1. 各省の最近のポテンシャル調査の一覧省庁名調査名委託先公表年月日ホームページアドレス株式会社エックス都市研究所平成 22 年度再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査アジア航空株式会社パシフィックコンサルタンツ株式会社 2011/4/21 ea

Size: px

Start display at page:

Download "1. 各省の最近のポテンシャル調査の一覧省庁名調査名委託先公表年月日ホームページアドレス株式会社エックス都市研究所平成 22 年度再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査アジア航空株式会社パシフィックコンサルタンツ株式会社 2011/4/21 ea"

ちえこおなか
5 years ago
Views:

1 参考資料 3 各省のポテンシャル調査の相違点の電源別整理 1. 各省の最近のポテンシャル調査の一覧 1 2. ポテンシャルに係る用語の定義と限界 2 3. 各省調査の導入ポテンシャルと導入可能量の整理 2 4. 現行エネルギー基本計画の供給側の姿 ( 電源別構成 ) 3 5. 各省調査の電源別整理太陽光発電 ( 住宅 ) 4 太陽光発電 ( 非住宅 ) 風力発電 ( 陸上 ) 6 風力発電 ( 洋上 ) 中小水力発電地熱発電 ( 熱水資源開発 ) 9 地熱発電 ( 温泉 ) バイオマス発電 10 注 : 事業性を加味した導入可能量の試算において全量固定価格買取制度 ( 以下 FIT と略す ) の買取価格買取期間に一定の仮定を置いているがこれは 22 年度以前の調査で置かれた仮定であり電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法に基づき今後設定される買取価格買取期間等を予断するものではない

2 1. 各省の最近のポテンシャル調査の一覧省庁名調査名委託先公表年月日ホームページアドレス株式会社エックス都市研究所平成 22 年度再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査アジア航空株式会社パシフィックコンサルタンツ株式会社 2011/4/21 earth/report/h2303/i ndex.html 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社平成 22 年度新エネルギー等導入促進基礎調査事業 ( 太陽光発電及び太陽熱利用の導入可能量に関する調みずほ情報総研株式会社 2011/8/1 /meti_lib/report/2011f y/e pdf 査 ) 平成 22 年度新エネルギー等導入促進基礎調査事業 ( 風力エネルギーの導入可能量に関する調査 ) 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 2011/8/1 /meti_lib/report/2011f y/e pdf 農水省地熱発電に関する研究会 2009/6/9 水力開発地点計画策定調査報告書 ( 第 5 次発電水力調財団法人新エネルギー 1986/6 を毎査 )( より開発済みの地点財団年リバイスを除いて算出 ) 再生可能エネルギー導入を促進するための農山漁村のポテンシャルの活用 ( 第 1 回エネルギー環境会議資 2011/6/23 料 6 鹿野農林水産大臣提出資料 ) /committee/summary/ /g90609aj.ht ml eti.go.jp/hydraulic/da ta/index.html policy/policy09/archiv e01_01.html#haifu 1

2. ポテンシャルに係る用語の定義と限界単位面積当たりの発電量導入ポテンシャル自然要因( 標高傾斜等 ) 法規制( 自然公園 Aaあ保安林等 ) 等の開発不可地を除いて算出したエネルギー量導入可能量経済性 ( 固定価格買取制度収益率など ) を考慮して導入ポテンシャルから絞り込んだエネルギー量賦存量設置可能面積平均風速河川流量等から理論的に算出されるエネルギー量面積 <

洋上風力発電の場合の漁業権設定区域の扱い ) 経済性を考慮していないためコストを無視した数字となるいつまでに導入するという制約はないため遠い将来の可能性も含みうる < 限界 > 経済性の有無の線引きが難しい ( 例 : 収益率をどの程度で見込むのか ) いつまでに導入するという制約はないため遠い将来の可能性も含みうる 3.

