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1 日アセアン包括的経済連携 (AJCEP) 協定について Brunei Myanmar Japan Cambodia Indonesia Philippines Singapore Laos Thailand Malaysia Vietnam 2008 年 11 月

2 目次 アセアンと日本についての基礎知識 1. アセアンの概要 2. 日アセアン間の経済概況 AJCEP 協定について 3.AJCEPの意義 4.AJCEP 協定の名称と構成 5. 発効 ステージング 8 6. アセアンとの二国間 EPAとの関係 7. 交渉経緯とその他の分野 物品貿易について 8. 物品貿易 ( 総論 ) 9. 物品貿易 ( 補足 AJCEPモダリティ (= 自由化方式 )) 10. 物品貿易 ( 補足 CLMVとの貿易概況 ) 物品貿易 ( 補足 アセアン6との貿易概況 ) 物品貿易 ( 主要品目の自由化内容 ) 13. 譲許表の読み方について 14. アセアン各国譲許表早理解 原産地規則について 16. 問い合わせ先 ホームページ

3 日本とアセアンの基礎情報 2

4 1. アセアンの概要 基礎データ 加盟国 : ブルネイ カンボジア インドネシア ラオスマレーシア ミャンマー フィリピン シンガポール タイ ベトナム計 10カ国 面積 : 約 448 万平方キロメートル ( 日本の約 12 倍 ) 人口 : 約 5 億 6,311 万人 (2007 年 ) ( 日本の約 4.4 倍 ) GDP: 約 1 兆 2,729 億ドル (2007 年 ) ( 日本の 29.1%) 一人当たり GDP: 約 2,260 ドル (2007 年 ) ( 日本の 6.6%) 貿易 ( 輸出 + 輸入 ): 約 1 兆 7,070 億円 (2007 年 ) ( 日本の 127.8%) アセアンの貿易 9,000 8,500 9,000 8,000 8,500 7,500 8,000 7,000 7,500 6,500 7,000 6,000 6,500 5,500 6,000 5,500 5,000 5,000 4,500 4,000 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 1,500 1,000 1, アセアン貿易の推移 ( 億米ドル ) ( 億米ドル ) ASEAN 貿易の推移 輸出 輸出輸入貿易収支輸入貿易収支 年々増加 特に 07 年の貿易額は前年に比べて大きく増加 ( 対前年比約 16% 増加 ) アセアンにとって日本は中国 EU に次ぐ第 3 位の貿易相手 日本にとってアセアンは中国 米国につぐ第 3 位の貿易相手 (2007 年 ) 出所 ) 外務省 HP, アセアンセンター HP アセアンの FTA( 括弧内は発効年 ) アセアン (AFTA)(1992 年 ) 中国アセアン (2005 年 ) 韓国アセアン (2007 年 )( 印アセアン ( 交渉中 ) 豪 NZ アセアン ( 大筋合意 )) 3

5 2. 日アセアン間の経済概況 貿易の概況 日本の ASEAN への輸出 9 兆 6,454 億円 非鉄金属製品 6.8% 化学工業製品 ( プラスチック及びその製品除く ) 8.0% 土石窯業品 1.1% 繊維衣料製品 (1.4%) 輸送機器 ( 自動車除く ) 2.0% その他 2.4% 石油 燃料 2.2% 精密機械 3.6% プラスチック プラスチック製品 3.7% 日本企業の生産拠点の進出で部品の輸出が多い 一体化した生産ネットワーク 自動車 9.7% 鉄鋼 鉄鋼製品 11.1% 電気機械 26.7% 一般機械 21.6% 日本の ASEAN からの輸入 9 兆 8,475 億円 自動車 1.4% その他, 雑品 1.8% 3.5% 精密機械 2.2% プラスチック プラスチック製品 2.3% 繊維衣料製品 2.6% 鉱物性製品 4.4 % 化学工業製品 ( プラスチック及びその製品除く )6.0% 非鉄金属製品 7.1% 一般機械 9.1% 農林水産品 11.7% 石油 燃料 29.2 % 電気機械 18.5% 投資の概況 例えば タイ向け自動車及び自動車部品の輸出のうち 77% 以上は 自動車部品 出所 ) 日本貿易統計 2007 日本から見たアセアン 東アジア最大の投資先 アセアンから見た日本 中韓に比較し多額の投資蓄積 インド 0.5% 台湾 0.8% 韓国 1.3% 香港 1.6% 豪 NZ 3.0% その他 1 6.2% EU 3 1.5% その他 31.4% EU 28.5% 中国 4.9% ASEAN 9.3% 北米 3 0.8% 出所 ) 財務省 対外及び対内直接投資状況 ( 平成 16 年度まで ) 日本からの対外直接投資 対外直接投資累計 :51 兆 6,512 億円対アセアン 4 兆 8,032 億円 ( 年度累計 ) 中国 1.0% 韓国 1.6% 台湾 2.7% 香港 3.0% 米国 15.5% 日本 16.2% アセアン域外からの対アセアン直接投資 域外国投資累計 :2,922 億ト ル日本投資累計 :497 億ト ル ( 年累計 ) 出所 ) アセアン事務局 FDI FLOWS TO ASEAN BY COUNTRY OF ORIGIN

6 AJCEP 協定について 5

7 3. AJCEP 協定の意義 アセアン 10 カ国との EPA CLM(V 1) と初の EPA アセアン各国との二国間 EPA に加え 増える選択肢 ( 詳細は 6. アセアンとの二国間 EPA との関係 へ ) 日アセアン生産ネットワークでの EPA 税率の利用 原産地規則における累積規定 ( 2) が日本及びアセアン域内 ( 注 : 締約国のみ ) で適用されることにより 日アセアン域内での特恵の利用可能性が広がる 例えば 日本からの部品を用いてアセアン域内で加工した製品を アセアン域内へ輸出する場合 これまで AFTA の原産地規則を満たせず AFTA を利用できないケースもあったが AJCEP の特恵を利用できる可能性を提供する 日アセアン包括的経済連携 (AJCEP) の活用例 ( 日アセアン生産ネットワークにおける関税撤廃メリット ) 日本で生産した部品を用いてアセアン域内で製品に加工し 同域内に供給する生産ネットワークにおける関税撤廃を実現 A J C E P 締結前 アセアン域外国 アセアン J 最終製品部品 材料 I H 部品 G A 国 完成品 通常の税率 ( 高関税 ) F E B D C 部品 ( 例 ) アセアン域内付加価値 40% 未満 AJCEP 域外 アセアン域内 日本 日本 AFTA の適用基準が ASEAN 域内付加価値率 40% の場合 A J C E P 締結後 ASEAN 域外国 ASEAN 最終製品部品 材料 I J H 部品 G A 国 完成品 AJCEP 0% 関税 F E B D C ( 例 ) 日本 日アセアン付加価値 40% 以上 AJCEP 域外 部品 アセアン域内 日本 AFTA および二国間 EPA の原産地規則が AJCEP の原産地規則を満たすものに限る 1 ベトナムとは二国間 EPA( 日越 EPA) を交渉 08 年 9 月大筋合意済 早期の署名 発効が期待される 他方 AJCEP において ベトナムとは 12/1 から利用可能に 2 第 29 条 例えば 日本企業が本協定上の日本原産の部品を用いて ある産品をタイで生産し 本協定の下でタイからマレーシアに輸出する場合に 当該日本原産の部品がタイの原産の部品とみなされるというルール 6

