大分県海外戦略(2015~2018)

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1 大分県海外戦略 (2015~2018) ~ 海外に開かれたネットワークづくりと輸出促進 ~ 2015 年 10 月 大分県

2 目 次 第 1 章大分県海外戦略 (2015~2018) の策定について 1 1 戦略策定の趣旨 1 2 戦略の性格 役割 1 3 計画期間 1 4 策定の背景 1 5 策定の主なポイント 2 第 2 章海外戦略の体系 3 1 海外戦略の柱 3 2 海外戦略の体系 3 3 分野別にターゲットとする国 地域 5 第 3 章戦略 7 戦略 1 海外の活力を取り込む 7 (1) 一体的な海外プロモーションの展開 7 (2) グローバルなものづくり産業の拠点づくりと海外展開支援 8 (3) サービス産業の海外展開支援 9 (4) 農林水産物の輸出強化 9 1 農産物 9 2 畜産物 10 3 林産物 ( 丸太 製材品 ) 10 4 林産物 ( 乾しいたけ ) 11 5 水産物 11 (5) 加工品 工芸品の輸出強化 12 1 加工品 12 2 工芸品 12 (6) 海外誘客 ( インバウンド ) の推進 13 1 誘客 情報発信の充実 13 2 国 地域別の戦略 14 3 団体誘客の推進 15 MICEの誘致 15 国際クルーズ船の誘致 15 訪日教育旅行の誘致 16 4 外国人観光客に対するおもてなしの向上 16 宿泊 飲食 観光 商業施設等の外国人観光客対応の強化 16 特区ガイドの育成 17 外国人にやさしい観光案内整備の促進 17 外国人観光客の受入態勢の整備 18 5 国際線の誘致 18 6 羽田 成田空港を活用した国際線との接続性向上 19 (7) 海外広報の強化 19 (8) 企業の海外展開支援とリスク対応 19 1 関係機関等と連携した事業展開支援 19 2 情報支援 リスク対応と金融支援 20 (9) 国際物流の強化 20 1 港湾施設の整備 利活用の促進 20 2 道路整備 21 戦略 2 海外の人材を取り込む 22 (1) 留学生に対する支援と活用 22 1 留学生に対する支援と地域活動の促進 22

3 2 留学生の就職 起業支援 23 3 留学生の受入促進 23 (2) 海外ネットワークづくり 23 (3) 外国人が住みやすい地域づくり 24 1 多文化共生の地域づくり 24 2ユニバーサルデザイン 25 (4) 外国人の人権 子どもの教育環境 25 1 地域社会への意識啓発 25 2 外国人児童生徒の教育環境の充実 26 (5) 外国人への医療 防災対策 26 1 医療対応の円滑化 26 2 防災対策 27 戦略 3 国際交流 国際貢献の推進 28 (1) 国際交流 国際貢献の推進 28 1 国際交流 28 2 国際貢献 29 (2) 芸術文化交流の促進 30 1 県立美術館と県立総合文化センター 30 2 地域に根ざした世界に発信する芸術文化イベント 30 (3) スポーツ交流の促進 31 1 大分国際車いすマラソン大会 31 2 別府大分毎日マラソン大会 年ラグビーワールドカップの開催 年東京オリンピック パラリンピック等への対応 33 (4) 国東半島宇佐地域の世界農業遺産を通じた国際交流 33 (5)UNESCO FAO 等の国際機関との連携 34 戦略 4 国際人材の育成 活用 35 (1) グローバル社会を生き抜くための 総合力 の育成 35 (2) 大学における国際人材の育成 36 1 大学生の海外留学促進 36 2 県立看護科学大学 37 3 県立芸術文化短期大学 37 (3) 県内企業の国際人材の育成 活用 38 (4) 職員の人材育成 活用 38 第 4 章戦略の推進体制 39 第 5 章ターゲットとする国 地域毎の取組内容 40 参考資料海外戦略の主な実績について 43 大分県海外戦略 (2015~2018) の柱 ( 新規及び拡充する主な取組 ) 46 大分県海外戦略 (2015~2018) の主なポイント 47

4 第 1 章大分県海外戦略 (2015~2018) の策定について 1 戦略策定の趣旨本県では 長期総合計画 安心 活力 発展プラン2005 ( 平成 17 年 11 月策定 平成 24 年 1 月改定 ) に基づき 本県の海外施策の取り組むべき方向性を示す羅針盤として 平成 23 年 5 月に 大分県海外戦略 ( 以下 戦略 という ) を策定しました 平成 26 年 3 月には戦略の改定を行い 長期総合計画の計画期間に併せて 戦略の期間を平成 27 年度までとした他 一部内容を見直し 分野別にターゲット国 地域を定め取り組んでいくこととしました この度 戦略の計画期間が最終年度を迎えるにあたり これまでの成果や戦略改定後の経済社会情勢の変化等を踏まえた 次期戦略を新たに策定することとしました 今回の戦略では 東アジア 東南アジアはもとより 欧米などアジア以外の地域の様々な変化にも柔軟に対応し 海外施策を適切かつ効果的に展開することで海外の活力を十分に取り込み 本県地域経済のさらなる活性化を目指します 2 戦略の性格 役割この戦略は 海外の成長を取り込みつつ共に発展する という基本的理念のもと 海外の活力を取り込む 海外の人材を取り込む など4つの基本戦略からなるものであり 戦略の役割としては 次の事項に基づく 県の海外施策の羅針盤となるものです 1 県の海外施策を体系的かつ有機的なものとして構築するための方針 2 毎年度の県の海外施策の大まかな実施基準 3 海外情勢に詳しい企業経営者やジェトロ等の有識者の意見を十分に取り入れた戦略 4 変化の激しい海外情勢に柔軟に対応できるような幅を持った戦略 3 計画期間計画期間は平成 27(2015) 年度の策定日から平成 30(2018) 年度までとします 4 策定の背景 < 海外の情勢変化 > 1 経済 社会のグロバール化世界経済は TPP や RCEP 日中韓 FTA 日 EU EPA など新たな交易の枠組みへの動きが進んでおり ヒト モノ 情報 資本等が国境を越えて交流し発展するグローバル化の流れは 今後とも進むものと見込まれます 2 東南アジア諸国 (ASEAN 諸国 ) との経済関係の深化 21 世紀の 成長センター の一翼を担い ASEAN 共同体構築を見据える同地域は 有望な投資先 貿易相手としても引き続き注目されています 政府は 同地域の活力を取り込み 日本の経済再生につなげる観点から インフラや投資環境の整備などを支援し 日本企業の進出を後押ししています 3 様々なリスク要因今世紀に入り 国際社会のパワーバランスが大きく変化すると同時に グローバル化と技術革新が急速な進展を見せています これを背景として 国際テロ組織 サイバー攻撃といった脅威が高まっているほか 伝染病や地震 水害の自然災害など 世界各地において多様なリスクが顕在化しています < 国内 ( 県内 ) の情勢変化 > 1 訪日観光客の急増平成 25 年 7 月からの ASEAN 諸国に対するビザ発給要件の緩和や 平成 27 年 1 月からの中国に対する数次ビザの発給要件緩和 円安や LCC( 格安航空会社 ) の就航増加等の要因が相まって 日本全体の訪日観光客数は急増しており 平成 27 年上半期では 914 万人を数え 過去最高の平成 26 年上半期 626 万人の 1.5 倍となっています - 1 -

5 2 国における海外市場獲得のための取組平成 27 年 6 月に閣議決定された 日本再興戦略改訂 2015 では 農林水産業の輸出促進に重点を置き 2020 年の輸出額 1 兆円目標の前倒し達成を目指しています また 海外誘客等については 我が国が誇る和食 地酒 文化等地方への具体的な誘客を含めて クールジャパン施策等が一体となって発信することとされています 3 県内企業等の海外展開の進展ものづくり産業の海外展開や農林水産物 加工品の輸出 海外誘客など各分野毎にターゲットとなる国や地域が明確になりつつあり 海外展開の取組が広がりつつあります 4 多方面にわたる国際交流の機運の高まり平成 27 年 7 月 大分で日米草の根交流サミットが開催され ホームステイなどを通じた交流が行われるなど 県内各地域において 海外の地域や青少年などとの国際交流が進められています また 平成 27 年 4 月には県立美術館がオープンし 総合文化センタ - と併せた芸術文化ゾーンにおいて 海外と連携した企画の実施等により芸術 文化を通じた国際交流が展開されています さらに 2019 年のラグビーワールドカップの大分開催 2020 年の東京オリンピック パラリンピックの開催など 本県にとって 外国人観光客の誘客や全世界に向けた情報発信を展開する好機が訪れています 5 策定の主なポイント新規及び拡充する取組は以下のとおりです 1 一体的な海外プロモーションの展開県産品海外販売促進本部会議の活用により 農林水産物 加工品を一体的に売り込みます 2グローバルなものづくり産業の拠点づくり台湾の企業団体等と連携した台湾や中国での半導体関連産業の販路拡大や タイや周辺諸国に対する日本式透析医療システムの普及と国産医療機器の販路拡大を図ります 3 農林水産物 加工品の輸出強化大分県貿易アドバイザーやジェトロ 輸出ノウハウや人脈を有する商社との連携等により 輸出の拡大を進めます 4 海外誘客 ( インバウンド ) の推進ターゲット国 地域にラグビー人気の高い欧米を新たに追加し本県観光の魅力をPRします Wi-Fi 環境を活用して 外国語による情報提供を促進します また 国際線チャーター便の誘致を契機に定期便の就航につなげていきます 5 分野別にターゲットとなる国 地域を定め戦略推進中国 韓国 台湾や タイ シンガポール等のアセアン諸国に加え EUや米国をターゲットとして 戦略を展開していきます 6 留学生に対する支援と活用コーディネーター配置等により留学生の県内企業への就職及び起業支援を行い 有能な留学生の県内定着を図ります 7 海外ネットワークづくり海外県人会や留学生 OB 等とのネットワークを強化するとともに 情報収集やPR 等に活用していきます 8 芸術文化 スポーツ交流の促進 2019 年ラグビーワールドカップ大分開催 2020 年東京オリンピック パラリンピックなど国際スポーツ大会を活用した情報発信や事前キャンプ 合宿の誘致などに取り組みます 9 国際人材の育成 活用高校生 大学生の海外留学促進や スーパーグローバルハイスクール指定校をはじめとした先進的な取組の成果を県内の高校へ波及させます - 2 -

6 第 2 章海外戦略の体系 1 海外戦略の柱戦略の策定にあたっては 海外の成長を取り込みつつ共に発展する という基本的理念と 海外の活力や人材を取り込むなどの4つの柱に基づいて 海外に開かれた 飛躍する大分県 を実現していきます 戦略 1 海外の活力を取り込む戦略 2 海外の人材を取り込む戦略 3 国際交流 国際貢献の推進戦略 4 国際人材の育成 活用 2 海外戦略の体系 戦略 1 海外の活力を取り込む (1) 一体的な海外プロモーションの展開 4 外国人観光客に対するおもてなしの向上 (2) グローバルなものづくり産業の 宿泊 飲食 観光 商業施設 拠点づくりと海外展開支援 等の外国人観光客対応の強化 特区ガイドの育成 (3) サービス産業の海外展開支援 外国人にやさしい観光案内整備の促進 (4) 農林水産物の輸出強化 外国人観光客の受入態勢の整 1 農産物 備 2 畜産物 5 国際線の誘致 3 林産物 ( 丸太 製材品 ) 6 羽田 成田空港を活用した国際 4 林産物 ( 乾しいたけ ) 線との接続性向上 5 水産物 (7) 海外広報の強化 (5) 加工品 工芸品の輸出強化 1 加工品 (8) 企業の海外展開支援とリスク対応 2 工芸品 1 関係機関等と連携した事業展開 支援 (6) 海外誘客 ( インバウンド ) の推進 2 情報支援 リスク対応と金融支 1 誘客 情報発信の充実 援 2 国 地域別の戦略 3 団体誘客の推進 (9) 国際物流の強化 MICEの誘致 1 港湾施設の整備 利活用の促進 国際クルーズ船の誘致 2 道路整備 訪日教育旅行の誘致 - 3 -

7 戦略 2 海外の人材を取り込む (1) 留学生に対する支援と活用 1 留学生に対する支援と地域活動の促進 2 留学生の就職 起業支援 3 留学生の受入促進 (2) 海外ネットワークづくり (3) 外国人が住みやすい地域づくり 1 多文化共生の地域づくり 2 ユニバーサルデザイン (4) 外国人の人権 子どもの教育環境 1 地域社会への意識啓発 2 外国人児童生徒の教育環境の充実 (5) 外国人への医療 防災対策 1 医療対応の円滑化 2 防災対策 戦略 3 国際交流 国際貢献の推進 (1) 国際交流 国際貢献の推進 1 国際交流 2 国際貢献 (2) 芸術文化交流の促進 1 県立美術館と県立総合文化センター 2 地域に根ざした世界に発信する芸術文化イベント (3) スポーツ交流の促進 1 大分国際車いすマラソン大会 2 別府大分毎日マラソン大会 年ラグビーワールドカップの開催 年東京オリンピック パラリンピック等への対応 (4) 国東半島宇佐地域の世界農業遺産を通じた国際交流 (5)UNESCO FAO 等の国際機関との連携 戦略 4 国際人材の育成 活用 (1) グローバル社会を生き抜くための 総合力 の育成 (2) 大学における国際人材の育成 1 大学生の海外留学促進 2 県立看護科学大学 3 県立芸術文化短期大学 (3) 県内企業の国際人材の育成 活用 (4) 職員の人材育成 活用 - 4 -

8 3 分野別にターゲットとする国 地域 各分野におけるターゲットとする国 地域は次の別表のとおりです < 別表 > ものづくり産業の海外展開 農林水産物 県産品の輸出 半導体関連産業医療機器産業日田梨甘しょ牛肉丸太 製材品乾しいたけ養殖ブリ新規輸出品目 加工品 ( 酒類 調味料等 ) 竹工芸品 韓国 海外誘客 東アジア 中国 ( 本土 ) 香港 台湾 タイ シンガポール 東南アジア ベトナム マレーシア インドネシア フィリピン 欧米 EU 米国 - 5 -

