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1 法曹人口調査報告書 平成 27 年 4 月 20 日 内閣官房法曹養成制度改革推進室

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3 前書き 21 世紀の我が国社会において司法が果たすべき役割を明らかにし, 国民がより利用しやすい司法制度の実現や法曹の在り方などを調査審議した結果である 司法制度改革審議会意見書 -21 世紀の日本を支える司法制度 - ( 平成 13 年 6 月 12 日 ) では, 今後, 市民生活の様々な場面における法曹需要が量的に増大するとともに, 質的にますます多様化, 高度化することが予想されるとし, これへの対応のためにも, 法曹人口の大幅な増加を図ることが喫緊の課題であるとされた 審議会としては, 法曹人口について, 計画的にできるだけ早期に, 年間 3,000 人程度の新規法曹の確保を目指す必要があるとし, 平成 16 年から学生の受入れを目指す法科大学院を含む新たな法曹養成制度の整備の状況等を見定めながら, 新制度への完全な切替えが予定される平成 22 年頃には司法試験合格者数を年間 3,000 人とすることを目指すべきとした このような法曹人口増加の経過をたどるとすれば, おおむね平成 30 年頃までには, 実働法曹人口は5 万人規模に達することが見込まれるとされた こうした司法制度改革審議会意見書を踏まえ, 平成 14 年 3 月 19 日, 司法制度の改革と基盤の整備に関し政府が講ずべき措置について司法制度改革推進計画が閣議決定された この中で, 法曹人口の拡大については, 法科大学院を含む新たな法曹養成制度の整備の状況等を見定めながら, 平成 22 年頃には司法試験の合格者数を年間 3,000 人程度とすることを目指すとされている その後, 現在に至るまで, 司法試験の年間合格者数が増加し, 平成 13 年には2 万 1864 人であった法曹三者 ( 裁判官 検察官 弁護士 ) の人数が, 平成 26 年には3 万 9892 人になり,13 年間で2 倍近くの人数となっている その大半は弁護士であり, 弁護士数に限っていえば, 平成 13 年に1 万 8246 人であったものが, 平成 26 年には3 万 5113 人になっている このように法曹人口が増加する中で, 法曹人口の在り方に関する議論が活発となり, 政府部内でも議論された 平成 24 年 8 月には, 閣議決定により内閣に設置された法曹養成制度関係閣僚会議の下に法曹養成制度検討会議が置かれ, そこで法曹の養成に関する制度の在り方とともに, 法曹人口の在り方についても検討がされた 同検討会議は, 平成 25 年 6 月 26 日に意見の取りまとめを行ったが, その中で, 法曹人口の在り方について, 社会がより多様化, 複雑化する中, 法曹に対する需要は今後も増加していくことが予想され, このような社会の要請に応えるべく, 全体としての法曹人口を引き続き増加させる必要があることに変わりはないが, 現在の法曹養成制度を取り巻く状況に鑑みれば, 現時点において, 司法試験の年間合格者数を3,000 人程度とすることを目指すべきとの数値目標を掲げることは, 現実性を欠くとした その上で, 今後の法曹人口の在り方については, 当面, このような数値目標を立てることはせず, 新たな検討体制の下で, あるべき法曹人口について提言をするべくその都度検討を行う必要があるとするとともに, 法曹人口についての必要な調査を行い, その結果を2 年以内に公表するべきであるとした 法曹養成制度関係閣僚会議は, 平成 25 年 7 月 16 日, 以上のような法曹養成制度検討会議取りまとめの内容を是認し, 政府として講ずべき措置の内容及び時期を示した 法曹養成制度改革の推進について を決定した 本件調査は, この法曹養成制度関係閣僚会議決定に基づき, あるべき法曹人口について検討を行う上で必要な調査を行うものである 調査内容の検討や調査実施に際しては, 司法制度改革の際に行われ, その後も継続されてきた 民事訴訟の利用者調査 (2000 年,2006 年,2011 年 ) など, 各種の調査を参考にしている 本件調査では, 法曹に対する需要と供給の状況や, 法曹養成課程を経た法曹輩出状況を調べている 法曹に対する需要の状況については, 市民や企業, 地方自治体の意識に関するアンケート調査

4 及び国の行政機関等における法曹有資格者の採用の現状に関する調査を実施するとともに, 裁判事件数の動向についても分析を行った また, 法曹の供給状況については, 日本弁護士連合会が平成 26 年 7 月から8 月にかけて行った 65 期 66 期会員に対する就業状況等に関するアンケート調査 と同年 7 月から9 月にかけて行った 弁護士実勢調査 や, 法務省が主催する 法曹有資格者の活動領域の拡大に関する有識者懇談会 及びその下に設置された国 地方自治体 福祉等, 企業, 海外展開の3つの分科会の取組状況などについて調査した 本調査報告書は, 法曹人口を考える上で必要なデータとして, これらの調査結果を取りまとめて報告するものである

5 目次 法曹人口調査の意義 第 1 章法曹人口調査の意義 3 第 1 司法制度改革における法曹人口の考え方 3 1 審議会意見書 3 2 推進計画 4 第 2 本件調査に至る経緯及び本件調査の概要 5 1 法曹人口の在り方に関する調査の根拠 5 ⑴ 検討会議取りまとめ 5 ⑵ 閣僚会議決定 6 2 検討会議取りまとめ及び閣僚会議決定を踏まえた本件調査の在り方 7 3 現在の法曹人口 7 4 調査の実施 8 ⑴ 調査の構造 8 ⑵ アンケート調査の実施 9 調査結果第 2 章法曹に対する需要分析 15 第 1 市民のニーズ ( 法律相談者調査 インターネット調査 ) 15 1 トラブル経験から分かる法曹に対する需要 15 ⑴ インターネット調査におけるトラブル経験から分かる法曹に対する需要 15 ⑵ 法律相談者調査における依頼意欲から分かる法曹に対する需要 19 ⑶ ためらいの理由 23 ⑷ 考慮要素 25 2 依頼したい事項 31 ⑴ 問題を抱えた際の弁護士に対する需要 31 ⑵ 年代別需要状況 34 ⑶ 年収別需要状況 36 ⑷ 我が国の将来の人口動向から生まれる需要 37 ⑸ 依頼したい事項についてのまとめ 37 3 弁護士へのアクセスに関する市民の意識 38 ⑴ 弁護士の探し方 38 ⑵ 考慮要素としての 行きやすさ 44 ⑶ 弁護士へのアクセスに関する市民の意識についてのまとめ 45 4 専門性重視の点から分かる需要 46 ⑴ インターネット調査結果から分かる考慮要素としての専門性 46 ⑵ 法律相談者調査結果から分かる考慮要素としての専門性 47 ⑶ 専門性重視の点から分かる需要についてのまとめ 47

6 5 市民の弁護士費用に関する意識 48 ⑴ ためらいの理由としての弁護士費用 48 ⑵ 弁護士を選ぶ際の考慮要素としての弁護士費用 48 ⑶ 市民の弁護士費用に関する意識についてのまとめ 49 第 2 企業のニーズ ( 大企業調査 中小企業調査 ) 51 1 弁護士の利用機会 51 ⑴ 企業における弁護士の利用機会 51 ⑵ 企業の業種別 資本金別で見た弁護士の利用機会 52 ⑶ 弁護士の探し方 53 ⑷ 弁護士の利用機会についてのまとめ 54 2 顧問契約の締結状況 55 ⑴ 顧問契約の締結状況 55 ⑵ 顧問契約の締結に関する地域差 56 3 企業が重視する業務 課題と弁護士の利用 59 ⑴ 企業が重視する業務 課題と弁護士の利用 59 ⑵ 企業の意識と地域差 62 ⑶ 企業が重視する業務 課題と弁護士の利用についてのまとめ 64 4 企業が重視する弁護士の能力など 65 5 法曹有資格者の採用状況 68 ⑴ 企業内弁護士の増加 68 ⑵ 採用に関する企業の意識 69 ⑶ 企業の規模別に見た採用意識 71 ⑷ 採用に関する地域差 71 ⑸ 法曹有資格者の採用状況についてのまとめ 72 6 将来の弁護士の利用意欲 73 第 3 地方自治体のニーズ ( 地方自治体調査 ) 75 1 弁護士の利用機会 75 ⑴ 弁護士の利用機会 75 ⑵ 弁護士の探し方 76 ⑶ 弁護士の利用機会についてのまとめ 77 2 顧問契約の締結状況 77 3 法的な紛争の対応方法 79 4 地方自治体が重視する弁護士の能力など 81 5 法曹有資格者の採用状況 82 6 将来の弁護士の利用意欲 86 第 4 国における弁護士 法曹有資格者の活動 89

7 第 5 裁判事件数の調査 92 1 最近の裁判事件数 ( 新受事件数 ) の動向 92 ⑴ 民事事件 刑事事件 家事事件全体の新受事件数の推移 92 ⑵ 新受事件の事件類型別の動向 ( 民事事件 ) 93 ⑶ 新受事件の事件類型別の動向 ( 刑事事件 少年事件 ) 95 ⑷ 新受事件の事件類型別の動向 ( 家事事件 ) 98 2 事件類型と弁護士の関与の動向 100 ⑴ 事件類型別の動向 ( 民事 刑事 家事 ) 100 ⑵ 民事第一審訴訟事件 100 ⑶ 刑事第一審訴訟事件 少年事件 115 ⑷ 人事第一審訴訟事件 家事事件 本人訴訟 124 第 6 価格低下による依頼意欲の向上 ( シナリオ調査結果 ) 弁護士費用の変動と依頼意欲の増加 126 ⑴ 調査の趣旨 方法 126 ⑵ 事案及び価格設定 127 ⑶ 市民の弁護士依頼意欲の変化 129 ⑷ 中小企業の弁護士依頼意欲の変化 134 ⑸ 弁護士費用の変動と依頼意欲の増加についてのまとめ 弁護士を利用しようと思わない理由 136 ⑴ インターネット調査結果 法律相談者調査結果 136 ⑵ 中小企業調査結果 139 ⑶ 弁護士を利用しようと思わない理由についてのまとめ 自由記載による弁護士費用に関する調査 141 ⑴ インターネット調査結果 141 ⑵ 中小企業調査結果 143 ⑶ 自由記載による弁護士費用に関する調査についてのまとめ 145 第 3 章法曹の供給状況等の分析 146 第 1 弁護士の登録状況など 弁護士未登録者の状況など 146 ⑴ 司法修習終了者の進路 146 ⑵ 一括登録日の弁護士未登録者の状況 新規登録時の就業形態 弁護士登録取消状況 弁護士の懲戒処分 弁護士の登録状況などについてのまとめ 156 第 2 弁護士の継続教育 OJTの状況 157

8 2 弁護士会による継続研修の受講状況 弁護士の継続教育についてのまとめ 159 第 3 事件数, 収入 所得の状況 取扱事件数 160 ⑴ 平成 26 年弁護士実勢調査の結果 160 ⑵ 過去の弁護士実勢調査の結果との比較 161 ⑶ 取扱事件数についてのまとめ 収入 所得, 労働時間 164 ⑴ 新人弁護士の収入 所得, 労働時間 164 ⑵ 弁護士全体の収入 所得, 労働時間 167 第 4 活動領域の拡大状況 法曹有資格者の活動領域の拡大に関する有識者懇談会及びその下での分科会の取組 国 地方自治体 福祉等 企業 海外展開 活動領域の拡大状況についてのまとめ 175 第 5 司法アクセスの改善 全国各地の弁護士の増加 法律相談件数動向 センター等の設置 弁護士過疎 偏在解消 法テラスによる法律援助の取組 司法アクセスの改善についてのまとめ 183 第 6 ADR の活用状況 184 第 4 章法曹養成状況の分析 185 第 1 適性試験受験者数動向 185 第 2 法科大学院入学者数及び修了者数動向 186 第 3 司法試験予備試験受験者数及び合格者数の動向 187 第 4 司法試験受験者数及び合格者数の動向 受験者数及び合格者数全体の動向 ( 平成 16 年 ~ 平成 26 年 ) 司法試験における受験資格別受験 合格状況 189 第 5 司法修習生の採用者数 二回試験不合格者数の状況 192

9 第 5 章諸外国の状況や我が国における隣接業種の状況 194 第 1 諸外国の法曹人口 194 第 2 我が国における隣接業種人口 職務 197 第 6 章今後の法曹人口についてのシミュレーション 200 調査結果のまとめ 1 法曹人口の現状 市民の需要 企業の需要 国 地方自治体の需要 裁判事件数から見る需要 法曹の供給状況 法曹養成課程の現状 結語 209 法曹人口調査の検討経過 210

