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1 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 問題 租税法基礎答練第 1 回 ( 満点 50 点 ) 時間 1 時間 問題 1 内国法人である甲株式会社 ( 以下, 当社 という ) の当期 ( 自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 ) における納付すべき法人税額を, 次の [ 資料 ]1.~6. に基づき, 答案用紙 に従って計算しなさい [ 資料 ] 1. 全般的な事項及び注意事項 (1) 当社は, 設立以来継続して適法に青色申告書を提出する内国法人であり, 製造業を主たる事業とする非上場会社であり, 有価証券報告書を提出していない (2) 当社は, 当期の期間を通じて同族会社に該当しない (3) 当社は, 消費税及び地方消費税の経理処理として税抜方式を採用している 問題文中の取引金額は, すべて税抜きの金額である (4) 問題文中の住民税は, 道府県民税及び市町村民税の合計額である また, 事業税等には地方法人特別税を含んでいる (5) 当社の当期末の資本金は 500,000,000 円である (6) 特に指定されているものを除き, 当社にとって, 納付すべき法人税額が最も有利になるように計算しなさい (7) 端数処理は答案用紙に指示のあるものを除き,1 円未満の端数を切り捨てなさい (8) 解答は必ず答案用紙の指定された枠内に記入しなさい また, 各行ごとに加算すべき金額と減算すべき金額があるときは, 相殺して純額で記入し, 加算すべき金額と減算すべき金額がともに生じないときは加算すべき金額の欄のみに 0( ゼロ ) を記入しなさい - 1 -

2 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 問題 2. 受取配当等に関する事項 (1) 当期の受取利息及び受取配当金等の内訳は, 下表のとおりである 損益計算書上, 下表の 収 益金額 を受取配当金等に, 源泉徴収税額 を法人税等に計上している なお, 源泉徴収税額は 所得税額及び復興特別所得税額の合計である 銘柄等区分収益金額源泉徴収税額備考 A 社株式剰余金の配当 2,200,000 円 449,240 円 ( 注 1) B 社株式剰余金の配当 1,125,000 円 229,725 円 ( 注 2) C 社株式剰余金の配当 3,300,000 円 505,395 円 ( 注 3) D 社株式剰余金の配当 900,000 円 183,780 円 ( 注 4) E 共同組合出資証券 剰余金の分配 ( 出資分量分配金 ) 剰余金の分配 ( 事業分量分配金 ) 700,000 円 142,940 円 400,000 円 - F 社債利子 120,000 円 18,378 円 ( 注 6) G 証券投資信託収益の分配金 1,400,000 円 214,410 円 ( 注 7) H 証券投資信託収益の分配金 790,000 円 120,988 円 ( 注 8) 銀行預金利子 60,000 円 9,189 円 合計 10,995,000 円 1,874,045 円 ( 注 5) ( 注 1) A 社株式は, 内国法人である非上場会社の株式であり, 剰余金の配当の基準日及び配当の計 算期間は以下のとおりである なお, 当社は A 社株式 5,500 株 ( 発行済み株式総数の 55%) を数年来所有している 基準日 計算期間 平成 29 年 12 月 31 日 平成 29 年 1 月 1 日 ~ 平成 29 年 12 月 31 日 ( 注 2) B 社株式は, 内国法人である非上場会社の株式であり, 剰余金の配当の基準日及び配当の計算期間は以下のとおりである なお, 当社はB 社株式 300 株 ( 発行済み株式総数の 30%) を数年来所有していたが, 平成 29 年 7 月 1 日に 150 株 ( 発行済み株式総数の 15%) を取得している 基準日 計算期間 平成 29 年 9 月 30 日 平成 28 年 10 月 1 日 ~ 平成 29 年 9 月 30 日 - 2 -

3 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 問題 ( 注 3) C 社株式は, 内国法人である上場会社の株式であり, 剰余金の配当の基準日及び配当の計算 期間は以下のとおりである なお, 当社は C 社株式 30 株 ( 発行済み株式総数の 3%) を数年 来所有していたが, 平成 29 年 4 月 1 日に 10 株 ( 発行済み株式総数の 1%) を取得している 基準日 計算期間 平成 29 年 12 月 31 日 平成 29 年 1 月 1 日 ~ 平成 29 年 12 月 31 日 ( 注 4) D 社株式は, 内国法人である非上場会社の株式であり, 剰余金の配当の基準日及び配当の計 算期間は以下のとおりである なお, 当社は D 社株式 2,500 株 ( 発行済み株式総数の 100%) を数年来所有している 基準日 計算期間 平成 29 年 9 月 30 日 平成 28 年 10 月 1 日 ~ 平成 29 年 9 月 30 日 ( 注 5) E 共同組合出資に係る配当の計算期間は以下のとおりである なお, 当社の E 共同組合に対 する出資の割合は数年来 10% である 計算期間 平成 28 年 10 月 1 日 ~ 平成 29 年 9 月 30 日 ( 注 6) F 社社債は, 国内の非上場会社が発行する社債であり, 利払日及び利息の計算期間は以下の とおりである 利払日 9 月末日,3 月末日 ( 注 7) G 証券投資信託は, 主として内国法人の発行する株式等に対して運用されるものであり, 分 配金の計算期間は以下のとおりである なお, 当社は G 証券投資信託 100 口を平成 29 年 11 月 1 日に取得している 計算期間 平成 29 年 1 月 1 日 ~ 平成 29 年 12 月 31 日 ( 注 8) H 証券投資信託は, 特定株式投資信託に配当するものであり, 分配金の計算期間は以下のと おりである なお, 当社は H 証券投資信託 20 口を平成 28 年 4 月 1 日に取得している 計算期間 平成 29 年 1 月 1 日 ~ 平成 29 年 12 月 31 日 (2) 関連法人株式等から控除する負債利子の金額は 78,900 円である - 3 -

4 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 問題 3. 租税公課に関する事項 (1) 当期における納税充当金の異動は下表のとおりである なお, 下表の 当期減少額 は当期の 確定申告時に申告納付した金額であり, 前期末残高 及び 当期増加額 は前期末及び当期末に おいて損金経理により計上したものである 科目 前期末残高 当期減少額 当期増加額 当期末残高 法人税及び地方法人税 14,000,000 円 14,000,000 円 31,000,000 円 31,000,000 円 住民税 2,100,000 円 2,100,000 円 4,689,000 円 4,689,000 円 事業税等 3,500,000 円 3,500,000 円 4,440,000 円 4,440,000 円 合 計 19,600,000 円 19,600,000 円 40,129,000 円 40,129,000 円 (2) 当期の中間申告により以下の金額を損金経理により支払っている 1 法人税 2 地方法人税 3 住民税 4 事業税等 6,900,000 円 300,000 円 1,110,000 円 2,100,000 円 (3) 当期に以下の租税公課を損金経理により支払っている 利子税延滞税延滞金 ( 納付延長に係るもの ) 延滞金 ( 納付遅延に係るもの ) 印紙税 ( 上記に含まれる過怠税 ) 固定資産税 63,000 円 112,900 円 22,200 円 77,800 円 120,000 円 (26,000 円 ) 342,000 円 合計 737,900 円 - 4 -

5 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 問題 4. 減価償却に関する事項 (1) 当社の減価償却資産のうち, 申告調整の検討を要するものは下表のとおりである 当社は, 設 立以来, 減価償却資産の償却方法選定の届出を行っていない 種類 取得価額 期首帳簿価額 減価償却費 期末帳簿価額 法定耐用年数 建物 A 21,000,000 5,523, ,500 4,812, 年 取得月 ( 事業供用月 ) 昭和 63 年 4 月 ( 同月 ) ( 単位 : 円 ) 備考 - 建物 B 18,000,000 11,492, ,000 11,012, 年 建物 C 32,000, ,800 31,769, 年 建物附属設備 D 7,800,000 2,340, ,000 1,530, 年 建物附属設備 E 3,300,000 3,190,000 1,201,000 1,989, 年 機械装置 F 4,800, ,000 4,000, 年 機械装置 G 6,100,000 1,810, ,000 1,100,120 6 年 機械装置 H 2,200, , 年 車両 I 800, , ,000 6 年 営業権 J 5,000,000-1,000,000 4,000,000 5 年 ( 注 1) 建物 Bには繰越償却超過額が 1,000,000 円ある ( 注 2) 建物附属設備 Dには繰越償却超過額が 400,000 円ある 平成 12 年 4 月 ( 同月 ) 平成 29 年 10 月 ( 平成 29 年 12 月 ) 平成 20 年 4 月 ( 同月 ) 平成 28 年 10 月 ( 同月 ) 平成 29 年 5 月 ( 同月 ) 平成 26 年 4 月 ( 同月 ) 平成 22 年 4 月 ( 同月 ) 平成 30 年 3 月 ( 同月 ) 平成 30 年 1 月 ( 同月 ) 注 1 - 注 2 - 注 3 - 注 4 注 5 - ( 注 3) 機械装置 Fを取得 事業供用した際に事業供用費用が 310,000 円発生し損金経理により処理されている なお, 当該事業供用費用は上記 取得価額 及び 減価償却費 には含まれていない ( 注 4) 機械装置 Hは当期に除却し, 処分が完了している なお, 機械装置 Hには繰越償却超過額が 88,000 円ある ( 注 5) 車両 Iは当期に得意先より購入したもので, 時価 1,400,000 円のものを低額で取得している - 5 -

