう品 貴金属の類で1 個又は 1 組が30 万円を超えるものや別荘などについては 生活に通常必要でない資産 として 雑損控除の対象にならないものとされます ( ただし これらの資産に係る損失の金額については その損失を受けた年において譲渡所得があった場合には その譲渡所得の計算上差し引くことが認められています ) また 災害により損壊した住宅 家財などの取壊し費用 除去費用など災害に関連したやむを得ない支出 ( 災害関連支出 ) についても 雑損控除の対象となる損害金額に含まれます ⑶ 雑損控除額の計算雑損控除額は 次のaとbのいずれか多い方の金額です a 差引損失額 前年の総所得金額等の10 分の 1 b 差引損失額のうち災害関連支出の金額 5 万円 差引損失額 : 損害金額 保険金などによって補てんされる金額 ⑷ 適用要件等この雑損控除の特例措置の適用を受ける場合には 平成 23 年度分の個人住民税の申告書 ( 平成 22 年分の所得税の確定申告書を含みます ) に この特例措置の適用を受けようとする旨の記載をしなければならないとされています ( 地法附則 4224) 通常 ある年分の所得税について確定申告をした場合には その翌年度分の個人住民税については申告をする必要がなく 所得税の確定申告書に記載された事項は個人住民税の申告書に記載されたものとみなされることとされています ( 地法 45の の312) 今回の特例措置についても 所得税において 東日本大 851

8 震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律 ( 震災税特法 ) 第 4 条の規定に基づいて所得税につき雑損控除の特例の適用を受けようとする旨の記載をした場合には 個人住民税について申告書の提出がない場合であっても 平成 23 年度分の個人住民税について雑損控除の特例措置の適用があるものです 所得税における雑損控除の特例措置と個人住民税における雑損控除の特例措置の適用関係について示すと 以下のとおりとなります 所得税においては 雑損控除の適用と災害減免法による減免の適用とは選択適用であるため 両方の措置を適用することはできませんが 個人住民税については 市町村の判断により 条例に基づく減免措置と雑損控除とを併用することも可能です したがって 平成 22 年分の所得税の確定申告において雑損控除の特例措置の適用を受ける者について 平成 23 年度分の個人住民税について条例に基づく減免を行い 平成 24 年度分の個人住民税から雑損控除を適用することも可能です この場合には 平成 24 年度の個人住民税の申告書に雑損控除を適用することを申告することが必要です 2 雑損控除の特例 ( 繰越期間 ) 雑損控除を適用して前年分の総所得金額等から控除しても控除しきれない損失額についての繰越期間を3 年から5 年に延長することとされました ( 地法附則 43 地令附則 26) 東日本大震災は その被害が同時 大量 集中的に発生した極めて甚大なものであり 広範な地域の生活基盤が根こそぎ失われ 生活の再建には相当な期間を要する場合も多いと考えられます このような場合に 雑損控除について 繰越控除期間を現行の3 年のままとすれば 繰越しの実質的な効果が減殺されることから 今回の震災による雑損失の繰越控除期間を特例的に5 年に延長することとされたものです 所得税と個人住民税における雑損控除の適用関係 所得税の取扱い 個人住民税の取扱い 平成 22 年分所得において適用 平成 23 年分所得において適用 雑損控除 災害減免法の減免 雑損控除 災害減免法の減免 平成 23 年度分について雑損控除 ( 住民税申告不要 ) 平成 24 年度分について雑損控除 ( 住民税申告必要 ) 平成 23 年度分について条例減免平成 24 年度分について雑損控除 ( 住民税申告必要 ) 平成 23 年度分について雑損控除 ( 住民税申告必要 ) 平成 24 年度分について雑損控除 ( 住民税申告必要 ) 平成 23 年度分について条例減免平成 24 年度分について雑損控除 ( 住民税申告必要 ) 平成 23 年度分について雑損控除 ( 住民税申告必要 ) 平成 24 年度分について雑損控除 ( 住民税申告不要 ) 平成 23 年度分について条例減免平成 24 年度分について雑損控除 ( 住民税申告不要 ) 平成 23 年度分について雑損控除 ( 住民税申告必要 ) 平成 24 年度分について雑損控除 ( 住民税申告必要 ) 平成 23 年度分について条例減免平成 24 年度分について雑損控除 ( 住民税申告必要 ) 下線部の措置は 東日本大震災において認められた特例措置 852

9 ⑴ 適用要件等この雑損控除の特例措置の適用を受ける場合には 平成 24 年度分の個人住民税 ( 地方税法附則第 42 条の規定に基づき 雑損控除の前年適用の特例措置を適用した場合には 平成 23 年度分の個人住民税 ) についてその雑損失の金額に関する事項を記載した申告書を提出し その後も連続して申告書を提出している場合に限り 適用することとされています ⑵ 雑損失の金額の繰越控除の順序等雑損控除によって控除しきれなかった金額については 翌年度以降に繰り越すことができますが 東日本大震災に係る雑損失の金額とそれ以外の雑損失の金額とでは繰越期間が異なるため 損害金額のうちに東日本大震災により受けた損失の金額 ( 特例損失金額 ) とそれ以外の損失の金額がある場合には どちらの損害に係るものから雑損失の金額に成るかが問題となります また 雑損失の金額のうちに特例損失金額に係るもの ( 特定雑損失金額 ) とそれ以外の損失の金額に係るものがあるときは どちらから控除するかが問題となります この点に関しては 損害金額のうちに 特例損失金額とそれ以外の損失の金額がある場合には 特例損失金額から雑損失の金額に成ることとされています ( 地令附則 24511) また この場合において 雑損失の金額のうちに特定雑損失金額と特定雑損失金額以外のものがあるときは 雑損控除については 特定雑損失金額以外の雑損失の金額から控除することとされています ( 地令附則 24612) また 特例の適用がある場合の雑損失の繰越控除の順序については 特定雑損失金額以外の雑損失の金額の生じた年が 特定雑損失金額の生じた年又はその翌年であるときは 特定雑損失金額以外の雑損失の金額の生じた年は 特定雑損失金額よりも前の年に生じたものとすることとされています ( 地令附則 2626) したがって 特定雑損失金額の生じた年又はその翌年 に生じた特定雑損失金額以外の雑損失の金額については 特定雑損失金額より先に控除されることとなります 居住用財産の買換え等の場合の譲渡損失又は特定居住用財産の譲渡損失に係る通算後譲渡損失の金額の生じた年が 特定雑損失金額の生じた年又はその翌年であるときは 通算後譲渡損失の金額の生じた年は 特定雑損失金額よりも前の年に生じたものとすることとされています ( 地令附則 2648) したがって 特定雑損失金額の生じた年又はその翌年に生じた通算後譲渡損失の金額については 特定雑損失金額より先に控除されることとなります 3 被災事業用資産の損失の特例 ( 前年適用 ) 東日本大震災により事業用の固定資産等について損失を受けたときは その損失の金額を平成 22 年中の事業所得等の金額 ( 平成 23 年度分の個人住民税課税 ) の計算上 必要経費に算入することができることとされました ( 震災税特法 6) 住宅や家財等の資産に係る損失については 雑損控除の特例の適用を受けることができることとの均衡を考慮し 事業用の固定資産等に係る損失についても 平成 22 年分事業所得等の計算上 必要経費に算入することができることとされました なお この特例は 所得の計算に関する事項であるため 地方税法上特段の措置を講じることなく その効果が生じます 4 被災事業用資産の損失の特例 ( 繰越期間 ) 損益通算によってもなお引ききれなかった損失の金額 ( 純損失の金額 ) がある場合には 青色申告者については 被災事業用資産の損失による純損失を含む災害発生年分の純損失の金額を 翌年以後 3 年間に繰越し 翌年以後の総所得金額等から控除することができることとされています ( 地法 ) また 白色申告者については 被災事業用資産の損失による純損失の金額を 翌 853