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11 法曹人口調査の意義

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13 法曹人口調査報告書 3 第 1 章法曹人口調査の意義 今回行った法曹人口についての調査は, 平成 25 年 6 月 26 日付け法曹養成制度検討会議取りまとめ ( 以下 検討会議取りまとめ という ) を是認した同年 7 月 16 日付け 法曹養成制度改革の推進について と題する法曹養成制度関係閣僚会議決定 ( 以下 閣僚会議決定 という ) に基づいて行ったものである ここでは, これらの中の法曹人口調査に関係する部分とともに, その前提となっている司法制度改革審議会意見書 ( 以下 審議会意見書 という ) 及び司法制度改革推進計画 ( 閣議決定 )( 以下 推進計画 という ) を紹介し, 併せて現在の法曹人口や本件調査の実施方法について記載する 第 1 司法制度改革における法曹人口の考え方 1 審議会意見書 審議会意見書 (57 頁 ~58 頁 ) においては, 法曹の在り方について, 以下のように考えられていた Ⅲ 司法制度を支える法曹の在り方第 1 法曹人口の拡大 1. 法曹人口の大幅な増加 現行司法試験合格者数の増加に直ちに着手し, 平成 16(2004) 年には合格者数 1,500 人達成を目指すべきである 法科大学院を含む新たな法曹養成制度の整備の状況等を見定めながら, 平成 22(2010) 年ころには新司法試験の合格者数の年間 3,000 人達成を目指すべきである このような法曹人口増加の経過により, おおむね平成 30(2018) 年ころまでには, 実働法曹人口は5 万人規模に達することが見込まれる 我が国の法曹人口について, 昭和 39 年の臨時司法制度調査会の意見は, 法曹人口が全体として相当不足していると認められるので, 司法の運営の適正円滑と国民の法的生活の充実向上を図るため, 質の低下を来たさないよう留意しつつ, これが漸増を図ること を求めた この年は, 司法試験の最終合格者数が戦後初めて500 人を超えた年であったが, その後, その数は増えず,500 人前後の数字が平成 2 年まで続いた そして, 平成 3 年からようやく増加に転じ, 平成 11 年には1,000 人に達した 法曹人口の総数は, 平成 11 年の数字で20,730 人となっている ( ちなみに, 国際比較をすると, 法曹人口 (1997) については, 日本が約 20,000 人 < 法曹 1 人当たりの国民の数は約 6,300 人 >, アメリカが約 941,000 人 < 同約 290 人 >, イギリスが約 83,000 人 < 同約 710 人 >, ドイツが約 111,000 人 < 同約 740 人 >, フランスが約 36,000 人 < 同約 1,640 人 >であり, 年間の新規法曹資格取得者数については, アメリカが約 57,000 人 < >, イギリスが約 4,900 人 <バリスタ , ソリシタ1998>, ドイツが約 9,800 人 <1998>, フランスが約 2,400 人 < 1997>である ) しかし, 今後, 国民生活の様々な場面における法曹需要は, 量的に増大するとともに, 質的にますます多様化, 高度化することが予想される その要因としては, 経済 金融の国際化の進展や人権, 環境問題等の地球的課題や国際犯罪等への対処, 知的財産権, 医療過誤, 労働関係等の専門的

14 4 法曹人口調査報告書 知見を要する法的紛争の増加, 法の支配 を全国あまねく実現する前提となる弁護士人口の地域的偏在の是正 ( いわゆる ゼロ ワン地域 の解消 ) の必要性, 社会経済や国民意識の変化を背景とする 国民の社会生活上の医師 としての法曹の役割の増大など, 枚挙に暇がない これらの諸要因への対応のためにも, 法曹人口の大幅な増加を図ることが喫緊の課題である 司法試験合格者数を法曹三者間の協議で決定することを当然とするかのごとき発想は既に過去のものであり, 国民が必要とする質と量の法曹の確保 向上こそが本質的な課題である このような観点から, 当審議会としては, 法曹人口については, 計画的にできるだけ早期に, 年間 3,000 人程度の新規法曹の確保を目指す必要があると考える 具体的には, 平成 14(2002) 年の司法試験合格者数を1,200 人程度とするなど, 現行司法試験合格者数の増加に直ちに着手することとし, 平成 16(2004) 年には合格者数 1,500 人を達成することを目指すべきである さらに, 同じく平成 16(2004) 年からの学生受入れを目指す法科大学院を含む新たな法曹養成制度の整備の状況等を見定めながら, 新制度への完全な切替え ( 詳細は後記第 2 法曹養成制度の改革 参照) が予定される平成 22(2010) 年ころには新司法試験の合格者数を年間 3,000 人とすることを目指すべきである このような法曹人口増加の経過を辿るとすれば, おおむね平成 30(2018) 年ころまでには, 実働法曹人口は5 万人規模 ( 法曹 1 人当たりの国民の数は約 2,400 人 ) に達することが見込まれる なお, 実際に社会の様々な分野で活躍する法曹の数は社会の要請に基づいて市場原理によって決定されるものであり, 新司法試験の合格者数を年間 3,000 人とすることは, あくまで 計画的にできるだけ早期に 達成すべき目標であって, 上限を意味するものではないことに留意する必要がある 2 推進計画 審議会意見書を踏まえ, 平成 14 年 3 月 19 日, 推進計画が閣議決定された 推進計画 (9 頁 ~10 頁 ) の中では, 法曹人口について, 以下のように定められた Ⅲ 司法制度を支える体制の充実強化高度の専門的な法律知識, 幅広い教養, 豊かな人間性及び職業倫理を備えた多数の法曹の養成及び確保その他の司法制度を支える体制の充実強化を図るため, 以下に述べるところに従い, 改革を推進する 第 1 法曹人口の拡大現在の法曹人口が, 我が国社会の法的需要に十分に対応することができていない状況にあり, 今後の法的需要の増大をも考え併せると, 法曹人口の大幅な増加が急務となっているということを踏まえ, 司法試験の合格者の増加に直ちに着手することとし, 後記の法科大学院を含む新たな法曹養成制度の整備の状況等を見定めながら, 平成 22 年ころには司法試験の合格者数を年間 3,000 人程度とすることを目指す ( 以下, 省略 ) 1 法曹人口の大幅な増加現行司法試験の合格者数を, 平成 14 年に1,200 人程度に, 平成 16 年に1,500 人程度に増加させることとし, 所要の措置を講ずる ( 以下, 省略 )

15 法曹人口調査報告書 5 第 2 本件調査に至る経緯及び本件調査の概要 1 法曹人口の在り方に関する調査の根拠 ⑴ 検討会議取りまとめ平成 24 年 8 月, 閣議決定により内閣に設置された法曹養成制度関係閣僚会議 ( 以下 閣僚会議 という ) の下に, 法曹養成制度検討会議 ( 以下 検討会議 という ) が置かれ, そこで法曹の養成に関する制度の在り方について検討が行われた 検討会議は, 平成 25 年 6 月 26 日に取りまとめを行い, その取りまとめの7 頁から8 頁では, 法曹人口の在り方について, 以下のように取りまとめられた 第 2 今後の法曹人口の在り方 社会がより多様化, 複雑化する中, 法曹に対する需要は今後も増加していくことが予想され, このような社会の要請に応えるべく, 質 量ともに豊かな法曹を養成するとの理念の下, 全体としての法曹人口を引き続き増加させる必要があることに変わりはない 現在の法曹養成制度を取り巻く状況に鑑みれば, 現時点において, 司法試験の年間合格者数を 3,000 人程度とすることを目指すべきとの数値目標を掲げることは, 現実性を欠く 今後の法曹人口の在り方については, 当面, このような数値目標を立てることはせず, 第 4で述べる新たな検討体制の下で, 法曹としての質を維持することに留意しつつ, 法曹有資格者の活動領域の拡大状況, 法曹に対する需要, 司法アクセスの進展状況, 法曹養成制度の整備状況等を勘案しながら, あるべき法曹人口について提言をするべくその都度検討を行う必要がある そのために, 第 4で述べる新たな検討体制の下, その時点における法曹有資格者の活動領域等の状況及び法科大学院, 司法修習や弁護士に対する継続教育等の法曹養成制度の状況 規模等を踏まえ, 法曹人口についての必要な調査を行うとともに, その結果を2 年以内に公表するべきである また, その後も継続的に調査を実施するべきである 司法制度改革審議会意見書では, 国民生活の様々な場面における法曹需要は, 量的に増大するとともに, 質的にますます多様化, 高度化することが予想され, その対応のためにも, 法曹人口の大幅な増加を図ることが喫緊の課題であるとして, 法曹人口増大の必要性が指摘され, 閣議決定において, 法科大学院を含む新たな法曹養成制度の整備の状況等を見定めながら, 平成 22 年ころには司法試験の合格者数を年間 3,000 人程度とすることを目指す との目標が定められた なお, もとより, 実際の司法試験合格者は, 司法試験委員会において, 法曹となろうとする者に必要な学識 能力を有しているかどうかという観点から, 適正に判定されるものである このような目標を掲げた司法制度改革によって, 我が国の法曹人口は, 平成 13 年の2 万 1864 人から, 平成 25 年には3 万 8416 人にまで増加し, 弁護士が1 人もいない地域がなくなり, 国民が法的サービスにアクセスしやすくなったこと, 法曹が自治体, 企業及び海外展開等においても広く活動する足掛かりとなったことなど, 成果が認められる 司法制度改革後の日本社会を取り巻く環境は変化を続けており, より多様化, 複雑化する中, 法曹に対する需要は今後も増加していくことが予想され, このような社会の要請に応えるべく, 質 量ともに豊かな法曹を養成するとの理念の下, 全体としての法曹人口を引き続き増加させる必要があることに変わりはない

16 6 法曹人口調査報告書 他方で, プロセス としての法曹養成制度が多くの課題を抱える中, 司法試験の合格者数は, 平成 22 年以降も2,000 人から2,100 人程度にとどまり, 閣議決定された司法試験の合格者数は達成されていない また, 近年, 過払金返還請求訴訟事件を除く民事訴訟事件数や法律相談件数はさほど増えておらず, 法曹の法廷以外の新たな分野への進出も現時点では限定的といわざるを得ない状況にある さらに, ここ数年, 司法修習終了者の終了直後の弁護士未登録者数が増加する傾向にあり, 法律事務所への就職が困難な状況が生じていることがうかがわれることからすれば, 現時点においても司法試験の年間合格者数を3,000 人程度とすることを目指すべきとの数値目標を掲げることは, 現実性を欠くものといわざるを得ない 上記数値目標は, 法曹人口の大幅な増加を図ることが喫緊の課題であったことから, 早期に達成すべきものとして掲げられた目標であるが, 現状においては, 司法試験の年間合格者数の数値目標を掲げることによって, 大幅な法曹人口増加を早期に図ることが必要な状況ではなくなっている そこで, 当面, このような数値目標を立てることはせず, 今後の法曹人口の在り方については, 第 4で述べる新たな検討体制の下で, 法曹有資格者の活動領域の拡大状況, 法曹に対する需要, 司法アクセスの進展状況, 法曹養成制度の整備状況等を勘案しながら, あるべき法曹人口について提言をするべくその都度検討を行う必要がある そのために, 第 4で述べる新たな検討体制の下, その時点における法曹有資格者の活動領域の状況, 法曹に対する需要, 司法アクセスの状況及び法科大学院, 司法修習や弁護士に対する継続教育等の法曹養成制度の状況 規模等を踏まえ, 法曹人口についての調査を行うとともにその結果を2 年以内に公表するべきである また, その後も継続的に調査を実施するとともに, あるべき法曹人口について, その都度検討を行う必要がある いずれにせよ, 引き続き, 社会の要請に応えるべく, 質 量ともに豊かな法曹を養成するとの理念の下, 法曹としての質を維持することに留意しつつ, 法科大学院の改善策 ( 後記第 3の2で検討する ) を進めながら, 全体としての法曹人口を増加させることを目指すものとすることが相当である ⑵ 閣僚会議決定閣僚会議は, 平成 25 年 7 月 16 日, 検討会議取りまとめの内容を是認し, 法科大学院を中核とする プロセス としての法曹養成制度を維持しつつ, 質 量ともに豊かな法曹を養成していくために, 政府として, 講ずべき措置の内容及び時期を示すものとして, 法曹養成制度改革の推進について と題する決定を行った その中で (1 頁 ), 今後の法曹人口の在り方については, 以下のように決定された 第 3 今後の法曹人口の在り方司法試験の年間合格者数については,3,000 人程度とすることを目指すべきとの数値目標を掲げることは現実性を欠くものであり, 当面, このような数値目標を立てることはしないものとする 閣僚会議の下で, 法曹としての質を維持することに留意しつつ, 法曹有資格者の活動領域の拡大状況, 法曹に対する需要, 司法アクセスの進展状況, 法曹養成制度の整備状況等を勘案しながら, あるべき法曹人口について提言をするべくその都度検討を行うこととする そのために, 閣僚会議の下で, 法曹人口についての必要な調査を行い, その結果を2 年以内に公表する また, その後も継続的に調査を実施する

