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1 土壌充填処理による還元消毒法の開発 野村康弘 峯村晃 Development of the reduction-disinfectant method by soil packing into the bag. Yasuhiro Nomura and Akira Minemura. Summary The soil was mixed a wheat bran(the readily decomposable organic matter)about 1 to 2% by the weight ratio. It was packed into the manure bag and sealed after water was added above the field capacity. It was possible to have considered as the stable soil reduction state by keeping for three weeks. The weeds control and the manure effect were expected by decomposition of organic matters. It was considered the effective thing as the disinfection method of the seedling soil without agricultural chemicals. The quantity of readily decomposable organic matters were needed to examine by kind. The rice bran had a high rate of carbon, and a lot of nitrogen was consumed at the time of microbe decomposition. Therefore, nitrogen was less likely to be detected when the process was completed. Key Words:raising of seeding, soil reduction disinfectant method, organic. Ⅰ. 緒言近年の園芸ブームにより一般家庭においての菜園の取り組みも増え 農地を持たなくてもプランター等を利用した家庭野菜作りの普及も著しい しかしながら 家庭で簡単に用いることができる培土の消毒技術についての検討事例は少ない また 特別栽培農産物では 農薬によらない育苗培土の消毒技術の確立が必要である 本研究では土壌還元消毒法 2) を用いた 小規模栽培でも利用可能な育苗培土消毒技術の検討 開発を行った Ⅱ. 材料及び方法各試験については 当研究所中津川分室内の育苗ハウス内 ( 標高 390m) で 土壌条件は表層腐植質黒ボク土 ( 埴壌土 ) を用いて行った 試験 1 プランターを用いた 土壌還元消毒法 の適応効果 試験の構成試験試験米ぬか被覆湛水米ぬかを重量比 1% 混合後 湛水しビニル被覆 (9/14~) フスマ被覆湛水フスマを重量比 1% 混合後 湛水しビニル被覆 (9/18~) フスマ無被覆湛水フスマを重量比 1% 混合後 湛水のみ (9/24~) 対照湛水のみ (9/24~) 注 1) フスマは日清製粉製のものを用い 米ぬかは東美濃農協坂本支店のコイン精米機 ( 品種 : コシヒカリ ) から出たものを用いた 注 2) 各処理は3 週間行い プランターの底部から落水した後 自然乾燥を待ってから耕起した 試験は 2002 年 9 月 14 日から行い ほ場原土をプランター ( フ ランター 650) 当り 16kg 用い フスマ 米ぬかをそれぞれ重量比で 1%(160g) 混合した また プランターには事前に底部の排水用等の穴を塞いで漏水のない状態とした後 上部から灌水を行って土壌表面から 3 cmほど湛水できる状態とした その後 ビニル被覆処理を行うものについては直ちに行い 約 3 週間処理した 