実際 円安に伴う原材料コストなどの上昇を背景に 食品メーカー各社は1 月以降の値上げを表明している ( 前頁図表 1) 即席めんや冷凍食品 アイスクリームなど幅広い品目が値上げ対象となっている模様である 日銀短観の2014 年 12 月調査によると 食料品製造業の想定為替レート (2014 年度 )

Size: px
Start display at page:

Download "実際 円安に伴う原材料コストなどの上昇を背景に 食品メーカー各社は1 月以降の値上げを表明している ( 前頁図表 1) 即席めんや冷凍食品 アイスクリームなど幅広い品目が値上げ対象となっている模様である 日銀短観の2014 年 12 月調査によると 食料品製造業の想定為替レート (2014 年度 )"

Transcription

1 みずほインサイト 日本経済 2015 年 1 月 7 日 円安と原油安の消費者物価への影響原油安の影響が勝り 物価押し下げに作用 みずほ総合研究所 調査本部経済調査部 円安進行を背景に食料品価格の値上げが相次ぐ一方 原油安に伴いガソリン価格の下落が続くほか 電気代 ガス代への影響も今後本格化する可能性が高く 値上げ品目と値下げ品目が拮抗する状況 足元までの約 15% の円安 約 40% の原油安が消費者物価に与える影響を試算すると コア CPI はネットで 0.1% ポイント程度押し下げられる見込み 仮に原油価格の下落に歯止めがかからないなどの事態となれば デフレマインド転換の遅延 により コア CPI が前年比マイナスとなる可能性も 1. 値上げ品目と値下げ品目が拮抗 消費者物価は伸びが緩やかに縮小している 生鮮食品を除く総合指数 ( コアCPI 消費増税の影響を除く ) をみると 2014 年 4 月 ( 前年比 +1.5%) をピークに縮小しており 11 月時点では同 +0.7% まで低下している 円安による押し上げ効果が一巡していることに加え 原油価格の下落も物価の下押しに働き始めた模様である 他方 今後の物価の動きは 10 月末の日銀追加緩和後に急速に進行した円安による押し上げ効果と 秋以降の原油価格急落の影響が綱引きする状況になると予想される 図表 1 値上げ品目と値下げ品目 値上げする例 牛丼 牛丼並盛を+27% 程度 ( 吉野家 ) 2014 年 12 月から 即席めん 即席めんなど約 250 品目を+5~8% 程度 ( 日清食品 ) 2015 年 1 月から パスタ 家庭用パスタ64 品目を+5~13% 程度 ( 日清フーズ ) 2015 年 1 月から レトルト食品 カレールウ レトルト食品など約 159 品目を+8~10% 程度 ( ハウス食品 ) 2015 年 2 月から 冷凍食品 冷凍食品 60 品目を+3~10% 程度 ( 味の素冷凍食品 ) 2015 年 2 月から アイスクリーム アイスクリーム26 品目を+8.3~10.5% 程度 ( 明治 ) 2015 年 3 月から 紅茶 紅茶ティーバッグ17 品目を+5~10% 程度 ( 三井農林 ) 2015 年 3 月から 値下げする例 ガソリン代 2014 年 12 月 22 日時点のガソリン店頭価格 : 直近ピーク (7 月 ) 比 12% 程度 原油価格にほぼ連動 灯油代 2014 年 12 月 22 日時点の灯油店頭価格 : 直近ピーク (7 月 ) 比 12% 程度 原油価格にほぼ連動 電気代 2015 年 1 月時点の電気代 : 直近ピーク (6 月 ) 比 1% 程度 ( 試算値 ) 燃料費調整制度に基づく ガス代 2015 年 1 月時点のガス代 : 直近ピーク (6 月 ) 比 1% 程度 ( 試算値 ) 原料費調整制度に基づく 燃油サーチャージ 30%~ 50% 程度 ( 日本航空 全日本空輸 ) 2015 年 2 月発券分から ( 注 )2015 年 1 月時点の電気代およびガス代は各電力会社の公表資料より全国平均を試算 ( 資料 ) 各種報道 経済産業省などよりみずほ総合研究所作成 1

2 実際 円安に伴う原材料コストなどの上昇を背景に 食品メーカー各社は1 月以降の値上げを表明している ( 前頁図表 1) 即席めんや冷凍食品 アイスクリームなど幅広い品目が値上げ対象となっている模様である 日銀短観の2014 年 12 月調査によると 食料品製造業の想定為替レート (2014 年度 ) は1 ドル= 円であるが 足元の実勢水準は1ドル=120 円程度と 想定レートよりも円安方向に振れている 一部の食品メーカーからは 企業努力だけでは円安によるコスト上昇分を吸収できないとの声も上がっており 販売価格に転嫁する動きが広がっている 円安の進行は食料品以外にも輸入製品の価格も押し上げる 他方 原油価格の下落により 石油製品価格などへの下押し圧力が強まっている 足元のドバイ原油は 夏場以降に4 割程度下落している (2014 年 1~7 月平均約 105ドル / バレル 2014 年 12 月平均約 61 ドル / バレル 次頁図表 3) 新興国経済の減速や米国のシェールオイル増産などを背景に 原油の需給バランスは当面緩和的な状態が続くとみられることから 原油価格は今後も低位で推移すると見込まれる こうした状況下 原油価格の動向にほぼ連動するガソリン代や灯油代は下落傾向が続くとみられ 原油 LNG 石炭の原燃料費調整制度に基づく電気代やガス代への影響も今後本格化すると予想される さらに 大手航空会社は2015 年 2 月以降の発券分について 燃油サーチャージの値下げを決定している 円安と原油安による影響を 消費者物価 という観点から評価した場合 どちらのインパクトが大きいだろうか 2. 円安 vs 原油安 1~コアCPI 全体では原油安の影響が勝る先行きの物価動向は 為替レートや原油価格などの外部要因に加え 需給ギャップや期待インフレ率など各種条件によって大きく変わりうる ここでは為替レートや原油価格の条件を変更することによってどのように結果が変わるのかを試算する (1) 足元までの円安 原油安によるコアCPI 前年比への影響 2014 年の為替 原油相場は 夏場までは一時的な振れはあったものの ほぼ横ばい圏で推移していた しかし 夏場以降 IMFによる世界経済の成長率引き下げを契機に世界経済に対する慎重な見方が台頭する中で 円安 原油安の動きが進み始めた 2014 年の夏場までの水準 (1 月 ~7 月平均 ) と比べると 足元 (12 月平均 ) の為替相場は約 15% 円安の水準にあり 原油相場は約 40% 下落した水準にある ( 次頁図表 2 3) そこで まず足元までの約 15% の円安 約 40% の原油安がコアCPIの前年比に与える影響を試算しよう みずほ総合研究所のマクロモデル乗数によると 10% の円安がコアCPIに与える影響は+0.22% ポイント 10% の原油安が与える影響 ( ドバイ原油ベース ) は 0.10% ポイントである 約 15% の円安と約 40% の原油安がコアCPIの前年比に及ぼす影響を 両者の物価へのラグを考慮しながらシミュレーションすると 1 年目 (4 四半期目まで ) は原油安による押し下げ効果が勝り 0.1% ポイント弱の物価押し下げ効果となる ( 次頁図表 4) 一方 2 年目 (5 四半期目以降 ) になると 円安 原油安 2

3 の効果はともにほぼ一巡するが 円安による押し上げ効果がわずかに残る結果となる (2) 原油価格のシナリオ別シミュレーション ( コアCPIへの影響 ) 原油価格については 本稿執筆時点で依然として下落傾向が続いており 上記試算の前提 ( 約 40% の原油安 ) からさらに下振れる可能性もある そこで 原油価格が一段と下振れた場合のコアCPI への影響について シナリオ別にシミュレーションを行う 原油価格のシナリオ別のシミュレーションでは 便宜的にみずほ総合研究所の2014 年 12 月時点の見通しをベースラインとし そこから2015 年 1~3 月期の原油価格が150ドル ( ベースライン比約 18% 図表 2 ドル円相場の推移 図表 3 原油相場 ( ドバイ原油 ) の推移 ( 円 / ドル ) 約 15% 円安 2014 年 1 月 ~7 月平均約 102 円 / ドル 12 月平均約 119 円 / ドル /1 14/4 14/7 14/10 ( 注 ) 日次データ ( 資料 ) 日経 NEEDS よりみずほ総合研究所作成 ( 年 / 月 ) ( ドル / バレル ) 年 1 月 ~7 月平均約 105 ドル / バレル 約 40% 下落 12 月平均約 61 ドル / バレル 50 14/1 14/4 14/7 14/10 ( 注 ) 日次データ ( 資料 ) 日経 NEEDS よりみずほ総合研究所作成 ( 年 / 月 ) 図表 4 足元の円安と原油安がコア CPI に与える影響図表 5 シミュレーションの前提 ( ドバイ原油 ) ( 前年比 % ポイント ) 円安要因 原油安要因 ( 四半期目 ) ( 注 )15% 円安と 40% 原油安による影響 円安要因と原油安要因はみずほ総合研究所マクロモデル乗数による試算 ( 資料 ) みずほ総合研究所作成 ( ドル / バレル ) ベースライン ケース 150 ドル ケース 240 ドル ( 年 / 四半期 ) ( 注 ) ベースラインは当社予測値 (2014 年 12 月時点 ) シミュレーションのケース1は2015 年 1~3 月期の価格が50ドルに下落した場合 ケース2は40ドルに下落した場合 なお 2015 年 4~6 月期以降は ケース1 2 いずれも ベースライン比平行に推移させている ( 資料 ) みずほ総合研究所作成 3

4 ポイント ) 240ドル ( ベースライン比約 34% ポイント ) まで下落した場合のコアCPI 上昇率をシミュレーションする ( 試算の前提 : 図表 5) まず ベースラインのコアCPIは2015 年 1~3 月期に0.5% まで前年比上昇幅が縮小し 夏頃まで1% を下回る推移が続く見通しである ( 図表 6) しかし その後は内需が回復する中で賃金改善分を物価に転嫁する動きも強まり 2015 年度後半に再び1% を超えると予測している 一方 他の条件を一定として原油価格が50ドル 40ドルまで下落した場合 それぞれベースライン比 0.1~0.2% ポイント程度 0.2~0.4% ポイント程度の物価下押し圧力がかかる 原油価格が下振れることで 2015 年 1~3 月期のコアCPIは0% 台前半まで上昇幅が縮小し 2015 年度末でも1% に届かない結果となる 3. 円安 vs 原油安 2~ 原油安効果はエネルギー関連や運輸 郵便に集中以上では円安 原油安による消費者物価全体への影響を試算し 足元の円安 原油安を前提とすると原油安による物価押し下げ効果の方が大きいこと および原油安がさらに進めば消費者物価指数は前年比 0% 近傍まで低下する可能性があることを示した ただし 本稿の冒頭でも指摘したように原油安による物価押し下げ効果はガソリンや電気料金などのエネルギー関連に顕れやすいが その他の幅広い品目では円安による物価押し上げ効果の方が大きい可能性がある そこで 本節では こうした円安 原油安による価格への品目別の影響の違いを 産業連関表に基づいて試算した 試算の前提となる円安 原油安の大きさは 2 節 (1) の試算と同様に円安が約 15% 原油安が約 40% とした まず 消費者物価全体への影響を確認すると 2 節 (1) の試算結果と同様に 原油安の効果が円安を上回る結果となった なお 物価の押し下げ効果は約 0.3% ポイントと2 節 (1) の試算結果 ( 約 0.1% ポイント ) よりも大きいが これは本節の分析が円安 原油安の消費者物価への完全転嫁を前 ( 前年比 %) 図表 6 コア CPI のシミュレーション結果 ベースライン ケース 1 ドバイ原油 50 ドル ケース 2 ドバイ原油 40 ドル ( 注 ) ベースラインは当社予測値 (2014 年 12 月時点 ) シミュレーションのケース 1 はドバイ原油が 2015 年 1~3 月期の価格が 50 ドルに下落した場合 ケース 2 は 40 ドルに下落した場合 原油価格下落によるコア CPI への影響はみずほ総合研究所マクロモデル乗数による ( 資料 ) みずほ総合研究所作成 ( 年 / 四半期 ) 4

