資産をめぐる税務 問答式 シリーズ相続と贈与に関する税務 相続税の申告と納付 共同相続人に行方不明の者がいる場合の遺産分割及び行方不明者の相続税の申告 質問 平成 29 年 1 月 母が死亡しました 相続人は長男である私を含め兄弟 4 人ですが 兄弟のなかに行方不明の者 ( 以下 Sといいます )

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1 わかりやすい税務判例 事例情報誌 刊No.1451 資産税広報 主なもくじ 資産をめぐる税務 [ 問答式 ] シリーズ相続と贈与に関する税務 相続税の申告と納付 共同相続人に行方不明の者がいる場合の遺産分割及び行方不明者の相続税の申告 2 シリーズ譲渡に関する税務 ゴルフ会員権の譲渡 600 万円で購入したゴルフ会員権の預託金の償還期間が到来し 150 万円が返還された 4 資産の評価に関する税務 土地の評価単位 位置及び形状から一団の土地として評価することが合理的と認められる場合とは 5 読者からの緊急相談 相続時精算課税の適用を受け父から取得した更地にアパートを建て賃貸している 7 判 審判事例特報上場株式等に係る譲渡損失の繰越控除の特例について 連続して確定申告書が提出されていないため適用することはできない 8 ニュース 所沢市 / ふるさと納税 / 税収計算 赤字 返礼品廃止 16 旬

2 資産をめぐる税務 問答式 シリーズ相続と贈与に関する税務 相続税の申告と納付 共同相続人に行方不明の者がいる場合の遺産分割及び行方不明者の相続税の申告 質問 平成 29 年 1 月 母が死亡しました 相続人は長男である私を含め兄弟 4 人ですが 兄弟のなかに行方不明の者 ( 以下 Sといいます ) がおります 相続税の申告の準備に取りかかりたいと思いますが この場合において 遺産分割やSの相続税の申告はどのように行えばよいのでしょうか ( 東京都 TS 氏 ) 回答 通常 遺産分割は 遺産及び遺産分割の当事者 ( 共同相続人 ) が確定された後 共同相続人の協議 家庭裁判所における調停等により行われますが 共同相続人のなかに行方不明者がいる場合には 共同相続人や家庭裁判所は戸籍上明記された身分に従うと法律上相続人とされる者を無視して分割することはできないし かといって 生死不明者の者の帰来を待つわけにもいきません そこで このような場合は 行方不明者の財産管理人 ( その者がおいた財産管理人 利害関係者 ( 共同相続人が含まれます ) 又は検察官の請求によって家庭裁判所が選任した財産管理人 ) が 家庭裁判所の許可を得た上で 他の共同相続人と遺産分割の協議を行うことができるとされています したがって まず ご質問の遺産分割の件については Sさんの財産管理人が定められていないのであれば あなた方が 家庭裁判所にSさんの財産管理人の選任を請求し それによって選任された財産管理人を分割当事者として進めることができるかと思われます

3 なお この家庭裁判所が選任した財産管理人は 不在者の財産目録を作成し 管理すべき財産の内容 範囲を確定した後 財産の現状維持 ( 保存 利用 改良行為の範囲内において 権利行使権限 権利義務設定権限及び処分権限を有します ) する職務を負うことから 法定代理人と解されています 次に 相続税の申告書の提出期限は 相続開始の日を相続人等が知った日の翌日から起算して10か月を経過する日となっています また その者が申告期限内に申告書を提出しないで死亡した場合には その者の相続開始があったことを知った日の翌日から起算して 10か月を経過する日までに その者の相続人等はその死亡した者が提出すべきであった申告書を提出しなければならないことになっています 一方 税務署長は その死亡の日を知ることができても 相続人等が相続開始を知ったかどうかを知ることができないことから 相続人等が提出すべき申告書の提出すべき申告書の提出期限前であっても その被相続人の死亡した日の翌日から起算して10か月を経過したときは その相続人等が申告すべき課税価格又は税額を決定することができることとされています したがって ご質問 Sさんの相続税の申告の件については 税務署長の決定を待てばよろしいかと思います ( もちろん あなたを含めSさん以外の相続人の方は 提出期限までに申告をする必要があります ) なお 決定を受けた場合の加算税及び延滞税については Sさんの相続税の申告書の提出期限及び法定納期限は Sさんが 相続の開始があったことを知った日 から10か月を経過する日になりますから Sさんが行方不明であり 相続の開始があったことを知らな とすれば その提出期限及び法定納期限は来しないことになりますので 課されることはありません 参照条文 = 相法 272 参考 相続開始があったことを知った日 相続開始があったことを知った日 とは 自己のために相続開始があったことを知った日をいいます 一般的に相続人は被相続人が死亡した日に相続開始があったことを知るものと思われますが 次に掲げる者については 次に掲げる日をいうものとして取り扱われています 1 民法第 30 条及び第 31 条の規定により失踪の宣告を受け死亡したものとみなされた者の相続人又は受遺者これらの者がその失踪の宣告があったことを知った日 2 民法第 787 条の規定による認知に関する裁判の確定により相続開始後において相続人となった者その者がその判決の確定を知った日 3 民法第 886 条の規定により 相続について既に生まれたものとみなされる胎児法定代理人がその胎児の生まれたことを知った日 4 遺贈 ( 被相続人から相続人に対する遺贈を除きます ) によって財産を取得した者自己のためにその遺贈があったことを知った日参照条文 = 相基通 27-4

