第39回札幌市病院学会抄録集

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1 抄録集

2 第1会場(5階大ホール1. 水が飲みたい ~ 嚥下困難患者への意思決定支援の一考察 ~ 札幌ひばりが丘病院 1 病棟 佐藤園美藤原直子宮嵜比呂子中村佳織 日本の死亡原因の第 位は肺炎である 高齢者の肺炎には摂食 嚥下障害が背景にあり誤嚥性肺炎が多いとされている 当院でも肺炎で入院される高齢患者は多く嚥下機能低下により経口摂取困難となり経口摂取以外の栄養確保の方法をとらなければならないことがある 経口摂取困難と判断されても本人は経口摂取を望まれ 水が飲みたい と訴える患者への関わりを振り返り看護ケアや意思決定支援について考察したので報告する )看護部門 4.A 病院 SCU における脳塞栓患者の離床の実態 柏葉脳神経外科病院 A 館 階病棟 天池衣莉奈内田彩矢佳大坂郁美 脳には脳循環自動調節能があり脳卒中により破綻すると脳血流は血圧に依存するようになる 特に脳梗塞では急な血圧変動は梗塞巣の拡大出血の危険性や浮腫の悪化が危惧され入院初期は脳循環を安定させる目的で安静が必要である A 病院でも入院時には医師による行動制限の指示がありその後病状に合わせた行動拡大を行うため入院時から多職種が連携し早期離床を目指している 私達は脳梗塞の急性期で入院している患者が早期離床しても症状の増悪を起こさないのか離床することによる悪影響はないのか不安に思いながら看護を行っている 本研究では脳塞栓症患者に焦点を当て離床までの日数と患者への影響をデータから明らかにした. 慢性心不全患者に対する早期からの意志決定支援について 北光記念病院看護部 4 病棟 中村恵子中田悠香草刈沙良永井美穂子 近年 ACP という考え方が普及しており慢性心不全患者でも病気の早期から意思決定支援を段階に行うことで患者の QOL が維持できる可能性が述べられている 慢性心不全 4 つのステージ分類 (AHA) においてステージ D の患者に対して意思決定支援を行った研究はされている 患者の QOL の維持を考えると早い段階で本人が中心となって意思決定支援を行っていく必要がある 早期からの意思決定支援が推奨されているが 早期介入のタイミングが分からない という思いを抱えている声もあった そのため看護師の意識調査を行いその結果を考察することで今後の慢性心不全患者の意思決定支援に繋げていきたいと考えた 5.ICU 入室時の患者状態の違いによる家族のニードの変化 札幌東徳洲会病院看護部 前澤直人村上健太大極有莉福澤瑠南 はじめに当院の ICU では家族看護を実践していくうえでアセスメントや介入方法に差があり家族がどのようなニードやコーピングを抱えて面会しているのか日々試行錯誤を繰り返し関わっているのが現状であった 家族のニードコーピングを明確化するために CNS-FACE を導入した さらに ICU 入室時の患者状態の違いによるニードコーピングの変化を調査したので内容と結果について報告する. 介護に問題を抱えているキーパーソンへの代理意思決定支援 札幌第一病院 病棟 浅利綾子岸信子岸本香代子 近年少子高齢化や家族形態の変化等により一人の患者に対しキーパーソンとなる人が少なく場合によってはその立場を期待される人が病気など問題を抱えていることもある しかし患者が高齢で認知機能に問題がある場合キーパーソンに意思決定の代理を求めなければならない 当病棟においても患者自身退院への意思決定が困難な場合キーパーソンに意思決定を依頼し退院後に適切な療養生活を送れるよう調整している 今回キーパーソンが在宅での介護を受け入れるまでに明確な意思表示や行動が少なく困難と感じる事例があった 本研究で意思決定に難渋しているキーパーソンへの看護支援の在り方を明らかにしその内容を報告する 6.~ 今後の地域包括ケア病棟の役割 ~ 札幌ひばりが丘病院看護部 工藤大伍金田裕美稗田真弓髙橋大賀 症例 60 歳男性 糖尿病 右麻痺が強く退院が困難なことで訪問診療訪問介護を受けていた 訪問診療は食事血糖内服確認などを行うが血糖上昇 HbA1c の上昇を認めた 血糖の増悪の度に栄養療法薬物療法を行うと速やかに改善し退院するも短期間で増悪し入退院の繰り返しをしていた ブローカ失語と構音障害を認め確認を促すも直後に 忘れちゃった などの返答を認めた 本人の糖尿病に対しての理解不足がありそのイメージを持ってもらう内容で指導し退院に至った 地域包括ケア病棟として在宅移行後に増悪する事に着目し訪問看護導入まで退院支援とし退院後訪問を行った 医師の指導内容は週 回血糖測定食事買い物の内容残薬確認を行った 訪問看護に速やかに引き継ぐ形になり中期的な在宅療養が可能となったので報告する 16

3 ール)看護部門 7. 医療機関と保健師による退院前訪問の連携の実際と課題 ~ NICU の事例を通して ~ JCHO 北海道病院 4 階北病棟 NICU 大喜田純子佐藤摩奈美金谷春美 近年出生数は減少する一方で医療ケアが多い医学的リスクや患児への愛着形成などの環境整備が必要な社会的リスクがある患児が増えている A 病院では母子保健法の母子保健訪問指導事業の一環として退院する患児について地域の保健センター保健師に育児支援連絡票や電話による情報交換 共有を行っている さらに在宅生活に即した支援を行うために平成 6 年度からスタッフと保健師が同行し育児療養環境を確認する退院前訪問を導入している 退院前訪問に同行したスタッフと保健師にインタビューを実施し連携や退院前訪問の効果について明らかにし今後の医療機関から地域への継続看護の連携の課題の示唆を得たのでここに報告する 10. 精神科リエゾン 認知症ケアチーム立ち上げと病棟との協働による認知症ケアのプロセス 市立札幌病院看護部看護課 東谷敬介浪花弘美 入院患者の高齢化が進むなか病院における高齢患者のせん妄や認知症への対応は患者の安全保障や医療の質という観点からも重要な取り組みとなる 当院では認知症ケア加算 1 を算定するにあたり精神科リエゾン 認知症ケアチームを立ち上げ病棟や各部門と協働して認知症ケアを実践した そのプロセスとして高齢患者の認知機能の早期スクリーニングや認知症ケアに関する教育チームラウンドなどを行い一定の効果をあげた 今後も多職種でさらなる連携をとりながら認知症ケアの実践を積み上げていく必要がある 今回はチームの立ち上げと病棟との協働による認知症ケアのプロセスに焦点をあて当院で行われた活動について報告する 第1会場(5階大ホ8. 回復期リハビリ病棟看護師が家屋調査に同行することの意義と課題 中村記念南病院 4 階病棟 菅原 彰恵山内いずみ和泉亜左子 鈴木 理香三野奈津子福谷由紀 目的 家屋調査は退院支援の一環として広く実施されており A 病院 B 病棟でもセラピストが行っているが看護師は同行していない しかし先行研究では看護師が同行することの意義について述べられているものもある そこで退院支援の一翼を担う看護師が家屋調査に同行しそこで得た情報を実践に反映させていくことで 退院支援がより有益になるのかを検証した 結果 患者の生活場面を実際に目の当たりにすることで情報が可視化され実践がより具体的になりかつこれまでの 退院するための支援 から 退院後の生活をよりよくする支援 が重要であるということが明らかとなった 11. 上部内視鏡検査を受ける患者の不安軽減への取り組み ~ 検査をイメージできるパンフレットの作成 ~ 東栄病院外来 今野智子平澤歩今野勝子宇澤美由紀平野真紀子 東栄病院は地域に密着した病院として若者から高齢者まで幅広い年齢層の患者が受診されている 消化器疾患を中心とした診療体制のもと安心して内視鏡検査を受けられるよう努めている 当院内視鏡室では上部内視鏡検査を年間約 100 件実施している 上部内視鏡検査は患者の身体的苦痛を伴う検査であり検査前の患者からは 胃カメラを飲むのは苦しいからいやだ や 初めてだから怖い などの言葉がよく聞かれる 検査当日口頭で説明していた検査中のポイントを事前にイメージすることができたら不安は軽減されるのではないかと考え今回パンフレットを作成した 実際にパンフレットを使用した患者にアンケート調査を行ったのでここに報告する 9. 言語的表現を苦手とする中等度精神遅滞患者へのケア 本人参加型多職種カンファレンスでのアプローチをおこなったケース 五稜会病院 病棟 吉原麻紀鈴木大輔中島公博 本研究のケースは IQ46 の 0 歳代の女性 入退院を繰り返していた 自宅への退院に対して家族の受け入れ困難なためグループホームへと退院したが衝動的な行為は続き今回の入院となる 入院生活では落ち着いてきたため退院支援を始めるとグループホームへの退院を希望された そのため関係スタッフで集まり本人の意思を確認しながら退院支援を行っていたが行動化が再びみられ閉鎖病棟への転棟となりまた退院支援がすすまない状況であった 退院支援の関係スタッフを再構成し本人参加の多職種カンファレンスをおこなったところグループホームに実はいきたくなかったという思いや自分なりの考えを表出する場面が増え行動化も減少しケアが進展した ケアが進展した理由を考察したため報告する 1. 全身麻酔を受ける患者に対する術前訪問の見直し 写真入りパンフレットの作成 柏葉脳神経外科病院 手術室 木村 友唯所 琢也土佐 和治大澤 友樹 藤野 美有継田 洋介千葉 清美 A 病院では定期手術の患者に対し手術前日に文章とイラスト入りのパンフレットを使用し不安の軽減を目的とした術前訪問を行っている しかし術前訪問後 何が不安なのかよくわからない 説明だけではイメージがつきにくい との返答があった このような患者の反応から現在のパンフレットでは手術の具体的なイメージがつきにくいのではないかと感じた そこで手術の具体的なイメージを持ってもらうため写真入りのパンフレットを使用し不安の軽減を図ることを考えた 今回手術室搬入から麻酔導入までの写真入りパンフレットを作成したので報告する 17