3 2. ポテンシャルに係る用語の定義と限界単位面積当たりの発電量導入ポテンシャル自然要因( 標高傾斜等 ) 法規制( 自然公園 Aaあ保安林等 ) 等の開発不可地を除いて算出したエネルギー量導入可能量経済性 ( 固定価格買取制度収益率など ) を考慮して導入ポテンシャルから絞り込んだエネルギー量賦存量設置可能面積平均風速河川流量等から理論的に算出されるエネルギー量面積 < 限界 > 現在の技術水準では利用することが困難なものを除き種々の制約要因 ( 土地の傾斜法規制土地利用居住地からの距離等 ) を考慮していない経済性を勘案していないためコストを無視した数字となるいつまでに導入するという制約はないため遠い将来の可能性も含みうる < 限界 > 開発不可条件の線引きが難しい ( 例 : 太陽光発電の場合の建物の壁面の扱い洋上風力発電の場合の漁業権設定区域の扱い ) 経済性を考慮していないためコストを無視した数字となるいつまでに導入するという制約はないため遠い将来の可能性も含みうる < 限界 > 経済性の有無の線引きが難しい ( 例 : 収益率をどの程度で見込むのか ) いつまでに導入するという制約はないため遠い将来の可能性も含みうる 3. 各省調査の導入ポテンシャルと導入可能量の整理 ( 詳細については 5. 参照 ) 太陽光風力住宅非住宅陸上洋上中小水力既設導入ポテンシャル ( 既設 + 新増設 ) 導入可能量 ( 新増設 ) 263 万 kw 260 万 kw 244 万 kw 960 万 kw (550 億 kwh) 戸建住宅集合住宅の屋根屋上 6500 万 kw 公共系建物業務分野産業分野の屋根屋上 2030 万 kw 戸建住宅集合住宅の屋根屋上側壁 9100 万 kw 公共系建物業務分野産業分野最終処分場交通運輸分野耕作放棄地等にできる限り設置 ( 壁面を含む ) 1 億 5000 万 kw 2 億 8000 万 kw / 2 億 9000 万 kw ( 自然公園 2 3 種地域普通地域国有林も開発不可とした場合 1 億 5000 万 kw) 15 億 kw / 16 億 kw ( 共同漁業権区域のみ設置可とした場合 4 億 kw) 1400 万 kw / 2000 万 kw 建設単価の高い地点を除外自家消費が中心で発電事業の観点からの普及の過程にあることから実績を積み重ねた段階での試算が望ましい FIT の導入を前提とした試算例 (48 円 /kwh 20 年事業収益率 8%) 発電事業としての検討実績事例が尐ないことから個別の検討等が進んだ段階でのさらなる試算が望ましい 20 円 /kwh 15 年事業収益率 8% と仮定した場合 1 億 kw / 1 億 kw 20 円 /kwh 15 年事業収益率 8% と仮定した場合 17 万 kw / 4500 万 kw 水深 50mでは水深 50mでは 59 万円 /kw 45 万円 /kw 20 円 /kwh 20 年事業収益率 8% と仮定した場合 0 万 kw 左記仮定の下での試算に自治体の導入意欲係数 (52%) と社会的受容性係数 (75%) を乗じた場合 3900 万 kw ( さらに自然公園 2 3 種地域普通地域国有林も開発不可とした場合 2300 万 kw) 左記仮定の下での試算に自治体の導入意欲係数 (52%) と社会的受容性係数 (75%) を乗じた場合 1300 万 kw ( さらに共同漁業権区域のみ設置可とした場合 600 万 kw) 石油火力の経費以下となる地点 ( 事業収益率を見込んでいない ) 250 万 kw 地熱熱水資源開発 53 万 kw 150 以上国立国定公園の特別保護地区特別地域を除く 430 万 kw 53 以上左記区域を除きつつ国立国定公園等の外縁部から内側 1.5km の地下も対象 1400 万 kw NEDO 調査を基に資源量密度の高い地域に絞り込んだ試算 (2009 年当時補助金下での発電原価 9.2~21.7 円 /kwh 15 年事業収益率 0%) 95 万 kw 20 円 /kwh 15 年事業収益率 8% 国立国定公園等の外縁部から内側 1.5km の地下も対象と仮定した場合 360 万 kw 温泉 0 万 kw 72 万 kw 20 円 /kwh 15 年事業収益率 8% と仮定した場合 68 万 kw バイオマス 154 万 kw 林地残材家畜排せつ物農産物非食用部食品廃棄物 73 万 kw 発電事業としての実績事例が尐ないことから個別の検討等が進んだ段階で試算が行われることが望ましい表の数字のうち赤字は調査青字は調査緑字は農水省試算より引用これらの数字は前提の異なる各省の調査結果の一部を引用したものであり単純に比較することはできないが分かりやすさの観点から各省横断的視点で再整理したもの 2

