はじめに

Transcription

1 ワープロソフト講習会の基本操作 Microsoft Word の使い方 2008 年 5 月更新 明治大学

2 はじめに ワープロ ( ワードプロセッサ ) は 様々な文書を作成するための道具です 現在では このワープロが大変ポピュラーになっているので 普段から使っているという人も多いと思います 使ったことがないという人も ワープロ という言葉を一度は耳にしたことがあるでしょう ワープロは ワープロソフト というものをパソコンに組み込んで使用します 最近は パソコンにワープロソフトが最初から組み込まれていて 購入時から使用できることも多くなりました この講習会では メディア教室およびメディア実習室のパソコンに組み込まれたワープロソフト Microsoft Word について 基本的な使い方を学びます 目 次 頁 1. Microsoft Wordの簡単な紹介 起動 終了 起動 終了 文字入力 文字の飾り付け 文字フォント その他の文字飾り 段落の飾り付け 中央揃え 右揃え 左揃え 網かけ 罫線 図の挿入 挿入 図のレイアウト調整 図の書式設定 図のサイズ調整 印刷 その他 元に戻す 切り貼り 印刷プレビュー ヘルプ機能...20 参考書紹介

3 1.Microsoft Word の簡単な紹介 2.1 起動 の手順で Microsoft Word を起動すると図 1-1 の画面が表示されます 実際の画面における各種ボタンなどの配置は 図 1-1 と多少異なっていることがあります ツールバー ( アイコンによるボタンが並んだ部分 ) カーソル ( ここに文字が入力されます ) 図 1-1 Microsoft Word を起動した時の画面 Microsoft Word で文字の飾り付けや段落の配置などを行なうには マウスを使ってメニューから項目を選択するか 画面上のボタンをクリックします 画面の周囲にたくさんのメニュー項目 ボタンがありますが 最初から全てを覚える必要はありません まずはこの講習会で紹介する事柄を覚えましょう また ヘルプ機能が付いているので どのような機能なのか また どのように使うのかをいつでも調べることができます 講習会後は 市販の参考書 ( テキストの最後に例として紹介してあります ) やヘルプ機能を活用しながら いろいろと試してみましょう 2

4 2. 起動 終了 2.1. 起動 1 フロッピーディスクをセットします 2 Windows XP へのログオン後 画面左下のをクリックすると スタートメニュー が表示されます すべてのプログラム (P) にマウスポインタを合わせるとアプリケーションの一覧が表示されます この中から をクリックします しばらく待つと 図 1-1のように Microsoft Word が起動し 文書が入力できる状態になります 既に作成してある Microsoft Word 文書を呼び出すときは 続けて以下の操作を行ないます 3 [ ファイル (F)] メニューの [ 開く (O) ] をクリックすると ファイルを開く ダイアログボッ クス ( 図 2-1) が表示されます フロッピーディスクの中身が表示されないならば [ ファイルの場所 (I):] の右側にある をクリックし 表示される一覧から 3.5 インチ FD(A:) をクリックします 4 ファイル名をクリックし をクリックすると 文書がフロッピーディスクから読み込まれます 図 2-1 [ ファイルを開く ] ダイアログボックス 2.2. 終了 1 [ ファイル (F)] メニューの [ 終了 (X)] をクリックします 起動前の状態に戻ります 2 保存されていない文書がある場合 は変更されています 保存しますか? というメッセージ ( 図 2-2) が表示されます 図 2-2 文書の保存を確認するメッセージ 3 既にファイル名を付けてある場合 [ はい (Y)] ボタンをクリックすると フロッピーディスクに保存されます 新規文書等まだファイル名を付けていない場合は さらに ファイル名を付けて保存 ダイアログボックスが表示されます ファイル名を設定してから [ 保存 (S)] ボタンをクリックします 3