4 第1会場(5階大ホール1. 手術中の患者の苦痛表出に対する看護介入の検討 ~ 腹臥位で手術を受ける患者に対して ~ 札幌いしやま病院看護部 藤井恵梨菅股福子佐野利恵子高橋祐子 当院の肛門手術のほとんどが仙骨硬膜外麻酔下で腹臥位にて行われる 腹臥位の保持時間は一時間半に及ぶ 仙骨硬膜外麻酔は腹部の違和感やストレスを感じやすく迷走神経反射による血圧低下や心拍数の低下をきたしやすい 意識がある状態での長時間の腹臥位は筋や関節痛を生じやすく視界の制限や器械操作音が聞こえることから不安が助長される その為バイタルサインや体動の観察定期的な声掛けや体位の工夫など看護介入を試みてきたが腹臥位のため表情の観察が不十分であり患者が苦痛を表出できず我慢しているのではないかと思うことがあった そこで苦痛を表出してもらうためのツールを作成しその使用前後にアンケート調査することで現状の看護介入について評価したので報告する )看護部門 16. 重症度医療 看護必要度の評価者試験の取り組み 中村記念病院看護部 河合真純高橋美香利悌子角丸圭子 重症度医療 看護必要度に関して多くの病院では e ラーニングによる評価者試験が主流となっている 当院では 7 : 1 入院基本料の算定要件である重症度医療 看護必要度評価者院内指導者研修に参加しその研修での試験を参考に診療科や患者層の特徴を踏まえた独自の評価者試験を実施している 平成 9 年度からはリアルタイム投票集計システムを利用した評価者試験を行い平成 0 年度の評価者試験結果では評価項目である B 項目と C 項目の不正解率が高かった その結果を分析し重症度医療 看護必要度の評価精度を向上させるための院内教育について検討した 14. カテーテルアブレーション治療を行った患者満足度の実態 札幌白石記念病院 階病棟 川口詩織菅原理紗石原祐子安田裕美子森有美 当院は 016 年度より心臓カテーテル検査 治療に加えカテーテルアブレーション治療が開始された 現在 年が経過し年間約 180 症例に及ぶ 看護師は状況を判断しながら身体的 精神的苦痛に対する援助を行っているが患者からのフィードバックを得る機会が少ない そこで患者満足度の実態を明らかにしこれまで行ってきた看護援助を振り返り患者の思いを聞くことで今後のより良い看護の提供に繋げていきたいと考える 17.NIHSS 評価に対する指導方法の検討 札幌白石記念病院 階病棟 谷井沙織佐藤慶一瀬戸楓三上絢子 当院では脳梗塞で入院する患者の 8 割が脳梗塞に罹患した患者である 当院のルールとして脳梗塞の診断を受けた全ての患者に対し入院時に NI HSS による評価を実施することとなっているが高次機能障害や認知症を伴う高齢患者に NIHSS をスムーズに実施できない現状や自身の評価自体に不安や苦手意識を持っているとの声が多くきかれた そこで NIHSS 評価に関する指導を受ける際に理解度 習得率を上げる必要があると考え新たな指導方法を検証した その結果と評価に対して報告する 15. 食道癌化学放射線療法に伴う疼痛へのケア 18. 回復期病棟の看護師の役割 恵佑会第 病院看護部 階病棟 安部 英里今川みのり馬場 恵鎌田 早苗 京野 泉津村寛子 食道癌で化学放射線治療を受ける患者は放射線性食道炎による嚥下時痛 前胸部痛などを訴えることが多く治療中から治療終了後も食事摂取や QOL に影響を及ぼしている 当院では治療中に疼痛が出現してから粘膜保護薬 ( アルロイド G) を服用しているが今回化学放射線療法開始時から予防的に服用する方法を試み疼痛時出現時期について調査を行った 治療開始時より予防的に服用する A 群 10 名治療開始疼痛出現後より服用する B 群 10 名に分け患者自身が Wong Baker Face scale を用いた疼痛チェック表と看護記録からデータ収集を行い比較した 結果 A 群の疼痛出現時期は放射線照射 4 回目以降 B 群 14 回目以降で A 群の方が疼痛出現時期が遅い傾向にあった 以後更なる調査とより効果的な疼痛へのケアを検討していきたい 柏葉脳神経外科病院 B 館 階病棟 坂本 静佳日下部美佳立石 文恵岩松 力 田中 恵子 回復期病棟では在宅復帰のため毎日リハビリテーションが行なわれている ケア 10 項目宣言 では 回復期リハビリテーション病棟はセラピストがリハビリをするだけでは不十分であり患者の最大限の能力を引き出すためにリハビリ以外の時間をどのように過ごすかが重要である と述べている また日々リハビリを行なう患者にとって緊張や不安の連続は身体的にも精神的にも多大な負担であり回復期の看護師には患者の精神活動に積極的に働きかけ意欲ややる気に働きかけるための援助をする役割もある そこで今回患者の気持ちを知り看護計画に反映し実施することで精神的な援助につなげることができたのでここに報告する 18

5 ール)看護部門 19. 関節拘縮が著明な超高齢患者への看護実践報告. 救命対応チェックリストから見えた課題第ー急変時対応の看護記録に対する取り組みー 札幌同交会病院 階病棟 渡邊いくみ市橋乃里子伊勢谷暁子久保喜美江 超高齢患者の治療は長期化しやすく廃用症候群が進行することが多い また ADL の著しい低下や意思疎通が困難となりやすく看護介入は重要である 当院看護部では生活行動回復のための看護 ( 以下 NICD) を導入し様々な症例を実践しており関節拘縮や筋緊張の改善に一定の効果を認めている しかし NICD の目的対象患者の選定実践方法など知識及び技術伝達が追い付かないのが現状である そこで病棟スタッフが NICD の基本的技術を習得した上で全身の関節拘縮が進行した患者へ実践介入した結果関節可動域 ( 以下 ROM) の拡大がみられたため報告する 北光記念病院 病棟 八島由香子三由洋実山澤真由美高崎志穂森山美保 当病棟は心臓血管外科と循環器内科の混合病棟であり疾患による特徴から急変に遭遇することがある 看護職員は臨床経験 5 年未満の看護師が半数を占め急変に対する臨床経験の少なさから不安を抱えて業務にあたっているものが多い 当院 BLS ACLS チェックリストの内容を基に自信が持てない内容についてアンケートを実施したところ急変対応時の看護記録記載に対し 7% が自信がないと回答した 急変対応時の看護記録について資料を作成しデブリーフィングの取り組みを行ったため報告する 1会場(5階大ホ0. 内視鏡的粘膜下層剥離術におけるデクスメデトミジン塩酸塩維持投与量と循環動態の比較 恵佑会第 病院外来 1 内科 飯田貴子 1 石井美和 1 石津千春 1 角谷智弘 1 岡原聡 高橋宏明 内視鏡的粘膜下層剥離術 ( 以下 ESD) に投与するデクスメデトミジン塩酸塩 ( 以下 DEX) は決められた範囲内で適宜減速することとなっており DEX 維持投与量は病院や医師によって異なる また副作用として低血圧高血圧除脈が挙げられ治療中の循環動態の観察は重要である A 病院では食道 ESD 患者のアルコール多飲による鎮静困難症例からガイドラインが推奨する DEX 維持投与量 0.4μg/ kg / 時より多い 0.6 μg/ kg / 時で ESD を施行している 以上のことから 群間の収縮期血圧と心拍数と経時的変化を明らかにし看護観察の一助としたいと考えた その結果を報告する. 閉頭時綿カウント時間短縮へ向けた取り組み 札幌白石記念病院手術室 中村和人横山康平辻真紀子長多庸介福島琴美岡崎将也柴田保子野長瀬日向本城しのぶ 当院では開頭手術時止血 脳保護の目的で多様な規格の小さいガーゼ ( 以下綿 ) を 100 枚以上使用し閉創前に必ず綿カウント ( 以下カウント ) を行っている しかし綿の枚数が多い事や小さい綿は紛失しやすいためカウントに時間を要し一回のカウントで数が合わない事がある カウントが一致しない場合手術を一度止めて綿を捜索する状況となり閉頭がスムーズに行われない 結果として患者に感染症のリスクや身体的負担を与えることが予想される 患者の身体的負担感染リスク軽減を目的にスムーズにカウントを行う方法を検討し実践した 当院の取り組みを報告する 1. 透析患者の貧血コントロールにおけるガイドラインに沿った鉄管理の有用性 ~ 第二報 札幌南一条病院看護部 1 循環器 腎臓内科 小山内文哉 1 高野博友樹 1 福島亮 1 中野渡悟 1 菊池健次郎 工藤靖夫 当院透析室では 016 年 4 月より当院システム室の協力を得て検査データ管理システムを構築し貧血治療においてガイドラインに沿った鉄管理を 4 つの群に分類 ( 以後 4 分割図とする ) することでデータ管理 整理を自動化している 昨年の報告では 4 分割図の導入後貧血の改善特に鉄欠乏状態の減少 改善が認められた その後 1 年間の貧血管理状況の推移と貧血管理における 4 分割図に対するスタッフの意識をアンケート調査し今後の課題と共に報告する 4. 夜勤導入シートの調査から新卒看護師が必要と考える夜勤開始基準の検討 中村記念病院看護部 藤田淳子五戸祐子角丸圭子 01 年に夜勤導入シート ( 以下導入シート ) を作成し新卒看護師と指導にあたる看護師が活用をしている 導入シートの項目は新卒看護師に最低限求める報告 連絡 相談や救急対応などの簡便な内容であり夜勤開始時期を判断する基準となっている 導入シートを活用した教育は新卒看護師の夜勤に対する困難感が軽減すると示唆されているが A 病院では新卒看護師への調査は行なわれていない 本研究では新卒看護師への導入シートに関する調査を行い導入シートの内容が新卒看護師にとって夜勤開始にあたり困難感が軽減される内容なのか調査し夜勤開始基準の妥当性を検討した 19

