はじめに 本報告書は, 独立行政法人新エネルギー 産業技術総合開発機構 ( 以後 機構と称す ) とインドネシア共和国エネルギー鉱物資源省地質鉱物資源総局との間で締結された日本インドネシア石炭資源解析調査に係わる覚書 MEMORANDUM OF UNDERSTANDING Concerning Th

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1 海外地質構造調査 日本インドネシア石炭資源解析調査 総合報告書 平成 21 年 3 月 独立行政法人新エネルギー 産業技術総合開発機構 委託先 : 財団法人石炭エネルギーセンター

2 はじめに 本報告書は, 独立行政法人新エネルギー 産業技術総合開発機構 ( 以後 機構と称す ) とインドネシア共和国エネルギー鉱物資源省地質鉱物資源総局との間で締結された日本インドネシア石炭資源解析調査に係わる覚書 MEMORANDUM OF UNDERSTANDING Concerning The Joint Study on Evaluation of Coal Resources and Reserves in Indonesia ( 平成 17 年 1 月 10 日調印 ) に基づいて機構と地質庁地質資源センター エネルギー鉱物資源省鉱物石炭地熱総局鉱物石炭地熱プログラム監督局及び鉱物石炭企業監督局の間で調印された年次計画 (FOURTH ANNUAL PLAN OF OPERATION)( 平成 19 年 3 月 15 日調印 ) 及び機構とインドネシア共和国地質庁との間の変更覚書 ( 平成 20 年 5 月 29 日調印 ) に基づいて地質庁地質資源センター エネルギー鉱物資源省鉱物石炭地熱総局鉱物石炭地熱プログラム監督局及び鉱物石炭企業監督局の間で調印された年次計画 (FIFTH ANNUAL PLAN OF OPERATION)( 平成 20 年 5 月 29 日調印 ) により, 機構側が担当する調査項目については財団法人石炭エネルギーセンターに委託して実施した調査業務の成果報告書である 本業務の遂行に当たっては, 経済産業省資源エネルギー庁資源 燃料部石炭課 インドネシア共和国地質庁地質資源センター エネルギー鉱物資源省鉱物石炭地熱総局鉱物石炭地熱プログラム監督局及び鉱物石炭企業監督局の関係各位からご指導 ご助言を賜り, 所期の目的を達成することができた ここに日本インドネシア両国の関係各位に対し厚く御礼申し上げる 平成 21 年 3 月独立行政法人新エネルギー 産業技術総合開発機構

3 海外地質構造調査 日本インドネシア石炭資源解析調査 成果報告書の要約書 委託先 : 財団法人石炭エネルギーセンター 独立行政法人新エネルギー 産業技術総合開発機構 (NEDO) とインドネシア共和国地質鉱物資源総局 (DGGMR) の間で締結された覚書及びインドネシア共和国地質庁との間で締結された変更覚書に基づき NEDO と地質庁地質資源センター エネルギー鉱物資源省鉱物石炭地熱総局鉱物石炭地熱プログラム監督局及び鉱物石炭企業監督局の間で調印された第四及び第五年次計画に基づき, 本調査業務を実施した 本調査はフェーズ2として東 南カリマンタン地域 ( 約 110,000km2) を対象とした インドネシア共和国バンドン市の地質資源センター (Center for Geological Resources:CGR) 内にコンピュータシステム ( ハード ソフト )System1, 2 を設置し作業を行った 石炭資源解析 評価のためのデジタルデータベース構築作業を継続して実施し 既存ソフトを統合するソフトウェアの設計及び作成した 作業に当たってはインドネシア側と協議を密に行い 有効なシステムの構築を目指した 1. 事業目的インドネシア共和国の石炭資源を把握し 目的に応じた採掘炭量の算出や 既存炭鉱地域との間に位置する連続性のある挟炭層等を明らかにする評価をすることで インドネシアにおける新たな石炭資源開発や投資の参考となる石炭資源解析 評価システムを作成する 2. 事業概要平成 19 年度 20 年度は フェーズ2の東 南カリマンタン地域を対象として フェーズ1にて設置したコンピュータシステム ( ハード ソフト ) システム1を引き続き設置し 外部からのアクセスを可能とするコンピュータシステム ( ハード ソフト ) システム2を設置した 石炭資源解析 評価のためのデジタルデータベース構築作業を継続して実施した 既存ソフトを統合するソフトウェアの設計及び作成を行い有効なシステムの構築した また 事業の遂行にあたってはインドネシア側と協議を密にして行った 3. 調査対象地域調査対象地域は東 南カリマンタン地域約 110,000km 2 である 4. 調査内容主な調査内容は下記の通りである

4 (1)System1 の設置 フェーズ 1 にて設置した System1 のハード ソフトウェアを引き続きバンドンの CGR 内に単年度再リース契約で設置した (2)System2 の設置 外部からのアクセスを可能とする System2 のハード ソフトウェアをバンドンの CGR 内にリース契約で設置した (3) デジタルデータベースの構築フェーズ1にて実施したデータベース構築作業の手法に基づき引き続きデータベースの構築を行った 1 衛星画像による露天採掘状況調査対象区域を未露天採掘区域に設定するため 調査対象区域をカバーする衛星画像により調査対象区域を決定した 2 NEDO,CGR 及び民間会社の探査データを使用し フェーズ2で以下の 18 地域においてデジタルデータベースを構築した 東カリマンタン州 (15 地域 ):Embalut West, Loajanan South, Langap, Pelakan, Long Nah, Long Lees, Muara Wahau, Marah Haloq, Buana Jaya, Marangkayu, Senyiur Ritan, Lao Lepu, Pengadan, Long Iram, Melamuk 南カリマンタン州 (3 地域 ):Batulicin, Tapin, Jorong また 構築したデータベース及び解析機能により 資源量 埋蔵量の評価を行い 18 地域合計で石炭資源量約 210 億トン 石炭埋蔵量約 117 億トンを試算した また 石炭資源関連データ (General Data) データベースを構築した (4) 既存ソフトウェア統合ソフトの設計及び作成作業外部からアクセスし データベースの利用及び評価機能等の利用等を行うための System2 の設計及び作成を行った さらに System1についても 基本 GIS ソフトのバージョンアップに対応し また System2 との円滑な連結を考慮して手直しを行った (5) データ 資料の質 量 保管体制の確認作業 CGR で保管中の民間企業返還鉱区等の探査データの確認を行い プロジェクトエリア設定に充分な探査データの質 量を確認し データベース構築地域とした (6) 南 東カリマンタン地域のデータ 情報の収集州 県政府が管理にている石炭資源関連データ (General Data) の提供等を依頼するた

5 め東カリマンタン州 県政府の関連機関を訪問し データ 情報の収集を行った (7) システム運用に関するデータ及びユーザー管理分類 及び 日本の優先使用権等システム運用の検討統合ソフトの設計 作成をするため システム構造 運用法の基本仕様として日本案にてシステムの作成 及び動作試験を行った データ及びユーザー管理分類は後日でも修正可能である また 日本へも CGR に設置してある System1 及び System2 と同一のシステムを設置することで基本的に合意した (8)System1 及び System2 のマニュアル及びガイドラインを英語にて作成した (9) インドネシア側の責任者 管理者 オペレータの教育 訓練の実施 CGR 事務所内で地質トレーニングを4 回 及びシステムトレーニングを4 回実施した (10) 成果報告会をジャカルタで実施し 関係者への成果を発表した また 会場にて System2 のデモを実施した (11) 報告書の作成調査内容を報告書に取り纏め 和 英文各 CD5 部作成した また 英文要約版は5 部作成した

6 目次 1. 事業目的 調査内容 調査全体概要 調査目的 調査期間 調査対象地域 調査方法 調査実施体制及び主な調査従事者 フェーズ 1 南スマトラ地域の調査 調査対象地域 調査期間及び各年度の調査内容 石炭資源解析評価地域 解析評価で使用した探査資料 探査データベースの構築 データベース構築手順 データベース構築に使用した機器 (System1) データベースの構築方法 データベースの構築状況 石炭資源関連情報 (General Data) データベースの構築 調査結果 成果品 石炭資源量 (Resources) 石炭埋蔵量(Reserves) の評価結果 評価地域の概要 フェーズ 2 カリマンタン地域の調査 調査対象地域 調査期間及び各年度の調査内容 石炭資源解析評価地域 解析評価で使用した探査資料 衛星画像による露天採掘状況調査 調査目的 使用した衛星画像 画像処理 画像解析結果 探査データベースの構築 データベース構築手順...80 i

7 3.6.2 データベース構築に使用した機器 (System1) データベースの構築方法 データベースの構築状況 石炭資源関連情報 (General Data) データベースの構築 調査結果 成果品 石炭資源量 埋蔵量の評価結果 評価地域の概要 システムトレーニング System1 操作トレーニング System2 システム管理運用トレーニング トレーニングの成果 システムの導入 作業全体概要 作業目的 作業内容 作業期間 作業実施体制及び主な作業従事者 システム全体概念設計 ( 平成 16 年度 JCOAL 実施 ) インドネシアの現状調査 システム全体概念設計 System1 の導入 既存ハードウェア ソフトウェアの選定 設置 ( 平成 16~17 年度 JCOAL 実 施 ) 統合ソフトウェアの設計製作 System2 の導入 System2 の概要 データ公開用ソフトウェアの設計 製作 レベリング レベリング機能の概要 レベリングプログラム レベリングの内容 システムのデモンストレーション デモンストレーションプログラムの製作 デモンストレーション (JCOAL 実施 ) ii

8 添付資料 1. インドネシアの炭量計算基準 2. これまでのインドネシア炭量 3. システムトレーニング用教材 iii

9 図表一覧 図一覧図 CGR 事務所写真...2 図 プロジェクト室内写真...2 図 南スマトラ調査対象地域...7 図 南スマトラ地域評価地域位置図...10 図 作業フロー 成果品 ( 既存探査資料のデータベース化 )...16 図 試錐柱状対比図の例...23 図 地形図の例...25 図 炭層等深線図の例...26 図 炭層露頭線図の例...27 図 D 鳥瞰図の例...27 図 アイソバリューマップ ( 炭厚 ) の例...28 図 アイソバリューマップ ( 水分 ) の例...29 図 アイソバリューマップ ( 灰分 ) の例...29 図 アイソバリューマップ ( 発熱量 ) の例...30 図 アイソバリューマップ ( 全硫黄 ) の例...30 図 石炭資源量計算図の例...32 図 本調査での炭量の定義...37 図 ハードコピー成果品 (M 地域 ) の例...49 図 ハードコピー成果品 ( 全成果品 )...49 図 南スマトラ石炭関連情報成果品...51 図 カリマンタン地域調査対象地域位置図...63 図 カリマンタン地域解析評価地域位置図...66 図 既存探査資料 ( 一部 )...67 図 LANDSAT/ETM+ 使用画像...73 図 カラー合成画像...75 図 モザイク処理画像...76 図 カラー合成画像による露天採掘区域抽出例...78 図 露天採掘区域抽出結果...79 図 作業フロー 成果品 ( 既存探査資料のデータベース化 )...81 図 System 1 設置...83 図 試錐柱状のデータベース化作業写真...85 図 試錐柱状対比図の例...89 図 地形図の例...90 iv

10 図 炭層等深線図原稿作成作業...92 図 炭層等深線図原稿スキャニング作業...92 図 炭層等深線図モデリング作業中...93 図 炭層等深線図の例...93 図 炭層露頭線図の例...94 図 D 鳥瞰図の例...95 図 アイソバリューマップ作成作業写真...96 図 アイソバリューマップ ( 炭厚 ) の例...96 図 アイソバリューマップ ( 水分 ) の例...97 図 アイソバリューマップ ( 灰分 ) の例...97 図 アイソバリューマップ ( 発熱量 ) の例...98 図 アイソバリューマップ ( 全硫黄 ) の例...98 図 石炭資源量計算作業 図 採掘制限区域図の例 図 石炭資源量計算図の例 図 本調査での炭量の定義 図 ハードコピー成果品 (P 地域 ) 図 ハードコピー成果品 ( 全成果品 ) 図 System1 操作トレーニング 図 システム全体構成図 図 導入システム写真 図 データフロー図 図 データクラス設計例 ( 試錐データ ) 図 統合ソフトウェアの構成 図 Report Manager メイン画面 図 Report Manager 編集画面 図 Report Manager データインポート画面 図 岩相マッチング画面 図 炭層モデル定義 データアップロード画面 図 断層モデル定義 アップロード画面 図 Report 定義画面 図 フィールドマッチング画面 図 グリッド演算による炭量計算法 図 グリッド炭量計算の GUI 図 炭量計算パラメータ設定画面 図 コンター作成機能設定画面 v

11 図 剥土比計算設定画面 図 剥土比解析結果の例 図 品位解析設定画面 図 品位分析解析結果の例 図 System2 構成図 図 System2 システム構成図 図 ソフトウェア構成 図 インターネット回線状況 図 System2 データベース概念図 図 情報参照画面 図 石炭関連属性検索画面 図 テーマ解析フロー 図 意志決定支援機能フロー 図 Public アプリケーション情報参照例 図 ユーザー管理画面 図 System1 レベリング設定画面 図 Project エリアレベリング 図 データセットレベリング 図 ログイン 管理画面 図 データ参照画面 図 データ検索画面 図 テーマ別評価画面 図 総合評価画面 vi

12 表一覧表 全体調査工程...4 表 南スマトラ地域の調査工程...8 表 南スマトラ地域解析評価地域...9 表 南スマトラ地域調査で使用した探査資料 (1)...12 表 南スマトラ地域調査で使用した探査資料 (2)...13 表 南スマトラ地域解析評価地域の探査状況...14 表 System1 の構成...17 表 岩質区分及び表示法...18 表 試錐位置データベースの例...19 表 試錐柱状データベースの例...20 表 露頭位置データベースの例...20 表 露頭柱状データベースの例...21 表 石炭分析データベースの例...22 表 確実度別炭量区分...31 表 理論石炭資源量計算表の例...33 表 採掘対象資源量計算表の例...34 表 採掘制限資源量計算表の例...35 表 石炭埋蔵量計算表の例...37 表 評価地域炭層別総括表の例...39 表 評価地域総括表の例...39 表 南スマトラ地域調査地域のデータベース構築状況 (1)...41 表 南スマトラ地域調査地域のデータベース構築状況 (2)...42 表 南スマトラ地域調査地域のデータベース構築状況 (3)...43 表 南スマトラ地域調査地域のデータベース構築状況 (4)...44 表 南スマトラ地域石炭関連情報...46 表 評価地域...47 表 南スマトラ探査データベース成果品...48 表 南スマトラ石炭関連情報データベース...50 表 南スマトラ石炭資源量...53 表 南スマトラ試算石炭埋蔵量...54 表 南スマトラ調査結果総括表...55 表 評価地域の概要 (1)...57 表 調査地域の概要 (2)...58 表 調査地域の概要 (3)...59 表 調査地域の概要 (4)...60 vii

13 表 調査地域の概要 (5)...61 表 カリマンタン地域の調査工程...64 表 カリマンタン地域解析評価地域...65 表 カリマンタン地域調査で使用した探査資料 (1)...68 表 カリマンタン地域調査で使用した探査資料 (2)...69 表 カリマンタン地域解析評価地域の探査状況...70 表 LANDSAT/ETM+ のデータ概要...72 表 System1 の構成...82 表 岩質区分及び表示法...84 表 試錐位置データベースの例...85 表 試錐柱状データベースの例...86 表 露頭位置データベースの例...86 表 露頭柱状データベースの例...87 表 石炭分析データベースの例...88 表 確実度別炭量区分...99 表 石炭資源量計算表の例 表 採掘対象資源量計算表の例 表 採掘制限資源量計算表の例 表 石炭埋蔵量計算表の例 表 評価地域炭層別総括表の例 表 評価地域総括表の例 表 カリマンタン地域データベース構築状況 (1) 表 カリマンタン地域データベース構築状況 (2) 表 カリマンタン地域データベース構築状況 (3) 表 カリマンタン地域データベース構築状況 (4) 表 カリマンタン地域石炭関連情報 表 カリマンタン地域解析評価地域 表 探査データベース成果品 表 石炭関連情報データベース ( 南スマトラ カリマンタン ) 表 カリマンタン石炭資源量 表 カリマンタン試算石炭埋蔵量 表 カリマンタン調査結果総括表 表 評価地域の概要 (1) 表 評価地域の概要 (2) 表 評価地域の概要 (3) 表 評価地域の概要 (4) viii

14 表 評価地域の概要 (5) 表 システム導入工程 表 平成 17 年度導入システム 表 各ソフトウェアの名称及び用途 (1) 表 各ソフトウェアの名称及び用途 (2) 表 各ソフトウェアの名称及び用途 (3) 表 統合ソフトウェアの設計 製作工程 表 レイヤー設計例 ( 探査データ ) 表 データフィールド設計例 ( 試錐データ ) 表 フォーマットファイル 表 炭量計算表フォーマット 表 炭層別総括表フォーマット 表 プロジェクト区域別フォーマット 表 成果図面データテーブル定義 表 プロジェクト総括テーブル定義 表 炭層別総括テーブル定義 表 System2 システム構成内容 表 データ公開用ソフトの設計製作工程 表 ユーザー区分 表 レベリング設定状況 表 デモンストレーション一覧表 ix

15 1 調査全体概要 1.1 調査目的インドネシア政府は日本政府に対し インドネシアにおける石炭資源量調査を日イ共同で実施することを提案してきた インドネシアは我が国への重要な石炭供給国であり その調査の実施は我が国への海外炭の安定供給の一翼を担うと共に アジア太平洋地域の石炭需給の安定にも資する事より 日本政府は本調査を日イ共同で実施することを決定した 平成 17 年 1 月 10 日 新エネルギー 産業技術総合開発機構 (NEDO) と Directorate General of Geology and Mineral Resources of Indonesia (DGGMR) 間で The Joint Study on Evaluation of Coal Resources and Reserves in Indonesia に関する Memorandum of Understanding (MOU) が締結され 平成 16 年度 ~20 年度の 5 年間に渡り インドネシアの石炭資源解析調査を日イ共同で実施することが決定した 本調査の目的は インドネシアの石炭資源量及び埋蔵量を新しいインドネシア炭量計算基準に基づき解析評価し その結果を公開できるようにする事である 1.2 調査期間 調査対象地域本調査の全体調査期間は平成 16 年度 ~20 年度の 5 年間であるが 全体期間を第 1 フェーズ及び第 2 フェーズに分け 第 1 フェーズ終了時にその調査結果を外部有識者により評価した上で 第 2 フェーズに移行した 各フェーズの調査期間 調査対象地域は下記の通りである 第 1 フェーズ調査期間 : 平成 16 年度 ~18 年度調査対象地域 : 南スマトラ地域第 2 フェーズ調査期間 : 平成 19 年度 ~20 年度調査対象地域 : カリマンタン地域 1.3 調査方法調査目的を達成するために 本調査では下記の方法で調査を進めた (1) 石炭資源量 埋蔵量の解析評価 NEDO 及びインドネシア政府から提供された資料を基に 石炭探査データベース及び石炭関連情報データベースを構築し 石炭資源量 埋蔵量を評価した またデータベース構築には GIS 手法を用いた なお本調査ではインドネシアの基本的財産である資源に関するデータを取り扱う事より データの守秘性を守るため インドネシア側から提供された資料のデータベース化 解析評価作業はバンドン市 CGR 事務所プロジェクト室においてのみ行った また 作業用に System1 を導入し 解析評価の効率化を図った 1

16 図 CGR 事務所写真 図 プロジェクト室内写真 2

17 (2) 調査結果の公開性確保 調査結果にインターネット等でアクセス可能とするために System2 を導入した ま た 使用言語は英語とした 1.4 調査実施体制及び主な調査従事者 (1) 調査実施体制 NEDO JCOAL 共同企業体 MOU 締結 共同調査 三井鉱山エンジニアリング株式会社三菱マテリアル株式会社 DGGMR CGR( 旧 DMRI) DMCE CGR : Center for Geology Resources DMCE : Directorate of Mineral and Coal Enterprises (2) 主な調査従事者石炭エネルギーセンター 共同企業体 辛島洋士冨田新二柏瀬陽一古川一彦池田陽子金子宣弌宮池周作青山秀夫小泉由起子 3

18 表 全体調査工程 4 16 年度 17 年度 18 年度 19 年度 20 年度 備考 調査 現状調査 調査方法の検討 南スマトラ地域調査 カリマンタン地域調査 報告書 システム 導入システムの全体検討 注 1) System1 機器導入 JCOAL 実施 統合ソフトの設計 製作 JCOAL 実施 注 2) System2 ソフトの設計 製作 JCOAL 実施 機器導入 JCOAL 実施 技術研修 地質研修 JCOAL 実施 ( 技術者派遣 ) システム研修 注 1)System1: データベース作成用システム 2)System2: データベース公開用システム

19 2 フェーズ 1 南スマトラ地域の調査 2.1 調査対象地域南スマトラ地域 ( 約 60,000km 2 ) 2.2 調査期間及び各年度の調査内容南スマトラ地域の調査は平成 16~18 年度に実施した 各年度の主な調査内容は下記の通りである (1) 平成 16 年度調査本調査に関する NEDO と DGGMR との MOU は 平成 17 年 1 月に締結された 従って平成 17 年 1~3 月に 2 回の現地調査を実施し 既存探査データの内容 インドネシア側の調査実施体制 現地の作業環境等を把握すると共に 今後の調査方法についてインドネシア側との協議を行い 17 年度以降の本格調査開始に備えた また 本調査の成果品の 1 部をインターネット等で外部よりアクセス可能とすることとしたため それに必要なシステムの全体基本設計を行うと共に 当面データベース作成に必要な System1( ハードウェア ソフトウェア ) の仕様も検討した 日イ双方で合意した今後の調査方法は 下記の通りである 本調査の調査方法 南スマトラ地域では これまで CGR NEDO 民間企業により多数の石炭探査が実施され それらの資料は現在 CGR NEDO 等で保管されている しかし それら資料の形式は様々であると共に 大部分がデジタル化はされていない 従って 本調査では先ずそれらの資料をデジタル化し GIS 手法を用いて探査データベースを構築し それに基づき新しいインドネシア炭量計算基準に基づき石炭資源量を計算し 統一的に石炭資源評価を行うこととした また データの守秘性を守るため 作業はバンドン市 CGR 事務所内で行うこととした (2) 平成 17~18 年度調査平成 16 年度に日イ双方で合意した調査方法に基づき 平成 17 年度より南スマトラ地域の調査を開始した 平成 17 年度に計 5 回 平成 18 年度にも計 5 回の現地調査を実施して 南スマトラ地域の 20 地域での探査データベースの構築 石炭資源評価を完了した また 石炭資源を総合的に評価するためには石炭関連一般情報も重要なため 探査データベース以外に石炭関連情報データベースも合わせて構築した なお JCOAL はデータベース作成に必要な System1 を 平成 17 年 7 月にリース契約でバンドン市 CGR 事務所プロジェクト室内に設置した また既存ソフトウェアを効 5

20 率的に動作させるための統合ソフトウェアの設計 一部製作も平成 17~18 年度に行っ た 6

21 7 図 南スマトラ調査対象地域

22 表 南スマトラ地域の調査工程 16 年度 17 年度 18 年度 調査調査準備データベース構築探査データベース石炭関連情報データベース注 System1 1) 2) の導入注全体システム基本設計機器の設置統合ソフトの設計 製作報告書 注 1) System1: データベース作成用システム 2) System1 の導入 :JCOAL により実施 2.3 石炭資源解析評価地域本調査はインドネシア政府及び NEDO 等より提供された探査資料に基づいて調査を進めたが それらの探査資料には同一地域を重複して探査している場合がある その場合 本調査ではそれら重複探査資料を合わせて解析することとし 新たに解析評価を行う範囲を設定し直し 本調査での 評価地域 ( プロジェクトエリア ) と称して調査を実施した 南スマトラ州内には 新第三紀の南スマトラ炭田が広く分布している 平成 17~18 年度に調査を実施した地域 ( プロジェクト地域 ) は 南スマトラ州北部では A 地域 (4 炭層 ) B 地域 (3 炭層 ) C 地域 (6 炭層 ) D 地域 (6 炭層 ) E 地域 (6 炭層 ) F 地域 (2 炭層 ) G 地域 (4 炭層 ) H 地域 (5 炭層 ) の 8 地域 中部では I 地域 (6 炭層 ) J 地域 (5 炭層 ) K 地域 (5 炭層 ) L 地域 (4 炭層 ) M 地域 (7 炭層 ) の 5 地域 南西部では N 地域 (5 炭層 ) O 地域 (1 炭層 ) P 地域 (4 炭層 ) Q 地域 (8 炭層 ) R 地域 (2 炭層 ) の 5 地域 南東部では S 地域 (2 炭層 ) T 地域 (6 炭層 ) の 2 地域であり 総プロジェクト地域は 20 地域 総解析炭層数は 91 炭層である 8

23 表 南スマトラ地域解析評価地域 炭田 地域 調査地域 炭層数 South Sumatra 北部 8 (A, B, C, D, E, F, G, H) 36 中部 5 (I, J, K, L, M) 27 南西部 5 (N, O, P, Q, R) 20 南東部 2 (S, T) 8 合 計 20 地域 91 9

24 10 図 南スマトラ地域評価地域位置図

25 2.4 解析評価で使用した探査資料南スマトラ州の大部分の地域での主要炭層は 新生代第三紀中新世に属する Muara Enim 層中に賦存する炭層である 炭質は水分がやや多く 発熱量がやや低い JIS 区分での亜瀝青炭に属するものが多い 現在操業中の主な炭鉱は Tanjung Enim 地域の PT. Batubara Bukit Asam(PTBA) であり PTBA ではかって坑内採掘も行われていたが 現在は大規模な露天掘のみで採掘中である Tanjung Enim 以外の地域では 民間企業により多数の石炭鉱区が設定されている 本調査では NEDO インドネシア政府 PTBA より本調査用に提供された合計 22 探査資料に基づいて調査を進めた 使用した探査資料は下記の 5 資料に区分される 1NEDO が実施した地質探査資料 :6 資料 2インドネシア政府が実施し 現在 CGR が保管している探査資料 :12 資料 3PTBA と CGR が共同で行った探査資料 :1 資料 4Royal Dutch Shell (Shell) が実施した探査資料 :1 資料 5 民間会社が探査を実施したが CCOW 契約 (Coal Contract of Work) に基づき 鉱区の一部を政府に返還したため 現在政府所有となっている探査資料 :2 資料 11

26 表 南スマトラ地域調査で使用した探査資料 (1) 12 調査者 CGR 報告書名 Penyelidkam Batubara Bersistem Dalam Cekungan Sumatera Selatan Di Daerah Sungai Pinang Dan Sekitarnya Kab, Musi Rawas Dan Kab, Musi Banyuasin Laporan Pengkajian Endapan Batubara Bersistem Dalam Cekungan Sumatera Selatan Di Daerah Sekayu-Mangunjaya Kabupaten Musi B i Pengkajian Batubara Bersistem Dalan Cekungan Sumatera Selatan Di Daerah Bayat, Kabupaten Musi Banyuasin Pengkajian Cekungan Batubara Bersistem Dalan Cekungan Sumatera Selatan Di Daerah Muara Lakitan, Kabupaten Musi Pawas Provinsi Sumatera Selatan Pengkajian Batubara Bersistem Dalan Cakungan Sumatera Selatan Di Daerah Kota Tengah, Prop. Sumatera Selatan Dan Jambi Pengkajian Batubara Bersistem Dalam Dekungan Sumatera Selatan Di Daerah Nibung Dan Sekitarnya Kabupaten Sarolangun, Provinsi Jambi Dan Kabupaten Musi Banyuasin Dan Musi Rawas, Provinsi Sumatera Selatan Penyelidikan Batubara Bersistem Dalam Cekungan Sumatera Selatan Di Daerah Musi Rawas Dan Sekitarnya Kab, Sarolangun, Provinsi Jambi, Serta Kab, Musi Benyasin Uasin Dan Musi Rawas Provinsi Sumatera Selatan Penyelidikan Batubara Bersistem Dalam Cekungan Sumatera Selaten Di Daerah Benakat Minyak Den Sekitarnya Kabupaten Muara Enim Provinsi Sumatera Selatan Laporan Pengkajian Batubara Bersistem Dalam Cekungan Sumatera Selatan Di Daerah Babat, Kabupaten Musi Banyuasin Provinsi Sumatera S l t Laporan Inventarisasi Batubara Bersistem Di Daerah Tanjung Lubuk Dan Sekitarnya Kabupaten Ogan Komering Ilir Dan Kabupaten Ogan Komering Ulu Propinsi Sumatera Selatan Laporan Inventarisasi Batubara Bersistem Di Daerah Pagardewa Kabupaten OKI Provinsi Sumatera Selatan Laporan Pengkajian Batubara Bersistem Dalam Cekungan Sumatera Selatan Di Daerah Lubuk Mahang Kabupaten Musi Banyuasin Propinsi Sumatera Selatan 地域 調査年 調査状況 露頭調査試錐調査地震調査 VSP 調査石炭分析岩石試験水文調査 J 14 孔 K 15 D 11 I 21 C 14 A 13 B 12 L 14 H 12 S 7 T 15 E 16 : 実施 : 実施せず

