. 一度失敗するとやり直しがしにくい単線的構造我が国では男女とも若い世代ほど非正規雇用比率が上昇女性は年齢とともに上昇長期失業率は近年上昇し特に若年層で大幅に上昇またフリーターの期間が長くなると正社員となるのが困難となる非正規雇用の現状 ( 世代別非正規雇用割合 ) 2 失業期間が

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くにひとくだら
5 years ago
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1 資料 2 若者女性の活躍推進をめぐる現状について. 一度失敗するとやり直しがしにくい単線的構造 2. 企業が求める人材ニーズ 3. 社会人の学び直し 4. 女性の潜在力の活用内閣官房内閣府平成 2 年 2 月 3 日 ( 水 )

2 . 一度失敗するとやり直しがしにくい単線的構造我が国では男女とも若い世代ほど非正規雇用比率が上昇女性は年齢とともに上昇長期失業率は近年上昇し特に若年層で大幅に上昇またフリーターの期間が長くなると正社員となるのが困難となる非正規雇用の現状 ( 世代別非正規雇用割合 ) 2 失業期間が年以上の長期失業者の割合 ( 年齢別 ) ~7 年生男性代前半 2 代後半 3 代前半 3 代後半 4 代前半 3~7 年生 ~2 年生 ~77 年生 73~77 年生 7~2 年生代前半 2 代後半 3 代前半 3 代後半 4 代前半 4 9 6~72 年生 6~72 年生 ~67 年生 63~67 年生 7 9 女性 ( 出典 ) 総務省就業構造基本調査 ( 昭和 7 年昭和 62 年平成 4 年平成 9 年平成 4 年及び平成 9 年 ) ( 注 )) 非正規割合は正規の職員従業員と非正規の職員従業員の合計に占める非正規の職員従業員の割合である 2) 在学中を除くただし平成 9 年調査までは雇用者 ( 役員を含む ) のうち卒業者総数及び正規の職員従業員の卒業者しか把握できず役員の卒業者及び非正規の職員従業員の卒業者を把握できないこのため非正規の職員従業員の卒業者については平成 4 年及び平成 9 年における雇用者 ( 役員を含む ) の卒業者に占める役員の卒業者の割合を基に厚生労働省労働政策担当参事官室にて推計したフリーター期間別の正社員比率 ( フリーター経験者のうち現在正社員である者のフリーター期間別比率 ) ( 出典 ) 総務省労働力調査 ( 詳細集計 ) ( 出典 ) 独立行政法人労働政策研究研修機構大都市の若者の就業行動と意識の展開第 3 回若者のワークスタイル調査から ( 参考 ) 総務省労働力調査におけるフリーターの定義 : ~34 歳で男性は卒業者女性は卒業者で未婚の者とし雇用者のうち勤め先における呼称がパート又はアルバイトである者 2 完全失業者のうち探している仕事の形態がパートアルバイトの者 3 非労働力人口のうち希望する仕事の形態がパートアルバイトで家事通学等していない者の合計 42.9 男性女性合計 6 か月以内 -2 年 3 年以上 ~24 歳 2~34 歳 3~44 歳 4~4 歳 ~64 歳 6 歳以上

. 一度失敗するとやり直しがしにくい単線的構造 2 千人非正規雇用の場合能力開発機会が乏しいまた若年男性の有配偶率も低いフリーター等の就職支援に有効なジョブカード制度は事業仕分け等により平成 23 年度以降カード取得者数が伸び悩んでいたが今次の補正で非正規から正社員へ転換するための雇用型訓練を強化 7 6 4 3 2 2 2 計画的な O J T 64 入社年次別の研修