処理中の温 度調査については 育苗ハウス内気温と フスマ被覆還元において おんどとり ( ティアンドディ 製 ) を用いて調査した ( 処理後 2 週間のみ ) 各処理後は落水して十分土壌が乾燥した後 スコップにて耕起 整地した後 キュウリ ( 品種 北進 ( タキイ交配 ) ) をは種し その後の生育等を調査した 土壌微生物調査については 任意の期日に希釈平板法を用いて 土壌中の生菌数を調査した ( 糸状菌の検出にはローズベンガル培地を 細菌 放線菌の検出には YG 培地を 細菌のうちグラム陰性菌ならびにクリスタルハ イオレット耐性細菌の検出のため クリスタルハ イオレット加用 YG 培地を用いた ) また 試験に用いたフスマ 米ぬかの窒素ならびに炭素率を明らかにするために CN コーダを用いて全窒素率 全炭素率を求めた 土壌診断については 任意の月日に採土したものを風乾した後 土壌 ph EC 等を測定し 置換性塩基等については SPF-3( 富士平工業 ) を用いて調査した 試験 2 肥料袋を用いた 土壌還元消毒法 の適応効果フスマは試験 1 で用いたものと同じものを使用した 肥料袋は透明のもの (55 cm 40 cm ) 白色のもの (60 cm 43 cm ) を準備した 2002 年 9 月 24 日に ほ場原土に対しフスマを重量比で 1% 混合した後 各肥料袋に約 16kg の目安で袋詰めした その後 開口部をひもでしばり育苗ハウス内に 3 週間置床した 処理中の温度については おんどとり ( ティアンドディ 製 ) を用いて 透明と白色袋について計測した 各処理後は土壌をプランターにひろげ 十分乾 - 1 -

2 試験の構成試験 袋種類 処 理 透明混合充填湛水 透明 フスマ1% を土壌と混合し 湛水処理 透明混合充填散水 透明 フスマ1% を土壌と混合し 散水後袋詰め 透明混合充填 透明 フスマ1% を土壌と混合し そのまま袋詰め 透明充填湛水 透明 土壌をそのまま袋詰めし 湛水 透明充填 透明 土壌を袋詰めし 放置 白色混合充填湛水 白色 フスマ1% を土壌と混合し 湛水処理 白色混合充填散水 白色 フスマ1% を土壌と混合し 散水後袋詰め 白色混合充填 白色 スマ1% を土壌と混合し そのまま袋詰め 白色充填 白色 土壌をそのまま袋詰めし 湛水 無処理 - 10/17にほ場より採土し プランターに充填 注 ) 各処理は9/24に袋詰めした後 3 週間行い その後プランターにあけプランター内にて 耕起した 燥させた後に スコップにて砕土しながら混合 整地した その後 プランター試験と同様にキュウリをは種し その生育等の検討を行った 土壌微生物調査についてはプランター試験に準じ 任意の期日に希釈平板法を用いて 土壌中の生菌数を調査した また 土壌診断等についても プランター試験に準じた 試験 3 土壌充填による土壌還元処理を行った育苗培土の適応性検討 試験の構成 処 理 フスマ還元 調整土にフスマ1%( 重量比 ) 混合し コンテナ内で被覆湛水を3 週間処理 米ぬか還元 調整土に米ぬか1%( 重量比 ) 混合 コンテナ内で被覆 湛水を3 週間処理 対照 市販培土 ( 土太郎 ) 注 ) 調整土は ほ場原土にハ ーミキュライトとヒ ートモスの等量混合物を容量比で25% 混 合して調整した ほ場原土 ( 黒ボク土 ) にハ ーミキュライトとヒ ートモス ( 混合比 1:1) を 25%( 容量比 ) 混合し 調整土とした 各還元処理においては 市販のポリコンテナ (60 cm 30 cm 20 cm ) にポリフィルムを敷き 調整土を約 32kg 詰め 水を十分加えて湛水状態としてからフィルムで包み ハウス内に 3 週間静置 (2003 年 4 月 12 日 ~5 月 6 日まで ) した 処理後に土を広げて乾かしてから (1 週間程度 ) 12cm ポリ鉢に詰めた 対照には 市販の育苗培土 ( 土太郎 ) を用い 同様に 12 cmポリ鉢に詰めた 各ポリ鉢には トマト ( 品種 桃太郎 8( タキイ交配 ) 台木 がんばる根 ( 愛三種苗 ) ) は種 :4 月 17 日 ) の 72 穴セル接ぎ木苗を仮植 (5 月 14 日 ) し 育苗した 調査は各培土について 容積重 