4 シリーズ譲渡に関する税務 ゴルフ会員権の譲渡 600 万円で購入したゴルフ会員権の預託金の償還期間が到来し150 万円が返還された 質問 所有していたゴルフ会員権について 預託金の償還期間が到来したため 退会手続を行った上で預託金の返還請求を行いました この会員権は10 年ほど前に友人から600 万円で購入したものですが 返還された預託金は150 万円でした ゴルフ会員権の譲渡については 総合課税の譲渡所得となり 譲渡損失については損益通算ができるとのことですが 預託金の返還についても損益通算ができるのでしょうか ( 神奈川県 FT 氏 ) これにより預託金の償還を受けるという行為は 優先的施設利用権を自ら放棄して 単に貸付金債権を回収する行為であり ゴルフ会員権を譲渡したものとみることはできません したがって 譲渡所得の基因となる資産の譲渡により生じた損失には該当しないため 他の資産の譲渡による譲渡所得と通算することはできません また これにより償還不足額が生じたとしても その償還不足額は 家事上の損失 として 所得税の計算上考慮されません なお 預託金の額を下回る金額で第三者から会員権を取得していた者が ゴルフクラブからの退会に伴い その取得価額以上の預託金の償還を受けた場合には その所得は 雑所得となります 参照条文等 = 所法 所基通 33-6の2 回答 ゴルフ会員権に係る預託金返還請求権の行使は 通常一定の据置期間経過後に ゴルフクラブからの退会を条件に認められます

5 資産の評価に関する税務 土地の評価単位 位置及び形状から一団の土地として評価することが合理的と認められる場合とは 質問 私の父が 本年 1 月に死亡したため 父の所有していた宅地 ( 父の居住用の家屋の敷地 ) 農地及び山林を相続により取得しました これらはいずれも市街化区域に所在し 土地の位置及び形状は 下図のとおりです 山林宅地農地道路このような場合 宅地については1 区画の宅地として評価し 農地及び山林については 一団の土地として評価しても差し支えないでしょうか ( 千葉県 HK 氏 ) 回答 宅地の価額は 1 画地の宅地ごとに評価することに定められており 1 画地の宅地とは 利用の単位となっている1 区画の宅地をいうものとされています この場合の 1 画地の宅地 の判定は 原則として 1 宅地の所有者による自由な使用収益を制約する他者の権利 ( 原則として使用貸借による使用借権を除きます ) の存在の有無により区分し 2 他者の権利が存在する場合には その権利の種類及び権利者の異なるごとに区分して判定します ところで 市街化調整区域以外の都市計画区域で市街地的形態を形成する地域において 市街地農地 ( 生産農地を除きます ) や市街地山林は 宅地化が進展している地域に存していることから 将来的には宅地化の可能性が高く その取引価額も宅地の価額の影響を強く受けており これらの価額については 宅地の価額を基礎に形成されているものと認められますので 市街地農地や市街地山林の評価方法は それらの土地が宅地であるとした場合の1m2当たりの価額から その農地 山林等を宅地に転用する場合において通常必要と認められる1m2当たりの造成費に相当する金額として地域ごとに国税局長が定めた金額を控除した金額に その農地 山林等の地積を乗じて計算した金額によって評価する いわゆる宅地比準方式により評価することとされています

