利用上の注意 目 次 概要編 1 年度の国際的な穀物需給の概要 1 2 年度の国際的な油糧種子需給の概要 2 ( 資料 ) 1 穀物の生産量 消費量 期末在庫率の推移 3 2 穀物等の国際価格の動向 4 3 平成 29 年 3 月以降の食品小売価格の動向 5 4 世界の小麦生産量と輸出量 / 日本の

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1 海外食料需給レポート ( M o n t h l y R e p o r t : 1 0 月 ) 平成 29 年 10 月 31 日

2 利用上の注意 目 次 概要編 1 年度の国際的な穀物需給の概要 1 2 年度の国際的な油糧種子需給の概要 2 ( 資料 ) 1 穀物の生産量 消費量 期末在庫率の推移 3 2 穀物等の国際価格の動向 4 3 平成 29 年 3 月以降の食品小売価格の動向 5 4 世界の小麦生産量と輸出量 / 日本の輸入量 6 5 世界のとうもろこし生産量と輸出量 / 日本の輸入量 7 6 世界の大豆生産量と輸出量 / 日本の輸入量 8 7 農産物の輸出規制の現状 9 品目別需給編 Ⅰ 穀物 1 小麦 (1) 国際的な小麦需給の概要 1 (2) 主要生産 輸出国等の需給状況 ア 米国 2 イ カナダ 3 ウ 豪州 4 エ EU 5 オ 中国 6 カ インド 6 キ ロシア 7 ク ウクライナ 8 ケ カザフスタン 9 コ アルゼンチン 10 2 とうもろこし (1) 国際的なとうもろこし需給の概要 11 (2) 主要生産 輸出国等の需給状況 ア 米国 12 イ 中国 14 ウ アルゼンチン 15 エ ブラジル 16 オ EU 17 カ ウクライナ 17 3 大麦 (1) 国際的な大麦需給の概要 18 (2) 主要生産 輸出国等の需給状況 ア 豪州 19 イ カナダ 19 ウ EU 19 エ ロシア 19 4 米 (1) 国際的な米需給の概要 20 (2) 主要生産 輸出国等の需給状況 ア インド 21 イ タイ 22 ウ ベトナム 23 エ インドネシア 24 オ 中国 25 カ 米国 26 キ ブラジル 27 ク 豪州 27 Ⅱ 油糧種子 1 大豆 (1) 国際的な大豆需給の概要 28 (2) 主要生産 輸出国等の需給状況 ア 米国 29 イ ブラジル 30 ウ アルゼンチン 31 エ カナダ 32 オ 中国 32 2 なたね (1) 国際的ななたね需給の概要 33 (2) 主要生産 輸出国等の需給状況 ア カナダ 34 イ 豪州 35 ウ ウクライナ 35 エ EU 36 オ 中国 36 今月のトピックス 米国における穀物輸送事情 1 表紙の写真 : 中国黒龍江省チチハル市甘南県水稲の収穫作業 (2017 年 10 月 6 日撮影 )

3 利用上の注意 海外食料需給レポート (Monthly Report) は 在外公館からの情報 農林水産省が独自に各国の現地コンサルタント等を通じて入手した情報 公的機関 ( 各国政府機関 FAO IGC 等 ) の公表資料 Oil World 等民間の調査会社から購入した資料 その他 商社情報や新聞情報等から入手した情報を農林水産省の担当者において検証 整理 分析したものです 海外食料需給レポート (Monthly Report) で使用している統計数値は 主に米国農務省が2017 年 10 月中旬までに 発表した情報を引用しています さらに詳細なデータ等が必要な場合は 米国農務省のホームページを参照願います 主な参考資料 World Agricultural Supply and Demand Estimates Grain:World Markets and Trade Oilseeds:World Markets and Trade World Agricultural Production PS&D など データは予測値であり 毎月各種データの更新を受けて改訂されますので留意してください 資料原典で表示されるブッシェル及びエーカー等の単位は それぞれトン及びヘクタールに換算して記載しています 資料原典において現地通貨で表示される金額を円換算するにあたっては 日本銀行国際局 財務大臣公示の基準外国為替相場及び裁定外国為替相場 ( 平成 29 年 10 月中において適用される ) 等の換算レートを用いています 市場年度は おおむね各国で作物が収穫される時期を期首として各国ごとに設定されているため 国 作物によって年度の開始月は異なります なお 各国別 作物別の市場年度は 米国農務省によります 期末在庫率の対前年度増減率の欄は 前年度とのポイント差 なお 表示単位以下の数値により計算しているため 表上では合わない場合があります 本資料の引用等につきましては 出所 ( 農林水産省発行 海外食料需給レポート (Monthly Report) ) を併記願 います 資料内に掲載されている写真については 特に断りがある場合を除き 版権は農林水産省に属するものとします

4 各品目の世界の需給表掲載国については 米国農務省の需給報告が新年度に切り替わる5 月時点で 各項目別に過去 3 年平均の上位 7カ国を選定し記載しています 本レポートの電子版は下記アドレスでご覧になれます 農林水産省 海外食料需給レポート 本文中の略称について 本資料に関するご質問 ご意見等は 下記までお願いします 連絡先 農林水産省大臣官房政策課食料安全保障室 TEL: ( 内線 3805) FAX: FAO IGC USDA AAFC ABARES CONAB 国連食糧農業機関国際穀物理事会米国農務省カナダ農務農産食品省豪州農業資源経済科学局ブラジル食料供給公社 世界各国の穀物等の作付 生育状況 作柄等の食料需給に関する情報提供を目的として 農林水産省政策課食料安全保障室公式フェイスブック 海外食料需給インフォメーション を開設しています 海外食料需給インフォメーション

5 概要編

6 1 年度の国際的な穀物需給の概要 年度の穀物需給 ( 予測 ) のポイント穀物全体の生産量は前年度より減少して 25.5 億トンとなり 消費量 25.7 億トンを下回る見込み この結果 期末在庫量は前年度に比べ減少し 期末在庫率も 24.8% と低下する見込み 生産量 年度前年度比前月比 世界の穀物全体の生産量は とうもろこし 小麦 米 大麦ともに減少し 史上最高となった前年度を下回る見込み 品目別には 小麦は ロシア インド EU 等で増加するものの 米国 豪州 カナダで減少することから 世界全体では史上最高となった前年度を下回る見込み とうもろこしは アルゼンチンで増加するものの 米国 中国 ブラジル等で減少が見込まれることから 世界全体では前年度を下回る見込み 大麦は ロシア トルコ等で増加するものの 豪州 カナダ等で減少が見込まれることから 世界全体では前年度を下回る見込み 米は タイ ベトナム等で増加するものの バングラデシュ 中国等で減少が見込まれることから 世界全体では前年度を下回る見込み 消費量 年度前年度比前月比 世界の穀物全体の消費量は 大麦等で減少し 世界全体では史上最高となった前年度を下回る見込み 品目別には 小麦は 中国等で減少するものの ロシア インド等で増加が見込まれることから 世界全体では史上最高となる見込み とうもろこしは 中国 米国等で増加が見込まれることから 世界全体では前年度を上回る見込み 大麦は ロシア等で増加するものの EU 中国等で減少が見込まれることから 世界全体では前年度を下回る見込み 米は 中国 インド等で増加するものの インドネシア等で減少が見込まれることから 世界全体では前年度を下回る見込み 貿易量 年度前年度比前月比 世界の穀物全体の貿易量は 小麦 とうもろこし 大麦 米ともに減少し 4.1 億トンと前年度を下回る見込み 品目別には 小麦は 豪州 米国等での減少 とうもろこしは 米国等での減少 大麦は 豪州等での減少 米はタイ 米国等での減少によりそれぞれ前年度を下回る見込み 期末在庫量 年度前年度比前月比 世界の穀物全体の期末在庫量は 生産量が消費量を下回ることから 6.4 億トンと前年度に比べ減少し 期末在庫率も 24.8% と前年度に比べ低下する見込み 表 -1 世界の穀物需給 生 産 量 消 費 量 う ち 飼料用 貿 易 量 期末在庫量 期末在庫率 年度 2015/ /17 予測値 前月予測からの変更 対前年度増減率 (%) 穀物計 2, , , 小麦 粗粒穀物 1, , , ( とうもろこし ) , , ( 大 麦 ) 米 穀物計 2, , , 小麦 粗粒穀物 1, , , ( とうもろこし ) , , ( 大 麦 ) 米 穀物計 小麦 粗粒穀物 ( とうもろこし ) ( 大 麦 ) 米 穀物計 小麦 粗粒穀物 ( とうもろこし ) ( 大 麦 ) 米 穀物計 小麦 粗粒穀物 ( とうもろこし ) ( 大 麦 ) 米 穀物計 25.7% 25.5% 24.8% 小麦 33.9% 34.7% 36.3% 粗粒穀物 20.0% 19.3% 17.0% ( とうもろこし ) 22.1% 21.4% 18.9% ( 大 麦 ) 17.9% 16.3% 12.9% 米 28.2% 28.7% 29.5% 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates Grain:World Markets and Trade PS&D (12 October 2017) 注 : 期末在庫率の 前月予測からの変更 と 対前年度増減率 は 前月予測及び前年度とのポイント差である - 1 -

7 2 年度の国際的な油糧種子需給の概要 年度の油糧種子需給 ( 予測 ) のポイント油糧種子全体の生産量は 前年度より増加して 5.77 億トンとなり 消費量 5.74 億トンをわずかに上回る見込み この結果 期末在庫量は前年度に比べ増加するものの 期末在庫率は 18.8 % に低下する見込み 生産量 年度前年度比前月比 世界の油糧種子全体の生産量は 大豆で減少するものの なたね 綿実等の増加により 前年度を上回る見込み 品目別には 大豆は 米国 カナダ 中国で増加するものの ブラジル インド等で減少することから 世界全体では前年度を下回る見込み なたねは 豪州 中国等で減少するものの EU ウクライナ等で増加が見込まれることから 世界全体では前年度を上回る見込み 消費量 年度前年度比前月比 世界の油糧種子全体の消費量は 堅調な搾油需要から 前年度を上回る見込み 品目別には 大豆は 中国 米国等で増加することから 世界全体では前年度を上回り 史上最高となる見込み なたねは 中国 インド等で増加が見込まれることから 世界全体では前年度を上回る見込み 貿易量 年度前年度比前月比 世界の油糧種子全体の貿易量は 前年度を上回り 1.7 億トンとなる見込み 品目別には 大豆は 米国 カナダ等で増加することから 世界全体では前年度を上回る見込み なたねは ウクライナ EU 等で増加するものの 豪州 カナダ等で減少することから 世界全体では前年度を下回る見込み 期末在庫量 年度前年度比前月比 世界の油糧種子全体の期末在庫量は 生産量が消費量を上回ることから 1.1 億トンと前年度に比べ増加するものの 期末在庫率は 18.8% と前年度に比べ低下する見込み 表 -2 世界の油糧種子需給 生産量 消費量 う ち 搾油用 貿易量 期末在庫量 期末在庫率 2016/17 予測値 前月予測からの変更 対前年度増減率 (%) 油糧種子計 うち 大豆 なたね 綿実 ピーナッツ ひまわり種 油糧種子計 うち 大豆 なたね 綿実 ピーナッツ ひまわり種 油糧種子計 うち 大豆 なたね 綿実 ピーナッツ ひまわり種 油糧種子計 うち 大豆 なたね 綿実 ピーナッツ ひまわり種 油糧種子計 うち 大豆 なたね 綿実 ピーナッツ ひまわり種 油糧種子計 17.3% 19.4% 18.8% うち 大豆 24.7% 28.7% 27.9% なたね 9.6% 8.2% 6.8% 綿実 2.5% 3.5% 4.2% ピーナッツ 6.2% 5.4% 5.6% ひまわり種 5.6% 5.6% 4.8% 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates Oilseeds:World Markets and Trade PS&D (12 October 2017) 注 : 期末在庫率の 前月予測からの変更 と 対前年度増減率 は 前月予測及び前年度とのポイント差である - 2 -

8 世界の穀物消費量は 途上国の人口増 所得水準の向上等に伴い 1970/71 年度に比べ2.3 倍の水準に増加している 一方 生産量は 主に単収の伸びにより消費量の増加に対応している 年度の期末在庫率は 生産量が消費量を下回ることから 24.8% と2016/17 年度 (25.5%) を下回る見込み ( 百万トン ) ( 期末在庫率 %) 穀物 ( 米 とうもろこし 小麦 大麦等 ) の需給の推移 2,600 2,572 百万トン 100 2, ,200 2,554 百万トン , ロ米ベ欧消費量 ( 左目盛 ) 67シ国ト州1,800 置のナで60 高ム高温 温1,600 タ乾50 乾イ燥燥で乾1,400 1,108 百万トン生産量 ( 左目盛 ) 燥40 1,200 1, 世界同時不作1,079 百万トン1米国大豆禁輸措資料 1 穀物の生産量 消費量 期末在庫率の推移 期末在庫率 ( 右目盛 ) ア等で干ばつ欧州天候不順 豪州干ばつ豪州大干ばつ24.8% ( 年度予測値 ) /71 75/76 80/81 85/86 90/91 95/ /01 05/06 10/11 15/16 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates Grain: World Markets and Trade (October 2017) PS&D ( 注 ) なお PS&D については 最新の公表データを使用している ( 年度 )

9 ( ドル / トン ) ( 年 ) 1973米国大豆禁輸措置1972世界同時不作1982世界的な米の豊作1981中国 イラン等の米の不作によりタイ米需要急増1980米国熱波1989中国 インドネシア等の米の輸入需要増大1988米国大干ばつ米国天候不順1995中国が米の輸出禁止措置フィリピン インドネシア タイで洪水1993日本の冷害による米の緊急輸入 米国大洪水1999世界の米生産量が史上最高2004世界の米在庫量が約20年ぶりの低水準2003米国高温 乾燥 中国輸入急増2002米国 カナダ 豪州同時不作2008世界的な小麦等の豊作2007欧州天候不順 豪州干ばつ2006豪州大干ばつ2012米国で高温 乾燥 タイで担保融資制度導入2011米国で高温 乾燥2010ロシアで干ばつ2014世界的なとうもろこし等2013の豊作2016南米で天候不順2015欧州で高温乾燥 ベトナム タイで乾燥とうもろこし小麦米大豆 穀物等の国際価格の動向注 1: 小麦 とうもろこし 大豆は シカゴ商品取引所の各月第 1 金曜日の期近終値の価格である 米は タイ国家貿易取引委員会公表による各月第 1 水曜日のタイうるち精米 100%2 等の FOB 価格である 注 2: 過去最高価格については 米はタイ国家貿易取引委員会の公表する価格の最高価格 米以外はシカゴ商品取引所の全ての取引日における期近終値の最高価格 2017 年 10 月 27 日現在の価格 内は過去最高値 大豆 ドルとうもろこし ドル小麦 ドル米 417 ドル 2012 年 6 月以降の米国の高温 乾燥の影響から とうもろこしは 8 月に史上最高値 (327.2 ドル / トン ) 大豆は 9 月に史上最高値 (650.7 ドル / トン ) また小麦も とうもろこしに追随して上昇 2013 年 7 月以降 世界的なとうもろこし等の豊作や南米での大豆の増産等から低下 2016 年 4 月以降 南米での天候不順から 大豆が一時上昇 2017 年 6 月以降 米国大平原北部の高温 乾燥から 小麦が一時上昇 米は タイでの担保融資制度の再導入の動き等により 2011 年 6 月以降上昇していたが 2013 年 7 月以降 安価なインド産等への輸出需要のシフトやタイで担保融資制度見直しによる政府在庫放出等から低下 2015 年 10 月以降 ベトナム タイ等主要国での乾燥等による供給懸念から一時上昇 2017 年 5 月以降 アジア 中東諸国等の輸入需要から再び一時上昇 1,038 ドル ( ) ドル ( ) ドル ( ) ドル ( ) 資料 2 穀物等の国際価格の動向 ( ドル / トン ) - 4 -

10 資料 3 平成 29 年 3 月以降の食品小売価格の動向 加工食品の国内の食品小売価格については大きな値動きはなし 生鮮食品を除く総合 平成 29 年 3 月 ~ 平成 29 年 8 月の食品小売価格の動向 消費者物価指数 ( 総務省 ) H23 H24 H25 H26 H27 H28 品目平均平均平均平均平均平均 % 食パン % H29 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 上昇率 ( 前年同月比 ) 品目 参考 平成 29 年 4 月 ~ 平成 29 年 9 月の食品小売価格の動向 ( 速報値 ) H25 H26 H27 H28 平均 平均 平均 食品価格動向調査 ( 農林水産省 ) 平均 4 月 上昇率 ( 前月比 ) 上昇率 ( 前年同月比 ) 食パン % -0.8% 即席めん % -0.2% H29 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 即席めん % 豆腐 % 食用油 ( キャノーラ油 ) % みそ % チーズ % バター % マヨネーズ % 資料 : 総務省消費者物価指数注 1: 平成 27 年の平均値を 100 とした指数で表記している 豆腐 % -1.6% 食用油 ( キャノーラ油 ) % -2.4% みそ % 2.3% チーズ % 1.5% バター % 1.3% マヨネーズ % -0.7% 資料 : 農林水産省加工食品小売価格調査注 1: 平成 20 年 1 月の価格を100とした指数で表記している ただし バターについては平成 20 年 5 月の価格を100とした指数で表記している 注 2: 調査は原則 各都道府県 10 店舗で毎週実施 注 3: 調査結果は調査期間中の平均値で算出 注 4: マヨネーズのH24 平均値は調査を開始した平成 24 年 10 月 ~12 月平均 - 5 -

11 資料 4 世界の小麦生産量と輸出量 / 日本の輸入量 (2017 年 10 月現在 ) 世界の小麦生産量 日本の国別小麦輸入量 (2016 年 ) ハ キスタン 3% ウクライナ 4% カナタ 4% 米国 6% その他 22% 予測値 7.5 億トン ロシア 11% イント 13% EU 20% 中国 17% カナダ 1.8(33.0%) 米国 2.5(46.3%) 豪州 0.8(15.5%) 世界の小麦輸出量 アルセ ンチン 6% カサ フスタン 4% ウクライナ 9% 豪州 10% その他 10% 予測値 1.8 億トン カナタ 12% ロシア 18% 米国 15% EU 16% 資料 :USDA PS&D < 参考 > 世界の小麦輸入国 () - 世界輸入量全体の 3 割を上位 7 カ国が 残る 7 割を 117 カ国が占める - イント ネシアアルシ ェリアフ ラシ ルハ ンク ラテ シュ エシ フ ト EU 日本 その他 68.3 資料 : 財務省 貿易統計 を基に農林水産省で作成単位 : 百万トン ( ) は輸入量のシェア ( 単位 :%) 日本の小麦生産量 2014 年 : 85.2 万トン 2015 年 :100.4 万トン 2016 年 : 79.1 万トン ( 資料 : 農林水産統計 )