5 提としているためと考えられる 次に 業種別の物価への影響をみると 原油安による下押し効果が円安を上回るのは エネルギー関連 ( 石油製品 電力 ガス 水道 ) と運輸 郵便となった ( 図表 7) これら3 業種の寄与度を合計すると約 0.6% ポイントとなる 他方 食料品やその他工業製品 ( 通信機や衣料品等 ) サービス業( 飲食サービス等 ) などでは円安による押し上げ効果の方が大きい ( ただし 原油安によって押し上げ幅はかなりの程度抑制される ) さらに より詳細な業種分類(108 分類 家計が直接消費しない業種を除くと92 分類 ) に基づいて円安 原油安の効果をみると 原油安による押し下げ効果の方が大きい業種数は29 業種にとどまるのに対して 円安による押し上げ効果の方が大きい業種数は63 業種に上った 本節の分析結果をまとめると 1 円安 原油安は消費者物価全体として下押しに働くものの 2 原油安による物価押し下げ効果はエネルギー関連や運輸 郵便に集中し 3その他の多くの品目では円安による物価押し上げ効果の方が上回りやすいことが確認された 上記 3の結果からは今後の報道などで円安に伴う値上げのニュースの方が多くなりやすいと考えられ 物価全体として円安効果が大きいとの印象を受ける可能性がある点には留意が必要だろう 4. さらなる物価下振れの可能性 ~ デフレマインド転換の遅延 日銀が追加緩和を決定した2014 年 10 月の金融政策決定会合の声明文で述べられたように 原油安の影響は やや長い目で見れば経済活動に好影響を与え 物価を押し上げる方向に作用する ただし 短期的には日銀が掲げるインフレ目標 ( 2 年で2% ) の達成は原油安によって一層困難となりそうだ さらに問題となるのは 声明文で示された デフレマインドの転換が遅延するリスク である 2014 年 12 月調査の日銀短観によれば 企業の1 年後の物価 ( 消費増税の影響を除く消費者物価 ) 見通しは前図表 7 円安 原油安の物価への影響 ( 業種別試算 ) ( 寄与度 %Pt) 原油安 + 円安原油安円安 合計 農林水産業 製造業 食料品 繊維製品 石油製品 その他工業製品 電力 ガス 水道 金融 保険 不動産 運輸 郵便 情報通信 サービス ( 注 ) 足元までの 15% 円安と 40% 原油安による影響 ( 資料 ) 総務省 平成 23 年産業連関表 ( 速報 ) などよりみずほ総合研究所作成 ( 試算方法 ) 1. 下記式に基づき 国内生産者段階の物価への影響を計算 (108 分類ベース ) Δp=[(I-(I-M)A) -1 ]' A' Δp m ただし Δp: 各部門の価格上昇率 ( 国内生産者段階 ) ベクトル I: 単位行列 M: 輸入係数行列 A: 中間投入係数行列 Δp m : 各部門における輸入品の価格上昇率ベクトル 2. 流通マージン ( 商業マージン + 国内貨物運賃 ) を調整して 国内購入者段階の物価への影響を計算 3. 部門別の物価への影響を消費ウェイトで加重平均 ( 注 ) 平成 23 年の産業連関表 ( 速報 ) をベースに計算 ただし 流通マージンについては関連する統計表が未公表であるため 平成 17 年の統計表を利用して試算 ( 資料 ) 総務省 平成 23 年産業連関表 ( 速報 ) などよりみずほ総合研究所作成 5

6 年比 +1.4% と 前回 9 月調査から0.1% ポイント低下した 調査が開始された2014 年 3 月以降 企業の物価見通しが低下するのは初めてのことである インフレ期待は実際の物価動向に連動する傾向があるため 原油安に伴う原材料コストの低下などを受けて 企業のインフレ期待がやや鈍化している可能性がある 企業にとっては 自社の販売価格の上昇期待が低下すると 労働コストの増加分を価格に転嫁しにくくなるため 賃金の引き上げに慎重になるとみられる したがって 期待インフレ率が鈍化すると 賃金上昇率が高まらず それに伴い基調的な物価も上昇しにくくなると想定される 仮に 原油価格の下落に歯止めがかからない 2015 年春闘で賃上げの動きが広がらないなどの事態となれば 物価は試算値よりも下振れ コアCPIが前年比マイナスとなる可能性も否定できない 先行きの物価動向を見通す上では 為替レートや原油価格だけでなく 企業のインフレ期待や賃金の動向にも注意が必要だ [ 共同執筆者 ] 経済調査部主任エコノミスト 風間春香 haruka.kazama@mizuho-ri.co.jp 経済調査部主任エコノミスト 徳田秀信 hidenobu.tokuda@mizuho-ri.co.jp 当レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり 商品の勧誘を目的としたものではありません 本資料は 当社が信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが その正確性 確実性を保証するものではありません また 本資料に記載された内容は予告なしに変更されることもあります 6

第1章

第1章 エネルギー価格と為替レートが消費者物価指数へ与える影響 化石 電力ユニットガスグループ 上野宏一 1. はじめに 2013 年 4 月の日本銀行による異次元緩和政策の導入以降 一時は 1.5% まで上昇した消費者物価指数上昇率 ( 消費税を除く ) は 2014 年後半からの原油価格急落を要因として急激に低下した コアCPI(CPI 総合 < 生鮮食品除く>) の足元の動きをみると 2016 年初頭から原油価格は徐々に持ち直し

More information

物価の動向 輸入物価は 2 年に入り 為替レートの円安方向への動きがあったものの 原油や石炭 等の国際価格が下落したことなどから横ばいとなった後 2 年 1 月期をピークとし て下落している このような輸入物価の動きもあり 緩やかに上昇していた国内企業物価は 2 年 1 月期より下落した 年平均でみ

物価の動向 輸入物価は 2 年に入り 為替レートの円安方向への動きがあったものの 原油や石炭 等の国際価格が下落したことなどから横ばいとなった後 2 年 1 月期をピークとし て下落している このような輸入物価の動きもあり 緩やかに上昇していた国内企業物価は 2 年 1 月期より下落した 年平均でみ 第1 3節 節 物価の動向 物価は 2 年秋以降に進んだ為替レートの円安方向への動きや景気の回復に伴うマクロ 的な需給バランスの改善等を背景に 2 年にデフレ状況ではなくなり 2 年に入って緩 やかに上昇する動きをみせた しかし 2 年夏以降 輸入物価上昇率の低下を受けて上昇 テンポが鈍化し 足下では横ばい圏内の動きとなっている 本節においては 2 年度を中心とした日本の物価の動向について 企業間取引における

More information

Microsoft Word - 54_2

Microsoft Word - 54_2 三井住友信託銀行調査月報 6 年 月号 円高 原油高の進行と消費者物価の見通し < 要旨 > 4 年後半以降 消費者物価の押し下げ要因となってきた原油価格の下落に 足元では持ち直しの動きがみられる しかし 消費者物価には上昇の兆しはみられず 足元の円高が 原油価格の上昇効果を一部相殺していると考えられる 今般の総括的な判断においても日本銀行は 依然として消費者物価の上昇を見込んでいる しかし 本稿の分析を基にすると

More information

CW6_A3657D14.indd

CW6_A3657D14.indd 第 4 節 物価の動向 物価は 為替レートの円安方向への動きや景気の回復に伴うマクロ的な需給バランスの改善等を背景に 214 年に入って緩やかに上昇する動きをみせた しかし 214 年夏以降 原油価格の急激な下落を受けて 足下では国内企業物価は緩やかに下落に転じたが 消費者物価の基調 12 は 緩やかに上昇している 215 年度の物価の動向を確認するため 企業間取引における物価 と 消費者物価 の動きに分けてみていく

More information

4月CPI~物価は横ばいの推移 耐久財の特殊要因を背景に、市場予想を上回る3 ヶ月連続の上昇

4月CPI~物価は横ばいの推移 耐久財の特殊要因を背景に、市場予想を上回る3 ヶ月連続の上昇 Economic Report Indicators Update 月 CPI~ 物価は横ばいの推移 年 5 月 5 日全 6 頁 経済調査部エコノミスト増川智咲耐久財の特殊要因を背景に 市場予想を上回る ヶ月連続の上昇 [ 要約 ] 物価は横ばいの基調 : 年 月の全国( 除く生鮮食品 ) は前年比 +.% と 市場コンセンサス (+.%) を若干上回った この背景には テレビ価格上昇の特殊要因がある

More information

[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 )

[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 ) ニュースリリース 2 0 1 5 年 6 月 2 6 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 中小企業の4 割が 円安は業績に対し マイナスの影響 が大きいと回答 ~ プラスの影響 が大きいとする割合は1 割 輸出比率の高い企業では その割合は高い~ 円安 原油安の影響に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 ( 中小企業編 )2015 年 1-3 月期特別調査 ) 2014 年秋以降の円安が中小企業の業績に与えた影響についてみると

More information

年収階層別に増税前後の消費動向をみると 低所得者ほど回復の動きが弱い 高所得者層 ( 第 5 分位 ) では 1997 年時を上回る駆け込み需要が生じたが 増税直後の落ち込みは小さく その後は緩やかに持ち直している ( 前頁図表 2) 一方 低所得者層( 第 1 分位 第 2 分位 ) については

年収階層別に増税前後の消費動向をみると 低所得者ほど回復の動きが弱い 高所得者層 ( 第 5 分位 ) では 1997 年時を上回る駆け込み需要が生じたが 増税直後の落ち込みは小さく その後は緩やかに持ち直している ( 前頁図表 2) 一方 低所得者層( 第 1 分位 第 2 分位 ) については みずほインサイト 日本経済 2014 年 12 月 19 日 消費の回復は期待できるのか消費停滞から脱するカギは低所得者対策と原油安 みずほ総合研究所 調査本部経済調査部 03-3591-1418 消費増税後の個人消費は 低所得者ほど回復の動きが弱い この理由として 物価の上昇に対し 賃金の上昇ペースが鈍いことが挙げられる 労働者の約 4 割が働く中小企業は 円安に伴うコスト増もあって 人件費の増加に対し慎重なスタンスを崩していないとみられる

