( 資料 ) ぼうしのはたらき を用いてレディネステストを行った結果項目できているできていない つの問いが何かを読み取っている 3 名 (9%) 名 (8%) 事例がいくつあるか読み取っている 3 名 (9%) 名 (8%) 接続語を答えることができる (8) 5 名 () ( 資料 ) 本校で育成

Transcription

1 国語科府中市立国府小学校 年 組 5 名 月 3 日 ( 金 ) 第 5 校時指導者髙綱真弓 単元名 本単元で育成するコンピテンシー 自分たちに合った遊び方を考えよう おにごっこ 実践的思考力 単元を通しての提案 休み時間などに友だちと遊んだ経験から みんなが仲良くできるおにごっこをするにはどうすればいいか という課題意識を持たせ 自分たちに合った みんな ( おにもにげる人も ) が楽しめるおにごっこ が考えられるようにする 問いと答えの関係やはじめ 中 終わりという文章構成をとらえる学習を丁寧に進めていく中で おにごっこのきまりを考える視点を持たせる 本時では 終わりを読み取る中で 問いと答えの関係を読み取り 年生なりに筆者の主張を捉えられるようさせる 単元の最後には 年生 3 クラス対抗で ナンバーワンおにごっこ決定戦 を開催し 体育委員会が行っている あそびの発見 に掲載してもらう 各クラスが考えたおにごっこを投票により選び 選ばれたおにごっこやクラスで考えたおにごっこを体育の時間で行う 文章で書く際には 自分で考えたおにごっこの遊び方となぜその遊び方をするのかを分かりやすく記述し 筆者の主張である みんなが楽しめる という視点を大切にしながら 最終的には 日常生活に生かせる授業を展開する 児童について 本学級の児童は クラスレクを週に 回行っているが うまく遊びを進められない経験をしている また これまでの学習として たんぽぽのちえ どうぶつ園のじゅうい では 時間的な順序に気をつけて読んだり しかけカードの作り方 では 事柄の順序に気を付けて読んだりする学習を行ってきた ぼうしのはたらき を用いたレディネステストからは 問いが一つしか見つけられない児童がいること 接続語に関しては 約 (5 名中 5 名 ) の児童が理解できていない実態が分かった ( 資料 ) また 本校のアンケートから 本学級の児童は 自分で次の課題を見つけ出すことや 自分が考えた疑問をノートに書き出すことに課題があることが見てとれた ( 資料 ) 学習材について 本単元では 小学校学習指導要領国語編第 学年及び第 学年 C 読むこと の指導事項オ 文章の内容と自分の経験とを結び付けて 自分の思いや考えをまとめ 発表し合うこと を受け 身近な遊びを説明した文章を自分の経験と結び付けて読むことをねらいとしている 本学習材は 児童にとって身近なおにごっこが取りあげられている どの遊びにもルールがあること そして それは理由があって考えられたものだと言うことなどに触れることが出来る ( 初め ) 話題提示 -( 中 ) 事例の列挙 -( 終わり ) まとめ という構成になっており 初めには 問いが つ書かれている 事例では それぞれの問いの答えとなる 遊び方 と そのように遊ぶわけ がセットで書かれており 終わりには問いに対する短い答え ( まとめ ) と筆者の主張が書かれている 児童の知識や日々の体験と直結して考えることのできる題材であり 体験から自分に合ったおにごっこを考え みんなが楽しめる遊びを考えることもできる学習材である 指導について 学習に入る前に 休み時間や体育の学習等を使って 鬼ごっこを行い みんなで遊ぶ楽しさやきまりの大切さを体得させておく また その中で 上手くいかないところを学級活動の時間等を使って話し合わせ 課題を持たせておき 本単元の学習につなげる準備をしておく 最後には ナンバーワンおにごっこ決定戦 を行うことを知らせておくようにする 指導に当たって まず プレスタディー ぼうしのはたらき では 問いと答えの関係 事例のまとまり をとらえさせる その経験を生かして メインスタディー おにごっこ では