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1 資料安作 1-4 第 1 回安全 信頼性検討作業班資料 安全 信頼性向上のための取り組みと事故 障害の発生状況について 平成 18 年 9 月 22 日 日本電信電話株式会社

2 68 十勝沖地震ソフトウェペレーション入退出管理 局舎 機械室 とう道等への入退出をシステムにより管理オ1. 安全 信頼性向上のための取り組み 取り組んで来ている ハードウェ所外設備ア安全 信頼性向上のためハードウェア ソフトウェア オペレーションのそれぞれについて 以下のとおり ケーブルの地中化とループ化の推進 とう道区間での難燃ケーブルの採用 95 阪神 淡路大震災 84 世田谷とう道火災所内設備 装置の冗長構成 耐震金具 工法の見直し 補強 95 阪神 淡路大震災 分類 対策の概要 トリガ 局舎等 局舎の耐震性能診断と補強対処 局舎/ とう道の不燃化 耐火構造 防火壁 防火区画の設定 局舎/ 鉄塔の防水 防風構造 95 阪神 淡路大震災 84 世田谷とう道火災 72 豪雨 /82 長崎豪雨 ネットワーク 伝送路/ パスの分散 共通線信号網の二面構成 故障規模別不稼働率の規定に則った信頼性設計 交換機ソフト 内製による開発から保守運用まで一貫した取組みによる品質の向上 ハードを含む徹底検証による問題箇所の洗い出し 85 中央ソフトウェアセンタ設置 89 新潟西交換機故障 ネットワーク監視 / 制御 ネットワークオペレーションセンタ体制 - 全国センタ (24 時間 365 日 ) による集中監視 - サービス統制 トラヒック規制の実施 ソフト開発組織 (NTT コムウェア ) による全国一元モニタリング 1

3 2. 安全 信頼性向上のための取り組み - 集中監視 - (NTT 東日本 ) (1) NTT 東日本ネットワークオペレーションセンタ ( 埼玉 ) で24 時間 365 日監視 制御 全国ネットワークコントロール業務 ( 全国ネットワークのトラヒックコントロール等 ) 地域ネットワークオペレーション業務 ( 東日本ネットワークの設備監視 制御等 ) IPネットワークオペレーション業務 (IP 系システムの設備監視 制御等 ) : 全国ネットワークコントロール業務 :( バックアップ ) : ネットワークオペレーション業務 :( バックアップ ) (2) さらに右図のとおりバックアップセンタを用意し 万全の体制 2

4 3. 重要故障件数の推移 電気通信事業法第二十八条に基づく重大な事故の発生件数は以下のとおり 昭和 60 年 平成元年 件 NTT 東日本 NTT 西日本 NTT コミュニケーションズ合計 3

5 4. 故障事例 (1) 電源故障 (NTT コミュニケーションズ ) 特徴 内容 原因 対策 サービスに大規模な影響を与え 復旧に時間を要した電源故障 平成 16 年 5 月 31 日午後 3 時 20 分発生 ~6 月 1 日午前 2 時 59 分すべてのサービス復旧 企業向けデータ通信サービス約 2 万回線 IP 電話サービス約 34 万番号 OCN サービス約 15 万回線 HOTSPOT 約 1,000 拠点に影響 電力設備 (UPS および分電盤 ) の故障 電力設備 (UPS および分電盤等 ) の二重化 大手町ビル 既存設備 ( バイパス供給 ) 既設 UPS 変圧分電盤 PDF 通信設備 新たな設備 ( 設備の二重化 ) 0 系 既設 UPS 変圧分電盤 PDF 1 系 既設 UPS 変圧分電盤 PDF ラック 4

6 他パケット中継交換機中網4. 故障事例 (2) パケット通信故障 (NTT コミュニケーションズ ) 特徴 内容 原因 対策 ソフトウェアの不具合による大規模 長時間故障 平成 17 年 9 月 21 日午後 5 時 3 分発生 ~9 月 24 日午後 5 時 25 分すべてのサービス復旧 関西エリアの INS-P パケット通信サービス約 3 万 5 千回線 関西エリアの DDX-TP パケット通信サービス約 3 万 3 千回線に影響 パケット中継交換機のプログラム処理の不具合 不具合を解消するソフトウェアを作成 投入 大阪府 兵庫県の一部お客様約 3 万 3 千回線 大阪パケット中継交換機 制御プロセッサ DDX-TP サービス 中継用プロセッサ 両系中継プロセッサで故障繰り返し 中継用プロセッサ 継中継用プロセッサ 中継用プロセッサ INS-P サービス IF パッケージ 奈良県 和歌山県の全域および三重県の一部お客様約 3 万 5 千回線 5

