目次基本方針... 2 水道事業のあらまし水源から蛇口までの状況と留意すべき水質項目定期的な水質検査の項目地点及び頻度臨時の水質検査水質検査の方法水質検査計画と検査結果の公表水質検査結果の評価と

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みそらゆきしげ
5 years ago
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1 小河内貯水池

2 目次基本方針... 2 水道事業のあらまし水源から蛇口までの状況と留意すべき水質項目定期的な水質検査の項目地点及び頻度臨時の水質検査水質検査の方法水質検査計画と検査結果の公表水質検査結果の評価と水質検査計画の見直し水質検査の精度と信頼性確保関係機関との連携おいしさに関する水質目標 TOKYO 高度品質プログラム ( 東京都版水安全計画 )... 22

3 基本方針 () 水質検査は浄水場などの系統を代表する蛇口 ( 給水栓水 ) 浄水場( 所 ) の入口 ( 原水 ) 出口( 浄水 ) で行います (2) 水質検査は水道法で検査が義務づけられている項目と水質管理上必要と判断した項目について行います (3) 検査頻度は水源の種類やこれまでの検査結果で得られた検出状況などを考慮して定めます (4) 水質検査は検査結果の客観的信頼性を保証する国際規格 (ISO/IEC7025) 2 の認定を取得している東京都水道局が自ら行います : 東京都水道局では浄水能力が 0 万 m 3 / 日以上の施設を浄水場それ未満の施設を浄水所としています 2 :ISO/IEC 7025 は ISO(International Organization for Standardization( 国際標準化機構 ) の略 ) と IEC(International Electrotechnical Commission( 国際電気標準会議 ) の略 ) が定めた国際規格の一つです試験所の品質システムが整備されているとともに実際に技術力があることを証明するものです水道局では平成 5 年度に全国の水道事業体に先駆けて水質センターで認定を取得するとともに平成 8 年度には多摩地区の水質管理を担当している多摩水道改革推進本部の多摩水水質試験室でも認定を取得しています

万人年間総配水量 53,030 万 m 3 給水件数 734 万件日平均配水量 48 万 m 3 / 日水源量 630 万 m 3 / 日日最大配水量 460 万 m 3 / 日施設能力 686 万 m 3 / 日配水管延長

4 2 水道事業のあらまし () 水源及び給水状況東京都の主な水源は表流水 ( 利根川荒川江戸川多摩川及び相模川 ) でその流域は関東地方のほぼ全域に及んでいます ( 図をご覧ください ) また多摩地区を中心に伏流水 3 や地下水も水源としています東京都水道局は 23 区の全域と多摩地区の 26 市町に給水しています給水状況は表のとおりです表東京都水道局の給水状況 ( 平成 27 年度 ) 給水区域面積,239 km 2 配水量給水人口,37 万人年間総配水量 53,030 万 m 3 給水件数 734 万件日平均配水量 48 万 m 3 / 日水源量 630 万 m 3 / 日日最大配水量 460 万 m 3 / 日施設能力 686 万 m 3 / 日配水管延長 26,95 km 3 : 伏流水とは河川水等の地表水が周辺の砂層などの中に浸透して流れる水のことをいいます伏流水は地中でろ過が行われるため表流水と比べて水質がよく濁りが少ないのが特徴です利根大堰 ( 利根川 ) 村山山口貯水池 2

5 図東京都の主要水源

(2) 浄水場 ( 所 ) の名称と浄水処理方式浄水場 ( 所 ) の所在地と浄水処理方式は表

6 (2) 浄水場 ( 所 ) の名称と浄水処理方式浄水場 ( 所 ) の所在地と浄水処理方式は表 2 のとおりです浄水場では急速ろ過方式 ( 凝集沈殿砂ろ過処理 ) 緩速ろ過方式及び膜ろ過方式による浄水処理を行っていますさらに水源の水質状況に応じて急速ろ過方式に加えて粉末活性炭処理やオゾンと生物活性炭を組み合わせた高度浄水処理を導入し安全な水道水をお配りしていますなお平成 25 年 0 月から利根川水系より取水する水の全量が高度浄水処理されるようになりました高度浄水処理 ( オゾン接触池 ) 膜ろ過設備 ( 砧浄水場 ) 急速ろ過池 ( 東村山浄水場 ) 4