6 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 問題 (2) 減価償却資産の償却率は以下のとおりである 1 旧定額法, 旧定率法及び定額法償却率 耐用年数 5 年 6 年 14 年 15 年 50 年 旧定額法 旧定率法 定額法 平成 19 年 4 月 1 日以後平成 24 年 3 月 31 日以前に取得した減価償却資産の定率法償却率等 耐用年数 5 年 6 年 14 年 15 年 50 年 定率法 改定償却率 保証率 平成 24 年 4 月 1 日以後に取得した減価償却資産の定率法償却率等 耐用年数 5 年 6 年 14 年 15 年 50 年 定率法 改定償却率 保証率 D 社との取引に関する事項 (1) 当期においてD 社 (2. 受取配当等に関する事項参照 ) に対して, 以下の資産を譲渡している なお, いずれも譲渡価額は時価相当額である 1 土地 K: 当社の譲渡直前の帳簿価額は 25,000,000 円であり, 譲渡価額は 23,200,000 円である 当社は, 譲渡価額と帳簿価額の差額である 1,800,000 円を固定資産売却損として計上している 2 土地 L: 当社の譲渡直前の帳簿価額は 18,000,000 円であり, 譲渡価額は 19,200,000 円である なお, 譲渡に際して付随費用 500,000 円が生じている 当社は, 譲渡価額と帳簿価額の差額から付随費用を控除した 700,000 円を固定資産売却益として計上している 3 土地 M: 当社の譲渡直前の帳簿価額は 8,000,000 円であり, 譲渡価額は 10,200,000 円である 当社は, 譲渡価額と帳簿価額の差額である 2,200,000 円を固定資産売却益として計上している 4 製品 N: 当社は製品 Nを製造し,D 社に販売している 当期の売上総額は 72,000,000 円であり, 当該売上に関する製造原価は 36,000,000 円である なお,D 社では製品 Nを外部顧客に販売している (2) 当期おいてD 社に対して現金 10,000,000 円を贈与し, 寄附金として損金経理している なお, D 社の財務状態は健全であり, 当該寄附ついて経済的合理性は認められない - 6 -

7 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 問題 6. 役員給与に関する事項 (1) 当社の役員は取締役 3 名 ( 甲, 乙, 丙 ) と監査役 1 名 ( 丁 ) から構成されており, 当期に役員給与として損金経理した金額は以下のとおりである なお, 税務上役員給与として取り扱われる金額に不相当に高額なものはない 1 甲に対する給与甲に対する役員給与額は以下のとおりである 平成 29 年 4 月 ~6 月 月額 100 万円 平成 29 年 7 月 ~ 平成 30 年 3 月月額 120 万円 ( ) ( ) 平成 29 年 6 月に開催された定時株主総会において増額決定されたものである 上記の他に, 当社は甲に対して無利息の貸付 10,000,000 円 ( 貸付日 : 平成 28 年 4 月 1 日, 返済日 : 平成 35 年 4 月 1 日, 適正利率 :2%) がある 2 乙に対する給与乙に対する役員給与額は以下のとおりである 平成 29 年 4 月 ~ 平成 30 年 3 月 月額 100 万円 上記の他に, 当期において乙に対して当社所有の土地 ( 譲渡直前の帳簿価額 12,045,000 円, 時価 14,050,000 円 ) を無償で譲渡し,12,045,000 円を固定資産売却損として処理している 3 丙に対する給与丙に対する役員給与額は以下のとおりである 平成 29 年 4 月 ~12 月 月額 80 万円 平成 30 年 1 月 ~ 平成 30 年 3 月月額 60 万円 ( ) ( ) 丙が平成 29 年中に主要な得意先を失注したことに伴い, 平成 29 年中における丙の業績への貢献に応じて役員給与を減額したものである 上記の他に, 当期において丙に対して毎月精算不要の渡切小切手 50,000 円 ( 用途報告や精算が不要なもの ) を支給し, 交際費として処理している 4 丁に対する給与丁に対する役員給与額は以下のとおりである 平成 29 年 4 月 ~10 月 月額 60 万円 平成 29 年 11 月 ~ 平成 30 年 3 月月額 70 万円 ( ) ( ) 平成 29 年 10 月に開催された臨時株主総会において増額決定されたものである - 7 -

8 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 問題 問題 2 内国法人である乙株式会社 ( 以下, 当社 という ) の当期 ( 自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 ) における課税所得金額を, 次の [ 資料 ]1.~6. に基づき, 答案用紙に従っ て計算しなさい [ 資料 ] 1. 全般的な事項及び注意事項 (1) 当社は, 設立以来継続して適法に青色申告書を提出する内国法人であり, 製造業を主たる事業とする非上場会社であり, 有価証券報告書を提出していない (2) 当社は, 当期の期間を通じて同族会社に該当しない (3) 当社は, 消費税及び地方消費税の経理処理として税抜方式を採用している 問題文中の取引金額は, すべて税抜きの金額である (4) 問題文中の住民税は, 道府県民税及び市町村民税の合計額である また, 事業税等には地方法人特別税を含んでいる (5) 当社の当期末の資本金は 200,000,000 円である (6) 特に指定されているものを除き, 当社にとって, 納付すべき法人税額が最も有利になるように計算しなさい (7) 端数処理は答案用紙に指示のあるものを除き,1 円未満の端数を切り捨てなさい (8) 解答は必ず答案用紙の指定された枠内に記入しなさい また, 各行ごとに加算すべき金額と減算すべき金額があるときは, 相殺して純額で記入し, 加算すべき金額と減算すべき金額がともに生じないときは加算すべき金額の欄のみに 0( ゼロ ) を記入しなさい - 8 -

9 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 問題 2. 受取配当等に関する事項 (1) A 社株式の確定配当 ( 計算期間 : 平成 28 年 8 月 1 日 ~ 平成 29 年 7 月 31 日 ) 当期にA 社 ( 発行済株式総数 5,000 株 ) から配当金 270,000 円 ( 源泉徴収税額 55,134 円控除前の金額 ) を受領している なお, 当社のA 社株式の取得 売却の状況等は以下のとおりである また, 源泉徴収税額には所得税額及び復興特別所得税額が含まれている 平成 29 年 6 月 12 日平成 29 年 7 月 3 日平成 29 年 7 月 22 日平成 29 年 8 月 12 日平成 29 年 9 月 11 日 200 株取得 30 株売却 100 株取得 90 株売却 60 株取得 平成 29 年 6 月 12 日以前に所有していたA 社株式はない (2) B 社株式の中間配当 ( 計算期間 : 平成 29 年 1 月 1 日 ~ 平成 29 年 6 月 30 日 ) 当期にB 社 ( 発行済株式総数 4,800 株 ) から配当金 120,000 円 ( 源泉徴収税額 24,504 円控除前の金額 ) を受領している なお, 当社のB 社株式の取得 売却の状況等は以下のとおりである また, 源泉徴収税額には所得税額及び復興特別所得税額が含まれている 平成 29 年 1 月 1 日現在 平成 29 年 2 月 19 日 1,200 株取得 600 株取得 平成 29 年 2 月 19 日以降にB 社株式の異動はない (3) B 社株式の確定配当 ( 計算期間 : 平成 29 年 7 月 1 日 ~ 平成 29 年 12 月 31 日 ) 当期にB 社 ( 発行済株式総数 4,800 株 ) から配当金 180,000 円 ( 源泉徴収税額 36,756 円控除前の金額 ) を受領している なお, 当社のB 社株式の取得 売却の状況等については (2) を参照すること また, 源泉徴収税額には所得税額及び復興特別所得税額が含まれている (4) 関連法人株式等に係る受取配当等の額から控除すべき負債利子の金額は 61,100 円である 3. 租税公課に関する事項 (1) 当期における納税充当金の異動は下表のとおりである なお, 前期末残高 及び 当期増加額 は前期末及び当期末において損金経理により計上したものである 銘柄等 前期末残高 当期減少額 当期増加額 当期末残高 法人税及び地方法人税 21,050,000 円 21,050,000 円 52,080,000 円 52,080,000 円 住民税 4,100,000 円 4,100,000 円 8,800,000 円 8,800,000 円 事業税等 3,900,000 円 3,900,000 円 8,310,000 円 8,310,000 円 合 計 29,050,000 円 29,050,000 円 69,190,000 円 69,190,000 円 - 9 -