みんなで仲良くできるおにごっこをするにはどうすればいいかを解決するためのヒントを見つけよう という課題を設定し 学習を始める フレームリーディング STEP では いくつの鬼ごっこが出てくるかを考えさせることで 事例のまとまりをとらえ 文章構成を掴ませる その時 ( 初め ) 話題提示 -( 中 ) 事例の列挙 -( 終わり ) まとめ という構成になっていることも合わせておさえていく STEP では 番楽しそうなおにごっこは何かを考えさせることで 事例を詳しく読んでいく 事例の手掛かりとなる ( 括弧 ) に気づかせたり 遊び方 そのように遊ぶわけ を読み取っていく中で おに にげる人 の役割について書かれていることで 分かりやすい文章になったりしていることをおさえる STEP3 では 筆者は どうすればみんなが楽しいおにごっこができるかな と問うことにより なぜ筆者がこの文章を書いたのかを考えさせる 筆者の主張を読み取っていく中で 自分たちに合ったおにごっこ を作る活動につなげていく 三次では 二次で読み取ったことを活かし 自分たちに合った遊び方を考える みんな ( おにもにげる人も ) が楽しめるおにごっこを考えて書く その際 あそぶところやなかまのことを考えて決まりを作る という視点を持たせ おにごっこだけでなく 他の遊びにも使える考え方であることを実感させ 日常生活につなげ コンピテンシーの顕在化を図る 次 次一 二次 三次 学習活動 フレームリーディングの切り口 関読伝評価規準 プレスタディー ぼうしのはたらき 問いと答えを見つけたり 事例を数えたりする 問いと答えを読み取っている メインスタディー おにごっこ 3 初発の感想を書き 交流し 読みの課題を作り 学習計画を立てる 4 文章構成を読み取る 5 いくつの事例が出てくるか考え 問いと答えの関係を考える < フレームリーディング STEP> 番楽しそうなおにごっこはどれかを考えることで 事例をくわしく読み取る 78 読み取ったことを基に 表にまとめる < フレームリーディング STEP> 9 なぜ 段落が必要なのかを考えることで 筆者の主張を捉えるとともに 問いと答えの関係を読み取る ( 本時 ) < フレームリーディング STEP3> 0 みんなが楽しめるおにごっこを考える 考えたおにごっこについて交流する はじめ 中 おわり の文章構成をつかむ 切り口 いくつのおにごっこが出てくるかな? おにごっこの数を数えることで 事例の数を読み取り おにごっこのグルーピングを行う 問いと答えを読み取る 切り口 番楽しそうなおにごっこはどれ? それぞれのおにごっこの 遊び方 と そのように遊ぶわけ を読み取るため 番楽しそうなおにごっこを考えることで 事例をくわしく読む 切り口 3 なぜ 段落はひつようなのかな? まとめの部分に着目させ 筆者の主張を捉え 問いと答えの関係を読み取る 切り口 4 みんなが楽しめるおにごっこを考えよう 読み取ったことを基に考えさせることで まとめに対する自分の考えをもつ 評価 初めて読む学習材を意欲的に読み 感想を書いている 課題や計画を進んで考えている はじめ 中 おわり を読み取っている 事例がいくつあるかをを考え 文章構成を読み取っている それぞれの事例の 遊び方 と なぜ そのような遊び方があるか を読み取っている 読み取ったことを 観点に沿って表にまとめている 接続詞の役割を考えながら読んでいる 筆者の主張を捉え 問いと答えの関係を読み取っている 筆者の主張を基に 場所や仲間のことを考えて決まりを作り だれ ( おに にげる人 ) もが楽しめるおにごっこを考えている 友達がかいた文章を だれもが楽しめるおにごっこになっているかを考えながら読んでいる 国語科で育成すべき資質 能力 課題設定 整理 分析 まとめ 創造 表現 接続詞に着目しながら文章を読む力 文章の内容と自分の経験とを結び付けて 自分の思いや考えをまとめる力 読み取ったことを基に自分たちに合った遊び方を考える力 本校のコンピテンシーが顕在化した姿の具体例 情 日ごろの活動の中から見つけた課題をもとに 解決する方法を考えようとしている姿 報 友達の意見を聞く中収で で 自分の考えと違集うところに疑問を持 ち 質問したりノートに記したりしてい振る姿 り 返 り 友だちが考えたおにごっこが みんなが楽しめる遊びかどうか考えながら話を聞いている姿