More information

Microsoft Word R-Focus14-047原油価格下落の影響.docx

Microsoft Word R-Focus14-047原油価格下落の影響.docx http://www.jri.co.jp 2015 年 1 月 15 日 No.2014-047 原油価格下落がわが国経済に与える影響 所得流出減少の大部分は企業収益の拡大として顕在化する可能性 調査部研究員村瀬拓人 要点 昨年秋以降 原油価格が急ピッチで下落 円安の急速な進行による輸入コストの上昇が懸念される状況下 足許の原油価格下落に伴うコスト低下は円安の悪影響を緩和し 経済に好影響をもたらすと期待

More information

日本経済の現状と見通し ( インフレーションを中心に ) 2017 年 2 月 17 日 関根敏隆日本銀行調査統計局

日本経済の現状と見通し ( インフレーションを中心に ) 2017 年 2 月 17 日 関根敏隆日本銀行調査統計局 日本経済の現状と見通し ( インフレーションを中心に ) 17 月 17 日 関根敏隆日本銀行調査統計局 基準改定の GDP への影響 (1) 名目 GDP 水準の変化 実質 GDP 成長率の変化 35 3 5 ( 名目 兆円 ) その他 ( 確報化等の影響 ) その他 8SNA 対応 (R&D 投資以外 ) R&D 投資 ( 設備投資 公共投資 ) 基準改定後 - 基準改定前 1..5 ( 基準改定後の前比

More information

経済・物価情勢の展望(2018年1月)

経済・物価情勢の展望(2018年1月) 基本的見解 1 < 概要 > 2018 年 1 月 23 日 日本銀行 経済 物価情勢の展望 (2018 年 1 月 ) わが国経済は 海外経済が緩やかな成長を続けるもとで きわめて緩和的な金融環境と政府の既往の経済対策による下支えなどを背景に 景気の拡大が続き 2018 年度までの期間を中心に 潜在成長率を上回る成長を維持するとみられる 2019 年度は 設備投資の循環的な減速に加え 消費税率引き上げの影響もあって

More information

チーフエコノミスト : 高田創 [ 経済予測チーム ] 山本康雄 ( 全体総括 ) 米国経済小野亮 山崎亮

チーフエコノミスト : 高田創 [ 経済予測チーム ] 山本康雄 ( 全体総括 ) 米国経済小野亮 山崎亮 2013 14 15 年度 2013 年 10-12 月期 GDP 2 次速報後改訂 内外経済見通し 2014 年 3 月 10 日 [ 海外経済 ] 先進国を中心に緩やかに回復 米国経済 : 家計のバランスシート調整が進展し 個人消費 住宅投資は堅調 雇用も順調に拡大 2014 年 :+2.5%(2 月予測 :+2.6%) 2015 年 :+2.7%(2 月予測 :+2.7%) 欧州経済 : 輸出

More information

経済・物価情勢の展望(2017年7月)

経済・物価情勢の展望(2017年7月) 基本的見解 1 < 概要 > 2017 年 7 月 20 日 日本銀行 経済 物価情勢の展望 (2017 年 7 月 ) わが国経済は 海外経済の成長率が緩やかに高まるもとで きわめて緩和的な金融環境と政府の大型経済対策の効果を背景に 景気の拡大が続き 2018 年度までの期間を中心に 潜在成長率を上回る成長を維持するとみられる 2019 年度は 設備投資の循環的な減速に加え 消費税率引き上げの影響もあって

More information

05 年の日本経済を見通す上で重要なポイントの一つは 実質賃金の行方である 安倍政権が掲げる 経済の好循環 を実現するためには 個人消費の原動力となる実質賃金が増加していくことが不可欠であるからだ 大方の予想では 実質賃金は今春以降改善に向かうとみられているが そのプラス幅やプラスをもたらす背景につ

05 年の日本経済を見通す上で重要なポイントの一つは 実質賃金の行方である 安倍政権が掲げる 経済の好循環 を実現するためには 個人消費の原動力となる実質賃金が増加していくことが不可欠であるからだ 大方の予想では 実質賃金は今春以降改善に向かうとみられているが そのプラス幅やプラスをもたらす背景につ みずほインサイト 日本経済 05 年 3 月 3 日 05 年度の実質賃金は.% 増中小企業の間でも賃上げの動きが拡大へ みずほ総合研究所 調査本部経済調査部 03-359-400 05 年春季労使交渉の結果 昨年を上回るベースアップが実現する可能性が高い 民間主要企業の賃上げ率は.35%( ベア率 0.6%) と予測 中小企業では業績の低迷などが 04 年の賃上げの障害となっていた模様だが 05

More information

12月CPI

12月CPI Economic Report Indicators Update 月 CPI~ 物価は緩やかな下落基調 年 月 7 日全 6 頁 経済調査部エコノミスト増川智咲エコノミスト神田慶司国際商品市況上昇といった海外要因を除けば 物価の基調は弱い [ 要約 ] 全国 はヶ月連続下落 : 年 月の全国 は前年比.% となり コンセンサス通りの結果となった 季節調整値で見ると 月の全国 は前月比で横ばい ヵ月移動平均でも横ばいとなった

More information

経済・物価情勢の展望(2017年10月)

経済・物価情勢の展望(2017年10月) 基本的見解 1 < 概要 > 2017 年 10 月 31 日 日本銀行 経済 物価情勢の展望 (2017 年 10 月 ) わが国経済は 海外経済が緩やかな成長を続けるもとで きわめて緩和的な金融環境と政府の大型経済対策の効果を背景に 景気の拡大が続き 2018 年度までの期間を中心に 潜在成長率を上回る成長を維持するとみられる 2019 年度は 設備投資の循環的な減速に加え 消費税率引き上げの影響もあって

More information

. 消費増税が消費に影響を与える 3 つのメカニズムそもそも 消費増税は どのようなメカニズムで消費に影響するのだろうか 本稿では 消費増税による消費への影響を 代替効果 所得効果 3 節約志向効果の3つに分けて説明する 図表 は これら3つのメカニズムを概念図として表したものである 代替効果は 本

. 消費増税が消費に影響を与える 3 つのメカニズムそもそも 消費増税は どのようなメカニズムで消費に影響するのだろうか 本稿では 消費増税による消費への影響を 代替効果 所得効果 3 節約志向効果の3つに分けて説明する 図表 は これら3つのメカニズムを概念図として表したものである 代替効果は 本 みずほインサイト 日本経済 08 年 9 月 7 日 消費増税で消費は再び低迷するか鍵を握るのは家計の体感物価と節約志向 みずほ総合研究所 調査本部経済調査部 03-359-98 日本の個人消費は 04 年 4 月の消費増税後に低迷したが 07 年以降は いざなみ景気 と同等の拡大ペースに復している 今後は 09 年 0 月の消費増税を乗り越えられるかが焦点となる 04 年は 増税を契機として 購入頻度が高い身近な品目を中心に価格が引き上げられた

More information

経済・物価情勢の展望(2016年10月)

経済・物価情勢の展望(2016年10月) 経済 物価情勢の展望 (2016 年 10 月 ) 2016 年 11 月 1 日日本銀行 基本的見解 1 < 概要 > わが国経済は 海外経済の回復に加えて きわめて緩和的な金融環境と政府の大型経済対策の効果を背景に 2018 年度までの見通し期間を通じて 潜在成長率を上回る成長を続けると考えられる 消費者物価 ( 除く生鮮食品 ) の前年比は 当面小幅のマイナスないし0% 程度で推移するとみられるが

More information

Microsoft Word - 20_2

Microsoft Word - 20_2 三井住友信託銀行調査月報 1 年 1 月号 海外資金に揺さぶられる新興国の銀行 < 要旨 > リーマンショック以降 海外からの新興国向け与信残高が増加してきた 中でも経常赤字国では海外金融機関を通じた与信の増加スピードが速く 部門別に見るとこの間特に存在感を増してきたのが銀行部門向け与信である 銀行部門への海外与信残高の増加は その国の経済情勢が悪化して与信減少が始まった場合 国内における信用収縮を引き起こして実体経済への悪影響を増幅する可能性を高める

More information

2 / 6 不安が生じたため 景気は腰折れをしてしまった 確かに 97 年度は消費増税以外の負担増もあったため 消費増税の影響だけで景気が腰折れしたとは判断できない しかし 前回 2014 年の消費税率 3% の引き上げは それだけで8 兆円以上の負担増になり 家計にも相当大きな負担がのしかかった

2 / 6 不安が生じたため 景気は腰折れをしてしまった 確かに 97 年度は消費増税以外の負担増もあったため 消費増税の影響だけで景気が腰折れしたとは判断できない しかし 前回 2014 年の消費税率 3% の引き上げは それだけで8 兆円以上の負担増になり 家計にも相当大きな負担がのしかかった 1 / 6 テーマ : 消費税率再引上げのマクロ的影響 発表日 :2018 年 9 月 27 日 ( 木 ) ~ 平均的家計の負担額は年 4.4 万円 1 年目の経済成長率 0.7% 押し下げの可能性 ~ 第一生命経済研究所調査研究本部経済調査部首席エコノミスト永濱利廣 ( :03-5221-4531) ( 要旨 ) 前回の消費税率 3% 引き上げは それだけで8 兆円以上の負担増になり 家計にも相当大きな負担がのしかかった

More information

○ユーロ

○ユーロ EURO Indicators 定例経済指標レポート Euro Weekly(1/17~1/1) 発表日 :7 年 1 月 6 日 ( 水 ) ~ 景気先行サーベイは再び低下 ~ 経済指標の振り返り 第一生命経済研究所経済調査部副主任エコノミスト橋本択摩 (3-51-6) 発表日指標 イベントなど結果コンセンサス前回 1/17( 月 ) ( 英 )1 月ライトムーブ住宅価格 ( 前年比 ) ( 欧

More information

39_3

39_3 三井住友信託銀行調査月報 年 月号 利上げ接近に伴う米国長短金利の展望 < 要旨 > 長期金利水準のみならず長短金利差がどう推移するかは 投資環境を見る際に注目すべき指標のひとつである 例えば長短金利差の拡大 縮小は銀行の利鞘の大小を介し銀行収益にも影響を及ぼす 金融政策転換前の長期金利や長短金利差を予測するには 長期金利を 将来の短期金利の予想 と 部分に分けて考察するのが有益である 拡大は長短金利差の拡大をもたらす要因でもある

More information

みずほインサイト 日本経済 2017 年 1 月 17 日 中小企業における賃金上昇の背景労働需給のひっ迫で上昇するも持続性には課題 経済調査部エコノミスト 上里啓 大企業の賃金上昇率が伸び悩む一方 2016 年入

みずほインサイト 日本経済 2017 年 1 月 17 日 中小企業における賃金上昇の背景労働需給のひっ迫で上昇するも持続性には課題 経済調査部エコノミスト 上里啓 大企業の賃金上昇率が伸び悩む一方 2016 年入 みずほインサイト 日本経済 17 年 1 月 17 日 中小企業における賃金上昇の背景労働需給のひっ迫で上昇するも持続性には課題 経済調査部エコノミスト 上里啓 3-391-1284 hiromu.uezato@mizuho-ri.co.jp 大企業の賃金上昇率が伸び悩む一方 16 年入り後から 人手不足が深刻な中小企業の賃金上昇が目立っている 中小企業の賃金上昇は 労働需給のひっ迫が大きく寄与していることに加え