4 4. 現行エネルギー基本計画の供給側の姿 ( 電源別構成 ) ピークミドルベースによる整理発電電力量の内訳 ( 億 kwh) 太陽光 8(0.1%) 太陽光 571( 5.6%) 石油等ピーク石油等 205( 2.0%) ピーク 1356(13.2%) 廃棄物発電 217( 2.1%) 廃棄物発電 LNG 34(0.3%) 1357(13.3%) ミドルベース LNG 2822(27.6%) 水力 784(7.6%) 風力 28(0.3%) 地熱 30(0.3%) 石炭 3747(25.4%) ミドルベース水力 1073(10.5%) 風力 176( 1.7%) 地熱 103 ( 1.0%) 石炭 1131(11.1%) 原子力 5366(52.6%) 廃棄物発電にはバイオマスを含む 2007 年度実績原子力 2638(25.8%) 再生可能エネルギー等 884( 9%) 2030 年推計再生可能エネルギー等 2140( 約 2 割 ) 511. 太陽光発電 ( 住宅 ) 5. 各省調査の電源別整理調査の導入ポテンシャル及び導入可能量導入ポテンシャル 2 ( 既設 + 新増設の設備容量 ) 屋根屋上屋根屋上に側壁を加えた合計導入可能量 ( 新増設 ) 戸建住宅万 kw ( 試算なし ) 集合住宅 1600 万 kw 4200 万 kw ( 試算なし ) 合計 6500 万 kw 9100 万 kw ( 試算なし ) 1: 戸当たり導入量として現在の戸建て住宅の平均的な導入量 (4kW/ 戸 ) を想定 2: 物理的制約 ( 屋根屋上等への設置可能比率戸建住宅の屋根形状 ) のほか耐震基準適否や戸建て住宅の空室率を考慮表中の赤字の数字は 7 月 29 日付け第 2 回エネルギー環境会議資料の表中に示された数字 ( 以下同じ ) 3

5 512. 太陽光発電 ( 非住宅 ) (1) 農水省調査の導入ポテンシャル ( 既設 + 新増設 ) 側壁なし 1 側壁あり 2 公共系建物その他業務分野産業分野 2030 万 kw 4400 万 kw 低未利用地 ( 最終処分場交通運輸分野など ) 耕作放棄地等合計 (1800~3900 万 kw) (300~1 億 400 万 kw) 5 レベル 1 3 レベル万 kw (220 億 kwh) 5200 万 kw (440 億 kwh) 160 万 kw (15 億 kwh) 2700 万 kw (240 億 kwh) 農水省 3300 万 kw 6 (300 億 kwh) 7000 万 kw 6 (640 億 kwh) 5500 万 kw 7 (580 億 kwh) 5900 万 kw (540 億 kwh) 1 億 5000 万 kw (1300 億 kwh) 1: 屋根面積のみ ( 冷却塔給水塔保安スペース等を除くため屋根面積に 50% を乗じたもの ) 2: 側壁 ( 窓出入り口近隣建物隣接を除くため壁面面積に 50% を乗じたもの ) を含む 3: 設置しやすいところ ( 例 : 公共系建築物等の屋根のうち 150m2 以上のもの低未利用地の管理施設屋根荒廃した耕作放棄地等のうち 1500m2 以上の赤 ( 6 参照 )) にのみ設置する場合 4: できる限り ( 例 : 公共系建築物等の屋根壁面及び窓のうち 10m2 以上のもの低未利用地の管理施設屋根壁面及び窓並びに未利用部分荒廃した耕作放棄地等のうち全ての赤 (1050km 2 6 参照 ) ) 設置する場合 5: 耕地けい畔耕作放棄地ビニルハウスガラス室既存用途との競合や系統アクセスの有無などの制約要因を定量的に考慮することが困難なため既存調査に示された比率を適用した場合の最小最大の値として推計 6: 平成 20 年度耕作放棄地全体調査 ( 平成 21 年 4 月 ) において赤 ( 森林化原野化している等農地に復元して利用することが不可能な土地 ( 農地に復元するための物理的な条件整備が著しく困難な場合等 )) に区分された土地を対象 7:2010 年農林業センサス ( 平成 22 年 2 月現在 ) 及び平成 21 年度の荒廃した耕作放棄地の状況調査 ( 平成 22 年 9 月 ) に基づき荒廃した耕作放棄地等のうち農地として利用すべき部分を除いた面積の 2/3 程度 (1100km 2 ) を太陽光発電に活用すると仮定して算出 7 月 29 日付け資料の数字の相違の主な要因は調査のうち公共系建物業務分野産業分野の屋根屋上のポテンシャルのみカウントしたのに対して調査では建物の側面や低未利用地耕作放棄地のポテンシャルもカウントしたことが挙げられる (2) 導入可能量公共系建物その他業務分野産業分野低未利用地 ( 最終処分場交通運輸分野など ) 耕作放棄地合計 48 円 /kwh 20 年のケース税引き前収益率 8% (h) (h) (h) (h) 事業収支に関するシナリオとして設備利用率 12%( 南向きの場合他の方位や壁面設置はこれより小さくなる ) 面積当たり出力 (67W/ m2 ) 太陽電池設備費 39 万円付随機器設備費 14 万円 /kw 設置工事費 7.7 万円 /kw ( 窓形状が複雑な屋根への設置には 1~2 万円 / m2を加算 ) を仮定耕作放棄地については送電網から遠いと想定されること本来用途には日照の関係で使えなくなることから 1 千万円 /kw の送電線敷設費と地価の 6%( 年額 ) の借地料を考慮 ( 備考 ) 調査による上記のような事業化の前提条件のもとでは導入可能量がとなった太陽光 ( 非住宅 ) については風力発電などと異なり事業継続可能な適正利益が得られる発電事業としての検討実績事例が尐ないことから個別の検討等が進んだ段階でさらなる試算が行われることが望ましいと考えられる ( 参考 ) 既設分は 263 万 kw(11 億 kwh)(2009 年時点 ) 4