27 表 南スマトラ地域調査で使用した探査資料 (2) 調査者 NEDO 報告書名 平成 8~12 年度海外地質構造調査日本インドネシア石炭共同探査 Tanjung Enim プロジェクト 平成 8~12 年度海外地質構造調査日本インドネシア石炭共同探査 Tanjung Enim プロジェクト 平成 13~16 年度海外地質構造調査日本インドネシア石炭共同探査 Bunian Kungkilan プロジェクト 平成 13~16 年度海外地質構造調査日本インドネシア石炭共同探査 Bunian Kungkilan プロジェクト 地域 調査年 調査状況露頭調査試錐調査地震調査 VSP 調査石炭分析岩石試験水文調査 R 1996~ 孔 10.19km 6 孔 N 1996~ P 2001~ Q 2001~ 平成 5 年度海外地質構造調査に係る企業化基礎調査 Muara Lakitan 地区 I 平成 10 年度海外地質構造調査に係る企業化基礎調査 Sungai Lylin 地区 F PTBA Laporan Eksplorasi Batubara Di Daerah Air Serolo, Kabupaten Lahat, Provinsi Sumatera Selatan O 企業 Peta Eksplorasi Batubara Daerah Sigoyang Benuang Kabupaten Muara Enim Propinsi Sumatera Selatan M Laporan Eksplorasi Terinci Endapan Batubara Di Daerah Block C Selatan dan Block A Brunai Kecamatan Babattoman Kabupaten Musi Banyuasin Propinsi Sumatera Selatan G, H Shell J 20 K 12 H 9 F 4 M 55 N 21 : 実施 : 実施せず

28 表 南スマトラ地域解析評価地域の探査状況 14 地域 NEDO 調査 CGR 調査 Shell 調査 PTBA 調査企業調査合計試錐露頭石炭分析試錐露頭石炭分析試錐露頭石炭分析試錐露頭石炭分析試錐露頭石炭分析試錐露頭石炭分析 J K I F D B C L A R N P Q H G O S E T M 合計

29 2.5 探査データベースの構築 データベース構築手順本調査では 今後インターネット等を利用してデータを公開することを前提として 以下の手順でデジタルデータベースの構築及び石炭資源の解析評価を行った なお データベースの構築には GIS 手法を用い 使用言語は英語とした 作業手順 1 使用座標系の統一 2 岩質表示法の統一 3 試錐データのデジタル化 ( テーブルデータ化 ) 4 露頭データのデジタル化 ( テーブルデータ化 ) 5 石炭分析結果のデジタル化 ( テーブルデータ化 ) 6 試錐柱状対比図の作成 7 地形図のデジタル化 ( ラスターデータ化 ) 8 炭層等深線図のデジタル化 ( ラスターデータ化 ) 9 炭層露頭線図 3D 鳥瞰図の作成 10アイソバリューマップのデジタル化 ( ラスターデータ化 ) 11 採掘制限区域図の作成 12 炭量計算図の作成 13 石炭資源量の計算 14 石炭埋蔵量の計算 15

30 資料のデジタル化基礎データベース構築地質モデリング化グリッドデータベース構築石炭資源評価成果品データベース構築 ( レポート プロジェクトデータベース ) ( 成果品データベース ) デジタル化作業基礎データベースの構成モデリング化作業グリッドデータベースの構成石炭資源評価内容成果品データベースの構成 16 テーブルデータ化 テーブルデータベース グリッドモデルの作成炭厚データベース地質構造複雑度評価試錐位置 試錐データ試錐データベース炭厚モデル灰分データベース炭層状況評価試錐柱状 露頭データ露頭データベース灰分モデル硫黄分データベース ( 炭厚 灰分等 ) 露頭位置 分析データ分析データベース硫黄分モデル水分データベース資源量 埋蔵量評価露頭柱状 水分モデル発熱量データベースオリジナル石炭分析表 ベクトルデータ化 ベクトルデータベース発熱量モデルコンポジット石炭分析表 炭層等深線図 炭層等深線データベース 炭層深度データベース 試錐柱状対比図 地形図 地形図データベース ベクトル ラスター変換 地形データベース 地形図 炭層深度モデル 炭層露頭線図 既存デジタルデータ入力 既存データデータベース 地形モデル 3D 鳥かん図 地質図 地質図データベース 炭層等深線図 鉱区図 鉱区図データベース 炭層等厚線図 保護区図 保護区図データベース 灰分等品位線図 General Data General Dataデータベース 水分等品位線図硫黄分等品位線図発熱量等品位線図 技術者による解析 評価 採掘制限区域図 Resources 計算図 全 Resources 計算表 採掘対象 Resources 表 採掘制限 Resources 表 Reserves 計算表 炭層別総括表 地域別総括表 標準地質柱状図 Data Source General Data 図 作業フロー 成果品 ( 既存探査資料のデータベース化 )

31 2.5.2 データベース構築に使用した機器 (System1) 本調査では GIS 手法を用いてデータベースを構築すること 取り扱うデータ量が膨大になることより それに対応可能なシステム ( ハードウェア ソフトウェア ) を用いて調査を進めた システムは平成 17 年 7 月にバンドン市 CGR 事務所プロジェクト室に設置し 調査に使用していたが 平成 19 年には一部ソフトウェアのバージョンアップを図った またシステムは定期的に点検 クリーンアップを行い 週 1 回バックアップし データを保存すると共に 停電に備え無停電装置を併設している 表 System1 の構成 機器類 仕様 製品名 数量 ハードウェアデスクトップPC Fujitsu Desk Power P321, 無停電装置付 3 サーバー Primergy TX 200S2f, 無停電装置付 1 レーザープリンター HP Laser Printer 5550DN 1 スキャナー プロッター HP Design Jet 815mfp, A0 1 デジタイザー CALCOMP DBⅣ 3648S 1 ノートブックパソコン Life Book S ゼロックス Fuji Xerox DC156 1 エアコン 3pk, Ceiling Type 1 ソフトウェア PC 用 ArcInfo ArcEditor Spatial Analyst 3 Geostatial Analyst 3 3D Analyst 3 Microsoft Office Pro Auto CAD Norton Anti Virus 3 Arc Scan for ArcGIS 1 Coal Mine Analyst( 日本製 ) 1 Coal GIS( 日本製 ) 1 サーバー用 Windows Svr Std Arc SDE 1 SQL Svr SQL CAL SYMANTEC Antivirus 注 ) 仕様 : 平成 17 年導入時の仕様 データベースの構築方法 (1) 使用座標系の統一 NEDO 探査資料 CGR 探査資料 PTBA 提供 民間企業探査資料は 各々探査実施時期や探査実施者が異なっているため 使用されている座標系が異なり そのままでは本調査には使用出来ない 本調査では現在南スマトラ州で最も一般的に使用されている 17

32 WGS/84UTMZONE48S 測地系を使用することとし 各探査資料の座標系変換を行って 調査を進めた (2) 岩質表示法の統一試錐柱状や露頭柱状をデジタル化する場合 岩質の区分及び表示法を統一しておく必要がある 日本技術者と CGR 技術者とで協議の上 本調査での岩質区分及びその表示法を下記の通りとした 表 岩質区分及び表示法 岩 質 記号 石炭 Coal C Coal (Core Loss) CLOS 炭質泥岩 Coaly Clay SHC Carbonaceous claystone CCL 礫岩 Conglomerate CGL 砂岩 Sandstone SS Coarse grained sandstone CS Medium grained sandstone MS Fine grained sandstone FS Very fine grained sandstone VFS 砂質泥岩 Sandly siltstone SSH 泥岩 Siltstone SLT Claystone CLY 互層 Alternation sandstone/siltstone ALT その他 Igneous Rock IGR Tuff TF Limestone LS Soil SOIL Not cored NOT Core Loss LOS (3) 試錐データのデジタル化 1 試錐位置データのデータベース化試錐位置データは下記フォーマットでデータベース化した なお平成 19 年度にフォーマットの一部を改良した このテーブルデータからプロッターを用いて試錐位置図を作成し 地質解析に用いた 18

33 表 試錐位置データベースの例 BoreholeName X Y Z Total Depth Type Year Drilled Company ID LK DMRI 1 LK DMRI 2 LK DMRI 3 LK DMRI 4 LK DMRI 5 LK DMRI 6 LK DMRI 7 LK DMRI 8 LK DMRI 9 LK DMRIZ0 10 LK DMRIZ0 11 LK DMRIZ0 12 LK DMRIZ0 13 LK DMRIZ0 14 LK DMRIZ0 15 LK DMRIZ0 16 LK DMRIZ0 17 LK DMRIZ0 18 ML NEDO 19 ML NEDO 20 ML NEDO 21 2 試錐柱状データのデータベース化 NEDO 探査資料 CGR 探査資料 PTBA 探査資料 民間会社探査資料には ハードコピーの試錐柱状図が添付されている 本調査では それらを読み取ることにより下記フォーマットの From To 形式でのデータベースを作成した なお 平成 19 年度にフォーマットの一部を改良した Shell 探査資料の一部は From To 形式のハードコピーテーブルデータとして CGR に保管されているため そのままフォーマットに基づきデータベース化した また 一部はハードコピー試錐孔内物理検層図として保管されているため それを読み取ることによりデータベース化した 炭層名は 試錐対比柱状図や炭層等深線図作成等の地質解析作業を行いながら決定した 作成した試錐柱状テーブルデータは試錐柱状図 試錐柱状対比図 炭厚アイソバリューマップの作成に使用した 19

34 表 試錐柱状データベースの例 SEQ NO BoreholeName From To Thickness Dip RockType SeamName Sample ID Comment TRUETHICKNESS BOREDIP 595 ML C ML VFS ML LOS ML VFS ML FS ML CLY ML ALT ML SSH ML CLY ML SSH ML C 2U ML CLY ML VFS ML CLY ML SSH ML CLY ML FS ML VFS ML FS ML CLY ML VFS ML SSH ML VFS ML MS ML C ML SHC ML C ML SHC ML CLY -90 (4) 露頭データのデジタル化 1 露頭位置データのデータベース化 CGR 探査資料には露頭一覧表が添付されているため それを下記フォーマットに基づきデータベース化した なお 平成 19 年度にフォーマットの一部を改良した NEDO 探査資料 PTBA 探査資料 民間企業探査資料では調査図から露頭位置 走向傾斜を読み取り データベース化した なお Shell 探査資料には露頭データはない これらのテーブルデータベースからプロッターを用いて露頭位置 走向傾斜を図面化し 地質解析に使用した 表 露頭位置データベースの例 Outcrop No X Y Z Strike Dip Type A A A A A A A A A A A A A A A

35 2 露頭柱状データのデータベース化露頭柱状データは 下記のフォーマットでデータベース化した なお 露頭柱状が不明の場合には 露頭層厚を 1mと仮定してデータベースを作成した また 炭層名は炭層等深線図作成等の地質解析作業を行いながら決定した 表 露頭柱状データベースの例 SEQ NO Outcrop No From To Thickness Dip RockType SeamName MeasureType Sample ID Comment C 2 U C 2 U C 2U1 U C 2 U C 2U2 U C 12 U C 13 U C 1 U C 2 U C 2U1 U C 13 U C 2U1 U C 2U2 U C 13 U C 2 U C 2 U C 12 U C 13 U C 2 U (5) 石炭分析結果のデジタル化プライサンプルによる分析が多いため 石炭分析データベースは オリジナル石炭分析データベース と コンポジット石炭分析データベース 2 種類を作成した なお それら 2 種のデータベースのフォーマットは同一フォーマットである オリジナル石炭分析データベースは 既存探査資料に添付されている分析結果を フォーマットに基づきそのままデータベース化したものである 従って このデータベースにはプライサンプル分析結果とコンポジットサンプル分析結果の両方が含まれている コンポジット石炭分析データベースは 炭層の全山丈品位のデータベースであり コンポジットサンプル分析結果のデータベースである 但し コンポジットサンプルの分析が実施されていない場合には プライサンプル分析結果から計算により算出した品位をその炭層の品位としている なお 合成品位計算は工業分析 発熱量 全硫黄の項目についてのみ行った また 炭層中に約 1.0m 以上のパーティングが夾在し その分析が行われていない場合には パーティングを除いた炭層品位とした なお 水分 灰分 発熱量 全硫黄分のアイソバリューマップはコンポジット石炭分析データベースを用いて作成した 21

36 表 石炭分析データベースの例 Area Drillhole No. Coal Seam From To Excluding Sample No Total M (ar) Proximate Analysis Total S CV (adb) CV (daf) SG (adb) HGI Parting (m) Basis (P) M (%) A (%) Vol (%) FC (%) (%) (adb) ( Kcal/kg) ( Kcal/kg) Muara lakitan ML adb ,960 6,930 Muara lakitan ML01 2U adb ,070 7,200 Muara lakitan ML01 2U U adb ,880 6,900 Muara lakitan ML M adb ,190 7,040 Muara lakitan ML02 2U adb ,590 6,890 Muara lakitan ML02 2U U adb ,630 6,910 Muara lakitan ML calc adb Muara lakitan ML adb ,500 6,980 Muara lakitan ML03 2U U adb ,410 6, Muara lakitan ML calc adb Area Drillhole No. Coal Seam From To Ultimate Analysis Ash Analysis Basis (U) C (%) H (%) N (%) O (%) S (%) A (%) SiO2 Al2O3 Fe2O3 CaO MgO Na2O K2O TiO2 MnO P2O5 SO3 H2O HD Muara lakitan ML Muara lakitan ML01 2U Muara lakitan ML01 2U Muara lakitan ML Muara lakitan ML02 2U Muara lakitan ML02 2U Muara lakitan ML Muara lakitan ML Muara lakitan ML03 2U d.b Muara lakitan ML Area Drillhole No. Coal Seam From To Ash Fusion Temp(Reducing) Petrographic Analysis Deform Spherical Hemisphere Flow T.D.Vitinite Gelovitrinite Sporinite Kutinite Resinite Liptodteri Alginite Suberinite Flourinite Eksdatinite Muara lakitan ML Muara lakitan ML01 2U Muara lakitan ML01 2U Muara lakitan ML Muara lakitan ML02 2U Muara lakitan ML02 2U Muara lakitan ML Muara lakitan ML Muara lakitan ML03 2U Muara lakitan ML Area Drillhole No. Coal Seam From To Muara lakitan ML Muara lakitan ML01 2U Muara lakitan ML01 2U Muara lakitan ML Muara lakitan ML02 2U Muara lakitan ML02 2U Muara lakitan ML Muara lakitan ML Muara lakitan ML03 2U Muara lakitan ML Petrographic Analysis Reflectance Bituminit Fusinite Semitusinite Sklerotinite Inertodetri Micrinite Macrinite Oksida besi Pyrite Mineral Carbonate Lain-Lain Total Ro (Mean) Kisaran

37 (6) 試錐柱状対比図の作成 NEDO 探査資料 CGR 探査資料には試錐柱状対比図が添付されているが 全ての試錐柱状を対比してはいない PTBA 探査資料 民間企業探査資料 Shell 資料には対比図は添付されていない 従って 炭層の賦存状況や地質構造を総合的に解析するために 日本人技術者により新たに対比図を作成した なお 対比作業は縮尺 1/200 の試錐柱状図を用いて行った 図 試錐柱状対比図の例 23

38 (7) 地形図のデジタル化 ハードコピー地形図が存在する地域では その地形図を下記方法でデジタル化した ハードコピー地形図のデジタル化法 1 等高線 河川 道路 集落のレイヤー別に原稿を作成する なお 河川は大河川 小河川に区分し 道路は幹線道路 支線道路に区分し 各々について原稿を作成する 2 各レイヤーの原稿をスキャナーを用いてスキャニングし その後コンピューター上でキャリブレーション トレーシングを行うことにより ベクターデータ地形図を作成する 3 等高線のベクターデータは Coal Mine Analyst ソフトウェアを使用して 25m グリッドのラスターデータに変換し ( モデリング作業 ) グリッドデータの地形図を作成する 地形図の無い地域では 局所的に作成された地形図や試錐孔口標高を参考に調査地域の平均標高を推定し それを調査地域の標高と仮定して調査を進めた 本調査では地形図の無い地域の大部分の標高を SL+50m とした 従って それら地域の炭層等深線図は約 ±20mの誤差を有している 24

39 図 地形図の例 (8) 炭層等深線図のデジタル化 NEDO 探査資料 PTBA 探査資料 民間会社探査資料には炭層等深線図が添付されてはいるが その範囲が狭く 炭量計算を行うには不十分である また CGR 探査資料 Shell 資料には炭層等深線図が添付されていないため そのままでは新インドネシア炭量計算基準による炭量計算は出来ない 従って 本調査では日本人技術者により新たに下記の方法で炭層等深線図を作成し 調査を進めた 炭層等深線図のデジタル化法 1 地形図 試錐位置図 露頭位置図 試錐柱状対比図 断面図を用いて 主要炭層毎に縮尺 1:10000~1:20000 の炭層等深線図原稿を作成する なお 炭層等深線図は炭層下盤で作成し 海水準標高表示とする 2 原稿をスキャニング キャリブレーション トレーシングを行うことにより ベクターデータの炭層等深線図を作成する 3ベクターデータを Coal Mine Analyst ソフトウェアを用いて 25m グリッドのラスターデータに変換し ( モデリング作業 ) グリッドデータの炭層等深線図を作成する なお モデリング作業では出来るだけ正確にグリッドデータ化するため 同一地域内でも断層が介在する場合や炭層傾斜が大幅に変化する場合には 調査地域を数ブロックに分割し 各ブロック毎にモデリングを行った 25

40 図 炭層等深線図の例 (9) 炭層露頭線図 3D 鳥瞰図の作成調査地域全域の地質構造を表示するために グリッドデータ化した地形図及び炭層等深線図を用いて炭層露頭線図 3D 鳥瞰図を作成した 26

41 図 炭層露頭線図の例 図 D 鳥瞰図の例 27

42 (10) アイソバリューマップのデジタル化炭厚及び炭質状況を表示するために Coal Mine Analyst ソフトウェアを用いてグリッドデータ ( グリッド間隔 25m) の炭厚 炭質アイソバリューマップを作成した 炭厚アイソバリューマップは パーティングを除いた炭丈アイソバリューマップとし 試錐柱状データベースを用いて作成した なお 本マップでは最大 最小 平均炭丈も合わせて表示した また 本マップは炭量計算に使用する 炭質アイソバリューマップは 水分 灰分 発熱量 全硫黄の 4 項目について コンポジット石炭分析データベースを用いて作成した 本マップでも最高 最低 平均品位をあわせて表示した 図 アイソバリューマップ ( 炭厚 ) の例 28

43 図 アイソバリューマップ ( 水分 ) の例 図 アイソバリューマップ ( 灰分 ) の例 29

44 図 アイソバリューマップ ( 発熱量 ) の例 図 アイソバリューマップ ( 全硫黄 ) の例 30

45 (11) 本調査での南スマトラ地域での石炭資源量 (Coal Resources) の計算本調査では これまでの探査データにより石炭賦存状況が確実に解析評価できる範囲でのみ石炭資源量を計算した 従って 南スマトラ州内の 20 評価地域についてのみ 新インドネシア炭量計算基準に基づき石炭資源量を計算した なお 炭量計算範囲内には石炭を採掘する場合に採掘制限を受ける可能性のある区域が存在する場合がある 従って 新インドネシア炭量計算基準に規定されてはいないが 本調査ではそのような制限区域内に賦存する資源量を採掘制限資源量と称し 採掘対象となる資源量と区別して算出した 本調査での石炭資源量の定義 確実度別炭量区分の定義 採掘制限区域の範囲 資源量計算式 資源量計算手順は下記の通りである 本調査での石炭資源量の定義 理論埋蔵石炭資源量 = 採掘対象埋蔵資源量 + 採掘制限埋蔵資源量 確実度別炭量区分の定義 インドネシア炭量計算基準に基づき 確実度別炭量区分は下記の通りとした 表 確実度別炭量区分 地質構造 確認点からの距離 (m) 確定推定予想仮定 単 純 500 以下 500~1,000 1,000~2,000 2,000 以上 穏 当 250 以下 250~ ~1,000 1,000 以上 複 雑 100 以下 100~ ~ 以上 地質構造区分は 石炭資源量 埋蔵量算定士が決定 本調査での採掘制限区域: 両側各 250m 主要河川 幹線道路 鉄道 集落 保護区 ( 自然保護区 国立公園 保護森林 クロコダイル生息地 ) 資源量計算式 炭量 = 平面積 炭厚 ( 見掛厚 ) 比重炭厚 : パーティングを除いた炭丈比重 : 石炭分析結果による比重 ( 但し 上限 1.40) 資源量計算手順 31

46 1 炭層毎の炭層等深線図により 炭量計算範囲内の地質構造を複雑さの程度により単純 穏当 複雑のいずれかに区分する 2 炭層等深線図をベースマップとして 採掘対象炭量賦存範囲及び採掘制限炭量賦存範囲を決定する 3 炭層等深線図をベースマップとして 炭層確認点を決定する なお 確認点は試錐または露頭による炭層確認位置とする 4 炭層等深線図をベースマップとして 炭層確認点からの距離に応じて確実度別炭量賦存範囲 ( 確実 推定 予想 仮定の 4 区分 ) を決定し 炭量計算図を作成する なお 地質構造の複雑度の違いにより 確実度別炭量賦存範囲の確認点からの距離は異なる 5 炭量計算図と炭厚アイソバリューマップから Coal Mine Analyst ソフトウェアを用いて確実度別 深度別炭量を計算し 結果を資源量計算表として出力させる なお 資源量計算表は採掘対象資源量 採掘制限資源量毎に出力する 図 石炭資源量計算図の例 32

47 表 理論石炭資源量計算表の例 Seam 2 Level Instability Measured Indicated Inferred Assumption Total Seam Total Resources (Kt) Above SL -100 Resources (Kt) Below SL

48 表 採掘対象資源量計算表の例 Seam 2 Level Instability Measured Indicated Inferred Assumption Total Seam Total Resources (Kt) Above SL -100 Resources (Kt) Below SL

49 表 採掘制限資源量計算表の例 Seam 2 Level Instability Measured Indicated Inferred Assumption Total Seam Total Resources (Kt) Above SL -100 Resources (Kt) Below SL

50 (12) 石炭埋蔵量 (Coal Reserves) の試算インドネシアの炭量計算基準では FS や Pre-FS が実施され その石炭を採掘した場合の経済性がある程度把握されている場合の採掘可能炭量のみを石炭埋蔵量とすることが規定されている しかし 南スマトラ地域では FS や Pre-FS が実施されている地域は少なく 従って石炭埋蔵量が把握されている地域は少ない しかし インドネシアでの石炭資源を総合的に評価するには石炭資源量 (Coal Resources) を把握するのみでなく それらの内どの地域にどの程度の石炭埋蔵量が賦存するかを把握することも重要な課題である 日本での例を見ると採掘計画が立案されていない地域においては安全率 実収率を用いて石炭埋蔵量を推定してきた経緯がある 一方 石炭埋蔵量は種々の外的要因の影響を受ける また それらの要因はその時々の技術の発展状況 経済状況 社会状況の変化に伴い変わるため ある条件下で計算された石炭埋蔵量は恒久的に有効な石炭埋蔵量とはならない 本調査では システムの機能により統一した基準で試算石炭埋蔵量を把握することを目的として地域別 炭層別に石炭埋蔵量を試算するために 以下の石炭埋蔵量計算式 計算条件を採用した なお 厚い炭層を坑内採掘する場合 採掘方法の違いにより石炭埋蔵量 (Reserves) は大きく異なってくる 厚い炭層が多く賦存する南スマトラで どの様な採掘方法が適当かを検討することは 今後の重要な課題ではある 今回の調査では評価対象山丈を炭層全山丈 実収率をインドネシアの石炭資源量 埋蔵量計算ガイドラインに定められている露天掘 90% 坑内掘 50% とした ( 計算式 ) 埋蔵量 = 露天対象埋蔵量 + 坑内対象埋蔵量埋蔵量 = 採掘対象資源量 実収率 ( 計算条件 ) 露天対象資源量 :SL-100m 以浅 ( 地表下約 150m 以浅 ) の採掘対象資源量坑内対象資源量 :SL-100m 以深 ( 地表下約 150m 以深 ) の採掘対象資源量山丈 : 露天 坑内採掘対象共に全山丈対象実収率 : 露天採掘 90% 坑内採掘 50% 36

51 理論石炭資源量採掘対象資源量試算石炭埋蔵量露天掘対象埋蔵量 SL-100m 以浅実収率 90% 採掘制限資源量坑内掘対象埋蔵量制限区域 SL-100m 以深 主要河川実収率 50% 幹線道路 鉄道 集落 保護区自然保護区 保護森林 国立公園クロコダイル生息地 図 本調査での炭量の定義 表 石炭埋蔵量計算表の例 Seam 2 Level Instability Measured Indicated Inferred Assumption Total Seam Total Resources (Kt) Above SL -100 Resources (Kt) Below SL

52 (13) 評価地域総括表の作成 各評価地域の特性を把握するために 評価地域別炭層別総括表 評価地域別総括表の 2 種の総括表を作成した 各総括表の構成及び内容は 下記の通りである 1 評価地域炭層別総括表炭厚 : 各炭層の平均炭丈灰分 : 各炭層の平均灰分発熱量 : 各炭層の平均発熱量全硫黄 : 各炭層の平均全硫黄水分 : 各炭層の平均水分石炭資源量 : 採掘対象資源量 採掘制限資源量試算石炭埋蔵量 :SL-100m 以浅埋蔵量 SL-100m 以深埋蔵量 2 評価地域総括表面積 : 評価地域の面積灰分 : 評価地域の平均灰分 ( 各炭層灰分の加重平均 ) 発熱量 : 評価地域の平均発熱量 ( 各炭層発熱量の加重平均 ) 全硫黄 : 評価地域の平均全硫黄 ( 各炭層全硫黄の加重平均 ) 水分 : 評価地域の平均水分 ( 各炭層水分の加重平均 ) 石炭資源量 : 採掘対象資源量 採掘制限資源量 資源量密度試算石炭埋蔵量 :SL-100m 以浅埋蔵量 SL-100m 以深埋蔵量 注 ) 資源量密度とは 1) 資源量密度 = 評価地域の理論石炭資源量 (t) 評価地域の面積 (m 2 ) 2) 資源量密度は評価地域のポテンシャル評価をする時に重要な指標となる 38

53 表 評価地域炭層別総括表の例 Average Quality Geological Resources Tentative Coal Reserves Area Seam Average Seam Thickness (m) Moisture(%) Ash(%) Calorie(kcal/kg) Sulphure(%) Minable Resources (Kt) Restricted Resources (Kt) Total (Kt) Open Cut Reserves (Kt) Underground Reserves (Kt) Total (Kt) Muara_Lakitan Muara_Lakitan Muara_Lakitan Muara_Lakitan Muara_Lakitan 2U Muara_Lakitan 2U 表 評価地域総括表の例 Average Quality Geological Resources Tentative Coal Reserves Area Area(m2) Moisture(%) Ash(%) Calorie(kcal/kg) Sulphure(%) Minable Resources (Kt) Restricted Resources (Kt) Total (Kt) Density (t/m2) Open Cut Reserves (Kt) Underground Reserves (Kt) Total (Kt) Muara_Lakitan

54 2.5.4 データベースの構築状況平成 17~18 年度にデジタルデータベースを構築した地域は A, B, C, D, E, F, G, H, I, J, K, L, M, N, O, P, Q, R, S, T の 20 地域である 各地域でのデータベース構築状況は下記の通りである 40

55 表 南スマトラ地域調査地域のデータベース構築状況 (1) J K I F D 41 基礎データベース テーブルデータ試錐位置 試錐柱状 露頭位置 露頭柱状 オリジナル石炭分析結果 コンポジット石炭分析結果 ベクターデータ地形図 採掘制限区域図 炭層等深線図 地質モデリング グリッドデータ地形図 データベース 炭層等深線図 成果品データベースデジタルデータ試錐柱状対比図 標準地質柱状図 グリッドデータ炭層露頭線図 3D 鳥かん図 アイソバリューマップ ( 炭厚 ) アイソバリューマップ ( 水分 ) アイソバリューマップ ( 灰分 ) アイソバリューマップ ( 発熱量 ) アイソバリューマップ ( 全硫黄 ) 石炭資源量計算図 テーブルデータ石炭資源量計算表 石炭埋蔵量試算表 調査地域総括表 データソース 注 1) 注 2) システム1 データベースに収納 平成 17 年度作成 平成 18 年度作成 ( 追加 修正も含む ) 作成せず ( データ無しまたは局部的データのみ存在のため )

