目次 第 1 章はじめに 1 1 目的 1 2 位置付け 1 3 対象区域及び対象建築物 2 4 計画期間 2 第 2 章基本方針 3 1 想定する地震の規模 被害の状況 3 2 耐震化の現状 5 3 耐震化の目標 11 第 3 章課題と施策展開の方向 施策の実施状況 14 2 課題の把

Size: px
Start display at page:

Download "目次 第 1 章はじめに 1 1 目的 1 2 位置付け 1 3 対象区域及び対象建築物 2 4 計画期間 2 第 2 章基本方針 3 1 想定する地震の規模 被害の状況 3 2 耐震化の現状 5 3 耐震化の目標 11 第 3 章課題と施策展開の方向 施策の実施状況 14 2 課題の把"

Transcription

1 別紙 2 ( 案 ) 新宿区耐震改修促進計画 ( 平成 25 年度改定 ) 平成 20(2008) 年度 ~ 平成 32(2020) 年度 平成 26(2014) 年 3 月 新宿区

2 目次 第 1 章はじめに 1 1 目的 1 2 位置付け 1 3 対象区域及び対象建築物 2 4 計画期間 2 第 2 章基本方針 3 1 想定する地震の規模 被害の状況 3 2 耐震化の現状 5 3 耐震化の目標 11 第 3 章課題と施策展開の方向 施策の実施状況 14 2 課題の把握 20 3 施策展開の方向 23 第 4 章耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策 25 1 取り組み方針 25 2 取り組むべき施策 意識啓発及び情報提供の充実 耐震診断及び耐震改修への支援 区有施設の耐震化の推進 耐震診断及び耐震改修支援等のまとめ 関連施策の推進 36 第 5 章耐震診断及び耐震改修に関する指導 助言等 40 第 6 章今後の取り組み 43 巻末資料 1 建築物の耐震改修の促進に関する法律 ( 抜粋 ) 2 特定既存耐震不適格建築物一覧表 3 要安全確認計画記載建築物一覧表 4 要緊急安全確認大規模建築物一覧表

3 東京都防災関連計画第 1 章はじめに 1. 目的新宿区耐震改修促進計画 ( 以下 本計画 という ) は 住宅 建築物の耐震化を総合的かつ計画的に促進し 地震により想定される被害 ( 建物全壊や地震火災による焼失棟数 ) を6 割減少させ 地震災害による区民の生命と財産への被害を最小限に留める減災社会を実現することを目的とする 2. 位置付け本計画は 建築物の耐震改修の促進に関する法律 ( 平成 7 年法律第 123 号 以下 耐震改修促進法 という ) 第 6 条第 1 項の規定に基づき策定するものであり 東京都耐震改修促進計画 及び 新宿区地域防災計画 等との整合を図るものとする 耐震改修促進計画の位置づけ 新宿区基本構想 新宿区総合計画 都市マスターフ ラン 災害対策基本法 実行計画 新宿区地域防災計画 新宿区耐震改修促進計画 東京都地域防災計画 東京都耐震改修促進計画 まちづくり 防災 耐震等の関連事業の推進 建築物の耐震改修の促進に関する法律 1

4 3. 対象区域及び対象建築物本計画の対象区域は新宿区全域とする 対象とする建築物は 原則として建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 20 号 ) における新耐震基準 ( 1)( 昭和 56 年 6 月 1 日施行 ) 以前に新築工事に着手した全ての建築物とする ただし 国や東京都の建築物は本計画に含まない なお 耐震改修促進法 ( 平成 25 年 5 月改正 ) では 現行の建築基準法等の耐震性に係る規定に法改正等により適合しなくなった建築物を 既存耐震不適格建築物 ( 下表のとおり ) と位置付けている ( 1): 新耐震基準現行の耐震基準 ( 新耐震基準 ) は昭和 56 年 6 月 1 日に導入された この新耐震基準は 建築基準法の最低限遵守すべき基準として 建築物の耐用年数中に何度か遭遇するような中規模の地震 ( 震度 5 強程度 ) に対しては構造体を無被害にとどめ 極めてまれに遭遇するような大地震 ( 震度 6 強程度 ) に対しては人命に危害を及ぼすような倒壊等の被害を生じないことを目標としている 種類 耐震改修促進法の規定概要 耐震改修促進法第 5 条第 3 項第 1 号に定める建築物 既存耐震不適格建築物 ( 建築時は建築基準法等の耐震性に係る規定に適合していたが その後の法改正等により 改正後の規定に適合しなくなった建築物 ) 既存耐震不適格建築物のうち不特定多数の者が利用する大規模な建築物等の分類 種類耐震改修促進法の規定概要備考 特定既存耐震不適格建築物要安全確認計画記載建築物要緊急安全確認大規模建築物 既存耐震不適格建築物のうち 耐震改修促進法第 14 条 (P47 参照 ) に定める建築物耐震診断を行い その結果 地震に対する安全性の向上を図る必要があると認められるときは 耐震改修を行うよう努めなければならない 既存耐震不適格建築物のうち 耐震改修促進法第 7 条第 1 項 (P45 参照 ) に定める建築物耐震診断を行い その結果を東京都または区の耐震改修促進計画に記載された期限までに所管行政庁 ( 2) に報告しなければならない 特定既存耐震不適格建築物のうち 耐震改修促進法附則第 3 条第 1 項 (P48 参照 ) に定める建築物耐震診断を行い その結果を平成 27 年 12 月 31 日までに所管行政庁に報告しなければならない P49 参照 P50 参照 P51 参照 ( 2): 耐震改修促進法第 2 条第 3 項 (P44 参照 ) により 建築主事を置く特別区の長 ただし一棟の建築物の延べ面積が 1 万平方メートルを超えるものは東京都知事 4. 計画期間本計画の計画期間は 平成 20 年度から平成 32 年度までとする 社会経済状況や関連計画の改定 本計画の進捗状況等に適切に対応するため おおむね3 年ごとに検証し 必要な施策の見直しなどを行う 2

5 因別負傷者 6,792 人原因別第 2 章基本方針 1. 想定する地震の規模 被害の状況 東京湾北部地震 (M7.3 冬 18 時発災 風速 8m/ 秒 ) を想定する 東京都は 東日本大震災 ( 3) の経験を踏まえ 首都直下地震など東京を襲う大地震に対してより確かな備えを講じていくため 平成 18 年 5 月に公表した 首都直下地震による東京の被害想定 の見直しを行い 平成 24 年 4 月 18 日に 首都直下地震等による東京の被害想定 ( 4) として公表している 新宿区地域防災計画( 平成 25 年度修正 ) では 震災時の対応や今後の対策を検討する上で 首都直下地震等による東京の被害想定 の 東京湾北部地震 (M7.3) の新宿区に関わる被害想定を前提条件としている そこで 本計画においても 東京湾北部地震 (M7.3) の被害想定に基づいて策定を行い 気象条件は 最も被害が大きくなる 冬の18 時 で 風速 8m/ 秒 の想定を用いることとする なお 中央防災会議が平成 25 年 12 月に公表した 首都直下地震の被害想定と対策について ( 最終報告 ) の都心南部直下地震の東京都に関わる被害想定は 首都直下地震等による東京の被害想定 と 被害の規模及びその傾向が概ね同程度であることから 本計画では 東京湾北部地震 (M 7.3) の被害想定を前提条件とする 本計画で想定する被害の状況 ( 新宿区 ) 建物全壊棟数 3,683 棟火災出火件数 37 件エレベーター閉じ込め発生数 487 台 死者 293 人原ゆれ 液状化建物被害 220 人 急傾斜地崩壊地震火災ブロック塀等落下物 7 人 64 人 1 人 0 人 ゆれ 液状化建物被害 6,479 人 急傾斜地崩壊地震火災ブロック塀等落下物 9 人 258 人 41 人 5 人 資料 : 首都直下地震等による東京の被害想定 ( 平成 24 年 4 月 ) 3

6 ( 3): 東日本大震災平成 23 年 3 月 11 日午後 2 時 46 分 三陸沖を震源とするマグニチュード 9.0 の地震が発生し 宮城県北部で震度 7 を観測したほか 宮城県 福島県 栃木県 岩手県 群馬県 埼玉県 千葉県の広い範囲で震度 6 強から 6 弱を観測した この地震により 三陸沿岸の広い範囲に津波が発生 多くの市街地や集落が津波に呑み込まれた 地震による死者は 1 万 5 千人を超え 行方不明者と合わせると1 万 8 千人を超えている ( 平成 25 年 11 月現在 ) ( 4): 首都直下地震等による東京の被害想定 ( 平成 24 年 4 月 18 日公表 ) 東京都は 東日本大震災の発生を踏まえ現行の被害想定を見直し 客観的なデータや科学的な裏付けに基づき より実態に即した被害想定へと全面的に見直した 想定する地震として 従来の首都直下地震 ( 東京湾北部地震 <M7.3> 多摩直下地震 <M7.3>) に海溝型地震 ( 元禄型関東地震 <M8.2> 及び活断層で発生する地震 ( 立川断層帯地震 <M7.4>) を追加した フィリピン海プレート上面の深さが従来の想定より浅いという最新の知見を反映させたことにより 震源が浅くなるため 従来の想定より震度が大きくなった また 津波による被害想定も実施した その結果 最大震度 7の地域が出るとともに 震度 6 強の地域が広範囲になっており 東京湾北部地震の死者が最大で約 9,700 人となっている 4

7 2. 耐震化の現状 住宅 ( 賃貸共同住宅を含む ): 耐震化率 88.2%( 平成 25 年 3 月 ) 民間特定既存耐震不適格建築物 ( 賃貸共同住宅 緊急輸送道路沿道の建築物を除く ): 耐震化率 80.6%( 平成 25 年 3 月 ) 緊急輸送道路沿道の建築物 : 耐震化率 90.3%( 平成 24 年 2 月 ) 防災上重要な区有施設 : 耐震化率 98.0%( 平成 25 年 12 月 ) (1) 住宅 平成 20 年住宅 土地統計調査をもとに推計した平成 25 年 3 月の区内の住宅総数 ( 賃貸 共同住宅を含む ) は 184,800 戸である このうち 163,000 戸 (88.2%) の住宅が必要な 耐震性能を有していると見込まれる 一方 21,800 戸 (11.8%) の住宅が必要な耐震性能 を有していないと見込まれる 住宅の耐震化の現状 ( 平成 25 年 3 月 ) 住宅総数 耐震性能を有している 住宅の耐震化率 住宅数 ( 5) a b C=b/a 184,800 戸 163,000 戸 88.2% ( 5): 平成 20 年住宅 土地統計調査や東京都総務局推計値をもとに算定した推計値 参考 マンションの耐震化の現状 ( 平成 25 年 3 月 )( 6) マンション棟数 a 耐震性能を有しているマンション棟数 b マンションの耐震化率 C=b/a 12,900 棟 11,500 棟 89.1% ( 6): 新宿区の土地利用 2013 等をもとに算定した推計値 新宿区の土地利用 2013 の非木造系集合住宅をマンションとして算出した 5

8 (2) 民間特定既存耐震不適格建築物平成 25 年 3 月時点の特殊建築物等定期調査報告 ( 7) 等をもとに 民間特定既存耐震不適格建築物の規模要件に合致する区内の建築物総数を抽出すると 1,284 棟であった このうち 1,035 棟 (80.6%) の建築物が必要な耐震性能を有していると見込まれる 一方 249 棟 (19.4%) の建築物が必要な耐震性能を有していないと見込まれる 民間特定既存耐震不適格建築物の耐震化の現状 ( 平成 25 年 3 月 ) ( 単位 : 棟 ) 学校 ( 体育館 幼稚園 保育所を含む ) 病院 診療所 社会福祉施設等 民間特定既昭和耐震性能耐震性能耐震性能昭和 57 年存耐震不適 56 年を有してを有してを有して建築物総以降の建格建築物の以前のいないいる建築いる建築数築物耐震化率建築物建築物物 ( 8) 物 (%) a b c d e f=a+d g=e/f % % ホテル 旅館等 % 百貨店 店舗 ( 遊技場 公衆浴場を含む ) ガソリンスタンド等 % % その他 % 合計 ,035 1, % ( 7): 本計画では 建築基準法第 12 条第 1 項に定める制度である 特殊建築物等定期調査報告 ( 8): 特殊建築物等定期調査報告等をもとに 国が示す 耐震性のある割合 及び東京都の 文部科学省の私立学校耐震化状況調査の結果 等に基づいて算定した推計値 6

9 (3) 緊急輸送道路沿道建築物地震により防災上重要な道路沿道の建築物が倒壊し 道路を塞いだ場合 避難や救助 復旧 復興活動等に大きな支障を来たす恐れがある このため 都では平成 19 年 3 月に 東京都耐震改修促進計画 を定め 地震発生時に閉塞を防ぐべき道路 として 東京都地域防災計画 に位置づけられた緊急輸送道路 ( 9) のうち 3 路線を指定し 区内では甲州街道 ( 国道 20 号線 ) が指定された その後 都は平成 20 年 3 月 東京都耐震改修促進計画 を変更し 東京都地域防災計画 に位置づけられた全ての緊急輸送道路 (1~3 次 ) を指定し 緊急輸送道路沿道特定建築物の耐震化を重点的に進めていくこととした 更に 東京都は 平成 23 年 3 月 東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例 を制定し 緊急輸送道路のうち 特に沿道の建築物の耐震化を推進する必要がある道路を特定緊急輸送道路 ( 10) に指定した 区では 特定緊急輸送道路沿道建築物について 集中的に耐震化を進めるため 補助金を拡充し 耐震診断 補強設計 耐震改修工事 ( 除却 建替え含む ) への補助を行っている 平成 21 年に区が行った調査などによると 地震発生時に閉塞を防ぐべき道路 として指定された緊急輸送道路 (1~3 次 ) 沿道の昭和 56 年以前の建築物棟数は 810 棟である 全体の 4,332 棟のうち 3,910 棟 (90.3%) の建築物が必要な耐震性能を有していると見込まれる 一方 422 棟 (9.7%) の建築物が必要な耐震性能を有していないと見込まれる ( 9): 震災時の救助や物資輸送などを円滑に行うため 応急活動の中心となる防災拠点や庁舎等を相互に結ぶ道路で 1 次から3 次までの指定がある ( 10): 緊急輸送道路のうち 震災時の応急対策の中枢機能を担う防災拠点 空港や港湾などを結ぶ道路 他県からの緊急物資や救援活動の受け入れのための主要な道路など 緊急輸送道路 (1~3 次 ) 沿道特定建築物 ( 法 5 条 3 項 ) の耐震化率 ( 平成 24 年 2 月末 ) ( 単位 : 棟 ) 区 分 閉塞のおそれのある建物 うち昭和 56 年以前の建築物 bのうち耐震性能を有している割合 (%) ( 11) b のうち耐震性能を有している建築物 うち昭和 57 年以降の建築物 耐震性能を有している建築物合計 緊急輸送道路沿道特定建築物の耐震化率 (%) a b c d=b c e f=d+e g=f/a 合計 4, ,522 3,910 第一次緊急輸送道路 第二次緊急輸送道路 2, , 第三次緊急輸送道路 ( 11): 耐震性能を有している割合 (%) は 民間特定建築物の昭和 以前の建築物の耐震性の割合 (47.8%) とした 建築物調査方法を現地実態調査等に変更したため 閉塞のおそれのある建物の推計値を 2,240 棟から 4,332 棟に修正し 耐震性能を有している建築物合計の推計値等についても修正した 7

10 緊急輸送道路 地震発生時に道路閉塞を防ぐべき道路 特定緊急輸送道路 目白通り 目白通り 首都高速5号線 新青梅街道 凡例 青梅街道 靖国通り 大ガードから 区役所まで 新宿通り 青 特定緊急輸送道路 赤 特定緊急輸送道路 首都高速道路 公園通り 甲州街道 首都高速4号線 首都高速中央環状線 地上部分のみ表示 8

11 参考 : 東京都緊急輸送道路ネットワーク計画図 9

12 (4) 防災上重要な区有施設区有施設については 昭和 56 年以前に建築した建築物について 耐震診断を平成 16 年度までに完了している その結果として 耐震補強工事を迅速かつ計画的に進めるため 区有施設の耐震対策について 平成 17 年 7 月に方針を決定し 公表している この方針に基づき 第一次避難所 ( 小 中学校 ) 及び第二次避難所 ( 児童館 ことぶき館等 ) のうち耐震補強が必要な施設について 順次耐震補強工事等を実施した その後 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災を踏まえて取りまとめた新宿区緊急震災対策 ( 平成 23 年 5 月 ) により 施設活用の検討をしているなどの理由から耐震未実施の区有施設についても 解体又は補強工事を行うこととした また 区役所本庁舎についても改めて耐震診断を行ったところ 所要の耐震性に疑問あり との結果であったことから 対応策として免震改修工事を行うこととした 免震改修工事が終了するまでの安全確保のために 仮補強工事を実施して平成 25 年 5 月末に工事を完了した 平成 26 年 3 月時点において 耐震化を図るべき施設は156 施設であり そのうち耐震補強工事実施中の施設は1 施設 耐震性能を有している施設は155 施設で 耐震化率は99.4% である なお 耐震補強工事実施中の施設である区役所本庁舎について 免震改修工事が平成 27 年 11 月中旬に完了することにより 区有施設の耐震化率は100% を達成する 防災上重要な施設及び不特定多数の者が利用する耐震化を図るべき施設数 昭和 56 年以前の施設 区有施設の耐震化の現状 ( 平成 26 年 3 月 ) ( 単位 : 施設数 ) 補強工事実施済 耐震診断の結果問題のないもの 補強工事実施中 昭和 57 年以降の施設 耐震性能を有している施設 区有施設の耐震化率 (%) a b=c+d c d e f=c+e g=f/a ( ) % 平成 25 年度末に耐震補強工事が完了する 2 施設を含む 10

13 3. 耐震化の目標 住宅 ( 賃貸共同住宅を含む ) については 平成 27 年度までに耐震化率を 90% 以上 平成 32 年度までに耐震化率を 95% 以上とすることを目指すものとする 民間特定既存耐震不適格建築物 ( 賃貸共同住宅 緊急輸送道路沿道建築物を除く ) については 平成 27 年度までに耐震化率を 90% 以上 平成 32 年度までに耐震化率を 95% 以上とすることを目指すものとする ただし 緊急輸送道路沿道建築物 防災上特に重要な建築物 ( 学校 病院等 ) 大規模な百貨店 ホテル 劇場等は平成 27 年度までに耐震化率を 100% とすることを目指すものとする 区有施設については 平成 27 年度までに耐震化率を 100% を達成する 建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための基本的な方針 ( 平成 25 年 10 月 29 日国土交通省告示第 1055 号改正 以下 国の基本方針 という ) においては 住宅及び多数の者が利用する建築物の耐震化率について 平成 27 年度までに少なくとも 90% にすることを目標とするとともに 住宅については平成 32 年度までに少なくとも 95% にすることを目標に定めている 東京都耐震改修促進計画 ( 平成 24 年 3 月改正 ) においても同様の目標を定めている これらを受け 区においては 平成 27 年度及び平成 32 年度における耐震化率の目標を次のとおりとする なお 民間特定既存耐震不適格建築物の中でも 緊急輸送道路沿道建築物については 東京都耐震改修促進計画 に沿って 平成 27 年度までに耐震化率を 100% にすることを目標とする 学校 病院等の防災上特に重要な建築物や 大規模な百貨店 ホテル 劇場等の不特定多数の者が利用する建築物についても 東京都耐震改修促進計画 に沿って 平成 27 年度までに耐震化率を 100% にすることを目標とする 耐震化率の目標 建築物の種類 目標 ( 耐震化率 ) 27 年度末 32 年度末 住宅 ( 賃貸共同住宅を含む ) 90% 95% 民間特定既存耐震不適格建築物 ( 賃貸共同住宅を除く ) 90% 95% 1 緊急輸送道路沿道建築物 100% 2 防災上特に重要な建築物 ( 学校 病院等 ) 100% 3 大規模な百貨店 ホテル 劇場等 100% 区有施設 100% 11

14 (1) 住宅に関する耐震化の目標阪神 淡路大震災の被害の状況をみると 死者数の 8 割以上が建築物の倒壊によるものである 住宅を耐震化することは 住宅等の倒壊及び倒壊に伴う出火による死者数を少なくすることにつながる 区では 住宅 ( 賃貸共同住宅を含む ) については 平成 27 年度までに耐震化率を 90% 以上 平成 32 年度までに耐震化率を 95% 以上とすることを目標とする 住宅の耐震化の現状と目標 ( 戸 ) 163, , ,313 平成 27 年度における戸数の見直し及び32 年度における推計値の追加 今回の改定において 直近の住宅 土地統計調査や都の世帯推計調査を基に 推計を行った あわせて 平成 32 年度における耐震化率 95% に対する耐震化が必要な戸数を推計した 平成 27 年度に耐震化率 90% を達成するためには 自然更新に加え 500 戸の耐震改修が必要となる 平成 32 年度に耐震化率 95% を達成するためには 自然更新に加え さらに 1,000 戸の耐震改修が必要となる 12

15 (2) 民間特定既存耐震不適格建築物に関する耐震化の目標民間特定既存耐震不適格建築物については 平成 27 年度までに耐震化率を 90% 以上 平成 32 年度までに耐震化率を 95% 以上にすることを目標とする 民間特定既存耐震不適格建築物の耐震化の現状と目標 平成 27 年度に耐震化率 90% を達成するためには 自然更新に加え 50 棟の耐震改修が必要となる さらに 平成 32 年度に耐震化率 95% を達成するためには 自然更新に加え 10 棟の耐震改修が必要となる (3) 区有施設に関する耐震化の目標区有施設のうち 防災上重要な施設及び不特定多数の者が利用する耐震化を図るべき施設については 平成 27 年度までに耐震化率を 100% を達成する (P10 参照 ) 13

