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1 エスノグラフィー ふくしびとの 卵 とそれを孵す 親 たちのいる学校 :N 高等学校 2013 ( 五訂版 2014/06/16) 2013/05/31 10:30 15:30 N 高等学校 ( 普通科 福祉科 体育科の三科を有する高等学校 ) (2013/06/01 取得 ) M1(6 名 ) M2(2 名 ) 現職教員学生(3 名 ) 大学教員(2 名 ) 計 13 名による現職教員学生 (O.R. 主任教諭 ) の所属校訪問 校長講話 授業参観 施設設備見学等に関する資料 情報とフィールド ノーツ 記憶と記録をもとに作成する *** 普通科 福祉科 体育科 という3つの科を有する類い稀なる学校を訪問した 福祉科 を持つ都立高校は都内唯一である たった4 時間の滞在であったにもかかわらず 拡張 深化する記憶と記録が生まれたが ここでは 本日のエスノグラファーがもっとも時間と空間 人間 ( じんかん ) を過ごした 福祉科 の生徒たちとその授業参観を中心にしたミニ エスノグラフィーを書くことにする エスノグラファーのホリスティック教育 * の研究仲間に ふくしびと の研究を行っている友人がいる しかし それまでわたくしにとって未踏の領域だったため 学会や研究会における彼の研究発表やワークショップに参加しても距離を置いて 外側 からただ眺めていたに過ぎない そして ふくしびと をめぐって深く 思考 理解 納得 ** するチャンスに出会ってはいなかったと言っても過言ではない しかし 突然 未見の我 *** に出会う機会が訪れた 2013 年 5 月 31 日 N 高等学校 福祉科 (2-4,3-4) で学ぶ生徒の姿と教師の姿 ふくしびと の 卵 たちとそれらを孵す 親 たちとの出会いが 知と心と身体という3つのレベルにおいて ふくし を急速に身近な領域にさせてくれた ここでもまたもうひとつの 越境 する教育学への学びが拡張 深化していく この日の授業参観のなかでもっとも長く参観したのは 国語表現 Ⅰ(3-4) だった 1

2 この授業は 私達の生活をより豊かにするためにどのような電化製品が望ましいか ロボットを 含めた上であなたの考えを 600 字で書け という課題に向け 生徒たちと授業者との自由な対話が 主たる内容だったが その中で強く印象に残った生徒の言葉に出会った それは 課題文の中にあった ロボット という言葉に強く反応し 機械ではなく人と人とのコミュニケーションの方が大事だ と授業のなかで2 回も発する生徒がいたことだ 今時の高校生の中にこのような 直球型発言 を投げる生徒がいるのか と感心すると同時に 福祉科 での学びと意識ならではのことなのか と思えてきた 生活を豊かにするとはいったい何なのか 果たしてロボットは人の暮らしを豊かにするのか 福祉の世界におけるロボットは如何なる現状と課題があるのか 等 おそらく国語表現 Ⅰ の本時の目標を超えた 本質的で根源的な問い が創出された授業であったの ではないかと思う あのひとコマの授業での終始交わされた具体的なアイデアの応酬の陰に 深い 学びの本質が潜んでいたことに注目したい まさに 今後 教室の居合わせた生徒たちと教師の社会的関係性の中で構成されていった授業内容 と その過程の中で創成 生成されてきた本質的で根源的な問いを教師が掬い上げ いかに共有し ていくかが重要になってくるのではないか そして もう一つ明記しておきたいことがある エスノグラファーがこの国語表現 Ⅰを参観した時間は約 30 分である その中で 地震がきたとき浮き上がる住宅 避難できない障がい者が助かる 洗濯から乾燥で終わらず 物干までのすべて行ってくれる電化製品があるといい など 次々と出してくる生徒たちのアイデアのへの対応と小さな揺さぶりをかけている場面がほとんどだった しかし 授業があと 10 分くらいになったとき その授業者があるエピソードを語り始めた それは ある大学の先生がしゃべることのできないと人と会話できる機械の開発をしている と いう話だったが その話が始まったとき 教室の空気がものの見事に変っていくのを感じた 2

