肩関節 17 巻 2 号 , 対象プロカインテストおよび r 民 isted t 備しまた関節造影, 関節鏡などにより臆板損傷と診断した五十肩 98 症例, スポーツによる Overuse35 症例, 計 133 例を対象とし, 肩関節に愁訴を持たない健常人 32 名を C

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ひさともけいれい
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1 The Shoulder Joint, Vol. 17, No. 2, 280 時 284, 腱板損傷の Scapula 45 撮影像の検討昭和大学藤が丘病院整形外科鈴木一秀山本龍二安楽岩嗣三原研一保刈成上里元内川友義大島和昭和大学藤が丘リハビリテーション病院整形外科筒井廣明同リハビリテーション部山口光國 Roentgenographical nvestigations of the Cuff Lesion by K. Suzuki, R. Yamamoto,. Anraku, K. Mihara, S. 日 okari, H. Uezato, T. Uchikawa and Y. Ohshima D 句i t. of Orthopaedic Surg, Showa Univ. Fujigaoka Hospital H. Tutsui Dept. of 白出 opaedic Surg, Showa Univ. Fujigaoka Rehabilitation Hospital M. Yamaguchi Dept. of Physiotherapy Showa Univ. Fujigaoka Rehabilit 畠 tion Hospital Cuff lesions such as tendinitis and tear exit frequently as the pathology of a painful shoulder. We considered 白 at a cuff l 倒 on could occur 鈴 condary to a dysfunction of the shoulder girdle. We will report on 0 町 inv,倒igations on the characteristics of a painful shoulder from the standpoint of the X ray technique named "Scapula 45. We examined 133 ca 掛 diagno 関 d as cuff lesion clinically. From the roentgenograms, the cuff function and scapula function were evaluated. We could diagnose cases with a cuff dysfunction, a scapula dysfunction and both dysfunctions. Many cases which had been clinically diagnosed as a cuff lesion showed cuff dysfunction or scapula dysfunction. Our r 白 u}ts, SU 店街 t that a treatment should be selected aimed at improving the obstructed function. key words : Cuff lesion ( 臆板損傷 ), Roentgenographical technique ( レ線撮影法 ), Shoulder joint ( 肩関節 ), Rotator 四 ff ( 臆板 ) はじめに我々は腿板機能の機能的レ線撮影法としての Scapula45 撮影法 jの有用性について, 第 18 回日本肩関節学会において発表した. 臆板炎あるいは部分断裂などの臆板損傷はOver useおよび五十肩の病態のーっとして高頻度にみられるが, 今回我々は結果としての臆板損傷をその原因としての機能的な損傷から検討し, Scapula 45 撮影像 Jの特徴などにつき検討したので報告するー