10 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 問題 (2) 前期の確定申告分の納付額 ( 法人税及び地方法人税 20,800,000 円, 住民税 4,000,000 円及び事 業税等 3,880,000 円 ) について, 以下の仕訳を行っている ( 単位 : 円 ) ( 借方 ) 未払法人税等 29,050,000 ( 貸方 ) 現金預金 28,680,000 雑 益 370,000 (3) 当期の中間申告分の納付額 ( 法人税 9,110,000 円, 地方法人税 1,290,000 円, 住民税 2,000,000 円及び事業税等 1,940,000 円 ) について, 以下の仕訳を行っている ( 単位 : 円 ) ( 借方 ) 法人税等 13,530,000 ( 貸方 ) 現金預金 14,340,000 租税公課 810,000 (4) 当期の決算において, 以下の仕訳を行っている ( 単位 : 円 ) ( 借方 ) 法人税等 64,880,000 ( 貸方 ) 未払法人税等 69,190,000 租税公課 4,310, 減価償却に関する事項 (1) 当社は当期に以下の器具備品をすべて中古で取得している ( 単位 : 円 ) 種類 取得価額 ( 改良費除く ) 損金経理した減価償却費の額 損金経理した改良費の額 法定耐用年数 事業供用月備考 器具備品 A 3,100,000 1,421, 年 平成 29 年 10 月 注 1 器具備品 B 4,180,000 1,310,870 3,300,000 8 年 平成 29 年 6 月 注 2 器具備品 C 2,609,000 1,200, 年 平成 30 年 1 月 注 3 器具備品 D 1,860, ,000 1,680,000 8 年 平成 29 年 11 月 注 4 ( 注 1) 器具備品 Aは当社が取得するまで3 年間使用されたものである 取得後の使用可能期間として合理的に見積もられた年数は7 年である なお, 器具備品 Aを新品で取得する場合の価額は 5,000,000 円である ( 注 2) 器具備品 Bは当社が取得するまで5 年間使用されたものである 取得後の使用可能期間を合理的に見積もることは困難である なお, 器具備品 Bを新品で取得する場合の価額は 8,950,000 円である ( 注 3) 器具備品 Cは当社が取得するまで6 年間使用されたものである 取得後の使用可能期間を合理的に見積もることは困難である なお, 器具備品 Cを新品で取得する場合の価額は 8,000,000 円である ( 注 4) 器具備品 Dは当社が取得するまで7 年間使用されたものである取得後の使用可能期間を合理的に見積もることは困難である なお, 器具備品 Dを新品で取得する場合の価額は 3,110,000 円である (2) 当社は, 設立以来, 減価償却資産の償却方法選定の届出を行っていない

11 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 問題 (3) 減価償却資産の償却率表 耐用年数 3 年 4 年 5 年 6 年 7 年 8 年 定額法 定率法 改定償却率 保証率 交際費に関する事項当期の交際費勘定で処理した金額は 23,450,000 円であり, 以下の金額が含まれている (1) 当期において得意先を料亭で接待した金額 (1 人当たり 5,000 円超 ) は 1,600,000 円であった なお, 当該金額には料亭までのお車代として得意先に渡した金額 310,000 円が含まれている (2) 当期において得意先を料亭で接待した金額 (1 人当たり 5,000 円以下 ) は 2,200,000 円であった なお, 当該金額には料亭までのお車代として得意先に渡した金額 451,000 円が含まれている (3) 当期において当社の役員を料亭で接待した金額 (1 人当たり 5,000 円以下 ) は 1,100,000 円であった (4) 得意先に対して飲食物の詰め合わせ 800,000 円を中元として贈答している 6. 役員賞与に関する事項 (1) 平成 28 年 6 月 29 日開催の定時株主総会後の取締役会で, 同年 12 月 8 日及び平成 29 年 6 月 9 日に, 専務取締役 Xに対して各々 300 万円の賞与を, 常務取締役 Yに対して各々 250 万円の賞与を支給することを決議し, 適法に事前確定届出給与の届出を行った 当該賞与に対して以下の給与を支給し, 支給額を各支給年度において損金経理している なお, 税務上不相当に高額な金額は含まれていない 平成 28 年 12 月 8 日 平成 29 年 6 月 9 日 専務取締役 X 300 万円 300 万円 常務取締役 Y 220 万円 250 万円 (2) 平成 29 年 6 月 27 日開催の定時株主総会後の取締役会で, 同年 12 月 4 日及び平成 30 年 6 月 10 日に, 専務取締役 Xに対して各々 320 万円の賞与を, 常務取締役 Yに対して各々 280 万円の賞与 を支給することを決議し, 適法に事前確定届出給与の届出を行った 当該賞与に対して以下の給 与を支給し, 支給額を損金経理している なお, 税務上不相当に高額な金額は含まれていない 平成 29 年 12 月 4 日 平成 30 年 6 月 10 日 専務取締役 X 350 万円 - 常務取締役 Y 280 万円

12 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 問題 MEMO

13 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 答案用紙 1 番号 答案用紙 <1> 評 点 5 名前 ( 租税法 ) 問題 1 ( 単位 : 円 ) 当期純利益 99,999,999 加算すべき金額 減算すべき金額 ( 受取配当等に関する事項 ) 受取配当等の益金不算入額 完全子法人株式等について 関連法人株式等について 非支配目的株式等について 上記以外の株式等について 法人税額から控除される所得税額 株式出資 受益証券 その他 ( 租税公課に関する事項 ) (1) に関する調整 (2) に関する調整 (3) に関する調整 - 1 -

14 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 答案用紙 2 5 名前 答案用紙 <2> ( 租税法 ) 評 点 加算すべき金額 減算すべき金額 ( 減価償却に関する事項 ) 建物 A 建物 B 建物 C 建物附属設備 D 建物附属設備 E 機械装置 F 機械装置 G 機械装置 H 車両 I 営業権 J (D 社との取引に関する事項 ) 資産等の譲渡 土地 K 土地 L 土地 M 製品 N 寄附金 - 2 -

15 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 答案用紙 3 5 名前 答案用紙 <3> ( 租税法 ) 加算すべき金額 減算すべき金額 ( 役員給与に関する事項 ) 甲に対する給与 乙に対する給与 丙に対する給与 丁に対する給与 その他の調整項目 ( 法人税額の計算 ) 所得金額 160,000,000 法人税額 所得税額控除額及び復興特別所得税額控除額 中間申告法人税額 納付すべき法人税額 ( 百円未満切捨て ) - 3 -

16 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 答案用紙 4 5 名前 答案用紙 <4> ( 租税法 ) 問題 2 ( 単位 : 円 ) 当期純利益 12,222,000 ( 受取配当等に関する事項 ) 加算すべき金額減算すべき金額 受取配当等の益金不算入額 A 社株式 ( 確定配当 ) B 社株式 ( 中間配当 ) B 社株式 ( 確定配当 ) 法人税額から控除される所得税額 原則法により計算した額 簡便法により計算した額 法人税額から控除される所得税額 XXX,XXX ( 租税公課に関する事項 ) 前期確定申告分について 当期中間申告分について 当期確定申告分について ( 減価償却に関する事項 ) 器具備品 A 器具備品 B 器具備品 C 器具備品 D - 4 -

17 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 答案用紙 5 5 名前 答案用紙 <5> ( 租税法 ) 加算すべき金額 減算すべき金額 ( 交際費に関する事項 ) 支出交際費等の額 接待飲食費の額 交際費等の損金不算入額 ( 役員賞与に関する事項 ) (1) に関する事項 (2) に関する事項 その他の調整項目 課税所得金額 XXX,XXX,XXX - 5 -

18 無料公開版 ( 質問はご遠慮下さい )CPA2018 年 - 基礎答練 1- 租税法 - 答案用紙 MEMO - 6 -

19 解答 <1> ( 租税法 ) 問題 1 ( 各 1 点 33 箇所 =33 点 ) ( 単位 : 円 ) 当期純利益 99,999,999 加算すべき金額 減算すべき金額 ( 受取配当等に関する事項 ) 受取配当等の益金不算入額 完全子法人株式等について 900,000 関連法人株式等について 2,121,100 非支配目的株式等について 818,000 上記以外の株式等について 912,500 法人税額から控除される所得税額 株式出資 1,422,060 受益証券 228,193 その他 27,567 ( 租税公課に関する事項 ) (1) に関する調整 36,629,000 (2) に関する調整 8,310,000 (3) に関する調整 216, 解答解説

20 解答 <2> ( 租税法 ) 加算すべき金額 減算すべき金額 ( 減価償却に関する事項 ) 建物 A 461,965 建物 B 156,000 建物 C 17,467 建物附属設備 D 352,420 建物附属設備 E 979,900 機械装置 F 440,165 機械装置 G 105,420 機械装置 H 88,000 車両 I 711,150 営業権 J 750,000 (D 社との取引に関する事項 ) 資産等の譲渡 土地 K 1,800,000 土地 L 1,200,000 土地 M 0 製品 N 0 寄附金 10,000, 解答解説

21 解答 <3> ( 租税法 ) 加算すべき金額 減算すべき金額 ( 役員給与に関する事項 ) 甲に対する給与 0 乙に対する給与 14,050,000 丙に対する給与 1,800,000 丁に対する給与 500,000 その他の調整項目 ( 法人税額の計算 ) 所得金額 160,000,000 法人税額 37,440,000 所得税額控除額及び復興特別所得税額控除額 1,677,820 中間申告法人税額 6,900,000 納付すべき法人税額 28,862,100 ( 百円未満切捨て ) 解答解説

