研究会報告書

Size: px
Start display at page:

Download "研究会報告書"

Transcription

1 第 15 回研究会 読解力の測定 : プロセスとスキル 犬塚美輪 ( 日本学術振興会 埼玉工業大学 ) 2006 年 2 月 16 日於 : 東京大学赤門総合研究棟 A208 講義室要旨講演ではまず, 教育心理学的背景に裏づけされた読解力の捉え方として, 読解プロセスに注目する観点とプロセス内で発揮するスキルや能力に注目する観点が紹介された 次に, この観点を生かして既存の読解力テストを検討してみると,SAT には要求される能力 ( ジャンル, 領域 ) によってテストを分離する工夫があること, また PISA では読解のプロセスやテキストの形式を従来の読解力テストの発想よりずいぶん広げた定義を行っていること, 具体的には理解を踏まえたの適否の判断まで行わせたり, 図表, グラフなど非連続型テキストの読解まで問われていることなどが確認できた 最後に, 日本で新しく読解力テスト作成を検討する視点として,1 のジャンル 領域別の読解能力や測定モデルの検討,2テキスト外の知識を活用した解釈など発展的思考の評価,3 読解スキルの測定, 4 非連続テキストや新しいメディアに対応する読解力などが提起されたが, その前提として, 測定の対象となる読解力の定義やモデルの明確化が重要であることが強調された 1 はじめに 犬塚 : 今日は, 読解力 をどのように捉え, 測定できるか, をテーマに発表いたします まず, 本発表では, 教育心理学の知見を背景に, 読解力 を 2 つの観点から捉えたいと思います すなわち, 読解プロセスとその結果としての理解表象 という観点, そしてこの読解プロセスに影響する 読み手のスキルや能力要因 という観点です 本発表では, まずこの 2 つの観点から読解力を考え, 実際に行なわれている読解力テストとの関連から, 読解力をどのように測定できるか, 新たなテスト作りのための示唆を得たいと思います された刺激を記号として認識し, 単語の単位を認識 理解し, 認識した語の統語的 ( 文法的 ) なつながりを理解します 語の統語的なつながりを積み重ねて, 全体の理解表象を構築していきます イメージとしては, 小さなブロックを徐々に積み上げて, 大きな構造物を作り上げていく過程です それに対して, トップダウンのプロセスというのもあります これは, ブロックを積み上げる際の大まかな枠組みがあって, それを利用してブロックの積み方を決める過程だと言えます 読解プロセスの枠組みとなるものとしては, 書かれている内容に関する知識, に関する知識, スキーマと呼ばれる一般的な知識, 読解の目標などスライド1 読解プロセスの理論 読解プロセスの理論 ボトムアップ処理とトップダウン処理 2 読解力とは : 読解プロセスの観点から これまで, 読解に関する多くの認知心理学的研究がなされてきました 読み手の読解は, 大きく 2 つの方向性から捉えられます ( スライド1) 1 つは, ボトムアップのプロセスです ボトムアップのプロセスでは, 知覚的に入力 ボトムアップ ブロックを積み上げていく形態 記号 語彙認識 統語 全体像理解 トップダウン ブロックを積み上げる枠組みとなる知識, スキーマ, 動機づけ, 目標 理解表象 * 物語と説明的の差異 1

2 教育測定 カリキュラム開発 ( ベネッセコーポレーション ) 講座 が挙げられます 枠組みとなるものが異なると, の最終的な理解表象にも違いが出てきます また, 本発表では詳しく触れませんが, この 2 つのプロセスは, のジャンルによっても差異があることが知られています 本発表では, 主に, ボトムアップのプロセスに注目して読解力を考えたいと思います 読解プロセスのモデルとして,Kintsch ら (van Dijk & Kintsch,1978; Kintsch,1998) の提案した 統合 - 構築モデル (Integration- Construction model: I-C モデル ) をご紹介します このモデルは, 読解のボトムアッププロセスとそれにより構築される理解表象をよく説明するものとして, 読解に関する多くの研究が依拠しているものです I-C モデルでは, 読解プロセスに 2 つの軸を想定します ( スライド2) まず, テキストの局所的な内容に関するミクロ構造と, テキスト全体を捉えるマクロ構造の軸があります この軸に直交するのが, テキストベースと状況モ スライド 2 読解プロセスの理論 統合 - 構築モデル 理解表象と読解プロセス 2 軸の理論的関係 ミクロ構造 スライド 3 読解プロセスモデルに沿った測定 測定 テキストの局所的内容に関する推論 テキストベース 状況モデル テキストの局所的なつながり 状況モデル テキストベース テキスト全体と知識を統合した理解 テキスト全体の構造の理解 統合 - 構築モデル 言い換え 代名詞理解 精緻化推論 部分的な推論 各文の理解 ミクロ構造 マクロ構造 マクロ構造 記述されている全体構造の把握 要約 ( 重要情報の把握 ) 再生 推論問題の解決 再生 キーワードの関連づけ書かれていない内容の推論を含む全体像把握 デルの軸です テキストベースがテキストに書いてある内容そのものを指すのに対して, 状況モデルは, 読み手が自分の知識を使って推論した内容や, 知識と統合した理解表象を指します ここでは便宜的に 4 つの象限を考えてみます まず, テキストベースのミクロ構造は, テキストの局所的なつながり, 単語同士が統語的な関係に基づいて結びついた状態です 状況モデルのミクロ構造では, テキスト中の単語のような局所的な内容に関する推論や連想が含まれた理解表象を示しています それに対してテキストベースのマクロ構造は, 直感的には要約のようなものになります テキストが全体としてどのような構造を持っているか, 全体的な内容 要旨となるものを指します 状況モデルのマクロ構造は, 単に書いてある内容の要約にとどまらない, 読み手の知識と統合されたの全体的な内容理解を指します このモデルに従って, 読解力の測定を考えてみますと, スライド3のようになります それぞれ 4 つの象限ごとに見てみましょう まず, テキストベースのミクロ構造では, 各文を正確に理解できているかが測られるので, 代名詞の理解や言い換えが出題されます 状況モデルのミクロ構造では, 部分的にどのような推論がなされたかを測定するために, 各部分での精緻化推論の様子を測定することになります テキストベースのマクロ構造では, 記述されている内容の全体像の正しい理解が問題となりますので, 読み手に要約を求めたり, 内容の再生を求めたりして測定を行ないます 最後に, 状況モデルのマクロ構造として, には書かれていない内容についての推論を含む理解を測るために, 推論問題が出題されます また, 内容の再生を求めた場合に, 読み手の推論が含まれることがありますので, そこから読み手がどのような状況モデルを構築したか考えたりもします また, 読解前後でキーワードの関連付けがどのように変化するかを検討する方法なども提案されています これまでの内容をまとめてみましょう 読解プロセスの視点から考えると, 読解力とは, 読解プロセスの結果としての理解表象 あるいは 対象のテキストをどのように理解したか であると定義できます ここでは, 全体的な内容や構造の的確な把握 理解の深さ が測定されます こうした読解力の測定は, 認知心理学の知見に裏打ちされたもので説得力がありますが, 基本的に, 研究者がその研究の問題意識に沿った問題を作成して用いており, 標準化されたテストがほとんどないこと, あっても作成年代が 2

3 古かったり, 対象年齢が限られていたりするという限界があります たとえば,T-K 式読み能力診断検査 ( 北尾,1984) は, 読解のボトムアッププロセスに着目した標準化検査ですが, 小学校中学年相当を対象としており, また, 読解に問題を持つ読み手のスクリーニングなどに適した形態となっています たとえば, 中学生の読解力について知りたい, という場合にそのまま使えるような読解力テストではないと言えます 3 読解力とは : 読み手のスキル 能力 ここで, 高橋 (1996) の読解プロセスのモデル ( スライド4) を見てみましょう 高橋 (1996) は, 読解に 3 つの処理レベルを考えました それぞれのレベルには, 読み手のさまざまなスキルや能力が必要となります たとえば, 文字を符号化し単語として処理するためには, 読み手の語彙 ( ボキャブラリー ) が影響していると考えられます また, 談話レベルの処理, の全体的内容を理解するための処理レベルでは, その内容についての知識が問われます たとえば, 野球に関するを読むときに, 野球のルールをよく知っている人と, 野球について全く知らない人では, それ以外のレベルの処理に違いはなくても, 談話の処理レベルに大きな違いが生じるために, 全体の表象が異なってくることが知られています このように, 読解のプロセスには, さまざまな読み手のスキルや能力が影響しています 先行研究では, 単語の読みの流暢さ (Ehri & Wilce, 1983; Perfetti ら,Stanovich; Fredericson, 1981) や語彙力 (Davis,1968;Thorndyke, スライド4 処理プロセスと影響するスキル 能力 読解プロセスの 3 つの処理レベル 高橋 (1996) 1973) の影響が多く指摘されています こうした単語レベルの処理については, 読解の発達初期に関する研究が数多く検討され, その影響の大きさが指摘されています 一方, 文の処理レベル, 談話の処理レベルにおいては, 様々な読解スキル, すなわち, 読解方略やメタ認知的スキル, 知識の重要性が言われています 読解方略 ( スライド5) は, 理解を促進するために読解中に読み手が行なう様々な行為 思考を指します 犬塚 (2002) は質問紙調査をもとに, 読解方略の構造を示しました ( スライド6) 犬塚(2002) では, 読解方略は, 中のつまづきを解消するための 理解補償方略, 内容を理解 記憶するための 内容理解方略, に明示してあることを越えて, さらに理解を深めるための 理解深化方略 の 3 つの因子から捉えられています こうした読解方略の指導が, 読み手の読解力を高めることや, 学年が上の読み手は, より多く読解方略を用い, また, 場面に応じた適切な方略を用いることができると考えられています スライド 5 読解方略の例 読解方略 読解方略の例 ( 犬塚,2002 より改訂 ) どんな意味かはっきりさせながら読む 簡単に言うとどういうことか考える 分からないところはゆっくり読む 分からないところや難しいところを繰り返し読む コメントや内容をまとめたものを書きこむ 大切なところを書き抜く 大切なところを覚えようとする 分からないところはとりあえず丸暗記する 読み終わってから自分がどのくらい分かっているかチェックするような質問をする 意味段落に分けて考える 接続詞に注意する 知っていることと比べながら読む 知っていることと読んでいる内容を結びつけながら読む スライド 6 読解方略の構造 読解方略 読解方略とその構造 ( 犬塚,2002 より改訂 ) 意味明確化方略 コントロール方略 要点把握方略 記憶方略 質問生成方略 構造注目方略 既有知識活用方略 文字 単語の処理レベル 語彙 理解補償方略 意味明確化コントロール 文の処理のレベル 要点把握 談話の処理のレベル 全体の表象 ( 状況モデル ) 領域知識 方略使用傾向 内容学習方略 理解深化方略 記憶質問生成構造注目既有知識活用 3