9 EU 中国 韓国 米国 牛肉 乾しいたけ 養殖ブリ 加工品 海外誘客 半導体関連産業 丸太 製材品 養殖ブリ 加工品 海外誘客 丸太 製材品 海外誘客 牛肉 養殖ブリ 竹工芸品 海外誘客 ASEAN 諸国 タイ 医療機器産業 農産物 ( 日田梨 甘しょ ) 牛肉 乾しいたけ 養殖ブリ 加工品 海外誘客 シンガポール 農産物 ( 日田梨 甘しょ ) 乾しいたけ 養殖ブリ 加工品 ベトナム 医療機器産業 乾しいたけ 養殖ブリ 加工品 マレーシア 医療機器産業 農産物 ( 日田梨 甘しょ ) インドネシア 農産物 ( 日田梨 甘しょ ) フィリピン 医療機器産業 台湾 半導体関連産業 農産物 ( 日田梨 甘しょ ) 丸太 製材品 乾しいたけ 養殖ブリ 加工品 海外誘客 香港 農産物 ( 日田梨 甘しょ ) 乾しいたけ 養殖ブリ 加工品 海外誘客 - 6 -

10 第 3 章戦略 戦略 1 海外の活力を取り込む アジアの発展を大きなビジネスチャンスとして捉え アジアの成長を本県に取り込み ともに発展していくことが重要です また 近年 日本文化や和食人気が高まっている欧米など アジア以外の地域も魅力ある市場となっています そのため 国際競争力の高いグローバルな視点を持ったものづくり産業の拠点確立と海外市場開拓を図るとともに 海外リスクも考慮しつつ 県産品の販路拡大や 最近急激に伸びている訪日客を本県への誘客に繋げる国際観光の振興に取り組みます (1) 一体的な海外プロモーションの展開 ( 国際政策課 観光 地域振興課 工業振興課 産業集積推進室 商業 サービス業振興課 おおいたブランド推進課 ) 本県が誇る日本一の温泉 豊かな食 農林水産物 加工品に加え 天然自然 地域資源など多様な情報は 単独では伝わりにくいことから 県産品の輸出 訪日客の誘致など各種団体が連携して商談会を開催するなど 一体的 効果的に情報発信を行う必要があります 平成平 23 年からは 日本食マーケットとして急増している香港において 県産品と観光が一体となったプロモーションを実施し また 平成 25 年と 26 年には タイ バンコクにおいてプロモーションを行い 一定の成果をあげています 県産品の輸出拡大や外国人観光客の誘致等を図るため 農林水産物 加工品 観光等を一体的に情報発信するプロモーションをターゲット国 地域で行います 平成 27 年には台湾 台北市で一体的なプロモーションを実施します 香港においては 和食チェーン店 ( 別府集団 ) と連携して 大分県のアンテナショップとして本県の食と観光の魅力発信を行います 平成 27 年 2 月に設置した県産品海外販売促進本部会議の活用により 農林水産物 加工品を一体的に売り込みます また 貿易に精通した商社職員を 大分県貿易アドバイザー に委嘱し 商社との連携を強化します 中国上海に設置している海外事務所を通じて 海外情報の収集や県内企業の海外展開のサポート等を行います 海外に拠点を持つジェトロなどとの連携や現地キーマン 海外の大分県人会やOBも含めた留学生等とのネットワークを活用し 県内企業の海外展開を支援します < トピックス > < タイ ( バンコク ) における食と観光のプロモーション > - 7 -

11 (2) グローバルなものづくり産業の拠点づくりと海外展開支援 ( 工業振興課 商業 サービス業振興課 産業集積推進室 観光 地域振興課 ) 国内需要が伸び悩む反面 富裕層の増大とともに中国をはじめとするアジアの新興国 開発途上国の市場が大きく広がってきています このようなアジアの市場を取り込むため 企業には技術力の高い製品と価格競争力 迅速な市場展開等の国際競争力強化が求められていますが 中小企業はグローバル人材が不足しており 海外市場と直接結びつきを強めるためのネットワークづくりが必要になっています また 海外展開を予定している企業は 高い品質 技術力の製品を日頃から開発するなど 低価格競争を回避する取組も重要となっています 企業の中には 積極的に海外展開を行っている事例もありますが 不慣れな当該国の法令や市場動向 通関実務 ビジネスパートナーとの契約事務等により 海外市場へ踏み出すことに躊躇する企業が多いのも実情です このような状況から まずは 海外展開を希望している企業に対して 各国の現状や見本市出展 商談機会 相手国の支援機関等の情報提供を行うことが必要となっています 医療機器産業では 東九州メディカルバレー構想に基づき 宮崎県と連携してタイをはじめ ASEAN 諸国に対し 国内の透析機器やその運用を含めたシステムをパッケージで展開するため 現地医療関係者に対する啓発と実際に運用する技術者育成が課題となっています また リハビリ用ロボットスーツを活用したヘルスツーリズムの取組も始まっています さらに 半導体産業では 中国 韓国 台湾などアジアを中心に成長が進む一方で 国内市場は縮小傾向にあり 県内においても大手進出事業所の撤退が表明されるなど半導体製造メーカー各社の構造改革が進められています こうした市場の変化に対応し これまで培ってきた技術力を活かし アジアを中心に製造装置や検査装置等半導体関連の製品や技術のさらなる販路拡大に取り組んでいく必要があります 県内製造業等に対して 海外市場の同行調査や製品開発から販路開拓まで 各段階の情報の収集 人材育成 金融 知的財産面等での課題解決に向けて ( 一社 ) 大分県工業連合会 ( 独 ) 日本貿易振興機構 ( 以下 ジェトロ という ) ( 公財 ) 大分県産業創造機構 ( 以下 産業創造機構 という ) 等の関係機関とも連携しながら 支援策を展開します 海外の市場ニーズに応じた製品づくりを支援します 県内半導体関連産業について 台湾の企業団体 ( 台湾電子設備協会 ) 等と連携し 台湾や巨大市場である中国 ( 上海集積回路産業協会 ) での商談会の開催等により販路拡大を目指します 地熱 小水力発電など本県の強みを活かした再生可能エネルギー製品の海外展開を支援します 医療機器の販路拡大を図るため タイ国立病院 大学附属病院へ日本式透析医療システムの導入を進めるとともに タイをはじめ周辺のASEAN 諸国の医療技術者に対する普及啓発を行います 温泉資源に恵まれた本県は 健康増進や疾病予防を図るヘルスツーリズムに適しており 温泉に療養や健康 美容等の要素を絡めて 観光地としての磨きをかけていきます 〇リハビリ用ロボットスーツを組み込んだ旅行も 本県の特色ある取組として紹介していきます 県内食品加工企業が取り組むハラル食品開発に対して 関係機関と連携し セミナーの開催や専門家のアドバイスなどの支援を行います - 8 -

12 (3) サービス産業の海外展開支援 ( 商業 サービス業振興課 ) 平成 25 年 12 月 和食日本人の伝統的な食文化 がユネスコの無形文化遺産に登録されました 和食をはじめ日本の農林水産物や食品に限らず 日本式のきめ細かなサービスは海外でも人気が高まっており アジアを中心に我が国の飲食 小売等のサービス産業の海外展開が進んでいます 一方 県内のサービス関連企業も海外に進出はしているものの まだその数は少ない状況です サービス産業の海外進出に当たっては 現地の市場調査を十分に実施した上で 進出の可否及び進出地域を判断する必要があることから ジェトロ等と連携した支援が重要です ( 県内サービス産業の海外展開例 ) 寿司めいじん ( 上海 武漢 ) KARAAGE KING( 上海 ) 臼杵運送 ( 上海 ) ベルクール ( 武漢 ) ネオレゴ ( 武漢 ) 楓 ( ベトナム ) 海外展開支援に関して平成 26 年 2 月に MOU を締結したジェトロとの連携等により 海外ビジネスセミナーの開催 ミッション派遣 見本市等への出展等を通してサービス産業の海外展開を積極的に支援します (4) 農林水産物の輸出強化 ( おおいたブランド推進課 畜産振興課 林産振興室 漁業管理課 ) 農林水産物等の輸出をとりまく環境 東南アジアなどにおける富裕層 中間層の増加による消費市場の拡大等 海外には美味しさや安全 安心などの付加価値の高い商品を販売するチャンスが広がっています 和食 がユネスコ無形文化遺産に登録されたこともあり 日本の食文化や農林水産物はEUやアメリカなど世界の各国から注目されています 国内マーケットでは 人口減少による市場規模の縮小や多国間貿易交渉の影響により安い外国産農林水産物の増加が懸念されており 海外マーケットを視野に入れて農林水産業の振興を図る必要があります 畜産 水産物の輸出については 米国やEUなどから求められる衛生基準が高いため 国際的な衛生管理手法 (HACCP) による規制対応等が必要です 輸出促進に向けた具体的な取り組み 生産者 流通関係者 行政で組織する ブランドおおいた輸出促進協議会 が中心となり 平成 26 年度に認定した大分県貿易アドバイザーやジェトロ ノウハウ 人脈を有する商社との連携や物流ネットワークの活用により 輸出の拡大を進めます 日田梨など既に海外でブランド化されている商品の強みを活かした県産品プロモーションやオール九州 オールジャパンで行う商談会等を活用した販路開拓を行います 輸出にチャレンジする生産者 生産団体を育成します 外国人観光客や留学生などへの おおいたの魅力( 味力 ) の発信による県産食材のファン拡大に努めます 1 農産物 日田梨は中秋節 春節を中心に贈答用として台湾 香港 シンガポールに輸出しています 今後 周年供給していくためには 貯蔵庫の整備と販路の拡大が必要です 高糖度甘しょ ( 甘太くん ) は 香港 シンガポール タイで焼き芋用として好評を得ていますが 輸送適温が他の農産物より高く 同一コンテナに混載して輸送すると低温障害により品質が低下する場合があることから ロットを確保しコン - 9 -

13 テナに満載する必要があります また 新規輸出品目の販路開拓のため 海外マーケットの調査 試験販売が必要です 日田梨については 中秋節 春節の贈答用需要が定着している台湾 香港を中心に輸出拡大を図るとともに香港 シンガポールの富裕層をターゲットに販路開拓に取り組みます 高糖度甘しょ ( 甘太くん ) は 既存取扱い量販店における取扱店舗の拡大を図ることにより輸出ロットを拡大します 柑橘は植物検疫上の規制が少ない香港 シンガポールについて嗜好性を考慮しながら糖度の高いハウスミカン等を選定し 輸出を促進します 米などの新規輸出品目については 東アジア諸国のマーケット調査 試験販売により販路の新規開拓を目指します 輸出相手国の市場調査 販路開拓 プロモーションの実施等を行う販路開拓調査員を設置し 輸出の拡大を図ります 2 畜産物 畜産物については 検疫などのハードルがあり 輸出相手国が限定されています 牛肉については 県内の食肉処理施設がタイ マカオ向けの輸出認定施設となったことを契機に輸出量が順調に伸びていますが 今後さらなる販路の拡大に向け 幅広い国や地域に向けて輸出できる施設の整備が求められています 平成 26~27 年度に ( 株 ) 大分県畜産公社が対米輸出認定基準に適合した食肉加工処理施設を整備しています 整備後は 対米 対 EU の輸出認定取得を目指しており さらに香港等その他の国や地域に向けた輸出にも取り組みます 鶏卵の生産者による輸出相手国の規制に対応した農場認定の取得への支援など 他の畜産物についても輸出に向けた取組を支援します 3 林産物 ( 丸太 製材品 ) 丸太については 平成 20 年度に組織した 大分県スギ丸太等輸出促進協議会 により県内の木材関係者と商社等とが連携し 土木用資材や建築用材として中国 韓国 台湾への輸出を推進してきました 近年の円安基調を反映し 輸出環境が好転したことや県外企業が事業に参入したことから丸太の輸出量は増大しています 製材品のうち内装材については 中国 韓国への輸出を拡大してきましたが 近年では輸出相手国に同等の商品を製造する企業が現れたため 輸出量は減少傾向にあります 丸太については 木材生産の低コスト化を進めるとともに 輸出相手国のニーズに応じたサイズの丸太の供給により中国等への輸出を推進します 製材品については 九州各県の連携により量や品ぞろえを確保し 九州材 として中国 韓国を中心とする東アジアへ輸出します 特に 内装材は 高品質と安全 安心をPRし 主に富裕層向けの商品として輸出を強化します

14 4 林産物 ( 乾しいたけ ) てんぱくどんここうこ天白冬菇 香菇といった高級感のある乾しいたけは 香港 台湾をはじめ タイ ベトナム等の中国系住民が多い東南アジア地域でも高い評価を得ています また 食品の安全 安心に関心の高いEU 圏での販路開拓に向けフランスでレストランシェフ等を対象に試食会等 PR 活動を行うとともに オーストラリアへのテスト販売にも取組んでいます 東南アジアの富裕層を対象とし小売店での販路を確保するとともに 日本料理店 高級レストラン等への売込みを強化します フランスのパリ国際食品見本市やイタリアのミラノ国際博覧会における宣伝活動などを契機に EU 圏での販路開拓をさらに強化します 5 水産物 ブリは 日本固有種であり養殖による生産が量 品質ともに安定していることから 北米 香港 タイなどへの輸出が増加しています 今後は 輸出相手国での消費量の伸び悩みや価格競争の激化等が予想されることから 新たな販路を開拓する必要が生じています 養殖ブリ以外でも メジナなどの天然魚やアジの開きなどの加工品が輸出されています HACCP による衛生管理など輸出相手国が求める要件に応じ EU など新たな販路を開拓するとともに 既存の販売先での取引拡大と安定化を図ります 養殖ブリ以外の魚種についても 食材の魅力や調理方法の PR などにより販路開拓を図ります 平成 27 年 2 月に水産物輸出の促進のために設立された全国組織である 水産物 水産加工品輸出拡大協議会 等とも連携し 各産地が一体となった取組を推進します 農林水産物の輸出実績 単位 : 千円 H24 主な品目 H25 H26 (2012) (2013) (2014) 日田梨 42,526 40,809 46,955 甘しょ 330 1,181 3,551 牛肉 349 8,687 15,715 乾しいたけ 4,048 5,914 9,213 丸太 104, , ,346 製材品 123,908 92,048 48,854 養殖ブリフィレ 594, , ,947 その他 40,747 26,691 15,874 合計 911, ,831 1,507,455 ( おおいたブランド推進課調査 )