17 法曹人口調査報告書 7 2 検討会議取りまとめ及び閣僚会議決定を踏まえた本件調査の在り方検討会議取りまとめ及び閣僚会議決定を踏まえ, 本件調査では, 法曹人口の在り方を考える上での必要な調査事項として, まず, 法曹に対する需要を調査し, さらに, もう一つの大きな柱である供給側の状況について, 法曹有資格者の活動領域の拡大状況や司法アクセスの進展状況, 法曹養成制度の整備状況という観点も加えて調査することとした 法曹の需要については, 審議会意見書で示された法曹の需要についての観点を参考に, 主に市民, 企業, 地方自治体について, 法曹やそれが提供する法的サービスに対する意識を調査するとともに, 法曹需要の1つの指標たり得る裁判事件数を中心に調査を行った 加えて, その他の事情, 例えば, 諸外国における法曹人口や我が国における隣接業種の状況といった点についても調査した 3 現在の法曹人口 法曹に対する需要や法曹の供給に関する調査 分析に入る前提に, 法曹三者 ( 裁判官, 検察官, 弁護士 ) の人数の増加経緯を見てみると, 以下のとおりとなる 図表 1 法曹三者の人口の推移 弁護士 検察官 裁判官 合計 弁護士 検察官 裁判官 合計 H3 年 14,080 1,173 2,022 17,275 H15 年 19,523 1,453 2,333 23,309 H4 年 14,704 1,173 2,029 17,906 H16 年 20,240 1,505 2,385 24,130 H5 年 14,953 1,173 2,036 18,162 H17 年 21,205 1,548 2,460 25,213 H6 年 15,212 1,173 2,046 18,431 H18 年 22,056 1,591 2,535 26,182 H7 年 15,110 1,173 2,058 18,341 H19 年 23,154 1,634 2,610 27,398 H8 年 15,975 1,208 2,073 19,256 H20 年 25,062 1,679 2,685 29,426 H9 年 16,398 1,242 2,093 19,733 H21 年 26,958 1,723 2,760 31,441 H10 年 16,853 1,274 2,113 20,240 H22 年 28,828 1,768 2,805 33,401 H11 年 17,283 1,304 2,143 20,730 H23 年 30,518 1,791 2,850 35,159 H12 年 17,130 1,345 2,213 20,688 H24 年 32,134 1,810 2,880 36,824 H13 年 18,246 1,375 2,243 21,864 H25 年 33,682 1,822 2,912 38,416 H14 年 18,851 1,414 2,288 22,553 H26 年 35,113 1,835 2,944 39,892 弁護士数は, 日弁連調べによるもので, 各年 4 月 1 日現在の正会員数 平成 7 年及び同 12 年の弁護士数については, 第 47 期 ( 平成 7 年 ) 及び第 52 期 ( 同 12 年 ) の司法修習生の司法修習終了日が4 月 3 日であったため, その年の修習終了直後の新規登録弁護士数 ( 第 47 期 ( 平成 7 年 ) については438 名, 第 52 期 ( 同 12 年 ) については579 名 ) の増加分が反映されていない 検察官数は, 各年度の定員 ( 副検事を除く ) 裁判官数は, 各年度の定員 ( 簡易裁判所判事を除く )

18 8 法曹人口調査報告書 ( 人 ) 45,000 弁護士検察官裁判官 40,000 35,000 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 ( 年 ) 法曹三者の人数の増加推移を見ると, まず, 裁判官数, 検察官数は, 平成 3 年以降, おおむね増加しており, 平成 3 年には, 裁判官が2,022 人, 検察官が1,173 人であったのが, 平成 26 年には裁判官が2,944 人, 検察官が1,835 人となっている 次に, 弁護士数について見てみると, 平成 3 年には1 万 4080 人であったところ, 平成 26 年には3 万 5113 人と, 大幅に増加している そして, 法曹三者の合計は, 平成 3 年に1 万 7275 人であったのが, 平成 26 年には3 万 9892 人となっている 4 調査の実施 ⑴ 調査の構造 調査の実施に当たっては, 大きな視点として, 法曹や法的サービスに対する需要と, これらの供給状況を調べ, さらに, 質の維持の観点も踏まえ, 法曹養成課程における法曹輩出状況も調べることとした 法曹や法的サービスに対する需要を調べるため, 主に,1 法曹や法的サービスに対する市民や企業, 地方自治体などの意識に関するアンケート調査を実施し, さらに, 国の行政機関等における法曹有資格者の採用の現状に関する調査を実施するとともに,2 法曹が行う法廷活動に関する需要の一指標となる裁判事件数を分析した なお,1の調査においては, 法廷外の法曹の活動状況を調べることを目的としているため, 法曹の中でも弁護士の活動やこれに対する需要を確認することを中心とした調査となっている また, 法曹や法的サービスの供給状況を調べるため, 主に, 日本弁護士連合会 ( 以下 日弁連 という が平成 26 年 7 月から8 月にかけて行った 65 期 66 期会員に対する就業状況等に関するアンケート調査 ( 以下, 65 期 66 期調査 という ) 1 と同年 7 月から9 月にかけて行った 1 実施期間は平成 26 年 7 月 31 日から 8 月 29 日までで, 対象は同年 7 月時点の現 新 65 期会員 66 期会員全員とし, 実施方法は郵送による 送付数 ( 郵送物未着分 12 通を除く ) は 3,618 通で, 有効回答数は 990 通 (3,618 通に対する割合は 27.4%) である

19 法曹人口調査報告書 9 弁護士実勢調査 2 の結果を分析し, さらに, 司法アクセスの状況や法曹有資格者の活動領域の拡大状況に関する各種のデータを分析した そして, 法曹養成課程における法曹輩出状況を調べるため, 各種のデータを参照した なお, 以上のような調査 分析を行うに当たっては, これまで行われた各種の既存調査における結果を分析し, 本件調査を実施するに際しての参考としている ⑵ アンケート調査の実施 アンケート調査では, まず, 市民, 企業, 地方自治体を対象に意識調査を行い, さらに, 国の機関等における法曹有資格者等の活動状況についても調査した 3 アインターネット調査 平成 26 年 6 月 27 日から7 月 4 日まで実施した モニターを選別してインターネット上で質問に回答してもらう形式で実施した 4 5 回答数は4,031であった なお, 同調査によって回収できた回答は, 年齢 性別ごとに, 全体的に均一に回収されたことから, 我が国の人口態様に合わせた形に計算上変更してから分析を行った 6 イ法律相談者調査 平成 26 年 5 月 27 日 7 から7 月 31 日まで実施 同日までを当初の回答締切りとしていたが, その後の回答到来状況も踏まえ,8 月 27 日まで締切りを延長した 法律相談に訪れた者に対して調査票を交付して記入させることによる調査を行った 日弁連, 各地の弁護士会, 日本司法支援センター ( 以下 法テラス という ) に協力を求め, 全国 140か所を超える法律相談センター等 8 で調査を行った 2 万通の調査票を配布し,9,888 通の回答があった (2 万通に対する割合は49.4%) これは, 平成 26 年 8 月 27 日までの回収数である 9 2 実施期間は平成 26 年 7 月 29 日から9 月 19 日までで, 対象は同年 7 月時点の全会員 35,461 名であり, 実施方法はファクシミリとWEBによる ファクシミリによる送付数は34,586 通で, 有効回答数は3,724 通 ( うち,WEBによる回答が1,124 通, ファクシミリ ( 一部郵送による返送あり ) による回答が2,600 通,34,586 通に対する割合は10.8%) である 3 アンケート調査は, 公益社団法人商事法務研究会に委託して行った 4 業務委託した公益社団法人商事法務研究会が再委託した株式会社サーベイリサーチセンターが提携している楽天リサーチ株式会社の総モニター数は約 227 万人である 5 シナリオ調査部分については,30 種類のシナリオ (6 事案,1 事案につき5つの価格条件を設定 ) を準備したが, 各回答者は, 事案及び価格で分けられた1つのシナリオのみが割り振られ, 回答を行っている 詳細は, 後記 第 2 章第 6 価格低下による依頼意欲の向上 ( シナリオ調査結果 ) のとおり 6 回答の男女別 年代別 地域別の分布を, 我が国の男女別 年代別 地域別の人口分布に合わせており, いわゆる 重み付け と呼ばれる統計学的な調整である 付属の インターネット調査重み付けに関する説明 を参照 このため, 問によって, わずかながら合計度数が総回収数よりも多い数値になっていることがある 7 業務委託先の公益社団法人商事法務研究会から, 各地の弁護士会の法律相談センター等へ調査票を送付した日である 法律相談センター等では, 法律相談利用者に対する配付の準備が整い次第, 調査票の配布を開始しており, その開始時期は, おおむね,5 月最終週から6 月第 1 週となっている 8 各地の弁護士会の法律相談センターや交通事故相談センター, そして法テラスの法律相談において調査を行った 9 委託業者において, 納品期限である平成 26 年 9 月 30 日までに回答の集計作業と電子化を行わなければならないことから, 作業のための期間を考慮し,8 月 27 日到着までの回答で分析を行っている 以下の企業調査, 地方自治体調査においても同様である

20 10 法曹人口調査報告書 ウ企業調査 ( 大企業 中小企業 ) 平成 26 年 6 月 27 日 ( 発送 ) から7 月 31 日まで実施した 締切りについては, 同様に8 月 27 日まで延長した 企業を対象にした調査としては, 企業の規模別に大企業と中小企業に分けて, 郵送による調査を行った 企業調査における対象企業の選別については, 以下のとおり, 経営法友会会員企業 10, 特殊法人 ( 経営法友会会員を除く ), 会社四季報掲載の上場企業 未上場企業を大企業調査の対象とし ( 合計 5,000 社 ), 中小企業調査の対象としては東京商工会議所会員企業 3,000 社を選別した 配付先 配付数 経営法友会会員企業 1,107 特殊法人 ( 経営法友会会員である17 社を除く ) 会社四季報掲載の上場企業 2, 会社四季報掲載の未上場企業 1, 東京商工会議所会員企業 3,000 合計 8,000 大企業調査では,5,000 通の調査票を配布し,1,139 通の回答があった ( 回収率 22.9%) 中小企業では,3,000 通の調査票を配布し,800 通の回答があった ( 回収率 26.7%) いずれも平成 26 年 8 月 27 日までの回収数である 10 経営法友会は,1971 年に誕生した, 企業法務実務担当者の情報交換のために組織された団体である 会員数は, 平成 26 年 3 月末現在で1,090 社である ( 参照 ) 今回の調査が, 法曹人口調査という目的であったことから, 企業との関係での弁護士の活動 ( 委任契約, 企業内勤務 ) を調べる上で, 法務部のある企業に実態を調査することが適切であると考えられたため, 経営法友会会員企業を調査対象企業とした 11 会社四季報掲載の上場企業の抽出条件会社四季報掲載企業から, 資本金 1 億円以上, 従業員数 100 人以上, かつ, 経営法友会会員ではない企業を抽出 ( 上場企業 2,238 社, 未上場企業 2,263 社 ) 12 会社四季報掲載の未上場企業の抽出条件未上場企業については, 脚注 11の条件に当てはまる2,263 社のうち, 東京所在, かつ資本金額の小さい企業から 624 社分を除いた1,639 社を抽出し, 大企業調査の調査対象企業数が5,000 社となるようにした 13 東京商工会議所会員企業の抽出条件 1 会員企業から, 資本金 1 億円未満, かつ, 平成 22 年実施の会社法務部実態調査において, 未上場企業から回答が多かった4 業種 ( 製造業, 商業, 金融業, サービス業 ) を抽出 2 上記 1の条件で抽出した27,943 社 ( 製造業 9,132 社, 商業 13,134 社, 金融業 1,042 社, サービス業 4,635 社 ) から, 業種の比率及び今回の調査票で聞く従業員数のカテゴリー (25 人以上 50 人未満,50 人以上 100 人未満,100 人以上 500 人未満 ) を考慮して, 合計 3,000 社を抽出 なお, 調査対象を上記の東京商工会議所会員企業としたのは, 企業規模及び業種で調査対象に偏りが生じないように選別できること, 東京には弁護士数が多く中小企業の弁護士利用可能生が比較的良好であると推測されること, 調査用の配布を適切に行い回収率も相当程度見込めることを考慮したことによる 14 今回の中小企業調査の回答企業 ( 全 800 社 ) の資本金額を見ると,1000 万円未満の企業が21 社 (2.6%),1000 万円以上 5000 万円未満が441 社 (55.1%),5000 万円以上 1 億円未満が324 社 (40.5%),1 億円以上 5 億円未満が5 社 (0.6%), その他が1 社 (0.1%), 無回答が8 社 (1.0%) となっており ( 属性問 1⑶), 従業員数を見ると,25 人未満が33 社 (4.1%),25 人以上 50 人未満が183 社 (22.9%),50 人以上 100 人未満が306 社 (38.3%)100 人以上 500 人未満が268 社 (33.5%),500 人以上 1,000 人未満が3 社 (0.4%), 無回答が7 社 (0.9%) となっており ( 属性問 1 ⑷), 回答企業の多くが中規模の企業となっている 本件調査においては, こうした回答企業の属性に留意しつつ分析を進めている