More information

2

2 1 2 2008, 2.2%,, 10.3% 8.9%, 2.9% 5 (1.4%), 48.7%, 9.8%, 17.2% 2008 40 (4.6%), 63.0%,, 1.9% 2.3%, 10.3%, 1.9%, 9.1%, 11.5% 3 1 繊維 ファッション産業は衰退産業か 2 リーマンショック以降 生産レベルが急激に減少し 以降 低レベルで推移 低価格ジーンズやファストファッションの登場等により

More information

では 実際に円高はどの程度企業収益に影響を与えるのだろうか 例えば 輸出を中心に営む製造業であれば円高が進むと販売価格 ( 又は産出価格 ) が実質的に下落するため 企業収益を下押しすると考えられる (1ドルの商品を円安時には110 円で販売していたものが 円高時には100 円で販売しないといけなく

では 実際に円高はどの程度企業収益に影響を与えるのだろうか 例えば 輸出を中心に営む製造業であれば円高が進むと販売価格 ( 又は産出価格 ) が実質的に下落するため 企業収益を下押しすると考えられる (1ドルの商品を円安時には110 円で販売していたものが 円高時には100 円で販売しないといけなく みずほインサイト 日本経済 2018 年 月 11 日 円高が企業収益に与える影響 10% の円高は収益 0.2 兆円 GDP0.2% 押し下げ みずほ総合研究所 調査本部経済調査部 03-391-1419 2017 年の企業収益は過去最高水準に 堅調な内外経済に加え 2016 年比で円安地合いであったことが企業収益を押し上げ 一方 2018 年初に進んだ円高が企業収益を下押しする可能性 試算では

More information

Economic Trends    マクロ経済分析レポート

Economic Trends    マクロ経済分析レポート Economic Trends マクロ経済分析レポート テーマ : エンゲル係数上昇の本当の理由 2017 年 4 月 3 日 ( 月 ) ~ 主因は天候不順と原油価格下落と駆け込み需要の反動 ~ 第一生命経済研究所経済調査部首席エコノミスト永濱利廣 (03-5221-4531) ( 要旨 ) 経済的なゆとりを示すとされる エンゲル係数 が 2015 年から急上昇している 背景には 原油価格下落と消費税率引き上げがある

More information

第 3 節食料消費の動向と食育の推進 表 食料消費支出の対前年実質増減率の推移 平成 17 (2005) 年 18 (2006) 19 (2007) 20 (2008) 21 (2009) 22 (2010) 23 (2011) 24 (2012) 食料

第 3 節食料消費の動向と食育の推進 表 食料消費支出の対前年実質増減率の推移 平成 17 (2005) 年 18 (2006) 19 (2007) 20 (2008) 21 (2009) 22 (2010) 23 (2011) 24 (2012) 食料 1部第2章第 3 節 食料消費の動向と食育の推進 (1) 食料消費をめぐる動き ( 微減傾向で推移してきた食料消費支出は平成 24 年に 1% 増加 ) 近年 消費者世帯における実質消費支出が微減傾向で推移する中 平成 24(2012) 年における消費 者世帯 ( 二人以上の世帯 ) の実質消費支出 ( 全体 ) は 交通 通信 家具 家事用品 保健医療等の支出が増加したことから 前年に比べて1.1%

More information

<8A C52E786C7378>

<8A C52E786C7378> 第 12 回 トラック運送業界の景況感 ( 速報 ) 平成 3 年 4 月 ~6 月期 平成 3 年 4 月 ~6 月期の日銀短観 ( 業況判断指数 ) は 原油等の原材料価格上昇によるコストアップ要因により 製造業 ( 大企業 ) の業況判断指数は2 四半期連続で悪化した こうしたなか トラック運送業では運賃 料金の水準が 一般貨物 19.( 12.2) 宅配貨物 76.9( 41.7) 宅配以外の貨物

More information

29 歳以下 3~39 歳 4~49 歳 5~59 歳 6~69 歳 7 歳以上 2 万円未満 2 万円以 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 21 年度 211 年度 212 年度 213 年度 214 年度 215 年度 216 年度

29 歳以下 3~39 歳 4~49 歳 5~59 歳 6~69 歳 7 歳以上 2 万円未満 2 万円以 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 21 年度 211 年度 212 年度 213 年度 214 年度 215 年度 216 年度 1 / 5 テーマ : 携帯料金 4 割引き下げの家計への影響 発表日 :218 年 8 月 24 日 ( 金 ) ~ 家計全体では 2.6 兆円と消費増税負担を上回る負担減 ~ 第一生命経済研究所調査研究本部経済調査部首席エコノミスト永濱利廣 ( :3-5221-4531) ( 要旨 ) 総務省の統計によれば 携帯通信料の価格は低下傾向にあるものの 携帯通信料が家計支出に占める割合が拡大している

More information

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数 5 : 外国株式 外国債券と同様に円ベースの期待リターン = 円のインフレ率 + 円の実質短期金利 + 現地通貨ベースのリスクプレミアム リスクプレミアムは 過去実績で 7% 程度 但し 3% 程度は PER( 株価 1 株あたり利益 ) の上昇 すなわち株価が割高になったことによるもの 将来予想においては PER 上昇が起こらないものと想定し 7%-3%= 4% と設定 直近の外国株式の現地通貨建てのベンチマークリターンと

More information

3_2

3_2 三井住友信託銀行調査月報 1 年 7 月号 中国の景気減速の影響をどう見るか < 要旨 > 中国の景気減速が続いている 工業生産や電力生産量の伸びは低下傾向にあり 中国人民銀行は貸出基準金利を 3 年半ぶりに引き下げ景気重視に舵を切った 景気減速とともに中国の輸入が頭打ちになっているが その動きには地域差が見られ 中部 西部 東北といった内陸部に比べて沿海部 ( 東部 ) の落ち込みが大きい 全世界的な景気鈍化で中国の輸出基地である沿岸部からの輸出が伸び悩み

More information

このジニ係数は 所得等の格差を示すときに用いられる指標であり 所得等が完全に平等に分配されている場合に比べて どれだけ分配が偏っているかを数値で示す ジニ係数は 0~1の値をとり 0 に近づくほど格差が小さく 1に近づくほど格差が大きいことを表す したがって 年間収入のジニ係数が上昇しているというこ

このジニ係数は 所得等の格差を示すときに用いられる指標であり 所得等が完全に平等に分配されている場合に比べて どれだけ分配が偏っているかを数値で示す ジニ係数は 0~1の値をとり 0 に近づくほど格差が小さく 1に近づくほど格差が大きいことを表す したがって 年間収入のジニ係数が上昇しているというこ 大格差みずほインサイト 政策 2017 年 1 月 11 日 世帯の年間収入格差が拡大高齢者世帯の格差は中長期的には縮小傾向 政策調査部上席主任研究員 堀江奈保子 03-3591-1308 naoko. horie@mizuho-ri.co.jp 総務省 全国消費実態調査 によると 二人以上の世帯の年間収入格差は拡大が続いている 世帯主の年齢階級別にみると おおむね年齢の上昇とともに格差が拡大する

More information

2. 消費税率引き上げが個人消費に与える影響 (1)1997 年度の消費増税時のレビュー ~ 大きかった駆け込み需要の影響消費税は 89 年 4 月に税率 3% で導入され 97 年 4 月に 5% に引き上げられた 89 年度の導入時は従来の物品税廃止によって自動車など耐久財の多くが実質減税となっ

2. 消費税率引き上げが個人消費に与える影響 (1)1997 年度の消費増税時のレビュー ~ 大きかった駆け込み需要の影響消費税は 89 年 4 月に税率 3% で導入され 97 年 4 月に 5% に引き上げられた 89 年度の導入時は従来の物品税廃止によって自動車など耐久財の多くが実質減税となっ みずほインサイト 日本経済 2012 年 6 月 27 日 消費税率引き上げと個人消費実質所得減と駆け込み需要 反動の影響試算 みずほ総合研究所 経済調査部 03-3591-1243 社会保障 税の一体改革で予定されている消費税率引き上げ (2014 年 4 月に 8% 2015 年 10 月に 10% へ ) により 2014~2016 年度は家計の実質所得が目減りし 個人消費を抑制する要因となる

More information

消費増税と原油高でデフレ脱却とインフレ目標はどうなる?

消費増税と原油高でデフレ脱却とインフレ目標はどうなる? 日本 2018 年 10 月 18 日全 6 頁 消費増税と原油高でデフレ脱却とインフレ目標はどうなる? 消費増税後は GDP ギャップの悪化が焦点 金融調査部主任研究員長内智 [ 要約 ] 今後の消費者物価の動向を展望する上で 12019 年 10 月に予定されている消費増税 2 今春以降の原油高 という 2 つの物価押し上げ要因に対する注目度が急速に高まっている そこで 本稿では これらの要因が消費者物価指数

More information

 95年度の日本経済は、年前半の円高や公共投資の息切れ、米国経済の減速から景気回復の足取りに途中やや足踏みが見られました。しかし、その後の円高修正、政府の経済対策、金融緩和の効果から、年度後半は再び緩やかな回復基調に戻りました。

 95年度の日本経済は、年前半の円高や公共投資の息切れ、米国経済の減速から景気回復の足取りに途中やや足踏みが見られました。しかし、その後の円高修正、政府の経済対策、金融緩和の効果から、年度後半は再び緩やかな回復基調に戻りました。 2008.1.23 値上げ のマクロ的インパクト ~2006 年並の生活必需品価格上昇で実質 GDP 1.3 兆円押し下げ ~ 第一生命保険相互会社 ( 社長斎藤勝利 ) のシンクタンク 株式会社第一生命経済研究所 ( 社長小山正之 ) では 標記のとおり 値上げ のマクロ的インパクト と題するレポートを取りまとめましたので ご報告いたします < 要旨 > 総務省 消費者物価指数 によると 生活必需品

More information

黒田総裁が 10 月 6 7 日の金融政策決定会合や 直前の参議院財政金融委員会 (10/28) でも物価目標達成への自信を示していたため 市場では今回は追加緩和が行われないとの見方が大勢であった 追加緩和は市場にとってサプライズとなり 株高 円安が進展することとなった 日銀は 追加緩和を行った理由

黒田総裁が 10 月 6 7 日の金融政策決定会合や 直前の参議院財政金融委員会 (10/28) でも物価目標達成への自信を示していたため 市場では今回は追加緩和が行われないとの見方が大勢であった 追加緩和は市場にとってサプライズとなり 株高 円安が進展することとなった 日銀は 追加緩和を行った理由 みずほインサイト マーケット 2014 年 11 月 11 日 物価目標達成の決意を示した日銀物価動向次第では今後更なる追加緩和の可能性も 市場調査部上席主任エコノミスト 野口雄裕 03-3591-1249 takehiro.noguchi@mizuho-ri.co.jp 日銀は 10 月 31 日の金融政策決定会合で長期国債などの資産買入れ増額による追加緩和を決定した 直前まで黒田総裁は経済 物価見通しに自信を示していたため

More information

輸出が伸び悩む理由について 会合後の記者会見で黒田総裁は 海外生産シフトといった構造的要因があるとしながらも 1ASEAN 景気の弱さ 2 米国の寒波や東アジアの春節の影響 3 駆け込み需要への対応から企業が国内向け出荷を優先する動きが見られることを挙げ 一時的な要因も相応にあると説明した 今後 先