56 表 南スマトラ地域調査地域のデータベース構築状況 (2) B C L A R 42 基礎データベース テーブルデータ試錐位置 試錐柱状 露頭位置 露頭柱状 オリジナル石炭分析結果 コンポジット石炭分析結果 ベクターデータ地形図 採掘制限区域図 炭層等深線図 地質モデリング グリッドデータ地形図 データベース 炭層等深線図 成果品データベースデジタルデータ試錐柱状対比図 標準地質柱状図 グリッドデータ炭層露頭線図 3D 鳥かん図 アイソバリューマップ ( 炭厚 ) アイソバリューマップ ( 水分 ) アイソバリューマップ ( 灰分 ) アイソバリューマップ ( 発熱量 ) アイソバリューマップ ( 全硫黄 ) 石炭資源量計算図 テーブルデータ石炭資源量計算表 石炭埋蔵量計算表 調査地域総括表 データソース 注 1) 注 2) システム1 データベースに収納 平成 17 年度作成 平成 18 年度作成 ( 追加 修正も含む ) 作成せず ( データ無しまたは局部的データのみ存在のため )

57 表 南スマトラ地域調査地域のデータベース構築状況 (3) N P Q H G 43 基礎データベース テーブルデータ試錐位置 試錐柱状 露頭位置 露頭柱状 オリジナル石炭分析結果 コンポジット石炭分析結果 ベクターデータ地形図 採掘制限区域図 炭層等深線図 地質モデリング グリッドデータ地形図 データベース 炭層等深線図 成果品データベースデジタルデータ試錐柱状対比図 標準地質柱状図 グリッドデータ炭層露頭線図 3D 鳥かん図 アイソバリューマップ ( 炭厚 ) アイソバリューマップ ( 水分 ) アイソバリューマップ ( 灰分 ) アイソバリューマップ ( 発熱量 ) アイソバリューマップ ( 全硫黄 ) 石炭資源量計算図 テーブルデータ石炭資源量計算表 石炭埋蔵量計算表 調査地域総括表 データソース 注 1) 注 2) システム1 データベースに収納 平成 17 年度作成 平成 18 年度作成 ( 追加 修正も含む ) 作成せず ( データ無しまたは局部的データのみ存在のため )

58 表 南スマトラ地域調査地域のデータベース構築状況 (4) 44 O S E T M 基礎データベース テーブルデータ試錐位置 試錐柱状 露頭位置 露頭柱状 オリジナル石炭分析結果 コンポジット石炭分析結果 ベクターデータ地形図 採掘制限区域図 炭層等深線図 地質モデリンググリッドデータ地形図 データベース炭層等深線図 成果品データベースデジタルデータ試錐柱状対比図 標準地質柱状図 グリッドデータ炭層露頭線図 3D 鳥かん図 アイソバリューマップ ( 炭厚 ) アイソバリューマップ ( 水分 ) アイソバリューマップ ( 灰分 ) アイソバリューマップ ( 発熱量 ) アイソバリューマップ ( 全硫黄 ) 石炭資源量計算図 テーブルデータ石炭資源量計算表 石炭埋蔵量計算表 調査地域総括表 データソース 注 1) 注 2) システム1 データベースに収納 平成 17 年度作成 平成 18 年度作成 ( 追加 修正も含む ) 作成せず ( データ無しまたは局部的データのみ存在のため )

59 2.6 石炭資源関連情報 (General Data) データベースの構築石炭資源の解析評価を行うには 地質探査資料以外に種々のデータが必要である 本調査では インドネシア政府諸機関より提供された多数の関連資料を整理し 石炭資源関連情報 (General Data) データベースを構築した 本データベースは探査関連のデータベースと共に インドネシアの石炭資源評価を行う上での一つの柱である また これら石炭資源関連情報は時々刻々と変化するものであり 常に更新が必要である また 今後インドネシアでも各方面でデータのデジタル化や GIS の利用が急速に進行していくことが予想されるので 常に本データベースの更新が不可欠である 本調査では データの大部分はフィーチャークラスのデータとしてデータベース化した その内容は下記の通りである 45

60 表 南スマトラ地域石炭関連情報 46 データ名 データソース 属性データ 首都情報 ESRI 都市名 人口規模 都市情報 BAPPEDA 都市名 市区分 州境界 BAPPEDA 州名 面積 周囲長 県境界 BAPPEDA 県名 州名 首都名 面積 周囲長 河川 BAPPEDA 主要河川及び湖沼 BAPPEDA 州名 延長 石炭鉱区 Mining Office 所有者 事務所所在地 現場所在地 鉱区番号 面積 探査段階 森林使用権 Forestry Office 所有者 権利区分 面積 道路 BAPPEDA 道路種類 管理者 延長 鉄道 BAPPEDA 種類 延長 土地利用 BAPPEDA 利用区分 面積 土地利用 ( 農業 ) BAPPEDA 利用区分 面積 紛争地域 ( 対森林 ) BAPPEDA 鉱区種類 森林種類 面積 紛争原因 紛争地域 ( 対農業 ) BAPPEDA 鉱区種類 プランテーション種類 面積 港 NEDO 港名 取扱能力 最大船 ( 雨期 乾期 ) 水深( 雨期 乾期 ) 所有者 空港 BAPPEDA ターミナル BAPPEDA タイプ 発電所 BAPPEDA 能力 現状 所在地 送電線 BAPPEDA 能力 現状 延長 河川水深 Water Resources 観測点 河川名 月別水深 降雨量 BMG 観測点 月別降雨量 地質図 CGR 地層名 面積 土壌図 Agricultural R&D 地形 傾斜 土壌 面積 海岸線 CGR 国境線 CGR BAPPEDA Forestry Office Mining Office BMG Water Resources Agricultural R&D CGR : Regional Development Planning Agency of South Sumatera, BANDA PERENCANNAN PEMBANGUNAN DAERAH SUMATERA SELATAN : Forestry Office of South Sumatera, DINAS KEHUTANAN : Mining and Energy Regional Office, DINAS PERTAMBANGAN DAN ENERGI : Meteorology and Geophicical Office, BADAN METEOROLOGI DAN GEOFISIKA : Institute of Study on Water Resources Managemernt, PUSAT SUMBER DAYA AIR : Agency for Agricultural Reserch and Development, BADAN PENELITIAN DAN PENGEMBANGAN PERTANIAN : Center for Geological Resources

61 2.7 調査結果 成果品 (1) 探査データベース本調査では 南スマトラ州内の 20 評価地域のデータベースを作成した 作成したデータは オリジナルデータのデジタルデータ 解析用に作成したデータ 成果図表の 3 種類である それら全てのデータは バンドン市 CGR 事務所内に設置した System1 のサーバー内に MXD, PDF データとして保存していると共に ハードコピーとしても CGR 事務所内に保管している 一方 本調査で構築したデータベースは インドネシアの基本的財産であるのでエネルギー資源に関するデータベースであるため 当然ながら全てのデータが一般に公開されるものでは無い 従って System2 で提供する機能を動作させるのに必要なデータのみを System2( データ公開用システム ) に収納した 評価地域 成果品 システムへの収納状況等は 下記の通りである 表 評価地域 炭田 地域 調査地域 炭層数 South Sumatra 北部 8 (A, B, C, D, E, F, G, H) 36 中部 5 (I, J, K, L, M) 27 南西部 5 (N, O, P, Q, R) 20 南東部 2 (S, T) 8 合 計 20 地域 91 47

62 表 南スマトラ探査データベース成果品 区分 データ名 データ形式 収納データデータ量システム1 システム2 表 ( 枚数 ) 図 ( 種類 ) オリジナルデータ 試錐位置 Table 22 試錐柱状 Table 366 露頭位置 Table 35 露頭柱状 Table 36 石炭分析 ( オリジナル ) Table 129 地形 FC, Image 解析データ 石炭分析 ( コンポジット ) Table 82 試錐位置 FC 露頭位置 FC 地形等高線 FC 炭層露頭線 FC 断層等深線 FC 炭層等深線 FC 炭厚等値線 FC 水分等値線 FC 灰分等値線 FC 発熱量等値線 FC 全硫黄等値線 FC 採掘制限区域 FC 炭量計算図 FC 炭量計算表 Table 炭層別総括 Table 区域総括 Table プロジェクトエリア FC 地形モデル Raster 炭層モデル Raster 断層モデル Raster 炭厚モデル Raster 水分モデル Raster 灰分モデル Raster 発熱量モデル Raster 全硫黄モデル Raster 成果図表 調査地域位置図 Image 1 地形図 Image 16 試錐柱状対比図 Image 26 炭層露頭線図 Image 20 3D 鳥瞰図 Image 24 炭層等深線図 Image 91 等値線図 ( 炭厚 ) Image 91 等値線図 ( 水分 ) Image 90 等値線図 ( 灰分 ) Image 90 等値線図 ( 発熱量 ) Image 90 等値線図 ( 全硫黄 ) Image 90 採掘制限区域図 Image 7 石炭資源量計算図 Image 91 総資源量計算表 Image 91 採掘対象資源量表 Image 91 採掘制限資源量表 Image 91 石炭埋蔵量計算表 Image 91 炭層別総括表 Image 20 地域総括表 Image 20 データソース Image 2 標準地質柱状対比図 Image 1 合 計 1,

63 図 ハードコピー成果品 (M 地域 ) の例 図 ハードコピー成果品 ( 全成果品 ) 49

64 (2) 石炭関連情報データベース本調査では インドネシア政府諸機関等より収集された資料を整理し GIS 手法を用いて石炭関連情報データベースを構築した それらのデータは 探査データと同様に現在全て System1 サーバー内及びハードコピーとして CGR 事務所内に保管している なお これらのデータは刻々と変化するため 常に更新が必要である また インドネシア側と協議の上 System2 へは全てのデータを収納した 表 南スマトラ石炭関連情報データベース データ名 データ形式 首都情報 フィーチャークラス 都市情報 フィーチャークラス 州境界 フィーチャークラス 県境界 フィーチャークラス 河川 フィーチャークラス 主要河川及び湖沼 フィーチャークラス 石炭鉱区 フィーチャークラス 森林使用権 フィーチャークラス 道路 フィーチャークラス 鉄道 フィーチャークラス 土地利用 フィーチャークラス 土地利用 ( 農業 ) フィーチャークラス 紛争地域 ( 対森林 ) フィーチャークラス 紛争地域 ( 対農業 ) フィーチャークラス 港 フィーチャークラス 空港 フィーチャークラス ターミナル フィーチャークラス 発電所 フィーチャークラス 送電線 フィーチャークラス 河川水深 フィーチャークラス 降雨量 フィーチャークラス 地質図 フィーチャークラス 土壌図 フィーチャークラス 海岸線 フィーチャークラス 国境線 フィーチャークラス 50

65 図 南スマトラ石炭関連情報成果品 石炭資源量 (Resources) 石炭埋蔵量(Reserves) の評価結果これまで南スマトラ州での理論埋蔵石炭資源量は 確定炭量 18 億トン 推定炭量 121 億トン 予想炭量 93 億トン 仮定炭量 5 億トン 合計 237 億トンとされていた その内 FS 等が実施され 採掘可能な石炭埋蔵量は 27 億トンであった 本調査では 南スマトラ地域の 20 地域において 既存の使用可能な探査データをデータベース化すると共に 石炭関連情報とも関連させ GIS 手法を用いて石炭資源量 石炭埋蔵量の評価を行った 本調査では 統一した評価基準により確実度別石炭資源量を計算すると共に 石炭資源量を採掘対象資源量と採掘制限資源量に分け また 概略の石炭埋蔵量を把握するために SL-100m 以浅埋蔵炭量 ( 露天対象 ) SL-100m 以深埋蔵炭量 ( 坑内対象 ) を試算した 本調査結果として 20 地域の石炭資源量は合計約 375 億トンである また 石炭埋蔵量は合計約 242 億トンと試算された なお 平成 19~20 年度にかけて ArcGIS 関連ソフトウェアのバージョンアップに伴い 炭量計算ソフトウェアを改良し 炭量を再計算したことにより 平成 18 年度報告書に記した炭量と 今回報告炭量は若干異なっている 本調査の炭量は 既存探査データに基づいて評価した石炭資源量であり 本調査での評価地域以外でも炭層賦存が確認されている 従って 今後の探査により炭層状況や地質構造が明らかとなり 石炭資源評価が進展するに伴い 南スマトラ地域の石炭資源量が更に増加することは確実である 51

66 確実度別資源量 : 確定炭量推定炭量予想炭量仮定炭量合計 約 57 億トン約 62 億トン約 91 億トン約 165 億トン約 375 億トン 深度別資源量 :SL-100m 以浅炭量約 190 億トン SL-100m 以深炭量 約 185 億トン 採掘対象資源量 : 採掘対象資源量 採掘制限資源量 約 345 億トン 約 30 億トン 石炭埋蔵量 :SL-100m 以浅埋蔵量 約 156 億トン SL-100m 以深埋蔵量 約 86 億トン 合計 約 242 億トン 52

67 表 南スマトラ石炭資源量 区域 確実度別資源量 (1,000トン) 深度別資源量 (1,000トン) 採掘対象資源量 (1,000トン) 最深計算深度確定推定予想仮定合計 SL-100m 以浅 SL-100m 以深採掘対象採掘制限 (SL m) Northern 830,526 1,209,530 2,631,971 8,324,354 12,996,381 5,461,611 7,534,770 12,141, , ~ -750 Central 3,950,504 3,902,868 5,115,673 6,925,116 19,894,161 11,080,504 8,813,657 18,488,181 1,405, ~ -450 S. West 919,434 1,049,245 1,208, ,962 4,083,288 2,085,049 1,998,239 3,394, , ~ -600 S. East 33,184 67, , , , , , ,633 36, ~ -300 合計 5,733,648 6,228,761 9,126,162 16,458,617 37,547,188 18,979,905 18,567,283 34,560,486 2,986,702 53

68 表 南スマトラ試算石炭埋蔵量 炭田 区域 SL-100m 以浅 SL-100m 以深合計 (1,000トン) (1,000トン) (1,000トン) South Sumatra 北部 4,596,127 3,517,320 8,113,447 中部 9,158,655 4,155,950 13,314,605 南西部 1,556, ,595 2,388,718 南東部 299, , ,310 合計 15,610,137 8,607,943 24,218,080 54

69 表 南スマトラ調査結果総括表 区域 面積 (1,000m 2 ) 水分 (%) 灰分 (%) 平均品位 発熱量 (kcal/kg) 全硫黄 (%) 資源量 (1,000 トン ) 石炭資源量 資源量密度 ( トン /m 2 ) 試算埋蔵量 (1,000 トン ) Northern 1,251, ~ ~ ~ ~ ,996, ,113,447 A, B, C, D, E, F, G, H Central 976, ~ ~ ~ ~ ,894, ,314,605 I, J, K, L, M S. West 133, ~ ~ ~ ~ ,083, ,388,718 N, O, P, Q, R S. East 328, ~ ~ ~ ~ , ,310 S, T 合計 2,690,140 37,547,188 24,218,080 調査地域 55

70 2.7.3 評価地域の概要 今回既存データに基づき評価を実施した 20 地域の位置 探査状況 地質状況 炭層品位 の概要は以下の通りである 56

71 表 評価地域の概要 (1) J K I F 位置パレンバン市西方パレンバン市西方パレンバン市西方パレンバン市北西 探査状況探査実施者 CGR, Shell CGR, Shell NEDO, CGR NEDO, Shell 試錐調査 ( 孔数 ) 露頭調査 ( 個所数 ) 石炭分析 ( 個数 ) 探査段階概査概査 北部は概査中 ~ 南部は準精査 北部は概査中 ~ 南部は準精査 地質状況地質時代新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 57 夾炭層名 Muara Enim Muara Enim Muara Enim Muara Enim 石炭品位 (adb) 主要炭層 地質構造 5(Benakat, Kebon, Benuang, Burung, Mangus) 向斜及び単斜構造西部及び東部は緩傾斜中部は急傾斜 5(Benakat, Kebon, Benuang, Burung, Mangus) 緩傾斜の単斜構造北側にドーム構造あり 6(13, 12, 2U2, 2U1, 2, 1) 2(B, C) 中傾斜の単斜構造 緩傾斜の単斜構造 水分 (%) 12~14 11~24 11~20 16~18 灰分 (%) 1~6 4~25 6~24 5~6 硫黄分 (%) 0.1~ ~ ~ ~0.7 発熱量 (kcal/kg) 5300~ ~ ~ ~5400

72 表 調査地域の概要 (2) D B C L 位置パレンバン市北西パレンバン市西北西パレンバン市北西パレンバン市西南西 探査状況探査実施者 CGR CGR CGR CGR 試錐調査 ( 孔数 ) 露頭調査 ( 個所数 ) 石炭分析 ( 個数 ) 探査段階概査概査概査概査 地質状況地質時代新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 58 夾炭層名 Muara Enim Muara Enim Muara Enim Muara Enim 主要炭層 6(Babat, Kebon, Benuang, Burung, Mangus, Suban) 3(Benuang, Mangus, Suban) 6(Lematang, Babat, Kebon, Burung, Mangus, Suban) 4(G3, Benuang, Burung, Mangus) 地質構造緩傾斜の向斜構造緩傾斜の向斜構造緩傾斜の向斜構造中傾斜の単斜構造 石炭品位 (adb) 水分 (%) 12~14 11~13 15~26 9~12 灰分 (%) 4~12 2~5 3~16 5~17 硫黄分 (%) 0.2~ ~ ~ ~1.0 発熱量 (kcal/kg) 4800~ ~ ~ ~5700

73 表 調査地域の概要 (3) A R N P 位置パレンバン市西北西パレンバン市南西パレンバン市南西パレンバン市南西 探査状況探査実施者 CGR NEDO, PTBA NEDO, Shell, PTBA NEDO, PTBA 試錐調査 ( 孔数 ) 露頭調査 ( 個所数 ) 石炭分析 ( 個数 ) 探査段階概査準精査準精査準精査 地質状況地質時代新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 59 夾炭層名 Muara Enim Muara Enim Muara Enim Muara Enim 主要炭層 4(Benuang, Burung, Mangus Suban) 2(Jelawatan, Enim) 5(A1, A2, B, C, E) 4(A2, B, C1, E) 地質構造 中傾斜の向斜構造 緩傾斜の向斜構造及び急傾斜の背斜構造 緩 ~ 中傾斜の向斜及び背斜構造 中傾斜の向斜構造火成岩貫入 石炭品位 (adb) 水分 (%) 10~13 17~22 20~25 6~11 灰分 (%) 3~15 7~17 4~8 6~10 硫黄分 (%) 0.1~ ~ ~ ~2.2 発熱量 (kcal/kg) 4900~ ~ ~ ~6900

74 表 調査地域の概要 (4) Q H G O 位置パレンバン市南西パレンバン市西北西パレンバン市西北西パレンバン市南西 探査状況探査実施者 NEDO, PTBA CGR, Shell, 民間企業民間企業 PTBA 試錐調査 ( 孔数 ) 露頭調査 ( 個所数 ) 石炭分析 ( 個数 ) 探査段階 準精査 北部は概査南部は準精査 概査 準精査 地質状況地質時代新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 60 夾炭層名 Muara Enim Muara Enim Muara Enim Muara Enim 主要炭層 8(J1, J2, J3, Benuang, A2, B, C1, E) 5(Niru, Lematang, Gantung 1, Babat U, Babat) 4(Lematang, Gantung 1, Babat, Mangus) 1(E) 地質構造 緩傾斜の単斜構造 背斜構造北部は中傾斜 南部は緩傾斜 中傾斜の単斜構造 緩傾斜の向斜構造 石炭品位 (adb) 水分 (%) 10~16 11~13 10~13 13 灰分 (%) 3~20 6~17 4~15 3 硫黄分 (%) 0.2~ ~ ~ 発熱量 (kcal/kg) 4900~ ~ ~

75 表 調査地域の概要 (5) S E T M 位置パレンバン市南方パレンバン市北西パレンバン市南南東パレンバン市西北西 探査状況探査実施者 CGR CGR CGR, Shell Shell, 民間企業 試錐調査 ( 孔数 ) 露頭調査 ( 個所数 ) 石炭分析 ( 個数 ) 探査段階概査概査概査準精査 地質状況地質時代新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 61 夾炭層名 Muara Enim Muara Enim Muara Enim Muara Enim 主要炭層 2(Benuang, Burung) 6(Benakat, Kebon, Benuang, Burung, Mangus, Suban) 6(Benuang, M3, Burung, Mangus, Suban, Merapi) 7(Niru U, Niru L, Lematang, Benakat U, Benakat L, Mangus, Suban) 地質構造 緩傾斜の背斜構造 北部は緩傾斜の単斜構造南部は中傾斜の向斜構造 緩傾斜の単斜構造 緩傾斜の向 背斜構造 石炭品位 (adb) 水分 (%) 9~11 8~13 8~11 13~17 灰分 (%) 22~31 9~24 13~27 7~11 硫黄分 (%) 0.9~ ~ ~ ~1.3 発熱量 (kcal/kg) 3600~ ~ ~ ~5200

76 3 フェーズ 2 カリマンタン地域の調査 3.1 調査対象地域東カリマンタン州及び南カリマンタン州 ( 約 110,000km 2 ) 3.2 調査期間及び各年度の調査内容平成 19 年 2 月 有識者によりフェーズ 1 の調査結果に対する中間評価が実施され フェーズ 2 としてカリマンタン地域の調査を平成 19~20 年度に実施することが決定した 各年度の調査内容は下記の通りである (1) 平成 19 年度調査平成 19 年度には計 5 回の現地調査を実施し 衛星画像による石炭資源解析評価候補地の選定 探査データベースの構築及び石炭関連情報データベースの構築を進めた (2) 平成 20 年度調査平成 20 年度には計 5 回の現地調査を実施し 19 年度に引き続き探査データベースの構築及び石炭関連情報データベースの構築を進めた結果 合計 18 地域の石炭資源解析評価及び石炭関連情報データベースの構築を完了した また 本プロジェクトの成果を公表するための System2 が平成 20 年度に導入されたため システム技術者を計 4 回日本から派遣し インドネシア技術者に対するシステムの操作 管理運用技術の普及向上を図った 62

77 図 カリマンタン地域調査対象地域位置図 63

78 表 カリマンタン地域の調査工程 調査 衛星画像解析 データベース構築 注システム2 1) 注 2) の導入 システム技術者派遣 報告書 探査データベース石炭関連情報データベース機器の設置統合ソフトの設計 製作 19 年度 20 年度 注 1) System2: データ公開用システム 2) System2 の導入 :JCOAL により実施 64

79 3.3 石炭資源解析評価地域本調査は インドネシア政府及び NEDO 等より提供された探査資料に基づいて調査を進めたが それらの探査資料には同一地域を重複して探査している場合がある その場合 本調査ではそれら重複探査資料を合わせて解析することとし 新たに解析評価を行う範囲を設定し直し 本調査での 評価地域 ( プロジェクトエリア ) と称して調査を実施した 東カリマンタン州及び南カリマンタン州に分布する炭田は 北部より Tarakan 炭田 Kutai 炭田 Asem Asem 炭田 Barito 炭田と称されている 平成 19~20 年度に解析評価を実施した地域 ( プロジェクト地域 ) は Tarakan 炭田では A 地域 (4 炭層 ) の 1 地域 Kutai 炭田東部では B 地域 (9 炭層 ) C 地域 (11 炭層 ) D 地域 (7 炭層 ) E 地域 (6 炭層 ) F 地域 (5 炭層 ) G 地域 (6 炭層 ) H 地域 (5 炭層 ) の 7 地域 Kutai 炭田西部では I 地域 (4 炭層 ) J 地域 (3 炭層 ) K 地域 (4 炭層 ) L 地域 (3 炭層 ) M 地域 (12 炭層 ) N 地域 (4 炭層 ) O 地域 (5 炭層 ) の7 地域 Asem,Asem 炭田では P 地域 (3 炭層 ) Q 地域 (7 炭層 ) の 2 地域 Barito 炭田では R 地域 (22 炭層 ) の 1 地域であり 総プロジェクト地域は 20 地域 総解析評価炭層数は 120 炭層である 表 カリマンタン地域解析評価地域 炭田 調査地域 炭層数 Tarakan 1 (A) 4 Kutai East 7 (B, C, D, E, F, G, H) 49 Kutai West 7 (I, J, K, L, M, N, O) 35 Asem Asem 2 (P, Q) 10 Barito 1 (R) 22 合計 18 地域

80 66 図 カリマンタン地域解析評価地域位置図

81 3.4 解析評価で使用した探査資料カリマンタンの多くの地域での主要夾炭層は新生代新第 3 紀 Miocene の Balikpapan 層であるが 一部では新生代古第 3 紀 Eocene~Oligocene の地層中にも主要夾炭層が存在する (Wahau 層 Tanjung 層等 ) 炭質は一般的に瀝青炭であるが 一部地域では水分がやや多く 発熱量がやや低い亜瀝青炭も賦存する カリマンタン地域では 現在民間企業により多数の石炭鉱区が設定されており インドネシアで最大の石炭生産地となっている 本調査では NEDO 及びインドネシア政府より本調査用に提供された探査資料に基づき 調査を進めた 使用した探査資料は下記の 3 資料に区分される 使用探査資料 1NEDO が実施した石炭探査資料 :4 資料 2インドネシア政府が実施し CGR が保管している資料 :12 資料 3 民間会社が探査を実施したが 鉱区の一部を政府に返還したため 現在政府所有となっている探査資料 :6 資料 図 既存探査資料 ( 一部 ) 67

82 表 カリマンタン地域調査で使用した探査資料 (1) 調査者 CGR 報告書名 Laporan Inventarisasi batubara bersistem di daerah Senyiur dan Sekitarnya kabupaten Kutai Timur dan Kamupeten kutai kartanegara propinsi Kalimantan Timur, 2005 Laporan Inventarisasi batubara bersistem di daerah Bontang dan Sekitarnya kabupaten Kutai Kartanegara, Kutai Timur dan Kota Bontang propinsi Kalimantan Timur, 2002 Laporan Pemboran Dalam Batubara Daerah Sungai Santan-Bontang Kabupaten Kutai Timur dan kabupaten Kutai kartanegara propinsi Kalimantan Timur, 2005 Inventarisasi Batubara Bersistem Di Daerah Long Nah Dan Sekitarnya Kabupaten Kutai Timur, Provinsi Kalimantan Timur, 2004 地域 調査年 調査状況露頭調査試錐調査地震調査 VSP 調査石炭分析岩石試験水文調査 M 孔 C C L Inventarisasi Batubara Bersistem Di Daerah Long Lees Dan Sekitarnya Kab. Kutai Kartanegara Dan Kab. Kutai Timur Provinsi Kalimantan Timur, Inventarisasi Batubara Bersistem Di Daerah Muara Wahau Dan Sekitarnya Kabupaten Kutai Timur, Provinsi Kalimantan Timur, 2003 Inventarisasi Batubara Bersistem Di Daerah Mara Haloq Dan Sekitarnya Kab. Kutai Kartanegara Dan Kutai Timur Provinsi Kalimantan Timur, 2004 K, L I J Inventarisasi Endapan Batubara Bersistem Di Daerah Buana Jaya Dan Sekitarnya Kabupaten Kutai Timur Provinsi Kalimantan Timur, 2003 E Inventarisasi Batubara Bersistem Di Daerah Marang Kayu Dan Sekitarnya Kabupaten Kutai Kartanegara Provinsi Kalimantan Timur, 2003 Inventarisasi Endapan Batubara Bersistem Di Daerah Ritan Baru Dan Sekitarnya Kabupaten Kutai Kartanegara Provinsi Kalimantan Timur Pemboran Dalam Batubara Dan Pengukuran Prcker Test Daerah Lao Lepu Kabupaten Kutai Kartanegara Provinsi Kalimantan Timur Inventarisasi Batubara Bersistem Daerah Long Iram Kabupaten Kutai Barat Provinsi Kalimantan Timur D M G N : 実施 : 実施せず 資料なし

83 表 カリマンタン地域調査で使用した探査資料 (2) 調査者 報告書名 地域 調査年 調査状況 露頭調査試錐調査地震調査 VSP 調査石炭分析岩石試験水文調査 NEDO Overseas geological survey at Bontang area, 1992 F 孔 Overseas geological survey at Batulicin area, 1997 P Overseas geological survey at Loajanan South area, 1997 H Overseas geological survey at Bontang area, 1991 C 企業 Eksplorasi Pendahuluan Endapan Batubara Daerah Langap, Kecamatan Malinau, Kabupaten Bulungan, Propinsi Kalimantan Timur, 1993 Penampang Bor Eksplorasi Batubara Kecamatan Lokpaikat Kabupaten Tapin Propinsi Kalimantan Selatan Penampang Bor Eksplorasi Batubara Kecamatan Bungur Kabupaten Tapin Propinsi Kalimantan Selatan Penyelidikan Umum Endapan Batubara Di Kecamalan Sangkulirang, Kabupaten Kutai Kalimantan Timur Laporan Eksplorasi Rinci Daerah Timur Endapan Batubara Jorong Kecamatan Jorong, Kabupaten Tanahlaut Propinsi Kalimantan Selatan Laporan Tahunan Kegiatan Pemegang PKP2B Penyelidikan Umum KW. 97DCB029 Tahun 1999 Kecamatan Muara Pahu, Melak Dan Muara Lawa Kabupaten Kutai, Propinsi Kalimantan Timur A R R B Q O : 実施 : 実施せず 資料なし