21 法曹人口調査報告書 11 エ地方自治体調査 平成 26 年 6 月 27 日 ( 発送 ) から7 月 31 日まで実施した 締切りについては同様に8 月 27 日まで延長した 地方自治体を対象にした調査としては, 地方自治法上の普通地方公共団体である都道府県及び市町村 ( 同法 1 条の3 第 2 項 ), 特別地方公共団体である特別区 ( 同条の3 第 3 項 ) のうち, 以下の地方自治体を選別した なお, 普通地方公共団体については, 調査目的との関係で相当と考えられた回収数を確保するため, 配付総数 1,000 件に満つるまで, 上位にある地方自治体 ( 同法 5 条 2 項並びに8 条 1 項及び2 項 ) から都道府県, 市, 町の順で選別した 配付先 配付数 全ての都道府県 47 全ての市 791 東京 23 区 23 町 ( 人口数 ( 平成 26 年 6 月 1 日現在 ) の上位から配付総数の合計が1,000に満つるまで採用 ) 139 合計 1,000 地方自治体調査では,1,000 通の調査票を配布し,762 通の回答があった ( 回収率 76.2%) いずれも平成 26 年 8 月 27 日までの回収数である オ国の機関等の調査 照会文書発出が平成 26 年 7 月 29 日, 回答期限が8 月 22 日, 最終回答受領日が9 月 22 日である 国の機関等に関する調査としては, 中央官庁を中心とした国の機関等 15 に対して調査票を配布し, 回答を求めたところ,48の機関等から回答があった 15 対象機関を選別するに当たっては, 日弁連が平成 18 年 10 月から 11 月にかけて行った 企業 官公庁 地方自治体 アンケート を参考にしている

22 12 法曹人口調査報告書

23 調査結果 第 2 章から第 6 章までに記載する調査結果のうち, で記載したものは, アンケート調査における回答状況及び各種の資料上の数値や事実に関する記述であり, で記載したものは, こうした記述をまとめた論述である なお, 本文の理解を容易にするため, 図表集にある一部の図表を本文中に記載してある

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25 法曹人口調査報告書 15 第 2 章法曹に対する需要分析 第 1 市民のニーズ ( 法律相談者調査 インターネット調査 ) 1 トラブル経験から分かる法曹に対する需要 ⑴ インターネット調査におけるトラブル経験から分かる法曹に対する需要弁護士に相談するようなトラブルを経験したにもかかわらず, 弁護士に対する依頼を断念した層の中には, 法曹に対する潜在的需要を有する市民が一定程度含まれる可能性がある アトラブル経験と弁護士への依頼 インターネット調査問 4 最近 5 年間で経験したトラブルで弁護士への相談を考えたことがあるか について, 考えたことがある と回答したのは20.7% である この 考えたことがある と回答した者に対し, 問 5 トラブルを解決するために弁護士に依頼しようとしたか を聞いたところ, 依頼しようと思い, 実際に依頼した ( ことがある ) と回答したのは32.4%, 依頼しようと思ったが, 結局依頼しなかった と回答したのは54.7%, 依頼しようと思わなかった と回答したのは12.9% になっている 回答者の約 20% が最近 5 年間で経験したトラブルで弁護士への相談を考えたにもかかわらず, そのうち3 分の2 以上に当たる約 68%(54.7%+12.9%) の者 (563, 全回答数 4,024のうち約 14%) が, 実際には弁護士に依頼しなかったことが分かる 図表 2-1 インターネット問 4 最近 5 年間に経験したトラブルで弁護士への相談を考えたことがあるか ( 左 = 度数, 右 =%) 考えたことがある 834 (20.7) 考えたことはない 3,190 (79.3) 回答数 4,024 (100.0) 考えたことがある 考えたことはない (%)

26 16 法曹人口調査報告書 図表 2-2 インターネット問 5 トラブルを解決するために弁護士に依頼しようとしたか ( 問 4 で 考えたことがある と回答した者のみ ) ( 左 = 度数, 右 =%) 依頼しようと思い, 実際に依頼した ( ことがある ) 270 (32.4) 依頼しようと思ったが, 結局依頼しなかった 456 (54.7) 依頼しようと思わなかった 107 (12.9) 回答数 834 (100.0) 依頼しようと思い, 実際に依頼した ( ことがある ) 依頼しようと思ったが, 結局依頼しなかった 依頼しようと思わなかった (%) こうした, 弁護士に依頼しなかった者について, 問 6 依頼しなかった理由 を聞いてみると, 各選択肢について そう思う との回答と どちらかといえばそう思う との回答を合計した割合は, 1. 弁護士では問題を解決してくれないと思ったから では20.6%, 2. 弁護士は頼りにならなそうだったから では12.1%, 3. 弁護士がよく話を聞いてくれなさそうだったから では18.7%, 5. 弁護士に依頼するような問題ではないと思ったから では30.6%, 6. 自分で解決できると思ったから では34.1%, 7. 弁護士の探し方が分からなかったから では39.0% となっている 16 前記のような理由を回答した者の中には, 実際には弁護士に相談していないために弁護士の業務に対する理解が不足している者や弁護士へのアクセス方法を知らない者がいる可能性があるから, 弁護士からの適切な情報提供が十分になされ, それが周知されれば弁護士に依頼するようになる者がいる可能性があるのではないか そうすると, こうした者のうち一定部分については, 弁護士へのニーズを有する者が含まれる可能性があると思われる 16 なお, 問 6 の肢 4 は費用の問題として, 後にまとめて論述する

27 法曹人口調査報告書 17 図表 2-3 インターネット問 6 1. 弁護士では問題を解決してくれないと思ったから 2. 弁護士は頼りにならなそうだったから 3. 弁護士がよく話を聞いてくれなさそうだったから 4. 弁護士にかかる費用が払えなかったから 5. 弁護士に依頼するような問題ではないと思ったから 6. 自分で解決できると思ったから 7. 弁護士の探し方が分からなかったから 依頼しなかった理由 ( 問 5 で 依頼しようと思ったが, 結局依頼しなかった 又は 依頼しようと思わなかった と回答した者のみ ) そう思う どちらかといえばそう思う どちらともいえない どちらかといえばそうは思わない ( 上段 = 度数, 下段 =%) そうは思わない 回答数 (4.7) (15.9) (27.2) (21.1) (31.2) (100.0) (4.1) (8.0) (30.0) (25.3) (32.7) (100.0) (4.7) (14.0) (29.5) (24.6) (27.2) (100.0) (27.2) (31.4) (21.9) (8.1) (11.4) (100.0) (9.0) (21.6) (37.4) (16.3) (15.7) (100.0) (9.3) (24.8) (34.1) (14.9) (16.9) (100.0) (12.4) (26.6) (23.7) (16.1) (21.1) (100.0) イトラブル経験 弁護士依頼経験と地域差 ( ア ) 地域差分析 次に, 前記のようなトラブル経験と弁護士依頼経験 ( インターネット調査問 4 及び問 5) について, 何らかの地域差が見られるかどうかを分析した 分析に当たっては, 以下の方法により地域を4 区分に分けた 以降, インターネット調査及び法律相談者調査においては, 同様の区分けによって地域分析を行った 地域区分に当たっては, 人口を基準として都道府県を人口の多い方から順位付けした上, インターネット調査及び法律相談者調査における地域ごとの回答数がクロス集計 17 による分析に耐え得る程度にできる限り均等に分配されるよう4つの地域に分けた なお, このほか, 県内総生産, 弁護士数, 弁護士 1 人当たり人口, 県民所得によっても都道府県を順位付けし, 前記と同様に回答数の観点から4つの地域に分けて見たところ, 結果的に, 県内総生産及び弁護士数については人口で地域を分けた場合と同じ地域区分となった 他方, 弁護 17 2つの変数間の関係を見るためにクロス集計表を作成し分析を行った なお, 本調査におけるクロス集計結果を踏まえた検討は,2 変数の分析結果のみに基づく立論であり, 他の変数の影響を排除したものではない クロス集計表の検定には, 統計的仮説検定の手法の1つである Pearson のカイ2 乗検定を用いている また, 回答の傾向をより正確に見るために, 調整済み残差を算出し, その結果, クロス集計表内で特徴的であると考えられるセルを灰色に塗って示した ( 調整済み残差がプラス2 以上のセルを濃い灰色にし, 調整済み残差がマイナス2 以下のセルを薄い灰色にした ) 例えば, 図表 2-6を見ると, 第 Ⅱ 地域 と 実際に依頼した ( ことがある ) の交わったセルを濃い灰色に, 第 Ⅱ 地域 と 依頼しなかった の交わったセルを薄い灰色にしているが, これは, 第 Ⅱ 地域で実際に依頼した ( ことがある ) との回答の割合が多く, 逆に, 依頼しなかったとの回答の割合が少ないという特徴が見られたことを表している

28 18 法曹人口調査報告書 士 1 人当たり人口及び県民所得については人口で地域を分けた場合と異なる地域区分となった そこで,1つの試みとして, 地域差分析を行う上での地域区分については,3つの順位付け基準による地域区分が一致した, 人口, 県内総生産及び弁護士数による地域区分を採用した 18 図表 2-4 インターネット調査, 法律相談者調査の地域分類 ( 図表集 ) ( イ ) トラブル経験 弁護士依頼経験と地域差 インターネット調査問 4 最近 5 年間で経験したトラブルで弁護士への相談を考えたことがあるか について地域差を調べたところ, 統計的に有意な結果は得られなかった 次に, インターネット調査問 5 トラブルを解決するために弁護士に依頼しようとしましたか についても地域差を調べた 依頼しようと思ったが, 結局依頼しなかった と 依頼しようと思わなかった を, 否定的な回答として 依頼しなかった との回答にまとめ, これと 実際に依頼した ( ことがある ) との回答とを対比させて地域差を調べたところ, 第 Ⅱ 地域について, 実際に依頼したとの回答の割合が多いとの特徴が見られた 以上のような地域差分析によると, インターネット調査におけるトラブル経験の有無については, 特段の地域差は認められなかったものの, 弁護士依頼経験については, 第 Ⅱ 地域について実際に依頼したとの回答が多かったという地域差が見られた 図表 2-5 インターネット問 4 最近 5 年間に経験したトラブルで弁護士への相談を考えたことがあるか ( 地域別 ) 19 考えたことがある考えたことはない合計 ( 左 = 度数, 右 =%) 第 Ⅰ 地域 103 (23.8) 330 (76.2) 433 (100.0) 第 Ⅱ 地域 172 (21.6) 625 (78.4) 797 (100.0) 第 Ⅲ 地域 185 (19.8) 748 (80.2) 933 (100.0) 第 Ⅳ 地域 374 (20.1) 1,487 (79.9) 1,861 (100.0) 全体 834 (20.7) 3,190 (79.3) 4,024 (100.0) 18 今回の調査においては, 都道府県ごとに個々に分析を行うに足りるだけの回答数を確保することができなかった ため, 都道府県別の分析は断念した 19 Pearsonのカイ2 乗 =3.731, p=0.292

29 法曹人口調査報告書 19 図表 2-6 インターネット問 5 トラブルを解決するために弁護士に依頼しようとしたか ( 地域別 ) 20 実際に依頼した ( ことがある ) 依頼しなかった ( 左 = 度数, 右 =%) 第 Ⅰ 地域 28 (27.2) 75 (72.8) 103 (100.0) 第 Ⅱ 地域 68 (39.5) 104 (60.5) 172 (100.0) 第 Ⅲ 地域 65 (35.3) 119 (64.7) 184 (100.0) 第 Ⅳ 地域 109 (29.1) 266 (70.9) 375 (100.0) 全体 270 (32.4) 564 (67.6) 834 (100.0) 合計 ウインターネット調査におけるトラブル経験から分かる法曹に対する需要についてのまとめ インターネット調査 ( 問 4,5) から, 最近 5 年間で経験したトラブルで弁護士への相談を考えたことがある人は全回答者のうち20.7% に当たり, その中で実際に弁護士に依頼した人は 32.4%, 依頼しようと思ったが結局依頼しなかった人は54.7% であったことが分かった このように, 依頼を考えたが結局依頼しなかった人については, 法曹に対する潜在的需要を有する市民が一定程度含まれるといってもよいのではないかと考えられる ⑵ 法律相談者調査における依頼意欲から分かる法曹に対する需要法律相談に来ていながら, 依頼態度を保留している層の中には, 法曹に対する潜在的需要を有する人々が含まれるといえるのではないか ア法律相談後の弁護士依頼意欲 ( ア ) 依頼意欲 法律相談者調査問 6 今後弁護士に問題の解決を依頼しようと思うか についての回答結果は, 依頼しようと思う 3,382( 有効回答数 8,695のうち38.9%), どちらかといえば依頼しようと思う 2,324(26.7%), どちらともいえない 2,452(28.2%), どちらかといえば依頼しようと思わない 226(2.6%), 依頼しようと思わない 311(3.6%) であり, 前二者の依頼方向の回答数合計は5,706(65.6%), 後二者の依頼しない方向の回答数合計は537(6.2%) であった 図表 3-1 法律相談者問 6 今後弁護士に問題の解決を依頼しようと思うか ( 左 = 度数, 右 =%) 依頼しようと思う 3,382 (38.9) どちらかといえば依頼しようと思う 2,324 (26.7) どちらともいえない 2,452 (28.2) どちらかといえば依頼しようと思わない 226 (2.6) 依頼しようと思わない 311 (3.6) 回答数 ( 無回答を除く ) 8,695 (100.0) 20 Pearson のカイ 2 乗 =7.902, p=0.048