7 表 2 浄水場 ( 所 ) 所在地と浄水処理方式等 No. 施設名所在地水系浄水処理方式金町浄水場東京都葛飾区金町浄水場利根川 2 三郷浄水場埼玉県三郷市彦江江戸川急速ろ過方式高度浄水処理 3 朝霞浄水場埼玉県朝霞市宮戸 4 三園浄水場東京都板橋区三園利根川荒川急速ろ過方式 5 東村山浄水場東京都東村山市美住町高度浄水処理 ( 利根川荒川水系 ) 6 小作浄水場東京都羽村市小作台多摩川急速ろ過方式 7 境浄水場東京都武蔵野市関前緩速ろ過方式 8 砧浄水場東京都世田谷区喜多見膜ろ過方式伏流水 9 砧下浄水所東京都世田谷区鎌田緩速ろ過方式 0 長沢浄水場神奈川県川崎市多摩区三田相模川急速ろ過方式杉並浄水所東京都杉並区善福寺地下水 ( 浅井戸 ) 塩素消毒のみ停止中 2 高月浄水所東京都八王子市高月町伏流水急速ろ過方式 3 元本郷浄水所 4 子安浄水所元本郷町子安町停止中 5 暁町浄水所暁町 6 柴崎浄水所東京都立川市柴崎町停止中 7 富士見第一浄水所富士見町地下水 8 富士見第三浄水所富士見町 ( 深井戸 ) 塩素消毒のみ 9 立川砂川浄水所 20 立川栄町浄水所砂川町栄町 2 上連雀浄水所東京都三鷹市上連雀 22 三鷹新川浄水所新川 23 日向和田浄水所東京都青梅市日向和田膜ろ過方式 24 千ヶ瀬第一浄水所千ヶ瀬町緩速ろ過方式停止中 25 千ヶ瀬第二浄水所千ヶ瀬町急速ろ過方式 26 二俣尾浄水所二俣尾膜ろ過方式伏流水 27 沢井第一浄水所沢井緩速ろ過方式 28 沢井第二浄水所沢井 29 御岳山浄水所御岳山 30 成木浄水所成木膜ろ過方式 3 府中武蔵台浄水所東京都府中市武蔵台 32 若松浄水所若松町地下水 33 幸町浄水所幸町 ( 深井戸 ) 34 府中南町浄水所南町停止中 35 深大寺浄水所東京都調布市深大寺南町 36 上石原浄水所上石原地下水 ( 浅井戸 ) ( 深井戸 ) 37 仙川浄水所仙川町 38 滝の沢浄水所東京都町田市旭町 39 原町田浄水所 40 野津田浄水所原町田野津田町 4 梶野浄水所 42 上水南浄水所東京都小金井市梶野町東京都小平市上水南町 43 小川浄水所小川町 44 多摩平浄水所東京都日野市多摩平 45 大坂上浄水所大坂上 46 三沢浄水所三沢 47 南平浄水所南平塩素消毒のみ 48 東恋ヶ窪浄水所東京都国分寺市東恋ヶ窪 49 国分寺北町第二浄水所北町 50 国立中浄水所東京都国立市中地下水 5 谷保浄水所谷保 ( 深井戸 ) 52 芝久保浄水所東京都西東京市芝久保町停止中 53 保谷町浄水所 54 西東京栄町浄水所保谷町栄町 55 福生武蔵野台浄水所 56 和泉本町浄水所 57 上北台浄水所 58 南沢浄水所東京都福生市武蔵野台東京都狛江市和泉本町東京都東大和市上北台東京都東久留米市南沢 59 滝山浄水所滝山停止中 60 中藤配水所 6 桜ヶ丘浄水所東京都武蔵村山市中藤東京都多摩市桜ヶ丘 62 落合浄水所中沢停止中 63 大丸浄水所東京都稲城市大丸 64 坂浜浄水所坂浜停止中地下水 65 上代継浄水所東京都あきる野市上代継 ( 浅井戸 ) 急速ろ過方式 66 戸倉浄水所戸倉 67 深沢浄水所深沢多摩川 68 乙津浄水所乙津膜ろ過方式 69 箱根ヶ崎浄水所東京都瑞穂町箱根ヶ崎地下水 ( 深井戸 ) 塩素消毒のみ 70 大久野浄水所東京都日の出町大久野地下水 ( 浅井戸 ) 膜ろ過方式 7 氷川浄水所東京都奥多摩町氷川緩速ろ過方式 72 ひむら浄水所境膜ろ過方式 73 日原浄水所日原 74 大丹波浄水所大丹波多摩川緩速ろ過方式 75 棚澤浄水所棚澤膜ろ過方式 76 小河内浄水所留浦緩速ろ過方式 ( 注 ) 玉川浄水場 ( 世田谷区 ) は水道事業としては休止中であり工業用水道事業用として三園浄水場に送水しています杉並浄水所は原水水質悪化のため停止中です子安浄水所柴崎浄水所千ヶ瀬第一浄水所幸町浄水所芝久保浄水所滝山浄水所落合浄水所坂浜浄水所は施設整備等のため停止中です備考 5

8 3 水源から蛇口までの状況と留意すべき水質項目 () 水源から浄水場までの状況と留意すべき水質項目水源の状況と留意すべき水質項目は表 3 及び表 4 のとおりです表 3 水源の状況と留意すべき水質項目 ( 表流水 ) 水系利根川荒川利根川江戸川多摩川相模川利根川から武蔵水利根川から関宿で多摩川の水を直接取水状況路を経て荒川に合流した水を取り分岐した江戸川の水を取り入れてい又は村山山口貯水池を経て取り入相模川の水を取り入れています入れていますますれています降雨等により濁度が上昇することがあります貯水池などで繁殖する藻類によりかび臭くなることがあります水源の水質状況藻類の光合成に伴って ph 値が上昇することがあります微小な藻類の増殖によってろ過に影響を与えることがあります生活排水などに起因してアンモニア態窒素合成洗剤やトリハロメタン 4 などの消毒副生成物のもとになる物質の濃度が上昇することがあります工場排水などに起因して油類や化学物質などが流下することがあります留意すべき水質項目濁度 ph 値かび臭など主な浄水場 ( 所 ) 名朝霞三園東村山金町三郷東村山境小作戸倉など長沢 4 : トリハロメタンとは水中の有機物と消毒のために注入する塩素とが反応してできるクロロホルム等 4 物質の総称です表 4 水源の状況と留意すべき水質項目 ( 伏流水地下水 ) 取水状況水源の水質状況留意すべき水質項目主な浄水場 ( 所 ) 名伏流水又は地下水( 浅井戸深井戸 ) を取り入れています伏流水は降雨で濁度が上昇することがあります地質由来の鉄マンガンなどや人為的汚染によるトリクロロエチレン 5 などが検出されることがあります濁度鉄やマンガンによる着色トリクロロエチレンなど砧立川栄町など 5 : トリクロロエチレンとは半導体製造業などで洗浄剤として使われている物質です 6

9 (2) 浄水場 ( 所 ) 出口から蛇口までの間で留意すべき水質項目浄水場 ( 所 ) 出口から蛇口までの間で留意すべき水質項目は表 5 のとおりです表 5 浄水場 ( 所 ) 出口から蛇口までの間で留意すべき水質項目留意すべき水質項目項目の説明東京都の取組鉄鉛一部の古い水道管に由来する鉄サビが原因で濁水が発生することがあります鉛製給水管に由来して蛇口で鉛が検出されることがあります新しい水道管への取替えを進めています公道下に埋設されている鉛製給水管や私道及び宅地内のメータまでの鉛製給水管の取替えを進めこれらの鉛製給水管については平成 8 年度末までにおおむね解消されました一部のお宅ではメータから蛇口までの間に鉛管が使われている場合があります東京都ではこのようなお客さまには取替えをお願いしていますトリハロメタン水中の有機物 ( 前駆物質 ) と残留塩素が結びついて生成します水道水中には残留塩素が存在するため浄水場出口から蛇口に至る過程で増加することがあります高度浄水処理の導入により前駆物質の低減を図るとともに水道水を各地域へ送る拠点である給水所に塩素を追加注入できる設備を整備して浄水場 ( 所 ) での塩素注入量を低減し残留塩素が低く保たれた水道水を蛇口まで供給することでトリハロメタンの増加を抑制しています残留塩素など貯水槽を経由している蛇口では貯水槽の管理が不適切な場合残留塩素の減少や水質の悪化が生ずることがあります 6 貯水槽を経由せずに配管から直結ビルやマンションなどの各階に給水する直結給水方式の普及促進を図るため水道工事店などの民間事業者の協力を得ながら直結切替えに関するアドバイスや見積りサービスを行っています塩素酸消毒用薬品の主成分である次亜塩素酸が分解すると生成します消毒用薬品の品質を定期的に確認するとともに給水栓において検査頻度を高め監視を強化しています 6 : 貯水槽を経由している蛇口からの水については水質検査計画の対象外となっています 7

