平成18年(ネ)第499号 自衛隊のイラク派兵差止請求控訴事件

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1 平成 19 年 ( ワ ) 第 1648 号 同 20 年 ( ワ ) 第 430 号 同 20 年 ( ワ ) 第 1915 号監視活動停止等請求事件原告後藤東陽こと後藤信外被告国 2009( 平成 21) 年 2 月 16 日 仙台地方裁判所第 2 民事部御中 原告ら訴訟代理人 弁護士 勅使河原 安 夫 弁護士 山 田 忠 行 弁護士 小野寺 義象 弁護士 千 葉 晃 平外 準備書面 (5) 第 1 自衛隊が人格無視の軍隊であることと 本件監視 思想選別等行為の関係性 1 加害者自衛隊の実態 認識は 違法性の内容 程度 原告らの損害 及び差し止めの必要性を決する不可欠の事実である (1) 本件は 被告国による本件監視 思想選別等行為の違法性 ひいては同行為により原告らが被った損害の賠償 回復 同行為の差し止めを求めるものである (2) しかるに 不法行為の成否 判断 より具体的には加害者が賠償すべき損害内容は 加害行為が計画的か偶発的か 加害行為が継続的になされていたものか否か 加害行為が組織的に行われてきたものか否か 加害行為の規模 効果はどのようなものか 加害者が害意或いは積極的意思を有していたか否か 通常の故意か さらには過失にとどまるか否か等々の判断が必要不可欠であり 差し止めの要否は 上記各事項のほか 加害行為がその性質上現在或いは将来にわたって行われるものか否か 加害者の継続意図等々の判断が必要不可欠となるべきところ これら加害者の認識はもとより 加害行為が当該加害者によって行われることを指摘するまでもなく 加害者自身の属性 ( 組織 構造 体質 現実に行っている具体的行為等 ) を認識 把握することが 本件請求の当否を判断する必要不可欠の前提かつ要素である (3) すなわち 国家賠償法は 民法の損害賠償の特別法であり ( 芝池義一 行政救済法講義 197 頁 ) 民法 709 条の 権利 は より広く解されて 違法性 と把握されたうえ 被侵害利益の性質と侵害行為の態様との相関関係から違法性を判断 ( 加藤一郎 不法行為 法律学全集 37 頁 ) するのが通説であることは周知のこと

2 である上 不法行為法の機能は 必ずしも損害の填補に尽きるものではなく 民衆の抱く正義感情の満足という点も考慮しなければならない とりわけ国家賠償事件においては 損害の填補とならんで 間接的であるとはいえ 民衆が公務員の公務執行を監督し 公権力の濫用を抑制する機能があることに注意すべきである ( 乾昭三 注釈民法 (19) 410 頁 ) との指摘等は まさに本件訴訟において 加害者自身の属性 ( 組織 構造 体質 現実に行っている具体的行為等 ) を認識 把握することの必要性を述べるものである 2 自衛隊の軍隊化と 本件監視 思想選別等行為の関係性 (1) 自衛隊の軍隊化は すなわち 自衛隊内部において 個々人の人格権はじめ基本的人権を尊重する意識の欠如を示し 本件監視 思想選別等行為もまたその人権意識欠如のもと実行されたことを意味する (2) 元航空自衛隊三等空佐で軍事専門家の潮匡人氏は 軍隊は何を守るのかと言い換えるなら 国民の生命 財産ではありません それを守るのは警察や消防の仕事であって 軍隊の 本来任務 ではないのです と述べられ 軍隊が守るものは 国家目標の上位にあるもの 国體 伝統文化と言い直してもよい と述べられる ( 潮匡人氏 常識としての軍事学 188 頁 189 頁 ) つまり 軍隊は 本質的 内在的に 人権保障よりも国体保持を優先する組織なのであり それは必然的に対内的にも対外的にも人権無視ないしは著しい軽視をもたらすのである 計画的 継続的 組織的に大規模に実行されている本件監視 思想選別等行為は 軍隊たる自衛隊 ( 国家 国体 ) に 反対 する思想を有し表現行動を行うものを選別 敵視 排除し さらには係る思想 行動を沈黙 萎縮させる効果を有し 害意或いは積極的意思のもと行われ かつ 継続的意図のもと現在或いは将来にわたって行われる蓋然性が極めて高いことを意味するものであり まさに 個人の尊厳 人権を無視し国家 国体の利益を優先する 軍隊 化の現れなのである 3 以下 係る観点から 自衛隊が人格無視の軍隊である実態について述べる 第 2 自衛隊の人格無視の軍隊化 1 自衛隊は人格無視の軍隊である自衛隊の憲法適合性については多様な見解が存するところ 仮に一般的 抽象的な憲法適合性の判断をさておくとしても 本件監視 思想選別等行為に及んだ自衛隊は 人格無視の実態に陥っているところ 係る人格無視の実態は 自衛隊の軍隊化の証左のひとつである 2 事例に枚挙の暇が無い (1) 護衛艦 さわぎり いじめ自殺事件 - 2 -