22 解答 <4> ( 租税法 ) 問題 2 ( 各 1 点 17 箇所 =17 点 ) ( 単位 : 円 ) 当期純利益 12,222,000 ( 受取配当等に関する事項 ) 加算すべき金額減算すべき金額 受取配当等の益金不算入額 A 社株式 ( 確定配当 ) 49,200 B 社株式 ( 中間配当 ) 60,000 B 社株式 ( 確定配当 ) 118,900 法人税額から控除される所得税額 原則法により計算した額 67,416 簡便法により計算した額 84,759 法人税額から控除される所得税額 XXX,XXX ( 租税公課に関する事項 ) 前期確定申告分について 4,250,000 当期中間申告分について 12,400,000 当期確定申告分について 69,190,000 ( 減価償却に関する事項 ) 器具備品 A 977,790 器具備品 B 2,117,537 器具備品 C 764,960 器具備品 D 2,031, 解答解説

23 解答 <5> ( 租税法 ) 加算すべき金額 減算すべき金額 ( 交際費に関する事項 ) 支出交際費等の額 21,701,000 接待飲食費の額 1,290,000 交際費等の損金不算入額 21,056,000 ( 役員賞与に関する事項 ) (1) に関する事項 2,500,000 (2) に関する事項 3,500,000 その他の調整項目 課税所得金額 XXX,XXX,XXX 解答解説

24 解説 問題 1 ( 単位 : 円 ) (1) 受取配当等に関する事項 加算すべき金額 減算すべき金額 受取配当等の益金不算入額 完全子法人株式等について 900,000 関連法人株式等について 2,121,100 非支配目的株式等について 818,000 上記以外の株式等について 912,500 株式等の分類 ( 留意点 1,2) A 社株式 B 社株式 C 社株式 D 社株式 関連法人株式等その他の株式等非支配目的株式等完全子法人株式等 E 協同組合出資 ( 出資分量分配金 ) その他の株式等 E 協同組合出資 ( 事業分量分配金 ) - F 社債 G 証券投資信託 H 証券投資信託銀行預金 - - 非支配目的株式等 - 益金不算入額の計算 ( 下書例 1, 留意点 2) 1 完全子法人株式等について D 社株式 900,000( 減算 ) 2 関連法人株式等について A 社株式 2,200,000- 控除負債利子 78,900=2,121,100( 減算 ) 3 非支配目的株式等について (C 社株式 3,300,000+H 証券投資信託 790,000) 20%=818,000( 減算 ) 4 その他の株式等について (B 社株式 1,125,000+E 共同組合出資 ( 出資分量分配金 )700,000) 50%=912,500( 減算 ) 解答解説

25 ( 下書例 1) 益金不算入額の計算 区分 配当等の額 控除負債利子 益金不算入割合 益金不算入額 完全子法人 900, ,000 関連法人 2,200,000 78,900 2,121,100 その他 1,125,000 50% 912, ,000 非支配目的 3,300,000 20% 818, ,000 4,751,600 ( 留意点 1) 受取配当等の益金不算入の範囲 益金不算入の対象となるもの 確定配当金 中間配当金 協同組合等の出資分量配当金 特定株式投資信託に係る収益分配金 名義株の配当金 みなし配当金 益金不算入の対象とならないもの 外国法人からの配当金 公益法人 人格のない社団等からの配当金 基金利息 保険会社契約者配当金 協同組合等の事業分量配当金 特定目的会社(SPC) からの配当金 自己株式 ( 一定の要件を満たした場合 ) 公社債及び預貯金の利子 証券投資信託に係る収益分配金 ( 特定株式投資信託を除く ) 外国信託に係る収益分配金 名義書換失念株の配当金 短期所有株式等に係る配当 解答解説

26 ( 留意点 2) 株式等の分類と益金不算入額の計算 分類株式所有割合継続保有要件 益金不算入額の計算 負債利子 不算入割合 完全子法人株式等 100% 計算期間継続 - 100% 関連法人株式等 1/3 超 6ヵ月以上 控除する 100% その他の株式等 他に該当しない (5% 超 1/3 以下 ) - 50% 非支配目的株式等 5% 以下 % 1 B 社株式の判定 B 社株式は, 数年来 30% を所有しており, 当期の6 月 1 日に 15% を取得し,45% 所有して いる しかし,15% を取得し 1/3 超 となってから基準日までの期間が6ヶ月に満たない ので, 関連法人株式等の継続保有要件を満たさない したがって, その他の株式等として益金 不算入額の計算を行う 2 H 証券投資信託の判定 H 証券投資信託は特定株式投資信託に該当するため, 非支配目的株式等として益金不算入額 の計算を行う 加算すべき金額 減算すべき金額 法人税額から控除される所得税額 株式出資 1,422,060 受益証券 228,193 その他 27,567 ( 法人税額の計算 ) 所得税額控除額及び復興特別所得税額控除額 1,677, 解答解説

27 元本に基づく分類 ( 留意点 1) A 社株式 B 社株式 C 社株式 D 社株式 株式出資株式出資株式出資株式出資 E 協同組合出資 ( 出資分量分配金 ) 株式出資 E 協同組合出資 ( 事業分量分配金 ) - F 社債 G 証券投資信託 H 証券投資信託銀行預金 その他受益証券受益証券その他 法人税額から控除される所得税額 ( 留意点 2) 1 株式出資 ⅰ A 社株式 449,240 ⅱ B 社株式 ( 下書例 1) a 原則法 当初所有分 153,150(*1)+H29.7/1 取得分 19,143(*2)=172,293 (*1) 229, 株 300 株 +150 株 =153,150 (*2) 76,575(*3) 3 ヶ月 (7 月 ~9 月 ) 12 ヶ月 (0.250)=19,143 [ 円未満切捨 ] (*3) 229,725 b 簡便法 150 株 300 株 +150 株 =76, ,725 簡便割合 0.834(*4)=191,590 [ 円未満切捨 ] (*4) 300 株 +(450 株 -300 株 ) 1 2 = 小数点 3 位未満切上 株 解答解説

28 ⅲ C 社株式 ( 下書例 2) a 原則法 当初所有分 379,046(*1)+H29.4/1 取得分 94,761(*2)=473,807 (*1) 505, 株 30 株 +10 株 =379,046 [ 円未満切捨 ] (*2) 126,348(*3) 9 ヶ月 (4 月 ~12 月 ) 12 ヶ月 (0.750)=94,761 (*3) 505,395 b 簡便法 10 株 30 株 +10 株 =126,348 [ 円未満切捨 ] 505,395 簡便割合 0.875(*1)=442,220 [ 円未満切捨 ] 30 株 +(40 株 -30 株 ) 1 2 (*1) 40 株 ⅳ D 社株式 = ,780 ⅴ E 共同組合出資証券 142,940 ⅵ 合計 a 原則法による場合 449, , , , ,940=1,422,060 b 簡便法による場合 449, , , , ,940=1,409,770 c 有利選択 a > b 1,422,060( 加算 ) 2 受益証券 ( 明らかに簡便法有利 )( 留意点 3) ⅰ G 証券投資信託 214,410 簡便割合 0.500(*4)=107,205 0 口 +(100 口 -0 口 ) 1 2 (*4) 100 口 ⅱ H 証券投資信託 = ,988 ⅲ 合計 107, ,988=228,193( 加算 ) 解答解説

29 3 その他 ⅰ F 社債 18,378 ⅱ 銀行預金 9,189 ⅲ 合計 18,378+9,189=27,567( 加算 ) 所得税控除額及び復興特別所得税税額 1,422, ,193+27,567=1,677,820( 別表一で控除 ) ( 下書例 1) B 社株式 ( 下書例 2) C 社株式 解答解説

30 ( 留意点 1) 按分計算の可否以下に掲げる配当等について源泉徴収された所得税額等については, 元本を所有していた期間に対応する部分の金額のみを, 税額控除される所得税額として取り扱う なお, 源泉所得税額等に係る調整は, 配当等が受取配当等の益金不算入の対象かどうかに関わらず行う 確定配当 元本の種類と区分 株式出資 中間配当 基金利息 剰余金の分配 特定株式投資信託の収益の分配 受益証券 特定外貨建等証券投資信託の収益の分配 外貨建等証券投資信託の収益の分配 上記以外の投資信託の収益の分配 ( 留意点 2) 所得税額控除の調整方法と按分計算 < 税務調整 ( 別表四 - 仮計の下 )> 法人税額から控除される所得税額 円 ( 加算 ) < 税務調整 ( 別表一 )> 控除所得税額 円 按分計算が必要な所得税額については, 原則法と簡便法の選択適用については, 区分ごとに, それぞれ統一して適用する そのため, 本問でも株式出資と受益証券について, それぞれ有利選択 ( 大きい金額 ) を行う 1 原則法 分数の端数処理を先に行う 所得税額 元本の所有期間の月数 ( 端数切上 ) 計算期間の月数 ( 小数点 3 位未満切上 ) 2 簡便法 分数の端数処理を先に行う 所得税額 計算期間開始時の元本の数 (b)+((a)-(b)) 1/2 計算期間終了時の元本の数 (a) ( 小数点 3 位未満切上 ) 解答解説