6 算式 その農地が宅地であるとし 1m2当た - りの宅地 地積た場合の1m2当たりの価額造成費 = 市街地農地 ( 山林 ) の評価額また 市街地農地や市街地山林の価額について 宅地の価額を基礎にするという考え方は評価方法についてだけでなく 評価単位についても妥当します すなわち 土地の評価は 原則として 地目の別に評価することとされ 農地については耕作の単位となっている1 区画の農地ごとに 山林については1 筆の山林ごとにそれぞれ評価することとされていますが 宅地比準方式により評価する農地や山林については 耕作の単位となっている 1 区画の農地ごとに 山林については1 筆の山林ごとに評価するのではなく 宅地としての効用を果たす規模や形状等の観点から評価単位を考える必要があります そこで 平成 11 年 7 月の財産評価基本通達の一部改正により 宅地比準方式により評価する市街地農地 市街地周辺農地 市街地山林及び市街地原野については 利用の単位となっている一団の農地 山林又は原野を評価単位とすることとされました そこで このような評価方法の同一性に着目して 地目の別に評価する土地の評価単位の例外として その形状 地積の大小 位置等からみて一団として評価することが合理的と認められるときは その一団の土地ごとに評価することが適当であると考えられます 平成 11 年 7 月の財産評価基本通達の一部改正において 市街化調整区域以外の都市計画区域で市街地的形態を形成する地域に存する 宅地比準方式により評価する市街地農地 市街地山林 市街地原野及び宅地と状況が類似する雑種地のいずれか2 以上の地目が隣接しており 全体を一団として評価することが その形状 地積の大小 位置等からみて合理的と認められる場合には その全体を一団の土地として評価すると定められ 上記の考え方が明らかにされました したがって ご質問の場合 宅地については 居住用家屋の敷地ですので宅地全体を1 区画の宅地として評価し 農地及び山林については その形状 地積の大小 位置等からみて一団として評価することが合理的と認められる場合には 一団の土地として評価することになるものと考えます 参照条文 = 評基通 7-2(1) さらに ご質問のように市街地農地及び市街地山林が隣接しているような場合 その規模 形状 位置関係等からこれらの土地が一団の土地として価格形成されることもあります これらの農地及び山林は 近隣の宅地の価額の影響を強く受けることから 原則として 宅地比準方式により評価することとなっており 基本的な評価方式はいずれも同じです

7 読者からの緊急相談 相続時精算課税の適用を受け父から取得した更地にアパートを建て賃貸している 質問 父から贈与により取得した更地について 相続時精算課税の適用を受けました その後 その更地にアパートを建て賃貸しています 父の相続に際しては 更地が相続税の課税対象になるのでしょうか それとも アパートの敷地として相続税の課税を受けることになるのでしょうか また アパートの賃貸収入は相続税の課税対象にとなりますか ( 東京都 YH 氏 ) 受贈者の選択により相続時精算課税の適用を受けた場合には その生前贈与財産は その贈与者の相続開始時に 贈与時の価額で相続財産に取り込まれ 相続税と贈与税の一体課税を受けるとともに すでに納付された贈与税額は控除される形で精算を受けることになります 贈与により取得した財産についてその後利用形態を変えたとしても 相続時精算課税の適用を受けた贈与財産は 相続開始の時においても贈与時の財産形態のままで かつ 贈与時の価額で相続財産に合算されます したがって ご質問の場合 生前贈与を受けた更地をその後アパートの敷地として利用し 相続開始の時点では貸家建付地となっていますが 相続財産に合算する金額は 贈与時の利用状況である更地として贈与時の価額で計算されるものと考えます ところで その後その更地にアパートを建て得た賃料収入は贈与を受けたものではなく 贈与財産の賃貸により得られたものであり 一体課税の対象とはなりません したがって 相続税の課税財産にはならないものと考えます 回答 相続時精算課税の制度とは 原則として60 歳以上の父母又は祖父母から 20 歳以上の子又は孫に対し 財産を贈与した場合において選択できる贈与税の制度です 参照条文等 = 相法 21の2 21の5 21の9~21の の2 相令 5 相規 措法 70の2の4 70の2の6