15 < トピックス > < タイ ( バンコク ) における高糖度甘しょ 甘太くん の商談 > (5) 加工品 工芸品の輸出強化 1 加工品 ( 商業 サービス業振興課 おおいたブランド推進課 国際政策課 ) 高い経済成長により消費市場が急成長している中国 香港 台湾や シンガポールをはじめとする ASEAN 諸国において 県産品の販路開拓を実施しています 現地では 酒類や調味料などを中心に取引が増えていますが 関税や物流コストに加え 市場での競争が激しいこと等から 定番化している商品は多くはありません 引き続き見本市や商談会での継続的な販売促進により 販路開拓 拡大に取り組む必要があります 海外展開セミナーの開催等により 県内企業の海外進出マインドを醸成します 海外市場をターゲットとした商品開発に意欲のある企業や 海外展開の拡大を目指す企業を育成します 農林水産物や観光と一体となった現地でのプロモーションや 見本市 商談会等への出展 参加を通じた宣伝 販促活動により 商品の認知度向上及び消費拡大を進めます 豊富な現地ネットワークを有する商社等と連携した販路開拓 拡大に取り組みます 平成 27 年 2 月に設置した県産品海外販売促進本部会議の活用により 食品輸出に関する一体的な事業展開を推進します 2 工芸品 ( 商業 サービス業振興課 ) 本県が誇る伝統的工芸品である竹工芸品 ( 別府竹細工 ) は 安価な海外製品の流入等により 国内での販売が減少しています 平成 24 年には大分県竹産業文化振興連合会が発足し 米国を中心とした海外の販路開拓の取組を開始しました 海外でのブランディングを確立することにより 国内での需要喚起も狙っています 大分県竹産業文化振興連合会が平成 25 年度から実施する海外販路開拓事業は 平成 27 年度まで 県も一体となって取り組みます また 国や関係機関等が実施する海外ミッション及び展示会等の情報収集 提供に努め 各工芸家等の海外進出を支援します

16 (6) 海外誘客 ( インバウンド ) の推進ビザ発給要件の緩和等による訪日客の増加に伴い 本県を訪れる外国人観光客も増加傾向にあります 国も成長戦略の中で 外国人観光客の誘致に力を入れており 県としてもターゲットとする国 地域を絞り込んだ効果的な取組が求められます 1 誘客 情報発信の充実 ( 観光 地域振興課 ) 九州地方知事会と経済団体でつくる九州地域戦略会議で 10 年後に観光産業を九州の基幹産業にすることを目指して平成 25 年 5 月 第二期九州観光戦略を策定しました その中で 九州のブランドイメージとして ONSEN ISLAND KYUSHU を決定し 国別戦略により 九州が一体となって海外市場に情報発信するほか ビザの緩和やLCCの誘致等を官民あげて推進することとしています 平成 26 年観光庁宿泊旅行統計調査 ( 従業者数 10 人以上 ) によると 本県の外国人宿泊客数は 39 万人 福岡 長崎 熊本に次いで九州 4 位です 今後 増加する訪日観光客を本県への誘客につなげるため 情報発信や誘客活動を韓国や中国のみならず 経済成長を遂げ訪日観光客の伸びも期待される台湾やタイでも進める必要があります 特に訪日旅行のリピーターの多い国 地域を中心に個人旅行が増加しており 消費者に直接 PRすることも重要になっています 九州各県の外国人延べ宿泊者数 ( 単位 : 人泊 ) 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 大分県 286, , ,110 福岡県 695, ,710 1,266,780 佐賀県 39,630 55,250 89,500 長崎県 280, , ,720 熊本県 294, , ,620 宮崎県 139, , ,480 鹿児島県 138, , ,330 計 1,873,830 2,393,600 3,064,540 出展観光庁宿泊旅行統計調査 大分県の国別外国人延べ宿泊者数 ( 単位 : 人泊 ) 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 韓国 132, , ,630 台湾 26,800 47,770 70,250 中国 ( 本土 ) 12,170 12,560 20,880 香港 9,770 23,300 35,710 タイ 4,360 10,640 19,190 シンガポール 2,550 5,170 7,900 その他 ( 国籍不詳を含む ) 98, ,210 57,550 計 286, , ,110 出展観光庁宿泊旅行統計調査 外国人観光客の約 5 割を占める韓国をはじめ 近年観光客が急増している台湾や香港 中国 急速な伸びが見込まれるタイ等のアセアンを主なターゲットとして絞り込み 旅行会社の招請 海外でのプロモーション 商談会等を通じて 積極的に情報発信や誘客活動を展開します また ラグビーワールドカップと東京オリンピック パラリンピックを見据えた誘客を進めます 日本一のおんせん県おおいた 味力も満載 を切り口に 国ごとの旅行者ニーズや旅行情報入手方法に沿った情報発信を行います 県内在住の留学生や本県での留学経験者を活用して観光情報を発信します 九州観光推進機構や九州各県とも連携し 平成 27 年 6 月に認定された温泉アイランド九州広域観光周遊ルートを含めて 新たな観光ルートづくりを推進します 海外のテレビ番組や旅行情報誌 ブロガーの活用などにより 海外の消費者に対して 直接本県の魅力を PR していきます

17 2 国 地域別の戦略 ( 観光 地域振興課 ) 韓国 リピーターの多い韓国では 一般的な観光情報にとどまらず 日本人向けと同レベルの詳細な情報について ブロガー等を活用して発信します ツアーの訪問先として人気の高い別府 湯布院だけでなく 他の観光情報についても 現地旅行会社に対して細やかな情報提供を行います 福岡からレンタカーを借りて九州を周遊する韓国人が増えてきていることから 東九州自動車道の開通を活用した広域モデルルートを提案するなど ソウルと併せて釜山エリアでも観光客の掘り起こしを行います トレッキングの人気が高いことから 県内に 3 コースある九州オルレを活用した誘客に取り組みます 台湾 温泉への関心が高いことから 日本一のおんせん県おおいた の PRを強化します 団体旅行の割合が比較的大きい台湾では 旅行会社に対して旬な観光情報や広域モデルルートの情報提供を行います 〇個人旅行も増加していることから テレビや旅行情報誌など台湾の消費者に向けて情報発信にも取り組みます インセンティブ旅行の訪問先として日本の人気が高いことから 現地の企業や旅行会社に対する誘致を進めます タイ 大分の観光地が十分に知られていないタイにおいては 商談会やセールス活動を通じて現地旅行会社や日系の旅行会社との関係構築を図り ツアー造成を働きかけます 果物収穫や花などタイ人の好みを取り入れたモデルルートを現地旅行会社へ提案します 〇個人旅行も多いことから 消費者に向けてテレビや旅行情報誌 Web を活用した情報発信にも取り組みます 旧正月にあたる 4 月や学校の長期休暇となる 10 月の旅行シーズンに合わせたツアー造成を働きかけます 香港 注 ) 個人旅行やリピーターの割合が大きい香港では SNS 等を活用した情報発信を行うとともに 左側通行で日本での運転に馴染みやすいことから レンタカーを利用した旅行の提案を行います 食への関心の高い香港人のニーズに対応したグルメツアーの提案を行います 中国 九州観光推進機構を中心にした九州一体となったPRに併せ 大分県の情報発信を行います 国土も広く人口も多い中国で効率的に 日本一のおんせん県おおいた をP Rするため 中国版ツイッター等のSNS 等の活用を図ります むしやく 観光交流協定を締結し 地域 ( 政府 ) 間交流を行っている無錫市等からの観光客誘致を図ります 訪日ビザが比較的取得しやすい教育旅行や視察旅行などのSIT(Special Interest Tour) の誘致を進めます 九州観光推進機構が連携誘客協定を結んでいる上海の旅行会社を中心に 大分県上海事務所による情報提供や商品造成を働きかけます

18 ASEAN 諸国 タイ以外の ASEAN 諸国に対しては 旅行会社へのセールスやメディアを活用した消費者向け PR 等により 知名度の向上を図ります 欧米 ラグビーワールドカップへの出場国やラグビー人気の高い欧米に対して 九州観光推進機構や他の開催県と連携して 本県観光の魅力を PR します 注 )SNS: フェイスブックやツイッター等のソーシャル ネットワーキング サービスのこと < トピックス > < タイ国際旅行フェア (TITF) におけるプロモーション > 3 団体誘客の推進 <MICEの誘致 >( 観光 地域振興課 ) MICEとは 企業等の会議 (Meeting) 企業等が行う報奨 研修旅行(Incent ive Travel) 国際機関 団体 学会等が行う国際会議 (Convention) イベント 展示会 見本市 (Event/Exhibition) のことで 多くの集客交流が見込まれるものの総称です これまでも 世界地熱会議 アジア 太平洋水サミット APEC 成長戦略ハイレベル会合など 多くの要人やマスコミが集う大規模な国際会議を誘致し 国際会議最適地 として 大分県の温泉 食 産業等の特色をアピールしてきましたが 引き続き関係機関との連携を図りながらMICEを積極的に誘致することが重要です 産学官で組織する大分県 MICE 誘致推進協議会等による情報収集 集約等を行い 国際会議や国際的なイベントの誘致に取り組みます 国際ミーティング エキスポ (IME) 等の商談会に積極的に参加し 情報収集と積極的な誘致活動に努めます 福岡市など近隣都市で行われる国際会議後のエクスカーション ( 主催者が用意する視察旅行等 ) の誘致を図ります < 国際クルーズ船の誘致 >( 観光 地域振興課 港湾課 ) 平成 23 年 3 月から供用開始された別府港第 4 埠頭には 中国等の海外や国内を起点とする国際クルーズ船が入港しています 国際クルーズ船には 多くの外国人観光客が乗船していることから 観光のほか買物や食事等による直接的な経済効果が見込まれます 平成 25 年 5 月には 別府港第 4 埠頭に新たな上屋が完成するなど 受入態勢の整備を進めてきました 別府港は検疫法上の非検疫港であることから ファーストポートとしての寄港時における検疫は 大分港で実施後別府港へ入港することとなります 国内に寄港するクルーズは 日本発着のクルーズ 中国や台湾からのクルーズ

19 が増加するなど 発着地を含めてその動向の変化が著しい状況にあります 国際クルーズ船の寄港地としての知名度向上 乗客の再訪や口コミ効果も期待できることから 十分な受入態勢を構築するとともに 更なる誘致へ向けたセールス活動の強化が必要です 関係市町や地元関係団体と設置した大分県国際観光船誘致促進協議会を中心に CIQ( 税関 出入国管理 検疫 ) に協力するほか 歓迎セレモニーやにぎわいイベントの開催 観光案内を行う特区ガイドの育成等 受入れや歓迎態勢を充実します 今後の誘致のため クルーズ商談会やクルーズコンベンション等へ参加するとともに 国際クルーズ船を運航する船会社や旅行社等への働きかけを強化します 変化の著しいクルーズの動向を見定め 誘致の対象を絞るなどして誘致を行います < 訪日教育旅行の誘致 >( 観光 地域振興課 ) 海外からの訪日教育旅行については 韓国 中国からの団体を中心に世界各地から 平成 26 年度には 78 団体 1,639 名の青少年等が来県し 県内での学校交流や各地域の視察等が行われています 訪日教育旅行は 県内の青少年にとって海外の子どもたちとの有効な交流機会であり 本県の国際人材育成に寄与していることからも 引き続き関係機関や観光関係者等との連携を図りながら 積極的に誘致することが重要です 来県教育旅行者数の約 5 割を占める韓国をはじめ 今後増加が見込まれる中国や台湾 タイ等を主なターゲットとして 海外での説明会やプロモーション 教育関係者の招請等により 積極的に情報発信や誘致活動を展開します 訪日教育旅行は学校交流が中心であるため 受入校のマッチングと学校交流の支援を行うなど 円滑に受入れができる態勢づくりに取り組みます グリーンツーリズム ( 農村民泊体験 ) やホームステイ交流なども受入れプログラムとして活用していきます 4 外国人観光客に対するおもてなしの向上 < 宿泊 飲食 観光 商業施設等の外国人観光客対応の強化 > ( 観光 地域振興課 商業 サービス業振興課 ) 本県では 別府市を中心とした多くの旅館 ホテル等で 最も多い韓国からの観光客を対象として ハングル語表記やウォン両替対応を進めているものの 県内全域でみれば 言葉の問題や商習慣 生活習慣の違い ノウハウ不足等から外国人観光客の受入れをためらう傾向も見受けられます 平成 26 年の訪日外国人旅行者数は 1,341 万人で前年比 129% と大幅に増加しました 平成 26 年 10 月には消費税法が改正され 食品 飲料 薬品などの消耗品が外国人旅行者に対し免税の対象となりました 外国人旅行者の旺盛な消費を取り込もうと都市圏の小売店を中心に免税店が急増し 平成 27 年 4 月現在の免税店数は全国で 18,779 件となっていますが その一方で大分県は 93 件に留まっています 理由としては 免税制度や免税店になる手続自体が知られていない 外国人旅行者は増加しているが 免税手続きの手間や経費に見合うほどの来店や購買が無く 事業者が免税店化へのメリットを感じていないなどが考えられます 本県の観光地としての強みを活かし 免税店化を進めることによって域外の消費を取り込み 商業の活性化を図ることが重要です

20 JNTO 認定外国人観光案内所を増やし ネットワーク化を図ることで 県内の周遊環境を整えます 外国人観光客に対応できるホテル 旅館を拡大するとともに 商業施設や飲食施設等でも円滑にコミュニケーションが取れるよう研修会等を実施して啓発を行います 外国人観光客の受入態勢を整えた宿泊施設や商業施設 飲食施設の情報を盛り込んだ 外国語による街歩きマップの作成を市町村等に働きかけます 整備が進む Wi-Fi 環境を活用して 外国語による様々な施設 交通情報の提供を促進します 宿泊施設 観光施設 飲食施設 交通機関などの多言語表示の拡大を促進します 病気やケガ 事故など 緊急時の対応ができるようコールセンター機能を構築します また 大雨や地震など災害に関する情報提供策について研究していきます 免税許可取得の機運を醸成し具体的な手続等を学ぶための研修を振興局単位で実施します また 外国人来店客が多く手続事務が繁雑となっている店舗のために 免税申請システム機器の導入支援を行います 県内事業者に免税店化のメリットを周知するとともに勧奨を続けます 免税店を着実に増加させることで 観光に加え 買い物適地 としての大分の評価を高め 産業の振興や外国人旅行者のリピーター化を図ります < 特区ガイドの育成 >( 観光 地域振興課 ) 外国人観光客の増加が見込まれる中 通訳ガイドの確保が課題となっています 特に大型の国際クルーズ船が寄港する際は アジアを中心とする海外からの観光客が一度に2 千人から3 千人の規模で 県内をバスで周遊するため 外国語の対応が可能な通訳ガイドの育成が急務となっています このため 九州 7 県及び福岡市で共同申請した 九州アジア観光アイランド総合特区 が 総合特別区域法における地域活性化総合特別区域計画の認定 ( 平成 25 年 6 月 28 日 ) を受けたことにより 平成 25 年度から中国語及び韓国語 平成 26 年度からタイ語を加えて 特区ガイド ( 地域活性化総合特別区域通訳案内士 ) の育成を開始し 2か年で137 名が登録しました 本県の強みである留学生を活用した特区ガイドの育成を図ります 県内観光に精通し ガイド能力を高めるため 特区ガイド及び通訳案内士の観光案内機会の増加など活躍の機会を増やします < 外国人にやさしい観光案内整備の促進 > ( 観光 地域振興課 景観 まちづくり室 道路保全課 ) 道路に設置する観光案内については 大分県観光標識マニュアル ( 平成 5 年作成 ) により そのほとんどが英文表記となっています また 高速道路の SA PAに設置する広域観光案内板については 全てを英文表記するとともに 写真や絵図を合わせて表示するなど 親切な情報提供を行っています しかしながら 道の駅や観光施設に設置されている広域観光案内板については 英語表示がされていないものもあります 道路管理者が設置する道路案内標識については 一部の著名地点 ( 施設 ) 表示でローマ字表記と英語表記が混在するものがあり 外国人にわかりにくいといった課題があることから 英語表記への統一化を図っていますが 取り組みの必要な標識も残っています