8 4. AJCEP 協定の名称と構成 正式名称 包括的な経済上の連携に関する日本国及び東南アジア諸国連合構成国の間の協定 Agreement on Comprehensive Economic Partnership among Japan and Member States of the Association of Southeast Asian Nations 締結主体日本およびアセアン構成国の計 11 カ国 日本とアセアン間のみではなく アセアン構成国間を含め 11 カ国全ての締約国の間の法的関係を規定 ( 英語の正文の総ページ数 : 約 3600 ページ ) 協定の構成 第 1 章総則 第 9 章紛争解決! AJCEP は各国 1 つ譲許表を持ちます ( 計 11 の譲許表 ) アセアン間の貿易も AJCEP 譲許表を利用します アセアン各国の譲許表は英語のみの公開です 各締約国が 他の締約国に等しく適用される単一の譲許表を適用する共通譲許方式 各国ごとに 1 つずつ ( 合計 11) の譲許表 (HS2002 年版に基づく ) を作成 第 2 章物品の貿易第 3 章原産地規則第 4 章衛生植物検疫措置 第 5 章任意規格 強制規格及び適合性評価手続き第 6 章サービスの貿易 第 7 章投資第 8 章経済協力 第 10 章最終規定 附属書 1 関税の撤廃又は引き下げに関する表 ( 譲許表 ) 附属書 2 品目別規則 附属書 3 情報技術製品 附属書 4 運用上の証明手続き 附属書 5 経済的協力のための事業計画 特に物品の貿易に関係するところ 第一部 一般的注釈 第七部 第一節ミャンマーの表についての注釈 第二節ミャンマーの表 第二部 第三部 第四部 第五部 第六部 第一節ブルネイの表についての注釈第二節ブルネイの表 第一節カンボジアの表についての注釈第二節カンボジアの表 第一節インドネシアの表についての注釈第二節インドネシアの表 第一節ラオスの表についての注釈第二節ラオスの表 第一節マレーシアの表についての注釈第二節マレーシアの表 第八部 第九部 第十部 第十一部 第十二部 第一節フィリピンの表についての注釈第二節フィリピンの表 シンガポールの表 第一節タイの表についての注釈第二節タイの表 第一節ベトナムの表についての注釈第二節ベトナムの表 第一節日本国の表についての注釈第二節日本国の表 協定は 外務省のHPに掲載されています アセアン各国の譲許表 ( 附属書 1) は英文の条文にのみ記載されています また 経済産業省のAJCEP のページからもリンクされています 外務省 AJCEP Agreement 経済産業省 AJCEPのページ 7

9 5. 発効 ステージング! 12/1 から利用できるのは日本をいれて 5 カ国です 残りの国とも早期の利用可能が期待されます 発効 ( 第 79 条 ) 署名国から締約国へ ( 第 1 条 ) 協定の効力が及ぶのは 締約国 のみ 通告を終え 効力を生じた国が 署名国 から 締約国 になる 日本の通告完了(10/22) により 12/1のAJCEP 発効が確定 10 月中に通告を行った日本 シンガポール ラオス ベトナム ミャンマーが 締約国 となり それらの国との間でAJCEPが利用可能になる ( 1) 11 月以降に通告した他の国は 通告を行った月の後 2 番目の1 日から利用可能となる ステージングの考え方 ( 第 79 条 2) 12/1 の発効により AJCEP 協定の基準年は 08 年に 例えば 12/1 の発効後 2 年目の引下が行われた後 A 国が利用可能となった場合 A 国への輸出品に対する B 国の適用税率は 2 年目のステージング表に基づくものとなる 08.8( シンガポール通告 ) 日本とアセアンの尐なく とも 1 カ国の通告完了 発効 締約国 まだ 署名国 08.10( ラオス通告 ) ( ミャンマー通告 ) 利用不可能 ( 日本通告 ) ( ベトナム通告 ) 引下 ステージング 1 年目 引下 A 国通告 2 ステージング 2 年目 A 国も利用可能 ( 締約国 ) A 国へ輸出の関税率は2 年目の税率 利用不可能 ステージング 2 年目 1 第 79 条 日本及びアセアン側の尐なくとも 1 カ国が国内手続が完了した旨を他の政府に通告した月の後 2 番目の月の 1 日にこれらの通告を終えた当該各国の間で発効 2 インドネシア マレーシア カンボジアは毎年 1 月 1 日に削減する 詳細は 14. アセアン各国の譲許表早理解 へ 8

10 6. アセアンとの二国間 EPA との関係 アセアン各国との二国間 EPA とは全く別個の協定 アセアンと各国との二国間 EPA と本協定とは 法的な優先関係が存在しない全く別個の協定 AJCEP と二国間 EPA の両方が利用可能である国と日本との貿易では 産品がそれぞれの協定に基づく原産品と認められる場合 それぞれの協定に基づく特恵税率が適用可能 AJCEP と二国間 EPA のどちらの関税上の特恵が適用できるかは 原則 輸入者がどちらか協定の規定に基づく原産地証明書を添付して輸入国税関に輸入申告するかによる ASEAN 各国との二国間 EPA 日タイ EPA or AJCEP 1! 日本からの輸出の際は AJCEP と二国間 EPA の条件 ( 原産地規則 特恵税率等 ) を比較し より良い方を利用してください シンガポール ( 2) 利用可能 (02 年 11 月発効済 ) ブルネイ利用可能 (08 年 7 月発効済 ) マレーシア利用可能 (06 年 7 月発効済 ) インドネシア利用可能 (08 年 7 月発効済 ) タイ利用可能 (07 年 11 月発効済 ) ベトナム今後 利用可能に (08 年 9 月大筋合意済 ) フィリピン 今後 利用可能に (08 年 12 月 11 日発効予定 ) 1 AJCEP においてもタイが利用参加になった場合 2 シンガポールとの EPA に関しては 2007 年 9 月 2 日に改正議定書が発効 9

11 ( 補足 参考 )AFTA 二国間 EPA AJCEP AFTA と二国間 EPA AJCEP 各国 1 枚の譲許表 他国からの輸入に対し同じ税率 日本とアセアン計 11 カ国間 :AJCEP 共通の原産地規則 各国毎の譲許表 ( 計 11 枚 ) 自国以外の 10 カ国からの輸入に対し 同じ税率が適用 (= 共通譲許 ) - 二国間 EPA AFTA は存続 アセアン間 :AFTA アセアン各国毎の自由化リスト ( 計 10 枚 ) 自国以外の 9 カ国からの輸入に対し 同じ税率が適用 共通の原産地規則 日アセアン各国間 : 二国間 EPA 日本は各協定によって違う内容の譲許表と 原産地規則 12/1 発効時 ( 日本 シンガポール ラオス ミャンマ - ベトナムで利用可能 ) のイメージ 今後 利用国の増加が期待される 10

12 ( 補足 参考 ) 東アジアにおける経済連携の動き 二国間協定地域協定 東アジアにおいて 各国が経済連携の動きを活発化している ( 参考 ) ASEAN10 か国に日中韓 インド 豪州及びニュージーランドを加えると 世界人口の半分 (31.5 億人 ) と世界の GDP の 4 分の 1( 約 9.5 兆ドル ) を占める (2005 年 ) 中 ASEAN 05 年 7 月物品貿易協定発効 07 年 7 月サービス分野発効 08 年投資分野合意目標 韓 ASEAN 07 年 6 月物品貿易協定発効 07 年 11 月サービス分野署名 08 年投資分野合意目標 日韓 04 年 11 月以降交渉中断 韓 印 08 年 9 月妥結 印 ASEAN 08 年 8 月物品貿易協定妥結 日インド O7 年 1 月交渉開始 日タイ 07 年 11 月発効 日シンガポール 02 年 11 月発効 07 年 9 月改正議定書発効 日ブルネイ 08 年 7 月発効 日マレーシア 06 年 7 月発効 日ベトナム 08 年 9 月大筋合意 日 ASEAN 08 年 4 月署名 08 年 12 月 1 日発効予定 日フィリピン 06 年 9 月署名 08 年 12 月発効予定日豪 O7 年 4 月 ~ 交渉中 中 豪 05 年 5 月 ~ 交渉中 中 NZ 08 年 10 月発効 豪 NZ 83 年発効 AFTA ASEAN 自由貿易地域 93 年発効 日インドネシア 08 年 7 月発効 豪 NZ ASEAN 08 年 8 月妥結 12 11

13 7. 交渉経緯とその他の分野 交渉経緯 2002 年 1 月 小泉総理 ( 当時 ) 演説 ( 於シンガポール ) にて 日アセアン包括的経済連携構想 を提唱 2003 年 10 月 日アセアン包括的連携協定の枠組みを採択 2005 年 4 月 日アセアン包括的連携協定の交渉開始 2007 年 5 月 物品貿易自由化の方式 ( モダリティ ) に 原則 意見が一致 2007 年 8 月 大筋合意 2007 年 11 月 交渉妥結 2008 年 3 月 ~4 月にかけて 11 カ国による持ち回りで署名 2008 年 10 月 日本の通告完了 2008 年 12 月 1 日 協定発効 ( 利用可能なのは 日本 シンガポール ラオス ベトナム ミャンマー ) その他の分野 投資 サービス - 既に二国間枠組みでの取組みが存在し 一定の自由化が確保されている AJCEP 協定では 将来的な地域レベルの自由化に向けた基盤を構築 具体的には サービス貿易 並びに投資の自由化及び保護についての今後の交渉を規定 ASEAN 域内投資 サービス自由化 経済協力 日 ASEAN 二国間 EPA/ 投資協定 AJCEP( 投資 サービス分野 ) - 知的財産分野や農林水産分野 ( 違法伐採対策を含む ) における協力 CLMV 向け支援等を含め アセアン地域内の開発格差の是正やアセアン統合に資するような協力を実施予定 12