3 . 一度失敗するとやり直しがしにくい単線的構造 2 千人非正規雇用の場合能力開発機会が乏しいまた若年男性の有配偶率も低いフリーター等の就職支援に有効なジョブカード制度は事業仕分け等により平成 23 年度以降カード取得者数が伸び悩んでいたが今次の補正で非正規から正社員へ転換するための雇用型訓練を強化計画的な O J T 64 入社年次別の研修教育訓練の実施状況職種職修務別の研 ( 出典 ) 厚生労働省第回非正規雇用労働者の能力開発抜本強化に関する検討会資料本数値は独立行政法人労働政策研究研修機構多様化する就業形態の下での人事戦略と労働者の意識に関する調査 ( 平成年 7 月 ) のデータを基に厚生労働省労働政策担当参事官室にて仮集計されたもの注 ) 調査対象 : 全国の従業員数 3 名以上の事業所約万所 ( 有効回収数 :7 所 ) 平成 23 年度末までの取得者数 ( 累計 ):67 万 2 千人役職別研修 O A コ研ン修ピューター年度 2 年度 22 年度 23 年度資格取研得修のための 3 ジョブカード取得者数正社員契約社員パートタイマー法令理遵研守修企業倫特に何いもな実い施して雇用型訓練 ( 非正規社員から正社員への転換につながる訓練 ) ジョブカード取得者数 ( 雇用型訓練を除く ) * 平成 24 年度までの目標取得者数 : 万人有配偶者の占める割合 ( 男性平成 9 年 ) 正規労働者 6 非正規労働者パートアルバイト ~34 歳計 ~9 歳 2~24 歳 2~29 歳 3~34 歳 ( 出典 ) 総務省就業構造基本調査注 ) 雇用形態の区分は勤め先での呼称によるもの非正規労働者はパートアルバイト派遣契約社員嘱託等をいう ( 参考 ) 雇用型訓練の流れ ( 注 ) 平成 23 年度実績は平成 24 年 3 月末時点の値 ( 一部暫定値を含む ) 2

4 2. 企業が求める人材ニーズ専門的技術的職業に対する求人倍率は全て倍超と人材不足他方一般事務生産工程労務では人員過剰人材が最も重要な経営資源ながら若手グローバル人材等質の高い人材が不足主な職業別新規求人倍率と新規求人数 2 中小企業が最も重要であると考える経営資源 (4.4 万人 ) (.7 万人 ) (3.7 万人 ) (2.7 万人 ) (9.6 万人 ).. 人材技術資金 7.7 企業イメージブランド情報設備 24. (. 万人 ) パートタイムを含む ( 出典 ) 厚生労働省平成 23 年度労働市場年報職業別常用職業紹介状況 (23 年月 ) 3 人材確保に関する不満 ( 複数回答 ) ( 出典 ) 中小企業庁人材マネジメントに関する実態調査 (2 年 ) 4 日本人の若手グローバル人材の充足状況 ( 出典 ) 日本経団連中小企業における人材の確保定着育成に関する調査結果 (29 年 7 月 ) 売上規模分類 High:2, 億円以上 Middle:3 億円 ~2, 億円未満 Low:3 億円未満 ( 出典 ) 経済産業省グローバル人材に関する調査 (2 年月 ~2 月実施 ) 3

3. 社会人の学び直し大学学部入学者に占める2 歳以上の割合では OECD 平均は約 2 日本は約 2 と著しい差今後想定される産業構造転換を踏まえると社会人受入れを促進する必要他方企業の人的資本投資はピーク時の約分の受講側も費用負担時間的余裕のなさを問題と認識しており学び直しを推進するには解決に向けた取組が必要大学学部入学者に占める 2 歳以上の割合 3.

5 3. 社会人の学び直し大学学部入学者に占める2 歳以上の割合では OECD 平均は約 2 日本は約 2 と著しい差今後想定される産業構造転換を踏まえると社会人受入れを促進する必要他方企業の人的資本投資はピーク時の約分の受講側も費用負担時間的余裕のなさを問題と認識しており学び直しを推進するには解決に向けた取組が必要大学学部入学者に占める 2 歳以上の割合 3. ( 兆円 ) 2. 非製造業 2 企業特殊的人的資本形成の推移 2.. 製造業 ( 万人 ) 2 ( 出典 ) OECD 教育データベース 2 年 ( 日本の数値は学校基本調査と文部科学省調べによる社会人入学生数 ) 3 社会人入学者数と学び直しが必要な人数. 万人 / 年 ( 注 ) 大学院. 万人大学.2 万人短大.3 万人専修学校. 万人 2 万人 / 年 2 年 ~22 年産業構造転換により生産工程労務職が減少専門技術職業が増加して職種転換が必要となる人数 ( 注 2) 職種転換を円滑に進めるためには学び直しが必要 ( 注 ). 社会人入学者数については中央教育審議会今後の学校におけるキャリア教育職業教育の在り方について ( 答申 ) (23 年月 ) の推計値文部科学省学校基本調査 (2 年度 ) から引用 2. 平成 24 年度産業構造審議会新産業構造部会報告書 3. 正規課程のみそのほか大学等における履修証明制度 (2 年度 ) や科目等履修制度 (2 年度 ) 専修学校の附帯事業 (24 年度 ) の受講者数を含めると約 2.2 万人 ( 出典 ) 宮川滝澤 (22) 潜在成長率について ( 内閣府経済社会構造に関する有識者会議潜在成長率専門チーム第回資料 ) ( 注 ) 厚生労働省就労条件総合調査における人件費中の教育訓練費 (Off-JT) の比率と JIP データベースにおける雇用者への報酬を用いて推計 4 学び直しにおいて想定される課題社会人向けのカリキュラムが充実していなかった会社の理解が得にくい公表しづらい通学に時間がかかる決められた期間内での単位取得が不安負担費用負担が大きい仕事が忙しい学び直しで利用したい教育機関その他短期大学高等専門学校専修学校専門学校公共職業民間教育訓練大学 ( 学部 ) 大学院 ( 注 ). 職業能力開発総合大学校能力開発研究センター報告書 No.2 平成 7 年 3 月 2. 社会人に対してリカレント教育 ( 学び直し ) について意識調査を行った結果 4