21 県内にある道の駅や観光施設を利用する外国人観光客の利便性向上のため よりわかりやすい観光案内サインの整備に取り組みます 道路を利用する外国人観光客の利便性向上のため 道路案内標識の英語表記の統一化について 取り組みを加速します < 外国人観光客の受入態勢の整備 >( 観光 地域振興課 交通政策課 道路建設課 ) 平成 25 年 5 月には 別府港第 4 埠頭に新たな上屋が完成するなど 受入態勢の整備を進めてきました 別府港は検疫法上の非検疫港であることから ファーストポートとしての寄港時における検疫は 大分港で実施後別府港へ入港することとなります 外国人が路線バスを利用しやすくするために 運賃 時刻表検索サイト バスなび大分 は多言語化されています また 車内アナウンスやバス停留所等の案内表示については 外国人観光客の 多い別府市内で多言語化されていますが その他の地域においては進んでおらず 外国人の観光客やビジネス客が移動するにあたって 十分な情報提供が行われていません また JR 九州では ホームページ 主要駅や特急列車内における情報提供については多言語化が進んでいるものの それ以外の部分ではあまり進んでいません 平成 27 年 3 月に東九州自動車道の県内区間が全線開通したものの それを補完 し横軸となる地域高規格道路は整備途上です 人や物の流れを活性化するためには 産業や観光の基盤となる広域交通ネットワークの充実を図る必要があります 東アジア地域を中心に国際クルーズ船の増加や大型化が見込まれることから 大分県国際観光船誘致促進協議会を中心として 引き続き 寄港誘致活動の積極的な展開に併せ 円滑な受入態勢の構築を図ります 将来を見据え 国に別府港の検疫港指定を要望するなど 関係機関と連携して CIQ( 税関 出入国管理 検疫業務 ) の充実に努めます バス事業者に バス車内のアナウンスやバス停留所標識の更新時における多言語化を働きかけます JR 九州に 駅舎 車両内における情報提供や駅係員等による案内の多言語化を働きかけます 中九州横断道路や中津日田道路など地域高規格道路の整備を推進します 5 国際線の誘致 ( 交通政策課 ) 現在 大分空港の国際定期路線はソウル線のみですが 訪日外国人観光客数は 近年の円安傾向やビザ発給要件の緩和などにより 平成 26 年は過去最高の 1,341 万人と前年比で 29% の伸びを見せており また 今年に入っても引き続き好調な状態が続いています その中で 特に急増しているアジアからの外国人観光客をより多く本県に取り込むため 国際線の誘致に力を入れる必要があります

22 < トピックス > < 台湾 ( 台中 ) から大分空港へのチャーター便運航 > チャーター便の運航に向け 海外誘客ターゲット国の航空会社 旅行会社等を訪問し 大分空港への運航を働きかけます チャーター便の誘致実現を契機に 就航先での観光プロモーション等の実施を通じて 海外誘客ターゲット国の航空需要を喚起し 定期便の就航につなげます 6 羽田 成田空港を活用した国際線との接続性向上 ( 交通政策課 ) 今後より多くの観光客 ビジネス客が県内と海外を往来するには できるだけ多くの路線を利用できる環境づくりが必要です 平成 27 年度現在 大分 - 羽田間は 1 日 14 往復 また 大分 - 成田間は 1 日 2 往復の航空便が就航しており 大分空港から羽田空港 成田空港を経由して国際線と円滑に乗り継ぎができるよう 利便性を向上することが課題です 羽田空港や成田空港で国際線と円滑に乗り継ぎできるよう大分 - 羽田線 大分 - 成田線の維持 充実など 利便性の向上に取り組みます (7) 海外広報の強化 ( 広報広聴課 観光 地域振興課 国際政策課 ) 国が訪日外国人旅行者 2,000 万人 農林水産物 食品の輸出額 1 兆円などを 2020 年までに達成する目標を掲げ 外需を取り込む気運が高まる中 県としても海外向け広報を強化する必要があります 世界に通じるコンテンツや新たな展開 ( 世界的スポーツイベント誘致や本県ならではの伝統芸能 祭等 ) を活かした情報発信に取り組みます 観光 県産品など 商品 ごとの特徴を踏まえた広報展開へ支援をします 九州観光推進機構など九州全体での海外誘客に向けた情報発信を行います Onsen 文化を海外に浸透させる広報を展開し 入浴文化への慣れと好感を醸成します 留学生 OB や海外県人会等の人的ネットワークを活かした情報発信とモニタリングを行います (8) 企業の海外展開支援とリスク対応 1 関係機関等と連携した事業展開支援 ( 商業 サービス業振興課 商工労働企画課 工業振興課 産業集積推進室 ) ジェトロ ( 一社 ) 大分県貿易協会 ( 以下 貿易協会 という ) 及び産業創造

23 機構等の関係機関と連携を図り 県内企業の海外販路開拓及び海外での事業展開等を支援しています また 貿易協会及びジェトロ等が実施する海外投資セミナ - 及び貿易相談等に県内企業の積極的な参加を促すなど 海外展開の機運醸成にも努めています ジェトロ等関係機関と連携し 県内企業に対し海外展開に関する情報や機会を積極的に提供するなど 県内企業への各種支援を効果的 効率的に行っていきます 2 情報支援 リスク対応と金融支援 ( 商業 サービス業振興課 工業振興課 産業集積推進室 経営金融支援室 おおいたブランド推進課 食品安全 衛生課 ) 企業が海外への展開を図る場合 国内での通常の取引とは異なる課題やリスクへの対応が必要ですが 県内の中小企業や生産者等が独自にこれらの問題に適切に対応していくことは容易ではなく それが海外進出の阻害要因の一つにもなっています このため ジェトロ等関係機関との連携を強化し 県の相談 情報提供窓口の充実を図っていくことが必要です また 海外展開にあたっては 金融面からの支援も重要です ジェトロ等関係機関と連携を強め 海外展開を希望する企業への海外製造者責任や代金回収リスクなどへの対応を含めた情報提供や相談窓口機能の強化を図ります 海外市場の販路開拓や模倣被害への対策には 進出先において特許権や商標権等を取得することが重要であるため 中小企業の戦略的な外国出願の促進を支援します 残留農薬検査など輸出先の規制に対応できる防除暦の作成や栽培指導に取り組みます 動物 植物防疫や衛生証明書等については 輸出相手国や商品毎に最新情報の入手に努め 輸出相手国に応じた販路拡大を図ります 食品の輸出にあたっての相手国の法律や制度の情報 ( 加工施設等の登録 衛生証明書の発行手続き等 ) を国等から収集のうえ企業等に提供するとともに ジェトロ 産業創造機構等の関係機関と連携して食品等の輸出が円滑に行われるよう支援します 食品の海外展開に対応するため HACCPシステムに基づく指導 助言を行う食品衛生監視員の研修の実施や 米国及びEUに対する輸出水産食品に係る指名食品衛生監視員の増員を図ります 県制度資金 海外展開支援融資 により 県内企業の海外向け新製品の開発 製造及び海外見本市 商談会参加等 海外との取引に要する事業資金を融資し海外事業展開を支援します (9) 国際物流の強化 1 港湾施設の整備 利活用の促進 ( 商業 サービス業振興課 港湾課 ) 県内の港湾 ( 公共 ) 施設で外貿貨物を取り扱っているのは 中津港 大分港 佐伯港の3 港です 中津港では 外貿貨物が平成 20 年の25.2 万フレートトンをピークに下降を辿り 平成 24 年以降 1 万フレートトン台にまで落ち込んでいますが 平成 26 年からは丸太の輸出が開始されるなど新たな動きがあります 大分港では 大在コンテナターミナルが 本県産業にとって重要な国際海上物

24 流拠点として機能しており 釜山航路と上海航路が就航しています 近年 門司港や博多港等の県外港とのコンテナ貨物獲得競争が激化しており 外国航路の便数の減少が懸念されています これは 本県産業の競争力強化を図る上で避けて通れない問題であり 拠点機能の強化が喫緊の課題となっています また 港湾施設使用料について 近隣他港との競争力確保 航路の維持 誘致の観点から低廉な価格とすることも重要です 佐伯港では 女島地区で水深 14m 岸壁を備えた国際物流ターミナルが平成 25 年度に供用開始され 現在 中国 韓国への丸太輸出に利用されています 大在コンテナターミナル貨物取扱量の推移 ( 単位 :TEU) 実入り 空コン 年 コンテナ個数 コンテナ個数 合計 輸出 輸入 合計 輸出 輸入 合計 平成 18 年 19,150 5,782 24,932 3,007 16,616 19,623 44,555 平成 19 年 17,582 5,984 23,566 4,116 15,482 19,598 43,164 平成 20 年 16,324 5,832 22,156 3,984 14,384 18,368 40,524 平成 21 年 14,969 5,943 20,912 3,088 12,023 15,111 36,023 平成 22 年 17,128 6,150 23,278 2,915 14,136 17,051 40,329 平成 23 年 15,324 6,229 21,553 3,725 12,560 16,285 37,838 平成 24 年 15,491 6,626 22,117 2,662 10,816 13,478 35,595 平成 25 年 17,706 6,818 24,524 3,056 13,288 16,344 40,868 平成 26 年 16,926 8,357 25,283 3,138 11,447 14,585 39,868 ( 株 ) 大分国際貿易センター調査 ) 中津港は 平成 21 年 4 月に関税法上の開港指定を受けており 直接国外との輸出 輸入が可能であることから 港湾利用の促進においてもこの環境を活かした取組を行います 大分港のうち大在コンテナターミナルでは 行政と民間の港湾関係者で組織された大分県ポートセールス実行委員会と連携し 荷主や船社を対象にポートセールス活動を行います また 港湾使用料の減額や各種インセンティブ制度を活用し コスト競争力の強化を図ります さらに 釜山航路と上海航路の維持 増便や その他の海外港とを結ぶ新規航路の誘致などに取り組み 利便性の向上を図ることで コンテナ貨物の集荷を促進します 佐伯港の水深 14m 岸壁は 5 万トン級の大型船舶が着岸可能であり また 平成 26 年度に東九州自動車道が宮崎県まで開通し, 港湾と高速道路がリンクしました 今後 東九州における物流拠点としての強みを活かし国際物流港湾として機能を発揮するようポートセールス活動を行います 2 道路整備 ( 道路建設課 ) 世界的な傾向にも見られるとおり 国際標準コンテナによる輸出入は大幅に増加しています また 港からの陸上輸送は そのほとんどは海上コンテナ用セミトレーラであることから 自動車輸送の役割は非常に大きく 物流を支える道路網の形成が重要な課題となっています 主要な都市間の所要時間の短縮を図り より効率的な物流ルートを形成するため 中九州横断道路や中津日田道路など地域高規格道路の整備を推進します

25 戦略 2 海外の人材を取り込む 約 80か国 地域から約 3,200 人の留学生を抱え 大学 高専に在籍する留学生数が人口当たりでは全国トップクラスの本県は そのような海外の人材を取り込むことが重要です そのため 留学生に対する支援と活用を図るとともに 海外県人会や留学生 OB 等の海外ネットワークを広げ 海外戦略の推進に活用していきます また 留学生などの在住外国人が安心して暮らしやすい地域づくりを進め 人権や子どもの教育環境 医療 防災対策などに取り組みます (1) 留学生に対する支援と活用 1 留学生に対する支援と地域活動の促進 ( 国際政策課 ) 約 3,200 人の留学生が県内の大学等で学んでいますが 留学生が安心して暮らし 学業に専念しつつ 地域との交流も可能な環境づくりが必要となっています 県内の産学官で設立したNPO 法人大学コンソーシアムおおいたと連携しながら 留学生に対する各種支援や県民と留学生との交流促進を図っています 優秀な私費外国人留学生に対し 奨学金を交付することにより 留学生の地域における交流活動を促進します 奨学生のうち 海外戦略枠の奨学生を認定し 大分県講座や県内視察研修を実施することにより 海外への情報発信等に寄与してもらいます 各国 地域の文化 嗜好を理解する留学生が作成する大分県の紹介動画等を通じて 大分県の魅力を広く海外に情報発信します 大学コンソーシアムおおいたと連携し 留学生の賃貸物件の保証やリユース物品の紹介等の生活支援を行うとともに 留学生人材情報バンクの運用による地域貢献活動の支援や 留学生が講師となる料理教室や語学教室の開催などにより 留学生の活用を図ります 大学 高専在籍留学生の状況 ( 専修学校 ( 専門課程 ) 準備教育課程を除く) 順位 都道府県名 H26 留学生数 ( 人 ) 人口 ( 千人 ) 人口比 ( 人 ) (10 万人当たり ) 1 京都 7,239 2, 大分 3,209 1, 東京 30,384 13, 福岡 8,476 5, 石川 1,395 1, 全国計 107, , 留学生数 : 日本学生支援機構 (JASSO) 外国人留学生在籍状況調査 ( 時点 ) 人口 : 総務省統計局 平成 25 年 10 月 1 日現在推計人口