土壌 ph EC を測定し 置換性塩基 ( 石灰 苦土 加里 ) ならびに NH 4 -N NO 3 -N 有効態りん酸については SPF-3 により測定した 処理後の土壌酸化還元電位は 土壌を採土し 脱気水を加えて酸化還元電位計 ( 東亜電工製 RM-10P) で測定した ポットに移植した苗の生育について 6 月 6 日に生育調査を行った 試験 4 フスマ添加量を増加させた場合の土壌還元処理後の窒素発現 試験の構成処理ほ場原土にフスマ2%( 重量比 ) 混合し 袋内に充フスマ倍量填 3 週間処理対照ほ場原土にフスマ1%( 重量比 ) 混合し 袋内に充填 3 週間処理注 ) 各の袋は白色の肥料袋を用いた 試験は 2003 年 10 月 3 日から行った 土壌 15kg に所定の割合でフスマを混合してから肥料袋 ( 白色袋 ) に詰めて ほ場容水量以上に水を添加 ( 水 4~5リットル程度 ) した 肥料袋の口はビニルひも等で縛り 漏水のないようにし 3 週間育苗ハウス内に静置した 還元処理中の温度ならびに処理後の無機態窒素量 (NO 3 -N NH 4 -N) の調査は SPF-3 を用いて調査した 袋内充填による土壌還元処理中の袋内地温と 育苗ハウス内気温はおんどとり jr ( ティアンドディ 製 ) を用いて測定した また 硝酸態窒素 アンモニア態窒素量は 還元処理後に土壌をプランター内にあけて風乾させてから砕土し 土壌から硫化物臭等が消えたことを確認してから 採土し SPF-3 により測定した Ⅲ. 結果試験 1 プランターによる 土壌還元消毒法 の適応効果 土壌還元消毒法 で易分解性有機物として主に用いられているフスマと米ぬかは 全炭素率については大きく異なり フスマが生重比 28% であるのに対し 米ぬかは生重比 41% と高いが 全窒素はいずれも生重比で 2% と変わらなかった ( 表 1) 表 1 各に用いた易分解性有機物の全窒素 全炭素率 資材名 全炭素 (%) 全窒素 (%) フスマ ( 日清製粉製 ) 米ぬか ( コイン精米機採取 ) 注 ) 調査はCNコーダを用いて調査し 生重で求めた プランターでは ほ場と比較して土量が少ないことや 地上部に出ている面積も多いためか 地温の日変動が大きく 処理中の平均地温は 26.9 あった しかし 外気温 ( 育苗ハウス内平均温度 23.9 ) と比較すると ビニル被覆により処理中の平均気温は 3 高く保持された 湛水条件としたが 易分解性有機物の投入によりいずれのも土壌還元状態が促進された ( 表 2) 表 2 各処理直後の酸化還元電位の調査結果米ぬか被フスマ被覆フスマ無被調査項目 \ 覆湛水湛水覆湛水 Eh 値 (mv) プランターの底部には根ぐされ等を防止するための排水用の空間があるが 還元消毒後に早期に土壌を乾かすためには 排水作業を行う必要が 7

3 岐阜県中山間農業技術研究所研究報告第 4 号 :6~13 (2004) あった また フスマ被覆湛水における排水は弱アルカリ性で アンモニア態窒素 石灰 加里 りん酸等も多く含まれていた ( 表 3) 表 3 プランター内での還元処理後の排水中肥料成分等 項目 土壌 ph NO 3 -N NH 4 -N 検出量石灰加里燐酸 検出量 7.5 ND 5mg/l 880mg/l 450mg/l 25mg/l 注 1) 硝酸態 アンモニア態窒素ならびに石灰 りん酸についてはRQ フレックスにて調査した 注 2)ND:Not-Detected また 還元消毒後の土壌診断結果より 米ぬかを易分解性有物として用いると 土壌中の苦土と加里がやや多かった ( 表 4 5) 表 4 易分解性有機物の違いによる土壌化学性の違い 土壌 ph EC 有効態りん酸置換性塩基飽和度 (%) (H 2 O) (ms) (mg/ 乾土 100g) 石灰苦土加里 米ぬか被覆湛水 フスマ被覆湛水 表 5 各処理におけるキュウリ作付け後の土壌診断結果の比較 土壌 ph EC 有効態りん酸置換性塩基飽和度 (%) (H 2 O) (ms) (mg/ 乾土 100g) 石灰苦土加里 米ぬか被覆湛水 フスマ被覆湛水 フスマ無被覆湛水 対照 米ぬか被覆湛水において処理後の土壌微生物の動態について調査したが 還元消毒後から 1 