84 表 カリマンタン地域解析評価地域の探査状況 70 地域 NEDO 調査 CGR 調査企業調査合計試錐露頭石炭分析試錐露頭石炭分析試錐露頭石炭分析試錐露頭石炭分析 F P H A M C L K I J E D G R B N Q O 合計

85 3.5 衛星画像による露天採掘状況調査 調査目的調査対象地域である東カリマンタン州及び南カリマンタン州は 現在インドネシアで最も重要な石炭生産地となっている それら両州では近年の石炭価格の上昇を反映して これまで探査は実施されたが 炭鉱開発は凍結されていた地域での炭鉱開発が急激に進んでいる なお 両州ではほとんどの石炭が露天掘により生産されている 本調査では 現況での石炭資源量及び埋蔵量把握を目的としているため 採掘済地域は調査地域から除外する必要がある しかし これまでインドネシア側より提供されたデータのみでは採掘状況の把握が困難であるため 東カリマンタン州及び南カリマンタン州全域をカバー出来る最近の資料により 露天採掘範囲を調査することを目的として 平成 19 年度に衛星画像による採掘状況調査を実施した 使用した衛星画像センサーや解析技術の発達に伴い 衛星画像の資源探査部門での利用が近年急激に増加している 資源探査に利用するセンサーには光学センサーと合成開口レーダーの 2 種類があり それらの特徴は下記の通りである センサーの特徴 光学センサー可視域から熱赤外域までの領域において 地球表面からの太陽光や熱幅射をマルチバンドで観測するセンサーである 本センサーは写真地質学的手法による地質解析 岩石特有のスペクトル特性を利用しての変質帯や岩石の識別 植生の識別等に有効である 一方 本センサーは雲で覆われた地域の探査には適さない 本センサーには LANDSAT/ETM+, SPOT/HRV, JERS-1/OPS 等がある 合成開口レーダー合成開口レーダーとは 自らマイクロ波を地表面に照射し その反射波を観測するセンサーである 本センサーは 水系や山稜が明瞭に識別できることより 地質構造解析に有効であると共に 雲に左右されず昼夜の区別無くデータが取得できる 本センサーには LANDSAT/SAR, JERS-1/SAR 等がある 本調査では 熱帯雨林植生域と露天採掘による非植生域を識別することにより 露天採掘範囲を抽出することとし データ入手が容易で しかも植生識別が容易で 広域調査に適した LANDSAT7 号の Enhanced Thematic Mapper Plus (LANDSAT/ETM+) の画像 21 シーンを用いて調査を実施した 71

86 LANDSAT/ETM+ は可視 近赤外領域 4 バンド 短波長赤外領域 2 バンド 熱赤外領域 1 バンド 可視 近赤外領域のパンクロマチックバンドの合計 8 バンドで構成され 空間分解能はバンドにより異なるが 15~60mである また データ取得範囲は 1 シーン当たり 185 km 185 kmである 表 LANDSAT/ETM+ のデータ概要 波長域 バンド名 波長帯 (μm) 分解能 (m) 走査幅 (km) 可視 近赤外領域 ~ ~ ~ ~ ( パンクロマチック ) ~ 短波長赤外領域 ~ ~ 熱赤外領域 ~ また 使用する画像は最近画像であると共に 雲の被覆の少ない画像である必要がある 従って 2003 年 6 月 ~2007 年 6 月間の画像を検索確認の上 2004 年 5 月 ~2007 年 5 月間に取得された 21 シーンを選んで今回の調査に使用した 72

87 図 LANDSAT/ETM+ 使用画像 73

88 3.5.3 画像処理 LANDSAT/ETM+ データはそのままでは解析には使用出来ない 従って 21 シーンのデータは先ず基本処理 カラー合成処理 モザイク処理を行って解析用データを作成した 各処理の内容は下記の通りである なお それらの処理には Leica Geosystems 社製画像処理ソフトウェア ERDAS IMAGINE を用いた (1) 基本処理 入手したデータは HDF 形式であるため 先ず ERDAS IMAGINE で編集が可能な画像ファイル形式に変換した データの分解能がバンド 1,2,3,4,5,7 では 30m バンド 6 では 60mと異なるため バンド 6 のピクセルサイズを 60mから 30mに変更し ピクセルサイズが全て 30mのバンド 1~7 の 7 レイヤーのデータを作成した 入手したデータのヘッドファイルに記されている座標を 本調査で用いる World Geodetic System 1984 Universal Transverse Mercator 第 50S (WGS84UTM50S) 座標に変換した (2) カラー合成処理基本処理後のバンド 1~7 の 7 レイヤーのうち 任意の 3 レイヤーに青 緑 赤の 3 色を割り当て カラー画像を合成する方法をカラー合成処理 (Color Composite) という 植物に含まれる葉緑素は可視領域の青色と赤色を吸収し 近赤外領域を強く反射する特性を有する この反射特性を利用して 近赤外領域の観測波長帯であるバンド 4 に緑色を割り当て 可視領域の観測波長帯であるバンド 2 とバンド 3 に青色と赤色を割り当てることにより 植生域を緑色に表示し 露天掘個所等の非植生域を赤紫色に表示することが出来る 本調査ではバンド 2 に青色を バンド 3 に赤色を バンド 4 に緑色をそれぞれ割り当てたカラー合成画像 (B:G:R=2:4:3) を作成して 露天採掘跡に抽出した (3) モザイク処理各シーンに分かれている画像データをつなぎ合わせ 色調を調整する処理をモザイク処理と言う 本調査では 21 シーンのデータを使用するため これら全ての画像についてモザイク処理を行うとデータ量が膨大となり 表示や編集に支障を生じる 従って 本調査ではモザイク処理に際し ピクセルサイズを 30mから 90mに変更してバンド 2,3,4 からなるモザイク画像データを作成し 東カリマンタン州から南カリマンタン州にかけての全容把握に用いた 74

89 75 図 カラー合成画像

90 76 図 モザイク処理画像

91 3.5.4 画像解析結果露天採掘区域の抽出はカラー合成画像 (B:G:R=2:4:3) を縮尺 1/50000 のハードコピーで出力し それを判読することで行った 判読カラー合成画像数は 47 葉である また カラー合成画像による判読が困難な場合には バンド 8( パンクロマチックバンド 分解能 15 m) のモノクロ画像を併用した カラー合成画像で露天採掘区域と判読された区域は トレーシングペーパーでトレースし スキャニング デジタイジングしてベクターデータ ( シェープ形式 ) としてサーバーに保存している 東カリマンタン州及び南カリマンタン州の大部分は森林 草地 プランテーション等であり 広く植生で覆われている そのため カラー合成画像では 露天採掘区域は赤紫色を呈し 周囲の緑色 ~ 黄緑色を呈する植生地と明瞭に区別出来る また 一部炭鉱では採掘切羽の形状も判別出来ると共に ベルトコンベヤーや炭鉱施設も判読することが出来た また 本画像解析結果により 後述の デジタルデータベースの構築 の際のプロジェクト地域の選定をスムーズに進めることが出来た 77

92 78 図 カラー合成画像による露天採掘区域抽出例

93 79 図 露天採掘区域抽出結果

94 3.6 探査データベースの構築 データベース構築手順フェーズ 1 南スマトラ地域の調査と同様に 下記手順でデジタルデータベースの構築及び石炭資源の解析評価を行った 作業手順 1 使用座標系の統一 2 岩質表示法の統一 3 試錐データのデジタル化 ( テーブルデータ化 ) 4 露頭データのデジタル化 ( テーブルデータ化 ) 5 石炭分析結果のデジタル化 ( テーブルデータ化 ) 6 試錐柱状対比図の作成 7 地形図のデジタル化 ( ラスターデータ化 ) 8 炭層等深線図のデジタル化 ( ラスターデータ化 ) 9 炭層露頭線図 3D 鳥瞰図の作成 10アイソバリューマップのデジタル化 ( ラスターデータ化 ) 11 採掘制限区域図の作成 12 炭量計算図の作成 13 石炭資源量の計算 14 石炭埋蔵量の計算 80

95 資料のデジタル化基礎データベース構築地質モデリング化グリッドデータベース構築石炭資源評価成果品データベース構築 ( レポート プロジェクトデータベース ) ( 成果品データベース ) デジタル化作業基礎データベースの構成モデリング化作業グリッドデータベースの構成石炭資源評価内容成果品データベースの構成 81 テーブルデータ化 テーブルデータベース グリッドモデルの作成炭厚データベース地質構造複雑度評価試錐位置 試錐データ試錐データベース炭厚モデル灰分データベース炭層状況評価試錐柱状 露頭データ露頭データベース灰分モデル硫黄分データベース ( 炭厚 灰分等 ) 露頭位置 分析データ分析データベース硫黄分モデル水分データベース資源量 埋蔵量評価露頭柱状 水分モデル発熱量データベースオリジナル石炭分析表 ベクトルデータ化 ベクトルデータベース発熱量モデルコンポジット石炭分析表 炭層等深線図 炭層等深線データベース 炭層深度データベース 試錐柱状対比図 地形図 地形図データベース ベクトル ラスター変換 地形データベース 地形図 炭層深度モデル 炭層露頭線図 既存デジタルデータ入力 既存データデータベース 地形モデル 3D 鳥かん図 地質図 地質図データベース 炭層等深線図 鉱区図 鉱区図データベース 炭層等厚線図 保護区図 保護区図データベース 灰分等品位線図 General Data General Dataデータベース 水分等品位線図硫黄分等品位線図発熱量等品位線図 技術者による解析 評価 採掘制限区域図 Resources 計算図 全 Resources 計算表 採掘対象 Resources 表 採掘制限 Resources 表 Reserves 計算表 炭層別総括表 地域別総括表 標準地質柱状図 Data Source General Data 図 作業フロー 成果品 ( 既存探査資料のデータベース化 )

96 3.6.2 データベース構築に使用した機器 (System1) フェーズ 1 南スマトラ地域の調査と同様に 平成 17 年 7 月に設置したデータベース作成用システム (System1) を使用して調査を進めた なお 平成 19 年度に一部ソフトウェアのバージョンアップを行った 表 System1 の構成 機器類 仕様 製品名 数量 ハードウェアデスクトップPC Fujitsu Desk Power P321, 無停電装置付 3 サーバー Primergy TX 200S2f, 無停電装置付 1 レーザープリンター HP Laser Printer 5550DN 1 スキャナー プロッター HP Design Jet 815mfp, A0 1 デジタイザー CALCOMP DBⅣ 3648S 1 ノートブックパソコン Life Book S ゼロックス Fuji Xerox DC156 1 エアコン 3pk, Ceiling Type 1 ソフトウェア PC 用 ArcInfo* 1 ArcEditor* 2 Spatial Analyst 3 Geostatial Analyst 3 3D Analyst 3 Microsoft Office Pro 3 Auto CAD 1 Norton Anti Virus 3 Arc Scan for ArcGIS 1 Coal Mine Analyst( 日本製 ) 1 Coal GIS( 日本製 ) 1 サーバー用 Windows Svr Std 1 Arc SDE 1 SQL Svr* 1 SQL CAL* 5 SYMANTEC Antivirus* 1 * 平成 19 年度バージョンアップ 82

97 図 System 1 設置 データベースの構築方法 (1) 使用座標系の統一カリマンタン地域調査のデータ作成 解析評価は WGS84/UTMZONE50S 及び WGS84/UTMZONE50N 測地系を使用して作業を進めた しかし データベースで 2 つの測地系を使用するのは不適当なため System1 収納時に緯度経度座標系に変換してデータベースを構築した (2) 岩質表示法の統一フェーズ 1 南スマトラ地域の調査と同様に 岩石区分及びその表示法は下記の通りとして調査を進めた 83

98 表 岩質区分及び表示法 岩 質 記号 石炭 Coal C Coal (Core Loss) CLOS 炭質泥岩 Coaly Clay SHC Carbonaceous claystone CCL 礫岩 Conglomerate CGL 砂岩 Sandstone SS Coarse grained sandstone CS Medium grained sandstone MS Fine grained sandstone FS Very fine grained sandstone VFS 砂質泥岩 Sandly siltstone SSH 泥岩 Siltstone SLT Claystone CLY 互層 Alternation sandstone/siltstone ALT その他 Igneous Rock IGR Tuff TF Limestone LS Soil SOIL Not cored NOT Core Loss LOS (3) 試錐データのデジタル化 1 試錐位置データのデータベース化フェーズ 1 南スマトラ地域の調査と同様に 試錐位置データは下記のフォーマットでデータベース化した 84

99 表 試錐位置データベースの例 BoreholeName X Y Z Total Depth Type Year Drilled Company JN NEDO JN NEDO JN NEDO JN NEDO JN NEDO JN707a NEDO JN707b NEDO JN708a NEDO JN708b NEDO JN NEDO JN NEDO JN NEDO JN NEDO JN NEDO JN NEDO JN NEDO JN NEDO JN NEDO JN NEDO JN NEDO JN NEDO 2 試錐柱状データのデータベース化 フェーズ 1 南スマトラ地域の調査と同様に 既存ハードコピー柱状図を読み取り 下記の From To 形式でデータベース化した 図 試錐柱状のデータベース化作業写真 85

100 表 試錐柱状データベースの例 SEQ NO BoreholeName From To Thickness Dip RockType SeamName Sample ID Comment 141 JN SS 142 JN SLT 143 JN SSH 144 JN SLT 145 JN ALT 146 JN SLT 147 JN C 148 JN SLT 149 JN C 150 JN SLT 151 JN C 152 JN SLT 153 JN SS 154 JN SLT 155 JN C B JN704B JN SHC B JN704B JN C B JN704B JN CCL B JN704B JN C B JN704B JN SHC B JN704B JN C B JN704B JN SLT 163 JN SS 164 JN SLT 165 JN SLT 166 JN SLT 167 JN SLT 168 JN SLT 169 JN C 170 JN SLT (4) 露頭データのデジタル化 1 露頭位置データのデジタル化フェーズ 1 南スマトラ地域の調査と同様に 既存探査資料に添付されている露頭一覧表を用いるか あるいは調査図から露頭位置 走向傾斜を読み取ることにより 下記フォーマットのデータベースを作成した 表 露頭位置データベースの例 Outcrop No X Y Z Strike Dip Type

101 2 露頭柱状データのデータベース化フェーズ 1 南スマトラ地域の調査と同様に 下記のフォーマットでデータベース化した なお 露頭柱状が不明の場合には 露頭層厚を 1mと仮定して データベースを作成した 表 露頭柱状データベースの例 SEQ Outcrop NO No From To Thickness Dip RockType SeamName MeasureType Sample ID Comment SLT U SLT U SLT U SLT U SLT U SLT U SLT U SLT U SLT U C B U SLT U C B U SLT U SLT U SLT U (5) 石炭分析結果のデジタル化フェーズ 1 南スマトラ地域の調査と同様に 下記フォーマットで オリジナル石炭分析データベース ( 既存探査資料に添付されている分析結果 ) とコンポジット石炭分析データベース ( 炭層の全山丈品位 ) の 2 種類のデータベースを作成した なお 水分 灰分 発熱量 全硫黄分のアイソバリューマップはコンポジット石炭分析データベースを用いて作成している 87

102 表 石炭分析データベースの例 AreaName BoreholeName Coal Seam From To ExcludingParting Sample No Total M (ar) Proximate Analysis Total S CV (adb) CV (daf) Basis (P) M (%) A (%) Vol (%) FC (%) (%) (adb) ( Kcal/kg) ( Kcal/kg) SG (adb) Batulicin JN708b D adb Batulicin JN708b E adb Batulicin JN708b E adb Batulicin JN710 B adb Batulicin JN710 B adb Batulicin JN710 B adb Batulicin JN710 B adb Batulicin JN710 B adb Batulicin JN710 B adb Batulicin JN710 B JN710 B Seam HGI Ultimate Analysis Ash Analysis Ash Fusion Temp(Reducing) Basis (U) C (%) H (%) N (%) O (%) S (%) A (%) SiO2 Al2O3 Fe2O3 CaO MgO Na2O K2O TiO2 MnO P2O5 SO3 H2O HD Deform Spherical Hemisphere Flow T.D.Vitrinite 88 daf >1600 >1600 >1600 >1600 Petrographic Analysis Gelovitrinite Sporinite Cutinite Resinite Liptodteri Alginite Suberinite Flourinite Eksdatinite Bituminit Fusinite Semitusinite Sklerotinite Inertodetri Micrinite Macrinite Oksida besi Pyrite Reflectance Mineral Carbonate Lain-Lain Total Ro (Mean) Kisaran

103 (6) 試錐柱状対比図の作成フェーズ 1 南スマトラ地域の調査と同様に 炭層の賦存状況や地質構造を総合的に解析するために 日本人技術者により新たに試錐柱状対比図を作成した なお 対比作業には縮尺 1/200 の試錐柱状図を用いた 図 試錐柱状対比図の例 (7) 地形図のデジタル化既存探査資料にハードコピー地形図が添付されている場合には その地形図を下記方法によりデータベース化した ハードコピー地形図のデータベース化 1 等高線 河川 道路 集落のレイヤーに分けた原稿を作成する なお 河川は大河 89

104 川 中河川 小河川に 3 区分し 道路は幹線道路 支線道路に 2 区分し 各々について原稿を作成する 2 各レイヤーの原稿をスキャニング キャリブレーション トレーシングすることにより ベクターデータ地形図を作成する 3 等高線のベクターデータを Coal Mine Analyst ソフトウェアを使用して 25mグリッドのラスターデータに変換し ( モデリング作業 ) グリッドデータの地形図を作成する 既存探査資料に地形図が添付されていない場合には インドネシア政府機関である Bakosurtanal が発行した 1/50000 デジタル地形図を下記方法によりデータベース化した なお この地形図は等高線 河川 道路 集落等のレイヤーに分けて作成されており 等高線間隔は 25mである Bakosurtanal 地形図のデータベース化 1 河川は大河川 中河川 小河川に 3 区分し 道路は幹線道路 支線道路に 2 区分し 各々についてベクターデータレイヤーを作成する 2 等高線のベクターデータを Coal Mine Analyst ソフトウェアを使用して 25mグリッドのラスターデータに変換し ( モデリング作業 ) グリッドデータの地形図を作成する 図 地形図の例 90

105 (8) 炭層等深線図のデータベース化 CGR 探査資料には 炭層等深線図が添付されていないため そのままではインドネシア炭量計算基準による炭量計算を行うことは出来ない NEDO 民間会社探査資料には炭層等深線図が添付されてはいるが その範囲が狭く 炭量計算を行うには不十分である 従って 本調査では日本人技術者により 新たに炭層等深線図を作成して炭量計算を行うこととした 炭層等深線図のデータベース化の手順は下記の通りである 炭層等深線図のデータベース化手順 1 地形図 試錐位置図 露頭位置図 試錐柱状対比図 断面図を用いて主要炭層毎に縮尺 1:5000~1:20000 の炭層等深線図原稿を作成する なお 炭層等深線図は炭層下盤で作成し 海水準標高表示とする 2 原稿をスキャニング キャリブレーション トレーシングを行うことにより ベクターデータの炭層等深線図を作成する 3ベクターデータを Coal Mine Analyst ソフトウェアを用いて 25mグリッドのラスターデータに変換し ( モデリング作業 ) グリッドデータの炭層等深線図を作成する なお モデリング作業では出来るだけ正確にグリッドデータ化するため 同一地域内でも断層が介在する場合や炭層傾斜が大幅に変化する場合には 調査地域を数ブロックに分割し 各ブロック毎にモデリングを行った 91

106 図 炭層等深線図原稿作成作業 図 炭層等深線図原稿スキャニング作業 92

107 図 炭層等深線図モデリング作業中 図 炭層等深線図の例 93

108 (9) 炭層露頭線図 3D 鳥瞰図の作成フェーズ 1 南スマトラ地域の調査と同様に 調査地域全域の地質構造を表示するために モデリングによりグリッドデータ化した地形図及び炭層等深線図を使用して炭層露頭線図 3D 鳥瞰図を作成した 図 炭層露頭線図の例 94

109 図 D 鳥瞰図の例 (10) アイソバリューマップのデータベース化フェーズ 1 南スマトラ地域の調査と同様に 炭厚及び炭層状況を表示するために Coal Mine Analyst ソフトウェアを用いてグリッドデータ ( グリッド間隔 25m) の炭厚 炭質アイソバリューマップを作成した 炭厚アイソバリューマップは パーティングを除いた炭丈アイソバリューマップとし 試錐柱状データベースを用いて作成した なお 本マップでは最大 最小 平均炭丈もあわせて表示した また 本マップは炭量計算に使用する 炭質アイソバリューマップは水分 灰分 発熱量 全硫黄の 4 項目について コンポジット石炭分析データベースを用いて作成した 本マップでも最高 最低 平均品位を合わせて表示した 95

110 図 アイソバリューマップ作成作業写真 図 アイソバリューマップ ( 炭厚 ) の例 96

111 図 アイソバリューマップ ( 水分 ) の例 図 アイソバリューマップ ( 灰分 ) の例 97

112 図 アイソバリューマップ ( 発熱量 ) の例 図 アイソバリューマップ ( 全硫黄 ) の例 98

113 (11) 本調査でのカリマンタン地域での石炭資源量 (Coal Resources) の計算フェーズ 1 南スマトラ地域の調査と同様に 本調査ではこれまでの探査データに基づき 石炭賦存状況が確実に解析評価出来る範囲でのみ石炭資源量を計算した 従って 東カリマンタン州及び南カリマンタン州内の 18 評価地域についてのみ インドネシア炭量計算基準に基づき石炭資源量を計算した なお インドネシア炭量計算基準に規定は無いが 採掘制限を受ける可能性がある区域内に賦存する資源量は採掘対象資源量とは区別して算出した 本調査での石炭資源量の定義 確実度別炭量区分の定義 採掘制限区域の範囲 資源量計算式 資源量計算手順は下記の通りである 石炭資源量の定義 石炭資源量 = 採掘対象資源量 + 採掘制限資源量 確実度別炭量区分の定義 インドネシア炭量計算基準に基づき 確実度別炭量区分は下記の通りとした 表 確実度別炭量区分 地質構造 確認点からの距離 (m) 確定推定予想仮定 単純 500 以下 500~1,000 1,000~2,000 2,000 以上 穏当 250 以下 250~ ~1,000 1,000 以上 複雑 100 以下 100~ ~ 以上 地質構造区分は石炭資源量 埋蔵量算定士が決定 採掘制限区域 幹線道路 集落 保護区 中河川: 両側各 250m の範囲 大河川: 両側各 500m の範囲 資源量計算式 炭量 = 平面積 炭厚 ( 見掛厚 ) 比重炭厚 : 炭丈比重 : 石炭分析結果による比重 ( 但し 上限 1.40) 資源量計算手順 1 炭層毎の炭層等深線図により 炭量計算範囲内の地質構造を複雑さの程度により単純 穏当 複雑のいずれかに区分する 99

114 2 炭層等深線図をベースマップとして 採掘対象炭量賦存範囲及び採掘制限炭量賦存範囲を決定する 3 炭層等深線図をベースマップとして 炭層確認点を決定する なお 確認点は試錐または露頭による炭層確認位置とする 4 炭層等深線図をベースマップとして 炭層確認点からの距離に応じて確実度別炭量賦存範囲 ( 確定 推定 予想 仮定の 4 区分 ) を決定し 炭量計算図を作成する なお 地質構造の複雑度の違いにより 確実度別炭量賦存範囲の確認点からの距離は異なる 5 炭量計算図と炭厚アイソバリューマップから Coal Mine Analyst ソフトウェアを用いて確実度別 深度別炭量を計算し 結果を資源量計算表として出力させる なお 資源量計算表は採掘対象資源量 採掘制限資源量毎に出力する 図 石炭資源量計算作業 100

115 図 採掘制限区域図の例 図 石炭資源量計算図の例 101

116 表 石炭資源量計算表の例 Seam B Level Simple Measured Indicated Inferred Assumption Total Seam Total Resources (Kt) Above SL -100 Resources (Kt) Below SL

117 表 採掘対象資源量計算表の例 Seam B Level Simple Measured Indicated Inferred Assumption Total Seam Total Resources (Kt) Above SL -100 Resources (Kt) Below SL

118 表 採掘制限資源量計算表の例 Seam B Level Simple Measured Indicated Inferred Assumption Total Seam Total Resources (Kt) Above SL -100 Resources (Kt) Below SL (12) 本調査での石炭埋蔵量 (Coal Reserves) の試算インドネシア炭量計算基準では FS や Pre-FS が実施されている場合の採掘可能炭量のみを石炭埋蔵量と規定している しかし 石炭資源を総合的に評価するためには 採掘計画が立案されていない区域においても石炭埋蔵量を把握することは重要な課題である 一方 石炭埋蔵量は種々の外的要因の影響を受ける また それらの要因はその時々の技術の発展状況 経済状況 社会状況の変化に伴い変わるため ある条件下で計算された石炭埋蔵量は恒久的に有効な石炭埋蔵量とはならない 本調査ではシステムの機能により統一した基準で試算石炭埋蔵量を把握することを目的として 地域別 炭層別に石炭埋蔵量を試算するために 以下の石炭埋蔵量計算式 計算条件を採用した なお 厚い炭層を坑内採掘する場合 採掘方法の違いにより石炭埋蔵量 (Reserves) は大きく異なってくる 厚い炭層が多く賦存する地域でどのような採掘方法が適当かを検 104

119 討することは 今後の重要な課題ではある 今回の調査では 評価対象山丈を炭層全山丈 実収率をインドネシアの石炭資源量 埋蔵量計算ガイドラインに定められている露天掘 90% 坑内掘 50% とした 計算式 埋蔵量 = 露天対象埋蔵量 + 坑内対象埋蔵量埋蔵量 = 採掘対象資源量 実収率 計算条件 露天対象資源量 :SL-100m 以浅の採掘対象資源量坑内対象資源量 :SL-100m 以深の採掘対象資源量山丈 : 露天 坑内採掘対象共に全山丈対象実収率 : 露天採掘 90% 坑内採掘 50% 理論石炭資源量 採掘対象資源量 試算石炭埋蔵量 露天掘対象埋蔵量 SL-100m 以浅 実収率 90% 採掘制限資源量 坑内掘対象埋蔵量 制限区域 SL-100m 以深 主要河川 実収率 50% 幹線道路 鉄道 集落 保護区自然保護区 保護森林 国立公園クロコダイル生息地 図 本調査での炭量の定義 105

120 表 石炭埋蔵量計算表の例 Seam B Level Simple Measured Indicated Inferred Assumption Total Seam Total Resources (Kt) Above SL -100 Resources (Kt) Below SL (13) 評価地域総括表の作成各評価地域の特性を把握するために 評価地域別炭層別総括表 評価地域別総括表の 2 種の総括表を作成した 各総括表の構成及び内容は 下記の通りである 1 評価地域炭層別総括表炭厚 : 各炭層の平均炭丈灰分 : 各炭層の平均灰分発熱量 : 各炭層の平均発熱量全硫黄 : 各炭層の平均全硫黄水分 : 各炭層の平均水分石炭資源量 : 採掘対象資源量 採掘制限資源量試算石炭埋蔵量 :SL-100m 以浅埋蔵量 SL-100m 以深埋蔵量 106

121 2 評価地域総括表面積 : 評価地域の面積灰分 : 評価地域の平均灰分 ( 各炭層灰分の加重平均 ) 発熱量 : 評価地域の平均発熱量 ( 各炭層発熱量の加重平均 ) 全硫黄 : 評価地域の平均全硫黄 ( 各炭層全硫黄の加重平均 ) 水分 : 評価地域の平均水分 ( 各炭層水分の加重平均 ) 石炭資源量 : 採掘対象資源量 採掘制限資源量 資源量密度試算石炭埋蔵量 :SL-100m 以浅埋蔵量 SL-100m 以深埋蔵量 注 ) 資源量密度とは 1) 資源量密度 = 評価地域の理論石炭資源量 (t) 評価地域の面積 (m 2 ) 2) 資源量密度は評価地域のポテンシャル評価をする時に重要な指標となる 107