4. 女性の潜在力の活用女性の労働力率は子育て期に当たる3 歳代前半で低下する M 字カーブを描くが就業希望者を加えた潜在的労働力率は高い ( 約 34 万人 2 歳 ~44 歳約万人 ) 我が国と韓国は M 字カーブを描いているがアメリカドイツスウェーデンでは台形を描いている第一子出産を機に離職する女性は6 割女性が妊娠出産子育てをきっかけに勤め先を辞めた理由は

6 4. 女性の潜在力の活用女性の労働力率は子育て期に当たる3 歳代前半で低下する M 字カーブを描くが就業希望者を加えた潜在的労働力率は高い ( 約 34 万人 2 歳 ~44 歳約万人 ) 我が国と韓国は M 字カーブを描いているがアメリカドイツスウェーデンでは台形を描いている第一子出産を機に離職する女性は6 割女性が妊娠出産子育てをきっかけに勤め先を辞めた理由は仕事と家庭の両立が困難であることが大きい () 女性の年齢階級別労働力率及び潜在的労働力率労働力率潜在的労働力率資料 : 総務省労働力調査 ( 詳細結果 ) ( 平成 23 年 ) より作成岩手県宮城県及び福島県を除く全国の結果潜在的労働力率 = 就業者 + 完全失業率 + 就業希望者 / 人口 ( 歳以上 ) 3 子どもの出生年別第子出産前後の妻の就業経歴 ( 歳 ) () 女性の年齢階級別労働力率 ( 国際比較 ) [67.6] 日本 3 ドイツ 2 韓国スウェーデン米国 ( 歳 ) ~9 2~24 2~29 3~34 3~39 4~44 4~49 ~4 ~9 6~64 6 以上 ( 備考 ). 労働力率は, 歳以上人口に占める労働力人口 ( 就業者 + 完全失業者 ) の割合 2. 日本は総務省労働力調査 ( 基本集計 ) ( 平成 23 年 ), その他の国は ILO LABORSTA より作成 3. 日本は 2( 平成 23) 年, 韓国は 27( 平成 9) 年, その他の国は 2( 平成 2) 年の数値 4 女性が妊娠出産子育てをきっかけに勤め先を辞めた理由 ( 仕事に関連したもの ) 資料. 国立社会保障人口問題研究所第 4 回出生動向基本調査 ( 夫婦調査 ) より作成 2. 第子が歳以上歳未満の子を持つ初婚どうし夫婦について集計 3. 出産前後の就業経歴 : 就業継続 ( 育休利用 )- 妊娠判明時就業 ~ 育児休業取得 ~ 子ども歳時就業就業継続 ( 育休なし )- 妊娠判明時就業 ~ 育児休業取得なし~ 子ども歳時就業出産退職 - 妊娠判明時就業 ~ 子ども歳時無職妊娠前から無職 - 妊娠判明時無職 ~ 子ども歳時無職 ( 出所 ) 内閣府男女の能力発揮とライフプランに対する意識調査 ( 平成 2 年 )