12 -8- 資料 5 世界のとうもろこし生産量と輸出量 / 日本の輸入量 (2017 年 10 月現在 ) 世界のとうもろこし生産量 日本の国別とうもろこし輸入量 (2016 年 ) メキシコ 3% ウクライナ 3% アルセ ンチン 4% EU 6% その他 20% フ ラシ ル 9% 予測値 10.4 億トン 中国 21% 米国 35% ロシア 0.1(0.7%) 米国 11.4(74.5%) ブラジル 3.7(24.3%) 世界のとうもろこし輸出量 南アフリカ ハ ラク アイ 2% 1% その他 6% ロシア 4% ウクライナ 14% 予測値 1.5 億トン 米国 31% < 参考 > 世界のとうもろこし輸入国 () - 日本は世界第 3 位のとうもろこし輸入国 - 資料 : 財務省 貿易統計 を基に農林水産省で作成単位 : 百万トン ( ) は輸入量のシェア アルセ ンチン 19% フ ラシ ル 23% EU 11.0 メキシコ 10.6 日本 10.3 韓国 7.0 エシ フ ト 6.9 イラン 6.9 ヘ トナム 5.8 その他 41.6 ( 単位 :%) 資料 :USDA PS&D

13 資料 6 世界の大豆生産量と輸出量 / 日本の輸入量 (2017 年 10 月現在 ) 世界の大豆生産量 日本の国別大豆輸入量 (2016 年 ) ハ ラク アイ 3% イント 3% 中国 4% カナタ 2% アルセ ンチン 16% その他 6% 予測値 3.5 億トン 米国 35% カナダ 0.3(10.9%) 米国 2.2(71.5%) フ ラシ ル 31% カナタ 4% アルセ ンチン 5% 世界の大豆輸出量 その他ハ ラク アイ 4% 4% 米国 41% 予測値 1.5 億トン フ ラシ ル 42% 資料 :USDA PS&D < 参考 > 世界の大豆輸入国 () - 世界の 6 割を中国が輸入 - 中国 EU 9.4 日本 2.2 メキシコ 2.9 エシ フ ト 1.9 タイ 2.1 ( 単位 :%) その他 17.6 ブラジル 0.5(16.7%) 資料 : 財務省 貿易統計 を基に農林水産省で作成単位 : 百万トン ( ) は輸入量のシェア 日本の大豆生産量 2014 年 :23.2 万トン 2015 年 :24.3 万トン 2016 年 :23.8 万トン ( 資料 : 農林水産統計 )

14 資料 7 農産物の輸出規制の現状 モロッコ 小麦 : 輸出枠設定 (2011 年 9 月 ~) チュニジア 小麦等 : 輸出禁止 イラン 小麦 小麦粉 : 輸出許可制 ネパール 米 小麦等 : 数量制限 (2009 年 11 月 ~) バングラデシュ 小麦等 : 輸出禁止 (2015 年 ~) 砂糖等 : 輸出許可制 ミャンマー 農産品 : 輸出許可制 は輸出禁止 台湾 米 : 輸出許可制 (2008 年 4 月 ~) は輸出税の賦課 輸出枠設定等 ラオス 米 : 輸出許可制 (2010 年 ~) ナイジェリア とうもろこし : 輸出禁止 (2008 年 ~) ジンバブエ 小麦 とうもろこし等 : 輸出許可制 (1993 年 ~) エジプト 米 : 輸出禁止 (2016 年 4 月 ~) 砂糖 : 輸出税賦課 (2016 年 3 月 ~) ケニア とうもろこし : 輸出禁止 (2008 年 9 月 ~) インド 食用油 : 輸出禁止 (2008 年 3 月 ~) 米 小麦 : 輸出枠設定 (2011 年 9 月 ~) 砂糖 : 輸出税賦課 (2016 年 6 月 ~) フィリピン 米 とうもろこし : 輸出許可制 (2005 年 ~) インドネシア 米 : 輸出許可制 (2008 年 4 月 ~) カカオ等 : 輸出税賦課 (2008 年 8 月 ~) ボリビア 小麦 : 輸出禁止 (2008 年 2 月 ~) とうもろこし (2012 年 3 月 ~) 米 (2009 年 12 月 ~) 等 : 輸出枠設定 アルゼンチン 大豆 : 輸出税賦課 (2015 年 12 月 ~) 資料 : 農林水産省作成 (2017 年 10 月 16 日現在 ) 注 : 過去に実施 :1 輸出禁止 : カンボジア ( コメ ) ベトナム( コメ ) ラオス( コメ ) インド( コメ 小麦 とうもろこし ) パキスタン( 小麦 ) アルゼンチン( 小麦等 ) された措置 ブラジル ( 政府米 ) ボリビア( とうもろこし コメ等 ) エクアドル( コメ ) ホンジュラス( 豆類 とうもろこし ) イラン( 砂糖 大麦等 ) ロシア( 小麦等 ) カザフスタン ( 小麦 ) セルビア( 小麦等 ) ベラルーシ( 菜種等 ) モルドバ( 小麦 ) ブルキナファソ( 穀物 ) コートジボワール( カカオ ) エチオピア( 小麦等 ) ギニア ( 農林水産物 ) マラウイ( とうもろこし ) タンザニア( 穀物 砂糖 ) ザンビア( とうもろこし ) キルギス( 小麦 ) 2 輸出税賦課 : ロシア ( 小麦 大麦 ) ウクライナ( 小麦等 ) ベトナム( コメ ) キルギス( 小麦等 ) 中国( 小麦 大豆 コメ等 ) アルゼンチン( 小麦 とうもろこし等 ) イラン ( 米等 ) 3 輸出枠 : カンボジア ( コメ ) ウクライナ( 小麦 大麦等 ) アルゼンチン( 小麦 とうもろこし等 ) 1-9 -

15 品目別需給編

16 Ⅰ 穀物 1 小麦 (1) 国際的な小麦需給の概要 ( 詳細は右表を参照 ) < 米国農務省 (USDA) の見通し > 生産量 年度前年度比前月比生産量は ロシアで冬小麦の単収上昇や春小麦の良好な作柄から史上最高 インド EU 等でも増加するものの 米国で冬小麦の収穫面積が低水準となること等から減少 豪州 カナダでも減少が見込まれることから 世界全体では史上最高となった前年度を下回り 百万トンとなる見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で上方修正され 国別には インド E U ロシア カナダで上方修正 米国でわずかに上方修正 豪州で下方修正された 消費量 年度前年度比前月比消費量は 中国等で減少するものの ロシア インド等で増加が見込まれることから 世界全体では史上最高の 百万トンとなる見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で上方修正され 国別には EU インド ロシアで上方修正 米国 エジプトで下方修正された 貿易量 年度前年度比前月比世界全体の貿易量は 前年度より減少し 百万トンとなる見込み 国別には 輸出国では ロシア等で増加し 豪州 米国等で減少する見込み 輸入国では EU 等で増加し アルジェリア等で減少する見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体でわずかに上方修正され 輸出国では カナダで上方修正 豪州で下方修正された 輸入国では アルジェリア ブラジルで上方修正された 期末在庫量 年度前年度比前月比世界全体の期末在庫量は 前年度より増加し 史上最高の 百万トンの見込み 国別には 米国 豪州 イランで在庫が取り崩されるものの 中国 ロシア等で積み増しされる見込み 世界全体の期末在庫率は 36.3% と前年度より上昇する見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で上方修正され 国別には インド E U 米国 ロシアで上方修正 豪州で下方修正された ハ キスタン 3% ウクライナ 4% カナダ 4% 米国 6% 図 -1 世界の小麦のシェア ( 年度 ) 生産量 7.5 億トン その他 22% ロシア 11% EU 20% インド 13% 中国 17% カサ フスタン 4% その他 10% アルセ ンチン 6% ウクライナ 9% 豪州 10% 輸出量 1.8 億トン カナダ 12% ロシア 18% 米国 15% EU 16% 表 -1 世界の小麦需給 ( 米国農務省 ) 2016/ 17 予測値 2017/ 18 前月予測対前年度からの変更増減率 (%) 生産量 EU 中国 インド ロシア 米国 カナダ 豪州 消費量 うち飼料用 EU 中国 インド ロシア 米国 パキスタン エジプト 貿易量 ( 輸出 ) EU ロシア 米国 カナダ 豪州 ウクライナ アルゼンチン ( 輸入 ) エジプト インドネシア アルジェリア ブラジル EU ハ ンク ラテ シュ 日本 期末在庫量 中国 米国 EU インド ロシア 豪州 イラン 期末在庫率 33.9% 34.7% 36.3% 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates Grain:World Markets and Trade PS&D (12 October 2017) - 1 -

17 (2) 小麦の主要生産 輸出国等の需給状況ア米国 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 冬小麦の収穫面積が記録的な低水準となるとともに 大平原北部の高温乾燥によりデュラム小麦 春小麦の単収が低下すること等から 前年度より減少し 47.4 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より減少し 30.9 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より減少し 26.5 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より減少し 期末在庫率も 45.5% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 2016/17 年度の消費量で上方修正 生産量 期末在庫量で下方修正 年度の生産量で上方修正 消費量で下方修正された 結果として 期末在庫量が上方修正された 生育進捗状況及び作柄 < 冬小麦 > 米国の小麦生産量の約 7 割を占め 大平原を中心に各地で栽培され 例年 播種は9~10 月頃 収穫は翌年 6~7 月頃に行われる 年度の冬小麦の播種は2016 年 9~11 月 収穫は5 月下旬 ~8 月半ばに行われた 収穫面積は大豆等ヘのシフトにより記録的な低水準となり 単収も 2017 年 4 月下旬の大平原東部での大雪等により豊作の前年度を下回った 米国農務省 (USDA) Crop Production ( ) によれば 収穫面積は10.2 百万ヘクタール ( 対前年度比 16.4% 減 ) 単収は3.38トン/ ヘクタール ( 同 9.1% 減 ) となり 生産量は34.5 百万トン ( 同 24.1% 減 ) となる見込み 2018/19 年度の播種作業は2017 年 9 月上旬から開始されたが 大平原中部の乾燥や北部の低温により遅延し USDA Crop Progress によれば 10 月 15 日時点の主要 18 州の播種進捗率は60%( 過去 5 年平均 71%) に留まっている < 春小麦 > 主に北部で栽培され 例年 播種は4~5 月頃 収穫は8~9 月頃に行われる 年度の春小麦の播種は2017 年 4~5 月 収穫は7 月下旬 ~9 月上旬に行われた 6 月 ~8 月上旬 大平原北部で高温乾燥により作柄が悪化していたところ 8 月半ば以降は降雨により乾燥状態が改善 USDA Crop Production ( ) によれば 生産量は前月から上方修正されたものの豊作の前年度を下回り 春小麦が11.3 百万トン ( 前月 10.9 百万トン 対前年度比 21.8% 減 ) デュラム小麦が1.5 百万トン ( 同 1.4 百万トン 同 47.2% 減 ) となる見込み 米国小麦連合会 (USWA) Harvest Report ( ) の最終結果によれば 硬質赤色春小麦 (HRS) の平均的な等級は1 等 ( 前年 1 等 ) で 容積重平均は805g/l( 同 806g/l) たんぱく含有量平均は14.6%( 同 14.2%) となっている 貿易情報 その他 USDA Wheat Outlook ( ) によれば 米国内における 年度の第一四半期の小麦の飼料用需要は 市場予想を下回る3.3 百万トンに留まった 一方 とうもろこしの飼料用需要は上昇しており 小麦の飼料用需要は年度末まで低迷すると見られる 我が国の輸入先国シェア1 位 (2016 年数量ベース 46.3%) 世界の生産量シェア 5 位 ( 年度 6.3%) 輸出量シェア 3 位 ( 年度 14.7%) 表 -2 米国の小麦需給 ( 市場年度 :6 月 ~ 翌年 5 月 ) 2016/ 17 写真 -1 ミシガン州ジョージタウン (2017 年 9 月 28 日撮影 ) -2018/19 年度の冬小麦の播種作業の様子 - 撮影 :Chris Ziehm 氏 予測値 2017/ 18 前月予測からの変更 対前年度増減率 (%) 生産量 消費量 うち飼料用 輸出量 輸入量 期末在庫量 期末在庫率 50.0% 53.1% 45.5% 収穫面積 ( 百万 ha) 単収 (t/ha) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates Grain: World Markets and Trade World Agricultural Production (12 October 2017)

18 イカナダ 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 収穫面積が増加するものの 主産地での乾燥により単収が低下することから 前年度より減少し 27.0 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より減少し 8.2 百万トンとなる見込み 輸出量は 引き続きたんぱく含有量が高い小麦への需要があること等から 前年度より増加し 21.0 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より減少し 期末在庫率も 17.5% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 2015/16 年度の消費量で上方修正 2016/ 17 年度の消費量 輸入量で上方修正 年度の生産量 輸出量で上方修正された 生育進捗状況及び作柄 カナダの小麦生産量の約 9 割を占める春小麦及びデュラム小麦は 主にプレーリー ( 同国西部のアルバータ州南東部からマニトバ州南西部の平原 ) で栽培され 例年 播種は 5 月頃 収穫は 8~10 月頃に行われる 年度の春小麦の播種作業は 2017 年 4 月下旬 ~6 月半ばに行われた 8 月から開始された収穫作業は 南部ではほぼ終了 一方 昨秋の降雨 降雪で収穫作業が今春に持ち越された北部では 播種 生育が遅れた上 今秋も降雨 降雪により収穫作業が遅れているが 今後天気が回復すれば作業が加速すると見られる カナダ農務農産食品省 (AAFC) Outlook for Principal Field Crops ( ) によれば 同国全体の単収は史上最高となった前年度から低下して平年並みに戻る一方 サスカチュワン州やアルバータ州では夏季の雨不足により平年を下回る見込み 品質は 特にデュラム小麦で前年度を大きく上回る見通し カナダ統計局データ ( ) によれば 年度の収穫面積は前年度を 0.7% 上回るものの 単収が 16.7% 下回ることから 生産量は 14.5% 下回る 27.1 百万トンとなる見込み 種類別には 春小麦 20.1 百万トン ( 対前年度比 1.8% 減 ) デュラム小麦 4.3 百万トン ( 同 44.6% 減 ) 冬小麦 2.8 百万トン ( 同 21.6% 減 ) カナダ穀物委員会 (CGC) 2017 Quality Data によれば 10 月 12 日時点の同国西部の赤色春小麦 (CWRS) については たんぱく含有量平均が 13.1%( 前年最終 13.6%) 1 等比率が 87.5%( 同 18.8%) 2 等比率が 9.3%( 同 39.0%) となっている また デュラム小麦 (CWAD) については たんぱく含有量平均が 13.6%( 同 13.6%) 1 等比率が 77.3%( 同 11.2%) 2 等比率が 14.8%( 同 11.6%) となっている 貿易情報 CGC Grain Statistics Weekly によれば 年度 (2017 年 8 月 ~) の輸出量は 10 月 15 日までの累計で 普通小麦が 万トン ( 対前年度比 5.9% 増 ) デュラム小麦が 74.9 万トン ( 同 11.7% 増 ) となった 我が国の輸入先国シェア2 位 (2016 年数量ベース 33.0%) 世界の生産量シェア 6 位 ( 年度 3.6%) 輸出量シェア 4 位 ( 年度 11.7%) 表 -3 カナダの小麦需給 ( 市場年度 :8 月 ~ 翌年 7 月 ) 年度 2015/ /17 写真 -2 カナダ西部アルバータ州 (2017 年 10 月 3 日撮影 ) - 収穫作業中の春小麦畑 - 写真提供 :Gerry Good 氏 前月予測予測値 ( ) はAAFC からの変更 対前年度増減率 (%) 生産量 (27.1) 消費量 (8.4) うち飼料用 (3.9) 輸出量 (20.9) 輸入量 (0.1) 期末在庫量 (4.8) 期末在庫率 17.3% 22.5% 17.5% (16.4%) 収穫面積 ( 百万 ha) (8.94) 単収 (t/ha) (3.03) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) AAFC Outlook For Principal Field Crops (13 October 2017)

19 ウ豪州 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 収穫面積が増加するものの単収が低下することから 前年度より減少し 21.5 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より減少し 7.0 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より減少し 18.0 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より減少し 期末在庫率も 13.5% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 2015/16 年度の生産量 消費量 期末在庫量で下方修正 2016/17 年度の生産量 消費量 輸出量 期末在庫量で下方修正 年度の生産量 消費量 輸出量で下方修正された 結果として 期末在庫量が下方修正された 生育進捗状況及び作柄 豪州の小麦は 主に西部や南東部で栽培され 播種は例年 4~6 月頃 収穫は 10~12 月頃に行われる 年度は 播種前の 2017 年 3 月に東部の広い範囲で雨が降り 早いところでは 3 月下旬から播種作業が開始され 6 月末までにほぼ終了した 豪州農業資源経済科学局 (ABARES) Agricultural Commodities ( ) によれば 年度の播種面積は 前年度を 2.8% 下回る 12.5 百万ヘクタールとなる見込み これは ビクトリア州等では降雨に恵まれたものの ニューサウスウェールズ州 南オーストラリア州 西オーストラリア州等の一部で乾燥に見舞われたため 播種後の作柄にもばらつきがあり 南部では 8 月の降雨により作柄が改善しているものの ニューサウスウェールズ州 クイーンズランド州 西オーストラリア州の一部では この降雨は遅きに失したと見られる 米国農務省 (USDA) World Agricultural Weather Highlights ( ) によれば 9 月はクイーンズランド州南部 ニューサウスウェールズ州では厳しい乾燥に見舞われ単収見通しが低下した 一方 同国南東部 南部の作柄は平年並み ~ 良好な状態が維持され 西部では 9 月末の雨により単収見通しが上昇 2017 年 10 月 12 日 ABARES は小麦を含む冬作物の生産量を 9 月予測から下方修正する見通しである旨を公表 同報によれば ニューサウスウェールズ州では作柄が悪化しており 単収が 9 月予測を下回ると見られる なお 冬作物全体の生産量は前年度を下回るものの過去 10 年平均並みとなる見通し 貿易情報 その他 農業分野への融資等を専門にするルーラル銀行 (Rural Bank) の 豪州農産物貿易実績 2016/17 ( ) によれば 2016/17 年度の農産物全体の輸出額は 8.5% 増の499 億豪ドル (4.3 兆円 ) となった うち 穀物の輸出額は139 億豪ドル (1.2 兆円 ) となり 牛肉 生体牛の輸出額 95 億豪ドル (0.8 兆円 ) を抜いて農産物最大となった これは 穀物の生産量が前年度を49% 上回る史上最高の大豊作で インド EUへの輸出が増加した一方 牛肉 生体牛は と畜頭数や出荷可能な牛が少なく国内取引価格が史上最高水準となり 米国 中国への輸出が減少したため 我が国の輸入先国シェア3 位 (2016 年数量ベース 15.5%) 世界の生産量シェア 9 位 ( 年度 2.9%) 輸出量シェア 5 位 ( 年度 10.0%) 表 -4 豪州の小麦需給 ( 市場年度 :10 月 ~ 翌年 9 月 ) 2016/17 前月予測予測値 ( ) はABARES からの変更 写真 -3 ビクトリア州インバーゴードン - 穂孕み期を迎えた小麦畑 -(2017 年 10 月 4 日撮影 ) 写真提供 :Australian Crop Forecasters 対前年度増減率 (%) 生産量 (21.6) 消費量 ( ) うち飼料用 ( ) 輸出量 (18.2) 輸入量 ( ) 期末在庫量 ( ) 期末在庫率 16.6% 21.9% 13.5% ( ) 収穫面積 ( 百万 ha) (12.45) 単収 (t/ha) (1.74) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) ABARES Agricultual commodities (19 September 2017)( ABARESは播種面積 )