5 3. 文字入力 この章以降では 次の例文を作成する手順を説明しています 転居のお知らせ 拝啓皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます さて このたび下記のところに転居致しました 近くにお出かけの節は是非お立ち寄りください 2004 年 4 月 1 日記住所 : 東京都千代田区神田町 サンライズ駿河台 202 号電話 : 敬具 丸尾智道 奈美子 なお お越しの際は手土産をお忘れなきようお願い致します (^o^)/ まず以下の文章を入力します ( 後の注 1~5 も参照のこと ) 転居のお知らせ 拝啓皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます さて このたび下記のところに転居致しました 近くにお出かけの節は是非お立ち寄りください 2004 年 4 月 1 日丸尾智道 奈美子記住所 : 東京都千代田区神田町 サンライズ駿河台 202 号電話 : 敬具 なお お越しの際は手土産をお忘れなきようお願い致します (^o^)/ 4

6 注 1 日本語の入力方法については パソコン基本操作講習会テキスト を参照して下さい 注 2 拝啓 ( 空白を後ろに一つ入れる ) を入力すると あいさつ文 ボックス ( 図 3-1) が表示されるとともに 1 行空けて 敬具 が右端に表示されます 他にも 前略 に対する 草々 のように あいさつ文については自動的に対応する結語が挿入されます あいさつ文 ボックスは ボックスの右肩にある X ボタンをクリックすると消えます 図 3-1 あいさつ文 ボックス 注 3 記 を入力後に[Enter] キーを押すと 自動的に 記 は中央に配置され 1 行空けて 以上 が右端に表示されます 例文では 以上 は必要ないので削除して下さい 注 4 住所: 電話: なお の 3 行は 先頭に 3 文字分の空白を入れています 東京都 の行は 6 文字分です 注 5 は ゆうびん と打って変換すると入力できます 5

7 4. 文字の飾り付け Microsoft Word をはじめとする Windows アプリケーションでは 様々な操作に共通の順番があります それは 1 何を 2 どうする と言い表すことができます 具体的には 1 文字列など操作する対象を選択する ( 白黒反転表示にする ) 2 文字のサイズを指定するとか アンダーラインを引くなどの操作を指定する ( ボタンをクリックする メニューからそれぞれの項目を選択する 等 ) という手順になります 4.1. 文字フォント 文字の書体 ( フォント と呼びます ) を変更してみましょう フォントを変更したとき 画面上ではその様子がわかりにくいことがあります このような場合 [ 表示 (V)] メニューの [ ズーム (Z) ] をクリックし [ ズーム ] ダイアログボックスを表示します ここで 倍率を 200% に指定すると 文書が拡大表示されてフォントが確認しやすくなります 例. 転居のおしらせ (MS 明朝 ) を 転居のお知らせ (MS ゴシック ) へ 1 文字列の最初にカーソルを移動します ( 図 4-1) 2 マウスの左ボタンを押しながらI 字型マウスポインタを文字列の最後に持ってくる ( マウスをドラッグする と言います ) あるいは[Shift] キーを押しながら [ ] キーを押すことによって 文字列全体を選択 ( 白黒反転表示に ) します ( 図 4-2) 図 4-1 文字列の最初にカーソル移動 図 4-2 文字列全体を選択 ( 白黒反転表示に ) 3 [ 書式 (O)] メニューの [ フォント (F) ] をクリックします [ フォント ] ダイアログボックス ( 図 4-3) が表示されます もし図 4-3とは異なり 文字幅と間隔 あるいは アニメーション 設定画面が表示されていたら タイトルバーすぐ下の フォント と書かれているところをクリックします 6