10 年以後 3 年間に繰越し 翌年以後の総所得金額等から控除することができることとされています ( 地法 ) 東日本大震災は その被害が同時 大量 集中的に発生した極めて甚大なものであり 広範な地域の経済活動の基盤が根こそぎ失われ 事業活動等の再建には相当な期間を要する場合も多いと考えられます このような場合に 被災事業用資産の損失について 繰越控除期間を3 年のままとすれば 繰越しの実質的な効果が減殺されることから 特例的に繰越控除期間を5 年に延長することとされました ( 地法附則 44 地令附則 27) ⑴ 青色申告者でその有する事業用資産等のうちに被災事業用資産の占める割合が一定以上の場合青色申告者で その有する事業用固定資産等 ( 土地及び土地の上に存する権利を除きます ) のうちに被災事業用資産の占める割合が10 分の 1 以上である者については 被災事業用資産以外の損失も含めた純損失について 繰越控除期間を現行の3 年から5 年に延長することとされました ( 地法附則 4414) 保有する資産に占める被災した資産の割合が一定以上の事業所得者にあっては 事業を再建し 収益性を回復するまでに相当の期間を要すると考えられるため 被災事業用資産以外の損失も含めたすべての純損失について 繰越控除期間を延長しているものです ⑵ 白色申告者でその有する事業用資産等のうちに被災事業用資産の占める割合が一定以上の場合白色申告者で その有する事業用固定資産等 ( 土地及び土地の上に存する権利を除きます ) のうちに被災事業用資産の占める割合が10 分の 1 以上である者については 被災事業用資産の損失 ( 東日本大震災以外の他の災害によるものも含みます ) による純損失と変動所得に係る損失による純損失の合計額について 繰越控除期間を現行の3 年から5 年に延長することとされました ( 地法附則 4425) ⑴ 同様に 保有する資産に占める被災した資産の割合が一定以上の事業所得者にあっては 事業を再建し 収益性を回復するまでに相当の期間を要すると考えられるため このような事情にある白色申告者については 東日本大震災による被災事業用資産の損失のほか 他の災害による事業用資産の損失及び変動所得の損失による純損失も含めて 繰越控除期間を延長しているものです ⑶ ⑴ 及び⑵ 以外の場合 ⑴ 及び⑵ 以外の者については 被災事業用資産の損失による純損失の金額について 繰越控除期間を現行の3 年から5 年に延長することとされました ( 地法附則 4436) ⑷ 被災事業用資産の損失を平成 22 年分の必要経費に算入した場合被災事業用資産の損失の特例 ( 前年適用 ) により 被災事業用資産の損失を平成 22 年分の必要経費に算入した場合には 平成 22 年において生じた被災事業用資産の損失による純損失の金額について 繰越期間を3 年から5 年に延長することとされています なお この場合に 繰越期間が5 年に延長されるのは 被災事業用資産の損失による純損失の金額のみであり 平成 22 年分の純損失の総額又は平成 22 年分の変動所得に係る損失による純損失の金額については 繰越期間が延長されていません ⑸ 適用対象資産この特例の適用対象となる被災事業用資産の損失の金額とは たな卸資産 固定資産 固定資産に準ずる繰延資産 又は山林の災害による損失の金額 ( その災害に関連するやむを得ない支出で一定のものを含み 保険金 損害賠償金等によって補てんされる部分の金額を除きます ) で 変動所得の金額の計算上生じた損失の金額に該当しないものです ( 地法 ) 854

11 現行制度 被災事業用資産の損失の取扱い 特例対象者 白色申告者 青色申告者 繰越控除の対象資産及び繰越期間 被災事業用資産の損失及び変動所得の損失 :3 年 すべての純損失 :3 年 特例措置 白色申告者 青色申告者 特例対象者 事業用資産等のうちに被災事業用資産の占める割合が 10% 以上 その他 事業用資産等のうちに被災事業用資産の占める割合が 10% 以上 その他 繰越控除の対象資産及び繰越期間 すべての被災事業用資産の損失及び変動所得の損失 :5 年 震災関連の被災事業用資産の損失 :5 年 変動所得の損失 :3 年 すべての純損失 :5 年 震災関連の被災事業用資産の損失 :5 年 その他の純損失 :3 年 下線部が現行に比べて拡充されている部分 ⑹ 適用要件純損失の繰越控除を行うためには 純損失の発生の年とそれ以降の各年分の所得金額が正確に記録されていることが前提とされるので 純損失の繰越控除は その純損失が生じた年分の所得税について期限内に青色申告書を提出 ( 税務署長がやむを得ない事情があると認める場合には 期限後の青色申告書の提出を含みます ) するとともに その後の各年分について連続して個人住民税の申告書を提出することが必要です ( 地法 ) 変動所得の損失及び被災事業用資産の損失の繰越控除を行うためには これらの損失の生じた年の末日の属する年度の翌年度の個人住民税についてこれらの損失の金額に関する事項を記載した申告書を期限内に提出 ( 市町村長がやむを得ない事情があると認める場合には 期限後の申告書の提出を含みます ) するとともに その後の各年度分の個人住民税について連続して申告書を提出することが必要です ( 地法 ) ⑺ 純損失の金額の繰越控除の順序等控除しきれなかった純損失の金額については 翌年度以降に繰り越すことができますが 被災事業用資産の損失の特例 ( 繰越期間 ) の適用を受ける純損失の金額 ( 特例対象純損失金額 ) とそれ以外の純損失の金額とでは繰越期間が異なるため 純損失の金額のうちに特例対象純損失金額とそれ以外の純損失の金額がある場合には どちらから控除するかが問題となります この点に関しては 特例対象純損失金額以外の純損失の金額の生じた年が 特例対象純損失金額の生じた年又はその翌年であるときは 特例対象純損失金額以外の純損失の金額の生じた年は 特例対象純損失金額よりも前の年に生じたものとすることとされました ( 地令附則 273 8) したがって 特例対象純損失金額の生じた年又はその翌年に生じた特例対象純損失金額以外の純損失の金額については 特例対象純損 855

12 失金額より先に控除されることとなります 居住用財産の買換え等の場合の譲渡損失又は特定居住用財産の譲渡損失に係る通算後譲渡損失の金額の生じた年が 特例対象純損失金額の生じた年又はその翌年であるときは 通算後譲渡損失の金額の生じた年は 特例対象純損失金額よりも前の年に生じたものとすることとされました ( 地令附則 ) したがって 特例対象純損失金額の生じた年又はその翌年に生じた通算後譲渡損失の金額については 特例対象純損失金額より先に控除されることとなります ⑻ その他所得税においては 青色申告者については 純損失の繰越控除のほかに繰戻し還付が認められており 今回 東日本大震災への対応として 平成 22 年分所得で被災事業用資産の損失が生じた場合には さらに平成 21 年分への繰戻還付を可能とすることとされています 個人住民税については 個人住民税の 地域社会の会費 的性格や 繰戻還付を実施したことによる当該地方団体の財政運営への影響等を勘案して 繰戻還付の制度は認められていません 繰越控除の対象となる純損失の金額は その純損失の発生した年においては 通常 所得税と個人住民税との間で異なることはありませんが 所得税において繰戻還付を行った場合には 繰越控除の対象となる額に差異が生じることとなります 5 住宅借入金等特別税額控除の適用期間に係る特例個人住民税所得割の納税義務者が 所得税において住宅借入金等特別税額控除の適用を受けた場合において 所得税から控除しきれない額について 個人住民税から控除できることとされています ( 地法附則 5の4 5の4の2) この住宅借入金等特別税額控除の特例は 原則 として 特例の適用を受ける年の12 月 31 日まで引き続き居住の用に供していることが要件とされています したがって 年の中途で居住の用に供しないこととなった場合には その年以後の各年については 住宅借入金等特別税額控除は適用されないこととなります 今回の東日本大震災により多くの住宅が滅失又は損壊し 居住の用に供することができなくなっていますが このような場合にまで 控除の残存期間について 住宅借入金等特別税額控除の適用を認めないことは不適当です このため 住宅借入金等特別税額控除の適用を受けていた住宅が 東日本大震災によって被害を受けたことにより居住の用に供することができなくなった場合において その居住の用に供することができなかった日の属する年の翌年以後の各年においてその住宅に係る住宅借入金等の金額を有するときは その各年において 引き続き住宅借入金等特別税額控除を適用することができることとされました ( 地法附則 45) なお 阪神 淡路大震災の際には 個人住民税において 住宅借入金等特別税額控除の特例が存在しなかったことから 本特例措置は講じられなかったところです 6 財産形成住宅貯蓄契約等の要件に該当しない事実が生じた場合の課税の特例等勤労者が 東日本大震災により被害を受けたことにより 平成 23 年 3 月 11 日から平成 24 年 3 月 10 日までの間に 勤労者財産形成住宅 ( 年金 ) 貯蓄の不適格払出しを行う場合には その貯蓄に係る利子等に対する遡及課税は行わないこととされました 具体的には 震災税特法により 勤労者財産形成住宅貯蓄等に係る契約の要件に該当しないこととなる事実が東日本大震災によって被害を受けたことにより平成 23 年 3 月 11 日から平成 24 年 3 月 10 日までの間に生じたものであることについて税務署長の確認を受け 当該税務署長から交付を受けた当該確認をした旨の記載のある書面を 当該勤 856