週間経過した土壌における細菌数は多く 処理前とほとんど変わらなかった ( 図 1) 糸状菌 処理前土処理後 1 週間キュウリ作付け後 細菌 ク ラム陰性菌放線菌 図 1 米ぬか被覆湛水における還元処理後の土壌微生物の推移 糸状菌についても同様に総菌数はほとんど処理前と変化なかった 放線菌について 還元処理直後に菌数が減少したが キュウリ作付け後については菌数の復活が認められた 雑草について 湛水のみの処理との比較では易分解有機物 ( 米ぬか フスマ ) の投入により雑草防除効果が認められた ( 表 9) 易分解性有機物の種類別では 米ぬかを用いたで雑草防除効果が高かった 土壌還元消毒後 きゅうり種子を直まきして その後の生育を調査した結果より は種後 40 日以上経ってもフスマ無被覆における葉柄汁中の硝酸イオン濃度は高かった ( 表 10) 試験 2 肥料袋による 土壌還元消毒法 の適応効果肥料袋中で土壌に易分解性有機物としてフスマを混合し 湛水条件にすると還元状態が進み ( 写真 1 2 3) 袋の種類による差はわずかであった ( 表 6) また 土壌水分が少ないほど土壌還元状態も進まなかった ( 表 6) 表 6 各処理直後の酸化還元電位等の調査結果 Eh(mV) EC(mS) 透明混合充填湛水 透明混合充填散水 透明混合充填 透明充填湛水 透明充填 白色混合充填湛水 白色混合充填散水 白色混合充填 白色充填 84 - 注 ) 土壌サンプル20gに脱気水 100ml 添加し Ehメー ターにて調査した 透明と白色袋とでは処理中地温は約 1 ほど異なった ( 透明袋平均地温 24.2 白色袋平均地温 23.3 ) 土壌還元消毒後 糸状菌数については混合充填湛水 ( 透明 白色 ) で減少するものの 無菌ではなかった また 透明袋で減少効果が高かった ( 図 2 3) その他処理では処理後糸状菌数は減少せず 逆に増加したものもあった 細菌数については土壌水分を減少させると増加傾向があった ( 図 4 5) グラム陰性菌 ( クリスタルハ イオレット耐性菌を含む ) 放線菌については 透明肥料袋のフスマ湛水で処理後大きく菌数の減少が認められたが 白袋ではあまり変わらなかった ( 図 ) 図 2 透明袋内処理後の糸状菌量の推移 混合充填湛水混合充填散水混合充填充填湛水充填 8

4 菌量 (cfu/ 乾燥土 混合充填湛水 混合充填散水 混合充填 充填 菌量 (cfu/ 乾土 混合充填湛水混合充填散水混合充填充填湛水充填 図 3 白色袋内処理後の糸状菌量の推移 10 2 図 6 透明袋内処理後のグラム陰性細菌の推移 10 9 混合充填湛水 混合充填散水 混合充填 充填湛水 充填 混合充填湛水混合充填散水混合充填 充填湛水 図 4 透明袋内処理後の細菌量の推移 10 9 混合充填湛水混合充填散水混合充填 図 7 白色肥料袋処理後のグラム陰性細菌の推移 1 混合充湛水混合充填散水 充填湛水 混合充填充填湛水充填 図 5 白色袋内処理後の細菌量の推移 図 8 透明袋内処理後の放線菌量の推移 9

5 岐阜県中山間農業技術研究所研究報告第 4 号 :6~13 (2004) 混合充填湛水混合充填散水混合充填 充填 表 7 各処理後の土壌化学性の違い 土壌 ph EC 有効態りん酸置換性塩基飽和度 (%) (H20) (ms) (mg/ 乾土 100g) 石灰苦土加里 透明混合充填湛水 透明混合充填散水 透明混合充填 透明充填湛水 透明充填 白色混合充填湛水 白色混合充填散水 白色混合充填 白色充填湛水 無処理 図 9 白色袋内処理後の放線菌量の推移 土壌還元が進んだ混合充填湛水 ( 透明 白色 ) では 袋の種類にかかわらず雑草防除効果が認められた ( 表 9) また フスマを投入して土壌水分が少ないと その肥料効果により雑草の生育は良くなった ( 表 9) 袋内による充填処理では 還元消毒後の余剰水を排水する必要はないが フスマ処理による肥料効果はやや高く ( 表 7 8) 土壌消毒を通常行うような水分状態で調整した混合充填散水では袋の種類にかかわらず 立枯株が発生した ( 表 10) 表 8 各処理におけるキュウリ作付け後の土壌診断結果の比較 土壌 ph EC 有効態りん酸置換性塩基飽和度 (%) (H 2 