10 4 定期的な水質検査の項目地点及び頻度 () 検査の項目東京都では法令 ( 水道法 ) で検査が義務づけられている毎日検査項目水質基準項目に加えて水質管理目標設定項目その他の項目について検査を行います ( 図 2 をご覧ください ) 毎日検査項目は蛇口で毎日検査を行うことが法令で義務づけられている項目です水質基準項目は基準値に適合した水を給水することが法令で義務づけられている項目で現在 5 項目が設定されており法令で定められた地点 ( 蛇口又は浄水場 ( 所 ) 出口 ) で検査を行いますなお東京都では法令による検査の地点以外でも水質管理上必要と判断した地点で検査を行います水質管理目標設定項目は現在 26 項目が設定されており将来にわたり水道水の安全性を確保するため水道事業者が水質管理上必要と判断した項目について検査を行うものですそのうち農薬類については水源地域での使用実績や毒性などを考慮して検査する農薬の種類を選んでいますその他の項目は情報や知見の収集が必要である要検討項目 7 や浄水処理対応困難物質 8 など水質管理上必要と判断した項目について検査を行います水質基準項目 (5 項目 ) 毎日検査項目 ( 色濁り消毒の残留効果 ) 水質管理目標設定項目 (24 項目 )( 注 ) 農薬類 (9 項目 ) 要検討項目浄水処理対応困難物質等その他の項目 (67 項目 ) ( 注 ) 東京都では水質管理目標設定項目である 26 項目のうち二酸化塩素は使用していないこと有機物等 ( 過マンガン酸カリウム消費量 ) は有機物 ( 全有機炭素の量 ) で代替できることから水質検査を省略していますそのため水質管理目標設定項目は 24 項目について検査していますそのうち硬度等 6 項目については水質基準項目としても位置付けられています図 2 東京都が行う定期的な水質検査 7: 要検討項目は毒性評価が定まらないことや浄水中の存在量が不明等の理由から水質基準等に分類できないため情報や知見の収集が必要とされている項目で現在 47 項目が設定されています 8: 平成 24 年に利根川水系で発生したホルムアルデヒド水質事故を契機として平成 27 年 3 月に排水規制の対象とはなっていないが通常の浄水処理によってホルムアルデヒド等の水質基準項目等を高い比率で生成する物質を浄水処理対応困難物質として厚生労働省が定めました 8

(2) 検査の地点及び頻度ア法令で義務づけられている検査 ( ア ) 毎日検査項目水道法施行規則第 5 条により蛇口で毎日検査を行うことが義務づけられている色濁り及び消毒の残留効果について浄水場 ( 所 ) などの系統を代表する 3 か所の蛇口で検査します ( 検査地点については図 4 をご覧ください ) 自動水質計器表 6

基準値に適合した水を給水することが法令で義務づけられている水質基準項目については毎日検査を行う 3 か所の蛇口又は稼働中の 67 浄水場 ( 所 ) の出口で検査を行います ( 検査地点については図 4 をご覧ください ) 金属類の分析 ( 誘導結合プラズマ質量分析計 ) 表 7 法令で義務づけられている検査の地点及び頻度 ( 水質基準項目 )

11 (2) 検査の地点及び頻度ア法令で義務づけられている検査 ( ア ) 毎日検査項目水道法施行規則第 5 条により蛇口で毎日検査を行うことが義務づけられている色濁り及び消毒の残留効果について浄水場 ( 所 ) などの系統を代表する 3 か所の蛇口で検査します ( 検査地点については図 4 をご覧ください ) 自動水質計器表 6 法令で義務づけられている検査の地点及び頻度 ( 毎日検査項目 ) 項目検査地点検査頻度色度濁度消毒の残留効果 ( 残留塩素 ) 浄水場 ( 所 ) などの系統を代表する 3 か所の蛇口で検査します給水栓自動水質計器により毎日 24 時間連続して検査を行います ( イ ) 水質基準項目基準値に適合した水を給水することが法令で義務づけられている水質基準項目については毎日検査を行う 3 か所の蛇口又は稼働中の 67 浄水場 ( 所 ) の出口で検査を行います ( 検査地点については図 4 をご覧ください ) 金属類の分析 ( 誘導結合プラズマ質量分析計 ) 表 7 法令で義務づけられている検査の地点及び頻度 ( 水質基準項目 ) 項目検査地点検査頻度詳細浄水場 ( 所 ) から蛇口までの間で濃度が変化する項目 ( トリハロメタンなど ) 浄水場 ( 所 ) から蛇口までの間で濃度が変化しない項目 ( カルシウムマグネシウム等 ( 硬度 ) など ) 毎日検査を行う 3 か所の蛇口で検査を行います稼働中の 67 浄水場 ( 所 ) の出口で検査を行います項目により異なりますが原則として月回又は年 4 回です年 4 回を原則としますが項目や地点によっては検出状況を考慮して年回となります表 0 の青色部分をご覧ください 9

イ水質管理上の必要性から行う検査 ( ア ) 蛇口浄水場 ( 所 ) 入口及び出口で行う検査法令で義務づけられている水質検査以外の地点及び項目についても東京都で水質管理上必要な項目について蛇口浄水場 ( 所 ) 入口出口のうち必要な地点で検査を行います農薬類の検査は水源が表流水の浄水場 ( 所 ) では使用量の多い時期 (5~8 月 ) にあわせて行います水源が伏流水

12 イ水質管理上の必要性から行う検査 ( ア ) 蛇口浄水場 ( 所 ) 入口及び出口で行う検査法令で義務づけられている水質検査以外の地点及び項目についても東京都で水質管理上必要な項目について蛇口浄水場 ( 所 ) 入口出口のうち必要な地点で検査を行います農薬類の検査は水源が表流水の浄水場 ( 所 ) では使用量の多い時期 (5~8 月 ) にあわせて行います水源が伏流水浅井戸又は深井戸の浄水場 ( 所 ) では 3 年に回行います揮発性有機化合物の分析 ( ガスクロマトグラフ質量分析計 ) 表 8 水質管理上の必要性から行う検査の地点及び頻度項目検査地点検査頻度詳細法令で義務づけられている検査水質基準項目以外の地点について蛇口浄水場 ( 所 ) 入口出口のうち水質法令による検査の頻度とほぼ同様の頻度で検査を行いま管理上必要な地点について検査を行いますす表 0~3 の水色の部分水質管理目標水質基準項目と同様の地点で検水質基準項目とほぼ同様のをご覧くださ設定項目査を行います頻度で検査を行いますいその他の項目必要に応じて地点を設定し検査を行います年回 ~4 回としそれぞれの項目で必要な頻度で検査を行います 0

