目次 地価動向仙台市における不動産マーケット動向 P2 東北 6 県の用途別地価動向 地価 LOOK レポート ( 仙台市 盛岡市 郡山市 ) オフィス市況東北主要都市の空室率 平均募集賃料 P3 仙台市用途別期待利回り 人口動向東北 6 県における人口増減率 ( 年ベース ) P4 宮城県内におけ

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2 目次 地価動向仙台市における不動産マーケット動向 P2 東北 6 県の用途別地価動向 地価 LOOK レポート ( 仙台市 盛岡市 郡山市 ) オフィス市況東北主要都市の空室率 平均募集賃料 P3 仙台市用途別期待利回り 人口動向東北 6 県における人口増減率 ( 年ベース ) P4 宮城県内における人口増減率 ( 四半期ベース ) 百貨店売上動向仙台市及び東北の百貨店売上動向 P5 住宅建設動向東北 6 県の新設住宅着工戸数の動向 ( 月ベース ) P6 建築費仙台市及び主要都市における建築費 ( 月ベース ) P7

3 仙台市における不動産マーケット動向 一時に比べると落ち着きつつあるものの 被災者による住宅需要は依然として強く 購入可能な価格水準帯の物件を中心に継続して取引されている マンションについても 即日完売や短期間で完売する物件が多く 中古マンションとともに需要は底堅い 仙台市内の賃貸マンションは依然として高稼働が続き 賃料も上昇している そのため J-REIT を中心に賃貸マンションに対する投資意欲が増しており 市内中心部周辺では賃貸マンションの建設が増えている 一方で オフィスの賃貸市況は頭打ちの状況にあり オフィスビルの取引は低迷している 都道府県地価調査の動向 ( 平成 24 年 9 月 19 日発表 ) 東北 6 県の平均地価は住宅地が 3.6% 商業地は 4.9% 下落した 特に 宮城県では復興需要の高まりで大幅な下落率縮小が顕著となっている また 岩手県陸前高田市や宮古市 宮城県石巻市や東松島市などで地価が 1 割以上上昇した住宅地があり 被災地の高台宅地における地価上昇が目立つ 沿岸部では浸水した地域でも一部では地価が回復しており 比較的被害の少ない浸水地域にも被災住民などの移転需要が及んでいることが伺える 地価調査 ( 各年 7 月 1 日時点 ) における県別用途別地価動向 ( 対前年変動率 [%]) 全用途平均 住宅地 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24-7. H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24-6. 宮城県 宮城県 青森県 青森県 岩手県 岩手県 秋田県 秋田県 山形県 山形県 福島県 福島県 商業地 工業地 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H 宮城県 宮城県 青森県 青森県 岩手県 岩手県 秋田県 秋田県 山形県 山形県 福島県 福島県 高度利用地地価動向報告 ~ 地価 LOOK レポート平成 24 年第 2 四半期 ~ 地区用途総合評価取引価格取引利回り取引件数 仙台市青葉区中央 1 丁目 仙台市青葉区一番町 仙台市青葉区錦町 仙台市青葉区五橋 盛岡市盛岡駅周辺 郡山市郡山駅周辺 投資用不動産の供給 各データは都道府県発表の地価調査 (7 月 1 日時点 ) に基づく オフィス賃料 店舗賃料 マンション分譲価格 商業 % 横ばい - - 商業 -3% 下落 住宅 % 横ばい - - 住宅 % 横ばい 商業 -3% 下落 商業 -3% 下落 - - マンション賃料 詳細項目 : 上昇 増加 : 横ばい : 下落 減少出典 : 国土交通省 主要都市における高度利用地地価動向報告 2