6 5. 配置転換者への実態調査から見えた今後の課題第1会場(5階大ホール中村記念南病院看護部 谷口久美子本間明美 A 病院では新採用者や中途採用者については教育スケジュールの作成や指導者が付くなどの指導体制があり指導者との面談から実際の声の抽出が行われている また配置転換者についても部署ごとに指導体制を整え指導にあたっている現状がある しかし指導する側にとって配置転換者は問題なく業務を行っていると感じていても配置転換者にとっては不安があるといった意見も聞かれた そこでアンケートを用い実際の声を抽出しその結果から得られた事を各部署で共有することで今後の指導体制の構築の一助となると考えた 今回アンケート調査からみえた結果をここに報告する )看護部門 8. 在宅療養の継続に向けて ~ 患者に合った支援により生活が改善された事例を振り返って ~ 札幌しらかば台病院外来 今村夕果中村道子 A 病院外来では生活に問題を抱えている患者に在宅療養支援を行っている 今回デイサービスに行くことで生活の改善が見込めると思っていた患者のサービス利用が徐々に減少し支援が順調に進まなかった そこで院内外の多職種と情報共有しより患者に合った支援を行うことで生活が改善された事例があった この事例を振り返り支援が順調に進まなかったのは何故かを考察し今後の在宅療養支援に活かすことを目的とした 6. 地域における PD 患者支援への取り組み 9. 外来患者の待ち時間に関する実態調査 札幌北楡病院人工臓器治療センター 長尾麻由美 PD は在宅医療として推進されているが慢性透析患者全体の % 未満しか実施されていない状況にある 通院を必要としないことや循環器系への影響が少ないことなどから PD は高齢者への治療法としても有用であると考えられる しかし高齢化とともに機械操作やバッグ交換手技の自立が困難となり介助者による助けが必要となる事例の増加も予測される PD の在宅治療としての継続には介護保険制度の活用訪問看護ステーションやヘルパーなどによる患者支援連携の確立が望まれる 今回 PD 導入患者支援のため訪問看護ステーションとの連携を開始したので報告する 柏葉脳神経外科病院 外来 水谷 千晶細川さおり三浦 典子中 喜代美 田中 恵子 当院は脳神経外科病院として救急外来を含む外来診療を行っている また患者の訴えや症状から当日に MRI などの検査を実施し検査結果の診察も行っている そのため以前から待ち時間が長くなる傾向にあり問い合わせや苦情が聞かれていた また H0 年 9 月より電子カルテへの移行を開始したためさらに待ち時間が延びている 今回当院の現状の待ち時間を調査しここに報告する 7. 医療処置を行う家族介護者への退院支援を振り返る 札幌第一病院 4 病棟 平野井亜紀川本香織中島智亜紀 患者が自宅療養する際医療処置が必要な場合もあり家族介護者はその専門的な知識と技術の習得が求められる 今回経口摂取が困難になり胃ろう造設が必要となった患者の退院調整に関わる機会があった 患者は経管栄養という医療処置が必要になり病状が安定し退院先として自宅退院を強く希望された 家族は今までの介護経験から自宅で介護をすることへの不安はあまり抱いていなかったが一方で医療処置が必要という認識も薄く正しい知識と技術を習得してもらうための退院支援が必要な状態であった 家族介護者の思いを尊重し自宅退院することができた退院支援を振り返ることでどのような関わりが効果的だったのか検討した 0

7 ール)リハビリテーション部門 0. 呼吸器疾患患者に対し作業療法を行った 症例 ~ その人らしい日常生活の獲得を目指して 札幌共立五輪橋病院リハビリテーション科 1 消化器内科 血液内科 高橋奈々佳 1 相馬尚孝 1 目黒友菜 1 大谷睦 1 石橋博美 1 大井雅夫 森井一裕 008 年の診療報酬改定に伴い作業療法も呼吸器リハビリテーションが算定可能となり呼吸器疾患患者への介入が増加している しかし文献や学会発表で作業療法士が関わった呼吸機能障害患者の報告はまだ少ないのが現状である 当院では日常生活動作や日常生活関連動作の獲得が必要な呼吸器疾患患者に対して作業療法士が介入している 今回病前に主婦を役割としていた呼吸器疾患患者に対し作業療法士の視点から関わった 症例を通じ作業療法士の必要性について考察したので報告する 1. 著しい運動誘発性低酸素血症をきたした重症 CPFE 症例に対する理学療法経験 市立札幌病院リハビリテーション科 三上紗矢杉浦宏和小山昭人 本症例は細菌性肺炎のため当院入院となった 60 代男性の気腫合併肺線維症 (CPFE) 症例である.CPFE は運動誘発性低酸素血症 (EIH) を特徴とする予後不良の疾患である. 本症例は著しい EIH を来しているうえに, ディコンディショニングによる筋力低下を認め自宅生活継続が危うい状態であった. 一般に重症呼吸器疾患の急性期にはコンディショニングが優先されるが, 主治医と相談のうえ, 酸素供給量を増量した状況下で筋力と ADL の維持 向上を目的に早期より積極的に理学療法を実施した. その結果, 肺炎寛解後も入院前に比べ EIH が悪化したにも関わらず, 筋力,ADL の改善を認め, 第 5 病日に自宅退院に至った. 本症例の経過を振り返り理学療法介入について報告する.. 当院回復期リハビリテーション病棟患者の栄養状態と退院時 FIM の関連について 北樹会病院リハビリテーション科 江村明彦中川智徳稲垣茂 近年リハビリテーションの効果を高めるために栄養状態を考慮することが重要という点ではコンセンサスが得られてきている 今回当院回復期リハビリテーション病棟において平成 9 年 7 月から 1 月までに入院した患者 101 名 ( 男性 5 名女性 66 名 ) に対し年齢在院日数と体重血清アルブミン値 GNRI FIM の推移を後ろ向きに調査した その結果重回帰分析では退院時の FIM に影響を与える因子として退院時 GNRI 在院日数年齢の順で有意な独立変数となった また退院時 GNRI が 9 以上と以下の 群間で退院時 FIM の比較をしたところ有意差が認められた FIM の向上のためには GNRI すなわち現体重と血清アルブミン値を向上させるための栄養管理が必要であると考えられる 4. 肺部分切除した筋強直性ジストロフィー患者の呼吸機能経過と外来リハビリでの関わり 北祐会神経内科病院 1 リハビリテーション部 診療部 鹿野 咲 1 中城 雄一 1 相馬 広幸 筋強直性ジストロフィーの 60 歳代女性 50 歳代頃足部の違和感から発症 合併症として浸潤性胸線腫を 度再発し部分肺切除を行った 10 代から喫煙歴があり現在も 1 日 5-6 本喫煙している 呼気と吸気の筋力が低下する神経筋疾患では咳嗽力が低下するため十分な咳嗽力を備えているかの評価が重要になる 本症例の最大呼気流速は 190L/min 肺活量は 190mL と低下し自力での分泌物喀出が努力的となっていた 夜間 NIV 導入され以降月一回の外来受診時に咳嗽力の評価と救急蘇生バッグを用いた呼吸理学療法を行い呼吸機能維持し在宅で生活を送れている 今回その経過と外来での関わりについて考察と合わせて報告する 第会場(5階東ホ. 歩数計を用いて心不全増悪兆候の追跡を行っている一症例 北光記念病院心臓リハビリテーション室 1 看護部 循環器内科 伊古田健夫 1 近藤和夫 1 森雄介 1 古舘七穂 1 中山知美 1 菅野智美 佐藤麻衣子 高木康 大田幸博 櫻井正之 心不全増悪での再入院を予防するには十分な患者教育と自己モニタリングが必要である 本症例は自己モニタリングへのコンプライアンスが悪く再入院を繰り返している そのため心不全増悪の兆候を早い段階で発見する必要があると考えられた 本症例の登録している遠隔モニタリングシステムの患者 Activity の低下と入院時期が合致しており心不全増悪の兆候と考えられた 患者 Activity の代用として歩数計を用いて活動量を評価できるのではないかと考えた 現在再入院予防を目指し追跡中である 5. ポジショニングによって期待できる身体状況の変化一症例の報告 札幌ひばりが丘病院 荒生恵子 リハビリテーション部 はじめに 自力体動困難の患者の姿勢を整えることで過緊張を緩和し安楽に過ごせる 褥瘡対策にとどめず身体状況に着目しポジショニングした一症例を報告する 患者情報 80 歳代後半女性 既往にレビー小体型認知症椎骨圧迫骨折一側大腿部切断他 るい痩のため好褥傾向 全身的に筋緊張亢進 取り組み 安心感を持てるよう頚部や肩甲帯殿部両膝下の支持面を多くした 頚部 四肢の緊張程度や呼吸にも着目した まとめ 介入後は頚部の緊張や頭部後屈緩和ため息をつく握った手指が緩む歯のくいしばりがない等副交感神経優位の全体像となった また毎回の脈拍と SpO は介入前後の比較でわずかであるが平均的に改善した 1

8 た患者への理学療法士としての役割第会場(5階東ホールリハビリテーション部門 6. 多発性骨髄腫によって脊髄損傷不全麻痺を呈し札幌共立五輪橋病院リハビリテーション科 1 消化器内科 血液内科 大谷睦 1 石橋博美 1 大井雅夫 古川勝久多発性骨髄腫は形成細胞の腫瘍性疾患で造血障害や骨融解など様々な臨床症状や有害事象が生じる 多発性骨髄腫は頭蓋骨に骨病変を認めることもあるが中枢神経浸潤を認めることは非常に稀で多発性骨髄腫患者の約 1 % に認めると報告がある 今回胸髄に硬膜内髄外腫瘍を認め多発性骨髄腫と診断された 1 症例を経験した 寛解期に一時歩行獲得することができたがその後再発し治療による副作用や有害事象が生じたため理学療法の内容を変更し対応した 一連の関わりの中で理学療法士としての役割について考察を行ったので報告する 7. 麻痺側上肢の使用頻度向上を目的にHAL-SJとレッドコードを併用した一事例)中村記念南病院医療技術部作業療法科 松澤もなみ田所茉綸鎌田康広光増 左脳梗塞により左麻痺を呈した 60 歳代女性 発症 ヶ月で随意性の向上は認められていたが ADL IADL 動作への麻痺側上肢の参加が得られていない状態であった HAL-SJ と右上肢の重量を免荷する目的でレッドコードを使用し立位で訓練を実施した 肩 肘関節の複合的な運動と物品を使用した目的動作を適宜選択し訓練を行った 左記訓練と並行し通常 OT 時間に実動作の確認 汎化を促したことで機能改善のみでなく今まで HAL-SJ を使用した訓練では改善が乏しいとされていた MAL の改善や生活場面での右上肢の参加に繋がったと考えられる 智 9. 食事に対して強いこだわりがみられた症例に対する ST の関わり 市立札幌病院 リハビリテーション科 宗像 優花皆上 寛子金橋 知世青野 裕範 小山 昭人 脳腫瘍の再発と治療による後遺症で, 口腔機能の低下, 味覚障害等の摂食嚥下障害を呈した症例を経験した. 症例は 年間前述の嚥下障害に悩まされていたが, 発症後に言語聴覚士 ( 以下 ST) の介入機会がなかった. そのため, 食事について, 三分粥以外食べられない等の強いこだわりがあり, 摂取できる食品に制限があった.ST 介入後, 少しずつ ST の助言や指導を受け入れ, 次第に意欲的な取り組み姿勢がみられるようになった. 適切な食形態や代償方法を習得し, 退院後も摂取できる食品を拡大したいと積極的な思考となった. 患者の変化につながった ST の関わりと介入前後の症例の意識変化について, 介入経過と考察を報告する. 40. 業務内容に特化した訓練を行い職場復帰に至った失語症例 中村記念病院医療技術部 言語療法科 1 診療部 秦真織 1 中村博彦 脳梗塞により失語症を呈した症例を経験した 本症例は喚語困難と文字想起困難が顕著であったが早期退院と生きがいとしている現職への復職を強く希望されていた プリント課題に加え電話対応を想定した訓練仕事で使用する頻度の高い用語を説明する訓練ローマ字表記の訓練等を行った その結果失語症状の改善がみられパソコンのタイピング速度も向上し発症から か月で復職に至った 症例の経過について考察を含め報告する 8. MATADOC( 音楽による重度意識障害の意識レベル評価法 ) 英語版を用いた評価の試み 柏葉脳神経外科病院音楽療法室 増澤綾子寺坂俊介徳田耕一金子貞男 聴覚モダリティは意識レベルの評価において最も精度が高いと言われている (Owen eat al.006 他 ) 今回英国で新たに開発された音楽による意識レベル評価 MATADOC ( 英語版 ) を使用し重度意識障害患者 1 名の評価を実施した 当院で使用している Japan Coma Scale と比較しながら MATADOC の可能性と課題について考察する 41. 脳卒中患者の咳嗽力と呼吸 発声摂食嚥下能力との関連 柏葉脳神経外科病院リハビリテーション科言語聴覚療法室 古永裕介木村友香横岡優美子杉山俊一寺坂俊介徳田耕一金子貞男 咳嗽は気道クリアランスにおける重要な防御機能であり強い咳嗽は気道侵入した唾液や食物の喀出排痰など誤嚥防止に重要な機能である 近年咳嗽力と摂食嚥下障害の関連について報告されその相関が指摘されているが咳嗽力と呼吸発声を比較した報告は少ない 今回脳卒中患者に対して咳嗽力の有効性を反映する指標として PCF( 咳嗽時最大呼気流速 ) の測定を行い呼吸 発声摂食嚥下能力との関連を検討したのでここに報告する

