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ちえこえんの
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1 JA 全農長野県本部 SPF 繁殖センター JA 大北はくばはくばアルプスアルプス農場環境対策経過 ( 平成 20 年 2 月現在 ) JA 全農長野 JA 大北

2 豚舎臭気対策 SPF 豚農場における臭気対策について時期内容 H15 年飼料にニオワン菌を添加 4 月飼料に脱臭資材添加 ( セナ酵母 ) 臭気軽減効果不明のため 1 年継続後中止 5 月飲料水に天然腐蝕土 ( ヒューマス ) 添加臭気軽減効果を確認するため継続中 - 1 -

月豚舎排気ファンの臭い除去装置の試験 ( 明和工業 ): 水シャワー脱臭装置のテストプラント建屋で囲ったため臭気漏れは大幅に改善された

3 H15 年 4 月 6 月豚舎排気ファンをネットで覆い水散布臭いを含む埃の除去及び臭気軽減効果はある排水及びネットの汚れネットで覆えない部分からの臭気漏れが多く排気の捕集方法を検討することとした H15 年 11 月から現行の水シャワー脱臭装置へ移行 4~5 月豚舎排気ファンの臭い除去装置の試験 ( 明和工業 ): 水シャワー脱臭装置のテストプラント建屋で囲ったため臭気漏れは大幅に改善されたイニシャルコスト高と水の確保( 全豚舎に設置した場合 ) が課題であったが 1 ヶ月間の試験の結果臭気軽減効果があるため導入することとした - 2 -

4 H15 年 7 月種豚舎床下及び排気ファンに木酢液散布木酢液散布時はアンモニア分解とマスキング作用で臭気軽減効果はある ( 現在は他の消臭資材も検討中 ) 8 月豚舎内に消臭剤散布 (OM 酵素を細霧装置で定期散布 ) 散布時は効果あるが持続性に問題あり夏場の短期間実施したが中止 8 月分娩 ( 管理棟側 ) 離乳舎 ( 北側 ) の排気ファン通路に酢酸及び木酢液を自然点滴通路内の臭気が酢酸臭及び木酢臭に変わる ( 豚舎排気ファンからの臭いも若干変化ある ) 大きな臭気軽減効果は無いと判断し試験終了 - 3 -

やアンモニア臭の軽減効果がある ( 現在も継続中 ) H15 年堆肥舎内へ EM

5 H15 年 8 月種豚舎 ( 北側 ) 分娩舎 ( 南側 ) 排気ファン個所の姫川側に防風ネット設置景観の改善 11 月豚舎排気ファン脱臭装置の設置 ( 水シャワー脱臭装置 ) H15 年 4~5 月にテストした装置を導入したもの換気のために豚舎から排出される空気に水でシャワーリングすることにより粉塵やアンモニア臭の軽減効果がある ( 現在も継続中 ) H15 年堆肥舎内へ EM 菌を散布 11 月 EM 菌培養室設置臭気軽減効果は不明だが継続中併せてEM 菌を常時使用できるよう培養室も整備した ( 現在も使用中 ) - 4 -

6 H16 年 5 月 SP ハーモニーウォーター ( 活性水 ) を飲水投与臭気軽減効果不明のため半年で中止河川水の濾過に対するコストが増大した 8 月河川より水を引き込み水量を増加させ脱臭効率を高めた離乳舎へ活性水散布臭気軽減効果が認められず中止 - 5 -

7 H16 年 8 月肥育豚舎内へ EM 菌散布大きな効果は認められないものの継続中 - 6 -

H17 年 5 月においセンサーによる臭気測定器導入臭気の強弱をモニターするための測定が可能となった 7 月農場の畜産環境対策マニュアルの策定作業のマニュアル化により不手際による悪臭発生を防止 12 月消臭液材の豚舎散布実験 (~H18 年 8 月 ) H17 年 12 月以降 H18 年 8 月にかけて 7 種類の消臭液剤を散布実験した ( 豚舎の床下