16 第 3 章課題と施策展開の方向 1. 施策の実施状況 区及び東京都等が実施している耐震促進に関わる施策の実施状況は 次のとおりである (1) 新宿区が実施している事業ア ) 建築物等耐震化支援事業の概要と実績 ( 木造住宅への支援 ) 名称 予備耐震診断 概要 耐震改修の必要性を認識してもらうため 民間の専門技術者を無料で派遣し予備耐震診断を実施する 年度別実施状況 ( 件 ) 合計 ( 件 ) ,572 耐震診断 補強設計費補助 耐震化を促進するため 耐震改修工事の前提となる耐震詳細診断及び補強計画作成に対し助成する 耐震改修工事費補助 耐震化を促進するため 耐震改修工事に対し補助する 簡易耐震改修工事費補助 耐震化を促進するため 簡易な耐震改修工事に対する利用しやすい補助を行う 工事監理費補助 耐震改修工事の工事監理費に対し補助する 耐震シェルター ベッド設置費補助 地震発生時に迅速な避難が困難な高齢者世帯等を対象に耐震シェルター及び耐震ベッドの設置に対し補助する 対象 : 昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した木造の 2 階建て以下の住宅 共同住宅 併用住宅 14

17 イ ) 建築物等耐震化支援事業の概要と実績 ( 非木造建築物への支援 )( 12) 名称 耐震アドバイザー派遣 概要 建物を確認し 耐震診断が必要か不要かをアドバイスする 耐震診断 耐震改修工事に向けたアドバイスを行い 分譲マンションでは 管理組合員の合意を形成するためのアドバイスも行う 年度別実施状況 ( 件 ) 合計 ( 件 ) 簡易耐震診断 設計図面などに基づいて 強度を略算して建物の耐震性能を評価する 耐震診断費補助 補強設計費補助 耐震化を促進するため 耐震改修工事の前提となる耐震診断に対し補助する 耐震化を促進するため 耐震改修工事の前提となる補強設計に対し補助する 耐震改修工事費補助 耐震化を促進するため 耐震改修工事に対し補助する 対象 :1 昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工されたもの 2 構造が鉄骨造 鉄筋コンクリート造 鉄骨鉄筋コンクリート造のいずれか 3 用途が住宅 緊急輸送道路沿道の建築物 特定既存耐震不適格建築物のいずれか ( 12) 平成 24 年度から 特定緊急輸送道路沿道建築物への補助を拡充し 実施 建築物等耐震化支援事業 ( ブロック塀等の除去への支援 ) 名称 概要 年度別実施状況 ( 件 ) 合計 ( 件 ) ブロック塀などの除去への補助 地震の際に倒壊して歩行者などを傷つける危険性がある塀を除去する費用を補助する 対象 : 道路に沿って設けられた高さが 1m 以上のコンクリートブロック塀 万年塀 大谷石塀など 15

18 ウ ) 啓発 情報提供 相談窓口 名称 ( 所管課 ) ホームページ ( 地域整備課 ) 相談事業 ( 地域整備課 危機管理課 ) 安全安心建築なんでも相談会 ( 建築指導課 ) 耐震ベッド等展示会 ( 地域整備課 ) 各種イベント等に合わせた啓発 ( 地域整備課 ) 耐震診断講習会 ( 地域整備課 ) 地域センターまつりにおける普及啓発関係団体 事業者との連携 ( 地域整備課 ) 耐震化モデル地区事業 ( 地域整備課 ) 耐震診断登録員 ( 地域整備課 ) 特定緊急輸送道路沿道建築物所有者等への啓発活動 ( 地域整備課 ) 東京都マンション啓発隊の戸別訪問による啓発活動 ( 地域整備課 ) 概要 ホームページ上に 耐震化支援事業の案内などを掲載している 地域整備課に耐震化に関する相談窓口を設けている 危機管理課には 防災対策全般の相談窓口を設けている 建築に関する耐震も含めた相談会を特別出張所等において開催し 希望に応じて予備耐震診断技術者派遣の申込を受けている 安価で信頼できる 耐震ベッド 及び 耐震シェルター の設置に関する紹介 展示等を行っている 区の総合防災訓練や地域イベント等の開催に合わせ耐震化に関する啓発を行っている 耐震診断登録員向け及び新規耐震診断登録員向けに実施している 事業パンフレットの配布等により普及啓発を実施し 耐震化に関する相談にも応じる 関係地域 事業者団体等との連携による耐震化の促進を行う 地区での説明会 相談会の開催 戸別訪問等を実施し 地域住民へ積極的な普及啓発活動を行っている 耐震診断登録員 による耐震診断 補強計画の作成を補助の要件としている 登録の際 区の講習会等の受講が要件となっている 登録員台帳はホームページにより公開している 特定緊急輸送道路沿道建築物所有者等に対して個別訪問を行っている 区内全域の分譲マンション管理組合等への訪問を行っている 実施状況 耐震化支援事業の概要を掲載 耐震化 防災対策のそれぞれの担当課が連携して相談に対応 月 1 回程度 ( 毎回 3~4 件 ) 都と共催の展示会 ( 年 2 回 ) 年 15 箇所程度 年 4 回程度開催 10 ヶ所の地域センターで普及啓発活動を実施 耐震フォーラムをはじめ 耐震化の啓発 普及活動を実施 ( 新宿区耐震補強推進協議会と連携 ) 平成 年度 (4 地区実施 ) 平成 24 年度 (7 地区実施 ) 平成 25 年度 (5 地区実施 ) 平成 25 年度現在 207 名登録 平成 23 年度から約 200 棟へ実施 ( 東京都と連携 ) 平成 24 年度から平成 27 年度において実施 ( 東京都と連携 ) 平成 24 年度 (4 日間実施 ) 平成 25 年度 (8 日間実施 ) 16

19 エ ) 関連施策 名称 ( 所管課 ) 家具転倒防止 ( 危機管理課 ) 落下物防止 ( 建築指導課 ) エレベーター閉じ込め防止 ( 建築指導課 ) がけ 擁壁の簡易調査 ( 地域整備課 ) 擁壁及びがけ改修等支援事業 ( 建築指導課 ) 消火器あっせん ( 危機管理課 ) 住宅火災警報機あっせん ( 危機管理課 ) 概要 家具転倒防止のための無料相談及び器具の無料取り付け (3 点まで ) 等を実施している 窓ガラスの落下防止対策として 都と協力し 計画的かつ定期的な改善指導を実施している 外壁タイル等の落下防止対策として 都と協力し 状況調査の実施を督促するとともに 改善指導を実施している 閉じ込め防止対策の情報提供と相談窓口の設置している 関係事業者団体等への働きかけを行っている 擁壁の簡易 ( 目視 ) 調査を行うため 無料で民間の専門技術者を派遣している 区内に擁壁等を所有する所有者に対し 擁壁の新設工事や築造替え工事に対する コンサルタント派遣 改修工事費補助 を実施している 区内の一般家庭と事業所を対象に消火器の購入 廃棄 薬剤の詰め替え ( それぞれ有料 ) について区と協定を結んだ業者を派遣している 平成 22 年 4 月 1 日からすべての住宅に住宅用火災警報装置の設置が必要となったことから 区内の一般家庭と事業所を対象に 既存住宅への火災警報器の購入 取付けを 区と協定を結んだ業者に提供させている 平成 23 年度 52 件平成 24 年度 81 件 実施状況 平成 17 年度に建築物の落下物実態調査を実施 平成 17 年度に改善指導 啓発を実施 相談があった場合などに指導を実施 昇降機定期報告制度を活用し 所有者に安全対策等の啓発を実施 所有者等からの要請に基づき実施 平成 24 年度から事業を開始コンサルタント派遣 24 年度 1 件改修工事費補助 24 年度 1 件 購入 廃棄 薬剤詰替 平成 23 年度 386 件 581 件 8 件 平成 24 年度 445 件 641 件 24 件 平成 23 年度平成 24 年度 55 件 23 件 防災用品のあっせん ( 危機管理課 ) 区内の一般家庭と事業所を対象に 避難用品 簡易トイレ 家具転倒防止器具 火災 地震対策用品 非常食料 飲料水 加熱用品 のあっせんを行っている 平成 23 年度平成 24 年度 414 件 268 件 中小企業向け制度融資 ( 産業振興課 ) 中小企業を対象に 耐震工事 ( 内装 外装 ) に利用ができる 17

20 (2) 東京都等が実施している補助事業 助成対象 (3~8: 非住宅特定建築物 ) 概要 耐震診断 耐震改修 事業名担当課 1 戸建て住宅 私立学校安全対策促進事業費補助金 社会福祉施設等耐震化促進事業 マンション耐震化促進事業 木造住宅耐震化促進事業 緊急輸送道路沿道建築物耐震化促進事業 医療施設耐震化促進事業 医療施設耐震化緊急対策事業 耐震対策緊急促進事業 私立学校安全対策促進事業費補助金 医療施設耐震化促進事業 医療施設耐震化緊急対策事業 医療施設耐震化緊急整備事業 ( 耐震化臨時特例交付金 ) 社会福祉施設等耐震化促進事業 特定施策推進型商店街事業 生活文化局私学部私学振興課 福祉保健局総務部総務課及び施設所管各課 都市整備局住宅政策推進部マンション課 都市整備局市街地建築部建築企画課 都市整備局市街地建築部建築企画課 福祉保健局医療政策部救急災害医療課 福祉保健局医療政策部救急災害医療課 耐震対策緊急促進事業実施支援室 生活文化局私学部私学振興課 福祉保健局医療政策部救急災害医療課 福祉保健局医療政策部救急災害医療課 福祉保健局医療政策部救急災害医療課 福祉保健局総務部総務課及施設所管各課 産業労働局商工部地域産業振興課 O 2 共同住宅 O O 3 劇場など 4 学校など O 5 病院など 6 百貨店など 7 その他公共 8 その他民間 O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O 対象となる建築物 昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築された私立学校 ( 幼小中高 ) の校舎 園舎等 昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築された民間社会福祉施設等 昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築確認を受けた耐火構造の分譲マンション ( 区市町村への補助 ) 木造住宅密集地域の整備地域にある昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築された木造住宅 東京都耐震改修促進計画で指定した閉塞を防ぐべき道路沿道の建築物のうち 昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築された一定規模以上の建築物 ( 区市町村への補助 ) 東京都災害拠点病院等 東京都災害拠点病院等 要緊急安全確認大規模建築物要安全確認計画記載建築物等 昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築された私立学校の校舎 園舎等 東京都災害拠点病院等 東京都災害拠点病院等 東京都災害拠点病院等 昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築された民間社会福祉施設等 昭和 56 年以前に設置された商店街のアーケード アーチ マンション耐震化促進事業 都市整備局住宅政策推進部マンション課 O 昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築確認を受けた耐火構造の分譲マンション ( 区市町村への補助 ) 18

21 助成対象 (3~8: 非住宅特定建築物 ) 概要 事業名 担当課 1 戸建て住宅 2 共同住宅 3 劇場など 4 学校など 5 病院など 6 百貨店など 7 その他公共 8 その他民間 対象となる建築物 木造住宅耐震化促進事業 緊急輸送道路沿道建薬物耐震化促進事業 耐震対策緊急促進事業 都市整備局市街地建築部建築企画課 都市整備局市街地建築部建築企画課 耐震対策緊急促進事業実施支援室 O O O O O O O O O O O O O O 木造住宅密集地域の 整備地域 ( 13) にある昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築された木造住宅で 幅員 6m 以下の道路に接しているもの ( 区市町村への補助 ) 東京都耐震改修促進計画で指定した閉塞を防ぐべき道路沿道の建築物のうち 昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築された一定規模以上の建築物 ( 区市町村への補助 ) 要緊急安全確認大規模建築物要安全確認計画記載建築物等 出典 : 東京都耐震改修促進計画 ( 平成 24 年 3 月 ) 巻末 14: 耐震診断 耐震改修助成制度一覧 より ( 13): 東京都の 防災都市づくり推進計画 で定められた地域で 地域危険度が高く かつ 特に老朽化した木造建築物が集積するなど 震災時の大きな被害が想定される地域 19

22 2. 課題の把握 施策の実施状況と 区で実施したアンケートからみた課題は次のとおりである (1) 施策の実施状況からみた課題 1 意識啓発及び情報提供の充実 耐震化を行うための必要な情報が得られていない より多くの区民が耐震化を行うことができるよう 耐震化に対する意識啓発 情報提供の充実が必要である 専門家や関係団体 地域住民や商店街などの団体等との連携の強化が必要である 耐震化促進に向けて 地域住民や関連団体等の自主的な活動をさらに進めていく必要がある 2 耐震診断及び耐震改修への支援 建築物等耐震化支援事業の実施件数が少ない その理由として 必要性の認識が低いこと 耐震診断の費用の問題 事業の効果に対する認識不足等が考えられる 平成 年度に実施した耐震化モデル地区事業の検証の結果 耐震改修工事の補助対象とならない道路突出や無接道敷地の建物が 54.3% に上ったことから 平成 24 年 7 月から補助要件を拡充して 木造住宅に限り道路突出や無接道敷地についても補助の対象とした 今後も耐震化モデル地区事業の中で耐震性や防災性の課題を抽出し 地域の実情に合わせた補助事業の検討を行っていく必要がある 3 関連施策の推進 家具の落下 転倒 移動や エレベーターの閉じ込め ブロック塀の倒壊など地震によって生じることが想定されるさまざまな被害について対策を講じることが必要である 4 耐震診断及び耐震改修に関する指導 助言等 耐震改修促進法に基づく指導及び助言を行い 耐震診断や耐震改修を促す必要がある (2) 耐震化に関するアンケートからみた課題ア ) 区民アンケート調査平成 19 年 12 月に木造住宅密集地域の木造住宅を対象に行った 新宿区の建築物等耐震化支援事業に関するアンケート調査 ( 配布数 3,715 票に対し 回収数は 347 票 回収率 9.3%) の結果から 以下の課題が明らかになった 1 建築物等耐震化支援事業に関する十分な情報提供が求められている およそ 7 割が 自宅の耐震診断が必要 と考えているにもかかわらず 耐震診断を受けようと考えたことがある のは 5 割程度にとどまっている 耐震化を促進するために 建築物等耐震化支援事業に関する十分な情報提供が必要である 2 区の制度の活用を図るためPRの推進が必要である 無料で受けられる区の予備耐震診断技術者派遣制度を知らないとの回答が 6 割に上った 20

23 このため 制度のPRを推進し より多くの区民に制度を活用してもらうとともに 制度の活用を通じて耐震化に対する意識の高揚を図っていく必要がある 3 木造住宅の耐震化に対する支援を 今後も推進していく必要がある 今後力を入れるべき分野については 予備耐震診断 耐震調査 計画 耐震補強工事 の助成 (59.8%) や 簡易的な補強工事 への支援 (34.8%) 耐震シェルター (19.9%) や 耐震ベッド (9.1%) の設置に対する支援といった回答が多かった こうした耐震化に対する支援を 今後も推進していく必要がある イ ) 事業所アンケート調査平成 19 年 10 月に区内の事業所を対象に行った 新宿区内事業所の防災対策の実態に関するアンケート調査 ( 配布数 3,000 票に対し 回収数は 993 票 回収率は 33.1%) の結果から 以下の課題が明らかになった 1 事業所への情報提供が求められている 耐震診断を実施したことがある は1 割台半ばにとどまり 耐震診断の実施時期は未定と回答した事業所のうち約 4 割がその理由として どの業者に頼んだら良いかわからない を挙げた こうした耐震化に関する情報提供を十分に行っていく必要がある 2 建物所有者 ( オーナー ) への意識啓発が必要とされている 耐震診断を行っていない理由としては テナントとして入居しているので建物には手を付けられない との回答が最も多く3 割台半ばを占めており 建物所有者 ( オーナー ) への意識啓発が必要である 3 耐震化のためのPRの推進が必要とされている テナントとして入居する際 建物の耐震性を考慮した( する ) と 考慮しなかった( しない ) はいずれも4 割台半ばであった 考慮しなかった ( しない ) 理由としては 頑丈な建物で倒壊しない と 安いテナント料を優先 との回答が2 割台半ばで多かった また 耐震補強の方法 ( 工法 ) については 知っている が約 3 割であるのに対し 知らない が約 5 割と 認知度が低い こうしたことから 耐震化のためのPRの推進が必要である 4 耐震化に対する支援を検討していく必要がある 建物の耐震に関して行政に望むこと については 耐震診断 耐震補強に対する補助金制度 との回答が5 割強で最も多いことから 耐震化の支援制度について検討を進める必要がある ウ ) 地域センターまつり等のアンケート調査平成 24 年度の地域センターまつり (10 地区 ) 等での普及啓発活動において来場者を対象としたアンケート調査を実施した 主な回答は以下のとおりである 21

24 耐震化に関心がある割合はほとんどの地区で9 割を超えている また 来場者のうち新耐震基準 ( 昭和 56 年以降 ) の建築物に居住しているのは 地区により異なりおおむね 3 割 ~5 割であった 地域ごとに 戸建 マンション ビルオーナーなど居住者特性に特徴がみられるため 地域の特性に合わせた普及啓発活動等の実施を検討していく必要がある エ ) 耐震化モデル地区事業におけるヒアリング区では 平成 22 年度より総合危険度及び建物倒壊危険度が高い地区から順次耐震化促進のモデルとなる地区として設定し 説明会や無料の耐震診断の相談会等を実施している また 地区内の戸別訪問を行い 耐震化支援事業の説明や耐震に関する相談などを行っている 平成 24 年度の耐震化モデル地区事業で 昭和 56 年以前の木造 2 階建て以下の住宅の居住者に実施したヒアリングに対する主な回答は以下のとおりである 首都直下地震について 7 割以上が 非常に不安 不安 と回答した また 現在の住まいの耐震性に不安に思うことが ある との回答が7 割以上であった 現在の住まいの震災対策について 実施済み は3 割であった 未実施 のうち これから実施予定 が8% 費用によって実施したい が37% であった一方 今のところ考えていない が55% であった 区の耐震化支援事業を知っている人は7 割を超えており 今後平成 27 年度まで実施する耐震化モデル地区事業においても 引き続き戸別訪問等による普及啓発活動を重点的に実施していく必要がある 以上の結果から これまで実施してきた施策をさらに推進していくためには 意識啓発及び情報提供 耐震診断及び耐震改修 関連施策 耐震診断及び耐震改修に関する指導 助言等 に関する施策のより一層の充実を図っていくべきである 22

25 3. 施策展開の方向 これまでの施策展開の方向を堅持し 次の 4 つの視点からさらなる耐震施策の推進を図っていくものとする 意識啓発及び情報提供の充実 耐震診断及び耐震改修への支援 関連施策の推進 耐震診断及び耐震改修に関する指導 助言等 本計画策定後 6 年経過し この間区では都や関連団体等と連携して 啓発 情報提供 相談窓口 建築物等耐震化支援事業 落下物やエレベーター閉じ込め防止をはじめとする 関連施策 (P14~P19 参照 ) 等の耐震化施策を実施してきた 啓発 情報提供 相談窓口 においては これまで 相談会や各種の啓発イベント等の実施のほか 特定の地区の耐震化を重点的に推進する 耐震化モデル地区事業 を展開しており 耐震改修促進において最も重要となる意識啓発及び情報提供の充実が図られてきたところである 今後は 総合危険度及び建物倒壊危険度 ( 14) が4となる地区に 建築士による戸別訪問を通じた啓発 情報提供及び住まいのアドバイザー派遣による相談を 一層推進していく 建築物等耐震化支援事業 においては この 6 年間で木造だけでなく非木造も助成の対象とし 簡易な耐震対策等についても力を入れてきた結果 個々の実績は概ね増えてきており 今後も継続的な推進を実施していく 落下物やエレベーター閉じ込め防止をはじめとする 関連施策 においては 耐震施策を単独にみるのではなく 効果をより高めるために関連する他の施策や団体等との連携強化を図っていく ( 14) 東京都の 地震に関する地域危険度測定調査 において 町丁目ごとの総合危険度 ( 地震の揺れによる建物倒壊や火災の危険性を1つの指標にまとめたもの ) 及び建物倒壊危険度 ( 地震の揺れによって建物が壊れたり傾いたりする危険性の度合い ) を公表している いずれも1( 危険度が低い )~5( 危険度が高い ) の5 段階で危険度を示している 23

26 課題と施策展開の方向 施策展開の視点意識啓発及び情報提供の充実耐震診断及び耐震改修への支援 施策展開の方向 ( 住宅 ) 広報しんじゅくやホームページを通じて意識啓発 情報提供の充実を図る 行政の相談窓口間の連携及び充実を図る 耐震診断 補強計画作成技術者や補強工事施工業者の技術向上を図る 技術者 施工業者に関する情報提供の充実を図る 耐震化促進のための専門家の派遣やコンサルティングなどの充実を図る 専門家や関係団体 地域住民や商店街などの団体との連携を図る 耐震化モデル地区事業 における 住まいのアドバイザー派遣 を通じて 意識啓発及び情報提供の先導的な取り組みを行う ( 事業所 ) 上記に準じる ( 住宅 ) 区の耐震診断及び耐震改修制度のPRを推進し より多くの区民に制度を活用してもらうとともに 制度の活用を通じて耐震化に対する意識の高揚を図る 現在行っている 予備耐震診断 耐震診断 補強設計 耐震改修工事 の補助など 建物の耐震化への支援を継続するとともに 少しでも耐震性が向上できる 簡易的な補強工事 への支援 応急措置のひとつである 耐震シェルター や 耐震ベッド の設置に対する支援など 耐震化を図る際の多様な条件に応じた耐震メニューにより 耐震化の促進を図る 木造住宅に限り道路突出や無接道敷地の建物についても補助要件を拡充し 耐震化の促進を図る ( 事業所 ) 事業所建築物の耐震化促進のため 予備耐震診断 耐震診断 補強設計 耐震改修工事 支援制度の活用を図る 関連施策の推進 ( 住宅 ) 家具の落下 転倒 移動の防止 エレベーターの閉じ込め防止 ブロック塀の倒壊防止等の対策を推進する ( 事業所 ) 上記に準じる 耐震診断及び耐震 ( 住宅 ) 改修に関する指導 速やかな耐震化が必要な建築物の所有者に対し 重点的に耐震診断及び助言等耐震改修に関する指導 助言等を行う ( 事業所 ) 上記に準じる 24