14 物品貿易について 13

15 8. 物品貿易 ( 総論 ) 自由化概要 ASEAN 側 日本側 日本からの輸入総額の約 91% が発効後 10 年以内に無税化 ASEAN からの輸入総額の約 93% が発効後 10 年以内に無税化 繊維衣料製品 (50-63), 1.4% 輸送機器 ( 自動車除く ) (86,88,89), 2.0% 石油 燃料 (27),2.2% 精密機械 (90-92), 3.6% プラスチック プラスチック製品 (39), 3.7% 非鉄金属製品 (71,74-83), 6.8% 化学工業製品 ( プラスチック及びその製品除く ) (28,29,31-38,40), 8.0% 出典 ) 日本貿易統計 2007 自動車 (87), 9.7% 日本のアセアンへの輸出 9 兆 6,454 億円 土石窯業品 (68-70), 1.1% その他, 2.4% 鉄鋼 鉄鋼製品 (72-73), 11.1% 電気機械 (85), 26.7% 一般機械 (84), 21.6% 自動車 (87), 1.4% 雑品 (93-97), 1.8% 精密機械 (90-92), 2.2% プラスチック プラスチック製品 (39), 2.3% 繊維衣料製品 (50-63), 2.6% 鉱物性製品 (25,26), 4.4 % 化学工業製品 ( プラスチック及びその製品除く ) (28,29,31-38,40), 6.0% 非鉄金属製品 (71,74-83), 7.1% 日本のアセアンからの輸入 一般機械 (84), 9.1% 9 兆 8,475 億円 農林水産品 (01-24,44), 11.7% その他, 3.5% 石油 燃料 (27), 29.2 % 電気機械 (85), 18.5% 14

16 9. 物品貿易 ( 補足 AJCEP モダリティ (= 自由化方式 )) 以下のモダリティに沿って各国が譲許表を作成 ちなみに アセアンとの二国間 EPA の方が概して高い自由化を達成 日アセアン包括的経済連携物品貿易 ( 概要 )! 日本からの輸出の際は AJCEP と二国間 EPA の条件 ( 原産地規則 特恵税率等 ) を比較し より良い方を利用してください < 日本側自由化 > 貿易額基準 品目数基準 アセアン 6 貿易額基準 <アセアン側自由化 > ベトナム 品目数基準 CLM ( カンボジア ラオス ミャンマー ) 品目数基準 アセアンとの二国間 EPA マレーシアフィリピンタイ ブルネイ :99.4% シンガポール :100% < アセアン側自由化 > ( 数値 : 貿易額基準 ) インドネシア 除外 関税削減等 10 年以内関税撤廃 93% 92% 除外 関税削減等 除外 関税削減等 除外 関税削減等 99% 99% 除外 / 再協議 99% 関税削減等 97% 除外 / 再協議 99% 関税削減等 97% 除外 / 再協議 関税削減等 99% 96% 除外 / 再協議 関税削減等 5 年以内関税撤廃 90% 90% 90% 90% 即時関税撤廃 10 年以内関税撤廃 15 年以内関税撤廃 85% 18 年以内関税撤廃 10 年以内関税撤廃 10 年以内関税撤廃 10 年以内関税撤廃 10 年以内関税撤廃 鉄鋼の特定用途別免税を含む 即時関税撤廃 日アセアン CEP アセアン 6: ブルネイ インドネシア マレーシア フィリピン シンガポール タイ 二国間 EPA 15

17 10. 物品貿易 ( 補足 CLMV との貿易概況 ) カンボジア ラオス ミャンマー ベトナム CLMと初のEPA 各国とも 品目数の85% 以上を2026 年までに無税化 ベトナムとは二国間 EPA( 日越 EPA( 大筋合意済 ) に先んじて 12/1から利用可能に 日本からの輸出 その他 14.6% 繊維衣料製品 (50-63), 5.4% 電気機械 (85), 6.4% 輸送機器 ( 除く自動車 ) (86,88,89), 17.5% カンボジアラオスミャンマー カンボジアへの輸出 (2007 年 ) 126 億 8,358 万円 自動車 (87), 農林水産品 (01-24,44),6.8% 一般機械 (84), 鉄鋼 鉄鋼製品 31.2% (72-73), 7.8% 24.9% その他電気機械 5.9% (85), 5.7% 一般機械 (84), 19.5% ラオスへの輸出 (2007 年 ) 43 億 8,609 万円 自動車 (87), 54.4% 化学工業製品 ( プラスチック除く ) (28,29,31-38,40), 電気機械 (85), 3.0% その他 8.3% 3.5% プラスチック プラスチック製品 (39), 4.5% 繊維衣料製品 (50-63), 10.1% ミャンマ - への輸出 (2007 年 ) 205 億 412 万円 一般機械 (84), 29.5% 自動車 (87), 41.1% 精密機械 (90-92), 3.6% 非鉄金属製品 (71,74-83), 3.9% 自動車 (87), 5.8% プラスチック プラスチック製品 (39), 6.2% 化学工業製品 ( プラスチック除く ) (28,29,31-38,40), 6.2% 繊維衣料製品 ( 50-63), 7.1% ベトナム その他 6.9% 一般機械 (84), 26.7% ベトナムへの輸出 (2007 年 ) 6,401 億 3,530 万円 鉄鋼 鉄鋼製品 (72-73), 15.2% 電気機械 (85), 18.6% 日本の輸入 出典 ) 日本貿易統計 2007 繊維衣料製品 (50-63), 10.8% その他 0.4% カンボジアからの輸入 (2007 年 ) 160 億 1,863 万円 皮革 履物 (41-43,64) 88.9% 皮革 履物 (41-43,64) 14.9% 繊維衣料製品 (50-63), 19.2% 雑品 (93-97) 2.1% ラオスからの輸入 (2007 年 ) 13 億 4,483 万円 その他 0.6% 農林水産品 (01-24,44), 63.2% 非鉄金属製品 (71,74-83), 6.3% 皮革 履物 (41-43,64) 16.7% 繊維衣料製品 (50-63), 32.6% その他 1.6% ミャンマーからの輸入 (2007 年 ) 346 億 5,778 万円 農林水産品 (01-24,44), 42.9% 皮革 履物 (41-43,64) 3.9% 雑品 (93-97) 5.5% 一般機械 (84), 6.2% 繊維衣料製品 (50-63), 13.8% その他 14.2% ベトナムからの輸入 (2007 年 ) 農林水産品 (01-24,44), 17.8% 電気機械 (85), 19.9% 7,118 億 5,509 万円 石油 燃料 (27), 19.0% 16