13 労者財産形成貯蓄等に係る契約に係る利子等の支払い又はその取扱いをする者の営業所等の長に提出されたものについては 当該利子等が非課税とされました ( 震災税特法 1012) 利子割については 震災税特法による自動影響により 非課税となっています また 平成 23 年 3 月 11 日から震災税特法の施行の日の前日 ( 平成 23 年 4 月 26 日 ) までの間に 東日本大震災による被害を受けたことにより勤労者財産形成住宅貯蓄等の不適格払出しをし 当該不適格払出しに係る利子割の額がある場合において 勤労者が 平成 24 年 3 月 10 日までに 当該徴収された利子割に係る営業所等所在地の道府県知事に対し 当該徴収された利子割の額の還付を請求したときは 当該営業所等所在地の道府県は 当該徴収された利子割の額を還付等 しなければならないこととされました ( 地法附則 46) 通常 勤労者が 財産形成住宅貯蓄等の目的外払出しをした場合には その事実が生じた日前 5 年以内に支払われた利子等については 租税特別措置法第 4 条の3 第 1 項の規定 ( 非課税措置 ) の適用がなかったものとし かつ その事実が生じた日において当該利子等の支払いがあったものとみなして課税することとされています しかしながら 東日本大震災の被災者が 生活資金等に充てるため やむを得ず勤労者財産形成住宅貯蓄等の不適格払出しをしたような場合についてまで課税することは酷であることから非課税とされたものです 二 地方法人課税 法人住民税及び法人事業税においては 法人税における税制上の対応を踏まえ 東日本大震災に係る繰越欠損金に関する法人の道府県民税及び市町村民税の規定整備 ( 地法附則 48) を行うとともに 東日本大震災に伴う申告等の期限の延長に係る法人事業税の中間申告納付の特例 ( 地法附則 49) を設けることとされました 1 法人税における特例措置の内容法人税においては 東日本大震災による被災者等に係る緊急対応として 以下の特例を設けることとしています ⑴ 震災損失の繰戻しによる法人税額の還付 ( 震災税特法 15 23) ⑵ 中間申告の特例 ( 震災税特法 17 25) ⑶ 法人の利子 配当等に係る源泉所得税額の還付 ( 震災税特法 16 24) ⑷ 被災代替資産等の特別償却 ( 震災税特法 ) ⑸ 特定の資産の買換えの場合等の課税の特例 ( 震災税特法 ) ⑹ 代替資産の取得期間等の延長の特例 ( 震災税 特法 22 30) ⑴ 及び⑵の措置について地方法人課税においても対応する措置を講じています ⑶の法人の利子 配当等に係る源泉所得税額の還付については 地方税においては法人住民税 ( 法人税割 ) において確定申告時に利子割との調整措置が講じられ 各事業年度において利子割相当額を控除の上 控除不足額を即時還付することとされています ( 地法 53) 今回の特例により国税においては仮決算による中間申告時においても行うことができることとするものですが 地方税は国税と異なり 控除 還付の対象は利子額のみであり還付額は僅少であること等から特段の措置を講ずる必要はないものと考えられます また ⑷から⑹の措置については いずれも法人税の所得計算の内容に関するものであり 法人住民税及び法人事業税の課税標準にそのまま反映することとなります 2 法人住民税及び法人事業税における特例措置の内容法人住民税及び法人事業税においては 上記 1 857

14 の法人税における特例措置のうち⑴ 及び⑵について対応する措置を講じることとされています ⑴ 法人税における震災損失の繰戻しによる法人税額の還付措置に対応した規定整備法人税の繰戻し還付は 現下の国の厳しい財政状況等から 中小法人を除き原則として適用が停止されているところです ( 措法 66の13) が 今般の大震災の緊急対応として欠損金額のうちの震災損失金額の全額について2 年間まで遡って繰戻し還付を可能とすることとしています ( 震災税特法 15 23) 具体的には 法人の平成 23 年 3 月 11 日から平成 24 年 3 月 10 日までの間に終了する事業年度又は平成 23 年 3 月 11 日から同年 9 月 10 日までの間に終了する中間期間において生じた繰戻対象震災損失金額がある場合には 繰戻対象損失金額に係る事業年度又は中間期間開始の日前 2 年間以内に開始した事業年度の法人税額のうちその繰戻対象損失金額に対応する部分の金額を還付することとされました 地方法人課税については 既に収納された前年度の税額を遡って還付することは行政サービスとの受益関係に基づき課税する税の基本的な性格になじまないことや 地方団体の財政規模が国に比べて小さく財政運営への支障をきたすおそれがあること等から 従前より欠損金の繰戻しによる還付の制度は設けておらず 平成 7 年の阪神 淡路大震災時においても欠損金の繰越控除の制度により措置したところです したがって 法人住民税 法人事業税においては 今般の震災税特法の規定による法人税の繰戻し還付の対象となる震災損失について繰越控除の 制度により措置することとし そのための所要の規定の整備を行うこととされました ( 地法附則 48 地令附則 29) ⑵ 東日本大震災に伴う申告等の期限の延長に係る中間申告納付の特例国税においては 東日本大震災に係る国税通則法第 11 条の規定による申告等に関する期限の延長により 法人税の中間申告書の提出期限と当該中間申告書に係る事業年度の確定申告書の提出期限とが同一の日となる場合は 当該中間申告書の提出を要しないこととされました ( 震災税特法 17 25) これを踏まえ 法人事業税においても 同様の趣旨から 地方税法第 20 条の5の2の規定に基づく条例の定めるところにより申告及び納付に関する期限が延長されたことにより 地方税法第 72 条の26 第 1 項の規定による中間申告納付に係る期限と当該中間申告納付に係る事業年度の確定申告納付に係る期限とが同一の日となる場合は 当該中間申告納付をすることを要しないこととされました ( 地法附則 49) なお 法人住民税については 法人税法第 71 条等の規定によって法人税に係る申告書を提出する義務がある法人は 当該申告書の提出期限までに必要な事項を記載した申告書を提出し 及びその申告した住民税額を納付しなければならないこととされていることから ( 地法 ) 震災税特法の規定の適用を受けて中間申告書の提出を要しない法人については 法人住民税の中間申告納付を要しないこととなります 三 個人事業税 個人事業税の課税標準は 前年中における個人の事業の所得によることとされ ( 地法 72の49の7 1) 法令で特別の定めをする場合を除くほか 所得税の課税標準である所得につき適用される所得税法に規定する不動産所得及び事業所得の計算 の例によって算定することとされています ( 地法 72の49の81) 東日本大震災の被災者等の負担の軽減のため 所得税における税制上の対応を踏まえ 今般の地方税法改正においては個人住民税と同様に損失の繰越控除の特例を設けることとさ 858