27 第 4 章耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策 1. 取り組み方針 建築物の耐震化は それぞれの建築物の所有者が自らの責務として取り組むことを基本とする 区は 建築物の耐震化を行おうとする建築物の所有者に対し 国 都及び関係団体 ( 地域団体 事業者団体など ) と連携して支援を行う 区は 目標とする耐震化を達成するため 民間建築物の耐震診断 耐震改修を促進するとともに すべての公共建築物の耐震化を図る 区は 耐震改修を計画的に促進させるため 本計画に基づき 国 都及び関係団体と連携して耐震化の促進に取り組む (1) 基本的な考え方建築物の耐震化はそれぞれの建築物の所有者が 自らの責務として取り組むことが基本である また 情報提供などの面で建築物の所有者や関係団体 区が協力して耐震化を促進していく 建築物の耐震化を行う所有者等に対して 区は国 都及び関係団体等と連携して 必要な支援を行うこととする 建築物の耐震化を効果的に進めるためには こうした建築物の所有者の主体的な取り組み 建築物の所有者等と区の協力及び区による建築物の所有者への支援が重要である (2) 耐震化促進に向けた役割分担建築物所有者と区は それぞれの責務に応じた役割分担のもとに 耐震化の促進を図るものとする 建築物所有者の役割 建築物所有者は 地震による住宅 建築物の被害及び損傷が発生した場合 自らの生命と財産はもとより 建築物が倒壊することにより災害対策に必要な道路を閉塞させたり 出火を起こして大規模な火災を招いたりするなど 地域の安全性に重大な影響を与えかねないということを十分に認識して 主体的に耐震化に取り組むものとする 区の役割 区は 区民の生命 財産を守るため 国 都及び関係団体と連携して 耐震化の必要性を普及啓発するとともに 建築物所有者が主体的に耐震化の取り組みができるよう 必要な情報提供や技術的な支援を行う また 公共的な観点から必要がある場合については 経済的な支援を行う 25

28 (3) 耐震診断 耐震改修促進の取り組み方針区は 平成 27 年度及び平成 32 年度の耐震化率の目標を達成するため 民間建築物については 総合的かつ計画的に 耐震改修の前提となる耐震診断及び耐震改修を積極的に促進する また すべての公共建築物の耐震化を図るものとする 区は 耐震診断及び耐震改修を促進させるため 国 都及び関係団体と連携して取り組むものとする 26

29 2. 取り組むべき施策 2-1. 意識啓発及び情報提供の充実 建築物所有者等が安心して耐震診断 耐震改修を実施できるよう 情報提供や普及啓発 相談窓口の充実を図る 区民が安心して住宅 建築物の耐震化に取り組むことができるよう 耐震診断技術者 改修施工者の育成と情報提供を行う 効率的な耐震化のために リフォームにあわせた耐震改修の誘導を行う 耐震化の促進のための相談会の開催やパンフレット配布等により きめ細かく耐震化の促進を図るとともに 新宿区耐震補強推進協議会の活動に参加し その活動を支援していく 地震ハザードマップ等を公表することにより 耐震化に向けた意識の啓発を図る 耐震改修促進法に基づく認定を受けて耐震改修工事を行った民間建築物や 地震に対する安全性に係る認定を受けた建築物への 耐震マーク表示制度 ( 15) を活用する ( 15): 都民が安心して建築物を利用することができるように 建築物の所有者 管理者の申請に基づ き 地震に対する安全性を示す表示制度 (1) 普及啓発及び情報提供 相談体制の充実区では 現在 区のホームページに耐震診断 改修に関する助成事業の案内などを掲載している また 担当課に相談窓口を設け 耐震化に関する相談をはじめ 建築に関する相談を受け付けている 普及 啓発は 耐震化の取り組みの効果を高めるために最も基本となるものである 今後とも 建築物所有者等が安心して耐震診断 耐震改修を実施できるよう 普及啓発や相談窓口 情報提供などの充実を図るものとする また 区内には多くの外国人住民等が暮らし 活動することから 外国人住民等に対する普及啓発や相談窓口 情報提供などの充実を図るものとする ア ) 普及啓発住宅 建築物の耐震化を促進するには まず 建築物所有者等が耐震化の必要性や重要性について十分に認識することが必要である 現在 区の広報 ホームページ パンフレット等により耐震化の必要性 重要性を区民の方に周知するとともに各地域センターでのイベントや区の防災訓練等の機会を利用し 啓発活動を行っているが 建物所有者等の耐震化に対する認識が未だ不十分であるため 地域住民や関連団体と連携して 建物所有者等への情報提供 普及啓発活動の強化をしていく必要がある 27

30 このため 引き続き普及啓発活動を実施していくとともに 地震ハザードマップ ( 地震時の揺れやすさ等記載された地図 ) の活用や実物大模型の展示等を行うなど 効果的な耐震化の啓発を実施していく また 平成 18 年に改正された宅地建物取引業法において 宅地建物取引業者に義務付けられている重要事項説明書に耐震診断の結果に関する事項が追加されたことを 関係団体等と連携して区民に周知徹底を図り 建物所有者等の自発的な耐震診断の実施を促進していく イ ) 相談窓口の整備と情報提供区では 現在 建築士による簡易な耐震診断や 安全 安心建築なんでも相談会 を行っているほか パンフレットで税の控除等について紹介している しかし 耐震診断や耐震改修の内容への不安や 誰に頼むべきか分からないことなどから 耐震診断や耐震改修に至らないケースも見受けられる 建築物所有者等が安心して耐震診断及び耐震改修を実施できるよう 相談の機会や方法を充実させるとともに 耐震化補助制度や耐震改修促進税制等の支援策についても適切に情報提供を行う ウ ) 木造住宅の安価で信頼できる耐震改修工法 装置の普及区民が安心して住宅の耐震化に取り組むためには 安価で信頼できる耐震改修工法 装置について広く普及させることが重要である 現在 区では 耐震フォーラムや耐震シェルタ一 ベッド展示会において 安価で信頼できる耐震改修工法 装置を展示している また 都と区の共催により夏と冬に開催している耐震キャンペーンで区民に周知をしている 今後とも 安価で信頼できる耐震改修工法 装置に対する区民の認知度を上げていくため 都の展示会 耐震フォーラム 都と区共催の耐震事業啓発のイベント ( 耐震キャンペーン ) の開催により区民への周知を図る (2) 耐震診断技術者 改修施工業者の育成及び区民への情報提供区民が安心して住宅 建築物の耐震化に取り組むことができるよう 区は 木造住宅を対象に 耐震診断登録員制度のもとに耐震診断及び耐震改修への補助を実施している 区の耐震診断登録員台帳においては 記載情報を充実させる等整備を図っている 今後も記載内容 ( 資格等 ) について検討を行い ホームページ等による情報提供を充実していく また 耐震改修工事を施工する業者については 新宿区耐震補強推進協議会等の関係事業者団体と連携しながら 耐震補強の技術や実務に関する講習会等を開催するなど施工業者の育成に努めることとする (3) リフォームにあわせた耐震改修の誘導社会における省エネへの意識の高まりや高齢化の進展等に対応して 省エネリフォームやバリアフリー化の工事や増改築工事が増加することが想定されるので これらとあわせて耐 28

31 震改修を実施すれば 費用の面だけでなく 工事の施工の面からも効率的である こうしたことから 区では 相談窓口や地域の行事 ( ふれあいフェスタ ) 等でリフォームや増改築工事に関する耐震化の啓発を行ってきた 今後は 訪問販売等による住宅リフォームに関するトラブルなど 住宅リフォームに抱く区民の不安感を払拭するため リフォームや耐震改修工事の相談の機会を増やしていく また 区では新宿区住宅リフォーム協議会を通してリフォーム業者の紹介をしており 今後はリフォーム協議会との耐震化に関する連携も検討し 相談会や啓発活動を実施していくものとする (4) 地域団体 関係団体との連携耐震化の促進は 地域として取り組む意識を高めることが重要である 平成 19 年度には 耐震化の促進に向けた区民や地域団体 事業者団体の組織として 新宿区耐震補強推進協議会 が発足し 地域センターまつりや防災訓練等への協力 イベント しんじゅく耐震フォーラム の開催など 区と連携して普及啓発活動を行っている 新宿区耐震補強推進協議会は 自発的な啓発活動のほか 建築設計者 工事業者等の専門家を含めた情報交換や研究活動等も視野に入れた活動を行っている 区では 東京都建築士事務所協会新宿支部とも連携し 安全 安心建築なんでも相談会 を開催しており 新宿区耐震補強推進協議会では 同相談会において耐震に関する相談を受けている 区は 今後とも 引き続き 新宿区耐震補強推進協議会の活動に参加するとともに その活動を支援していく (5) 地震ハザードマップの活用区は 東京都の 地震に関する地域危険度測定調査 等を活用した 地震ハザードマップ を平成 20 年 3 月に作成した 地震ハザードマップには 傾斜地等の位置 区域や 地震時のゆれやすさやなどの危険性を示している 区では 広く区民に公表するため区のホームページ 出張所や窓口で配布を行い 引き続きがけや擁壁の崩壊防止 建築物の倒壊の防止など 耐震化に向けた意識の啓発を行っていく また 東京都の 地震に関する地域危険度測定調査 や 液状化の予測図 の改定があった場合には 内容の更新を行う (6) 建築物の耐震性の公表促進建築物所有者の取り組み意欲を高めるため 耐震改修促進法に基づく認定を受けて耐震改修工事を行った民間の建築物や 地震に対する安全性に係る認定を受けた建築物について 東京都の耐震マーク表示制度を活用する 29

32 2-2. 耐震診断及び耐震改修への支援 (1) 住宅の耐震化 木造住宅等 木造住宅等については 簡易耐震診断及び耐震診断 補強設計作成 耐震改修に対する補助事業を引き続き実施する 木造住宅密集地域等の住宅については 重点的に耐震化を促進する 非木造住宅等 非木造住宅については 予備調査及び耐震診断 補強設計作成 耐震改修に対する補助事業を引き続き実施する 住宅の耐震化の促進 耐震改修を行った住宅に対する固定資産税 都市計画税等の減免による優遇措置等の制度に関する情報提供を行う ア ) 木造住宅等に対する耐震化支援 1 耐震診断 耐震改修への助成事業の利用促進区は 木造住宅等について 予備耐震診断及び耐震診断 補強設計作成 耐震改修に対する補助事業を実施している 今後は これらの制度をより広く区民に周知することにより この補助制度の利用促進を図っていくものとする また 耐震化を促進するため 引き続き 利用しやすい簡易な耐震改修工事に対する補助及び 簡易耐震改修工事についての情報提供を行っていくものとする 2 耐震シェルター及び耐震ベッド設置に対する補助住宅の倒壊から高齢者等の生命を守るため 木造住宅の耐震改修が実施されるまでの応急 緊急的な対応として 地震発生時に迅速な避難が困難な高齢者世帯等を対象に 安価で信頼できる 耐震シェルター 及び 耐震ベッド の設置に対する補助を実施している 耐震シェルター 耐震ベッドの実物展示会や広報紙等により 補助事業の周知を図っているが まだ十分に活用されていないため 引き続き 高齢者や障がい者が利用する部署との連携を図りつつ 区民への情報提供を行っていく 3 木造住宅密集地域等における重点的な耐震化の促進木造住宅密集地域 ( 16) をはじめとする地震災害時の危険度などが高い地域については 区が 重点地区 として位置づけ 木造住宅等の耐震化を重点的に促進する ( 16) 木造住宅密集地域整備プログラム ( 平成 9 年 東京都 ) で指定された木造住宅密集地域のうち 平成 年の土地利用現況調査により算出した不燃領域率が 60% 未満の地域としている 防災都市づくり推進計画 ( 平成 21 年改定 東京都 ) 30

33 道路や公園等の基盤が未整備なまま老朽化した木造住宅が建て込んでいる木造住宅密集 地域や東京都地域危険度調査で建物倒壊危険度又は火災延焼危険度が 4 以上の地域などで は 地震の発生により住宅が倒壊した場合 道路閉塞や出火によって避難や救急 消火活動 が妨げられ 大規模な市街地火災が引き起こされるなど 広範かつ甚大な被害につながるお それがある こうした重点地区については 地元の発意に基づく地区計画の策定の推進に取り組むとと もに 新たな防火規制 17 の導入についても検討する さらに 東京都不燃化推進特定整 備地区制度 18 を活用して不燃化の促進を図る 西新宿五丁目地区 また 市街地再開発 事業 都心共同住宅供給事業や木造住宅密集地区整備促進事業 若葉 須賀町地区 など 共同化によるまちづくりの事業手法を活用しながら不燃化 耐震化の促進を図る 重点地区のうち 木造住宅密集地域においては 耐震改修工事等の支援と併せて 細街路 拡幅整備事業等のまちの防災性の改善に資する既存事業について 区民にとって利用しやす い仕組みをつくり 地元の意向を聞きながら 木造住宅密集地域の改善に取り組んでいく また 延焼遮断帯を形成する都市計画道路の整備に合わせて 沿道の不燃化 耐震化を進 めていく 17 東京都建築安全条例 第 7 条の 3 で規定するもので 災害時の火災による危険性が高い地域において 建築 物の耐火性能を強化するものである 18 地震発生時において大規模な市街地火災や都市機能の低下を防ぐため 木造住宅密集地域のうち 特に改善 を必要としている地区について 従来よりも踏み込んだ取組を行う区に対して 東京都が特別な支援を行い 不燃化を 強力に推進して地域の防災性を向上させる制度である 重点地区 重点地区 31

34 イ ) 非木造住宅等に対する耐震化支援 1 耐震診断への補助事業等の利用促進区は マンションをはじめとする非木造住宅等について 現在 アドバイザー派遣や簡易耐震診断の実施及び耐震診断 補強設計作成に対する補助事業を実施している この事業におけるアドバイザー派遣や簡易耐震診断は 耐震化の啓発としての意義も持つものであり これを多くの区民に利用してもらい その後の耐震診断 補強設計作成へつなげていくことが重要である また 都と連携して 区内全域の分譲マンション管理組合等への訪問による啓発を実施していく 2 耐震改修への支援平成 22 年度から耐震改修工事の補助を開始したことにより 診断 設計を行う物件が増加してきており 改修工事に順次進んでいくことが期待される 耐震改修は所有者が自らの責務で行うことが基本であるが その負担を軽減するために 今後 補助制度の改善を検討していくものとする 区分所有の中規模以上の建物では管理組合等により修繕計画を持っているところが多いので その機会を逸しないよう継続的に普及啓発を行っていく必要がある さらに 区分所有建築物の大規模な耐震改修における耐震改修促進法に基づく区分所有者の決議要件の緩和ができる認定制度の活用を検討していく (2) 民間特定既存耐震不適格建築物の耐震化 地震発生時に閉塞を防ぐべき緊急輸送道路沿道建築物の耐震改修に対して補助を継続的に実施する 防災上重要な建築物及び不特定多数の者が利用する建築物の耐震化については 情報提供などの支援を行っていく ア ) 閉塞を防ぐべき道路沿道の緊急輸送道路沿道建築物に対する耐震化支援都の地域防災計画における緊急輸送道路は 都内の防災拠点相互間の連携や他県とのネットワークに大きな役割を担うとともに地域の防災拠点を連絡するなど 地域における避難路 緊急輸送道路のネットワーク確保に欠かせないことから 緊急輸送道路沿道建築物の耐震化について 都と区が適切な役割分担のもとに 連携 協力して耐震化を促進することが重要である 区は 都の耐震改修促進計画で閉塞を防ぐべき道路として指定された緊急輸送道路 (1~ 3 次 ) 沿道の建築物を対象に アドバイザー派遣や簡易耐震診断の実施及び耐震診断 補強設計 耐震改修工事への補助を実施している 閉塞を防ぐべき道路沿道の建築物の耐震改修への補助については 本計画の目標とする耐震化率 100% を達成するためには欠かせないものといえる また 東京都では平成 23 年 3 月に特定緊急輸送道路沿道の建築物の耐震診断義務付けを行った その他の非木造建築物への補助とのバランスや診断結果の妥当性等に留意しながら 32

35 補助を継続して実施していくとともに 都と連携して耐震化のための啓発活動をより推進していくものとする イ ) 防災上重要な建築物及び不特定多数の者が利用する建築物に対する支援災害時に救急 医療活動を行う拠点となる民間病院や多数の児童 生徒が利用し 一時避難所となることも想定される私立小中学校は 防災上重要な建築物である また 不特定多数の者が利用する大規模な百貨店 ホテル 劇場等は 災害時に大きな被害を招く恐れがある 区では 防災上重要な建築物及び多数の者が利用する建築物について 地域センターまつりによる普及啓発活動や広報掲載 パンフレット作成 配布などにより 建築物の所有者等に耐震改修の必要性を啓発するとともに 耐震診断及び耐震改修に対する国及び都等の支援制度についての情報提供を行っている 今後とも 引き続き 広報やちらし等の普及啓発活動を実施していくとともに より効果的 効率的な普及啓発活動を実施していくために 対象となる建築物及びその所有者を特定した台帳の整備を図っていくものとする ウ ) 地震に対する安全性を緊急に確かめる必要がある大規模な建築物に対する支援 ( 要緊急安全確認大規模建築物 ) 耐震改修促進法附則第 3 条に規定する要緊急安全確認大規模建築物について 区では 国及び東京都等と連携し 当該建築物の所有者等に耐震診断及び耐震改修の必要性を啓発するとともに 平成 27 年末までに耐震診断の実施と その結果の報告を求めていくこととする (3) 建築物の敷地の耐震化 建築物の敷地の耐震化 建築物の敷地の地震に対する安全性を確保するため がけや擁壁の存在する建築物の敷地について 安全な擁壁の設置や適切な補強による敷地の耐震化を促進する 建築物の敷地の耐震化を促進するための支援策を実施する ア ) 建築物の敷地の耐震化の促進新潟県中越地震や福岡県西方沖地震では がけや擁壁などの崩壊により被害を受けた建築物が多く見られた 区内においてもがけや擁壁が存在し その多くが建築物の敷地を形成していることから その安全性の確保が重要である 区では 平成 21 年度から平成 23 年度に実施したがけや擁壁の点検調査の結果を踏まえ 平成 24 年度に 新宿区擁壁及びがけ改修等支援事業 を創設し がけや擁壁の所有者等に対する補助を行っている 引き続き本補助事業を活用し敷地の耐震化を図っていく また がけ及び擁壁の点検調査 安全化指導事業においては不健全等の判定がなされたが 33

36 け等について 現地点検調査結果や改善方法の説明など安全化の啓発や指導等を引き続き行う イ ) 地震ハザードマップによる意識啓発急傾斜地の位置 区域や 地震発生時の建物の倒壊や火災などの危険性を示した 地震ハザードマップを活用し 敷地の耐震化に向けた意識の啓発を図る ウ ) 液状化対策東日本大震災では 都内においても液状化現象が確認され 葛飾区や江戸川区など5 区において 木造住宅が傾くなどの被害が発生した 地震によって発生した液状化により住宅などの建築物が被害を受けると 地盤への対策や建築物の補修が必要となるなど 大きな影響を受けることになる 地盤の液状化による建物被害に備えていくためには 建築主や建物所有者及び管理者が敷地の状況を把握し 液状化の発生の可能性や建築物への影響などについて 設計者や建築士などの専門家と相談しながら適切な対策を講じていくことが重要である 国や都による建築物における液状化対策の指針をもとに 建築主や建物所有者 設計者などに対して 地盤調査の実施方法や対策工法などについて情報提供に努めるとともに 液状化予測図などにより液状化の発生の可能性がある地域においては 建築確認審査などの機会を捉え 設計者などに対して的確な対策を講じるように指導を実施していく 2-3. 区有施設の耐震化の推進 区有施設については 防災上重要な施設及び不特定多数の者が利用する耐震化を図るべき施設について 平成 27 年度までに耐震補強工事を完了する 区有施設の耐震化については 2. 耐震化の現状 で示したとおり 平成 26 年 3 月時点において 耐震化を図るべき施設は156 施設あり そのうち耐震補強工事実施中である施設は1 施設 耐震性能を有している施設は155 施設である なお 耐震補強工事実施中である区役所本庁舎については 平成 27 年 11 月中旬に工事を完了する 34