20 エ EU 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 収穫面積が減少するものの 単収が上昇することから前年度より増加し 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より減少し 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より増加し 28.5 百万トンとなる見込み 輸入量は 乾燥によるスペインでのデュラム小麦の生産減等に伴い前年度より増加し 6.5 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より増加し 期末在庫率も 7.2% に上昇する見込み なお 前月からの予測の改訂は 2016/17 年度の生産量 期末在庫量で上方修正 年度の生産量 消費量で上方修正された 結果として 期末在庫量が上方修正された 生育進捗状況及び作柄 EUの小麦生産量の大部分を占める冬小麦は フランス ドイツ等を中心に各地で栽培され 例年 播種は10~11 月頃 収穫は翌年 7~8 月頃に行われる 年度の播種作業は 2016 年 10~12 月に行われた 一部産地では 2017 年 4 月下旬に急激な気温低下 春から初夏にかけて高温乾燥等に見舞われたものの 大部分の産地では生育が順調に進展した 現地調査会社によれば 収穫作業は5 月頃から開始され スペイン ハンガリー ルーマニア フランスでは9 月上旬までにほぼ終了 ドイツは9 月末 英国は10 月上旬に終了した なお ドイツでは7~8 月の降雨で一部で収穫が遅延するとともに品質が低下し 飼料用小麦の割合は前年度 (20%) や5 年平均 (14%) を上回る30% 程度になる模様 米国農務省 (USDA) EU Countries Area & Production ( ) によれば EU 全体の生産量は前年度を3.8% 上回る151.0 百万トンとなる見込み 国別には フランスが不作となった前年度を35.2% 上回り史上 3 番目となる39.9 百万トンとなる一方 ドイツは前年度を2.4% 下回る24.0 百万トンとなる見込み 2018/19 年度の播種作業は2017 年 9 月から開始されている 米国農務省 (USDA) World Agricultural Weather Highlights ( ) によれば 欧州中央部 北部の大部分で降水量が平年を上回り 播種や初期生育に必要な土壌水分量が上昇した また イタリアから欧州東部でも大雨が降り それまで続いていた乾燥状態が緩和した 一方 スペインを含むイベリア半島では高温乾燥状態が続いており 土壌水分が不足している状況 ( 図 -2) 国際穀物理事会 (IGC) Grain Market Report ( ) によれば 2018/19 年度の小麦の播種面積は 他に収益性の高い作物がないことから ほぼ 年度並みとなる見込み 貿易情報 その他 欧州連合の輸出入統計によれば 年度 (2017 年 7 月 ~) の輸出量は 2017 年 10 月 17 日までの累計で 普通小麦が前年度同期を30.6% 下回る567.1 万トン デュラム小麦が前年度同期を49.1% 下回る19.0 万トンとなっている 我が国の輸入先国シェア4 位 (2016 年数量ベース 2.9%) 世界の生産量シェア 1 位 ( 年度 20.1%) 輸出量シェア 2 位 ( 年度 15.8%) 表 -5 EU の小麦需給 ( 市場年度 :7 月 ~ 翌年 6 月 ) 2016/17 予測値 ( ) は EU 図 -2 欧州の土壌水分量平年対比 (2017 年 10 月 1 日 ~15 日 ) - 中央部 北部等では降雨も イベリア半島は高温乾燥状態が継続 - 資料 :JAXA 提供 土壌水分平年対比 (MODIS) 前月予測からの変更 対前年度増減率 (%) 生産量 (149.6) 消費量 (125.8) うち飼料用 (52.6) 輸出量 (28.4) 輸入量 (4.8) 期末在庫量 (12.9) 期末在庫率 9.5% 6.7% 7.2% (8.4%) 収穫面積 ( 百万 ha) (26.27) 単収 (t/ha) (5.7) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) EU Balance Sheets For Cereals and Oilseeds and Rice (28 September 2017)

21 オ中国 ( 世界の生産量シェア 2 位 ( 年度 17.3%)) 表 -6 中国の小麦需給 ( 市場年度 :7 月 ~ 翌年 6 月 ) 2016/17 予測値 ( ) は IGC 前月予測からの変更 対前年度増減率 (%) 生産量 (130.2) 消費量 (120.3) うち飼料用 (17.0) 輸出量 (0.9) 輸入量 (3.1) 期末在庫量 (108.0) 期末在庫率 86.1% 93.1% 108.9% (89.1%) 収穫面積 ( 百万 ha) (24.00) 単収 (t/ha) (5.43) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) IGC Grain Market Report (28 September 2017) 生育進捗状況及び作柄 中国糧油情報センター ( ) によれば 年度の生産量は 百万トン ( 対前年度比 1.0% 増 ) 単収は 5.43 トン / ヘクタール ( 同 1.8% 増 ) となる見込み < 冬小麦 > 中国の小麦生産量の 95% 超を占める冬小麦は 主に華北平原で栽培され 例年 播種は 10~11 月 収穫は翌年 5~6 月頃に行われる 年度の播種は 2016 年 9~10 月に行われ 大部分の産地で総じて好天に恵まれて生育が進展し 収穫は 2017 年 6 月末に終了した 2018/19 年度の播種は 2017 年 9 月から開始され 中国中央気象台 秋收秋种気象服务 によれば 播種作業は降雨の影響で遅れており 10 月 17 日時点の進捗率は中国全体で 30.7% となっている < 春小麦 > 春小麦は主に北部で栽培され 例年 播種は 5~6 月頃 収穫は 8~9 月頃に行われる 年度の播種は 2017 年 3~5 月に行われ 収穫は 9 月初旬にほぼ終了した 貿易情報 その他 中国農業部 農産品供需形成分析月報 (2017 年 9 月 ) によれば 今期の小麦の品質は良好で 加工業者の買入れが順調に進んでいることから 9 月 25 日時点の政府買入数量は 70.5 百万トンと前年同期 (72.8 百万トン ) を下回っている 中国税関 ( 海関 ) 統計によれば 2017 年 1~9 月の輸入量累計は 万トン ( 対前年同期比 24.7% 増 ) 国別内訳は 豪州 万トン 米国 万トン カナダ 27.5 万トン カザフスタン 22.9 万トン等 カインド ( 世界の生産量シェア 3 位 ( 年度 13.1%)) 表 -7 インドの小麦需給 ( 市場年度 :4 月 ~ 翌年 3 月 ) 2016/17 予測値 ( ) は IGC 前月予測からの変更 対前年度増減率 (%) 生産量 (98.4) 消費量 (100.4) うち飼料用 (5.0) 輸出量 (0.3) 輸入量 (4.0) 期末在庫量 (11.5) 期末在庫率 16.2% 10.0% 11.1% (11.4%) 収穫面積 ( 百万 ha) (31.75) 単収 (t/ha) (3.10) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) IGC Grain Market Report (28 September 2017) 生育進捗状況及び作柄 インドの小麦は主に北部で栽培され 例年 播種は 10~12 月頃 収穫は翌年 3~5 月頃に行われる 年度の播種作業は 2016 年 10 月 ~2017 年 1 月に行われた モンスーンの降雨に恵まれて灌漑用水が潤沢になるとともに 播種時期の国内需給がタイトで国内の市場価格が堅調であったこと等から 播種面積は史上最高の 百万ヘクタールとなった 播種後の生育は順調 主産地の北部の作柄は総じて良好な状態が維持され 収穫作業は 5 月上旬にほぼ終了した インド農業省の第 4 次生産高予想 ( ) によれば 生産量は前年度 (92.3 百万トン ) を上回り 史上最高の 98.4 百万トンとなる見込み 2018/19 年度の播種は 2017 年 10 月下旬から開始される予定で 同国農業省は生産目標数量を 97.5 百万トンと設定している 貿易情報 その他 インド商工省データによれば 年度 (2017 年 4 月 ~) の輸入量は 7 月末時点の累計で前年度同期 (5.1 万トン ) を上回る 48.7 万トンとなった 国別には 豪州が 48.0 万トンと大半を占め 次いでイタリア (0.7 万トン ) 等となっている インドでは 政府買入れの一部が食料安全保障や貧困対策等のため備蓄され 政府が必要と定める本年 10 月 1 日時点の在庫水準は 20.5 百万トンとなっているところ 2017 年 9 月 1 日時点の在庫量は 27.8 百万トンと 同水準及び前年同期 (21.3 百万トン ) を上回っている

22 キロシア 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 冬小麦の単収上昇や春小麦の作柄が良好であることから増加し 史上最高の 82.0 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より増加し 43.5 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より増加し 世界最大の 32.5 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より増加し 期末在庫率も 22.8% に上昇する見込み なお 前月からの予測の改訂は 2016/17 年度の輸出量で上方修正 期末在庫量で下方修正 年度の生産量 消費量で上方修正された 結果として 期末在庫量が上方修正された 生育進捗状況及び作柄 ロシア農業省によれば 10 月 17 日時点の冬小麦 春小麦計の収穫面積は前年同期並みの 27.1 百万ヘクタールとなり 進捗率 98.1% と作業はほぼ終了 平均単収は 3.22 トン / ヘクタールと前年同期 (2.97 トン / ヘクタール ) を上回り 収穫量は 87.3 百万トンと前年同期 (75.6 百万トン ) を上回り史上最高となっている < 冬小麦 > ロシアの小麦生産量の約 7 割を占める冬小麦は 主に欧州に近い南部や西部で栽培され 例年 播種は 8~10 月頃 収穫は翌年 7~8 月頃に行われる 年度の播種は 2016 年 8~10 月 収穫は 2017 年 6 月下旬 ~8 月中旬に行われた 主産地の南部では総じて好天に恵まれて作柄は良好となった 2018/19 年度の播種作業は 2017 年 9 月から開始され 一部で乾燥が懸念されるものの ロシア農業省によれば 10 月 17 日時点の播種済面積は 前年同期 (15.4 百万ヘクタール ) を上回る 15.8 百万ヘクタール 進捗率は 90.9% となっている < 春小麦 > 春小麦は主にシベリア連邦管区及び沿ヴォルガ連邦管区等で栽培され 例年 播種は 4~5 月頃 収穫は 8~9 月頃に行われる 年度の播種作業は 2017 年 4~6 月に行われた 作柄は概ね平年並み ~ 良好で 8 月中旬から開始された収穫作業は 10 月中に終了する見通し 貿易情報 その他 ロシア連邦税関庁によれば 年度 (2017 年 7 月 ~) の輸出量は 2017 年 9 月末時点の累計で 前年度同期を 12.7% 上回る 万トンとなった ロシア連邦統計庁によれば 9 月 1 日時点の国内穀物在庫量は 51.1 百万トンと前年同期を 10.5% を上回り 過去最大となっている 現地報道によれば 2017 年 10 月 1 日から 2018 年 6 月 30 日の間 国内 12 州から港湾経由で輸出される穀物の鉄道輸送料金が 10.3% 値下げされることとなった また トカチョフ農相が 国内市場安定化を目的とした輸出用穀物や国家備蓄在庫の穀物に対する鉄道輸送補助金の拠出を提案したことを受けて 政府決定文書の作成が進んでおり 同案はパブリックコメントを経て 11 月に発効する見通し 世界の生産量シェア 4 位 ( 年度 10.9%) 輸出量シェア 1 位 ( 年度 18.1%) 表 -8 ロシアの小麦需給 ( 市場年度 :7 月 ~ 翌年 6 月 ) 2016/17 予測値 ( ) は IGC 2017/ 18 前月予測からの変更 写真 -4 ロシア南部ヴォルゴグラード州 (2017 年 10 月 11 日撮影 ) - 発芽期 ~ 一葉期を迎えた 2018/19 年度の冬小麦畑 - 対前年度増減率 (%) 生産量 (82.0) 消費量 (43.2) うち飼料用 (20.5) 輸出量 (32.1) 輸入量 (0.3) - - 期末在庫量 (17.5) 期末在庫率 9.0% 16.0% 22.8% (23.2%) 収穫面積 ( 百万 ha) (26.80) 単収 (t/ha) (3.06) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) IGC Grain Market Report (28 September 2017)

23 クウクライナ 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 単収が低下することから前年度より減少し 26.5 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より減少し 10.0 百万トンとなる見込み 輸出量は 生産減と期首在庫が少ないことから前年度より減少し 16.5 百万トンとなる見込み 期末在庫量は ほぼ前年度並み 期末在庫率は 6.8% に上昇する見込み なお 前月からの予測の改訂は行われていない 生育進捗状況及び作柄 ウクライナの小麦生産量の 95% 以上を占める冬小麦は 主に南部や中央部で栽培され 播種は例年 8~9 月頃 収穫は翌年 7~8 月頃に行われる 年度の冬小麦の播種は 2016 年 9~12 月 収穫は 6 月末 ~8 月末に行われた 播種作業は 2016 年夏の乾燥が 10 月の降雨により緩和されて作業が順調に進展し 播種面積は前年度を上回った 播種後の生育は 休眠明けの 2017 年 4~5 月に低温湿潤型の天候 6 月に中央部 西部で厳しい乾燥に見舞われたものの 主産地の南部 東部では総じて好天に恵まれて 7 月末には同国全域で完熟期に達した 収穫作業は 一部で降雨に見舞われたものの 主産地では概ね好天となり 作業は順調に進展 ウクライナ国家統計局によれば 収穫面積は 6.3 百万ヘクタール ( 前年度比 2 % 増 ) 9 月 1 日時点の収穫量は 26.5 百万トン ( 同 2% 増 ) となっており 単収はほぼ前年度並みとなる見込み 2018/19 年度の冬小麦の播種作業は 2017 年 9 月初旬から開始されている ウクライナ農業政策食料省によれば 作業は前年同期並みのペースで進展し 10 月 12 日時点の小麦の播種済面積は 5.11 百万ヘクタール 進捗率は 83% となっている 現地調査会社によれば 9 月初めに多量の雨が降ったものの その後は高温乾燥型の天候が続き 9 月末にようやく気温が低下して平年をわずかに上回る降雨が観測された このため 主産地の多くで播種や初期生育に必要な土壌水分が不足し 9 月半ば以降に播種した圃場では発芽状態が思わしくなく 苗が不揃いで屈折も見られる模様 なお 播種した作物は発芽 ~ 分げつ期を迎えている 貿易情報 その他 ウクライナ税関によれば 年度 (2017 年 7 月 ~) の小麦輸出量は 2017 年 8 月末時点の累計で 前年度同期を 12.9% 下回る 万トンとなった 国別には エジプトが 47.6 万トンと最大で全体の 14.5% を占め 次いで韓国 (38.2 万トン ) インドネシア (37.9 万トン ) タイ (33.0 万トン ) 等アジア向けも多い 欧州連合 (EU) は 2017 年の域内へのウクライナ産穀物の輸入について 10 月 1 日から 3 年間 非関税割当量を追加すると発表 小麦は 既に設定されている非関税枠 96 万トンに 6.5 万トンが追加されることとなる 我が国の輸入先国シェア 5 位 (2016 年数量ベース 1.6%) 世界の生産量シェア 7 位 ( 年度 3.5%) 輸出量シェア 6 位 ( 年度 9.2%) 表 -9 ウクライナの小麦需給 ( 市場年度 :7 月 ~ 翌年 6 月 ) 2016/17 予測値 ( ) は IGC 2017/ 18 前月予測からの変更 対前年度増減率 (%) 生産量 (26.0) 消費量 (9.9) うち飼料用 (3.0) 輸出量 (16.2) 輸入量 (0.0) 期末在庫量 (1.9) 期末在庫率 11.3% 6.3% 6.8% (7.3%) 収穫面積 ( 百万 ha) (6.60) 単収 (t/ha) (3.94) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) IGC Grain Market Report (28 September 2017) 写真 -5 ウクライナキロヴォグラード州 (2017 年 10 月 10 日撮影 ) - 発芽した 2018/19 年度の冬小麦畑 -( 播種 :9 月 21 日 )

24 ケカザフスタン 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 収穫面積が減少することから 前年度より減少し 14.0 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度と変わらず 6.9 百万トンとなる見込み 輸出量は 豊作となった前年度からの持越在庫が多いことから前年度より増加し 7.5 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より減少し 期末在庫率も 25.1% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は行われていない 生育進捗状況及び作柄 年度の穀物の収穫作業は 10 月 18 日に終了した 現地調査会社によれば 春小麦 冬小麦計の生産量は前年度を 7.5% 下回る 13.9 百万トンとなる見込み < 春小麦 > カザフスタンの小麦生産量の 9 割以上を占める春小麦は 主に北部 ( アクモラ州 コスタナイ州 北カザフスタン州 ) で栽培され 例年 播種は 5~6 月頃 収穫は 8~10 月頃に行われる 年度の播種作業は 主産地の北部で 2017 年 5~6 月上旬に行われた 農業市場情報システム (AMIS) Crop Monitor for Early Warning ( ) によれば 播種面積は収益性の高い作物へのシフトにより前年度を下回った カザフスタン国家気象局によれば 主産地の北部では 播種後の気象条件は好適で 6 月以降の散発的な降雨により生育は順調に進展 収穫作業は 8 月中旬から開始され 8 月の高温乾燥により大部分の産地で作物の完熟や収穫作業が進展している 作柄については アクモラ州の一部では 8 月の高温乾燥により登熟期の作物に悪影響が生じたものの 9 月中旬以降に夜間気温が氷点下を下回ったことによる登熟への影響はなく 概ね良好な状態が維持された 9 月末時点で全体的に完熟に達し 収穫は最終段階に入っている < 冬小麦 > 冬小麦は 主に南部や南東部で栽培され 例年 播種は 10~11 月頃 収穫は翌年 7~8 月頃に行われる カザフスタン国家気象局によれば 年度の播種は 2016 年 10~11 月に行われ 生育は土壌水分量に恵まれて順調に進展し 収穫は 7 月末にほぼ終了 ( 世界の輸出量シェア 8 位 ( 年度 4.2%)) 表 -10 カザフスタンの小麦需給 ( 市場年度 :9 月 ~ 翌年 8 月 ) 2016/17 予測値 ( ) は IGC 写真 -6 カザフスタン北部コスタナイ州 (2017 年 10 月 12 日撮影 ) - 収穫作業中の春小麦畑 / 18 前月予測からの変更 対前年度増減率 (%) 生産量 (13.8) 消費量 (6.8) - - うち飼料用 (2.0) - - 輸出量 (7.4) 輸入量 (0.1) 期末在庫量 (2.9) 期末在庫率 17.9% 28.9% 25.1% (20.4%) 収穫面積 ( 百万 ha) (11.70) 単収 (t/ha) (1.18) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) IGC Grain Market Report (28 September 2017) アイトゥガノフ農業省第一次官は 2017 年 9 月 12 日の閣僚会議において 春小麦 冬小麦の品質に関し 食用となる 3 等の割合は 同日時点で前年度 (48.8 %) を上回る 63.2% となっている旨発言 なお 同日時点の収穫進捗率は 76.6% 貿易情報 その他 カザフスタン財務省税関監督委員会によれば 貿易年度 (2017 年 7 月 ~) の輸出量 ( ユーラシア経済連合加盟国 (EEU) 向けを除く ) は 2017 年 8 月末時点の累計で 前年度同期を22.6% 上回る38.8 万トンとなっている - 9 -