( イ ) 水源における水質調査東京都の水源は利根川江戸川荒川多摩川及び相模川であり関東地方のほぼ全域に及んでいます当局はこれら広域にわたる水源の水質の動向を把握し湖沼及び貯水池の水質管理や適正な浄水処理水源の水質保全の要望等に役立てるため支川も含めて約 60 か所の調水源の水質調査査地点を設定しておおむね月回の定期的な水質調査を行っています主な水源水質調査地点は図

13 ( イ ) 水源における水質調査東京都の水源は利根川江戸川荒川多摩川及び相模川であり関東地方のほぼ全域に及んでいます当局はこれら広域にわたる水源の水質の動向を把握し湖沼及び貯水池の水質管理や適正な浄水処理水源の水質保全の要望等に役立てるため支川も含めて約 60 か所の調水源の水質調査査地点を設定しておおむね月回の定期的な水質調査を行っています主な水源水質調査地点は図 3 のとおりです主な検査項目は表 9 のとおりですなお検査項目は調査地点の特性に応じて内容が異なります表 9 水源水質調査における主な検査項目番号項目 ( 参考 ) 水道水の基準値又は目標値水温 2 濁度 2 度以下 3 色度 5 度以下 4 ph 値 5 アルカリ度 6 電気伝導率 7 有機物 ( 全有機炭素の量 ) 3mg/L 以下 8 有機物等 ( 過マンガン酸カリウム消費量 ) 9 COD 0 総窒素アンモニア態窒素 2 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 0mg/L 以下 3 亜硝酸態窒素 0.04mg/L 以下 4 硝酸態窒素 5 陰イオン界面活性剤 0.2mg/L 以下 6 フェノール類フェノールの量に換算して 0.005mg/L 以下 7 塩化物イオン 200mg/L 以下 8 臭化物イオン 9 溶存酸素 20 酸素飽和百分率 2 BOD 22 総リン 23 リン酸イオン 24 UV カドミウム及びその化合物カドミウムの量に関して 0.003mg/L 以下 26 水銀及びその化合物水銀の量に関して mg/L 以下 27 セレン及びその化合物セレンの量に関して 0.0mg/L 以下 28 鉛及びその化合物鉛の量に関して 0.0mg/L 以下 29 ヒ素及びその化合物ヒ素の量に関して 0.0mg/L 以下 30 六価クロム化合物六価クロムの量に関して 0.05mg/L 以下 3 シアン化物イオン及び塩化シアンシアンの量に関して 0.0mg/L 以下 32 フッ素及びその化合物フッ素の量に関して 0.8mg/L 以下 33 ホウ素及びその化合物ホウ素の量に関して.0mg/L 以下 34 亜鉛及びその化合物亜鉛の量に関して.0mg/L 以下 35 銅及びその化合物銅の量に関して.0mg/L 以下 36 アンチモン及びその化合物 0.02mg/L 以下 37 ウラン及びその化合物 0.002mg/L 以下 ( 暫定 ) 38 モリブデン及びその化合物 0.07mg/L 以下 39 ニッケル及びその化合物 0.02mg/L 以下 40 2メチルイソボルネオール mg/L 以下 4 ジェオスミン mg/L 以下 42 臭気種類 43 生物総数

14 図 3 水源水質調査地点 2

15 図 4 水質検査地点

16 表 0 水質基準項目の検査頻度検査頻度 ( 回 / 年 ) 番号項目基準値蛇口表流水浄水場 ( 所 ) 出口伏流水浅井戸深井戸表流水浄水場 ( 所 ) 入口伏流水浅井戸深井戸備考基 0 一般細菌 ml の検水で形成される集落数が 00 以下基 02 大腸菌検出されないこと基 03 カドミウム及びその化合物カドミウムの量に関して 0.003mg/L 以下病原生物による汚染の指標基 04 水銀及びその化合物基 05 セレン及びその化合物基 06 鉛及びその化合物水銀の量に関して mg/L 以下セレンの量に関して 0.0mg/L 以下鉛の量に関して 0.0mg/L 以下基 07 ヒ素及びその化合物基 08 六価クロム化合物ヒ素の量に関して 0.0mg/L 以下六価クロムの量に関して 0.05mg/L 以下基 09 亜硝酸態窒素 0.04mg/L 以下基 0 シアン化物イオン及び塩化シアンシアンの量に関して 0.0mg/L 以下基硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 0mg/L 以下基 2 フッ素及びその化合物基 3 ホウ素及びその化合物フッ素の量に関して 0.8mg/L 以下ホウ素の量に関して.0mg/L 以下基 4 四塩化炭素 0.002mg/L 以下基 5, 4ジオキサン 0.05mg/L 以下シス, 2ジクロロエチレン及び基 6 トランス, 2ジクロロエチレン 0.04mg/L 以下基 7 ジクロロメタン 0.02mg/L 以下基 8 テトラクロロエチレン 0.0mg/L 以下基 9 トリクロロエチレン 0.0mg/L 以下基 20 ベンゼン 0.0mg/L 以下基 2 塩素酸 0.6mg/L 以下基 22 クロロ酢酸 0.02mg/L 以下 4 4 基 23 クロロホルム 0.06mg/L 以下基 24 ジクロロ酢酸 0.03mg/L 以下 4 4 基 25 ジブロモクロロメタン 0.mg/L 以下基 26 臭素酸 0.0mg/L 以下基 27 総トリハロメタン 0.mg/L 以下基 28 トリクロロ酢酸 0.03mg/L 以下 4 4 基 29 ブロモジクロロメタン 0.03mg/L 以下基 30 ブロモホルム 0.09mg/L 以下基 3 ホルムアルデヒド 0.08mg/L 以下 4 4 基 32 亜鉛及びその化合物亜鉛の量に関して.0mg/L 以下無機物重金属一般有機物消毒副生成物基 33 アルミニウム及びその化合物基 34 鉄及びその化合物アルミニウムの量に関して 0.2mg/L 以下鉄の量に関して 0.3mg/L 以下着色基 35 銅及びその化合物銅の量に関して.0mg/L 以下基 36 ナトリウム及びその化合物ナトリウムの量に関して 200mg/L 以下味基 37 マンガン及びその化合物マンガンの量に関して 0.05mg/L 以下着色基 38 塩化物イオン 200mg/L 以下基 39 カルシウムマグネシウム等 ( 硬度 ) 300mg/L 以下基 40 蒸発残留物 500mg/L 以下基 4 陰イオン界面活性剤 0.2mg/L 以下 4 4 発泡基 42 ジェオスミン mg/L 以下かび臭基 43 2メチルイソボルネオール mg/L 以下 2 2 基 44 非イオン界面活性剤 0.02mg/L 以下 4 4 発泡基 45 フェノール類フェノールの量に換算して 0.005mg/L 以下 4 4 臭気基 46 有機物 ( 全有機炭素の量 ) 3mg/L 以下味基 47 ph 値 5.8 以上 8.6 以下基 48 味異常でないこと基 49 臭気異常でないこと基 50 色度 5 度以下基 5 濁度 2 度以下 ( 注 ) 表中の検査地点は色ごとにそれぞれ法令で義務づけられている検査 ( 青色 ) 水質管理上の必要性から行う検査 ( 水色 ) を表しています味基礎的性状 4