122 表 評価地域炭層別総括表の例 Average Quality Geological Resources Tentative Coal Reserves Area Seam Average Seam Thickness (m) Moisture(%) Ash(%) Calorie(kcal/kg) Sulphure(%) Minable Resources (Kt) Restricted Resources (Kt) Total (Kt) Open Cut Reserves (Kt) Underground Reserves (Kt) Total (Kt) Batulicin B Batulicin D Batulicin E 表 評価地域総括表の例 108 Average Quality Geological Resources Tentative Coal Reserves Area Area(m2) Moisture(%) Ash(%) Calorie(kcal/kg) Sulphure(%) Minable Resources (Kt) Restricted Resources (Kt) Total (Kt) Density (t/m2) Open Cut Reserves (Kt) Underground Reserves (Kt) Total (Kt) Batulicin

123 3.6.4 データベースの構築状況平成 19~20 年度にカリマンタンで探査データベースを構築した地域は A, B, C, D, E, F, G, H, I, J, L, M, N, O, P, Q, R の 18 地域である 各地域のデータベース構築状況は次の通りである 109

124 表 カリマンタン地域データベース構築状況 (1) 110 F P H A C 基礎データベース テーブルデータ 試錐位置 試錐柱状 露頭位置 露頭柱状 オリジナル石炭分析結果 コンポジット石炭分析結果 ベクターデータ 地形図 採掘制限区域図 炭層等深線図 成果品データベースグリッドデータ 地形図 炭層等深線図 デジタルデータ 試錐柱状対比図 標準地質柱状図 グリッドデータ 炭層露頭線図 3D 鳥瞰図 アイソバリューマップ ( 炭厚 ) アイソバリューマップ ( 水分 ) アイソバリューマップ ( 灰分 ) アイソバリューマップ ( 発熱量 ) 石炭資源量計算図 テーブルデータ 石炭資源量計算表 石炭埋蔵量試算表 調査地域総括表 データソース 注 1) 成果品データベースに収納 注 2) 平成 19 年度作成 平成 20 年度作成 ( 追加も含む ) 作成せず ( データ無し )

125 111 表 カリマンタン地域データベース構築状況 (2) E L K I J 基礎データベース テーブルデータ 試錐位置 試錐柱状 露頭位置 露頭柱状 オリジナル石炭分析結果 コンポジット石炭分析結果 ベクターデータ 地形図 採掘制限区域図 炭層等深線図 成果品データベースグリッドデータ 地形図 炭層等深線図 デジタルデータ 試錐柱状対比図 標準地質柱状図 グリッドデータ 炭層露頭線図 3D 鳥瞰図 アイソバリューマップ ( 炭厚 ) アイソバリューマップ ( 水分 ) アイソバリューマップ ( 灰分 ) アイソバリューマップ ( 発熱量 ) 石炭資源量計算図 テーブルデータ 石炭資源量計算表 石炭埋蔵量試算表 調査地域総括表 データソース 注 1) 成果品データベースに収納 注 2) 平成 19 年度作成 平成 20 年度作成 ( 追加も含む ) 作成せず ( データ無し )

126 112 表 カリマンタン地域データベース構築状況 (3) D M G R N 基礎データベース テーブルデータ 試錐位置 試錐柱状 露頭位置 露頭柱状 オリジナル石炭分析結果 コンポジット石炭分析結果 ベクターデータ 地形図 採掘制限区域図 炭層等深線図 成果品データベースグリッドデータ 地形図 炭層等深線図 デジタルデータ 試錐柱状対比図 標準地質柱状図 グリッドデータ 炭層露頭線図 3D 鳥瞰図 アイソバリューマップ ( 炭厚 ) アイソバリューマップ ( 水分 ) アイソバリューマップ ( 灰分 ) アイソバリューマップ ( 発熱量 ) 石炭資源量計算図 テーブルデータ 石炭資源量計算表 石炭埋蔵量試算表 調査地域総括表 データソース 注 1) 成果品データベースに収納 注 2) 平成 19 年度作成 平成 20 年度作成 ( 追加も含む ) 作成せず ( データ無し )

127 表 カリマンタン地域データベース構築状況 (4) 113 B Q O 基礎データベース テーブルデータ 試錐位置 試錐柱状 露頭位置 露頭柱状 オリジナル石炭分析結果 コンポジット石炭分析結果 ベクターデータ 地形図 採掘制限区域図 炭層等深線図 成果品データベースグリッドデータ 地形図 炭層等深線図 デジタルデータ 試錐柱状対比図 標準地質柱状図 グリッドデータ 炭層露頭線図 3D 鳥瞰図 アイソバリューマップ ( 炭厚 ) アイソバリューマップ ( 水分 ) アイソバリューマップ ( 灰分 ) アイソバリューマップ ( 発熱量 ) 石炭資源量計算図 テーブルデータ 石炭資源量計算表 石炭埋蔵量試算表 調査地域総括表 データソース 注 1) 成果品データベースに収納注 2) 平成 19 年度作成 平成 20 年度作成 ( 追加も含む ) 作成せず ( データ無し )

128 3.7 石炭資源関連情報 (General Data) データベースの構築資源の解析評価を行う場合 地質探査資料以外に種々のデータが必要である 本調査では インドネシア政府機関より提供された関連資料を整理し 石炭資源関連情報 (General Data) データベースを構築した データベース化に当たっては大部分のデータをフィーチャークラスデータとした カリマンタン地区のデータベースの内容は下記の通りである 114

129 表 カリマンタン地域石炭関連情報 115 データ名 データソース 属性データ 首都情報 ESRI 都市名 人口規模 都市情報 CGR 都市名 市区分 州境界 CGR 州名 面積 周囲長 県境界 CGR 県名 州名 首都名 面積 周囲長 市町村境界 CGR 市町村名 県名 州名 河川 CGR 主要河川及び湖沼 CGR 州名 延長 石炭鉱区 Mining Office, CGR 所有者 事務所所在地 現場所在地 鉱区番号 面積 探査段階 森林使用権 Forestry Office 所有者 権利区分 面積 道路 CGR 道路種類 管理者 延長 土地利用 CGR 利用区分 面積 土地利用 ( 農業 ) CGR 利用区分 面積 港 NEDO 港名 取扱能力 最大船 ( 雨期 乾期 ) 水深( 雨期 乾期 ) 所有者 露天採掘跡地 NEDO 地質図 CGR 地層名 面積 土壌図 Agricultural R&D 地形 傾斜 土壌 面積 海岸線 CGR 国境線 CGR Forestry Office : Forestry Office of South Sumatera, DINAS KEHUTANAN Mining Office : Mining and Energy Regional Office, DINAS PERTAMBANGAN DAN ENERGI Agricultural R&D : Agency for Agricultural Reserch and Development, BADAN PENELITIAN DAN PENGEMBANGAN PERTANIAN CGR : Center for Geological Resources

130 3.8 調査結果 成果品 (1) 探査データベース平成 19 年 ~20 年度で東カリマンタン 南カリマンタン州内の 18 評価地域の探査データベースを作成した 作成したデータは オリジナルデータのデジタルデータ 解析用に作成したデータ 成果図表の 3 種類である 作成した全てのデータはバンドン市 CGR 事務所内に設置した System1 のサーバー内に MXD, PDF データとして保存していると共に ハードコピーとしても CGR 事務所内に保管している 一方 構築したデータベースは インドネシアの基本的財産である資源に関するデータベースであるため 全てのデータが公開されるものではない 従って System2 でユーザーに提供する機能を動作させるために必要なデータのみを System2 に収納した 評価地域 成果品 データベースへの収納状況等は下記の通りである 表 カリマンタン地域解析評価地域 炭田 調査地域 炭層数 Tarakan 1 (A) 4 Kutai East 7 (B, C, D, E, F, G, H) 49 Kutai West 7 (I, J, K, L, M, N, O) 35 Asem Asem 2 (P, Q) 10 Barito 1 (R) 22 合計 18 地域

131 表 探査データベース成果品 区 分 データ名 データ形式 収納データデータ量システム1 システム2 表 ( 枚数 ) 図 ( 種類 ) オリジナルデータ 試錐位置 Table 21 試錐柱状 Table 174 露頭位置 Table 36 露頭柱状 Table 35 石炭分析 ( オリジナル ) Table 83 地形 FC, Image 解析データ 石炭分析 ( コンポジット ) Table 55 試錐位置 FC 露頭位置 FC 地形等高線 FC 炭層露頭線 FC 断層等深線 FC 炭層等深線 FC 炭厚等値線 FC 水分等値線 FC 灰分等値線 FC 発熱量等値線 FC 全硫黄等値線 FC 採掘制限区域 FC 炭量計算図 FC 炭量計算表 Table 炭層別総括 Table 区域総括 Table プロジェクトエリア FC 地形モデル Raster 炭層モデル Raster 断層モデル Raster 炭厚モデル Raster 水分モデル Raster 灰分モデル Raster 発熱量モデル Raster 全硫黄モデル Raster 成果図表 調査地域位置図 Image 1 地形図 Image 18 試錐柱状対比図 Image 19 炭層露頭線図 Image 18 3D 鳥瞰図 Image 21 炭層等深線図 Image 120 等値線図 ( 炭厚 ) Image 120 等値線図 ( 水分 ) Image 100 等値線図 ( 灰分 ) Image 100 等値線図 ( 発熱量 ) Image 97 等値線図 ( 全硫黄 ) Image 100 採掘制限区域図 Image 15 石炭資源量計算図 Image 120 総資源量計算表 Image 120 採掘対象資源量表 Image 120 採掘制限資源量表 Image 120 石炭埋蔵量計算表 Image 120 炭層別総括表 Image 18 地域総括表 Image 18 データソース Image 2 標準地質柱状対比図 Image 合 計

132 図 ハードコピー成果品 (P 地域 ) 図 ハードコピー成果品 ( 全成果品 ) 118

133 (2) 石炭関連情報データベースインドネシア政府諸機関等から収集された資料を整理して 石炭関連情報データベースを構築した なお 南スマトラ地域のデータとカリマンタン地域のデータが重複したり 内容がほぼ同様であるため 今回両地域のデータを合わせて 1 つの石炭関連情報データベースとした また データ形式はフィーチャークラスとし 属性データ量は全部で 291 頁となった それらの全てのデータは System1 サーバー内及びハードコピーとして CGR 事務所内に保管している なお これらのデータは経時的に変化するものが多いため 定期的に更新し 常に即時に利用可能な状態に維持することが重要である また インドネシア側と協議の上 System2 へは全てのデータを収納した 119

134 表 石炭関連情報データベース ( 南スマトラ カリマンタン ) データ名 地域属性データ量データ形式南スマトラカリマンタン ( 頁数 ) 首都情報 フィーチャークラス 1 都市情報 フィーチャークラス 12 州境界 フィーチャークラス 1 県境界 フィーチャークラス 1 市町村境界 フィーチャークラス 10 河川 フィーチャークラス 0 主要河川及び湖沼 フィーチャークラス 14 石炭鉱区 フィーチャークラス 6 森林使用権 フィーチャークラス 2 道路 フィーチャークラス 13 鉄道 フィーチャークラス 1 土地利用 フィーチャークラス 15 土地利用 ( 農業 ) フィーチャークラス 65 紛争地域 ( 対森林 ) フィーチャークラス 1 紛争地域 ( 対農業 ) フィーチャークラス 3 港 フィーチャークラス 2 空港 フィーチャークラス 1 ターミナル フィーチャークラス 1 発電所 フィーチャークラス 1 送電線 フィーチャークラス 1 河川水深 フィーチャークラス 6 降雨量 フィーチャークラス 1 露天採掘跡地 フィーチャークラス 0 地質図 フィーチャークラス 126 土壌図 フィーチャークラス 7 海岸線 フィーチャークラス 0 国境線 フィーチャークラス 0 合計 石炭資源量 埋蔵量の評価結果これまで インドネシア最大の石炭生産地である東カリマンタン州及び南カリマンタン州の理論石炭埋蔵量は 確定炭量 127 億トン 推定炭量 29 億トン 予想炭量 196 億トン 仮定炭量 32 億トン 合計 384 億トンとされていた また 石炭埋蔵量は 71 億トンであった 本調査では 東カリマンタン州及び南カリマンタン州内の 18 地域において 既存の探査データをデータベース化すると共に 石炭関連情報とも関連させて GIS 手法を用いて石炭資源量 石炭埋蔵量の解析評価を行った 本調査では インドネシア炭量計算基準に基づき 確実度別石炭資源量を計算した またインドネシア炭量計算基準に規定はないが 120

135 石炭資源量を採掘対象資源量と採掘制限資源量に区分して計算すると共に 概略の石炭埋蔵量を把握するために SL-100m 以浅石炭埋蔵量を露天採掘対象埋蔵量 SL-100m 以深石炭埋蔵量を坑内採掘対象埋蔵量として試算した 本調査結果解析評価を実施した 18 地域内の石炭資源量は約 210 億トンであり 石炭埋蔵量は約 117 億トンと試算された なお 本調査は未開発区域において 既存探査データに基づいて解析評価した石炭資源量 石炭埋蔵量である 東カリマンタン州及び南カリマンタン州内では 現在多数の炭鉱が操業中であるが それら各炭鉱の炭量は本調査結果の炭量には含まれてはいない また本調査解析評価地域以外でも多数の個所で炭層賦存が既に確認されている 従って 今後各地で系統的な石炭資源評価が進展するに伴い 東カリマンタン州及び南カリマンタン州内に賦存する石炭資源量 埋蔵量が大幅に増加する事は確実である 解析評価結果 確実度別石炭資源量 : 確定炭量 約 16 億トン 推定炭量 約 24 億トン 予想炭量 約 46 億トン 仮定炭量 約 124 億トン 合計 約 210 億トン 純度別資源量 : SL-100m 以浅炭量 約 101 億トン SL-100m 以深炭量 約 109 億トン 採掘対象石炭資源量 : 採掘対象資源量 約 168 億トン 採掘制限資源量 約 42 億トン 試算石炭埋蔵量 : SL-100m 以浅埋蔵量 約 74 億トン SL-100m 以深埋蔵量 約 43 億トン 合計 約 117 億トン 121

136 表 カリマンタン石炭資源量 炭田 確実度別資源量 (1,000トン) 深度別資源量 (1,000トン) 採掘対象資源量 (1,000トン) 最深計算深度確定推定予想仮定合計 SL-100m 以浅 SL-100m 以深採掘対象採掘制限 (SL m) Tarakan 22,193 29,338 35,300 15, ,178 83,041 19,137 52,408 49, ~ -400 Kutai East 318, , , ,474 1,630, , ,790 1,312, ,324 0 ~ -550 Kutai West 884,267 1,807,855 3,879,960 11,973,897 18,545,979 8,685,521 9,860,458 14,865,019 3,680,960 0 ~ -700 Asem Asem 88,458 95, ,670 83, , , , , , ~ -500 Barito 287,112 4, , ,495 17, ,365 50, 合計 1,600,771 2,355,240 4,629,580 12,399,661 20,985,252 10,041,363 10,943,889 16,775,670 4,209,

137 表 カリマンタン試算石炭埋蔵量 炭田 SL-100m 以浅 SL-100m 以深合計 (1,000トン) (1,000トン) (1,000トン) Tarakan 32,422 8,194 40,616 Kutai East 650, , ,689 Kutai West 6,407,032 3,873,042 10,280,074 Asem Asem 67, , ,727 Barito 203,465 7, ,609 合計 7,361,750 4,297,965 11,659,

138 表 カリマンタン調査結果総括表 124 炭田 面積 (1,000m 2 ) 水分 (%) 灰分 (%) 平均品位 発熱量 (kcal/kg) 全硫黄 (%) 資源量 (1,000 トン ) 石炭資源量 資源量密度 ( トン /m 2 ) 試算埋蔵量 (1,000 トン ) Tarakan 21, , ,616 A Kutai East 267, ~ ~ ~ ~ ,630, ,689 B, C, D, E, F, G, H Kutai West 654, ~ ~ ~ ~ ,545, ,280,074 I, J, K, L, M, N, O Asem Asem 34, ~ ~ ~ ~ , ,727 P, Q Barito 10, , ,609 R 合計 987,502 20,985,252 11,659,715 調査地域

139 3.8.3 評価地域の概要 平成 19~20 年度に既存探査データに基づき 解析評価を実施したカリマンタン 18 地域 の位置 探査状況 地質状況 炭層品位の概要は 下記の通りである 125

140 表 評価地域の概要 (1) F P H A 位置 東カリマンタン州南部 南カリマンタン州 東カリマンタン州南部 東カリマンタン州北部 探査状況 探査実施者 NEDO NEDO NEDO 民間会社 試錐調査 ( 孔数 ) 露頭調査 ( 個所数 ) 石炭分析 ( 個数 ) 探査段階準精査準精査準精査概査 地質状況地質時代新第三紀 Miocene 古第三紀 Eocene 新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 126 夾炭層名 Balikpapan Tanjung Balikpapan Langap 主要炭層 5(S12, S13, S14, S15, S15ML2) 3(B, D, E) 5(N2, N3, N4, S1, S2) 4(G, H, I, J) 地質構造中傾斜の単斜構造緩傾斜の緩やかな褶曲構造緩傾斜の単斜構造向斜構造 断層有り 石炭品位 (adb) 水分 (%) 11~15 2~4 19~24 - 灰分 (%) 3~7 15~27 4~11 - 硫黄分 (%) 0.1~ ~ ~0.2 - 発熱量 (kcal/kg) 5800~ ~ ~5000 -

141 表 評価地域の概要 (2) C L K I 位置東カリマンタン州南部東カリマンタン州中部東カリマンタン州中部東カリマンタン州中部 探査状況探査実施者 NEDO, CGR CGR CGR CGR 試錐調査 ( 孔数 ) 露頭調査 ( 個所数 ) 石炭分析 ( 個数 ) 探査段階準精査概査概査概査 地質状況地質時代新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 古第三紀 Oligocene 127 夾炭層名 Balikpapan Balikpapan 主要炭層 11(S1, S5, S10, S11, S12, S13 S14, S15, S16, S18, S19) Balikpapan Wahau Wahau 3(A, B, G) 4(GS1, GS3, N2, N3) 4(A, B, C, D) 地質構造中傾斜の向斜構造緩傾斜の向斜構造緩傾斜の単斜構造緩 ~ 中傾斜の向斜構造 石炭品位 (adb) 水分 (%) 9~16 8~11 11~13 15~18 灰分 (%) 1~9 4~9 3~5 2~7 硫黄分 (%) 1.1~ ~ ~ ~0.2 発熱量 (kcal/kg) 5500~ ~ ~ ~5300

142 表 評価地域の概要 (3) J E D M 位置東カリマンタン州中部東カリマンタン州南部東カリマンタン州南部東カリマンタン州中部 探査状況 探査実施者 CGR CGR CGR CGR 試錐調査 ( 孔数 ) 露頭調査 ( 個所数 ) 石炭分析 ( 個数 ) 探査段階 概査 概査 概査 概査 地質状況 地質時代 古第三紀 Oligocene 新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 128 夾炭層名 Wahau Balikpapan Balikpapan Balikpapan 主要炭層 3(A, B, C) 6(S7, S12, S20, S25, S26, S27) 7(B2, B3, B6, B9, B10, P3, P4) 12(S1, S2, S4, S5, S6, S7, S8, S9, S10, S11, S12, S13) 地質構造中 ~ 急傾斜の向斜構造緩傾斜の向斜構造中傾斜の向斜構造緩傾斜の単斜構造 石炭品位 (adb) 水分 (%) 10~11 8~12 8~14 9~18 灰分 (%) 4~15 3~8 1~23 3~34 硫黄分 (%) 0.1~ ~ ~ ~0.2 発熱量 (kcal/kg) 4700~ ~ ~ ~5500

143 表 評価地域の概要 (4) G R B N 位置東カリマンタン州南部南カリマンタン州東カリマンタン州中部東カリマンタン州南部 探査状況探査実施者 CGR 民間企業民間企業 CGR 試錐調査 ( 孔数 ) 露頭調査 ( 個所数 ) 石炭分析 ( 個数 ) 探査段階概査準精査準精査概査 地質状況地質時代新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 129 夾炭層名 Balikpapan Warukin Menumbar Kampungbaru 主要炭層 6(A, B, C, D, E, F) 22(A1, A2, A3, B1, B2, C3, C4, E1, E2, E3, F2, G4, H, L, OU, O1, O2, P, P2, P4, P5, Q) 9(A, D, E, F, G, H, I, J, K) 4(S1, S2, S5, S6) 地質構造緩傾斜の向斜構造緩 ~ 中傾斜の単斜構造緩傾斜の単斜構造 北部は緩傾斜の向 背斜構造南部は緩 ~ 中傾斜の向斜構造 石炭品位 (adb) 水分 (%) 6~10 12~18 16~22 21~28 灰分 (%) 4~10 2~15 4~11 2~12 硫黄分 (%) 0.1~ ~ ~ ~0.3 発熱量 (kcal/kg) 6200~ ~ ~ ~5200

144 表 評価地域の概要 (5) Q O 位置南カリマンタン州南部東カリマンタン州南部 探査状況探査実施者民間企業民間企業 試錐調査 ( 孔数 ) 露頭調査 ( 個所数 ) 0 37 石炭分析 ( 個数 ) 探査段階準精査概査 地質状況地質時代新第三紀 Miocene 新第三紀 Miocene 130 夾炭層名 Warukim Pulaubalang 主要炭層 7(A, B, C, D, E, F, G) 5(A, C, D, E, F) 地質構造中傾斜の単斜構造急傾斜の単斜構造 石炭品位 (adb) 水分 (%) 15~21 - 灰分 (%) 2~7 - 硫黄分 (%) 0.2~1.0 - 発熱量 (kcal/kg) 5000~5700 -

145 4 システムトレーニング 4.1 System1 操作トレーニング平成 20 年度に合計 3 回日本技術者をバンドン市に派遣し インドネシア技術者に対する System1 の操作技術の普及向上に努めた System1 は 主に地質技術者が地質解析評価時にツールとして使用するシステムであるため トレーニング受講者は CGR の地質技術者を主とした また 操作技術の習得にはある程度の時間を要することより 原則として同一技術者に対して 3 回のトレーニングを実施した トレーニングの実施状況は下記の通りである (1) 第 1 回トレーニング 日本技術者派遣期間 : 平成 20 年 7 月 27 日 ~8 月 2 日 トレーニング実施場所:CGR 事務所プロジェクト室 派遣日本技術者 :1 名 トレーニング受講者 :CGR 技術者 5 名 トレーニング実施状況まず System1 操作全体フローを教材を用いて説明し 次に System1 ユーザーズガイドを用いて各作業段階におけるシステム操作方法の説明を行った その後 既に試錐 露頭 石炭分析のテーブルデータ及びシームコンタードラフト等の完成している南カリマンタン州 Tapin 地域の実例を例題として System1 を使用してスキャニング キャリブレーション トレーシング モデリング 炭量計算の実習を行った (2) 第 2 回トレーニング 日本技術派遣期間 : 平成 20 年 8 月 10 日 ~8 月 17 日 トレーニング実施場所:CGR 事務所プロジェクト室 派遣日本技術者 :1 名 トレーニング受講者 :CGR 技術者 4 名 トレーニング実施状況前回のトレーニングに引き続き Tapin 地区の実例を用いて System1 の操作方法 ( スキャニング キャリブレーション トレーニング モデリング 炭量計算 ) の実習を行った (3) 第 3 回トレーニング 日本技術派遣期間 : 平成 20 年 12 月 7 日 ~12 月 14 日 トレーニング実施場所:CGR 事務所プロジェクト室 131

146 派遣日本技術者 :1 名 トレーニング受講者 :CGR 技術者 3 名 トレーニング実施状況既に試錐 露頭 石炭分析のテーブルデータ及び地形図ドラフト シームコンタードラフトが完成している東カリマンタン州 Pengadan 地区の実例を用いて System1 の操作方法や操作時のノウハウの実習を行った 図 System1 操作トレーニング 4.2 System2 システム管理運用トレーニング平成 20 年度に日本人技術者を 1 回バンドン市に派遣し インドネシア技術者に対するシステム操作 システム全体管理技術に関するトレーニングを実施した トレーニング実施状況は下記の通りである System2 システム管理運用トレーニング 日本技術者派遣期間 : 平成 21 年 2 月 22 日 ~2 月 28 日 トレーニング実施場所:CGR 事務所プロジェクト室 派遣日本技術者 :1 名 トレーニング受講者 :CGR 技術者 6 名 トレーニング実施状況 132

147 System2 トレーニングでは System2 の機能説明 オペレーショントレーニングを行った また システム管理運用トレーニングでは System1 2 の管理に関する基礎的事項及びシステムマネージャー操作トレーニングを行うと共に システム 2 のパブリックアプリケーションの説明 メンテナンストレーニングを行った 4.3 トレーニングの成果今回の System1 操作トレーニングは システムを利用して探査結果を整理解析する手法のトレーニングを 地質構造の単純な地域を例として行った その結果 インドネシア技術者独自での System1 操作が一応 可能となった しかし 地質構造の複雑な地域ではモデリング技術等にノウハウが必要なことより 今後も継続的にトレーニングを行い 種々のケースにおけるシステム操作ノウハウをトレーニングすることが望ましい 一方 システムを用いる場合 まずコンピューターで処理可能な炭層モデルを作成することが最も重要なことである 従って 地質解析技術 ( 特に炭層等深線図作成技術 ) の更なる移転を進めることが 今後 System1 を有効に活用させる上で最も重要な課題である システム管理運用トレーニングでは 主にシステムの管理 メンテナンストレーニングを行った また CGR は今回導入したシステムへの関心が高く データベース担当者を管理運用トレーニングに参加させ 今後のシステム運用に備えた 今回のトレーニングでは システム管理方法について一応のトレーニングが出来たが 今後 種々の予期せぬトラブルが生じる可能性がある 従って 長期的にシステムを運用するためには 今後も継続的 定期的に管理運用トレーニングを行うことが望ましい 133

148 5 システムの導入 5.1 作業全体概要 作業目的平成 17 年 1 月 10 日 NEDO とインドネシア DGGR 間で The Joint Study on Evaluation of Coal Resources and Reserves in Indonesia に関する MOU が締結され 平成 16 年度 ~20 年度の 5 ヶ年に渡り インドネシアの石炭資源解析調査を日イ共同で実施することが決定した その後 NEDO の委託を受けて JCOAL が実施した インドネシアの現状調査 及びカウンターパートである CGR との協議の結果 調査方法は GIS 手法を用いて石炭探査データベース及び石炭関連情報データベースを構築して調査を進めること 調査結果をインターネット等により外部からアクセス可能とすること データベース構築用に System 1 を データベース公開用に System2 を導入することが決定した 本作業の目的は データベース構築用に使用する System1 を導入すること及び データ公開用に使用する System2 を導入することである 作業内容 (1) System1 の導入 機器の導入 ソフトウェアの設計 製作 (2) System2 の導入 機器の導入 ソフトウェアの設計 製作 作業期間平成 16 年度 ~20 年度 作業実施体制及び主な作業従事者 (1) 作業実施体制 NEDO - JCOAL - ( 株 ) ダイナックス高松 (2) 主な作業従事者石炭エネルギーセンター辛島洋士冨田新二柏瀬陽一 ( 株 ) ダイナックス高松津嶋有伸 浦田洋平 中落耕平 田辺宏幸 134

149 表 システム導入工程 135 フェーズ1 フェーズ2 平成 16 年度平成 17 年度平成 18 年度平成 19 年度平成 20 年度 備考 システム全体概念設計 インドネシアの現状調査 JCOAL 実施 システム全体概念設計 JCOAL 実施 システム1の導入 既存ハード ソフトの選定 設置 JCOAL 実施 ( データベース作成用システム ) 統合ソフトの設計製作 要件定義 基本設計 詳細設計 プロトタイプ製作 統合ソフトの製作 ソフトのエンハンス 現地動作試験 システム2の導入 既存ハード ソフトの選定 設置 JCOAL 実施 ( データ公開用システム ) 公開用ソフトの設計 製作要件定義 基本設計設置個所の環境調査詳細設計 製作現地動作試験 システムデモンストレーション デモンストレーションソフトの製作デモンストレーション JCOAL 実施

150 5.2 システム全体概念設計 ( 平成 16 年度 JCOAL 実施 ) インドネシアの現状調査本格調査を開始するに当って インドネシア側の現状や要望等を把握して今後の調査方針を決定する必要がある 従って JCOAL は平成 16 年度に計 3 回の現地調査を実施し 日イ協議の上 今後の具体的調査方法を決定した (1) 現地調査日程 第 1 回調査日程 : 平成 17 年 1 月 23 日 ~1 月 28 日調査員 :JCOAL 2 名 第 2 回調査日程 : 平成 17 年 2 月 13 日 ~2 月 19 日調査員 :JCOAL 1 名インドネシア石炭資源解析調査共同企業体 3 名 第 3 回調査日程 : 平成 17 年 3 月 6 日 ~3 月 12 日調査員 :JCOAL 2 名インドネシア石炭資源解析調査共同企業体 1 名 (2)CGR( カウンターパート ) が保有する機器現在 CGR( 旧 DMRI) は 地質資料作成用等のため 下記ハードウェア及びソフトウェアを専門室に設けているが いずれも本調査で使用するには能力不足である 従って 本調査では日本側がバンドン市 CGR 事務所内に新たにハードウェア及びソフトウェアを導入し 日イ共同で作業を行うこととした CGR が保有するハードウェア デスクトップコンピュータプロッターデジタイザースキャナー :9 台 :A0 用 2 台 :A0 用 1 台 :A0 用 1 台 CGR が保有するソフトウェア Arc View 3.3 Arc View 3.2 MapInfo MapSource Auto CAD 136