18 1. 物品貿易 ( 補足 アセアン 6 との貿易概況 ) シンガポール ( 星 ) タイ ( 泰 ) マレーシア ( 馬 ) フィリピン ( 比 ) ブルネイ ( 文 ) インドネシア ( 尼 ) 星 泰 日本からの輸出 / 日本の輸入貿易額 (2007 年実績 ) 輸出 輸入 輸出 輸入 電気機械 31.4% 電気機械 27.7% 一般機械 23.2% 電気機械 22.5% 電気機械 21.7% 一般機械 18.2% 一般機械 21.0% 非鉄金属製品 石油 燃料 16.9% 農林水産品 15.7% 化学工業製品 ( プラ除く ) 化学工業製品 ( プラ除く ) 化学工業製品 ( プラ除く ) 石油 燃料 農林水産品 非鉄金属製品 自動車 鉄鋼 鉄鋼製品 7.5% 7.3% 7.1% 6.4% 6.0% 4.7% 非鉄金属製品 輸送機器 ( 自動車除く ) その他 8.7% プラスチック 一般機械 23.2% 7.9% 6.1% 5.9% 4.8% 4.1% その他 3.5% 鉄鋼 鉄鋼製品 15.6% 自動車 11.6% 化学工業製品 ( プラ除く ) 非鉄金属製品精密機械 12.5% 6.5% 9.7.% 5.3% その他 13.0% その他 24.6% 2 兆 2,506 億円 7,327 億円 2 兆 9,116 億円 2 兆 205 億円 馬比文尼 輸出輸入輸出輸入輸出輸入輸出輸入 出典 ) 日本貿易統計 2007 電気機械 32.9% 一般機械 27.6% 石油 燃料 39.2% 電気機械 37.9% 電気機械 39.1% 石油 燃料 48.0% 自動車 67.3% 電気機械 14.8% 一般機械 16.4% 一般機械 17.9% 一般機械 13.2% 自動車 9.8% 化学工業製品 ( プラ除く ) 化学工業製品 ( プラ除く ) 一般機械 電気機械 24.7% 農林水産品 14.1% 5.5% 自動車 6.9% 化学工業製品 ( プラ除く ) 鉄鋼 鉄鋼製品精密機械 農林水産品 15.0% 自動車 14.8% 非鉄金属製品 石油 燃料 99.9% 非鉄金属製品 鉄鋼 鉄鋼製品 鉄鋼 鉄鋼製品 鉱物性製品 10.2% 鉱物性製品 化学工業製品 ( プラ除く ) 農林水産品 その他 13.7% 化学工業製品 ( プラ除く ) % 非鉄金属製品 非鉄金属製品 鉄鋼 鉄鋼製品 23.5% 非鉄金属製品 電気機械 その他 12.3% その他 14.9% 一般機械 プラスチック プラスチック その他 8.0% その他 9.0% その他 11.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 11.1% 10.0% 6.2% 4.2% 7.0% 6.9% 6.8% 5.9% 5.3% 4.3% 10.5% 7.3% 13.5% 9.8% 5.8% 4.8% 12.3% 7.4% 5.6% 5.1% 5.2% その他 4.0% その他 0.1% 1 兆 6,790 億円 1 兆 9,368 億円 1 兆 835 億円 9,899 億円 143 億円 2,943 億円 1 兆 287 億円 3 兆 1,095 億円 17

19 12. 物品貿易 ( 主要品目の自由化内容 ) 品目については あくまで一例であって アセアン各国との間で近年貿易実績があるものを選定 薄型テレビフラットパネル 品目名 ( 例 ) AJCEP における自由化内容 薄型テレビ はアセアン 7 ヶ国 ( 星 泰 馬 比 尼 越 M) で関税撤廃 その基幹部分である フラットパネル はアセアン 8 ヶ国 ( 星 泰 馬 比 尼 越 L M) で関税撤廃を約束 鉱工業品 乗用車自動車部品 エアコンエアコン部品 家庭用冷蔵庫冷蔵庫部品 重機 ブルドーザー アングルドーザー関連部品 クレーンクレーン部品 縫糸 合成繊維製シャツ 綿製 冷凍かつお ジャケット シャツ ズボン 半導体デバイス ( ダイオード トランジスター ) 半導体デバイス部品 医療用機器 ( 心電計 超音波診断装置 ) ガス積算用計器関連部品 乗用車 はアセアン 3 ヶ国 ( 星 馬 文 ) で関税撤廃 自動車部品 については 4 ヶ国 ( 星 馬 尼 M) で関税撤廃を約束 エアコン はアセアン 6 ヶ国 ( 星 泰 比 尼 越 L) で関税撤廃 その 部品 についてはアセアン 9 ヶ国 ( 星 泰 馬 比 文 尼 越 L M) で関税撤廃を約束 冷蔵庫 ( 家庭用 ) は アセアン 7 ヶ国 ( 星 泰 馬 比 尼 越 L M) で関税撤廃 その 部品 は 9 ヶ国 ( 星 泰 馬 比 文 尼 越 L M) で関税撤廃を約束 ブルドーザー アングルドーザー は アセアン 8 ヶ国 ( 星 泰 比 文 尼 越 L M) で関税撤廃 その 部品 は 7 ヶ国 ( 星 泰 比 尼 越 L M) で関税撤廃を約束 クレーン はアセアン 10 ヶ国で その 部品 は 8 ヶ国 ( 星 泰 比 文 尼 越 L M) で関税撤廃を約束 アセアン 10 ヶ国において関税撤廃を約束 半導体デバイス ( ダイオード トランジスター ) 及びその 部品 はアセアン 9 ヶ国 ( 星 泰 馬 比 文 尼 越 L M) で関税撤廃を約束 医療用機器 ( 心電計 超音波型診断装置 ) はアセアン 9 ヶ国 ( 星 泰 馬 比 尼 越 C L M) で関税撤廃を約束 ガス積算用計器 及びその 部品 はアセアン 10 ヶ国において関税撤廃を約束 冷凍かつお はアセアン 9 ヶ国 ( 星 泰 馬 比 文 尼 越 C M) で関税撤廃を約束 リンゴ ( 生鮮のもの ) 農林水産品酵母木材 ( 針葉樹で 平削り 丸はぎしたもの ) りんご ( 生鮮 ) はアセアン 9 ヶ国 ( 星 泰 馬 比 文 尼 越 C M) で関税撤廃を約束 酵母 はアセアン 10 ヶ国において関税撤廃を約束 木材 ( 針葉樹で平削り 丸はぎしたもの ) はアセアン 10 ヶ国において関税撤廃を約束 18

20 13. 譲許表の読み方について 譲許表とは個別品目の関税撤廃 削減の方法及びスケジュールについて規定された表のこと 協定の附属書 1 (Annex1) に記載 EPA を利用する際 輸出品目の取り扱いにつき本表で確認する Column 1 Column 2 Column 3 Column 4 Tariff Item Number Description of Goods Signalling glassware and optical elements of glass (other than those of heading 70.15), not optically worked For motor vehicles - Other: -- For lighthouse lamps, ships lanterns, locomotive and railway rollingstock lanterns, lamps for aircraft and beacons for aerodromes -- Other Base Rate 5% Category 5% B3 2 3% A B3 Column 5 Notes Column1 品目コード Column2 品目名 Column3 基準税率関税が毎年均等に引下げられる品目について 引下げが開始される基準となる税率を表示 Column4 区分関税の引下げ 撤廃の区分 ( 方式 ) を記号で表示 Colimn5 注釈 4. 区分 の記号が示す内容の注釈 ( 補足 ) を数字で表示 AJCEP 協定の日本とアセアン 11 カ国の譲許表 ( 条文 附属書 1) は外務省サイトで確認できます アセアン各国の譲許表は 英語のみの掲載 ( 英文条文のみに添付 ) です 外務省 AJCEP Agreement Annex1:Schedules for the Elimination をクリック 上記のページへは経済産業省 AJCEP のページからもリンクがされています 経済産業省 AJCEPのページ 19

21 14. アセアン各国譲許表早理解 1 各国共通事項 A: 即時撤廃 ( 協定発効時に関税を撤廃 ) Bn: 段階的関税撤廃 (n+1 回に分割して段階的に関税撤廃 ) ( 参照 : 例 1) ただし CLM については B とのみ表記し マトリックス表 ( 後述 ) に従って撤廃 R: 関税削減 ( 最終税率 削減方法の詳細は 各国ごとに異なる 段階的削減の場合は 上記 Bn と基本的に考え方は同じ )( 参照 : 例 2) C: 関税維持 X: 除外 年数の数え方 : 発効年を 1 年目と数えるため 2008 年発効の場合 2018 年は 11 年目 削減日 : 第 1 回目の削減は協定発効時 第 2 回目以降の削減日は 以下のとおり < 毎年の 1 月 1 日に削減する国 > インドネシア マレーシア カンボジア < 毎年の 4 月 1 日に削減する国 > ブルネイ ラオス ミャンマー フィリピン タイ ベトナム 日本 例 1:B5 例 2: 11 分割して段階的に 5% まで削減 ベースレート 1 ベースレート [ 発効年 ) 2013 年 < 例 )B5 の場合 >(2008 年に発効した場合 ) 5% ( 発効年 ) 20