2 肩関節 17 巻 2 号 , 対象プロカインテストおよび r 民 isted t 備しまた関節造影, 関節鏡などにより臆板損傷と診断した五十肩 98 症例, スポーツによる Overuse35 症例, 計 133 例を対象とし, 肩関節に愁訴を持たない健常人 32 名を Control 群として比較検討した. i 方法 ] J 拘セ v テを曹にして座り肩甲線がカセヲテと平行にはるように掴幹を回旋させる. 品監星自 L 然下畢位 ll 楠側よ肢をh 岬叫 pl n A 8 申止した肱位司皆保持書せる皿柚側よ肢 "- 岬叫 H a 占 4 5 幡ょした肱位を保摘させ前刷に3 ks«> 量鍾パν "- < V 自然下盈位にで llllil 舗に3 t1«>lll 錨パ "r'e- < 丘止乱カセヲデ応射し 80 で関節叡隠侭向けて入射する検討項目および方法我々が考案した犠能的レ線撮影法である Scapula 45 撮影法 J により撮影されたレ線像を治療前後で比較検討した.Scapula 45 撮影法は下霊位および Scapula plane 上 45 挙上位において無負荷及び 3kg 重垂負荷をかけたときの一連の撮影法である ( 図 1 ). なお, 臆板機能については Scapula plane 上 45 挙上位における 3kg 負荷での上腕骨頭と関節寓との適合性を Cuff index より診断し, 肩甲帯機能は下垂位から 45 挙上位の肢位の変化による肩甲骨の上方回旋角度の変化および負荷, 無負荷の条件の変化による影警から判断した ( 図 2 ). 検討項目は, Cuff index に関しては五十肩および Overuse 各疾患群における治療前後での変化, 特に五十肩に隠しては治療後で疹痛が消失または軽減した群と不変または悪化した群につき検討した. Scapula X-r, 岬命一 80 1 c... 図 Scapula 45 撮影法 index については疾患群および肢位によりパラつきが大きいため Scapufo 占 umeral rhythm を表す指標として無負荷での 45 挙上位から下室長伎の Scapula index を引いた億ん B を Scapula(45-0)index とし ( 図 3), 五十肩については可動域制限を認める症例が多いため外転角度と対応させ計測評価し, Over use については治療前後で比較検討した. なお治療は筒井 2) ちの考案した Cuff-Y ex. を用い全例保存的に治療した. [ Scapula45 撮影法 E A: 関節富田上 a B: 関節調自下級 Sc a p u l c r AからのABを結ぶ織に対する温. が骨量目と交わ晶 "' A BとEFのなす角 0:0 b.pcoad'i- 純,. に対す晶鎗織が骨馴と t> 61'. E: A からの A B を総ぷ線応対する曇織が :m カ方向線と交わる点 F': B, からの A B を総 tlq,(;: 射する AU$ が lit 力方向の舗と交わ晶点 t o n 咽 ex n- BF 図 2 計澱方法 -281 一

The Sho ulder Joint, Vo l. 17, No. 2, 280-284, 1993.

五十肩全体におげる初診時のCuff index(45w) は, 平均 3. 47であり健常群より高値を示し74% の症例で骨頭の上昇傾向を認めた.

3 The Sho ulder Joint, Vo l. 17, No. 2, , 図 3 A : scapula plane 上 45 挙上位での scapula in ex B: 自然下霊位での Scapula index Scapula(45 O)index=A - B 結果 <C uf f index> 五十肩全体におげる初診時のCuff index(45w) は, 平均 3. 47であり健常群より高値を示し74% の症例で骨頭の上昇傾向を認めた. そこでこれらの症例のうち, 追跡調査可能であった48 例を, 治療後に疹痛が消失または軽減した群 39 例と不変または悪化した群 9 例にわけ治療前後でのC uff indexを比較すると良好群は3. 51 から0.99へと5 % の危険率で有意差を認めC uff indexは改善を示したが, 不良群においては5.92から 5.89と変化を認めなかった ( 図 4 ). Overuseでは治療 18% \ s.93 ± 3.51 崎 \5.89±2.581 図 4 五十肩における, 治療前後での Cuff index の変化 282 一

nlnkuqもu肩関節 17 巻 2 号 280-284, 199 3. 15.74 t9.4s 12.24 図 5 五十肩における各外転角度による index であり, 外転角度の小さい症例ほど index は大きい前後で2. 19から1. 76へと改善を認めた.