30 20 法曹人口調査報告書 依頼しようと思う どちらかといえば依頼しようと思う どちらともいえない どちらかといえば依頼しようと思わない 依頼しようと思わない (%) ( イ ) 地域差 法律相談者調査問 6 今後弁護士に問題の解決を依頼しようと思うか についての回答結果において地域差が見られるかを調査した 依頼しようと思う と どちらかといえば依頼しようと思う を そう思う との回答にまとめ, どちらかといえば依頼しようと思わない と 依頼しようと思わない を そう思わない との回答にまとめ, これらと どちらともいえない の3つの区分にして比べてみたところ, 第 Ⅰ 地域と第 Ⅲ 地域で, そう思う の割合が多く, 第 Ⅱ 地域では, 逆に そう思う の割合が少ないという特徴が見られた 図表 3-2 法律相談者問 6 今後弁護士に問題の解決を依頼しようと思うか ( 地域別 ) ( 図表集 ) 法律相談者調査問 6についての地域差は以上のとおりであり, 第 Ⅰ 地域と第 Ⅲ 地域においては, 弁護士に今後問題の解決を依頼すると回答する割合が多く, 逆に, 第 Ⅱ 地域では, 依頼するとした回答が少ないとの地域差が見られた ( ウ ) 法律相談後の弁護士依頼意欲についてのまとめ 前記 ( ア ) によると, 法律問題を抱えて法律相談に来た者のうち, 実際に弁護士に依頼しようと思う者が3 分の2 程度 (65.6%) 21, どちらともいえないとして, 依頼態度を保留している者が 4 分の1 程度 (28.2%) いることが分かる 依頼態度を保留している者は, 法律問題を抱えて法律相談に来ていながら態度を保留している者であるから, 弁護士に対する潜在的な需要を抱えている者が一定程度含まれている可能性がある イ依頼しようと思う理由 前記の法律相談者調査問 6 今後弁護士に問題の解決を依頼しようと思うか について 依頼しようと思う と回答した者に対し, その理由を問 7 依頼しようと思う理由 で尋ねたところ, そう思う と どちらかといえばそう思う という回答の合計が 1. 弁護士なら問題を解決してくれると思うから との理由については4,844( 有効回答数 5,142のうち94.2%) であり, 2. 弁護士が頼りになりそうだから の理由については4,377( 有効回答数 4,828のうち90.7%) 21 なお, インターネット調査においては, 最近 5 年間に経験したトラブルで弁護士への相談を考えたことがある者の中で, 依頼しようと思い, 実際に依頼した 者の割合が32.4%( 問 5) であったことと比較すると, 法律相談を経ることで弁護士に依頼しようと思う者が増加する, 又は弁護士に依頼しようと強く思っている人が法律相談に来ると解釈できるのではないか

31 法曹人口調査報告書 21 であり, 3. 弁護士がよく話を聞いてくれそうだから の理由については4,089( 有効回答数 4,724のうち86.6%) となっている その他 の理由として自由記載で挙げられたものとしては, 自分では解決できない, 自分で直接話し合いたくない, 紛争の相手方が弁護士を依頼した, 警察等で勧められたなどの理由が見られた 図表 3-3 法律相談者問 弁護士なら問題を解決してくれると思うから 2. 弁護士が頼りになりそうだから 3. 弁護士がよく話を聞いてくれそうだから 4. 相談の際に示された弁護士にかかる費用に納得できるから 5. 裁判をするつもりだから 6. 法律相談で弁護士に依頼した方が良いと勧められたから 依頼しようと思う理由 ( 問 6で 依頼しようと思う 又は どちらかといえば依頼しようと思う と回答した者のみ ) ( 上段 = 度数, 下段 =%) そう思う どちらかといえばそう思う どちらともいえない どちらかといえばそうは思わない そうは思わない 弁護士への依頼を勧められなかった 回答数 ( 無回答を除く ) 3,282 1, ,142 (63.8) (30.4) (5.1) (0.3) (0.3) - (100.0) 2,906 1, ,828 (60.2) (30.5) (6.6) (0.7) (2.0) - (100.0) 2,603 1, ,724 (55.1) (31.5) (11.9) (0.9) (0.6) - (100.0) , ,350 (20.8) (18.4) (52.4) (4.4) (3.9) - (100.0) , ,288-4,410 (15.1) (11.3) (36.6) (7.8) (29.2) - (100.0) 1, , ,377 (34.7) (21.2) (28.6) (2.2) (5.5) (7.9) (100.0) このような結果からすると, 法律相談をした後に依頼しようと思う者は, 弁護士なら問題を解決してくれる, 弁護士が頼りになりそうだ, 弁護士がよく話を聞いてくれそうだ といった点について肯定的な評価をしていることが分かる そして, 弁護士が問題を解決してくれると思うかどうか, 弁護士が頼りになりそうだと思うかどうか, 弁護士がよく話を聞いてくれそうだと思うかどうかは, 法律相談の場における弁護士の相談態度の親切さや弁護士の助言の適切さに関係するのではないかと思われる そうすると, 弁護士による紛争解決が適切であると考えられる事案であるにもかかわらず弁護士への依頼を迷っている者については, 弁護士が話しやすい親切な態度で相談に応じ, 適切な助言をすることにより, 依頼する方向に導かれる可能性がある ウ依頼しようと思わない理由 前掲図表 3-1の法律相談者調査問 6 今後弁護士に問題の解決を依頼しようと思うか について, どちらかといえば依頼しようと思わない 又は 依頼しようと思わない と回答した者に対し, その理由を問 8 依頼しようと思わない理由 で尋ねたところ, そう思う と どちらかといえばそう思う という回答の多かった選択肢は 5. 法律相談で解決したと思うから ( 回答の合計 199, 有効回答数 395のうち50.4%), 9. 自分で解決できると思ったから (149, 有効回答数 377のうち39.5%), 6. 法律相談で弁護士に依頼するような問題ではないと言われたから (99, 有効回答数 374のうち26.5%) であったが, 1. 弁護士では問題を解決してくれないと思うから との理由についても そう思う と どちらかといえばそう思う という回答の合計は 85( 有効回答数 383のうち22.2%), 2. 弁護士は頼りにならなそうだから の理由については57

32 22 法曹人口調査報告書 ( 有効回答数 385のうち14.8%) であり, 3. 弁護士はよく話を聞いてくれなさそうだから の理由については58( 有効回答数 381のうち15.2%) となっていることが見て取れる 22 その他 の理由として自由記載で挙げられたものとしては, 調停を勧められるなど弁護士への依頼を勧められなかった, 助言を聞いて自分で解決したい, 事件が少額なので割に合わないといった回答が見られた 図表 3-4 法律相談者問 弁護士では問題を解決してくれないと思うから 2. 弁護士は頼りにならなそうだから 3. 弁護士はよく話を聞いてくれなさそうだから 4. 相談の際に示された弁護士にかかる費用に納得できないから 依頼しようと思わない理由 ( 問 6で 依頼しようと思わない 又は どちらかといえば依頼しようと思わない と回答した者のみ) ( 上段 = 度数, 下段 =%) そう思う どちらかといえばそう思う どちらともいえない どちらかといえばそうは思わない そうは思わない 弁護士にかかる費用は示されていない 回答数 ( 無回答を除く ) (15.7) (6.5) (13.8) (6.8) (57.2) - (100.0) (8.8) (6.0) (13.5) (8.8) (62.9) - (100.0) (8.7) (6.6) (12.9) (10.0) (61.9) - (100.0) (9.1) (11.8) (21.8) (3.5) (23.4) (30.4) (100.0). 5. 法律相談で解決したと思うから 6. 法律相談で弁護士に依頼するような問題ではないと言われたから 7. 法律相談の弁護士の印象が悪いから 8. 法律相談で勝てそうにないと言われたから 9. 自分で解決できると思ったから そう思う どちらかといえばそう思う どちらともいえない どちらかといえばそうは思わない そうは思わない そうは言われなかった 回答数 ( 無回答を除く ) (34.2) (16.2) (20.5) (3.8) (25.3) - (100.0) (15.5) (11.0) (18.4) (4.0) (26.7) (24.3) (100.0) (8.1) (5.1) (14.1) (6.2) (66.5) - (100.0) (11.8) (7.9) (16.2) (0.8) (35.1) (28.2) (100.0) (20.7) (18.8) (25.7) (4.0) (30.8) - (100.0) このような結果からすると, 法律相談で解決したと思うから (50.4%), 自分で解決できると思ったから (39.5%) と回答した人は, 相談によって需要が充足されたと考えられるものの, 法律相談に来たが弁護士に依頼しようと思わない者の中には,1 割 5 分から2 割程度の割合で, 弁護士は問題を解決してくれないと思うから, 弁護士は頼りにならなそうだから, 弁護士はよく話を聞いてくれなさそうだから といった理由で, 依頼をためらい, あるいは依頼しないとしていることが分かる 22 なお, 問 8 の肢 4 は費用の問題として, 後にまとめて論述する

33 法曹人口調査報告書 23 前記のとおり, 弁護士が問題を解決してくれると思うかどうか, 弁護士が頼りになりそうだと思うかどうか, 弁護士がよく話を聞いてくれそうだと思うかどうかは, 弁護士の相談態度の親切さや弁護士の助言の適切さに関係すると思われることからすると, 弁護士が話しやすい親切な態度で相談に応じ適切な助言を行うことにより, 法律相談に訪れた者から依頼を受けることができるようになり, 弁護士に対する潜在的需要を顕在化させることがあり得るのではないかと思われる エ法律相談者調査における依頼意欲から分かる法曹に対する需要についてのまとめ 今回の法律相談者調査から, 法律相談をし, 今後弁護士に問題の解決を依頼しようと思った人が65.6%( どちらかといえば依頼しようと思う人を含む ), どちらともいえないとして依頼を留保している人が28.2% いることが分かった 法律相談に来ていながら依頼態度を保留している層については, 潜在的需要を有する人々が一定程度含まれるといえるのではないかと考えられる ⑶ ためらいの理由市民は, 弁護士に対する依頼の際にためらいを感じているが, このような障壁が軽減されれば, 法曹に対する潜在的需要が顕在化するのではないか アインターネット調査結果から分かるためらい インターネット調査問 7⑴ 弁護士に相談することにためらいを感じると思うか について, ためらいを感じると思う という回答は1,066で, 全回答数 4,024のうち26.5% に当たる この回答割合は, ためらいを感じるとは思わない との回答 1,539(38.2%) よりは低くなっているものの, 法律問題を抱えた場合にも弁護士に相談することをためらう者が3 割弱程度存在することになる 図表 2-7 インターネット問 7⑴ 弁護士に相談することにためらいを感じると思うか ( 左 = 度数, 右 =%) ためらいを感じると思う 1,066 (26.5) どちらともいえない 1,419 (35.3) ためらいを感じると思わない 1,539 (38.2) 回答数 4,024 (100.0) 前記の ためらいを感じると思う と回答した者に対し, その理由を尋ねたところ ( インターネット調査問 7⑵), そう思う と どちらかといえばそう思う と肯定する回答が最も多かった理由は, 2. 弁護士はお金がかかりそうだから (1,047, 全回答数 1,066のうち98.2%) であった 23 また, そう思う と どちらかといえばそう思う という回答の合計は, 1. 弁護士には近寄りがたいイメージがあるから との理由については827( 全回答数 1,066のうち77.6%) であり, 3. 弁護士に頼むと解決までに時間がかかりそうだから については720(67.5%), 4. 弁護士に頼んで裁判などになると, かえって問題がこじれそうだから については620(58.2%) となっており, いずれも高い割合を示している 23 なお, 問 7 の肢 2 は費用の問題として, 後にまとめて論述する

34 24 法曹人口調査報告書 図表 2-8 インターネット問 7⑵ 1. 弁護士には近寄りがたいイメージがあるから 2. 弁護士はお金がかかりそうだから 3. 弁護士に頼むと解決までに時間がかかりそうだから 4. 弁護士に頼んで裁判などになると, かえって問題がこじれそうだから ためらいを感じると思う理由 ( 問 7⑴ で ためらいを感じると思う と回答した者のみ ) そう思う どちらかといえばそう思う どちらともいえない どちらかといえばそうは思わない ( 上段 = 度数, 下段 =%) そうは思わない 回答数 ,066 (30.8) (46.7) (12.0) (6.6) (3.8) (100.0) ,066 (76.9) (21.3) (1.1) (0.3) (0.3) (100.0) ,066 (34.1) (33.4) (19.3) (9.3) (3.9) (100.0) ,066 (27.5) (30.6) (25.2) (11.1) (5.5) (100.0) イ法律相談者調査結果から分かるためらい 法律相談者調査問 5⑴ 今回の問題を弁護士に相談することにためらいを感じたことがあるか について, ためらいを感じたことがある との回答は3,937で, 有効回答数 9,274のうち42.5% に当たり, この回答割合は, ためらいを感じたことはない との回答 3,009についての割合 32.4% よりも高くなっている 法律問題を抱えて法律相談に訪れた者においても, 弁護士に相談することにためらいを感じた者が4 割程度存在しており, 前記のインターネット調査における ためらい の割合(3 割弱 ) よりも高いものとなっている 前記の ためらいを感じたことがある と回答した者に, その理由を尋ねたところ ( 法律相談者調査問 5⑵), そう思う と どちらかといえばそう思う の回答が多かった理由は, 2. 弁護士はお金がかかりそうだから ( 回答 3,536, 有効回答数 3,745のうち94.4%) であった その他の理由については, そう思う と どちらかといえばそう思う と回答した者の合計は, 1. 弁護士には近寄りがたいイメージがあるから との理由については1,993( 有効回答数 3,550のうち56.1%) であり, 3. 弁護士に頼むと解決までに時間がかかりそうだから については1,477 ( 有効回答数 3,507のうち42.1%), 5. 弁護士に頼んで裁判などになると, かえって問題がこじれそうだから については1,169( 有効回答数 3,540のうち33.0%) となっている 24 図表 3-5 法律相談者問 5⑴ 今回の問題を弁護士に相談することにためらいを感じたことがあるか ( 左 = 度数, 右 =%) ためらいを感じたことがある 3,937 (42.5) どちらともいえない 2,328 (25.1) ためらいを感じたことはない 3,009 (32.4) 回答数 ( 無回答を除く ) 9,274 (100.0) 24 なお, 問 5⑵ の肢 2 は費用の問題として, 後にまとめて論述する