31 ( 留意点 3) 判定の簡略化計算期間中に1 回のみ取得している場合は, 元本の所有期間の月数( 原則法 ) と 6 月 ( 簡便法 ) を比較して, いずれか多い月数の方で計算する 本問では, 受益証券については,G 証券投資信託について1 回取得したのみであるから, 以下のとおり 簡便法有利 と判定できる 実際の取得日から計算期間末日までの月数 2 ヶ月 (11 月 ~12 月 ) < 6 ヶ月 簡便法有利 (2) 租税公課に関する事項 ( 租税公課に関する事項 ) (1) に関する調整 36,629,000 (2) に関する調整 8,310,000 (3) に関する調整 216,700 ( 法人税額の計算 ) 中間申告法人税額 6,900,000 (1) に関する調整 ( 留意点 1) 1 納税充当金支出事業税 3,500,000( 減算 ) 2 損金経理納税充当金 40,129,000( 加算 ) 3 1+2=36,629,000( 加算 ) (2) に関する調整 ( 留意点 2) 1 損金経理法人税 6,900,000( 加算 ) 2 損金経理地方法人税 300,000( 加算 ) 3 損金経理住民税 1,110,000( 加算 ) =8,310,000( 加算 ) (3) に関する調整 ( 留意点 2) 損金経理附帯税等延滞税 112,900+ 延滞金 ( 遅延 )77,800+ 印紙税の過怠税 26,000=216,700( 加算 ) 中間申告法人税 6,900,000( 別表一で控除 ) 解答解説

32 ( 留意点 1) 納税充当金の基本的な調整方法 納税充当金 ( 未払法人税等 ) は, 会計上見積りにより計上されるものであるため, 税務上は認めら れずに以下の調整行う 納税充当金の減少のうち 事業税 に係るもの 損金算入として減算調整 納税充当金の損金経理による増加 損金不算入として加算調整 ( 留意点 2) 損金不算入とされる租税公課等 法人税 ( 地方法人税含む ) 及び住民税税額控除される所得税額延滞税過少申告加算税 国税の附帯税 無申告加算税 不納付加算税 重加算税 過怠税 延滞金 ( 納付遅延に係るもの ) 地方税の延滞金等 過少申告加算金 不申告加算金 重加算金 罰金等 不正行為等に係る費用等の損金不算入 賄賂等 解答解説

33 (3) 減価償却に関する事項 加算すべき金額 減算すべき金額 ( 減価償却に関する事項 ) 建物 A 461,965 建物 B 156,000 建物 C 17,467 建物附属設備 D 352,420 建物附属設備 E 979,900 機械装置 F 440,165 機械装置 G 105,420 機械装置 H 88,000 車両 I 711,150 営業権 J 750,000 建物 A に関する調整 ( 留意点 1) 損金経理償却額 710,500- 償却限度額 248,535(*1)= 償却超過額 461,965( 加算 ) (*1) 期首帳簿価額 5,523,000 旧定率法償却率 0.045=248,535 建物 B に関する調整 ( 留意点 1) 損金経理償却額 480,000- 償却限度額 324,000(*1)= 償却超過額 156,000( 加算 ) (*1) 取得価額 18,000, 旧定額法償却率 0.020=324,000 建物 C に関する調整 ( 留意点 1,2) 損金経理償却額 230,800- 償却限度額 213,333(*1)= 償却超過額 17,467( 加算 ) (*1) 取得価額 32,000,000 定額法償却率 ヶ月 (12 月 ~3 月 ) 12 ヶ月 =213,333 [ 円未満切捨 ] 解答解説

34 建物附属設備 Dに関する調整 ( 留意点 1,3) 損金経理償却額 810,000- 償却限度額 457,580(*1)= 償却超過額 352,420( 加算 ) (*1) 通常の償却限度額 457,580(*2) > 償却保証額 250,926(*3) 457,580 (*2) 期首帳簿価額 (2,340,000+ 繰越償却超過額 400,000) 定率法償却率 0.167=457,580 (*3) 取得価額 7,800,000 保証率 =250,926 建物附属設備 E に関する調整 ( 留意点 1) 損金経理償却額 1,201,000- 償却限度額 221,100(*1)= 償却超過額 979,900( 加算 ) (*1) 取得価額 3,300,000 定額法償却率 0.067=221,100 機械装置 F に関する調整 ( 留意点 1,4) 損金経理償却額 (800, ,000)- 償却限度額 669,835(*1)= 償却超過額 440,165( 加算 ) (*1) 取得価額 (4,800, ,000) 定率法償却率 ヶ月 (5 月 ~3 月 ) 12 ヶ月 =669,835 [ 円未満切捨 ] 機械装置 Gに関する調整 ( 留意点 1,3) 損金経理償却額 710,000- 償却限度額 604,580(*1)= 償却超過額 105,420( 加算 ) (*1) 通常の償却限度額 602,769 (*2) < 償却保証額 604,571(*3) 改定償却率により計算する 改定取得価額 1,810,120 改定償却率 0.334=604,580 [ 円未満切捨 ] (*2) 期首帳簿価額 1,810,120 定率法償却率 0.333=602,769 [ 円未満切捨 ] (*3) 取得価額 6,100,000 保証率 =604,571 機械装置 H に関する調整 ( 留意点 5) 繰越償却超過額認容 88,000( 減算 ) 車両 I に関する調整 ( 留意点 1,4) 損金経理償却額 (150, ,000(*1))- 償却限度額 38,850(*2)= 償却超過額 711,150( 加算 ) (*1) 時価 1,400,000- 取得価額 800,000= 受贈益 600,000 (*2) 時価 1,400,000 定率法償却率 ヶ月 (3 月 ) 12 ヶ月 =38,850 営業権 J に関する調整 ( 留意点 1,2) 損金経理償却額 1,000,000- 償却限度額 250,000(*1)= 償却超過額 750,000( 加算 ) (*1) 取得価額 5,000,000 定額法償却率 ヶ月 (1 月 ~3 月 ) 12 ヶ月 =250, 解答解説

35 ( 留意点 1) 償却方法の選択と税務調整 1 減価償却方法は, 取得時期及び償却資産の種類に応じて以下のように選択する なお, 本問で は減価償却方法の選定届出を行っていないため, 法定償却方法を選択することとなる 2 各償却方法における限度額の算定式は以下のとおりである ⅰ 旧定額法 減価償却限度額 = 取得価額 0.9 旧定額法の償却率 ⅱ 定額法 減価償却限度額 = 取得価額 定額法の償却率 ⅲ ( 旧 ) 定率法 減価償却限度額 = 税務上の期首帳簿価額 ( ) ( 旧 ) 定率法の償却率 繰越償却超過額がある場合 税務上の期首帳簿価額 = 会社計上期首帳簿価額 + 繰越償却超過額 解答解説

36 3 別表四の税務調整は以下のとおりである ⅰ 償却超過額が生じた場合 ( 当期償却額 > 償却限度額 ) 減価償却超過額 ( 加算 )= 会社が費用処理している当期償却額 - 税務上の償却限度額 ⅱ 償却不足額が生じた場合 ( 当期償却額 < 償却限度額 ) イ通常の場合 ( 過年度に償却超過額がない場合 ) 企業会計上の損金経理した償却費の額が償却限度額に満たない場合, その満たない金額は切捨てられる したがって, 特に申告調整する必要はなく, 以後の償却限度額の計算に影響を与えない ロ過年度に償却超過額がある場合過年度に償却超過額 ( 過年度に費用処理した償却費のうち, 税務上否認された金額 ) がある場合, 当該金額は 会社が費用処理している償却額 とする そのため, 償却限度額に達するまでの金額を損金の額に算入する 1 償却限度額 - 当期償却額 = 償却不足額 2 過年度から繰り越されている償却超過額 3 1 と 2 のいずれか少ない金額 (= 当期認容額 )( 減算 ) ( 留意点 2) 期中事業供用の場合 減価償却資産を期中において事業の用に供した場合には, 以下の算式により, 償却限度額を計算 する つまり, 税法上も月割計算を行う必要がある 償却限度額 = 通常の償却限度額 事業の用に供した日から当期末までの月数 ( 端数切上 ) 当期月数 取得した日ではなく, 事業の用に供した日から償却を開始する なお, 平成 29 年 4 月 1 日以後に取得する営業権に関しても, 通常の償却資産と同様に月割計算を 行う点に留意すること 解答解説