15 れました ( 地法附則 50) 1 所得税における特例措置の内容所得税においては 東日本大震災による被災者等に係る緊急対応として 事業所得者等の有する棚卸資産や事業用資産等につき大震災により生じた損失 ( 被災事業用資産の損失 ) について以下の特例を設けることとしています ( 震災税特法 6 7) ⑴ 被災事業用資産の損失の必要経費算入に関する特例事業所得者等の有する棚卸資産や事業用資産等につき東日本大震災により生じた損失 ( 被災事業用資産の損失 ) についてその損失額を平成 22 年度分の事業所得の金額等の計算上 必要経費に算入することができることとされています この場合において 青色申告者について平成 22 年分の所得において純損失が生じたときは 被災事業用資産の損失も含めて 平成 21 年分の所得への繰戻し還付ができることとされています ( 震災税特法 6) ⑵ 被災事業用資産の損失を有する者の純損失の繰越控除の特例被災事業用資産の損失を有する者の平成 23 年において生じた純損失のうち 次に掲げるものの繰越期間を3 年から5 年に延長することとされています ( 震災税特法 7) 1 青色申告者でその有する事業用資産等 ( 土地等を除きます ) のうちに被災事業用資産の占める割合が10 分の1 以上である者は 被災事業用資産の損失による純損失を含む平成 23 年分の純損失の総額 2 白色申告者でその有する事業用資産等 ( 土地等を除きます ) のうちに被災事業用資産の占める割合が10 分の1 以上である者は 被災事業用資産の損失による純損失と変動所得に係る損失による純損失の合計額 3 上記以外の者は 被災事業用資産の損失に よる純損失の金額 2 個人事業税における特例措置の内容個人事業税においては 上記の所得税における税制上の措置に対応して 上記 1⑴の被災事業用資産の損失の平成 22 年分所得の必要経費算入については 個人事業税の課税標準である事業所得の計算においてもその例によるべき所得計算に係る事項として認めることとし 平成 23 年の個人事業税額に反映させることとされました また 上記 1⑵の被災事業用資産の損失を有する者の繰越期間の延長についても 対応する同様の措置を講じることとされています 現行制度においては 被災事業用資産の損失について 前年前 3 年間における事業の所得の計算上生じた被災事業用資産の損失の金額で前年前に控除されなかった部分の金額の繰越控除を行うこととされているところです ( 地法 72の49の87) 今回新たに地方税法附則第 50 条に東日本大震災に係る個人の事業税の損失の繰越控除の特例を設け 個人事業税の課税標準の算定方法を規定する同法第 72 条の 49の8の読替を行い 事業を行う個人で被災事業用資産の損失を有する者の被災事業用資産の損失による損失額及び平成 23 年において生じた損失金額のうち次に掲げるものの繰越期間を3 年から5 年に延長することとされています ⑴ 青色申告者でその有する事業用資産等 ( 土地等を除きます ) のうちに被災事業用資産の占める割合が10 分の1 以上である者は 被災事業用資産の損失を含む平成 23 年分の損失の総額 ⑵ 白色申告者でその有する事業用資産等 ( 土地等を除きます ) のうちに被災事業用資産の占める割合が10 分の1 以上である者は 被災事業用資産の損失の合計額なお 所得税においては 青色申告者について平成 22 年分の所得において純損失が生じたときは 被災事業用資産の損失も含めて 平成 21 年分の所得への繰戻し還付をできることとしていますが 個人事業税については繰戻し還付は行わないこととされています 繰戻し還付は 859

16 既に提供された行政サービスの対価として収納された前年度税額を遡って還付するものであり 行政サービスの受益関係に基づき課税する事業 税の応益的な性格になじまないこと等から阪神 淡路大震災における対応と同様に繰越控除の制度により対応することとされました 四 不動産取得税 1 東日本大震災により滅失 損壊した家屋に代わる家屋 ( 被災代替家屋 ) の取得に係る不動産取得税の課税標準の特例今回の東日本大震災においては 家屋の滅失等をはじめとして 甚大な被害が広範囲に及んでおり 不動産の取得等を通じた本格的な復興には相当の期間を要することが見込まれるところです こうした点を踏まえ 東日本大震災により滅失 損壊した家屋 ( 以下 被災家屋 といいます ) の所有者等が 当該被災家屋に代わるものと道府県知事が認める家屋 ( 以下 被災代替家屋 といいます ) を 平成 33 年 3 月 31 日までの間に取得した場合には 被災家屋の床面積相当分には不動産取得税が課されないようにする特例を講じることとされました ( 地法附則 511)( 資料 4) 2 東日本大震災により滅失 損壊した家屋に代わる家屋の敷地の用に供する土地の取得に係る不動産取得税の課税標準の特例今回の東日本大震災では 大規模な津波により 被災家屋の敷地が水没するなどの被害が生じた結果 当該敷地において家屋を建築することが困難であり 被災していない別の地域等において 代替家屋の用に供する土地を取得することなどが想定されたところです こうした点を踏まえ 今回の大震災においては 代替家屋の敷地の用に供する土地の取得について 特例措置を設けることとされました その内容については 被災代替家屋の敷地の用に供する土地 ( 以下 被災代替土地 といいます ) で 被災家屋の敷地の用に供されていた土地 ( 以下 従前の土地 といいます ) に代わる土地を 平成 33 年 3 月 31 日までの間に取得した場合には 従前の土地の面積相当分には不動産取得税が課されないようにする特例を講じることとされました ( 地法附則 512) 860

17 五 自動車取得税及び自動車税 1 東日本大震災により滅失 損壊した自動車に代わる自動車 ( 被災代替自動車 ) に対する自動車取得税の非課税措置の創設 ⑴ 被災代替自動車に対する自動車取得税の非課 税措置の創設理由 今回の東日本大震災においては 多数の自動 車が津波等により被害を受け 使用困難になったところです 自動車は とりわけ東北地方などの地方においては 日常生活や事業活動等に欠かすことのできないものと考えられます こうした点を踏まえれば 被災者の方々は 今回の震災により やむを得ず 代替自動車を取得せざるを得なくなることが想定されるところであり この場合に税負担を課すのは適当でないと考えられます そこで 震災により滅失 損壊した自動車に代わる自動車を 平成 23 年 3 月 11 日から平成 26 年 3 月 31 日までの間に取得した場合に 当該自動車に係る自動車取得税を非課税とする措置を設けることとされました ⑵ 措置の内容 1 東日本大震災により滅失 損壊した自動車 ( 以下 被災自動車 といいます ) に代わるものと道府県知事が認める自動車を 平成 23 年 3 月 11 日から平成 26 年 3 月 31 日までの間に取得した場合に 当該自動車 ( 以下 被災代替自動車 といいます ) に係る自動車取得税を非課税とする措置を設けることとされました ( 地法附則 521)( 資料 5) 861

18 被災代替自動車の取得期間を 平成 26 年 3 月 31 日までのおよそ3 年間とする理由については 以下の通りです 自動車は 住宅等の不動産に比べて安価であり とりわけ東北地方などの地方においては 日常生活や事業活動等に欠かすことのできないものであることに鑑みれば 滅失 損壊した自動車に代わる自動車については 比較的早期に取得される可能性が大きいものと考えられます 一方 取得の期間 ( 本特例の適用期間 ) を長期とすることは 長期間にわたって代替自動車を取得する必要のないと考えられるケースについてまで代替自動車と認定することとなり 適当であると考えられません これらの点を踏まえ 平成 23 年 3 月 11 日から平成 26 年 3 月 31 日までの約 3 年間に被災代替自動車を取得した場合に 自動車取得税の特例措置を講じることとされました 2 被災自動車については 以下の取扱いとさ れました イ被災自動車とされる自動車は 東日本大震災により 滅失し 又は損壊した 自動車です ロ被災自動車の範囲については 自動車取得税の課税客体である地方税法第 113 条第 1 項の自動車であり 普通自動車のほか 小型自動車 ( 三輪以上 ) 及び軽自動車 ( 三輪以上 ) も含まれます ( 資料 6) ハ地方税法附則第 52 条第 1 項に規定する 第 114 条第 1 項に規定する場合 とは 自動車の売買契約において 売主が当該自動車の所有権を留保している場合のことであり この場合には当該売買契約の買主を所有者とするものです ニ地方税法附則第 52 条第 1 項に規定する 政令で定める者 には 所有者が亡くなっている場合にはその者の相続人 ( その相続人も含みます ) 及び所有者が消滅した法人である場合には当該法人の合併法人又 862