35 法曹人口調査報告書 25 ためらいを感じたことがあるどちらともいえないためらいを感じたことはない (%) 図表 3-6 法律相談者問 5⑵. 1. 弁護士には近寄りがたいイメージがあるから 2. 弁護士はお金がかかりそうだから 3. 弁護士に頼むと解決までに時間がかかりそうだから 4. 自分の抱えている問題は, 弁護士に頼めば解決するというものではないと思ったから 5. 弁護士に頼んで裁判などになると, かえって問題がこじれそうだから ためらいを感じた理由 ( 問 5⑴で ためらいを感じたことがある と回答した者のみ ) ( 上段 = 度数, 下段 =%) そう思う どちらかといえばそう思う どちらともいえない どちらかといえばそうは思わない そうは思わない 回答数 ( 無回答を除く ) 785 1, ,550 (22.1) (34.0) (17.0) (8.2) (18.7) (100.0) 2, ,745 (74.1) (20.3) (3.4) (0.6) (1.5) (100.0) ,507 (21.4) (20.8) (28.2) (10.4) (19.2) (100.0) ,234 3,523 (10.6) (13.5) (27.6) (13.2) (35.0) (100.0) ,051 3,540 (15.1) (17.9) (26.3) (11.0) (29.7) (100.0) このような結果からすると, 法律相談で弁護士にたどりついた者であっても, 弁護士には近寄りがたいイメージがあるから, 弁護士に頼むと解決までに時間がかかりそうだから, 弁護士に頼んで裁判などになると, かえって問題がこじれそうだから といった弁護士費用以外の理由によりためらいを感じた者が相当数いることが分かる そうすると, 弁護士による適切な情報提供や, 裁判制度を始めとする司法制度の理解が利用者において深まれば, 弁護士への接触の第 1 段階である法律相談の需要を喚起する可能性があるといえるのではないか ⑷ 考慮要素市民及び法律相談者は, 弁護士に対し, 親身に対応してくれること, 実務経験が長いこと及びそれまでに取り扱った実績 評価が簡単に分かることを期待しており, こうした点で弁護士側の対応が向上すれば, 市民等の潜在的需要を顕在化させることができるのではないか ア考慮要素としての親身な対応 ( ア ) インターネット調査結果 インターネット調査問 9 弁護士を選ぶ際の考慮の度合 のうち, 考慮する と ある程度考慮する という回答の合計は, 2. 親身に対応してくれること については3,794( 全回答数 4,024のうち94.3%) であり, 3. 依頼内容に対してきちんと説明してくれること については

36 26 法曹人口調査報告書 3,829( 全回答数 4,024のうち95.2%) となっている このように, 親身に対応してくれること と 依頼内容に対してきちんと説明してくれること については, 考慮要素として, いずれも高い回答割合となっている 図表 2-9. 弁護士の性別 インターネット問 9 弁護士を選ぶ際の考慮の度合 男性がいい どちらかといえば男性がいい どちらでもよい どちらかといえば女性がいい ( 上段 = 度数, 下段 =%) 女性がいい 回答数 , ,024 (7.8) (16.6) (68.6) (5.1) (2.0) (100.0). 1. 弁護士への話しやすさ 2. 親身に対応してくれること 3. 依頼内容に対してきちんと説明してくれること 4. 希望どおりの結果が得られそうと言ってくれること 5. 弁護士の実務経験が長いこと 6. 弁護士の専門分野 7. 弁護士がそれまで取り扱った事件に関する実績と評価 8. 弁護士の事務所に行きやすいこと 9. 法律知識に限られない幅広い知識を持っていること 10. 弁護士にかかる費用が安いこと 考慮する ある程度考慮する どちらともいえない あまり考慮しない 考慮しない 回答数 1,878 1, ,024 (46.7) (45.1) (7.2) (0.7) (0.3) (100.0) 2,623 1, ,024 (65.2) (29.1) (5.1) (0.4) (0.2) (100.0) 2,740 1, ,024 (68.1) (27.1) (4.4) (0.3) (0.2) (100.0) 1,204 1,490 1, ,024 (29.9) (37.0) (28.7) (3.2) (1.2) (100.0) 918 1, ,024 (22.8) (48.8) (24.4) (3.3) (0.6) (100.0) 1,560 1, ,024 (38.8) (48.9) (11.3) (0.8) (0.3) (100.0) 1,215 1, ,024 (30.2) (48.6) (18.7) (2.1) (0.4) (100.0) 1,132 1, ,024 (28.1) (49.1) (19.0) (3.1) (0.7) (100.0) 1,327 1, ,024 (33.0) (47.6) (16.9) (2.1) (0.5) (100.0) 1,868 1, ,024 (46.4) (39.0) (13.4) (1.0) (0.3) (100.0) ( イ ) 法律相談者調査結果 法律相談者調査問 9 弁護士を選ぶ際の考慮の度合 のうち 考慮する と ある程度考慮する という回答の合計は, 3. 親身に対応してくれること については8,229( 有効回答数 8,635 のうち95.3%) であり, 4. 依頼内容に対してきちんと説明してくれること については8,261 ( 有効回答数 8,555のうち96.6%) となっている

37 法曹人口調査報告書 27 図表 3-7 法律相談者問 9 弁護士を選ぶ際の考慮の度合. 1. 弁護士の性別 男性がいい どちらかといえば男性がいい どちらでもよい どちらかといえば女性がいい ( 上段 = 度数, 下段 =%) 女性がいい 回答数 ( 無回答を除く ) 1, , ,533 (14.0) (9.1) (64.8) (7.1) (5.0) (100.0) 2. 弁護士への話しやすさ 3. 親身に対応してくれること 4. 依頼内容に対してきちんと説明してくれること 5. 希望どおりの結果が得られそうと言ってくれること 6. 弁護士の実務経験が長いこと 7. 弁護士の専門分野 8. 弁護士がそれまで取り扱った事件に関する実績と評価 9. 弁護士の事務所に行きやすいこと 10. 法律知識に限られない幅広い知識を持っていること 11. 弁護士にかかる費用が安いこと. 考慮する ある程度考慮する どちらともいえない あまり考慮しない 考慮しない 回答数 ( 無回答を除く ) 5,395 2, ,593 (62.8) (29.4) (5.7) (1.3) (0.8) (100.0) 6,721 1, ,635 (77.8) (17.5) (3.8) (0.5) (0.4) (100.0) 7,157 1, ,555 (83.7) (12.9) (2.9) (0.3) (0.3) (100.0) 3,370 2,443 2, ,346 (40.4) (29.3) (24.8) (3.3) (2.3) (100.0) 2,337 3,076 2, ,312 (28.1) (37.0) (27.7) (5.3) (1.9) (100.0) 4,191 2,833 1, ,327 (50.3) (34.0) (13.2) (1.5) (0.9) (100.0) 2,524 3,010 2, ,253 (30.6) (36.5) (26.3) (4.7) (2.0) (100.0) 2,915 3,006 1, ,314 (35.1) (36.2) (21.0) (5.2) (2.5) (100.0) 3,981 2,895 1, ,328 (47.8) (34.8) (14.7) (2.0) (0.7) (100.0) 4,377 2,331 1, ,330 (52.5) (28.0) (17.3) (1.4) (0.8) (100.0) 以上によると, 市民は, 弁護士を選ぶ際に, 弁護士からの親身な対応や説明という, 言わば, 適切な相談態度による助言を受けることを重視しているのではないかと思われる 逆に言えば, こうした適切な相談態度による助言が促進され, かつ, そういった弁護士に対する評価が社会に広まれば, 市民の法曹に対する潜在的需要が顕在化する可能性があるのではないか イ考慮要素としての実務経験 実績 ( ア ) インターネット調査結果 次に, 弁護士を選ぶ際の考慮要素として 弁護士の実務経験が長いこと と 弁護士がそれまでに取り扱った事件に関する実績と評価 に関する単純集計結果を見てみることとする 前掲図表 2-9のインターネット調査問 9 弁護士を選ぶ際の考慮の度合 のうち, 考慮する と ある程度考慮する という回答の合計は, 5. 弁護士の実務経験が長いこと については 2,884( 全回答数 4,024のうち71.7%) であり, 7. 弁護士がそれまで取り扱った事件に関する実績と評価 については3,170( 全回答数 4,024のうち78.8%) となっている いずれも高い回答割合となっている

38 28 法曹人口調査報告書 また, 各人が弁護士を選ぶ際に考慮する要素という観点とは少し異なる観点からの見方として, 弁護士に依頼しやすくなるために必要な事項が何かを尋ねたところ, インターネット調査問 10 弁護士を必要とするような問題を抱えたとき, 弁護士に依頼しやすくなるために必要なこと のうち, 2. 弁護士がそれまでに取り扱った事件に関する実績と評価が簡単に分かること については, そう思う と どちらかといえばそう思う という回答の合計は3,427( 全回答数 4,024の85.2%) となっており, 高い回答割合となっている 図表 インターネット問 10 弁護士に依頼しやすくなるために必要なこと ( 上段 = 度数, 下段 =%) 1. 弁護士の専門分野が簡単に分かること 2. 弁護士がそれまでに取り扱った事件に関する実績と評価が簡単に分かること 3. 弁護士の事務所に行きやすいこと 4. 弁護士にかかる費用の総額が安くなること 5. 弁護士にかかる費用の基準が簡単に分かること 6. 弁護士にかかる費用を補う民間の保険が利用しやすくなること 7. 弁護士にかかる費用を立て替える等公的な支援制度が利用できること そう思う どちらかといえばそう思う どちらともいえない どちらかといえばそうは思わない そうは思わない 回答数 1,731 1, ,024 (43.0) (45.9) (10.0) (0.9) (0.2) (100.0) 1,501 1, ,024 (37.3) (47.9) (13.0) (1.5) (0.3) (100.0) 1,298 1, ,024 (32.3) (47.0) (17.6) (2.6) (0.5) (100.0) 1,931 1, ,024 (48.0) (39.1) (11.8) (0.8) (0.3) (100.0) 2,326 1, ,024 (57.8) (35.4) (6.0) (0.6) (0.2) (100.0) 1,497 1, ,024 (37.2) (40.2) (20.1) (1.9) (0.6) (100.0) 1,802 1, ,024 (44.8) (39.8) (13.2) (1.7) (0.5) (100.0) ( イ ) 法律相談者調査結果 前記と同様の考慮要素を法律相談者調査においても聞いたところ ( 問 9, 前掲図表 3-7), 考慮する と ある程度考慮する という回答の合計は, 6. 弁護士の実務経験が長いこと については5,413( 有効回答数 8,312のうち65.1%) であり, 8. 弁護士がそれまで取り扱った事件に関する実績と評価 については5,534( 有効回答数 8,253のうち67.1%) となっている 前記のインターネット調査における結果と比較すると, やや低い割合となったが, それでも依然として半数以上の者がこれらの要素を考慮すると答えている また, 法律相談者調査問 13で 弁護士を必要とするような問題を抱えたとき, 弁護士に依頼しやすくなるために必要だと思うこと を聞いたところ, 2. 弁護士がそれまでに取り扱った事件に関する実績と評価が簡単に分かること についても同様に そう思う と どちらかといえばそう思う という回答の合計は6,221( 有効回答数 8,219のうち75.7%) となっており, やはり, 比較的高い割合となっている