22 14. アセアン各国譲許表早理解 2 ブルネイ A, B3, B4, B6, B8, B10, C, X については 各国共通事項のとおり 上記以外のオファーについては 以下のとおり オファー note オファーの内容 R (a) 9 分割して段階的に 5% まで削減 R (b) 11 分割して段階的に 5% まで削減 カンボジア ラオス ミャンマー A, C, X については 各国共通事項のとおり B( 関税撤廃 ) オファーの撤廃方法は以下のマトリックス表による X = ベースレート 40% X 下記の関税削減 / 撤廃は ラオス ミャンマーは各年 4 月 1 日 カンボジアは各年 1 月 1 日までに実施することとする ベースレート 40% 30% 25% 20% 10% 5% 0% 35% X < 40% 35% 30% 25% 20% 15% 10% 5% 0% 30% X < 35% 30% 30% 25% 20% 15% 10% 5% 0% 25% X < 30% 25% 20% 20% 15% 15% 10% 5% 以下 0% 20% X < 25% 20% 20% 15% 15% 10% 10% 5% 以下 0% 15% X < 20% 15% 15% 15% 10% 10% 10% 5% 以下 0% 10% X < 15% 10% 10% 10% 10% 8% 5% 5% 以下 0% 7% X < 10% 7% 7% 7% 5% 5% 5% 5% 以下 0% 5% X < 7% 5% 5% 5% 5% 5% 5% 5% 以下 0% X < 5% ベースレート 0% ただしミャンマーについては 表中の 7% に該当する税率が 7.5% の場合 7.5% の AJCEP 税率を維持する事が可能 上記以外のオァーについては 以下のとおり オファー note オファーの内容 R (a) ベースレートを維持し 19 年目に 5% に削減 インドネシア A, B3, B7, B10, C, X については各国共通事項のとおり 上記以外のオファーについては 以下のとおり オファー note オファーの内容 B2* 2010 年までに段階的に関税撤廃 ( 年限撤廃 ) B3* 2011 年までに段階的に関税撤廃 ( 年限撤廃 ) B4* 2012 年までに段階的に関税撤廃 ( 年限撤廃 ) B5* 発効時に関税率を 13% にし 2009 年 10% 2010 年 8% 2011 年 6% 2012 年 4% 2013 年に撤廃 R (a) 17 分割して段階的に 5% まで削減 マレーシア A, B3, B4, B5, B6, B7, B9, B10, C, X については 各国共通事項のとおり 上記以外のオファーについては 以下のとおり オファー note オファーの内容 B2* 発効時及び2009 年はCEPTの関税率もしくは5% の低い方を適用 2010 年に撤廃 B5* 発効時に関税率を20% にし 4 年目に10% 6 年目に撤廃 B7* 発効時に関税率を20% にし 6 年目に10% 8 年目に撤廃 B9* 2017 年までに段階的関税撤廃 ( 年限撤廃 ) B10* 発効時に関税率を15% にし 6 年目に10% 8 年目に5% 11 年目に撤廃 R (a) 11 分割して段階的に5% まで削減 R (b) 11 分割して段階的に10% まで削減 R (c) 11 分割して段階的に20% まで削減 R (d) 発効時に関税率を50% にし 6 年目に30% 11 年目に20% まで削減 年限撤廃 : 発効年に関わらず 関税撤廃年が決められているもの 21

23 フィリピン A, B5, B7, B10, C, X については各国共通事項のとおり その他は以下 オファー note オファーの内容 B4* ベースレートを維持し 5 年目に関税撤廃 ( サドンデス ) B5* 発効時はベースレート 2 年目より 5 段階で関税撤廃 B5** ベースレートを維持し 6 年目に関税撤廃 ( サドンデス ) B10* 発効時はベースレート 2 年目より 10 段階で関税撤廃 B10** 5 年目までベースレート維持 6 年目より 6 段階で関税撤廃 R (a) 11 分割して段階的に 5% まで削減 R (b) 発効時はベースレート 2 年目に 20% まで削減 R (c) ベースレートを維持し 9 年目に 5% まで削減 ベトナム A, B2, B4, B6, B8, B10, B15, B16, C, X は 各国共通事項のとおり 上記以外の品目については 以下のとおり オファー note オファーの内容 B5* ベースレートを維持し 6 年目に関税撤廃 ( サドンデス ) B10* ベースレートを維持し 11 年目に関税撤廃 ( サドンデス ) B10** (a) 発効時に関税を2% にし 11 年目に関税撤廃 B10** (b) 発効時に関税を3% にし 11 年目に関税撤廃 B10** (c) 発効時はベースレート 2 年目に1% 11 年目に撤廃 B10** (d) 発効時はベースレート 2 年目に3%, 11 年目に撤廃 B15* ベースレートを維持し 16 年目に関税撤廃 ( サドンデス ) B16* ベースレートを維持し 17 年目に関税撤廃 ( サドンデス ) R1 R2 ベースレートを維持し 18 年目に 5% まで削減 ベースレートを維持し 16 年目に 50% まで削減 タイ A, B2, B3, B4, B5, B6, B7, B8, B10, C, X は 各国共通事項のとおり 上記以外の品目は以下のとおり オファー note オファーの内容 B6* ベースレートを維持し 7 年目に関税撤廃 ( サドンデス ) B9* ベースレートを維持し 10 年目に関税撤廃 ( サドンデス ) B10* ベースレートを維持し 11 年目に関税撤廃 ( サドンデス ) R (a) 11 分割して段階的に10% まで削減 Q (b) 関税割当品目の内枠分について ベースレートを27% とし 11 分割して段階的に関税撤廃 Q (c) 関税割当品目の内枠分について ベースレートを40% とし 11 分割して段階的に関税撤廃 Q (d) 関税割当品目の内枠分について ベースレートを20% とし 11 分割して段階的に関税撤廃 P (e) 発効時に MFN 税率と 5% の低い方を適用し 6 年目に関税撤廃 R (f) 11 分割して段階的に 20% まで削減 シンガポール 全て即時撤廃のため 譲許表を作成せず 参考 : 日本 A, B5, B7, B10, B15, C, X については 各国共通事項のとおり 上記以外のオファーについては 以下のとおり オファー note オファーの内容 R (f) 11 分割して段階的に 5% まで削減 note(a)~(e),(g)~(bb) については 農産品のオファーに該当するもののため 割愛 * CKD に該当する 越国内の分類に従う ( 実質的に存在しなくなったライン ) 注 : ベトナムに限り MFN 税率が AJCEP 税率を下回った場合には 低い方の税率を適用する旨規定 22

24 原産地規則について 23

25 16. 原産地規則について 原産地規則の考え方 原産地規則とは ある産品が協定締約国の原産品であるか否か ( 産品が特恵を受ける資格を有するか否か ) を特定するためのルール 原産品とは ( 第 24 条 ) (a) 完全生産品 一ヶ国内で原材料レベルから全て生産 育成 採取された産品 典型例は農水産品 ( 動植物 魚介類等 ) 鉱物資源 (b) 非原産材料を用いて生産される産品 ( 一般規則 品目別規則 ) 第三国からの輸入部品 材料を一部又は全部用いて生産した産品の原産資格判定方法 具体的な基準は以下の3 種 : 1 関税番号変更基準 (CTC: Change in Tariff Classification) 2 付加価値基準 (RVC: Regional Value Content) 3 加工工程基準 (SP: Specific Process rule) (c) 原産材料のみから生産される産品 他国から輸入した原材料を用いて生産された原産部品を含む( 例えば 国内の部品サプライヤーで生産される部品と内作部品のみを用いて最終製品を製造する場合など 従って 最終製品には非原産の原材料は使用されていない ) 原産地証明書の申請に当たっては上記 (a)~(c) のいずれに該当する原産品であるかを特定する必要があります 24

26 原産地規則の考え方 一般規則と品目別規則について日アセアン包括的経済連携協定では 非原産材料を用いて生産される産品の原産地規則は 一般規則と品目別規則 があります ( 一般規則の採用は日本が締結する経済連携協定の中では初めて ) 原産性を得るためには 原則 一般規則を満たす必要がありますが 一部の産品についてはそれとは異なる規則 ( 品目別規則 ) を満たす必要があります < 一般規則 > 域内原産割合 (RVC) 40% 又は 関税番号が4 桁の変更 (CTH) < 品目別規則 > 協定附属書 2 に記載されています 品目別規則に記載されている関税番号については その規則を満たす必要があります したがって 輸出したい産品の関税番号と品目別規則を必ず確認してください 25

27 原産地規則の考え方 関税番号 (HS コード ) とは 原産品判定のためにはまず産品の関税番号への確認が必要です 関税番号 (HS コード ) とは 一番大きい分類は世界共通で 2 桁のコードで 1 類 ~97 類まで存在します HS:85 類 ( 電子機器及びその部分品 ) HS:8501( 電動機 ) HS:8502( 発電機 ) HS:8503( 部分品 ) HS:8504( トランスフォーマー ) HS:8544 ( 電気絶縁をした線 ケーブル ) HS: ( 銅の巻線 ) HS: ( その他の巻線 ) HS: ( 同軸ケーブル ) HS: 桁までは全世界共通のコードが使用されます 一番細かい分類の桁数は国によって異なります 日本は 9 桁が最も細かい分類を表します HS: ( 自動車用 ) ( その他の電子導体 ) HS: ( その他用途 ) 2 桁 4 桁 6 桁 HS コードが細かくなるにつれ 品目が特定されます 26

