114 理念 日本語教育 批判 価値 創造 挑戦広瀬和佳子 2 OPI,JSL,3 日本語能力試験 分類 続 第 2 章, 第 3 章,1960 年代 2000 年代 日本語教育学会誌 日本語教育 掲載 論文 内容分析 通, 日本語教育 評価研究 実践研究 歴史的変遷 明 教育評価 1980 年代

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1 , pp 出版 書評論文 理念 日本語教育 批判 価値 創造 挑戦 市嶋典子 日本語教育 評価 実践研究 対話的 : 価値 衝突 共有 出版,2014 * 広瀬和佳子 キーワード評価, 実践研究, 日本語教育, 対話, 評価 耳, 直観的, 感 人 多 場合, 評価 権威的 他者 序列化 同一視, 評価主体 自分自身 価値観 問 非常 思, 日々教育実践 携 教師 例外 学校 中心 教育現場 科学的 客観的 開発 普及, 権威者 主観的評価 退, 公平 公正 評価 確立, 数値化 絶対視, 評価対象 測 限定, 評価主体 教師, 決 外部基準 判定 行 受 身 存在 追 本書, 教育 評価 ( ) 本来 意味, 歪 評価観 結 現状 批判, 対話的 新 評価概念 実践 日本語教育 提起 本書 貫, 理念 言語教育 対 徹底 批判, 対抗軸 教育実践 模索 通, 価値 創造 評価 可能性 論 * 神田外語大学 (E :hirose-w@kanda.kuis.ac.jp) 1. 本書の構成 本書 前半, 日本語教育 評価研究 実践研究 文献調査 問題提起, 後半 乗 越 著者 行 教育実践 対象 実践研究 本書 構成 以下 第 1 章評価 何 第 2 章日本語教育 評価 問題第 3 章日本語教育 実践研究 評価 意味付 第 4 章実践研究 筆者 立 位置 研究方法第 5 章学習者 相互自己評価 第 6 章相互自己評価 対話的 第 7 章価値 衝突 共有 創出第 8 章総合考察 日本語教育 対話的 何 第 1 章, 本書 考察 評価概念 範囲,1 実態把握 的評価,2 目標到達性 把握 的評価,3 測定 的, 査定 的評価, 分析 枠組 示 日本語教育 分野 行 評価 言,1 評価, 自己評価, 相互自己評価, 113

2 114 理念 日本語教育 批判 価値 創造 挑戦広瀬和佳子 2 OPI,JSL,3 日本語能力試験 分類 続 第 2 章, 第 3 章,1960 年代 2000 年代 日本語教育学会誌 日本語教育 掲載 論文 内容分析 通, 日本語教育 評価研究 実践研究 歴史的変遷 明 教育評価 1980 年代 転換 迎, 測定 的, 査定 的評価 対 批判 実態把握 的評価 重視, 日本語教育 評価研究,3 測定 的, 査定 的評価 依然主流,2000 年以降 1 実態把握 的評価 2 目標到達性 把握 的評価 増 筆者 批判, 日本語教育 評価研究 多 測定 方法 論, 方法 前提, 何 評価 評価 目標, 教師 教育哲学 (p. 205) 語 点 評価, 教育目標, 日本語教育実践 行, 実現 評価 考,, 実践 文脈 中 考 実践研究 重要 実践研究 近年, 日本語教育 議論 著者 先行研究 踏 本書 実践研究, 自身 教育観 基 授業 示, 実際 授業 起 具体的 教室 検討 自己 実践 振 返, 次 実践 (p. 43) 定義, 著者 定義 満 実践研究 論文, 調査 日本語教育 掲載, 実践, 教育観, 教育実践 示, 評価, 次 実践 示唆 一体化 記述, 意義 考察 論考 2 本 著者 教育観 評価 乖離 消失, 日本語教育学全体 思想 欠如 (p. 216) 強 批判 第 4 章 第 7 章, 上記 問題意識 基, 著者 行 実践研究 記述, 相互自己評価 呼 授業活動, 学習者 評価 認識 明, 対象,M-GTA( 修正版 ) 質的 分析 考察 可視化 相互自己評価活動 問題 解決 対話的 概念 提示,, 研究方法 M-GTA 限界 乗 越 新 実践研究 示 第 7 章, 基 対話的 実践 具体的 教室 記述, 実践 意義 課題 著者 教育観 評価観 考察, 本書 前半 指摘, 評価 実践研究 問題 対, 解決 糸口 後半 実践研究 具体的 示 形 第 8 章, 総合考察 行 日本語教育 評価 実践研究,1 制度 規定 評価 実践 起点 評価,2 方法 実践研究 思想 実践研究,3 実践 内包 評価,4 生 営 実践研究 : 対象者 記述 当事者 共在者 記述, 四 観点 示, 具現化 評価 理論 方法, 新 実践構想力 指針 対話的 概念,1 価値 衝突 葛藤,2 対話的相関関係, 3 合意形成,4 価値観 創造 評価, 視座 提言 上記, 日本語教育 評価 実践研究 論 本書 成果, 大 3 点 第一, 先行研究 文献調査, 日本語教育 評価 概念 測定 概念 混同, 教育目標 評価 一体,, 教育観 評価 乖離 指摘 点 第二, 評価 実践 直 観点 実践研究 意義 明, 第三, 従来 評価観, 教育観, 言語能力観 問 直 対話的 概念 具体的 示 点 評者 著者 同, 日本語教育 現場 実践研究 行 著者 実践研究 考 方 近, 研究 教育観 関係, 評価観 言語能力観, 読後, 著者 意見 大 異