7 4. 女性の潜在力の活用指導的地位等に占める女性の割合は緩やかに増加しているもののその水準は依然として低く政府が定める 22 年 3 の目標に対し現状はほど遠い状況女性の活躍促進が進む企業ほど経営指標が良くワークライフバランスに取り組む企業の方が業績が良い傾向が見られる政治行政国会議員 ( 衆議院 ) 国会議員 ( 参議院 ) 都道府県議会議員 * 都道府県知事国家公務員採用者 (Ⅰ 種試験等事務系区分 ) 本省課室長相当職以上の国家公務員国の審議会等委員都道府県における本庁課長相当職以上の職員司法雇用検察官 ( 検事 ) 裁判官弁護士管理的職業従事者 ( 公務及び学校教育を除く )* 民間企業 ( 人以上 ) の課長相当職以上 * 農林水産教育研究その他専門的職業指導的地位等に占める女性の割合 () 国連ナイロビ将来戦略勧 7.9 告 (99 年 ) において.2.6 指導的地位に就く婦人 6.4 の割合を 99 年までに少なくとも3 にまで増や 2. すとの数値目標を設定農業委員 * 高等学校教頭以上大学講師以上研究者 * 医師 ** 歯科医師 ** 薬剤師 ** 獣医師 ** 公認会計士社会のあらゆる分野において 22 年までに指導的地位に女性が占める割合が少なくとも 3 程度になるよう期待 ( 平成年 6 月 2 日男女共同参画推進本部決定 ) ( 備考 ) 女性の政策方針決定参画状況調べ ( 平成 24 年 2 月 ) 等より原則として平成 24 年のデータただし * は平成 23 年 ** は平成 22 年のデータなお印は第 3 次男女共同参画基本計画 ( 平成 22 年 2 月 7 日閣議決定 ) において当該項目又はまとめた項目が成果目標として掲げられているもの () 企業の業績と女性役員の比率 ROE ROS ROIC ( 株主資本利益率 ) ( 売上高利益率 ) ( 投下資本利益率 ) 第 4 四分位企業グループ : 女性役員比率の低い下位 /4 企業グループ (29 社 ) 第四分位企業グループ : 女性役員比率の高い上位 /4 企業グループ (32 社 ) 国際的には女性の活躍促進が進む企業ほど経営指標が良い傾向 ( 注 )ROE ROS ROICデータは 2~24 年の平均値役員数は2 年及び23 年フォーチュン企業(2 社 ) を対象 ( 出所 ) 経済産業省作成資料 Catalyst The Bottom Line : Corporate Performance and Women s Representation on Boards (27) Catalyst は女性と企業分野における米国を拠点とした代表的なNPO () 就業者管理的職業従事者 ( 備考 ). 労働力調査 ( 基本集計 )( 平成 23 年 )( 総務省 ) データブック国際労働比較 22(( 独 )) 労働政策研究研修機構 ) より作成 2. 日本は 2 年オーストラリアは 2 年その他の国は 2 年のデータ 3. 管理的職業従事者とは会社役員企業の課長相当職以上管理的公務員等をいうまた管理的職業従事者の定義は国によって異なる育児介護支援や柔軟な職場環境推進に取り組む企業は何もしない企業に比べ粗利益率が 2 倍以上高い傾向 2 就業者管理的職業従事者に占める女性の割合ほとんど何もしない型全般的 WLB 支援型育児介護支援成功型 WLB に対する取組と粗利益率の関連 ( 何もしない型の粗利益率をとした場合 ) 育児介護支援成功型 = 育児介護支援が生産性にどう影響を与えたかについて人事担当者の評価により成功型無影響型失敗型に分類成功型は人材活用のために取り組むという意識が高く推進本部の設置等積極的な取組を行う企業が多い全般的 WLB 推進型 = 法を超える育児介護支援と雇用者が柔軟に働ける制度のどちらも取組度合いの高い企業ほとんど何もしない型 = どちらも取組度合いの低い企業仕事と生活に関する国際比較調査 (29 年経済産業研究所 ) の日本企業データの分析結果の一部を用いて経済産業省で作成 ( 出典 )RIETI BBL (2 年 2 月 2 日 ) 企業のパフォーマンスと WLB や女性の人材活用との関係 : RIETI の企業調査から見えてきたこと山口一男シカゴ大学教授 RIETI 客員研究員 6

第 1 子出産前後の女性の継続就業率及び出産育児と女性の就業状況について平成 30 年 11 月内閣府男女共同参画局

第 1 子出産前後の女性の継続就業率及び出産育児と女性の就業状況について平成 30 年 11 月内閣府男女共同参画局第 1 子出産前後の女性の継続就業率及び出産育児と女性の就業状況について平成 3 年 11 月内閣府男女共同参画局 ( 第 1 子出産前後の女性の継続就業率 ) 第 1 子出産前後に女性が就業を継続する割合は上昇これまでは 4 割前後で推移してきたが最新の調査では 53.1% まで上昇した育児休業制度を利用して就業を継続した割合も大きく上昇している第 1 子出産を機に離職する女性の割合は