文教大学教育学部紀要NO49

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1 小中連携からみる体育 保健体育のあり方について 運動領域の系統性を中心に * 加藤純一 A Study of Teaching Methods in Elementary School and Junior High School Collaboration in Physical Education: Focusing on the System of Sport Competence Junichi KATO 要旨平成 27 年 6 月に参議院本会議にて 小中一貫教育を行う新たな学校の種類の制度化 が盛り込まれた 学校教育法の一部を改正する法律案 が可決, 成立し, 平成 28 年 4 月から 義務教育学校 が新たな学校の種類として規定された. 本稿ではまず, この法律案が成立するまでの過程について時系列的に整理を行った. また, この小 中学校の一貫教育, あるいは連携といった視座は, 今後より重視されていくことが推察される. そこで, 本稿では体育 保健体育の教科を取り上げ, そこにみる運動領域が小学校から中学校へとどのように系統立てられて展開しているのかを明らかにした. 小学校段階で終わり中学校には続かない技, 似たような表現ではあるが内容的には異なるもの, さらには中学校初出の運動などは小学校段階でどのように対処すべきなのか, などについても言及した. 今後の小 中学校の連携が進む中で学習課題の共有という視座の一助になればと考えている. キーワード : 義務教育学校小中の連携武道的身体感覚指導系統中 1 ギャップの解消 1. はじめに平成 27 年 6 月 17 日, 参議院本会議において 小中一貫教育を行う新たな学校の種類の制度化 と 高等学校等専科修了生の大学への編入学 を骨子とする 学校教育法の一部を改正する法律案 が可決, 成立し, 平成 28 年 4 月から施行されることになった. この法案の成立により, 現行の小 中学校に加えて小学校から中学校の義務教育を一貫して行う 義務教育学校 が新たな学校の種類として規定されたことになる. ところで, 平成 24 年 7 月に開催された初等中等教育分科会の第 80 回会議における配布資料 小中連携, 一貫教育に関する主な意見等の整理 のなかに, 学校現場での中 1 ギャップの実態があげられ, その原因として 小学校から中学校に進学 * かとうじゅんいち文教大学教育学部学校教育課程体育専修 する際の接続が円滑なものとなっていないこと や, 学習指導面に関して 各児童生徒の小学校時点における学習上の課題を中学校と十分に共有されていない ことなどが指摘されている 1). 小学校での学習が中学校のどこに繋がりどのように展開していくのかを知っておくことは, 小中一貫教育や校種間での連携を行なっていく上では求められるべきこといえる. 小 中学校の円滑なる接続と学習上の課題が共有できれば, 自ずと学習指導面で起こる中 1 ギャップは解消されていくだろう. しかし, このような円滑なる接続や課題の共有は, 教員の前向きな取組があってこそである. 同資料によれば, 小中連携を進めようとするねらいとして 学習指導上の成果をあげるため (95%) 教職員の指導力の向上につなげるため(82%) があげられているが, 一方で取組の課題としては 指導計画の作成が困難(30%) 小中の教職員間での打ち合わせ時間の確保が困難 (75%) 教 133