19 ( 資料 6) 代替自動車にかかる自動車関係税 滅失等した車種代替車種自動車取得税自動車税及び軽自動車税 自動車 軽自動車 (3 輪以上 ) 小型自動車 (2 輪 ) 軽自動車 (2 輪 ) 原動機付自転車 自動車 軽自動車 (3 輪以上 ) 非課税 ( 自家用 自家用 営業用 営業用のみ対象 ) 非課税 ( 自家用 自家用 営業用 営業用のみ対象 ) 小型自動車 (2 輪 ) 軽自動車 (2 輪 ) 原動機付自転車 課税 ( ) 小型特殊自動車 課税 ( ) 自動車 軽自動車 (3 輪以上 ) 課税 ( ) 課税 ( ) 小型自動車 (2 輪 ) 軽自動車 (2 輪 ) 原動機付自転車 非課税 小型特殊自動車 課税 ( ) 自動車 軽自動車 (3 輪以上 ) 課税 ( ) 課税 ( ) 小型特殊自動車 小型自動車 (2 輪 ) 軽自動車 (2 輪 ) 原動機付自転車 課税 ( ) 小型特殊自動車 非課税 ( ) 例外的に代替性が認められる場合には 課税団体において減免 は分割承継法人 ( その合併法人又は分割承継法人も含みます ) が含まれます ( 地令附則 321 二 三 ) 3 次に 被災代替自動車については 自動車取得税の課税客体である地方税法第 113 条第 1 項の自動車です また 被災自動車の範囲については 2のロに記載している通りであることから 被災自動車である軽自動車 ( 三輪以上 ) から普通自動車又は小型自動車 ( 三輪以上 ) に買い換える場合 非課税措置の対象となります これ以外の場合として 例えば 被災自動車が軽自動車 ( 二輪 ) である場合で 被災代替自動車が普通自動車の場合は 本特例の対象とはなりません なお 今回の特例では非課税措置の対象とはならない場合であっても 事案によっては代替性が認定できる場合があると想定されます この場合には 地方税法第 128 条の規定に基づき 条例で定めるところにより 必要に応じ減免されることがあります 4 非課税の特例措置の適用を受けようとする場合には 新たに取得された自動車の主たる定置場所在地の道府県知事に対し 地方税法 施行規則附則第 23 条第 1 号に掲げる事項が記載された申請書のほか 滅失し 又は損壊した自動車が被災自動車であることを証する書類の提出が必要です ( 地令附則 322 地規附則 23) また 申請者が被災自動車の所有者の相続人の場合には 戸籍謄本等の相続人である旨を証するための書類の提出が必要であり 申請者が被災自動車の所有者の合併法人又は分割承継法人である場合には 登記事項証明書等の合併法人等である旨を証するための書類の提出が必要です ( 地令附則 321 地規附則 23 四 ) 5 なお 地方税法附則第 52 条の規定は 平成 23 年 3 月 11 日以後の被災代替自動車の取得について適用されるものであるため 地方税法の一部改正法の施行日 ( 平成 23 年 4 月 27 日 ) の時点で既に新たな自動車が取得され自動車取得税が申告納付されている場合に 当該自動車について必要な書類が提出され非課税となったときは 当該既に申告納付されていた自動車取得税について 地方税法第 17 条に規定する過誤納金として還付されます 863

20 2 東日本大震災により滅失 損壊した自動車に代わる自動車 ( 被災代替自動車 ) に対する自動車税の非課税措置の創設 ⑴ 被災代替自動車に対する自動車税の非課税措置の創設理由今回の東日本大震災においては 多数の自動車が津波等により被害を受け 使用困難になったところです 自動車は とりわけ東北地方などの地方においては 日常生活や事業活動等に欠かすことのできないものであることから 被災者にとっては 滅失 損壊した自動車に代わる自動車をやむを得ず取得せざるを得ないこととなるものであり 意図しない負担となります これらの点を踏まえ 被災者の方々の一日も早い生活の復旧を支援する観点から 当該代替自動車に係る自動車税の非課税措置を一定期間設けることとされました ⑵ 措置の内容 1 被災代替自動車に係る平成 23 年度から25 年度までの各年度分の自動車税を非課税とするものです ( 地法附則 54)( 資料 5) 代替自動車の取得期間を 平成 26 年 3 月 31 日までのおよそ3 年間とする理由については 以下の通りです 自動車は とりわけ東北地方などの地方においては 日常生活や事業活動等に欠かすことのできないものであることから 被災者の方々にとっては 滅失 損壊した自動車に代わる自動車をやむを得ず取得せざるを得ないこととなるものであり 意図しない負担となります この点を踏まえ 被災者の方々の一日も早い生活の復旧を支援する観点から 平成 23 年度から平成 25 年度までの各年度分の自動車税について非課税措置を設けることとされました なお 平成 23 年度から平成 25 年度までの各年度分としたことについては イ被災者の買換え車両に係る自動車重量税の免税措置について 新車の場合 3 年間 中古車の場合 2 年間に相当する自動車重量税が免除されることロ自動車取得税の特例措置については 被災者の方々が滅失 損壊した自動車に代わる自動車を平成 23 年 3 月 11 日から平成 26 年 3 月 31 日までの間に取得した場合に 自動車取得税を課さないこととしていることなどを勘案して措置されました 2 非課税措置の対象となる自動車については 被災自動車が普通自動車 小型自動車 ( 三輪以上 ) 又は軽自動車 ( 三輪以上 ) である場合で 被災代替自動車が普通自動車又は小型自動車 ( 三輪以上 ) である場合に本特例の対象となります ( 資料 6) これ以外の場合として 例えば 被災自動車が軽自動車 ( 二輪 ) である場合で 被災代替自動車が普通自動車の場合は 本特例の対象とはなりません なお 今回の特例では非課税措置の対象とはならない場合であっても 事案によっては代替性が認定できる場合があると想定されます この場合には 地方税法第 162 条の規定に基づき 条例で定めるところにより 必要に応じ減免されることがあります 六 軽自動車税 今回の東日本大震災においては 未曾有の津波被害等により 多くの自動車が被災したため 地域の生活必需品である自動車の買換えが必要とな ることから 次に掲げる場合における軽自動車等に対しては 平成 23 年度から平成 25 年度までの各年度分の軽自動車税を課さないものとする特例措 864

21 置を講ずることとされました ( 地法附則 57) なお 平成 23 年度の軽自動車税が非課税となるのは 平成 23 年 3 月 11 日から同年 4 月 1 日までの間に代替取得した軽自動車等です ⑴ 東日本大震災により滅失し 又は損壊した地方税法第 113 条第 1 項の自動車 ( 以下 被災自動車 といいます ) の所有者等が 当該被災自動車に代わるものと市町村長が認める三輪以上の軽自動車を取得した場合 ⑵ 原動機付自転車 二輪の軽自動車及び二輪の小型自動車 ( 以下 二輪自動車等 といいます ) であって東日本大震災により滅失し 又は損壊したもの ( 以下 被災二輪自動車等 といいます ) の所有者等が 当該被災二輪自動車等に代わるものと市町村長が認める二輪自動車等を取得した場合 ⑶ 東日本大震災により滅失し 又は損壊した小型特殊自動車 ( 以下 被災小型特殊自動車 といいます ) の所有者等が 当該被災小型特殊自動車に代わるものと市町村長が認める小型特殊自動車を取得した場合当該特例措置の対象となる者 ( 上記 ⑴から⑶の 所有者等 ) は 被災自動車 被災二輪自動車等及び被災小型特殊自動車 ( 以下 被災軽自動車等 といいます ) の所有者 ( 売主が当該被災軽自動車等の所有権を留保しているときは買主 ) 当該所有者が個人である場合におけるその相続人 ( その相続人を含みます ) 当該所有者が法人である場合における合併法人又は分割承継法人 ( その合併法人又は分割承継法人を含みます ) です ( 地令附則 34) 被災軽自動車等に代わるものと認める市町村長とは 新たに取得された軽自動車等の主たる定置場所在地の市町村長です なお 新たに取得される軽自動車等が 新車であるか中古車であるか 又は乗用であるか貨物用であるかは問いませんが 営業用から自家用へ あるいは自家用から営業用への買換えについては代替性が認められていません 当該特例措置を受けようとする場合には 新たに取得された軽自動車等の主たる定置場所在地の市町村長に対し 被災軽自動車等及び特例を受けようとする軽自動車等に関する事項等を記載した申請書のほか 滅失し 又は損壊した軽自動車等が被災軽自動車等であることを証する書類等を提出しなければならないこととされました ( 地令附則 34 地規附則 25) 滅失し 又は損壊した軽自動車等が被災軽自動車等であることを証する書類は 次に掲げるものです ⑴ 被災自動車に代えて三輪以上の軽自動車を取得した場合には イ被災自動車に代わるものとして取得した軽自動車について地方税法附則第 52 条第 1 項に規定する自動車取得税の非課税の適用を受けたことを道府県知事が証する書類ロ抹消登録されたことが記載された運輸支局が発行する登録事項等証明書又は被災自動車として軽自動車検査ファイルから削除されたことが記載された軽自動車検査協会が発行する検査記録事項等証明書のいずれかを提出することとし イ又はロの提出が困難である場合は ハ滅失し 又は損壊した軽自動車等が被災自動車であることについて当該軽自動車等が滅失 損壊した場所の所在地又は当該軽自動車等の主たる定置場所在地の道府県知事又は市町村長が証する書類ニ被災自動車の所有者等が地方税法第 447 条第 1 項の規定に基づき条例の定めるところによって申告書又は報告書 ( 当該所有者等が被災自動車の所有者等でなくなった旨の記載があるものに限ります ) を提出した際に交付される受付書又は市町村長が当該所有者等が被災自動車の所有者等でなくなったことについて証する書類のいずれかを提出しなければなりません ⑵ 被災二輪自動車等に代えて二輪自動車等を取得した場合には 865