3 出版 115 印象 持, 本書 批判 教育観 評価 乖離, 評者 過去 行 研究 指摘, 本書 批判, 過去 自分,, 批判 対象 実践研究 続, 著者 評価 問題 正面 扱 現在 自分 向 受 本稿, 立場, 著者 提示 実践研究 対話的 意義 課題, 評者 実践研究観 基 考察 加 書評 代 思 2. 対話的アセスメント の意義 対話的, 価値 衝突 共有 含 対話 基, 目標 基準 関係的 創 出, 更新 続 (pp ) 定義 対話, 対話概念 基盤, 完全 一致 収束 目的, 対立 衝突 意味 共有 再構築 絶 行 重視 評価 使用, 評価 他者 関係 学 中, 対話概念 通底 動態的評価観 基 評価観, 学習 言語能力 対 従来 見方 激 対立 学 知識 情報 蓄積 見, 個人 内的 変化 重視 学習観 能力観, 近年, 個体能力主義 ( 石黒,1998), 個体還元主義 ( 春原,2009), 個人主義的能力観 ( 熊谷, 佐藤,2013) 呼, 批判 対象 見方 対置, 学習 社会文化的実践 参加, 能力 個人 属性, 周囲 関係性, 変化 重視 学習観 能力観 状況論 社会文化的, 社会構成主義 影響 受 見方 言 対話的, 動態的 関係的言語能力観 立, 意味 複数性 論争性, 的, 主体的学 不可分性 特徴付 (p. ⅶ) 述, 上 述 対立 構図 中 位置, 本書 批判, 対立 評価観 言語能力観, 対立 構図 見,, 日本語教育研究 教育観 不在 (p. 215) 点, 本書 他 論考 異 独自性 持, 第 8 章 日本語教育 評価 実践研究 主張 足 説得力 有 先 述, 日本語教育 評価研究, 実践研究, 科学的 客観的 評価 研究 方法 確立 関心 向, 何 評価 研究 教師 教育観 問 行 現状 本書 明 日本語教育 80 年代 言語構造 関 知識獲得重視 重視 教育観,90 年代 入 学習者主体 協働 自律 対話 参加 重視 教育観, 大 転換期 経, 変遷 個々 教師 受, 自身 実践 改善, 学会誌 日本語教育 読 異 教育観 出会, 対立 衝突 不可避, 見 状況, 言語能力 評価 自明 固定化, 言語教育 呼 転換, 実 表層的 教育技術 改善 示唆 日本語教育学全体 思想 欠如 (p. 216), 理念 日本語教育 痛烈 批判 本書 独創性 際立, 問題意識 基, 乗 越 提示 実践研究 対話的 視座 実践 場, 実践 参加 当事者 教師, 論文化 過程 透明化 不在化, 動態的 実践, 対象 記述 静態的 研究 二分化 指摘, 今後 実践研究 考 示唆 富, 対話的 目的, 対立 一方 収束 合意形成, 合意形成 含有 複数 価値 編成, 再編成 生成 (p. 230), 価値観 創造 評価 可能性 示 点, 特筆 成果