25 コアルゼンチン 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 前年度より減少し 17.5 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より増加し 5.9 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より減少し 11.5 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より増加し 期末在庫率も 2.5% に上昇する見込み なお 前月からの予測の改訂は 2016/17 年度の生産量 輸出量で上方修正 消費量で下方修正された 生育進捗状況及び作柄 アルゼンチンの小麦は 主にパンパ地方のブエノスアイレス州 コルドバ州 サンタフェ州等で栽培され 例年 播種は 5~7 月頃 収穫は 11 月 ~ 翌年 1 月頃に行われる 年度の播種作業は 2017 年 5 月初旬から 8 月末に行われた 総じて好天に恵まれた北部では 作業が 7 月半ばにほぼ終了した 一方 長雨のため土壌水分過多となったブエノスアイレス州やラパンパ州の一部では作業に遅れが生じた 播種後の生育は 北部では乾燥型の天候が続いたものの 9 月以降の降雨により乾燥状態が改善し 生育が順調に進展している 一方 ブエノスアイレス州やラパンパ州の一部の低地では土壌水分過多の状態が続き 作物の生育や施肥 防除作業に影響が出ている模様 ブエノスアイレス穀物取引所週報 ( ) によれば 同国全体の播種面積 5.45 百万ヘクタールのうち 10 月 11 日時点の作柄評価は 良 / やや良の割合が 60% となっており 出穂進捗率は 39.5% と前年同期 (19.5%) 及び過去 5 年平均 (25.4%) を上回っている 同国北西部 北東部では 9 月に続いて 10 月初旬も雨が降り 登熟期 ~ 成熟期の土壌水分の状態が改善し 播種 生育が早かった地域では 既に収穫作業が開始されている また コルドバ州北部中央 サンタフェ州では 重要な乳熟期 ~ 登熟期を迎えており 単収見込みは前年度を上回る見通し 一方 ブエノスアイレス州中央部 西部では 播種後も雨がちな天候となっていたところ 10 月以降の好天により土壌水分の状態が緩やかに改善し始めている また ブエノスアイレス州南部 ラパンパ州では 土壌水分が過多となっている圃場が一部残っているものの総じて適度となり 作柄も良好となっている 貿易情報 アルゼンチン農産業省農畜食糧衛生品質管理センター (SENASA) によれば 2017 年 1~8 月の輸出量累計は 前年同期を21.8% 上回る921.5 万トンとなっている 国別には 隣国ブラジルが335.3 万トンと最大で全体の36.4% を占めており 次いでアルジェリア (94.5 万トン ) ベトナム(72.5 万トン ) チリ(67.8 万トン ) バングラデシュ(56.2 万トン ) タイ(40.6 万トン ) 等 アフリカ アジア向けも多い ( 世界の輸出量シェア 7 位 ( 年度 6.4%)) 表 -11 アルゼンチンの小麦需給 ( 市場年度 :12 月 ~ 翌年 11 月 ) 2016/17 写真 -7 ブエノスアイレス州ヌエヴェ デ フリオ市 - さび病の被害が発生している小麦畑 -(2017 年 10 月 1 日撮影 ) 撮影 :Agustin Rocha 氏 予測値 ( ) は IGC 2017/ 18 前月予測からの変更 対前年度増減率 (%) 生産量 (16.5) 消費量 (5.7) うち飼料用 (0.4) - - 輸出量 (10.9) 輸入量 (0.0) - - 期末在庫量 (0.4) 期末在庫率 4.0% 1.7% 2.5% (2.4%) 収穫面積 ( 百万 ha) (5.40) 単収 (t/ha) (3.06) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) IGC Grain Market Report (28 September 2017)

26 2 とうもろこし (1) 国際的なとうもろこし需給の概要 ( 詳細は右表を参照 ) < 米国農務省 (USDA) の見通し > 生産量 年度前年度比前月比生産量は アルゼンチンで増加するものの 米国 中国 ブラジル等で減少が見込まれることから 世界全体では前年度を下回り 1,038.8 百万トンとなる見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で上方修正され 国別には 米国 メキシコで上方修正 ウクライナで下方修正された 消費量 年度前年度比前月比消費量は 中国 米国 EU ブラジル等で増加が見込まれることから 世界全体では前年度を上回り 1,064.8 百万トンとなる見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で上方修正され 国別には 中国 米国 EU メキシコで上方修正された 貿易量 年度前年度比前月比世界全体の貿易量は 前年度より減少し 百万トンとなる見込み 国別には 輸出国では アルゼンチン パラグアイで増加し 米国 ブラジル等で減少する見込み 輸入国では イラン EU 等で増加する見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で上方修正され 輸出国では アルゼンチンで上方修正 セルビア ウクライナ ロシアで下方修正 輸入国では ベトナムで下方修正された 期末在庫量 年度前年度比前月比世界全体の期末在庫量は 前年度より減少し 百万トンとなる見込み 国別には 米国で在庫が積み増しされるものの 中国 EU メキシコ等で取り崩される見込み 期末在庫率は 18.9% と 前年度より低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で下方修正され 国別には EU 米国で上方修正 中国 メキシコで下方修正された メキシコ 3% ウクライナ 3% アルセ ンチン 4% EU 6% 図 -1 世界のとうもろこしのシェア ( 年度 ) その他 20% フ ラシ ル 9% 生産量 10.4 億トン 中国 21% 米国 35% 南アフリカ輸出量 1.5 億トン 1% ハ ラク アイその他 2% 6% ロシア米国 4% 31% ウクライナ 14% アルセ ンチン 19% フ ラシ ル 23% 表 -1 世界のとうもろこし需給 ( 米国農務省 ) 2016/17 前月予測対前年度 予測値からの変更増減率 (%) 生産量 , , 米国 中国 ブラジル EU アルゼンチン ウクライナ メキシコ 消費量 , , うち飼料用 米国 中国 EU ブラジル メキシコ インド エジプト 貿易量 ( 輸出 ) 米国 ブラジル アルゼンチン ウクライナ ロシア パラグアイ セルビア ( 輸入 ) 日本 メキシコ EU 韓国 エジプト ベトナム イラン 期末在庫量 中国 米国 ブラジル EU イラン メキシコ 期末在庫率 22.1% 21.4% 18.9% 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates Grain:World Markets and Trade (12 October 2017)

27 (2) とうもろこしの主要生産 輸出国等の需給状況 ア米国 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 大豆への転換により収穫面積が減少し 単収も低下することから 前年度より減少し 百万トンとなる見込み 消費量は 飼料用需要及びエタノール用等需要が増加すること等から 前年度より増加し 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より減少し 47.0 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より増加し 期末在庫率は 16.4% に上昇する見込み なお 前月からの予測の改訂は 2016/17 年度の消費量 輸入量で上方修正 輸出量 期末在庫量で下方修正 年度の生産量 消費量で上方修正された 結果として 期末在庫量が上方修正された 生育進捗状況及び作柄 米国のとうもろこし産地の大部分において 例年 播種は 4 月中旬から 5 月下旬にかけて 収穫は 9 月中旬から 11 月中旬にかけて行われる 年度の播種作業は テキサス州で温暖な天候に恵まれ 例年になく早い 2017 年 2 月上旬から開始された 中西部では 4 月上旬より開始されたが 4 月下旬に低温と降雨 / 降雪に見舞われ作業に遅れが生じた インディアナ州南部やイリノイ州の一部地域では 洪水の発生により再播種の必要が生じた 5 月以降は 概ね作業に適した天候となり播種作業は順調に進展 6 月上旬までにほぼ終了した 6 月以降 中西部の西部地域では高温乾燥型の天候が続き作柄の悪化が懸念されたが 7 月下旬より降雨に恵まれ作柄の回復が見られた 中西部では 9 月中旬より収穫作業が開始された 米国農務省 (USDA) Crop Progress ( ) によれば 10 月 15 日現在 主要 18 州のとうもろこしの収穫進捗率は 28% と 前年同期 (44%) 及び平年同期 (47%) を下回っている 作柄評価は 良 / やや良が 65% と前週 (64%) をわずかに上回るものの 豊作だった前年同期 (74%) を大きく下回っている ( 図 -2 3) 図 -2 収穫進捗率 図 -3 作柄評価 我が国の輸入先国シェア1 位 (2016 年数量ベース 74.5%) 世界の生産量シェア 1 位 ( 年度 34.9%) 輸出量シェア 1 位 ( 年度 31.2%) 表 -2 米国のとうもろこし需給 ( 市場年度 :9 月 ~ 翌年 8 月 ) 2016/17 前月予測対前年度 予測値からの変更増減率 (%) 生産量 消費量 うち飼料用 エタノール用等 輸出量 輸入量 期末在庫量 期末在庫率 12.7% 15.7% 16.4% 収穫面積 ( 百万 ha) 単収 (t/ha) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) 写真 -1 アイオワ州 (2017 年 9 月 29 日撮影 ) - 収穫作業が進展するとうもろこし畑 - 資料 :USDA Crop Progress ( ) をもとに農林水産省で作成 写真提供 :Dustin Fouch 氏

28 米国のバイオエタノール 米国におけるとうもろこしのエタノール向け需要は 米国環境保護局 (EPA) が定めた再生可能燃料基準 (RFS) による使用義務量の段階的な増加等の要因で とうもろこし需要の約 4 割を占めるまで増加してきたが 近年は ガソリン需要の伸びの鈍化や ブレンドの壁 ( 現在 米国ではエタノール 10% 混合ガソリンが市場の大勢を占めており この混合率が上がらない限りエタノール需要は頭打ちとなる ) 問題等により 需要の伸びが鈍化している ( 図 -4) エタノールの生産量は 2012 年 6 月以降 とうもろこしの価格高騰を受け 1 日当たり 90 万バレル超だった生産量が 80 万バレル前後まで減少した 2013 年 4 月以降 とうもろこしの価格下落に伴い生産量は徐々に増加し 現在は概ね 100 万から 105 万バレルの水準で推移している ( 図 -5) 2017 年 7 月 5 日 EPA は 2018 年の RFS の使用義務量を 2017 年 (192.8 億ガロン ) から 億ガロンへ引き下げることを提案した そのうち とうもろこし由来のエタノール使用義務量は 億ガロンと 2017 年から据置きとなり 年々増加していたバイオディーゼルは 21.0 億ガロンに留まった一方 セルロース由来を含む次世代型バイオ燃料は 42.4 億ガロンに引き下げられた ( 表 -3) 報道 ( ) によれば 2017 年 9 月 26 日 EPA はバイオディーゼルの使用義務量の引き下げを検討する旨発表した 使用義務量の引き下げが実現すれば バイオ燃料の使用量が減少すると予想され 再生燃料協会 (RFA) 及び全米ディーゼル委員会 (NBB) 全米とうもろこし生産者協会 (NCGA) を含む 11 団体は 10 月 3 日 トランプ大統領宛てに連名で書簡を送り 米国のバイオ燃料業界の成長と繁栄を脅かし 地方経済に悪影響を与える 等として RFS を強化するよう求めた 報道 ( ) によれば とうもろこし生産州からの激しい反対を受け 2017 年 10 月 19 日 EPA はバイオ燃料の混合比率の引き下げを目指す姿勢を一転させ 提案済みの水準以上を維持する旨表明した 表 -3 EPA における原料別バイオ燃料の使用義務量 ( 単位 : 億カ ロン ) 2014 年 2015 年 2016 年 2017 年 2018 年 従来型バイオ燃料バイオエタノール 2007 年エネルキ ー法 数量案 (5 月 )* 最終案 (11 月 ) n/a 次世代バイオ燃料 2007 年エネルキ ー法 数量案 (5 月 )* 最終案 (11 月 ) n/a うち セルロース由来 2007 年エネルキ ー法 数量案 (5 月 )* 最終案 (11 月 ) n/a うち バイオディーゼル 2007 年エネルキ ー法 数量案 (5 月 )* 最終案 (11 月 ) ** 合計 2007 年エネルキ ー法 数量案 (5 月 )* 最終案 (11 月 ) n/a * 2018 年数量案は 2018 年 7 月に提出 ** 2018 年最終案は 2017 年 11 月に提出 資料 : 米国環境保護局 (EPA) 資料 (2017.7) をもとに農林水産省で作成 図 -4 ( 百万 t) 米国とうもろこし需給の推移 - 年度の生産量 輸出量はともに減少 資料 :USDA PS&D ( ) をもとに農林水産省で作成 図 -5 米国におけるバイオエタノールの週間生産量 ( 日量平均 ) の推移 ( 万バレル ) エタノール向け需要飼料用需要生産量 資料 : 米国エネルギー情報局 (EIA) 資料 ( ) をもとに農林水産省で作成 /05 05/06 06/07 07/08 08/09 09/10 10/11 11/12 12/13 13/14 14/15 15/16 16/17 17/18 ( 年度 ) 補助金制度期限切れに伴う駆け込み生産増 (2011 年末 ) その他国内需要輸出量期末在庫率 輸出需要増によるバイオ燃料価格の上昇及び低い原料価格による生産増 (2014 年 12 月 ) とうもろこし相場高騰による生産減 (2012 年 6 月以降 ) 原料価格の下落等による生産量の回復 (2013 年 4 月 ) エタノール向け需要は増加 % 140 (%)

29 イ中国 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 単収が上昇するものの 大豆への転換により収穫面積が減少することから 前年度より減少し 百万トンとなる見込み 消費量は 堅調な飼料用需要の増加等から前年度より増加し 史上最高の 百万トンとなる見込み 輸入量は 前年度と変わらず 3.0 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より減少し 期末在庫率も 33.0% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 消費量で上方修正 輸出量でわずかに上方修正された 結果として 期末在庫量が下方修正された 生育進捗状況及び作柄 年度の春とうもろこしの播種作業は 広西チワン族自治区で 2017 年 3 月中旬から 主産地の東北地区では 4 月下旬から開始された 同地区西部では 5 月以降は高温乾燥型の天候に見舞われ作業に遅れが生じたが 5 月下旬までに終了した 夏とうもろこしの播種作業は 4 月中旬から開始され 7 月上旬までに終了した 播種以来 産地の大部分で温暖な天候と日照時間に恵まれ作物は順調に生長した 9 月以降 四川盆地東部 貴州東部 江漢地域の一部では雨勝ちな天候が続き 収穫作業に遅れが生じたものの 産地の大部分では好天に恵まれ作業が順調に進展している 中国中央気象台によれば 10 月 7 日現在 春とうもろこしは 東北地区の一部で乳熟期から成熟期に入っており 産地の大部分で収穫作業が終了している 夏とうもろこしは 華北地区 西北地区 西南地区 黄淮地域 ( 黄河と淮河の間 ) の大部分で乳熟期から成熟期に入っており 一部で収穫作業が開始されている 10 月 16 日現在 中国全体の収穫進捗率は 78.9% と 前年度並みとなっている 貿易情報 その他 中国通関 ( 海関 ) 統計によれば 2017 年 9 月の輸入量は 前年同月比 1,213.9 % 増の 25.0 万トンとなった 国別内訳は 米国 17.5 万トン ( シェア 70.0%) ウクライナ 5.3 万トン ( 同 21.0%) また 2017 年 1~9 月の累計輸入量は 前年同期比 23.6% 減の 万トンとなった 国別内訳は ウクライナ 万トン ( 同 65.3%) 米国 70.3 万トン ( 同 30.9%) 報道 ( ) によれば 中国政府は 2020 年までにバイオエタノールを 10% 添加した混合ガソリン E10 の利用を同国全体で拡大する計画を発表した 同国政府がバイオ燃料の使用目標について明確な期日を設けるのは今回が初めて 国営企業の中国石油天然気集団 (CNPC) によれば 2020 年のエタノール需要は現在の年間 2.1 百万トンから約 7 倍となる 15.0 百万トンに達すると予想される 環境対策のみならず 45 百万トンのとうもろこし需要が見込まれ 膨大なとうもろこし在庫の削減が見込まれる なお 同国政府はとうもろこし主産地の東北地区では新たに 10 カ所以上のエタノール工場建設が予定されている模様 また 同国政府は化石燃料使用車の生産 販売の禁止時期についても検討していることを明らかにしている ( 世界の生産量シェア 2 位 ( 年度 20.7%)) 表 -4 中国のとうもろこし需給 ( 市場年度 :10 月 ~ 翌年 9 月 ) 2016/17 予測値 ( ) はIGC 前月予測対前年度からの変更増減率 (%) 生産量 (212.5) 消費量 (233.3) うち飼料用 (154.8) 輸出量 (0.2) 輸入量 (2.5) - - 期末在庫量 (83.2) 期末在庫率 50.9% 43.6% 33.0% (35.6%) 収穫面積 ( 百万 ha) (35.40) 単収 (t/ha) (6.00) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) IGC Grain Market Report (28 September 2017) 写真 -2 山東省済寧市 (2017 年 9 月 24 日撮影 ) - 収穫作業が進展するとうもろこし畑 -

30 ウアルゼンチン 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 前年度より増加し 42.0 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より増加し 12.5 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より増加し 29.0 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より増加し 期末在庫率は 14.6% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 2016/17 年度の期末在庫量で上方修正 輸出量で下方修正 年度の輸出量で上方修正された 結果として 期末在庫量が上方修正された 生育進捗状況及び作柄等 アルゼンチンの早植えとうもろこしは 8~11 月に播種され 翌年 2~6 月に収穫される 遅植えとうもろこしは 11 月 ~ 翌年 2 月に播種され 5~ 8 月に収穫される ブエノスアイレス穀物取引所週報 ( ) によれば 年度のとうもろこしの播種は 中央部で 8 9 月を通じて湿潤型の天候が続き 土壌水分過多から作業に遅れが生じている 他方 作業が終了したコルドバ州 エントレリオス州 サンタフェ州では 作物の順調な生長が見られる模様 10 月 12 日現在 播種進捗率は 21.7 % と前年同期 (31.8%) を下回っている 同取引所 ( ) によれば 年度の生産量は 41.0 百万トンと 史上最高を記録した前年度 (39.0 百万トン ) をさらに上回る見込み これは 2015 年 12 月のマクリ大統領就任後 それまで 20% だったとうもろこしの輸出税が撤廃された一方 大豆は 35% から 30% に引き下げられたものの 財政難を理由にその後は 2018 年 1 月から翌年 12 月にかけて毎月 0.5% づつの引き下げに留まることとなったことから 農家のとうもろこしの生産意欲が高まったため 貿易情報 図 -6 南米の州別降水量推移 資料 :JAXA 提供 GSMaP 降水量 アルゼンチン農産業省農畜食糧衛生品質管理センター (SENASA) によれば 2017 年 8 月のとうもろこしの輸出量は370.8 万トン 国別内訳は 韓国 (49.3 万トン ) エジプト(46.4 万トン ) ベトナム(45.4 万トン ) また 2017 年 1 ~8 月の累計輸出量は1,281.0 万トン 国別内訳は ベトナム (237.6 万トン ) が最も多く全体の18.5% を占め 次いでアルジェリア (198.4 万トン ) エジプト (165.7 万トン ) 我が国の輸入先国シェア5 位 (2016 年数量ベース 0.2%) 世界の生産量シェア 5 位 ( 年度 4.0%) 世界の輸出量シェア 3 位 ( 年度 19.2%) 表 -5 アルゼンチンのとうもろこし需給 ( 市場年度 : 翌年 3 月 ~ 翌々年 2 月 ) 2016/17 予測値 ( ) は IGC 前月予測からの変更 対前年度増減率 (%) 生産量 (49.2) 消費量 (19.2) うち飼料用 (14.5) 輸出量 (28.0) 輸入量 期末在庫量 (10.6) 期末在庫率 3.4% 15.3% 14.6% (22.5%) 収穫面積 ( 百万 ha) (6.60) 単収 (t/ha) (7.45) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) IGC Grain Market Report (28 September 2017) 写真 -3 ブエノスアイレス州 (2017 年 9 月 26 日撮影 ) - 降雨による土壌水分過多により 播種作業の開始に遅れが生じている - 写真提供 :Agustin Rocha 氏