4 仙台市及び東北主要都市のオフィス動向及び仙台市における用途別期待利回り動向 震災を機に被災都市のオフィス空室率は下落 ( 改善 ) 傾向にあったが 一部では上昇 ( 悪化 ) に転じている都市も見られる 仙台市内では H24.1Q 期では全エリアとも改善していたが 今期は ヨドバシカメラ仙台第 2 ビル の新規供給の影響を受け仙台駅東口のみ悪化している 震災復興による賃貸需要は落ち着き 大きな動きがない状況が続いている 但し 今後の本格的な復興の動きに伴う拡張需要や復興拠点としての新規需要が期待される 期待利回りについては 震災後の好調な賃貸住宅マーケット及びオフィスマーケットを受け オフィスとレジデンスの利回りが下落 ( 改善 ) している 仙台市 空室率動向 3% 東北 6 県主要都市 25.% 25.% 2% 2% 15.% 15.% 1% 5.% % H23.1Q H23.2Q H23.3Q H23.4Q H24.1Q H24.2Q 青葉通 広瀬通 15.9% 12.7% 1.7% 11.9% 11.1% 1.3% 南町通 五橋 24.2% 18.6% 17.9% 18.5% 18.1% 17.9% 勾当台 14.1% 11.% 8.6% 7.9% 6.7% 6.1% 仙台駅東口 24.% 15.5% 12.7% 13.1% 1.1% 18.% 1% 5.% % H23.1Q H23.2Q H23.3Q H23.4Q H24.1Q H24.2Q 青森 21.% 22.5% 23.5% 22.1% 21.8% 2.6% 盛岡 16.8% 15.3% 14.9% 14.5% 15.4% 15.8% 仙台 18.8% 14.3% 12.5% 13.2% 12.1% 12.8% 秋田 16.4% 18.6% 18.6% 18.7% 19.2% 19.3% 山形 22.1% 19.3% 18.1% 16.4% 14.% 14.8% 郡山 12.% 6.8% 6.8% 6.8% 6.6% 6.3% 仙台市 円 / 平均募集賃料動向 1, 9,5 9, 8,5 東北 6 県主要都市 9,5 円 / 坪 9, 8,5 8, 7,5 8, 7,5 7, H23.1Q H23.2Q H23.3Q H23.4Q H24.1Q H24.2Q 青葉通 広瀬通 9,35 9,41 9,42 9,23 9,37 9,54 南町通 五橋 8,35 8,62 8,47 8,64 8,21 8,4 勾当台 8,61 8,34 8,12 7,86 7,85 8,56 仙台駅東口 9,18 9,51 9,38 9,4 9,34 9,29 7, 6,5 6, H23.1Q H23.2Q H23.3Q H23.4Q H24.1Q H24.2Q 青森 6,42 6,62 6,41 6,66 6,54 6,59 盛岡 8,9 8,18 7,91 8,12 8,13 8,16 仙台 9,2 9,12 9,4 8,89 8,94 9,7 秋田 6,89 6,81 6,68 6,68 6,54 6,54 山形 8,59 8,59 9, 8,31 8,31 8,24 郡山 7,87 8,25 7,35 7,18 7,57 7,78 期待利回り動向 ( 仙台市 ) 出典 : シー ビー リチャードエリス株式会社 ジャパンオフィスマーケットビュー 8.5% 8.% 7.5% 7.% 6.5% 6.% 5.5% 5.% H18.4 H18.1 H19.4 H19.1 H2.4 H2.1 H21.4 H21.1 H22.4 H22.1 H23.4 H23.1 H24.4 オフィスビル 6.4% 6.% 5.8% 5.8% 5.8% 6.2% 6.7% 7.% 7.% 7.% 7.3% 7.3% 7.2% レジデンス (1R) 6.5% 6.4% 6.% 6.% 6.% 7.% 7.5% 7.8% 7.8% 7.7% 8.% 8.% 7.7% レジデンス ( ファミリー ) 6.5% 6.5% 6.% 6.% 6.2% 7.% 7.5% 7.8% 7.8% 7.8% 8.% 8.% 7.9% 商業施設 ( 都心型 ) 6.% 6.% 5.8% 5.8% 5.8% 6.1% 6.8% 7.% 7.% 7.% 7.4% 7.4% 7.4% 商業施設 ( 郊外型 ) 6.8% 6.5% 6.5% 6.5% 6.5% 7.% 7.8% 7.9% 8.% 8.% 8.2% 8.2% 8.2% 出典 : 一般財団法人日本不動産研究所 投資家調査 ( 期待利回りは対 NOI 利回り ) 3

5 東北 6 県における人口増減率 ( 対前年ベース ) 平成 21 年までは全県において減少傾向で推移しており 平成 22 年には 宮城県のみが増加に転じている 平成 23 年は東日本大震災の影響により 太平洋に面する宮城県 岩手県 福島県 青森県の 4 県において 大きく減少している 特に 福島県においては 震災被害に加えて 原発事故に伴う放射能等への懸念より 著しい人口の流出が伺える ( 各年 1 月 1 日時点 ) 宮城県青森県岩手県秋田県山形県福島県 -1.97% -1.31% -.9% -.75% -1.1% -.65% H % -.8% -1.5% -.94% -.67%.35% H % -.85% -1.4% -.77% -.62% -.16% H % -.83% -1.1% -.8% -.62% -.22% H % -1.4% -.8% -.73% -.57% -.25% H19.1 宮城県における人口増減率 ( 対前四半期ベース ) 平成 24 年 7 月時点の人口は 仙台市 名取市 多賀城市 岩沼市などで増加傾向にある 月毎でみると 仙台市は 5 ヶ月連続で前月を上回っており 県内被災地からの転入は落ち着いてきたが 復興需要などを背景に県外からの転入が続いている状況にある 宮城県仙台市石巻市塩竈市気仙沼市白石市名取市 角田市多賀城市岩沼市登米市栗原市東松島市大崎市 -1.16% -.86% -.78% -7% -.29% -.46% -.29% -.21% -.25% -.34% -.43% -.58% -.34% -.25% -.4% -.49% -.37% -.41% -.4% -.41% -.61% -.41% -.31% -.4% -.28% -.39% -.23% -.17% -.14% -.16% -.22% -.11% -9% -.21% -.13% -.12% -6% -.1% -.56%.33%.38%.28% 1%.13% 4%.28%.3%.1% 4%.4% % 6%.16%.18%.72%.82% H H H H