6 521. 風力発電 ( 陸上風力 ) 調査の導入ポテンシャル及び導入可能量導入可能量 ( 新増設税引き前収益率 8%) 導入ポテンシャル ( 既設 + 新増設 ) 20 円 15 年左記に自治体の導入意欲係数 (52%) 社会的受容性係数 (75%) を乗じた場合 20 円 20 年左記に自治体の導入意欲係数 (52%) 社会的受容性係数 (75%) を乗じた場合開発不可地を除く 2 億 8000 万 kw (5900 億 kwh) 1 億 kw (2100 億 kwh) 1 億 4000 万 kw (2900 億 kwh) 開発不可地を除く自然公園第 2 種 3 種特別地域及び普通地域並びに国有林も開発不可とした場合 2 億 9000 万 kw (7000 億 kwh) 1 億 5000 万 kw (3500 億 kwh) 9900 万 kw 3900 万 kw 1 億 1000 万 kw 4200 万 kw 5800 万 kw 2300 万 kw 6300 万 kw 2500 万 kw 開発不可地 : 自然条件 ( 風速 5.5m/s 未満標高 1000m 以上最大傾斜角 20 度以上 ) 法規制 ( 自然公園 ( 特別保護地区第 1 種特別地域 )) 原生自然環境保全地域自然環境保全地域鳥獣保護区のうち特別保護地区世界自然遺産地域保安林 ) 土地利用等 ( 市街化区域田建物用地幹線交通用地その他用地河川湖沼海岸域ゴルフ場居住地から 500m 未満調査では送電線から 40km 以上 ) 事業収支シナリオとして調査では設備利用率 24%( 風速 6.5m/s の場合風速によって異なる ) 面積当たり出力 1 万 kw/km 2 風車システム装置工事費 25 万 /kw 道路設備費 85 百万円 /km( 直線距離 2 を想定 ) 送電線敷設費 (55 百万円 /km) 調査設計費等 470 百万円を想定調査では建設コストは新エネルギー等事業者支援対策事業から標高傾斜道路からの距離送電線からの距離のパラメータでモデル化したもの運転保守費 6,000 円 /kw 金利 4% 原価償却期間 17 年正味年間発電量 (kwh) は年平均風速からレーレ分布と仮定して算出プロジェクト IRR は税引前 8% に加え税引後 3.3% も想定 7 月 29 日付け資料には農水省による陸上風力のポテンシャル (8000 万 kw) も示しているこの値は風車が全国の中山間地域に散在する荒廃した耕作放棄地等 ( のうち農地として利用すべき部分を除いた面積の 1/3) に設置されることを前提に風車の物理的な占有面積に着目して設定した面積当たり出力 (13.3 万 kw/km 2 ) に基づく試算であり風車の相互干渉等を考慮した面積当たり出力 (1 万 kw/km 2 ) に基づく及びによる試算とは前提が異なることから上記の比較表には含めていない 7 月 29 日付け資料のとの数字は導入ポテンシャルについてみるとほぼ同様の試算結果となっているが調査では対象区域から自然公園 ( 国立国定都道府県立 ) の第 2 種第 3 種特別地域及び普通地域を除いた数字も算出していることが主な相違点として挙げられる導入可能量についてみると固定価格買取制度の導入を前提にした試算結果はほぼ同様であるが調査では上記に加え当該試算結果に自治体や事業者等の導入意欲及び風力発電に関する地域住民等の社会的受容性を考慮した係数を乗じていることが主な相違点として挙げられるなお委託平成 22 年度新エネルギー等導入促進基礎調査事業 ( 風力エネルギーの導入可能量に関する調査 ) 報告書においては電力 10 社の風力発電の受入を認める連系可能量を約 1018 万 kw と推計している系統の一体運用による連系可能量の増加や送電網の強化が行われない限り風力発電の導入量には制約がある ( 参考 ) 既設分は万 kw(2010 年度末現在一般社団法人日本風力発電協会調査 ) 5