151 5.2.2 システム全体概念設計インドネシア石炭資源解析共同調査の目的は インドネシアの石炭資源量及び埋蔵量を新しいインドネシア炭量計算基準に基づき解析評価すること 及びその結果を一般に公開出来るようにすることである また 調査には現在世界的に使用されている GIS 手法を用い 使用言語は英語とした 従って 本調査に必要とするシステム ( 機器 ) を 探査結果を解析評価するために必要とする System1 解析評価結果を公開するために必要とする System2 の 2 システムに区分し System1 を平成 17~18 年度に System2 を平成 19 年 ~20 年度に導入することとした また 各システムで使用するハードウェアは既存のハードウェアを使用し ソフトウェアは主として既存のソフトウェアを使用するが 調査を効率的に進める上で必要とするソフトウェア ( 統合ソフトウェア 公開用ソフトウェア ) のみを開発することとした 各システムの主な内容は下記の通りである System1 の主な内容 ハードウェア: PC デジタイザー プロッター スキャナー プリンター サーバー UPS ソフトウェア: ArcInfo Spatial Analyst Geostatial Analyst 3D Analyst Arc SDE SQL Server Coal Mine Analyst( 日本製 ) 統合ソフトウェア ( 今回製作 ) System2 の主な内容 ハードウェア: PC サーバー UPS ソフトウェア: ArcGIS Server SQL Server Internet Explorer データ公開用ソフトウェア ( 今回製作 ) 図 システム全体構成図 137

152 5.3 System1 の導入 既存ハードウェア ソフトウェアの選定 設置 ( 平成 16~17 年度 JCOAL 実施 ) 石炭資源解析共同調査の全体工程上 本格的探査結果解析評価調査は早期に開始する必要があり それに伴い System1 も早期に導入する必要があった 幸い 解析評価作業を効率的に行うための統合システムが未完成でも 作業効率は落ちるが 既存のハードウェア ソフトウェアのみで解析評価作業を行うことが可能であった 従って 取り敢えず既存のハードウェア ソフトウェアで解析評価作業を進めることとし 平成 16 年度に導入するそれらハードウェア ソフトウェアの選定を行い 平成 17 年 7 月にバンドン市 CGR 事務所プロジェクト室にそれらを設置した そのシステムでは週 1 回バックアップを保存し 停電時に備え無停電装置を設置している 導入した既存のハードウェア ソフトウェアの構成 内容は下記の通りである なお 平成 19 年度には一部ソフトウェアのバージョンアップを行った 表 平成 17 年度導入システム 機器類 仕様 製品名 数量 ハードウェアデスクトップPC Fujitsu Desk Power P321, 無停電装置付 3 サーバー Primergy TX 200S2f, 無停電装置付 1 レーザープリンター HP Laser Printer 5550DN 1 スキャナー プロッター HP Design Jet 815mfp, A0 1 デジタイザー CALCOMP DBⅣ 3648S 1 ノートブックパソコン Life Book S ゼロックス Fuji Xerox DC156 1 エアコン 3pk, Ceiling Type 1 ソフトウェア PC 用 ArcInfo* 1 ArcEditor* 2 Spatial Analyst 3 Geostatial Analyst 3 3D Analyst 3 Microsoft Office Pro 3 Auto CAD 1 Norton Anti Virus 3 Arc Scan for ArcGIS 1 Coal Mine Analyst( 日本製 ) 1 Coal GIS( 日本製 ) 1 サーバー用 Windows Svr Std 1 Arc SDE 1 SQL Svr* 1 SQL CAL* 5 SYMANTEC Antivirus* 1 * 平成 19 年度バージョンアップ 138

153 図 導入システム写真 139

154 表 各ソフトウェアの名称及び用途 (1) ソフト名 ArcInfo9.0 概要 ArcView9 と ArcEditor9 のすべての機能に加えて 高度な空間データ処理機能を備えた ArcInfo9 ArcInfo は ArcGIS ソフトウェアファミリーの中で 最もハイエンドに位置する製品です ArcInfo は ArcView および ArcEditor の全機能に加え 従来より ArcInfo がデファクト スタンダード GIS として認知されてきた所以でもある 高度な空間データ処理機能を豊富に提供します ArcInfo の空間データ処理機能には 各種オーバレイ処理 近隣処理 単純化処理 図郭接合処理 座標系変換処理 各種フォーマット変換処理などが豊富に含まれます ArcInfo は ArcGIS システムのデータベース設計 構築 管理用クライアントとして最適化されています ArcEditor ArcView9 の全機能に加えて トポロジをはじめとした高度な編集機能を備えた ArcEditor9 ArcEditorは ArcView の全機能に加え 高度な編集機能を提供します ArcEditor が提供する高度な編集機能には ディスコネクト編集 マルチユーザ編集機能 バージョニング編集機能 トポロジ編集機能 リニアリファレンス編集機能などが含まれます ArcEditorは ArcGISシステムの編集 更新系クライアントとして最適化されています ArcView は 世界で最も普及しているデスクトップ GIS ソフトウェアで 世界中で 50 万を超えるユーザーに利用されています ArcView は 社会に存在する様々な情報と空間情報を統合して わかりやすく表現 検索 管理 解析 編集を行うための強力なツールを提供しています ArcGIS Spatial Analyst セル ベースのラスタ データの作成 条件検索 マッピング および解析を可能にする 強力な空間モデリングおよび解析機能を提供 ArcGIS Spatial Analyst は ベクタとラスタを統合した解析を実行することができます また データに関する情報の導出 空間的な関連性の識別 最適地の条件検索 およ び 2 点間の移動コストの計算などを行うことができます ArcGIS Geostatistics Analyst 地球統計学 (Geostatistics) に基づき 強力な空間データの補間機能を提供するエクステンション Geostatistical Analyst は サンプル ポイントで測定された離散的な測定値から連続したサーフェスを作成する作業 ( 補間 ) において 非常に高い能力を発揮します Geostatistical Analyst ではさまざまな空間データ解析ツール および様々な補間手法を サポートしていますので 高精度のサーフェスを推定することができます 140

155 表 各ソフトウェアの名称及び用途 (2) ソフト名 ArcGIS 3D Analyst 概要 3 次元データを効果的に視覚化し 分析することを可能にする3D Analyst 3D Aalystはサーフェスを効果的に視覚化することで様々な分析を可能にするツールです ユーザーは自由な視点から3 次元化されたデータを見ることで そこからの見通し を知ることができます さらに ラスタデータやベクタデータを重ねることで リアルな景観を表現することも可能です データの 3 次元表示は ArcScene と ArcGlobe で行われます ArcScene は複数の 3 次元データを表示し データの作成 解析をするためのアプリケーションです ArcGlobe は ArcGIS9.0 から新たに追加された 3 次元表示アプリケーションで 地球規模の大容量データの高速 3D 表示が行えます ArcSDE 空間データを DBMS 内に格納し マルチユーザ GIS 環境を実現 ArcSDE は 空間データを DBMS に格納 管理し 供給する統合型 GIS サーバです マルチユーザ環境 (LAN WAN インターネット) で GIS データを共有したり 大規模データを管理するシステムにおいて ArcSDE は必須要素となります ArcSDE は 統合型 GIS におけるアプリケーション サーバの役割を果たし GIS システムの全体的なパフォーマンスを大幅に向上させます ArcGIS Server GIS ビジネスロジックを集中管理し Web を通しての GIS 環境を提供 ArcGIS Server は ESRI 社から新たにリリースされたエンタープライズ向けサーバ製品 です ArcGIS Server を導入すれば 組織内で利用される GIS ビジネスロジックをサーバ ーで集中管理することができます また ArcGIS Server から提供される洗練された GIS ビ ジネスロジックを利用すれば 非常に高機能な Web アプリケーションや Web サービスを 業界標準に基づいて構築できます ArcIMS Web 上で GIS マップ データ およびメタデータ (GIS ポータルサイト ) を組織内外に高パ フォーマンスで公開 / 提供する情報公開サーバ ArcIMS 9.0 は Web 上へ GIS マップ データ メタデータ (GIS ポータルサイト ) または空間データを利用した Web サービスを配信するための インターネット / イントラネット GIS サーバ (WebGIS サーバ ) 製品です 所有している空間データをイントラネット / インターネット上で公開 / 提供を行うユーザーにとって ArcIMS は便利なツールとなります また Web ベースの位置情報サービスや GIS データおよびサービスを提供する E コマース 組織内の GIS ポータルサイト構築に利用することができます 141

156 表 各ソフトウェアの名称及び用途 (3) ソフト名 SQL Server 概要 Microsoft が提供するスケーラビリティーに優れたリレーショナルデータベース SQL Server 2000 は誰もが使える優れた操作性と 企業基幹システムのバックエンジンとして稼動するのに十分なパフォーマンスを同時に備えたデータベースシステムです 業務システムのバックエンジンとしてはもちろん Web システムのバックエンジンやビジネスインテリジェンスのバックエンジンとしても優れた操作性とパフォーマンスを提供します CoalGIS 石炭資源評価システム ( 意志決定支援システム ) NEDO (New Energy and Industrial Technology Development Organization) により開発された石炭資源評価システム 地質 自然 社会等のデータを総合的に評価し 石炭資源有望地域の抽出等を行う事が出来る意志決定支援システムである ArcGIS ベースのアプリケーションである CMA (CoalMineAnalyst) 地質解析 地質モデリング 採掘モデルツール ArcGIS エクステンションとして開発されたプログラム ArcGIS の全ての機能を使用でき る他 石炭地質解析に適した機能を搭載 データ変換から地質モデル ( 炭層 地形 断 層等 ) まで可能 また 炭量計算 Isopach 図面も作成可能 さらに採掘モデル ( 坑道設 計等 ) ツールも搭載 石炭鉱山開発計画の為の意志決定支援プログラムである 統合ソフトウェアの設計製作 ソフトウェアの設計 製作工程平成 17 年 7 月にバンドン市に導入した System1 用既存のハードウェア ソフトウェアを効率的に動作させる統合ソフトウェアの設計は 1 要件定義 2 基本設計 3 詳細設計と 段階を踏んで行った また ソフトウェアの製作も1プロトタイプの製作 2 現地動作試験 3 本ソフトウェアの製作 4 現地動作試験と 段階を追って進めた 更に平成 18 年度本ソフトウェア導入後もソフトウェアのエンハンスを行い より効率的で使いやすいソフトウェアに改良した 統合ソフトウェアの設計製作工程は 下記の通りである 142

157 表 統合ソフトウェアの設計 製作工程 設計 製作 エンハンス 要件定義基本設計詳細設計プロトタイプの製作プロトタイプの現地動作試験本ソフトウェアの製作本ソフトウェアの現地動作試験ソフトウェアのエンハンスソフトウェアの現地動作試験 平成 17 年度平成 18 年度平成 19 年度平成 20 年度 ソフトウェアの基本設計 要件定義システム開発に当たり システムの目的を明確化すると共に その目的を達成するのに必要な手順や機能の基本的事項を定義することを要件定義と称し システムを設計する上では最初に行う作業である 今回の要件定義作業では System1 の下記項目について System2 で予定されている情報公開に対応可能なように要件定義を行った 要件定義項目 データベース 管理機能 利用機能 (1) データベースシステムを用いて石炭資源の解析評価を行う場合 データベース作成は最も重要な項目であり システムの機能を一連に動作させるためには 取り扱うデータは共通のデータベース上で一元的に管理されたデータにする必要がある 本調査で取り扱うデータの種類及びそのデータ形式は 下記の通りとした 1 試錐データ データの種類試錐位置データ 試錐岩相データ 試錐柱状図 試錐柱状対比図 データ形式試錐位置 試錐岩相データは エクセルまたは CSV( テキスト ) 形式のテーブルデータとする それらのテーブルデータより 3 次元モデルを作成できるようにする 試錐柱状図は 試錐岩相データより作成し Auto CAD(DWG) 形式のベクトル 143

158 データとする 試錐柱状対比図は 地質技術者が試錐柱状図から作成した対比図ドラフトをもと に それを Auto CAD 形式のベクトルデータ化して作成する 2 露頭データ データの種類露頭位置データ 露頭岩相データ データ形式両データ共にエクセルまたは CSV( テキスト ) 形式のテーブルデータとする それらのテーブルデータより 3 次元モデルを作成出来るようにする 3 石炭分析データ データの種類試錐または露頭から採取された石炭分析データ 分析項目は全水分 工業分析 発熱量 全硫黄 比重 HGI 元素分析 灰の成分分析 灰の融点 組織分析 反射率 データの形式エクセルまたは CSV( テキスト ) 形式のテーブルデータとする 4 地形データ データの種類等高線 河川 道路 集落等 データの形式ドラフトをスキャニングすることにより Geo Tiff 形式でデジタル化し それをトレースすることにより Geodatabase 形式のベクトルデータにする 5 炭層等深線データ データの種類炭層毎の炭層等深線図 データの形式地質技術者が作成したドラフトをスキャニングにより Geo Tiff 形式でデジタル化し それをトレースすることにより Geodatabase 形式のベクトルデータにする 6 断層コンターデータ データの種類 断層毎の断層等深線図 144

159 データの形式 地質技術者が作成したドラフトをスキャニングにより Geo Tiff 形式でデジタル化 し それをトレースすることにより Geodatabase 形式のベクトルデータにする 7 地質モデルデータ データの種類地形等高線 炭層等深線 断層コンター アイソバリューマップ ( 炭厚 炭質 ) データの形式地形等高線 炭層等深線 断層コンターデータは まず上記の通り Geodatabase 形式のベクトルデータとし 次に ArcGIS を用いてグリッドデータに変換して地形 炭層 断層モデルデータを作成する 作成したデータは 炭層露頭線図 3D 鳥瞰図の作成や炭量計算に使用する 炭厚アイソバリューデータは 試錐岩相テーブルデータと炭層モデルデータを用いてグリッドデータで作成する 作成したデータは炭量計算に使用する 炭質アイソバリューデータは 石炭分析テーブルデータと炭層モデルデータを用いて グリッドデータで作成する 作成したデータは 平均品位の計算や炭量計算に使用する 8 石炭関連情報データ データの種類鉱区 自然環境 社会環境に関する種々のデータ データの形式 ArcGIS に対応可能なデータ形式とする (2) 管理機能管理機能とは データ作成機能及びシステム全体の管理機能のことであり それらに必要とする機能 要件は下記の通りとした 1データ作成機能 データスキーマ機能スキーマ機能とは データにフォーマット等の定義を与える機能及びシステム外でデータを作成する場合に ユーザーに定義フォーマットを発行する機能 データ読込( 変換 ) 機能スキーマで定義されたデータをデータベースへインポートする際 空間データ変換や属性データ演算を行う機能 モデリング機能 145

160 データベースへ収納したデータからグリッドデータを作成する機能 2システム全体管理機能 システム設定機能システムメンテナンスやサービスパック等を行う機能 ユーザー管理機能ユーザー区分を任意に設定出来る機能 なお ユーザー区分は下記の通りとして設計を進めた ユーザー区分 システム管理者 データ管理者 データ作成者 データ利用者 A データ利用者 B データ利用者 C セキュリティー管理機能ウィルス対策や外部からの侵入等に対する設定を行う機能 ライセンス管理機能種々のソフトウェアのライセンスを一括管理する機能 (3) 利用機能 1 炭量計算機能インドネシア炭量計算基準による炭量計算機能 2 図面作成機能ユーザーが任意に設定値を変更して各種の図面を作成する機能 3 成果品表示 編集機能データベース内のモデルや作成した図面を表示する機能 及び作成された図面に対してレイヤーの表示 非表示切替やシンボルの変更を行う編集機能 4 資源評価機能データベース内のモデルに対し 種々のデータを追加してユーザーが独自に資源評価を行うことが出来る機能 5 意志決定支援機能データベース内のデータ及びユーザーが独自に作成したデータからユーザーが意志決定をする場合 ( 探査計画や開発計画の立案 インフラ整備計画の立案等 ) それを支援する機能 146

161 基本設計 (1) データベースの設計本システムは GIS 技術をベースとして構築され 取り扱うデータも主に GIS 化されたデータである 従って 本システムのデータベースには ArcGIS の技術である Geodatabase 形式を採用することとした データベースの設計手順は下記の通りである データベース設計手順 データフロー設計 レイヤー設計 データクラス設計 データフィールド設計 1データフロー設計どのデータがいつ作成 利用されるかを検討した結果 データフローは下記の通りとした データフロー 1) ロウデータ : 報告書データ ( ハードコピーデータ ) 2) デジタル化ロウデータ : ロウデータをそのままデジタル化したデータ 3) ベーシックデータ :ArcGIS で使用可能としたデータ 4) 加工データ : ベーシックデータを解析し 新たに作成したデータ 5) 基礎データ : 完成品データ 6) 公開データ : 外部からアクセスするデータ 147

162 ロウデータ段階 デジタル化ロウデータ段階 ベーシックデータ段階 Personal GDB Personal GDB オリジナルデータ コンバート スキャン トレースフォーマット変換 データセット データ加工 編集 座標系付加 データセット この段階ではデータは報告書 ( 紙 ) や地図 ( 紙 ) の形を取ることが多い 報告書はこの段階で Excel 等のデジタルに変換する必要がある 地図のデジタル化は空間情報付加作業等があるのでオリジナル段階までで行う データ修正 この段階で指定した形式でコンピューターで取り扱える形となっている 基本的にはオリジナルデータをそのままフォーマット変換したものととらえてよい データとしての誤り等も含まれる 作業単位としては抽象的な ( ユーザーが頭で考える ) プロジェクト単位となる この段階で ArcGIS で利用できる形となっている 当初はデータとしての誤り等も含まれる 作業単位としては抽象的な ( ユーザーが頭で考える ) プロジェクト単位となる 石炭資源関連データは直接更新する場合もある データ修正 参照 加工段階 基盤データ段階 公開データ段階 (PowerUser) Personal GDB SDE SDE データセット 作成完了した後に基盤データ化 (upload) 中間成果物と最終成果物 データセット 公開化 データセット 参照 オリジナル段階のデータや基盤データを使用しつつ データ加工 解析等を行い新しいデータを作成する段階 この段階のデータは中間データ的なものとなる この段階でオリジナル段階に存在したデータエラー等も F IX していく この段階のデータは DataManager によって監修済みデータとして本ジオデータベースの基本となるデータとなる DataManager 以外はこのデータにはアクセスできない 様々な PowerUser が利用できるデータの段階 基本的には基盤データから条件によってコピーされた複製となる 物理的に基盤データ段階のジオデータベースと分離するかどうかは問わない 公開化 公開データ段階 ( 一般 ) SDE データセット 一般にデータを公開する段階 データへのアクセスはリードオンリー 物理的に基盤データ段階のジオデータベースと分離するかどうかは問わない 図 データフロー図 2 レイヤー設計 GIS では データをレイヤーとして取り扱うため 探査データ及び石炭関連情報デー タについて 各データのレイヤー設計を行った 148

163 表 レイヤー設計例 ( 探査データ ) 区分 No データデータのタイプ Manager Power User 公開 Paid User User 説明 素材としてのデータを示す その形態は紙ベースから Excel CSV 等様々である 提供者によって 形式が統一されているものもある PO-1 Collar CSV 試錘データ PO-2 Litho CSV 岩相データ PO-3 Quality(Compiled) CSV 品質データ ロウデータ PO-4 Seam Contour( 解析結果 ) Paper 紙ベースの炭層等値線図 PO-5 Fault Contour Paper 紙ベースの断層等値線図 PO-6 Outcrop Location CSV 露頭データ PO-7 Outcrop Lithology CSV 露頭データ PO-8 Outcrop Line Paper 露頭データ PO-9 Topo Contour( 解析結果 ) Paper 地表等高線 ロウデータをデータベースに取り入れて 操作できる形にしたものである 形式は統一される OR-1 Collar 3D Point 試錘フィーチャ OR-2 Litho 3D Polyline 岩相フィーチャ OR-3 CoalSeamTBL Table 石炭層テーブル OR-4 Quality(Compiled) Table 品質データ ベーシックデータ OR-5 Seam Contour( 解析結果 ) 3D Polyline 炭層等値線フィーチャ OR-6 Fault Contour 3D Polyline 断層等値線フィーチャ OR-7 Outcrop Location 3D Point 露頭フィーチャ OR-8 Outcrop Lithology 3D Polyline 露頭フィーチャ OR-9 Outcrop Line 3D Polyline 露頭フィーチャ OR-10 Topo Contour 3D Polyline 地表等高線フィーチャ ベーシックデータから様々な加工過程を経て作成する評価用素材データ IR-1 Ground Surface GRID 地表面グリッド IR-2 Seam Model GRID 炭層モデルグリッド 評価基本データ IR-3 Fault Model GRID 断層モデルグリッド IR-4 Model Block(Merged) Polygon 炭層範囲ブロック IR-5 各種 Isopack 用 GRID 値グリッド 品質データ等から Isopack を作成するために使用 IR-6 Slope GRID 傾斜グリッド IR-7 Thickness Model GRID 炭厚モデルグリッド 評価基本データから直接演算にて出力可能なデータ群 IP-1 Seam Contour 3D Polyline 炭層等値線フィーチャ IP-2 Fault Contour 3D Polyline 断層等値線フィーチャ 成果品データ IP-3 Outcrop Line 3D Polyline 露頭線フィーチャ IP-4 各種 Isopack 3D Polygon 値 Isopack フィーチャ IP-5 Certainty Grade 3D Polygon 確実度ポリゴンフィーチャ IP-6 Thickness Contour 3D Polyline 炭厚等値線フィーチャ 炭量評価基本データ 炭量評価基本データ FP-1 炭量計算図 3D Polygon 炭量計算用フィーチャ 149

164 3データクラス ( データ構造 ) 設計 GIS では 1つのデータが複数のレイヤーで管理される 各レイヤーには共通するデータが含まれているが それらの共通データは一元的に管理することが望ましい 従って 各データ毎に共通データと個別データを定義し データクラス ( データ構造 ) 設計を行った 図 データクラス設計例 ( 試錐データ ) 4データフィールド設計データクラス設計で定義した各フィールドに対し データの種類 大きさ等を定義するデータフィールド設計を行った 150

165 表 データフィールド設計例 ( 試錐データ ) 試錐孔口データ Collar Feature Class 形式 FeatureClass 項目名 フィールド名 型 サイズ オブジェクトID <ObjectID> AutoNumber 3Dポイント <Shape> - X Y Zより生成 BoreholeName BoreholeName String 試錐名 X X Double Y Y Double Z Z Double 7 FinalDepth FinalDepth Double 8 Type Type String No ファイル名 試錐先端深度 ( 整数値 m) 試錐口からの距離 一般属性値 Collar 備考 From-To 岩相データ BoreHole Feature Class 形式 FeatureClass ファイル名 BoreHole No 項目名 フィールド名 型 サイズ 備考 1 オブジェクトID <ObjectID> AutoNumber 2 3Dライン <Shape> - X Yより生成及びZ BoreDIPとBoreDirection,From,Toを使用して作成 3 BoreholeName BoreholeName String 試錐名 SeamFrom SeamTo SeamDIP Thickness LithoName 9 UseThisLitho 10 CoalSeam 11 Remarks 12 Comment 13 BoreDIP 14 BoreDirect FROM TO SeamDIP Thickness LithoName UseThisLitho CoalSeam Remarks Comment BoreDIP BoreDirect Double Double Double Double String Integer String String String Double Double 岩相の上盤深度 ( マイナス値 m) 岩相の下盤深度 ( マイナス値 m) 地層傾斜角 ( 度 ) 厚さ (TO-FROM)( プラス値 m) 岩相名この岩相名のLithoをCoalとして使用する Default=False 炭層名 CoalSeamマスターに無いものは取り込み時にLOG 出して 無視 注意点 炭層名が記載されることもある (COAL_SEAM) 孔曲がり ( 度 ) 地球中心方向に対する角度孔曲がり方向 ( 度 ) 真北 (0 度 ) から反時計回りに 360 度 (2) 管理機能設計国内において ArcGIS 及び Coal Mine Analyst (CMA) を用いて テーブルデータの作成 ラスターデータのベクトル化作動試験を行い システムに必要な機能や作業フローを明確化した 本システムで必要な管理機能は 下記の通りである 1データ作成機能 データスキーマ機能データフォーマット及びデータクラスを定義する機能 デジタル化機能スキャニング機能 ( アナログデータのラスター化 ) ラスターデータのジオコーディング機能 ( 座標付与機能 ) ラスターデータのベクトル化機能 データ管理機能データの変更 削除機能テーブルデータの空間データ化機能データセットのインポート エキスポート機能 モデリング機能 151

166 地形 炭層 断層 アイソバリューマップモデリング機能 2 ユーザー管理機能 ユーザーの登録 削除 変更機能 ユーザーアクセス管理機能 3システム管理機能 システム設定機能 システムメンテナンス機能 セキュリティー機能 ライセンス管理機能 (3) 利用機能設計国内において ArcGIS 及び CMA を用いて炭量計算 アイソバリューマップの作成 成果品図面の作成作動試験を行い システムに必要な機能や作業フローを明確化した 本システムで必要な利用機能は下記の通りである 1 炭量計算機能 インドネシア炭量計算基準による炭量計算機能 一般的炭量計算機能 埋蔵炭量計算機能 2 図面作成機能 各種図面作成機能 各種演算結果出力機能 3 成果品表示 編集機能 モデルや作成図面の表示機能 レイヤーの表示 シンボル変更等の機能 4 資源評価機能 モデルに対し 関連情報を追加して資源評価を行うことが出来る機能 5 意志決定支援機能 ユーザーが種々の条件を設定して データベース作成地域内外のポテンシャル度を定量的に推定可能とする機能 152

167 詳細設計 製作ソフトウェアの製作は 設計 製作 修正を繰り返し行いながらソフトウェアを製作するプロトタイピング手法を用いて行った プロトタイピング手法は 機能毎にテストプログラム ( プロトタイプ ) を作成し 動作試験により仕様の確認や再設計を行い ソフトウェアの完成度を高めていく方法である 詳細設計 製作の概要は下記の通りである ソフトウェアの構成統合ソフトウェアはデータベース データ作成 解析 モデリング作業等を行うユーザーアプリケーション データベースとユーザーアプリケーションを連携するためのインターフェースアプリケーションより構成される ユーザーアプリケーション インターフェースアプリケーション データベース 図 統合ソフトウェアの構成 データベースの設計 製作システム1では 作業工程毎に取り扱うデータが異なる 従って 下記の3データベースによりデータを管理する 153

168 1Report Database 探査データを報告書単位で収納したデータベース 収納データ 区域の範囲データ 岩相定義データ 岩相の内 石炭を定義するデータ 試錐データ( 位置 岩相 ) 露頭データ( 位置 岩相 ) 石炭分析データ 地形データ 2Project Database 探査データを解析実施地域単位 ( プロジェクト単位 ) で収納したデータベース 本データベースには複数の Report DB や解析結果のデータを収納する 収納データ 区域の範囲データ 岩相定義データ 岩相の内 石炭を定義するデータ 試錐データ( 位置 岩相 ) 露頭データ( 位置 岩相 ) 石炭分析データ 地形データ 炭層モデル 断層モデル 地形モデル 炭厚モデル 炭質モデル 炭量計算図 炭量計算表 3General Data Database General Data は鉱区 土地利用 保護区 各種インフラ状況等の石炭資源関連データのことであり 既存データは様々な形式で作成されている 従って それらのデー 154

169 タを ArcGIS で取り扱えるようシェープファイル またはパーソナルジオデータベー ス形式の空間データベースに編集し General Database に収納する インターフェースアプリケーションの設計 製作 System1 のインターフェースアプリケーションは データベース管理機能とスキーマ機能を提供するものであり Report Manager Project Manager (Up Loader) Project Manager (Down Loader) の 3 プログラムで構成される 各プログラムの内容は下記の通りである なお スキーマ機能については 後述のユーザーアプリケーション Reporter の項に記す (1)Report Manager プログラム本プログラムは 報告書単位で作成したデータを Report DB にアップロードする機能 Report DB から解析対象範囲 ( プロジェクト範囲 ) のデータを抽出して プロジェクト単位のデータセットとして Coal Mine Analyst のデータをダウンロードする機能 Report DB 内のデータを管理する機能を提供する 各機能の詳細は下記の通りである 1Report DB 管理機能本管理機能では Report 定義 削除機能 定義内容編集機能 各 Report データのインポート 表示機能を提供する 図 Report Manager メイン画面 155