31 エブラジル 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 前年度より減少し 95.0 百万トンとなる見込み 消費量は 飼料用需要増から前年度より増加し 61.5 百万トンの見込み 輸出量は 前年度より減少し 34.0 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より減少し 期末在庫率も 9.5% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は行われていない 生育進捗状況及び作柄 夏とうもろこしは 南部 南東部を中心に大豆と競合する 8~12 月に播種され翌年 1~6 月に収穫される 冬とうもろこしは 中西部を中心に早熟種大豆の収穫後 1~3 月に播種され 5~9 月に収穫される 冬とうもろこしは 同国とうもろこし生産量の約 6 割を占め その大半が輸出仕向けである ブラジル食料供給公社 (CONAB) Acompanhamento da Safra Brasileira de Graos ( ) によれば 年度のとうもろこしの生産量は 92.9 百万トンと 前年度のように播種から収穫に至る全期間で生育に適した天候に恵まれる可能性は低いことから 前年度 (97.8 百万トン ) を 5.0% 下回る見込み また とうもろこしは大豆に比べ収益性が劣ることから 夏とうもろこしから大豆への転作が進むと見られている リオグランデ ド スル州では 10 月 10 日現在 夏とうもろこしの播種作業が最盛期を迎えている 州北西部のアルゼンチン国境沿いの地域では作業がほぼ終了 州中央部では 70% 終了 南部 山岳部では開始されたばかりとなっている パラナ州の播種進捗率は 16% となっている 貿易情報 ブラジル農務省 AGRO- STAT によれば 2017 年 9 月のとうもろこし輸出量は前月比 16.4% 増 前年同月比 103.0% 増の 5.9 百万トンとなった また 同年 1 ~9 月のとうもろこし輸出量は 前年同期比 12.0% 減の 16.5 百万トン 国別内訳は イラン (3.4 百万トン ) が最も多く全体の 20.5% を占め 次いでエジプト (2.0 百万トン ) ベトナム (1.7 百万トン ) となっている なお 日本は第 5 位で 1.1 百万トン 写真 -4 マトク ロッソ ト スル州 (2017 年 10 月 6 日撮影 ) 写真提供 :Eduavision Souza 氏 年度 我が国の輸入先国シェア2 位 (2016 年数量ベース24.3%) 世界の生産量シェア 3 位 ( 年度 9.2%) 輸出量シェア 2 位 ( 年度 22.6%) 表 -6 ブラジルのとうもろこし需給 ( 市場年度 : 翌年 3 月 ~ 翌々年 2 月 ) 2016/17 前月予測対前年度 予測値 (CONAB) からの変更増減率 (%) 生産量 (92.9) 消費量 (57.9) うち飼料用 ( ) 輸出量 (30.0) 輸入量 (0.4) 期末在庫量 (24.5) 期末在庫率 9.5% 9.6% 9.5% (27.9%) 収穫面積 ( 百万 ha) (17.15) 単収 (t/ha) (5.42) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (10 October 2017) CONAB Acompanhamento da Safra Brasileira de Graos (10 October 2017) 図 -7 年度のとうもろこし 大豆のクロップカレンダー 2017 年 2018 年 1 月 生産量 夏とうもろこしリオク ランテ ト スル州等播種 5.04 ( 百万 ha) 収穫 25.7 ( 百万 t) 夏冬計 冬とうもろこし播種面積夏冬計 播種 収穫 マトグロッソ州 パラナ州等 大豆播種 収穫 資料 : フ ラシ ル食料供給公社 (CONAB)2017 年 10 月報告をもとに農林水産省で作成 注 : カレンタ ーの帯の中の数量はフ ラシ ル全体の播種面積及び生産量 早熟種大豆収穫後冬とうもろこし播種

32 オ EU 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 前年度より減少し 59.4 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より増加し 74.7 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より減少し 1.5 百万トンとなる見込み 輸入量は 前年度より増加し 16.0 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より減少し 期末在庫率も 8.2% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 2016/17 年度の輸入量 期末在庫量で上方修正 生産量で下方修正 年度の消費量で上方修正された 結果として 期末在庫量が上方修正された 生育進捗状況及び作柄 国際穀物理事会 (IGC) Grain Market Report ( ) によれば 2017 /18 年度の生産量は 58.9 百万トンと 前年度 (60.5 百万トン ) を 2.6% 下回るものの 前月から 0.4 百万トン上方修正された これは クロアチア及びイタリアで 熱波によりそれぞれ 0.3 百万トン下方修正されたものの ドイツで 0.4 百万トン ルーマニアで 0.3 百万トン上方修正されたため なお セルビアの干ばつによる被害は当初予想より大きく 前月から 1.5 百万トン下方修正され 前年度 (7.5 百万トン ) を 46.7% 下回る 4.0 百万トンとなる見込み ( セルビアは EU 加盟候補国 ) カウクライナ 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 前年度より減少し 27.0 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より減少し 5.9 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度と変わらず 21.5 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より減少し 期末在庫率も 4.2% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 生産量 輸出量で下方修正された 生育進捗状況及び作柄等 年度の播種作業は 前年度より大幅に遅れ 2017 年 4 月上旬に開始された 4 月中旬 季節外れの降雪に見舞われ作業に遅れが生じたが 6 月中旬までに終了した 国際穀物理事会 (IGC) Grain Market Report ( ) によれば 南部から東部にかけて 7 月以降続いた高温乾燥型の天候により 生産量は 27.0 百万トンと前月から 1.5 百万トン下方修正され 前年度 (28.0 百万トン ) を 3.4% 下回る見込み 現地報道 ( ) によれば 9 月上旬より収穫作業が開始されたが 10 月に入り雨勝ちな天候が続き 作業に遅れが生じており 品質の低下が懸念されている ( 世界の生産量シェア 4 位 ( 年度 5.7%)) 表 -7 EU のとうもろこし需給 ( 市場年度 :10 月 ~ 翌年 9 月 ) 2016/17 前月予測対前年度 予測値 ( ) はEU からの変更増減率 (%) 生産量 (59.1) 消費量 (72.8) うち飼料用 (55.3) 輸出量 (2.0) 輸入量 (15.0) 期末在庫量 (14.9) 期末在庫率 8.9% 9.4% 8.2% (19.9%) 収穫面積 ( 百万 ha) (8.46) 単収 (t/ha) (7.00) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) EU Balance sheets for cereals, oilseeds and rice (28 September 2017) 我が国の輸入先国シェア 4 位 (2016 年数量ベース 0.3%) 世界の生産量シェア 6 位 ( 年度 2.6%) 世界の輸出量シェア 4 位 ( 年度 14.3%) 表 -8 ウクライナのとうもろこし需給 ( 市場年度 :10 月 ~ 翌年 9 月 ) 2016/17 前月予測対前年度 予測値 ( ) はIGC からの変更増減率 (%) 生産量 (27.0) 消費量 (5.9) うち飼料用 (4.3) 輸出量 (21.5) 輸入量 期末在庫量 (0.5) 期末在庫率 5.9% 5.5% 4.2% (1.8%) 収穫面積 ( 百万 ha) (4.50) 単収 (t/ha) (6.00) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) IGC Grain Market Report (28 September 2017)

33 3 大麦 (1) 国際的な大麦需給の概要 ( 詳細は右表を参照 ) < 米国農務省 (USDA) の見通し > 生産量 年度前年度比前月比生産量は ロシア トルコで増加するものの 豪州 カナダ等で減少が見込まれることから 世界全体では前年度を下回り 百万トンとなる見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で上方修正され 国別には EU で上方修正 米国でわずかに上方修正された 消費量 年度前年度比前月比消費量は ロシア等で増加するものの EU 中国等で減少が見込まれることから 世界全体では前年度を下回り 百万トンとなる見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で下方修正され 国別には 中国 EU で上方修正 サウジアラビアで下方修正された 貿易量 年度前年度比前月比 - 世界全体の貿易量は 前年度より減少し 25.1 百万トンとなる見込み 国別には 輸出国では ロシア等で増加し 豪州等で減少する見込み 輸入国では アルジェリアで増加し 中国等で減少する見込み なお 前月からの予測の改訂は 輸入国では 中国 アルジェリアで上方修正 サウジアラビアで下方修正された 期末在庫量 年度前年度比前月比世界全体の期末在庫量は 前年度より減少し 19.0 百万トンとなる見込み 国別には ロシアで在庫が積み増しされるものの サウジアラビア等で取り崩される見込み 世界全体の期末在庫率は 12.9% と前年度より低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で上方修正され 国別には EU で上方修正 米国でわずかに上方修正 カナダ 豪州で下方修正 アルジェリアでわずかに下方修正された イラン 2% トルコ 5% カナダ 5% 豪州 6% 図 -1 世界の大麦のシェア ( 年度 ) 生産量 その他 20% ウクライナ 6% 1.4 億トン ロシア 15% EU 41% ロシア 18% 輸出量 0.3 億トンその他カナダ 5% 5% アルセ ンチン 6% ウクライナ 18% EU 25% 豪州 23% 表 -1 世界の大麦需給 ( 米国農務省 ) 2016/17 予測値 前月予測からの変更 対前年度増減率 (%) 生産量 EU ロシア 豪州 ウクライナ カナダ トルコ 米国 消費量 うち飼料用 EU ロシア サウジアラビア 中国 カナダ トルコ イラン 貿易量 ( 輸出 ) EU 豪州 ウクライナ ロシア アルゼンチン カナダ カザフスタン ( 輸入 ) サウジアラビア 中国 イラン 日本 リビア アルジェリア ヨルダン 期末在庫量 EU サウジアラビア 米国 カナダ ロシア アルジェリア 豪州 期末在庫率 17.9% 16.3% 12.9% 資料 :USDA Grain:World Markets and Trade PS&D (12 October 2017)

34 (2) 大麦の主要生産 輸出国等の需給状況 ア豪州 我が国の輸入先国シェア 1 位 (2016 年数量ベース81.1%) 世界の生産量シェア 4 位 ( 年度 5.6%) 輸出量シェア 2 位 ( 年度 23.1%) 表 -2 豪州の大麦需給 ( 市場年度 :11 月 ~ 翌年 10 月 ) 国際穀物理事会 (IGC) Grain Market Report ( ) によれば 西部や南東部で局地的な降雨も 一部で乾燥や降霜が懸念されており 年度の生産量は 前年度を42% 下回る7.8 百万トンの見込み イカナダ 我が国の輸入先国シェア 2 位 (2016 年数量ベース 6.5%) 世界の生産量シェア 5 位 ( 年度 5.1%) 輸出量シェア 6 位 ( 年度 5.2%) 表 -3 カナダの大麦需給 ( 市場年度 :8 月 ~ 翌年 7 月 ) 前月予測予測値 ( ) はAAFC からの変更 対前年度増減率 (%) 生産量 (7.3) 消費量 (6.0) うち飼料用 (5.7) 輸出量 (2.2) 輸入量 (0.1) 期末在庫量 (1.4) 期末在庫率 17.7% 24.3% 13.6% (16.5%) / / / 18 前月予測予測値 ( ) はABARES からの変更 対前年度増減率 (%) 生産量 (8.0) 消費量 ( ) うち飼料用 ( ) 輸出量 (5.0) 輸入量 ( ) 期末在庫量 ( ) 期末在庫率 11.8% 11.4% 7.8% ( ) 収穫面積 ( 百万 ha) (3.93) 単収 (t/ha) (2.04) 資料 :USDA Grain:World Markets and Trade World Agricultural Production PS&D (12 October 2017) ABARES Agricultual commodities (19 September 2017)( ABARESは播種面積 ) 収穫面積 ( 百万 ha) (2.12) 単収 (t/ha) (3.45) 資料 :USDA Grain:World Markets and Trade World Agricultural Production PS&D (12 October 2017) AAFC Outlook For Principal Field Crops (13 October 2017) ウ EU 我が国の輸入先国シェア 3 位 (2016 年数量ベース 4.1%) 世界の生産量シェア 1 位 ( 年度 41.4%) 輸出量シェア 1 位 ( 年度 24.7%) 表 -4 EU の大麦需給 ( 市場年度 :7 月 ~ 翌年 6 月 ) 2016/ / 18 前月予測予測値 ( ) はEU からの変更 エロシア 我が国の輸入先国シェア 4 位 (2016 年数量ベース 4.0%) 世界の生産量シェア 2 位 ( 年度 14.4%) 輸出量シェア 4 位 ( 年度 17.9%) 表 -5 ロシアの大麦需給 ( 市場年度 :7 月 ~ 翌年 6 月 ) 対前年度増減率 (%) 生産量 (58.1) 消費量 (51.2) うち飼料用 (39.2) 輸出量 (7.0) 輸入量 (0.6) 期末在庫量 (6.3) 期末在庫率 9.7% 9.4% 8.5% (10.8%) 収穫面積 ( 百万 ha) (12.17) 単収 (t/ha) (4.8) 資料 :USDA Grain:World Markets and Trade World Agricultural Production PS&D (12 October 2017) EU Balance Sheets For Cereals and Oilseeds and Rice (28 September 2017) 2016/17 前月予測予測値 ( ) はIGC からの変更 対前年度増減率 (%) 生産量 (20.5) 消費量 (14.4) うち飼料用 (9.6) 輸出量 (4.6) 輸入量 (0.1) 期末在庫量 (2.8) 期末在庫率 4.1% 4.8% 5.9% (14.7%) 収穫面積 ( 百万 ha) (7.90) 単収 (t/ha) (2.59) 資料 :USDA Grain:World Markets and Trade World Agricultural Production PS&D (12 October 2017) IGC Grain Market Report (28 September 2017)

35 4 米 (1) 国際的な米需給の概要 ( 詳細は右表を参照 ) < 米国農務省 (USDA) の見通し > 生産量 年度前年度比前月比生産量は タイ ベトナム等で増加するものの バングラデシュ 中国等で減少が見込まれることから 世界全体では前年度を下回り 百万トンとなる見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で上方修正され 国別には バングラデシュで下方修正された 消費量 年度前年度比前月比消費量は 中国 インド等で増加するものの インドネシア バングラデシュ等で減少が見込まれることから 世界全体では前年度を下回り 百万トンとなる見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で上方修正され 国別には 中国 バングラデシュ ミャンマーで下方修正された 貿易量 年度前年度比前月比世界全体の貿易量は 前年度より減少し 44.2 百万トンとなる見込み 国別には 輸出国では インド パキスタンで増加し タイ 米国等で減少する見込み 輸入国では フィリピン コートジボワール等で増加し イラン ナイジェリア等で減少する見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体でわずかに下方修正され 輸出国ではミャンマーで上方修正 輸入国ではナイジェリアで上方修正 フィリピンで下方修正された 期末在庫量 年度前年度比前月比世界全体の期末在庫量は 前年度より増加し 百万トンとなる見込み 国別には タイ 韓国 日本で在庫が取り崩されるものの 中国 インド等で積み増しされる見込み 世界全体の期末在庫率は 29.5% と前年度より上昇する見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で上方修正され 国別には 中国で上方修正 フィリピンで下方修正された タイ 4% ベトナム 6% ハ ンク ラテ シュインドネ 7% シア 8% 図 -1 世界の米のシェア ( 年度 ) 生産量 4.8 億トン その他 22% 中国 30% インド 23% ミャンマー 5% 米国 8% パキスタン 9% 輸出量 0.4 億トン その他 14% ベトナム 14% インド 27% タイ 23% 表 -1 世界の米需給 ( 米国農務省 ) 2016/17 予測値 ( 単位 : 百万精米トン ) 前月予測対前年度からの変更増減率 (%) 生産量 中国 インド インドネシア ハ ンク ラテ シュ ベトナム タイ ミャンマー 消費量 中国 インド インドネシア ハ ンク ラテ シュ ベトナム フィリピン ミャンマー 貿易量 ( 輸出 ) インド タイ ベトナム パキスタン 米国 ミャンマー カンボジア ( 輸入 ) 中国 ナイジェリア EU フィリピン サウシ アラヒ ア コートシ ホ ワール イラン 期末在庫量 中国 インド タイ インドネシア 日本 韓国 フィリピン 期末在庫率 28.2% 28.7% 29.5% 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates Grain:World Markets and Trade PS&D (12 October 2017)

36 (2) 米の主要生産 輸出国等の需給状況アインド 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 収穫面積が増加するものの 単収が低下することから前年度より減少し 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より増加し 98.0 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より増加し 11.8 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より増加し 期末在庫率は 18.9% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 行われていない 生育進捗状況及び作柄 インドでは 例年 生産量の約 9 割を占める主要作のカリフ米 ( 雨季米 ) が 6~12 月頃 ラビ米 ( 乾季米 ) が 11 月 ~ 翌年 5 月頃に栽培される なお 同国では 約 4 割が灌漑設備がない圃場で栽培されているため 生産量はモンスーン期 ( 例年 6~9 月頃 ) の降水量に左右される 年度は 2017 年 5 月末にカリフ米の作付けが開始 2016/17 年度はカリフ米の収穫が 2016 年 12 月頃に終了 ラビ米は 2017 年 5 月頃に収穫がほぼ終了 年度 カリフ米は 東部の西ベンガル州等で生殖成長期から登熟期 南部のタミルナドゥ州等で栄養成長期となっており 登熟期を迎えたインド北部のパンジャブ州 ウッタル プラデーシュ州等では カリフ米の収穫が開始されている インド農業省農業協同組合局によれば 9 月 29 日現在のカリフ米の作付面積は 百万ヘクタールで 5 年平均同時期 (37.66 百万ヘクタール ) を 0.7% 上回るものの 前年同時期 (38.24 百万ヘクタール ) を 0.9% 下回っている 同省第 1 回生産高予測 ( ) によれば 生産量は前年度の 96.4 百万トンより減少し 94.5 百万トンとなるものの 5 年平均を 2.59 百万トン上回る見込み 前年度からの生産量の減少は アッサム州等の洪水やタミルナドゥ州等の干ばつによるものである 2016/17 年度 インド農業省第 4 回生産高予測 ( ) によれば 生産量は目標生産量 百万トンを上回る史上最高の 百万トン ( 対 2015/16 年度比 5.5% 増 ) の見込み 貿易情報 その他 インドでは 米が重要な食用穀物であるため 食料安全保障や公共配分制度 (PDS) の貧困対策用等に 4 半期ごとに必要な在庫水準を定め 政府備蓄を確保している インド食料公社 (FCI) によれば 2017 年 9 月 1 日時点の政府備蓄量は 21.5 百万トンであり 政府が必要とする同年 10 月 1 日時点の在庫水準 10.3 百万トンを上回っている インドは 2011 年 9 月の非バスマティ米輸出禁止の解除後 世界的な米主要輸出国となった 同国商工省農産物輸出開発局 (APEDA) によれば 輸出量は2016/ 17 年度が9.6 百万トン ( バスマティ米 3.6 百万トン 非バスマティ米 6.0 百万トン ) 世界の生産量シェア 2 位 ( 年度 22.7%) 輸出量シェア 1 位 ( 年度 26.7%) 表 -2 インドの米需給 ( 市場年度 :10 月 ~ 翌年 9 月 ) 図 -2 前月予測からの変更 バスマティ米と非バスマティ米の輸出量の推移 ( 単位 : 百万精米トン ) 対前年度増減率 (%) 生産量 (109.0) 消費量 (99.0) 輸出量 (10.7) 輸入量 (0.0) - - 期末在庫量 (19.0) 期末在庫率 17.7% 19.0% 18.9% (17.3%) /17 予測値 () は IGC 収穫面積 ( 百万 ha) (43.50) 単収 ( もみ t/ha) (2.51) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) IGC Grain Market Report (28 September 2017) ( 百万トン ) 年非バスマティ米の輸出禁止を解除 / / / /16 非バスマティ米 バスマティ米 ( 年度 ) 注 : 年度は 2017 年 4 月から 8 月の輸出量 2016/17 年度は 2016 年 4 月から 2017 年 3 月資料 : インド商工省農産物輸出開発局 (APEDA) のデータをもとに農林水産省で加工