輸出が伸び悩む理由について 会合後の記者会見で黒田総裁は 海外生産シフトといった構造的要因があるとしながらも 1ASEAN 景気の弱さ 2 米国の寒波や東アジアの春節の影響 3 駆け込み需要への対応から企業が国内向け出荷を優先する動きが見られることを挙げ 一時的な要因も相応にあると説明した 今後 先 みずほインサイト マーケット 2014 年 3 月 18 日 期待マネジメントに挑む黒田日銀 4 月以降夏場にかけての追加緩和を予想 市場調査部シニアエコノミスト野口雄裕 0335911249 takehiro.noguchi@mizuhori.co.jp 日本銀行は 3 月の金融政策決定会合で金融政策を据え置く一方 景気判断では輸出を下方修正した 黒田総裁は経済 物価見通しに強気の見方を示しているが

More information

2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017

2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017 2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 決算サマリー 2019 年 3 月期業績概要 売上高 2,743 億円 ( 前期比 12% 増 ) 営業利益 352 億円 ( 同 74% 増 ) で増収増益 コンデンサは前期比 19% 増収 すべての用途で売上が増加 特に自動車向けが牽引 売上高と当期純利益は

More information

産連  産業連関表の利用_

産連  産業連関表の利用_ 第 4 章地域間産業連関表の利用例 ( 経済波及効果の簡易推計 ) 平成 17 年大阪府地域間産業連関表を利用し経済波及効果を簡易推計する方法の例を紹介する なお 産業連関表を用いた経済波及効果の計算に当たっては さまざまな留意点が存在するが その多くは 平成 17 年大阪府産業連関表 ( 平成 22 年 2 月公表 ) の第 5 部産業連関表の利用例で述べているので ここでは省略する また 地域間表は地域内産業連関表では計測できなかった他地域への波及効果が計算できるため

More information

<8A C52E786C7378>

<8A C52E786C7378> 第 11 回 トラック運送業界の景況感 ( 速報 ) 平成 3 年 1 月 ~ 3 月期 平成 3 年 1 月 ~3 月期の業況判断指数 ( 日銀短観 3 月 ) は 1 月以降の円高や原材料価格の上昇等を背景に景況感の改善基調が一服し 景気拡大の持続に陰りが現れた 大企業 製造業では 8 四半期ぶり (2 年ぶり ) に悪化 大企業 非製造業も6 四半期ぶり (1 年半ぶり ) に悪化となった こうしたなか

More information

当面の金融政策運営について(貸出増加支援資金供給の延長等、12時29分公表)

当面の金融政策運営について(貸出増加支援資金供給の延長等、12時29分公表) 2015 年 1 月 21 日 日本銀行 当面の金融政策運営について 1. 日本銀行は 本日 政策委員会 金融政策決定会合において 次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針を 以下のとおりとすることを決定した ( 賛成 8 反対 1) ( 注 1) マネタリーベースが 年間約 80 兆円に相当するペースで増加するよう金融市場調節を行う 2. 資産の買入れについては 以下の方針を継続する ( 賛成

More information

Microsoft Word - 49_2

Microsoft Word - 49_2 三井住友信託銀行調査月報 年 月号 マイナス金利政策の国内設備投資への影響 < 要旨 > 日本銀行による量的 質的金融緩和政策 (QQE) 導入以降 円安の追い風を受け企業業績が上向いているものの 設備投資額の水準は過去のバブル期 リーマンショック前の水準には回復していない 今回のマイナス金利政策導入に際し日本銀行が意図している効果の一つに 実質金利の引き下げを通じた国内企業の投資需要喚起がある しかし国内企業の投資行動を分析すると

More information

円安の波及効果と企業収益に与える影響

円安の波及効果と企業収益に与える影響 経済分析レポート 14 年 12 月 29 日全 7 頁 円安の波及効果と企業収益に与える影響 波及効果を考慮すれば 円安は中小企業にもプラスの効果 エコノミック インテリジェンス チームエコノミスト橋本政彦 [ 要約 ] 円安傾向が続いてきたことで 足下では輸入価格の上昇など円安のデメリットに対する懸念が高まっている 本レポートでは 円安が企業収益に与える影響を確認するとともに その波及経路に着目しつつ

More information

タイトル

タイトル Economic Trends マクロ経済分析レポート テーマ : 消費増税使途見直しの影響 2017 年 9 月 26 日 ( 火 ) ~ 景気次第では8% 引き上げ時の使途見直しも検討に~ 第一生命経済研究所経済調査部首席エコノミスト永濱利廣 (TEL:03-5221-4531) ( 要旨 ) 消費増税の使途見直しは 社会保障の充実以外にも 借金返済額の縮小を通じて民間部門の負担の軽減となる 軽減税率を想定した場合

More information

マーケット フォーカス経済 : 中国 2019/ 5/9 投資情報部シニアエコノミスト呂福明 4 月製造業 PMI は 2 ヵ月連続 50 を超えたが やや低下 4 月 30 日 中国政府が発表した4 月製造業購買担当者指数 (PMI) は前月比 0.4ポイントの 50.1となり 伸び率がやや鈍化し

マーケット フォーカス経済 : 中国 2019/ 5/9 投資情報部シニアエコノミスト呂福明 4 月製造業 PMI は 2 ヵ月連続 50 を超えたが やや低下 4 月 30 日 中国政府が発表した4 月製造業購買担当者指数 (PMI) は前月比 0.4ポイントの 50.1となり 伸び率がやや鈍化し 経済 : 中国 2019/ 5/9 投資情報部シニアエコノミスト呂福明 4 月製造業 PMI は 2 ヵ月連続 を超えたが やや低下 4 月 30 日 中国政府が発表した4 月製造業購買担当者指数 (PMI) は前月比 0.4ポイントの.1となり 伸び率がやや鈍化したものの 2ヵ月連続で景況感の境目とされるを上回った 非製造業 PMIは同 0.5ポイントの.3となり 引き続き高水準で推移 民間企業が統計の中心である財新

More information

IT 人材需給に関する調査 ( 概要 ) 平成 31 年 4 月経済産業省情報技術利用促進課 1. 調査の目的 実施体制 未来投資戦略 2017 ( 平成 29 年 6 月 9 日閣議決定 ) に基づき 第四次産業革命下で求められる人材の必要性やミスマッチの状況を明確化するため 経済産業省 厚生労働

IT 人材需給に関する調査 ( 概要 ) 平成 31 年 4 月経済産業省情報技術利用促進課 1. 調査の目的 実施体制 未来投資戦略 2017 ( 平成 29 年 6 月 9 日閣議決定 ) に基づき 第四次産業革命下で求められる人材の必要性やミスマッチの状況を明確化するため 経済産業省 厚生労働 IT 人材需給に関する調査 ( 概要 ) 平成 31 年 4 月経済産業省情報技術利用促進課 1. 調査の目的 実施体制 未来投資戦略 2017 ( 平成 29 年 6 月 9 日閣議決定 ) に基づき 第四次産業革命下で求められる人材の必要性やミスマッチの状況を明確化するため 経済産業省 厚生労働省 文部科学省の三省連携で人材需給の試算を行った 試算にあたっては 経済産業省情報技術利用促進課とみずほ情報総研株式会社が事務局となり

More information

原油安から消費者物価への波及効果について

原油安から消費者物価への波及効果について 経済分析レポート 2014 年 12 月 24 日全 9 頁 原油安から消費者物価への波及効果について 原油価格が 10% 下落すると コア CPI を 0.18%pt 程度押し下げ エコノミック インテリジェンス チームエコノミスト長内智 [ 要約 ] 原油価格の大幅な下落は 世界経済及び金融資本市場に様々な影響を及ぼすだけではなく エネルギー輸入価格の下落を通じて わが国の最優先課題である デフレ脱却

More information

Microsoft Word - H19本文0521PDF.doc

Microsoft Word - H19本文0521PDF.doc 1 平成 19 年平均消費者物価指数の概況 広島市, 福山市のは, 前年比でみると,2 年連続して上昇, 三次市は前年と同水準となった 生鮮食品を除くは, 前年比でみると,3 市ともに2 年連続して上昇した ガソリン, 灯油等のエネルギー指数は, 原油価格の高騰により, 平成 19 年 10 から 12 にかけて,3 市とも, 大きく上昇した 表 1 3 市における, 生鮮食品を除く及び前年比 (

More information

金融政策決定会合における主な意見

金融政策決定会合における主な意見 公表時間 1 月 31 日 ( 水 )8 時 50 分 金融政策決定会合における主な意見 (2018 年 1 月 22 23 日開催分 ) 1 201 8. 1. 31 日本銀行 Ⅰ. 金融経済情勢に関する意見 ( 経済情勢 ) 先進国と新興国がバランスよく成長する中 生産 貿易活動の活発化を通じて 製造業サイクルが好転し始めていることなどから 世界経済は 当面 しっかりとした成長を続けると考えている

More information

みずほインサイト アジア 2019 年 1 月 22 日 中国経済の現状と 2019 年展望 2018 年 10~12 月期 GDP と修正李克強指数の動向 アジア調査部中国室主任エコノミスト 大和香織 年

みずほインサイト アジア 2019 年 1 月 22 日 中国経済の現状と 2019 年展望 2018 年 10~12 月期 GDP と修正李克強指数の動向 アジア調査部中国室主任エコノミスト 大和香織 年 みずほインサイト アジア 19 年 1 月 日 中国経済の現状と 19 年展望 1 年 ~1 月期 GDP と修正李克強指数の動向 アジア調査部中国室主任エコノミスト 大和香織 3-391-13 kaori.yamato@mizuho-ri.co.jp 1 年 ~1 月期の実質 GDP 成長率は 3 四半期連続で低下 インフラ関連を中心に投資が持ち直したほか 外需寄与度のマイナス幅が縮小したものの

More information

Economic Indicators   定例経済指標レポート

Economic Indicators	  定例経済指標レポート Economic Trends マクロ経済分析レポート ~ 年度住宅着工戸数の見通し発表日 : 年 月 日 ( 月 ) ~ 年 - 月期は反動減が顕在化 しかし 大崩れは避けられよう ~ ( 要旨 ) 第一生命経済研究所経済調査部担当エコノミスト高橋大輝 TEL:-- 先行きの住宅着工戸数は 年度 98.7 万戸 年度 89. 万戸 年度 86.7 万戸を予測する - 月期の住宅着工が予想対比で上振れたことを反映して

More information

<4D F736F F D20819A819A8DC58F49835A C C8E816A2E646F63>

<4D F736F F D20819A819A8DC58F49835A C C8E816A2E646F63> ( 平成 21 年 8 月 ) - 景気は 厳しい状況にあるものの このところ持ち直しの動きがみられる - 先行きについては 当面 雇用情勢が悪化するなかで 厳しい状況が続くとみられるものの 在庫調整の一巡や経済対策の効果に加え 対外経済環境の改善により 景気は持ち直しに向かうことが期待される 一方 生産活動が極めて低い水準にあることなどから 雇用情勢の一層の悪化が懸念される 加えて 世界的な金融危機の影響や世界景気の下振れ懸念など