39 法曹人口調査報告書 29 図表 3-8 法律相談者問 13 弁護士に依頼しやすくなるために必要なこと. 1. 弁護士の専門分野が簡単に分かること 2. 弁護士がそれまでに取り扱った事件に関する実績と評価が簡単に分かること 3. 弁護士の事務所に行きやすいこと 4. 弁護士にかかる費用の総額が安くなること 5. 弁護士にかかる費用の基準が簡単に分かること 6. 弁護士にかかる費用を補う民間の保険が利用しやすくなること 7. 弁護士にかかる費用を立て替える等公的な支援制度が利用できること そう思う どちらかといえばそう思う どちらともいえない どちらかといえばそうは思わない ( 上段 = 度数, 下段 =%) そうは思わない 回答数 ( 無回答を除く ) 4,989 2, ,360 (59.7) (29.0) (9.2) (0.9) (1.2) (100.0) 3,353 2,868 1, ,219 (40.8) (34.9) (20.5) (1.8) (2.0) (100.0) 3,854 2,683 1, ,204 (47.0) (32.7) (16.3) (1.9) (2.1) (100.0) 5,064 2, ,239 (61.5) (25.8) (11.3) (0.8) (0.6) (100.0) 5,912 1, ,256 (71.6) (22.0) (5.5) (0.4) (0.5) (100.0) 4,766 2,046 1, ,098 (58.9) (25.3) (13.9) (0.9) (1.0) (100.0) 5,684 1, ,258 (68.8) (20.8) (8.8) (0.7) (0.9) (100.0) ウ年代別 年収別に見た考慮要素 年代別弁護士を依頼する際の考慮要素 ( インターネット調査問 9, 法律相談者調査問 9) を年代別に分析し, 更に統計的な分析 ( クロス集計を行った上での調整済み残差の分析 ) をしてみると, 各年代において, 考慮する と回答している割合が多い観点が統計的にも異なっていることが判明した 例えば,60 代以上の回答者については, インターネット調査において, 弁護士の性別, 親身に対応してくれること, 依頼内容に対してきちんと説明してくれること, 弁護士の専門分野 及び 法律知識に限られない幅広い知識を持っていること について, 考慮する と回答している割合が多いという特徴が見られた ただ, 法律相談者調査においては,60 代以上の回答者については, 弁護士の性別 及び 弁護士の実務経験が長いこと についてのみ, 考慮する と回答している割合が多いという特徴が見られた 50 代の回答者については, インターネット調査では, 弁護士への話しやすさ, 親身に対応してくれること 及び 依頼内容に対してきちんと説明してくれること を 考慮する と回答している割合が多く, 法律相談者調査では, 弁護士の実務経験が長いこと, 弁護士がそれまで取り扱った事件に関する実績と評価, 法律知識に限られない幅広い知識を持っていること 及び 弁護士にかかる費用が安いこと を 考慮する と回答している割合が多いという特徴が見られた 逆に,20 代については 考慮しない と回答する割合が多く, 例えば, インターネット調査では, 弁護士への話しやすさ, 親身に対応してくれること, 依頼内容に対してきちんと説明してくれること, 弁護士の実務経験が長いこと, 弁護士の専門分野, 弁護士がそれまで取り扱った事件に関する実績と評価, 法律知識に限られない幅広い知識を持っていること といった点について, 法律相談者調査では 弁護士の専門分野 について, 考慮しない と回答している者が多いという特徴が見られた

40 30 法曹人口調査報告書 図表 2-11 インターネット問 9 弁護士を選ぶ際の考慮の度合 ( 年代別 ) ( 図表集 ) 図表 3-9 法律相談者問 9 弁護士を選ぶ際の考慮の度合 ( 年代別 ) ( 図表集 ) 年収別年収別に弁護士を選ぶ際の考慮要素を聞いた結果を分析したところ, 年収 1000 万円以上の回答者については, インターネット調査においては, 弁護士がそれまで取り扱った事件に関する実績と評価 について 考慮する と回答している者が多く, 法律相談者調査では, 弁護士の実務経験が長いこと, 弁護士の専門分野 及び 弁護士がそれまで取り扱った事件に関する実績と評価 について 考慮する と回答している者が多いという特徴が見られた 逆に, 年収が300 万円未満の回答者については, インターネット調査においては, 弁護士にかかる費用が安いこと について 考慮する と回答した者が多く, 法律相談者調査では, 希望どおりの結果が得られそうと言ってくれること について 考慮する と回答した者が多いという特徴が見られた 図表 2-12 インターネット問 9 弁護士を選ぶ際の考慮の度合 ( 年収別 ) ( 図表集 ) 図表 3-10 法律相談者問 9 弁護士を選ぶ際の考慮の度合 ( 年収別 ) ( 図表集 ) エ考慮要素についてのまとめ 以上によると, 市民は, 弁護士を選ぶ際に, 弁護士の実務経験の長さや, 弁護士がそれまでに取り扱った事件に関する実績と評価を重視していることがうかがわれる こうした傾向からすると, 市民は, 弁護士が提供する法的サービスの内容の適否 質を的確に判断するために, こうした外形的な情報を重視して依頼するかどうかを決定しているのではないかと思われる こうした点に鑑みれば, 市民が必要としている, 弁護士の実務経験や, 実績 評価に関する情報が弁護士から直接に提供され, それが市民に十分伝われば, 市民の法曹に対する潜在的需要が顕在化する可能性があるといえるのではないかと思われる

41 法曹人口調査報告書 31 2 依頼したい事項 ⑴ 問題を抱えた際の弁護士に対する需要将来問題を抱えた場合に弁護士にその解決を依頼したい事柄は, 被害に遭ったとき, あるいは高齢になって法的な問題を相談したいときなどの分野に関するものが多い また, 依頼したい事項については, 年齢別にもニーズのある分野に偏りがある そして, 高齢化が進むことからすると, 高齢者が希望する分野のニーズは今後高まるのではないか アインターネット調査結果 インターネット調査問 11では, 今後増加する可能性がありそうな問題をいくつか取り上げて, 将来そのような問題を抱えた場合に, 弁護士に解決を依頼したいと思うかを尋ねた その単純集計結果からすると, 弁護士にその問題の解決を依頼したいと思うもの ( 複数回答可 ) としては, 犯罪被害に遭ったとき ( 全回答数 4,024のうち70.1%), 消費者被害に遭ったとき (56.0%), インターネット上で被害に遭ったとき (37.7%), 自分や家族が高齢になり, 財産を管理できなくなったとき (28.0%), 高齢になり, 医療や介護などの点で, 法的な問題を気軽に相談したいと思ったとき (26.8%) が比較的高い回答割合 ( 上位 5 番目まで ) となっている 25 また, その他 として回答者が自由に記載した回答としては, 交通事故, 医療事故, 金銭問題, 離婚, 相続, 近隣とのトラブル, 刑事事件 ( 加害者側, 冤罪含む ) といったものがあった 図表 2-13 インターネット問 11 将来問題を抱えた場合に, 弁護士にその問題の解決を依頼したいと思うもの ( 複数回答可 ) ( 左 = 度数, 右 =%) 自分や家族が高齢になり, 財産を管理できなくなったとき 1,126 (28.0) 高齢になり, 医療や介護などの点で, 法的な問題を気軽に相談したいと思ったとき 1,079 (26.8) 子どもがいじめに遭ったとき 370 (9.2) 家族や恋人などに暴力を振るわれたとき 708 (17.6) ストーカー被害に遭ったとき 794 (19.7) 職場でのセクハラ パワハラを受けたとき 843 (20.9) 犯罪被害に遭ったとき 2,820 (70.1) 消費者被害に遭ったとき 2,254 (56.0) インターネット上で被害に遭ったとき 1,516 (37.7) その他 249 (6.2) 回答数 4, このほかに, 回答割合が 20% を超えているものとして, 職場でのセクハラ パワハラを受けたとき (20.9%) がある

42 32 法曹人口調査報告書 (%) 自分や家族が高齢になり, 財産を管理できなくなったとき高齢になり, 医療や介護などの点で, 法的な問題を気軽に相談したいと思ったとき 子どもがいじめに遭ったとき 9.2 家族や恋人などに暴力を振るわれたとき ストーカー被害に遭ったとき 職場でのセクハラ パワハラを受けたとき 犯罪被害に遭ったとき 70.1 消費者被害に遭ったとき 56.0 インターネット上で被害に遭ったとき 37.7 その他 6.2 イ法律相談者調査結果 法律相談者調査の問 12の集計結果からすると, 将来問題を抱えた場合に, 弁護士にその問題の解決を依頼したいと思うもの ( 複数回答可 ) としては, 犯罪被害に遭ったとき ( 有効回答数 8,291のうち63.6%), 消費者被害に遭ったとき (46.8%), 高齢になり, 医療や介護などの点で, 法的な問題を気軽に相談したいと思ったとき (38.3%), インターネット上で被害に遭ったとき (30.1%), 自分や家族が高齢になり, 財産を管理できなくなったとき (29.9%) が比較的高い回答割合 ( 上位 5 番目まで ) となっている 26 また, その他 として回答者が自由に記載した回答としては, 交通事故, 金銭問題, 離婚, 相続といったものがあった 26 このほかに, 回答割合が20% を超えているものとして, 家族や恋人などに暴力を振るわれたとき (24.0%), ストーカー被害に遭ったとき (22.9%), 職場でセクハラ パワハラを受けたとき (22.9%) がある

43 法曹人口調査報告書 33 図表 3-11 法律相談者問 12 将来問題を抱えた場合に, 弁護士にその問題の解決を依頼したいと思うもの ( 複数回答可 ) ( 左 = 度数, 右 =%) 自分や家族が高齢になり, 財産を管理できなくなったとき 2,476 (29.9) 高齢になり, 医療や介護などの点で, 法的な問題を気軽に相談したいと思ったとき 3,178 (38.3) 子どもがいじめに遭ったとき 1,168 (14.1) 家族や恋人などに暴力を振るわれたとき 1,992 (24.0) ストーカー被害に遭ったとき 1,899 (22.9) 職場でセクハラ パワハラを受けたとき 1,902 (22.9) 犯罪被害に遭ったとき 5,277 (63.6) 消費者被害に遭ったとき 3,883 (46.8) インターネット上で被害に遭ったとき 2,498 (30.1) その他 388 (4.7) 回答数 ( 無回答を除く ) 8,291 (%) 自分や家族が高齢になり, 財産を管理できなくなったとき高齢になり, 医療や介護などの点で, 法的な問題を気軽に相談したいと思ったとき 子どもがいじめに遭ったとき 14.1 家族や恋人などに暴力を振るわれたとき ストーカー被害に遭ったとき 職場でセクハラ パワハラを受けたとき 犯罪被害に遭ったとき 63.6 消費者被害に遭ったとき 46.8 インターネット上で被害に遭ったとき 30.1 その他 4.7 ウ問題を抱えた際の弁護士に対する需要についてのまとめ 以上を見てみると, 法律相談者調査及びインターネット調査ともに, 前記 5つの問題分野について市民の弁護士に対する高い需要が認められる そして, 両調査において同様の回答傾向が得られたことを考えれば, 法律相談に来た, 言わば法律問題を抱えた市民に限らず, 広く市民においても, 前記のような問題分野について弁護士に対する需要が認められるのではないか

44 34 法曹人口調査報告書 ⑵ 年代別需要状況アインターネット調査結果 インターネット調査問 11について年代別に回答結果を見てみると,20 代,30 代及び40 代については, 共通して, 他の年代に比較して, 子どもがいじめに遭ったとき, ストーカー被害に遭ったとき 及び 職場でセクハラ パワハラを受けたとき について依頼したいとする回答が多いという特徴が見られた 20 代及び30 代については, 他の年代に比較して, 家族や恋人などに暴力を振るわれたとき について依頼したいとする回答が多いという特徴が見られた 30 代及び40 代は, 他の年代に比較して, 犯罪被害に遭ったとき 及び 消費者被害に遭ったとき について依頼したいとする回答が多いという特徴が見られた 60 代以上は, 他の年代に比較して, 高齢になり, 医療や介護などの点で, 法的な問題を気軽に相談したいと思ったとき について依頼したいとする回答が多いという特徴が見られた 図表 2-14 インターネット問 代 30 代 40 代 50 代 60 代以上 全体 自分や家族が高齢になり, 財産を管理できなくなったとき 27 将来問題を抱えた場合に, 弁護士にその問題の解決を依頼したいと思うもの ( 年代別 ) ( = 当てはまる, = 当てはまらない )( 上段 = 度数, 下段 =%) 高齢になり, 医療や介護などの点で, 法的な問題を気軽に相談したいと思ったとき 28 子どもがいじめに遭ったとき 29 家族や恋人などに暴力を振るわれたとき 30 合計 合計 合計 合計 (27.7) (72.3) (100) (18.5) (81.5) (100) (12.4) (87.6) (100) (26.5) (73.5) (100) (28.1) (71.9) (100) (22.8) (77.2) (100) (16.7) (83.3) (100) (25.3) (74.7) (100) (26.8) (73.2) (100) (23.8) (76.2) (100) (11.5) (88.5) (100) (19.3) (80.7) (100) (26.6) (73.4) (100) (25.8) (74.2) (100) (6.1) (93.9) (100) (16.0) (84.0) (100) 463 1,132 1, ,073 1, ,511 1, ,412 1,595 (29.0) (71.0) (100) (32.8) (67.2) (100) (5.3) (94.7) (100) (11.5) (88.5) (100) 1,126 2,898 4,024 1,080 2,946 4, ,655 4, ,317 4,024 (28.0) (72.0) (100) (26.8) (73.2) (100) (9.2) (90.8) (100) (17.6) (82.4) (100) 27 Pearson のカイ2 乗 =1.896, p= Pearson のカイ2 乗 =55.251, p= Pearson のカイ2 乗 =89.432, p= Pearson のカイ2 乗 =97.586, p=0.000