4 教育測定 カリキュラム開発 ( ベネッセコーポレーション ) 講座 メタ認知的スキル ( スライド7) は, 自らの理解状態を評価吟味するメタ認知的モニタリングと, 読解プロセスを調整したり方略使用を調整したりするメタ認知的コントロールからなります 中の矛盾に気がつくかどうか, あるいは, 自分が理解できているかどうか, といった観点からメタ認知的モニタリングのスキルを測定します メタ認知的コントロールは, たとえば異なる状況下で方略をどのように用いるかという観点から測定したりします このメタ認知的スキルは, 自分自身の理解を自分で見直すということですので, いわば, 高度なスキルということができるでしょう こうしたスキルが身についているかどうかが, 読解に影響するのです スライド 7 メタ認知的スキル メタ認知的スキル メタ認知的モニタリング自らの理解状態の評価 吟味 メタ認知的コントロール方略の使用, 読解プロセスの調整 測定 矛盾検出 ( モニタリング ) 理解度評定 ( モニタリング ) 方略使用 ( コントロール ) 理解表象 モニタリング コントロール 知識については, 先ほどお話した領域知識のほか, 自体についての知識が重要になります たとえば, 説明文とはこういうものだ, 物語文とはこういうものだ, というジャンルについての知識が挙げられます こうした文 談話レベルの処理に関わる要因については, 読解の初期だけでなく, 大学生や熟達した読み手においても, 読解に大きな影響を与えることが知られています 読解プロセスに影響する要因という観点から読解力を捉えると, 読解力とは, 読解プロセスに影響する能力やスキルをどの程度有しているかである, と定義することができます この観点から読解力を捉えるときには, 読み手の発達段階を考慮することも重要だと言えそうです 読みの発達初期には語彙などの単語処理レベルの要因に特に注目する必要がありますし, ある程度発達した読み手にとっては, 単語処理レベルよりも読解スキルが重要だということも考えられるからです 4 実施されている読解力テストから ここまで, 読解力について, 読解プロセスの観点と, そこに影響する要因という観点から考えてきました そこから, 読解力は 構築された理解表象 として, あるいは, 読解に影響する能力やスキル として定義できると言えました では, 実際に実施されている読解テストでは, 読解力はどのように定義され, 測定されているのでしょうか 4.1 SAT まず,SAT を取り上げてみましょう SAT は, アメリカで実施されている大学の入学試験のためのテストです センター試験のようなものだと考えていただければいいかと思います SAT は大きく 2 つのセクションに分けられており,Critical reading, Mathematical reasoning, Writing skill からなる Reasoning Test と,English (Literature), Social studies, Math, Science, Language といった各教科のテストである Subject Test からなります ここで注目していただきたいのは, 読解に関するテストが, Critical reading と Literature に分けられていることです 前者は, 日本語に直すと 批判的読解 ということになりますが, 語彙や文法, 短文 長文の読解が対象となっています 具体的な課題としては, 文完成や適語補充, 要点把握, 趣旨把握が課されます それに対して,Literature, すなわち 文学 では, 中世以降の文学を理解できるかどうかが対象となっており, より専門的な知識が必要な問題となります このように,SAT の特徴としては, 国語 のテストとして一括で実施するのではなく, 領域, 必要な能力によって区別してテストを行なっているという点が挙げられるのではないかと思います 4.2 PISA 次に,PISA を取り上げてみます PISA の大きな特徴は, 読解力の測定を 読解プロセス と 問題フォーマット の 2 つの軸から構成している点にあります まず,PISA では読解プロセスを大きく 2 つに分けて捉えます ( スライド8) 1 つは, 図の左側になりますが, 中の情報を用いる力 です これはさらに, 中の情報の検索 と の解釈 に分けられます の解釈 については, 全体的な理解の構築 と 解釈 4

5 の構築 の 2 種類を想定しています この 中の情報を用いる力 の考え方は, 初めにお話した Kintsch らのモデルとの類似を見て取ることができるかもしれません 一方, もう 1 つの大きな概念としては, の外にある知識を用いる力 が考えられています これは, の内容に関する発展的思考や評価 そして の形式に関する発展的思考や評価 が含まれます つまり,PISA では, を理解するプロセスとして, 内容を理解し自分の知識と結びつける, という読解プロセスだけでなく, それをもとに考えたり, そののよさを評価したりするプロセスも含んでいるのです 次に, 問題フォーマットについて見てみましょう ( スライド9) 問題フォーマットは, 連続 と 非連続 の 2 つが想定されています 連続テキストはとして書かれたものを指しており, 物語文や説明文, 意見文などが挙げられます 一方,PISA が特徴的なのは, チャートやグラフ, 表, 地図といったものも非連続テキストとして位置づけているところです スライド 8 PISA の理解プロセス (1) 理解プロセス PISA の読解力 スライド 9 PISA の問題フォーマット PISA の読解力 (2) フォーマット : 連続 非連続 ICモデル (Kintsch) との類似性 テキストベースと状況モデル 以外の 読み も視野に入れる PISA の問題は, この理解プロセスと問題フォーマットの組み合わせによって構成されています ( スライド10) 連続のフォーマット ( ) の情報検索プロセスを測定するためには, 中の要点を述べる文を特定させ, 非連続 ( グラフなど ) の解釈プロセスを測定するためには,2 つの異なるグラフ間の関連を記述させるなどの課題構成になっています スライド 10 PISA の問題 PISA の読解力 理解プロセス フォーマットによる問題構成 項目 中の要点を述べる文を特定する 2 つのに共通する目的を考える 物語のエンディングがそのテーマや雰囲気に沿ったものであるか評価する 脚注を参考に, 樹形図中の情報を特定する 2 つの異なるグラフ間の関係を述べる 親近性の低い事象について, 知識と表の情報を用いて仮説を立てる 4.3 日本で標準的な読解テスト プロセス 情報検索 解釈 判断 評価 情報検索 解釈 判断 評価 フォーマット 非 ( グラフ ) 非 ( グラフ ) 非 ( 表 ) ここで, これらのテストとの比較を含めつつ, 日本の標準的な読解テストを考えて見ましょう 一般的な特徴として,4 点挙げることができます 第一に,1 つのテストの中に様々なジャンルに関する測定がなされ, その合計点を持って 読解力 とすることが多いことが特徴と言えるでしょう そのため, 背後に想定されているモデルや読解力の定義が不明確なものになっていると指摘できそうです 第二に, 基本的に測定されるのは 内容を正しく理解しているか という部分です Kintsch らの読解プロセスモデルで言うと, テキストベースに特化した問題構成になっていると言えます 第三の特徴は第二の点と重なる部分がありますが, 正解が必ず中にあることが基本となっています そこで, 問題に対する答えは 考えるもの というより 探すもの という特徴を持つことになります 最後に, これは, 日本の読解テストに限りませんが, 連続のフォーマットに限定されていることが挙げられるでしょう 5

6 教育測定 カリキュラム開発 ( ベネッセコーポレーション ) 講座 5 新しい読解力の測定へ向けて これまでに検討してきた内容をまとめてみましょう ( スライド11) まず, 読解力はそのプロセスから構成される理解表象の特徴から定義されます すなわち, の部分的な表象であるミクロ構造と全体的構造を示すマクロ構造, および, に書いてある内容であるテキストベースと読み手の知識や推論と統合された状況モデルと言う 2 つの軸から構成される理解表象の特徴が, 読解力 と考えられるのです また, そこに影響する読み手の能力やスキルが, もう一つの 読解力 の定義と言うことができます さらに,PISA で取り上げられているように, ここで構成された理解表象をもとにした解釈や評価, 判断といった活動も広義の 読解力 として位置づけることができます しかし, これですべての読解を捉えているというわけではありません さらに広い視点から考えると, こうした読解力は, 連続テキストの批判的読解という領域に限られたものであり, 文学の読解や非連続テキストの理解をも含めた 読解力 を考えることもできます こうした全体像の中で, 現在の日本の一般的なテストで測定されているのは, スライド11にグレーで示した, ごく一部分であるということができそうです スライド 11 読解力の定義と測定 解釈評価判断 読解力 の測定 批判的読解 連続テキストの理解 処理の流暢さ 語彙読解スキミクロ構造状況モデル 理解表象 マクロ構造テキストベース スキル 能力ル 知識力と, 説明文を理解する能力の関係をどのように考えるのか, ということです 同じテストで測定して 読解力 としてまとめてしまってよいのか, 考える必要があるのではないでしょうか 第二に, 書いてあることを正しく理解するだけでよいのか, それとも書いていない内容について推論したり, 判断したりすることを含めるのか, という点が重要になると考えられます 書いてある内容から情報を検索するだけにとどまらない, 解釈や発展的思考に関する読解力を対象としたテストを新たに考える必要があります 第三に, 読解スキルのような, 読解に影響する能力やスキルを考慮したテストを考えることもできるでしょう 現状では, 語彙や漢字の知識が測定されるくらいですが, たとえば, 小学校の低学年の子どもについては, どのくらいの流暢さで単語を処理することができるか, 読むスピードなどを測定することが指導に有効なテストとなるかもしれません また, どのくらい読解方略を身につけているかを測定することもできると思います 第四に, グラフ 表といった非連続テキストの理解を読解力として測定することを挙げられます これは, 紙ベースのものに限らず, 新しいメディアを含んださらに新しい読解力へと発展する可能性も含んだ読解力として位置づけることもできると考えられます こうした, これまでより広義での 読解力 は, 文部科学省が PISA 型読解力 として位置づけ, その育成を目指している力と共通している部分が大きいと言えます これまでの検討から, 読解力 と一言で言っているものの中身が非常に多様であり, 多様な測定がありうるということが分かります しかし, だからといって, 読解力を測定するテストを考えるに当たって, すべての点を考慮したテストを作成するべきだ, というわけではないと思います 重要なのは, そのテストがどのような 読解力 を測定しようとしているのか, その定義や背後のモデルを明確にした上で課題を構成していくというところなのではないでしょうか 新しい読解力テストの開発のためには, まず, 育成すべき読解力としてどのようなモデルを想定するのかを明確化し, それに沿った課題の作成が重要だということを再度強調して, 発表を終わりたいと思います これを念頭において, 新しい読解力テストを考えてみると, 以下の 4 点を考慮する必要があるのではないかと思います 第一に, のジャンルや領域別のモデルや測定を考えることが挙げられます 古典や文学作品を理解する能 6

