1. ヒト 2

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えのみやくぼ
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1 資料年の世界と日本に関する基本認識 ~2020 年の科学技術のヒトモノカネ ~

2 1. ヒト 2

3 1 少子高齢化の進展と活力を増す新興国の台頭 2020 年における我が国の人口の見通しは 1 億 2366 万人で 3% の減特に科学技術を担う若年層 (20~39 歳 ) は現在より 6 ポイント減り 2630 万人これは現在の 3/4 の規模 100% 90% 127,448,000 人 123,664,000 人 80% 70% 総人口に占める割合 60% 50% 40% 30% 20% 27% 3460 万人 6 ポイント減 ( 約 830 万人 ) 21% 2630 万人 40 歳以上 20~39 歳 19 歳未満 10% 0% 2005 年 2020 年年次資料 Population Division of the Department of Economic and Social Affairs of the United Nations Secretariat, World Population Prospects: The 2008 Revisionのデータ (Japan: Population by five-year age group and sex (thousands), Medium variant, 2005,2020) を基に内閣府作成 3

4 その一方で中国インド等の新興国では人口が著しく増加米国も引き続き増加の傾向主要国の長期的な人口の推移 1,600,000 1,400,000 カナダフランス 1,200,000 ドイツイタリア人口 ( 単位 : 千人 ) 1,000, , ,000 日本ロシア英国米国ブラジル中国 400,000 インド 200, 年資料 Population Division of the Department of Economic and Social Affairs of the United Nations Secretariat, World Population Prospects: The 2008 Revision(2010 年以降の推定データについては中位推定値を適用 ) のデータを基に内閣府作成 4

5 その結果世界の若手人口 (20~39 歳 ) に占める日本の若手人口の割合は半分に減少 2005 年 2020 年日本 2% 日本 1% その他 98% 1 ポイント減その他 99% 資料 Population Division of the Department of Economic and Social Affairs of the United Nations Secretariat, World Population Prospects: The 2008 Revision のデータを基に内閣府作成 (World: Population by five-year age group and sex (thousands), Medium variant, 2005, 2020, Japan: Population by five-year age group and sex (thousands), Medium variant, 2005, 2020) 5

6 2. モノ 6

7 大規模研究施設の将来像に関する 3 極の取り組み欧州日本米国 EU European Strategy Forum on Research Infrastructures(ESFRI) が統合したインフラロードマップを策定 (2006 年発表 2008 年更新 ) < 大規模研究施設の種別 6 分野 > 社会科学ならびに人文学環境科学エネルギー生物科学及び医科学物質並びに分析施設物理化学並びに工学情報通信インフラ英国英国研究会議 (Research Councils UK) が Large Facilities Roadmap 2008 を策定公開版は 2 年ごとに更新予定ドイツ 2002 年に科学委員会 (Science Council) が Statement on nine largescale facilities for basic scientific research and on the development of investment planning for large-scale facilities を発表文部科学省の科学技術学術審議会学術分科会研究環境基盤部会の下に設置された学術研究の大型プロジェクトに関する作業部会において学術研究の大型プロジェクトについて中長期的な視点も含めて計画的な推進を図るための方策を検討中日本学術会議の科学者委員会学術の大型研究計画検討分科会にて大規模プロジェクトの推進の在り方について検討中米国エネルギー省 (DOE) 所管の国立研究所が保有する大規模研究施設 ( 放射光施設中性子ビーム施設核融合研究施設スーパーコンピュータ施設など ) の優先順位付けを明確に実施大規模研究施設の種別 ( 計 6 分野 ) 毎に 20 年のスパンでのロードマップを作成 < 大規模研究施設の種別 6 分野 > コンピュータ科学 (Advanced Scientific Computing Research(ASCR)) 基礎エネルギー科学 (Basic Energy Sciences(BES)) 生物環境 (Biological and Environmental Research(BER)) 核融合科学 (Fusion Energy Sciences(FES)) 高エネルギー物理 (High Energy Physics(HEP)) 核物理 (Nuclear Physics(NP)) 米国国立科学財団 (NSF) 大規模研究施設のロードマップ策定や優先順位付けを 5 年程度の将来を見据えて実施し ( 優先順位は毎年見直し ) 政府として出資すべき大規模研究施設 ( 天体観測施設地球観測施設など ) をカテゴリーに分類 7 出典 ( 欧州米国 ) 内閣府平成 20 年度科学技術外交推進のための基礎的調査大規模研究施設に関する諸外国調査報告書 ( 平成 21 年 3 月 )

8 3. カネ 8

9 2 世界経済における日本のシェアの低下新興国の著しい経済成長により世界経済 (G8+BRICs) における日本の GDP のシェアは 3 ポイント低下する見通し 2008 年 2020 年日本 12% 日本 9% 3 ポイント減 G8( 日本を除く )+BRICs 88% G8( 日本を除く )+BRICs 91% 資料 2008 年 :International Monetary Fund, World Economic Outlook Database, October 2009 のデータを基に内閣府作成 2020 年 :Goldman Sachs, Global Economics Paper No: 153 のデータを基に内閣府作成 9