8 図 4-4 MS ゴシックに変化 図 4-3 [ フォント ] ダイアログボックス 4 [ 日本語用のフォント (F)] リストから MS ゴシック をクリックします 表示は MS ゴシック に変わります 5 [OK] ボタンをクリックします ボックスが消え 白黒反転部分が MS ゴシックに変化します ( 図 4-4) 参考ツールバーの中の ([ フォント ] リスト ) をクリックすると 図 4-5のように表示されます それぞれのフォント名が実際の字形で表示されています ここから MSゴシック をクリックしても同じ結果が得られます 練習文中の文字列を以下の指示にしたがって フォントの変更を行なってみましょう 記 9999 の部分を MS ゴシックにする なお お願い致します (^o^)/ を MS ゴシックにする 図 4-5 フォント リスト 参考 [ フォント ] ダイアログボックスを見ると [ 日本語用のフォント (F)] の他に [ スタイル (Y)] [ サイズ (S)] [ 下線 (U)] などの項目があります これらの項目を指定することによって フォントの変更以外にも様々な飾り付けを行なうことができます 7

9 4.2. その他の文字飾り 4.1. 文字フォント と操作が似ています 文字を斜体に変更してみましょう 例. 転居のお知らせ を 転居のお知らせ ( 斜体 ) に 文字フォント と同様の操作で 文字列を白黒反転表示にします 2 [ 書式 (O)] メニューの [ フォント (F) ] をクリックし [ フォント ] ダイアログボックスを表示 します 3 [ スタイル (Y)] リストから 斜体 をクリックします 4 [OK] ボタンをクリックします ボックスが消え 文字列が斜体に変わります 参考ツールバーの中の ([ 斜体 ] ボタン ) をクリックしても同じ結果が得られます 他に ([ 強調 ] ボタン ) ([ 下線 ] ボタン ) があります 下線ボタンの右側の を クリックすると 線種のリストが表示されます 練習文中の文字列を以下の指示にしたがって 飾り付けを行なってみましょう 転居のお知らせ を 28 ポイント 太字 斜体にする なお お願い致します (^o^)/ に波線の下線を付ける このほかにも 例文の中から適当な文字列を選んで様々に飾り付けをしてみましょう 8

10 5. 段落の飾り付け 5.1. 中央揃え 右揃え 左揃えある段落を 用紙の横幅に対して中央や右端あるいは左端に配置することができます それぞれの操作を中央揃え 右揃え 左揃えと呼びます 例. 転居のお知らせ を中央揃えにする 1 転居のお知らせ の任意の場所をクリックします 次に[ 書式 (O)] メニューの [ 段落 (P) ] をクリックします [ 段落 ] ダイアログボックス ( 図 5-1) が表示されます もし図 5-1とは異なり 改ページと改行 あるいは 体裁 設定画面が表示されていたら タイトルバーすぐ下の インデントと行間隔 と書かれているところをクリックします ) 2 [ 配置 (G)] リストから 中央揃え をクリックします 表示は 中央揃え に変わります 3 [OK] ボタンをクリックします ボックスが消え 文字列が中央に配置されます 図 5-1 [ 段落 ] ダイアログボックス 参考 中央揃え と同様 [ 配置 (G)] リストから 右揃え あるいは 左揃え をクリックする ことで それぞれの配置を変更することができます 参考ツールバーの中の ([ 中央揃え ] ボタン ) をクリックしても同じ結果が得られます ([ 左揃え ] ボタン ) ([ 右揃え ] ボタン ) もあります なお ([ 右揃え ] ボ 9

11 タン ) については ツールバー右端にある ります ボタンをクリックして表示される一覧の中にあ 練習 丸尾智道 奈美子 を右揃えにしてみましょう 5.2. 網かけ文字単位あるいは段落単位で文章中に 網かけ をすることができます 網かけ とは 目立たせたい部分の背景に模様をつけることです 例. 転居のお知らせ に網かけをする 1 転居のお知らせ の任意の場所にカーソルを移動します 2 [ 罫線 (A)] メニューの [ 線種とページ罫線と網かけの設定 (B) ] をクリックし [ 線種とページ罫線と網かけの設定 ] ダイアログボックス ( 図 5-2) を表示します もし図 5-2とは異なり 罫線 あるいは ページ罫線 設定画面が表示されていたら タイトルバーすぐ下の 網かけ と書かれているところをクリックします 3 [ 種類 (Y)] リストの中から 10% をクリックします パーセントは網かけの濃度を表します 値が大きいほど濃い網掛けとなります リストの下の方には 縞模様や格子模様などがあります 4 [ 設定対象 (L)] リストの中から 段落 をクリックします 5 [OK] ボタンをクリックします ボックスが消え 網かけがつきます 図 5-2 網かけ 10