O) (ms) (mg/ 乾土 100g) 石灰苦土加里 透明混合充填湛水 透明混合充填散水 透明混合充填 透明充填湛水 透明充填 白色混合充填湛水 白色混合充填散水 白色混合充填 白色充填湛水 無処理 試験 3 土壌充填による土壌還元処理を行った育苗培土の適応性検討易分解性有機物を添加して湛水状態としたが 処理中の地温は 20 程度であった ( 表 11) 表 9 各における雑草生育量の比較 草種別プランター当たりの生雑草数ならびに生重量 (g) 合計イネ科カヤツリク サ科キク科スヘ リヒユ科コ マノハク サ科アフ ラナ科シソ科メヒシバカヤツリグサハルジオンスベリヒユアゼナナズナホトケノザ 本数 生重量 本数 生重量 本数 生重量 本数 生重量 本数 生重量 本数 生重量 本数 生重量 本数 生重量 米ぬか被覆湛水 フスマ被覆湛水 フスマ無被覆湛水 対照 透明混合充填湛水 透明混合充填散水 透明混合充填 透明充填湛水 透明充填 白色混合充填湛水 白色混合充填散水 白色混合充填 白色充填湛水 無処理 表 10 各におけるキュウリ生育状況の比較 ( は種後 41 日 ) 本葉第 1 葉本葉第 2 葉葉柄汁中の硝立枯株率茎太葉長縦葉長横葉長縦葉長横酸濃度 (ppm) (%) 米ぬか被覆湛水 9.7 ± ± ± ± ± フスマ被覆湛水 10.1 ± ± ± ± ± 0.1 7,585 0 フスマ無被覆湛水 9.4 ± ± ± ± ± ,566 0 対照 8.1 ± ± ± ± ± 0.1 ND 0 透明混合充填湛水 9.8 ± ± ± ± ± ,065 0 透明混合充填散水 10.0 ± ± ± ± ± 0.1 8, 透明混合充填 10.8 ± ± ± ± ± ,127 0 透明充填湛水 8.6 ± ± ± ± ± 0.1 ND 0 透明充填 9.4 ± ± ± ± ± 0.3 1,407 0 白色混合充填湛水 9.3 ± ± ± ± ± 0.1 9,266 0 白色混合充填散水 10.4 ± ± ± ± ± 0.2 7, 白色混合充填 10.2 ± ± ± ± ± 0.1 9,676 0 白色充填湛水 8.0 ± ± ± ± ± 0.1 ND 0 無処理 8.5 ± ± ± ± ± 0.1 ND 0 注 ) 立枯株率はは種後 23 日に調査し NO 3 -NはRQフレックスにて測定した ND:Not-Detected. 10

6 表 11 各の処理中の温度 調査 \ 調査項目 温度 ( ) 平均最高最低 フスマ還元 外気温 ( ハウス内気温 ) 注 ) 測定は2003 年 4 月 12 日 ~5 月 3 日まで行った 易分解性有機物として米ぬかを用いた方 ( 米ぬか還元 ) が E h 値は低かった ( 表 12 ) 表 12 処理後の酸化還元電位項目 \ フスマ還元米ぬか還元 Eh 値 (mv) -79 ± ± 8.6 注 ) 測定は2003 年 5 月 6 日に行った また 肥料切れも早く トマト苗の生育も劣った ( 図 写真 4) ( cm ) 米ぬか還元フスマ還元市販培土 図 10 各土壌におけるトマト苗の生育 ( 草丈 ) 葉色 35 値 米ぬか還元フスマ還元市販培土 図 11 各処理土壌におけるトマト苗生育 ( 葉色値 ) 市販培土との比較では いずれの処理も生育が劣り 草丈 葉色値も低かった ( 図 写真 4) 本法により作成した培土は適度に肥料分を含むが 果菜類等の長期育苗をする場合については肥料成分がやや不足した ( 表 13) 表 13 鉢上げ時における各土壌の化学性 土壌 ph EC NO 3 -N NH 4 -N 石灰 苦土 加里 有効態りん酸 (H2O) (ms) (mg/l) (mg/l) (mg/l) (mg/l) (mg/l) (mg/l) フスマ還元 米ヌカ還元 市販培土 試験 4 フスマ添加量を増加させた場合の土壌還元処理後の無機態窒素発現無加温の育苗ハウス内では 袋内の地温は平均 20.2 であり 育苗ハウス内平均気温 16.6 より高かった 気温の低下した 10 月以降は 育苗ハウス内気温の日格差は大きかったが 袋内では変動が少 なかった フスマ添加量を増やすことにより ア ンモニア態窒素が増加した ( 表 14) 表 14 フスマ添加量の違による無機態窒素の発現 NO 3 -N NH 4 -N (mg/100g 乾土 ) (mg/ 乾土 100g) フスマ倍量 対照 Ⅳ. 