45 法曹人口調査報告書 35 ストーカー被害に遭ったとき 31 職場でのセクハラ パワハラを受けたとき 32 犯罪被害に遭ったとき 33 消費者被害に遭ったとき 代 30 代 40 代 50 代 60 代以上全体 合計 合計 合計 合計 (28.3) (71.7) (100) (30.1) (69.9) (100) (73.7) (26.3) (100) (55.1) (44.9) (100) (28.4) (71.6) (100) (28.2) (71.8) (100) (73.8) (26.2) (100) (59.7) (40.3) (100) (26.1) (73.9) (100) (26.1) (73.9) (100) (75.4) (24.6) (100) (59.9) (40.1) (100) (18.3) (81.7) (100) (21.9) (78.1) (100) (71.5) (28.5) (100) (56.9) (43.1) (100) 180 1,416 1, ,395 1,595 1, , ,596 (11.3) (88.7) (100) (12.5) (87.5) (100) (64.6) (35.4) (100) (52.8) (47.2) (100) 794 3,232 4, ,181 4,024 2,820 1,204 4,024 2,253 1,771 4,024 (19.7) (80.3) (100) (20.9) (79.1) (100) (70.1) (29.9) (100) (56.0) (44.0) (100) インターネット上で被害に遭ったとき 35 その他 代 30 代 40 代 50 代 60 代以上全体 合計 合計 (33.7) (66.3) (100) (3.2) (96.8) (100) (41.3) (58.7) (100) (3.9) (96.1) (100) (39.2) (60.8) (100) (4.9) (95.1) (100) (39.7) (60.3) (100) (7.7) (92.3) (100) 575 1,021 1, ,467 1,596 (36.0) (64.0) (100) (8.1) (91.9) (100) 1,517 2,510 4, ,775 4,025 (37.7) (62.3) (100) (6.2) (93.8) (100) イ法律相談者調査結果 法律相談者調査問 12について年代別に回答結果を見てみると,20 代,30 代及び40 代については, 共通して, 他の年代に比較して, 家族や恋人などに暴力を振るわれたとき, ストーカー被害に遭ったとき, 職場でセクハラ パワハラを受けたとき 及び 犯罪被害に遭ったとき について依頼したいとする回答が多いという特徴が見られた 31 Pearson のカイ2 乗 = , p= Pearson のカイ2 乗 = , p= Pearson のカイ2 乗 =40.196, p= Pearson のカイ2 乗 =14.952, p= Pearson のカイ2 乗 =10.687, p= Pearson のカイ2 乗 =27.726, p=0.000

46 36 法曹人口調査報告書 30 代及び40 代は, 他の年代に比較して, 子どもがいじめに遭ったとき, 消費者被害に遭ったとき 及び インターネット上で被害に遭ったとき について依頼したいとする回答が多いという特徴が見られた そして,50 代及び60 代以上については, 高齢になり, 医療や介護などの点で, 法的な問題を気軽に相談したいと思ったとき に依頼したいとする回答が多いという特徴が見られた 図表 3-12 法律相談者問 12 将来問題を抱えた場合に, 弁護士にその問題の解決を依頼したいと思うもの ( 年代別 ) ( 図表集 ) ウ年代別状状況についてのまとめ 以上のように, 将来問題に直面した際に弁護士に依頼をしたいと思う市民は多いことが分かる 加えて, 市民の年代別で見ても, 弁護士に依頼したいことが異なっていることが分かる こうしたニーズの違いを意識して弁護士の側から情報提供をし, あるいは積極的な働きかけを工夫することが重要な課題であるといえる ⑶ 年収別需要状況 アインターネット調査結果 インターネット調査問 11について年収別に回答結果を見てみると, 年収 300 万円未満の回答者は 高齢になり, 医療や介護などの点で, 法的な問題を気軽に相談したいと思ったとき に依頼したいとする回答が多いという特徴が見られた 年収 500 万円から1000 万円未満の回答者は 犯罪被害に遭ったとき に依頼したいとする回答が多く, 年収 1000 万円以上の回答者は, 子どもがいじめに遭ったとき という回答が多いという特徴が見られた 図表 2-15 インターネット問 11 将来問題を抱えた場合に, 弁護士にその問題の解決を依頼したいと思うもの ( 年収別 ) ( 図表集 ) イ法律相談者調査結果 法律相談者問 12について年収別に回答結果を見てみると, 年収 500 万円から1000 万円未満の回答者は, 自分や家族が高齢になり, 財産を管理できなくなったとき, 犯罪被害に遭ったとき, 消費者被害に遭ったとき 及び インターネット上で被害に遭ったとき に依頼したいとする回答が多く, 年収 1000 万円以上の回答者は, 自分や家族が高齢になり, 財産を管理できなくなったとき, 子どもがいじめに遭ったとき, ストーカー被害に遭ったとき 及び 犯罪被害に遭ったとき に依頼したいとする回答が多いという特徴が見られた 図表 3-13 法律相談者問 12 将来問題を抱えた場合に, 弁護士にその問題の解決を依頼したいと思うもの ( 年収別 ) ( 図表集 )

47 法曹人口調査報告書 37 ⑷ 我が国の将来の人口動向から生まれる需要 前記のとおり, 高齢者 (60 代以上 ) は, 将来問題を抱えた場合に弁護士にその解決を依頼したいと思うものについて, 他の年代と比較して, 高齢になり, 医療や介護などの点で, 法的な問題を気軽に相談したいと思ったとき を選ぶ率が高いという特徴が見られた そして, 高齢者が今後 5 年間で6% 程度増加し, その後も増加すると推測されることを考えると 37, 高齢者が希望するこうした分野については, 弁護士に対するニーズも現在よりも増加するのではないかと考えられる ⑸ 依頼したい事項についてのまとめ 今回のインターネット調査や法律相談者調査では, 将来問題を抱えた場合に弁護士にその解決を依頼したい事柄として, 自分や家族が高齢になり, 財産を管理できなくなったとき, 高齢になり, 医療や介護などの点で, 法的な問題を気軽に相談したいと思ったとき, 犯罪被害に遭ったとき, 消費者被害に遭ったとき 及び インターネット上で被害に遭ったとき が多く挙げられた こうした分野については, 今後, 需要が増加するのではないかと考えられる また, 将来問題を抱えた場合に弁護士にその解決を依頼したい事柄を年代別に分けて見てみると, 高齢者 (60 代以上 ) は, 他の年代と比較して, 高齢になり, 医療や介護などの点で, 法的な問題を気軽に相談したいと思ったとき を選ぶ割合が高かった 今後の高齢化社会の到来を踏まえると, 高齢者が希望するこうした分野については, 現在よりも需要が増加するのではないかと思われる 37 参考 法曹養成制度改革顧問会議参考資料 2 法曹人口 33 頁 ( 高齢社会白書 ) によると, 平成 27 年における65 歳以上の人口は3395 万人, 平成 32 年には3612 万人, 平成 37 年には3658 万人とされており ( いずれも推計値 ), その伸び率は, 平成 27 年から平成 32 年にかけては約 106.4%, 平成 32 年から平成 37 年にかけては約 101.3%, 平成 27 年から平成 37 年にかけては107.7% となっている

48 38 法曹人口調査報告書 3 弁護士へのアクセスに関する市民の意識 ⑴ 弁護士の探し方弁護士をどのようにして探したらよいのか悩んでいる市民は少なくない また, アクセス方法としては, 知り合いに聞いたり, インターネットで探すことを考えたりする者が多い こうした市民の弁護士へのアクセスが改善されることが弁護士に対する潜在的需要が顕在化する一要因となるのではないか ア弁護士の探し方 ( インターネット調査結果 ) 弁護士へのアクセス状況を探るため, インターネット調査において弁護士の探し方についての意識を調査した ( ア ) 単純集計結果 インターネット調査問 8 弁護士を必要とするような問題を抱えたとき, どのような方法で弁護士を探すか については, 知り合い( 家族, 親せき, 友人を含む ) に聞いて探す (1,444, 全回答数 4,024のうち35.9%), インターネットの情報を基に探す (873,21.7%), どうやって探したらいいのか分からない (555,13.8%), 役所や警察などの公的な機関で紹介を受けて探す (550,13.7%), 弁護士会が提供している情報を基に探す (458,11.4%), その他 (106,2.6%), 広告 雑誌等で探す (38,0.9%) という順に高い回答割合となっている その他 の自由記載では, 知り合いに弁護士がいる, 会社の顧問弁護士に相談するといった回答が多い 図表 2-16 インターネット問 8 弁護士を必要とするような問題を抱えたとき, どのような方法で弁護士を探すか ( 左 = 度数, 右 =%) 知り合い ( 家族, 親せき, 友人を含む ) に聞いて探す 1,444 (35.9) 広告 雑誌等で探す 38 (0.9) 弁護士会が提供している情報を基に探す 458 (11.4) インターネットの情報を基に探す 873 (21.7) 役所や警察などの公的な機関で紹介を受けて探す 550 (13.7) どうやって探したらいいのか分からない 555 (13.8) その他 106 (2.6) 回答数 4,024 (100.0) 知り合い ( 家族, 親せき, 友人を含む ) に聞いて探す広告 雑誌等で探す 弁護士会が提供している情報を基に探す インターネットの情報を基に探す役所や警察などの公的な機関で紹介を受けて探す どうやって探したらいいのか分からないその他 (%)

49 法曹人口調査報告書 39 ( イ ) 地域差分析 インターネット調査問 8の弁護士の探し方を地域区分ごとに見てみると, 第 Ⅰ 地域では, 知り合いに聞いて探す との回答が多く, 逆に, 弁護士会が提供している情報を基に探す との回答が少ないという特徴が見られた これに対し, 第 Ⅳ 地域では, 弁護士会が提供している情報を基に探す との回答が多く, 逆に, インターネットの情報を基に探す が少ないという特徴が見られた なお, その他 と回答した者は, 第 Ⅳ 地域で多く, 第 Ⅲ 地域で少ないという特徴が見られた 図表 2-17 インターネット問 8 第 Ⅰ 地域 第 Ⅱ 地域 第 Ⅲ 地域 第 Ⅳ 地域 全体 知り合い ( 家族, 親せき, 友人を含む ) に聞いて探す 弁護士を必要とするような問題を抱えたとき, どのような方法で弁護士を探すか ( 地域別 ) 38 広告 雑誌等で探す 弁護士会が提供している情報を基に探す インターネットの情報を基に探す 役所や警察などの公的な機関で紹介を受けて探す どうやって探したらいいのか分からない ( 上段 = 度数, 下段 =%) その他 合計 (41.2) (1.2) (8.3) (23.5) (11.5) (11.1) (3.2) (100.0) (35.3) (1.3) (12.0) (22.7) (14.3) (12.4) (2.0) (100.0) (34.3) (0.6) (9.9) (23.0) (15.0) (15.4) (1.7) (100.0) ,861 (35.7) (0.9) (12.6) (20.2) (13.2) (14.2) (3.2) (100.0) 1, ,025 (35.9) (0.9) (11.4) (21.7) (13.7) (13.8) (2.6) (100.0) イ良い弁護士へのアクセス ( 法律相談者調査結果 ) 弁護士へのアクセス状況を探るため, 法律相談者調査において良い弁護士を見つけるのは簡単だと思うかという点についての意識を調査した 39 ( ア ) 単純集計結果 法律相談者調査問 11 良い弁護士を見つけるのは簡単だと思うか については, 大変だと思う 3,188( 有効回答数 9,039のうち35.3%), どちらかといえば大変だと思う 3,369(37.3%), 合計 6,557(72.5%) であり, 法律相談に来て弁護士にたどり着いている者でさえ, その7 割が, 良い弁護士を見つけるのは大変だと回答している 38 Pearson のカイ2 乗 =34.269, p= なお, インターネット調査の質問と異なり, このような質問にしたのは, 法律相談者調査においては, 既に法律相談にたどり着いている者を対象に意識調査をしており, 弁護士を既に見つけた ( 法律相談に訪れた ) 人々への質問となっているためである

5年以上1年未満 5年以上1年未満 3年以上3 15年以上2年未満 15年以上2年未満 1 2 スタスタ 2年以上2 2年以上 年以上3 3年以上3 資料2-4-2 男女別就業形態 弁護士の活動実態 25年以上3年未満 2

5年以上1年未満 5年以上1年未満 3年以上3 15年以上2年未満 15年以上2年未満 1 2 スタスタ 2年以上2 2年以上 年以上3 3年以上3 資料2-4-2 男女別就業形態 弁護士の活動実態 25年以上3年未満 2 4 章 弁護士の活動実態 1 弁護士の実勢 214 年アンケート調査から 日弁連は 弁護士の活動実態について定期的に調査を実施している 以下は 214年に全会員を対象に 実施した 弁護士実勢調査 弁護士センサス から得た回答結果によるものである 調査概要 実施期間 214年 平成26年 7月29日 火 9月19日 金 対 象 同年7月15日時点の全会員 実施方法 ファクシミリまたはWEBで回答 送

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