8 判 審判事例特報 上場株式等に係る譲渡損失の繰越控除の特例について 連続して確定申告書が提出されていないため適用することはできない 棄却 国税不服審判所 = 平成 28 年 3 月 7 日 裁決 問題 事実 請求人は上場株式等に係る譲渡損失の繰越控除の特例を適用した (1) 事案の概要審査請求人 ( 以下 請求人という ) が 平成 24 年分の所得税に係る更正の請求及び平成 25 年分の所得税等の確定申告において 株式等に係る譲渡所得等の金額の計算上 上場株式等に係る譲渡損失の繰越控除の特例を適用したところ 原処分庁が 平成 22 年分及び平成 23 年分の所得税の各確定申告書の提出が平成 24 年分の所得税の確定申告 書の提出後であるため 当該特例の適用要件である その後において連続して確定申告書を提出している場合 に該当しないことなどから当該特例を適用することはできないとして 更正をすべき理由がない旨の通知処分及び更正処分をしたのに対し 請求人が 通知処分の全部及び更正処分の一部の取消しを求めた (2) 関係法令の要旨イ租税特別措置法 ( 平成 25 年法律第 5 号による改正前のものをいい 以下 措置法という ) 第 37 条の10 株式等に係る譲渡所得等の課税の特例 第 1 項は 居住者等が株式等の譲渡をした場合には 当該株式等の譲渡による譲渡所得等については 他の所得と区分し所得税を課する旨 また この場合において 株式等に係る譲渡所得等の金額の計算上生じた損失の金額があるときは 所得税法その他所得税に関する法令の規定の適用については 当該損失の金額は生じなかったものとみなす旨規定している

9 ロ措置法第 37 条の12の2 上場株式等に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除 第 6 項は 確定申告書を提出する居住者等が その年の前年以前 3 年内の各年において生じた上場株式等に係る譲渡損失の金額 ( この項の規定の適用を受けて前年以前において控除されたものを除く ) を有する場合には 同法第 37 条の10 第 1 項後段の規定にかかわらず 当該上場株式等に係る譲渡損失の金額に相当する金額は 当該確定申告書に係る年分の株式等に係る譲渡所得等の金額及び上場株式等に係る配当所得の金額を限度として 当該年分の当該株式等に係る譲渡所得等の金額及び上場株式等に係る配当所得の金額の計算上控除する旨規定している ハ措置法第 37 条の12の2 第 8 項は 同条第 6 項の規定は 居住者等が同条第 7 項に規定する上場株式等に係る譲渡損失の金額が生じた年分の所得税につき当該上場株式等に係る譲渡損失の金額の計算に関する明細書その他の財務省令で定める書類の添付がある確定申告書を提出し かつ その後において連続して確定申告書を提出している場合であって 同条第 6 項の確定申告書に同項の規定による控除を受ける金額の計算に関する明細書その他の財務省令で定める書類の添付がある場合に限り 適用する旨規定している ニ措置法第 37 条の12の2 第 9 項は 同条第 6 項の規定を適用する場合における同条第 8 項の確定申告書の提出がなかったとき又は同項の書類の添付がない確定申告書の提出があったときについて 同条第 4 項の規定を準用する旨規定している ホ措置法第 37 条の12の2 第 4 項は 税務署長は 同条第 3 項の確定申告書の提出がなかった場合又は同項の記載若しくは添付が ない確定申告書の提出があった場合においても その提出又は記載若しくは添付がなかったことについてやむを得ない事情があると認めるときは 当該記載をした書類及び同項の財務省令で定める書類の提出があった場合に限り 同条第 1 項 ( 上場株式等の譲渡損失と配当所得との損益通算 ) の規定を適用することができる旨規定している (3) 基礎事実以下の事実は 請求人と原処分庁との間に争いがなく 審判所の調査の結果によってもその事実が認められる イ株式等に係る譲渡所得等の金額に関する確定申告から平成 26 年 11 月 5 日の更正の請求に至るまでの事実経過 ( 下記の括弧内の日付は 申告又は請求をした日である ) ( イ ) 平成 24 年分の所得税の確定申告 ( 平成 25 年 3 月 15 日 ) 請求人は 株式等に係る譲渡所得等の金額を 円 (1) と記載した平成 24 年分の所得税の確定申告書を原処分庁に提出して 平成 24 年分の所得税の確定申告をした なお 上記申告書には 措置法第 37 条の12 の2 第 6 項に規定する特例 ( 以下 本件特例という ) を適用する旨の記載はなかった ( ロ ) 平成 22 年分の所得税の確定申告 ( 平成 25 年 9 月 30 日 ) 請求人は 株式等に係る譲渡所得等の金額を 円及び翌年以後に繰り越される上場株式等に係る譲渡損失の金額を 円 (1) と記載した平成 22 年分の所得税の確定申告書を原処分庁に提出して 平成 22 年分の所得税の確定申告をした ( ハ ) 平成 23 年分の所得税の確定申告 ( 平成 25 年 9 月 30 日 ) 請求人は 株式等に係る譲渡所得等の金額を 円 (1) 及び翌年以後に繰り