2 教育学部紀要 文教大学教育学部第 49 集 2015 年加藤純一 材の開発が困難 (13%) などが挙げられている 2). このような立場から小中一貫教育や連携といったことを考えた時, 小学校と中学校との間で教科内容はどのように接続し, それぞれの学習上の課題はどこにあるのかを共有することは, それぞれの指導面において相当の効果があがると推察される. つまり, 小学校教員側ではこの学習内容は中学校でどのように展開していくのか, 中学校教員側ではこのつまずきは小学校のどこにあったのかを相互に共有するということになるからである. そこで, 本論ではこのような視点から小 中学校における教科の 1 つである体育 保健体育がどのような関連性をもち, 系統立てられて学習が進展していくのかを明らかにすることとした. これにより, 小中の一貫教育や連携といった視座からの, 学習指導上における系統性が明確になるものと考えている. 2. 文部科学省審議会ならびに作業部会等の動きここでは, 平成 27 年 6 月に参議院本会議において可決, 成立した 学校教育法の一部を改正する法律案 に至るまでの審議会や作業部会等で, 小中一貫教育についてどのように取り扱われてきたかという経緯をまとめることにする. 本来であれば, それぞれの会議において議論された内容にまで踏み込んで考察すべきところではあるが, 今回はそれが本稿の主旨から外れると判断し, 別稿に譲ることとした. したがって, およそ時系列的にどの会議でどのような内容の議論があり, それがどういった形で結実していったかという会議の流れの確認にとどめたことをあらかじめ断っておく. 平成 17 年 10 月, 中央教育審議会の 新しい時代の義務教育を想像する ( 答申 ) を見ると, そこには 研究開発学校や構造改革特別区域などにおける小中一貫教育などの取組の成果を踏まえつつ, 例えば, 設置者の判断で 9 年生の義務教育学校を設置することの可能性やカリキュラム区分の弾力化など, 学校種間の連携 接続を改善するた めの仕組みについて種々の観点に配慮しつつ十分に検討する必要がある 3) とある. また平成 20 年に閣議決定した 教育振興基本計画 には, 制の弾力化に関し, 小中一貫教育やいわゆる飛び級を含め, 幼児教育と小学校との連携など, 各学校段階間の円滑な連携 接続のための取組について検討する という文言をみることができる 4). この時期, 中央教育審議会内の初等中等教育分科会に 小 中学校の配置 運営の在り方等に関する作業部会 が設置される ( 平成 20 年 7 月 ). これは平成 20 年 6 月の初等中等教育分科会の第 61 回会議の 学校段階間の連携 接続等について において, 教育基本法及び学校教育法の改正により義務教育の目的や目標が規定されたことを踏まえ, 小学校と中学校の一貫教育等を含めた連携 接続の在り方 ( 後略 ) 5) を検討していくとしたことを受けてのことである. 同作業部会はその後会議を重ね, 第 12 回会議 ( 平成 21 年,3 月 ) に 小学校と中学校の連携など として意見が整理され, 市町村が適正配置について検討を行う上で, 小学校と中学校の連携 接続を円滑にするという観点も重要なポイントである 地域によっては, 複数の小学校 中学校でのつながりを強め, 教育効果を高めることをねらいとしたり, 統合を機に小 中学校を同一敷地内に建て替えることなどにより, より緊密な連携 接続を可能としようとしていることもある. このように, 小 中学校それぞれの規模を確保するための横の統合だけではなく, 義務教育の 9 年間全体を見通して, 小学校と中学校の連携 接続を改善することで, 一定の規模を確保し, 教育効果を高める 縦 の統合を進めることも, 一つの方策である と述べるに至る 6). この 小 中学校の配置 運営の在り方等に関する作業部会 で集約された意見は, 初等中等教育分科会の第 66 回会議 ( 平成 21 年 7 月 ) に 作業部会からの報告 として上げられている 7). ところで, 平成 22 年 11 月に初等中等教育分科会の中に 学校段階間の連携 接続に関する作業 134