4 nlnkuqもu肩関節 17 巻 2 号 , t9.4s 図 5 五十肩における各外転角度による index であり, 外転角度の小さい症例ほど index は大きい前後で2. 19から1. 76へと改善を認めた. < Scapula(45O)index> 無負荷での45 から下垂位の Scapulaindexを引いた値である, Scapula(45O)index については, 正常群では平均であり, 五十肩においては可動域制限を認める症例が多いため, 外転角度によりO ~60, 60 ~120, 120 ~180 の 3 群に分け検討した. その結果外転角度の小さい症例ほど Scapula(45-0)indexすなわち肩甲骨の動きは大きし外転 0 ~60 群は23.76と 120 ~1 80 群のに比ぺ 5 % の危険率で有意差を認めた ( 図 5 ). Overuseに関しては治療前 5.90から治療後 8.98と Scapulo -humeral rhythmは 5 % の危険率で有意に改善を示した. 考察 Cu ff indexに関しては, 治療前後において82% の症例で症状の軽減にともない indexは正常化していき, 愁訴の改善の見られない18% の症例はindexに著明な変化は認められなかった. また, 肩甲帯機能の指標として今回検討した Scapula(45-0)indexについては症状の軽減にともない15 前後に近づき肩甲胸郭関節機能の改善が得られて来たと判断した. また五十肩の症例に関しては初診時の可動域制限の強い症例ほど肩甲骨の動きも大きしこの事はGleno -humer alの運動制限を代償しようとする結果と考えた. 今回の検討より Scapula 45 撮影像における各 indexは症状と相関して, 膿板機能および肩甲帯機能を客観的に判断できると考えられた. 特に今回検討した臆板損傷の認められる133 症例では骨頭の上昇傾向すなわちCuffindexの増加が80% 以上に認められ, 関節周囲での摩擦や衝突, 挟み込みなどの二次的損傷や炎症などを引き起こすと考えられ, 治療に関して臆板機能に対する appro achの重要性を再認識した. また, Ou ter mu sclesとnner mu sclesのmbalanceの結果生じる骨頭の上昇は, 練上筋騰の障害が主で, 二次的に肩峰下滑液包炎を合併し発生するものが多いとする山本 3) の五十肩の病態論を裏づけるものと考える. また今回検討した症例では同時に肩甲帯機能不全を呈する症例もみとめられ, 臆板損傷の症例では, 臆板機能不全は勿論のこと体幹機能も含めた肩甲帯機能不全を診断する事が重要であると考えられ, 我々の考案

5 Th e Sh oulder Joint, Vol. 17, No. 2, , した!Scapula 45 撮影法は臆板機能及び肩甲胸郭機いか? 能を客観的に診断する事が可能であると考える. 文献 1) 筒井康明 :l鍵板機能の客観的レ線撮影法 Scapula 45 撮影法 jについて一. 肩関節,16 : , ) 筒井贋明 : 肩関節不安定症に対する臆板機能訓練. 肩関節,16 : , ) 山本健二 ::五十肩ー私の考え方と治療. 整災外. 23: 13-20, 質問東京警察病院加藤文雄対象とした症例 (over useと五十肩 ) の臆板損傷は確認されたのでしょうか? 質問東海大学福田宏明有痛性疾患で肩峰骨頭間距離が広くなる症例では 45 外転位撮影では骨頭が下降する例もあるのではな質問長崎大学伊藤信之五十肩で cuff in dexが悪くなるのは inferior po uch が小さくて,delfoidが引き上げるためではないか? 回答昭和大学藤が丘病院鈴木一秀 1 加藤先生に鍵板の不全断裂等の診断は非常に難しく, 施設により診断方法は異なってくると恩われます. 今回の症例については当院において施行可能なスライドに示した方法により診断した症例です. 2 福田先生に scap ula plan e 上 45' 挙上位においては cuffの機能不全が存在し,comp ress ion forceが低下すればout er musclesの sh are for ceの相対的な増強により骨頭は上昇します

The Should ぽ Joint, Vol. 18, No. 1, 88 94, 腱板機能不全の分析昭和大学藤が丘リハビリテーション病院整形外科筒井廣明リハビリテーション部山口光國昭和大学藤が丘病院整形外科山本龍二三原研一保刈成鈴木一秀上里

The Should ぽ Joint, Vol. 18, No. 1, 88 94, 1994. 腱板機能不全の分析昭和大学藤が丘リハビリテーション病院整形外科筒井廣明リハビリテーション部山口光國昭和大学藤が丘病院整形外科山本龍二三原研一保刈成鈴木一秀上里元大島和内川友義菅直樹 Analysis of Rotator Cuff Dysfunction