17 番号表水質管理目標設定項目の検査頻度目 0 アンチモン及びその化合物 0.02mg/L 以下目 02 ウラン及びその化合物 0.002mg/L 以下 ( 暫定 ) 目 03 ニッケル及びその化合物 0.02mg/L 以下目 05,2ジクロロエタン 0.004mg/L 以下目 08 トルエン 0.4mg/L 以下目 09 フタル酸ジ2エチルヘキシル 0.08mg/L 以下 /3** /3** 目 0 亜塩素酸 0.6mg/L 以下 4 4 消毒副生成物目 2 二酸化塩素 0.6mg/L 以下使用していないため検査を省略消毒剤目 3 ジクロロアセトニトリル 0.0mg/L 以下 ( 暫定 ) 4 4 目 4 抱水クロラール 0.02mg/L 以下 ( 暫定 ) 4 4 目 5 農薬類以下 * 4 /3** /3** 4 農薬目 6 残留塩素 mg/l 以下臭気目 7 カルシウムマグネシウム等 ( 硬度 ) 目 8 マンガン及びその化合物 0mg/L 以上 00mg/L 以下マンガンの量に関して 0.0mg/L 以下目 9 遊離炭酸 20mg/L 以下味目 20,, トリクロロエタン 0.3mg/L 以下目 2 メチルtブチルエーテル 0.02mg/L 以下有機物等目 22 3mg/L 以下全有機炭素 ( 水質基準項目 ) の検査で代替できるため省略味 ( 過マンガン酸カリウム消費量 ) 目 23 臭気強度 (TON) 3 以下臭気目 24 蒸発残留物 30mg/L 以上 200mg/L 以下目 25 濁度度以下水質基準項目として検査を実施基礎的性状目 26 ph 値 7.5 程度目 27 腐食性 ( ランゲリア指数 ) 項目目標値程度以上とし極力 0 に近づける蛇口表流水浄水場 ( 所 ) 出口伏流水浅井戸検査頻度 ( 回 / 年 ) 深井戸表流水水質基準項目として検査を実施水質基準項目として検査を実施水質基準項目として検査を実施水質基準項目として検査を実施浄水場 ( 所 ) 入口伏流水浅井戸深井戸備無機物重金属一般有機物消毒副生成物味着色臭気味腐食考目 28 従属栄養細菌 ml の検水で形成される集落数が 2000 以下 ( 暫定 ) 水道施設の健全性の指標目 29, ジクロロエチレン 0.mg/L 以下一般有機物目 30 アルミニウム及びその化合物 0.mg/L 以下水質基準項目として検査を実施着色 ( 注 ) 表中の検査地点は水質管理上の必要性から行う検査 ( 水色 ) を表しています目 04 目 06 及び目は水質基準項目に移行されたことから欠番となっています目 07は水質管理目標設定項目から削除されたことから欠番となっています * : 農薬類の目標値は表 2の各農薬の検出値をそれぞれの目標値で除した値を合計してその合計値が以下であることを示します ** : /3 は 3 年に回の頻度で検査することを示します 5