7 522. 風力発電 ( 洋上風力 ) 調査の導入ポテンシャル及び導入可能量導入可能量 ( 新増設税引き前収益率 8%) 導入ポテンシャル ( 既設 + 新増設 ) 20 年 15 年左記に自治体等の導入意欲係数 (52%) 社会的受容性係数 (75%) を乗じた場合 20 年 20 年左記に自治体等の導入意欲係数 (52%) 社会的受容性係数 (75%) を乗じた場合開発不可地を除く 16 億 kw (4 兆 3000 億 kwh) 17 万 kw (4 億 6000 万 kwh) 300 万 kw 開発不可地を除く漁業権が設定されていない区域も開発不可とした場合 15 億 kw (4 兆 4000 億 kwh) 4 億 kw (1 兆 2000 億 kwh) 4500 万 kw 1300 万 kw 6600 万 kw 2000 万 kw 2000 万 kw 600 万 kw 3600 万 kw 1100 万 kw 開発不可地 : 自然条件 ( 風速 6.5m/s 未満陸上から30km 以上水深 200m 以上 ) 法規制 ( 調査では自然公園 ( 特別保護地区第 1 種特別地域海中公園地区 )) 原生自然環境保全地域自然環境保全地域鳥獣保護区のうち特別保護地区世界自然地域区画漁業権区域調査では国立国定公園 ( 海域公園 )) 水域利用等 ( 調査では送電線から40km 以上 ) 事業収支シナリオとして設備利用率 31%( 風速 7.5m/s の場合風速によって異なる ) 面積当たり出力 1 万 kw/km 2 風車システム装置工事費送電線敷設費等を含んだ建設コストは水深 50m 以浅 ( 着床式を想定 ) は水深に応じて増加 50m 以深 ( 浮体式を想定 ) は水深にかかわらず一定と想定 7 月 29 日付け資料のとの数字は導入ポテンシャルについてみるとほぼ同様の試算結果となっているが調査では共同漁業権区域のみの数字としていることも算出していることが主な相違点として挙げられる導入可能量についてみると建設コストの想定に差があること ( 例えば水深 50m で見ると調査では 59 万円 /kw 調査では 46 万円 /kw と想定 ) 調査では上記に加え自治体の導入意欲や社会的受容性を加味した係数を乗じていることが主な相違点として挙げられるなお我が国においては洋上風力は実証段階でありコストについては今後精査が必要 6