37 2-4. 耐震診断及び耐震改修支援施策のまとめ耐震診断及び耐震改修についての支援等をまとめると 次のとおりである 建築物の種類 耐震化率の目標平成 27 年度 ( 平成 32 年度 ) 支援メニュー 事業概要 平成 19 年度まで 平成 20 年度 ~ 平成 23 年度 耐震改修促進計画期間 ( 平成 20 年度 ~ 平成 32 年度 ) 実行計画 ( 第一 二次 ) : 平成 27 年度まで 平成 24 年度 ~ 平成 27 年度 平成 27 年度 ~ 平成 32 年度 予備耐震診断 ( 無料技術者派遣 ) 耐震改修の必要性を認識してもらうため 民間の専門技術者を無料で派遣し簡易耐震診断を実施する 耐震診断 補強設計費補助 耐震化を促進するため 耐震改修工事の前提となる耐震診断及び補強設計作成に対し補助する 耐震改修工事費補助 耐震化を促進するため 耐震改修工事に対し補助する 木造住宅 90% (95%) 簡易耐震改修工事費補助工事監理費補助 耐震化を促進するため 簡易な耐震改修工事に対する利用しやすい補助をする 耐震改修工事の適切な施工のため 耐震診断登録員の工事監理に対し補助する 耐震シェルター 耐震ベッド設置費補助 応急 緊急的な対応として 地震発生時に迅速な避難が困難な高齢者世帯等を対象に耐震シェルター及び耐震ベッドの設置に対し補助する モデル地区事業 地区での説明会 相談会の開催 戸別訪問等を実施し 地域住民へ積極的な普及啓発活動を行う 検討 アドバイザー派遣 簡易耐震診断 専門技術者を無料で派遣し 耐震診断の必要性や合意形成のアドバイスを行い 簡易耐震診断を実施する 非木造住宅 ( 戸建て含む ) 90% (95%) 耐震診断 補強設計費補助 耐震化を促進するため 耐震改修工事の前提となる耐震診断及び補強設計に対し補助する 検討 耐震改修工事費補助 耐震化を促進するため 耐震改修工事に対し補助する 非木造民間特定既存耐震不適格建築物 緊急輸送道路沿道建築物 防災上特に重要な建築物 ( 学校 病院等 ) 100% アドバイザー派遣 簡易耐震診断 耐震診断 補強設計費補助 専門技術者を無料で派遣し 耐震診断の必要性や合意形成のアドバイスを行い 簡易耐震診断を実施する 耐震化を促進するため 耐震改修工事の前提となる耐震診断及び補強設計に対し補助する その他 検討 95% (100%) 耐震改修工事費補助 耐震化を促進するため 耐震改修工事に対し補助する 特定緊急輸送道路沿道建築物 100% 耐震診断 補強設計 改修工事費補助 耐震化を促進するため 耐震診断 補強設計 改修工事に対し補助する H23 東京都条例の制定 補助の実施 敷地の耐震化 融資あっせん利子補給 敷地の地震に対する安全性を確保するため がけ及びよう壁の改修に対する資金融資のあっせん及び利息の一部を補助する 検討 改修費補助 第一次避難所の耐震化等の実施 区有施設 100% 区有施設の耐震対策方針に基づき計画的に耐震化等を実施している 第二次避難所 その他施設の耐震化等の実施 耐震補強工事未実施の施設について耐震化等の実施 1 35

38 2-5. 関連施策の推進 家具の落下 転倒 移動の防止 エレベーターの閉じ込め防止 ブロック塀の倒壊防止等の対策を促進する (1) 家具転倒防止近年発生した大地震の被害状況を分析すると 家具類の転倒 落下及び移動を原因とする負傷者が多発している 区が行った区政モニターアンケートでは すでに取り付けた が 39.3%( 平成 24 年度調査 ) から 40.2%( 平成 25 年度調査 ) へと年々増加傾向にある また 区では 災害時要援護者名簿登録者の希望者に対し 無料で配布し取り付けを行っている 今後も 家具の転倒防止に関するパンフレットの配布やイベントでの周知等の実施により 区民に家具を固定することの重要性を周知するとともに 器具購入予定者に対しては 取り付け相談と設置を無料で行うなどの方法により普及を図っていく (2) 落下物防止窓ガラス 外壁タイル等の落下物防止対策を推進する ア ) 窓ガラスの落下防止平成 17 年 3 月に発生した福岡県西方沖地震において 市街地にあるビルのガラスが割れ 道路に大量に落下する事態が発生した これを機に 地震発生時の窓ガラスの落下 飛散による人身事故の危険性が改めて問題となった 区は 東京都と協力して 窓ガラスの落下防止対策等に関して これまで 以下のような実態調査と改善指導を実施している 実態調査と改善指導の実施の経緯 時期昭和 53 年昭和 55 年以降平成 17 年 3 月 実施の内容建築基準法施行令に基づく告示が改正され 窓ガラスを固定するシーリング材に硬化性のものを使用することを原則禁止硬化性シーリング材を使用する窓ガラスの実態調査及び改善指導を実施固定窓の窓ガラス実態調査を行い 改善指導を実施 今後は 窓ガラスの落下防止対策について 特殊建築物定期調査報告制度などを活用し 未改修ビル等の建築物所有者等への改善指導を実施していく イ ) 外壁タイル等の落下防止平成 17 年 6 月に都内のオフィスビルにおいて 外壁タイルの落下により負傷者を出す事故が発生した これを受け 区は 東京都と協力して 外壁タイル等の落下により危害を与えるおそれのある傾斜した外壁を有する建築物所有者に対して 実態調査と改善指導を行っている 36

39 建築物の外壁タイル等や外壁に設置されている室外機等の落下防止対策については 特殊建築物定期調査報告制度を活用し 状況調査報告が為されていない建築物や 落下防止対策が済んでいない建築物について状況調査報告や落下防止対策の実施を督促するとともに 平成 26 年度に作成する 既存建築物台帳 を活用して 改善指導を実施し 安全確保を推進していく ウ ) 屋外広告物の落下や脱落防止平成 19 年 6 月に区内の建築物において広告板が落下し 2 名の方が怪我を負うという事故が発生した この事故を受け 区では 建築物の外壁に取り付けられている広告板等について その所有者又は管理者による点検調査と改善指導を行っている 地震の際 看板等の屋外広告物が脱落し 被害をもたらすことがないよう 特殊建築物定期調査報告制度などを活用するとともに 東京都屋外広告物条例 道路法 建築基準法に基づき 表示者等に対し 屋外広告物の許可 確認申請時等を通じて指導を行っていく また 引き続き一定規模以上の屋外広告物については 屋外広告物管理者を設置させるなどの安全の確保を図っていく エ ) 大規模空間の天井落下防止東日本大震災では 庁舎や公共施設の一部において 天井材の一部落下などが発生し 死傷者が出るなどの被害があった 平成 25 年 7 月の建築基準法施行令の改正により 建物所有者等に大規模空間における天井の脱落防止措置が義務付けられた 今後は 建物所有者等に対し落下防止対策の普及啓発や必要な指導を実施していく (3) エレベーター閉じ込め防止平成 17 年 7 月に発生した千葉県北西部地震では 首都圏の多くの住宅 建築物でエレベーターが緊急停止した この際 エレベーターのかごの中に利用者が長時間にわたり閉じ込められるなどの被害が発生し 住民に不安や混乱を生じさせることになった また 東日本大震災では 東北地方から東海地方にかけてエレベーターの閉じ込め事例が報告された 閉じ込め防止対策として P 波感知型地震時管制装置 ( 19) リスタート機能( 20) 停電時自動着床装置 ( 21) 等があるが これらの装置が設置されていないエレベーターも未だ多い状況である このため 昇降機定期検査報告制度などを活用し 地震時におけるエレベーターの運行や復旧 安全対策などに関する情報提供及び改善指導を行っていく また 不特定多数の方が利用する建築物のエレベーターの所有者 管理者に対し 閉じ込め防止対策に関する計画や改修の実施を働きかけていくほか 既設エレベーターの防災対策改修への助成を実施する 37

40 ( 19): 地震の初期微動 (P 波 ) を感知した際 最寄り階まで自動的に運転を行って戸を開き 強くゆれる主動波 (S 波 ) が到達する前に利用者を退避させる機能 ( 20): 地震時管制運転中 エレベーターが最寄階に着床する前に安全装置が動作し 階と階の間に非常停止した場合でも 安全装置が正常に復帰すれば最寄階まで運転を行って戸を開き利用者を退避させる機能 ( 21): 停電を検出した際 自動的にバッテリーに切り替わり 最寄り階まで運転を行って戸を開き利用者を退避させる機能 (4) ブロック塀の倒壊防止昭和 53 年 6 月の宮城県沖地震では 27 人の死者の死因のうち 16 人がブロック塀等の倒壊によるものであり その危険性が問題となった その後 ブロック塀等の安全性を高めるため昭和 56 年 6 月に建築基準法が改正され 塀の高さ等の基準が改められた 区では 昭和 63 年度から平成 3 年度にかけて 区内の道路沿いにあるブロック塀 石垣 万年塀などの実態調査を行い 防災対策の資料とするとともに 地震時に倒壊の可能性が大きいと思われるものについては調査結果を所有者等に通知し 改善指導を行った また 道路に沿って設けられたコンクリートブロック塀等で 地震等に対する安全性が確認できないものを除去する際に 除去費用に対する助成及び生垣等による緑化の助成を行っている このほか 区で推進している細街路拡幅整備事業によりセットバックしていない既存のブロック塀等については 拡幅整備に伴い除却される 今後も これらの制度を活用し 地震の際 倒壊する恐れのある危険なブロック塀の除去を促進していく (5) 長周期地震動対策東日本大震災では 都内に設置された一部の地震計で 激しい揺れが 100 秒ほど続いた後 長周期成分を主体とした地震波が到来したことが報告された 長周期地震動は 固有周期の長い超高層建築物 ( 高さが 60mを超えるもの ) や免震建築物への影響が大きいと考えられている 東海 東南海 南海連動地震等の発生時には 長周期地震動が発生する恐れがあることから 東日本大震災の経験を踏まえて 長周期地震動対策を講じておく必要がある 平成 22 年 12 月に 国は 超高層建築物における長周期地震動への対策試案について を公表し その後の東日本大震災を踏まえさらに検討を行っているところである 今後 国の対策に基づき 建築物所有者等による安全性の検証や補強等が円滑に行われるよう 建築士や建設業の団体等に対策の内容について周知するなど普及啓発を図っていく (6) 建築物の応急危険度判定の体制整備大規模地震が発生した場合 被災建築物は膨大な数に及ぶと考えられ 区民の安全確保と都市の迅速な復旧が急務である 特に 建築物の被害については 二次災害の防止のための被災状況の把握 被災建築物の余震等に対する危険度の判定 ( 応急危険度判定など ) を迅速に行い 必要な措置を講じることが求められる これらの被災建築物について応急危険度判定を迅速に行うためには 公共機関及び関係 38

41 団体はもとより 民間の建築技術者の協力が不可欠であるため 都は東京都防災ボランティアに関する要綱に基づき 応急危険度判定員を防災ボランティアとして確保している 区においても 都との連携のもと 応急危険度判定員の確保を行い 判定コーディネーター ( 22) の講習会への参加促進や模擬訓練などの実施により 判定体制の強化を図る (7) 新築時の耐震化の徹底新たに建築される住宅 建築物については 現行の耐震基準に従って適切に設計及び施工が行われるよう 建築基準法に基づく建築確認 中間検査及び完了検査の実施を徹底する 建築基準法よりも高い水準の耐震基準を適用した住宅の普及を図るため 長期優良住宅制度 ( 23) を推奨する (8) 特殊建築物定期調査報告制度との連携建築基準法に基づき 特殊建築物の所有者は 調査資格者に建築物の調査を行わせ その結果を定期的に区に報告しなければならない その際 調査者は 当該建築物の耐震診断及び耐震改修の実施状況を調査し 報告することとなっている 区は 特殊建築物定期調査報告制度により 特殊建築物の耐震診断及び耐震改修の状況の把握に努めるとともに 地震発生時に外壁 窓ガラス等の落下の危険のある建築物等への指導を行っていく (9) 危険物の貯蔵等の用途に供する特定既存耐震不適格建築物耐震改修促進法第 14 条第 2 号に定める危険物の貯蔵等の用途に供する特定既存耐震不適格建築物については 継続して 耐震化の現状を把握していくとともに 耐震化指導等を行う ( 22): 応急危険度判定拠点及び支援本部において 判定の実施のために応急危険度判定士の指導 支援を行う行政職員及び判定に精通した建築関係団体等に属する者 ( 23): 住宅を長期にわたって良好な状態で使用するために必要な耐久性 耐震性 維持保全のしやすさ バリアフリー性能 省エネルギー性能などを備えた住宅 (10) 通電火災防止平成 7 年 1 月に発生した阪神 淡路大震災において 原因が特定された建物火災の6 割が 通電火災によるものとされている 通電火災を防ぐため 避難時にブレーカーを切るなどの通電後の出火防止対策の重要性を周知するとともに 予防対策として感震ブレーカーの設置の必要性について 区広報紙や啓発冊子 防災訓練等 あらゆる機会を捉えて周知に努める (11) 空き家対策建物の所有者 管理者等が適切な管理を怠った管理不全な空き家は 周辺環境へ悪影響を及ぼすことだけでなく その耐震性など防災上の危険性も指摘されている こうした問題を解決するため 平成 25 年 10 月 1 日に新宿区空き家等の適正管理に関する条例を施行した この条例に基づき 町会や消防 警察等関係機関と連携して空き家の実態の把握と情報の収集を行い 老朽化等で危険な空き家の解消に取り組んでいく 39

42 第 5 章耐震診断及び耐震改修に関する指導 助言等 区 ( 24) は 既存耐震不適格建築物の所有者に対して 耐震改修促進法の規定に基づく指導 助言を実施するよう努める 区は 指導等に従わないもののうち 地震に対する安全性の向上を図ることが特に必要な建築物の所有者に対しては指示を行い 正当な理由がなく その指示に従わない場合は その旨を公表するものとし 公表を行ったにもかかわらず耐震改修等を行わない場合は 建築基準法に基づく勧告又は命令を行うことを検討する 区は 東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例 ( 平成 23 年東京都条例第 36 号 ) に基づき 特定緊急輸送道路沿道建築物の所有者に対して 指導 助言等を実施するよう努める 耐震診断の義務化対象建築物については 耐震診断の結果を報告しない者に対して 必要に応じて命令をし 命令した旨を公表する ( 24): 本章では 耐震改修促進法に基づく所管行政庁 ( 建築主事を置く特別区の長 ) として区が実施する指導 助言等について述べる (1) 指導及び助言区は 既存耐震不適格建築物の所有者に対し 耐震改修促進法に基づく耐震診断 耐震改修の実施に向け 指導及び助言を行う なお 所管行政庁が東京都知事となる場合 ( 一棟の建築物の延べ面積が1 万平方メートルを超える建築物 ) は 東京都と連携して指導 助言に努める (2) 指導及び助言等の対象建築物 指導及び助言の対象建築物は 以下の建築物とする ア要安全確認計画記載建築物イ特定既存耐震不適格建築物ウア イ以外の既存耐震不適格建築物エ要緊急安全確認大規模建築物 指示 公表の対象建築物は 以下の建築物とする ア要安全確認計画記載建築物イ特定既存耐震不適格建築物ウ要緊急安全確認大規模建築物 命令の対象建築物は 以下の建築物とする ア要安全確認計画記載建築物イ要緊急安全確認大規模建築物 (3) 重点的に指導等を行う建築物 40

43 防災拠点の確保や 地震被害の軽減を図るため 原則として 以下の建築物について重点的に指導等を行う ア地震発生時に閉塞を防ぐべき道路の沿道の耐震診断の義務化建築物及び耐震診断の指示対象建築物イ学校 病院などの防災上特に重要な特定既存耐震不適格建築物ウホテル 百貨店などの不特定多数の者が利用する特定既存耐震不適格建築物エ老人福祉センターなどの特定多数の者が利用する特定既存耐震不適格建築物オ危険物の貯蔵場又は処理場の用途に供する特定既存耐震不適格建築物 (4) 耐震改修促進法による指導 助言等の実施 耐震診断の義務化建築物に関する指導等 区分 内容 方法 耐震改修促進法第 8 条第 1 項及び附則第 3 条第 3 項に基づく命令及び公表 対象となる建築物の所有者に対し 耐震診断を実施しない場合 診断の結果を報告するよう命令し 命令した旨 耐震改修促進法に基づくことを明示し 広報や ホームページへの掲載等によるものとする 公表する 耐震改修促進法第 12 条第 1 項及び 対象となる建築物の所有者に対し 耐震改修の必要性 啓発文書の送付や説明会の開催などで行う 附則第 3 条第 3 項に基づく指導及び助言 を説明し その実施を促す 耐震改修促進法第 12 条第 2 項及び 指導及び助言を受けた建築物の所有者に対して 耐震 具体的な事項を記載した文書を交付する 附則第 3 条第 3 項に基づく指示 改修の実施をしない場合は 指示を行う 耐震改修促進法第 12 条第 3 項及び附則第 3 条第 3 項に基づく公表 指示を受けた建築物の所有者が 正当な理由がなく 指示に従わず 必要な耐震診断又は耐震改修を実施しない場合は その旨を公表する 公表に当たっては 建物所有者による耐震診断又は耐震改修の実施計画の有無など 計画的な耐震診断 耐震改修の実施の見込みを勘案して判断する 耐震改修促進法に基づくことを明示し 広報や ホームページへの掲載等の方法によるものとする なお 公表後 建物所有者が耐震改修を行わない建築物のうち 建築基準法第 10 条の規定に該当する建築物についてはその建物所有者等に対し 同条の規定に基づく勧告又は命令を行うことを検討する 耐震診断の指示対象建築物及び 既存耐震不適格建築物に関する指導等 41

44 区分内容方法 対象となる耐震診断の指耐震改修促進法示対象建築物及び既存耐震第 15 条第 1 項及び不適格建築物の所有者に対第 16 条第 2 項に基づくし 耐震診断及び耐震改修の指導及び助言必要性を説明して その実施を促す 耐震診断の指示対象建築耐震改修促進法物の所有者について 指導及第 15 条第 2 項に基づく指示び助言により耐震診断又は耐震改修の実施をしない場合は 指示を行う 指示を受けた耐震診断の指示対象建築物の所有者が 正当な理由がなく 指示に従わず 必要な耐震診断又は耐震改修を実施しない場合は 耐震改修促進法その旨を公表する 第 15 条第 3 項に基づく公表公表に当たっては 建物所有者による耐震診断又は耐震改修の実施計画の有無など 計画的な耐震診断 耐震改修の実施の見込みを勘案して判断する 啓発文書の送付や説明会の開催を始め 確認申請時の指導啓発等の機会を活用して行う 具体的な事項を記載した文書を交付する 公表は 耐震改修促進法に基づくことを明示し 広報やホームページへの掲載等の方法によるものとする なお 公表後 建物所有者が耐震改修を行わない建築物のうち 建築基準法第 10 条の規定に該当する建築物についてはその建物所有者等に対し 同条の規定に基づく勧告又は命令を行うことを検討する 42

45 第 6 章今後の取り組み 本計画の実施状況を検証し 目標の達成に向けた必要な措置を講ずる 本計画を総合的に推進するため 区は関係事業者団体及び地域団体により設立された 新宿区耐震補強推進協議会 の活動を支援する 本計画の実施にあたり 必要がある場合は 国及び都等に協力要請等を行う (1) 計画の継続的な検証本計画の計画期間は 平成 20 年度から平成 32 年度までの 13 年間としている この間の社会情勢の変化への対応や関連計画の改定等に対応するため 概ね3 年ごとに 実施状況を的確に把握するとともに適切な検証を実施し 必要な施策の見直しなど計画の改定を行う (2) 新宿区耐震補強推進協議会の活動について新宿区耐震補強推進協議会は 区と関係事業者団体及び地域団体 住民等との連携と協力により 耐震性能が十分でない建築物等の耐震化を推進していくために発足した組織である 協議会の主な活動内容は 区が実施する耐震化支援事業と連携して行う各地域センターまつりや防災訓練 耐震フォーラム等の普及啓発活動や耐震相談活動及び耐震改修工事を行う施工業者の紹介などである 区は 引き続き協議会の活動を支援していく (3) 国 都への協力要請区は 本計画の推進にあたり 補助事業などの財源確保 新たな耐震改修工法など耐震化技術 及び広域的区域などの観点から 必要がある場合には 国及び都等に協力要請等を行うものとする また 隣接する特別区との調整や連携に努めるものとする 43