3 小中連携からみる体育 保健体育のあり方について 部会 が設置され,16 回の会議のなかで小中連携, 小中一貫教育について意見交換がおこなわれる. 複数回のヒアリングを経て, 第 13 回会議 ( 平成 24 年,3 月 ) で 小中連携, 一貫教育の成果と課題について として本部会での検討事項が確認され 8), 第 16 回会議 ( 同,6 月 ) では最終意見調整が行われ, 議論に区切りをつける 9). この意見書は初等中等教育分科会の第 80 回会議 ( 平成 24 年 7 月 ) で取り上げられ, 小中連携, 一貫教育に関する意見等の整理 として 小 中学校間の連携 接続に関する現状, 課題認識 小中連携, 一貫教育の推進について 義務教育学校制度 ( 仮称 ) 創設の是非について といった形で議論が展開していく 10). その初等中等教育分科会での第 81 回会議 ( 平成 24 年,8 月 ) において, 小中一貫教育に関わる教育課程の基準の特例について 11) ならびに 小中連携, 一貫教育に関する主な意見等の整理に関する意見募集の結果 12) について報告がおこなわれる. また, 第 92 回会議 ( 平成 26 年 10 月 ) では 小中一貫教育の制度化に関する審議経過と今後のスケジュール 13) が示され, 小中一貫教育の制度設計の基本的方向性と総合的な推進方策が 論点メモ 14)15) としてだされる. 一方で, 教育再生実行会議の第 5 次提言 ( 平成 26 年 7 月 ) には 今後の学制等の在り方について において 小中一貫教育を制度化するなどの学校段階間の連携, 一貫教育を推進する とあり, 学力向上や中 1 ギャップの緩和などの効果を指摘した上で, この取組の検討を促している 16). 平成 26 年 8 月, 初等中等教育分科会の下に 小中一貫教育特別部会 が立ち上げられる. 教育再生実行会議の提言や学校段階間の連携 接続等に関する作業部会の意見等を基に, 同年 12 月までに 8 回の会議が開催さる. その第 7 回会議 ( 同, 10 月 ) では 小中一貫教育の制度化及び総合的な推進方策について として議論さる 17). この 審議のまとめ は, 初等中等教育審議会の第 93 回会議 ( 同,11 月 ) に諮られ, さらに同年 11 月に開催 された中央教育審議会の 初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について ( 諮問 ) 18) を経て, 同年 12 月の 子供の発達や学習者の意欲 能力等に応じた柔軟かつ効果的な教育システムの構築について ( 答申 ) の第 1 章に 小中一貫教育の制度化及び総合的な推進方策について として結実する 19). なお, 学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議のなかの 学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議 の下に設置された 小中一貫教育推進のための学校施設部会 は平成 25 年 2 月に第 1 回会議を開催後, 小中一貫推進のための学校施設の在り方を検討してきている. その第 7 回会議 ( 平成 27 年 2 月 ) において 小中一貫教育に適した学校施設の在り方について 子供たちの 9 年間の学びを支える施設環境の充実に向けて 20) を案としてまとめ, 施設面からの一貫教育に関する報告を調査研究協力者会議に対しておこなっている. 3. 学習指導要領解説にみる小学校 中学校の運動領域の系統性ここでは, 体育 保健体育に関する小 中学校の 学習指導要領解説 21)22) に記載されている各運動領域の内容と, それが小学校から中学校へとどのように系統立てられて展開いくのかをまとめた. なお, 中学校学習指導要領解説保健体育編 の各運動領域には 動きの例 として 小学校 5 6 年 中学校 1 2 年 中学校 3 年 にわけて事例が挙げられている. 本稿ではこれを参考にしつつ, 技の名称や用語, 動作説明についてはそれぞれの 学習指導要領解説 にある文言をそのまま取り上げた. そして, 小学校から中学校へとどのように技などが展開していくのかを示すために矢印を用いてその方向性を示した. また, 器械運動系の平均台ならびに武道領域は中学校初出のため, 中学校で学習する運動領域内の展開のみを示した. 以下に各運動領域ならびに保健領域の系統図を示す. 135

4 教育学部紀要 文教大学教育学部第 49 集 2015 年加藤純一 136

5 137 小中連携からみる体育 保健体育のあり方について

6 教育学部紀要 文教大学教育学部第 49 集 2015 年加藤純一 138

7 139 小中連携からみる体育 保健体育のあり方について

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9 141 小中連携からみる体育 保健体育のあり方について

10 教育学部紀要 文教大学教育学部第 49 集 2015 年加藤純一 142

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14 教育学部紀要 文教大学教育学部第 49 集 2015 年加藤純一 146

