序章年少者日本語教育支援者は子どもたちとどう向き合うか近年 モノや情報が国や地域を越えて行き交い 国際化が身近に感じられるようになってきた それに伴い 国や地域を越えた人の流れも益々激しくなってきている それは 自分が移動するしないにかかわらず 私たちが人の移動の流れの渦中にいることを意味していると

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1 早稲田大学大学院日本語教育研究科 修士論文概要書 論文題目 日本語を学ぶ子どもに対する支援者の理解はどのように形成されるのか - 支援者の主観的判断である とり の動態性に着目して- 石田芳美 2015 年 9 月 1

2 序章年少者日本語教育支援者は子どもたちとどう向き合うか近年 モノや情報が国や地域を越えて行き交い 国際化が身近に感じられるようになってきた それに伴い 国や地域を越えた人の流れも益々激しくなってきている それは 自分が移動するしないにかかわらず 私たちが人の移動の流れの渦中にいることを意味しているといえよう 将来的にこのような状況が益々加速することを想定すると 人と人とがかかわり わかり合うということの本質を 大人と子どもが共に考えていくということは 移動する時代を生きる私たちの共通の課題とはいえないだろうか 人がことばを使う時 年齢 性別 国や地域の違いを問わず そこには一人ひとりの思いが存在する そしてそれは 一人ひとりの知識や経験 生き方などと深くつながっているため 個別性への視点抜きにことばの教育はありえないと筆者は考える そのためには 支援者の思いと子どもの思いが交差するような向き合い方を 支援の中で実現していくことがことばの教育には必要であると考える 第 1 章問題の所在平成 26 年 4 月 1 日より 日本語指導が必要な児童生徒への日本語教育が 特別の教育課程 として位置づけられるようになった その上で 多くの教育委員会は 日本語指導担当教員の配置等日本語指導の体制整備 を課題として挙げている しかし 子どもへの日本語支援が地域の NPO やボランティア 日本語教室に支えられてきた経緯を考えると 特別の教育課程 において日本語指導員をどのように配置し 活用していくのかという問題は 早急に解決できるものではない 実際の日本語支援の現場において 学校 行政 日本語支援団体 それぞれの立場における日本語教育支援に対する考え方のずれを課題として挙げている地域もある ( 園田他 2009) 一人ひとりの支援者が子どもとどう向き合い どう理解するか 当然支援者によって異なるだろう しかし その違いこそが 日本語支援のあり方を方向づける力になると筆者は考える 第 2 章先行研究人と人とがことばでつながる日本語教育実践の現場で 実践者は学習者とどのように向き合ってきたのであろうか 本章では まず留学生や成人に対する日本語教育実践の実践者が 実践の中で学習者とどのように向き合ってきたのかについて批判的にみていく そ 2

3 の中で 実践者が教育観や実践観にとどまらず 一人ひとりとことばでやりとりする瞬間に どのような思いや解釈が生まれ それをどう自己表現しながら他者と関係性を築いていったのか という視点の欠如を述べる 次に 日本語を学ぶ子どもを捉える視点がどのように語られてきたのかを概観しながら再考し その上で年少者日本語教育支援者が子どもとどのように向き合ってきたのかについてみていく 今まで年少者日本語教育支援者は 子どもとのかかわり方について 支援者から子どもへという一方的なかかわり方から 支援を通して相互のかかわりに変化した と語ることが多かった しかし かかわり方が一方的だと支援者が解釈している時期でも 子どもは止まることなくその子どもであり続けており その様子を支援者が一個の主体として尊重し 受け止めようとするならば それは相互のかかわりだといえないだろうか そう考えると 支援者が目の前の子どもの様子をつぶさに見て 気にとめ 支援者なりに意味づけ受け止める主観的な判断は 子どもを理解するために欠かせない 佐藤 (1995) は 教師と子どものやりとりにおける とり は 子どもがことばやしぐさとして出したものを見逃さずに受け止め 機を失わずそれに応える即興的な受信面であり 子どもの行動や発言に 理を与える ( ショーン 2007) 思考であるという この佐藤の理論を援用し 本研究では とり を以下のように設定し 論を進めていく とり : 子どものことばや 表情 態度に気づき気にとめ 自分なりに意味づけ受け止 める主観的な判断 そして支援者の子どもへの理解ともいえる とり に着目しながら分析し とり がどう 変容し 支援者である筆者にどのような視点や 成長をもたらしたのかについて明らかに する リサーチ クエスチョンは以下の 3 点を設定する 本研究におけるリサーチ クエスチョン RQ1 : 支援者である筆者の子どもへの とり は どのような観点でなされ どのような意味をもつのか RQ2 : 子どもへの とり は支援者にどのような視点をもたらすのか RQ3 : 子どもへの とり により 支援者である 私 はどう成長したのか 3