3 ああだ こうだ と ある意味狭い自分たちの経験知や自分知の中からアイデアを出し合い応酬し合っていた段階から 一気に課題の本質を理解し納得しいくという まさに有り難き場面に遭遇したのだ そして あの平池徳見校長の講話の中にあった 思考 理解 納得 という言葉が まさに腑に落ちた授業だったと言ってよい とかく教師の授業のしかたやちからに目がいきがちな昨今だが これまでに行われてきた授業と授 業以外の場で培われてきた生徒との関係性のなかで 単なるスキルやテクニックを超えた学びが引 き出されていく そんな瞬間だった 授業参観をする際に 教師が如何なる発問をし 生徒の発言を如何に扱い また 指示し導いていくのか それらに注目するだけではなく むしろ 限られた条件の授業の中で生徒たちが如何に相互行為としての対話を行い また その内面に思考 理解 納得をしていくのか 意味付け 価値づけていくことが先決ではないだろうか 普通科の生徒たちと体育科の生徒たちの学びの姿と それぞれの授業者の学習指導の場面も参観し た また 多忙の中 施設 設備を丁寧に説明する時間を設けてくれた先生方もいた それらすべ てにわたってエスノグラフィーを書くことができなかったことに一抹の後ろめたさを感じる この日 授業を見せてくださったすべての生徒たちとすべての先生方 そして ただでさえ忙しいところ突然の臨時会議を控えていたにもかかわらず 大挙しての学校訪問 授業参観 施設設備見学を受け入れてくださった平池校長 博田副校長 そして 所属校と大学院との架け橋となって身も心も暖まるもてなしをしてくれた現職教員学生 主任教諭 大元理絵に心より感謝し このミニ エスノグラフィー執筆の筆を置くことにする まさに 有り難き N 高校 ふくしびと の 卵 たちとそれを孵す 親 たちのいる学校を 見る 観る 診る そして 自他を看る一日が終わった **** 注 * ホリスティック教育 : あらゆるひと もの こととのつながりつりあい そして つつみこみつづく / つづけることによって 自己変革と社会変革への気づきをもたらす学びを引き出す教育のことである ホリスティック教育の理念 取得 ) 3

4 ** 思考 理解 納得 : 校長の講話より 校長は N 高等学校に着任して 最初にO.R 主任教諭の国語の授業を参観した その授業参観を通したとき 思考 理解 納得 という概念がひらめいたという 以後 自校の教職員への助言 指導のとき しばしば持ち出す概念である 素朴概念や生活概念による拡散的思考から 教師の教材研究 教材開発の結果としての珠玉の 学習財 を示すことで より高次の思考と理解へと深化させる しかも それで終わらせず 認知 レベルを超えた 情動 のレベルにまで働きかけるという営み 感覚運動 ( 身体性 ) レベルで 腑に落とす ことの有意味性 ( 納得 という概念の復権と発見) *** 未見の我 :N 高校の教育目標にある精神 ( 哲学 ) 詩人安積得也の言葉 連綿と続く学びの中で常に 未見の我 への気づきを引き起こす意味は大きい 学び続ける ふくしびと 学び続ける 教師 ともに共有したい哲学である 詩人 安積得也 ( ) の詩集 一人のために 善本社刊より ただ私は/ 私の隠れたる可能性を惜しむ / いざや / 長き旅に上らん / 未見の我の姿を求めて 詩集 - 一人のために- 安積 - 得也 /dp/ /ref=sr_1_1?ie=utf8&qid= &sr=8-1&keywords= 安積得也 (2013/06/01 取得 ) **** 見る 観る 診る は 4 限目に参観した 福祉科 の授業で授業者 ( 看護師 ) が板書し 語っていた みる の多様性 ここでは 気配り 他者の世話をする という意味での 看る にも触れた 解題 背景と展望 これは 一エスノグラファー ( 筆者 ) の書いたミニ エスノグラフィー ふくしびとの 卵 とそれを孵す 親 たちのいる学校 :N 高等学校 2013 である このミニ エスノグラフィーは N 高校を訪問した翌日未明に書き始め その草稿をメールで同行した大学院生や大学院の同僚教員に送った ある学生から このメールでの学び かなり濃いものがあります 思わず興奮してしまいました とのレスポンスをもらった 後日 その学びとは何か 濃さとは何かについて語り合うことにしたい ある同僚の大学教員からは 以下のようなコメントをもらった 参観はとても有意義だったのですね 成田さんだから学び取ったところが多いのかと思いますが と この同僚教員のコメントにはまだレスポンスができていない まさに エスノグラフィーの本質的な論点 質的研究の意味 意義を問う を射貫いている予感がする 4