3 1 平成 9 年 11 月 8 日 護衛艦 さわぎり において 海上自衛隊員三等海曹であったAが さわぎり 右舷軸室内 ( 第 4 甲板 ) 内で首つり自殺し 同日午前 1 0 時ころ同所において発見されるという事件が発生したところ 自衛隊側 ( 総監部に置かれた一般事故調査委員会 ( 委員長 総監部幕僚長海将補小串茂 以下 本件委員会 という ) は A 両親からの本件自殺の原因が上官らのいじめに原因を有するのではないかとの指摘及び同原因の詳細な調査を依頼され また 本件委員会の調査結果の報告 開示要求を受けたにも関わらず 同報告 開示要求に応ぜず 平成 12 年 2 月 21 日 その結果を 護衛艦 さわぎり の一般事故調査結果 ( 以下 本件調査報告書 という ) としてまとめ その要旨をマスコミに公表し 同年 5 月 15 日 本件調査報告書の写し (Aや調査対象者の氏名等はマスキングされたもの 以下 本件公表部分 といい 公表した行為を 本件公表 という ) をマスコミに配布した ( 判決認定事実 ) 2 しかるに 本件公表部分には 事故者はそれまで 自ら進んで物事をやろうとしない勤務姿勢であった (32 頁 ) 事故者は この頃から 徐々に3 等海曹という階級に応じた責任と本人の技能練度の間の乖離を認識し始め 8 月中旬頃から次第に自ら精神的な負担を増大させていったものと推認される ( 同 32 ないし33 頁 ) R2 班長 ) は ( おおよど ) 以来 計 3 回にわたって事故者の故郷の焼酎を事故者から贈られている 1 回目は ( おおよど ) 乗艦中の散髪のお礼として 2 回目は (R2 班長 ) が ( おおよど ) からさわぎりに転勤するにあたって お世話になった餞別として贈られたものと理解している 10 月 13 日 3 回目の時は事故者と妻子を自宅の夕食に招待し 自ら調理した刺身等でもてなしている ( R2 班長 ) は 夕食への招待を通じ 家族を含め より親近感を増し 事故者を励まそうとしているのに対し 事故者は それを必ずしも望んでおらず むしろ苦痛に感じていたという事実が推認され (R2 班長 ) が 現代の若者気質と自分自身の考え方のギャップに気付かない面があったものと考えられる しかし 事故者が焼酎を贈った時期 経緯を総合的に考えると (R 2 班長 ) が強要したとは判断しないとするのが相当である ( 同 8ないし9 頁 ) 4 艦内飲酒が本事故の要因となったとは考えられない ( 同 40 頁 ) 等の記載がある なお 上記の記載については 括弧内はマスキングされ アルファベット等で表示された また 本件公表部分には Aの自殺の原因についての考察として 多方面からの調査を行ったが 遺書もなくその原因を特定するには至らなかったとした上 いじめの事実は認められないとし 8 月下旬ころからA が三曹という階級とそれに見合う自己の技能練度との乖離に苦悩し あせりを徐々に募らせていった状況が認められ この心理的葛藤が本件事故の大きな要因の - 3 -