8 H17 年 5 月においセンサーによる臭気測定器導入臭気の強弱をモニターするための測定が可能となった 7 月農場の畜産環境対策マニュアルの策定作業のマニュアル化により不手際による悪臭発生を防止 12 月消臭液材の豚舎散布実験 (~H18 年 8 月 ) H17 年 12 月以降 H18 年 8 月にかけて 7 種類の消臭液剤を散布実験した ( 豚舎の床下水シャワー脱臭装置の排気に散布 ) H18 年 2 月離乳舎で消臭粉剤の実験を行った離乳舎床下へ消臭粉剤を1 日 3 回散布した ( 約 2 週間 ) 資材に石鹸臭があり豚舎内もいくらか石鹸臭が感じられたが水シャワー脱臭装置からの排気には変化が見られなかった環境技術センターに依頼して臭気調査を実施したが臭気指数に変化はなかったため効果なしと判断し導入は見送った - 7 -

月消臭液剤製造装置のデモ機を離乳舎に設置し離乳舎床下に散布開始 H17 年 12

9 3~7 月水シャワー脱臭装置排気への消臭液剤散布実験 1 水シャワー脱臭装置排気口をハウスで覆いハウス内に散布する方法を試した散水ノズル 2 ハウス内の散布に加え脱臭装置の排気口直上からの散布を併せて試したハウスを設置しない方が排気と噴霧した資材が良く馴染むようであるためこの方式を採用することとした H18 年 3 月消臭液剤製造装置のデモ機を離乳舎に設置し離乳舎床下に散布開始 H17 年 12 月からの散布実験の結果臭気軽減効果があると思われたためデモ機を設置して散布を続けた現在は機械をリースで導入して継続中 - 8 -

炭への臭気吸着効果が認められたため現在も使用中 H18 年 5 月 EM 菌による消臭効果の検討

10 3 月 ~ 炭化物フィルターによる脱臭の検討離乳舎排気の臭気を炭に吸着させて軽減する装置離乳舎南妻面の排気ファン全てに炭化物脱臭装置試験機を設置した 3/24 3/30に臭気調査を行った炭への臭気吸着効果が認められたため現在も使用中 H18 年 5 月 EM 菌による消臭効果の検討 EM 菌培養液を肥育豚の飲み水に添加し菌の効果で糞尿の臭気を軽減する試みを開始し現在も継続中 - 9 -

11 6 月飼料の変更糞尿からのアンモニア発生を軽減するため飼料を窒素成分 ( タンパク質 ) を抑えた物に変更した H18 年 7 月炭フィルター脱臭装置の設置肥育豚舎の側面に炭フィルター脱臭装置を設置した 8 月消臭資材の散布散布風景

12 薬品資材肥育豚舎の水シャワー脱臭装置排気口すべてにノズルを配管し消臭剤散布を開始し現在も使用中 (H17 年 12 月以降の散布実験により効果があると思われた資材を選択して使用している H18 年 8 月水供給調整水槽の設置肥育豚舎の水シャワー脱臭装置への調整水槽を設置した沢水取水時のトラブル ( 配管内への泥の詰まり) を防止及び沢水の渇水期の水量安定を図ることが目的

13 8 月炭フィルター脱臭装置の設置より高い臭気軽減効果を得るため箱内に補助ファンを設置した改良型脱臭箱を種豚舎及び離乳舎の側面に設置した H19 年 6 月脱臭ボックスの設置および防臭ネットとパネルによる密閉肥育舎の両側に設置水脱臭装置による一次処理 ( アンモニア及び粉塵 ) を行い獣臭を軽減するために二次処理として炭脱臭ボックス内部より脱臭された空気が排出される脱臭効果を高めるために防臭ネットおよびパネルによる側面の密閉を行った

堆肥舎臭気対策時期内容 H15 年専属作業員の増員と攪拌時間堆肥舎開閉の調整 3 月 1 名増員したため

気泡コンクリートへ変更 ) 密閉度は改善され脱臭フード内の臭いは吸引している ( 堆肥舎内部全体を吸引で

14 堆肥舎臭気対策時期内容 H15 年専属作業員の増員と攪拌時間堆肥舎開閉の調整 3 月 1 名増員したため状況変化への対応が可能となった 4 月脱臭装置の密閉度改善 5 月脱臭槽の資材取替え ( モミガラ気泡コンクリートへ変更 ) 密閉度は改善され脱臭フード内の臭いは吸引している ( 堆肥舎内部全体を吸引できる構造ではない ) 6 月ホクト産業のエリンギ廃培地利用中止 ( 開場時より使用していた水分調整材 ) 嫌気発酵による悪臭は抑制されている 7 月木酢液を堆肥舎内散布 ( 手動 ) 散布時はマスキングによる軽減効果があるため継続中 H16 年各種微生物資材の投入実験 ( 光合成細菌バチルス菌 3 月放線菌 ) 臭気軽減効果不明のため試験終了