15 147 小中連携からみる体育 保健体育のあり方について

16 教育学部紀要 文教大学教育学部第 49 集 2015 年加藤純一 148

17 小中連携からみる体育 保健体育のあり方について 身ののと の 身体 の にかか るの成 のと 成 のと の と の 身体のにる の 的 理 に の 的 理 な に るの 要 な に るの に るの なとの の成 との 要 動 習 と と 感 の の のる 会の 4. 小学校から中学校への技の系統性ここでは, 系統図から読み取れる各運動領域における小学校から中学校への技の系統性についてみていくことにする. (1) 体つくり運動 体ほぐし運動 の主旨は小学校から中学校まで一貫している. 一方, 多様な動きをつくる運動遊び は 体力を高める運動 と名称が変わり, 中学校においては 健康に生活するための体力を高めるための運動と計画の実践 をすること, 運動を行うための体力を高めるための運動の計画の実践 を行うというところに帰結していく. (2) 器械運動系小学校でのマット運動, 鉄棒運動, 跳び箱運動に加えて中学校では平均台運動が加わる. 最初にマット運動をみると, 小学校での 回転系 倒立系 は中学校では 接転 ほん ( 翻 ) 転 平均立ち となる. 前転 は中学校段階での 跳び前転 伸膝前転 に, 後転 は 後転倒立 に展開される. また, 壁倒立 は 頭はねおき 前方倒立回転跳び 倒立ひねり へ, 腕立て横跳び越し は ロンダートへ と展開される. 鉄棒運動は, 小学校での 上がり技 支持回転技 下り技 は中学校では 前方支持回転 後方支持回転 懸垂 となる. 膝掛け上がり は け ( 蹴 ) 上がり に, かかえ込み回り は 前方伸膝回転 後方浮き支持回転 棒下振り出し下り に, 後方片膝掛け回転 は 前方ももかけ回転 後方ももかけ回転 に展開される. 跳び箱運動は, 小 中学校ともに 切り返し系 回転系 に分けられる. 開脚跳び 149

18 教育学部紀要 文教大学教育学部第 49 集 2015 年加藤純一 は 開脚伸身跳び 屈伸跳び に, 台上前転 は 側方倒立回転跳び に展開される. 中学校で行われる 平均台運動 は 体操系 と バランス系 に分けられる. 小学校低学年の 器械 器具を使っての運動遊び での 固定施設を使った運動遊び では 平均台を使った運動遊び の例示が, また体つくり運動の 多様な動きをつくる運動 や 体力を高める運動 では, 平均台を色々な形で渡ったり移動したりする例示があることは押さえておく必要があろう. (3) 陸上運動系小学校での 走 跳 は中学校では 短距離走 リレー ハードル走 長距離走 走り幅跳び 走り高跳び に区分けされる m 程度のかけっこ は m 程度の短距離走 に, 折り返しリレー遊び は 一人 100m 程度のリレー に, 色々なリズムでの小型ハードル越え は m 程度,5 8 台程度おいたハードル走 に, 幅跳び遊び は 踏み切り前 3 4 歩からリズムアップして踏み切り, かがみ跳びやそり跳びなどの空中動作を伴う走り幅跳び に, ケンパー跳び遊び ゴム跳び遊び は 踏み切り 3 5 歩で弧を描くように走り, 体を内側に倒す姿勢を取るように踏み切る背面跳び に展開する. なお, 小学校では 長距離走 は行われず, 体つくり運動の 体力を高める運動 のなかの 力強い動き及び動きを持続する能力を高めるための運動 の例示に 無理のない速さで 5 6 分程度の持久走をすること とある. (4) 水泳系小学校での 水慣れ 浮く もぐる 泳ぐ は中学校で 泳法 スタート及びターン となる. バタ足, 補助具を使ったクロール 面かぶりクロール は m 程度を目安としたクロール に, かえる足, 平泳ぎのストローク 面かぶり平泳ぎ は m 程度を目安とした平泳ぎ に展開する. なお, 中学校では 泳法 に背泳ぎとバタフライが加わり, 泳法に則したスタートやターンを行うようになる. (5) ボール運動系小 中学校ともに ゴール型 ネット型 ベースボール型 に区分される. 小学校での ボール遊び, ボール投げゲーム, ボール蹴りゲーム, 鬼遊び といったものが中学校での バスケットボール, ハンドボール, サッカー バレーボール 卓球 テニス バドミントン ソフトボール に展開していく. なお, 小学校での 鬼遊び は ゴール型 の種目に共通する 追いかける 逃げる といった動作の原初形態が包含されている遊びとして位置づけられていると考えられる. (6) 武道系中学校初出の領域で, 柔道 剣道 相撲 が挙げられている. 柔道 は, 基本動作 受け身 投げ技 固め技 から, 剣道は 基本動作 しかけ技 応じ技 から, 相撲 は, 基本動作 受け身 押し, 寄り, 前さばき 投げ技 ひねり技 からなる. なお, 相撲 は小学校の体つくり運動の 多様な動きをつくる運動 のなかの 力試しの運動 の例示に 押し合いずもうで, 重心を低くして相手を押したり, 相手から押されないように踏ん張ったりすること とあり, また 体力を高める運動 の例示には 押し, 寄りを用いてすもうをすること とある. ただし, 中学校での武道における相撲採択率は, 他の 2 種目と比べて圧倒的に低い 23). (7) 表現系小学校での 表現遊び リズム遊び は 創作ダンス フォークダンス となる. たとえば, 表現系 での 特徴のある具体的な動きを多く含む題材 ( 動物や乗り物など ) は中学校では 身近な生活や日常動作, 対極の動きの連続, 多様な感じ, 群 ( 集団 ) の動 150

