相互行為における不同意の会話分析研究 ―マルチモダリティの視点から―

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1 相互行為における不同意の会話分析研究 マルチモダリティの視点から 日本語教育学分野 M1 詹暁嫺 1

2 1. はじめに 日常の会話では しばしば不同意という行為が遂行される しかしながら 次に同意が期待される先行発話に対して不同意を行うのは Brown and Levinson(1987) のポライトネス理論から考えると 相手のポジティブ フェイスを脅かす行為である したがって 不同意を行うには 対人関係に配慮して様々に工夫する必要がある こうしたことから 本研究では 会話分析の手法を用いて 日常会話において 行われている不同意の行為を考察する 2

3 不同意の定義 本研究では 不同意をある物事に関して参与者が異なる評価を与えたり ある事柄に対して参与者が違う意見をしたりする行為とする 不同意の対象 意見 評価 3

4 マルチモダリティの視点とは 本研究では C. Goodwin と M. Goodwin が提唱したマルチモダリティの視点に従って 日本語の会話で不同意のターンにおける言語的特性のみならず 身体動作や表情などの非言語的特性も考察の範囲に入れて分析を行う 4

5 2. 先行研究 2.1 同意 不同意と選好組織に関する先行研究 Pomerantz(1984) はアメリカ人による自然会話を分析し 参与者たちが同じにアクセスできるある事柄に対して 一致することを同意とし 一致しないことを不同意としている 同意が 選好される (preferred) 場面で同意を示す際には 早いタイミングで 簡潔に 直接的な肯定応答で発話がなされるのに対し 非選好 (dispreferred) としての不同意行為が遂行される前には 沈黙 修復の開始 言い淀み 弱い同意などを用いた すなわち前置きのような何らかの手続きによって 発話の産出を遅らせる工夫がなされていると結論付けている 5

6 不同意の例 1: 01 A: おいしいですね. ( 第一評価 ) 02 (0.5) 沈黙 03 B: う :::: ん, そうでもないかも. ( 第二評価 ( 不同意 )) 言い淀みモダリティ表現による間接的な言い方 上記の例に示すように 不同意の場合は, 沈黙や言い淀み 間接的な言い方などが挟まれる形で 産出されることが観察されている 6

7 不同意の例 2 (( この断片の直前で ユキがマリコに翻訳の仕事をするか聞いている )) 01 マリコ : 翻訳はやらない. 02 ユキ : ああそうで [ すか :?] 03 マリコ : [ う :::]:: ん. 04 あれはねえ :::[:: う ::]::: ん..hh > 面白くない.< ( 第一評価 ) 05 ユキ : [ う ::: ん ] 06 (0.3) 07 ユキ : - > 面白くない :?= ( 上昇調で第一評価の評価語を繰 り返して修復することによる不同意 ) 08 マリコ : - > => だってそうじゃない,< 09 - > 机に向かってただ [: (.).hhh 原稿見て ]:::, 10 ユキ : [ まあ :, それはそうだけど.] 修復の開始による不同意ターンの組み立て ( 会話分析入門 ) 7

8 2.2 同意に関する先行研究 杉浦 (2011) はマルチモダリティの視点から 日常会話における強い同意ターンを考察している 相互行為の参与者は 直前の話者によって開始された評価活動に対して その瞬間に利用可能な言語的な資源 プロソディー 表情や身体動作といった非言語的な資源と強く関わり合って 強い同意 という行為を認識可能にさせる現象を記述している また 中村 (2011) は話し手がある事柄に対する見解の核心を明示した直後に 聞き手との間に 交渉空間 を作って 聞き手の反応による主張や態度の調整を再開した発話のデザインに反映させると論じている 8

9 2.3 不同意に関する先行研究 Brown and Levinson のポライトネス理論に基づいた研究 王 (2013) はポライトネスの観点から 日本人と中国人による日中両言語における不同意表明の仕方を比較して考察している 堀田 (2014) は中間言語語用論の観点から 不同意 発話行為において 主に学習者が用いたストラテジー また 母語話者との間で見られる差異 さらに 差異が生じた原因という研究課題について探求している 張 (2017) はジェンダーの観点から 日韓男女同性間の会話における不同意会話の参加者が互いにどのように配慮し 不同意 を解決していくのかを分析している 9