12 5.3. 罫線 文章中に 罫線 を引くことができます 罫線 とは 特に注意を惹きたい部分を囲むときや 簡単な表を作成する時に使います 例. 入力した例文全体を罫線で囲む 1 [ 編集 (E)] メニューの [ すべて選択 (L)] をクリックします 例文全体が選択されます 2 [ 罫線 (A)] メニューの [ 線種とページ罫線と網かけの設定 (B) ] をクリックし [ 線種とページ罫線と網かけの設定 ] ダイアログボックス ( 図 5-3) を表示します もし図 5-3とは異なり 網かけ あるいは ページ罫線 設定画面が表示されていたら タイトルバーすぐ下の 罫線 と書かれているところをクリックします 3 [ 種類 ] の 5 つの中から [ 囲む (X)] をクリックします 4 [ 種類 (Y)] リストから 2 重線 ( 上から 7 つ目 ) をクリックします 線の種類はここで選択できます 参考 34 の操作を行なったとき 結果の様子がプレビュー欄に表示されます 5 [OK] ボタンをクリックします ボックスが消え 例文全体を囲む罫線が表示されます 図 5-3 罫線 11

13 6. 図の挿入 6.1. 挿入文書には 図 を挿入することができます 図 の種類には クリップアート オートシェイプ グラフ等 さまざまなものがあります 例. 作成した文書に クリップアートを挿入する 1 任意の場所にカーソルを移動します 2 [ 挿入 (I)] メニューの [ 図 (P)]-[ クリップアート (C) ] をクリックします ウィンドウ右側に クリップアートの挿入 フレームが表示されます( 図 6-1の円で囲んだところ ) 図 6-1 クリップアートの挿入 フレーム 注意ここで 図 6-2のようなメッセージが表示された場合は 後で実行(L) ボタンをクリックして下さい 12 図 6-2 メッセージボックス

14 3 [ 検索文字列 ] のところに 使用したい絵を連想するキーワードを入力し [ 検索 ] ボタンをクリックします ここでは 家 と入力してみましょう 結果は図 6-3のようになります 参考クリップアートの絵は数多く用意されているので 通常はキーワードによる検索を行ない 該当したものだけを表示するようにします [ 検索文字列 ] に何も入力せずに [ 検索 ] ボタンをクリックすると全ての絵が表示されます 参考図 6-3から再び検索画面に戻るときには [ 変更 ] ボタンをクリックします 4 クリップアートの絵をクリックすると文書に挿入されます たとえば 図 6-3の円で囲んだ絵をクリックすれば これが挿入されます 参考クリップアートの挿入は 任意のクリップをクリップアートの一覧から直接文書の上にドラッグアンドドロップして行なうこともできます 図 6-3 クリップの挿入 ドラッグアンドドロップとは 図や範囲選択した文字列などを ある場所から別の場所へ一気に移動する際によく用いる方法です まず 移動したい図や選択範囲の上でマウスの左ボタンを押し そのまま移動したい先までマウスを動かして そこでマウスの左ボタンを離します これは 動かしたいものを手で掴んで引きずっていき 目的の場所で手を離して落とすような動作をイメージしたコンピュータの用語です 13