9 ール)リハビリテーション部門 4. 食物を使用した咀嚼訓練にて食塊形成が向上したパーキンソン病患者の一症例 北祐会神経内科病院リハビリテーション部 1 医務部 大月春奈 1 楠山道子 1 藤田賢一 1 中城雄一 1 濱田晋輔 森若文雄 パーキンソン病は進行とともに嚥下障害を呈すると言われている 今回咀嚼訓練にて食塊形成に改善を認めたため経過を含めて報告する 80 歳代後半女性 H-YⅢ 1 年前より嚥下障害を呈していた 口腔器官の単発運動は保たれているが表情筋 舌 顎 頬等の協調運動不良により食塊形成能の低下を認め咽頭残留にも繋がっていた 認知機能低下を呈している症例に対して教示が容易で触覚 視覚的フィードバックの可能な嗜好品の食物 ( グミ ) を使用した 訓練場面において実際の咀嚼時の協調運動を学習することで食事場面への般化に至った 4. 軟口蓋挙上装置を使用し構音障害軽減活動面改善を認めた筋萎縮性側索硬化症の一症例 北祐会神経内科病院リハビリテーション部 1 医務部 佐藤高大 1 中城雄一 1 野中道夫 言語訓練効果が望みにくい筋萎縮性硬化症患者に対して軟口蓋挙上装置を作成し構音障害軽減と活動面改善を認めた 60 歳代女性 X 年構音障害出現 X+ 1 年精査目的にて当院入院となる 装着前は軟口蓋挙上不全のため重度開鼻声 発話明瞭度 5 であった 装着後は中等度開鼻声 発話明瞭度 4 と改善した 装着により 1 音 1 音の聴取が容易となり発話が伝わるという自己効力感により発話機会が増加したと考える 軟口蓋挙上装置の使用により構音障害軽減し発話明瞭度が向上し更に自己効力感が活動面改善に繋がったのではないかと考える 45. 体幹右前傾を呈し食べこぼしのあるパーキンソン病患者に介入し食事動作が改善した一例 市立札幌病院リハビリテーション科 鈴木美智岩渕哲史石井陽史小山昭人 姿勢障害により体幹右前傾を呈し且つ姿勢の自己認識が低下しており食事の食べこぼしがみられたパーキンソン病患者を担当した 本人とご家族からデマンドとして食べこぼしの改善が挙げられたため食事動作の改善を目標として介入した 体幹右前傾姿勢の改善に向けて視覚を利用した訓練や座位保持訓練を実施し姿勢の自己認識の向上や姿勢保持が改善した さらに食事の環境調整を行ったことで食事動作の改善がみられたため経過と考察を報告する 46. 脳卒中片麻痺患者における麻痺側荷重と非麻痺側荷重促しについて ~ 歩行効率の比較 ~ 中村記念南病院医療技術部理学療法科 1, 診療部 中村記念病院診療部 髙橋明日香 1 野宮崇生 1 光増智 岡亨治 中村博彦 脳卒中片麻痺患者の歩行は, 歩行速度低下や歩幅 単脚支持時間の非対称性を特徴としているにも関わらず, 歩行指導は対称性を目指して麻痺側へ荷重を促す方法が一般的である. しかし, 麻痺側への過剰な荷重促しは, 円滑な重心移動を妨げ, 結果歩行速度及び歩行効率低下に繋がると推測される. 今回, 脳卒中片麻痺患者の歩行について, 麻痺側 非麻痺側それぞれへの荷重をコントロールした麻痺側優位歩行, 非麻痺側優位歩行における歩行効率の比較について検証を行い, 若干の知見を得たため考察と共に報告する. 第会場(5階東ホ44. 歩行獲得に難渋した重複障害を持つ糖尿病患者の 1 症例 札幌共立五輪橋病院リハビリテーション科 1 消化器内科 腎臓内科 小松日高 1 大谷睦 1 石橋博美 1 大井雅夫 黒田せつ子 歩行獲得に難渋した重複障害を持つ 60 代糖尿病患者を経験した 既往に先天性右股関節脱臼による脚長差と右脛骨高原骨折があり入院直前は四つ這いで移動していた 今回は血糖コントロール目的で入院となりリハビリテーション開始となった 糖尿病性神経障害による両上下肢の痺れや疼痛血糖コントロールや栄養状態の不良による体重減少筋萎縮を認め下肢筋力やバランス能力の向上が困難であった 補高付き装具の作製や環境整備を行い退院後の生活を見据えて多職種との連携を図り歩行器を用いて自宅退院が出来たので報告する 47. 破局的思考を持つパーキンソン病患者の腰痛に対する心理的側面からの介入について 北祐会神経内科病院 リハビリテーション部 1 医務部 松本 悠希 1 中城 雄一 1 野中 道夫 症例は経過 10 年のパーキンソン病患者であり 年前から前傾姿勢が悪化し屋内では伝い歩き屋外では車椅子を使用していた 1 年程前から起き上がる時や屈む時歩行時に腰痛が出現し動くと痛みが増強し活動量が減少していた 週 1 回の外来リハビリを開始し不良姿勢が腰痛の原因と判断して体幹筋群の賦活やストレッチ等を行った 姿勢の改善を認めたが腰痛は著変がなかった 身体機能面以外にも原因があると考え破局的思考尺度で心理的側面を評価した 治療として腰痛に関する知識の学習や発生状況の記録を継続した所腰痛に対する破局的思考に変化が見られた為報告する

10 第会場(5階東ホールリハビリテーション部門 48. 多系統萎縮症患者の歩行器操作能力向上への取り組み~ 高次脳機能評価の重要性 ~ 北祐会神経内科病院リハビリテーション部 1 医務部 山野遥香 1 加藤恵子 1 中城雄一 1 武井麻子 森若文雄経過 年で転倒が頻回な多系統萎縮症患者 ( 女性 60 歳代 ) の歩行器使用において歩行そのものは自立しているものの狭所での操作 管理に不十分さがみられた 高次脳機能評価では FABにて行動プログラム セットの切り替えの低下が示唆されたが MoCA J では学習効果が期待できる知見を得たため認知機能訓練と自宅を想定した模擬環境での歩行器操作の反復練習を並行して行った 高次脳機能の改善は認められなかったが歩行器操作 管理に一定の改善が得られた経験から高次脳機能障害とADL 訓練について考察し報告する 49. 橈骨遠位端骨折後の外来リハビリ終了に影響する因子の検討)手稲渓仁会病院リハビリテーション部 西本みゆき林雅子三家早織 橈骨遠位端骨折は上肢の骨折の中でも受傷頻度の高い骨折と言われており, 当院外来リハビリテーション ( 以下, 外来リハビリ ) においても同疾患にて通院される方は多い. この骨折の特性上, 受傷者は女性が多く, その多くは家庭内で家事動作を担う方々である. リハビリの期間は 10-1 週を目途に行うことが多いが, それ以上の期間を要しリハビリが長期化する場合も多い. 今回,016 年 1 月から 018 年 9 月までに橈骨遠位端骨折にて当院外来リハビリに通院された 50 歳代以上の女性を対象に, 外来リハビリ終了に影響した因子を日常生活動作に加え家事動作の観点から後方視的に検討した結果を報告する. 51. サービス品質評価尺度を用いた理学療法における患者満足度調査について 柏葉脳神経外科病院 リハビリテーション科 理学療法室 後藤 凌介古田 亮一横山 吉典釘本 充 杉山 俊一寺坂 俊介徳田 耕一金子 貞男 企業や公共施設ではサービス品質評価尺度 SERVQUAL を用いた満足度調査が広汎に行われている 理学療法を経験した当院入院患者を対象とし SERVQUAL を参考としたサービス品質評価尺度から成るアンケートを作成し患者満足度調査を実施した 当院理学療法部門のサービス品質向上に向けた取り組みとして参考となる結果を得たため報告する 5. よりよい患者教育を目指して ~ 当院心臓病教室の課題 ~ 北海道循環器病院理学療法科 1 循環器内科 住吉良太 1 阿部史 1 大堀克彦 背景 生活習慣に起因した心疾患患者では, 進行や再発予防のため, 動機づけや自己管理能力獲得を目的とした患者教育支援が重要である. 当院では心臓病教室を 01 年より開催し, 017 年度までに延べ,4 名の参加を得た. 講義内容や形式など, 適宜見直しを行ってきたが, 参加者の増加が得られずにいた. そこで, 参加者からの評価を取り入れるとともに, 教室開催に対する職員の意識について調査を行い, 教室開催の課題を分析した. 方法 対象は 017 年 4 月 ~ 018 年 9 月までの教室参加者と当院職員とした. 教室参加者には講義終了後に満足度や今後に役立つか等を, 職員には集団指導の理解や教室運営の協力等を質問項目としたアンケート調査を実施した. 結果ついて報告する. 50. 当院作業療法部門における新人教育体制について - アンケート調査から得られた見解 - 柏葉脳神経外科病院リハビリテーション科作業療法室 赤倉治小松由輝大場美和森谷綾子藤井未央坂野智哉杉山俊一寺坂俊介徳田耕一金子貞男 作業療法の領域では職場での新人教育方法について標準的な指針が示されておらず各施設が独自に新人教育を行っているのが実情である 当院作業療法部門では新人療法士の職場適応と医療人としての自覚向上先輩療法士の自己研鑽を目的とし 01 年度からプリセプターシップによる新人教育体制を開始した 今回当院作業療法部門の新人教育体制の現状を把握することを目的としプリセプター経験者へのアンケート調査を実施した アンケートの結果から得られた見解を考察を踏まえて報告する 5. パーキンソン病患者と理学療法士の歩行安全性に対する主観の調査 北祐会神経内科病院 リハビリテーション部 1 医務部 古賀香奈江 1 中城 雄一 1 森若 文夫 パーキンソン病 (Parkinson`s disease 以下 PD) は歩行障害や易転倒性を生じやすい 日々臨床を経験する中で PD 患者の歩行の安全性に対する自己評価と理学療法士 (physical therapist 以下 PT) による他覚的な評価に差がある事が多いと感じていた PD 患者が自覚する歩行状態と PT の他覚的な評価の差について調査された報告はほとんどなかった PD 患者の歩行安全性に対する主観と同患者における歩行安全性の PT の主観はどのような違いがあるのかそれぞれに対してアンケートを実施し調査することとした 結果と考察を含め報告する 4