170 図 Report Manager 編集画面 2Report データアップロード機能 定義されたエクセルファイルのデータを自動的に Report DB にアップロードする機 能 なお 定義されていないベクタ ラスタデータの保存管理も行う 図 Report Manager データインポート画面 156

171 3Report データダウンロード機能 Report DB 内のデータから解析対象範囲 ( プロジェクト範囲 ) のデータを抽出し データ作成者の PC へダウンロードする機能及び複数のデータをダウンロードする場合の岩相名や炭層名のマッチングを行う機能 図 岩相マッチング画面 (2)Project Manager (Up Loader) プログラム Coal Mine Analyst(CMA) で解析 作成した Project 単位の地質モデルや図面は Project DB に収納する 本プログラムは データ作成者が PC で解析 作成したデータを Project DB へアップロードするためのプログラムである プログラムの機能は下記の通りである 1CMA 基礎データアップロード機能データ作成者 PC 内のプロジェクトフォルダーを自動検索し CMA で解析やモデリングに必要な基本データを Project DB にアップロードする機能 2 炭層モデル定義 アップロード機能データ作成者が PC で作成した炭層モデルを定義し Project DB へアップロードする機能 157

172 図 炭層モデル定義 データアップロード画面 3 断層モデル定義 アップロード機能データ作成者が PC で作成した断層モデルを定義し Project DB へアップロードする機能 図 断層モデル定義 アップロード画面 158

173 (3)Project Manager(Down Loader) プログラム Project DB に収納されているデータやモデルを修正する場合には Project DB からデータ作成者 PC へそれらをダウンロードし CMA によりデータの修正やモデルの再構築を行わねばならない また その場合 Project DB での保存形式から CMA で使用可能な形式にデータを変換する必要がある 本プログラムはデータを変換し ダウンロードするためのプログラムである ユーザーアプリケーションの設計 製作 System1 のユーザーアプリケーションは Reporter 及び Coal Mine Analyst for Coal Resources and Reserves Evaluation System (CMA for CRRES) プログラムより構成される それらのプログラムの概要は下記の通りである (1)Reporter プログラム Reporter はフォーマット機能やスキーマ機能を提供するプログラムであり 汎用的でテーブルデータ作成に便利な Microsoft 社のエクセルをベースに開発した Reporter の機能は下記の通りである 1Reporter 定義機能作成したデータの利用時にスムーズなデータ利用を可能とするための Report 基本情報を付与する機能 付与する基本情報 Report 名 座標系 データ作成者 データ作成月日 備考 159

174 図 Report 定義画面 2フォーマッター機能 Report DB に対応したフォーマットファイルをエクセルファイルで発行する機能 表 フォーマットファイル 3スキーマ ( データチェック ) 機能データが定義された岩相名や炭層名となっているかを確認 修正すると共に インポートされた既存データに CRRES に対応したデータ構造を付与する機能 ( フィールドマッチング機能 ) 160

175 図 フィールドマッチング画面 (2)CMA for CRRES プログラム平成 17 年 7 月に導入した Coal Mine Analyst (CMA) ソフトウェアでは 地質モデリング 炭量計算 各種図面の作成等が可能である しかし 本プロジェクトでは多数のグリッドデータを取り扱うこと インドネシア炭量計算基準で炭量計算を行うこと 解析評価を容易にする必要があること等より 今回 CMA に新たな機能を追加することとし そのプログラムを開発した 新プログラムの名称は CMA for CRRES と称し その機能は下記の通りである CMA for CRRES の機能 グリッド演算による炭量計算機能 インドネシア炭量計算基準による炭量計算機能 作図機能 剥土比計算機能 炭層傾斜解析機能 各種品位解析機能 161

176 1グリッド演算による炭量計算機能グリッドデータを使用した炭量計算を行う機能 グリッドデータは データ量は多くなるが取扱いが容易なことより 確実度別炭量や深度別炭量を容易に計算することが出来る また 本プログラムではグリッド間隔を任意に設定することが出来る 図 グリッド演算による炭量計算法 図 グリッド炭量計算の GUI 162

177 2インドネシア炭量計算基準による炭量計算機能 パラメータの設定インドネシアの炭量計算基準では 確実度別炭量は炭層の確認点からの距離により確定 推定 予想 仮定炭量に区分する また 地質構造の複雑度を単純 緩当 複雑の 3 段階に区分し それぞれ段階毎に確認点からの距離を変えて炭量を計算しなければならない 従って 炭量計算に当っては まずそれらのパラメータを設定しなければならない 図 炭量計算パラメータ設定画面 炭量計算表フォーマット炭量計算結果は炭層別 深度別 確実度別 地質構造区分別に算出する また炭量計算表は採掘可能区域 採掘制限区域 全区域別に出力する 163

178 表 炭量計算表フォーマット 3 作図機能 CMA と ArcGIS による作図では モデリング時にモデル作成と同時にコンターを作図するため 任意の時に任意のコンター間隔で作図することは出来ない 従って 今回モデルから自由にコンターを作図するためのプログラムを作成した 164

179 図 コンター作成機能設定画面 4 剥土比計算機能 炭層モデル及び地形モデルを用いて 各グリッド毎に賦存する炭量 (t) と炭層上部に 賦存する岩石量 (m 3 ) の比を計算する機能 図 剥土比計算設定画面 165

180 High Low 図 剥土比解析結果の例 5 炭層傾斜解析機能 炭層モデルの傾斜解析を行い 等傾斜コンターを作成する機能 6 各種品位解析機能 石炭分析テーブルデータから品位分布モデルを作成する機能及び 合わせて品位の最高 最低 平均値を演算する機能 166

181 図 品位解析設定画面 167

182 図 品位分析解析結果の例 ソフトウェアのインストール 現地動作試験平成 18 年度にバンドン市 CGR 事務所プロジェクト室において 統合ソフトウェアのインストール及び動作試験を行った 現地作業はプロトタイプのインストール 完成版ソフトウェアのインストールの 2 回実施し いずれもソフトウェアが正常に動作することを確認した (1) プロトタイプソフトウェアのインストール 現地動作試験 技術者派遣日程 : 平成 18 年 11 月 26 日 ~12 月 2 日 派遣技術者 : 日本技術者 1 名 168

183 (2) 完成版ソフトウェアのインストール 現地動作試験 技術者派遣日程 : 平成 19 年 1 月 28 日 ~2 月 10 日 派遣技術者 : 日本技術者 3 名 ソフトウェアのエンハンス 平成 19 年度ソフトウェアのエンハンス統合ソフトウェアは平成 18 年度に製作 インストールを完了した しかしその後 基本ソフトである ArcGIS が 9.0 から 9.2 にバージョンアップされ それに伴い CMA もバージョンアップされた それらバージョンアップされたソフトウェアは これまでのものより機能が強化されているため System1 にそれらの新しいソフトを導入することとし それに対応できるよう 平成 19 年度に統合ソフトウェアの一部を修正した また修正に際しては 現地データ作成者からの要求個所も含め エンハンスを行った エンハンスソフトウェアは現地動作試験により正常に動作することを確認している 主なエンハンス内容は下記の通りである エンハンス内容 ArcGIS バージョンアップに伴うエンハンス CMA バージョンアップに伴うエンハンス SQL サーバーバージョンアップに伴うエンハンス データベースのエンハンス マネージャー機能のエンハンス 1ArcGIS バージョンアップに伴うエンハンスプログラムの修正点は下記の通り ジオデータベースのジオメトリー空間精度向上に伴うプログラムの修正 ファイルジオデータベースと称するジオデータベース新設に伴うプログラムの修正 エクセル読込機能新設に伴うプログラムの修正 2CMA バージョンアップに伴うエンハンス CRRES の主な修正点は下記の通り データモデル構造変更に伴うプログラムの修正 フレームワーク構造変更に伴うプログラムの修正 CMA とシステム 1 連携個所のプログラムの修正 3SQL サーバーバージョンアップに伴うエンハンス 169

184 CRRES のジオデータベース管理プログラムの修正 4データベースのエンハンスこれまではプロジェクト単位でデータセットを定義していた しかし データセットが増加するにつれ その管理や System2 への移行に問題が生じる可能性が高くなってきた 従って 今後はデータセットを集約することとし そのプログラムを作成した 5マネージャー機能のエンハンスこれまでのユーザーインターフェースは Report DB 用と Project DB 用に分かれ 操作が煩雑であった 今回 同一画面で Report DB から Project DB に連続的にアクセス出来るプログラムを作成し 操作性を改良した 平成 20 年度ソフトウェアのエンハンス平成 20 年度には System2 の設計 製作に合わせて変更や追加が必要となった個所及びこれまでの System1 の運用で修正等の必要が生じた個所について エンハンスを行った 具体的には CMA for CRRES データベース及び System Manager の各プログラムについて エンハンスを行った その内容は下記の通りである (1)CMA for CRRES プログラム作成当初は実装予定がなかったが システムの運用により必要であることが明らかとなった機能について対応を行った 1 成果図面作成機能当初 成果図面の作成は ArcGIS および CMA の機能を用いて作成する事としていた しかし 成果図面の多くは一般公開するため形式等を統一することが望ましいとの意見が出されたため 下記に示す図面については統一的な形式で図面作成ができるように CMA の機能をベースとした機能の追加作業を実施している 地形図 炭層露頭線図 炭層等深線図 アイソパックマップ( 炭層厚 水分 灰分 発熱量 全硫黄 ) 石炭資源量計算図 2 成果図面保存先作成機能成果図面作成機能で作成された図面データの保存先を CMA プロジェクトフォルダー 170

185 内に定義通りに作成するための機能 3 炭層名および岩相名統合機能 CMA 中では同一炭層および岩相は 定義された通りに同一の名称を設定する必要がある しかし 本プロジェクトで資源量評価に使用するデータは既存の調査レポートであり 1 プロジェクトエリアに対して複数のレポートデータを使用している場合がある この場合には それぞれのレポートで炭層名および岩相名がことなる場合があり CMA の解析上問題が生じる そこで CMA にインポートした際に炭層名および岩相名を統一するための機能を追加した 4プロジェクト別総括集計機能プロジェクトごとに作成する集計データを作成するための機能 集計はプロジェクト区域と炭層別の 2 種類で行う 表 炭層別総括表フォーマット 表 プロジェクト区域別フォーマット (2) データベース CMA for CRRES エンハンスおよび System2 の設計 作成に関連して追加 修正された機能により作成されるデータは 既存の System1 データベースである ProjectDB には格納できない したがって これらのデータを System1 に格納するために ProjectDB のエンハンスを行った また 後述するレベリング機能の仕様変更に伴い レベリング関連データを格納するためのエンハンス作業も実施した 1 成果図面データ関連 CMA で作成した成果図面データを ProjectDB へ格納するためのエンハンス作業を実施した 成果図面データを格納するために ProjectDB 内に新たに成果図面テーブルを 171

186 定義した 表 成果図面データテーブル定義 項目名 1 オブジェクトID 索引列名データ型長さ NULL P 許可 ObjectID Integer デフォルト値 ドメイン AutoNumber 備考 2 プロジェクトコード 1 ProjectCD Integer 3 プロジェクト内 Key 2 InternalKey Integer 4 カテゴリーコード FileCategoryCD Integer 5 名称 Name String 元のファイル名 FileName String データ BinData Blob 8 備考 Remarks String 削除フラグ 3 Removed Integer InOperation DRecordStatus 10 更新日 UpdateDT TimeStamp 11 更新者 UpdateUser String 16 2 プロジェクト別総括集計データ関連 プロジェクトさ総括集計データも成果図面データと同様に ProjectDB へ新たにテーブルを定義し格納する 表 プロジェクト総括テーブル定義 172

187 表 炭層別総括テーブル定義 3 レベリングデータ関連 レベリング機能を新たに追加するため レベリング情報を格納するためのテーブルを作成した レベリングテーブルは System1 の ControlDB 内に新たに定義した (3)System1 Manager System1 Manager は System1 データベースと CMA System1 データベースと System2 データベース及び System1 と特定ユーザーの間のデータ交換を管理し 実行するアプリケーションである CMA for CRRES 及びデータベースのエンハンス作業によって いくつかのデータが追加 修正された これら定義が変更されたデータについても Manager によってデータ交換が可能となるように Manager のプログラムをエンハンスした また System2 の設計 作成の進捗に合わせて System2 のデータベース構造が確定したため このデータベースに対応するために System1 Manager のエンハンスを行った 以下にエンハンス項目及びその内容を示す 1 成果図面データ管理 CMA から ProjectDB へデータコピーするための機能を追加した CMA で作成された成果図面データは Manager により ProjectDB の保存形式へ変換され格納される 2System2 データベースへの対応 System2 の各データベース定義や使用するデータが確定したため System1 からのエキスポート形式もそれらの形式にあわせて変更を行った System2 は本機能によりエキスポートされたファイルを読み込むことで System1 のデータを取り込める 173

188 5.4 System2 の導入 System2 の概要 System 2 の主な役割は外部ユーザーに対して情報を提供することである 対象とするユーザーは Member Full Member Light および Public の 3ユーザーである System 2 ではそれぞれのユーザーに対して異なったサービス ( アプリケーション ) を提供する 本作業では これらのサービスを提供する為のアプリケーションの作成および アプリケーションを正しく動作させるためのデータベース 管理ツールの作成ならびに環境の構築を行った システムは 外部ユーザーが使用する Member Full Member Light アプリケーション及び Public アプリケーションと データベース及びユーザー管理を行う System2 Manager から構成される 図 System2 構成図 System 2 のシステムハードウェア及びソフトウェア構成 System2 の動作環境について設計を行った 検討は ハードウェア構成およびソフトウェア構成について行い 最終的な環境を決定した 以下にハードウェア構成およびソフトウェア構成を示す なお System2 は平成 20 年 7 月に CGR 事務所に設置した 174

189 (1) ハードウェア構成 System2 は 3 台のコンピュータ及びサーバーから構成される System2 のサーバーには Public アプリケーションと Member アプリケーションの2つの異なるアプリケーションをインストールされる アプリケーションは Public 及び Member ともに ApplicationServer (ServerPC1) にインストールされる Public アプリケーションは ServerPC1 のみでの運用が可能であるが ユーザーと双方向で通信を行い GIS の機能を提供する Member アプリケーションは セキュリティーやユーザーの管理を強固に行う必要があることから さらに 2 台のコンピュータを要する セキュリティー管理用サーバーとして SecureGateway (ServerPC3) を ユーザー管理サーバーとして DomainServer (ServerPC2) を設置する 図 System2 システム構成図 175

190 表 System2 システム構成内容 (2) ソフトウェア構成 Public アプリケーションは ArcGIS Server を使用する WEB 型アプリケーションで構成する また Member アプリケーションは仮想化ソフトウェアである Citrix Xen Application Server と ArcGIS Engine を組み合わせて ユーザーに GIS の機能を提供する仮想技術型アプリケーションで構成する いずれのアプリケーションも OS(Operating System) や GIS といった ベースとなるソフトウェアは共通のものを使用する 176

191 図 ソフトウェア構成 データ公開用ソフトウェアの設計 製作 ソフトウェアの設計 製作工程平成 19 年度には要件定義 基本設計 一部の詳細設計製作 設置個所の環境調査を行い 平成 20 年度には詳細設計製作 現地動作試験を行って公開用ソフトウェアの製作 インストールを完了した 表 データ公開用ソフトの設計製作工程 設計 要件定義 基本設計 平成 19 年度 平成 20 年度 設置個所の環境調査 詳細設計 製作 ソフトウェアの製作 現地動作試験 要件定義 基本設計 データ公開用ソフトウェアの基本的設計条件は 下記の通りとした 177

192 (1) 対象ユーザー System2 を利用するユーザーは A B C の 3 グループに分類し 各々のグループが利用出来るデータやサービス ( 機能 ) は異なるものとする なお 各々のグループが利用出来るデータやサービスは 日イ協議の上決定する (2) ユーザーに提供するサービス ( 機能 ) ユーザーに提供するサービスは 下記の通りとした 1データ表示サービス System2 データベースに収納されている探査データや石炭関連データを閲覧するサービス 2データ検索 ( クエリー ) サービスユーザーが独自に条件を設定し 条件に合致するデータをデータベースより検索するサービス 3テーマ解析サービスデータベースに収納されている探査データや石炭関連データに対し ユーザーが独自に新たな条件を設定して再解析を行うサービス 4 意志決定支援サービスデータベースに収納されているデータを用いて ユーザーが独自にマスキング 内挿 多重バッファリングを行うと共に各評価項目毎に重み付けを行い データベースが作成されていない地域も含んだ総合評価を行うサービス (3) データ公開用ソフトの機能 上記ユーザー条件 提供サービス条件を満足させるため作成するプログラム機能は 下 記の通りとした 1ユーザー認証機能 ID パスワードを検証してユーザーを認識し システムへのログイン許可を行う機能 2 基本地図機能地図表示 拡大 縮小 スクロールを行う機能 3データ表示機能石炭探査データや石炭関連データを地図上に表示すると共に ダイヤログで属性情報を表示する機能 178

193 4 成果品表示機能データベースに収納されたプロジェクト成果品を表示する機能 5 検索 ( クエリー ) 機能 属性データ検索項目炭量密度炭厚炭質 ( 水分 灰分 発熱量 全硫黄 ) 空間データ検索項目港鉄道道路 6テーマ解析機能 解析範囲作図機能テーマ解析を行う範囲をポリゴンで作図する機能 区域分類ラスター作成機能ポリゴンを作成し 各々のグリッドがポリゴン内に存在するかポリゴン外に存在するかを識別するための 2 値ラスターを作成する機能 グリッド分類ラスター作成機能各グリッドの剥土比 炭厚 炭質 ( 水分 灰分 発熱量 全硫黄 ) 炭層傾斜が設定値以上か以下かを識別するための 2 値ラスターを作成する機能 レイヤー作成 編集 削除機能ユーザーがテーマ解析用に任意にポイント ポリライン ポリゴンで作成したデータをテーマ別レイヤー ( フィーチャークラス ) として定義して管理すると共に そのレイヤーの編集 削除も行う機能 バッファラスター作成機能地図上のフィーチャー ( 解析対象ポイント ポリライン ポリゴン ) に対して バッファを作成し 各グリッドがそのバッファの内側に存在するか 外側に存在するかを識別するための 2 値ラスターを作成する機能 ラスター重合機能上記で作成した複数のラスターを重ね合わせ 各グリッドがどちらに属するか識別するための 2 値ラスターを作成する機能 7 炭量計算機能テーマ解析で作成されたラスターデータと地質モデルデータから炭量計算を行う機 179

194 能で 下記機能を有する 炭量計算パラメータ設定機能炭量計算基準ファクターや計算深度間隔をユーザーが独自に設定できる機能 炭量計算図 炭量計算表を出力する機能 8 意志決定支援機能 評価範囲作図機能ユーザーが独自で評価する範囲をポリゴンで作成する機能 内挿ラスター機能データベース内のデータを用いて内挿法によりラスターデータを作成する機能 多重バッファリングラスター作成機能地図上のフィーチャー ( 解析テーマ対象物 ) を選択し そのフィーチャーに対しマルチリングバッファを作成し n 値ラスターを作成する機能 再分類ラスター作成機能作成済みのラスターを再分類し 新しいラスターを作成する機能 正規化ラスター作成機能作成済みのラスターをその値が 0~1 の範囲になるように計算し 新しいラスターを作成する機能 総合評価機能作成済みの複数の正規化ラスターに重みを付けて加重平均を取り 新しいラスターを作成する機能 (4) セキュリティー管理 セキュリティー管理は下記の方法で行う 1System1 と System2 のオフライン化 System2 は常時インターネットと接続しているため 完全無欠なセキュリティー対策は不可能である 従って System1 のデータ及びソフトウェアを保護するため System1 と System2 はオフラインとする 2ファイアーウォールの導入 System2 への不正アクセスを防止するため ファイアーウォールを設置する 3ID パスワードの使用 System2 へのログインを ID パスワードで管理する 4アンチウイルスソフトの導入 180

195 サーバーには アンチウイルスソフトウェアを導入する 設置個所の環境調査ソフトウェアの本格的製作開始に当っては それに先立ちシステム設置個所のインターネット接続環境を調査しておく必要がある 従って 平成 20 年 2 月の統合ソフトエンハンスソフト現地動作試験時に インターネット接続環境調査を合わせて実施した 現在バンドン市 CGR 事務所のサーバーは直接インターネットに接続しておらず ジャカルタの Pusdatin (Center for Data and Information) 経由でインターネットに接続している CGR 事務所 -Pusdatin 間は専用光ケーブル (512Kbps) の Virtual Private Network (VPN) で結ばれており Pusdatin-インターネット間は専用線 (2Gbps) で接続している 従って 現在の CGR 事務所 -Pusdatin 間の専用光ケーブルを経由して System2 に収納したデータを公開する場合 公開データ量に比べて専用ケーブルの容量が小さいため スムーズなデータ公開に支障が生じる可能性が高い 本プロジェクトでは 予算や作業上の制約等より プロジェクト期間中のシステム 2 はバンドン市 CGR 事務所に設置してシステム動作試験等を行うこととした しかし その後は CGR 事務所とインターネットを直接接続するとか CGR 事務所 -Pusdatin 間の専用線を増強するとか あるいは System2 を Pusdatin に移設する等の対策を講じ データのスムーズな公開に備える必要がある Bandung Jakarta 512 Kbps 2Gbps Internet 512 Kbps? 512 Kbps? 図 インターネット回線状況 ソフトウェアの詳細設計 製作平成 20 年度に実施したソフトウェアの詳細設計 製作は 下記の通りである 1System2 関連データベース 2Member ユーザーアプリケーション 3Public ユーザーアプリケーション 181

196 4System2 Manager (1)System 2 関連データベースの設計 作成 System2 のデータベースは下記に示す 6 種類のデータベースより構成される Member 用および Public 用それぞれに独立したデータベースを作成するため Member ユーザーは Member 用の Public ユーザーは Public 用のデータベースにしかアクセスできないようにした なお Public データベースは Open データベースを基準として Public に公開可能なデータのみをコピーしたデータベースである 182

197 図 System2 データベース概念図 1OpenDB System1 の ProjectDB および GeneralDB から 公開用にレベリングを行ったデータセットを格納するためのデータベース 2BackgroundDB 各アプリケーションの MAP 表示において 背景用データとして使用されるデータセットを格納するためのデータベース System1 の BackgroundDB から公開用にセッ 183

198 トアップを行ったデータを格納する 3User Workspaces ユーザーが行う解析や評価過程で生成された 中間データや成果データをユーザー毎に格納するためのデータベース 4OpenPublicDB OpenDB のデータセットを Public 用にレベリングし 複製したデータを格納するためのデータベース 5BackgroundPublicDB BackgroundDB のデータセットを Public 用にレベリングし 複製したデータを格納するためのデータベース (2)Member ユーザーアプリケーションの設計 作成 Member アプリケーションは下記に示す 4 つの機能を提供する 情報参照機能 情報検索機能( 空間検索 属性検索 ) テーマ解析 炭量計算機能 意志決定支援機能 このうち Member Full はすべての機能を Member Light ユーザーは情報参照機能と 情報検索機能を使用することができる (1) 情報参照機能地図上に表示されたデータから情報参照したいフィーチャーを選択すると 情報表示ダイヤログが表示され 情報が確認できる 参照できるデータは下記の通り 土地利用データ プロジェクトデータ 州情報 県情報 鉄道 河川 184

199 図 情報参照画面 (2) 情報検索機能検索は属性検索および空間検索が可能である 属性検索にはユーザーが任意に検索対象や検索条件を設定できる任意属性検索機能と あらかじめ決められた石炭資源関連データを検索対象項目とする特定属性検索がある 以下に各検索機能について示す 1 任意属性検索属性検索はユーザーが任意に検索対象や検索条件を設定して 検索を行う 2 石炭関連属性検索石炭関連属性検索は Project データを検索対象として Project 情報に格納された資源量や発熱量などの石炭資源関連データを検索項目に検索を行う 検索項目および検索条件を以下に示す Province: 検索対象となる州 Resources (kt/m2): 石炭資源量密度 Thickness(m): 炭層厚 Calorie (kcal/m2): 発熱量 Sulfur (%): 硫黄分 Ash (%): 灰分 Moisture (%): 水分 185

200 図 石炭関連属性検索画面 3 空間検索異なる 2 つのフィーチャークラスを用いて空間的な位置関係を検索する機能 たとえば 港フィーチャークラスから半径 100km 以内のプロジェクトエリアを抽出する場合などに用いる 結果は抽出されたフィーチャーが地図上に選択状態で表示される (3) テーマ解析 炭量計算機能本機能は ユーザーが興味を持つ Project 区域内において ユーザーの条件に合う採掘可能炭量がどれくらい賦存するかを解析するための機能である 解析は 2 つのステップからなる ユーザーはまず 解析範囲内においてテーマ毎に解析を行い 条件に合わない範囲を除外するための採掘除外テーマ解析を行う 次に 解析した解析除外範囲データと炭層モデルデータを用いて炭量計算を行い 採掘対象炭量と採掘除外炭量を算出する 186

201 図 テーマ解析フロー 1 任意作図機能ユーザーが任意に採掘除外範囲等を作図する機能 ポイント ライン ポリゴンデータを作成できる 2バッファリング機能任意に作図したデータや 既存データを対象にバッファリングを行う バッファリングはシングルバッファのみ可能である 3Burden Ration Map 作成機能本機能は Burden Ratio のラスターマップを作成する機能である Burden Ratio Map は下記の式で示した計算をセル毎に行いラスター化した結果マップである Burden Ration = 岩石の体積 (m 3 ) 炭量 (t) 4 簡易剥土比計算機能指定範囲における剥土比を計算する機能 ユーザーが指定した範囲において 採掘対象とする炭量と岩石の比を計算する機能 セル毎に計算を行いマップ化する Burden Ratio とは異なり 指定範囲全体の炭量と岩石の比の値を求める機能 5 炭層傾斜分類ラスター作成機能炭層モデルから炭層の傾斜分布図を作成する機能 6 炭質分類ラスター作成機能灰分 水分 発熱量及び硫黄分について 任意のしきい値で 2 値ラスターを作成する機能 187

202 (4) 意志決定支援機能意志決定支援はユーザーの石炭資源の高ポテンシャル区域の抽出等を行う機能である なお 本機能は平成 11 年度から平成 16 年度まで NEDO により実施された 石炭資源開発基礎調査 新探査技術調査開発 ( 陸域浅層探査 ) において開発された Coal GIS の機能を一般ユーザー向けにカスタマイズした機能である はじめに ユーザーは地質条件や自然条件ならびに社会条件など テーマ毎に解析を行う 次にテーマ解析結果ごとに重みを付与して重合し 総合評価を行う 図 意志決定支援機能フロー 1テーマ解析 ( 内挿 ) 機能ユーザーの指定した範囲内において 炭量や発熱量といった値がどのような分布をしているかを解析し テーマ毎のポテンシャル評価を行う 2テーマ解析 ( 多重リングバッファ ) 機能鉄道や道路などのからの距離を評価するための解析機能である 選択フィーチャーからの距離毎に多重バッファ解析が可能 188

203 3 再分類 正規化機能内挿機能や多重バッファ機能により解析した結果を再分類する機能 また 総合評価機能で使用するために 再分類結果を正規化するための機能 4 総合評価機能異なるテーマを重合するための機能 重合時にユーザーが重み付けを行い 評価することができる 本機能を使用することができるデータは正規化機能で正規化されたラスターデータである (3)Public ユーザーアプリケーションの設計 作成 Public ユーザーアプリケーションは WEB アプリケーションとして提供される ユーザーはブラウザー (Microsoft Internet Explorer 7.0) を用いて CRRES が提供する各種の情報にアクセスすることが可能である Public ユーザーが参照できる情報は OpenpublicDB 及び GeneralpublicDB に格納されたデータのみである また Public ユーザーアプリケーションが提供するサービスは情報参照機能のみである 以下に Public ユーザーが参照可能なデータを示す 州情報(Province) 県情報(Regency) プロジェクト情報(Project) 鉱区情報(Concession) 背景データ(Background) CRRES は 上記の情報 ( 背景データを除く ) ごとに作成された専用のダイアログ ( 表示 画面 ) により情報を表示する 189

204 図 Public アプリケーション情報参照例 (4)System 2 Manager の設計 作成 System2 Manager は System2 に係わるユーザー データおよび表示設定を管理するためのアプリケーションである 以下に System2 Manager が提供する機能とその内容について示す 1データインポート機能 System1 から出力された System2 用のデータセットをインポートする機能 インポートされるデータは System1 Manager のエキスポート機能により作成された OpenDB 用データと BackgroundDB 用データである 2データ管理機能インポートされた OpenDB 内のデータを管理するための機能 190