10 越される上場株式等に係る譲渡損失の金額を 円 (2)( 上記 ( ロ ) の1の金額 円と上記 1の損失の金額 円との合計金額 ) と記載した平成 23 年分の所得税の確定申告書を原処分庁に提出して 平成 23 年分の所得税の確定申告をした ( ニ ) 平成 25 年分の所得税等の確定申告 ( 平成 26 年 3 月 15 日 ) 請求人は 株式等に係る譲渡所得等の金額を 円 (1) 及び当該金額から差し引く上場株式等に係る譲渡損失の金額を 円 ( 上記 ( ハ ) の2の金額 円から上記 ( イ ) の1の金額 円を控除した金額 ) と記載した平成 25 年分の所得税等の確定申告書を原処分庁に提出して 平成 25 年分の所得税等の確定申告をした ( ホ ) 平成 23 年分の所得税の修正申告 ( 平成 26 年 11 月 4 日 ) 請求人は 原処分庁所属の職員の調査に基づき 株式等に係る譲渡所得等の金額及び上場株式等に係る配当所得の金額に誤りがあったとして 株式等に係る譲渡所得等の金額を 円 上場株式等に係る配当所得の金額を 円とした上で 当該配当所得の金額と損益通算した後の株式等に係る譲渡所得等の金額を 円 (1) 及び翌年以後に繰り越される上場株式等に係る譲渡損失の金額を 円 ( 上記 ( ロ ) の1の金額 円と上記 1の損失の金額 円との合計金額 以下 本件譲渡損失額という ) と記載した平成 23 年分の所得税の修正申告書を原処分庁に提出して 平成 23 年分の所得税の修正申告をした ( ヘ ) 平成 24 年分の所得税の更正の請求 ( 平成 26 年 11 月 5 日 ) 請求人は 措置法第 37 条の12の2 第 9 項の規定により株式等に係る譲渡所得等の金 額の計算上 本件特例を適用し得るとして 株式等に係る譲渡所得等の金額を零円とし 加えて給与所得の金額を 円と記載した更正の請求書を原処分庁に提出して 平成 24 年分の所得税の更正の請求 ( 以下 本件更正の請求という ) をした ロ本件更正の請求以後の処分に係る事実経過 ( いずれの処分も平成 26 年 12 月 22 日付 ) ( イ ) 本件更正の請求に対する更正をすべき理由がない旨の通知処分原処分庁は 1 平成 22 年分及び平成 23 年分の所得税の各確定申告書の提出が平成 24 年分の所得税の確定申告書を提出した後であるため 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する その後において連続して確定申告書を提出している場合 には当たらないこと及び2 同条第 9 項の規定は適用されないことなどから 株式等に係る譲渡所得等の金額の計算上 本件譲渡損失額について本件特例を適用できないとして 更正をすべき理由がない旨の通知処分 ( 以下 本件通知処分という ) をした ( ロ ) 平成 24 年分の所得税の更正処分等原処分庁は 株式等の譲渡所得等の金額を 円 ( 上記イの ( イ ) の1と同額 ) とした上で 本件更正の請求のとおり 給与所得の金額を 円とするなどして 更正処分及び本件賦課決定処分をした ( ハ ) 平成 25 年分の所得税等の更正処分等原処分庁は 1 平成 24 年分の所得税の確定申告書には上場株式等に係る譲渡損失の金額に関する明細書等が添付されていなかったこと及び2 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する その後において連続して確定申告書を提出している場合 には当たらないことから 株式等に係る譲渡所得等の金額の計算上 本件特例は適用できず 上