19 小中連携からみる体育 保健体育のあり方について き, もの ( 小道具 ) を使う, はこびとストーリー に, ダンス系 での 軽快なテンポのロックやサンバのリズム曲, いろいろな速さや曲調の異なるロックやサンバのリズム曲 は中学校での 体感部を中心としたシンプルに弾む動きで自由に踊る, 軽快なロックでは, 全身でビートに合わせて弾む, ビートのきいたヒップホップでは膝の上下に合わせて腕を動かしたりストップするようにしたりする, 動きに変化を付けて踊る, 独自のリズムパターンや動きの連続や群の構成でまとまりを付けて踊る に展開される. 5. 小学校における武道的身体感覚の育成小中の一貫教育や連携といった視座から各運動領域の小 中学校間の系統性についてみてきたが, 実は中学校初出の武道だけが小 中学校の連関性がないことがわかる. そこで, ここではこれに関する問題の整理をし, その解決方法について述べることにする. (1) 問題の整理 1) 相撲小学校では体つくり運動において 押し合いずもう や すもう といった形で例示されている. しかし, これらはあくまでも体力を高めるために行われるもので, 中学校での相撲へ直接的に結びついていくものではない. 2) 柔道と剣道この 2 つに関しては, 直接結びつく運動や遊びは小学校段階ではない. 3) その他の武道中学校学習指導要領の保健体育編に例示されている武道は上記の 3 つのみであるが, その 内容の取り扱い には なお, 地域や学校の実態に応じて, なぎなたなどその他の武道についても履修させることができること とある. なぎなた以外には空手道, 合気道な どがあるが, これらに結びつく運動や遊びもまた, 小学校で行われてはいない. また, その他の武道の中学校現場での採択率は相撲よりも低い. (2) 解決方法の模索武道以外の運動領域に目を向けると, 小学校段階にそれぞれ 遊び といった導入的な運動が取り入れられていることがわかる. しかし, 中学校初出の武道ではこの 遊び がなく, 直接核心に入っていく. そこで, この 遊び といったもの, つまり導入的な運動をどの段階でどのように取り入れていくかといった問題がある. 1 つは中学校で各運動 ( 柔道や剣道, 相撲など ) に入る導入として遊び感覚の運動を入れる方法がある. ただし, 武道経験者のなかには, 武道は他のスポーツと異なり遊び感覚での運動は馴染まないといった認識を抱く可能性もある. 剣道での例をあげるとすると, 竹刀で新聞紙を切ってみるといったこと, バレーボールなどを竹刀で打ってみる, あるいは打ち返してみるなどの実践例 24) があるが, 竹刀は打つものであり切るものではない, あるいは竹刀でボールを打つのは抵抗がある, などがそれに該当する. この辺りのことに関しては今後も議論していく余地は十分にあると考える. 2 つは, 小学校段階で武道的な運動を遊び感覚で経験させるという方法である. これは, 小学校の運動領域に武道を設けるというものではない. 既存の運動領域のなかで武道的な体の動かし方を遊び感覚で武道固有の動きを経験させるというものである. これを筆者は 武道的身体感覚の育成 と称して, 平成 23 年, 平成 25 年の文教大学免許状更新講習においてその方法を公開 25)26), 現在は現職の小学校教諭とともにその育成方法の開発を模索している 27). この武道的身体感覚の育成の鍵は, なんば 的な身体操作を意図的にさせることと対人的な動作をさせることにある. 詳細は他稿に譲るとして, これを小学校段階で経験させてお 151