7 引用 参考文献秋田喜代美 久野雅樹 大村彰道 (2001) 理解の心理学, 北大路書房 Anderson, J.C. (2000) Assessing Reading: Cambridge Language Assessment. Cambridge Univ Pr. Baker,L. & Brown, A.L. (1985) Metacognitive skills and reading. In P.D. Pearson (ed.) A handbook of reading research. NY, Longman. Cain, K., Oakhill, J., & Bryant, P. (2004). Children s reading comprehension ability: Concurrent prediction by working memory, verbal ability, and component skills. Journal of Educational Psychology, 96, Daneman, M. & Carpenter,P.A. (1980) Individual differences in working memory and reading. Journal of Memory and Language, 19, Ehri, L. C., & Wilce, L. S. (1983). Development of word identification speed in skilled and less skilled beginning readers. Journal of Educational Psychology, 75, Fredericson, J.R. (1981 ) Sources of process interactions in reading. In A.M. Lesgold & C.A. Perfetti (eds.) Interactive process in reading. Hilledale, NJ:Lawrence Erlbaum Assoc. 犬塚美輪 (2002) 説明文における読解方略の構造, 教育心理学研究,50, Kintsch, W. (1998) Comprehension: A paradigm for Cognition, Cambridge Univ. Pr. Kintsch,W. & van Dijk, T.A. (1978) Toward a model of text comprehension and production. Psychological Review,85, 文部科学省読解力向上に関する指導資料 siryo/ htm 高橋登 (1996) 学童期の子どもの読み能力の規定要因についてー componential approach による分析的研究ー心理学研究,67, Perfetti,C.A. (1985) Reading Ability. NY, Oxford Univ,Pr. Pressley, M., & Afflerbach,P (1995) Verbal Protocols of Reading: The Nature of Constructively Responsive Reading,Lawrence Erlbaum Assoc. Stanovich,K.E. (2000)Progress in Understanding Reading, Guilford Pr. The PISA Assessment Framework, Chap 2. Reading Literacy, pp The PISA 2003 Results, Chap6. A Profile of Student Performance in Reading and Science,pp Thorndike, R. L. (1973). Reading comprehension in fifteen countries. New York: Wiley. 7

2005年度 研究活動報告書(2) p

2005年度 研究活動報告書(2) p 第 14 回 読 解 力 の 測 定 :プロセスとスキル 第 14 回 研 究 会 読 解 力 の 測 定 :プロセスとスキル 犬 塚 美 輪 ( 日 本 学 術 振 興 会 埼 玉 工 業 大 学 ) 2006 年 2 月 16 日 於 : 東 京 大 学 赤 門 総 合 研 究 棟 A208 講 義 室 講 演 ではまず, 教 育 心 理 学 的 背 景 に 裏 づけされた 読 解 力 の 捉

More information

平成21年度

平成21年度 修士論文要旨 読みの過程における読解方略の研究 1 研究の成果 新潟大学大学院教育学研究科 長谷川聡実 本研究では 中学校国語科 読むこと の教育の現状と課題をふまえて 研究テーマを次のように設定した < 研究テーマ> 読みの過程における読解方略の研究 中学校国語科 読むこと の教育において 読む ということをどう捉え どう指導 していくか ということを再考するために 方略先行研究を手がかりに研究を進めた

More information

15 1970 Bransford, Barclay, & Franks, 1972; Mani & Johnson-Laird, 1982 3 Kintsch, Welsch, Schmalhofer, & Zimny, 1990 16 Kintsch, 1988; Kintsch, 1998; van Dijk & Kintsch, 1983 3 3 Glenberg, Meyer, and Lindem

More information

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください 課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください 課題研究の進め方 Ⅰ 課題研究の進め方 1 課題研究 のねらい日頃の教育実践を通して研究すべき課題を設定し, その究明を図ることにより, 教員としての資質の向上を図る

More information

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

(Microsoft Word - \207U\202P.doc) ( 科目別結果別結果の経年変化 平均通過率 通過率 % 以上の生徒の割合 通過率 % 以上の生徒の割合 国語数学外国語 A 問題 B 問題 A 問題 B 問題 A 問題 B 問題国語国語数学数学 Ⅰ 数学数学 Ⅰ OCⅠ 英語 Ⅰ OCⅠ 英語 Ⅰ 総合総合基礎基礎 H3 7.3 73. 35. 9..1. 5.1 9.7.5 7. H 73. 7. 3. 71. 57. 73.. 9.9 5.5

More information

Exploring the Art of Vocabulary Learning Strategies: A Closer Look at Japanese EFL University Students A Dissertation Submitted t

Exploring the Art of Vocabulary Learning Strategies: A Closer Look at Japanese EFL University Students A Dissertation Submitted t Exploring the Art of Vocabulary Learning Strategies: A Closer Look at Japanese EFL University Students MIZUMOTO, Atsushi Graduate School of Foreign Language Education and Research, Kansai University, Osaka,

More information

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料 平成 23 年度全国学力 学習状況調査問題を活用した結果の分析 1 調査結果の概要 (1) 全体的な傾向 伊達市教育委員会 市内の小 中学校においては 全体として以下のような特徴がみられた 平成 23 年度全国学力 学習状況調査問題を活用した北海道における学力等調査は 札 幌市を除く178 市町村 及び特別支援学校小学部 特別支援学校中学部 中等教育学校 が実施をした 実施した学校数と児童生徒数については

More information

PISA 型読解力と国語科の融合 -PISA 型読解力とワークシート- ( ア ) 情報を取り出す PISA 型読解力ア情報の取り出しイ解釈ウ熟考 評価エ論述 情報を取り出す力 とは 文章の中から無目的あるいは雑多に取り出すことではない 目的つまりこの場合は学習課題に沿って 自己の判断を加えながらよ

PISA 型読解力と国語科の融合 -PISA 型読解力とワークシート- ( ア ) 情報を取り出す PISA 型読解力ア情報の取り出しイ解釈ウ熟考 評価エ論述 情報を取り出す力 とは 文章の中から無目的あるいは雑多に取り出すことではない 目的つまりこの場合は学習課題に沿って 自己の判断を加えながらよ PISA 型読解力と国語科の融合 -PISA 型読解力とワークシート- ( ア ) 情報を取り出す PISA 型読解力ア情報の取り出しイ解釈ウ熟考 評価エ論述 情報を取り出す力 とは 文章の中から無目的あるいは雑多に取り出すことではない 目的つまりこの場合は学習課題に沿って 自己の判断を加えながらよりよい情報を取り出すのである 次に PISA 型読解力と国語科学習の融合について説明させていただきます

More information

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の 平成 25 年度全国学力 学習状況調査 札幌市の調査結果の概要 平成 25 年 10 月 札幌市教育委員会 調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てることを目的としている

More information

24 京都教育大学教育実践研究紀要 第17号 内容 発達段階に応じてどのように充実を図るかが重要であるとされ CAN-DOの形で指標形式が示されてい る そこでは ヨーロッパ言語共通参照枠 CEFR の日本版であるCEFR-Jを参考に 系統だった指導と学習 評価 筆記テストのみならず スピーチ イン

24 京都教育大学教育実践研究紀要 第17号 内容 発達段階に応じてどのように充実を図るかが重要であるとされ CAN-DOの形で指標形式が示されてい る そこでは ヨーロッパ言語共通参照枠 CEFR の日本版であるCEFR-Jを参考に 系統だった指導と学習 評価 筆記テストのみならず スピーチ イン 京都教育大学教育実践研究紀要 第17号 2017 23 小学校英語における児童の方略的能力育成を目指した指導 泉 惠美子 京都教育大学 Developing students strategic competence in elementary school English classes Emiko IZUMI 2016年11月30日受理 抄録 小学校外国語活動においては 体験的な活動を通してコミュニケーション能力の素地を育成すること

More information

教職研究科紀要_第9号_06実践報告_田中先生ほか04.indd

教職研究科紀要_第9号_06実践報告_田中先生ほか04.indd 9 2017 3 89 実践報告 小学校国語科学習における物語創作の授業開発 単元 とべないほたる第 13 巻を創ろう! の 型を用いる指導技術の分析 田中博之 蛯谷みさ 1. 問題意識 PISA 2006 p10 OECD PISA 1 2005 20 8 2011 p. 20 20 2006 p. 20 2013 p. 33 2011 20132010 2012 90 9 2007 2008 5