11 記イの ( ニ ) の上場株式等に係る譲渡損失の金額 円は控除できないとして 株式等に係る譲渡所得等の金額を 円 ( 上記イの ( ニ ) の1と同額 ) などとする更正処分及び過少申告加算税の賦課決定処分をした (4) 争点争点は 平成 24 年分及び平成 25 年分の株式等に係る譲渡所得等の金額の計算上 本件譲渡損失額について 本件特例を適用し得るか否かであり 具体的には 以下の2 点である 1 請求人は 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する その後において連続して確定申告書を提出している場合 に該当するか否か ( 争点 1) 2 仮に 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する要件を満たさないとしても 請求人には 確定申告書の提出又は書類の添付がなかったことにつき 同条第 9 項が準用する同条第 4 項に規定する やむを得ない事情 があるか否か ( 争点 2) 請求人の主張 更正の請求等により 連続性が確認できれば 要件を充足すると解される (1) 請求人は 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する その後において連続して確定申告書を提出している場合 に該当するか否か ( 争点 1) 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する 連続して確定申告書を提出している場合 については 上場株式等に係る譲渡損失の 金額が生じた年分の確定申告書が 本件特例の適用を受ける年分の確定申告書の後に提出されても 修正申告又は更正の請求等により 結果として 上場株式等に係る譲渡損失の金額に関する株式等に係る譲渡所得等の金額の計算の連続性が確認できれば 上記要件を充足すると解される したがって 平成 24 年分 ( 本件特例を適用する年分 ) の確定申告書を提出した後に 平成 22 年分及び平成 23 年分 ( 上場株式等に係る譲渡損失の金額が生じた年分 ) の各確定申告書を提出した場合であっても 平成 24 年分について 本件特例の適用を求める本件更正の請求により 上場株式等に係る譲渡損失の金額に関する株式等に係る譲渡所得等の金額の計算の連続性を確認し得ること また 平成 25 年分についても当該計算の連続性が確認し得るのであるから 請求人は 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する その後において連続して確定申告書を提出している場合 に該当する なお 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する 連続して確定申告書を提出している場合 が 確定申告書の提出の順序に係る時系列を意味するものでないことは 租税特別措置法 ( 株式等に係る譲渡所得等関係 ) の取扱いについて ( 平成 27 年 7 月 7 日課資 3-4ほか国税庁長官通達による改正前のもの 以下 措置法通達という )37の 12の2-5 更正の請求による更正により上場株式等に係る譲渡損失の金額があることとなった場合 において 上場株式等に係る譲渡損失の金額の計算に関する明細書等の添付がなく提出された確定申告書について 更正の請求により新たに同項に規定する要件を充足した場合に 本件特例の適用を認めていることから推測できる

12 (2) 仮に 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する要件を満たさないとしても 請求人には 確定申告書の提出又は書類の添付がなかったことにつき 同条第 9 項が準用する同条第 4 項に規定する やむを得ない事情 があるか否か ( 争点 2) 措置法第 37 条の12の2 第 9 項が準用する同条第 4 項に規定する やむを得ない事情 とは 納税者の申告に係る選択の誤りの修正を認める場合に使用される要件であるから 納税者の意思の不備 ( 錯誤 ) を本来の意思に補完する目的である当該規定の適用要件を限定的に解することは その目的に反し また 当該規定の適用要件は幅広く認められるべきであるから 請求人の次のイ及びロの事情は 同項に規定する やむを得ない事情 に該当する イ平成 24 年分について平成 24 年分の確定申告書の提出時においては 本件特例を適用できること及び確定申告書の提出の連続性が要件であることを知らなかったことから 1 平成 23 年分及び平成 24 年分の各確定申告書を連続して提出しなかったこと及び2 本件特例の適用に当たり必要な書類を提出しなかったことについて 税法の不知というやむを得ない事情がある ロ平成 25 年分について平成 25 年 9 月 30 日の平成 24 年分の所得税の更正の請求に際して 税務署の職員から本件特例を適用できない旨の指導を受けたために 当該更正の請求時に平成 24 年分の本件特例の適用に当たり必要な書類を提出することができなかったのであるから 平成 25 年分の確定申告書の提出前に 平成 24 年分の本件特例の適用に当たり必要な書類が提出できなかったことについて 職員の指導というやむを得ない事情がある 原処分庁の主張 平成 24 年分を平成 22 年分及び23 年分の各確定申告書よりも先に提出している (1) 請求人は 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する その後において連続して確定申告書を提出している場合 に該当するか否か ( 争点 1) 措置法第 37 条の12の2 第 8 項は単に 連続して確定申告書を提出している場合 と規定しているのではなく その後において連続して確定申告書を提出している場合 と限定的に規定しているから 本件特例を適用する上で 上場株式等に係る譲渡損失の金額が生じた年分の確定申告書が 本件特例の適用を受ける年分の確定申告書よりも先に提出されていることを前提としていることは 条文上明らかである したがって 請求人は平成 24 年分の確定申告書を平成 22 年分及び平成 23 年分の各確定申告書よりも先に提出しているため 平成 24 年分については 措置法第 37 条の12の 2 第 8 項に規定する要件を欠くことになる そして 平成 25 年分の株式等に係る譲渡所得等の金額の計算上 本件特例を適用するためには 平成 24 年分において 本件譲渡損失額に係る純損失等の金額 ( 措置法第 37 条の12の2 第 12 項の規定により読み替えられた国税通則法第 2 条 定義 第 6 号ハに規定する純損失等の金額をいう ) が生じている必要があるところ 上記のとおり 平成 24 年分は措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する要件を欠いているから 本件譲渡損失額に係る純損失等の金額が生じていないことになり 平成 25 年分において本件譲渡損失額を繰り越すことはできない