20 教育学部紀要 文教大学教育学部第 49 集 2015 年加藤純一 くことで, 中学校での武道領域を学ぶ際のギャップも緩和されるのではないかと考えている. 6. まとめ本稿で提示した系統図を今一度俯瞰すると, 当然のことながらある系統性をもって各運動領域の運動や技が構成されていることがわかる. その一方で, 例えば器械運動系にある 逆上がり は小学校で終わり, 中学校には繋がらない. したがって, 中学校以降も鉄棒へ上がる際に意図的に 逆上がり を取り上げていかないとこの技ができなくなる可能性がある. また, すでに触れた武道をはじめとし, 器械運動の平均台運動や鉄棒運動のなかの 懸垂, 陸上競技のなかの 長距離走, 水泳の 背泳ぎ や バタフライ ターン, 球技のなかの ネット型 の 卓球 テニス バドミントン は中学校初出の運動や技である. このなかで特に留意すべきは 長距離走 で, 小学校では体つくり運動のなかの 体力を高める運動 で 無理のない速さで 5 6 分程度の持久走 は経験してきているが, 自己のペースを維持する とか タイムを短縮する とか 競争 することはしてきていない. 中学校で指導する際には, 似た形の運動や技が小学校段階で行われていても, その主旨が異なっている場合があることを考慮して指導することが求められよう. 小 中学校の一貫教育や連携が進むことで, 校種間において指導系統を確認し, ある運動や技の連携性に着目していくことがより求められると考える. その意味からすると, ある運動や技を児童や生徒に身につけさせていくには, このような一貫教育や小 中学校間の連携は歓迎すべきことといえる. 今後は, より現場の指導に則した形での連携の仕方を, 運動形態の系統性の観点から模索していく所存である. 注 1) 文部科学省初等中等教育分科会第 80 回配布資料, 小中連携, 一貫教育に関する主な意見等の整理 3 頁, 平成 24 年 7 月. chukyo3/siryo/attach/ htm 2) 同上,5 6 頁. 3) 中央教育審議会 新しい時代の義務教育を創造する ( 答申 ) 平成 17 年 10 月. chukyo0/toushin/attach/ htm 4) 教育振興基本計画, 平成 20 年 7 月,21 頁 kyouikusinkou.pdf 5) 初等中等教育分科会 ( 第 61 回 ) 議事録, 平成 20 年 6 月. chukyo3/gijiroku/ htm 6) 小 中学校の配置 運営の在り方等に関する作業部会第 12 回会議配布資料, 小 中学校の適正配置二関するこれまでの主な意見等の整理, 平成 21 年 3 月. chukyo3/038/siryo/attach/ htm 7) 中央教育審議会初等中等教育分科会 ( 第 66 回 ) 配布資料, 平成 21 年 7 月. chukyo3/siryo/attach/ htm 8) 学校段階間の連携 接続に関する作業部会 ( 第 13 回 ) 議事録, 平成 24 年 3 月. chukyo3/045/siryo/ htm 9) 同上 (16 回 ) 議事録, 平成 24 年 6 月. chukyo3/045/siryo/ htm 10) 中央教育審議会初等中等教育分科会 ( 第 80 回 ) 議事録, 平成 24 年 7 月. chukyo3/gijiroku/ htm 11) 同上,( 第 81 回 ) 配布資料, 平成 24 年 8 月 chukyo3/siryo/_icsfiles/afieldfile/2013/03/ 04/ _6.pdf 12) 同上. chukyo3/siryo/attach/ htm 152