18 表 2 農薬類の検査頻度検査頻度 ( 回 / 年 ) 番号項目用途目標値浄水場出口浄水場入口表流水浅井戸深井戸表流水伏流水伏流水浅井戸深井戸 0,3ジクロロプロペン (DD) 殺虫剤 0.05mg/L 4 /3* /3* ,2DPA( ダラポン ) 除草剤 0.08mg/L 4 /3* /3* ,4D(2,4PA) 除草剤 0.03mg/L 4 /3* /3* 4 04 EPN 殺虫剤 0.004mg/L 4 /3* /3* 4 05 MCPA 除草剤 0.005mg/L 4 /3* /3* 4 06 アシュラム除草剤 0.9mg/L 4 /3* /3* 4 07 アセフェート殺虫剤殺菌剤 0.006mg/L 4 /3* /3* 4 08 アトラジン除草剤 0.0mg/L 4 /3* /3* 4 09 アラクロール除草剤 0.03mg/L 4 /3* /3* 4 0 イソキサチオン殺虫剤 0.008mg/L 4 /3* /3* 4 イソプロチオラン (IPT) 殺虫剤殺菌剤植物成長調整剤 0.3mg/L 4 /3* /3* 4 2 イプロベンホス (IBP) 殺菌剤 0.09mg/L 4 /3* /3* 4 3 イミノクタジン殺虫剤殺菌剤 0.006mg/L 4 /3* /3* 4 4 エスプロカルブ除草剤 0.03mg/L 4 /3* /3* 4 5 エディフェンホス ( エジフェンホス EDDP) 殺菌剤 0.006mg/L 4 /3* /3* 4 6 エトリジアゾール ( エクロメゾール ) 殺菌剤 0.004mg/L 4 /3* /3* 4 7 オキサジクロメホン除草剤 0.02mg/L 4 /3* /3* 4 8 オキシン銅 ( 有機銅 ) 殺虫剤殺菌剤 0.03mg/L 4 /3* /3* 4 9 オリサストロビン殺虫剤殺菌剤 0.mg/L 4 /3* /3* 4 20 カズサホス殺虫剤 mg/L 4 /3* /3* 4 2 カフェンストロール殺虫剤除草剤 0.008mg/L 4 /3* /3* 4 22 カルバリル (NAC) 殺虫剤 0.05mg/L 4 /3* /3* 4 23 カルプロパミド殺虫剤殺菌剤 0.04mg/L 4 /3* /3* 4 24 キノクラミン (ACN) 除草剤 0.005mg/L 4 /3* /3* 4 25 キャプタン殺菌剤 0.3mg/L 4 /3* /3* 4 26 グリホサート除草剤 2mg/L 4 /3* /3* 4 27 グルホシネート除草剤植物成長調整剤 0.02mg/L 4 /3* /3* 4 28 クロメプロップ除草剤 0.02mg/L 4 /3* /3* 4 29 クロルピリホス殺虫剤 0.003mg/L 4 /3* /3* 4 30 クロロタロニル (TPN) 殺虫剤殺菌剤 0.05mg/L 4 /3* /3* 4 3 シアナジン除草剤 0.004mg/L 4 /3* /3* 4 32 シアノホス (CYAP) 殺虫剤 0.003mg/L 4 /3* /3* 4 33 ジウロン (DCMU) 除草剤 0.02mg/L 4 /3* /3* 4 34 ジクロベニル (DBN) 除草剤 0.03mg/L 4 /3* /3* 4 35 ジクロルボス (DDVP) 殺虫剤 0.008mg/L 4 /3* /3* 4 36 ジクワット除草剤 0.005mg/L 4 /3* /3* 4 37 ジスルホトン ( エチルチオメトン ) 殺虫剤 0.004mg/L 4 /3* /3* 4 38 ジチオカルバメート系農薬殺虫剤殺菌剤 0.005mg/L 4 /3* /3* 4 39 ジチオピル除草剤 0.009mg/L 4 /3* /3* 4 40 シハロホップブチル除草剤 0.006mg/L 4 /3* /3* 4 4 シマジン (CAT) 除草剤 0.003mg/L 4 /3* /3* 4 42 ジメタメトリン除草剤 0.02mg/L 4 /3* /3* 4 43 シメトリン除草剤 0.03mg/L 4 /3* /3* 4 44 ダイアジノン殺虫剤殺菌剤 0.003mg/L 4 /3* /3* 4 45 ダイムロン殺虫剤殺菌剤除草剤 0.8mg/L 4 /3* /3* 4 46 チウラム殺虫剤殺菌剤 0.02mg/L 4 /3* /3* 4 47 チオジカルブ殺虫剤 0.08mg/L 4 /3* /3* 4 48 チオファネートメチル殺虫剤殺菌剤 0.3mg/L 4 /3* /3* 4 49 チオベンカルブ除草剤 0.02mg/L 4 /3* /3* 4 50 トリクロピル除草剤 0.006mg/L 4 /3* /3* 4 5 トリクロルホン (DEP) 殺虫剤 0.005mg/L 4 /3* /3* 4 52 トリフルラリン除草剤 0.06mg/L 4 /3* /3* 4 53 ナプロパミド除草剤 0.03mg/L 4 /3* /3* 4 54 パラコート除草剤 0.005mg/L 4 /3* /3* 4 55 ピラクロニル除草剤 0.0mg/L 4 /3* /3* 4 56 ピラゾキシフェン除草剤 0.004mg/L 4 /3* /3* 4 57 ピラゾリネート ( ピラゾレート ) 除草剤 0.02mg/L 4 /3* /3* 4 58 ピリダフェンチオン殺虫剤 0.002mg/L 4 /3* /3* 4 59 ピリブチカルブ除草剤 0.02mg/L 4 /3* /3* 4 60 ピロキロン殺虫剤殺菌剤 0.05mg/L 4 /3* /3* 4 6 フィプロニル殺虫剤殺菌剤 mg/L 4 /3* /3* 4 62 フェニトロチオン (MEP) 殺虫剤殺菌剤植物成長調整剤 0.0mg/L 4 /3* /3* 4 63 フェノブカルブ (BPMC) 殺虫剤殺菌剤 0.03mg/L 4 /3* /3* 4 64 フェンチオン (MPP) 殺虫剤 0.006mg/L 4 /3* /3* 4 65 フェントエート (PAP) 殺虫剤殺菌剤 0.007mg/L 4 /3* /3* 4 66 フェントラザミド除草剤 0.0mg/L 4 /3* /3* 4 67 ブタクロール除草剤 0.03mg/L 4 /3* /3* 4 68 ブタミホス除草剤 0.02mg/L 4 /3* /3* 4 69 プレチラクロール除草剤 0.05mg/L 4 /3* /3* 4 70 プロチオホス殺虫剤 0.004mg/L 4 /3* /3* 4 7 プロピコナゾール殺菌剤 0.05mg/L 4 /3* /3* 4 72 プロピザミド除草剤 0.05mg/L 4 /3* /3* 4 73 プロベナゾール殺虫剤殺菌剤 0.05mg/L 4 /3* /3* 4 74 ブロモブチド殺虫剤除草剤 0.mg/L 4 /3* /3* 4 75 ベノミル殺菌剤 0.02mg/L 4 /3* /3* 4 76 ベンゾフェナップ除草剤 0.005mg/L 4 /3* /3* 4 77 ベンタゾン除草剤 0.2mg/L 4 /3* /3* 4 78 ペンディメタリン除草剤植物成長調整剤 0.3mg/L 4 /3* /3* 4 79 ベンフラカルブ殺虫剤殺菌剤 0.04mg/L 4 /3* /3* 4 80 ベンフレセート除草剤 0.07mg/L 4 /3* /3* 4 8 ホスチアゼート殺虫剤 0.003mg/L 4 /3* /3* 4 82 マラチオン ( マラソン ) 殺虫剤 0.7mg/L 4 /3* /3* 4 83 メコプロップ (MCPP) 除草剤 0.05mg/L 4 /3* /3* 4 84 メソミル殺虫剤 0.03mg/L 4 /3* /3* 4 85 メチダチオン (DMTP) 殺虫剤 0.004mg/L 4 /3* /3* 4 86 メフェナセット除草剤 0.02mg/L 4 /3* /3* 4 87 モリネート除草剤 0.005mg/L 4 /3* /3* 4 88 ダゾメットメタム ( カーバム ) 及びMITC 殺虫剤殺菌剤 0.0mg/L 4 /3* /3* 4 89 ブロマシル除草剤 0.05mg/L 4 /3* /3* 4 90 トルクロホスメチル殺菌剤 4 /3* /3* 4 9 ハロスルフロンメチル除草剤 4 /3* /3* 4 ( 注 ) 表中の検査地点は水質管理上の必要性から行う検査 ( 水色 ) で表しています * : /3 は 3 年に回の頻度で検査することを示します 6