More information

untitled

untitled 1 東燃ゼネラル石油株式会社 2010 年 12 月期第 3 四半期決算概要 および通期業績予想の修正 2010 年 11 月 12 日 見通しに関する注意事項この資料に記載されている当社および当社グループ各社の現在の計画 見通しに関する事項は 日本および世界経済の動向 原油価格 円ドルの為替レート 需給の変動に大きく左右される業界の競争状況などにより影響を受けます これらの影響により 実際の業績は本資料で記載した見通しとは大きく異なる可能性があることにご留意ください

More information

13_2

13_2 収益不動産取引活発化の背景と展望 < 要旨 > 不動産投資で期待される投資利回りの低下と不動産市場への資金流入増加を背景に J-リートによる物件取得が活発化している結果 オフィスビルに代表される 1 収益不動産の価格上昇が生じやすい状況となっている 一方で オフィスビル賃料は緩やかな下落が続いており 現状は賃料回復期待ほどにはオフィスビルそのものの収益力の本格的な改善を確認するには至っていない 従って

More information

Economic Trends    マクロ経済分析レポート

Economic Trends    マクロ経済分析レポート Economic Trends マクロ経済分析レポート テーマ : 消費増税でも景気腰折れ回避? 2014 年 3 月 14 日 ( 金 ) ~ 家計負担は年 9 万円も 外部環境は97 年度と大きく異なる~ 第一生命経済研究所経済調査部主席エコノミスト永濱利廣 (03-5221-4531) ( 要旨 ) 今回の消費増税の負担額は8 兆円以上になり 4 人家族 ( 有業者一人 ) の平均的家計への負担額は年間約

More information

共働きは 収入源の分散化や世帯所得の増加をもたらすことから 基本的には消費に対する自由度を高めるものと予想される つまり 配偶者収入も含めて 収入が消費に結びつきやすくなる可能性があるということだ しかし 実際には 共働き世帯が増加しているにも拘わらず 家計は消費に対して慎重になっているようだ 世帯

共働きは 収入源の分散化や世帯所得の増加をもたらすことから 基本的には消費に対する自由度を高めるものと予想される つまり 配偶者収入も含めて 収入が消費に結びつきやすくなる可能性があるということだ しかし 実際には 共働き世帯が増加しているにも拘わらず 家計は消費に対して慎重になっているようだ 世帯 みずほインサイト 日本経済 17 年 3 月 4 日 共働き世帯の増加と消費への影響老後不安を背景に 配偶者収入の増加分は貯蓄へ 経済調査部主任エコノミスト大野晴香 3-3591-143 haruka.ono@mizuho-ri.co.jp 共働き世帯の増加は 世帯所得の増加を通じて個人消費の拡大をもたらすことが期待されるが 個人消費は力強さに欠ける状況が続いている 4 代は最近 配偶者収入の増加がとくに顕著となっている

More information

経済レポート

経済レポート 情報メモ NO.26-128 原油と為替の 2 つの減価 ~ 原油安と円安は景気回復の明るい材料となるか ~ 215 年 1 月 26 日調査部担当鈴木潤 TEL:3-3246-937 1. 原油価格の大幅下落 14 年末にかけて 原油の国際価格と円ドル為替相場が大きく下落している 図表 1 この 2 つの価格低下が日本経済に及ぼすメリット デメリットについてまとめた 原油価格の低下が日本経済に及ぼす影響は

More information

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 金 25, 2, 15, 12, 営業利益率 経常利益率 額 15, 9, 当期純利益率 6. 1, 6, 4. 5, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 8 社 214 年度 215 年度前年度差 ( 単位 : 億円 ) 前年

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 金 25, 2, 15, 12, 営業利益率 経常利益率 額 15, 9, 当期純利益率 6. 1, 6, 4. 5, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 8 社 214 年度 215 年度前年度差 ( 単位 : 億円 ) 前年 215 年度自動車部品工業の経営動向 216 年 6 月 14 日 一般社団法人日本自動車部品工業会一般社団法人日本自動車部品工業会は 216 年 5 月 1 日現在での会員企業 4 4 1 社のうち 上場企業で自動車部品の比率が5 以上 かつ前年同期比較が可能な自動車部品専門企業 81 社の 2 1 5 年度 (4~3 月 ) の経営動向を各社の連結決算短信 ( 連結決算を行っていない企業は単独決算

More information

原油高で消費者物価と家計のエネルギー負担額はどうなる?

原油高で消費者物価と家計のエネルギー負担額はどうなる? 経済 社会構造分析レポート 217 年 11 月 29 日全 6 頁 原油高で消費者物価と家計のエネルギー負担額はどうなる? 低所得世帯ほど負担感が大きく 消費者マインドも下押しへ 経済調査部シニアエコノミスト長内智 [ 要約 ] 国際商品市場において 原油価格は 217 年に入ってから軟調な推移が続いていたものの 6 月を底に上昇基調に転じた その後 原油価格は 5 ヵ月間で約 3 割も上昇したことになる

More information

[ 参考 ] 先月からの主要変更点 基調判断 3 月月例 4 月月例 景気は 急速な悪化が続いており 厳しい状況にある 輸出 生産は 極めて大幅に減少している 企業収益は 極めて大幅に減少している 設備投資は 減少している 雇用情勢は 急速に悪化しつつある 個人消費は 緩やかに減少している 景気は

[ 参考 ] 先月からの主要変更点 基調判断 3 月月例 4 月月例 景気は 急速な悪化が続いており 厳しい状況にある 輸出 生産は 極めて大幅に減少している 企業収益は 極めて大幅に減少している 設備投資は 減少している 雇用情勢は 急速に悪化しつつある 個人消費は 緩やかに減少している 景気は ( 平成 21 年 4 月 ) - 景気は 急速な悪化が続いており 厳しい状況にある - 先行きについては 当面 悪化が続くとみられるものの 在庫調整が進展するにつれ 悪化のテンポが緩やかになっていくことが期待される ただし 生産活動が極めて低い水準にあることなどから 雇用の大幅な調整が引き続き懸念される 加えて 世界的な金融危機の深刻化や世界景気の一層の下振れ懸念など 景気をさらに下押しするリスクが存在することに留意する必要がある

More information

景気見通し調査 ( 平成 25 年 3 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 25 年 3 月 13 日 (

景気見通し調査 ( 平成 25 年 3 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 25 年 3 月 13 日 ( 景気見通し調査 ( 平成 5 年 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 月 月 月 月の年 回実施している 調査時期 平成 5 年 月 日 ( 水 )~ 月 5 日 ( 金 ) 調査方法 FAXによる送付 回収 調査対象 福井商工会議所会員小規模事業所より 50 件を抽出 ( 製造業

More information

図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計 みずほインサイト 政策 217 年 5 月 31 日 少子高齢化で労働力人口は 4 割減労働力率引き上げの鍵を握る働き方改革 政策調査部上席主任研究員堀江奈保子 3-3591-138 naoko.horie@mizuho-ri.co.jp 216 年の労働力人口は 6,648 万人 労働力率は 6% であるが 男女別 年齢 5 歳階級別の労働力率を同じとすれば 265 年の労働力人口は 4, 万人弱と約

More information

北陸 短観(2019年6月調査)

北陸 短観(2019年6月調査) 2019 年 7 月 1 日日本銀行金沢支店 Bank of Japan Kanazawa Branch 短観 (2019 年 6 月調査 ) < 調査対象企業数 回答企業数 回答率 回答期間 > 調査対象企業数 回答企業数 回答率 回答期間 150 社 148 社 98.7 % 非 192 社 192 社 100.0 % 5/28~6/28 日 342 社 340 社 99.4 % < 調査回答期間中の市場動向

More information

エコノミスト便り

エコノミスト便り エコノミスト便り ( ロンドン ) 217 年 12 月 29 日 三井住友アセットマネジメント シニアエコノミスト西垣秀樹 欧州経済 高まるやの潜在成長率 ~ は労働と資本の投入でよりも高い成長率を実現 ~ やでは景気拡大が続く中で 中期的に持続可能な成長率に相当する潜在成長率が高まる傾向にある との潜在成長率を比較すると 9 年代半ば以降は がほぼ一貫してよりも高く 足元では % ポイント前後の差がある

More information

1. 自社の業況判断 DI 6 四半期ぶりに大幅下落 1 全体の動向 ( 図 1-1) 現在 (14 年 4-6 月期 ) の業況判断 DI( かなり良い やや良い と回答した企業の割合から かなり悪い やや悪い と回答した企業の割合を引いた値 ) は前回 ( 月期 ) の +19 から 28 ポイ

1. 自社の業況判断 DI 6 四半期ぶりに大幅下落 1 全体の動向 ( 図 1-1) 現在 (14 年 4-6 月期 ) の業況判断 DI( かなり良い やや良い と回答した企業の割合から かなり悪い やや悪い と回答した企業の割合を引いた値 ) は前回 ( 月期 ) の +19 から 28 ポイ 214 年 7 月 滋賀県内企業動向調査景況感は全業種で大幅に悪化 14 年 4-6 月期の実績見込みと 7-9 月期の見通し 調査趣旨 消費税増税後 駆け込み需要の反動減による国内景気の落ち込みが懸念されている そのような中 当社では滋賀県内経済の動きをより的確に把握するため 滋賀県内企業動向調査 (214 年 4-6 月期 ) を実施した 調査概要 調査名 : 滋賀県内企業動向調査 調査対象 :

More information

サマリー 1 市場の関心は米大統領選の行方に集まっています 世論調査においてドナルド トランプ氏の優勢が報じられると 市場の更なる丌確実性が懸念され リスク資産からの資金流出が記録されました 10 月の MSCI 世界株価指数はマイナス 2.01% MSCI 新興国株価指数は 0.18% と新興国が

サマリー 1 市場の関心は米大統領選の行方に集まっています 世論調査においてドナルド トランプ氏の優勢が報じられると 市場の更なる丌確実性が懸念され リスク資産からの資金流出が記録されました 10 月の MSCI 世界株価指数はマイナス 2.01% MSCI 新興国株価指数は 0.18% と新興国が Athena Wealth Management 2016 年 10 月 Investment Research Report インベストメントリサーチレポート サマリー 1 市場の関心は米大統領選の行方に集まっています 世論調査においてドナルド トランプ氏の優勢が報じられると 市場の更なる丌確実性が懸念され リスク資産からの資金流出が記録されました 10 月の MSCI 世界株価指数はマイナス 2.01%

More information

北陸 短観(2016年12月調査)

北陸 短観(2016年12月調査) 2016 年 12 月 14 日日本銀行金沢支店 Bank of Japan Kanazawa Branch 短観 (2016 年 12 月調査 ) < 調査対象企業数 回答企業数 回答率 回答期間 > 調査対象企業数 回答企業数 回答率 回答期間 156 社 156 社 100.0 % 非 199 社 199 社 100.0 % 11/14~12/13 日 355 社 355 社 100.0 %

More information

北陸 短観(2019年3月調査)

北陸 短観(2019年3月調査) 2019 年 4 月 1 日日本銀行金沢支店 Bank of Japan Kanazawa Branch 短観 (2019 年 3 月調査 ) < 調査対象企業数 回答企業数 回答率 回答期間 > 調査対象企業数 回答企業数 回答率 回答期間 151 社 150 社 99.3 % 非 193 社 193 社 100.0 % 2/25~3/29 日 344 社 343 社 99.7 % < 調査回答期間中の市場動向