11 ール)医療社会事業 医療部門 54. 退院支援における患者の意向に影響を及ぼす医療的 社会的要因の検討 札幌ひばりが丘病院地域医療支援センター 澤口まどか野村まゆみ丹羽季枝田上幸輔立島由佳牧田智恵 地域医療支援センターでは外来受診時 入院相談時 入院時等関わり始めた早期の段階から患者や家族のニーズ ( 意思 ) を把握しそこから導き出される生活課題を他職種と共有しながら意思に沿えるよう退院まで支援をしている しかし入院時の意向通りに退院することができないケースがあることからその要因を明らかにし医療 ケアにおける意思決定支援について考える 55. 生きる 目的に寄り添う在宅支援に苦悩した症例 札幌ひばりが丘病院居宅介護支援事業所 湯田 朋子田上幸輔小野之代鎌田智恵 髙橋 大賀 57. 直接経口凝固薬 DOAC(Direct acting oral anticoaglants) 当院での使用経験 天使病院循環器内科 西里仁男松本環久馬理史西村光弘 高齢者の増加や生活習慣の変化に伴い心房細動患者数も増加している ワルファリンはその使用の煩雑さより実臨床では十分量が投与されていないまたは効果の強弱により十分な効果が得られなかったり出血が増えるといった問題点が存在した DOAC は食事の影響を受けにくく毎回の採血を必要としないことから日常診療での使用頻度は増加してきている 近年リアルワールドの臨床研究より DOAC の設定基準より多くまたは少なく処方されている患者数が少なからず存在し問題視されている 最近の報告を踏まえたうえで当院の処方状況につき比較 考察したい 58. バウムテストを利用した認知機能の低下のサインを見出すための研究 柏葉脳神経外科病院 臨床心理室 吉田かほり畑 大寺坂 俊介徳田 耕一 金子 貞男 第会場(5階東ホ当院の緩和ケア外来に悪性リンパ腫脳転移で受診されていた 60 代男性が脳梗塞を発症されがんの症状に加え右片麻痺の症状が残ってしまった 60 代と言う年齢から出来ない事への喪失感も強い事や主介護者である妻も親の介護や就労等で負担が大きいことから入退院を繰り返す患者 家族に対し支援者であるケアマネジャーも一緒に葛藤し在宅生活のイメージをつけられずにいた そこで ICF を活用し再アセスメントをする事で患者の 生きる ことの目的やそれに対する支援にどのような変化があるか検討した 当院臨床心理室へ認知症検査を受けに来た方を対象にバウムテストを実施した バウムテストとは 実のなる木の絵 をかいてもらう検査であり特別な用具を必要とせず簡単な教示で実施できることが特徴である HDS-R MMSE FAB ROCFT などの検査得点と比較しバウムテストに現れる特徴を観察することで認知機能低下のサインとなる特徴が表れていないかを検討する 56. 当院における介護支援専門員との入退院時連携 ~ アンケート調査から見えた現状と課題 ~ 北海道循環器病院医療相談室 安西一平片岡ひかり田中奈津紀豊岡萌絵笠間沙織川端毅 現在地域包括ケアシステム構築へ向けて入退院支援についても診療報酬介護報酬面から評価がされている 当院では退院支援計画書兼退院困難者抽出ツールの作成と病棟受け持ち看護師による退院困難者抽出退院支援計画書立案といった入退院支援体制の整備を行った結果社会福祉士が介護支援専門員と連携し算定が可能な介護支援等連携指導料算定が大幅に増加した 収益面での効果と同時に支援の質についても検証が必要と考え連携した介護支援専門員へアンケート調査を実施し現状を把握するとともに今後の課題を明らかにしたい 5

12 会59.CT 検査で偶然発見される脊椎圧迫骨折の検討第JCHO 札幌北辰病院放射線部 1 放射線科 木村智茂 1 松村俊也 1 吉川裕幸 CT 検査において主訴や検査目的に関連せず偶然発見される病変があるが撮影後に行う多断面再構成 (MPR:multi-planar reconstruction) 処理中の矢状断画像で脊椎圧迫骨折を疑う所見を発見することがよくある そこで今回 018 年 4 月から 7 月の間に当院で体幹部が撮影範囲に入る CT 検査が行われ検査目的に腰痛や背部痛などを含む脊椎圧迫骨折を疑う項目がない症例を対象としその偶発骨折病変の頻度や特徴について検討したので報告する 60. 小児側頭骨 CT における Volume scan の有用性 1 JCHO 札幌北辰病院放射線部放射線診断科 川上 亮 1 木村智茂 1 牧野佑也 1 松村 俊也 1 吉川裕幸 80 列マルチスライス CT が導入され寝台移動なく 40mm 幅の撮影ができる Volume scan が可能となった そこで今回小児側頭骨 CT における従来の撮影法の Helical scan との比較をノイズ特性面内における空間分解体軸方向における空間分解能について検討を行ったので報告する 場(5階西ホール)放射線部門 6.CT によるデュアルエナジーモードで撮影したデータの精度評価 北海道循環器病院診療放射線科 鈴木正俊長瀬篤司菅原宏昌山本匡 近年脂肪肝に対する治療法が確立されつつあるがその治療効果判定に適した測定方法は未だ確立されていない CT 画像診断では肝臓の 0% 程度に脂肪滴が付着した場合においては脂肪肝と判断できるとされているが 5 % 程度の脂肪滴が付着した場合においては判断するのは困難である そこで肝臓内の脂肪含有量を測定するために 00ml の容器に水と造影剤 (70mgI/ml) を用いて 0 % 1 % % % 4 % 5 % の造影剤密度を測定する為の混合溶液と水と油を用いて 0 % 1 % % % 4 % 5 % の脂肪密度を測定する為の混合溶液を作成しそれぞれの混合溶液をデュアルエナジーモードで撮影して CT 値と物質密度について検討を行ったので報告する 6. 左前腕から注射した造影剤の逆流と鬱滞が検査に支障をきたした一例 市立札幌病院放射線部 岩崎廉藤田紘弥富樫美穂 造影 CT では右肘静脈からの血管確保が推奨されているが他の静脈からの穿刺を余儀無くされることも多い 今回やむを得ず左上肢から血管を確保し頭部 4D 検査と頸部 CTA 検査を施行したところ造影剤が腕頭静脈で鬱滞し頸静脈へ逆流した その結果動脈の CT 値が充分に上昇せず読影と D 画像の作成に支障をきたし再検査となった症例を経験したので報告する 61.CT 検査におけるスキャンパラメータや再構成パラメータが画像再構成時間に与える影響 JCHO 札幌北辰病院放射線部 1 放射線診断科 牧野佑也 1 川上亮 1 木村智茂 1 松村俊也 1 吉川裕幸 Computed tomography(ct) 検査において画像の再構成にかかる時間を短縮化することは検査のスループット向上やストレスの無い迅速な画像診断を行うに当たって重要な要素である しかし画像再構成時間が短縮もしくは延長する要因としてはスキャンパラメータや再構成パラメータが考えられるが詳細な検討は数少なく不明な点が多い そこで今回スキャンパラメータや再構成パラメータの変化が画像再構成時間に対してどのような影響を与えるのか評価したので報告する 64.EOB 造影 MRI 検査における肝臓と脾臓の容積測定の検討 JCHO 北海道病院 放射線部 堀内 綾太森 泰成鰺岡 リサ上田 司 藤井 友則 EOB 造影 MRI 検査において肝臓等の容積を加えた肝機能評価法が検討されている MRI による容積測定について CT と比較し検討する 硫酸銅とヨードを蒸留水で溶解したファントムと CT と MRI を同時期に施行した臨床画像を用いて容積測定を行った 肝臓は mm iso voxel で D 撮像した TFE の画像 (D iso) 脾臓はスライス厚 6mm で撮像した拡散強調画像 (DWI) を使用した ファントムでは CT と MRI 全て過大評価された ファントムと臨床画像共に CT と比べ D iso で約 1. 倍 DWI で約 1.4 倍の容積が測定された CT と MRI の測定値には相関 (r=0.9 p<0.001) があった 6