13 (2) 仮に 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する要件を満たさないとしても 請求人には 確定申告書の提出又は書類の添付がなかったことにつき 同条第 9 項が準用する同条第 4 項に規定する やむを得ない事情 があるか否か ( 争点 2) イ措置法第 37 条の12の2 第 9 項が準用する同条第 4 項の やむを得ない事情 をしんしゃくするには その前提として 同条第 6 項の規定を適用する場合における同条第 8 項の確定申告書の提出がなかったとき又は同項の書類の添付がない確定申告書の提出があったときに限られる 請求人の場合 やむを得ない事情 をしんしゃくする必要があるのは 措置法第 37 条の12の2 第 6 項の規定を適用している平成 25 年分のみであり 平成 22 年分ないし平成 24 年分については同項の規定の適用はないことから やむを得ない事情 をしんしゃくする必要はないし 平成 25 年分については 同項の適用要件である同条第 8 項に規定する その後において連続して確定申告書を提出している場合 に該当しないことから こちらも前提要件を欠く よって 請求人の主張する やむを得ない事情 について判断するまでもなく 措置法第 37 条の12の2 第 9 項の規定の適用はない ロなお 念のため 措置法第 37 条の12の2 第 4 項に規定する やむを得ない事情 について判断すると この やむを得ない事情 とは 納税者の責めに帰すことのできない客観的事情をいい 納税者の税法の不知若しくは誤解又は事実誤認などの主観的事情はこれに当たらないと解されているところ 請求人が主張する事情は いずれも主観的事情であると認められることから 当該事情は 同項に規定する やむを得な い事情 には該当せず 他に請求人の責めに帰すことのできない客観的事情があったとも認められない 結論 裁決 その後において連続して確定申告書を提出している場合 には該当しない (1) 請求人は 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する その後において連続して確定申告書を提出している場合 に該当するか否か ( 争点 1) イ法令解釈措置法第 37 条の12の2 第 8 項は 同法第 37 条の10 第 1 項後段の特例として 一定の上場株式等に係る譲渡損失の金額につき 株式等に係る譲渡所得等の金額の計算上控除できることとする同法第 37 条の12の2 第 6 項 ( 本件特例 ) の手続要件を定めるものである そして 上記手続要件については 上記 関係法令の要旨 のハのとおり 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に 上場株式等に係る譲渡損失の金額が生じた年分の所得税につき 確定申告書を提出し かつ その後において連続して確定申告書を提出している場合であって と規定されているところ 上場株式等に係る譲渡損失の金額が生じた年分の確定申告書の提出と本件特例の適用を受ける年分の確定申告書の提出との先後関係については 同項が その後において と規定していることからすれば 上場株式等に係る譲渡損失の金額が生じた年分の確