More information

2016/4/27 応用言語学演習 Ⅱa 人文学類 4 年 R.M. 論文紹介 Plakans, L. (2009). The role of reading strategies in integrated L2 writing tasks. Journal of English for Acad

2016/4/27 応用言語学演習 Ⅱa 人文学類 4 年 R.M. 論文紹介 Plakans, L. (2009). The role of reading strategies in integrated L2 writing tasks. Journal of English for Acad 2016/4/27 応用言語学演習 Ⅱa 人文学類 4 年 R.M. 論文紹介 Plakans, L. (2009). The role of reading strategies in integrated L2 writing tasks. Journal of English for Academic Purposes, 8, 252 266. 概要 本研究では 統合型 reading-writing

More information

ICTを軸にした小中連携

ICTを軸にした小中連携 北海道教育大学附属函館小学校教育研究大会研究説明平成 29 年 7 月 27 日 主体的 対話的で深い学び を保障する授業の具現化 ~ 学びの文脈 に基づいた各教科等の単元のデザイン ~ 研究説明 1. 本校における アクティブ ラーニング (AL) について 2. 本校の研究と小学校学習指導要領のつながり 3. 授業づくりに必要な視点 AL 手段 手法授業改善の視点 本校の研究 PDCA サイクル

More information

(様式)    平成17・18年度 大学院派遣研修 研修報告(概要)

(様式)    平成17・18年度 大学院派遣研修 研修報告(概要) 平成 22 23 年度大学院派遣研修研修報告 ( 概要 ) 金沢大学大学院教育学研究科教育実践高度化専攻 石川県立小松高等学校教諭長田幸代 研究主題 Beyond Wayaku the Top-down Approach to Reading Comprehension ~ 和訳 を超えた読解指導 : トップダウン式読解ストラテジーの試み ~ 要約 : これまで主流の教授法だった 和訳 だけでは 読解

More information

Microsoft Word - 佐々木和彦_A-050(校了)

Microsoft Word - 佐々木和彦_A-050(校了) 教育総研発 A-050 号 知識が活かされる英語の指導とは ~ 使い途 あっての知識 ~ 代々木ゼミナール英語講師 佐々木和彦 文法や構文など 英語の知識を生徒に与えると そのような知識を与える前よりも生徒の読解スピードが圧倒的に遅くなることがあります 特に 教えられた知識を使おうとする真面目な生徒にそのような傾向があります もちろん 今までいい加減に読んでいた英文を それまでは意識したことがなかったルールや知識を意識しながら読むのですから

More information

博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文

博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文 博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文 目次 はじめに第一章診断横断的なメタ認知モデルに関する研究動向 1. 診断横断的な観点から心理的症状のメカニズムを検討する重要性 2 2. 反復思考 (RNT) 研究の歴史的経緯 4 3. RNT の高まりを予測することが期待されるメタ認知モデル

More information

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相 年間授業計画 東京都立千早高等学校平成 29 年度教科国語科目国語総合年間授業計画 教科 : 国語科目 : 国語総合単位数 : 4 単位対象学年組 : HR11~HR16 ) 使用教科書 :( 精選国語総合 ( 東京書籍 ) ) 使用教材 :( 新版三訂カラー版新国語便覧 ( 第一学習社 ) しっかり書いて意味で覚える漢字トレーニング ( いいずな書店 ) 精選国語総合学習課題ノート ( 東京書籍

More information

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究 1 単元構想図 第 1 学年国語科学習指導案 平成 28 年 10 月 24 日 ( 月 ) 第 5 校時高知市立愛宕中学校 1 年 4 組生徒数 36 名指導者菊池園 単元名 シカの 落ち穂拾い フィールドノートの記録から ( 光村図書 国語 1 )( 全 6 時間 ) 第 1 次 1 時 学習の流れ 単元を貫く課題解決的な活動 図表を用いた記録の文章を書くこと を知り 学習の見通しをもつ あかしいせいとも

More information

( 続紙 1) 京都大学博士 ( 教育学 ) 氏名小山内秀和 論文題目 物語世界への没入体験 - 測定ツールの開発と読解における役割 - ( 論文内容の要旨 ) 本論文は, 読者が物語世界に没入する体験を明らかにする測定ツールを開発し, 読解における役割を実証的に解明した認知心理学的研究である 8

( 続紙 1) 京都大学博士 ( 教育学 ) 氏名小山内秀和 論文題目 物語世界への没入体験 - 測定ツールの開発と読解における役割 - ( 論文内容の要旨 ) 本論文は, 読者が物語世界に没入する体験を明らかにする測定ツールを開発し, 読解における役割を実証的に解明した認知心理学的研究である 8 Title 物語世界への没入体験 - 測定ツールの開発と読解における役割 -( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 小山内, 秀和 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date 2014-03-24 URL https://doi.org/10.14989/doctor.k18 Right 許諾条件により本文は 2015-03-01 に公開

More information

研究年報57集2号

研究年報57集2号 東北大学大学院教育学研究科研究年報第 57 集 第 2 号 (2009 年 ) 読解および作文スキルを向上させるピアレビューを 用いた共同推敲 深谷優子 本稿では 文章産出 ( 作文 ) と文章理解 ( 読解 ) の両プロセスを活用する教授技法 ( ピアレビューを用いた共同推敲 ) を提案する このピアレビューを用いた共同推敲は 近年の読解研究およびリテラシー研究の知見を踏まえた 読解力をとらえる新たな枠組の理論に沿ったものである

More information

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って 小学校 6 年生児童の保護者の皆様 平成 26 年 10 月 3 日 立明野小学校長岡部吉則 平成 26 年度学力 学習状況調査の調査結果について 秋冷の候 保護者の皆様におかれましては ますます御清栄のことと拝察申し上げます また 日頃からの教育活動に対しまして 御理解と御協力をいただき感謝申し上げます さて 本年 4 月 22 日 ( 火 ) に実施しました学力 学習状況調査の結果が本年 8 月末に北海道教育委員会から公表され

More information

日本語と英語の読解方略使用の比較

日本語と英語の読解方略使用の比較 第18回 研究助成 C. 調査部門 報告Ⅱ 英語教育関連の調査 アンケートの実施と分析 日本語と英語の読解方略使用の比較 北海道立札幌工業高等学校 教諭 松本 広幸 習熟度が低い第二言語 L2 の読解プロ 者の読解方略使用を比較した 結果として 両者の セスは第一言語 L1 の読解プロセスと 読解方略使用には類似したパターンが見られた 本 は異なると 先行研究で報告されている 本研究で 研究では これらの先行研究を踏まえ

More information

<4D F736F F D E937893FC8A778E8E8CB196E291E8>

<4D F736F F D E937893FC8A778E8E8CB196E291E8> 博士前期課程第 1 期入学試験問題 小論文 2017 年 1 月 21 日 ( 土 ) 実施 問題 A~L のうち 2 問を選択し 答えなさい 問題 A 現在の日本の学校教育で行われている教育活動の具体例を挙げ その成立背景 歴史的変遷を概観した上で 今日的な課題を論じなさい その際 各種の学校段階のいずれかを想定して論じること 問題 B 次期学習指導要領が目指す教育の方向性について 中央教育審議会の提言のキーワードを二つ以上挙げて論じなさい

More information

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨 第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨 コミュニケーションに 外国語で話したり書い 外国語を聞いたり読ん 外国語の学習を通し 関心をもち,

More information

1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては

1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては 1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては 社会性のある話題 題材が中心となり それに対して技能に応じた多様な形式で出題される これは 高等学校学習指導要領に示されている

More information

2、協同的探究学習について

2、協同的探究学習について わかる学力 を高める 協同的探究学習の手引き 2 自力解決 3 集団での検討 1 導入問題 限定された問題個別探究 1 発 表 4 展開問題 協同探究 ( 学級 ) 関連付け 個別探究 2 町田市教育委員会指導課 町田市学力向上推進委員会 (2014 年 3 月作成 ) 1 わかる学力 を高める 協同的探究学習 の手だて わかる学力 を育成するための 協同的探究学習 の基本的な流れを以下に示します

More information

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイ

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイ 平成 26 年度学力 学習状況調査 の調査結果の概要 平成 26 年 1 月 教育委員会 調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立することを目的としている

More information

untitled

untitled 国語科 3 年生説明文 メディア社会を生きる 1 単元 題材の目標 2 生徒について 文章の論理の展開の仕方 根拠の提示の仕方や内容について分析し 自らの体験や経験 周囲の多様な価値観と対比させながら 批判的に読む能力を身に付けさせる 義務教育の最終学年であることから 実際の社会生活で活用できる国語力が身に付いていることが望まれる時期である しかし 過程を読み飛ばして結論のみに着目したり 書かれていることを無批判に受け入れたりする傾向も見て取れる

More information

「標準的な研修プログラム《

「標準的な研修プログラム《 初等中等教育向け GIS 研修プログラム (3) オリエンテーション ティーチングノート 初等中等教育における GIS 活用の意義と位置付けの紹介 (1) オリエンテーション ティーチングノート 1) 研修テーマ 初等中等教育における GIS 活用の意義と位置付けの紹介 2) 研修目標 GIS の特性と学習活動での活用の意義について理解する あわせて 社会変化を踏まえた学習指導要領上の GIS の位置付けの変化を学び

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 総務省 ICTスキル総合習得教材 概要版 eラーニング用 [ コース1] データ収集 1-5:API によるデータ収集と利活用 [ コース1] データ収集 [ コース2] データ蓄積 [ コース3] データ分析 [ コース4] データ利活用 1 2 3 4 5 座学本講座の学習内容 (1-5:API によるデータ収集と利活用 ) 講座概要 API の意味とイメージを 主に利用しているファイル形式と合わせて紹介します