22 イ被災二輪自動車等として二輪自動車検査ファイルから削除されたことが記載された運輸支局が発行する検査記録事項等証明書を提出することとし この提出が困難である場合は ロ滅失し 又は損壊した軽自動車等が被災二輪自動車等であることについて当該軽自動車等が滅失 損壊した場所の所在地又は当該軽自動車等の主たる定置場所在地の市町村長が証する書類ハ被災二輪自動車等の所有者等が地方税法第 447 条第 1 項の規定に基づき条例の定めるところによって申告書又は報告書 ( 当該所有者等が被災二輪自動車等の所有者等でなくなった旨の記載があるものに限ります ) を提出した際に交付される受付書又は市町村長が当該所有者等が被災二輪自動車等の所有者等でなくなったことについて証する書類のいずれかを提出しなければなりません ⑶ 被災小型特殊自動車に代えて小型特殊自動車を取得した場合には イ滅失し 又は損壊した軽自動車等が被災小 型特殊自動車であることについて当該軽自動車等が滅失 損壊した場所の所在地又は当該軽自動車等の主たる定置場所在地の市町村長が証する書類ロ被災小型特殊自動車の所有者等が地方税法第 447 条第 1 項の規定に基づき条例の定めるところによって申告書又は報告書 ( 当該所有者等が被災小型特殊自動車の所有者等でなくなった旨の記載があるものに限ります ) を提出した際に交付される受付書又は市町村長が当該所有者等が被災小型特殊自動車の所有者等でなくなったことについて証する書類のいずれかを提出しなければなりません 申請者が被災軽自動車等の所有者の相続人の場合には 戸籍謄本等の相続人に該当する旨を証する書類の提出が必要であり 申請者が被災軽自動車等の所有者の合併法人又は分割承継法人である場合には 登記事項証明書等の合併法人等に該当する旨を証する書類の提出が必要です ただし 上記 ⑴イの道府県知事が証する書類を提出する場合には不要とされました ( 地令附則 34 地規附則 25) 七 地方消費税 東日本大震災への対応として 阪神 淡路大震災への対応と同様 国の消費税においては次のような対応をとることとされました ⑴ 東日本大震災により課税事業者選択届出書等を提出できなかった又は提出する必要が生じた被災事業者が 指定日 ( 東日本大震災の状況等を勘案して国税庁長官が定める日 ) までに当該届出書等を提出した場合には 当該届出書等を本来の提出時期までに提出したものとみなすこととされました この場合において 課税事業者を選択した場合の2 年間の継続適用要件等は適用しないこととされました ⑵ 東日本大震災に係る国税通則法の規定による 申告期限の延長により 中間申告書の提出期限と確定申告書の提出期限とが同一の日となる場合は 当該中間申告書の提出を要しないこととされました 阪神 淡路大震災の際には地方消費税はまだ創設されていなかったため 地方消費税としては初めての対応となりましたが 地方消費税においても東日本大震災への対応として 消費税における課税事業者選択届出書等の提出に係る特例及び中間申告書の提出に係る特例について 地方消費税に反映することとされました ( 地方税法等の改正は不要 ) 866

23 八 軽油引取税 軽油引取税については 平成 22 年度税制改正において いわゆる暫定税率を廃止し 当分の間 その税率水準を維持することとした際 国税である揮発油税等と同様 ガソリン価格の異常高騰時に 国民生活への影響を考慮し 本則税率を上回る部分の課税を停止する いわゆる トリガー条項 が設けられています 揮発油税及び地方揮発油税の トリガー条項 について 税制調査会等において議論が行われた結果 東日本大震災の復旧及び復興の状況等を勘案して別途法律で定める日までの間 その適用を停止することとされました これを受け 軽油引取税の トリガー条項 についても 震災特例法第 44 条の別に法律に定める日までの間 その適用を停止することとされました ( 地法附則 53) 九 固定資産税及び都市計画税 1 東日本大震災に係る津波により被害を受けた区域内の土地及び家屋に係る平成 23 年度分の固定資産税及び都市計画税の課税免除 ⑴ 制度の趣旨津波により甚大な被害を受けた区域内においては 大量の海水や土砂の流入により 土地 家屋のほとんど全てが 滅失 損壊又は使用不能となったことに加え 市町村の行政機能も大きく損なわれ 通常の業務が実施困難となっているものと考えられます このような状況においては 通常の災害時のように 個々の土地 家屋の被害状況に応じ 現行の地方税法第 367 条等に基づく減免を行うことは困難と考えられることから 市町村長が地方税法の要件に従って指定した津波により甚大な被害を受けた区域内の 土地 家屋については 一律に固定資産税 都市計画税を課さない仕組みが必要と判断し 本制度を創設することとされました なお そもそも被災した固定資産については 現行の地方税法第 367 条等に基づく減免が可能であり 本制度の対象外となったからといって固定資産税等が減免されないということではありません ⑵ 制度の概要この制度は 地方税法に規定する次の要件のいずれかを満たす区域を市町村長が指定 公示 ( 当該区域の指定 公示後 遅滞なく 指定 公示した区域を総務大臣に届け出ることが必要 ) することにより 当該区域内の土地 家屋の固定資産税 都市計画税が課税免除となるという仕組みです 東日本大震災に係る津波により区域の全部又は大部分において家屋が滅失し 又は損壊した区域 東日本大震災に係る津波による浸水 土砂の流入その他の事由により 区域の全部又は大部分の土地について従前の使用ができなくなった区域この仕組みに基づく非課税措置は 他の非課税措置と同様に そもそも税額が発生しないこととなるものであり 地方税法第 367 条等のようにいったん税額が発生した後 その税額を免除 減額するというものではありません ( 参考 ) 地方税法において 税額をゼロとする仕組みとしては 非課税 課税免除 減免がありますが それぞれ次のように整理されます 非課税 : 地方税法に基づき一律に課税 867

24 を禁止するもの したがって 本源的に税額が発生しないこととなります 課税免除: 地方税法に基づく課税禁止措置ですが その措置を発動する際には 地方団体の長の承認 指定などが要件となっているもの 減免 : いったん正規に生じた税額を地方団体の長の判断により 減額するもの また 償却資産については この制度の対象外とされていますが 以下の理由から 地方税法第 367 条等に基づく個別の減免による対応が適切と考えられたためです 土地 家屋と異なり 償却資産の課税については納税義務者数が少なく 個別の減免による対応が容易と想定されること 償却資産には 移動するものもあり 定置場と実際の使用場所が異なりうるものであることから 特定の区域を指定して一律の課税免除を行う仕組みになじみ難いこと 償却資産の申告に当たっては 課税実務上支障のない限り 詳細な所在地の申告を求めていない運用となっていること ( 実務上 市町村内のどこに所在しているかまで申告を求めていない事例が多い ) さらに 例えば 液状化現象によって被害を受けた地域など 津波被災区域以外にも 今回の大震災によって大きな被害を受けている地域もありますが そのような地域についても 本制度の対象とすべきではないか という考え方もありえますが この点については 津波被災区域については 上述のとおり 区域内の土地 家屋のほとんど全てが滅失 損壊 使用不要となったことに加え 課税庁である市町村の行政機能も大きく損なわれている一方 津波被災区域以外の区域内の被害は 地盤の状況などによって 個々の資産毎に被害の態様が様々である ことから 法律で一定の要件を定めて課税免除を行う仕組みは不適当であり 例えば 液状化現象によって被害を受けた地域については 個々の資産の被害実態に応じ 市町村の判断で柔軟に減免措置を講じることが適切と判断されたところです 2 代替資産の特例等今回の東日本大震災による未曽有の被害発生を受け 被災地域の復旧 復興を支援するために必要な税制上の措置の一つとして 平成 7 年の阪神 淡路大震災発生時に講じられた特例措置を踏まえて土地や家屋などの代替資産に対する特例など 固定資産税 都市計画税に係る特例を設けることとされたところです 特例を講じるにあたっては 今回の東日本大震災による甚大な被害が 極めて広範囲に及んでいることや 津波によりいくつかの市町村において壊滅的な被害を受けていることなど 阪神 淡路大震災における被害とは様相を異にしている部分もあることも踏まえ 当時の特例に必要な変更を加えているところです 以下 今回設けることとした代替資産の特例等について順次説明します ( 資料 7) ⑴ 被災住宅用地の特例現行の固定資産税制度においては 住宅政策上の観点から 専ら人の居住の用に供する専用住宅又はその一部を人の居住の用に供する一定の併用住宅の敷地の用に供されている土地 ( 住宅用地 ) について 小規模住宅用地部分は固定資産税の課税標準を価格の6 分の1の額 都市計画税の課税標準を価格の3 分の1の額とし 小規模住宅用地以外の住宅用地の部分は 固定資産税の課税標準を価格の3 分の1の額 都市計画税の課税標準を価格の3 分の2の額とする特例措置 ( 住宅用地特例 ) が講じられています ( 地法 349の3の2 702の3) この住宅用地特例は 原則として賦課期日の現況において現に住宅の存する土地をもって 868