28 原産地規則の考え方 品目別規則の確認 第八五類 (b) 非原産材料を用いて生産される産品の場合 協定附属書 2 品目別規則を確認します 八五四三 八一 八五 四三 例えば 最終産品が該当する関税番号が であり 該当する関税番号に左の記載があった場合 = 付加価値基準 ティタグ びプロキシミ ティカード及 プロキシミ 又は = 関税番号変更基準 ら C の T 変 H 更 ( を第除八く五 ) 四二項か 又は R V C 四十パーセント どちらかの要件を満たせば 原産品と認められます 附属書 2においてはすべての関税番号とそれに対応する品目別規則が記載されていません 該当する関税番号が附属書 2に記載されていない場合 原産性と認められる要件は RVC 40% 又は CTH となります ( 協定第 26 条 ) 27

29 原産地規則の考え方 非原産材料を用いて生産される産品の具体的な基準 1 関税番号変更基準 (CTC: Change in Tariff Classification) 使用する非原産材料 部品について 関税番号での 桁数の変更 ルールを満たせば 生産される産品は原産品であると認められます CC (Change in Chapter: 類変更 ( 上 2 桁変更 )) CTH (Change in Tariff Heading: 項変更 ( 上 4 桁変更 )) CTSH (Change in Tariff Sub-Heading: 号変更 ( 上 6 桁変更 )) 1.2 桁レベルの変更 (CC) の例 A 国 ( 第三国 ) 締約国 日本 なめし皮 輸入し加工 革かばん 日本に輸出 上 2 桁が変更 (41 類 42 類 ) 注 :2 桁ベースの変更は CTH 及び CTSH も満たすことになる 第三国には 未締約のアセアン諸国を含む 28

30 2.4 桁レベルの変更 (CTH) の例 A 国 ( 第三国 ) 輸入し紡績 締約国 日本 羊毛 毛糸 日本に輸出 四桁が変更 (51.05 項 項 ) 3.6 桁レベルの変更 (CTSH) の例 A 国 ( 第三国 ) 組立 日本 締約国 革製のもの ( 部分品 ) 輸入 自動車用のシート国内調達 他の部分品 締約国に輸出 ( 原産材料 ) 六桁が変更 ( 号 号 ) 関税番号変更基準 (CTC) は非原産の材料にのみ適用 原産材料は番号変更の有無を見る必要なし 29

31 僅尐の非原産材料 ( デミニマス規定 : 第 28 条 ) 関税番号変更基準 (CTCルール) の適用に当たり : CTCを満たさない非原産材料の価額の合計が産品の価額の10% 以下 (16 類 19 類 20 類 22 類 23 類 28 類 ~49 類 64 類 ~97 類 ); 又は 号 号 号については 産品の非原産材料の価額の合計が産品の価額の10% 以下 号については 産品の価額の7% 以下 ; 又は 繊維製品(50~63 類 ) については CTCを満たさない非原産材料の重量の合計が産品の重量の10% 以下の場合には これらの非原産材料は考慮しなくてよい この規定は上記以外の農産品や鉱工業品については適用されない 衣類の原産地ルール : CC(HS2 桁の変更 )+ 特定の加工要件 A 国 ( 第三国 ) B 国 ( 第三国 ) 綿糸 原産地ルールを満たす 締約国 日本 部分品 ( ポケット ) ポケットの重量が衣類の 10% 以下 CC を満たすか否か考慮しなくて良い ( ルール満たさずともそのまま使える ) CC を満たさない 綿織物 衣類 EPA 下で日本に輸出 第三国には 未締約のアセアン諸国を含む 30

32 原産地規則の考え方 非原産材料を用いて生産される産品の具体的な基準 2 付加価値基準 (RVC: Regional Value Content) 締約国内における生産 加工等に伴い形成された付加価値を価額換算し 当該付加価値が一定の基準値 ( 閾値 ) を超えた場合に 当該産品に原産資格を付与する方法です < 日アセアン包括的経済連携協定 ( 第 27 条 ) では以下の方法で原産資格割合を計算 > RVC(%)= FOB-VNM FOB 100 ( ) RVC: 原産資格割合 ( 締約国における付加価値 ) FOB: 産品の取引価額 ( 本船渡しベース ) VNM: 非原産材料 ( 第三国 ( 未締約のアセアン諸国を含む ) からの輸入部品等 ) の合計価額 RVCの閾値は原則 40% 31

33 C 国 ( 第三国 ) 部品 1 日本 A 国 ( 第三国 ) 締約国 部品 2 EPA 下で輸出 (A 社 ) 完成品 部品 1 ( 非原産 :$100) 部品 2 ( 非原産 :$200) 部品 3 ( 原産 :$300) V.N.M (D 社 ) 部品 Q (C 社 ) 部品 X( 原産 ) 部品 3 (B 社 ) 部品 X( 国内 ): 原産部品 Y( 輸入 ): 非原産部品 Z( 内作 ): 原産生産コスト+ 利益 関税番号変更 部品 P 部品 Y QVC= 完成品の付加価値 $1,000-$300(1+2) =70% $1,000 部品 4 ( 原産 :$100) 生産コスト + 利益等 $300 FOB 価格 =$1,000 (E 社 ) ( 原産 ) 部品 4 ( 国内 : 原産 ) 原材料 ( 金属等 ) B 国 ( 第三国 ) この例で もし非原産材料である部品 1 と部品 2 がなければ (c) 原産材料のみから生産される産品 に該当することになります 第三国には 未締約のアセアン諸国を含む 32

34 原産地規則の考え方 付加価値基準 (RVC) の計算における非原産材料価額の扱い 非原産材料の価額 =CIF ベース ( 不明な場合は国内での確認可能な最初の支払い価格 ) 輸出産品の生産に使用される原材料 ( 国内調達パーツ等 ) の中に非原産材料 ( 輸入サブパーツ等 ) が使われていたとしても 当該原材料が原産品と判断される場合にはこれを 100% 原産と扱って良く 従ってこの非原産材料の価額を VNM に加える必要はない (27 条 5: ロールアップ ) 原材料が原産か非原産か不明 (unknown) 又は原産であることが立証不可能の場合は 非原産材料として扱う 原材料が非原産と判断された場合には たとえ当該非原産材料の中に締約国 ( 日本又はアセアン諸国 ) 原産の材料が含まれていたとしても この原産材料の価額は考慮されない ( 原産部分を差し引くことなく 当該非原産材料の価額全体を VNM に含める ) ( ロールダウン ) 33

35 部品 2 完成品 (A 社 ) 日本 非原産部品と判断されたら一部原産サブパーツが入っていても 当該部品全体を非原産と扱う ( 原産材料 A の価額 $50 は差引けない ) < ロールダウン > 部品 1 $300-$200 = 付加価値 $300 部品 1 サブパーツ A: 原産 $50 サブパーツ B: 非原産 $200 (C 社 ) = 33% ( 非原産 ) サブパーツ B V.N.M 部品 1 ( 非原産 :$300) 非原産材料価額 =$300 生産コスト + 利益 $50 取引価格 =$300 締約国 輸出 部品 2 ( 非原産 :$200) 部品 3 ( 原産 :$300) 部品 4 ( 原産 :$100) 生産コスト + 利益 $300 FOB 価格 =$1,200 原産材料価額 =$300 部品 3 が原産資格有りと判断されたら一部非原産サブパーツが入っていても 当該部品全体を原産と扱う ( 非原産材料 Y の価額 $100 を差引く必要なし ) < ロールアップ > 部品 3 サブパーツ X: 原産 $100 サブパーツ Y: 非原産 $100 サブパーツ Z: 原産 $50 生産コスト + 利益 $50 取引価格 =$300 (B 社 ) サブパーツ Y 原産資格の基準値 : 40% 以上 完成品付加価値 = $1200-($300+$200) $ % ( 原産 ) 部品 3 付加価値 = $300-$100 $300 = 66% ( 原産 ) 34