15 6.2. 図のレイアウト調整 挿入した図は 配置 ( これを レイアウト といいます ) を調整することができます 例. 挿入したクリップアートのレイアウトを調整する 1 挿入したクリップアートをクリックします 絵の周りに 小さな四角形 がついて クリップアー トが選択された状態 ( 図 6-4) となります 2 [ 書式 (O)] メニューの [ 図 (I) ] をクリックして [ 図の書式設定 ] ダイアログボックス ( 図 6-5) を表示します もし図 6-5と異なる表示であるならば タイトルバーすぐ下の レイアウト をクリックします 3 [ 折り返しの種類と配置 ] の5つの中から [ 背面 (B)] をクリックし [OK] ボタンをクリックします 挿入したクリップアートを文章の背面にレイアウトすることができます このときの選択状態は 図 6-6のようになります 図 6-4 クリップアートが選択された状態 図 6-6 クリップアートが選択された状態 ( 背面レイアウト後 ) 図 6-5 図の書式設定 ( レイアウト ) 14

16 参考 [ 折り返しの種類と配置 ] には 上記で紹介した [ 背面 (B)] の他にも以下のものがあります [ 行内 (I)] 文章の行間に図をレイアウトする [ 四角 (Q)] 図の周りを四角く文章が取り囲むようにレイアウトする [ 外周 (T)] 図の形状に沿う形で周りを文章が取り囲むようにレイアウトする [ 前面 (F)] 図を文章の前面にレイアウトする 4 [ 水平方向の配置 ] の 4 つの中から [ その他 (O)] をクリックします 挿入したクリップアートを 任意の位置にレイアウトすることができます 5 [OK] ボタンをクリックします ボックスが消えた後 クリップアートを任意の位置にドラッグ します 参考文章の背面にレイアウトされた図は 選択ができなくなってしまうことがあります その場合 は次のように操作します (1)[ 表示 ] メニューの [ ツールバー ]-[ 図形描画 ] をクリックして [ 図形描画 ] ツールバー ( 図 6-7) をウィンドウの下のほうに表示させます (2) ツールバー中にあるをクリックします マウスポインタが矢印の形になり クリップ アートを選択できるようになります 図 6-7 [ 図形描画 ] ツールバー 15

17 6.3. 図の書式設定 挿入した図の書式を変更してみましょう 例. 挿入したクリップアートの色を 透かし に設定する 1 挿入したクリップアートを選択し [ 書式 (O)] メニューの [ 図 (I) ] をクリックします [ 図の書式設定 ] ダイアログボックス ( 図 6-8) が表示されます もし図 6-8とは異なり 色と線 あるいは サイズ 等 別の設定画面が表示されていたら タイトルバーすぐ下の 図 と書かれているところをクリックします 図 6-8 図の書式設定 ( 図 ) ダイアログボックス 2 [ イメージコントロール ] の [ 色 (C):] リストの をクリックし ウォッシュアウト を選択 します 3 [OK] ボタンをクリックします ボックスが消え クリップアートが半透明に表示されます 6.4. 図のサイズ調整 挿入した図は サイズを調整することができます 例. 挿入したクリップアートのサイズを調整する 1 挿入したクリップアートを選択し [ 書式 (O)] メニューの [ 図 (I) ] をクリックして [ 図の書式 設定 ] ダイアログボックス ( 図 6-9) を表示します もしここで 異なる表示であるならば タイ トルバーすぐ下の サイズ をクリックします 16

18 図 6-9 図の書式設定 ( サイズ ) ダイアログボックス 2 [ 縦横比を固定する (A)] チェックボックスと [ 元のサイズを基準にする (R)] チェックボックスにチェックをします [ 縦横比を固定する (A)] にチェックをすると 図の高さと幅の倍率が常に同じ値に設定されます 図の高さと幅を異なる倍率に設定する場合には このチェックを外します [ 元のサイズを基準にする (R)] にチェックをすると すべて元のサイズを基準に倍率の指定をすることができます 3 [ 倍率 ] の [ 高さ (H)] の横のパーセンテージにある をクリックして 150% に設定します ( 今回は [ 縦横比を固定する (A)] にチェックがされているため 高さの倍率を入力すると 自動的に幅の倍率が同じ値に設定されます ) パーセンテージの値は 図の倍率を示しています 縮小したい場合は 100% 未満の値を 拡大したい場合は 100% より大きい値を指定します 参考パーセンテージは 直接数値を入力することによっても設定可能です この場合 % は入力し なくても構いません 4 [OK] ボタンをクリックします ボックスが消え クリップアートの大きさが 150% になってい ます ここで 文書を一度フロッピーディスクに保存しておきましょう [ ファイル (F)] メニューの [ 名前を付けて保存 (A) ] をクリックし [ 名前を付けて保存 ] ダイアログボックスを表示します [ 保存先 ] を 3.5 インチFD(A:)] [ ファイル名 ] を Wrenshu と入力してから [ 保存 (S)] ボタンをクリックします 17