7 4. 故障事例 (3) ひかり電話 の故障 - 通話 - (NTT 西日本 ) 特徴 ソフトウェアの不具合による故障が引き金となった長時間故障 内容 平成 18 年 3 月 31 日午後 0 時 15 分頃発生 ~ 午後 23 時 35 分復旧 ( すべてのサービス復旧 ) 原因 対策 NTT 西日本エリアで ひかり電話 ひかり電話ビジネスタイプ をご利用のお客様の一部に影響 ソフトウェアの不具合による県間伝送路装置故障で ひかり電話 等と加入電話 携帯電話とがつながりにくくなり その影響で増大した呼によって ひかり電話 等の呼制御サーバが高負荷状態になった ソフトウェアの改修 高負荷状態 高負荷状態 つながりにくい事象 6

8 4. 故障事例 (4) ひかり電話 の故障 - 輻輳 - (NTT 東日本 ) 特徴 連休明けの高トラヒックを契機とした輻輳 内容 平成 18 年 9 月 19 日午前 9 時 1 分頃発生 ~ 午後 7 時 59 分解消 ( 翌 9 月 20 日に再発 ) NTT 東日本エリアで ひかり電話 ひかり電話ビジネスタイプ をご利用のお客様に影響 原因 ( 調査中 ) 固定電話網 相互接続用関門交換機 5 中継系呼制御サーバ 2 4 呼制御サーハ ( ひかり電話 ) 3 1 呼制御サーハ ( ひかり電話ヒ シ ネスタイフ ) ひかり電話網 1 ひかり電話ビジネスタイプの呼制御サーバにて自動発信規制発生 2 中継系呼制御サーバよりひかり電話ビジネスタイプの呼制御サーバに向けて規制を実施 3 ひかり電話ビジネスタイプの呼制御サーバにて発信規制を実施 4 ひかり電話の呼制御サーバにて発信規制を実施 5 固定電話網からひかり電話網への接続を一部規制実施 7

9 4. 故障事例 (5) ひかり電話 の不具合 - 緊急呼 - (NTT 東日本 ) 特徴 内容 原因 対策 人為ミスにより発生した緊急機関への不接 誤接 平成 17 年 6 月 10 日対処済み NTT 東日本エリアで ひかり電話 をご利用になられているお客様の一部に影響 1 サービス提供地域内のすべての消防機関へ対応が完了する前にサービスを開始 2 適切な緊急機関に接続するために設定する地域コードを誤って投入 1 消防機関への対応 2 誤って投入したコードの修正 8

10 5. 個人情報漏洩事例 平成 17 年 4 月 22 日平成 17 年 4 月 25 日平成 17 年 6 月 2 日平成 17 年 6 月 14 日平成 17 年 8 月 1 日平成 18 年 2 月 9 日平成 18 年 2 月 24 日平成 18 年 2 月 28 日平成 18 年 3 月 8 日平成 18 年 3 月 28 日平成 18 年 9 月 13 日 ミニストップ店舗における 払込通知票 の紛失 (12 件分 ) お客様情報の入ったノートパソコンの盗難 (2,146 件分 ) お客様情報の入ったUSBメモリの紛失 ( お客様からの商品受注情報最大約 84,000 件 ) お客様情報の入ったノートパソコンの盗難 ( 最大約 13,000 件分 ) 電話帳配達車車上荒らしによるお客様情報の盗難 (214 件分 ) 送信メールアドレスを表示してメール送信 (579 件分 ) 社員自宅パソコンからWinnyネットワーク上に流出 (1,396 件分 ) 電話帳配達車盗難によるお客様情報の流出 (260 件分 ) 社員自宅パソコンからWinnyネットワーク上に流出 (237 件分 ) ローンカードの取引記録の不正持ち出し (408 件分 偽造カードにより17 件 3,100 万円の被害 ) 社員自宅パソコンからWinnyネットワーク上に流出 (172 件分 技術資料 431 件 ) (NTT 東日本 ) (NTT 西 データ ) (NTT 西日本他 ) (NTTコム) (NTT 西日本他 ) (NTT 東日本 ) (NTT 東西 ) (NTT 東日本他 ) (NTT 東西 ) (NTTデータ) (NTTデータ) : ウィルスによる事例 9

11 6. 今後の課題 従来の考え方 新しい視点 新しい課題 : 自然災害等による物理的な破壊への対応と対策 : コンピュータウィルスやサイバーテロによるソフトウェアの破壊 ( ネットワークの破壊 ) への対応 : 個人情報保護からナショナルセキュリティ対策までのネットワークの役割分担 新たに具備すべき技術 : 暗号 認証技術の充実 ウィルスの検知 駆除技術 サイバーテロの検知 防御技術等 脅威の所在 ウィルス感染 不正侵入等 盗聴 改ざん等 高負荷 連鎖故障等 ネットワーク管理系への不正アクセス お客さま ( 各種情報通信機器 ) 個別の通信 ネットワーク全体 ネットワーク管理系 10