46 巻末資料 1. 建築物の耐震改修の促進に関する法律 ( 抜粋第 2 条 第 5 条 ~16 条 附則第 3 条 ) ( 定義 ) 第二条この法律において 耐震診断 とは 地震に対する安全性を評価することをいう 2 この法律において 耐震改修 とは 地震に対する安全性の向上を目的として 増築 改築 修繕 模様替若しくは一部の除却又は敷地の整備をすることをいう 3 この法律において 所管行政庁 とは 建築主事を置く市町村又は特別区の区域については当該市町村又は特別区の長をいい その他の市町村又は特別区の区域については都道府県知事をいう ただし 建築基準法 ( 昭和二十五年法律第二百一号 ) 第九十七条の二第一項又は第九十七条の三第一項の規定により建築主事を置く市町村又は特別区の区域内の政令で定める建築物については 都道府県知事とする ( 都道府県耐震改修促進計画 ) 第五条都道府県は 基本方針に基づき 当該都道府県の区域内の建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための計画 ( 以下 都道府県耐震改修促進計画 という ) を定めるものとする 2 都道府県耐震改修促進計画においては 次に掲げる事項を定めるものとする 一当該都道府県の区域内の建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標二当該都道府県の区域内の建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策に関する事項三建築物の地震に対する安全性の向上に関する啓発及び知識の普及に関する事項四建築基準法第十条第一項から第三項までの規定による勧告又は命令その他建築物の地震に対する安全性を確保し 又はその向上を図るための措置の実施についての所管行政庁との連携に関する事項五その他当該都道府県の区域内の建築物の耐震診断及び耐震改修の促進に関し必要な事項 3 都道府県は 次の各号に掲げる場合には 前項第二号に掲げる事項に 当該各号に定める事項を記載することができる 一病院 官公署その他大規模な地震が発生した場合においてその利用を確保することが公益上必要な建築物で政令で定めるものであって 既存耐震不適格建築物 ( 地震に対する安全性に係る建築基準法又はこれに基づく命令若しくは条例の規定 ( 以下 耐震関係規定 という ) に適合しない建築物で同法第三条第二項の規定の適用を受けているものをいう 以下同じ ) であるもの ( その地震に対する安全性が明らかでないものとして政令で定める建築物 ( 以下 耐震不明建築物 という ) に限る ) について 耐震診断を行わせ 及び耐震改修の促進を図ることが必要と認められる場合当該建築物に関する事項及び当該建築物に係る耐震診断の結果の報告の期限に関する事項二建築物が地震によって倒壊した場合においてその敷地に接する道路 ( 相当数の建築物が集合し 又は集合することが確実と見込まれる地域を通過する道路その他国土交通省令で定める道路 ( 以下 建築物集合地域通過道路等 という ) に限る ) の通行を妨げ 市町村の区域を越える相当多数の者の円滑な避難を困難とすることを防止するため 当該道路にその敷地が接する通行障害既存耐震不適格建築物 ( 地震によって倒壊した場合においてその敷地に接する道路の通行を妨げ 多数の者の円滑な避難を困難とするおそれがあるものとして政令で定める建築物 ( 第十四条第三号において 通行障害建築物 という ) であって既存耐震不適格建築物であるものをいう 以下同じ ) について 耐震診断を行わせ 又はその促進を図り 及び耐震改修の促進を図ることが必要と認められる場合当該通行障害既存耐震不適格建築物の敷地に接する道路に関する事項及び当該通行障害既存耐震不適格建築物 ( 耐震不明建築物であるものに限る ) に係る耐震診断の結果の報告の期限に関する事項三建築物が地震によって倒壊した場合においてその敷地に接する道路 ( 建築物集合地域通過道路等を除く ) の通行を妨げ 市町村の区域を越える相当多数の者の円滑な避難を困難とすることを防止するため 当該道路にその敷地が接する通行障害既存耐震不適格建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図ることが必要と認められる場合当該通行障害既存耐震不適格建築物の敷地に接する道路に関する事項 44

47 四特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律 ( 平成五年法律第五十二号 以下 特定優良賃貸住宅法 という ) 第三条第四号に規定する資格を有する入居者をその全部又は一部について確保することができない特定優良賃貸住宅 ( 特定優良賃貸住宅法第六条に規定する特定優良賃貸住宅をいう 以下同じ ) を活用し 第十九条に規定する計画認定建築物である住宅の耐震改修の実施に伴い仮住居を必要とする者 ( 特定優良賃貸住宅法第三条第四号に規定する資格を有する者を除く 以下 特定入居者 という ) に対する仮住居を提供することが必要と認められる場合特定優良賃貸住宅の特定入居者に対する賃貸に関する事項五前項第一号の目標を達成するため 当該都道府県の区域内において独立行政法人都市再生機構 ( 以下 機構 という ) 又は地方住宅供給公社 ( 以下 公社 という ) による建築物の耐震診断及び耐震改修の実施が必要と認められる場合機構又は公社による建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する事項 4 都道府県は 都道府県耐震改修促進計画に前項第一号に定める事項を記載しようとするときは 当該事項について あらかじめ 当該建築物の所有者 ( 所有者以外に権原に基づきその建築物を使用する者があるときは その者及び所有者 ) の意見を聴かなければならない 5 都道府県は 都道府県耐震改修促進計画に第三項第五号に定める事項を記載しようとするときは 当該事項について あらかじめ 機構又は当該公社の同意を得なければならない 6 都道府県は 都道府県耐震改修促進計画を定めたときは 遅滞なく これを公表するとともに 当該都道府県の区域内の市町村にその写しを送付しなければならない 7 第三項から前項までの規定は 都道府県耐震改修促進計画の変更について準用する ( 市町村耐震改修促進計画 ) 第六条市町村は 都道府県耐震改修促進計画に基づき 当該市町村の区域内の建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための計画 ( 以下 市町村耐震改修促進計画 という ) を定めるよう努めるものとする 2 市町村耐震改修促進計画においては おおむね次に掲げる事項を定めるものとする 一当該市町村の区域内の建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標二当該市町村の区域内の建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策に関する事項三建築物の地震に対する安全性の向上に関する啓発及び知識の普及に関する事項四建築基準法第十条第一項から第三項までの規定による勧告又は命令その他建築物の地震に対する安全性を確保し 又はその向上を図るための措置の実施についての所管行政庁との連携に関する事項五その他当該市町村の区域内の建築物の耐震診断及び耐震改修の促進に関し必要な事項 3 市町村は 次の各号に掲げる場合には 前項第二号に掲げる事項に 当該各号に定める事項を記載することができる 一建築物が地震によって倒壊した場合においてその敷地に接する道路 ( 建築物集合地域通過道路等に限る ) の通行を妨げ 当該市町村の区域における多数の者の円滑な避難を困難とすることを防止するため 当該道路にその敷地が接する通行障害既存耐震不適格建築物について 耐震診断を行わせ 又はその促進を図り 及び耐震改修の促進を図ることが必要と認められる場合当該通行障害既存耐震不適格建築物の敷地に接する道路に関する事項及び当該通行障害既存耐震不適格建築物 ( 耐震不明建築物であるものに限る ) に係る耐震診断の結果の報告の期限に関する事項二建築物が地震によって倒壊した場合においてその敷地に接する道路 ( 建築物集合地域通過道路等を除く ) の通行を妨げ 当該市町村の区域における多数の者の円滑な避難を困難とすることを防止するため 当該道路にその敷地が接する通行障害既存耐震不適格建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図ることが必要と認められる場合当該通行障害既存耐震不適格建築物の敷地に接する道路に関する事項 4 市町村は 市町村耐震改修促進計画を定めたときは 遅滞なく これを公表しなければならない 5 前二項の規定は 市町村耐震改修促進計画の変更について準用する 45

48 第三章建築物の所有者が講ずべき措置 ( 要安全確認計画記載建築物の所有者の耐震診断の義務 ) 第七条次に掲げる建築物 ( 以下 要安全確認計画記載建築物 という ) の所有者は 当該要安全確認計画記載建築物について 国土交通省令で定めるところにより 耐震診断を行い その結果を 次の各号に掲げる建築物の区分に応じ それぞれ当該各号に定める期限までに所管行政庁に報告しなければならない 一第五条第三項第一号の規定により都道府県耐震改修促進計画に記載された建築物同号の規定により都道府県耐震改修促進計画に記載された期限二その敷地が第五条第三項第二号の規定により都道府県耐震改修促進計画に記載された道路に接する通行障害既存耐震不適格建築物 ( 耐震不明建築物であるものに限る ) 同号の規定により都道府県耐震改修促進計画に記載された期限三その敷地が前条第三項第一号の規定により市町村耐震改修促進計画に記載された道路に接する通行障害既存耐震不適格建築物 ( 耐震不明建築物であるものに限り 前号に掲げる建築物であるものを除く ) 同項第一号の規定により市町村耐震改修促進計画に記載された期限 ( 要安全確認計画記載建築物に係る報告命令等 ) 第八条所管行政庁は 要安全確認計画記載建築物の所有者が前条の規定による報告をせず 又は虚偽の報告をしたときは 当該所有者に対し 相当の期限を定めて その報告を行い 又はその報告の内容を是正すべきことを命ずることができる 2 所管行政庁は 前項の規定による命令をしたときは 国土交通省令で定めるところにより その旨を公表しなければならない 3 所管行政庁は 第一項の規定により報告を命じようとする場合において 過失がなくて当該報告を命ずべき者を確知することができず かつ これを放置することが著しく公益に反すると認められるときは その者の負担において 耐震診断を自ら行い 又はその命じた者若しくは委任した者に行わせることができる この場合においては 相当の期限を定めて 当該報告をすべき旨及びその期限までに当該報告をしないときは 所管行政庁又はその命じた者若しくは委任した者が耐震診断を行うべき旨を あらかじめ 公告しなければならない ( 耐震診断の結果の公表 ) 第九条所管行政庁は 第七条の規定による報告を受けたときは 国土交通省令で定めるところにより 当該報告の内容を公表しなければならない 前条第三項の規定により耐震診断を行い 又は行わせたときも 同様とする ( 通行障害既存耐震不適格建築物の耐震診断に要する費用の負担 ) 第十条都道府県は 第七条第二号に掲げる建築物の所有者から申請があったときは 国土交通省令で定めるところにより 同条の規定により行われた耐震診断の実施に要する費用を負担しなければならない 2 市町村は 第七条第三号に掲げる建築物の所有者から申請があったときは 国土交通省令で定めるところにより 同条の規定により行われた耐震診断の実施に要する費用を負担しなければならない ( 要安全確認計画記載建築物の所有者の耐震改修の努力 ) 第十一条要安全確認計画記載建築物の所有者は 耐震診断の結果 地震に対する安全性の向上を図る必要があると認められるときは 当該要安全確認計画記載建築物について耐震改修を行うよう努めなければならない ( 要安全確認計画記載建築物の耐震改修に係る指導及び助言並びに指示等 ) 第十二条所管行政庁は 要安全確認計画記載建築物の耐震改修の適確な実施を確保するため必要があると認めるときは 要安全確認計画記載建築物の所有者に対し 基本方針のうち第四条第二項第三号の技術上の指針となるべき事項 ( 以下 技術指針事項 という ) を勘案して 要安全確認計画記載建築物の耐震改修について必要な指導及び助言をすることができる 2 所管行政庁は 要安全確認計画記載建築物について必要な耐震改修が行われていないと認めるときは 要安全確認計画記載建築物の所有者に対し 技術指針事項を勘案して 必要な指示をすることができる 3 所管行政庁は 前項の規定による指示を受けた要安全確認計画記載建築物の所有者が 正当な理由がなく その指示に従わなかったときは その旨を公表することができる 46

49 ( 要安全確認計画記載建築物に係る報告 検査等 ) 第十三条所管行政庁は 第八条第一項並びに前条第二項及び第三項の規定の施行に必要な限度において 政令で定めるところにより 要安全確認計画記載建築物の所有者に対し 要安全確認計画記載建築物の地震に対する安全性に係る事項 ( 第七条の規定による報告の対象となる事項を除く ) に関し報告させ 又はその職員に 要安全確認計画記載建築物 要安全確認計画記載建築物の敷地若しくは要安全確認計画記載建築物の工事現場に立ち入り 要安全確認計画記載建築物 要安全確認計画記載建築物の敷地 建築設備 建築材料 書類その他の物件を検査させることができる ただし 住居に立ち入る場合においては あらかじめ その居住者の承諾を得なければならない 2 前項の規定により立入検査をする職員は その身分を示す証明書を携帯し 関係者に提示しなければならない 3 第一項の規定による立入検査の権限は 犯罪捜査のために認められたものと解釈してはならない ( 特定既存耐震不適格建築物の所有者の努力 ) 第十四条次に掲げる建築物であって既存耐震不適格建築物であるもの ( 要安全確認計画記載建築物であるものを除く 以下 特定既存耐震不適格建築物 という ) の所有者は 当該特定既存耐震不適格建築物について耐震診断を行い その結果 地震に対する安全性の向上を図る必要があると認められるときは 当該特定既存耐震不適格建築物について耐震改修を行うよう努めなければならない 一学校 体育館 病院 劇場 観覧場 集会場 展示場 百貨店 事務所 老人ホームその他多数の者が利用する建築物で政令で定めるものであって政令で定める規模以上のもの二火薬類 石油類その他政令で定める危険物であって政令で定める数量以上のものの貯蔵場又は処理場の用途に供する建築物三その敷地が第五条第三項第二号若しくは第三号の規定により都道府県耐震改修促進計画に記載された道路又は第六条第三項の規定により市町村耐震改修促進計画に記載された道路に接する通行障害建築物 ( 特定既存耐震不適格建築物に係る指導及び助言並びに指示等 ) 第十五条所管行政庁は 特定既存耐震不適格建築物の耐震診断及び耐震改修の適確な実施を確保するため必要があると認めるときは 特定既存耐震不適格建築物の所有者に対し 技術指針事項を勘案して 特定既存耐震不適格建築物の耐震診断及び耐震改修について必要な指導及び助言をすることができる 2 所管行政庁は 次に掲げる特定既存耐震不適格建築物 ( 第一号から第三号までに掲げる特定既存耐震不適格建築物にあっては 地震に対する安全性の向上を図ることが特に必要なものとして政令で定めるものであって政令で定める規模以上のものに限る ) について必要な耐震診断又は耐震改修が行われていないと認めるときは 特定既存耐震不適格建築物の所有者に対し 技術指針事項を勘案して 必要な指示をすることができる 一病院 劇場 観覧場 集会場 展示場 百貨店その他不特定かつ多数の者が利用する特定既存耐震不適格建築物二小学校 老人ホームその他地震の際の避難確保上特に配慮を要する者が主として利用する特定既存耐震不適格建築物三前条第二号に掲げる建築物である特定既存耐震不適格建築物四前条第三号に掲げる建築物である特定既存耐震不適格建築物 3 所管行政庁は 前項の規定による指示を受けた特定既存耐震不適格建築物の所有者が 正当な理由がなく その指示に従わなかったときは その旨を公表することができる 4 所管行政庁は 前二項の規定の施行に必要な限度において 政令で定めるところにより 特定既存耐震不適格建築物の所有者に対し 特定既存耐震不適格建築物の地震に対する安全性に係る事項に関し報告させ 又はその職員に 特定既存耐震不適格建築物 特定既存耐震不適格建築物の敷地若しくは特定既存耐震不適格建築物の工事現場に立ち入り 特定既存耐震不適格建築物 特定既存耐震不適格建築物の敷地 建築設備 建築材料 書類その他の物件を検査させることができる 5 第十三条第一項ただし書 第二項及び第三項の規定は 前項の規定による立入検査について準用する 47

50 ( 一定の既存耐震不適格建築物の所有者の努力等 ) 第十六条要安全確認計画記載建築物及び特定既存耐震不適格建築物以外の既存耐震不適格建築物の所有者は 当該既存耐震不適格建築物について耐震診断を行い 必要に応じ 当該既存耐震不適格建築物について耐震改修を行うよう努めなければならない 2 所管行政庁は 前項の既存耐震不適格建築物の耐震診断及び耐震改修の適確な実施を確保するため必要があると認めるときは 当該既存耐震不適格建築物の所有者に対し 技術指針事項を勘案して 当該既存耐震不適格建築物の耐震診断及び耐震改修について必要な指導及び助言をすることができる 附則第三条次に掲げる既存耐震不適格建築物であって その地震に対する安全性を緊急に確かめる必要がある大規模なものとして政令で定めるもの ( 要安全確認計画記載建築物であって当該要安全確認計画記載建築物に係る第七条各号に定める期限が平成二十七年十二月三十日以前であるものを除く 以下この条において 要緊急安全確認大規模建築物 という ) の所有者は 当該要緊急安全確認大規模建築物について 国土交通省令で定めるところにより 耐震診断を行い その結果を同月三十一日までに所管行政庁に報告しなければならない 一病院 劇場 観覧場 集会場 展示場 百貨店その他不特定かつ多数の者が利用する既存耐震不適格建築物二小学校 老人ホームその他地震の際の避難確保上特に配慮を要する者が主として利用する既存耐震不適格建築物三第十四条第二号に掲げる建築物である既存耐震不適格建築物 48

51 2. 特定既存耐震不適格建築物一覧表 ( 耐震改修促進法第 14 条 ) 法第 14 条 第 1 号 第 2 号 第 3 号 用 途 小学校 中学校 中等教育学校の前期学校課程 特別支援学校上記以外の学校体育館 ( 一般公共の用に供されるもの ) ボーリング場 スケート場 水泳場その他これらに類する運動施設 病院 診療所 劇場 観覧場 映画館 演芸場 集会場 公会堂 展示場 卸売市場 百貨店 マーケットその他の物品販売業を営む店舗 ホテル 旅館 賃貸住宅 ( 共同住宅に限る ) 寄宿舎 下宿 事務所 老人ホーム 老人短期入所施設 身体障害者福祉ホームその他これらに類するもの 特定既存耐震不適格建築物の規模要件 階数 2 以上かつ 1,000 m2以上 ( 屋内運動場の面積を含む ) 階数 3 以上かつ1,000m2以上階数 1 以上かつ1,000m2以上 階数 3 以上かつ 1,000 m2以上 階数 2 以上かつ 1,000 m2以上 指示 ( ) 対象となる規模要件 1,500 m2以上 ( 屋内運動場の面積を含む ) 2,000 m2以上 2,000 m2以上 2,000 m2以上 老人福祉センター 児童厚生施設 身体障害者福祉センターその他これらに類するもの幼稚園 保育所 階数 2 以上かつ500m2以上 750m2以上 博物館 美術館 図書館 遊技場 公衆浴場 飲食店 キャバレー 料理店 ナイトクラブ ダンスホールその他これらに類するもの 理髪店 質屋 貸衣装屋 銀行その他これらに類するサービス業を営む店舗 工場 ( 危険物の貯蔵場又は処理場の用途に供する建築物を除く ) 車両の停車場又は船舶若しくは航空機の発着場を構成する建築物で旅客の乗降又は待合の用に供するもの 自動車車庫その他の自動車又は自動車の停留又は駐車のための施設 保健所 税務署その他これに類する公益上必要な建築物 危険物の貯蔵場又は処理場の用途に供する建築物 地震によって倒壊した場合においてその敷地に接する道路の通行を妨げ 多数の者の円滑な避難を困難にするおそれがあり その敷地が都道府県耐震改修促進計画に記載された道路に接する建築物 階数 3 以上かつ 1,000 m2以上 政令で定める数量以上の危険物を貯蔵し 又は処理するすべての建築物 前面道路の幅員に応じ 前面道路の幅員の 1/2 に相当する高さを超える建築物 ( ただし 12m 以下の場合は 6m 以上 ) 2,000 m2以上 2,000 m2以上 500 m2以上 ( ) 耐震改修促進法第 15 条第 2 項に基づく指示 49

52 3. 要安全確認計画記載建築物一覧表 ( 耐震改修促進法第 7 条 1 項 ) 用途 対象となる要件 法第 5 条第 3 項第 1 号法第 5 条第 3 項第 2 号法第 6 条第 3 項第 1 号 病院官公署診療所電気通信事業の用に供する施設電気事業の用に供する施設ガス事業の用に供する施設液化石油ガス販売事業の用に供する施設水道事業又は水道用水供給事業の用に供する施設公共下水道又は流域下水道の用に供する施設熱供給事業の用に供する施設火葬場汚物処理場ごみ処理施設産業廃棄物の処理施設鉄道事業の用に供する施設軌道の用に供する施設一般乗合旅客自動車運送事業の用に供する施設一般貨物自動車運送事業の用に供する施設自動車ターミナル事業の用に供する施設港湾施設空港の用に供する施設基幹放送の用に供する施設工業用水道事業の用に供する施設公益上必要な建築物として防災に関する計画等に定めたもの通行障害既存耐震不適格建築物 ( 耐震不明建築物であるものに限る ) 通行障害既存耐震不適格建築物 ( 耐震不明建築物であるものに限る ) 東京都耐震改修促進計画に記載された建築物東京都耐震改修促進計画に記載された道路に接する建築物区耐震改修促進計画に記載された道路に接する建築物 50

53 4. 要緊急安全確認大規模建築物一覧表 ( 耐震改修促進法附則第 3 条 ) 用途要緊急安全確認大規模建築物の規模要件 小学校 中学校 中等教育学校の前期課程若し学校くは特別支援学校上記以外の学校体育館 ( 一般公共の用に供されるもの ) ボーリング場 スケート場 水泳場その他これらに類する運動施設病院 診療所劇場 観覧場 映画館 演芸場集会場 公会堂展示場卸売市場百貨店 マーケットその他の物品販売業を営む店舗 ホテル 旅館 賃貸住宅 ( 共同住宅に限る ) 寄宿舎 下宿 事務所 老人ホーム 老人短期入所施設 福祉ホームその他これらに類するもの 老人福祉センター 児童厚生施設 身体障害者福祉センターその他これらに類するもの幼稚園 保育所博物館 美術館 図書館 遊技場 公衆浴場 飲食店 キャバレー 料理店 ナイトクラブ ダンスホールその他これらに類するもの理髪店 質屋 貸衣装屋 銀行その他これらに類するサービス業を営む店舗工場 ( 危険物の貯蔵場又は処理場の用途に供する建築物を除く ) 車両の停車場又は船舶若しくは航空機の発着場を構成する建築物で旅客の乗降又は待合の用に供するもの自動車車庫その他の自動車又は自動車の停留又は駐車のための施設 保健所 税務署その他これに類する公益上必要な建築物 階数 2 以上かつ 3,000 m2以上 ( 屋内運動場の面積を含む ) 階数 1 以上かつ 5,000 m2以上 階数 3 以上かつ 5,000 m2以上 階数 3 以上かつ 5,000 m2以上 階数 2 以上かつ 5,000 m2以上 階数 2 以上かつ 1,500 m2以上 階数 3 以上かつ 5,000 m2以上 階数 3 以上かつ 5,000 m2以上 危険物の貯蔵場又は処理場の用途に供する建築物 5,000 m2以上かつ 敷地境界線から一定距離以内に存する建築物 51