5 そして 彼の言う 成田さん すなわち わたくしって 何? という本質的で根源的な問いももたげてきた 主観か客観かを超えて 主観の客観化をめざし さらに 協働によって相互主観性 = 間主観性の構築をめざしていきたい ここでは エスノグラフィー の7つの特徴 ( 小田 2010) について 触れておく エスノグラフィー 7 つの特徴 1 現場を内側から理解する ( 外側にいた者が内側にどれだけ近づけるか ) 2 現場で問いを発見する ( 予察的な問いと創成 生成される問い 後者の重視!) 3 素材を活かす ( 研究授業ではなく 生徒の素の姿 授業者の素の姿の受容 ) 4ディテールにこだわる ( 神は細部に宿る ごとく 細部の中に本質 根源を観る) 5 文脈のなかで理解する ( プランではなく 流れゆく過程そのものに思考 / 非思考 理解 / 未理解 納得 / 不納得を読む ) 6Aを通してB( 理論を通して実践 実践を通して理論の意味を創成 生成できるか ) 7 橋渡しをする ( 現場で生起している実践 活動を 5つのつけもの の視点で描き出す試み 今隆史 2010) : 小田博志 (2010) エスノグラフィー入門: 現場 を質的研究する 春秋社 pp.6-25 ただし 1~7の ( ) 内は成田の補注 今隆史 (2010) 中学校社会科における社会認識の形成を支援する方法 省察的な態度 と 振り返り 学習活動 で 今は 5つのつけもの とは 位置づけ 関係づけ 意味づけ 価値づけ 方向づけを意味するとした ( 教職大学院研究成果物参照 ) 参考資料 N 高等学校 福祉科 は 介護福祉士国家試験受験資格取得 ができる課程である また 福祉科は文部科学省と厚生労働省の両省の管轄下にある 高等学校学習指導要領解説福祉編 icsfiles/afieldfile/2010/0 6/01/ _17.pdf (2013/06/02 取得 ) 高等学校学習指導要領解説福祉編 特別支援教育学校学習指導要領解説自立活動編 に共通する 国際生活機能分類 (ICF)International Classification of Functioning, Disability and Health ( 障がい の新定義) 5

6 社会 援護局障害保健福祉部企画課 国際生活機能分類 - 国際障害分類改訂版 - ( 日本語版 ) の 厚生労働省ホームページ掲載について ( 平成 14 年 8 月 ) 障がい とは何か WHO の定義の変遷 上田 WHO1980 の 国際障害分類 (ICDH): 疾患 変調が原因となって機能 形態障害が起こり それから能力障害が生じ それが社会的不利となる 2WHO2001 の 国際生活機能分類 (ICF): 単なる機能 形態障害でなく 心身機能 構造 能力障害でなく 活動 社会的不利でなく 参加 という生活機能に注目をする これらが満たされていない状態が それぞれ 心身機能 身体構造障害 活動制限 参加制約 である また それらは 単に 障がい者 個人に原因があるのではなく 環境 と 個人 の双方に規定された原因がある ( これが現行学習指導要領に反映した拡張した 障害 ( 生活機能 ) の定義である : 成田 ) : 上田敏 (2002) 国際障害分類初版 ( ICIDH) から国際生活機能分類 (ICF) へ 改定の経過 趣旨 内容 特徴 ノーマライゼーション障害者の福祉 2002 年 6 月号 (2013/06/02 取得 ) 6

7 瀧本知加 (2009) 介護福祉士養成校における福祉科教員に求められる資質 資格の新 要件 社会福祉研究 第 10 号 pp (2013/06/02 取得 ) 2013/06/03-7 成田喜一郎 ( 東京学芸大学 ) 東京学芸大学大学院教育学研究科教育実践創成講座 教職大学院 成田喜一郎 ( 越境する教育学の創成 ) 東京都小金井市貫井北町 電話 /FAX ( 研究室 ) knarita u-gakugei.ac.jp Blog 7

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