More information

3. 資産購入プログラムの円滑な実施に向けた選択肢が検討されることに上述の通りECBの景気 物価見通しがほぼ変わらない中 記者会見においてドラギ総裁は 実施期間の延長や購入規模の拡大などは議論していない ことを明かした 理事会の前には 9 月理事会で資産購入プログラムの実施期間が延長されると予想する

3. 資産購入プログラムの円滑な実施に向けた選択肢が検討されることに上述の通りECBの景気 物価見通しがほぼ変わらない中 記者会見においてドラギ総裁は 実施期間の延長や購入規模の拡大などは議論していない ことを明かした 理事会の前には 9 月理事会で資産購入プログラムの実施期間が延長されると予想する みずほインサイト 欧州 2016 年 9 月 9 日 資産購入プログラムの円滑な実施を模索する ECB 欧米調査部主任エコノミスト松本惇 03-3591-1199 atsushi.matsumoto@mizuho-ri.co.jp ECB は 9 月 8 日の政策理事会において 金融政策を据え置いた 声明文や記者会見のポイントは 景気 物価見通しと 資産購入プログラムの円滑な実施に向けた選択肢の検討の表明である

More information

とって逆風になると思われた しかし 上述のように 訪日外国人客の伸び率は堅調に推移した その背景として まず LCCなどによる航空路線数やクルーズ船寄港数の増加 2 が挙げられる 図表 2 で 空港別の入国者数をみると 215 年以降 関西空港やその他 ( 羽田 成田 関西以外の空港 ) からの入国

とって逆風になると思われた しかし 上述のように 訪日外国人客の伸び率は堅調に推移した その背景として まず LCCなどによる航空路線数やクルーズ船寄港数の増加 2 が挙げられる 図表 2 で 空港別の入国者数をみると 215 年以降 関西空港やその他 ( 羽田 成田 関西以外の空港 ) からの入国 みずほインサイト 日本経済 217 年 1 月 2 日 インバウンドの展望と中期的なホテル不足の試算 経済調査部主任エコノミスト 宮嶋貴之 3-3591-1434 takayuki.miyajima@mizuho-ri.co.jp 216 年の訪日外国人客数は年前半の円高にもかかわらず 前年比 +22% となり 2,4 万人を突破した 217 年も前年比 +16% と堅調に推移し 客数は 2,8 万人程度になる見込みだ

More information

経済見通し

経済見通し 三井住友信託銀行調査月報 218 年 1 月号 アベノミクス景気 における銀行貸出の特徴 ~ いざなみ景気 との比較 ~ < 要旨 > 戦後最長の いざなみ景気 時の動きと比較すると アベノミクス景気 における銀行 貸出の増加は 企業が過剰な債務を抱えていない下で 日銀の金融緩和政策による超 低金利環境が続くことによって支えられたものである 足元の貸出の増加は 低金利によ る資金調達及び資金保有コストの低下によって

More information

第2章_プラントコストインデックス

第2章_プラントコストインデックス 要 約 計画段階から事前にプラント投資額を見積ることは 投資の有効性を評価する上で重要である そのニーズに応えるため 過去のプラント建設費実績から現在の国内プラント建設費を容易に算定することができる PCI( プラントコストインデックス ) と 世界各地でのプラント建設費の違いを数値化した LF( ロケーションファクター ) を作成した 今回は 実勢市況との乖離をふまえ 配管プレファブ費の組み込み

More information

ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ 31 年上半期見通しはマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日

ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ 31 年上半期見通しはマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日 ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ はマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) 農林水産事業は 平成 31 年 1 月に 食品産業動向調査 1 を実施しました

More information

2. 利益剰余金 ( 内部留保 ) 中部の 1 企業当たりの利益剰余金を見ると 製造業 非製造業ともに平成 24 年度以降増加傾向となっており 平成 27 年度は 過去 10 年間で最高額となっている 全国と比較すると 全産業及び製造業は 過去 10 年間全国を上回った状況が続いているものの 非製造

2. 利益剰余金 ( 内部留保 ) 中部の 1 企業当たりの利益剰余金を見ると 製造業 非製造業ともに平成 24 年度以降増加傾向となっており 平成 27 年度は 過去 10 年間で最高額となっている 全国と比較すると 全産業及び製造業は 過去 10 年間全国を上回った状況が続いているものの 非製造 トピックス 企業収益と利益分配の動向 平成 27 年度の中部地域の企業活動は 世界経済の緩やかな回復や原油価格の下落による交易条件の改善などにより回復基調が続き それに伴い企業収益も増加が続いた 本トピックスでは 企業収益の増加に伴い利益剰余金や給与額等がどのように推移したのか 中部と全国を対比しながら検証してみた 分析手法 平成 28 年企業活動基本調査 ( 平成 27 年度実績 ) の調査項目から一部を抜粋し

More information

資料1

資料1 資料 1 論点メモ 2009 年 1 月 29 日 経済社会総合研究所 景気統計部 第 14 循環の景気の山の暫定設定 1. 一致指数の動き CIの一致指数の動きをみると 2007 年初に一時弱含んだ後 年央まで再び回復した 同年 8 月にピークを付けた後 2008 年央にかけて緩やかに低下し 足元では急激に低下している ( 図表 1) 一致系列の個別の動向からみると まず 商業販売額 ( 卸売業

More information

中国におけるインフレの行方 中国経済は減速しているものの 過熱の解消にはまだ至っていない 年 9 月のリーマン ショックを受けて 中国は輸出が大幅に落ち込み 景気後退を余儀なくされたが 兆元に上る内需拡大策や 金利と預金準備率の大幅な引き下げをはじめとする拡張的財政 金融政策が実施されたことを受けて

中国におけるインフレの行方 中国経済は減速しているものの 過熱の解消にはまだ至っていない 年 9 月のリーマン ショックを受けて 中国は輸出が大幅に落ち込み 景気後退を余儀なくされたが 兆元に上る内需拡大策や 金利と預金準備率の大幅な引き下げをはじめとする拡張的財政 金融政策が実施されたことを受けて Chinese Capital Markets Research 中国におけるインフレの行方 関志雄. 中国では 年 7 月のインフレ率は前年比.5% と 37 ヵ月ぶりの高水準に達している 中国経済は減速しているが 過熱の解消にはまだ至っていない 一般的にインフレ率は 景気の遅行指標で 成長率が減速しはじめてからも しばらくは上昇し続けるという傾向が見られ 中国も例外ではない その上 労働力が過剰から不足に変わりつつある中で

More information

平成24年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度(閣議了解)

平成24年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度(閣議了解) 平成 24 年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度 平成 23 年 12 月 22 日閣議了解 1. 平成 23 年度の経済動向及び平成 24 年度の経済見通し (1) 平成 23 年度及び平成 24 年度の主要経済指標 国内総生産 平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度 ( ) ( 見込み ) ( 見通し ) 兆円兆円程度兆円程度 % % 程度 % 程度 ( 名目 ) ( 名目 )

More information

平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved 平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 目 次 平成 23 年 3 月期決算概要 1 業績概要 4 2 経営成績 5 3 業績推移 6 4 売上高四半期推移 7 5 事業別業績推移 ( ソフトウェア開発事業 ) 8 6 事業別業績推移 ( 入力データ作成事業 ) 9 7 事業別業績推移 ( 受託計算事業 ) 10 8 業種別売上比率 ( 全社 ) 11 9 貸借対照表

More information

Economic Trends    マクロ経済分析レポート

Economic Trends    マクロ経済分析レポート Economic Trends マクロ経済分析レポート テーマ : 消費税率再引上げのマクロ的影響 2016 年 2 月 3 日 ( 水 ) ~ 平均的家計の負担額は年 4.6 万円 2017 年度の成長率 0.8% 押し下げの可能性 ~ 第一生命経済研究所経済調査部主席エコノミスト永濱利廣 (03-5221-4531) ( 要旨 ) 前回の消費税率 3% 引き上げは それだけで8 兆円以上の負担増になり

More information

日本経済見通し:原油安が日本経済に与える影響は?

日本経済見通し:原油安が日本経済に与える影響は? 日本経済予測 Monthly 2015 年 2 月 23 日全 10 頁 日本経済見通し : 原油安が日本経済に与える影響は? 原油価格の下落は 2015 年度の実質 GDP を +0.50% 押し上げ エコノミック インテリジェンス チーム執行役員チーフエコノミスト熊谷亮丸エコノミスト長内智エコノミスト橋本政彦エコノミスト久後翔太郎永井寛之 [ 要約 ] 日本経済のメインシナリオ :2014 年

More information

untitled

untitled 平成 22 年 12 月 16 日経済調査室 概況ユーロ圏は経済が好調なこともあり 緩やかな回復基調にある 但し 域内での成長率格差は依然残っており 二極化が続いている 第 3 四半期の実質 GDP 成長率は前期比 0.4%( 前年比 1.9%) と 前期の同 %( 同 2.0%) から減速した 需要項目別にみると 個人消費や政府消費の伸びが若干加速した一方で 在庫調整進展の効果が剥落してきていることから

More information

< 豪州債券市場の市況および今後の見通し > 2016 年の豪州債券市場では 金利が低下しました 年初から 2 月にかけては 中国株をはじめ世界の株式市場が下落するなど市場のリスク回避姿勢が強まる中 金利低下が進みました 1 月末に日銀のマイナス金利導入発表を受け 欧州など他国でもさらなる金融緩和期

< 豪州債券市場の市況および今後の見通し > 2016 年の豪州債券市場では 金利が低下しました 年初から 2 月にかけては 中国株をはじめ世界の株式市場が下落するなど市場のリスク回避姿勢が強まる中 金利低下が進みました 1 月末に日銀のマイナス金利導入発表を受け 欧州など他国でもさらなる金融緩和期 豪州経済の現状と見通し < 豪州経済について > 2016 年 7 月 13 日 1-3 月期の実質 GDP( 国内総生産 ) 成長率は前年同期比 +3.1% と豪州経済は堅調に回復しています 資源投資の冷え込みにより設備投資が弱いものの 底堅い個人消費や好調な輸出が豪州経済の回復を支えています 今後も RBA( 豪州準備銀行 ) の金融緩和などを支援材料に豪州経済は堅調に回復する見込みです 労働市場では

More information

Microsoft Word - 73_2

Microsoft Word - 73_2 三井住友信託銀行調査月報 18 年 月号 均衡失業率の高止まりと雇用ミスマッチの硬直化 < 要旨 > 1 年以降の景気回復を背景に労働市場の改善が続き 足元の完全失業率は こ れまで % 半ばとみられていた均衡失業率を下回っている これについては 過去と比較 すると労働市場の効率性が改善し 均衡失業率そのものが低下したという見方もあるが 本稿の UV 分析によると足元の均衡失業率は % 前半で高止まっている可能性が高く

More information

Newsletterむさしのvol_9.indd

Newsletterむさしのvol_9.indd News Letter 2014 September Vol.495 News Letter Topics 2 News Letter 3 Area News News Letter 10/4 10/13 4 News Letter 5 News Letter 6 News Letter 7 Information News Letter 8 News Letter 9 Information News