54 新宿区耐震改修促進計画 ( 平成 25 年度改定 ) 発行年月平成 26 年 3 月編集 発行新宿区都市計画部地域整備課東京都新宿区歌舞伎町 電話 ( 直通 ) 印刷物作成番号 - 再生紙を使用しています 52

- 1 - 参照条文建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄) (通行障害建築物の要件)第四条法第五条第三項第二号の政令で定める建築物は そのいずれかの部分の高さが 当該部分から前面道路の境界線までの水平

- 1 - 参照条文建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄) (通行障害建築物の要件)第四条法第五条第三項第二号の政令で定める建築物は そのいずれかの部分の高さが 当該部分から前面道路の境界線までの水平 建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案参照条文目次 建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄)1 建築物の耐震改修の促進に関する法律(平成七年法律第百二十三号)(抄)2 - 1 - 参照条文建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄) (通行障害建築物の要件)第四条法第五条第三項第二号の政令で定める建築物は

More information

第 1 章はじめに (1) 計画の目的西東京市耐震改修促進計画 ( 以下 本計画 という ) は 西東京市内の住宅 建築物の耐震診断及び耐震改修を計画的かつ総合的に促進することにより 西東京市民の生命と財産を保護し 災害に強いまちづくりを実現することを目的とする (2) 計画の位置づけ本計画は 建築

第 1 章はじめに (1) 計画の目的西東京市耐震改修促進計画 ( 以下 本計画 という ) は 西東京市内の住宅 建築物の耐震診断及び耐震改修を計画的かつ総合的に促進することにより 西東京市民の生命と財産を保護し 災害に強いまちづくりを実現することを目的とする (2) 計画の位置づけ本計画は 建築 第 1 章はじめに (1) 計画の目的西東京市耐震改修促進計画 ( 以下 本計画 という ) は 西東京市内の住宅 建築物の耐震診断及び耐震改修を計画的かつ総合的に促進することにより 西東京市民の生命と財産を保護し 災害に強いまちづくりを実現することを目的とする (2) 計画の位置づけ本計画は 建築物の耐震改修の促進に関する法律 ( 平成 7 年法律第 123 号 以下 法 という ) 第 6 条の規定に基づき策定するものである

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 計画概要 100 % 95% 85% 80% 第 2 次札幌市耐震改修促進計画概要 Ⅰ 75% 11 16 21 26 31 36 100.0% 95. 0% 90. 0% 85. 0% 80. 0% 75. 0% 11 16 21 26 31 36 1 計画の前提 計画の目的 : だれもが安全で安心して暮らし 生きいきと活動できるまちづくりを進めるために 建築物の地震に対する安全性を計画的に向上させること

More information

基本方針

基本方針 沼津市耐震改修促進計画 沼津市耐震改修促進計画は 建築物の耐震改修の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 6 条第 項に基づき 市内の建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るために策定するものである 本計画策定にあたり 国の基本方針及び県の耐震改修促進計画の内容を勘案し 住宅と法第 条による特定既存耐震不適格建築物 ( 以下 特定建築物 という ) の耐震化の目標を定める 建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標の設定

More information

中央区耐震改修促進計画(資料編)

中央区耐震改修促進計画(資料編) 資料 資料 1 住宅の耐震化の現状 ( 平成 27(2015) 年 3 月現在 )( 本文 3 ページ ) ( 単位 : 戸 ) 木造非木造計未耐震住宅 1,000 4,800 5,800 耐震化住宅 2,000 72,900 74,900 耐震化率 (%) 66.7 93.8 92.8 計 3,000 77,700 80,700 数値は 平成 20(2008) 年住宅 土地統計調査及び平成 25(2013)

More information

三鷹市耐震改修促進計画(改定素案)

三鷹市耐震改修促進計画(改定素案) 第 3 章 耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策 耐震化の促進を図るための施策 住宅 建築物の所有者が耐震化を行いやすい支援策を推進します - 住宅の耐震化 施策の取り組み 木造住宅耐震診断及び耐震改修助成 新耐震基準の木造住宅の耐震化性能検証の周知 3 分譲マンション耐震化事業助成制度の検討 4 分譲マンションへの啓発 災害時における市民の生命 財産の保護及び地域の被害軽減のために 住宅の耐震化を促進することが重要となる

More information

建築物等震災対策事業について

建築物等震災対策事業について 茨城県耐震改修促進計画 概要版 平成 2 8 年 3 月 茨城県 はじめに 1. 本計画の位置づけ (1) 計画の位置づけこの計画は, 建築物の耐震改修の促進に関する法律( 平成 7 年 10 月 27 日法律第 123 号 ) ( 以下, 耐震改修促進法 という ) に基づいて茨城県が策定する計画であり, 大規模地震による人的被害及び経済的被害の削減を目的として建築物の耐震化を促進するため, 茨城県,

More information

北栄町耐震改修促進計画の目的等 目的 本計画は 町民生活に重大な影響を及ぼす恐れのある地震被害から 町民の生命 財産を保護するとともに 地震による被害を軽減し 社会秩序の維持と公共の福祉に資するため 建築物の計画的な耐震化を促進することを目的とします 計画の実施期間 本計画の実施期間は 国及び県の実

北栄町耐震改修促進計画の目的等 目的 本計画は 町民生活に重大な影響を及ぼす恐れのある地震被害から 町民の生命 財産を保護するとともに 地震による被害を軽減し 社会秩序の維持と公共の福祉に資するため 建築物の計画的な耐震化を促進することを目的とします 計画の実施期間 本計画の実施期間は 国及び県の実 北栄町耐震改修促進計画の概要 計画策定の背景 建築物の耐震化の必要性 平成 7 年の阪神 淡路大震災では 地震による直接的な死者数の約 9 割が住宅の倒壊等によるものでした また 被災した建築物 ( 住宅を除く建築物 ) の倒壊による道路閉塞が 避難 消火 救急 物資の輸送等の妨げとなりました 建築基準法の耐震基準は 昭和 56 年 6 月 1 日に大きく改正され この改正以降に建築された建物を新耐震基準によるもの

More information

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担 病院等の耐震化支援事業平成 30 年度 ~ 厚生労働省 土交通省 ( 別添 ) 区分耐震診断耐震改修 政策医療を担う病院 ( 救命救急センター 病院群輪番制病院など ) 厚生労働省 耐震診断 医療施設耐震化促進事業 ( 医療施設運営費 ) 耐震改修 医療施設等耐震整備事業 ( 医療提供体制施設整備交付金 ) 補助率 県 基準額 1 か所あたり 560 万円 補助率 1/2 基準額 1 2,300 m2

More information

Microsoft Word - 耐震改修促進計画【概要版】(第2期計画)(H28.3)施行

Microsoft Word - 耐震改修促進計画【概要版】(第2期計画)(H28.3)施行 廿日市市耐震改修促進計画 ( 第 2 期計画 ) ~ 概要版 ~ 第 2 期計画の背景と目的本市では 廿日市市耐震改修促進計画 ( 以下 第 1 期計画 という ) を平成 20 年 3 月に策定し 平成 27 年度までの 8 年間 耐震化の推進について計画的に取り組んできました 第 1 期計画が平成 27 年度に終了することから これまでの既存建築物の耐震化への取組みを継続 発展させ 要緊急安全確認大規模建築物及び特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を促進させることにより

More information

第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建 第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修 促進法による指導及び助言等 1. 耐震改修等の指導及び助言の実施 2. 耐震改修等の指示等の実施 3. 保安上著しく危険な建築物への措置 34 第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い

More information

①法改正の趣旨と社会的背景

①法改正の趣旨と社会的背景 耐震診断の実施と結果の報告が必要な建築物における面積等の考え方 京都市 ( 平成 25 年 11 月 25 日版 ) 1 耐震診断が義務となる要緊急安全確認大規模建築物一覧 用途小学校, 中学校, 中等教育学校の前期課程もしくは特別支援学校体育館 ( 一般公共の用に供されるもの ) ボーリング場, スケート場, 水泳場その他これらに類する運動施設病院, 診療所劇場, 観覧場, 映画館, 演芸場集会場,

More information

条例解説6~11条

条例解説6~11条 第三章特殊建築物の敷地 構造及び建築設備第一節通則 ( 第 6 条 ~ 第 11 条 ) 第三章特殊建築物の敷地 構造及び建築設備第一節通則 解説 一本条は 本章の規定が適用される 特殊建築物 の範囲を定めたものである 二第一号は 法別表第一( い ) 欄( 一 ) 項の劇場 映画館 演芸場 観覧場 公会堂 集会場その他これらに類するもので政令で定めるもの 法別表第一( い ) 欄( 二 ) 項の病院

More information

<4D F736F F D E492AC91CF906B89FC8F4391A390698C7689E65F95D28F F E646F63>

<4D F736F F D E492AC91CF906B89FC8F4391A390698C7689E65F95D28F F E646F63> 築物の耐震化を促進するための施策上第 4 章 建築物の耐震化を促進するための施策 1. 耐震化の促進に関する基本方針 (1) 建築物の所有者等による耐震化の推進建築物の耐震化促進のためには 建築物の所有者等が 生命 財産は自らが守るという意識を持つとともに 所有または管理する建築物の倒壊等により周辺の安全に支障を来すことがないように 建築物の耐震性を把握し 必要に応じて耐震化を進めることが求められます

More information

2-1 防災関連施設の現状 概ねすべての施設で耐震性能を有することを確認しているが 救急告示病院につい ては 耐震性能を確認している施設は 21 施設の内 13 施設である 区分 内容該当施設施設件数 耐震性能を有することが確認できている施設件数 防災拠点施設 医療機関 避難者滞留施設 災害拠点病院

2-1 防災関連施設の現状 概ねすべての施設で耐震性能を有することを確認しているが 救急告示病院につい ては 耐震性能を確認している施設は 21 施設の内 13 施設である 区分 内容該当施設施設件数 耐震性能を有することが確認できている施設件数 防災拠点施設 医療機関 避難者滞留施設 災害拠点病院 2. 堺市の住宅 建築物の現状 平成 27 年度に本市の住宅 建築物の現状について調査を行い その結果に基づき耐震化率を算定した 特定建築物の耐震化率は 堺市耐震改修促進計画 ( 平成 19 年度 ) で用いている算定方法により算定した ただし公的機関のものについてはそれぞれのデータに基づいた 特定建築物の耐震化率の算定方法 耐震化率 = 耐震性のある特定建築物 (A+B) 100 特定建築物の総数

More information

木造 防火木造 非木造 住宅総数 昭和 58 年 4,180 4,280 1,880 10,340 昭和 63 年 3,650 4,700 2,170 10,510 平成 5 年 3,570 4,970 2,050 10,600 平成 10 年 4,250 3,700 3,150 11,100 平成 15 年 4,700 3,140 3,140 10,980 平成 20 年 5,020 2,890

More information

<4D F736F F D C888DD9817A CE899E95FB906A955C81698CF6955C A>

<4D F736F F D C888DD9817A CE899E95FB906A955C81698CF6955C A> パブリックコメントの結果について 白井市耐震改修促進計画 ( 素案 ) について 市民の方々からご意見を募集したところ 下記のとおり ご意見をいただきました いただいたご意見とこれに対する本市の考え方については次のとおり取りまとめましたので 公表いたします 案件 白井市耐震改修促進計画 ( 素案 ) に関する意見公募 募集期間平成 29 年 3 月 3 日 ( 金 )~ 平成 29 年 3 月 17

More information

●空家等対策の推進に関する特別措置法案

●空家等対策の推進に関する特別措置法案 法律第百二十七号 ( 平二六 一一 二七 ) 空家等対策の推進に関する特別措置法 ( 目的 ) 第一条この法律は 適切な管理が行われていない空家等が防災 衛生 景観等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしていることに鑑み 地域住民の生命 身体又は財産を保護するとともに その生活環境の保全を図り あわせて空家等の活用を促進するため 空家等に関する施策に関し 国による基本指針の策定 市町村 ( 特別区を含む

More information

資料 1 用語の定義 本計画で使用している用語の定義は下記の通りです 耐震診断耐震改修耐震改修等耐震化旧耐震基準新耐震基準耐震性を満たす 地震に対する安全性を評価すること 地震に対する安全性の向上を目的として 増築 改築 修繕若しくは模様替又は敷地の整備をすること 耐震改修 除却 建替えにより地震に

資料 1 用語の定義 本計画で使用している用語の定義は下記の通りです 耐震診断耐震改修耐震改修等耐震化旧耐震基準新耐震基準耐震性を満たす 地震に対する安全性を評価すること 地震に対する安全性の向上を目的として 増築 改築 修繕若しくは模様替又は敷地の整備をすること 耐震改修 除却 建替えにより地震に 巻末資料 資料 1 用語の定義 32 資料 2 建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための基本的な方針 33 資料 3 関係法令 ( 抜粋 ) 44 (1) 建築物の耐震改修の促進に関する法律 (2) 建築基準法 (3) 建築基準法施行令 (4) 東京都震災対策条例 (5) 東京都震災対策条例施行規則 資料 4 台東区における耐震関連事業実績 53 資料 5 平成 27 年度第 2 回区政サポーターアンケート結果

More information

<4D F736F F D F92C EC92AC91CF906B89FC8F4391A390698C7689E62E646F63>

<4D F736F F D F92C EC92AC91CF906B89FC8F4391A390698C7689E62E646F63> 第 3 章建築物の耐震化促進を図るための施策 3-1. 耐震診断 耐震改修に係る基本的な取り組み方針 地震による建築物の倒壊は その建築物を使用する者に対して大きな被害を引き起こす また 個々の建築物の耐震化が進んでも 周辺の建築物の耐震化が遅れれば 地震の発生時にその地域全体が被災してしまう可能性もある 建築物の耐震化を促進するためには まず 建築物の所有者等が 地域防災対策を自らの問題 地域の問題として意識して取り組むことが不可欠である

More information

名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない 名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない 3. 老人ホームは, 工業専用地域以外のすべての用途地域内において建築することができる 4. 図書館は,

More information

中央区建築物の解体工事の事前周知に関する指導要綱

中央区建築物の解体工事の事前周知に関する指導要綱 建築主設計者施工者 の皆さんへ 昨今 建築計画 ( 工事 ) に際し相隣問題が多く発生しています つきましては この建築計画に関する説明を近隣住民及び関係者にしていただき 日照 通風阻害 プライバシーの侵害 電波障害等諸問題の解決及び工事施工に際しての危害防止に努め 工事による被害が発生した場合には 誠意をもって交渉に当たり 解決をするよう努めてください 中央区中高層建築物の建築計画の事前公開等に関する指導要綱

More information

○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例 新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 5 条 ) 第 2 章建築計画の周知等 ( 第 6 条 第 9 条 ) 第 3 章建築及び管理に関する基準等 ( 第 10 条 第 12 条 ) 第 4 章少子高齢社会への対応 ( 第 13 条 第 15 条 ) 第 5 章工事の完了の届出等 ( 第 16 条 ) 第 6 章報告及び勧告等 ( 第 17 条

More information

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ 嵐山町都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例 平成 28 年 12 月 15 日 条例第 27 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 以下 法 という ) 第 3 章第 1 節の規定に基づき 開発許可等の基準に関し必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条この条例において使用する用語の意義は 次項及び第 3 項に定めるものを除き

More information

Taro-03_H3009_ただし書同意基準

Taro-03_H3009_ただし書同意基準 建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号による同意基準 [ 包括同意基準 ] 建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号を適用するためには 建築審査会の同意を得た上で特定行政庁 ( 秋田市 ) の許可を受ける必要があります 秋田市では 一定の基準 ( 包括同意基準 ) に適合するものについては 個別に建築審査会にかけることなく許可できる旨 あらかじめ承認を得ています この包括同意基準は 建築審査会で見直しが行われることがありますので相談

More information

別紙 40 東京都市計画高度地区の変更 都市計画高度地区を次のように変更する 面積欄の ( ) 内は変更前を示す 種類面積建築物の高さの最高限度又は最低限度備考 第 1 種 約 ha 建築物の各部分の高さ ( 地盤面からの高さによる 以下同じ ) は 当該部分から前面道路の反対側の境界線 高度地区

別紙 40 東京都市計画高度地区の変更 都市計画高度地区を次のように変更する 面積欄の ( ) 内は変更前を示す 種類面積建築物の高さの最高限度又は最低限度備考 第 1 種 約 ha 建築物の各部分の高さ ( 地盤面からの高さによる 以下同じ ) は 当該部分から前面道路の反対側の境界線 高度地区 別紙 40 東京都市計画の変更 都市計画を次のように変更する 面積欄の ( ) 内は変更前を示す 種類面積建築物の高さの最高限度又は最低限度備考 第 1 種 建築物の各部分の高さ ( 地盤面からの高さによる 以下同じ ) は 当該部分から前面道路の反対側の境界線 0.1 又は隣地境界線までの真北方向の水平距離の 0.6 倍に 5 メートルを加えたもの以下とする 建築物の各部分の高さは 当該部分から前面道路の反

More information

富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例 改正案 都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例 ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 以下 法 という ) 第 3 章第 1 節の規定に基づき 開発許可等の基準に関し必要な事項を定めるものとする ( 法第 33 条第 4 項の規定による最低敷地面積 ) 第 2 条市街化区域 ( 法第 12 条の5 第 2 項の規定により地区整備計画が定められている区域を除く

More information

スライド 1

スライド 1 まちづくり計画策定担い手支援事業 ( 参考資料 ) ( 参考 1-1) まちづくり計画策定担い手支援事業の活用イメージ < 例 1> 防災上問題のある市街地の場合 ~ 密集市街地 重点密集市街地 ~ 1. 住んでいる地区が密集市街地なので 耐震性 防火性を向上させたい そのためには 建物の建替えを促進することが必要 2. 地区内の道路が狭いため 現状の建築規制では 建替え後は今の建物より小さくなってしまい

More information

1 整備目標 方針 地区名大井五 七丁目 西大井二 三 四丁目地区位置東京都品川区大井五 七丁目 西大井二 三 四丁目の全域地区の現況 課題 現状 当地区は 品川区の南に位置しており 北側に滝王子通り 東側に補助 28 号線 ( 池上通り ) 西側にJR 東海道新幹線及びJR 横須賀線 南側に大田区

1 整備目標 方針 地区名大井五 七丁目 西大井二 三 四丁目地区位置東京都品川区大井五 七丁目 西大井二 三 四丁目の全域地区の現況 課題 現状 当地区は 品川区の南に位置しており 北側に滝王子通り 東側に補助 28 号線 ( 池上通り ) 西側にJR 東海道新幹線及びJR 横須賀線 南側に大田区 不燃化推進特定整備地区整備プログラム 品川区 大井五 七丁目 西大井二 三 四丁目地区 平成 27 年 2 月第 1 回変更認定平成 27 年 10 月第 2 回変更認定平成 29 年 月 品川区 1 整備目標 方針 地区名大井五 七丁目 西大井二 三 四丁目地区位置東京都品川区大井五 七丁目 西大井二 三 四丁目の全域地区の現況 課題 現状 当地区は 品川区の南に位置しており 北側に滝王子通り 東側に補助

More information

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全 久喜市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例 平成 22 年 3 月 23 日条例第 205 号改正平成 25 年 3 月 26 日条例第 26 号平成 27 年 12 月 28 日条例第 44 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 以下 法 という ) 第 3 章第 1 節の規定に基づき 開発許可等の基準に関し必要な事項を定めるものとする

More information

中央区耐震改修促進計画

中央区耐震改修促進計画 平成 28 年 3 月 中央区 目次 第 1 章はじめに 1 背景 ------------------------------------------ 1 2 目的 ------------------------------------------ 2 3 位置付け -------------------------------------- 2 4 計画期間 --------------------------------------

More information

東京都市計画高度地区変更(練馬区決定) 【原案(案)】

東京都市計画高度地区変更(練馬区決定) 【原案(案)】 都市計画高度地区を次のように変更する 最高限度 トルを加えたもの以下とする 東京都市計画高度地区の変更 ( 練馬区決定 ) 面積欄の ( ) 内は変更前を示す 種類面積建築物の高さの最高限度又は最低限度備考 第 1 種高度地区 17m 第 1 種高度地区 第 2 種高度地区 17m 第 2 種高度地区 20m 第 2 種高度地区 25m 第 2 種高度地区 30m 第 2 種高度地区 2,614.3

More information

第 3 号様式 ( 第 3 条関係 ) 不燃化推進特定整備地区整備プログラム 品川区 豊町 丁目 二葉 3 4 丁目及び西大井 6 丁目地区 平成 25 年 11 月第 1 回変更認定平成 27 年 10 月第 2 回変更認定平成 29 年 3 月 品川区

第 3 号様式 ( 第 3 条関係 ) 不燃化推進特定整備地区整備プログラム 品川区 豊町 丁目 二葉 3 4 丁目及び西大井 6 丁目地区 平成 25 年 11 月第 1 回変更認定平成 27 年 10 月第 2 回変更認定平成 29 年 3 月 品川区 第 3 号様式 ( 第 3 条関係 ) 不燃化推進特定整備地整備プログラム 品川 豊町 5 6 丁目 二葉 3 丁目及び西大井 6 丁目地 平成 25 年 11 月第 1 回変更認定平成 27 年 10 月第 2 回変更認定平成 29 年 3 月 品川 1 整備目標 方針 地名 豊町 5 6 丁目 二葉 3 丁目及び西大井 6 丁目地 位置 東京都品川豊町 5 6 丁目 二葉 3 丁目及び西大井 6