36 原産地規則の考え方 非原産材料を用いて生産される産品の具体的な基準 3 加工工程基準 締約国内で特定の生産 加工工程が実施された場合に 当該産品への原産資格を付与する方法 使用 する材料 部品や 工程の内容を具体的に記述するのが特徴 事例 : アパレル製品に関する 2 工程ルール ( 次頁参照 ) アパレル製品に関し日本は 糸 生地 ジャケット という 2 工程ルールを関税撤廃の前提条件として提案 合意に至っている この場合例えばタイの企業は 中国製の糸を使うことは可能であるが 先ずアパレルを縫製するための生地を国内又はアセアン締約国で当該糸から生産する必要がある 35

37 アパレル製品の原産地ルール 加工工程基準の例 ( アパレル製品 ) CC(HS 2 桁の変更 ), 但し非原産の織物類からの変更の場合には締約国において製織されることを条件とする 毛糸を輸入し毛織物を製造 その後ジャケットに 日本 日本原産の毛織物を使用し衣類に加工して日本に輸出 締約国 第三国 毛織物 (HS 51.12) 毛織物 (HS 51.12) 1 毛糸 (HS 51.07) 3 ( 裁断 縫製 ) ジャケット (HS 62.03) 2 毛織物 (HS 51.12) 非原産の毛織物を輸入し使用 締約国で製織されること 非原産の織物を輸入して使用するのは 上記のケースでは 日本又はアセアン締約国で織られた織物 を用いて 締約国で裁断され かつ縫製される必要あり 第三国には 未締約のアセアン諸国を含む 36

38 締約国 一次材料 (B 社 D 社及び E 社から調達 ) に非原産材料ではないため定義 (c) に該当せず 従って品目別規則を適用する必要なし EPA 下で輸出 原産品の定義 (c): 原産材料のみから生産される産品 (A 社 ) 完成品 部品 1 ( 原産 : 内作 ) 部品 2 ( 原産 : 国内調達 ) 包装容器 ( 原産 : 国内調達 ) 生産コスト + 経費 + 利益 A 社から E 社に対し原産性確認 (D 社 ) 原材料 ( プラスチック等 ) ( 原産 ) A 社から B 社に対し原産性確認 日本 ( 原産 ) (E 社 ) 部品 X( 原産 ) (B 社 ) 包装容器 (C 社 ) 部品 X( 国内 ): 原産 部品 Y( 輸入 ): 非原産 部品 Z( 内作 ): 原産 生産コスト + 経費 + 利益 関税番号変更 関税番号変更 原材料 ( 金属等 ) (F 社 ) 非原産 非原産 非原産 部品 Q A 国 ( 第三国 ) 部品 P B 国 ( 第三国 ) 部品 Y C 国 ( 第三国 ) 輸入材料が使われているため A 社の完成品は完全生産品 ( 定義 (a)) には該当しない A 社の完成品は日本原産性を有する一次材料のみから生産されており 原産品の定義 (c) に該当 ( 品目別規則を満たすか否かをみる必要なし ) 第三国には 未締約のアセアン諸国を含む 37

39 原産地規則の考え方 累積 (accumulation: 第 29 条 ) の規定 アセアン締約国の原産品 X が 日本で生産される産品 Y の材料として使用される場合 産品 Y の原産 資格の判定に際して 産品 X も日本の原産材料と見なすルール 日アセアン包括的経済連携協定発効直後の経過措置について ( 運用上の手続き規則 規則 7) 協定発効時に相手国へ輸送中の産品又は一時蔵置されている産品のための経過規定 日アセアン包括的経済連携協定の効力発生の日において 日本からアセアンの締約国に輸送中又は同締約国の保税地域に一時蔵置されている原産品に対する関税上の特恵待遇については 遡及発給された原産地証明書 ( ただし 船積み後 12 ヶ月以内に限る ) を同締約国の国内法令に従って 同締約国の税関に提出の上 特恵関税を要求することができる c/o ( 船積日より後なので 遡及発給 された原産地証明書を提出 ) 日本 ( 船積み ) 発効日 12/1 ( 原産地証明書発給開始 ) 締約国 ( 通関 ) 38

40 累積を証明するための書類 (1) AJCEP の原産地証明書 (CO) のコピー ( 我が国の CO の場合は フォトコピー ) を AJCEP の累積の証明として利用する方法 AJCEP 締約国 (X) 輸出者 日本 日本商工会議所 AJCEP の CO 原材料を輸入後 加工し輸出 原材料 産品の組立て AJCEP の CO AJCEP の CO のコピー AJCEP 締約国 (Y) CO 発給機関 税関 AJCEP における税率が適用 輸入者 税関 AJCEP における税率が適用 39

41 累積を証明するための書類 (2) 二国間 EPA と AJCEP を締結している国において 二国間 EPA の原産地証明書 (CO) のコピーを AJCEP の累積の証明として利用する方法 AJCEP 及び日本との二国間 EPA の両方の締約国 輸出者 日本 日本商工会議所 二国間 EPA の CO 原材料を輸入後 加工し輸出 原材料 産品の組立て AJCEP の CO 二国間 EPA の CO のコピー AJCEP 締約国 CO 発給機関 税関 二国間 EPA における税率が適用 輸入者 税関 AJCEP における税率が適用 ある産品の二国間 EPA における原産地規則は AJCEP の原産地規則と同じ またはそれより厳しいことが前提 40

42 累積を証明するための書類 (3) 二国間 EPA と AJCEP を締結している国において AJCEP の原産地証明書 ( 遡及発給を含む ) を AJCEP の累積の証明として利用する方法 日本 AJCEP の CO ( 遡及発給を含む ) 日本商工会議所 AJCEP 及び日本との二国間 EPA の両方の締約国 原材料を輸入後 加工し輸出 輸出者 原材料 二国間 EPA の CO 産品の組立て AJCEP の CO AJCEP 締約国 CO 発給機関 税関 二国間 EPA における税率が適用 輸入者 税関 AJCEP における税率が適用 41

43 原産地規則の考え方 原産地証明書の記載について HS 条約は 2007 年 1 月に改訂 我が国でも 2007 年 1 月 1 日よりこれを施行 従って現在 輸出入申告やイ ンボイス作成等通常の貿易手続きでは 2007 年版 HS を使用 他方 日アセアン包括的経済連携協定は改訂前の 2002 年版 HS で合意 締結されており 同協定に基 づく原産地証明書上求められる HS 番号の記載は 2002 年版 HS に基づき行う 日アセアン包括的経済連携協定において 日本が発給する原産地証明書には FOB を記載しないが アセアン締約国が発給する原産地証明書には FOB を記載する必要がある 42

44 連続する原産地証明書 (Back-to-Back CO) ( 附属書 4 運用上の証明手続第 3 規則 ) 日本からアセアン締約国に産品を輸出し 分割して他のアセアン締約国に輸出するときの産品の合計は 日本が発給する原産地証明書に記載されている産品の数を超えてはいけない 日本 輸出者 国内へ 産品 40 個 アセアン締約国 A 産品の分割 AJCEPのCO 産品 100 個 Back-to-Back CO (a) 産品 10 個 アセアン締約国 B Back-to-Back CO (b) 産品 20 個 Back-to-Back CO (c) 産品 30 個 アセアン締約国 C 43

45 積送基準 ( 第 31 条 ) 日本 発給当局 日本と締約国間を直接輸送 もしくは他の締約国又は第三国を一定条件の下に経由しなければ原産資格を失う 締約国 税関 c/o 原産地証明書 1 直接輸送 c/o 輸出者 c/o 輸入者 積送基準 (a) 他方の締約国から直接輸送 ; 又は (b) 一又は二以上の締約国又は第三国を経由して輸送される場合には 積替え又は一時蔵置 積卸し及び産品を良好な状態に保存するために必要な作業以外の作業が行われていないこと 2 積替え 一時蔵置 保税地域 他の締約国 第三国 3 通関し加工後再輸出 2 の場合 : ( 附属書 4 運用上の証明手続第 3 規則 ) 通し船荷証券の写し 又は 第三国の税関等が提供する証明書その他の情報であって 当該第三国で積卸しや保存のための作業等以外が行われていないことを証明するもの のいずれかの提出が求められ得る 44