13 ール)放射線部門 65. 頭部 頚部 MRA 撮影の volume shimming による脂肪抑制効果についての検討 札幌白石記念病院放射線部 赤川真人木村紀行野宮崇史金成宏明平田秀喜笹森大輔 当院では頭部 頚部 MRA 撮影をする際に volume shimming を設定して検査を行っている volume shimming の設定を行なうことにより脂肪抑制の均一化をする事ができる 今回われわれはオリーブオイルを封入したファントムを使用して撮影を行い volume shimming による脂肪抑制効果についての検討を行ったので報告する MRI 装置は GE 社製 Signa HDxt.0T と Signa Excite HDxt 1.5T を使用した 66.HyperSense を用いた頭部 MRA 撮像条件の検討 中村記念南病院放射線診断科 1 脳神経外科 北川剛 1 志賀智巳 1 田中伸博 1 岡亨治 目的頭部 MRA に HyperSense( 以下 HS) を使用すると撮像時間の短縮がはかれると同時に画像にボケが生じた HS の特徴を把握するために画像 Matrix と HS ファクターを変化させファントムを撮像し頭部 MRA 撮像条件の変更を試みたので報告する 方法 MRI 装置は SIGNA Pioneer を使用した 当院の MRA 条件にて HS ファクター Matrix size をそれぞれ変化させファントムを撮像し得られた画像に対し Profile curve にて評価を行なった 上記にて得られた特徴より撮像条件を変化させ頭部 MRA 撮像し得られた画像の視覚評価を行なった 結果 HS ファクターを上げるかまたは低分解能の画像にてボケが生じる傾向となった 撮像時間の短縮をはかりつつ従来の MRA と遜色ない画像を得た 68.PC 法による頭部 MR Venography における Compressed SENSE の有用性 中村記念病院 放射線診断科 1 放射線科 脳神経外科 中居 智弥 1 土門 伸也 1 山田 和弘 1 眞田 秀典 1 尾野 英俊 中村 博彦 頭部 MR Venography を撮像する際は Phase Contrast(PC) 法が用いられる場合が多いが撮像時間が長いという欠点がある 今回装置の導入に伴って撮像時間短縮技術である Compressed SENSE(CS) を使用できるようになった CS は従来のパラレルイメージングと異なり使用時にアーチファクトが目立たないため従来法よりもさらなる撮像時間の短縮が期待される そこで今回頭部 MR Venography における CS の有用性について検討したので報告する 69. 逐次近似画像再構成法 EVOLUTION の使用経験 柏葉脳神経外科病院 放射線科 佐々木直親山本 義行近江 明彦 当院の核医学診断装置の更新に伴い画像処理装置 Xeleris がバージョンアップされ画像再構成ソフト EVOLUTION が使用可能となった EVOLUTION は逐次近似を用いた画像再構成法で画像再構成アルゴリズムの中に物理的モデルを組み込むことで SPECT 画像の改善が期待されるというものでした 今回我々はファントム実験にて EVOLUTION の有用性を検討したので報告します 第会場(5階西ホ67. 脳動脈瘤コイル塞栓術症例における PETRA MRA の有用性 中村記念病院放射線部 1 放射線科 脳神経外科 秦野かおり 1 山下智司 1 土門伸也 1 山田和弘 1 眞田秀典 1 尾野英俊 中村博彦 PETRA(Pointwise Encoding Time reduction with Radial Acquisition) は ultra short TE シーケンスであり PETRA MRA は血液流入部に飽和パルスなし (Bright Blood) あり (Black Blood) 画像の差分処理により MRA 画像を取得することができる PETRA MRA は静音撮像技術に加え金属アーチファクトの低減が可能であることから頭蓋内インプラント症例に有用であると考え撮像条件の検討を行ってきた そこで今回脳動脈瘤コイル塞栓術症例に対して PETRA MRA の撮像を行い従来法である short TE TOF 法との比較検討を行ったので報告する 70. 道内徳洲会グループ病院における患者紹介等に付随する医用画像用可搬メディア展開時間比較 札幌東徳洲会病院 放射線科 1 札幌徳洲会病院 札幌南徳洲会病院 帯広徳洲会病院 4 日高徳洲会病院 5 6 函館共愛会病院 新城 浩二 1 大野 千尋 小玉 信子 林 伸隆 4 坂本 和繁 5 畠山 6 智史 最近では患者紹介等に付随する医用画像に用いる可搬媒体として CD や DVD( 以下メディアという ) が多く使われている 当院でも医用画像業者の提供するアプリケーションを利用し作成したメディアを紹介施設等へ提供している ただ以前より当院のメディアの展開時間が遅いとの声があり道内徳洲会グループの他 5 施設に同じ画像データを書き込んだメディアを作成してもらいその展開時間について比較をしてみた 結果展開時間に大きな差があり ( 詳細は字数の関係上割愛 ) その要因がアプリケーションの仕様や作成時の設定等にあることが分かった 7

14 会場(5階西ホール放射線部門 71. 当院における医用画像モニター精度管理につい札幌北楡病院放射線技術科 広島裕治加藤尭史西川謙一中山大志中明鉄朗当院では 年前に医用画像モニターの更新を行った 制度管理はJESRA X-009に基づいて行っている 1 年に 1 度定期不変性試験を行っているが昨年は前任の放射線技師 1 人で80 台近くの試験を行ったがすべて実施するのに カ月近くかかった これは負担が大きすぎると判断し医療情報課と連携することで業務負担の軽減をはかった これについて報告する 7. 当院でのIMRT 検証に使用する多次元検出器の総合的な品質管理市立札幌病院放射線部 1 放射線治療科 塚本雄貴 1 沖野太一 1 佐藤慧 1 右近可奈子 1 島田陽子 1 佐々木祐子 1 前田昌直 1 相澤一宏 1 高田優 池田て第光 )強度変調放射線治療 (Intensity Modulated Radiation Therapy 以下 IMRT) の線量検証を利用して IMRT を実施するシステム全体の QA/QC を総合的に実施することができる 当院では IMRT の検証において多次元検出器 (Delta4) による検証を行っている そこで本研究では同一患者の IMRT の治療計画を約 1 年間繰り返し測定し測定結果の変動から機器のセットアップ照射まで一連の工程を評価する End to End test を行った 測定結果の変動を時系列で管理することでシステム全体の品質管理ができるか検討と考察を行ったので報告する 74. 術中透視による散乱線被ばくの管理と対策 西さっぽろ病院 放射線科 1 整形外科 高橋 良宗 1 堀 雅敬 1 三上 和子 1 宮嶋 俊定 整形外科単科病院である当院では四肢を中心に術中透視を用いた多くの手術が行われている 透視を使用することによって発生する散乱線にて生じる手術室内のスタッフ被ばくを管理する目的で透視時の散乱線量を測定線量分布図作成ソフトにて分布図の作成を行い当院手術室内の散乱線現状を把握し術中透視における被ばくの管理と最適な対策を検討改善を行ったので報告する 7. 当院における脳定位放射線治療用コーンの位置調整により線量分布検証が改善した症例 市立札幌病院放射線部治療支援課治療係 佐藤 慧塚本雄貴沖野太一右近可奈子 島田 陽子佐々木祐子前田昌直相澤一宏 高田 優池田 光 脳定位放射線治療に使用する定位照射野用円形コーンの照射野の位置調整を HF 方向で行った 当院では線量分布検証としてドライフィルムである Gafchromic EBT を用いたガンマ解析を行っている 今回過去に脳定位用コーンを使用した症例において再度線量分布検証を行い改善が見られたので報告する 8

15 ール)臨床工学部門 75. 慢性透析患者における P Ca 管理状況の推移に関する検討 札幌南一条病院臨床工学部 小黒雪中澤康宮本亜紀中野渡悟福島亮菊池健次郎工藤靖夫 目的 : 9 分割図をデータ化し治療方針の決定に活用している 本研究では 9 分割図のデータの有用性をその前後の P Ca PTH 管理状況管理目標達成率の推移の面から検討した 方法 : 対象は当院外来 HD 患者中 016 年年 5 月から 16 か月間の P 補正 Ca PTH を追跡し得た 59 例である 観察期間を 4 か月毎に導入前導入 1 期 期 期とし測定値の平均値並びに管理目標達成率をデータ化前後で比較した 結果 :P 値は導入前 6.mg/dl から徐々に改善導入 期には 5.8mg/dl に低下した 管理目標達成率は P は 51.% から 56.8% に PTH は 5.6% から 47.5% に改善補正 Ca は前後を通じて約 80% であった 管理目標達成率と PPI の使用並びに血清 Mg 値との関連についても検討し報告する 76. 当院における持続気道陽圧療法遠隔モニタリング導入の取り組み 北海道循環器病院診療技術部臨床工学科 1 臨床検査科 循環器内科 山川暢子 1 ) 猪俣雄祐 1 ) 福田康司 1 ) 帰山浩次 1 ) 柴田正慶 ) 柏木雄介 ) 持続気道陽圧呼吸療法 ( 以下 CPAP) は閉塞性睡眠時無呼吸症候群の有効な治療法として普及している 当院は 015 年から臨床工学科が CPAP 導入業務に携わった 016 年 1 月から外来における CPAP 使用状況のデータ解析を開始した 018 年 4 月の在宅 CPAP 指導管理料の診療報酬改訂に伴い 018 年 5 月より CPAP 遠隔モニタリングを開始した 当院は外来看護師が患者の療養指導に関わり臨床工学科が CPAP 使用状況データを提供している 今回 CPAP 遠隔モニタリング導入の取り組みについて業務の現状と課題について報告する 78. 左室心筋重量を指標とした心筋保護液の投与量は有効か調査した 北海道循環器病院 臨床工学科 1 )心臓血管外科 ) 先進医療研究所 ) 伊藤 建介 1 )山田 徹 1 )加藤 良輔 1 ) 阿部 貴輝 1 )猪俣 雄祐 1 )福田 康司 1 ) 帰山 浩次 1 )岩朝 静子 )津久井宏行 ) 山崎 健二 ) 当院における開心術の心筋保護液の投与量指標として左室心筋重量 (LV mass) を活用しており心筋保護液投与量は LV mass00g 未満は通常量 00g 以上は LV mass に比例して増量している 今回心筋保護液投与量が術後の心機能におよぼす影響について後ろ向きに検討したので報告する 対象は 017 年 1 月から 018 年 10 月に手術を施行された大動脈弁狭窄症患者 7 例 ( 内訳 : 男 9 例女 17 例 平均年齢 76.4 歳 ) であった 方法は通常の心筋保護液投与量で行った群と投与量を増加した群でカテコラミン使用量心エコーデータ採血データ (TP Alb LDH CPK Cr K egfr) 挿管時間 ICU 滞在時間在院日数を比較検討した 79. 当院での心臓手術周術期の透析管理について 北海道循環器病院 臨床工学科 1 )心臓血管外科 ) 先進医療研究所 ) 福田 康司 1 )斉藤 将尉 1 )安田 郁弥 1 ) 山川 暢子 1 )帰山 浩次 1 )岩朝 静子 ) 津久井宏行 )山崎 健二 ) 透析患者は透析合併症により心臓弁膜症や虚血性心疾患等を有する事が多い 今回当院にて心臓手術を施行した慢性維持透析患者の周術期透析管理の現状を報告する 対象は 017 年 1 月から 018 年 9 月に心臓手術を施行した慢性維持透析患者 15 例 ( 内訳 : 男 10 例女 5 例 平均年齢 64.9 歳 ) であった 調査項目は周術期の透析条件 CHDF 施行期間挿管時間 ICU 滞在時間入院期間周術期の水分バランス採血データ (TP Alb BUN Cr Hb K) 心エコーデータとした 第会場(5階西ホ77. 医療機器情報の提供方法について 80. 栄養ポンプ不足の解消運用効率向上へ向けて 柏葉脳神経外科病院臨床工学科 松永怜依太田瑞冬上田恒介大沼峰児 医療機器の勉強会は新入職員を対象としたものが多く参加するスタッフが限定されていたり新しく導入した機器の勉強会は不定期開催のため全員に参加してもらうことが難しい また機器の使用頻度には波があり使用方法を忘れてしまい医療事故に繋がる可能性もある そこで今回は医療機器に関する情報提供の方法について検討したので報告する 中村記念病院 臨床工学科 1 脳神経外科 城石 拓弥 1 神 貴博 1 佐々木孝浩 1 中村 博彦 経腸栄養投与時における経腸栄養ポンプ ( 以下栄養ポンプ ) の使用は栄養療法合併症の軽減として有用である 当院では栄養ポンプを 7 台保有し使用しているが機器不足により貸出し要請に対応できないのが現状である また当臨床工学科において栄養ポンプの使用状況を明確に把握できていない 今回栄養ポンプ不足の解消及びより効率的な機器の運用を目指したので報告する 9