37 ( 留意点 3) 定率法による償却保証額等平成 19 年 4 月 1 日以降に取得した定率法を適用する減価償却資産については, 通常の定率法償却限度額 ( 調整前償却額 ) が 償却保証額 ( 取得価額 保証率 ) より小さくなった事業年度以降の各事業年度においては, 以下の算式により計算した金額を償却限度額とする 改定償却限度額 = 改定取得価額 ( 1) 改定償却率 1 改定取得価額とは, 調整前償却額が償却保証額より小さくなった事業年度の税務上の期 首帳簿価額をいう ( 留意点 4) 償却費として損金経理した金額 償却費として損金経理した金額には, 法人が決算上償却費の科目をもって経理した金額のほか, 以 下の金額を含むものとされている 1 減価償却資産の取得価額に算入すべき付随費用の額 ( 改良費を含む ) のうち, 取価額に含 めなかった金額 2 3 圧縮限度額を超えてその帳簿価額を減額した場合のその超える部分の金額 修繕費として経理した金額のうち, 資本的支出の規定により損金の額に算入されなかった 金額 4 無償又は低い価額で取得した減価償却資産につき, その取得価額として法人の経理した金 額が税法上の取得価額に満たない金額 5 減価償却資産について計上した除却損又は評価損の金額のうち, 損金の額として認められ なかった金額 6 ソフトウェアの取得価額に算入すべき金額を研究開発費として損金経理をした場合のその 損金経理をした金額 すなわち, 税務上資産として計上すべき金額について, 会計上資産として計上されず異なる処理 をしている場合には, 圧縮損, 評価損, 研究開発費などの勘定科目に関わらず 償却費として損金 経理した金額 として取り扱うこととなる 1 償却限度額の算定に当たり, 付随費用を 取得価額 に加算する ( 税務上のあるべき金額で計上されたものとする ) 2 償却超過額の算定に当たり, 付随費用を会計上の 減価償却費 に加算する 解答解説

38 ( 留意点 5) 繰越償却超過額がある資産を譲渡 除却等した場合 繰越償却超過額がある資産を譲渡 除却等をした事業年度において, 繰越償却超過額の全額を 減 価償却超過額当期認容 ( 減算 ) として別表四で減算する (4) D 社との取引に関する事項 加算すべき金額 減算すべき金額 (D 社との取引に関する事項 ) 資産等の譲渡 土地 K 1,800,000 土地 L 1,200,000 土地 M 0 製品 N 0 土地 K に関する調整 ( 留意点 1) 譲渡価額 23,200,000- 帳簿価額 25,000,000= 譲渡損 1,800,000 1,800,000( 加算 ) 土地 L に関する調整 ( 留意点 1) 譲渡価額 19,200,000- 帳簿価額 18,000,000= 譲渡益 1,200,000 1,200,000( 減算 ) 土地 M に関する調整 ( 留意点 1,2) 帳簿価額 8,000,000 < 10,000,000 譲渡調整資産に該当しない 調整なし 製品 N に関する調整 ( 留意点 1,2) 棚卸資産 譲渡調整資産に該当しない 調整なし 解答解説

39 ( 留意点 1) 譲渡損益調整資産の譲渡に係る損益調整 100% グループ内法人間において, 内国法人が他の内国法人に譲渡損益調整資産を譲渡した場合には, これに係る譲渡利益額又は譲渡損失額は, 発生しなかったとみなす そのため, 譲渡利益額については損金の額に, 譲渡損失額については益金の額に算入する ( 手数料等の付随費用は含まれない ) なお, 譲渡損益調整資産とは, 譲渡直前の ( 税務上の ) 帳簿価額が 1,000 万円以上の以下に掲げる資産をいう したがって,1,000 万円未満の固定資産及び土地を除く棚卸資産は譲渡損益調整資産に該当しない 1 固定資産 2 棚卸資産たる土地等 3 有価証券 ( 売買目的有価証券を除く ) 4 金銭債権 5 繰延資産 加算すべき金額 減算すべき金額 (D 社との取引に関する事項 ) 寄附金 10,000,000 寄附金に関する調整 ( 留意点 1) 法人による完全支配関係がある場合の寄附金は全額損金不算入 10,000,000( 加算 ) ( 留意点 1) 完全支配関係法人に対する寄附金完全支配関係法人に対する寄附金 (100% グループ内法人間の寄附金 ) は, 内部的な資産の移動にすぎないことから, その全額が損金不算入とされる なお,D 社でも同額の受贈益が益金不算入とされる 解答解説

40 (5) 役員給与に関する事項 加算すべき金額 減算すべき金額 ( 役員給与に関する事項 ) 甲に対する給与 0 乙に対する給与 14,050,000 丙に対する給与 1,800,000 丁に対する給与 500,000 甲に対する給与 ( 留意点 1) 期首から3ヶ月以内での改定, かつ, 改定の前後で同額 定期同額給与に該当する ( 調整なし ) 無利息貸付の経済的利益 200,000(*1) 定期同額給与に該当する ( 調整なし ) (*1) 10,000,000 2%=200,000 乙に対する給与 ( 留意点 1,2) 月額 100 万円の給与 定期同額給与に該当する ( 調整なし ) 土地の贈与による経済的利益 14,050,000 定期同額給与 事前確定届出給与 業績連動給与に該当しない 14,050,000( 加算 ) 丙に対する給与 ( 留意点 1) 平成 30 年 1 月からの減額改定 定期同額給与に該当しない 1,800,000(*1)( 加算 ) 毎月の渡切小切手 定期同額給与に該当する ( 調整なし ) (*1) (800, ,000) 9ヶ月(4 月 ~12 月 )=1,800,000 丁に対する給与 ( 留意点 1) 丁に対する増額改定 定期同額給与に該当しない 500,000(*1)( 加算 ) (*1) (700, ,000) 5ヶ月(11 月 ~3 月 )=500, 解答解説

41 ( 留意点 1) 定期同額給与 定期同額給与とは, 支給時期が 1 月以下の一定期間ごとであり, かつ, 支給額が同額であるものを いう なお, 以下に掲げるものも, 定期同額給与に該当する 事業年度の開始の日から 3 月を経過する日までに支給額が改定された場合,(ⅰ) 改 1 定前の各支給時期における支給額が同額であり, かつ,(ⅱ) 改定以後の各支給時期 における支給額が同額である定期給与 代表取締役が急逝したことにより, 急遽, 他の取締役が代表取締役に昇格した場合 等, 内国法人の役員の職制上の地位の変更, その役員の職務の内容の重大な変更, 2 その他これらに類するやむを得ない事情により支給額が改定された場合,(ⅰ) 改定 前の各支給時期における支給額が同額であり, かつ,(ⅱ) 改定以後の各支給時期に おける支給額が同額である定期給与 経営の状況が著しく悪化したこと, その他これらに類するやむを得ない事情により 3 支給額が減額改定された場合,(ⅰ) 改定前の各支給時期における支給額が同額であ り, かつ,(ⅱ) 改定以後の各支給時期における支給額が同額である定期給与 企業秩序を維持して円滑な企業運営を図るため, あるいは法人の社会的評価への悪 4 影響を避けるために, やむを得ず行われた役員給与の一時的な減額は, その処分の 内容が, その役員の行為に照らして社会通念上相当のものであると認められる場合 5 継続的に供与される経済的利益のうち, 供与される利益が毎月おおむね一定である もの ( 低利貸付, 家賃補助等 ) 6 税及び社会保険料の源泉徴収等の後の金額 ( 手取り金額 ) が同額である定期給与 なお, 定期同額給与に該当しない場合には, 超過分のみが役員給与否認 ( 加算 ) として取り扱われ る点に留意すること ( 留意点 2) 土地の贈与 乙に対する土地の贈与についての会計上の仕訳と, 税務上の仕訳は以下のとおりである 会計上の 売却損の金額ではなく, 時価相当額が乙に対する経済的利益の供与として認識される点に留意するこ と < 会計上の仕訳 > ( 借方 ) 固定資産売却損 12,045,000 ( 貸方 ) 土地 12,045,000 < 税務上の仕訳 > ( 借方 ) 現金預金 14,050,000 ( 貸方 ) 土地売却収入 14,050,000 ( 借方 ) 土地譲渡原価 12,045,000 ( 貸方 ) 土地 12,045,000 ( 借方 ) 役員給与 14,050,000 ( 貸方 ) 現金預金 14,050, 解答解説

42 (6) 税額計算 ( 法人税額の計算 ) 所得金額 160,000,000 法人税額 37,440,000 所得税額控除額及び復興特別所得税額控除額 1,677,820 中間申告法人税額 6,900,000 納付すべき法人税額 28,862,100 ( 百円未満切捨て ) 法人税額 160,000, %=37,440,000 所得税額控除額及び復興特別所得税額 1,677,820(1) 参照中間申告法人税額 6,900,000(2) 参照納付すべき法人税額 37,440,000-1,677,820-6,900,000=28,862,180 28,862,100( 百円未満切捨 ) 解答解説