More information

<4D F736F F D AA90CD E7792E88D5A82CC8FF38BB5816A819A819B2E646F63>

<4D F736F F D AA90CD E7792E88D5A82CC8FF38BB5816A819A819B2E646F63> 8 分析 6 中学校学力向上対策事業研究指定校の状況 中学校学力向上対策事業は, 複数の中学校が連携するなどして学習指導の内容及び方法に係る実践的な研究を進め, その成果を検証 普及することにより, 本県中学生の学力向上を図ることを目的としたものであり, 平成 21 年度から展開し, 今年度が最終年度である タイプ Ⅰ: 学力向上研究推進地域 ( 学校横断型 ) タイプ Ⅱ:

More information

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識 平成 29 年度 全国学力 学習状況調査 (29.4.18 実施 ) 結果と考察 青森市立大野小学校 第 6 学年 平成 30 年 1 月 平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国

More information

JILPT Discussion Paper 05-013 2005 7 - 2-3 3 3 4 4 5 5 5 6 7 8 9 9 10 10 10 10 10 12 12 14 15 20 - 3 - Schaie, 1980-4 - - 5-11 33 44 19 22 7 (1994) 20 30 2 3 4 5 5 20 (2002) DELL Dimemsin4500C CRT 1 1

More information

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出 平成 25 26 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出したままで終わったり感想を順に述べるに留まったりする状況でした そこで 今回 授業研究会を実施するに当たり

More information

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値 平成 30 年度 大分県学力定着状況調査 全国学力 学習状況調査 別府市の結果 別府市教育委員会 1 調査結果公表の目的平成 30 年度 大分県学力定着状況調査 及び 全国学力 学習状況調査 の調査結果 及び別府市全体の課題と課題解決の方策を公表することにより 別府市児童生徒の学力向上に向けて 学校 家庭 地域がそれぞれの果たすべき役割を認識し 一体となって取組を推進する機運を高めることを目的としています

More information

国語科学習指導案

国語科学習指導案 高等学校国語科学習指導案単元名 : 論理性の評価 指導者 : 広島県立高陽東高等学校 横田智佳 1 日時 : 平成 25 年 7 月 10 日 ~ 平成 25 年 7 月 18 日 2 対象 : 2 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 27 名計 40 名 ) 3 組 ( 男子 13 名 女子 26 名計 39 名 ) 3 科目 : 現代文 4 単元名 : 論理性の評価教材 : 未成熟 が人間を作った

More information

Microsoft Word - 09(平田 昌子_7) .doc

Microsoft Word - 09(平田 昌子_7) .doc 氏 名 平田 昌子 ( ヒラタ マサコ ) 本 籍 東京都 学位の種類 博士 ( 学術 ) 学位の番号 博士 第 007 号 学位授与の日付 2013 年 9 月 4 日 学位授与の要件 学位規則第 4 条第 2 項該当 学位論文題目 対話を通して学ぶ 読みの力 - 教室内外を結ぶ 段階的支援に関する総合的研究 - 論文審査委員 ( 主査 ) 桜美林大学教授 佐々木 倫 子 ( 副査 ) 桜美林大学教授

More information

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

平成29年度 小学校教育課程講習会  総合的な学習の時間 平成 30 年度 小学校教育課程講習会 P175~ 総合的な学習の時間 平成 30 年 7 月 30 日 西濃教育事務所 内容 P175~ 1. 改訂の趣旨について 2. 改訂の要点について 3. 主体的 対話的で深い学びの実現にむけて 内容 1. 改訂の趣旨について 2. 改訂の要点について 3. 主体的 対話的で深い学びの実現にむけて 〇 改訂の趣旨 各教科等の相互の関わりを意識し ながら 学校全体で育てたい資質

More information

論文題目 大学生のお金に対する信念が家計管理と社会参加に果たす役割 氏名 渡辺伸子 論文概要本論文では, お金に対する態度の中でも認知的な面での個人差を お金に対する信念 と呼び, お金に対する信念が家計管理および社会参加の領域でどのような役割を果たしているか明らかにすることを目指した つまり, お

論文題目 大学生のお金に対する信念が家計管理と社会参加に果たす役割 氏名 渡辺伸子 論文概要本論文では, お金に対する態度の中でも認知的な面での個人差を お金に対する信念 と呼び, お金に対する信念が家計管理および社会参加の領域でどのような役割を果たしているか明らかにすることを目指した つまり, お 論文題目 大学生のお金に対する信念が家計管理と社会参加に果たす役割 氏名 渡辺伸子 論文概要本論文では, お金に対する態度の中でも認知的な面での個人差を お金に対する信念 と呼び, お金に対する信念が家計管理および社会参加の領域でどのような役割を果たしているか明らかにすることを目指した つまり, お金に対する信念の構造の把握と関連領域の整理を試みた 第 Ⅰ 部の理論的検討は第 1 章から第 5 章までであった

More information

表紙.indd

表紙.indd 教育実践学研究 23,2018 1 Studies of Educational Psychology for Children (Adults) with Intellectual Disabilities * 鳥海順子 TORIUMI Junko 要約 : 本研究では, の動向を把握するために, 日本特殊教育学会における過去 25 年間の学会発表論文について分析を行った 具体的には, 日本特殊教育学会の1982

More information

H27 国語

H27 国語 平成 27 年度岡山県学力 学習状況調査 調査問題を活用した授業改善のポイント 岡山県教育庁義務教育課 国語 1 授業改善のポイント 目的や意図に応じ 効果的に書く力を身に付けさせる授業になっていますか? 改善のポイント 1 付けたい力を明確に 2 具体的な手立てを 3 系統性を踏まえた授業づくり ② 問題 3 総合的な学習の時間の リーフレット の作成において 編集会議 での話し合いの結果を受け

More information

~この方法で政策形成能力のレベルアップが図れます~

~この方法で政策形成能力のレベルアップが図れます~ コード B02(rev.03) ~ 柔軟な組織運営を目指す ~ 組織活性化の進め方 本コースは 組織活性化は組織成果を出していくための十分な条件である ことを前提として 組織の基本理解 原則を踏まえ 組織活性化のポイントについて理解を深めていくことを狙いとしています ケーススタディを通じて具体的な状況における組織活性化策を検討することで 柔軟な組織運営能力を高めていきます 2. 組織の基本理解 3.

More information

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す 平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:~11: 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関する調査の結果 知識 に関する問題 (A 問題 ) の結果 ( 県 ) 国語 算数はいずれも全国平均を上回っており,

More information

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx 教育課程研究集会資料 平成 23 年 8 月 学習評価の方向性 学習評価の意義や現在の学習評価の在り方が小 中学校を中心に定着 新学習指導要領における学習評価について 次代を担う児童 生徒に 生きる力 をはぐくむ理念を引き継ぐ 今回の学習評価の改善に係る 3 つの基本的な考え方 現在行われている学習評価の在り方を基本的に維持しつつ, その深化を図る 新しい学習指導要領における改善事項を反映 教育は,

More information

山梨大学教職大学院専攻長 堀哲夫教授提出資料

山梨大学教職大学院専攻長 堀哲夫教授提出資料 1 (1) (2) CST(core science teacher) 21 24 2 (1) (2) (3) 3 4 (1) PDCA Plan, Do, Check, Action OPPA One Page Portfolio Assessment (2) 5 OPPA (1) OPPA(One Page Portfolio Assessment : ) OPPA (2) OPPA 6 (1)

More information

<4D F736F F F696E74202D208ED089EF959F8E F958B5A8F70985F315F91E630338D E328C8E313393FA8D E >

<4D F736F F F696E74202D208ED089EF959F8E F958B5A8F70985F315F91E630338D E328C8E313393FA8D E > 第 2 章では ソーシャルワーク実践を方向づけるものとして ソーシャルワークの価値を学習しました ソーシャルワーク専門職は ソーシャルワークの価値を深く理解し ソーシャルワーク実践のなかにしっかりと位置づけ 具現化していかなければなりません 1 価値 は 人の判断や行動に影響を与えます ソーシャルワーカーの判断にも 価値 が大きく影響します ソーシャルワークとしてどのような援助の方向性をとるのか さまざまな制約の中で援助や社会資源の配分をどのような優先順位で行うか

More information

Microsoft Word - 博士論文概要.docx

Microsoft Word - 博士論文概要.docx [ 博士論文概要 ] 平成 25 年度 金多賢 筑波大学大学院人間総合科学研究科 感性認知脳科学専攻 1. 背景と目的映像メディアは, 情報伝達における効果的なメディアの一つでありながら, 容易に感情喚起が可能な媒体である. 誰でも簡単に映像を配信できるメディア社会への変化にともない, 見る人の状態が配慮されていない映像が氾濫することで見る人の不快な感情を生起させる問題が生じている. したがって,

More information

HからのつながりH J Hでは 欧米 という言葉が二回も出てきた Jではヨーロッパのことが書いてあったので Hにつながる 内開き 外開き 内開きのドアというのが 前の問題になっているから Hで欧米は内に開くと説明しているのに Jで内開きのドアのよさを説明 Hに続いて内開きのドアのよさを説明している

HからのつながりH J Hでは 欧米 という言葉が二回も出てきた Jではヨーロッパのことが書いてあったので Hにつながる 内開き 外開き 内開きのドアというのが 前の問題になっているから Hで欧米は内に開くと説明しているのに Jで内開きのドアのよさを説明 Hに続いて内開きのドアのよさを説明している 段落の最初の接続のことば1 だから それで そこで すると したがって ゆえに 順接 これがあったら 前を受けて順当な結果が次に来る だから 前を受けて順当な結果かどうかを確かめればよい 段落の最初の指示語資料 8 これ それ あれ などの指示語があったら 前で指している内容を 指示語のところに当てはめてみよう ( 代入法 ) あてはまるようならば (= 後ろに自然な形で続いていれば ) そのつながりでよい

More information

対して, 自分の考えを記述して回答する 設問 Q3 は ( あなた, あるいは他の誰かが ) 戯曲が読解できない のは, なぜだと考えますか? に対して, 自分の考えを記述して回答する 回生から4 回生の全学年のほとんどの学生が, 自分は戯曲読解に問題や課題があり, 戯曲読解に困難を感