16 会場(5階西ホール81. オンライン専用透析装置の 4 社の違い 札幌北楡病院人工臓器治療センター 笹森泉月安啓一郎坂西佑太 当院で使用している 4 種類のオンライン専用透析装置について各コンソールの共通点や回路の特徴を比較しまとめたので報告する AV 接続部に関して I 字接続の場合はオーバーフローラインより排液する このラインは血液回路に繋がっているため操作ミスによりクランプが開き大気開放となった場合回路内圧が高いと血液流出が起きてしまうことが懸念される 回路にピローがある場合脱血状況を目視で確認でき血流量モニタがある場合推定血流量を数値で知ることが出来る 逆濾過でピローがある場合血栓や気泡が飛ぶ可能性があるので適切な回路操作を行う必要がある これらを理解することで新人スタッフなどの初期教育に用いることが出来る 第)臨床工学部門 0

17 ール)看護部門 8. 在宅看取りと院内連携第85. 脳血管疾患患者に対する退院指導の実態調査 札幌ひばりが丘病院訪問看護 中村記念病院 看護部 ボルワ美幸山川美雪松岡稲子三浦絵里奈 佐藤 優小熊美栄子横山 政子川合 茜 高原 恵子 地域包括システムが導入され住み慣れた地域で 最期までその人らしく生活できるように医療介護の連携体制も構築され一体的なサービス利用が可能になっている 病院においては入院中のみならず退院後に患家を訪問することでその患者様やご家族の生活の在り様や入院中の指導について評価できる事から退院後訪問も積極的に行われている 今回当院を退院しご本人の希望であるご自宅で最期を迎えた事例を通し病棟外来訪問看護の連携の在り方について考察したので報告する A 病棟では院内生活推進委員会を中心に作成されたパンフレットをもとに退院指導を実施している 短期入院が多いため患者の知識や理解度について評価できないまま退院してしまうことや看護師の指導内容に差もある そのため認識が浅いまま退院し指導内容が守られない可能性がある 本研究は退院指導を受けたあと再入院した脳血管疾患患者を対象にアンケート調査を実施した その結果脳血管疾患患者に統一した退院指導を行 うための示唆を得ることができたので報告する 8. 対人関係が不得手な患者に対する退院支援 ~ 日記を活用した振り返りによる行動変容 ~ 86. 排泄関連動作の自立を目指した目標設定介入の効果 さっぽろ香雪病院看護部 柏葉脳神経外科病院 A 館 階病棟 中内 礼子関口聖隆 松本 奏未山内 美里福井咲歩里小林利絵子 精神療養病棟入院中のA 氏は些細な事でも自分に受け入れられないが事あるとクレームを言い対人トラブルに発展していた 患者は自己の振り返りが出来ず家族や他患者と有効な関係を結べずにいた そのため退院に対して積極的になれずにいた そこでぺプロウの患者 看護者関係の 4 つの段階に応じた関わりを行った 患者の思いを理解するために日々の出来事で感じたことを患者自身が記入する日記を活用した また面談を行い内容について共有し自己の振り返りを促しながら肯定的に関わった その結果患者の言動や行動に変化がみられクレームが減少し家族や他患者と関わりを持つことが出来た さらに 脳血管疾患発症後は身体への障害が残存し排泄関連動作を自力で行なう事が難しくなることが多い A 病棟では自宅や施設へ退院する患者が多く患者や家族から排泄関連動作を確立したいとの希望が多く聞かれている 統一した目標を持ちケアすることで排泄関連動作の自立のみならず意欲を引き上げることに繋がるのではないかと考えた 本研究では患者と共に目標を設定し段階別にケア計画を立案した結果と前後の意欲とFIMの関連性を明らかにしたため報告する 家族との関係性が良くなったことにより外出や自宅への外泊の 機会を増やすことができ退院支援の一助となったので報告する 会場(5階西ホ84. 服薬自己管理開始に向けた判断基準の明確化ーフローチャートを活用してー 札幌白石記念病院 4 階病棟 住吉ありさ木下美紀高田彩織奥田さつき織田忠幸出光照人 当病棟は脳神経外科の急性期病棟であり治療終了後は自宅へ退院する患者が多く看護師には治療と並行した退院支援が求められる 患者は退院後再発予防や疾患コントロールの目的で生活習慣改善や内服管理を継続する必要がある しかし内服薬は用法 容量の調整や追加処方など入院前と変更点が多く混乱をきたし自己管理が出来なくなる患者がいる このことから患者自身が内服薬の必要性を理解し継続服用できるよう支援介入に取り組んだ 1

18 4会場(4階会議室87. 地域包括ケア病棟における薬剤使用調査第札幌ひばりが丘病院薬剤科 1 内科 地主隆文 1 加藤祐輔 1 平泉潤一 1 田原恵理 1 佐々木佳子 1 高橋大賀 目的 ポリファーマシー (PP) の問題点として有害反応の増大服薬アドヒアランス低下等が挙げられるが高齢者は多数の基礎疾患を合併する患者が多く必然的に多くの薬剤を併用せざるを得ない状況もある そこで当院の PP 現状把握を目的に地域包括ケア病棟における薬剤使用状況について調査したので報告する 方法 018 年 9 月 6 日の定期処方箋患者 4 名の処方内容について内服薬剤の種類内容等を調査した 結果 考察 患者数 4 名のうち処方薬剤 5 種類以下が 7 名 (9.%) 6 種類以上が 17 名 (70.8%) であった PP の是正は高齢者医療では重要な課題であり積極的な対応が必要である 88. 定期服薬管理方法の評価と病棟業務における薬剤師の介入現状調査 恵佑会第 病院薬剤科 濵谷幸洋岡田 萌齋藤明子伊藤優希 海藤文恵磯貝 純山本浩子 当院では各病棟に担当薬剤師を配置し服薬管理等の病棟薬剤業務に携わっている その一環として処方切れ回避と業務の効率化を目的に平成 7 年から薬歴カレンダーを用いた定期処方依頼を一部の病棟で開始しその運用方法について以前報告した その後全病棟に導入し運用後 年が経過したためこの度本格導入後の評価を行い報告する また多職種連携が必要不可欠な病棟業務における当院での薬剤師の介入の現況について調査したので事例とともに紹介する 89. レボフロキサシンの使用量と大腸菌感受性率の推移 北光記念病院薬剤科 1 循環器内科 高橋義弥 1 谷田拓也 1 七尾亮子 1 飯坂 美香 1 丸山俊夫 1 高橋 豊 1 櫻井 正之 薬剤耐性対策アクションプランは 00 年までに大腸菌のフルオロキノロン耐性率を 5% 以下とすることを目標として掲げた またフルオロキノロン系抗菌薬は 01 年 8 月に不可逆性の末梢神経障害に関する安全性情報が追加され 016 年 7 月には FDA が副作用の警告強化を指示した これを受け当院では 017 年 1 月よりレボフロキサシン ( 以下 LVFX) は内服薬 注射薬共に届け出制対象薬剤とし ICT から LVFX はリスク ベネフィットを考慮し処方することを医師へ依頼した このことから LVFX の使用量と大腸菌の LVFX 感受性率に関して調査を行った その内容を報告する )薬剤部門 90. 当院における DOAC( 直接経口抗凝固薬 ) の使用状況について 柏葉脳神経外科病院 薬剤科 小笠原英樹河口 諒太内村 彩乃鈴木 里美 渡邊早弥香島田 郁子宍戸 克俊 目的 脳梗塞急性期の悪化や再発防止に用いられる DOAC の当院での使い分けを調査したので報告する 対象 当院外来より入院となり DOAC を投薬された患者 方法 電子カルテより調査項目を抜粋し後ろ向きに調査を行った 結果 プラザキサは副作用を起こすリスクの低い患者が多かった イグザレルトは比較的腎機能が悪くない患者が多くエリキュースは腎機能が悪く高齢かつ副作用に対してハイリスクな患者が多かった リクシアナは高齢患者が多かった 91. 腹腔鏡下胆嚢摘出術クリニカルパス適応患者における標準処方の臨床的安全性評価 市立札幌病院薬剤部 高橋諒多井上靖隆奥田衣理宍戸桃子加納宏樹上田晃川本由加里後藤仁和 医療内容の標準化を進め医療資源を効率的に使い医療の質を保証 向上させるためにクリニカルパス ( 以下 CP) を活用することは極めて有用である 特に周術期管理においては在院日数の短縮や医療費削減が認められている CP で使用する薬剤は Evidence-Based Medicine の観点から選択されている 市立札幌病院消化器外科で適用実績の多い腹腔鏡下胆嚢摘出術 CP では標準的に術後の鎮痛剤としてセレコックス感染予防の目的でセファゾリンが処方されている 今回我々は使用されている薬剤の副作用発現状況を診療録などから後ろ向きに調査して臨床的安全性を評価し薬剤選択の妥当性について検討した 9. 当院におけるバンコマイシンの TDM 解析の現状調査 札幌しらかば台病院 薬剤科 平井理恵子坂本なつき小日向真澄池内 恵 大谷 友美中山 奈緒谷口 彩佳斉藤友記子 内山 愛弓 バンコマイシン ( 以下 VCM) は治療域が狭く代謝に個体差があるため血中濃度を測定し治療薬物モニタリング ( 以下 TDM) を行うことが推奨される薬剤である しかし当院では VCM の血中濃度の測定件数は半数にとどまっている そこで VCM の使用状況を把握する目的で当院における VCM の TDM 解析について現状調査を行ったので報告する