37 イタイ 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 収穫面積が増加するとともに単収も上昇することから 前年度より増加し 20.4 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より減少し 11.5 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より減少し 10.0 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より減少し 期末在庫率も 20.9% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 行われていない 生育進捗状況及び作柄 タイでは 北部 中央部 ( チャオプラヤ川流域 ) で二期作 ( 雨季米 :6~12 月 乾季米 :12 月 ~ 翌年 4 月 ) と 東北部で雨季のみの一期作が行われる 雨季米は 期間中に複数回の作付けが行われることもある また 乾季米の栽培には 雨季に貯水した灌漑用水が用いられる 年度は 雨季米の作付けが進展し 2016/17 年度は 雨季米の収穫が 2017 年 3 月に 乾季米の収穫が同年 6 月にほぼ終了した 年度 タイ農業 協同組合省農業経済局 農業経済 (9 月号 ) によれば 雨季米の作付面積は 9.39 百万ヘクタール ( 対前年度比 0.5% 増 ) 生産量 ( 籾ベース ) は 26.4 百万トン ( 対前年度比 3.2% 増 ) と予想されている また 単収は生育に必要な水が十分確保できる見通しから上昇する見込み 収穫は全体の約 75% が 2017 年 11 ~12 月に行われる なお 2017 年 7 月下旬から 豪雨や台風による洪水が発生 農業市場情報システム (AMIS) Market Monitor ( ) によれば 病害が北部で発生した 2016/17 年度 同局によれば 作付面積は 雨季米が 9.35 百万ヘクタール 乾季米が 1.74 百万ヘクタールの合計 百万ヘクタールとなる見込み なお 乾季米の作付面積は モンスーン期の雨量の回復で作付けに十分な貯水量が確保できたため 2015/16 年度 (0.82 百万ヘクタール ) より大きく増加した また 生産量 ( 籾ベース ) は 雨季米が 25.6 百万トン 乾季米が 7.2 百万トンの 32.8 百万トンと 2015/16 年度を上回る見込み この増加の要因は 生育期に雨季米が降雨に恵まれたことと 乾季米の作付面積の大幅な拡大である 貿易情報 その他 タイ米輸出業者協会によれば 2017 年 1~8 月の輸出量計は 万トンと 前年同時期 (608.5 万トン ) を 21.5% 上回った 国別内訳は ベナン 万トン 中国 80.2 万トン 南アフリカ 44.9 万トン等 タイ国家貿易取引委員会公表のうるち精米 100%2 等の価格 (FOB) は アジア諸国等の需要により 2017 年 6 月 14 日に 477 ドル / トンと同年 1 月 11 日 (391 ドル / トン ) から 22.0% 上昇 その後 需要の緩和から 8 月 30 日に 402 ドル / トンに低下し 10 月 18 日現在は 409 ドル / トン 世界の生産量シェア 6 位 ( 年度 4.2%) 輸出量シェア 2 位 ( 年度 22.6%) 表 -3 タイの米需給 ( 市場年度 : 翌年 1 月 ~ 翌年 12 月 ) 2016/17 予測値 () は IGC 写真 -1 ナコンサワン県 (2017 年 9 月 30 日撮影 ) - 今年は雨が多く直播が難しく 苗の販売量が増加している - 写真提供 :R&A Information Service Co.,Ltd 前月予測からの変更 ( 単位 : 百万精米トン ) 対前年度増減率 (%) 生産量 (19.4) 消費量 (10.6) 輸出量 (10.1) 輸入量 (0.3) - - 期末在庫量 (4.1) 期末在庫率 44.3% 23.8% 20.9% (19.5%) 収穫面積 ( 百万 ha) (10.50) 単収 ( もみt/ha) (1.84) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) IGC Grain Market Report (28 September 2017)

38 ウベトナム 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 単収が上昇することから 前年度より増加し 28.5 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より増加し 22.6 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度と変わらず 6.0 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より増加し 期末在庫率も 4.8% に上昇する見込み なお 前月からの予測の改訂は 行われていない 生育進捗状況及び作柄 ベトナムでは 主産地である南部のメコンデルタ地方等で 冬春作 (12 月 ~ 翌年 5 月頃 ) と夏秋作 (3~9 月頃 ) の二期作に加え 一部でムア作 (4~10 月 ) 又は秋冬作 (6~11 月頃 ) を併せた三期作が行われる 他方 北部の紅河デルタ地帯等で 冬春作 (11 月 ~ 翌年 6 月頃 ) とムア作 (6~11 月頃 ) の二期作が行われる 年度は 冬春作の作付けが 2017 年 12 月頃から開始見込み 2016/17 年度は 南部 北部ともに冬春作の収穫が終了 2017 年 9 月半ば時点で ベトナム北部が主産地のムア作が開花期を迎え 南部が主産地の夏秋作と秋冬作は収穫期に入っている 夏秋作と秋冬作の収穫進捗率は それぞれ 91% 34% となっている ベトナム農業 農村開発省 (MARD) 月間報告 ( ) によれば ムア作の作付面積はベトナム全土で 1.57 百万ヘクタール ( 前年同時期比 98.7%) 主産地の北部では 1.14 百万ヘクタールとなった 本年度は 7 月後半から 8 月初頭に洪水に見舞われ 再作付けも生じたが その後は天候に恵まれ生育が良好となり 9 月半ば時点で開花期を迎えている 世界の生産量シェア 5 位 ( 年度 5.9%) 輸出量シェア 3 位 ( 年度 13.6%) 表 -4 ベトナムの米需給 ( 市場年度 : 翌年 1 月 ~ 翌年 12 月 ) 前月予測からの変更 ( 単位 : 百万精米トン ) 写真 -2 ベトナム南部カントー市 (2017 年 10 月 9 日撮影 ) - 収穫を待つ夏秋米 - 対前年度増減率 (%) 生産量 (28.3) 消費量 (23.6) 輸出量 (6.3) - - 輸入量 (0.2) - - 期末在庫量 (1.3) 期末在庫率 5.3% 4.3% 4.8% (4.4%) /17 予測値 () は IGC 収穫面積 ( 百万 ha) (7.74) - - 単収 ( もみt/ha) (3.65) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) IGC Grain Market Report (28 September 2017) 夏秋作の作付面積は ベトナム全土で 2.10 百万ヘクタール ( 前年同時期比 0.6 % 増 ) 主産地の南部で 1.93 百万ヘクタールとなった 天候は良好であったものの 土壌の塩分が同作に影響を与えた模様 9 月 15 日現在 南部の収穫進捗率は 93% に達している 秋冬作の作付面積は 主産地のメコンデルタで 0.63 百万ヘクタール ( 前年同時期比 3.3% 減 ) となった 生育初期には 雨が多く洪水にも見舞われたが その後の生育は良好で 病害虫の被害等は見られなかった 9 月 15 日現在 収穫進捗率は 34% に達している 貿易情報 その他 ベトナム税関総局データによれば 2016/17 年度 (2017 年 1~7 月 ) の輸出量は 4.18 百万トンと前年同期 (3.36 百万トン ) を24.4% 上回った 8 月 28 日にベトナム産業貿易省は 米輸出に関し 米輸出業者に課している倉庫や精米 加工等の設備の保有等の要件を緩和する案を発表 これにより 輸出業者数が増化すると見られる一方で 米の品質低下も懸念されている 写真提供 :AgroMonitor 社

39 エ インドネシア 需給状況 詳細は右表を参照 米国農務省の見通し 生産量は 収穫面積が減少することから 前年度より減少し 37.0百万トン となる見込み 消費量は 前年度より減少し 37.4百万トンとなる見込み 輸入量は 前年度と変わらず 0.5百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より増加し 期末在庫率も9.7 に上昇する見込み なお 前月からの予測の改訂は行われていない 生育進捗状況及び作柄 インドネシアでは 大規模な貯水池があるジャワ島を主産地に スマトラ島 等の各地で栽培が行われる 同国は年中温暖なため 灌漑が整った低地では最 大で 主要作である第1作 雨季作 10月 翌年3月頃 の他 第2作 半乾 季作 4 8月頃 第3作 乾季作 8 12月頃 の3期作が行われる 年度は 雨季米の作付けが2017年10月頃から開始される見込み 2016/ 17年度は 雨季米の収穫が2017年4月頃にほぼ終了 乾季米は収穫が最盛期を迎 えている 年度 2017年10月頃から作付開始となる雨季米は インドネシア農業省によれば 収 穫面積が14.8百万ヘクタール 対前年度比1.5 増 生産量 籾ベース が81.5 百万トン 同2.8 増 となる見込み なお 農業研究開発庁(IAARD)によれば 10月7日現在 乾季が長引き水不足 が生じる地域が稲作面積全体の約30 に及ぶとみられている 世界の生産量シェア 輸入量シェア 3位 年度 27位 年度 表 5 インドネシアの米需給 市場年度 翌年1月 翌年12月) (単位 百万精米トン 年 度 / 16 生 産 量 消 費 量 輸 出 量 輸 入 量 % 期末在庫量 期末在庫率 / 17 (見 込 み ) % /1 8 予 測 値 ()は IGC % (37.5) (37.7) (0.0) (0.6) (3.9) (10.3%) 前月予測 からの変更 対前年度 増減率(%) 参考 収穫面積 (百万ha) 単収(もみt/ha) (12.30) (3.05) - 資料 USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) IGC Grain Market Report (28 September 2017) 写真 3 中部ジャワ州 2017年10月9日撮影 10月下旬頃から雨季米の作付けが始まる 2016/17年度 雨季米は 国際連合食糧農業機関(FAO) Giews Country Brief ( )に よれば 収穫が2017年4月頃にほぼ終了した 単収は 十分な降雨量と豊富な灌 漑用水に恵まれ上昇する見込みである 乾季米は 農業市場システム(AMIS) Market Monitor ( )によれば 収穫が最盛期を迎えている また ここ3ヶ月間 良好な天候に恵まれたため 高単収が見込まれている インドネシア農業省によれば 2016/17年度の雨季米と乾季米等を合わせた収 穫面積は14.6百万ヘクタール 対2015/16年度比3.1 減 生産量 籾ベース は79.3百万トン 同0.2 増 となる見込み 貿易情報 その他 米国農務省(USDA) Rice Outlook によれば 米の自給力の強化に取り組んで いるインドネシアの2017年(1 12月)の輸入量は 2016年の100.0万トンの半分 の50.0万トンと見込まれている インドネシア農業省によれば 2017年1 7月の米の輸入量は18.8万トンで そのうち食料用は127トンと少なく 多くは飼料用となっている 食料用の米は 主に小売り レストラン ホテル向けである 写真提供 Cascade Asia Advisors 0.3 -

40 オ中国 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 収穫面積が減少することから 前年度より減少し 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より増加し 百万トンとなる見込み 輸入量は ほぼ前年度並みの 5.3 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より増加し 期末在庫率も 64.6% に上昇する見込み なお 前月からの予測の改訂は 2010/11 年度の消費量が上方修正 期末在庫量が下方修正 2011/12 年度から 2016/17 年度までの期末在庫量が上方修正 消費量が下方修正 年度の消費量が下方修正された 結果として 期末在庫量が上方修正された 生育進捗状況及び作柄 中国では 北部の黒龍江省等で一期作 南部の湖南省や江西省等で一期作や二期作が行われる 一期作の稲は 4~10 月頃 二期作の早稲は 3~7 月頃 晩稲は 6~11 月頃に栽培される 年度は 2017 年 2 月上旬に華南地区や江南地区で作付けが開始された 作期別の生育進捗は 中国中央気象台 農業気象月報 ( ) 及び中国中央気象台 農業気象作物発育期 ( ) によれば 次の通り 一期作は 長江中下流域の一部で 7 月から 8 月にかけ高温により受粉 登熟に影響を受けたものの 主産地の東北地区 南部とも作付け後は天候に恵まれ 作柄は良好 10 月 14 日現在 江南東部で乳熟から成熟期 東北地区 江淮地域で成熟 収穫期を迎えている 中国国家糧油情報センター ( ) によれば 収穫進捗率は 57.2% 二期作晩稲は 7 8 月に華南地区南部で台風による冠水被害を受けたものの 大部分は適度な気温と灌漑用水に恵まれ 作柄は比較的良好な見込み 10 月 14 日現在 華南地域南部で出穂期から乳熟期 江南地区は出穂から成熟期を迎えている 二期作早稲は 8 月に収穫が終了した 同情報センター ( ) によれば 年度の作付面積はほぼ前年度並みの 30.0 百万ヘクタール 生産量 ( 籾ベース ) は対前年度比 0.03% 増の 百万トンの見込み 貿易情報 その他 米国農務省 (USDA) は Grain:World Markets and Trade( ) で 中国の 2011/12 年度から 年度までの消費量を 所得の向上と都市化による食生活の変化に伴い 1 人当たりの米消費量が減少したとして 前月予測から下方修正した この結果 年度の期末在庫量が 17.6 百万トン上方修正され 期末在庫率は前月より 12.5 ポイント上昇し 64.6% となった 中国は 2011/12 年度以降に輸入国に転じたが 2016/17 年度からはアフリカ向け輸出量を増加させている 世界の生産量シェア 1 位 ( 年度 29.8%) 輸入量シェア 1 位 ( 年度 12.3%) 表 -6 中国の米需給 ( 市場年度 :7 月 ~ 翌年 6 月 ) 図 /17 予測値 () は IGC 米の消費量 期末在庫量 期末在庫率の推移 資料 :USDA PS&D ( ) をもとに農林水産省で作成 前月予測からの変更 ( 単位 : 百万精米トン ) 対前年度増減率 (%) 生産量 (144.9) 消費量 (146.1) 輸出量 (0.8) 輸入量 (4.7) 期末在庫量 (68.7) 期末在庫率 55.6% 60.8% 64.6% (46.7%) 収穫面積 ( 百万 ha) (30.10) 単収 ( もみ t/ha) (4.81) - - 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) IGC Grain Market Report (28 September 2017) ( 百万トン ) (%) / / / /16 消費量期末在庫量期末在庫率 ( 右目盛 )

41 カ米国 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 単収が上昇するものの 収穫面積が減少することから 前年度より減少し 5.7 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より減少し 3.7 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より減少し 3.4 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より減少し 期末在庫率も 12.5% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 年度の生産量がわずかに下方修正された 結果として 期末在庫量がわずかに下方修正された 生育進捗状況及び作柄 米国では ミシシッピ川流域のアーカンソー州等で主に長粒種 太平洋岸のカリフォルニア州で中短粒種が栽培され 例年 作付けは 4~5 月頃 収穫は 8~10 月頃に行われる 年度は ルイジアナ州の南西部で季節外れの気温上昇により 早くも 2017 年 2 月から作付けが始まり 3 月後半にはアーカンソー州でも作付けが開始された その後 7 月には ルイジアナ州 テキサス州で収穫が開始された 米国農務省 (USDA) Crop Progress ( ) によれば 10 月 15 日現在 主要 6 州の収穫進捗率は 91% と前年同期 (92%) を下回るものの 平年同期 (87%) を上回っている 州別には ミシシッピ州やアーカンソー州で収穫が終盤 ルイジアナ州 テキサス州では収穫がすでに終了した USDA Rice Outlook ( ) によれば 収穫面積は カリフォルニア州で冬の豪雨と激しい洪水で減少 主産地であるアーカンソー州やミズーリ州 他の南部の多くの産地でも作付け時の低迷する米価格や収益性の高い作物へのシフト 4~5 月にかけての豪雨と洪水により減少した このため 収穫面積は 0.97 百万ヘクタール ( 対前年度比 22.4% 減 ) となる見込み また 単収は 8.37 トン / ヘクタールで 州別にはアーカンソー州やルイジアナ州等で前年度を上回るものの テキサス州やカリフォルニア州で前年度を下回る見込み 生産量は 5.7 百万トン ( 対前年度比 20.4% 減 ) となる見込みで 種類別内訳は 長粒種が 4.0 百万トン ( 対前年度比 24.1% 減 ) 中短粒種が 1.7 百万トン ( 同 9.4% 減 ) なお 8 月にハリケーン ハービー がテキサス州 ルイジアナ州南西部を襲ったが 両州とも大部分の米がすでに収穫されていたため 影響は限定的となった模様 貿易情報 その他 USDA Rice Outlook ( ) によれば 年度 (2017 年 8 月 ~2018 年 7 月 ) の輸出量 ( 精米ベース ) は 長粒種がアジアの主要輸出国との競合により 2.4 百万トン ( 対前年度比 4.7% 減 ) 中短粒種が豪州等との競合により1.0 百万トン ( 同 18.2% 減 ) となることから 3.4 百万トン ( 同 9.1% 減 ) に減少する見込み ( 世界の輸出量シェア 5 位 ( 年度 7.6%) 表 -7 米国の米需給 ( 市場年度 :8 月 ~ 翌年 7 月 ) 2016/17 写真 -4 カリフォルニア州サクラメント (2017 年 9 月 24 日撮影 ) - 収穫が進むカリフォルニア米 - 写真提供 : カート リクター氏 予測値 ( 単位 : 百万精米トン ) 2017/ 18 前月予測からの変更 対前年度増減率 (%) 生産量 消費量 輸出量 輸入量 期末在庫量 期末在庫率 21.2% 18.6% 12.5% 収穫面積 ( 百万 ha) 単収 ( もみt/ha) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017)