考察試験 1 プランターによる 土壌還元消毒法 の適応効果プランターでは地温の日変動が大きく 30 以上の高地温は維持されなかったが ほ場と比較して土量が少ないことや 地上部に出ている面積も多いためと考えられた 糸状菌においては総菌数がほとんど処理前と変わらないものの 出現コロニーの菌種の構成が処理後に大きく異なっていることが考えられ 今後の検討が必要であるものと考える フスマにおいて無被覆と被覆を比較すると 雑草生育本数はそれほど差を認めないが 雑草生育量は被覆処理の方が少ないことから 被覆処理を行った方がより効果が安定するものと考えられる 米ぬかを用いるとフスマ処理と比較して土壌中の苦土と加里が多くなったが これは米ぬかの成分に由来するものと考えられた また フスマ無被覆湛水における葉柄汁中の硝酸イオン濃度は高かった これは易分解性有機物由来の窒素発現によるものと考えられる 土壌還元消毒法 は 育苗床土の消毒法 ( 活性化 ) としても有効であると思われるが その効果は土壌中の微生物が死滅するためではなく 土壌微生物の多様化に起因するものと考えられた 以上のことから プランター内という限られた条件ではあるが 土壌還元消毒法 にて用いられる易分解性有機物の資材の差 ( 全炭素率 ) により その後の土壌微生物の構成等も変わり それに伴い雑草防除効果や土壌病原菌に対する効果も若干異なることが考えられる 試験 2 肥料袋による 土壌還元消毒法 の適応効果透明肥料袋と白色肥料袋とでは処理中の地温は約 1 ほど異なったが 9 月下旬からの処理ということもあり 日照時間の減少によって袋種類による温度格差が生じにくかったものと考えられる 土壌還元状態は 非病原性細菌の活動 ( 易分解性有機物の分解 ) により 糸状菌の胞子発芽 伸張等に影響を及ぼすものと考えられた 放線菌については 通気状態となった土壌還元消毒後の活動が主であり 二次分解者としての役割が主であ 11

7 岐阜県中山間農業技術研究所研究報告第 4 号 :6~13 (2004) ると考えられる また 肥料袋内における 土壌還元消毒法 においても土壌水分含量が重要であり 生育障害を生じさせないためにも ほ場容水量以上の水分が必要である 加えてフスマ 1% 混合処理でも耐塩性の低い作目に分類されるものの育苗培土に用いる場合は 無施肥で十分であった 試験 3 土壌充填による土壌還元処理を行った育苗培土の適応性検討易分解性有機物の投入のみでは 果菜類等の長期育苗をする場合については肥料成分がやや不足し 窒素成分で培土 1 リットル当り 100~200mg 程度の窒素成分量を混合する必要があるものと考えられ 米ぬかではより多く必要である よって 有機栽培における育苗ポット土の調整方法としては 袋充填による 土壌還元消毒法 も利用可能であるが 長期間育苗する場合は 培土への追肥や易分解性有機物の増量が必要と考えた 試験 4 フスマ添加量を増加させた場合の土壌還元処理後の窒素発現フスマ添加量を増やすことで 肥料効果も増すことができるものと考えられる また 袋内充填での土壌還元処理は育苗ハウス内で行うことで 15 以上の最低温度が確保されたことから 10 月上旬からでも処理可能であるものと考えられる 試験 1~4 までの結果を総合すると 土壌還元消毒法 で 易分解性有機物として主に用いられるものとしては フスマと米ぬかがある 今回の試験からはこれらを同等の資材として扱うことについては問題があった 米ぬかは炭素率が高いく 微生物分解時に窒素がより消費されることから 窒素発現が低いものと考えられる 育苗培土で 土壌還元消毒法 を応用する場合は 還元状態が不十分だと 易分解性有機物の分解も進まないため 定植後に微生物による有機物分解が始まり 苗の立枯が発生しやすい このため 還元処理中の水分管理には十分注意が必要であり 処理中は水を切らさないことが重要である また 栽培期間の短い作物や 耐塩性の低いものについては 易分解性有機物が分解されることにより 十分な窒素が供給されるため 窒素肥料等の追加投入は必要でない ( ただし 土壌改良資材の投入は必要 ) しかし 育苗期間の長い作目についてはフスマ投入量を増加させるか 育苗後半に早めに追肥を行うことが必要であると考える また 雑草の防除効果も認められるため 臭化メ チル剤等を除草を兼ねて用いる必要もない これらを踏まえて 樹脂製の袋内に易分解性有機物を所定量 ( 重量比 0.5~10.0%) 混合した土壌を充填し ほ場容水量以上の水を加えて 3 週間静置する方法を 土壌充填による還元消毒法 として 2003 年 10 月 10 日に特許出願申請を行った この方法では 30 以下の比較的低温条件でも安定した土壌還元状態とすることが可能であり 処理終了後の扱いも簡便である 今回の試験では実際に病原菌を用いての試験は行っていないものの 既に糸状菌病についての防除効果の報告 2) 4) があることから 同様の効果があると考えられる また 細菌病についても ナス青枯病菌で湛水状態とした還元処理方法で発病抑制効果があること 1) や トマト青枯病の被害株残渣を埋設した試験でも 青枯病菌の菌量を減少させる 3) ことから 土壌還元消毒法 の適応範囲 ( 対象病害 ) は今後の検討を待ちたい 土壌還元消毒法 による防除効果は ほ場が嫌気状態になることで 病原菌が酸欠になり死滅する 2) とあるが 今回の試験では 処理中は無菌状態ではないことから ( 特に細菌数は増加 ) 生物多様性が関与し 土壌病原菌の活動を抑制していることも考えられる また 土壌還元処理中は土壌条件が短期間で大きく変わる ( 嫌気状態から好気状態 ) ことから 従来の輪作体系をより短期間に進めた技術であるとも言える この土壌還元処理による病害虫抑制機構を解明することで 連作障害対策ならびに 発病抑止土壌の研究等の一助になるものと考えられ 今後の研究に期待する Ⅴ. 摘要土壌にフスマ ( 易分解性有機物 ) を重量比で 1 ~2% 程度混合し これを肥料袋などに充填した後 ほ場容水量以上に水を加えて封をし 3 週間静置することで 安定した土壌還元状態とすることが可能であった この処理では雑草抑制効果や 有機物の分解による肥料効果が期待されることから 農薬によらない育苗培土の消毒方法としても有効であるものと考えられた また 用いる易分解性有機物はその種類により投入量を考慮する必要があり 米ぬかは炭素率が高いため 微生物分解時に窒素がより消費されることから 処理後の窒素発現が低いものと考えられた 引用文献 1) 峯村晃 野村康弘 (2004). 湛水還元処理によるナス青枯病及び雑草への影響. 関西病虫研報 46:p ) 新村昭憲 (2003). 農耕と園芸 月号 : 土 12

8 壌病害に対する還元消毒法. p ) 野村康弘 峯村晃 (2004). 土壌還元処理後の土壌微生物の推移. 関西病虫研報 46:p ) 渡辺秀樹 五十川悦司 田畑幸司 渡辺知文 峯村晃 鈴木隆志 堀之内勇人 田口義広 (2004). 雨よけ栽培トマトの褐色根腐病に対する還元土壌消毒法の防除効果. 関西病虫研報 46:p 写真 1 土壌充填処理工程 1( フスマ混合土の充填 ) 写真 2 土壌充填処理工程 2( ほ場容水量以上に水分を添加 ) 市販培土フスマ還元米ぬか還元 写真 3 土壌充填処理工程 3( 充填後 密封し 3 週間静置 ) 写真 4 各処理土壌を用いたトマト苗の生育 13

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<82BD82A294EC82C697CE94EC82CC B835796DA> 窒素による環境負荷 窒素は肥料やたい肥などに含まれており 作物を育てる重要な養分ですが 環境負荷物質の一つでもあります 窒素は土壌中で微生物の働きによって硝酸態窒素の形に変わり 雨などで地下に浸透して井戸水や河川に流入します 地下水における硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素の環境基準は 10 mg/l 以下と定められています 自然環境における窒素の動き 硝酸態窒素による環境負荷を減らすためには 土づくりのためにたい肥を施用し

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