4 116 理念 日本語教育 批判 価値 創造 挑戦広瀬和佳子 3. 対立軸は何か 教育観不在 批判の課題, 本書独自 観点, 一方 課 題 先行研究 対 教育観不在 批判, 問題 所在 日本語教育研究 研究観 対立 替 恐 実践研究 議論 対立軸 示 必要, 重要 個々 実践者 教育目標, 実践, 評価, 一連 開示, 日本語教育実践 何, 自身 教育観 価値観 更新 続, 異 教育観 価値観 対立 衝突 記述 必要 考, 批判 対象 教育観 不在 対話的 対立軸 評価観 何 見 感 日本語教育 現場, 能力評価 基 教育 現存 以上, 客観的 日本語能力 測定 具体的 方法 実践 方 問 見解 著者 指摘 対, 日本語能力 全貌 確実 把握 不可能 (p. 31) 述, 実践 内部 外側 代替案 求, 枠組 無批判 受容 安易性 問題視 批判 評者, 言語能力 文脈 変化, 個々 要素 還元 全体 能力, 数値化 測定 言語能力 非常 限 部分的 考, 言語能力観 評価観 立 教育実践, 日本語教育 国語教育 他 外国語教育 位置 著者 立場 支持 見方 主流, 測定 的, 査定的 評価 絶対視 見方 諦 強化, 再生産 続 著者, 成績 制度 縛, 相互自己評価活動 自身 教室 実施不可能 考 他 教師 認識 言及, 制度 規定 評価 実践 起点 評価 転換 著者 主張, 制度 理由 実践 躊躇 教師 教育観 評価観 一様 著者自身, 相互自己評価 実践当初 迷 振 返, 実 評価 教師, 筆者 背後 潜 述 ( 武, 市嶋,, 中山, 古屋,2007), 評価 教師 迷, 対話 推敲 授業活動 中 実践者 重視 言語能力 育成, 教育目標 対 迷 一方, 成績 反映 相互自己評価 実施 他 教師 発言, 著者 実践 支 教育観 言語能力観 対立 教育的立場 反映 対立 可視化, 議論 俎上 載, 枠組 無批判 受容 安易性 容認 実践者間 共通認識 4. よりよい 評価 を考えるために 最後, 著者 課題 成績 評価 関係 述 上 述 教師 同様, 学習者 中, 活動 従来 成績 概念 抜 出 者 制度 成績 個々 学習者 教師双方 及 社会的影響力 考, 固定化 評価観 崩 人々 十分理解 進学 就職 必要 有利 理由 言語 学, 大規模 結果 将来 左右 現状, 日本語教育 限 国際社会 英語 影響力 絶大, 習得 必須 日本 現状, 受験英語 TOEIC,TOEFL 結果 要求 学習者 疑問 余地 言語能力 客観的 数値 測定可能, 序列化 付 当然 認識 強化 対話的 意義, 状況下 言語教育実践 携 学習者 教師 自身 無意識 評価観 価値観 気, 対立 複数 価値観 現行 評価制度 葛藤, 対話的 内省 評価観 更新 可能性 評者 考 現状 制度 抱 問題 矛盾, 新 価値観

5 出版 117 創造 源泉, 思考 制限 枠組, 可能性 閉 制約, 現状 矛盾 大, 対話的 価値 高 言, 現状改革 志向 意味 決 著者 本書 最後 次 述 筆者, 対話的 実践, 自身 実践 理念 再構築, 実践 改善 視座, 日本語教育 評価 理念 構築 評価 改善 視座 持 実践 生起 問題, 自身 実践 改善 教師 自己実現 実践 中 完結, 大 枠組 改編 礎, 位置 求 (pp ) 実践研究 実践 改善, 学習者 教師 変容 成長 促, 教室 取 巻 人々 当然視 言語観 言語能力観 修正 迫, 言語 使用 学習 発達 評者 考 評者 実践研究観, 自分自身 実践研究 実践者 自身 実践 意味 批判的 省察的 追究, 個々 実践研究 決 単一 完結 自己満足的 改善 終 本書 学習者 対話的, 互 引 込 合, 相互 意識, 共振関係 成立 (p. 230), 本書 実践研究, 他 実践者, 教育実践 共振関係 結, 合意形成 価値観 創造 評価 実現 今後 課題 文献石黒広昭 (1998). 心理学 実践 遠 個体能力主義 隆盛 破綻. 佐伯胖, 宮崎清孝, 佐藤学, 石黒広昭 心理学 教育実践 間 (pp ) 東京大学出版会. 熊谷由理, 佐藤慎司 (2013). 言語教育 能力 学校, 知識 関係. 佐藤慎司, 熊谷由理 ( 編 ) 異文化 能力 問 超文化 力 (pp ) 出版. 武一美, 市嶋典子,, 中山由佳, 古屋憲章 (2007). 活動型日本語教育 評価 方 考.WEB 版 日本語教育実践研究 報告 2007 年度日本語教育実践研究. nkg.or.jp/kenkyu/forumhoukoku/take.pdf 春原憲一郎 (2009). 社会文化的 何 社会的交渉 可能 公共的 試論. 鎌田修, 山内博之, 堤良一 ( 編 ) 日本語教育 (pp ) 書房. 評価, 学習者 教師 評価主体 教育評価 根本的 理念 教室 取 戻 本書 示 道筋, 他 実践者 共振 複数 可能性 開 評者 一人, 日本語教育実践 豊 評価 考

6 Literacies, 18, (2016). Kurosio Pub. Co., Ltd. Book Review Criticism of Japanese language education as lacking a philosophy and the challenge of creating value Noriko Ichishima. (2014). Evaluation and practical studies in Japanese language education: Dialogue assessment: A process of value conflict and sharing. Tokyo: Coco Publishing. HIROSE, Wakako* Keywords evaluation, practical studies, Japanese language education, dialogue, assessment * Kanda University of International Studies, Chiba, Japan address: hirose-w@kanda.kuis.ac.jp 118