25 ( 資料 7) 固定資産税特例制度比較表 ( 阪神 淡路大震災との比較 ) 阪神 淡路大震災 特例創設時 阪神 淡路大震災 拡充後 東日本大震災 (H23) 課税免除 津波により被害を受けた区域に所在する土地及び家屋について 平成 23 年度分の課税を免除 被災住宅用地の特例 ( 住宅用地とみなす ) 被災後 2 年度分平成 21 年度分まで 被災後 10 年度分 被災代替住宅用地の特例 ( 住宅用地とみなす ) 取得期間 :10 年間 適用期間 :3 年度分 取得地域 : 限定なし 被災代替家屋の特例 取得期間 : 約 3 年間 (H ~ H10.1.1) 適用期間 :3 年度分 特例 : 税額の 2 分の 1 を減額 取得地域 : 限定なし 取得期間 : 約 15 年間 (H7.1.17~H ) 適用期間 :6 年度分 特例 : ( 最初の4 年 ) 税額の2 分の1 を減額 ( その後 2 年 ) 税額の3 分の1 を減額 取得地域 : 限定なし 取得期間 : 約 10 年間 (H ~H ) 適用期間 :6 年度分 特例 : ( 最初の4 年 ) 税額の2 分の1 を減額 ( その後 2 年 ) 税額の3 分の1 を減額 取得地域 : 限定なし 被災代替償却資産の特例 取得期間 : 約 3 年間 (H ~ H10.1.1) 適用期間 :3 年度分 特例 : 課税標準を 2 分の 1 取得地域 : 限定なし 取得期間 : 約 5 年間 (H7.1.17~H ) 適用期間 :3 年度分 特例 : 課税標準を 2 分の 1 取得地域 : 限定なし 取得期間 : 約 5 年間 (H ~H ) 適用期間 :4 年度分 特例 : 課税標準を 2 分の 1 取得地域 : 災害救助法適用市町村 ( 東京都は除外予定 ) 表中 は法律上の特例制度なし 平成 9 年 12 年 17 年度改正において順次延長 住宅の敷地の用に供する土地 と判定されるものとしているため 住宅が滅失 損壊のため取り壊された場合に 住宅が再建されていなければ住宅用地として認定できないことから 課税標準の特例措置の適用がはずれ 税額が増加することとなります そこで 現行の地方税法では 災害により滅失 損壊した住宅の敷地の用に供されていた土地のうち市町村長が認めたものに係る固定資産税及び都市計画税について 被災後 2 年度分は 当該土地を住宅用地とみなして住宅用地特例が適用できることとされています ( 地法 349の3 の3) この規定は 阪神 淡路大震災時に設けられた特例が他の災害にも適用されるように一般化されたものであり 能登半島地震や新潟県中越沖地震が発生した際には この規定による特例が適用されているところです しかしながら 今回の東日本大震災は未曽有の大災害であり 災害の被害が甚大かつ広域的であることや 被 869

26 災した住宅の再建には相当の日数を要し計画的な再建を支援する必要があることから この特例の適用期間を被災後 10 年度分 ( 平成 24 年度分から平成 33 年度分 ) とする新たな特例を設けることとされました すなわち 東日本大震災により滅失 損壊した家屋の敷地の用に供されていた土地で平成 23 年度分の固定資産税について住宅用地特例の適用を受けたもの ( 被災住宅用地 ) のうち 家屋又は構築物の敷地の用に供されている土地以外の土地について 平成 24 年度から平成 33 年度までの各年度に係る賦課期日において住宅用地として使用することができないと市町村長が認める場合に限り 当該土地を住宅用地とみなして 課税標準の特例措置等の地方税法の規定を適用することとされました ( 地法附則 561) この特例の適用を受ける者については 政令で定めることとしており 具体的には 震災発生時の所有者 及び 震災発生時の所有者から相続等の法的根拠に基づき震災後に当該土地を取得した者 すなわち 1 平成 23 年度に係る賦課期日における被災住宅用地 ( 共有持分を含みます 以下同じ ) の所有者 2 平成 23 年 1 月 2 日から同年 3 月 10 日までの間に被災住宅用地の全部又は一部を取得した者 3 1 又は2に掲げる者が個人である場合において 平成 23 年 3 月 11 日以後にその者についての相続によりその者が所有していた被災住宅用地の全部又は一部を取得した者 4 1 又は2に掲げる者が個人である場合において 平成 23 年 3 月 11 日以後にその者から被災住宅用地の全部又は一部を取得した その者の三親等内の親族 (3にあたる場合を除きます ) 5 1 又は2に掲げる者が法人である場合において 平成 23 年 3 月 11 日以後に当該法人をその当事者とする合併又は分割により当該法人が所有していた被災住宅用地の全部又は一部 を取得した法人と規定しているところです ( 地令附則 331) なお 本特例の適用を受けようとする者は 当該市町村の条例の定めるところにより その旨を申告することとなります ( 地法附則 565) また 使用することができないと市町村長が認める場合 については 瓦礫等の処理の進捗 土地を巡る権利関係の調整 法令に基づく建築制限 経済的事情など 個別の事情を市町村長が判断することになります なお 賦課期日において家屋又は構築物の敷地の用に供されている土地については 通常どおり地方税法第 349 の3の2の規定に沿って住宅用地の特例の適用が判断されることとなります ( 資料 8) 1 被災住宅用地に共有関係の変更があった場合の取扱い資産を共有している場合には 共有者を全体として一の所有者とみなして連帯納税義務が課されています ( 地法 10の2) 共有者の一部が入れ替わった場合には当該 所有者 が変わったことになるため 共有関係にある固定資産について 一部の共有者がその持分を譲渡すると 残りの持分を有する共有者については何ら当該固定資産に対する支配の関係に変更がないのにもかかわらず 特例の対象として政令で定める範囲に読み込めなくなってしまう事態が発生します そこで このような被災住宅用地に共有関係 ( 共有者の構成や共有割合等 ) の変更があった場合について 本特例の適用に関しての不都合が生じないよう所要の措置がなされたところです ( 地法附則 562 4) これらは 現行の災害特例の規定 ( 地法 349の3の3 352の2) においても同様の措置がなされていることに沿ったものです 2 土地区画整理事業の施行に係る仮換地等の指定があった場合の取扱いまた 土地区画整理事業の施行に係る土地について 仮換地等の指定があり 当該仮換地等において従前の被災住宅用地の所有者に 870

27 課税される場合 ( 地法 3436) についても 当該仮換地等において住宅が再建されるまでの間は 被災者の税負担に配慮する観点から 当該仮換地等を被災住宅用地とみなして 課税標準の特例等の地方税法の規定や上述のような共有関係に変更があった場合の手当の規定を適用することとされました ( 地法附則 ) これらについても 現行の災害特例の規定 ( 地法 349 条の3の3 352の2) において同様の措置がなされていることに沿ったものです ⑵ 被災代替住宅用地の特例今回の東日本大震災においては 津波により大きな被害が発生した点で 阪神 淡路大震災と大きく様相が異なっています 被災者においては 面的に建造物のすべてを流し去ってしまうという津波災害の特質から 被災前の住地以 外の場所に移住せざるを得ないというケースが多く想定されることに加え 津波による被災地の復興には相当の時間を要するため それまでの間 別の地域に異動して生活再建を図ることも考えられます 被災者に対する税制上の支援を考えるにあたり これらの津波災害の被災者が被災地以外の地方団体に代替住宅を取得する場合にあっては 法律の根拠なく当該地方団体の個別減免で対応することは困難なケースもありえることから 被災代替住宅を建てようとして土地を取得した者が実際に住宅を建築するまでの一定期間について 当該取得した土地を住宅用地とみなして課税することとする 被災代替住宅用地の特例 を今回新たに設けることとされました すなわち 被災住宅用地の所有者等が 平成 23 年 3 月 11 日から平成 33 年 3 月 31 日までの間に当該被災住宅用地に代わるものと市町村長が認 871