10 サックスらの会話分析の手法に基づいた研究 大塚 (2005) は会話分析の手法で 主に言語形式から日本人大学生によるグループ討論を分析している 不同意の仕方には でも のようなターンの始まりに生じるマーカー 受け入れ + けど + 不同意 のようなターンの中に生じるマーカー また 特に何のマーカーもないという 3 つの仕方があることを示している Hosoda(2009) は二人の話者による日本語会話において 会話参与者が言語及び非言語の相互行為的資源や文法的資源に基づいて この後で遂行される話し相手の不同意が投射される それによって不同意の希釈または 回避が行われるという現象を記述している 10

11 2.4 先行研究の問題点 先行研究から見ると 相互行為における同意の会話分析研究には多くの蓄積がある これに対して 不同意に関する研究では Brown and Levinson(1987) のポライトネス理論の観点からの考察が多くなされ 会話分析そのものの手法での分析研究はまだ十分に見当たらない 従って 先行研究を踏まえて 本研究ではマルチモダリティの視点から 日本語の会話において不同意はいかに相互行為の参与者に構成され理解されるのかを解明する 11

12 3. 研究目的と研究課題 本研究では マルチモダリティ (multimodality) の視点から 相互行為における不同意という行為はどのようにして 人々に構成され理解されるのかを明らかにすることを目的とする 本研究の課題を以下の 2 点にまとめる i. 参与者はどのようにその瞬間に利用可能な言語形式 音声 身体動作 表情などのあらゆる資源を利用して 不同意という行為を組み立てるのかを解明する ii. 日本語における 不同意の強さ が 進行中の相互行為のなかでどのように可視化され 認識可能になっていくのかについて考察する 12

13 4. 研究方法 4.1 事前アンケート調査 本研究において 研究目的に応じて 会話データを収録する際には 事前に参与者にアンケート調査を行う アンケート調査を通じて主に参与者たちの共通話題を明らかにする アンケート調査において以下のような質問を立てる 13

14 アンケート調査の問題 :( 自由回答 ) 1. 友達との間でよく話す話題は何ですか?( 例えば : グルメ 旅行 スポーツ 俳優についてなど ) 2. 関心を持っていることは何ですか?( 例えば : 読書 映画 政治についてなど ) 3. アルバイト ( 仕事 ) をしていますか? または これまでに ( 仕事 ) アルバイトをしたことがありますか? ある場合 どのようなアルバイト ( 仕事 ) ですか ( 例えば : お店の店員 会社員 日本語学校の先生についてなど ) 14

15 4.2 録音 録画 本研究では 2 4 人による会話を収録する予定である 収録時間は合計 10 時間程度で 必要に応じて調整する 協力者はお互いに友人関係にある日本人とする 4.3 データの書き起こし 収録したデータに不同意が含まれた断片を特定し 日本語の会話分析用のトランクスクリプト記号に基づいて書き起こしをする 15

16 4.4 収録したデータの分析 収録したデータ及び文字化した断片に基づき ある事柄に対する意見 評価の不同意を示す先行発話 不同意ターン 不同意を示された話し手の反応を分析する また その反応の後に不同意を行った話し手がなんらかの反応をすれば それも考察の範囲に入れる 以上の手順で分析を行う 16

17 6. 参考文献 Pomerantz(1984). Agreeing and disagreeing with assessments: some features of Preferred/dispreferred turn shapes. In Atkinson,J.M.,& Heritage,J.(Eds.) Structures of Social Action.Cambridge: studies in conversation analysis. Cambridge Univesity Press.pp Brown, P. & Levinson, S. (1987). Politeness: Some universals in language use. Cambridge : Cambridge University Press. ( 田中典子監訳 (2011) ポライトネス 言語使用におけるある普遍現象 研究社.) 大塚淳子 (2005) 不同意の表明 日本人大学生の場合 日本語 日本文化 31: Hosoda (2009). Diluting Disagreement in Japanese Conversation. JINBUN KENKYU: KANAGAWA DAIGAKU JINBUN GAKKAI,169:

18 杉浦秀行 (2011) 強い同意 はどのように認識可能となるか 日常会話における同意ターンのマルチモーダル分析 社会言語科学 14(1):20-32 中村香苗 (2011) 会話における見解交渉と主張態度の調整 社会言語科学 14(1):33-47 王萌 (2013) 日本人と中国人の不同意表明 : ポライトネスの観点から. 花書院. 堀田智子 (2014) 中国人日本語学習者の 不同意 行為 中間言語語用論の観点から 東北大学国際文化研究科博士論文 張允娥 (2017) 友人同士の自由会話におけるポライトネス ストラテジー 同性間の会話からみる日韓差とジェンダー 阪大日本語研究 29:

19 ご清聴 ありがとうございました 19

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