8 53. 中小水力調査の導入ポテンシャル及び導入可能量導入ポテンシャル ( 既設 + 新増設 ) 導入可能量 ( 新増設 ) 1400 万 kw (820 億 kwh) 2000 万 kw 2 (910 億 kwh) 20 円 15 年 20 円 20 年税引き前プロジェクト内部収益率 8% 1 (h) 250 万 kw 3 (100 億 kwh) 1: 事業収支に関するシナリオとして設備利用率 65% 発電設備 ( 新エネ財団中小水力発電ガイドブックに記載されている算出方法 ) 道路整備 50 百万円 /km( 直線距離 2 を想定 ) 送電線敷設費 ( 低圧線 )5 百万円 /km を仮定既設を含めた導入可能量が既設の設備容量を下回ったため新増設の導入可能量はゼロとした 2: 平成 22 年度末における出力 3 万 kw 未満の既設 + 工事中 + 未開発地点の計画出力 (1000 万 kw) の合計未開発地点の計画出力は第 5 次発電力調査 ( 昭和 61 年 6 月 ) の未開発分から 22 年度末までに開発された地点分を差し引いたもの 3: 導入ポテンシャルの未開発分のうち中小水力発電所の計画地点での年経費が当該計画地点で同等の電力を供給することができる石油火力の年経費以下となる計画地点の出力合計値 ( 参考 ) 既設分は 960 万 kw(550 億 kwh) 7 月 29 日付け資料のとの数字の相違の主な要因は導入ポテンシャルについてみると調査は発電事業としての実現可能性が低い地点 ( 建設単価が約 260 万円 /kw 以上の地点 ) を除外していることが挙げられる導入可能量についてみると調査では税引き前プロジェクト内部収益率 8% 以上を事業採算性の条件としているのに対し調査では計画地点での中小水力の経費が当該地点で同等の電力を供給できる石油火力の経費以下となることを経済性評価の指標としていることが挙げられる石油火力との経費比較において水力発電のプロジェクト内部収益率は見込まれていない 7

9 概要説明 1 導入ポテンシャル 541. 地熱発電 ( 熱水資源開発 ) 150 以上 150 以上導入ポテンシャル導入可能量の導入ポテンシャル及び導入可能量 ( 既設 + 新増設 ) ( 新増設 ) 国立国定公園の特別保護地区特別地域等を除く万 kw (260 億 kwh) 220 万 kw 2 (140 億 kwh) 53~ 万 kw 2 (500 億 kwh) 計 980 万 kw 2 (650 億 kwh) 国立国定公園等の外縁部から 1.5km の地下を傾斜掘削により開発可能とする 640 万 kw (420 億 kwh) 780 万 kw (520 億 kwh) 1400 万 kw (930 億 kwh) ( 参考 ) 既設分は 53 万 kw (2009 年時点 ) 国立国定公園の特別保護地区特別地域等を除く 1 NEDO 調査により抽出した資源密度の高い地点 ( 傾斜掘削を想定し特別地域の内側 1km を一部含む ) の開発可能量 2009 年当時の補助条件での発電原価は 9.2~21.7 円 15 年税引き前収益率 0% 3 95 万 kw (58 億 kwh) 国立国定公園等の外縁部から 1.5km の地下を傾斜掘削により開発可能とする 20 円 15 年税引き前収益率 8% 万 kw (230 億 kwh) (h) 360 万 kw (230 億 kwh) 20 円 20 年税引き前収益率 8% 万 (270 億 kwh) (h) 410 万 kw (270 億 kwh) 1: 調査では除外している国立国定公園の特別保護地区特別地域に加え調査では都道府県立自然公園の特別地域鳥獣保護区居住地からの距離土地利用区分も考慮している 2: 平成 21 年度再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査よりここでは都道府県立自然公園の特別地域は除外していない 3: 資源エネルギー庁地熱発電に関する研究会中間報告 (2009 年 6 月 9 日 ) より具体的には 2001 年にNEDOが実施した地熱開発促進調査 ( 戦略的全国調査 ) より抽出した資源量密度の高い重点地域( 傾斜掘削を想定し特別地域の内側 1kmの範囲を一部含む ) の開発資源量見込みの合計出力当該地域の発電原価は 2009 年当時の調査井補助金 ( 補助率 50% 成功償還あり償還率 100%) 及び開発費補助金 ( 補助率 20%( バイナリーは33%)) を前提条件に試算すると 9.2 円 ~21.7 円 /kwh( 運転開始から15 年の平均事業収益率 0% 以上 ) となる 4: 設備利用率 (5 千 kw 未満の場合は70% 2 万 kw 以上の場合は80%) 水平偏距( コントロール掘削 ) 最大 1.5km 地熱資源調査 35 億円注生産井還元井掘削費 131 億円注輸送管設備費 61 億円注発電施設 20 万円 /kw 用地取得造成費等 23 億円注 ( 注 :5 万 kwの場合のデータであり個々に想定される発電容量に応じて設定傾斜掘削による生産井の掘削単価は1.5 倍 (30 万円 /m) で試算 ) 7 月 29 日付け資料のとの数字の相違の主な要因は導入ポテンシャルについてみると調査では 150 以上を対象としているのに対して調査では 53~150 も対象としていること調査では国立国定公園の特別保護地区特別地域 ( 以下特別地域等という ) を除いているのに対して調査では地表には同様の要件を課しつつ特別地区等の外からの傾斜掘削を想定して特別地域等の外縁部から内側 1.5km の地下も対象としていることが挙げられる導入可能量についてみると調査では NEDO 調査を基に資源量密度の高い重点地域に絞り込んで開発可能量を試算していること調査では特別地域等を除いているのに対して調査では特別地域等の外縁部から内側 1.5km の地下も対象としていることが挙げられる 8