More information

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か 滑川町都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例 平成 29 年 12 月 18 日条例第 28 号 滑川町都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例 ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 以下 法 という ) 第 3 章第 1 節の規定に基づき 開発許可等の基準に関し必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条この条例において使用する用語の意義は

More information

Microsoft Word - 02_第1章.docx

Microsoft Word - 02_第1章.docx 災害危険区域 第 3 条の 法第 39 条第 1 項の規定による災害危険区域は 次に掲げる区域とする (1) 急傾斜地法第 3 条第 1 項及び第 3 項の規定により神奈川県知事が急傾斜地崩壊危険区域として指定して告示した区域 ( 神奈川県知事が当該区域の指定を廃止して告示した区域を除く ) と同じ区域 () 前号に掲げる区域のほか 市長が指定して告示した区域 災害危険区域内に居室を有する建築物を建築する場合においては

More information

第 1 章要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断結果の報告 1 要緊急安全確認大規模建築物について平成 25 年 11 月 25 日の耐震改修促進法の改正により 不特定多数の者が利用する建築物及び避難弱者が利用する建築物のうち大規模なもの等が要緊急安全確認大規模建築物として規定され 平成 27 年 1

第 1 章要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断結果の報告 1 要緊急安全確認大規模建築物について平成 25 年 11 月 25 日の耐震改修促進法の改正により 不特定多数の者が利用する建築物及び避難弱者が利用する建築物のうち大規模なもの等が要緊急安全確認大規模建築物として規定され 平成 27 年 1 耐震改修促進法の手引き 目次 はじめに 第 1 章要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断結果の報告 第 2 章建築物の耐震改修の計画の認定 第 3 章建築物の地震に対する安全性に係る認定 第 4 章区分所有建築物の耐震改修の必要性に係る認定 はじめに日頃から北海道の建築行政の推進にご協力いただきありがとうございます この手引きは 平成 25 年度の建築物の耐震改修の促進に関する法律 ( 以下 法 という

More information

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防 岐阜県地震防災対策推進条例 平成十七年三月二十三日条例第十三号 改正 平成二十七年三月二十四日条例第三十一号 目次前文第一章総則 ( 第一条 第七条 ) 第二章予防対策第一節地震災害に強い安全な地域社会づくり ( 第八条 第十条 ) 第二節地域防災力の育成及び強化 ( 第十一条 第十七条 ) 第三章応急対策第一節応急体制の確立 ( 第十八条 第二十条 ) 第二節緊急輸送対策 ( 第二十一条 第二十二条

More information

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の 大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の建て方などに関するルールを定めることにより, 地区の良好な環境を整備 保全するための制度です 地区計画の構成

More information

既存の高越ガス設備の耐震性向上対策について

既存の高越ガス設備の耐震性向上対策について 経済産業省 20140519 商局第 1 号 平成 26 年 5 月 21 日 各都道府県知事殿 経済産業省大臣官房商務流通保安審議官 既存の高圧ガス設備の耐震性向上対策について 高圧ガス設備については 高圧ガス保安法及び液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律 ( 以下 高圧ガス保安法 という ) に基づき 耐震設計を義務付けているところです こうした中で 平成 23 年東北地方太平洋沖地震の災害

More information

<4D F736F F D FF095B6817A BF389C CE8DF482CC C98AD682B782E993C195CA915B A594D48D8692C789C D97528DED8F9C816A>

<4D F736F F D FF095B6817A BF389C CE8DF482CC C98AD682B782E993C195CA915B A594D48D8692C789C D97528DED8F9C816A> 一空家等対策の推進に関する特別措置法(平成二十六年法律第百二十七号)(目的)第一条この法律は 適切な管理が行われていない空家等が防災 衛生 景観等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしていることに鑑み 地域住民の生命 身体又は財産を保護するとともに その生活環境の保全を図り あわせて空家等の活用を促進するため 空家等に関する施策に関し 国による基本指針の策定 市町村(特別区を含む 第十条第二項を除き

More information

資料 3 世田谷区耐震改修促進計画 ( 案 ) H28/02/09 世田谷区 目次 はじめに 1. 改定の背景と目的 ---------------------------------------------- 1 2. 位置づけ ------------------------------------------------------ 2 3. 対象区域および対象建築物 --------------------------------------

More information

tosho_koudotiku

tosho_koudotiku 東京都市計画の変更 ( 新宿区決定 ) 都市計画を次のように変更する 面積欄の ( ) 内は変更前を示す 種類面積建築物の高さの最高限度又は最低限度備考 第 1 種 第 1 種第 2 種 第 2 種 30m 第 2 種最高第 3 種限 度第 3 種 30m 第 3 種 40m 第 3 種 30m 40m 約 ha 建築物の各部分の高さ ( 地盤面からの高さによる 以下同じ ) は 当該部分から 121.2

More information

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における 鹿嶋市市街化調整区域における開発行為の許可等の基準に関する条例施 行規則 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は, 鹿嶋市市街化調整区域における開発行為の許可等の基準に関する条例 ( 平成 20 年条例第 3 号 以下 条例 という ) の施行に関し必要な事項を定めるものとする ( 条例第 3 条の規則で定める場合 ) 第 2 条条例第 3 条の規則で定める場合は, 条例第 4 条第 1 項及び条例第

More information

世田谷区

世田谷区 不燃化推進特定整備地整備プログラム 世田谷 北沢三 四丁目地 平成 26 年 2 月第 1 回変更認定平成 29 年 3 月第 2 回変更認定平成 30 年 3 月 世田谷 1 整備目標 方針 地名 位置 地の現況 課題 北沢三 四丁目地 東京都世田谷北沢三丁目 北沢四丁目 ( 現況 ) 当地は 世田谷の北東部に位置し 渋谷との境に接している 地内南東部に接して小田急線が走っており 東北沢駅が地に接している

More information

新宿区耐震改修促進計画 平成 30(2018) 年度 ~ 平成 39(2027) 年度 平成 30(2018) 年 2 月 新宿区 目 次 改定の背景...1 第 1 章はじめに...2 1. 計画の概要...2 1-1 計画の目的...2 1-2 計画の位置付け...2 1-3 対象区域及び対象建築物...3 1-4 計画期間...3 2. 想定する地震の規模 被害の状況...4 第 2 章耐震化の現状と目標...6

More information

ブロック塀撤去補要綱

ブロック塀撤去補要綱 豊田市ブロック塀等撤去奨励補助金交付要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 豊田市補助金等交付規則 ( 昭和 45 年規則第 34 号 ) に定めるもののほか 危険なブロック塀等の撤去を行う者に対する補助金の交付に関し 必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条この要綱において 次の各号に掲げる用語の意義は 当該各号に定めるところによる (1) ブロック塀等コンクリートブロック コンクリートパネル

More information

○ ( 仮称 ) 西東京市空き家等の対策の推進に関する条例の概要について 1 制定の趣旨適切な管理が行われていない空き家等が 防災 衛生 景観等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしていることから 国は 地域住民の生命 身体又は財産を保護するとともに 生活環境の保全を図り あわせて空き家等の活用を促進するため 空家等対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 26 年法律第 127 号 以下 法 といいます

More information

個人情報の保護に関する規程(案)

個人情報の保護に関する規程(案) 公益財団法人いきいき埼玉個人情報保護規程 ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 埼玉県個人情報保護条例 ( 平成 16 年埼玉県条例第 65 号 ) 第 59 条の規定に基づき 公益財団法人いきいき埼玉 ( 以下 財団 という ) による個人情報の適正な取扱いを確保するために必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条この規程において 個人情報 個人情報取扱事業者 個人データ 保有個人データ

More information

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける 地区計画の手引き 第 Ⅱ ゾーンにおけるまちづくりのルール 中央区 第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により 1 1.25 または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設けることで容積率が緩和されます 全ての敷地で活用できます

More information

静岡市の耐震対策事業

静岡市の耐震対策事業 静岡市耐震シェルター整備事業費補助金交付要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条静岡市は 地震発生時における住宅の倒壊等による人的被害を防止するため 住宅内に耐震シェルターを設置する者に対して 予算の範囲内において 補助金を交付するものとし その交付に関しては 静岡市補助金等交付規則 ( 平成 15 年静岡市規則第 44 号 以下 規則 という ) 及びこの要綱に定めるところによる ( 定義 ) 第 2 条この要綱において

More information

目次 ( )

目次 ( ) 平成 25 年版 建築法規 ワークノート 東日本建築教育研究会 (2007-2013) 目次 (20072013) < 内 容 > ( ページ ) 1 建築法規の起源 --------------------------- (p 1~ 2) 意義 体系と構成 2 建築基準法の用語 --------------------------- (p 3~ 4) 3 面積算定 各部の高さ ---------------------------

More information

美浜町空家等解体促進費補助金交付要綱

美浜町空家等解体促進費補助金交付要綱 美浜町空家等解体促進費補助金交付要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 美浜町空家等適正管理条例 ( 平成 30 年美浜町条例第 8 号 以下 条例 という ) に基づき 特に管理方法の改善その他必要な措置を講ずるよう助言又は指導等した空家等に対して良好な生活環境の保全及び安全で安心なまちづくりの推進に寄与してもらうことを目的として 美浜町空家等解体促進費補助金 ( 以下 補助金 という ) を交付するものとする

More information

耐震診断を応援します

耐震診断を応援します 耐震診断を応援します 守口市既存民間建築物耐震診断補助金制度のご案内 ( 耐震診断補助金交付手続きから補助金の受け取りまで ) 守口市 1 耐震診断のお手伝い 耐震診断補助金制度 守口市では 震災に強いまちづくりを目指す施策の一環として 昭和 56 年に改正された現行の耐震基準以前に建築された民間建築物について 耐震診断を積極的に進めていただくために 耐震診断費用の一部を補助する制度を創設しました

More information

北上市住宅・建築物耐震化促進計画

北上市住宅・建築物耐震化促進計画 第 4 章北上市の耐震改修促進計画 北上市住宅政策基本計画 1 耐震改修促進計画の概要 (1) 計画策定の趣旨 平成 7 年 1 月の阪神 淡路大震災では 地震により 6,434 人の尊い命がうばわれ このうち 4,831 人が住宅 建築物の倒壊等によるものでした また 近年 平成 16 年 10 月の新潟県中越地震 平成 17 年 3 月の福岡県西方沖地震 平成 19 年 3 月には能登半島地震

More information

( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25 小山町都市計画税条例 平成 30 年 5 月 15 日条例第 21 号改正平成 30 年 6 月 26 日条例第 23 号 ( 一部未施行 ) ( 課税の根拠 ) 第 1 条地方税法 ( 昭和 25 年法律第 226 号 以下 法 という ) 第 702 条第 1 項の規定に基づいて 都市計画税を課する 2 都市計画税の賦課徴収について 法令及び小山町税条例 ( 昭和 55 年小山町条例第 2 0

More information

藤沢市木造住宅簡易耐震改修工事補助金交付要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は, 木造住宅の耐震改修工事を促進することにより, 災害に強い安全なまちづくりを推進するため, 藤沢市耐震改修促進計画に基づき, 簡易耐震改修工事のための補強設計及び簡易耐震改修工事並びに工事監理に要する費用に対する補助金

藤沢市木造住宅簡易耐震改修工事補助金交付要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は, 木造住宅の耐震改修工事を促進することにより, 災害に強い安全なまちづくりを推進するため, 藤沢市耐震改修促進計画に基づき, 簡易耐震改修工事のための補強設計及び簡易耐震改修工事並びに工事監理に要する費用に対する補助金 藤沢市木造住宅簡易耐震改修工事補助金交付要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は, 木造住宅の耐震改修工事を促進することにより, 災害に強い安全なまちづくりを推進するため, 藤沢市耐震改修促進計画に基づき, 簡易耐震改修工事のための補強設計及び簡易耐震改修工事並びに工事監理に要する費用に対する補助金を交付することに関し, 必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条この要綱において, 次の各号に掲げる用語の定義は,

More information

ア建築物の部材等が落下し 飛散するおそれのある状態イ建築物の老朽化又は台風等の自然災害により 倒壊又は損傷するおそれのある状態ウ建築物の外壁 窓等が剥落し 建築物の外部から内部が見通せる状態エ竹木その他の土地の定着物が 道路との境界線を越え通行の妨げになっている状態オ物が大量に堆積されている状態カね

ア建築物の部材等が落下し 飛散するおそれのある状態イ建築物の老朽化又は台風等の自然災害により 倒壊又は損傷するおそれのある状態ウ建築物の外壁 窓等が剥落し 建築物の外部から内部が見通せる状態エ竹木その他の土地の定着物が 道路との境界線を越え通行の妨げになっている状態オ物が大量に堆積されている状態カね 豊島区建物等の適正な維持管理を推進する条例 ( 平成 26 年 3 月 25 日条例第 9 号 ) 改正新旧対照表改正案現行 ( 目的 ) ( 目的 ) 第 1 条この条例は 建物等の適正な維持管理に関し必要な事項を定めることにより地第 1 条この条例は 建物その他の工作物 ( 以下 建物等 という ) の適正な維持管理域住民の生命 身体又は財産の保護及びその生活環境の保全を図り もって区民を推進することにより

More information

Microsoft Word - 所有者周知用(全体).doc

Microsoft Word - 所有者周知用(全体).doc 耐震改修促進法に基づく報告及び認定申請に必要な書類について 長崎県土木部建築課 耐震改修促進法に基づく報告及び認定申請に必要な書類は 耐震改修促進法施行規則及び長崎県耐震改修促進法施行細則において 以下の通り定められておりますのでお知らせします 報告及び認定申請に必要な書類 ( 長崎県内の長崎市及び佐世保市を除く区域の建築物に適用 ) 申請等の区分 耐震診断の結果の報告 ( 法第 7 条 附則第 3

More information

はじめに

はじめに 都城市建築物耐震改修促進計画 平成 21 年 3 月 平成 29 年 4 月 ( 改定 ) 都城市 目 次 はじめに 1 第 1 章建築物の耐震化の実施に関する目標設定 1 想定される地震の規模及び被害の状況 2 2 耐震化の現状と目標設定 3 第 2 章建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策 1 耐震診断 改修に係る基本的な取り組み方針 8 2 耐震診断 改修の促進を図るための支援策

More information

Microsoft Word - 法第43条第2項第2号許可基準

Microsoft Word - 法第43条第2項第2号許可基準 法第 43 条第 2 項第 2 号許可基準 ( 平成 30 年 9 月改正 ) 1. 包括同意基準 (1) 手続等当基準については建築審査会の同意を事前に得ているため ( 平成 11 年 4 月 28 日第 472 回及び平成 12 年 3 月 28 日第 480 回建築審査会で同意済 ) これらの包括同意基準に該当するものは県民局長等が許可処分を行い 許可後建築審査会に報告することとする (2)

More information

Microsoft Word - 細則本文(H25.6.1~)

Microsoft Word - 細則本文(H25.6.1~) 戸田市建築基準法施行細則 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 建築基準法施行令 ( 昭和 25 年政令第 338 号 以下 令 という ) 及び建築基準法施行規則 ( 昭和 25 年建設省令第 40 号 以下 省令 という ) の施行について必要な事項を定めるものとする ( 標識 ) 第 2 条法第 9 条第 13 項の標識の様式は

More information

Microsoft Word - 土砂指導要綱.doc

Microsoft Word - 土砂指導要綱.doc 常滑市土砂の採掘 埋立等 土地の形態変更に関する指導要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 市内における土砂の採掘 埋立等 土地の形態変更 ( 以下 開発等の行為 という ) について適正な指導を行い これにより発生する災害を防止し これら事業によって必要となる公共公益施設等の整備に負担と協力を要請し 市土の秩序ある利用と保全を図ることを目的とする ( 協議の申し出 ) 第 2 条開発等の行為を行おうとする者

More information

消防法 ( 抄 ) ( 昭和 23 年 7 月 24 日法律第 186 号 ) 最終改正 : 平成 27 年 9 月 11 日法律第 66 号 第 17 条 ( 消防用設備等の設置 維持と特殊消防用設備等の適用除外 ) 学校 病院 工場 事業場 興行場 百貨店 旅館 飲食店 地下街 複合用途防火対象

消防法 ( 抄 ) ( 昭和 23 年 7 月 24 日法律第 186 号 ) 最終改正 : 平成 27 年 9 月 11 日法律第 66 号 第 17 条 ( 消防用設備等の設置 維持と特殊消防用設備等の適用除外 ) 学校 病院 工場 事業場 興行場 百貨店 旅館 飲食店 地下街 複合用途防火対象 消防法 ( 抄 ) ( 昭和 23 年 7 月 24 日法律第 186 号 ) 最終改正 : 平成 27 年 9 月 11 日法律第 66 号 第 17 条 ( 消防用設備等の設置 維持と特殊消防用設備等の適用除外 ) 学校 病院 工場 事業場 興行場 百貨店 旅館 飲食店 地下街 複合用途防火対象物その他の防火対象物で政令で定めるものの関係者は 政令で定める消防の用に供する設備 消防用水及び消火活動上必要な施設

More information

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6 甲府市市街化調整区域における工業系の地区計画制度要綱平成 21 年 6 月 1 日都第 1 号 ( 目的 ) 第 1 この要綱は 本市の市街化調整区域における地区計画制度の運用及び地区計画の原案を作成するための案 ( 以下 地区計画の素案 という ) の作成に関し必要な事項を定めることにより 良好な工業用地環境の形成及び維持に寄与し 周辺環境と調和した本市にふさわしい市街化調整区域の土地利用を図ることを目的とする

More information

はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため

はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため 都市再生緊急整備地域の概要 名古屋市住宅都市局 はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため 都市再生の拠点として 都市開発事業等を通じて 緊急かつ重点的に市街地の整備を推進するものです

More information

Microsoft PowerPoint - 建篛å�ºæºŒæ³Łï¼‹è£œè¶³ï¼›2018.pptx

Microsoft PowerPoint - 建篛å�ºæºŒæ³Łï¼‹è£œè¶³ï¼›2018.pptx 2 建築基準法 ( 補足 ) < 集団規定 単体規定 > 防火 準防火地域関連 単体規定の細かな部分 建築確認申請 建築協定 1 集団規定 1 防火地域 準防火地域の規制 < 防火地域内 > 耐火建築物にしなければならないもの (1)3 階以上 ( 地階を含む ) の建築物 (2) または延べ面積が 100 m2を超える建築物 準耐火でもいいもの上記以外の建築物 準耐火でなくてもいいもの ( 特別なもの

More information

第二項第五号に掲げる事項には、同項第一号の区域のうち、広場、街灯、並木その他の都市の居住者その他の者(以下「都市居住者等

第二項第五号に掲げる事項には、同項第一号の区域のうち、広場、街灯、並木その他の都市の居住者その他の者(以下「都市居住者等 都市再生特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令案新旧対照条文 都市再生特別措置法施行令(平成十四年政令第百九十号)(抄)(第一条関係)1 建築基準法施行令(昭和二十五年政令第三百三十八号)(抄)(第二条関係)3 都市開発資金の貸付けに関する法律施行令(昭和四十一年政令第百二十二号)(抄)(第三条関係)5 宅地建物取引業法施行令(昭和三十九年政令第三百八十三号)(抄)(第四条関係)8

More information

表 1 耐震改修促進計画で規定される建築物一覧 用途 指導 助言対象建築物の規模要件 指示対象建築物の規模要件 耐震診断義務付け対象建築物 の規模要件 耐震改修促進法第 14 条第 1 号 学校 小学校 中学校 中等教育学校の前期課程若しくは特別支援学校 階数 2 以上かつ1,000m2以上 屋内運

表 1 耐震改修促進計画で規定される建築物一覧 用途 指導 助言対象建築物の規模要件 指示対象建築物の規模要件 耐震診断義務付け対象建築物 の規模要件 耐震改修促進法第 14 条第 1 号 学校 小学校 中学校 中等教育学校の前期課程若しくは特別支援学校 階数 2 以上かつ1,000m2以上 屋内運 用語集 新耐震基準 建築基準法により 住宅や建築物を建築するときに考慮しなければならない基準が定められており 地 震に対して安全な建築物とするための基準を 耐震基準 という 現在の耐震基準は昭和 56 年 6 月 1 日の改正によるもので 新耐震基準 といい それ以前の耐震基準 を 旧耐震基準 という 本計画では 新耐震基準に適合しない建築物を 既存耐震不適格建築物 という 住宅 戸建住宅 長屋住宅

More information

都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 ( 平成十二年東京都条例第二百十五号 ) 新旧対照表 ( 抄 ) 改正案現行目次 ( 現行のとおり ) 目次 ( 略 ) 第一条から第百十二条まで ( 現行のとおり ) 第一条から第百十二条まで ( 略 ) ( 土壌汚染対策指針の作成等 ) 第百十三条知事

都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 ( 平成十二年東京都条例第二百十五号 ) 新旧対照表 ( 抄 ) 改正案現行目次 ( 現行のとおり ) 目次 ( 略 ) 第一条から第百十二条まで ( 現行のとおり ) 第一条から第百十二条まで ( 略 ) ( 土壌汚染対策指針の作成等 ) 第百十三条知事 都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 平成十二年東京都条例第二百十五号 新旧対照表 抄 改正案現行目次 現行のとおり 目次 第一条から第百十二条まで 現行のとおり 第一条から第百十二条まで 土壌汚染対策指針の作成等 第百十三条 規則で定める有害物質 以下 特定有害物質 という による土壌の汚染又はこれに起因する地下水の汚染が 人の健康に支障を及ぼすことを防止するため 土壌汚染の調査及び対策に係る方法等を示した指針