42 キブラジル 世界の生産量シェア輸入量シェア 9 位 ( 年度 19 位 ( 年度 1.6%) 1.4%) 表 -8 ブラジルの米需給 ( 市場年度 : 翌年 4 月 ~ 翌々年 3 月 ) 生育進捗状況及び作柄 ブラジルでは 生産量の約 8 割が南部のリオグランデ ド スル州等で栽培され 例年 作付けは 9~11 月頃 収穫は翌年 2~ 4 月頃に行われる 年度の作付けは 温暖な天候と降雨によりサンタカタリーナ州で早くも 2017 年 7 月に行われた 本格的な作付けは 9 月頃から行われる ブラジル食料供給公社 (CONAB) Acompanhamento da Safra Brasileira Graos ( ) によれば 年度の作付面積は前年度比 0.5% 減の 1.9 百万ヘクタールとなる見込み 一方 単収も前年度比 3.8% 減の 5.99 トン / ヘクタールとなること から 生産量 ( 籾ベース ) は前年度比 4.5% 減の 11.8 百万トン ( 前年度 12.3 百万トン ) となる見込み 主産地のリオグランデ ド スル州では 作付面積が 1.10 百万ヘクタールと前年度と変わらず 単収が 7.64 トン / ヘクタール ( 対前年度比 3.6% 減 ) と低下することから 生産量 ( 籾ベース ) は 8.4 百万トン ( 対前年度比 3.6% 減 ) の見込み 前月予測からの変更 ( 単位 : 百万精米トン ) 対前年度増減率 (%) 生産量 (8.2) 消費量 (7.9) 輸出量 (0.6) 輸入量 (0.6) 期末在庫量 (1.1) 期末在庫率 3.7% 6.6% 5.8% (12.8%) / 17 予測値 () は IGC 収穫面積 ( 百万 ha) (1.88) 単収 ( もみ t/ha) (4.35) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) IGC Grain Market Report (28 September 2017) 図 -4 5 年間の生産量 収穫面積 単収の推移 ( 百万 t, 百万 ha) / / / /17 収穫面積生産量単収 ( 右目盛り ) (t/ha) 7 資料 :USDA PS&D ( ) をもとに農林水産省で作成 ク豪州 表 -9 豪州の米需給 ( 市場年度 : 翌年 3 月 ~ 翌々年 2 月 ) 生育進捗状況及び作柄 前月予測からの変更 ( 単位 : 百万精米トン ) 対前年度増減率 (%) 生産量 (0.6) 消費量 (0.4) 輸出量 (0.3) 輸入量 (0.2) - - 期末在庫量 (0.2) 期末在庫率 15.1% 36.3% 35.5% (35.3%) /17 予測値 () は IGC 収穫面積 ( 百万 ha) (0.08) 単収 ( もみt/ha) (7.32) 資料 :USDA World Agricultural Production PS&D (12 Octorber 2017) IGC Grain Market Report (28 September 2017) 豪州では 生産量の 99% 以上が同国南東部のニューサウスウェールズ州で栽培され 例年 作付けは 10 月頃 収穫は翌年 4~5 月頃に行われる 年度は 作付けが 2017 年 10 月頃から開始される予定 2016/17 年度は 現地調査会社によれば 2017 年 6 月に収穫が終了した 年度は 豪州農業資源経済科学局 (ABARES) Australian Crop Report ( ) によれば作付面積が前年度より 5% 増加し 8.4 万ヘクタール 生産量 ( 籾ベース ) は前年度より 5% 増加し 85.4 百万トンとなる見込み 主要産地のニューサウスウェールズ州では 米生産者が利用できる灌漑用水が十分にあるため 作付面積は前年度 (7.9 万ヘクタール ) より 5% 増加して 8.2 万ヘクタール 生産量は前年度 (80.5 万トン ) より 5% 増加して 84.5 百万トンとなる見込み 2016/17 年度は 作付けが 2016 年 10 月に行われ 主産地では同年 6~9 月の降水量が平年を上回り 灌漑用水も増加したことから作業は順調に進んだ 同 Australian Crop Report ( ) によれば 作付面積が 乾燥に見舞われた 2015/16 年度の約 3.6 倍の 8.2 万ヘクタールに増加し 生産量 ( 籾ベース ) は約 3.3 倍の 0.8 百万トンに増加する見込み

43 Ⅱ 油糧種子 1 大豆 (1) 国際的な大豆需給の概要 ( 詳細は右表を参照 ) < 米国農務省 (USDA) の見通し > 生産量 年度前年度比前月比生産量は 米国 カナダ 中国で増加するものの ブラジル インド等で減少することから 世界全体では前年度を下回り 百万トンとなる見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で下方修正され 国別には 中国で上方修正 米国でわずかに下方修正された 消費量 年度前年度比前月比消費量は インドで減少するものの 中国 米国等で増加することから 世界全体では前年度を上回り 史上最高の 百万トンとなる見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で上方修正され 国別には 中国で上方修正 EU で下方修正された 貿易量 年度前年度比前月比世界全体の貿易量は 前年度より増加し 百万トンとなる見込み 国別には 輸出国では 米国 カナダ等で増加し パラグアイで減少する見込み 輸入国では 中国 EU 等で増加し 台湾で減少する見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で下方修正され 輸入国では E U で下方修正された 期末在庫量 年度前年度比前月比世界全体の期末在庫量は 前年度より増加し 96.1 百万トンとなる見込み 国別には 米国等で在庫が積み増しされるものの ブラジル 中国で取り崩される見込み 期末在庫率は 27.9% と 前年度より低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で下方修正され 国別には 中国 アルゼンチンで上方修正 米国 ブラジルで下方修正された 中国 4% アルセ ンチン 16% 図 -1 世界の大豆のシェア ( 年度 ) 生産量 3.5 億トンイント 3% その他 11% フ ラシ ル 31% 米国 35% ハ ラク アイ輸出量 1.5 億トン 4% カナタ その他 4% 4% アルセ ンチン 5% 米国 41% フ ラシ ル 42% 表 -1 世界の大豆需給 ( 米国農務省 ) 2016/17 前月予測対前年度 予測値からの変更増減率 (%) 生産量 米国 ブラジル アルゼンチン 中国 インド パラグアイ カナダ 消費量 うち搾油用 中国 米国 アルゼンチン ブラジル EU インド ロシア 貿易量 ( 輸出 ) ブラジル 米国 アルゼンチン パラグアイ カナダ ( 輸入 ) 中国 EU メキシコ 日本 タイ 台湾 インドネシア 期末在庫量 アルゼンチン ブラジル 中国 米国 EU 期末在庫率 24.7% 28.7% 27.9% 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates Oilseeds:World Markets and Trade PS&D (12 October 2017)

44 (2) 大豆の主要生産 輸出国等の需給状況 ア米国 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 単収は低下するものの とうもろこしからの転換により収穫面積が増加することから 前年度より増加し 史上最高の 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より増加し 56.5 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より増加し 61.2 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より増加し 期末在庫率も 10.0% に上昇する見込み なお 前月からの予測の改訂は 2016/17 年度の消費量 輸出量で上方修正 生産量 輸入量 期末在庫量で下方修正 年度の生産量でわずかに下方修正された 結果として 期末在庫量が下方修正された 生育進捗状況及び作柄 米国の大豆生産地の大部分において 例年 播種は 5 月上旬から 6 月上旬にかけて 収穫は 9 月下旬から 11 月上旬にかけて行われる 年度の播種作業は 2017 年 4 月中旬に南部から開始された 中西部では 4 月下旬より開始されたが 季節外れの低温と降雨 / 降雪により作業に遅れが生じた 特に イリノイ州 インディアナ州等では 多雨により一部のほ場で洪水が発生し 播種済みの作物の流出も報告された 5 月以降は概ね作業に適した天候となり播種作業は順調に進展 6 月中旬までにほぼ終了した 6 月以降 中西部の西部では高温乾燥型の天候が続き 作柄の悪化が懸念されたが 7 月下旬より降雨に恵まれ作柄の回復が見られた 中西部では 9 月中旬より収穫作業が開始された 米国農務省 (USDA) Crop Progress ( ) によれば 10 月 15 日現在 主要 18 州の大豆の収穫進捗率は 49% と 前年同期 (53%) 及び平年同期 (60%) を下回っている 作柄評価は 良 / やや良の割合が 61% と 豊作だった前年同期 (74%) を大きく下回っている ( 図 -2 3) 我が国の輸入先国シェア1 位 (2016 年数量ベース71.5%) 世界の生産量シェア 1 位 ( 年度 34.7%) 輸出量シェア 2 位 ( 年度 40.6%) 表 -2 米国の大豆需給 ( 市場年度 :9 月 ~ 翌年 8 月 ) 年度 2015/ /17 前月予測対前年度予測値からの変更増減率 (%) 生産量 消費量 うち搾油用 輸出量 輸入量 期末在庫量 期末在庫率 5.0% 7.2% 10.0% 収穫面積 ( 百万 ha) 単収 (t/ha) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) 写真 -1 ペンシルバニア州 (2017 年 10 月 3 日撮影 ) - 収穫作業が進展する大豆畑 - 図 -2 収穫進捗率 図 -3 作柄評価 資料 :USDA Crop Progress ( ) をもとに農林水産省で作成 写真提供 :Brad Dressler 氏

45 イブラジル 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 前年度より減少し 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より増加し 45.7 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より増加し 64.0 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より減少し 期末在庫率も 20.0% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 2016/17 年度の生産量 輸出量で上方修正 期末在庫量で下方修正された 結果として 年度の期末在庫量が下方修正された 生育進捗状況及び作柄 例年 ブラジルでは 9 月中旬に大豆の播種が解禁される 2017 年の解禁日は 9 月 16 日となった 最大生産州のマトグロッソ州及び第 2 位のパラナ州では 9 月中旬から播種作業が開始され 11 月下旬頃終了する予定 第 3 位のリオグランデ ド スル州では 1 ヶ月遅れの 10 月下旬から播種作業が開始され 12 月中旬頃終了する予定となっている ブラジル食料供給公社 (CONAB) Acompanhamento da Safra Brasileira de Graos ( ) によれば 年度の生産量は107.1 百万トンと 前年度 (114.1 百万トン ) を6.1% 下回る見込み これは 大豆の収益性がとうもろこしに比べて高いことから 夏とうもろこしから大豆への転作が進み 播種面積は前年度を上回るものの 大豊作だった前年度に比べ 単収が低下すると見込まれるため 現地調査会社によれば 2017 年 10 月 13 日現在 年度の大豆の播種進捗率は 10.8% と 前年同期 (17.3%) 及び平年同期 (11.4%) を下回っている 9 月に中西部マトグロッソ州からミナスジェライス州 サンパウロ州に至る広範囲で高温乾燥型の天候による土壌水分不足に見舞われ 作業開始に遅れが生じたため 州別の播種進捗率は マトグロッソ州 8.0%( 前年同期 31.0% 平年同期 18.2%) パラナ州 39.0%( 同 38.0% 同 29.6%) リオグランデ ド スル州 0.0%( 同 0.0% 同 0.0%) 貿易情報 その他 図 -4 南米の州別降水量推移 資料 :JAXA 提供 GSMaP 降水量 ブラジル農牧 食糧供給省 AGROSTAT によれば 2017 年 9 月の大豆輸出量は前月比 28.3% 減となるものの 9 月としては史上最高の 4.3 百万トンを記録した なお 2017 年 1~9 月の大豆の輸出量は 前年同期比 23.2% 増の 61.1 百万トン 国別内訳は 中国 (47.7 百万トン ) が最も多く全体の 78.1% を占め 次いでスペイン (1.9 百万トン ) タイ (1.6 百万トン ) オランダ (1.3 百万トン ) イラン (1.2 百万トン ) となっている 我が国の輸入先国シェア2 位 (2016 年数量ベース 16.7%) 世界の生産量シェア 2 位 ( 年度 30.8%) 輸出量シェア 1 位 ( 年度 42.4%) 表 -3 ブラジルの大豆需給 ( 市場年度 :10 月 ~ 翌年 9 月 ) 2016/17 前月予測対前年度予測値 () はCONAB からの変更増減率 (%) 生産量 (107.1) 消費量 (46.8) うち搾油用 ( ) 輸出量 (64.0) 輸入量 (0.4) 期末在庫量 (0.3) 期末在庫率 18.6% 22.6% 20.0% (0.3%) 収穫面積 ( 百万 ha) (34.84) 単収 (t/ha) (3.08) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates Oilseeds:World Markets and Trade World Agricultural Production (12 October 2017) CONAB Acompanhamento da Safra Brasileira de Graos (10 October 2017) 写真 -2 播種を待つ大豆畑 ( パラナ州 )(2017 年 10 月 3 日撮影 ) -9 月の乾燥型天候により播種作業の開始が遅延 - 写真提供 :Thaigo Terabe 氏

46 ウアルゼンチン 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 前年度より減少し 57.0 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より増加し 49.3 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より増加し 8.0 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より増加し 期末在庫率は 64.8% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 2016/17 年度の輸出量 輸入量 期末在庫量で上方修正 消費量で下方修正された 結果として 年度の期末在庫量が上方修正された 生育進捗状況及び作柄 2016/17 年度の播種作業は 低温と散発的な降雨により作業開始に遅れが生じ 2016 年 11 月上旬から開始され 2017 年 1 月下旬に終了した その後 作物は概ね順調に生長したが 3 月下旬から 4 月にかけての多雨により ラパンパ州 ブエノスアイレス州等で土壌水分過多による影響を受けた 収穫作業は例年より遅れて 3 月下旬から開始され 7 月中旬までに終了した OIL WORLD Monthly( ) によれば 年度の播種作業は 10 月以降に開始される予定となっているが サンタフェ州中央部 / 南部 エントレリオス州 ブエノスアイレス州北部 ラパンパ州の一部で 長引く多雨型の天候により土壌水分過多となっており 作業の開始に遅れが生じている 10 月に入り 若干天候の改善が見られるものの 土壌水分量が適切となるには数週間必要となる模様 生産量は 54.0 百万トンと とうもろこし等への転作により播種面積が減少することから 過去 4 年で最低の水準となる見込み 貿易情報 アルゼンチン農産業省農畜食糧衛生品質管理センター (SENASA) によれば 2017 年 8 月の大豆の輸出量は 前年同月比 55.5% 減の 66.4 万トンとなった 国別内訳は 中国 (63.9 万トン ) メキシコ (1.7 万トン ) チリ (0.8 万トン ) となっている また 2017 年 1~8 月の累計輸出量は 前年同期比 32.9% 減の 万トンとなった 国別内訳は 中国 (466.9 万トン ) が最も多く 全体の 89.0% を占め 次いでエジプト (26.2 万トン ) チリ (6.0 万トン ) となっている 写真 -3 フ エノスアイレス州 ( 撮影 ) -11 月に播種を行う予定の大豆畑 - 写真撮影 :Mr. Agustin Rocha 世界の生産量シェア 3 位 ( 年度 16.4%) 輸出量シェア 3 位 ( 年度 5.3%) 表 -4 アルゼンチンの大豆需給 ( 市場年度 :10 月 ~ 翌年 9 月 ) 2016/17 予測値 () はOil.W 前月予測対前年度からの変更増減率 (%) 生産量 (54.0) 消費量 ( ) うち搾油用 (44.8) 輸出量 (8.2) 輸入量 ( ) 期末在庫量 (31.0) 期末在庫率 55.1% 65.1% 64.8% ( ) 収穫面積 ( 百万 ha) (17.70) 単収 (t/ha) (3.05) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) OIL WORLD OIL WORLD Monthly (13 October 2017) 図 ( 百万 t) ( 百万 ha) アルゼンチン産大豆の生産量 収穫面積 単収の推移 生産量左目盛 収穫面積左目盛 単収右目盛 資料 :USDA PS&D ( ) をもとに農林水産省で作成 (t/ha) ( 年度 )

47 エカナダ 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 前年度より増加し 8.2 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より増加し 2.8 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より増加し 5.8 百万トンとなる見込み 期末在庫量は ほぼ前年度並み 期末在庫率は 3.3% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は行われていない 生育進捗状況及び作柄 カナダ農務農産食品省 (AAFC) Outlook for principal field crops ( ) によれば 年度の生産量は 史上最高を記録した前年度 (6.6 百万トン ) をさらに上回り 27.0% 増の 8.3 百万トンとなる見込み これは 収穫面積が 2.9 百万ヘクタールと 前年度 (2.2 百万ヘクタール ) から大幅に増加したことによる 収穫面積の増加はカナダの大豆主産地の全てで見られたが 特に西部産地で顕著となった 単収は 2.8 トン / ヘクタールと 前年度 (3.0 トン / ヘクタール ) 及び 5 年平均 (2.9 トン / ヘクタール ) をわずかに下回る見込み オ中国 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 前年度より増加し 14.2 百万トンとなる見込み 消費量は 堅調な搾油需要等から前年度より増加し 百万トンの見込み 輸入量は 消費量の増加に伴い前年度より増加し 95.0 百万トンの見込み 期末在庫量は 前年度より減少し 期末在庫率も 17.9% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 2016/17 年度の輸入量 期末在庫量で上方修正 年度の生産量 消費量で上方修正された 結果として 期末在庫量が上方修正された 生育進捗状況及び作柄等 年度の播種作業は 主産地の東北地区で 2017 年 5 月上旬から開始され 同月中にほぼ終了した 中国中央気象台 農業気象月報 ( ) によれば 北部産地では 播種以来生育に適した天候に恵まれ 南部産地でも 豊富な降雨に恵まれ 作物は順調に生長した 一方 江蘇省の一部地域では 9 月の強雨が作物の成熟や収穫作業に悪影響を与え 浸水被害も報告されている 2017 年 9 月 27 日 黒竜江省及び吉林省の一部地域で初霜が観測されたが 作物の大部分はすでに成熟しており影響はなかった 10 月 7 日現在 東北地区南部 西北地区東部 黄淮地区南部等を残し 産地の 72.6% で収穫が終了した 我が国の輸入先国シェア3 位 (2016 年数量ベース 10.9%) 世界の生産量シェア 7 位 ( 年度 2.4%) 輸出量シェア 4 位 ( 年度 3.8%) 表 -5 カナダの大豆需給 ( 市場年度 :8 月 ~ 翌年 7 月 ) 2016/17 予測値 () は AAFC 前月予測からの変更 対前年度増減率 (%) 生産量 (8.3) 消費量 (2.4) うち搾油用 (0.0) 輸出量 (6.0) 輸入量 (0.3) 期末在庫量 (0.5) 期末在庫率 4.4% 4.0% 3.3% (5.7%) 収穫面積 ( 百万 ha) (2.93) 単収 (t/ha) (2.84) 資料 :USDA Oilseeds:World Markets and Trade World Agricultural Production PS&D (12 October 2017) AAFC Outlook for Principal Field Crops (13 October 2017) 世界の生産量シェア 4 位 ( 年度 4.1%) 輸入量シェア 1 位 ( 年度 63.9%) 表 -6 中国の大豆需給 ( 市場年度 :10 月 ~ 翌年 9 月 ) 年度 2015/ /17 予測値 () は Oil.W 前月予測からの変更 対前年度増減率 (%) 生産量 (16.0) 消費量 ( ) うち搾油用 (89.6) 輸出量 ( ) 輸入量 (94.0) 期末在庫量 ( ) 期末在庫率 17.8% 19.8% 17.9% ( ) 収穫面積 ( 百万 ha) (7.90) 単収 (t/ha) (2.03) 資料 :USDA World Agricultural Supply and Demand Estimates World Agricultural Production (12 October 2017) OIL WORLD OIL WORLD Monthly (13 October 2017)