10 542. 地熱発電 ( 温泉 ) 調査の導入ポテンシャル及び導入可能量導入ポテンシャル ( 既設 + 新増設 ) 1 72 万 kw (57 億 kwh) 20 円 15 年税引き前収益率 8% 68 万 kw (54 億 kwh) 導入可能量 ( 新増設 ) 2 20 円 20 年税引き前収益率 8% 68 万 kw (54 億 kwh) 1: カリーナサイクル発電によって 3 以上の発電が開発可能と考えられる温泉を試算した 2050 年自然エネルギービジョンにおける地熱エネルギーの貢献 (2008) の数値を引用なお温泉発電は 53 ~120 の低温域を活用したバイナリー発電の一部であるため熱水資源の導入ポテンシャルの内数である 2: 事業収支に関するシナリオとして設備利用率 90% 発電設備費 50 万円 /kw(10 クラス事業規模によりコスト低減を加味 ) 送電線敷設費 2 百万円配湯管 1.6 百万円を仮定 ( 参考 ) 既設分は 0 万 kw(0 万 kwh) 55. バイオマス農水省試算の導入ポテンシャル及び導入可能量導入ポテンシャル ( 既設 + 新増設 ) 農水省 73 万 kw (45 億 kwh) 導入可能量 ( 試算なし ) 農山漁村におけるバイオマスとして以下の 4 種類のポテンシャルの合計 1 林地残材 ( 年間発生量 : 約 400 万炭素トン / 現在の利用率 : ほとんど未利用 ) ほとんど利用されていない林地残材のうち将来的には約 3 割がエネルギー利用可能として試算 2 家畜排せつ物 ( 年間発生量 : 約 530 万炭素トン / 現在の利用率 : 約 90%( 堆肥等 )) ほとんど ( 約 90%) が堆肥等として利用されているが将来的には全体の約 25% 程度がメタンガスの回収等によりエネルギー利用した上で残さを肥料として利用する多段階利用が可能として試算 3 農作物非食用部 ( 年間発生量 : 約 500 万炭素トン / 現在の利用率 : 約 30%( 飼料等 )( すき込み利用を含めると約 85%) ) 飼料利用等としての利用を推進するとともにすき込み利用について地力増進効果等への影響に留意しつつ将来的には全体の約 15% がエネルギー利用可能として試算 4 食品廃棄物 ( 年間発生量 : 約 80 万炭素トン / 現在の利用率 : 約 27%( 飼料など )) 飼料等としての利用を推進しつつ飼料利用等が困難なものについて将来的には全体の約 25% がエネルギー利用可能として試算備考バイオマス発電については発電事業としての実績事例が尐ないことなどから個別の検討等が進んだ段階でさらなる試算が行われることが望ましいと考えられる ( 参考 ) 既設分は 154 万 kw(2009 年時点 ) 9

バイオマス比率をめぐる現状課題と対応の方向性 1 FIT 認定を受けたバイオマス発電設備については毎の総売電量のうちそのにおける各区分のバイオマス燃料の投入比率 ( バイオマス比率 ) を乗じた分が FIT による売電量となっている現状各区分のバイオマス比率については FIT 入札の落札案

バイオマス比率をめぐる現状課題と対応の方向性 1 FIT 認定を受けたバイオマス発電設備については毎の総売電量のうちそのにおける各区分のバイオマス燃料の投入比率 ( バイオマス比率 ) を乗じた分が FIT による売電量となっている現状各区分のバイオマス比率については FIT 入札の落札案既認定案件による国民負担の抑制に向けた対応 ( バイオマス比率の変更への対応 ) 2018 12 21 日資源エネルギー庁バイオマス比率をめぐる現状課題と対応の方向性 1 FIT 認定を受けたバイオマス発電設備については毎の総売電量のうちそのにおける各区分のバイオマス燃料の投入比率 ( バイオマス比率 ) を乗じた分が FIT による売電量となっている現状各区分のバイオマス比率については