10 それに伴い世界の研究開発投資おける日本の存在感の低下が懸念される研究開発投資の推移研究開発投資のシェアの推移研究開発費 ( 単位 : 百万ドル ) 500, , , , , , , , ,000 50, 日本中国インド米国フランス英国ドイツブラジルロシアドイツ 9% 英国 5% フランス 5% ブラジル 1% 米国 47% 2006 年 2020 年ロシア 3% 日本 18% 中国 11% インド 1% ドイツブラジル 7% 2% 英国 4% フランス 4% 米国 38% ロシア 3% 日本 14% インド 1% 中国 27% 試算方法 2020 年の研究開発投資 =2020 年の研究開発投資の対 GDP 比率推測値 2020 年の GDP 推測値 2020 年の研究開発投資の対 GDP 比率は OECD FACTBOOK 2009 の過去 10 年のトレンドより内閣府にて推測 2020 年の GDP 推測値は Goldman Sachs のデータを使用試算データ研究開発投資の対 GDP 比率 :OECD FACTBOOK 年 GDP( 除くインドブラジル ): OECD, Main Science and Technology Indicators Volume 2009/ 年 GDP( インドブラジル ) 及び 2020 年 GDP: Goldman Sachs, Global Economics Paper No: 153 日本 :18% 14% 4ポイント中国 :11% 27% 16ポイント米国 :47% 38% 9ポイント 10

湾岸協力理事会 (GCC) 日中韓三国間協力 ASEAN+3 協力 ASEAN+6 協力 ASEAN 共同体構想

11 4. 3 つの成長センター欧州アフリカ中東アジア米州欧州連合 (European Union) 欧州自由貿易連合 (European Free Trade Association: EFTA) アフリカ連合 (African Union) 湾岸協力理事会 (GCC) 日中韓三国間協力 ASEAN+3 協力 ASEAN+6 協力 ASEAN 共同体構想米州自由貿易地域 (FTAA) カリブ共同体 (CARICOM) ラテンアメリカ統合連合 (ALADI) 南米南部共同市場 ( メルコスール ) 11

3 つのセンターの中でアジアが最も有望人口の増加状況 GDP の推移 10.7% 増 30,000 25,000 151.3% 増 43.8% 増 2020 2020 9.1% 増 9.3% 増 GDP( 単位 :10 億ドル ) 20,000 15,000 10,000 45.

12 3 つのセンターの中でアジアが最も有望人口の増加状況 GDP の推移 10.7% 増 30,000 25, % 増 43.8% 増 % 増 9.3% 増 GDP( 単位 :10 億ドル ) 20,000 15,000 10, % 増 ,000 0 欧州アフリカ中東アジア米州出典 Population Division of the Department of Economic and Social Affairs of the United Nations Secretariat (2009). World Population Prospects: The 2008 Revision を基に内閣府作成出典 Goldman Sachs, Global Economics Paper No: 153 を基に内閣府作成 12

13 日本の技術に対するニーズ拡大増大するエネルギー需要 2006 欧州アフリカ中東 4,138 アジア大洋州 4,111 米州 3,298 31% 増 78% 増 22% 増 2030 欧州アフリカ中東 5,422 アジア大洋州 7,320 米州 4, ,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 エネルギー需要 ( 単位 :MTOE) 出典 International Energy Agency, World Energy Outlook 2008 を基に内閣府作成 13

14 増大する水需要 1950 年から 1995 年の 45 年間で世界の水消費量は約 2.6 倍に増加アジア地域の消費量増加が最も顕著今後もアジア地域での大幅な増加が予想される水供給が逼迫出典国土交通省土地水資源局水資源部平成 19 年版日本の水資源について第 Ⅱ 編世界の水問題解決に向けた新たな行動より抜粋 14

15 非鉄金属の地域別埋蔵量資源も有望銅レアアースリチウム中東アフリカ 19,000 3% EU27+Russia 50,000 9% その他 88,000 16% ASEAN+6 90,000 16% 北米 45,000 8% その他 22,000,000 25% ASEAN+6 33,330,000 38% 中東アフリカ 23,000 1% ASEAN+6 710,000 17% 北米 218,000 5% 中南米 258,000 48% CIS 19,000,000 22% 中南米 48,000 0% 北米 13,000,000 15% 中南米 3,190,000 77% ( 単位 : 千トン ) ( 単位 : トン ) ( 単位 : トン ) 資料 U.S. Department of the Interior, U.S. Geological Survey, MINERAL COMMODITY SUMMARIES 2009 のデータを基に内閣府作成 15

16 レアアース生産国の推移 REO( 酸化物量, t) 出典 Mineral Commodity Summaries

17 年の世界と日本少子高齢化新興国の躍進等により世界経済における日本の位置づけは低下していく見通し同様科学技術の世界においては若手人口の減少研究開発投資の頭打ちにより日本の位置づけが低下することが懸念されるその一方で日本は今後最も有望な成長センターであるアジア諸国との間に歴史的社会的にも強いつながりを有しておりこれを活用していくことが 2020 年において日本が世界に誇る科学技術立国となる鍵 17

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untitled 2010 158 2010 159 2010 160 2010 161 2010 鍵 162 2010 163 2010 164 2010 165 2010 166 2010 167 2010 168 2010 169 2010 GDP(10 6000 5000 4000 3000 2000 1000 0 ASEAN10 CLMV 0 10000 20000 30000 40000 50000 GDP(