26 2 留学生の就職 起業支援 ( 国際政策課 ) 人口当たり留学生数では全国トップクラスの本県では 卒業後に県内に定着する留学生はまだ少なく 今後 有能な留学生人材を本県の地域活性化に取り込んでいくためにも 留学生の県内就職や県内での起業を支援していく必要があります また 県内企業においても留学生と交流する機会が少なく 海外とのビジネスに関心の高い県内企業への情報発信とマッチングの支援が今後必要となっています また 中小企業への留学生の就職 留学生 OB の起業が進まない理由として 在留資格変更手続の条件等が一つの要因となっています 県内留学生の活用と定着を図るため 大学コンソーシアムおおいたに 就職支援コーディネータを配置し 留学生の県内企業への就職を促進します 県内企業における留学生のインターンシップを促進するほか 県内企業と留学生の交流会を開催するなど 留学生と県内企業の交流の機会を提供します 県内企業における留学生の活用例を集めた 外国人留学生人材活用事例集 の作成 配布により 留学生の採用に関心のある企業を増やします 留学生をはじめ海外ビジネスの支援拠点の整備を図るとともに 就職 起業にかかる情報提供や相談業務などを行うことにより 留学生の就職 起業支援を行います 留学生の就職及び起業が進むよう 在留資格変更手続きの運用面の改善などを国に働きかけます 3 留学生の受入促進 ( 国際政策課 ) 立命館アジア太平洋大学の開学後 順調に伸びてきた留学生数が平成 22 年をピークに減少に転じました 理由としては 日中関係 日韓関係の悪化に加え 国内外の大学による留学生獲得競争の激化などが指摘されているところです 今後は 本県での留学生活の魅力やメリットを海外に向けて積極的に発信していくことが必要です 県内留学生数の推移 ( 各年 5 月 1 日現在 ) ( 単位 : 人 ) H21 H22 H23 H24 H25 H26 4,014 4,108 3,782 3,535 3,385 3,209 日本学生支援機構調べ 留学生活の魅力やメリットを海外に向けて発信していくほか 県内各大学と連携し 留学説明会を海外で開催するなど 留学生の受入促進に取り組みます (2) 海外ネットワークづくり ( 国際政策課 ) 海外戦略を推進する上で 海外に拠点を持つジェトロなどとの連携や現地キーマンの確保と併せ 海外の大分県人会や OB も含めた留学生とのネットワークづくりは 非常に重要です 県人会 留学生 留学生 OB は 海外プロモーションでの通訳やアテンドをはじめ 現地調査 市場調査など海外ビジネスの展開を図る上で 非常に有効な支援を行ってくれています これら支援の原動力は 本県に対する愛着や想いであることから 県人会や留学生 OB に対しては ふるさと 大分についての定期的な情報配信を 在学中の留学生にはできるだけ大分県を理解してもらえるよう 講座や視察研修などを実施しています

27 MOUを結ぶジェトロとの連携や 海外に幅広いネットワークを持つ三井住友海上火災保険 ( 株 ) との提携により 現地情報の収集や海外展開に伴うリスク情報の提供など県内企業の海外展開を支援します 平成 26 年 7 月に発足した 大分県アジアビジネス研究会 の講演会や交流会開催等により 県内企業への情報提供やネットワークづくりを図っていきます 母国に帰国する留学生や国際交流員等は 本県をよく知り本県との架け橋となる貴重な人材であることから その中から特に熱意あふれる人物を めじろん海外特派員 に任命し 海外情報の提供や本県の情報発信 PR 等に活用していきます 現在 18の国 地域に26 団体ある海外県人会とのネットワークを強化するとともに 県人会の豊富な人材を情報収集やPR 等に活用していきます また 新たな海外県人会の設立に向けた動きがある場合は 組織の発足支援を行います 国内外のキーマン 留学生を含めた県内大学 OB 姉妹都市 友好協会等のネットワークを広げていくとともに そのネットワークを海外戦略の施策展開に活用していきます 特に イスラム圏留学生及びOBとのネットワークを活かし 将来有望と言われるイスラム ハラル市場への展開方策を検討します 県人会や留学生 OB 等とのネットワークを持続するため 県内の出来事や県内情報を載せたニュース レター What's up, OITA! の定期メール配信等を行います < トピックス > <2015 年中国合同大分県人会 > ( 北京 上海 大連 香港大分県人会の合同開催 < 上海にて >) (3) 外国人が住みやすい地域づくり 1 多文化共生の地域づくり ( 国際政策課 ) 本県の外国人登録者数は 平成 26 年末現在 10,234 人で ここ数年の減少傾向から下げ止まりましたが 17 年前の4,806 人と比べると約 2.1 倍に増えています アジア出身者は9,174 人で 全体の89.6% を占めており 近年若干減少傾向にあります 本県在住の外国人と県民とが互いの文化的違いを認め合い 対等な関係を築きながら 地域社会の構成員として共に生きていく多文化共生の社会づくりを進めていくことが必要です このため 地域レベルで国際化を推進する組織として 地域国際化協会 があります 本県では ( 公財 ) 大分県芸術文化スポーツ振興財団 ( 以下 芸術文化スポーツ振興財団 という ) がこれに当たり 県内在住外国人の支援や県民の国際理解の促進等に取り組んでいます

28 芸術文化スポーツ振興財団と連携し おおいた国際交流プラザ の運営を通じて 次のとおり県内在住外国人の支援や県民の国際理解の増進に努めます 県内在住外国人の支援: 多言語携帯メールの運営 外国語情報誌の配布 各種相談事業の実施 通訳 翻訳ボランティアの育成など 県民の国際理解の促進: 国際理解講座や外国人の人権啓発 情報誌の発行など 2ユニバーサルデザイン ( 地域福祉推進室 ) 商業施設や観光案内板において 多言語標識が設置されている事例がありますが 未だ一部の施設や地域にとどまっています 外国人も含めて すべての人が自らの意思で自由に行動し あらゆる分野の活動に参加することができるようなまちづくりを進めることが重要であり 福祉のまちづくり条例 や 高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律 に沿った施設等の整備を進める必要があります 福祉のまちづくり条例に基づき 外国人を含むすべての人にやさしいまちづくりを推進します ユニバーサルデザインの視点に基づき 外国人も含めて だれもが快適に買物や観光ができるように 多言語表記等を促進するとともに 案内等のソフト面の充実等を図ります すべての人にユニバーサルデザインの理念を理解してもらうために 幼少期からの啓発が必要なことから 小中学校の児童 生徒を対象にしたユニバーサルデザインの出前講座事業を推進します (4) 外国人の人権 子どもの教育環境 1 地域社会への意識啓発 ( 人権 同和対策課 ) 平成 25 年に実施した人権に関する県民意識調査において 在住外国人に関して現在どのような人権問題が起きていると思うか県民に聞いたところ 風習や習慣等の違いが受け入れられないこと (25.4%) を挙げた人の割合が最も高く 次いで 就職 職場で不利な扱いを受けること (24.4%) 結婚問題で周囲の反対を受けること (20.2%) の順になっています 一方 特にない を挙げた人の割合は17.2% となっています

29 けること 風習や習慣等の違いが受け入れられないこと24.4 起きていると思う人権問題 ( 複数回答 ) 就職 職場で不利な扱いを受20.2 結婚問題で周囲の反対を受 職場 学校での嫌がらせやいアパート等15.2 じろじろ見られたり 避けらじめを受けることけること14.0 差別的な言動をされることれたりすることれることへの入居を拒否さ4.0 宿泊施設 店舗等施設利用を拒否されることへの入店や1.1 その他17.2 特にない27.7 わからない日本に住んでいる外国人に関して 外国人が安全に安心して地域で暮らせるようにするため 国籍 人種 民族の違いによる人権侵害が発生しないよう 風習や習慣の違いを認め合い 国籍や人種にかかわりなく共に暮らせるよう 異文化理解 多文化共生の県民啓発を行います 2 外国人児童生徒の教育環境の充実 ( 人権 同和教育課 ) 様々な国籍を持つ外国人児童生徒が在籍するようになっています その保護者には日本語の未修得者もおり 日本の学校教育制度や学校からの案内 連絡文の理解が不十分であり 担任とのコミュニケーション不足が生じる場合もあります 多様なルーツを持つ児童生徒は 様々な文化や背景を持っており 差別や偏見への人権的配慮が必要となります 外国人児童生徒にとって入りやすい公立学校を実現するため 大分県在住外国人に関する学校教育指導方針 に基づき作成した外国人児童保護者向けのハンドブックを活用し 保護者説明会を行うなど日本の学校への適応を容易にする環境づくりを進めます 外国人児童生徒受入に関して必要な施策や配慮事項への理解を深めるため 市町村立学校の担当者及び市町村教育委員会担当指導主事などに対し協議や情報交換のための研修を実施します 受入体制の整備や支援を進めるため 学校や市町村の教育機関 NPO 法人等の各種ボランティア団体等と連携した支援ネットワークの構築を図ります (5) 外国人への医療 防災対策 1 医療対応の円滑化 ( 医療政策課 病院局 ) 本県では アジア地域を中心に 留学生や観光客 また 県内で暮らし就労する外国人が多くなっていますが 言葉や風俗習慣の違い 医療費支払いでの不安等 多くの医療機関では日常的な外国人の受入れが難しいのが実情です このため 芸術文化スポーツ振興財団が 在住外国人のための医療ハンドブック を作成し 啓発 PRを行っています また 県では 医療 薬局機能情報システム ( 通称 : おおいた医療情報ほっとネット ) により県内の医療機関 薬局の情報を英語 中国語 韓国語で閲覧できるようホームページで公開しています

30 大分県立病院では 案内板や診療手順等の説明書に英語 中国語 韓国語による表記を行うほか 院内の医療スタッフから医療通訳者を確保するなど 外国人がスムーズに診察 診療等が行えるように支援しているところです 今後も引き続き 日本人と同様に 在住外国人や外国人旅行者が 安心して適切な医療を受けられるような環境づくりを推進することが求められています おおいた医療情報ほっとネット の充実等 在留外国人への医療サービスの向上に向け検討を進めます 大分県立病院では 外国人にやさしい案内表示や診療等に心がけ 安心して適切な医療を受けられるよう院内の環境づくりを推進します 2 防災対策 ( 国際政策課 防災危機管理課 ) 県内に在住する外国人が安心して地域で暮らしていくためには 地震等の災害発生時や 新型インフルエンザ 等の感染症流行時に 正確な情報を伝え 的確な行動を促すことで被害の拡大を防ぐことが非常に大切です そのため 災害や感染症等についての広報 啓発 情報提供のほか 相談窓口の確保等の事前準備が必要です 現在 芸術文化スポーツ振興財団 ( おおいた国際交流プラザ ) 等関係機関と連携して 外国人からの相談に随時応じているほか 外国人を対象とした無料相談会や通訳ボランティアの登録 多言語携帯メールによる災害情報の発信等を行っています 芸術文化スポーツ振興財団や大学コンソーシアムおおいた等と連携して 外国人への情報提供 相談支援機能の充実を図ります 災害時に備え 通訳ボランティアのスキルアップ講座を開催するなど 登録者数の増加とネットワーク化を推進します

31 戦略 3 国際交流 国際貢献の推進 アジアの活力や人材を取り込むためには 様々な国と 経済 文化 青少年など幅広い分野における交流を進めることが重要です また 県立美術館と県立総合文化センターによる芸術文化ゾーンを核とした芸術文化交流の推進や ラグビーワールドカップ 東京オリンピック パラリンピックなどの国際的なスポーツ大会に向けた取り組みを行います (1) 国際交流 国際貢献の推進 1 国際交流 ( 国際政策課 ) 本県では 市町村に加え民間団体 個人といった草の根レベルでの国際交流が 県内各地域で数多く行われています 平成 27 年 7 月には 本県で日米草の根交流サミットが開催され 約 90 名の米国人が県内各地でホームステイ交流を行うなど 国際交流の気運が高まっています 中国湖北省とは 平成 23 年に知事をはじめとする訪問団が訪れたのを機に交流が始まり 湖北省からは 国際交流員や行政研修生を受入れ 本県からは 武漢大学へ語学研修派遣を行うなど 相互に人的交流を行っています 今後 成長著しい東アジア ASEAN 地域への関心の高まりを踏まえ 湖北省との経済 文化 青少年などの交流促進を図っていくことが必要です < トピックス > < 日米草の根交流サミット > ( 歓迎レセプション ) ( 日米高校生の書道交流 ) 県民主体の多様な交流 協力活動を支援するため 芸術文化スポーツ振興財団 ( おおいた国際交流プラザ ) と連携し 国際交流団体等が相談や相互に情報交換を行える場を提供するとともに 通訳 翻訳ボランティアの育成を図ります 大分 チェコ友好協会や米日カウンシルをはじめ 本県と海外の国 地域との友好 ビジネス交流等を推進する県内外の国際交流団体等の支援を通じ 県民の国際理解の促進や地域の活力向上を図ります 海外からの訪問団と県民との交流や 県内各団体の海外への交流訪問を促進します 各分野における国際交流ボランティア活動の促進を図ります 中国湖北省との人的交流を進めるとともに 経済 文化 教育の各分野における関係構築を図ります 現在 県内 8 の市 町で 22 の姉妹都市 友好都市提携交流及び交流協定が締結されていますが 経済 文化 教育など様々な分野における地域活性化につなげるため 市町村と連携して交流を進めます