2 ( 資料 ) ぼうしのはたらき を用いてレディネステストを行った結果項目できているできていない つの問いが何かを読み取っている 3 名 (9%) 名 (8%) 事例がいくつあるか読み取っている 3 名 (9%) 名 (8%) 接続語を答えることができる (8) 5 名 () ( 資料 ) 本校で育成すべきコンピテンシーに係るアンケートの結果 アンケート項目 なぜだろうと疑問を抱いたことをノートに書いている ( 実践的思考力 ) 次時の授業でどのような課題を解決するか考えている ( 実践的思考力 ) 3 本を読んだり 人の話を聞いたりしたことを用い 授業の話を結び付けている ( 情報編集力 ) 4 友だちの考えを基に 自分になかった視点を見つけ 考えをノートに書いている ( 情報編集力 ) 5 積極的に友だちと話し合い 答えを出そうとしている ( コミュニケーション力 ) 登場人物の言動と自分の言動を重ねて考え 学習を進めている ( 自己の生き方 ) あてはよまくる 8% 48% 4 名 5 名 7% 9 名 5 名 あてまはあままある 48% 3% 8% 8% 8 名 % 5 名 はあままらりなあいて % 5 名 8% 名 8% 4 名 % 3 名 あらてなはいま 単元の目標 身近な遊びの様子を思い出しながら 説明的な文章を読むことができる 国語への関心 意欲 態度 身近な遊びを説明する文章を読み 自分の経験と結びつけて 思いや考えをもつことができる 読むことオ 人の動きを表す言葉に気づくことができる 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項イ ( ウ ) 単元の評価規準国語への関心 意欲 態度おにごっこなどの遊びの様子を思い出しながら 説明的な文章を進んで読もうとしている 読むこと 身近な遊びを説明する文章を読み 休憩時間などの遊びの経験と結びつけて 自分の思いや考えをもっている 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 にげる 行く などの人の動きを表す言葉に気づくことができる 3 本時の指導 () 本時の目標なぜ 段落が必要なのかを考える活動を通して まとめを読み 筆者の主張を捉えるとともに問いと答えの関係を読み取ることができる () 本時において意識して育成するコンピテンシー ( 実践的思考力 ) おにごっこ で学習したことを日常生活に生かすために 具体的に見通しを持って考えている姿

3 (3) 本時の展開 学習活動 学習課題を把握する (3 分 ) おにごっこはどんな文章構成ですか 指導上の留意点 評価規準 評価方法 コンピテンシーが顕在化した姿 はじめ 中 終わりに分かれている はじめ () には 問いが つ書かれている 問いの答えは どこに書かれていましたか ~5 段落 では 答えが書かれていない は なくてもいいですか いる いらない 段落はいる という意見から なぜ必要なのか と切り返すことで課題意識を持たせ 学習課題を確認する なぜ 段落はひつようなのかな 自分の考えを持つ (5 分 ) なぜ 段落は必要なのですか ノートに考えを書きましょう なぜなら まとめには大切なことが書かれているから なぜなら 自分で考えるときに 何について考えればよいのかが分かる文が書いてあるから なぜなら 前に書いてあることのまとめが書かれているから きまりをまもることは大切だから にある くふう とは どういうことですか あそぶところやなかま とは 何のことですか くふうは にげてはいけないところを決めたり おにになった人は みんな手をつないでおいかけるなど あそぶところ は にげてはいけないところやにげる人だけが入れるところ なかま は つかれた人や走るのがにがてな人 みんなが 自分たちに みんなで だれもが は