205 3 ユーザー管理機能 ユーザー ID を作成するための機能 ユーザーは ID とユーザーグループを定義する 図 ユーザー管理画面 4 表示管理機能 Member アプリケーション及び Public アプリケーションともに ユーザーがアプリケーション上で各データの色や線種等のシンボル設定を変更することができない シンボルの設定はあらかじめ管理者が設定する必要がある 本機能は管理者がシンボルを設定するための機能である 5レベリング機能 CRRES システムのユーザーは Member Full Member Light 及び Public の 3 区分のいずれかに属する レベリング機能は 3 区分された各ユーザーレベルが使用できるデータセット及びプロジェクトを定義するための機能である なお レベリング機能の詳細はレベリングの項に記載する 191

206 ソフトのインストール 現地動作試験 平成 20 年度に実施した現地でのソフトのインストール 動作試験の状況は 下記の通り である (1) 現地出張日程 第 1 回 :6 月 22 日 ~7 月 12 日 第 2 回 :8 月 30 日 ~9 月 13 日 第 3 回 :11 月 15 日 ~12 月 6 日 第 4 回 :2 月 8 日 ~2 月 28 日 (2) 作業内容 1System1 エンハンスプログラムのインストール及び運用確認 System1 のエンハンスプログラムを現地環境にインストールし 動作を確認した また 動作試験後運用を行い 問題のないことを確認した 2System1 初期化と再インストール System2 のインストールに合わせて System1 の環境も全て初期化を行った System1 はこれまで現地作業用としても使用していたため System2 との本格運用に合わせて 全ての環境を設置初期の状態に戻し 再インストールを行った 3System2 環境設備とインストール作業 System2 のインストールに先立ち インストール環境の整備とネットワーク環境の確認を行った 4System2 設置作業と動作確認作業 System2 を現地環境にインストールし 動作の確認を行った 全てのインストール及び設定を完了し 動作することを確認した また System1 との連携やレベリング機能についても 問題のないことを確認した 5.5 レベリング レベリング機能の概要レベリング機能はユーザー区分 (Member Full Member Light および Public) 毎にデータへのアクセス権を設定するための機能である 当初のシステム仕様では 各ユーザー区分からアクセスできるデータを 日本およびインドネシア双方で合意した内容 ( レベリング ) に固定する予定であった しかし System2 192

207 テスト版の現地動作試験を行う予定であった 11 月末までに日本およびインドネシア双方で合意にいたらない可能性が高まったこと及び 今後も状況に応じてレベリングの変更を行う可能性が考えられるなどの状況により ユーザー区分毎にアクセス権の設定を変更できる機能を追加することにした レベリングプログラムレベリング機能の仕様を変更して 可変型のアクセス権設定機能を作成することを決定した時期が 10 月末であったため 11 月に現地で行った System2 の動作試験までに この機能を完成させることが不可能であった そこで 本業務ではまず 11 月の現地試験用に 暫定プログラムの作成 を行い 次に 本プログラムの設計 作成および現地設置 調整 を行った 主な作業を以下に示す レベリング機能修正要件および設計の検討 暫定プログラムの設計および作成 本プログラムの設計および作成 現地インストールおよびレベリング設定作業 動作試験 (1) レベリング機能修正要件及び設計 作成仕様の変更に伴い レベリングに必要な機能の検討及び設計 作成を行った 以下に検討した項目及びその内容を示す 1レベリングが必要な個所の検討 CRRES においてレベリングが必要な個所及び内容を明らかにし その結果に基づいて詳細設計を行った レベリングが必要な個所は以下の通りである System1 System2 System2 ユーザー (3 区分 ) 2System1 System2 System1 から System2 へデータをエキスポートする際 一般に公開可能なデータのみを選択するレベリングを行う System2 へエキスポートするデータは Project データ及び General データである Project データは エリア毎にエキスポートを行うかどうか選択が可能である また General データは データセット ( レイヤー ) 毎に選択が可能である 193

208 Project エリアレベリング General データレベリング 図 System1 レベリング設定画面 3System2 ユーザー (3 区分 ) System2 では System2 を使用する 3 区分のユーザー毎に使用可能なデータレベリングを行う データのレベリングは Project エリア毎 及びデータセット毎に行う事ができる Project エリア毎のレベリングでは Member FULL 及び Member Light ユーザーに限り ユーザー区分毎だけではなくユーザー毎にレベリングを行うこともできる 194

209 図 Project エリアレベリング 図 データセットレベリング (2) 暫定プログラムの設計及び作成 11 月に実施した System2 テスト版の動作試験では 暫定的なレベリング設定が必要であった そのため 暫定的にレベリング設定を行うためのプログラムを作成した 暫定プロ 195

210 グラムでは 暫定的なレベリング設定を行うばかりではなく 本プログラムに実装予定の機能について ロジックや動作状況の確認のための テストコード組み込み動作の確認を行った (3) 現地インストール及びレベリング設定作業完成したレベリングプログラムを System2 にインストールし 最終的な設定を行った (4) 動作作業現地にインストールした CRRES システムで動作試験を行い 正しく動作することを確認した レベリングの内容 System2 に収納されているデータは インドネシアの基本的財産であるエネルギー資源に関するデータである事より 全てのユーザーに対して全てのデータを公開したり System2 が有する全ての機能を提供することは インドネシアの国益上問題がある 従って インドネシア側と協議の上 3グループに区分したユーザー毎に アクセス可能なデータや利用できる System2 が異なるようにした 表 ユーザー区分 ユーザー区分内容 登録会員 (Full) 登録会員 (Light) 一般ユーザー (Public) あらかじめ登録をし 許可されたユーザー 全てのデータ及び機能が使用可 あらかじめ登録をし 許可されたユーザー ほぼ全てのデータが使用可 テーマ解析及び意思決定支援機能以外の機能が使用可 ユーザー登録の必要なし 一部データのみ使用可 解析機能は使用不可 196

211 197 表 レベリング設定状況

212 5.6 システムのデモンストレーション本プロジェクトの内容紹介 プロジェクトへの協力要請 システムユーザーからの意見聴取等を目的として JCOAL は平成 18 年度にシステムのデモンストレーションを実施した また 開催に当っては システムのデモンストレーションプログラムを製作し ビジュアルなデモンストレーションに努めた デモンストレーションプログラムの製作デモンストレーションプログラムには 作成中の System1 用統合ソフトウェアの機能を実装すると共に System2 に関する一部機能も含めた 新しく作成した System2 に関する機能は下記の通りである (1) システムスタート ログイン機能本機能は主にシステム起動 ユーザーログイン ユーザー管理機能である System Login Management Data Access Management User Management Function Mnagement 図 ログイン 管理画面 (2) データ参照機能本機能はデータベースに収納されたデータを参照する機能である 198

213 Main <CREES Demo> File(F) Edit(E) View(V) Analize(A) Evaluation(L) Tool(T) Window(W) Help(H) Isopach Thickness TOC Layer ν Layer1 ν Layer11 Layer12 Layer13 ν Layer2 Layer3 Layer4 Layer5 Map You can operation Resource Calculation Map Resource Calculation Table 3D View 3D View 図 データ参照画面 (3) データ検索機能デモンストレーションプログラムでは 検索機能ロジックは実装せず 機能画面のみを製作してデモンストレーションを行った 199

214 Main - CRESS - File(F) Edit(E) View(V) Analize(A) Evaluation(L) Tool(T) Window(W) Help(H) TOC Layer 条件検索 Click ν Layer1 ν Layer11 空間検索 Click Layer12 All Layer13 All Select Area ν Layer2 Input Polygon Layer3 Select Area Layer4 Input Polygon Layer5 Map Main <CREES Demo> File(F) Edit(E) View(V) Analize(A) Evaluation(L) Tool(T) Window(W) Help(H) TOC Layer ν Layer1 ν Layer11 Layer12 Layer13 ν Layer2 Layer3 Layer4 Layer5 Map You can operation Search by Coal Attribute - CRESS - Category Ports Rail Road Category Port Target -- All -- Port-A Port-B Port-C Set Spatial Function Completely Contain Parameter 20 New Selection Selection Set Remove Target Function Parameter Port-A Completely Contain 0 You can operation Project Identify <CREES Demo> Item Value Project Name Sigyong_Benuang Date Source Report 2... Area (m2) 438,350,000 Resources 9,347,137,921 Reserves Resources Density (t/m2) Thickness(m) Calorie(kcal) 4,961 Sulfur (%) 0.45 Ash(%) 8.21 Exploration... Search Close Close Selected Area 図 データ検索画面 (4) テーマ別評価機能デモンストレーションプログラムでは ロジック実装せず 評価画面のみを製作してテーマ別評価例を紹介した 200

215 Land Use LandUse Seam Dip 10 Contour Sulfur Contour 1% Strip Ration Level -100m Strip Ratio Level -200m 図 テーマ別評価画面 (5) 意志決定支援機能 総合解析評価の画面のみを作成し 本機能の内容を紹介した 201

216 図 総合評価画面 デモンストレーション (JCOAL 実施 ) 平成 18 年度にインドネシアで 3 回 東京で 2 回のデモンストレーションを開催した 開催状況は下記の通りである 表 デモンストレーション一覧表 デモンストレーション名 開催日 開催場所 第 1 回インドネシアデモンストレーション 平成 18 年 10 月 10 日 ジャカルタ 第 2 回インドネシアデモンストレーション 平成 18 年 12 月 15 日 バンドン 第 3 回インドネシアデモンストレーション 平成 19 年 2 月 7 日 ジャカルタ 第 1 回 NEDOデモンストレーション 平成 18 年 12 月 19 日 東京 第 2 回 NEDOデモンストレーション 平成 19 年 2 月 23 日 東京 (1) 第 1 回インドネシアデモンストレーション 開催日 : 平成 18 年 10 月 10 日 場所 : ジャカルタ鉱物石炭地熱総局会議室 デモ内容: プロジェクト概要統合ソフトウェアプレプロトタイプの概要 参加者 : 関係官庁管理者クラス 28 名 202

217 (2) 第 2 回インドネシアデモンストレーション 開催日 : 平成 18 年 12 月 15 日 場所 : バンドン CGR 会議室 デモ内容: プロジェクト概要統合ソフトウェアプロトタイプの概要スマトラ調査中間報告 参加者 : 関係官庁より 19 名 (3) 第 3 回インドネシアデモンストレーション 開催日 : 平成 19 年 2 月 7 日 場所 : ジャカルタミレニアムホテル デモ内容: プロジェクト概要統合ソフトウェアの概要スマトラ調査報告 参加者 : インドネシア中央 地方政府関係者スマトラ カリマンタン石炭企業インドネシア駐在日本企業計 85 名 (4) 第 1 回 NEDO デモンストレーション 開催日 : 平成 18 年 12 月 19 日 場所 :NEDO 日比谷オフィス デモ内容: プロジェクト概要統合ソフトプロトタイプの概要スマトラ調査中間報告 参加者 : 日本の研究期間 企業 計 35 名 (5) 第 2 回 NEDO デモンストレーション ( 中間報告会 ) 開催日 : 平成 19 年 2 月 23 日 場所 :NEDO 日比谷オフィス デモ内容: プロジェクト概要統合ソフトウェア概要スマトラ調査報告 参加者 : 日本の研究機関 企業計 32 名 203

218 添付資料 1. インドネシア炭量計算基準 2. これまでのインドネシア炭量 3. システムトレーニング教材

219 添付資料 1 インドネシア炭量計算基準

220 (1) インドネシアの新石炭資源量 埋蔵量計算基準インドネシアではこれまで統一した炭量計算基準が制定されていなく 種々の方法で炭量計算が行われてきたため 統一基準での石炭資源の評価が困難であった インドネシア政府はそれを改めるべく 新しく炭量計算基準を制定した その基準は諸外国の炭量計算法を参考に インドネシア特有の条件を加味して作成されたものである ( 新石炭資源量 埋蔵量計算基準の概要 ) 1Coal Resources( 石炭資源量 ) の計算 全石炭資源量のことを Coal Resources という 全石炭資源量は試錐や露頭による確認点からの距離により確実度別に確定資源量 推定資源量 予想資源量 仮定資源量に区分される 地質構造の複雑度の違いにより確認点からの距離を変えて確実度別資源量を計算しなければならない 地質構造の複雑度の判定は資格を持った石炭資源量 埋蔵量算定士が行う 全石炭資源量の算定業務は CGR が所管する 2Coal Reserves( 石炭埋蔵量 ) の計算 確定 推定資源量を対象として FS や Pre-FS が実施された実収炭量のことを Coal Reserves( 石炭埋蔵量 ) という Coal Reserves の算定業務は鉱物石炭事業監督局 (DMCES) が所管する ( 新石炭資源量 埋蔵量計算基準の特徴と問題点 ) 新石炭資源量 埋蔵量計算基準の最大の特徴は 1 地質構造の複雑度の相違により 確認点からの距離を変えて確実度別炭量を計算すること 2FS や Pre-FS により経済性が確認された炭量のみを石炭埋蔵量とすること である 従って FS や Pre-FS が実施されない限り石炭埋蔵量とは評価されない また FS や Pre-FS の前提条件が変化すれば 新計算基準では石炭埋蔵量の評価も異なってくる i

221 石炭資源量 石炭埋蔵量の関係 (Coal Resources and Reserves) 石炭資源量 石炭埋蔵量 (Coal Reserves) (Coal Resources) FS 実施 Pre-FS 実施 確定資源量 (Measured Resources) 確定埋蔵量 (Proved Reserves) 推定資源量 (Indicated Resources) 推定埋蔵量 (Probable Reserves) 予想資源量 (Inferred Resources) 仮定資源量 (Hypothetical Resources) 実収炭量 (Recoverable Reserves)= 確定埋蔵炭量 + 推定埋蔵炭量 石炭資源量評価基準 地質構造 確認点からの距離 (m) 確定推定予想仮定 単純 500 以下 500~1,000 1,000~2,000 2,000 以上 穏当 250 以下 250~ ~1,000 1,000 以上 複雑 100 以下 100~ ~ 以上 地質構造区分は石炭資源量 埋蔵量算定士が決定 ii

222 添付資料 2 これまでのインドネシア炭量

223 インドネシアの全国炭量 i 地域 州 資源量 ( 百万トン ) 埋蔵量 ( 百万トン ) 確定推定予想仮定合計確定推定合計 Kalimantan East Kalimantan 6, , , , , , , South Kalimantan 6, , , , , , Central Kalimantan , West Kalimantan Sumatra South Sumatra 1, , , , , , Jambi , , Riau 1, , West Sumatra Nangrue Ache Bengkulu Lampung North Sumatra Sulawesi South Sulawesi Central Sulawesi Papua West Papua Papua Java Banten Central Java East Java Maluku North Maluku Total 16, , , , , , , , Indonesian Coal Book 2008/2009

224 南スマトラ州 東カリマンタン州 南カリマンタン州の炭量 ii 州 品位 kcal/kg 資源量 ( 百万トン ) 埋蔵量 ( 百万トン ) (adb) 確定推定予想仮定合計確定推定合計 South Sumatra Very High High 7100~ Medium 6100~ , , , Low , , , , , , Total 1, , , , , , East Kalimantan Very High High 7100~6100 2, , , , , , Medium 6100~5100 3, , , , , , , Low Total 6, , , , , , , South Kalimantan Very High High 7100~ Medium 6100~5100 5, , , , , , Low , Total 6, , , , , , Indonesian Coal Book 2008/2009

225 添付資料 3 システムトレーニング教材

226 <System Training> Procedure of the Database Construction (Coal Exploration Project) 2008 Yoichi Kashiwase Japanese Study Team 1

227 Contents 1. Hardware, Software D.B. Construction Method D.B. Construction Unification of coordinate system Lithology format Digitization of the exploration data Drawing of correlation charts for borehole columnar sections Digitization of coal seam structure contour maps and topographic maps Geological modeling (making of grid database) Making of digitized coal outcrop line maps, 3D bird s eye view, iso-value maps Calculation of coal resources Calculation of coal reserves Summation of coal evaluation... 24

228 1 Hardware, Software System 1 Spec Unit Hardware Desktop PC Fujitsu Desk Power P321, UPS 3 Servere Primergy TX 200S2f, UPS 1 Printer HP Laser Printer 5550DN 1 Scanner, Plotter HP Design Jet 815mfp, A0 1 Digitizer CALCOMP DBⅣ 3648S 1 Notebook PC Life Book S Xerox Fuji Xerox DC156 1 Air Conditioner 3pk, Ceiling Type 1 Software PC ArcInfo 1 ArcEditor 2 Spatial Analyst 3 Geostatial Analyst 3 3D Analyst 3 Microsoft Office Pro 3 Auto CAD 1 Norton Anti Virus 3 Arc Scan for ArcGIS 1 Coal Mine Analyst (Japanese Software) 1 Coal GIS (Japanese Software) 1 Servere Windows Svr Std 1 Arc SDE 1 SQL Svr 1 SQL CAL 5 SYMANTEC Antivirus 1 1

229 2 D.B. Construction Method The study was on the premise that data would be open for public in the future by access through internet or some other telecommunications. Construction of database and analytical evaluation were carried out according to the procedure shown below. GIS (Geographical Information System) was incorporated into the study where English was the only workable language. Construction procedure: 1 Unification of coordinate system 2 Lithology format 3 Digitization of the exploration data (Tabulation of data) 4 Drawing up of correlation charts of borehole geological columnar sections 5 Digitization of coal seam structure contour maps and topographic maps 6 Geological modeling (making of grid database) 7 Making of maps for coal seam outcrop line, 3D bird s eye view, iso-value 8 Calculation of coal resources on a trial basis 9 Preparation of the summarized table for evaluation areas 2

230 3 Work Flow and Output (Complication of a Database of Exploration Data) Digitalization Table Data Borehole Outcrop Analysis Basic Database Geological Modeling Grid Model Table Database Topography Borehole Seam Contour Outcrop Isopach Analysis Vector Database Topography Vector Data Seam Contour Topography Seam Contour General Database Geology General Data Mining Concession Geology Nature Reserves Mining Concession Nature Reserves General Data General Data Grid Database Grid Database Topography Seam Contour Isopach Coal Thickness Ash Total Sulfur Moisture Calorific Value Evaluation Calculation Resources Reserves Evaluation Geological Complexity Final Database Final Database Borehole Location Borehole Lithology Outcrop Location Outcrop Lithology Quality Analysis Correlation Chart Topographic Map Geological Map 3D Bird Eye View Seam Contour Isopach Coal Thickness Ash Total Sulfur Moisture Calorific Value Resources Reserves Area Summary Data Source General Data

231 3 D.B. Construction 3.1 Unification of coordinate system NEDO, CGR, PTBA, Shell, and private companies implemented their exploration works at the different time and employed different coordinate systems to put together their reports. Those exploration data can not be utilized as they are. To combine those data, coordinate system was unified first with a geodetic system of WGS84/UTMZONE48S which is prevailing in South Sumatra then followed by coordinate transformation works. 3.2 Lithology format Database formats were established to digitize such data as location of drilling, borehole columnar sections, location of outcrops, outcrop columnar sections, proximate analysis of coal. Classification of rock faces was discussed with CGR engineers before establishment of a format for borehole columnar sections. Rock Type and its Abbreviation Rock Type Abbreviation Coal C Coal(Core loss) CLOS Coaly clay SHC Carbonaceous claystone CCL Conglomerate CGL Sandostone SS Coarse grained sandstone CS Medium grained sandstone MS Fine grained sandstone FS Very fine grained sandstone VFS Sandy siltstone SSH Siltstone SLT Claystone CLY Alternation sandstone/siltstone ALT Igneous rocks IGR Tuff TF Limestone LS Soil SOIL Not cored NOT Core loss LOS 4

232 3.3 Digitization of the exploration data Digitization of drilling location All the drilling location in all the reports were digitized on an established format. Drilling location maps can be drawn at any scale with a plotter. Example of database for drilling location Borehole ID X Y Z Total Depth DMRI INDEX Area Block Year Drilled Company LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI LK Muara Lakitan Muara Lakitan 1998 DMRI ML Muara Lakitan Muara Lakitan 1993 NEDO ML Muara Lakitan Muara Lakitan 1993 NEDO ML Muara Lakitan Muara Lakitan 1993 NEDO Digitization of borehole columnar sections Borehole columnar sections of hard copies were digitized in the From A to B in depth format by reading all the data offered by NEDO, CGR, PTBA, Shell, and other private companies. Determination of coal seam names in each borehole columnar section was carried out while drawing coal seam structure contour maps and correlation maps of borehole columnar sections. Now borehole columnar sections can be drawn at any rate of scale with a plotter. 5

233 Example of database for borehole columnar sections SEQ NO. CORE ID From To THICKNESS dip Rocktype Seam Name Sample Comp. COMMENT 621 ML C M 622 ML SHC M 623 ML CLY 624 ML SHC 625 ML CLY thin coal bands 626 ML CLY 627 ML SSH 628 ML VFS 629 ML FS 630 ML MS 631 ML CS 632 ML CLY thin coal bands 633 ML SHC 634 ML CLY thin coal layers 635 ML CLY thin SSH layers 636 ML SOIL 637 ML VFS 638 ML CLY 639 ML VFS muddy 640 ML FS muddy, thin coal band 641 ML VFS muddy 642 ML FS muddy 643 ML VFS muddy 644 ML CLY coal band 645 ML CLY VFS and FS bands 646 ML SSH 647 ML MS pebbles at middle 648 ML CLY Digitization of outcrop location CGR data in its reports includes lists of outcrops based on which outcrop location was digitized with a given format. Data of NEDO, PTBA, and other private companies do not include such lists but maps on which outcrop location is drawn. The outcrop location and strike/dip are read on the maps to digitize. Outcrop location and strike/dip can be drawn on a map at any scale with a plotter. Example of database for outcrop location Outcrop No X Y Z Area Block Strike Dip Muara Lakitan Muara Lakita Muara Lakitan Muara Lakita Muara Lakitan Muara Lakita Muara Lakitan Muara Lakita Muara Lakitan Muara Lakita Muara Lakitan Muara Lakita Muara Lakitan Muara Lakita Muara Lakitan Muara Lakita Muara Lakitan Muara Lakita Muara Lakitan Muara Lakita Muara Lakitan Muara Lakita Muara Lakitan Muara Lakita Muara Lakitan Muara Lakita Muara Lakitan Muara Lakita Muara Lakitan Muara Lakita Digitization of outcrop columnar sections The same format as one for borehole columnar sections was adopted because of easy handling of database. Each of outcrop columnar sections was assumed 1m thick when it has no record of its thickness. Coal seam names were determined through the process of drawing structure contour maps. 6

234 Example of database for outcrop columnar sections SEQ Seam Outcrop No From To Thichness dip Rocktype NO. Name Type Sample ID Comment C 2U2 U C 12 U C 13 U C 2U2 U C 2U1 U C 2U2 U C 2 U C 2 U C 2U1 U C 2 U C 2U2 U C 12 U C 13 U C 1 U C 2 U C 2U1 U Digitization of analysis of coal Two kinds of database were prepared; one for original analysis and the other for analysis of composite coal. The reason is that there are many cases of proximate analysis of ply samples. The database for original proximate was made digitizing the original results of analysis on a given format as they are. This database accordingly contains information on analysis of both ply and composite samples. Ply sample means the one taken from a part of a seam while composite sample means the one taken from a whole seam. A complete set of ply samples equals a corresponding composite sample. When no analysis data of a composite sample for a seam, it can be obtained by combining the results of the analysis of a complete set of corresponding ply samples on a weighted mean method. Proximate analysis, calorific value, and total sulfur are the only items taken up for an assumed composite sample which quality is calculated with ply samples. Partings are set aide in estimation of coal seam quality when they are greater than 1m thick. 7

235 8 Area Drillhole No. Coal Seam From To Excluding Sample No Total M (ar) Proxim ate Analysis Total S CV (adb) CV (daf) Parting (m) Basis (P) M (%) A (%) Vol (%) FC (%) (%) (adb) ( Kcal/kg) ( Kcal/kg) Muara lakitan ML adb ,960 6,930 Muara lakitan ML01 2U adb ,070 7,200 Muara lakitan ML01 2U U adb ,880 6,900 Muara lakitan ML M adb ,190 7,040 Muara lakitan ML02 2U adb ,590 6,890 Muara lakitan ML02 2U U adb ,630 6,910 Muara lakitan ML calc adb Muara lakitan ML adb ,500 6,980 Muara lakitan ML03 2U U adb ,410 6,950 Muara lakitan ML calc adb Area Drillhole No. Coal Seam From To Ultim ate Analysis Ash Analysis Basis (U) C (%) H (%) N (%) O (%) S (%) A (%) SiO2 Al2O3 Fe2O3 CaO MgO Na2O K2O TiO2 Muara lakitan ML Muara lakitan ML01 2U Muara lakitan ML01 2U Muara lakitan ML Muara lakitan ML02 2U Muara lakitan ML02 2U Muara lakitan ML Muara lakitan ML Muara lakitan ML03 2U d.b Muara lakitan ML Area Drillhole No. Coal Seam From To Ash Fusion Temp(Reducing) Petrographic Analysis Deform Spherical Hemisphere Flow T.D.Vitinite Gelovitrinite Sporinite Kutinite Resinite Liptodteri Muara lakitan ML Muara lakitan ML01 2U Muara lakitan ML01 2U Muara lakitan ML Muara lakitan ML02 2U Muara lakitan ML02 2U Muara lakitan ML Muara lakitan ML Muara lakitan ML03 2U Muara lakitan ML Examples of database for coal quality Area Drillhole No. Coal Seam From To Muara lakitan ML Muara lakitan ML01 2U Muara lakitan ML01 2U Muara lakitan ML Muara lakitan ML02 2U Muara lakitan ML02 2U Muara lakitan ML Muara lakitan ML Muara lakitan ML03 2U Muara lakitan ML Petrographic Analysis Bitum init Fusinite Sem itusinite Sklerotinite Inertodetri Micrinite Macrinite Oksida besi Pyrite Mineral

236 3.4 Drawing of correlation charts for borehole columnar sections The data of both NEDO and CGR are associated with correlation charts of borehole columnar sections some of which are left uncorrelated. There are no correlation charts attached to the data of PTBA and other private companies. No coal seam names appear on the maps of Shell data. Japanese geologists have made best efforts to review thoroughly and identify all the coal seams to determine the name for each of them. Example of a correlation chart for borehole columnar sections 9

237 3.5 Digitization of coal seam structure contour maps and topographic maps Digitization of coal seam structure contour maps There are no coal seam structure contour maps attached to CGR and Shell data. Coal resources can not be calculated without structure contour maps. The data of NEDO, PTBA, and other private companies include coal seam structure contour maps. Many of them, however, cover limited areas so that they are not enough to calculate overall coal resources. Japanese geologists have made best efforts for making of coal seam structure contour maps to complete calculation of overall coal resources. They first made draft structure contour maps by coal seam at a scale of 1 to 10,000 to 1 to 20,000 then came up with database and coal seam structure contour maps through such techniques as scanning, calibration, and tracing. Those structure contour maps are drawn based on the bottom of coal seams as reference level and indicated at altitudes above sea level. Example of coal seam structure contour maps 10

238 3.5.2 Digitization of topographic maps As for the areas where topographic maps exist, individual draft maps for such elements as contour line, stream, road, settlement, etc. were produced. These maps were then digitized into vector data through scanning, calibration, and tracing of the draft maps. Streams are divided into two categories; one for minor streams and the other for major ones while roads are in the same manner; one for trunk roads and the other for feeder ones. As for the areas where no topographic maps exist, mean elevations were estimated through referring to the maps made for local use and the ground elevations of top of boreholes. Such a mean elevation is assumed to be representative for a whole area of interest. Some of coal seam structure contour maps depend upon such estimated elevations most of which are assumed to be 50m above sea level. This means that an error at the order of ±20m in height in those maps. Example of digitized topographic maps 11

239 3.6 Geological modeling (making of grid database) Conversion of a vector data (line data)-dependent coal seam structure contour map into a raster data (grid data)-dependent one is quite useful for such easy and further extensive uses as coal resources calculation, graphic display of coal occurrence, evaluation based on a GIS function, etc. This study utilized software of Coal Mine Analyst to convert vector data-dependent maps to raster data-dependent ones for geological modeling. The geological modeling requires segmentation of a study area into several blocks for exact rasterization (25m of grid interval) when faults and/or rapid changes of coal seam dip exist. In this case, geological modeling was carried out by block. 3.7 Making of digitized coal outcrop line maps, 3D bird s eye view, iso-value maps Coal outcrop line maps and 3D bird s eye view To show geological structure of a whole area of study, coal outcrop line maps and 3D bird s eye view were prepared utilizing rasterized coal seam structure contour maps and topographic maps. 12

240 Example of coal seam structure contour map 13

241 Example of 3D bird s eye view Iso-value maps Iso-value maps were drawn with a grid interval of 25m to describe change of coal thickness and properties. Coal thickness is obtained combining all the portions of coal excluding all the partings from a coal seam. A coal thickness iso-value map is based on database for borehole columnar sections while a coal properties iso-value map is based on database for analysis of composite coal. Items selected of coal properties are moisture, ash, calorific value, and total sulfur. 14

242 Example of a iso-value map for total sulfur Example of a iso-value map for coal thickness 15

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