4 1つであると判断されるが 原因と断定することはできない旨の記載がある ( 同 40 頁以下 ) といった内容であり 自衛隊上官のいじめはじめ自衛隊側の責任を全面的に否定する内容であった 3 しかしながら 福岡高裁平成 20 年 8 月 25 日判決は R1 班長は 少なくとも9 月中旬ころ以降 指導の際には 殊更にAに対し お前は三曹だろ 三曹らしい仕事をしろよ お前は覚えが悪いな バカかお前は 三曹失格だ などの言辞 ( 以下 本件行為 という ) を用いて半ば誹謗していたと認めるのが相当である そしてこれらの言辞は それ自体 Aを侮辱するものであるばかりでなく 経験が浅く技能練度が階級に対して劣りがちである曹候出身者であるAに対する術科指導等に当たって述べられたものが多く かつ 閉鎖的な艦内で直属の上司である班長から継続的に行われたものであるといった状況を考慮すれば Aに対し 心理的負荷を過度に蓄積させるようなものであったというべきであり 指導の域を超えるものであったといわなければならない ( 判決 50 頁 ) と認定し A 両親の国家賠償請求を認容したものである (2) 上記護衛艦 さわぎり いじめ自殺事件の他 イージス艦の漁船沈没事件による一般人の死傷 自衛隊警隊が護衛艦 たちかぜ 電測員 2 等海曹が20 歳の海士長に対してエアガンを発砲したことになどに関わるとされる海士長の自殺事件 北部航空警戒管制団所属の上司が基地内ボイラー事務室内で 女性隊員に対し 無理やりキスをし洋服を全て脱がせ 強姦に及ぼうとし また その後 執拗ないじめを繰り返したとされる強姦 パワハラ事件 守屋武昌元防衛事務次官による国民の税金を私物化する汚職事件 田母神俊雄前航空幕僚長による名古屋高裁イラク派遣違憲判断に対する そんなの関係ねぇ などとの司法判断を踏みにじる発言や我が国政府の見解と相違する日本の過去の侵略行為を正当化する発言及びこれを推奨する活動など 自衛隊における人格無視あるいは憲法 法令無視の実態は 枚挙に暇が無いほどである (3) 防衛省が1998 年に行った 女性隊員 1000 人 男性隊員 1000 人を対象に行ったアンケートによれば 女性隊員のうち18.7 パーセンが 性的関係の強要 を受けたと回答し 強姦 暴行 ( 未遂 ) は 7.4パーセントにものぼり 女性自衛官の数が1 万人あまりであることに照らせば 単純計算でも700 人以上もの女性自衛官が 強姦 暴行 ( 未遂 ) の被害を受けたという驚くべき実態が報告され また 自殺の多寡を図る指標とされる 自殺 ( 死亡 ) 率 ( 人口 10 万人あたりに換算した数値 ) は 2005 年度において 一般職公務員 (17.1パーセント ) に比し 自衛官 (38.6パーセント) と2 倍以上の自殺率を示す驚くべき結果が報告されているところ ( 三宅勝久 自衛隊員が死んでいく 158 頁 17 頁 - 4 -

5 第 3 もはや客観的軍体性も否定できないさらに 客観的側面からも 世界 6 番目といわれる軍事費 ( 防衛関係費 )(2006 年 ) 陸上兵力 14.9 万人 航空兵力 450 機 海上兵力 150 隻もの規模を有すると言われ 平成 20 年度防衛関係費は4 兆 7426 億円 SACO( 沖縄に関する特別行動委員会 ) 関係経費及び米軍再編関係経費 ( 地元負担軽減分 ) を含めると4 兆 7796 億円を費やし ( 平成 20 年度防衛白書 ) イラク派遣に際し 発射速度約 1100 発 / 分の機関けん銃 対戦車火器などの武器等を携帯する自衛隊の軍隊性は否定し難い状況にある ( 甲 A18) 等 ) 係る人権 人命軽視 無視の実態は まさに自衛隊の軍隊化の証左であり 上記各被害事例の基礎となっているものであり ひいては 本件監視 思想選別等行為が 係る軍隊化のもと 計画的かつ継続的 組織的に大規模に実行され 軍隊たる自衛隊 ( 国家 国体 ) に 反対 する思想を有し表現行動を行うものを選別 敵視 排除し さらには係る思想 行動を沈黙 萎縮される効果を有し 害意或いは積極的意思のもと行われ かつ 継続的意図のもと現在或いは将来にわたって行われる蓋然性が極めて高いことを意味するものである 第 4 以上 自衛隊の人格無視の軍隊化の実態 同軍隊化の本件監視 思想選別等行為における意味 関係性 及び 同軍隊化が本件監視 思想選別等行為における違法の程度 存否の判断に欠くべからざる要素であること等につき 係る自衛隊の実態等の専門家等により明らかにする予定である 以上 - 5 -

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