対して, 自分の考えを記述して回答する 設問 Q3 は ( あなた, あるいは他の誰かが ) 戯曲が読解できない のは, なぜだと考えますか? に対して, 自分の考えを記述して回答する 回生から4 回生の全学年のほとんどの学生が, 自分は戯曲読解に問題や課題があり, 戯曲読解に困難を感 論文 大学生における戯曲読解に関する調査研究と提言 石本興司 川南恵 1. はじめに 現代の演劇創作では, 戯曲を読解する ことと 演じる ことは不可分の関係にある すなわち, 演じるためには戯曲形式の文章の読み解きができなければならない したがって, 俳優養成において戯曲が読解できるようになることは重要な目標のひとつであり, 大阪芸術大学舞台芸術学科演技演出コースにおいても, それを学習目標のひとつとしている

More information

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる 第 5 学年 国語科学習指導案 1 単元名 情報を集めて提案しよう教材 ゆるやかにつながるインターネット ( 光村図書 5 年 ) 2 単元目標 ( は重点目標) インターネットを通じた人と人とのつながりについて考えるために, 複数の本や文章を比べて 読み, 情報を多面的に収集しようとする ( 国語への関心 意欲 態度 ) 意見を述べた文章などに対する自分の考えをもつために, 事実と感想, 意見などとの関係を押

More information

KABC Ⅱ 検査報告書作成日 : 年月日 1 氏名 : 男 女検査年月日 : 年月日生年月日 : 年月日 ( 歳 ) 検査者 : 学校 学年 : 2 相談内容 ( 主訴 ) 3 検査結果 1) 全般的な知的水準 ( 認知総合尺度 ) および習得度の水準 ( 習得総合尺度 ) 2) 認知面および習得

KABC Ⅱ 検査報告書作成日 : 年月日 1 氏名 : 男 女検査年月日 : 年月日生年月日 : 年月日 ( 歳 ) 検査者 : 学校 学年 : 2 相談内容 ( 主訴 ) 3 検査結果 1) 全般的な知的水準 ( 認知総合尺度 ) および習得度の水準 ( 習得総合尺度 ) 2) 認知面および習得 日本版 KABC-II の取り扱いと検査結果報告についての 注意点 検査者の資格要件については 日本版 KABC-II マニュアル の KABC-II の検査者の要件 に記載されているように 専門性が必要です 認知心理学や教育心理学などの領域はもちろん 臨床家としての能力と規範が求められます それは KABC-II に限ったことではなく WISC-IV や DN-CAS など心理検査を取り扱うに際して共通することです

More information

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ 明和町小中学校における 平成 27 年度全国学力 学習状況調査結果分析および今後の取組 明和町教育委員会平成 27 年 9 月本年 4 月 21 日に 小学校第 6 学年及び中学校第 3 学年を対象に実施された 全国学力 学習状況調査 の結果概要について 明和町の児童生徒の学力の定着状況 学習状況 生活習慣等の分析結果や今後の取り組みについて 以下の通りまとめました なお 文部科学省が用いている調査結果を示す表記を

More information

フトを用いて 質問項目間の相関関係に着目し 分析することにした 2 研究目的 全国学力 学習状況調査結果の分析を通して 本県の児童生徒の国語及び算数 数学の学習 に対する関心 意欲の傾向を考察する 3 研究方法平成 25 年度全国学力 学習状況調査の児童生徒質問紙のうち 国語及び算数 数学の学習に対

フトを用いて 質問項目間の相関関係に着目し 分析することにした 2 研究目的 全国学力 学習状況調査結果の分析を通して 本県の児童生徒の国語及び算数 数学の学習 に対する関心 意欲の傾向を考察する 3 研究方法平成 25 年度全国学力 学習状況調査の児童生徒質問紙のうち 国語及び算数 数学の学習に対 学習に対する関心 意欲等についてのデータ分析 平成 25 年度全国学力 学習状況調査質問紙調査から 教科教育部 要旨平成 25 年度 全国学力 学習状況調査 の学習に対する関心 意欲等に関する質問項目に対する本県の児童生徒の回答状況について 統計処理ソフトを用いて 質問項目間の相関関係に着目し分析したところ 国語の学習に対する意識と算数 数学の学習に対する意識に校種間で違いがあることが分かった キーワード

More information

スーパー英語アカデミック版Ver.2

スーパー英語アカデミック版Ver.2 教材作成キット 教材作成キットは クラス管理者が授業の進捗に合わせた問題を学習させるために AE3 内の ライブラリ で提供されている教材群を利用して独自の 問題集 を作ったり 手持ちの中間 期末テストなどの教材データを登録してクラス管理者オリジナルの 問題集 を作成したりするための教材管理ツールです 以下にそれぞれの役割を説明しています 教材名 概要 1 AE 教材 AE 教材は AE3 内で用意された教材をピックアップし

More information

untitled

untitled *1 *2 Krashen The Affective Filter Hypothesis 1991-1- 1 *2 *3 *4 *2 Long The Interact Hypothesis 1983 2000 10 *3 2005 12 *4 simultaneous interpretation -2- 次に 協力校が作成した 英語Ⅱシラバスの一部を抜粋したものを記載する 1 学習目標 1 英語の4技能をバランスよく学習することにより英語の運用力を高め

More information

Kintsch, W. 1994 Text comprehension, memory, and learning. American Psychologist, 49, 294-303. Leon, J. A., & Penalba, G. E. 2002 Understanding causality and temporal sequences in scientific discourse.

More information

情報学研究 copy 50_最終 copy 7

情報学研究 copy 50_最終 copy 7 Blackboard TM EGAP Can-do List * 1 本稿で報告する事業は 平成 21 年度文部科学省 大学教育 学生支援推薦事業 テーマ A 大学教育推進プログラム の助成による事業の一部である ( 事業名 : 学士力育成に資する EGAP 英語教育の充実 取組担当者 : 岡田圭子経済学部経済学科教授 ) Blackboard Learn 導入と Can-do List の開発 運用は

More information

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード] 確かな学力の育成 ~ 学力 学習状況調査結果及び授業改善 ~ 第 2 回学力向上推進員研修会 ( 小学校部会 ) 平成 21 年 11 月 13 日 ( 金 ) 確かな学力の育成 ~ 学力 学習状況調査結果及び授業改善 ~ 1 学力調査結果 2 結果の分析と授業改善 設問別の特徴と授業改善のポイント 3 学習状況調査結果 1 学力調査結果 平成 21 年度学力 学習状況調査 知識 と 活用 における平均正答率

More information

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語 教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 聞くこと 学習指導要領ア事物に関する紹介や対話などを聞いて 情報や考えなどを理解したり 概要や要点をとらえたりする 都立工芸高校学力スタンダード 聞き取れない単語や未知の語句があっても 前後関係や文脈から意味を推測し 聞いた内容を把握することが出来る 事物に対する紹介や対話などまとまりのある内容を聞き取り おおまかなテーマ 概要を理解することができる

More information

H30全国HP

H30全国HP 平成 30 年度 (2018 年度 ) 学力 学習状況調査 市の学力調査の概要 1 調査の目的 義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図る 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する 2 本市における実施状況について 1 調査期日平成

More information

スライド 1

スライド 1 心理と言語 A 第 13 回 論文レビュー Gass, S., & Mackey, A. (2007). Input, interaction, and output in second language acquisition. Logo The theory and its constructs (1) モデル (models) - 何らかの現象の how を説明 記述する 理論 (theories)

More information

<4D F736F F D E7793B188C D915F88E48FE38BB E646F63>

<4D F736F F D E7793B188C D915F88E48FE38BB E646F63> 基にして小 三原市立久井中学校第 2 学年国語科学習指導案単元名 : いろいろな説明を書き分けよう書き分けよう 食の世界遺産食の世界遺産 小泉武夫 指導者 : 三原市立久井中学校井上靖子 1 日時 : 平成 2 6 年 1 2 月 16 日 ( 火 ) 第 2 校時 9:4 5~1 0:3 5 2 場所 : 2 年 A 組教室 3 学年 学級 : 第 2 学年 A 組 ( 男子 1 3 名女子 1

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 49 概要 50 は まとめ記事 などの長い文章の方が向いています 本文は 500 文字以上がおすすめです 画像を使って見やすいページを作成しましょう ブログ記事タイトル の特徴 SEO ブログ記事作成の流れ 写真 使い分け 長い文章に最適 ブログ記事タイトル記入 まとめ記事や閲覧者の役に立つ情報など リード文 を書く 目次 使用する機能 通常ブログ機能 アイキャッチ画像文字色変更 リンク追加 自由な画像追加

More information

< F2D838F815B834E B B>

< F2D838F815B834E B B> ワークシート ディベートは こうていがわひていがわ肯定側と否定側に分かれて行う 討論ゲーム です ディベートの様子をビデオで見てみましょう ディベートをすると 筋道を立てて考えることわかりやすく話すこと相手の話をしっかり聴くことよくメモを取ることなどの練習ができます ディベートの討論するテーマを 論題といいます -- これから, みなさんといっしょに ディベート学習 を通して 筋道立てて考える力 (

More information

H

H 平成 28 年度学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて

More information

【第一稿】論文執筆のためのワード活用術 (1).docx.docx

【第一稿】論文執筆のためのワード活用術  (1).docx.docx ワード活用マニュアル レポート 論文の作成に欠かせない Word の使い方を勉強しましょう ワードはみんなの味方です 使いこなせればレポート 論文の強い味方になってくれます 就職してからも必要とされるスキルなのでこの機会に基本的なところをおさえちゃいましょう 各セクションの最後に練習問題があるので HP に添付されているワークシート (http://www.tufs.ac.jp/common/library/lc/word_work.docx)