43 問題 2 ( 単位 : 円 ) (1) 受取配当等に関する事項 加算すべき金額 減算すべき金額 受取配当等の益金不算入額 A 社株式 ( 確定配当 ) 49,200 B 社株式 ( 中間配当 ) 60,000 B 社株式 ( 確定配当 ) 118,900 株式等の分類 ( 留意点 1) A 社株式 ( 確定配当 ) B 社株式 ( 中間配当 ) B 社株式 ( 確定配当 ) 非支配目的株式等 その他の株式等 関連法人株式等 益金不算入額の計算 ( 下書例 1, 留意点 1) 1 A 社株式 ( 確定配当 ) について ( 下書例 2, 留意点 2) (270,000- 短期所有株式等に係る配当金 24,000(*1)) 20%=49,200( 減算 ) (*1) 配当金の額 270, 株 (*2) 270 株 (*3) =24,000 (*2) 90 株 270 株 (*3) 100 株 200 株 +100 株 270 株 (*3)+60 株 = 短期所有株式数 24 株 [ 株未満切捨 ] (*3) 200 株 -30 株 +100 株 = 計算期間末日に所有する株式数 270 株 2 B 社株式 ( 中間配当 ) について 120,000 50%=60,000( 減算 ) 3 B 社株式 ( 確定配当 ) について 180,000-61,100=118,900( 減算 ) 解答解説

44 ( 下書例 1) 益金不算入額の計算 区分 配当等の額 控除負債利子 益金不算入割合 益金不算入額 完全子法人関連法人 180,000 61, ,900 その他 120,000 50% 60,000 非支配目的 246,000 20% 49, ,100 ( 下書例 2) 短期所有株式等の算定 ( 留意点 1) 株式等の分類と益金不算入額の計算 分類株式所有割合継続保有要件 益金不算入額の計算 負債利子 不算入割合 完全子法人株式等 100% 計算期間継続 - 100% 関連法人株式等 1/3 超 6ヵ月以上 控除する 100% その他の株式等 他に該当しない (5% 超 1/3 以下 ) - 50% 非支配目的株式等 5% 以下 % 1 A 社株式の判定 A 社株式には短期所有株式が含まれているため, 短期所有株式がある場合には, 短期所有株 式を除いて判定する点に留意すること したがって,A 社株式の所有株割合は 4.92%(*1) と なるため, 非支配目的株式等に該当する (*1) 270 株 -24 株 5,000 株 =4.92% 2 B 社株式の判定 B 社株式については, 平成 29 年 2 月 19 日に 600 株を取得し所有割合が 37.5% となっている ただし, 中間配当については関連法人株式等に該当するための6ヶ月以上保有の継続保有要件を充足しない したがって,B 社株式の中間配当はその他の株式等に,B 社株式の確定配当は関連法人株式等に該当する 解答解説

45 ( 留意点 2) 短期所有株式等に係る配当等の額 短期所有株式等に係る配当等の額は, 益金不算入の適用を受けず, 益金の額に算入される 1 短期所有株式等の数の計算方法 P=E B C A+B C B P=E C+D C+D A+B P= 短期所有株式等の数 A= 配当等の計算期間の末日以前 1ヶ月前の所有株式等の数 B= 配当等の計算期間の末日以前 1ヶ月以内の取得株式等の数 C= 配当等の計算期間の末日の所有株式等の数 D= 配当等の計算期間の末日後 2ヶ月以内の取得株式等の数 E= 配当等の計算期間の末日後 2ヶ月以内の譲渡株式等の数 2 短期所有株式等がある場合における受取配当等の額 ⅰ 短期所有株式等に係る受取配当等の額 短期所有株式等に係る受取配当等の額 = 受取配当等の額 P C ⅱ 益金不算入額を算定する基礎となる受取配当等の額 受取配当等の額 - 短期所有株式等に係る受取配当等 解答解説

46 加算すべき金額 減算すべき金額 法人税額から控除される所得税額 原則法により計算した額 67,416 簡便法により計算した額 84,759 法人税額から控除される所得税額 84,759 法人税額から控除される所得税額 ( 留意点 1) 1 株式出資 ⅰ A 社株式 ( 下書例 1) a 原則法 H29.6/12 取得分 5,797(*1)+H29.7/22 取得分 1,715(*3)=7,512 (*1) 34,714(*2) 2 ヶ月 (6 月 ~7 月 ) 12 ヶ月 (0.167)=5,797 [ 円未満切捨 ] (*2) 55, 株 270 株 =34,714 (*3) 20,420(*4) 1 ヶ月 (7 月 ) 12 ヶ月 (0.084)=1,715 [ 円未満切捨 ] (*4) 55, 株 270 株 b 簡便法 =20,420 55,134 簡便割合 0.500(*5)=27,567 (*5) 0 株 +(270 株 -0 株 ) 株 =0.500 ⅱ B 社株式 ( 中間配当 )( 下書例 2, 留意点 2) a 原則法 当初所有分 16,336(*1)+H29.2/19 取得分 6,812(*2)=23,148 (*1) 24,504 1,200 株 1,200 株 +600 株 =16,336 (*2) 8,168(*3) 5 ヶ月 (2 月 ~6 月 ) 6 ヶ月 (0.834)=6,812 (*3) 24, 株 1,200 株 +600 株 =8, 解答解説

47 b 簡便法 24,504 簡便割合 0.834(*4)=20,436 [ 円未満切捨 ] 1,200 株 +(1,800 株 -1,200 株 ) 1 2 (*4) 1,800 株 ⅲ B 社株式 ( 確定配当 )( 留意点 2) = ( 小数点 3 位未満切上 ) 36,756 ⅳ 合計 a 原則法による場合 7,512+23,148+36,756=67,416 b 簡便法による場合 27,567+20,436+36,756=84,759 c 有利選択 a < b 84,759( 加算 ) ( 下書例 1) A 社株式 ( 下書例 2) B 社株式 ( 中間配当 ) 解答解説

48 ( 留意点 1) 所得税額控除の調整方法と按分計算 < 税務調整 ( 別表四 - 仮計の下 )> 法人税額から控除される所得税額 円 ( 加算 ) < 税務調整 ( 別表一 )> 控除所得税額 円 按分計算が必要な所得税額については, 原則法と簡便法の選択適用については, 区分ごとに, それ ぞれ統一して適用する そのため, 本問でも株式出資について, 有利選択 ( 大きい金額 ) を行う 1 原則法 分数の端数処理を先に行う 所得税額 元本の所有期間の月数 ( 端数切上 ) 計算期間の月数 ( 小数点 3 位未満切上 ) 2 簡便法 分数の端数処理を先に行う 所得税額 計算期間開始時の元本の数 (b)+((a)-(b)) 1/2 計算期間終了時の元本の数 (a) ( 小数点 3 位未満切上 ) ( 留意点 2) 中間配当がある場合計算期間とは, 前回支払われた配当等の額の支払に係る基準日の翌日から, 今回支払を受ける配当等の額の支払に係る基準日までの期間をいう よって, 中間配当がある場合の計算期間は, 次のとおりとなる 解答解説

49 (2) 租税公課に関する事項 加算すべき金額 減算すべき金額 ( 租税公課に関する事項 ) 前期確定申告分について 4,250,000 当期中間申告分について 12,400,000 当期確定申告分について 69,190,000 前期確定申告分について ( 留意点 1,2) 納税充当金支出事業税 3,880,000+ 戻入額 370,000= 納税充当金支出事業税等 4,250,000( 減算 ) 当期中間申告分について ( 留意点 3) 1 損金経理法人税 9,110,000( 加算 ) 2 損金経理地方法人税 1,290,000( 加算 ) 3 損金経理住民税 2,000,000( 加算 ) =12,400,000( 加算 ) 当期確定申告分に関する調整 ( 留意点 1) 損金経理納税充当金 69,190,000( 加算 ) ( 留意点 1) 納税充当金の基本的な調整方法 納税充当金 ( 未払法人税等 ) は, 会計上見積りにより計上されるものであるため, 税務上は認めら れずに以下の調整行う 納税充当金の減少のうち 事業税 に係るもの 損金算入として減算調整 納税充当金の損金経理による増加 損金不算入として加算調整 事業税の会計上の取扱い事業税について外形標準課税が適用される場合, 資本割と付加価値割は租税公課として, 所得割は法人税等として費用処理されるのが通常である ただし, 税務上は費用科目に関わらず, 事業税の全額が申告時に損金の額に算入される点に留意すること ( 留意点 2) 納税充当金の過剰引当 納税充当金の余剰額を納税に充てずに取崩して収益計上した場合には, 二重課税を排除するために 当期の別表四において納税充当金の余剰取崩額を減算する 解答解説

50 ( 留意点 3) 損金不算入とされる租税公課等 法人税 ( 地方法人税含む ) 及び住民税税額控除される所得税額延滞税過少申告加算税 国税の附帯税 無申告加算税 不納付加算税 重加算税 過怠税 延滞金 ( 納付遅延に係るもの ) 地方税の延滞金等 過少申告加算金 不申告加算金 重加算金 罰金等 不正行為等に係る費用等の損金不算入 賄賂等 (3) 減価償却に関する事項 加算すべき金額 減算すべき金額 ( 減価償却に関する事項 ) 器具備品 A 977,790 器具備品 B 2,117,537 器具備品 C 764,960 器具備品 D 2,031,250 器具備品 A に関する調整 ( 留意点 1) 損金経理償却額 1,421,090- 償却限度額 443,300(*1)= 償却超過額 977,790( 加算 ) (*1) 取得価額 3,100,000 定率法償却率 (7 年 ) ヶ月 (10 月 ~3 月 ) 12 ヶ月 =443, 解答解説