More information

(9) 耐震シェルター等設置工事耐震診断の結果又は既存住宅性能評価により 倒壊の危険性があると判断された既存木造住宅における耐震シェルター等の設置工事 ( 第 10 号に規定する低所得者等が所有する木造住宅について 別表第 3に定める耐震基準を確保するために行うものに限る ) をいう (10) 低所

(9) 耐震シェルター等設置工事耐震診断の結果又は既存住宅性能評価により 倒壊の危険性があると判断された既存木造住宅における耐震シェルター等の設置工事 ( 第 10 号に規定する低所得者等が所有する木造住宅について 別表第 3に定める耐震基準を確保するために行うものに限る ) をいう (10) 低所 井原市木造住宅耐震改修等事業費補助金交付要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 大地震発生時における住宅の倒壊等の被害から市民の生命及び財産を守り 市街地の減災を図るため 民間の既存木造住宅の耐震改修工事等に要する経費の一部を予算の範囲内において 井原市木造住宅耐震改修事業費等補助金 ( 以下 補助金 という ) として交付することについて 井原市補助金交付規程 ( 昭和 34 年井原市規程第 1

More information

町田市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例

町田市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例 町田市土砂等による埋立て等の規制に関する条例町田市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例 ( 平成元年 12 月町田市条例第 45 号 ) の全部を改正する ( 目的 ) 第 1 条この条例は 土砂等による埋立て等について必要な規制を行うことにより 災害の発生の防止及び生活環境の保全を図ることを目的とする ( 定義 ) 第 2 条この条例において 次の各号に掲げる用語の意義は それぞれ当該各号に定めるところによる

More information

< F2D E968BC681698E968CE3816A817A C8250>

< F2D E968BC681698E968CE3816A817A C8250> 事業評価書 ( 事後 ) 平成 21 年 8 月 評価対象 ( 事業名 ) 主管部局 課室関係部局 課室関連する政策体系 医療施設の耐震化を促進するための補助事業医政局指導課 基本目標 Ⅰ 安心 信頼してかかれる医療の確保と国民の健康づくりを推進すること 施策目標 1 地域において必要な医療を提供できる体制を整備すること 施策目標 1-1 日常生活圏の中で良質かつ適切な医療が効率的に提供できる体制を構築すること

More information

上記工事が行われ 認定長期優良宅に該当することとなった場合長期優良宅建築等計画の認定主体長期優良宅建築等計画の認定番号 第 号 長期優良宅建築等計画の認定年月日 平成 年 月 日 上記の工事が租税特別措置法若しくは租税特別措置法施行令に規定する工事に該当すること又は上記の工事が地方税法若しくは地方税

上記工事が行われ 認定長期優良宅に該当することとなった場合長期優良宅建築等計画の認定主体長期優良宅建築等計画の認定番号 第 号 長期優良宅建築等計画の認定年月日 平成 年 月 日 上記の工事が租税特別措置法若しくは租税特別措置法施行令に規定する工事に該当すること又は上記の工事が地方税法若しくは地方税 別表第二 証明申請者 氏 家屋番号及び在地 増改築等工事証明書 ( 固定資産税 ) 工事完了年月日平成年月 1-1. 地方税法施行令附則第 12 条第 26 項に規定する基準に適合する耐震改修をした場合内日工容事の1 地方税法施行令附則第 12 条第 26 項に規定する基準に適合する耐震改修 1-2. 地方税法附則第 15 条の9 の2 第 1 項に規定する耐震改修をした家屋が認定長期優良宅に該当することとなった場合工地震に対する安全性の向上を目的とした増築

More information

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱 第一総則 子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱 一目的 けいりこの法律は 子宮頸がんの罹患が女性の生活の質に多大な影響を与えるものであり 近年の子宮頸が んの罹患の若年化の進行が当該影響を一層深刻なものとしている状況及びその罹患による死亡率が高い 状況にあること並びに大部分の子宮頸がんにヒトパピローマウイルスが関与しており 予防ワクチンの 接種及び子宮頸部の前がん病変 ( 子宮頸がんに係る子宮頸部の異形成その他の子宮頸がんの発症前にお

More information

平成13年度分譲マンションアンケート調査(簡易集計結果)

平成13年度分譲マンションアンケート調査(簡易集計結果) 平成 年度分譲マンション管理組合アンケート調査結果 1. 調査の概要 (1) 調査目的 千葉市内における分譲マンション管理組合の運営状況や御意見等を把握し 今後のマンション管理関連施策に役立てていくために実施するものです () 調査方法 1) 調査時期 平成 年 月 ~1 月 ) 調査対象 市内の分譲マンション管理組合 6 管理組合 ( うち旧耐震基準のマンション 1 管理組合 ) ) 調査方法 アンケート調査票を各団地へ郵送し

More information

上野原市規則第××号

上野原市規則第××号 上野原市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例をここ に公布する 平成 26 年 12 月 15 日 上野原市長 上野原市条例第 38 号上野原市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例 ( 目的 ) 第 1 条この条例は 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の2 第 1 項の規定に基づき 地区計画の区域内において 建築物に関する制限を定めることにより

More information

東京都建築安全条例(昭和二十五年東京都条例第八十九号)新旧対照表(抄)

東京都建築安全条例(昭和二十五年東京都条例第八十九号)新旧対照表(抄) 東京都建築安全条例 昭和二十五年東京都条例第八十九号 新旧対照表 抄 改正後改正前目次第一章 第一節から第七節まで 第八節自動回転ドア 第八条の七 第八条の十八 第九節特殊の構造方法又は建築材料等の適用の除外 第八条の十九 第二章から第六章まで 附則目次第一章 第一節から第七節まで 第八節自動回転ドア 第八条の七 第八条の十八 新設 第二章から第六章まで 附則第一条から第八条の十八まで 第一条から第八条の十八まで

More information

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも 道の駅 の防災機能の向上に関する調査の結果 大震災の教訓をいかした防災機能の向上を目指して 平成 28 年 11 月 29 日東北管区行政評価局 総務省東北管区行政評価局が 道の駅 の防災機能について調査した結果 東日本大震災の教訓をいかした防災機能の向上が必ずしも図られていない実態が明らかになりました 当局は 11 月 29 日 道の駅 における改善を促すよう 国土交通省東北地方整備局に通知しました

More information

2 ヒューマックスパビリオン新宿アネックス ( 旧名地球会館 ) 歌舞伎町 -2-7 ホテル 5-6 一般財団法人日本建築防災協会による 既存鉄骨鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準 に定める 第 2 次診断法 及び 第 3 次診断法 (2009 年版 ) 非充腹材 Is/Iso.0 C TU S

2 ヒューマックスパビリオン新宿アネックス ( 旧名地球会館 ) 歌舞伎町 -2-7 ホテル 5-6 一般財団法人日本建築防災協会による 既存鉄骨鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準 に定める 第 2 次診断法 及び 第 3 次診断法 (2009 年版 ) 非充腹材 Is/Iso.0 C TU S 要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断結果 建築物の耐震改修の促進に関する法律附則第 3 条第 3 項において準用する同法第 9 条の規定に基づき 建築物の所有者から報告された耐震診断の結果を公表します 体育館 ( 一般公共の用に供されるものに限る ) ボーリング場 スケート場 水泳場その他これらに類する運動施設 構造耐力上主要な部分の地震に対するの結果 3,4 平成 30 年 3 月 29 日新宿区

More information

<8DB291718E738F5A82DC82A282CC88C C A B83808E E968BC695E28F958BE08CF D6A2E786477>

<8DB291718E738F5A82DC82A282CC88C C A B83808E E968BC695E28F958BE08CF D6A2E786477> 佐倉市住まいの安全 安心リフォーム支援事業補助金交付要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 大地震における住宅の倒壊等による被害を軽減し 市民の生命と財産の保護を図り もって公共の福祉の増進に資するため 住まいの耐震性を向上する工事と同時にリフォームを行う者に対して 住まいの安全 安心リフォーム支援事業補助金 ( 以下 補助金 という ) を予算の範囲内で交付することに関して 佐倉市補助金等の交付に関する規則

More information

練馬区空き家等対策に関する基本的な方針

練馬区空き家等対策に関する基本的な方針 このたび策定した 練馬区空き家等対策計画 に基づく取組を進めるに当たり ( 仮称 ) 練馬区空家等および不良居住建築物等の適正管理に関する条例 の制定に取り組んでいます この条例では 所有者等の責務や区の責務 空家等対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 26 年法律第 127 号 以下 特措法 といいます ) に定める措置等を進める手続のほか 堆積物等による不良な状態にある居住建築物等 ( いわゆる

More information

基本的事項

基本的事項 鴻巣市耐震改修促進計画 平成 22 年 3 月策定 平成 28 年 3 月改定 鴻巣市 目次 第 1 章はじめに 1. 基本的な事項 2 (1) 鴻巣市耐震改修促進計画の目的と背景 (2) 用語の定義 (3) 本計画策定までの経過 2. 被害想定及び他の計画との関連性 4 (1) 被害想定 (2) 他の計画との関連性 第 2 章建築物の耐震化の現状と今後の目標 1. 今までの取組による耐震化の現状

More information

一団地認定の職権取消し手続きの明確化について < 参考 > 建築基準法第 86 条 ( 一団地認定 ) の実績件数 2,200 ( 件 ) 年度別 ( 住宅系のみ ) S29 年度 ~H26 年度 実績件数合計 16,250 件 用途 合計 ( 件 ) 全体 17,764 住宅系用途 16,250

一団地認定の職権取消し手続きの明確化について < 参考 > 建築基準法第 86 条 ( 一団地認定 ) の実績件数 2,200 ( 件 ) 年度別 ( 住宅系のみ ) S29 年度 ~H26 年度 実績件数合計 16,250 件 用途 合計 ( 件 ) 全体 17,764 住宅系用途 16,250 1 一団地認定の職権取消し手続きの明確化について 一団地の総合的設計制度 ( 建築基準法第 86 条第 1 項 ) 一定の土地の区域内で相互に調整した合理的な設計により建築される 1 又は 2 以上の建築物について 安全上 防火上 衛生上支障がないと認められる場合は 同一敷地内にあるものとみなして一体的に容積率等の規制を適用する 制度のイメージ 実績 :17,764 件 ( 平成 27 年 3 月末現在

More information

日付:平成22年6月15日

日付:平成22年6月15日 八王子市自転車等の放置の防止に関する条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 7 条 ) 第 2 章自転車等の放置の防止等 ( 第 8 条 第 14 条 ) 第 3 章自転車駐車場の設置義務 ( 第 15 条 第 24 条 ) 第 4 章雑則 ( 第 25 条 第 30 条 ) 附則 平成 3 年 4 月 12 日条例第 24 号最終改正平成 22 年 3 月 5 日 第 1 章総則 ( 目的

More information

第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2 国分寺市防犯カメラの設置及び運用に関する条例 ( 目的 ) 第 1 条この条例は, 公共の場所に向けられた防犯カメラの設置及び運用に関し必要な事項を定めることにより, 防犯カメラの適正な管理を行い, 市民等の権利利益を保護するとともに, 市民等が安心して安全に暮らし続けられるまちの実現に寄与することを目的とする ( 定義 ) 第 2 条この条例において, 次の各号に掲げる用語の意義は, 当該各号に定めるところによる

More information

様式 2-2 平成 27 年度耐震対策緊急促進事業補助金交付 申請 決定 額表 事業主体名 ( 単位 : 千 ) 都道府県名 市町村名 耐震診断 補強設計 耐震改修対象建築物の名称 補助金額 摘要 ( 備考 ) 1 本表は別に 2 部作成し 提出すること 2 本表は 事業ごとに作成すること

様式 2-2 平成 27 年度耐震対策緊急促進事業補助金交付 申請 決定 額表 事業主体名 ( 単位 : 千 ) 都道府県名 市町村名 耐震診断 補強設計 耐震改修対象建築物の名称 補助金額 摘要 ( 備考 ) 1 本表は別に 2 部作成し 提出すること 2 本表は 事業ごとに作成すること 様式 2-1 番 号 年 月 日 地方整備局長等殿 申請者 印 平成 27 年度耐震対策緊急促進事業補助金交付申請書 平成 27 年度耐震対策緊急促進事業について 補助金の交付を受けたいので 補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律第 5 条の規定により 関係書類を添え 別紙のとおり申請します ( 備考 ) 1 本様式に様式 2-2 及び 2-3 を併せたものが申請書である 2 申請書は事業ごとに作成すること

More information

防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン

防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン 横浜市防犯カメラの設置及び運用に関するガイドラインの解説 横浜市では 今後の防犯対策などを示した実践的な防犯計画 よこはま安全 安心プラン の策定など 地域防犯力の向上をめざして様々な施策に取り組んでいます こうした中で 防犯カメラについては 市内の六角橋商店街の放火事件や上大岡駅での刺傷事件などにおいて その映像が犯人逮捕につながるなどその効果が認められています しかし その一方で 防犯カメラが設置され

More information

3-3 新旧対照表(条例の審査基準).rtf

3-3 新旧対照表(条例の審査基準).rtf 都市計画法に基づく開発許可の基準等に関する条例 に関する審査基準新旧対照表 改正後 ( 案 ) 都市計画法に基づく開発許可の基準等に関する条例 に関する審査基 準 現行 都市計画法に基づく開発許可の基準等に関する条例 に関する審査基 準 審査基準 共通の事項 審査基準 共通の事項 第 2 条 第 2 条 第 3 条 (1)~(4) 第 3 条 (1)~(4) 第 3 条 (5) 第 3 条 (5)

More information

○登米市空き家等の適正管理に関する条例 (素々案)

○登米市空き家等の適正管理に関する条例 (素々案) 登米市空き家等の適正管理に関する条例 ( 逐条解説 ) ( 目的 ) 第 1 条この条例は 空き家等が放置され 管理不全な状態となることを防止することにより 生活環境の保全並びに防災及び防犯の向上を図り もって安全に安心して暮らせるやすらぎのあるまちづくりの推進に寄与することを目的とする 説明 空き家等の適正な管理を促すことにより 管理不全な状態となることを防止するとともに 管理不全な空き家等の早期解消を促すことにより

More information

面する側にあっては2メートル以上 精華台みずき通り線に面する側及び精華大通り線に面する区域にあっては5メートル以上 精華台地区計画により別に定める側にあっては10 メートル以上後退しなければならない 3 前 2 項の規定は 守衛室その他これに類するもので 延べ面積が50 平方メートル以下かつ地階を除

面する側にあっては2メートル以上 精華台みずき通り線に面する側及び精華大通り線に面する区域にあっては5メートル以上 精華台地区計画により別に定める側にあっては10 メートル以上後退しなければならない 3 前 2 項の規定は 守衛室その他これに類するもので 延べ面積が50 平方メートル以下かつ地階を除 相楽都市計画精華台地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例平成 8 年 7 月 1 日条例第 19 号改正平成 17 年 12 月 26 日条例第 35 号平成 20 年 6 月 30 日条例第 21 号平成 26 年 9 月 30 日条例第 21 号 ( 目的 ) 第 1 条この条例は 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の2 第 1 項の規定に基づき

More information

Microsoft Word - ⟃2_+決裆;儖扬咄旑�溌word+H ;.doc

Microsoft Word - ⟃2_+決裆;儖扬咄旑å�ºæºŒword+H ï¼›.doc 建築基準法第 43 条第 2 項第二号の規定による許可に係る包括同意基準 神奈川県建築審査会決定平成 11 年 4 月 26 日改正平成 13 年 3 月 30 日改正平成 15 年 12 月 25 日改正平成 17 年 6 月 3 日改正平成 17 年 11 月 14 日改正平成 19 年 3 月 26 日改正平成 22 年 8 月 5 日改正平成 30 年 10 月 29 日 Ⅰ( 趣旨 ) この基準は

More information

調布都市計画深大寺通り沿道観光関連産業保護育成地区の概要

調布都市計画深大寺通り沿道観光関連産業保護育成地区の概要 新たな高度地区のあらまし 平成 18 年 4 月 3 日に都市計画変更の告示を行った調布都市計画高度地区の概要 です 平成 18 年 4 月 調布市 高度地区対象表 用途地域種別 建ぺい率 (%) 容積率 (%) 高度地区 ( 変更前 ) 新高度地区 ( 変更後 ) 第一種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域 第二種中高層住居専用地域 30 50 30 60 40 80 50 100 50 100

More information

<4D F736F F D A6D92E894C581458E7B8D7393FA A956C8FBC8E738FE18A518ED293FC89408E9E E A B E E968BC68EC08E7B97768D6A2E646F63>

<4D F736F F D A6D92E894C581458E7B8D7393FA A956C8FBC8E738FE18A518ED293FC89408E9E E A B E E968BC68EC08E7B97768D6A2E646F63> 浜松市障害者入院時コミュニケーション支援事業実施要綱 ( 目的 ) 第 1 条 この要綱は 意思疎通を図ることが困難な障害者が医療機関に入院したとき 当該障害者が当該医療機関に派遣されるコミュニケーション支援員を介して 医療従事者との意思疎通を図り 円滑な医療行為を受けることができるよう支援することを目的として実施する浜松市障害者 入院時コミュニケーション支援事業 ( 以下 本事業 という ) について

More information

Microsoft Word - 男鹿市耐震改修促進計画.doc

Microsoft Word - 男鹿市耐震改修促進計画.doc 男鹿市耐震改修促進計画 平成 22 年 2 月 男鹿市 男鹿市耐震改修促進計画 目 次 男鹿市耐震改修促進計画 1 1 計画策定の背景 1 2 計画の目的 1 3 計画の位置づけ 2 第 1 章 想定される地震の規模及び被害の状況 3 1 男鹿市で想定される地震の規模 3 2 想定地震モデルの断層位置図 4 3 秋田沖地震モデル 5 4 能代地震モデル 5 5 天長地震モデル 6 6 男鹿市で想定される被害の状況

More information

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進 京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進 ( 第 16 条 - 第 18 条 ) 第 4 章 雑則 ( 第 19 条 第 20 条 ) 附則 第

More information

< F2D A7926E8AEE8F8095D2967B95B C52E6A74>

< F2D A7926E8AEE8F8095D2967B95B C52E6A74> 第 10 節 既存権利者の自己用建築物等の用に供する開発行為 法第 34 条第 13 号 法第 34 条第 13 号区域区分に関する都市計画が決定され 又は当該都市計画を変更して市街化調整区域が拡張された際 自己の居住若しくは業務の用に供する建築物を建築し 又は自己の業務の用に供する第一種特定工作物を建設する目的で土地又は土地の利用に関する所有権以外の権利を有していた者で 当該都市計画の決定又は変更の日から起算して6

More information

<4D F736F F D B A815B836782CC8A C98C5782E9834B C4>

<4D F736F F D B A815B836782CC8A C98C5782E9834B C4> ヘルスケアリートの活用に係る ガイドライン素案 014 年 月国土交通省土地 建設産業局不動産市場整備課 1. 目的高齢化の進展に伴い ヘルスケア施設の供給の拡大等が求められる中 ヘルスケアリート創設の環境整備として 日本再興戦略 ( 平成 5 年 6 月 14 日閣議決定 ) において 民間資金の活用を図るため ヘルスケアリートの活用に向け 高齢者向け住宅等の取得 運用に関するガイドラインの整備

More information

< F2D816994D48D FA957493FC816A >

< F2D816994D48D FA957493FC816A > -1- 厚生労働省 告示第二号農林水産省カネミ油症患者に関する施策の総合的な推進に関する法律(平成二十四年法律第八十二号)第八条第一項の規定に基づき カネミ油症患者に関する施策の推進に関する基本的な指針を次のように策定したので 同条第四項の規定により告示する 平成二十四年十一月三十日厚生労働大臣三井辨雄農林水産大臣郡司彰カネミ油症患者に関する施策の推進に関する基本的な指針カネミ油症(カネミ油症患者に関する施策の総合的な推進に関する法律(平成二十四年法律第八十二号

More information

その他の法令等 消防法京都市火災予防条例道路法廃棄物の処理及び清掃に関する法律 対象 状況屋外における火災予防上危険なもの ( 火災の危険が迫っている場合のみに限定 ) 空き家, 空き地で火災予防上危険なもの認定区域内に生じている道路の交通に支障を及ぼすおそれのある行為自己所有地でごみ ( 一般廃棄

その他の法令等 消防法京都市火災予防条例道路法廃棄物の処理及び清掃に関する法律 対象 状況屋外における火災予防上危険なもの ( 火災の危険が迫っている場合のみに限定 ) 空き家, 空き地で火災予防上危険なもの認定区域内に生じている道路の交通に支障を及ぼすおそれのある行為自己所有地でごみ ( 一般廃棄 資料 3 3. 管理不全空き家対策について 1 現状と課題 (1) 現状管理不全空き家については, 建築基準法による危険家屋対策を中心に取り組むとともに, 空き家によって生じている状況に応じ, 各法令等によって対応している 建築基準法に基づく危険家屋対策の流れ 空き家の発見 ( 通報 パトロール等 ) 現地調査 以降, 状況に応じて, 関係法令所管課と連携 緊急危険回避措置 危険性が高い場合 危険性等があると判断した場合

More information

資料4_1いじめ防止対策推進法(概要)

資料4_1いじめ防止対策推進法(概要) 資料 4 いじめ防止対策推進法 ( 概要 ) 平成 24 年 7 月 滋賀県大津市の自殺事案について 報道がある 平成 25 年 2 月 教育再生実行会議第 1 次提言 社会総がかりでいじめに対峙していくための基本的な理念や体 制を整備する法律の制定が必要 平成 25 年 6 月 いじめ防止対策推進法 成立 ( 議員立法 9 月施行 ) 学校や地域のいじめの問題への対応を 計画的 組織的 に実行 一

More information