More information

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて 主体的 対話的で深い学び の 実現に向けて 國學院大學教授田村学 学習指導要領改訂の方向性 新しい時代に必要となる資質 能力の育成と 学習評価の充実 学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力 人間性の涵養 生きて働く知識 技能の習得 未知の状況にも対応できる思考力 判断力 表現力等の育成 何ができるようになるか よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創るという目標を共有し 社会と連携 協働しながら

More information

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc 国語科 ( 小学校第 5 学年 ) 表現の違いから書き手の意図を読み取る授業 本事例の言語活動のポイント 1 実際の新聞記事を活用して 見出し リード 本文などに着目させることで 新聞記事の構成を捉えさせる 2 同じ出来事を扱った2 社の新聞記事を読み比べることで それぞれの書き方の違いから書き手の意図 ( 読み手に伝えたいメッセージ ) を読み取らせる 単元名 新聞記事を読み比べて 書き手の意図を考えよう

More information

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

Taro-H29結果概要(5月25日最終) 平成 29 年度 沖縄県学力到達度調査の結果 沖縄県教育庁義務教育課 1 趣旨沖縄県学力到達度調査は 本県児童生徒一人一人の学力の定着状況を把握するとともに 各学校における授業改善の充実に資することを目的とする 2 実施期日 対象学年 教科 (1) 小学校 : 平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) (2) 中学校 : 平成 30 年 2 月 22 日 ( 木 ) 23 日 ( 金 ) 対象学年

More information

パラダイムシフトブック.indb

パラダイムシフトブック.indb 3. 記録管理プログラムの作成記録管理のプログラムとは 組織ごとの記録管理の方針からルール ( 管理規則 実施手順など ) 教育計画 監査基準まで すべてがセットになったものであり 組織における包括的な記録管理の仕組みである この項では ISO15489の考え方をベースに国際標準に基づいた記録管理プログラムとはどのようなものか示す 記録管理のプログラムを作成する場合 先に述べた基本的な記録管理の要求事項

More information

園田学園論文集 45号(よこ)☆/2.米谷

園田学園論文集 45号(よこ)☆/2.米谷 45 2011. 1 1 21 2001 1 2002 2 2008 2010 3 47 4 1 2 2005 2008 2009 2006 2010 5 2 1 3 1 2 1 4 5 6 2 7 2000 2005 8 10 2 3 3. 1 1 2 3 4 5 6 7 7 9 10 4 11 30 3. 2 12 13 Reading 3 2 14 15 16 17 50 18 Reading

More information

shippitsuyoko_

shippitsuyoko_ 日本語 / 日本語教育研究 執筆要項 1. 書式 原稿の本文は日本語とする 原稿は横書きとする 原稿は A4 用紙に 35 字 30 行の書式で執筆する 原稿のポイントは 10.5 ポイントとする 投稿論文は A 論文と B 論文の二種類とする 両者は分量が異なるだけで内容に区別はない 原稿の分量は 次のとおり 投稿時の分量超過は認めない A 論文 16 ページ以内 ( 投稿時 タイトルページ1ページと本文

More information

過去問セミナーTM

過去問セミナーTM ALTM 過去問題解説 May 22, 2017 JSTQB Technical Committee 委員長谷川聡 Agenda 試験問題の出題について K2 TM-4.4.1 欠陥マネジメント K3 TM-2.7.2 テストマネジメント K4 TM-2.3.3 テストマネジメント 勉強を進めていくにあたって 2 試験問題の出題について 学習の目的 (L.O) に従ってシラバスのそれぞれの課題を試験する

More information

<4D F736F F D20906C8AD489C88A778CA48B8689C881408BB38A77979D944F82C6906C8DDE88E790AC96DA95572E646F6378>

<4D F736F F D20906C8AD489C88A778CA48B8689C881408BB38A77979D944F82C6906C8DDE88E790AC96DA95572E646F6378> 人間科学研究科の教学理念 人材育成目的と 3 ポリシー 教学理念 人間科学研究科は 総合的な心理学をもとにして 人間それ自身の研究を拓き 対人援助 人間理解にかかわる関連分野の諸科学や多様に取り組まれている実践を包括する 広い意味での人間科学の創造をめざす 細分化している専門の深まりを 社会のなかの人間科学としての広がりのなかで自らの研究主題を構築しなおす研究力を養い 社会のなかに活きる心理学 人間科学の創造をとおして

More information

_第279回消費者委員会本会議_資料1-3

_第279回消費者委員会本会議_資料1-3 第 6 スマートフォンの Web ページを閲覧する際の一般消費者の表示の見方今回の調査では スマートフォンの表示に接する際の情報の拾い読みの特徴について検証するため 目立つ表示の箇所に視線が停留しやすい一方 それらの表示と同一画面にある目立たない表示の箇所には視線が停留しにくいか 注意を向けた表示から離れた箇所にある表示には視線が停留しにくいかを調べた また スクロールしながら表示に接する際 作業記憶が失われることがある点や

More information

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー 6 年 No.11 英語劇をしよう (1/7) 世界の様々な物語に興味をもつ 日本や世界のおとぎ話に出てくる語彙 表現 ( 既習のものが中心 ) あいさつをすアルファベットジングル A~Z までのアルファベットジングルをす (T2) ジングル絵カード ペンマンシップ いろいろな物語にふれよう Activity P.26 Let s Play テキストの紙面の絵を見て知っているものを答えさせ (T1)

More information

Microsoft Word - 209J4009.doc

Microsoft Word - 209J4009.doc 修士論文要旨 2011 年 1 月 キャリア アダプタビリティが大学生の就職活動に与える影響 指導種市康太郎准教授 心理学研究科臨床心理学専攻 209J4009 藤原智佳子 目次 Ⅰ. 問題の背景と所在 3 1. 若年労働者のキャリアに関する問題 3 2. 企業が求める人材 3 2-1. 高度成長期以降に望まれた人材像 3 2-2. 今日望まれている人材像 4 3. 若年労働者へのキャリア支援の変遷

More information

指導方法等の改善計画について

指導方法等の改善計画について 別紙 3( 参考様式 ):3 教科共通シート 指導方法等の改善計画について 算数 小学校 定着状況調査本年度通過率 ( 本校 %, 県 %) 設問ごとの平均通過率 ( 算数 ) グラフの貼り付け方 調査結果入力ファイルの 領域別平均通過率 設問ごとの平均通過率 で作成されるグラフをコピーして使用する ( 方法 : グラフを画面に表示し, PrintScreen] キーを使用して貼り付けると画面がそのままコピーされるので,

More information

4 学習の活動 単元 ( 配当時間 ) Lesson 1 ( 15 時間 ) 題材内容単元の目標主な学習内容単元の評価規準評価方法 Get Your Goal with English より多くの相手とコミュニケーションをとる 自己紹介活動を行う コミュニケーションを積極的にとろうとしている スピー

4 学習の活動 単元 ( 配当時間 ) Lesson 1 ( 15 時間 ) 題材内容単元の目標主な学習内容単元の評価規準評価方法 Get Your Goal with English より多くの相手とコミュニケーションをとる 自己紹介活動を行う コミュニケーションを積極的にとろうとしている スピー 学校番号 405 平成 30 年度外国語科 教科科目単位数指導学年教材名 副教材名 英語コミュニケーション英語 Ⅰ 3 第 1 学年 増進堂 NEW FLAGⅠ 1 担当者からのメッセージ ( 学習方法等 ) 1 本文 新出表現は繰り返し音読すること 音読することで英語の理解が深まり 記憶にも残りやすくなる 2 語彙力が読解力を高める鍵である 本文に出てくる新出語は取りこぼしのないようにその都度復習すること

More information

O-27567

O-27567 そこに そこがあるのか? 自明性 (Obviousness) における固有性 (Inherency) と 機能的クレーム (Functional Claiming) 最近の判決において 連邦巡回裁判所は 当事者系レビューにおける電気ケーブルの製造を対象とする特許について その無効を支持した この支持は 特許審判部 (Patent and Trial and Appeal Board (PTAB))

More information

早稲田大学大学院日本語教育研究科 修士論文概要書 論文題目 ネパール人日本語学習者による日本語のリズム生成 大熊伊宗 2018 年 3 月

早稲田大学大学院日本語教育研究科 修士論文概要書 論文題目 ネパール人日本語学習者による日本語のリズム生成 大熊伊宗 2018 年 3 月 早稲田大学大学院日本語教育研究科 修士論文概要書 論文題目 ネパール人日本語学習者による日本語のリズム生成 大熊伊宗 2018 年 3 月 本研究は ネパール人日本語学習者 ( 以下 NPLS) のリズム生成の特徴を明らかにし NPLS に対する発音学習支援 リズム習得研究に示唆を与えるものである 以下 本論文 の流れに沿って 概要を記述する 第一章序論 第一章では 本研究の問題意識 意義 目的 本論文の構成を記した

More information

03-猿田.ec7

03-猿田.ec7 特集 Ⅰ 思考力 表現力を育成する指導のあり方の探究 海外における思考力 判断力 表現力を育成する指導 TIMSS 理科論述式問題の分析を通して 猿田祐嗣 国立教育政策研究所教育課程研究センター総合研究官狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂狂 1. はじめに 2000 年に調査が開始されたOECD( 経済協力開発機構 ) の PISA(

More information

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 ( ( 豊後大野市教育委員会 ) 1 公表の目的豊後大野市教育委員会では 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果及び全体的な傾向並びに今後の改善方策を公表することにより 学校における教育活動への理解を深めていただくとともに 学校 家庭 地域の相互の連携及び協力を深め 一体となって豊後大野市の子どもたちを高めていこうとする機運を醸成します なお 本調査で測定できるのは 学力の特定の一部分であり 学校における教育活動や教育委員会の施策の改善に資するため