51 器具備品 Bに関する調整 ( 留意点 1,2,3) 損金経理償却額 (1,310,870+3,300,000)- 償却限度額 2,493,333(*1) = 償却超過額 2,117,537( 加算 ) (*1) 取得価額 (4,180,000+3,300,000) 定率法償却率 (5 年 (*2)) ヶ月 (6 月 ~3 月 ) 12 ヶ月 =2,493,333 [ 円未満切捨 ] (*2) 中古資産の取得で耐用年数の見積困難 改良費の多寡により耐用年数決定取得価額 4,180,000 50%=2,090,000 < 3,300,000 再取得価額 8,950,000 50%=4,475,000 複雑見積耐用年数取得価額 4,180,000+ 改良費 3,300,000 =5.132 年 5 年 (1 年未満切捨 ) 取得価額 4,180,000 単純見積耐用年数 4 年 (*3) + 改良費 3,300,000 法定耐用年数 8 年 (*3) (8 年 - 経過年数 5 年 )+ 経過年数 5 年 20%=4 年器具備品 Cに関する調整 ( 留意点 1,2) 損金経理償却額 1,200,010- 償却限度額 435,050(*1)= 償却超過額 764,960( 加算 ) (*1) 取得価額 2,609,000 定率法償却率 (3 年 (*2)) ヶ月 (1 月 ~3 月 ) 12 ヶ月 =435,050 [ 円未満切捨 ] (*2) 中古資産の取得で耐用年数の見積困難 改良費の多寡により耐用年数決定 0 取得価額 2,609,000 50%=1,304,500 単純見積耐用年数 (8 年 - 経過年数 6 年 )+ 経過年数 6 年 20%=3.2 年 3 年 (1 年未満切捨 ) 器具備品 Dに関する調整 ( 留意点 1,2,3) 損金経理償却額 (720,000+1,680,000)- 償却限度額 368,750(*1)= 償却超過額 2,031,250( 加算 ) (*1) 取得価額 (1,860,000+1,680,000) 定率法償却率 (8 年 (*2)) ヶ月 (11 月 ~3 月 ) 12 ヶ月 =368,750 (*2) 中古資産の取得で耐用年数の見積困難 改良費の多寡により耐用年数決定 再取得価額 3,110,000 50%=1,555,000 < 1,680,000 法定耐用年数 8 年 解答解説

52 ( 留意点 1) 償却方法の選択と税務調整 1 本問では減価償却方法の選定届出を行っていないため, 法定償却方法である定率法で償却を行 う 減価償却限度額 = 税務上の期首帳簿価額 定率法の償却率 2 別表四の税務調整は以下のとおりである ⅰ 償却超過額が生じた場合 ( 当期償却額 > 償却限度額 ) 減価償却超過額 ( 加算 )= 会社が費用処理している当期償却額 - 税務上の償却限度額 ⅱ 償却不足額が生じた場合 ( 当期償却額 < 償却限度額 ) イ通常の場合 ( 過年度に償却超過額がない場合 ) 企業会計上の損金経理した償却費の額が償却限度額に満たない場合, その満たない金額は切捨てられる したがって, 特に申告調整する必要はなく, 以後の償却限度額の計算に影響を与えない ロ過年度に償却超過額がある場合過年度に償却超過額 ( 過年度に費用処理した償却費のうち, 税務上否認された金額 ) がある場合, 当該金額は 会社が費用処理している償却額 とする そのため, 償却限度額に達するまでの金額を損金の額に算入する 1 償却限度額 - 当期償却額 = 償却不足額 2 過年度から繰り越されている償却超過額 3 1 と 2 のいずれか少ない金額 (= 当期認容額 )( 減算 ) 解答解説

53 ( 留意点 2) 中古資産の耐用年数中古資産を購入した場合, 見積残存使用可能期間を見積り, 使用することができる なお, 見積残存使用可能期間の見積りが困難な場合には, 以下の区分に応じて, 中古資産の耐用年数の計算を行う 区分 耐用年数 改良費 中古資産の取得価額 50% 単純見積耐用年数 ( 仮称 ) 中古資産の取得価額 50%< 改良費 新品資産の再取得価額 50% 複雑見積耐用年数 ( 仮称 ) 新品資産の再取得価額 50%< 改良費 法定耐用年数 1 単純見積耐用年数 単純見積耐用年数 (1 年未満切捨 )=( 法定耐用年数 - 経過年数 )+ 経過年数 20% 2 複雑見積耐用年数 (ⅰ) 1 年当たりの加重平均減価償却費 ( 端数処理なし ) 中古資産の取得価額 ( 改良費の額を除く ) 単純見積耐用年数 + 改良費の額 法定耐用年数 (ⅱ) 複雑見積耐用年数 (1 年未満切捨 ) 中古資産の取得価額 ( 改良費の額を除く )+ 改良費の額 1 年当たりの平均減価償却費 (ⅰ) ( 留意点 3) 償却費として損金経理した金額減価償却資産の取得価額に算入すべき付随費用の額 ( 改良費を含む ) のうち, 取得価額に含めなかった金額は償却費として損金経理した金額として以下のように取扱う 1 償却限度額の算定に当たり, 改良費を 取得価額 に加算する ( 税務上のあるべき金額で計上されたものとする ) 2 償却超過額の算定に当たり, 改良費を会計上の 減価償却費 に加算する 解答解説

54 (4) 交際費に関する事項 加算すべき金額 減算すべき金額 ( 交際費に関する事項 ) 支出交際費等の額 21,701,000 接待飲食費の額 1,290,000 交際費等の損金不算入額 21,056,000 支出交際費等の額 ( 留意点 1) 23,450,000-5,000 円以下の飲食費 1,749,000(*1)=21,701,000 (*1) 2,200,000-お車代 451,000=1,749,000 接待飲食費の額 ( 留意点 1) 1,600,000-お車代 310,000=1,290,000 交際費等の損金不算入額 ( 留意点 2) 21,701,000-1,290,000 50%=21,056,000( 加算 ) ( 留意点 1) 飲食費に関する取扱い飲食費のうち,1 人当たり 5,000 円以下のものについては, 交際費等に該当しないものとされているため, 会議費等として損金の額に算入される 一方で,1 人当たり 5,000 円超のものについては, 接待飲食費として交際費等に該当する 1 料亭までのお車代飲食費には該当しないため, 飲食費が 5,000 円超か以下かに関わらず, 支出交際費等として取り扱われる 2 社内飲食費社内飲食費は飲食費に含まれないため,5,000 円超か以下かに関わらず, 支出交際費等として取り扱われる また,50% の損金算入もできない 解答解説

55 3 飲食物の贈答費用 支出交際費等に該当するが飲食費に含まれない また,50% の損金算入もできない ( 留意点 2) 交際費等の損金不算入額 資本金の額が 1 億円超の法人については, 支出交際費等のうち接待飲食費の額の 50% 相当額を除く 金額が損金不算入となる 損金不算入額 ( 加算 )= 支出交際費等の額 - 接待飲食費の額 50% (5) 役員賞与に関する事項 加算すべき金額 減算すべき金額 ( 役員賞与に関する事項 ) (1) に関する事項 2,500,000 (2) に関する事項 3,500,000 (1) に関する事項 < 平成 29 年 6 月 9 日支給分 >( 留意点 1,2) 専務取締役 Xに対する賞与 : 調整なし常務取締役 Yに対する賞与 : 平成 28 年 12 月 8 日の支給額が届出と異なる 事前確定届出給与に該当しない 2,500,000( 加算 ) (2) に関する事項 < 平成 29 年 12 月 4 日支給分 >( 留意点 1) 専務取締役 Xに対する賞与 : 平成 29 年 12 月 4 日の支給額が届出と異なる 事前確定届出給与に該当しない 3,500,000( 加算 ) 常務取締役 Yに対する賞与 : 調整なし 解答解説

56 ( 留意点 1) 事前確定届出給与事前確定届出給与とは, 定期同額給与及び業績連動給与以外の給与で, 所定の時期に確定額を支給するもので, 所定の届出をしているものをいう ここで, 所定の届出をした場合においても, 実際支給額が届出の金額と異なる場合には, 事前に確定しているとはいえないため, 実際支給額の全額が損金の額に算入されない ( 留意点 2) 複数回の支給がある場合の事前確定届出給与複数回の支給がある場合には, 原則として, その職務執行期間に係る当該事業年度及び翌事業年度における支給について, その全ての支給が定めどおりに行われたかどうかにより, 事前確定届出給与に該当するかどうかを判定する したがって,2 回目の支給である平成 29 年 6 月 9 日に常務取締役 Y に対して支給した賞与は届出と金額が一致しているが,1 回目の支給である平成 28 年 12 月 8 日の支給額と届出額が一致していないため, 事前確定届出給与に該当せず, 損金の額に算入されない ただし, 当該事業年度中は定めどおりに支給したものの, 翌事業年度において定めどおりに支給しなかった場合は, その支給しなかったことにより直前の事業年度の課税所得に影響を与えるようなものではないことから, 翌事業年度に支給した給与の額のみについて損金不算入とする 解答解説

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