32 市町村の姉妹都市 友好都市提携の状況 市町村名 国 名 都市名 提携年月日 ポルトガル アベイロ市 昭和 53 年 10 月 10 日 大分市 中国 湖北省武漢市 昭和 54 年 9 月 7 日 アメリカ オースチン市 平成 2 年 10 月 30 日 韓国 全羅南道木浦市 昭和 59 年 10 月 1 日 アメリカ ボーモント市 昭和 60 年 5 月 20 日 別府市 中国 山東省烟台市 昭和 60 年 7 月 26 日 ニュージーランド ロトルア市 昭和 62 年 7 月 10 日 イギリス バース市 平成 6 年 10 月 31 日 佐伯市 中国 河北省邯鄲市 平成 6 年 4 月 3 日 オーストラリア グラッドストン市 平成 8 年 9 月 4 日 臼杵市 スリランカ キャンディー市 昭和 42 年 2 月 27 日 中国 甘粛省敦煌市 平成 6 年 9 月 27 日 竹田市 パラグアイ サンロレンソ市 昭和 48 年 10 月 28 日 ドイツ バート クロツィンゲン市 平成 16 年 10 月 17 日 宇佐市 韓国 慶尚北道慶州市 平成 4 年 7 月 3 日 日出町 オーストラリア ヌーサ市 平成 13 年 4 月 4 日 交流協定市町村名 国 名 都市名 提携年月日 大分市 中国 広東省広州市 平成 9 年 10 月 9 日 別府市 韓国 済州道済州市 平成 15 年 1 月 17 日 佐伯市 アメリカ ホノルル市 平成 15 年 12 月 8 日 豊後大野市 韓国 釜山広域市機張郡長安邑平成 15 年 9 月 19 日 韓国 全羅北道益山市 平成 17 年 8 月 22 日 中国 湖北省荊州市荊州区 平成 6 年 9 月 26 日 2 国際貢献 ( 国際政策課 障害福祉課 ) 大分県には 国際協力に関心を持つ NPO も多数設立されているなど多くの国際協力団体が活躍しています また JICA の青年海外協力隊にもこれまで多くの若者が参加し シニアボランティアの派遣も多く行われています また 別府市には 障がい者が入所し機能訓練等を受ける施設が数多くあります その中でも 社会福祉法人太陽の家は 過去にフェスピック ( 極東 南太平洋身体障害者スポーツ大会 / 現アジアパラ競技大会 ) の事務局が置かれていたこともあり 早くから車椅子バスケットボール等のスポーツや車いす修理の技術提供を目的とした研修生の受入れなどを通じて 主に東南アジアとの交流を積極的に行ってきました 現在では 東南アジアの障がい者の自立を支援するために 就労支援 技能訓練 障がい者スポーツ振興を担う人材となるよう 車いす修理技術だけでなく日本の障がい者就労の状況や障がい者スポーツの指導法等 幅広い研修を行っています 太陽の家における研修生の受入れ状況 ( 単位 : 人 ) 17 年度 18 年度 19 年度 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 人数 国名マレーシアマレーシア - ラオスラオスラオスラオスラオスラオスラオス 期間は 3 週間 ~1 ヶ月 参考 NPO 法人数計 780 団体うち国際協力分野 126 団体 ( 平成 27 年 7 月 31 日現在 ) 青年海外協力隊派遣 県出身者数累計 75 か国 475 人 ( 平成 27 年 1 月 31 日現在 ) 青年海外協力隊は 現地の住民とともに生活しながら 自らの技術を役立て 移転する国際協力であるとともに 若者が国際人材へ育っていく契機となるため JICAが行う隊員募集活動等に協力していきます 車いすの製造 修理技術の提供や障がい者スポーツの普及を通じたアジア各国との交流や草の根レベルの国際貢献が活発化するよう JICA 等関係団体とも連携し 支援を検討します

33 (2) 芸術文化交流の促進 1 県立美術館と県立総合文化センター ( 芸術文化振興課 ) 県立美術館の開館により 県立総合文化センター ( 以下 文化センター という ) と合わせた芸術文化ゾーンの核が完成しました 今後は芸術文化ゾーンを中心拠点として 芸術文化関係団体をはじめ 広範な団体等とネットワークを構築するとともに 芸術文化の持つ創造性を生かして社会的 経済的な課題に対応していくことが求められています また 県立美術館の開館記念展では 大分の文化を象徴する作品と 世界の名品約 200 点を展示したほか 文化センターでは 日本有数のホール機能を生かした質の高い公演を開催するなど 両施設とも国内外の多くの方々に多彩で優れた芸術文化に触れる機会を提供しています 今後は こうした取組に加え 美術館と文化センターが向かいに位置している立地条件を生かした事業展開も求められています 〇県と指定管理者が一体となり 海外を含めた公立文化施設 博物館 美術館等とのネットワークを構築し 人的交流や共同企画の実施など 国際的にも連携を深めていきます 〇国内外の優れた美術品等の展示や舞台公演の実施に取り組むとともに 美術と音楽が融合した自主事業の創出など 両施設が連携した事業展開を図ります 2 地域に根ざした世界に発信する芸術文化イベント ( 芸術文化振興課 ) 大分アジア彫刻展や別府アルゲリッチ音楽祭等 実績を積み重ね定着した国際的な芸術文化イベントが県内で開催され 県民が質の高い多彩な芸術文化に触れるとともに 大分県の国際的知名度や文化的なイメージアップに寄与しています 最近では 別府現代芸術フェスティバル 混浴温泉世界 や国東半島芸術祭をはじめ 竹田や国見など県内各地で特色ある取組も広がりを見せています また 2020 年には東京オリンピック パラリンピックが開催されますが オリンピックはスポーツの祭典であるとともに文化の祭典でもあり 国では 全国津々浦々で文化イベントを実施する 文化プログラム の検討が進められています さらに 大分県では2019 年にラグビーのワールドカップが開催されます このような国際的なスポーツ大会は 県内の芸術文化を国内外に情報発信できるまたとない機会です 大分アジア彫刻展応募者 ( 単位 : 人 ) 回 募集対象国 応募者数 第 1 回 (H4~5) 日本 韓国 145 第 2 回 (H6~7) 日本 韓国 マレーシア 219 第 3 回 (H8~9) 日本 韓国 マレーシア フィリピン 248 第 4 回 (H10) 作家 5 人による竹を素材にした滞在制作 - 第 5 回 (H11~12) 日本 韓国 マレーシア フィリピン 中国 353 第 6 回 (H13~14) 日本 韓国 マレーシア フィリピン 中国 355 第 7 回 (H15~16) アジア全域 418 第 8 回 (H17~18) アジア全域 459 第 9 回 (H19~20) アジア全域 311 第 10 回 (H21~22) アジア全域 431 第 11 回 (H23~24) アジア全域 246 第 12 回 (H25~26) アジア全域 262 別府アルゲリッチ音楽祭における海外出演者 ( 単位 : 人 ) 回 出身国数 人数 第 1 回 (H10) 7か国 8 第 2 回 (H11) 6か国 7 第 3 回 (H13) 11か国 17 第 4 回 (H14) 7か国 7 第 5 回 (H15) 7か国 10 第 6 回 (H16) 9か国 9 第 7 回 (H17) 8か国 10 第 8 回 (H18) 4か国 7 第 9 回 (H19) 5か国 6 第 10 回 (H20) 3か国 4 第 11 回 (H21) 6か国 8 第 12 回 (H22) 5か国 7 第 13 回 (H23) 4か国 14 第 14 回 (H24) 5か国 5 第 15 回 (H25) 6か国 6 第 16 回 (H26) 6か国 6 第 17 回 (H27) 4か国

34 アジアの新進彫刻家の登竜門である国際彫刻展大分アジア彫刻展や世界最高峰のピアニストであるマルタ アルゲリッチを総監督に迎えて開催する別府アルゲリッチ音楽祭等 世界レベルの芸術文化イベントを活用し 海外との交流を進め 大分の国際的な知名度や文化的なイメージを向上させます 別府現代芸術フェスティバル 混浴温泉世界 などのように アーティストによる作品と地域の歴史 文化等との融合を通して 新たな魅力の創造と発信を行います 2019 年ラグビーワールドカップ大分開催 2020 年東京オリンピック パラリンピックに向けて 大分県ならではの 文化プログラム を展開し 県内の芸術文化を国内外に情報発信します (3) スポーツ交流の促進 1 大分国際車いすマラソン大会 ( 障害福祉課 ) 国際障害者年 (1981 年 ) を記念してスタートした大分国際車いすマラソン大会は 現在 国際パラリンピック委員会の公認大会として 世界中の車いすランナーが目標とする世界最大 最高レベルの大会となっています 平成 26 年の第 34 回大会までの累計で 76 か国 2,243 人の海外選手が参加しました 最近は 車いすマラソンの競技人口の減少により参加者数が減少していることから 国内外の選手にとってこれまで以上に魅力ある大会として維持していくことが求められています 海外参加国 参加者数の推移 ( 単位 : 人 ) 第 28 回第 29 回第 30 回第 31 回第 32 回第 33 回第 34 回 海外参加国 海外選手数 総選手数 世界トップレベルの海外選手をはじめ 重い障がいのある選手にとっても魅力ある国際的なスポーツイベントであり続けるため 選手の思いや 世界の車いすマラソンを取り巻く情勢等を把握し 大会運営等についてさらなる見直しを行い より多くの選手に参加してもらえるような大会を目指します < トピックス > < 第 34 回大分国際車いすマラソン大会 > ( 障害福祉課調査 ) ( レース写真 ) ( 交歓の夕べ )

35 2 別府大分毎日マラソン大会 ( 国際スポーツ誘致 推進室 観光 地域振興課 ) 60 年を超える歴史と伝統のあるマラソン大会であり オリンピックや世界選手権等で活躍する名選手を輩出するとともに 国内トップクラスの選手や海外招待選手 外国人市民ランナー等が出場する国際的なマラソン大会となっています 近年 ランニングブームや健康志向の高まり等から手軽にできるスポーツとしてマラソンの競技人口が増加しています 第 60 回記念大会 (2011 年 ) を機に 時間制限を 2 時間 50 分から 3 時間 30 分に緩和したことで 3,000 人を超えるランナーが参加するようになり 参加者の 95% が県外ランナーです 平成 28 年の第 65 回大会から 大分市中心部の袋小路の解消やハイスピード化を図るため マラソンコース変更を予定しています 歴史と伝統のあるハイレベルな大会を継続するとともに コースとなっている 美しい別府湾を望む別大国道や 日本一の温泉 豊かな海の幸 山の幸など 外国人選手にとっても魅力ある大会として情報発信し より多くの外国人ランナーが参加する国際大会を目指します また 別大マラソンから世界陸上へ さらにはオリンピックに出場できる選手を輩出するような 海外からも注目される大会を目指します 多くの県民 外国人が共に参加できる べつだいウォーク との連携を図るとともに 広く海外から選手の参加を促進するため 多言語により大会や大分の魅力を発信します JR 大分駅周辺整備や県立美術館等の大分市中心市街地の魅力を国内外に情報発信できるよう また 走りやすくよりよい記録が出るようマラソンコース変更を行います 別大毎日マラソンの観戦や県内マラソンへの参加を観光素材として海外誘客においても活用していきます 年ラグビーワールドカップの開催 ( 国際スポーツ誘致 推進室 観光地域振興課 ) 2019 年にアジアで初となるラグビーワールドカップ日本開催の試合開催会場の一つに本県が選定されました ラグビーワールドカップは オリンピック サッカーワールドカップに次ぐ世界 3 大スポーツイベントとして 世界中 200 を超える地域の約 40 億人が視聴する大会であり 開催都市として世界に PR する絶好のチャンスです 大会が約 7 週間という長期にわたり開催され 大会主催者は 大会開催期間の訪日者を 40 万人と試算しており 開催都市には大きな経済効果が期待できます 特に ラグビーの盛んな欧州や大洋州などこれまで本県に馴染みの少なかった地域からの観戦者が多く訪れることが想定される一方 こうした地域にいかに本県の魅力を発信していくかが課題となっています 2015 年 9 月から始まるラグビーワールドカップ 2015 イングランド大会期間中に 次大会の開催都市を PR するジャパンパビリオンで 本県の観光や物産の PR を実施します 平成 28 年度以降は ラグビーワールドカップ 2019 へ出場する可能性の高い国を中心に 本県へキャンプ地誘致を目指し 高校生の親善試合などを含めた国際交流事業を検討していきます 本県で試合を行う国が決定する 2017 年度後半以降は 来県国を中心に本県の魅力を伝える個別具体的な対策を検討していきます 併せて 留学生が多い特色を最大限活用し 留学生を対象としたラグビーのイベントを開催するなど 本県のラグビーの取組を留学生の母国に発信する仕掛けも検討していきます 欧州などのラグビー人気の高い国 地域に向けた情報発信を行うとともに

36 多言語対応などの受入態勢の整備を進めます 年東京オリンピック パラリンピック等への対応 ( 国際スポーツ誘致 推進室 観光 地域振興課 ) オリンピックをはじめとする世界規模のスポーツ大会は 国際交流の場となるだけでなく 世界各国から多くの観戦客の来日が見込まれ 観戦客の国内周遊や選手団の事前キャンプ等によって 大会の開催地だけでなく その他の地域にとっても経済波及効果やイメージアップが期待されます 特に 2020 年東京オリンピック パラリンピックや 2019 年ラグビーワールドカップの開催は 日本に世界中からの注目が集まることから 本県にとっても 外国人観光客の誘客や全世界に向けた情報発信ができる大きなチャンスです また 本県には FIFA ワールドカップが開催された大分銀行ドームや国体 障害者スポーツ大会の会場となった様々なスポーツ施設があり これら施設の有効活用が求められています こうしたことから 2020 年東京オリンピック パラリンピックや 2019 年ラグビーワールドカップをはじめとする国際的なスポーツ大会に参加する国やチームの事前キャンプ誘致を図るため 県と市町村が連携して取り組んでいます 東京オリンピック パラリンピック競技大会組織委員会や競技団体等からの情報収集に努めるとともに 県内スポーツ施設の設備や器具の整備状況等を取りまとめるほか 最大の強みである温泉を活用した疲労回復や豊富で質の高い食による体調管理等のアピールポイントを 各国の大使館や競技団体等に積極的にPRするなど 市町村等と連携して 事前キャンプ 合宿の誘致に向けた活動を行います 外国人観光客の誘客促進を図るため 効果的な情報発信や受入環境の整備等 態勢づくりも進めます (4) 国東半島宇佐地域の世界農業遺産を通じた国際交流 ( 農林水産企画課 観光 地域振興課 ) 平成 25 年 5 月 国東半島宇佐地域の クヌギ林とため池によって持続的に維持されている循環型の農林水産業システム が 食料の安定確保を目指す国際組織である国連食糧農業機関 (FAO) から 高い評価を受け 世界農業遺産 に認定されました 今後は この地域の営みの次世代への継承と併せ 世界農業遺産 ブランドを活用したものづくりやインバウンドなどの交流人口の拡大等による地域の元気づくりが喫緊の課題となっています このため 平成 27 年 10 月に国内認定 5 県共同でミラノ国際博覧会へ出展するなど 海外への情報発信にも取り組んでいます 今後も 情報発信と併せ 外国人観光客も楽しめるよう文化の内容やその背景などを分かりやすく伝える工夫や 地域住民との交流を含めた受入態勢の整備が必要です 県内へ訪れる年間 30 万人の外国人観光客を対象に 国東半島宇佐地域世界農業遺産 の情報発信を行うとともに 農業体験型ツアー造成等によって積極的に海外からの受入れを拡大します 海外でのプロモーションや物産展等で 国東半島宇佐地域世界農業遺産 の取組を PR します 外国人観光客に分かりやすいストーリー性のある具体的なコースを Web やパンフレット等で多言語で紹介する取組を進めます 国外の他の世界農業遺産地域との交流を進めるとともに 2019 年ラグビーワールドカップや 2020 年東京オリンピック パラリンピックなどの機会を捉