28 める土地を取得した場合において 当該取得された土地で新たに固定資産税及び都市計画税が課されることとなった年度から3 年度に係る賦課期日において家屋又は構築物の敷地の用に供されている土地以外の土地に対して課する固定資産税及び都市計画税については 当該取得された土地のうち被災住宅用地に相当する土地を住宅用地とみなして 課税標準の特例措置等の地方税法の規定を適用することとされました ( 地法附則 5610) この特例の適用を受ける 所有者等 については 以下のとおり政令で定められています ( 地令附則 3311) 1 被災住宅用地の所有者 2 1に掲げる者が個人である場合のその者の相続人 3 個人である1に掲げる者の三親等内の親族 で 代替取得した土地の上に新築される家屋に同居する予定であると市町村長が認める者 4 1に掲げる者が法人である場合において イ. 当該法人が合併により消滅したときにおける合併後存続する法人又は合併により設立された法人 又はロ. 当該法人が分割により被災住宅用地に係る事業を承継させたときにおける分割承継法人なお 当該特例の適用を受けようとする場合には 被災住宅用地及び特例を受けようとする土地に関する事項等を記載した書類及び被災住宅用地に存した住宅が東日本大震災により滅失 損壊したことを証する書類等を市町村長に提出しなければなりません ( 地令附則 3320 地規附則 2411)( 資料 9) 872

29 ⑶ 被災代替家屋の特例今回の東日本大震災により多数の人々が住宅を失い また多くの事業者が工場 店舗等の事業用建物について滅失 損壊の被害を受けており 住宅や事業用建物の再建を促進し 地域の生活 生産基盤の復旧に資するため 滅失 損壊した家屋の所有者等が 旧家屋に代わる家屋を取得等した場合に 当該家屋に対して課する固定資産税及び都市計画税について 減額措置を講じることとしています すなわち 東日本大震災により滅失 損壊した家屋の所有者等が平成 23 年 3 月 11 日から平成 33 年 3 月 31 日までの間に当該滅失 損壊した家屋に代わるものと市町村長が認める家屋を取得し 又は改築した場合における当該家屋に対して課する固定資産税及び都市計画税について 特例の適用を受ける部分 ( 被災家屋の床面積相当分に相当する部分 ) に係る税額を最初の4 年度分 2 分の1 その後の2 年度分 3 分の1 減額する特例措置を講じるものです ( 地法附則 5611) この特例の適用を受ける 所有者等 については政令で以下のとおり定められています ( 地令附則 3314) 1 被災家屋の所有者 2 1に掲げる者が個人である場合のその者の相続人 3 当該代替家屋に個人である1に掲げる者と同居するその者の三親等内の親族 4 1に掲げる者が法人である場合において イ. 当該法人が合併により消滅したときにおける合併後存続する法人又は合併により設立された法人 又はロ. 当該法人が分割により被災住宅用地に係る事業を承継させたときにおける分割承継法人また この特例の適用を受ける部分 ( 被災家屋の床面積相当分に相当する部分 ) に係る税額については 政令で定めるところにより算定されることとされており その額は 1 特例適用家屋に係る固定資産税額 ( 地方税 法附則第 16 条に規定する新築住宅の減額 市街地再開発事業の施設建築物の減額等 他の減額の特例を受ける家屋であるときは それらの特例の適用後の額 ) 又は都市計画税額に対して 2 滅失 損壊した家屋の床面積を当該特例適用家屋の床面積で除して得た数値 ( 当該数値が1を超える場合は 1) をそれぞれ乗じて得た額とされています なお この場合に 特例適用家屋又は滅失 損壊した家屋が区分所有家屋である場合の床面積は 当該区分所有者が所有する専有部分の床面積 ( 共有部分がある場合には その部分の床面積をこれを共用すべき各区分所有者の専有部分の床面積の割合により配分した後の床面積 ) とすることとされています ( 地令附則 3315) なお 当該特例の適用を受けようとする場合には 滅失 損壊した家屋及び特例を受けようとする家屋に関する事項等を記載した書類及び被害を受けた家屋が東日本大震災により滅失 損壊したことを証する書類等を市町村長に提出しなければなりません ( 地令附則 3320 地規附則 2411)( 資料 10) ⑷ 被災代替償却資産の特例今回の東日本大震災により 事業活動に不可欠な生産設備等の償却資産が滅失 損壊するなど 事業者にとっての被害は極めて甚大であり これら被災事業者の再建及びそれを通じた地域経済の復旧 復興に資するため 滅失 損壊した償却資産の所有者等が 旧資産に代わる償却資産を取得等した場合に 当該償却資産に対して課する固定資産税について 課税標準の特例措置を講じることとされました すなわち 東日本大震災により滅失 損壊した償却資産の所有者等が 災害救助法が適用された市町村の区域内に 平成 23 年 3 月 11 日から平成 28 年 3 月 31 日までの間に 当該滅失 損壊した償却資産に代わるものと市町村長が認める 873

30 償却資産を取得し 又は改良した場合における 当該償却資産に対して課する固定資産税の課税標準を4 年度分その価格の2 分の1の額とする特例措置を講じるものです ( 地法附則 5612) この特例の適用を受ける 所有者等 については 政令で以下のとおり定められています ( 地令附則 3317) 1 被災償却資産の所有者 2 被災償却資産が地方税法第 342 条第 3 項の規定により共有物とみなされたものである場合における当該被災償却資産の買主 3 1 又は2に掲げる者が個人である場合のその者の相続人 4 1に掲げる者が法人である場合において イ. 当該法人が合併により消滅したときにおける合併後存続する法人又は合併により設立された法人 又はロ. 当該法人が分割により被災住宅用地に係る事業を承継させたときにおける分割承継法人 本特例が適用される場合を災害救助法が適用された市町村の区域内において取得等をする場合に限定をしているのは 本特例が被災地域の事業の復興を後押しすることを目的としているためです すなわち 被災地域の復興のためには 被災した企業が 被災前に所在した地域において再建することが望ましいと考えられ 被災した自治体からも 被災した企業が被災区域外に離散していくことを危惧し 従来の地域での再建を要望する声があがっていることを踏まえ 取得対象地域に要件を設けることとされました 三宅島火山 能登半島地震 新潟県中越沖地震といった過去の災害発生時の特例においても 同様に取得対象地域の限定をしているところです なお 被災代替家屋の特例については 今回の津波による被害の特質や被災者支援の観点を考慮し 被災者が生活再建を行う地域の限定をしていません 当該特例の適用を受けようとする場合には 874

31 滅失 損壊した償却資産及び特例を受けようとする償却資産に関する事項等を記載した書類及び被害を受けた償却資産が東日本大震災により滅失 損壊したことを証する書類等を市町村長に提出しなければなりません ( 地令附則 3320 地規附則 2411)( 資料 11) 3 期日の延長今回の東日本大震災は未曽有の大災害であり 被害が甚大かつ広範なものであることから 被災地域の市町村においては 価格の決定等の課税事務を法に定めた期限までに行えないことが想定されますが 現行法上 こうした法に定められた期限についての例外は明示的に認めていません 課税事務の実例上は 仮に止むを得ない事情に より法に定められた期限である3 月 31 日までに価格等の決定が行えないとしても 直ちにその後の課税行為が違法となるものではないと解されているところですが 今後も大規模災害等により同様の事態の発生があり得ることから 今回の東日本大震災を受けた法令改正において 災害等の特別の事情がある場合には期限を延長することができる旨の例外規定を明記することとされました 具体的な対象事務は 道府県知事又は総務大臣の評価の権限等 ( 地法 389) 固定資産の価格等の決定等 ( 地法 410) 土地価格等縦覧帳簿及び家屋価格等縦覧帳簿の作成 ( 地法 415) 道府県知事に対する固定資産の価格等の概要調書の送付 ( 地法 418) 大規模の償却資産の価格等の決定等( 地法 743) です 875

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