48 2 なたね (1) 国際的ななたね需給の概要 ( 詳細は右表を参照 ) < 米国農務省 (USDA) の見通し > 生産量 年度前年度比前月比生産量は 豪州 中国等で減少するものの EU ウクライナ等で増加が見込まれることから 世界全体では前年度を上回り 71.9 百万トンとなる見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で下方修正され 国別には EU で上方修正 米国 豪州で下方修正された 消費量 年度前年度比前月比消費量は カナダ等で減少するものの 中国 インド等で増加が見込まれることから 世界全体では前年度を上回り 72.9 百万トンとなる見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で下方修正され 国別には EU で上方修正 米国で下方修正された 貿易量 年度前年度比前月比世界全体の貿易量は 前年度よりわずかに減少し 16.0 百万トンとなる見込み 国別には 輸出国では ウクライナ EU 等で増加し 豪州 カナダ等で減少する見込み 輸入国では 中国等で増加し EU で減少する見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で上方修正され 輸出国では ウクライナ等で上方修正 豪州等で下方修正 輸入国では EU で上方修正 パキスタンで下方修正された 期末在庫量 年度前年度比前月比世界全体の期末在庫量は 前年度より減少し 5.0 百万トンとなる見込み 国別には EU インドでわずかに在庫が積み増しされるものの 中国 豪州 カナダ等で取り崩される見込み 期末在庫率は 6.8% と前年度より低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 世界全体で下方修正され 国別には 中国で上方修正 豪州等で下方修正された 豪州 4% 図 -1 世界のなたねのシェア ( 年度 ) ウクライナ 3% イント 10% 中国 18% 生産量 その他 6% 72 百万トン カナダ 28% EU 31% ウクライナ 11% EU 2% 豪州 16% 輸出量 16 百万トン その他 3% カナダ 69% 表 -1 世界のなたね需給 ( 米国農務省 ) 2016/17 前月予測対前年度 予測値からの変更増減率 (%) 生産量 EU カナダ 中国 インド 豪州 ウクライナ 米国 消費量 うち搾油用 EU 中国 カナダ インド 日本 米国 メキシコ 貿易量 ( 輸出 ) カナダ 豪州 ウクライナ EU 米国 ロシア ( 輸入 ) 中国 EU 日本 メキシコ パキスタン アラフ 首長国連邦 米国 期末在庫量 カナダ EU 中国 豪州 インド 米国 期末在庫率 9.6% 8.2% 6.8% 資料 :USDA Oilseeds:World Markets and Trade PS&D (12 October 2017)

49 (2) なたねの主要生産 輸出国等の需給状況 アカナダ 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 単収が低下するものの 収穫面積が増加することから 前年度より増加し 史上最高の 19.9 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より減少し 9.2 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より減少し 11.0 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より減少し 期末在庫率も 5.4% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は行われていない 生育進捗状況及び作柄 カナダのなたねは 主に西部 ( アルバータ州 サスカチュワン州 マニトバ州 ) で栽培され 例年 播種は5~6 月に 収穫は8~10 月に行われる カナダ農務農産食品省 (AAFC) Outlook for principal field crops ( ) によれば 年度の生産量は19.7 百万トンと 前年度 (19.6 百万トン ) をわずかに上回る見込み これは 播種面積は9.3 百万ヘクタールと史上最高を記録したものの 単収が2.13トン / ヘクタールと前年度 (2.41トン/ ヘクタール ) を下回ったため 7 月に南部産地を襲った高温乾燥型の天候による影響が懸念されたが 8 月中旬の冷涼湿潤型の天候により作柄が回復し 単収は前月予測 (1.97トン / ヘクタール ) から上方修正された 州別の作物報告によれば アルバータ州では 2017 年 4 月下旬 播種作業が開始されたが 4 月は全域で冷涼湿潤型の天候に見舞われたため作業に遅れが生じた 5 月以降は土壌水分過多な状態が続いた北部を除き 概ね天候に恵まれ作業が進展 6 月中旬までにほぼ終了した 7 月以降 南部では高温乾燥型の天候に 北部では土壌水分過多な状態が続き作柄が悪化した 収穫作業は8 月から開始され 中央部 / 南部ではほぼ終了した 北部では 播種作業に遅れが生じたことに加え 昨秋に続き今秋も降雨 / 降雪により収穫作業に遅れが生じている地域がある模様 10 月 16 日現在 州全体の収穫進捗率は95% となっている サスカチュワン州では 4 月下旬より播種作業が開始された アルバータ州と同様 4 月は冷涼湿潤型の天候により作業に遅れが生じた 5 月中旬以降は 北部を除き 温暖乾燥型の天候に恵まれ作業の遅れを取り戻した 北部では雨がちな天候が続き作業に遅れが生じたが 6 月中旬までに終了した 7 月は高温乾燥型の天候に見舞われ 虫害の被害も報告された 収穫作業は7 月下旬から開始され 10 月 9 日現在 収穫進捗率は93% となっている マニトバ州では 5 月上旬より播種作業が開始された 全域で温暖乾燥型の天候に恵まれ作業が進展し6 月中旬までに終了した 7 月以降は一部で乾燥による作柄の悪化がみられたものの 大部分の地域で作物は順調に生長した 8 月中旬より収穫作業が開始され 10 月中旬までに終了した 我が国の輸入先国シェア1 位 (2016 年数量ベース 95.1%) 世界の生産量シェア 2 位 ( 年度 27.7%) 輸出量シェア 1 位 ( 年度 68.7%) 表 -2 カナダのなたね需給 ( 市場年度 :8 月 ~ 翌年 7 月 ) 2016/17 予測値 () はAAFC 前月予測対前年度からの変更増減率 (%) 生産量 (19.7) 消費量 (9.2) うち搾油用 ( ) 輸出量 (11.0) 輸入量 (0.1) 期末在庫量 (1.0) 期末在庫率 10.6% 6.6% 5.4% (5.0%) 収穫面積 ( 百万 ha) (9.24) 単収 (t/ha) (2.13) 資料 :USDA Oilseeds:World Markets and Trade World Agricultural Production PS&D (12 October 2017) AAFC Outlook for Principal Field Crops (13 October 2017) 写真 アルバータ州 1 等級のなたねのサンプル (2017 年 10 月 3 日撮影 ) 写真提供 :Gerry Good 氏

50 イ豪州 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 前年度より減少し 3.0 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より減少し 0.8 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より減少し 2.5 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より減少し 期末在庫率も 5.0% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 生産量 輸出量で下方修正された 結果として 期末在庫量が下方修正された 生育進捗状況及び作柄 米国農務省 (USDA) World Agricultural Production ( ) によれば 年度の生産量は 3.0 百万トンと 前月予測から 6% 下方修正され 前年度を 27.4% 下回る見込み これは 播種面積は 2.60 百万ヘクタールと 他の作物と比べ高い収益性から前年度を上回るものの 5 月の播種時期の降水量が平年を大きく下回ったことや 長引く乾燥型天候と土壌水分不足により 単収が過去 5 年平均を 18% 下回る見込みとなるため 作柄は 主産地の西オーストラリア州及びニューサウスウェールズ州で悪化しており 南オーストラリア州及びビクトリア州では平年並みとなっている模様 ウウクライナ 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 前年度より増加し 2.1 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より増加し 0.4 百万トンとなる見込み 輸出量は 前年度より増加し 1.7 百万トンとなる見込み 期末在庫量は ほぼ前年度並み 期末在庫率は 1.1% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 輸出量で上方修正 消費量で下方修正された 結果として 期末在庫量がわずかに下方修正された 生育進捗状況及び作柄 年度のなたねの生産量は2.1 百万トンと 前年度を68.0% 上回り 直近 3 年間で最高となる見込み これは 播種時期の市場価格が高く また 播種に適した天候に恵まれたことから 収穫面積が前年度を66.7% 上回るため 現地報道 ( ) によれば 2017 年 10 月 6 日現在 2018/19 年度の播種面積は 年度同期比 8% 増 計画面積 (0.78 百万ヘクタール ) 比 5% 増の0.81 百万ヘクタール 長引く乾燥型天候の影響により発芽の状況にばらつきがあり また 10 月の低温により生長に遅れが生じている模様 我が国の輸入先国シェア2 位 (2016 年数量ベース 4.9%) 世界の生産量シェア 5 位 ( 年度 4.2%) 輸出量シェア 2 位 ( 年度 15.6%) 表 -3 豪州のなたね需給 ( 市場年度 :12 月 ~ 翌年 11 月 ) 予測値 () はABARES 前月予測対前年度からの変更増減率 (%) 生産量 (2.8) 消費量 ( ) うち搾油用 ( ) 輸出量 (2.0) 輸入量 ( ) - - 期末在庫量 ( ) 期末在庫率 15.1% 12.0% 5.0% ( ) 収穫面積 ( 百万 ha) (2.59) 単収 (t/ha) (1.06) 資料 :USDA World Agricultural Production PS&D (12 October 2017) 世界の生産量シェア 6 位 ( 年度 2.9%) 輸出量シェア 3 位 ( 年度 10.6%) 表 -4 ウクライナのなたね需給 ( 市場年度 :7 月 ~ 翌年 6 月 ) 年度 2015/ /17 ABARES Agricultural commodities (19 September 2017)(ABARES は播種面積 ) 2016/17 予測値 () は Oil.W 前月予測 対前年度 からの変更増減率 (%) 生産量 (2.1) 消費量 ( ) うち搾油用 ( ) 輸出量 (1.4) 輸入量 ( ) 期末在庫量 ( ) 期末在庫率 0.1% 1.9% 1.1% ( ) 収穫面積 ( 百万 ha) (0.79) 単収 (t/ha) (2.66) 資料 :USDA World Agricultural Production PS&D (12 October 2017) OIL WORLD OIL WORLD Monthly (13 October 2017)

51 エ EU 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 前年度より増加し 22.0 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より増加し 25.8 百万トンとなる見込み 輸入量は 前年度より減少し 4.2 百万トンとなる見込み 期末在庫量は ほぼ前年度並み 期末在庫率は 4.8% に上昇する見込み なお 前月からの予測の改訂は 2016/17 年度の消費量で上方修正 期末在庫量で下方修正 年度の生産量 消費量 輸入量で上方修正された 結果として 期末在庫量がわずかに下方修正された 生育進捗状況及び作柄 国際穀物理事会 (IGC) Grain Market Report によれば 年度の EU 全体の生産量は 22.0 百万トンと ルーマニア チェコ ハンガリー等で減少するものの 主産国のフランス ポーランド 英国において概ね生育に適した天候に恵まれ増加することから 前年度 (20.5 百万トン ) を 7.6% 上回る見込み 現地調査会社 ( ) によれば 2018/19 年度のなたねの播種面積は 6.6 百万ヘクタールと 播種時期に南東部で干ばつ ドイツで多雨型の天候に見舞われたことから 年度をわずかに下回る見通し オ中国 需給状況 ( 詳細は右表を参照 ) 生産量は 前年度より減少し 13.1 百万トンとなる見込み 消費量は 前年度より増加し 17.9 百万トンとなる見込み 輸入量は 前年度より増加し 4.3 百万トンとなる見込み 期末在庫量は 前年度より減少し 期末在庫率も 6.1% に低下する見込み なお 前月からの予測の改訂は 2016/17 年度の輸入量 期末在庫量で上方修正された 結果として 年度の期末在庫量が上方修正された 生育進捗状況及び作柄 国際穀物理事会 (IGC) Grain Market Report ( ) によれば 2015 年の臨時買付 備蓄制度廃止に伴い 年度の生産量は13.7 百万トンと前年度を1.7 % 下回り 播種面積は 2015/16 年度以来 3 年連続で減少する見込み 中国中央気象台によれば 年度の播種作業は2016 年 9 月から開始され12 月までに終了した 一部地域で2017 年 3 月から4 月にかけての多雨により開花受粉が不良となったものの 産地の大部分で生育期間を通じて温暖湿潤型の天候に恵まれ 作物は順調に生長した 収穫作業は6 月中に終了した模様 世界の生産量シェア 1 位 ( 年度 30.6%) 輸入量シェア 2 位 ( 年度 26.0%) 表 -5 EU のなたね需給 ( 市場年度 :7 月 ~ 翌年 6 月 ) 2016/17 前月予測対前年度 予測値 () はEU からの変更増減率 (%) 生産量 (22.3) 消費量 (25.4) うち搾油用 (24.6) 輸出量 (0.3) 輸入量 (3.5) 期末在庫量 (1.1) 期末在庫率 7.6% 4.6% 4.8% (4.1%) 収穫面積 ( 百万 ha) (6.81) 単収 (t/ha) (3.30) 資料 :USDA Oilseeds:World Markets and Trade World Agricultural Production PS&D (12 October 2017) EU Balance sheets for cereals, oilseeds and rice (28 September 2017) 世界の生産量シェア 3 位 ( 年度 18.2%) 輸入量シェア 1 位 ( 年度 26.0%) 表 -6 中国のなたね需給 ( 市場年度 :10 月 ~ 翌年 9 月 ) 2016/17 前月予測対前年度 予測値 () はOil.W からの変更増減率 (%) 生産量 (5.0) 消費量 ( ) うち搾油用 (9.1) 輸出量 ( ) 輸入量 (4.5) 期末在庫量 ( ) 期末在庫率 7.0% 9.1% 6.1% ( ) 収穫面積 ( 百万 ha) (3.13) 単収 (t/ha) (1.60) - - 資料 :USDA Oilseeds:World Markets and Trade World Agricultural Production PS&D (12 October 2017) OIL WORLD OIL WORLD Monthly (13 October 2017)

52 今月のトピックス

53 米国における穀物輸送事情 我が国が輸入している小麦 とうもろこし 大豆の大部分は 米国から船舶輸送により輸入されている 米国から輸出される穀物等の主な積出港は ガルフと呼ばれるメキシコ湾岸及び PNW と呼ばれる太平洋岸北西部である それら積出港までの主な国内輸送手段は ガルフ向けがミシシッピ川を下るバージ PNW 向けは鉄道となっている 1. はじめに我が国が輸入している主要穀物の小麦 とうもろこし及び油糧種子の大豆は米国が供給元として大きな役割を担っており 2016 年の米国からの輸入量のシェアは小麦が 46.3% とうもろこしが 74.5% 大豆が 71.5% となっている ( 概要編 : 資料 4 5 及び 6 参照 ) それらの穀物等が米国から日本へ輸出される際は 米国内の太平洋岸北西部 (PNW) の港及びガルフと呼ばれるメキシコ湾岸の港から船舶によって輸送されている 米国内では生産地からどのような形態によって港などに穀物等が搬送されているのかについて 米国農務省農業マーケティング局 (USDA AMS) が 2017 年 2 月に作成した資料により報告する 2. 米国内の農産品輸送状況最初に米国国内の全産業産品別貨物輸送割合をみると 農産品は 22% を占めており ( 図 -1) 農産品の内訳では油糧種子を含む穀物等が 19% を占めている 次に 農産品の輸送手段の内訳をみると BNSF 鉄道やユニオン パシフィック鉄道 (UP) などの鉄道による輸送が 29% バージ ( 艀 ) という平底の貨物運搬用船舶 ( 右写真参照 ) での河川輸送が 13% トラックによる輸送が 58% となっている これを輸出向け 国内向け別にみると 輸出向け ( 積出港までまたはメキシコ向けの輸送 ) では鉄道 バージが共に 45% を占めており トラックは 10% にすぎない 一方 国内向けではトラックが 76% 鉄道が 23% でバージがわずか 1% となっている ( 表 ) 3. 穀物輸出穀物等の輸出について 2016 年における積出先別割合をみると バージにより輸送されミシシッピ河口に位置するガルフ ( メキシコ湾中央部 ) の主としてニューオリンズからの船積み輸出が 49% 鉄道やトラックで輸送されテキサス州メキシコ湾岸のテキサスガルフからの船積み輸出が 10% 主に鉄道により輸送され PNW( 太平洋岸北西部 ) からの船積み輸出が 27% トラック主体のメキシコへの陸上輸送が 10% その他 ( 五大湖 大西洋岸など ) が 4% となっている 作物別にみると 産地がコーンベルトと呼ばれる中西部でミシシッピ川流域であるとうもろこし及び大豆の輸出積出先は バージ輸送によるミシシッピ河口が共に 59% で大半を占めるが 冬場に河川が凍りバージの運行が出来なくなることもあり鉄道輸送による PNW がそれぞれ 22% 及び 24% を占め 陸上が 14% 及び 8% となっている 小麦は産地が中北部 ( 春小麦 ) 及び大平原 ( 冬小麦 ) であり 輸出積出先は鉄道輸送による PNW が 50% を占め 同じく鉄道輸送が主体であるテキサスガルフが 24% バージによるミシシッピ河口が 14% 陸上が 6% となっている ( 図 -2) 図 -1 米国内の全産業産品別貨物輸送量割合 (2012) 資料 :USDA AMS(Agricultural Marketing Service) Commodity Shipment, 2012 表米国内の農産品輸送手段別割合 ( 平均 ) 資料 :USDA AMS Transportation of US Grains 図 -2 米国の穀物等輸出積出先別割合 (2016 年 ) 資料 :USDA GIPSA(Grain Inspection, Packers and Stockyards Administration) 2016 Grain Export - 1 -

54 4. バージ輸送 ( 図 -3) ほぼ輸出向けに使用されているバージによる輸送に着目すると バージの輸送経路はそのほとんどがミシシッピ川を北部のミネソタ州からメキシコ湾 ( ニューオリンズ ) に至る経路である バージは自力航行はできないのでタグボートに曳航され河川を航行していくが 9 フィート (2.7 メートル ) の水深が必要であり 航路となる河川には Lock and Dam という閘門 ( こうもん ) 及び堰が途中に構築されている 閘門は水位の異なる水路の間で船を上下させて通行させるための施設であり ミシシッピ川には Lock and Dam が 27 カ所ある バージには 1 隻あたり 55,000 ブッシェル ( 約 1,400 トン ) の穀物が積載可能で 川幅にもよるが通常横 3 隻 縦 5 隻で運行される 川沿いにはリバーターミナルというバージ積込用の穀物エレベーターが要所要所にあり 穀物生産農家は自家用トラック ( 左写真参照 ) でリバーターミナルに穀物を出荷する ミネソタ州でミシシッピ川に 2 つのリバーターミナルを持つ Red Wing Grain によれば ここ数年は 貨物列車の輸送料金よりもバージの輸送費用が安く またガルフでの需要が高くなったことから多くの農家がリバーターミナルに穀物を売りに来るようになったとのことで 75 マイル (129 キロメートル ) 圏内の農家がこのターミナルを利用しているとのことであった また このリバーターミナルでは出荷された穀物の水分量等の計測などの手続きを速やかに行っており トラックが長い列をなすことはないとのことであった なお 11 月から 3 月までは川が凍るために閉鎖している 5. 鉄道輸送 ( 図ー 4) 輸出される小麦の大半は産地から鉄道により輸送され PNW 及びテキサスガルフの港から搬出されている BNSF 鉄道のミネアポリス オフィスによれば 鉄道で穀物輸送をする場合は通常 110 両の貨車で編成されるユニット トレインという途中で貨物列車を切り離したり新たに連結したりせず出発時の編成で目的地まで行く列車で輸送される 列車の全長は 7,500 フィート (2.3 キロメートル ) 約 12,000 トン穀物を輸送できる ユニット トレインには 鉄道引き込み線のある穀物エレベーター ( 左写真参照 ) で穀物の積み込みが行われ 支線から本線に入り 積出港まで輸送されている 生産者は穀物エレベーターまで自家用トラックで運搬し 穀物の水分量の検査などを行い サイロとつながっている地下のコンベアがある荷下ろし場で トラック荷台の下部ハッチを開けて荷下ろしを行う 左写真のミネソタ州にある穀物エレベーターの UFC では 生産者がトラックでエレベーターに到着してから荷下ろしが完了するまで 7 分間しかかからない なお BNSF 鉄道によると ミネソタ州から日本まで穀物を輸出する際にかかる輸送日数は 北部を通る鉄道による PNW 経由は国内 5 日間 海上 11 日間の計 16 日間 バージを用いたミシシッピ河口経由が国内 25 日間 海上 23 日間の 48 日間である 図 -3 米国内バージ運搬量 ( 全商品 vs. 農産品 ) 資料 :U.S. Department of Transportation Barge Flows 2012 図 -4 米国内鉄道運搬量 ( 全商品 vs. 農産品 ) 資料 :U.S. Department of Transportation Rail Flows

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