More information

今回の金融政策報告書では 米国内の投資活動が弱いために輸出が想定ほど伸びていないとしながらも 金融業などサービス関連の好調さを示す分析や 商品価格下落がカナダ企業の投資活動を抑制する動きは底打ちしたとの指摘など カナダ景気に前向きな材料も散見されます 当面は 政策金利の据え置きを続けると見通します

今回の金融政策報告書では 米国内の投資活動が弱いために輸出が想定ほど伸びていないとしながらも 金融業などサービス関連の好調さを示す分析や 商品価格下落がカナダ企業の投資活動を抑制する動きは底打ちしたとの指摘など カナダ景気に前向きな材料も散見されます 当面は 政策金利の据え置きを続けると見通します カナダ経済 金利 為替の見通し < 政策金利 ~ カナダ銀行は政策金利据え置きを維持 > 2.5 2. 1.5 1..5 カナダ政策金利 カナダ 5 年国債金利 216 年 1 月 2 日 1 月 19 日 ( 現地 以下同様 ) カナダ銀行 ( 中央銀行 ) は政策金利 ( 翌日物金利の誘導目標 ) を市場予想通り.5% に据え置くことを発表しました カナダ銀行は声明文で 経済成長の見通しを下方修正するもののインフレに関するリスクはおおむね均衡しており

More information

平成14年1月20日

平成14年1月20日 平成 16 年 ( 年 )1 月 15 日 NO.-17 原油価格の高騰がわが国経済へ及ぼす影響を考える 高騰続く原油価格原油価格の高騰が続いている 注目度の高い米国 WTI 原油の先物価格は 先月末に 1 バレル 5 ドルの大台に達した後 足元でも過去最高となる同 5 ドル台前半程度で推移している こうしたなか 先般の G7 財務大臣 中央銀行総裁会議では 原油価格の上昇が世界経済のリスクであると警戒感が示されたほか

More information

<4D F736F F F696E74202D E835A838B94C5817A837D815B B834A E738FEA816A2E >

<4D F736F F F696E74202D E835A838B94C5817A837D815B B834A E738FEA816A2E > マーケットフォーカス ( アジア市場 ) 1 年 3 月号 各国の実質 GDP 成長率 ( 前年同期比 ) の推移 経済 各国の消費者物価指数 ( 前年同月比 ) の推移 各国の政策金利の推移 ご参考資料 1 年 3 月 1 日 1 (1 年 1 1 月期 ~17 年 1 1 月期 四半期 ) インドネシア フィリピン 中国 1 (15 年 月 ~1 年 月 月次 ) インドネシアフィリピン 中国

More information

[000]目次.indd

[000]目次.indd 第 4 部 1 マクロ経済動向 (1)GDP と物価 2008 年の米投資銀行リーマン ブラザースの破綻以降 深刻化した世界金融危機は 経済に大きな影響を与え 実質経済成長率は2009 年には0.7% にまで低下した その後 2010 年には 1997 年のアジア通貨危機後に見せたV 字回復の再現とも言うべき目覚ましい回復を見せ 6.5% の成長を達成した しかし 2011 年には欧州の財政危機の影響を受け

More information

nichigingaiyo

nichigingaiyo 通貨及び金融の調節に関する報告書 の概要 Ⅰ. 本報告書の位置付け等 本報告書は 日本銀行法第 54 条第 1 項に基づき 日本銀行が財務大臣を経由 して国会に提出する報告書である 今回は平成 30 年 4 月 ~9 月分 < 参考 > 日本銀行法第 54 条第 1 項 日本銀行は おおむね六月に一回 政策委員会が議決した第 15 条第 1 項各号に掲げる事項の内容及びそれに基づき日本銀行が行った業務の状況を記載した報告書を作成し

More information

Newsletterむさしの11.indd

Newsletterむさしの11.indd News Letter 201411 November1 Vol.497 News Letter Topics 2 News Letter 3 Area News 4 News Letter News Letter. 5 News Letter 6 News Letter 7 News Letter 8 News Letter 9 10 News Letter News Letter 11 12 News

More information

Microsoft Word - 57_1

Microsoft Word - 57_1 長期化する金融緩和による懸念点 ~ 大量の国債買入と金利操作の持続性 ~ < 要旨 > 23 年 4 月から始まった一連の金融緩和政策は 3 年半余りが経過した 金融緩和の 長期化でマネタリーベース拡大は継続し 足元の残高は 4 兆円を超える規模まで達し たが 年 8 兆円とする大量の国債買入は持続可能なペースではない 当部の試算では 現在の買い入れペースが持続できるのは 27 年後半から 28 年前半までとなった

More information

2017年夏のボーナス見通し

2017年夏のボーナス見通し 217 年夏のボーナス見通し ~ 企業業績が改善する中 2 年連続で増加が見込まれる ~ 217 年 4 月 1 日三菱 UFJ リサーチ & コンサルティング株式会社 三菱 UFJ リサーチ & コンサルティング株式会社 ( 本社 : 東京都港区 代表取締役社長 : 藤井秀延 ) は 217 年夏のボー ナス見通し ~ 企業業績が改善する中 2 年連続で増加が見込まれる ~ を発表いたします 詳細は本文をご覧ください

More information

Microsoft Word - ₥+ èª¿æŁ»ï¼›ï¼“çŽºè¡¨å¾„èª¤åŁŠä¿®æŁ£.docx

Microsoft Word - ₥+ èª¿æŁ»ï¼›ï¼“çŽºè¡¨å¾„èª¤åŁŠä¿®æŁ£.docx 一般社団法人中国経済連合会 中国地方景気動向アンケート調査結果 (2019 年 5 月調査 ) アンケート調査概要 調査対象: 会員 579 社非会員 118 社計 697 社 ( 回答社数 233 社 : 回答率 33.4%) 調査時期:2019 年 5 月 8 日 ~5 月 23 日 ( 毎年 5,8,11,2 月を目途に調査予定 ) 回答企業内訳 回答先 構成比 (%) 回答先 構成比 (%)

More information

2018年夏のボーナス見通し

2018年夏のボーナス見通し 218 年夏のボーナス見通し ~ 企業業績が拡大する中 3 年連続の増加が見込まれる ~ 218 年 4 月 9 日三菱 UFJ リサーチ & コンサルティング株式会社 三菱 UFJ リサーチ & コンサルティング株式会社 ( 本社 : 東京都港区 代表取締役社長 : 村林聡 ) は 218 年夏のボー ナス見通し ~ 企業業績が拡大する中 3 年連続の増加が見込まれる ~ を発表いたします 詳細は本文をご覧ください

More information

Microsoft Word - 44_2

Microsoft Word - 44_2 円安持続性と円高反転リスクを予測する < 要旨 > ドル円レートは ひとたび円高 円安に振れるとしばらくそのトレンドが続く特徴がある そこで円高 円安という2 局面を遷移するモデルを作り 為替レートの水準ではなく局面転換の契機となる要因を考察した 分析によれば 日米金利差に米国債ボラティリティという金利リスク環境を加えると 円高と円安双方の局面シフトが 7 割の確度で予測できる 円安が続き易いのは金利変動が少なく日米金利差が開いているときである一方

More information

平成10年7月8日

平成10年7月8日 KEIBUN しがぎん県内企業動向調査 212 年 4-6 月期定例項目結果 212 年 6 月 ~ しがぎん県内企業動向調査 ~ ~4-6 月期の実績見込みと 7-9 月期の見通し ~ 景況感は持ち直しがみられるものの 依然大幅なマイナス水準 今回の調査によると 現在 (4-6 月期 ) の業況判断 DIは-29 で前回調査 ( 月期 ) の-34 から 5ポイント上昇した エコカー補助金を背景とした新車販売の増加

More information

ヘッジ付き米国債利回りが一時マイナスに-為替変動リスクのヘッジコスト上昇とその理由

ヘッジ付き米国債利回りが一時マイナスに-為替変動リスクのヘッジコスト上昇とその理由 ニッセイ基礎研究所 基礎研レター 2016-10-25 ヘッジ付き米国債利回りが一時マイナスに為替変動リスクのヘッジコスト上昇とその理由 金融研究部准主任研究員福本勇樹 (03)3512-1848 fukumoto@nli-research.co.jp 1 ヘッジ付き米国 10 年国債利回りが一時マイナスに 米ドル建て投資に関する為替変動リスクのヘッジのためのコスト ( ヘッジコスト ) が上昇している

More information

Microsoft Word - 55_3

Microsoft Word - 55_3 三井住友信託銀行調査月報 216 年 11 月号 年齢層で異なる消費持ち直しの可能性 < 要旨 > 足元での消費者の動きには 消費者マインドと消費活動に乖離がみられる 消費者のマインドは 213 年半ばと同水準まで持ち直している一方で 足元の実質個人消費は 消費増税の反動から明確な持ち直しには至っていない 実質可処分所得と平均消費性向は 何れも落ち込みがみられ消費停滞の要因となっている この 2 つの動きを年齢階級別にみると

More information

図表 3 に年齢階層別の インターネットを通じて注文した世帯の割合 ( 普及率 ) の直近 5 年間の変化を掲載した インターネットを介した消費自体は 比較的年齢の若い世帯で盛んであるものの 普及率の変化という意味では 幅広い年齢層で上昇が見られている点が特徴的だろう 2

図表 3 に年齢階層別の インターネットを通じて注文した世帯の割合 ( 普及率 ) の直近 5 年間の変化を掲載した インターネットを介した消費自体は 比較的年齢の若い世帯で盛んであるものの 普及率の変化という意味では 幅広い年齢層で上昇が見られている点が特徴的だろう 2 寄稿 急増するインターネット消費の経済インパクト 水門善之 野村證券金融経済研究所経済調査部シニアエコノミスト 2007 年野村證券入社 債券クオンツアナリストとして 日本国債及び金利デリバティブの市場分析に従事した後 米国留学を経て 2013 年より日本経済担当エコノミスト 2007 年東京大学大学院修士課程修了 2013 年米ミシガン大学経営大学院修了 昨今 インターネット消費の増加が著しい 一方で

More information

25_2

25_2 三井住友信託銀行調査月報 214 年 月号 家計所得 債務からみた中国住宅価格 < 要旨 > 213 年以降 中国の新築住宅価格はリーマン ショック以降 2 度目となる大幅な上昇局面に入っていたが 今年に入ってからそのペースが明らかに減速している この動きは 政策当局による規制が効果を発揮し始めたと見ることができる一方 所得からみてなお住宅価格が高く住宅の買い手の裾野が狭いままであることや 家計可処分所得比で見た債務残高水準が上昇していること

More information

2016年冬のボーナス見通し

2016年冬のボーナス見通し 216 年冬のボーナス見通し ~2 年ぶりに増加するも 小幅にとどまる ~ 216 年 11 月 8 日三菱 UFJ リサーチ & コンサルティング株式会社 三菱 UFJ リサーチ & コンサルティング株式会社 ( 本社 : 東京都港区 代表取締役社長 : 藤井秀延 ) は 216 年冬のボー ナス見通し ~2 年ぶりに増加するも 小幅にとどまる ~ を発表いたします 詳細は本文をご覧ください 本件に関するお問い合わせ

More information