おにとにげる人でおにごっこをしてあそぶ全員のこと ( 問いに対する答えになっているという発言が出なかった場合 ) 実は にも問いに対する答えが隠れています どの文でしょう < フレームリーディング > なぜ 段落は必要なのかを考えることで 筆者の主張を捉えるとともにおにごっこが工夫されてきたわけを読み取る 文を発表するごとに どの文から考えたのですか その文に書いてあることはどういう意味ですか 等と切り返したりすることで おわりの段落を詳しく読み取らせる 前時までに作成した表を掲示し 事例ごとに考えられるようにする 段落に書いてある くふう あそぶところ なかま みんなが だれもが などの言葉を 具体的に言いかえさせることで 深い理解をねらう 問い 問い の文を確認し 問い と問い の答えになっている文に 色分けして線を引かせる おにごっこには さまざまなあそび方があります は問い の おにになった人も にげる人も みんなが楽しめるように くふうされてきたのです は問い の答えになっていることをおさえる

4 おにごっこには さまざまなあそび方があります は問い の おにになった人も にげる人も みんなが楽しめるように くふうされてきたのです は問い の答え ~5 段落の事例には くわしい答えが書いてあり 段落には 事例をまとめた短い答えが書かれていることにも気づかせる 3 筆者の主張を捉える (0 分 ) きまりを考えたり 考えたきまりを守ったりするのは なぜですか だれもが 楽しかった と思えるようにするため みんながたのしくおにごっこをするため だれもが楽しかったと思えるようなおにごっこができるとよいですね という文を取り出し 文末に着目させる 事実ではなく 意見 ( 呼びかけの文 ) が筆者の 番伝えたいこと ( 筆者の主張 ) である場合が多いことをおさえる 評価 (B と判断できる児童 ) まとめに書かれていることを読み取り 筆者の主張を捉え 問いと答えの関係を読み取ることができている 発言 ノート 4 本時のまとめとふりかえりをする (7 分 ) 筆者の主張を基に 自分たちに合ったおにごっこは何だろうと 新たな課題を持たせる まとめ 段落には まとめが書かれているから必要 まとめには 問いに対する短い答えと 筆者がつたえたいことが書かれている ふりかえり みんなが楽しめるように 自分たちで工夫して きまりを考えればいいことが分かりました 次の時間は も りしたさんの伝えたかったことを守って 自分たちに合ったあそび方を考えてみたいです コンピテンシーが顕在化した姿 ( 実践的思考力 ) おにごっこ で学習したことを日常生活に生かすために 具体的に見通しを持って考えている姿 ノート 楽しくおにごっこをするために 自分たちがきまりまもることが 番大切だと思っていたけど 自分たちに合った遊び方を考えればいいと分かった あそぶところやなかまのことを考えて きまりを作ってみようと思った ぼくなら場所を工夫する 円と円の間しかにげることができないようにする わたしなら 走るのが遅い人も楽しめるように おにも にげる人もスッキプしかできないという決まりにする

5 (3) 板書計画おにごっこもりしたはるみ文 わだいていじ問い 問い ( はんいおに ) 3 ( しまおに ) 4 3 の ( ふえおに ) 5 3 の ( てつなぎおに ) まとめ おにごっこには さまざまなあそび方があります おにになった人も にげる人も みんなが楽しめるように くふうされてきたのです あそぶところやなかまのことを考えてきまりをつくれば自分たちにあったおにごっこにすることもできます みんなできまりをきめて それをまもるようにします みんなに楽しく遊んでほしいから? だれもが 楽しかった と思えるようなおにごっこができるといいですね かなぜ 段落はひつようなのかな ま 段落には まとめが書かれているから必要 まとめには 問いに対する短い答えと 筆者がつたえたいことが書かれている よびかけるような書き方一番つたえたいこと! 問い の答え ~ 5 をまとめた答え問い の答えはじめ中おわり お にげにる人