月籾殻の薫煙によるマスキングを実施効果は認められたが作業者に影響を及ぼすため中止堆肥製造過程の見直し

15 11 月人工ゼオライトを活用した脱臭剤の試験コスト的に問題あり導入見送り堆肥の自動搬送装置を設置堆肥舎北側シャッターの開閉をなくして臭気漏れを低減施設周辺への堆肥の飛散防止 12 月籾殻の薫煙によるマスキングを実施効果は認められたが作業者に影響を及ぼすため中止堆肥製造過程の見直し発酵槽投入時の容積重調整を徹底し嫌気発酵による悪臭を抑制した H17 年堆肥の比重測定 3 月測定用機材の購入堆肥の水分と発酵状況の把握のため随時測定中

16 H18 年 5 月堆肥化原料の外部への搬出堆肥化の原料を外部へ搬出し夏場の農場内堆肥舎での堆肥化作業を休止している 8 月簡易堆肥製造バッグタヒロンによる堆肥化試験堆肥化原料を専用バッグに詰め込み静置して堆肥化する試験を行っている堆肥の供給先でこのバッグを保管できる場所があればその分だけ堆肥化原料を外部へ搬出することができる

17 H19 年 6 月炭脱臭装置の運転開始堆肥舎全体を密閉化して炭による脱臭により臭気濃度を低減させ集落への臭気飛散を防止する堆肥舎外部への空気の流れ

18 浄化槽臭気対策時期内容 H15 年残さ室の臭気軽減対策 ( 曝気槽利用による脱臭 ) 4 月曝気槽で脱臭するが若干臭気漏れがあるため中止 5 月浄化槽上部の開口部を塞ぎ臭気飛散防止浄化槽上部の臭いは軽減されたため継続中

19 H16 年各種微生物資材の投入試験 ( 光合成細菌バチルス菌放線菌 ) 3 月臭気軽減効果不明のため試験終了 H17 年 4~5 月パネルフェンスの設置残さ室の密閉化景観の形成臭気の拡散防止のためパネルフェンスを設置した残さ室からの臭気漏れ防止のため残さ室を密閉化した 6 月ヤシガラ脱臭装置の設置内部外観残さ室からの臭気の飛散防止のため設置した現在も運転中 10 月尿マスでの予備曝気実施残さ室での硫化水素発生を軽減するため継続中

20 H18 年 8 月曝気槽開口部の臭気軽減対策浄化槽内の曝気糟の開口部からの臭気拡散を軽減するため開口部に蓋をしてビニールハウスで覆った 8 月尿マスの開口部に蓋を設置尿マスからの臭気飛散防止のため蓋を設置した

21 その他臭気対策時期内容 H15 年ニオイヒバの植樹 ( 農場敷地内 ) 5 月景観対策として実施 H16 年 10 月全自動気象観測装置を設置農場の微気象把握により臭気と風向等の相関関係を調査 (1 時間毎に測定 ) 測定項目 : 温度湿度風向風速気圧降水量環境対策ビデオの製作住民の皆さんに農場内の作業内容を知っていただくことによる透明性の確保が目的

22 H16 年 11 月ホームページの製作と公開環境対策の情報公開 H18 年 3 月駐車場周辺への植樹の実施 4 月姫川隣接地への植樹の実施

Microsoft Word - ⑨田辺臭気同時処理(P45-50)

Microsoft Word - ⑨田辺臭気同時処理(P45-50) 神畜技セ研報 No.1 2007 微生物脱臭装置と活性汚泥浄化槽による密閉型強制発酵装置排気の処理に関する試験 ( 1 田邊眞川村英輔加藤博美青木稔 1 柿市徳英 2 3 代永道裕神奈川県東部家保 2 日本獣医生命科学大学 3 ( 独 ) 畜産草地研究所 ) Studies on Treatment of Waste Gas from Composting Machine by Deodorization