21 小中連携からみる体育 保健体育のあり方について 13) 同上 ( 第 92 回 ), 平成 26 年 10 月. chukyo3/siryo/ icsfiles/afieldfile/2015/04/24/ _2-1.pdf 14) 同上. なお, ここでの 論点メモ では, 小中一貫教育を行う意義 目的や小中一貫教育に適した学校の在り方, 教育課程, 設置義務 就学指定, 他学校種との関係についてコメントされている. chukyo3/siryo/ icsfiles/afieldfile/2015/04/24/ _2-2.pdf 15) 同上. なお, ここでの 論点メモ では, 教職員体制の確保, 教育課程 指導方法の改善, 地域とともになる学校づくりとの関係, 小中一貫教育の成果 課題の検証, 小中一貫教育ついて指摘される課題への対応, 施設設備の整備について述べられている. chukyo3/siryo/ icsfiles/afieldfile/2015/04/24/ _2-3.pdf 16) 教育再生実行会議, 今後の学制等の在り方について ( 第 5 次提言 ), 平成 26 年 7 月. pdf/dai5_1.pdf 17) 小中一貫特別部会 ( 第 7 回 ) 配布資料, 平成 26 年 10 月. chukyo3/051/siryo/ icsfiles/afieldfile/2014/11/ 17/ _1.pdf 18) 中央教育審議会 初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について ( 諮問 ), 平成 26 年 11 月. chukyo0/toushin/ htm 19) 中央教育審議会 子供の発達や学習者の意欲 能力等に応じた柔軟かつ効果的な教育システムの構築について ( 答申 ) ( 中教審第 178 号 ) chukyo0/toushin/ icsfiles/afieldfi le/2014/12/22/ _1_1_1.pdf 20) 小中一貫教育推進のための学校施設部会, 小中一貫教育に適した学校施設の在り方について 子供たちの 9 年間の学びを支える施設環境の充実に向けて, 平成 27 年 2 月. shisetu/013/006/shiryo/ icsfiles/afieldfi le/2015/04/28/ _02_1.pdf 21) 文部科学省, 小学校学習指導要領解説体育編, 平成 20 年 8 月. 22) 同, 中学校学習指導要領解説保健体育編, 平成 20 年 9 月. 23) 公益財団法人日本武道館が平成 27 年 5 月に実施したアンケート調査 ( 月刊 武道 VOL.589, 日本武道館,2015, 頁 ) によると, 平成 26 年度の武道種目実施率は, 柔道 64.8%, 剣道 34.4%, 相撲 3.2%( 対象中学校 9839 校 ) となっている. 24) この指導方法や剣道に関する関連の導入方法に関しては, 浅見裕氏の次の本が詳しい. 武道必修化対応! 剣道好きをつくる指導 上 下, 剣道日本, 平成 23 年. 25) 教員免許状更新講習選択領域テキスト 文教大学, 平成 23 年,53 56 頁. 26) 同, 平成 25 年,23 26 頁. 27) 筆者との共同研究者である小関友美子氏は, 文教大学教育研究所の第 86 回定例研究会 (2015 年 ) において 小学校における武道的身体感覚の育成に関する研究 と題して, 小学校 1 年生においてなんば歩きを指導した際の児童の反応について報告をしている. 153

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