4 第 3 章本研究の概要と研究方法本研究は 筆者の在住地域の公立小学校で 2012 年 5 月 11 日から 2014 年 3 月 3 日にかけて行われた 女子児童 M への日本語支援を分析対象とする M への日本語支援は 計 50 回であるが 本研究においてエピソードとして取り上げる活動はそのうちの 36 回である 分析方法は 2 年間の実践を行い 最終的にすべてのデータが収集された時点で 筆者の M への主観的な判断である とり に着目して コ ディング ( 佐渡島 吉野 2008) を行った その上で 類似するコードに仕分け カテゴリー ( メリアム 2004) を構築した データの記述については 鯨岡 (2013) の 関与観察とエピソード記述 の方法を参考にする 本研究では 2 年間の M との実践プロセスにおいて M への思いや理解ともいえる 筆者の主観的判断である とり の実体を明らかにしていく そのため 支援者として筆者が行った M への支援や M や他の支援者 息子達とのやりとりそのもの またそこから生まれた思いをありのままに綴ったエピソードを記述することが有効であると考えた 第 4 章実践と分析結果 筆者は 2 年間の日本語教育実践の実践プロセスを以下の 5 つに分けた 実践期間 主な支援の流れ 2012 年 5 月 11 日 ~2012 年 7 月 13 日 筆者と M の 2 人での活動 2012 年 9 月 14 日 ~2012 年 11 月 30 日 M と K との交換日記開始 - 中断 2012 年 12 月 7 日 ~2013 年 7 月 26 日 M と K との活動再開 2013 年 10 月 21 日 ~2014 年 2 月 17 日 M と K で一つの活動を創り上げる 2014 年 2 月 24 日 ~2014 年 3 月 3 日 M が自分の活動をふり返る 縦断的に実践を追いながら 上記のような支援の大きな流れごと一つの節に分けた そして 筆者のその時どきの M への認識を一つの項にまとめて その中でどのような とり が行われているのかエピソードと共に記述していく そのエピソードは 筆者の M への認識に関連するエピソードではあるが その部分だけを抜粋するのではなく その日の他の とり や 他者経由での とり を含むこととする そうすることで 筆者のその時期の M への認識が M への とり の一つに過ぎないことや 様々な とり と共に M への認識や 支援のあり方が変容していく様子がわかるような構成で記述する 4

5 第 5 章考察本研究では JSL 女子児童 M との 2 年間のことばの支援を 支援者である筆者の M への とり に着目して分析を行い リサーチ クエスチョンに対する答えを以下のように導いた RQ1 : 支援者である筆者の子どもへの とり は どのような観点でなされ どのような意味をもつのか 1 活動に対する姿勢 2 他者とのかかわり 3ことばへの意識 4ことばそのもの 5M らしさ M の生き方 という 5 つの観点で とり が行われ とり は 支援者自身がもつ知識や経験 つながる社会 思いや価値観などに基づいて 多角的に子どもを理解することである RQ2 : 子どもへの とり は支援者にどのような視点をもたらすのか 1 支援者が子どもへの認識を調整する視点 支援者が 自分にとって都合のいい とり ばかりに着目せず 子どもへの様々な とり を自覚し バランスにも敏感であることで 子どもへの見方を広げたり 改めたりといった 子どもへの認識を調整する視点をもたらす 2 支援者が動態的に子どもとかかわる力を育む視点 支援者に子どもへの とり の実績ができ とり の質の違いや変化を意識することで 支援者自身が動態性に子どもとかかわる力を育む視点をもたらす 3 子どもと支援者とのオリジナルの活動をデザインする視点 支援者が他者とやりとりし 他者の視点を結びつけながら子どもへの とり を行うことで 支援のあり方を軌道修正し オリジナルの活動をデザインする視点をもたらす RQ3 : 子どもへの とり により 支援者である 私 はどう成長したのか 様々な社会とつながり 様々な経験をしながら生きている 私 を M へのことばの支援で解放し 生かすことができ 支援者自身も動態的でありながら 私らしい日本語支援 を創造したことが 支援者である 私 の成長である 5

6 支援者の とり は 子どものことばや 表情 態度に気づき気にとめ 自分なりに意味づけ受け止める主観的な判断である 子どもの何に気づき気にとめるかは 人それぞれ違う そして どのように意味づけるかも 人それぞれ違う つまり とり を行うことそのものが 立場や役割を越えて 一個人として子どもと向き合い理解するための原動力であり 支援者の動態性につながるものであると考える このことは 誰もがことばを使って 一人ひとりとつながりながら生きる表現主体であることを考えると 子どもへの日本語支援に限らず ことばの教育における実践者のあり方や意識に示唆を与えると考える 参考文献鯨岡峻編 (2013) なぜエピソード記述なのか- 接面 の心理学のために- 東京大学出版会佐藤学編 (1995) 開かれた授業を創り出す教師たち- 子ども 仲間 社会 そして自己との対話 教室という場所 pp 国土社園田博文 中村孝ニ 齋藤昭子 横山優子 (2009) JSL 児童生徒に対する日本語指導の現状と課題 - 散在地域 山形県のケース 山形大学紀要 第 14 巻第 4 号,pp 佐渡島沙織 吉野亜矢子編 (2013) これから研究を書くひとのためのガイドブック ひつじ書房ドナルド ショーン (2007) 専門家の知恵- 反省的実践家は行為しながら考える- ( 佐藤学 秋田喜代美訳 ) ゆみる出版 S B メリアム (2004) 質的研究法入門教育における調査法とケース スタディ ( 堀薫夫 久保真人 成島美弥訳 ) ミネルヴァ書房 6

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