19 番号項目目標値表 3 その他の項目の検査頻度 0 銀及びその化合物 02 バリウム及びその化合物 0.7mg/L 03 ビスマス及びその化合物 04 モリブデン及びその化合物 0.07mg/L 05 アクリルアミド mg/L 06 アクリル酸 07 7βエストラジオール mg/L( 暫定 ) 08 エチニルエストラジオール mg/L( 暫定 ) 09 エチレンジアミン四酢酸 (EDTA) 0.5mg/L 0 エピクロロヒドリン mg/L( 暫定 ) 塩化ビニル 0.002mg/L 2 酢酸ビニル 3 2,4ジアミノトルエン 4 2,6ジアミノトルエン 5 N,Nジメチルアニリン 6 スチレン 0.02mg/L 7 ダイオキシン類 pgteq/l( 暫定 ) 表流水系 : 地下水系伏流水系 :/3 8 トリエチレンテトラミン 9 ノニルフェノール 0.3mg/L( 暫定 ) 20 ビスフェノールA 0.mg/L( 暫定 ) 2 ヒドラジン 22,2ブタジエン検査頻度 ( 回 / 年 ) 23,3ブタジエン 24 フタル酸ジ (n) ブチル 0.0mg/L 25 フタル酸ブチルベンジル 0.5mg/L 蛇口浄水場 ( 所 ) 出口浄水場 ( 所 ) 入口 26 ミクロキスチンLR mg/L( 暫定 ) 注 4 表流水系 : 地下水系伏流水系 :/3 備考代表浄水場注 2 ( 所 ) で実施注 3 代表浄水場注 2 ( 所 ) で実施 27 有機すず化合物 mg/L( 暫定 )( トリブチルスズオキシドの目標値 ) 28 ブロモクロロ酢酸 29 ブロモジクロロ酢酸 30 ジブロモクロロ酢酸 3 ブロモ酢酸 32 ジブロモ酢酸 33 トリブロモ酢酸 34 トリクロロアセトニトリル 35 ブロモクロロアセトニトリル 36 ジブロモアセトニトリル 0.06mg/L 37 アセトアルデヒド 38 MX 0.00mg/L 39 キシレン 0.4mg/L 40 過塩素酸 0.025mg/L 4 パーフルオロオクタンスルホン酸 (PFOS) 42 パーフルオロオクタン酸 (PFOA) 43 Nニトロソジメチルアミン (NDMA) 0.000mg/L 44 アニリン 0.02mg/L 45 キノリン 0.000mg/L 46,2,3トリクロロベンゼン 0.02mg/L 47 ニトリロ三酢酸 (NTA) 0.2mg/L 48 ヘキサメチレンテトラミン (HMT) 49,ジメチルヒドラジン (DMH) 50 トリメチルアミン (TMA) 5 テトラメチルエチレンジアミン (TMED) 52 N,Nジメチルエチルアミン (DMEA) 53 ジメチルアミノエタノール (DMAE) 54 アセトンジカルボン酸 55,3ジハイドロキシルベンゼン ( レゾルシノール ) 56,3,5トリヒドロキシベンゼン 57 アセチルアセトン 58 2'アミノアセトフェノン 59 3'アミノアセトフェノン 60 臭化物 ( 臭化カリウム等 ) 6 クリプトスポリジウム 62 ジアルジア 63 嫌気性芽胞菌 64 トリクロラミン 0mg/L ( 都独自の目標値 ) 4 65 注 7 放射性ヨウ素 ( ヨウ素 3) 注 6 注放射性セシウム 66 注 6 ( セシウム34 及び37) 0Bq/kg 注カリウム 4 レベル 4 : 4 レベル 4 : 4 レベル 4 : レベル 3: レベル 3: レベル 3: 4 注 7 52 レベル 2: レベル 2: レベル 2: 4 レベル : レベル : レベル : 4 代表浄水場注 2 ( 所 ) で実施浄水処理対応困難物質代表浄水場注 2 ( 所 ) で実施レベルごとに区分して注 5 実施注 8 7

20 ( 注 ) 表中の検査地点は水質管理上の必要性から行う検査 ( 水色 ) を表しています代表浄水場とは金町三郷朝霞三園東村山小作砧長沢の各浄水場です ( 注 2) 代表浄水所とは高月三鷹新川の各浄水所です ( 注 3) 水系については表 2を参照してくださいなお表流水系とは利根川江戸川利根川荒川多摩川相模川を指します ( 注 4) 金町朝霞東村山小作境長沢の各浄水場で実施水道におけるクリプトスポリジウム等対策指針 ( 平成 9 年 3 月 30 日付健水発第号厚生労働省通知 ) に基づきレベル分けを行っています ( 注 5) 該当浄水場 ( 所 ) は下表のとおりです ( 浄水場 ( 所 ) の詳細については表 2を参照してください ) 現在厚生労働省では水道水中の放射性物質に係る管理目標値として放射性セシウムに対して0Bq/kgを示しています ( 水道水中の放射性物質に係る管理目標値の設定について ( 注 6) 平成 24 年 3 月 5 日付厚生労働省通知 ) ( 注 7) 状況に応じて検査頻度を見直します検査結果は随時ホームページに掲載します ( 注 8) 金町朝霞東村山小作長沢の各浄水場で実施レベル地表水を水道の原水としており当該原水から指標菌が検出されたことがある施設地表水以外の水を水道の原水としており当該原水から指標菌が検出されたことがある施設杉並砧砧下高月日向和田千ヶ瀬第一千ヶ瀬第二二俣尾沢井第一沢井第二御岳山成木上代継大久野地表水等が混入していない被圧地下水以外の水を原水としており当該原水から指標菌が検出されたことがない施設元本郷子安暁町柴崎富士見第一富士見第三立川砂川立川栄町上連雀三鷹新川府中武蔵台若松幸町府中南町深大寺上石原仙川滝の沢原町田野津田梶野上水南小川多摩平大坂上三沢東恋ヶ窪国分寺北町第二国立中谷保芝久保保谷町西東京栄町福生武蔵野台和泉本町上北台南沢滝山中藤桜ヶ丘大丸坂浜箱根ヶ崎地表水等が混入していない被圧地下水のみを原水としており当該原水から指標菌が検出されたことがない施設南平落合該当する浄水場 ( 所 ) の名称金町三郷朝霞三園東村山小作境長沢戸倉深沢乙津氷川ひむら日原大丹波棚澤小河内 5 臨時の水質検査次のような状況になり水質基準に適合しないおそれがある場合臨時の水質検査を行います水源水質の著しい悪化や水源に異常があった場合浄水処理の過程で異常があった場合配水管などの水道施設が著しく汚染されたおそれがある場合その他特に必要があると認められた場合 6 水質検査の方法毎日検査項目水質基準項目水質管理目標設定項目の検査は国が定めた検査方法 ( 水質基準に関する省令の規定に基づき厚生労働大臣が定める方法等) により行いますまたその他の項目の検査は上水試験方法 ( 日本水道協会 ) 等により行います 8