46 原産地規則の考え方 EPA 特恵対象品目 ( 必要情報のシステム入力 ) 非原産材料の抽出 HS 番号確認 ( 必要情報のシステム入力 ) A C 判定 関税分類変更基準 原産性基準 B 判定 判定基準 加工工程基準等 ( システム入力 ) OK 第 24 条 第 26 条 PSR 付加価値基準 非原産材料 or 原産材料の抽出 価額確認 ( 必要情報のシステム入力 ) HS 番号変更 OK 原産地証明書発給 閾値クリア 原産資格割合 no OK デミニマス規定 第 28 条 日本原産品として輸出 第 26 条及び附属書 2( 品目別規則 ) 以外に 第 27 条 ~ 第 35 条の個別に適用する規則に適宜従う必要がある 45

47 原産地規則の考え方 原産地規則章 ( 日アセアン包括的経済連携協定第三章 ) の構成 第 23 条定義第 24 条原産品 ( 完全生産品 関税分類番号変更基準 付加価値基準等 ) 第 25 条完全に得られ 又は生産される産品 ( 完全生産品 ) 第 26 条完全には得られず 又は生産されない産品 ( 完全生産品ではない原産品 ) 第 27 条域内原産割合の算定第 28 条僅少の非原産材料 第 29 条累積第 30 条原産資格を与えることとならない作業第 31 条直接積送第 32 条こん包材料及びこん包容器第 33 条附属品 予備部品 工具及び解説資料その他の資料第 34 条間接材料第 35 条同一の又は交換可能な材料第 36 条運用上の証明手続第 37 条原産地規則に関する小委員会 別添 ( 附属書 2) 品目別規則 (PSR) HS 条約で定めている関税番号ベースで品目別規則を規定 別添 ( 附属書 3) 情報技術製品別添 ( 附属書 4) 運用上の証明手続 原産地証明書の必要記載事項を規定 運用手続 (IR: 協定とは別途 原産地規則や証明手続の具体的な実施運用手順を定めた文書 ) 原産地証明書の申請 発給についての詳細な手続き 原産地証明書の様式等について記載 46

48 日本締約国輸出者輸入者 3 証明書発給申請 4 証明書発給 < 輸出 > 5 原産地証明書の送付経済産業大臣税関当局 6 原産地証明書の提出 7 特恵関税率の適用 ( 原産地証明書に基づく情報提供 確認要請 ) ( 関係者の同意の上で回答 ) ( 生産者 ) 指定発給機関 ( 日本商工会議所 ) 指定? 1 原産品判定依頼原産地証明書の利用までの流れ原産地証明書の手続き初回に企業登録 2 判定番号通知 ( 原則 3 日 ) ( 原則 2 日 ) 同一産品には何度も使用可能又は 47

49 第三国発給インボイスのケース ( 第三国でインボイスが発行され 原産地証明書発給時に当該インボイスの番号がわからない場合の原産地証明書への記載方法 ) 詳細は運用手続規則 (IR) 別添 (ATTACHMENT 2 CO FORMAT FOR JAPAN) の記載注意事項参照 外務省のウェブ上で公開予定 発給される原産地証明書上の記載が下図のようになることを認識の上 発給申請 ( ウェブ上 ) の段階で必要事項を入力 発給される原産地証明書の該当欄に必要事項が自動的に記載される 原産地証明書の様式 1. Goods consigned from (Exporter's name, address, country) Reference No THE AGREEMENT ON COMPREHENSIVE ECONOMIC 2. Goods consigned to (Importer s/consignee's name, address, country) 3. Means of transport and route (as far as known) PARTNERSHIP AMONG MEMBER STATES OF THE ASSOCIATION 4. For Official Use OF SOUTHEAST ASIAN NATIONS AND JAPAN (AJCEP AGREEMENT) FORM AJ Issued in Japan Preferential Treatment Given Under AJCEP Agreement Shipment date Vessel's name/aircraft etc. Port of discharge Preferential Treatment Not Given (Please state reason/s)... Signature of Authorised Signatory of the Importing Country 第 4 欄 : アセアン締約国の税関等が使用 ( 原産地証明書発給時は空欄 ) 第 9 欄 : 第三国においてインボイスが新たに発行される旨 ( 第三国でインボイスを発行する者の情報含む ) を記載 5. Item number (as necessary); Marks and numbers of packages; Number and kind of packages; Description of goods (including quantity where appropriate and HS number of the importing Party at 6-digit level) 6. Preference criteria (see Notes overleaf) 7.Quantity (gross or net weight or other quantity) 8. Number and date of Invoices 9. Remarks Third Country Invoicing Issued Retroactively 10. Declaration by the exporter 11. Certification The undersigned hereby declares that the above details and statements are correct; that all the goods were produced in... (Country) and that they comply with the requirements specified for these goods in the AJCEP Agreement for the goods exported to... (Importing Country)... Place and date, printed name, signature and company of authorised signatory... Place and date, printed name, signature and stamp of Competent Governmental Authority or Designee 48

50 原産地証明書の手続き 原産地証明における義務と検認への対応について 原産品でなかったこと等の通知義務 ( 協定附属書 4 第 2 規則 原産地証明法第 6 条 ) 証明書の発給を受けた物品が特定原産品でなかったこと等 申請の内容と事実が異なることがわかった際には 遅滞なく書面により通知する義務が生じますので まず申請先の発給機関にご相談下さい 書類の保存義務 ( 協定附属書 4 第 5 規則 原産地証明法第 7 条 ) 原産品であることが事実であることを証明するための書類を 当該証明書の発給を受けた日以降 3 年間保存する義務がありますのでご注意下さい 原産品であるか否かについての確認 (Verification) への対応 ( 協定附属書 4 第 6 規則 第 7 規則 原産地証明法第 30 条 ) アセアン締約国の税関等は 輸入される貨物が原産品に当たるか否かについて情報提供を要請できることになっています また 日本政府当局が アセアン締約国の関係職員の立会の下に 生産者施設を訪問して情報収集することを要請できます この要請への対応は任意ですが 回答しないと特恵関税適用が拒否される可能性があります 49

51 原産地証明書の手続き原産地証明書発給手続き (1) < 企業登録から原産品判定依頼まで> < JCCI 特定原産地証明書発給システム をご利用の場合 > < 企業登録 > 1 企業登録の申請書 登記事項証明書等を提出 2 企業登録番号 ログイン ID/ パスワード等を通知 ( 郵送 ) 輸出者生産者 日本商工会議所 ( 指定発給機関 ) インターネット上の JCCI 特定原産地証明書発給システム に ID パスワードを入力してログインし オンラインで判定を依頼します 4 原産品判定依頼 必要に応じ実地検査等を実施 4 5 < 審査 > < 原産品判定依頼 > 原産品判定番号付与 ( 生産者が証明資料の提出を行う場合は 併せて 証明資料提出同意通知書 を提出 ) 輸出者が 生産者から情報を入手して判定依頼を行うことも可能です 輸出者以外の生産者 3 証明資料提出依頼 輸出者 留意事項の通知 : 書類による申請 通知 : オンラインによる申請 通知 出所 : 日本商工会議所 特定原産地証明書発給申請マニュアル 50

52 原産地証明書の手続き 原産地証明書発給手続き (2) < 発給申請 > < JCCI 特定原産地証明書発給システム をご利用の場合 > 日本商工会議所 ( 指定発給機関 ) < 特定原産地証明書の発給申請 > 証明資料に基づいて付与された原産品判定番号を入力し 申請します 7 特定原産地証明書発給申請 8 特定原産地証明書の交付 留意事項の通知 : 書類による申請 通知 : オンラインによる申請 通知 輸出者 出所 : 日本商工会議所 特定原産地証明書発給申請マニュアル 51

53 16. 問い合わせ先 ホームページ 問い合わせ先 ホームページ AJCEP 協定 ( 概要 全般 ) について 経済産業省通商政策局経済連携課 TEL: FAX: epa-soudan@meti.go.jp EPA 輸出全般について JETRO 東京 : 貿易投資相談センター貿易投資相談課 EPA 班 TEL: 大阪 : 大阪本部貿易投資相談センター TEL: 名古屋 : 名古屋貿易情報センター TEL: 特定原産地証明書の発給について 日本商工会議所国際部特定原産地証明担当 TEL: FAX: tokuteico@jcci.or.jp 上記本部以外にも全国 21 カ所に地方事務所があります お近くの事務所へお問い合わせください 経済産業省貿易経済協力局原産地証明室 TEL: FAX: 経済産業省 AJCEP のページ 意義 概要 条文等が見ることができます /html2/2-torikumi3-asean.html 外務省 AJCEP のページへのリンクもされています 外務省 AJCEP のページ /j_asean/index.html (AJCEP Agreement) /asean/agreement.html 52

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