37 え 世界農業遺産の魅力を発信し誘客を促進します (5)UNESCO FAO 等の国際機関との連携 ( 芸術文化振興課 農林水産企画課 生活環境企画課 ) 国連教育科学文化機関 (UNESCO: ユネスコ ) は自然や文化を活用した様々な認定制度を設けています こうしたユネスコの制度を積極的に活用していくことが求められています 県内では 宇佐神宮 国東半島や日田 咸宜園 の世界文化遺産 祖母 傾山系のユネスコエコパークがそれぞれ登録を目指す取組を行っています また 世界ジオパークネットワーク傘下の日本ジオパーク委員会から 平成 25 年 9 月に豊後大野市と姫島村が日本ジオパークに認定され 26 年 2 月には おおいたジオ国際フォーラム を開催しました 27 年 11 月のユネスコ総会において 世界ジオパーク事業がユネスコの正式プログラムとされることから ジオパークに対する今後の国際的な知名度向上が期待されています 国連食糧農業機関 (FAO) については 平成 25 年 5 月に国東半島宇佐地域の循環型農林水産業の取組が世界農業遺産に認定されたところです このような国連機関からの登録や認定は 住民が改めて地域に誇りをもつとともに 国際的な知名度向上や国内外からの誘客効果が期待できることから 今後は国連機関との連携を図りながら地域活性化につなげる取組を進めることも重要です 祖母傾山系のユネスコエコパークの登録に向けた取組を地元の竹田市 豊後大野市 佐伯市に加え 宮崎県とも連携して進めます FAO と連携しながら 世界農業遺産の維持 発展に向けて 農林水産業の振興やグリーンツーリズム等による交流人口の増大を通じた地域振興を図ります アジア太平洋ジオパークネットワーク (APGN) 等と連携し 引き続き両ジオパークの情報発信を行うとともに 総合案内板やジオサイト説明板への外国語併記を進めるなど 関係機関と連携して外国人観光客に対する受入体制の充実に取り組みます

38 戦略 4 国際人材の育成 活用 グローバル社会を見据えた人材育成に当たっては 青少年の時から 言語や文化の違いなど異文化を直接体験し 国際理解を深め 国際感覚を養う機会を提供することが何より重要です また 海外展開を図る県内中小企業の人材育成を支援するなど 世界に通用するグローバル人材の育成を図ります (1) グローバル社会を生き抜くための 総合力 の育成 ( 高校教育課 教育改革 企画課 私学振興 青少年課 ) 現在 急速なグローバル化や情報通信技術の進展に伴い 人 モノ 金 情報や様々な文化 価値観が国境を越えて流動化するなど 変化の激しい社会が到来しつつあります このような中 世界に通用するグローバル人材の育成が求められています 県教育委員会では 平成 26 年度 大分県グローバル人材育成推進プラン を策定し 世界に挑戦する 多様な価値観を持った者と協働する基盤となるような 1 挑戦意欲と責任感 使命感 2 多様性を受け入れ協働する力 3 大分県や日本への深い理解 4 知識 教養に基づき論理的に考え伝える力 5 英語力 ( 語学力 ) という5つの力の総合力がグローバル人材には必要であり その素地を教育の中で培うことを明示しました しかし 現状は 県内の児童 生徒の海外への留学数は少なく また海外大学への進学実績も低調です 学校へのサポートも不十分な状況にあります 各学校での国際交流活動も実施されてはいますが 継続的なものではなく 一層の充実が必要です また 多様性を受け入れ協働する力を高めるため まず基盤となる日本 ( 郷土 ) への愛着や誇りを持つ心情が育まれていくよう 郷土の先人や芸術 歴史遺産について知る機会の充実も必要です 児童 生徒の英語力に関しても 基礎的 基本的な事項の定着及びその活用が十分とは言えません 各学校段階ごとの明確な目標設定のもと 小 中 高等学校を通じた英語力の継続的な向上を図る必要があります 留学フェアの開催や留学支援 官民協働海外留学支援制度 トビタテ! 留学 JAPAN( 高校生コース ) への県内生徒参加の促進などの取り組みを通して グローバル人材に触れる機会の増加 留学や海外大学への進学等の気運の醸成や情報提供の充実を図ります イングリッシュ キャンプの実施 県内留学生やALT( 外国語指導助手 ) を活用した取り組みや 海外の学校の児童 生徒との交流等を通して多様性を受け入れ協働する力の育成を図ります 国際交流や異文化理解の推進 郷土学習の充実等を通して 多様な文化を尊重する態度や郷土や日本への深い理解の育成を図ります 小 中 高等学校の各学校段階で授業改善を行い 知識 教養に基づき論理的に考え伝える力の育成を図ります 小 中 高等学校を通じた児童生徒の英語力の向上に向けて英語教育の改善を図るとともに スーパーグローバルハイスクール (SGH) 指定校をはじめ 留学生の活用を軸とした先進的な取り組みの成果を県内高校へ波及させます 私立学校においても 立命館アジア太平洋大学との高大連携プログラム実施校をはじめ スーパープロフェッショナルハイスクール (SPH) 指定校での留学生の交流など 各学校が独自の魅力づくりに取り組みます

39 市町村立学校の ALT 配置状況 ( 平成 27 年度 ) ( 単位 : 人 ) 中津豊高宇佐別府杵築国東姫島日出大分臼杵津久見由布佐伯竹田豊大日田九重玖珠計 ( 義務教育課調査 ) 県立高校でのALT 配置状況 ( 平成 27 年度 ) 26 名 ( 24 校 24 名 + 高校教育課 2 名 ) ( 高校教育課調査 ) 私立学校でのALT 配置状況 ( 平成 27 年度 ) 小学校中学校高等学校 ( 単位 : 人 ) 明星岩田大分向陽明豊岩田福徳大分東明国際明豊東九州昭和文理竹田南 27 年度 * 中学校 7 名は高等学校と兼務 ( 私学振興 青少年課調査 ) 計 < トピックス > < 大分県中学校 高校留学フェアでの講演 > < 小学校イングリッシュ キャンプ > (2) 大学における国際人材の育成 ( 国際政策課 医療政策課 政策企画課 ) 1 大学生の海外留学促進 日本人の海外留学者数は 1999 年の7 万 5 千人から停滞傾向にあり 2004 年に 8 万 3 千人まで増加しましたが それ以後は減少を続けています 経済的負担や自己の語学力不足を感じていることが原因の一つとされていますが 海外で勤務したくない 海外留学を希望しないなど 若者が外国へ行くことをためらい チャレンジ精神を喪失しているとの指摘もあります 海外留学者を増やすためには 産 学 官が一丸となって 留学しやすい環境づくりを行う必要があります 県と県内各大学 地元企業等で設立した大分県地域グローバル人材育成 定着協議会が実施する トビタテ! 留学 JAPAN 事業により 県内大学生の海外留学と県内企業でのインターンシップを支援します

40 < トピックス > < トビタテ! 留学 JAPAN による県内大学生の留学支援 > ( メンバー知事表敬 ) ( 国内事前研修 ) 2 県立看護科学大学 県立看護科学大学では 韓国のソウル大学 アメリカのペース大学及びケース ウエスタン リザーブ大学と姉妹校締結をしており 特にソウル大学とは お互いの理解を深めることを目的として平成 12 年から教員及び学生の相互派遣による交流を積極的に行っています そのほか JICA を通じて国外からの看護職等の研修を受け入れ 学術交流を図っています 県立看護科学大学では 姉妹校との国際交流を推進し国外からの研修生や留学生を積極的に受け入れ 引き続き海外の学生との交流機会の拡大を図ります また JICA 等と協力しながら 看護学の分野で国際的な連携をさらに推進します 特にアジア地域の医療や看護教育の改善に貢献するため 教員及び学生の相互派遣 共同研究等を通じて 学術交流を進めていきます 3 県立芸術文化短期大学 県立芸術文化短期大学では 平成 21 年に江漢大学 ( 中国 ) と学術交流 学生交流に関する協定を締結し 平成 25 年度から毎年 江漢大学からの留学生を受け入れています また 平成 26 年には 釜山外国語大学 ( 韓国 ) と学術協力 人的交流に関する協定及び編入学に関する覚書を締結し 平成 27 年から同大学 3 年次への編入が可能となっています そのほか 学生の国際的視野を広げるため海外語学実習を積極的に推進しており 毎年 50 人程度の学生が語学実習に参加しています 今後も 海外における生活や文化 言語の習得など実践的な教育機能を充実させるため 海外の大学等との連携強化を図る必要があります さらに 社会経済のグローバリゼーションがますます進展する中 外国人観光客の受入れや国際的に通用する地域産業の振興のために 国際感覚を持った人材の育成が必要であるとともに 国際展開のできるデザイナーが求められているなど アジアをはじめとした国々との国際交流や国際間競争に対応できるグローバル人材の育成が必要となっています

41 県立芸術文化短期大学における海外語学実習状況 年度 平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度 国数 ( ヶ国 ) 学校数 ( 校 ) 学生数 ( 人 ) ( 県立芸術文化短期大学調査 ) 交流協定等を締結した海外の大学をはじめ国際関係機関との連携を図り 積極的に調査 視察等を受け入れ 学術 人的交流を進めていきます グローバル人材の育成のため ネイティブ教員による語学教育の充実 学生の海外留学支援や海外の大学への編入学など 様々な価値観に対応でき 自分たちの独自性も主張できる 国際コミュニケーション能力を高める教育内容を更に充実強化していきます (3) 県内企業の国際人材の育成 活用 ( 国際政策課 ) 県内企業は内向き志向が強いといわれており 海外ビジネスに取り組む企業はまだまだ少ない状況にあります また 関心はあっても海外との商談や取引に対応できる人材やノウハウが不足しているため 一歩を踏み出せない企業も少なからずあるものと思われます 経済のグローバル化が進み 一方で人口減少等で国内需要の縮小が見込まれる中 中小企業においても積極的に海外との取引等に取り組むことが重要であり これを担う国際人材を育成し活用していくことが求められています 平成 26 年 7 月に発足した 大分県アジアビジネス研究会 により ジェトロ等関係機関と連携して 県内企業の経営者や職員を対象にした講演会の開催や情報共有の場としての交流会を開催するなど 企業の国際人材の育成と活用を図っていきます 県内大学のプログラム等を活用し 経済団体と連携しながら 県内企業の経営者や国際業務に携わる職員の国際人材育成研修を支援します (4) 職員の人材育成 活用 ( 国際政策課 商業 サービス業振興課 人事課 ) 海外戦略を遂行するには 国際施策を立案 実行できる職員を育成するとともに 職員の国際感覚の醸成と外国に対する理解を深めることが重要なため 職員を対象とした語学 ( 会話 ) 研修をはじめとする国際人材の育成施策が必要です 中国や中国語圏との交流を行う人材を育成する中国語の研修を重点的に行い 日常会話やビジネスに必要な会話を習得させるとともに 中国企業 中国人と円滑なコミュニケーションが行えるよう 中国文化 事情 生活習慣など中国人の考え方 ビジネススタイルなども学ぶため 中国湖北省の武漢大学への派遣により中国語の研修や中国における人脈形成等を行ってきました 併せて 英語 韓国語についても会話 文化に関する研修も行っています 英語 中国語 韓国語について会話 文化に関する研修を能力別クラスにより体系的に実施します 県上海事務所への駐在や中国湖北省武漢大学など海外拠点への派遣による人材育成と活用を図ります アジアビジネス研究会への参加により 国際感覚を持った職員の育成を図ります

42 第 4 章戦略の推進体制 戦略の推進体制 ( 国際政策課 商業 サービス業振興課 ) 庁内に 大分県海外戦略推進本部 を設置し 外部有識者にアドバイスをいただきながら 全庁挙げて体系的かつ有機的に 柔軟性を持って戦略を推進します また 県産品海外販売促進本部により 農林水産物と加工品の販路拡大を連携して行います 特に 海外戦略アドバイザー会議 は 先駆的な企業経営者や有識者等によるアドバイザーにより構成され 適宜 戦略の実践にあたっての具体的な助言や提案をいただき 施策展開に反映させます この戦略の進捗状況については 大分県海外戦略推進本部 で確認していきます < 推進体制 > 大分県海外戦略推進本部 本部長 : 知事 副本部長 : 副知事 県産品海外販売促進本部 本部員 : 各部局長 教育長 助言 販促本部長 : 副知事 海外戦略アドバイザー会議 販促副本部長 : 商工労働部長 先駆的な企業経営者 : 農林水産部長 有識者 販促本部員 : 関係所属長 関係機関提言幹事会等 事務局 : 商業 サービス業振興課 幹事長 : 企画振興部審議監幹事 : 各所属長 プロジェクトチーム座長 : 国際政策課長構成員 : 関係課特命監 班総括 ( 国際政策課兼務 併任 ) 事務局 : 国際政策課

43 第 5 章ターゲットとする国 地域毎の取組内容 1 韓国 1 農林水産物 日本の木材商社が釜山に整備した木材総合物流センターを中心に九州各県が連携し製材品のロットと品ぞろえを確保し 九州材 として輸出に取り組みます 2 海外誘客 ブロガー等を活用してリピーター向けに詳細な観光情報を発信します 訪問先として人気の高い別府 湯布院だけでなく 他の観光情報についても現地旅行会社に対して提供します 東九州自動車道を活用した広域モデルルートを造成し ソウルと併せて釜山エリアでも観光客の掘り起こしを行います 九州オルレの県内 3コースを活用した誘客に取り組みます 観光関係者と連携して 訪日教育旅行の誘致に取り組みます 2 中国 ( 本土 ) 1 半導体関連産業 ジェトロ RIT 事業を活用し 大分県 LSIクラスター形成推進会議と上海集積回路産業協会との連携により 商談会の開催等を通じ 販路開拓を進めます 2 農林水産物 輸出企業への支援やバイヤーの招へい等により丸太 製材品の販路拡大に取り組みます 今後 水産物の消費拡大が見込まれることから 貿易会社と連携して養殖ブリ等の販路開拓に取り組みます 3 加工品 上海事務所を基点として 上海や成長著しい華南地域等の販路開拓に貿易商社とタイアップして取り組みます 4 海外誘客 九州観光推進機構を中心にした九州一体となったPRに併せ 大分県の情報発信を行います 中国版ツイッター等のSNS 等を活用して 日本一のおんせん県おおいた をPRします むしやく 観光交流協定を締結し 地域 ( 政府 ) 間交流を行っている無錫市等からの観光客誘致を図ります 教育旅行や視察旅行等のSIT(Special Interest Tour) の誘致を進めます 九州観光推進機構が連携誘客協定を結んでいる上海の旅行会社を中心に 情報提供や商品造成を働きかけます 3 香港 1 農林水産物 贈答用需要が定着している日田梨や 既に輸出取引のある乾しいたけ 甘しょは 高級スーパーとの連携等により取引拡大に取り組みます ハウスみかんやトマト等の新規輸出品目は ニーズに合った商品づくりを行うとともに 高級スーパー等との連携により販路開拓に取り組みます 貿易会社との連携等により養殖ブリ等の販路拡大に取り組みます 2 加工品 香港フードエキスポ出展 貿易商社等とタイアップした大分フェアの開催等に取り組みます 3 海外誘客 SNS 等を活用した情報発信を行うとともに グルメツアーやレンタカーを利用した旅行の提案を行います 食への関心の高い香港人のニーズに対応したグルメツアーの提案を行います