14 定申告書の提出が先であることは 文理上明らかである 加えて 上記 関係法令の要旨 のロのとおり 措置法第 37 条の12の2 第 6 項が 上場株式等に係る譲渡損失の金額 ( この項の規定の適用を受けて前年以前において控除されたものを除く ) と規定し 本件特例の適用を受ける年分において控除する上場株式等に係る譲渡損失の金額から 当該年分の前の年分において既に控除された当該譲渡損失の金額を除いていることからすれば 上場株式等に係る譲渡損失の金額が生じた年分の確定申告書の提出後に 順次その後の年分の確定申告書が提出され 当該譲渡損失の金額も順次控除することを予定しているといえるのであって 同条第 8 項の規定は 本件特例の適用を受ける年分より前の各年分に生じていた当該譲渡損失の金額と本件特例の適用を受ける年分において控除する当該譲渡損失の金額とを逐次明らかにさせることにより 税額の計算の安定を確保し もって租税法律関係の明確化を図るものと解される そうすると 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する その後において連続して確定申告書を提出している場合 とは 上場株式等に係る譲渡損失が生じた年分の確定申告書を提出した後に その後の年分の確定申告書が順次連続して提出されている場合をいうものと解される ロ当てはめ請求人は 上記 基礎事実 のイの ( イ ) ないし ( ハ ) のとおり 平成 22 年分及び平成 23 年分の各確定申告書を提出した平成 25 年 9 月 30 日より前の同年 3 月 15 日に 平成 24 年分の確定申告書を提出しており 平成 22 年分 平成 23 年分 平成 24 年分及び平成 25 年分の各確定申告書を順次提出していない のであるから 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する その後において連続して確定申告書を提出している場合 には該当しない ハ請求人の主張について請求人は 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する 連続して確定申告書を提出している場合 とは 1 修正申告又は更正の請求等により 結果として上場株式等に係る譲渡損失の金額に関する株式等に係る譲渡所得等の金額の計算の連続性が確認できればよく 2 措置法通達 37の12の2-5の定めからすれば 確定申告書の提出の順序に係る時系列を意味するものでないことは推測し得る旨主張する しかしながら 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する その後において連続して確定申告書を提出している場合 については 上記イのとおりであり また 措置法通達 37の12の2-5の定めは 同項に規定する 上場株式等に係る譲渡損失の金額が生じた年分の所得税につき 書類の添付がある確定申告書を提出 した場合に関する法令解釈通達であって その後において連続して確定申告書を提出している場合 に関する法令解釈通達ではないから 請求人の主張はいずれも採用することができない (2) 仮に 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する要件を満たさないとしても 請求人には 確定申告書の提出又は書類の添付がなかったことにつき 同条第 9 項が準用する同条第 4 項に規定する やむを得ない事情 があるか否か ( 争点 2) イ法令解釈等措置法第 37 条の12の2 第 8 項は 上記 (1) のイのとおり 税額の計算の安定を確保し

15 もって租税法律関係の明確化を図る趣旨のものと解されるところ 同条第 9 項は 同条第 8 項に規定する手続要件を満たしていないにもかかわらず なお同条第 6 項 ( 本件特例 ) の適用を認めるものであるから 同条第 9 項が準用する同条第 4 項に規定する やむを得ない事情 とは 天災 交通途絶その他の納税者の責めに帰することのできない客観的な事情をいい 納税者の法の不知や事実の誤認等の主観的な事情はこれに当たらないものと解するのが相当である なお 納税者の意思すなわち主観的事情を踏まえつつ 措置法第 37 条の12の2 第 4 項を幅広く適用すべき旨の請求人の主張は 独自の見解をいうものであって 採用の限りでない ロ当てはめ請求人は 平成 24 年分については 税法の不知というやむを得ない事情がある旨主張するが 上記イのとおり 納税者の法の不知という主観的な事情は 措置法第 37 条の12の2 第 4 項に規定する やむを得ない事情 に当たらない また 請求人は 平成 25 年分については 平成 24 年分の所得税の更正の請求の際に 本件特例の適用に当たり必要な書類が提出できなかったことにつき 職員の指導というやむを得ない事情がある旨主張するが そもそも措置法第 37 条の12の2 第 9 項は 一定の書類の添付がない確定申告書の提出があった場合を前提としている上 上記 (1) のロのとおり 請求人は 同条第項に規定する その後において連続して確定申告書を提出している場合 には該当しないから 本件特例が適用できない旨の職員の指導は 適正な指導であったと認められ 職員の当該指導は 同条第 4 項に規定する やむを得ない事情 に当たらない その他に 天災 交通途絶その他の納税者の責めに帰することのできない客観的な事情は見当たらず 請求人には 確定申告書の提出又は書類の添付がなかったことにつき 措置法第 37 条の12の2 第 9 項が準用する同条第 4 項に規定する やむを得ない事情 があるとは認められない (3) 争点に係る結論請求人は 上記 (1) 及び (2) のとおり 措置法第 37 条の12の2 第 8 項に規定する要件を満たしておらず また 同条第 9 項が準用する同条第 4 項に規定する やむを得ない事情 もないから 本件譲渡損失額について 平成 24 年分及び平成 25 年分の株式等に係る譲渡所得等の金額の計算上 本件特例を適用することはできない (4) 本件通知処分及び本件各更正処分の適法性について上記 (3) のとおり 本件譲渡損失額について本件特例を適用することはできないことを前提にすれば 本件通知処分は適法であり また 請求人の平成 24 年分の所得税及び平成 25 年分の所得税等の納付すべき税額を計算すると いずれも本件各更正処分における納付すべき税額と同額となるから 本件各更正処分は いずれも適法である 参照条文等 租税特別措置法 ( 平成 25 年法律第 5 号による改正前のもの ) 第 37 条の12の2

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