More information

Microsoft PowerPoint - 技能習得に関する指導のあり方

Microsoft PowerPoint - 技能習得に関する指導のあり方 効果的な技能習得指導の提案 目次 1. 記憶 1.1 記憶の過程 1.2 記憶の区分 1.3 長期記憶に必要なものは 2. 手続き的知識の習得過程 2.1 手続き的知識の習得過程 2.2 認識の段階 2.3 連合化の段階 2.4 自動化の段階 3. 効果的に技能習得をするために 3.1 教育現場への示唆 コンピュータ 入力 出力 HDD RAM 記憶 演算 入力 出力 2 人間 1.2 記憶の区分

More information

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」 6 学年 国語科学習指導案 1 単元名日本に伝わる美術絵画を鑑賞しよう教材 鳥獣戯画 を読む ( 光村図書 6 年 ) 2 単元目標 ( は重点目標) 絵画作品を鑑賞するために, 複数の文章を読み, 情報を多面的に収集しようとする ( 国語への関心 意欲 態度 ) 解説の文章などに対する自分の考えをもつために, 必要な内容を押さえて要旨をとらえて読むことができる ( 読む能力 ) 相手の考えと自分の考えとの共通点や相違点を踏まえて,

More information

nlp1-12.key

nlp1-12.key 自然言語処理論 I 12. テキスト処理 ( 文字列照合と検索 ) 情報検索 information retrieval (IR) 広義の情報検索 情報源からユーザの持つ問題 ( 情報要求 ) を解決できる情報を見つけ出すこと 狭義の情報検索 文書集合の中から ユーザの検索質問に適合する文書を見つけ出すこと 適合文書 : 検索質問の答えが書いてある文書 テキスト検索 (text retrieval)

More information

目次 1. フラッシュ型スライド教材を作ってみよう 2 2. 文字が順に消えていくスライド教材を作ってみよう 5 3. 文字が順に現れるスライド教材を作ってみよう 8 4. 音声とともに文字の色が変わるスライド教材を作ってみよう スライド教材を種類別にまとめてみよう 14 * 実践事例集

目次 1. フラッシュ型スライド教材を作ってみよう 2 2. 文字が順に消えていくスライド教材を作ってみよう 5 3. 文字が順に現れるスライド教材を作ってみよう 8 4. 音声とともに文字の色が変わるスライド教材を作ってみよう スライド教材を種類別にまとめてみよう 14 * 実践事例集 タスク型リーディング授業 による中 高等学校英語科の授業づくり 実践事例集 C 音読用 ICT 教材 作成ガイド 編 中学校外国語第 2 学年 高等学校外国語第 2 学年 プレゼンテーションソフトを使って 誰もが簡単に作成できる教材です 平成 27 年 (2015 年 )2 月滋賀県総合教育センター 目次 1. フラッシュ型スライド教材を作ってみよう 2 2. 文字が順に消えていくスライド教材を作ってみよう

More information

T_BJPG_ _Chapter3

T_BJPG_ _Chapter3 第 3 章 研究方法 3.1 研究のデザイン本研究では 処理されたデータが数字ではない その上 本研究に処理されることは言葉や物事の実際の状況である そのために使用される研究方法は定性的記述法 (Qualitative Descriptive) である (Sudaryanto, 1992: 62). 記述する方法では研究者がデータ分類によって データに関する特徴を挙げられる それに そのデータの性質的及びほかのデータとの関係に関することを判断する

More information

PPTVIEW

PPTVIEW アクションリサーチ実習 Ⅰ 英語リーディングにリーディングにおいておいて 概要や要点要点を把握把握するする力を付ける指導に関するする研究 1 1 テーマ設定の背景 2 仮説の設定 3 授業実践 4 結果と仮説の検証 5 成果と課題参考文献 2 高等学校学習指導要領外国語編 言語活動 : 英語を読んで 情報や書き手の意向などを理解したり 概要や要点をとらえたりする 概要 話のあらすじなど おおよその内容や

More information

今年度は 創立 125 周年 です 平成 29 年度 12 月号杉並区立杉並第三小学校 杉並区高円寺南 TEL FAX 杉三小の子

今年度は 創立 125 周年 です   平成 29 年度 12 月号杉並区立杉並第三小学校 杉並区高円寺南 TEL FAX 杉三小の子 今年度は 創立 125 周年 です http://www.suginami-school.ed.jp/sugi3sho 平成 29 年度 12 月号立杉並第三小学校 166-3 高円寺南 1-15-13 TEL 3-3314-1564 FAX 3-3314-1449 杉三小の子供たち 2 学力 学習状況等の調査結果 より 校長 織茂直樹 今年度も 学力 学習状況等の調査を 1 学期に 3 種類 (

More information

file:///D:/Dreamweaber/学状Web/H24_WebReport/sho_san/index.htm

file:///D:/Dreamweaber/学状Web/H24_WebReport/sho_san/index.htm 平成 24 年度小 中学校学習状況調査及び全国学力 学習状況調査を活用した調査 Web 報告書 Web 報告書もくじ >Ⅲ 各教科の調査結果の分析 > 小学校算数 Ⅲ 各教科の調査結果の分析 中学 1 年生の調査については 小学 6 年生の学習内容としているため 小学校の項で分析している 小学校算数 知識 技能を身に付け 筋道を立てて考え 表現する能力を育てる授業づくり 数量や図形についての技能 数量や図形についての知識

More information

The predictive power of working memory task for reading comprehension: An investigation using reading span test Masanao Morishita, Hirohito Kondo, Kayo Ashida, Yuki Otsuka, and Naoyuki Osaka (Kyoto University)

More information

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国 新潟市立関屋小学校 学校だより 特別号 平成 29 年 10 月 5 日教育目標 自らきたえる 重点目標 : 成長が実感できる学校生活を創る 地域と共に歩む学校の中で - 4 月 18 日に, 全国の小学校 6 年生を対象に調査が行われました 内容は, 国語, 算数の 主に知識(A 問題 ), 主として活用(B 問題 ) の学力調査と, 生活環境や学習環境 に関する学習状況調査です その結果がでましたので,

More information

夏休み集中講座 とは? International English Language Testing System (IELTS: アイエルツ ) は 海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある方に最適なテストです イギリス オーストラリア カナダ ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認

夏休み集中講座 とは? International English Language Testing System (IELTS: アイエルツ ) は 海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある方に最適なテストです イギリス オーストラリア カナダ ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認 夏休み集中講座 とは? International English Language Testing System (IELTS: アイエルツ ) は 海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある方に最適なテストです イギリス オーストラリア カナダ ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており アメリカでも入学審査の際に採用する教育機関が 3,000 を超え 英語力証明のグローバルスタンダードテストとして世界中で受験者が増え続けています

More information

<4D F736F F F696E74202D D9192B28DB890E096BE89EF81698FAC8D91947A957A A>

<4D F736F F F696E74202D D9192B28DB890E096BE89EF81698FAC8D91947A957A A> 全国学力 学習状況調査の調査結果の活用による指導改善に向けた説明会 小学校国語 平成 24 年 9 月 26 日 ( 水 ) 学力調査官 教育課程調査官樺山敏郎 全国学力 学習状況調査の目的 * 義務教育の機会均等とその水準の維持 向上の観点から, 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し, 教育施策の成果と課題を検証し, その改善を図る * そのような取組を通じて, 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する

More information

Microsoft Word - Word1.doc

Microsoft Word - Word1.doc Word 2007 について ( その 1) 新しくなった Word 2007 の操作法について 従来の Word との相違点を教科書に沿って説明する ただし 私自身 まだ Word 2007 を使い込んではおらず 間違いなどもあるかも知れない そうした点についてはご指摘いただければ幸いである なお 以下において [ ] で囲った部分は教科書のページを意味する Word の起動 [p.47] Word

More information

第 2 章 知 徳 体 のバランスのとれた基礎 基本の徹底 基礎 基本 の定着 教育基本法 学校教育法の改正により, 教育の目標 義務教育の目標が定められるとともに, 学力の重要な三つの要素が規定された 本県では, 基礎 基本 定着状況調査や高等学校学力調査を実施することにより, 児童生徒の学力や学

第 2 章 知 徳 体 のバランスのとれた基礎 基本の徹底 基礎 基本 の定着 教育基本法 学校教育法の改正により, 教育の目標 義務教育の目標が定められるとともに, 学力の重要な三つの要素が規定された 本県では, 基礎 基本 定着状況調査や高等学校学力調査を実施することにより, 児童生徒の学力や学 第 2 章 知 徳 体 のバランスのとれた基礎 基本の徹底 基礎 基本 の定着 教育基本法 学校教育法の改正により, 教育の目標 義務教育の目標が定められるとともに, 学力の重要な三つの要素が規定された 本県では, 基礎 基本 定着状況調査や高等学校学力調査を実施することにより, 児童生徒の学力や学習状況を把握し, 教育施策に生かしてきた 各学校では, これらの調査を活用し, 自校の児童生徒一人一人の状況を把握し,

More information

10SS

10SS 方 方 方 方 大 方 立立 方 文 方 文 田 大 方 用 方 角 方 方 方 方 方 1 方 2 方 3 4 5 6 方 7 方 8 9 大 10 自 大 11 12 大 13 14 自 己 15 方 16 大 方 17 立立 18 方 方 19 20 21 自 22 用 23 用 24 自 大 25 文 方 26 27 28 文 29 田 大 30 文 31 方 32 用 方 文 用 用 33

More information

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校 平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校 1,048 校 40,277 人 9 校 295 人 中学校 608 校 41,236 人 4 校 252

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation 査読の観点と 査読コメント対応のノウハウ 2015 年 9 月 1 日 岡山大学笠井俊信 ( 学会誌編集委員会幹事 ) 1 概要 査読の目的査読の過程査読の観点査読コメント対応のノウハウ査読者の方へ 全国大会, 研究会の活用 2 査読の目的 論文を落とすことではない 論文を改善すること 教育システム情報学分野において, 学会の目指すレベルの論文であることの認定 そのようなレベルに到達するために, 学会として著者と協調し,

More information