6 仙台市及び東北 ( 仙台市除く ) の百貨店売上動向 ( 対前年同月比 %) 東北の百貨店売上は対前年比 2.6% と 2 ヶ月連続で対前年を下回った 残暑が厳しく 中高年の出足が鈍ったことが影響したと考えられる 但し 震災前の一昨年 8 月との比較では +4.2% となっており 震災特需はなくなりつつあるが 以前の長期低落傾向に戻ったわけではないとされている しかしながら 徐々に復興需要の上乗せは小さくなっており 今後も対前年実績を割り込む可能性があると予想される また 日銀の企業短期経済観測調査 ( 短観 ) でも 全産業の業況判断がプラス 4 と前四半期比 3 ポイント低下し 5 期ぶりに悪化している 小売業などで東日本大震災からの復興特需に一服感がみられる一方 企業の設備投資意欲は活発であり 景気はなお回復傾向にあることが指摘されている 総額衣料合計 全国 仙台市 東北 全国 仙台市 東北 身の回り品 全国 仙台市 東北 雑貨合計 全国 仙台市 東北 食料品合計 全国 仙台市 東北 出典 : 全国百貨店協会 全国百貨店売上高速報 各数値は 店舗数調整後 を採用 東北については仙台市の数値を除いたものである 5

7 東北 6 県における新設住宅着工戸数の動向 ( 月ベース ) 東北 6 県の総数は前年同月比.1% 増の 4,529 戸 8 ヶ月連続の前年比プラスで 5 ヶ月続きの 4, 戸超えとなった 東日本大震災からの住宅再建で着工戸数が急増した前年 8 月をわずかながら上回り あらためて住宅需要の高さが浮き彫りになった 県別で見ると 宮城は 13 ヶ月連続 岩手は 8 ヶ月連続の前年超え 福島は 6 ヶ月ぶりに前年を下回ったが 依然として 8 戸を超える高い水準を維持している 秋田でも前月比で 7 ヶ月連続の増加となっている なお 被災地については 用地と労働力の不足 建築費の高騰等による影響が懸念される 青森県 総数 持家 貸家 分譲マンション 分譲戸建 岩手県 総数 持家 貸家 分譲マンション 138 分譲戸建 秋田県 総数 持家 貸家 分譲マンション 分譲戸建 宮城県 2, 1,8 1,6 1, 1, 1, 総数 1,779 1,267 1,296 1,331 1,358 1,566 1,218 1,397 1,763 1,583 1,1 1,788 持家 貸家 分譲マンション 分譲戸建 山形県 総数 持家 貸家 分譲マンション 分譲戸建 福島県 1, 1, 総数 ,26 94 持家 貸家 分譲マンション 分譲戸建 出典 : 国土交通省 建築着工統計調査 6

8 仙台市及び主要都市における建築費の動向 ( 月ベース平成 17 年 =1( 基準 )) 仙台市ほか主要都市における建築費 ( 総合及び用途別 ) は下記の通りとなっている 仙台市については全用途で上昇しており 被災地における建築費の上昇が伺える 建設総合事務所 (SRC RC S) 全国平均 東京 大阪 名古屋 仙台 東京 大阪 名古屋 仙台 住宅 ( 木造 ) 住宅 (SRC RC S) 東京 大阪 名古屋 仙台 東京 大阪 名古屋 仙台 工場 (SRC RC S) 東京 大阪 名古屋 仙台 出典 : 一般財団法人建設物価調査会 建設資材物価 7

9 ご利用上の注意 大和不動産鑑定株式会社は 本情報利用者の皆様に対して 不動産マーケットレポート の情報提供のみを目的とするものであり 金融商品を含む商品 サービスまたは権利の販売その他の取引の申込み 勧誘 あっ旋 媒介等を目的として提供するものではありません 大和不動産鑑定株式会社は 本情報利用者の皆様が何らかの損害を蒙った場合であっても 大和不動産鑑定株式会社は一切の責任を負いません 大和不動産鑑定株式会社は 自らの判断により 本情報利用者の皆様に事前の通知を行うことなく 本情報の内容の更新 追加 変更 削除 部分改廃等を行う場合があります 東北支社 宮城県仙台市青葉区二日町 3 番 1 号 ( グラン シャリオビル 2F) Tel ( 代表 ) Fax tohoku@daiwakantei.co.jp 東京本社 1-3 東京都千代田区一ツ橋 1 丁目 1 番 1 号 ( パレスサイドビル3F) Tel ( 代表 ) Fax 大阪本社 55-5 大阪市西区西本町 1 丁目 4 番 1 号 ( オリックス本町ビル11F) Tel ( 代表 ) Fax 全国ネット名古屋 / 京都 / 奈良 / 北九州 / 福岡