21 7 水質検査計画と検査結果の公表水質検査計画は毎事業年度の開始前に作成し水道局ホームページに掲載します水質検査結果は水道局ホームページに掲載するとともに水質年報 ( 水道局ホームページや印刷物として水道局の営業所都内の図書館等で閲覧できます ) を作成して公表します ( 水質検査計画ホームページ ) ( 水質検査結果ホームページ ) ( 水質年報ホームページ ) 8 水質検査結果の評価と水質検査計画の見直し検査地点ごとに各検査項目の検出濃度の最大値や平均値を水質基準値等と比較し翌年度の水質検査計画における検査項目や検査頻度に反映していきますまた水質検査がお客さまにとってより身近なものとなるよう水質検査計画の見直し策定には図 5 のとおりお客さまのご意見を今後の計画に反映させるプロセスが組み込まれています図 5 水質検査計画見直し策定の流れ 9

9 水質検査の精度と信頼性確保東京都水道局では水質検査結果の信頼性を確保するため水質検査結果の客観的信頼性を保証するシステムである国際規格

検査試料の採水から検査結果の報告までの記録の保存厚生労働省や東京都福祉保健局が行う精度管理への参加などにより水質検査の精度向上に努めています 0

厚生労働省や東京都福祉保健局などの関係機関と情報交換するとともに連携して迅速に対策を講じますまた水源における水質汚染事故の発生などに対しては

22 9 水質検査の精度と信頼性確保東京都水道局では水質検査結果の信頼性を確保するため水質検査結果の客観的信頼性を保証するシステムである国際規格 (ISO/IEC 7025) の認定を取得しておりさらに絶えず分析機器の整備や検査技術の向上に努めていますまた自主的な精度管理の実施検査試料の採水から検査結果の報告までの記録の保存厚生労働省や東京都福祉保健局が行う精度管理への参加などにより水質検査の精度向上に努めています 0 関係機関との連携水源から給水栓まで水質汚染事故や水系感染症の発生などがおきた場合は厚生労働省や東京都福祉保健局などの関係機関と情報交換するとともに連携して迅速に対策を講じますまた水源における水質汚染事故の発生などに対しては河川を管理する国土交通省河川上流域の自治体水道事業体とで組織された情報連絡網を活用して情報交換するとともに必要に応じ現地調査と適正な浄水処理を行い水道水の安全を確保します図 6 水源水質事故における連絡及び対応 20

23 おいしさに関する水質目標東京都水道局ではお客さまにより安全でおいしい水をお配りするために国の水質基準よりも高いレベルでの東京都独自のおいしさに関する水質目標を定め目標の達成に向けて水源から蛇口までの総合的な施策展開を図っていますおいしさに関する水質目標は表 4 に示す 8 項目で浄水場 ( 所 ) などの系統を代表する 3 か所の蛇口で測定しています表 4 おいしさに関する水質目標区分項目単位国が定めた水質基準等水質目標値 ( 注 ) 目標値の目安測定頻度 ( 回 / 年 ) 平成 27 年度の達成率カルキ臭残留塩素 mg/l.0 以下 0. 以上 0.4 以下 0. 以上トリクロラミン mg/l 0 ほとんどの人が消毒用の塩素のにおい ( カルキ臭の一種 ) を感じないほとんどの人がカルキ臭を感じない % 4 00% におい臭気強度 (TON) 3 以下 ( 臭気なし ) 異臭味 ( カルキ臭を除く ) を感じない 2 00% かび臭原因物質 2 メチルイソボルネオールジェオスミン ng/l ( 注 2) ng/l ( 注 2) 0 以下 0 00% かび臭を感じない 2 0 以下 0 00% 味有機物 (TOC) mg/l 3 以下以下不快な味を感じない 2 00% 色度度 5 以下以下 % 外観色や濁りがわからない濁度度 2 以下 0. 以下 % ( 注 ) 上記の目標値は給水栓の値です ( 注 2) ng( ナノグラム ) は mg( ミリグラム ) の /,000,000 です 2

による精度の高い水質検査の三者を一体で運用する総合的な水質管理ですこれによりより高いレベルの水道水の安全性とおいしさを実現するとともにノウハウのマニュアル化と PDCA サイクルによる定期的な見直しによって

24 2 TOKYO 高度品質プログラム ( 東京都版水安全計画 ) 東京都水道局では最高水準の水質管理を目指して平成 20 年度から TOKYO 高度品質プログラム ( 東京都版水安全計画 ) を運用していますこの TOKYO 高度品質プログラムは水質管理手法の水安全計画によるリスクマネジメント浄水場 ( 所 ) における ISO 900 に準じた品質管理水質検査の信頼性を保証する ISO/IEC 7025 による精度の高い水質検査の三者を一体で運用する総合的な水質管理ですこれによりより高いレベルの水道水の安全性とおいしさを実現するとともにノウハウのマニュアル化と PDCA サイクルによる定期的な見直しによって将来にわたって東京都水道局の高い技術力の維持向上を図りますまたこうした東京都水道局の取組を積極的に情報発信することなどにより水道水への信頼性の更なる向上に努めていきます図 7 TOKYO 高度品質プログラムの構成 22

25 この水質検査計画についてのお客さまのご意見をお寄せくださいお客さまからのご意見は今後の水質検査計画作成の参考とさせていただきますお問合せ先及び宛先東京都水道局浄水部浄水課水質担当新宿区西新宿二丁目 8 番号東京都庁第二庁舎 5 階メール :suitekikun@waterworks.metro.tokyo.jp

水質分布表

水質分布表一般細菌 0 ~10 ~20 ~30 ~40 ~50 ~60 ~70 ~80 ~100 101~ 全体 1,516 1,445 70 1 0 0 0 0 0 0 0 0 表流水 446 412 34 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ダム湖沼 144 140 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 地下水 651 624 26 1 0 0 0 0 0 0 0 0 その他 275 269 6 0 0

目 次 基本方針... 2 水道事業のあらまし 水源から蛇口までの状況と留意すべき水質項目 定期的な水質検査の項目 地点及び頻度 臨時の水質検査 水質検査の方法 水質検査計画と検査結果の公表 水質検査結果の評価と

目次基本方針... 2 水道事業のあらまし水源から蛇口までの状況と留意すべき水質項目定期的な水質検査の項目地点及び頻度臨時の水質検査水質検査の方法水質検査計画と検査結果の公表水質検査結果の評価と