44 4 その他 香港のキーマンと連携し 和食チェーン店 ( 別府集団 ) を大分県のアンテナショップとして活用し 食と観光の魅力発信を行います 4 台湾 1 半導体関連産業 MOU を締結している台湾電子設備協会との連携により 商談会等の開催等を通じ 相互訪問 販路拡大を推進します 2 農林水産物 贈答用需要が定着している日田梨は 中秋節 春節の販売促進により取引拡大に取り組みます 既存の取引関係を活用して新たに甘しょの販路開拓に取り組みます 乾しいたけは 貿易会社や高級スーパーとの連携により取引拡大に取り組みます 他の県産品と合わせた PR により 養殖ブリ等の販路開拓に取り組みます 3 加工品 貿易商社とタイアップした販路開拓に取り組みます 4 海外誘客 日本一のおんせん県おおいた の PR を強化します 現地旅行社に対して旬な観光情報や広域モデルルートの情報提供を行います 〇個人旅行者に向けてのテレビや旅行情報誌など情報発信にも取り組みます 現地の企業や旅行社に対してインセンティブ旅行の誘致を進めます 日本政府観光局 (JNTO) 等と連携を図りながら 本県への教育旅行誘致に積極的に取り組みます 5 タイ 1 医療機器産業 日本式透析医療システムの普及を図るため 大分県 宮崎県の関係機関と連携し 医療技術者の人材育成に取り組みます 2 農林水産物 現地の商社を通じて日田梨 甘しょの取引拡大や 牛肉の販路拡大に取り組みます 富裕層に高い評価を得ている乾しいたけは プロモーションや高級料理店等にターゲットを絞った売込みにより取引拡大に取り組みます 貿易会社との連携により高級料理店等をターゲットに養殖ブリ等の取引の拡大を図ります 3 加工品 貿易商社が現地に設置を計画している店舗との協働による販路開拓に取り組みます 4 海外誘客 商談会やセールス活動を通じて現地旅行会社との関係構築を図り ツアー造成を働きかけます 果物収穫や花等のタイ人の好みを取り入れたモデルルートを現地旅行会社へ提案します 〇個人旅行者に向けてのテレビや旅行情報誌など情報発信にも取り組みます 旧正月にあたる 4 月や学校の長期休暇となる 10 月の旅行シーズンに合わせたツアー造成を働きかけます 6 シンガポール 1 農林水産物 日田梨 甘しょ 養殖ブリ及び農産加工品など県産品一体となった PR により販路開拓に取り組みます 2 加工品 貿易商社が主催する大分フェアや酒類商談会による県産品の消費拡大及び販路開拓に取り組みます

45 7 ベトナム 1 医療機器産業 日本式透析医療システムの普及を図るため 大分県 宮崎県の関係機関と連携し タイを基点として新たに医療技術者の人材育成に取り組みます 2 農林水産物 乾しいたけは 貿易会社やスーパー等を対象に販路開拓に取り組みます 養殖ブリ等は 他の県産品と合わせた PR により販路開拓に取り組みます 3 加工品 ベトナムイオン等の販路開拓を九州貿易振興協議会で取り組みます 8 マレーシア 1 医療機器産業 日本式透析医療システムの普及を図るため 大分県 宮崎県の関係機関と連携し タイを基点として新たに医療技術者の人材育成に取り組みます 2 農林水産物 日田梨 甘しょを始めとした県産品の販路開拓に取り組みます 9 インドネシア 1 農林水産物 日田梨 甘しょを始めとした県産品の販路開拓に取り組みます 10 フィリピン 1 医療機器産業 日本式透析医療システムの普及を図るため 大分県 宮崎県の関係機関と連携し タイを基点として新たに医療技術者の人材育成に取り組みます 11 EU 1 農林水産物 フランスのパリ国際食品見本市やイタリアのミラノ国際博覧会における宣伝活動などを契機に EU 圏での販路開拓をさらに強化します 大分県畜産公社の食肉処理施設整備により 牛肉の販路開拓に取り組みます 有機 JAS 認証等による乾しいたけの販路開拓に取り組みます EU 向けHACCP 認定により養殖ブリの販路開拓に取り組みます 2 加工品 貿易商社のアンテナショップ等を活用した酒類のプロモーション販売に取り組みます 3 海外誘客 ラグビーワールドカップ開催に向けて 九州観光推進機構等と連携した情報発信に取り組みます 12 米国 1 農林水産物 大分県畜産公社の食肉処理施設整備により 牛肉の販路開拓に取り組みます 養殖ブリ等は 既存の販売先のニーズに応えることにより 取引拡大と安定化を図ります 2 工芸品 ニューメキシコ州サンタフェ タイモダン との協働による竹工芸品の販路開拓に取り組みます 3 海外誘客 ラグビーワールドカップ開催に向けて 九州観光推進機構等と連携した情報発信に取り組みます

46 参考資料海外戦略の主な実績について ( 平成 23 年度 ~ 平成 26 年度 ) 1 ものづくり産業の海外展開半導体関連産業では 韓国 台湾の企業団体との交流の場づくりから個別企業のビジネスマッチングへと進展し 海外からの原材料調達や海外生産委託など県内企業の海外展開が図られました 医療機器産業では 東九州メディカルバレー構想の 1 つである 医療技術人材育成拠点 づくりが着実に進展し タイを主なターゲットとして取組が進んでいます (1) ビジネスマッチングの促進 半導体関連産業 ( 韓国 ) 亀尾中小企業協議会とのMOU 締結 (H25 年 10 月 ) 相互ミッション派遣 亀尾中小企業協議会とのビジネス交流継続 商談会 (H )( 大分 ) 大分 5 社 韓国 19 社 ( 台湾 ) 台湾電子設備協会とのMOU 締結 (H23 年 11 月 ) 相互ミッション派遣 台湾電子設備協会とのビジネス交流継続 商談会 (H26.4.8) ( 大分 ) 大分 17 社 4 団体 台湾 8 社 2 団体 (H26.9.4) ( 台湾 ) 大分 8 社 台湾 17 社 (H ) ( 上海 ) 大分 5 社 台湾 6 社 中国 3 社以上 ものづくり全般 ( 台湾 ) 台湾金属工業研究発展中心とのMOU 締結 (H25 年 10 月 ) 相互ミッション派遣 (2) 東九州メディカルバレー構想の推進 ( 医療機器産業 ) 日本式透析システムの普及を図るため JICA やジェトロと連携してタイをはじめとする東南アジア等の政府高官 病院幹部を本県に招へい (H25 年 5 月 H26 年 6 月 ) JICA 事業を活用し タイより 医師 看護師を招聘し 日本の透析システムの研修 習得を図るとともに現地での指導 調査を実施 ( 平成 26 年度 ) 大分 宮崎での研修 視察 :6 月 23 日 ~7 月 4 日第 1 回現地調査 技術指導 :7 月 27 日 ~8 月 8 日第 2 回現地調査 技術指導 :9 月 8 日 ~9 月 17 日第 3 回現地調査 技術指導 :1 月 12 日 ~1 月 24 日 2 県産品の輸出拡大香港やタイにおけるプロモーションをはじめ 品目毎にターゲットを絞った売込みに取り組んだ結果 現地での取引関係や人間関係が構築され 新たな販路開拓や取引拡大につながりました (1) 農林水産物 <H22 H26> 日田梨 : 台湾を中心に取引拡大 (77t 123t) 甘しょ : シンガポール 香港で取引拡大 (0t 10t) 牛肉 : 県内食肉処理施設からタイ向け初輸出 乾しいたけ : 香港を中心に取引拡大 (95kg 1,318kg) 丸太 : 中国を中心に取引拡大 (6,215 m3 (H23) 51,409 m3 ) 製材品 : 安い海外産製材品の影響を受け取引量減少 養殖ブリ : 北米に加えタイ等東南アジア向け販路拡大 (630t 715t)

47 (2) 加工品 <H23 H26> 酒類 ( 焼酎 日本酒 ) 香港を中心に輸出する蔵元が増えるも取引縮小 (633,001L 554,464L) 酒類 ( リキュール ) 香港 中国を中心に取引拡大 (31,260L 42,937L) 調味料等 ( しょうゆ ドレッシング等 ) 香港を中心に取引拡大 (23,927L 108,693L) 3 国際観光の振興外国人観光客は 東日本大震災や福島第一原発事故の影響で平成 23 年度は大きく落ち込んだものの 観光庁や九州観光推進機構等と連携して本県の安全安心情報の発信や観光 PR を積極的に展開した結果 翌年には回復傾向を見せ 特に台湾からの観光客は大きく伸びています また 近年では円安やビザの発給要件緩和等によりタイをはじめとする ASE AN 諸国からの観光客が大きく増加しています (1) 海外からの宿泊客数 国 地域 H22 H23 H24 H25 H26 伸び率 (H26/H22) 韓国 291, , , , , % 中国 ( 本土 ) 9,582 9,650 12,690 12,739 15, % 香港 4,425 9,255 11,388 18,650 31, % 台湾 19,264 15,380 31,564 44,243 56, % その他のアジア 20,683 15,363 18,957 22,634 28, % その他外国 18,946 11,063 11,632 14,796 14, % 計 364, , , , , % 対前年伸び率 -38.1% 24.2% 15.5% ( 大分県観光統計調査 ) H27 上半期の大分県外国人宿泊者数 260,461 人 ( 対 H26(158,341 人 ) 164.5%) ( 速速報値 ) (2) 国際クルーズ船の受入れ 平成 23 年度 中国発着 レジェンド オブ ザ シーズ(7 万 t 級 ) 4 回約 7,000 人 韓国発着 クラブ ハーモニー(2.5 万 t 級 ) 2 回約 200 人 平成 24 年度 中国発着 レジェンド オブ ザ シーズ(7 万 t 級 ) 8 回約 15,000 人 韓国発着 クラブ ハーモニー(2.5 万 t 級 ) 17 回約 7,000 人 カナダ発フランス着 アマデア(2.9 万 t 級 ) 1 回約 500 人 船の大型化への対応:14 万 t 級クルーズ船に対応した別府港の整備 平成 25 年度 国内発着 サン プリンセス(7.7 万 t 級 ) 1 回約 1,250 人 平成 26 年度 14 万トン級ボイジャー オブ ザ シーズ ( ロイヤルカリヒ アン インタンーナショナル社 ) の初寄港 (5 月 ) コスタ ビクトリア( コスタクルース 社 ) の初寄港 (5 月 ) 中国初のクルーズ船ヘナの寄港(11 月 ~2 月 ) (3) 国際線との接続性向上 LCC( 格安航空会社 ) の就航 ジェットスター ジャパン 大分 ~ 成田 線 (H ~) ティーウェイ 大分 ~ 仁川 線 (H ~)

48 4 重点国 地域との連携強化香港プロモーションによる現地業者との関係づくりや 中国湖北省との幅広い交流に向けた基盤づくりなど 様々な面で海外展開の足がかりづくりが進みました (1) 県産品と観光の一体的なプロモーションの実施 ( 新たな取引先の発掘 ) 香港プロモーション (H23~H26 年度 ) タイプロモーション (H25~H26 年度 ) (2) 中国湖北省との交流促進 平成 23 年度 知事が湖北省へ公式訪問 平成 24 年度 湖北省より楊松政治協商会議主席が来県 平成 25 年度 県職員及び湖北省政府職員との相互研修交流が開始 平成 26 年度 二日市副知事が湖北省訪問 (3) キーマン 海外県人会等の海外ネットワークの強化 キーマン ( 海外戦略の推進に有用な人物 ) との人脈形成 香港: 呂惠光氏 ( 別府集団副主席 : 和食料理店を香港等でチェーン展開 ) 香港: 袁文英氏 (EGLツアーズ社長: 日本向け送客数で香港業界首位 ) めじろん海外特派員上海 湖北省 韓国 ベトナム等の留学生等から32 人任命 (H27 年 7 月末現在 ) 海外県人会 18ヵ国 地域 26 団体 ( 平成 27 年 7 月末現在 ) ( 新たに設立された県人会 ) ベトナム ハノイ大分県人会 H 設立ホーチミン大分県人会 H 設立 フィリピンフィリピン大分県人会 H 設立 台湾台中大分県人会 H 設立 5 国際人材の育成人口あたり日本一の数を誇る留学生を活用して小学生の国際交流活動を推進するなど 人材の国際化に取り組んできました (1) 小学生と留学生等との交流促進 (H23~H26 年度の実績 ) 大学キャンパスへの一日留学 ( 延べ 63 校で実施 ) 学校への招へいによる留学生等との交流 ( 延べ 154 校で実施 ) (2) 高校生の海外留学支援 海外留学希望者 (3 人 ) に対して支援金を給付 (H25 年度 ) (13 人 ) (H26 年度 ) (3) 訪日教育旅行 県内で学校交流等を行った訪日教育旅行者数平成 23 年度 503 人 ( 韓国 349 人中国 75 人台湾 11 人 ) 26 団体平成 24 年度 1,846 人 ( 韓国 971 人中国 394 人台湾 60 人 ) 69 団体平成 25 年度 1,927 人 ( 韓国 1,075 人中国 273 人台湾 114 人 ) 69 団体平成 26 年度 1,639 人 ( 韓国 831 人中国 277 人タイ83 人 ) 78 団体

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