19 7. 印刷 文書が完成したら プリンターから印字してみましょう 1 [ ファイル (F)] メニューの [ 印刷 (P) ] をクリックします [ 印刷 ] ダイアログボックスが表示 されます ( 図 7-1) 図 7-1 [ 印刷 ] ダイアログボックス 2 [OK] ボタンをクリックすると [ プリンタ名 (N):] 欄に表示されている名前のプリンターから印字さ れます 設定上 1 部ずつしか出力できません 複部数印字したい場合 図 7-2 の両メッセージが 表示された後 続けて同じ操作を必要な回数だけ行ってください 図 7-2 印刷出力完了のメッセージ 18

20 8. その他 知っていると役に立つ事柄をいくつか紹介します 8.1. 元に戻すある操作を行なった後 元に戻したいときは [ 編集 (E)] メニューの [ 元に戻す (U)] をクリックします 8.2. 切り貼り文書の一部を切り取って ほかの場所にコピーしたり移動したりするには 次のように操作します 1 コピー ( または移動 ) したい部分を選択します 2 コピーの場合 [ 編集 (E)] メニューの [ コピー (C)] をクリックします クリップボード ( 切り貼りのために一時的に記憶するツール ) に選択した文字列などが記憶されます 移動の場合 [ 編集 (E)] メニューの [ 切り取り (T)] をクリックします 選択した文字列が消え クリップボードに記憶されます 3 コピー先にカーソルを移動し [ 編集 (E)] メニューの [ 貼り付け (P)] をクリックします 選択した文字列がコピーされます 8.3. 印刷プレビュープリンターに印字する前に 画面上で印刷したときの様子を見ることができます 1 [ ファイル (F)] メニューの [ 印刷プレビュー (V)] をクリックします タイトルバーに プレビュー と表示され 用紙に印字したイメージが表示されます ( 図 8-1) 一部の拡大表示や数ページを一画面で見るなどの機能があります 2 [ 閉じる ] ボタンで元の表示に戻ります 図 8-1 印刷プレビュー 画面 19

21 8.4. ヘルプ機能 操作手順がわからないときや機能の詳細を知りたいときに Office アシスタント を使って説明を見ることができます 1 Microsoft Wordに関する操作の説明を調べたいときは [ ヘルプ (H)] メニューの [Microsoft Word ヘルプ (H)] をクリックします すると 図 8-2のようにイルカとフキダシが表示されます イルカはOfficeアシスタントと呼ばれています 2 調べたい事柄を入力し [ 検索 (S)] をクリックすると 関連する項目の一覧が表示されます 図 8-2 Office アシスタント 3 一覧から適切な項目をクリックすると 画面の右側に説明のウィンドウが新たに表示されます また [ ヘルプ (H)] メニューの [ ポップヒント (T)] をクリックすると マウスポインタに? マークが付加されます このマウスポインタでメニューから項目をクリックしたり ツールバー中の他のボタンをクリックしたりすると それぞれのヘルプ画面を直接呼び出すことができます 20

22 参考書紹介 できる Word 2002 Windows 基本編 Windows XP 対応 田中亘インプレス Z 式マスター Word 2002 [Office XP 版 ] Windows XP 対応 前田幸利アスキー Word2002 ハンドブック 鈴木良子ソフトバンクパブリッシング 超図解 WORD & EXCEL 入門編 エクスメディア 大活字バインダー式 Word2002 基礎講座 C&R 研究所ナツメ社 21