19 議室)薬剤部門 9. 消化管出血にて入院した患者の薬剤使用状況札幌禎心会病院薬剤部 奥村美佑髙橋詩織石成凌川上麻衣子岡野翔重成大介野田師正消化管出血は使用している薬剤によっては重篤な経過を辿る場合がある 消化管出血をきたす薬剤は非ステロイド性抗炎症薬抗血栓剤 ( 血小板凝集抑制剤抗凝固剤等 )副腎皮質ホルモン製剤等が挙げられる 対して消化管出血のリスクを低減させる薬剤としては酸分泌抑制薬防御因子増強薬等が挙げられる そこで今回消化管出血患者の使用薬剤の傾向を知り薬学的介入に繋げることを目的として入院前から使用している薬剤を調査したので報告する 94. ペメトレキセド併用療法施行時の重篤な好中球減少症のリスク因子の検討札幌南三条病院薬剤部 1 北海道科学大学薬学部 後藤桂輔 1 工藤滉大 梅原健吾 1 岡山有希 1 野表しおり 1 東田貴之 1 岡崎泰香 1 若本あずさ 1 初山多恵 1 佐藤秀紀非扁平上皮非小細胞肺がん患者へのペメトレキセドを含む併用療法は標準療法として推奨されている ペメトレキセド投与時には腎機能に注意が必要とされている 日常臨床にてペメトレキセド投与前の腎機能が十分であるのにもかかわらず重篤な好中球数低下を認める症例を経験することがある 今回 Grade 以上の重篤な好中球数減少症を引き起こすリスク因子を検討することを目的として調査を行なった 95. 腎移植後高血圧に対するニカルジピン静注とタクロリムスの相互作用第市立札幌病院薬剤部 生出亘辻本高志加納宏樹上田晃川本由加里後藤仁和 腎移植患者の約半数で認められる腎移植後高血圧 (PTHT) は移植腎機能の保持に影響を与える 内服薬によるコントロール困難な PTHT においてはニカルジピン (NIC) の持続投与が選択されることも多い 一方 NIC は CYPA4 阻害作用を有し併用によるタクロリムス (TAC) の血中濃度上昇が危惧されている TAC の高濃度曝露により急性腎障害の副作用が生じうるため NIC 併用時には血中濃度に注意が必要である 少数の報告はあるものの NIC 併用時における TAC 血中濃度の変動は明らかとされていない そこで NIC 併用による TAC 血中濃度への影響について検討を行った その結果 TAC C/D 比は 1.7 倍に上昇したため NIC 併用時においては TAC の減量を考慮すべきである 4会場(4階会

20 4会場(4階会議室96. 当院における睡眠呼吸障害症例の検討第柏葉脳神経外科病院検査科 1 循環器内科 脳神経外科 尾形千智 1 石浜聡子 1 金子哲也 1 北口真弓 1 村木睦子 1 平尾紀文 寺坂俊介 徳田耕一 金子貞男 柏葉武 当院で睡眠ポリソムノグラフィ検査を施行した 6 例で睡眠呼吸障害 (SDB) と関係する因子を検討するとともに SDB に対する治療状況を報告する SDB は 6 例中 例 (85%) で BMI と無呼吸低呼吸指数 (AHI) の間には有意な正相関がみられた AHI0 以上の 16 例のうち経鼻的持続陽圧呼吸療法を継続できた 7 例では AHI が ヶ月以内に 5 未満に改善した 97. イベントレコーダーによる心房細動に対するカテーテルアブレーション治療後の評価 北海道循環器病院臨床検査科 1 さっぽろ不整脈クリニック 川嶋春花 1 北村凌一 1 春木康伸 1 柴田正慶 1 櫻井聖一郎 当院では心房細動 (AF) に対するカテーテルアブレーション後にイベントレコーダーを 1 週間装着して成績判定を行っている 第 4 回札幌市病院学会にて 14 時間と 1 週間経過後の AF 検出率 4 時間毎の AF 検出率 自覚症状と AF 再発の相関性について報告した 今回前回の報告以降の症例にて再検討を行ったので報告する 98. ホルター心電図検査で非持続性心房細動が検出された脳塞栓症患者の梗塞サイズの検討 柏葉脳神経外科病院検査科 1 循環器内科 脳神経外科 北口真弓 1 村木睦子 1 三神大世 尾形 千智 1 石浜聡子 1 金子哲也 1 平尾 紀文 丸一勝彦 寺坂俊介 徳田 耕一 金子貞男 柏葉 武 )検査部門 当院の脳塞栓症患者中ホルター心電図で持続性の心房細動 (AF) があった 8 例 (CAF 群 ) 0 秒以上の発作性 AF19 例 (PAF 群 ) 拍 ~ 0 秒の非持続性 AF6 例 (NSAF 群 ) AF がなかった 1 例 (SR 群 ) の脳梗塞巣の体積を MRI で計測した 体積 0ml の頻度は NSAF 群 (8%) では SR 群 ( 5 %) より有意に高く NSAF 群と PAF 群 (%) や CAF 群 (46%) との間には差がなかった NSAF は PAF や CAF と同様に比較的大きな梗塞をきたす可能性がある 99. 微小血管減圧術における高頻度刺激による ABR モニタリングの有用性 中村記念病院臨床検査科 1 脳神経外科 田中愛希 1 笹森真奈美 1 小野優子 1 野呂秀策 中村博彦 目的 微小血管減圧術 (MVD) において, 高頻度刺激による聴性脳幹反応 (ABR) モニタリングの有用性について検討した. 方法 018 年 1 月から 10 月まで当院で MVD を施行した 54 症例に対し, 高頻度刺激による ABR モニタリング ( 刺激頻度 :4.9Hz, 加算回数 :400 回 ) を行った.Ⅴ 波の振幅 50% 以下に低下または潜時 1.5ms 以上延長を警告点とした. 結果 全例で高頻度刺激による ABR モニタリングが可能であり, 術後聴力障害を認めなかった. 1 回の測定時間は 9.1 秒で, 従来法に比べ約 0 秒短縮した. 結語 高頻度刺激による ABR モニタリングは安全で,MVD 中のモニタリングとして有用であると思われる 当院の整形領域及び軟部腫瘤における超音波検査の有用性 札幌ひばりが丘病院検査科 木村洋子田村文雄 整形領域や軟部腫瘤の画像検査は以前は X 線撮影や MRI で調べることが主流であった しかし近年は超音波診断装置の有用性が周知されることにより超音波検査が選択されることが格段に増えた 当院でも整形領域や軟部腫瘤の超音波検査が徐々に増加している 当検査室では検査後の振り返りの際に MRI を撮影している場合は画像を見て確認をしている しかし同時に MRI を施行していない症例があることに気がついた そこでそのような症例はどのような要因で MRI が施行されず超音波検査が選択されたのか症例の背景を含め調べて報告する 101. 院内 HLA タイピング検査において他施設の協力を得た症例 札幌北楡病院 臨床検査科 1 血液内科 禿 蘭子 1 柴田 貴太 1 佐藤 繁樹 1 重松 明男 はじめに 当院は造血幹細胞移植 生体腎移植 免疫細胞療法目的に WAKFlowHLA タイピング試薬 ( 湧永製薬 ) を用いて HLA タイピングを行っている 昨年度経験したうち他施設 試薬メーカーの協力を得て検討した症例を報告する 症例 白血病患者 院内にて HLA タイピングした結果を用いて骨髄バンクに登録したが確認検査にて HLA-A が判定不能との結果が報告された 後日院内で DNA 抽出から再検査したが問題なく判定できたため湧永製薬に精査を依頼した いずれのポイントでも HLA-B, HLA-C,HLA-DR は問題なく判定できていた 4

21 議室)栄養 給食部門 10. 目標シート を利用した栄養指導の効果と課題 北海道循環器病院栄養科 1 心臓血管外科 加藤由華 1 田中恭子 1 原田康子 1 加藤 弘美 1 青柳 紬 1 坂本洋子 1 岩朝 静子 心臓手術後は減塩や体重管理動脈硬化予防のために食生活を見直すことが必要とされている 当院では心臓手術を受けた患者に対し入院中に栄養指導を行いその後外来でも栄養指導を実施している しかし手術前と退院後で食生活に改善がみられない患者が 6 割いる そこで患者自身が目標を設定し記載する 目標シート を考案した 目標シート を利用した栄養指導の効果と新たな課題について報告する 10. 糖尿病連携手帳を用いた集団栄養食事指導の取り組み JCHO 札幌北辰病院栄養管理室 1 看護部 糖尿病内科 小児科 4 川原哉絵 1 関屋恒子 1 菅原文香 1 田中友梨 1 富永史子 1 久富郁子 増田創 野田学 東舘義仁 4 当院栄養管理室では平成 0 年度の集団栄養食事指導の年間テーマを 糖尿病連携手帳を用いたセルフモニタリング として年 6 回開催を企画した 8 月の第 回は 災害時の心構え をテーマに実施し資料を配布したところ 9 月 6 日に北海道胆振東部地震が発生した そこでリーフレットを再編集し看護スタッフと連携して集団栄養食事指導に参加していない患者にも配布を開始した 患者のセルフモニタリングに対する意識変化について報告する 104. 入院から外来へつなぐ栄養管理 ~ 肺がん患者の 1 症例を経験して ~ JCHO 北海道病院栄養管理室 1 外科 得能理絵山田朋枝瀧川博子小林瞳中澤まな正村裕紀 近年がん患者の化学療法の場は多くが入院から外来へと移行している これに伴いがん患者の栄養管理も入院のみならず外来も含めた介入が求められている 今回当院で肺がんに対し化学療法を継続し外来で体重減少が続いた原発性肺がんステージ Ⅳ の 1 症例を経験した 今回の経験から私達が取り組むべき課題を検討しシームレスな栄養管理について考察したので報告する 105. 当院回復期リハビリテーション病棟における BMI と FIM の相関について 中村記念南病院栄養課 1 医事課 リハビリテーション科 脳神経外科 4 浜上真由美 1 渡部太一郎 光増智 岡亨治 4 平成 0 年度 4 月の診療報酬改定により 回復期リハビリテーション病棟入院料 1 において管理栄養士がリハビリテーション実施計画等の作成に参画し栄養項目について記載することが要件となり全入棟患者の栄養状態についての介入が必須となった 簡便な栄養評価の指標となる体重 (BMI) の維持 改善が FIM 利得に影響を及ぼしているのかその関係性について調査し BMI を維持 改善する上で見えてきた課題について報告する 106. BOOCS 理論を用いた肥満度の高い患者への栄養相談法について 北海道循環器病院 栄養科 1 心臓血管外科 青柳 紬 1 原田 康子 1 加藤 弘美 1 田中 恭子 1 加藤 由華 1 坂本 洋子 1 大堀 克己 BOOCS 理論とは脳疲労解消法の一つで嫌なことを強制せずに好きなことを続けることで過剰なストレスを取り除き過食などの行動異常を改善する 従来の肥満者に対する食事療法はエネルギー制限が主であり食事に対する我慢がストレスになることが多い BOOCS 理論に基づいて栄養相談を行うことで患者のストレスを軽減し長期にわたり無理のない食事療法が実現できるのではないかと考えた 体重 10% 減を目的に BMI0 以上の外来栄養相談患者 15 名を対象に栄養相談を行ったところ体重が減少した患者は 8 割 体重減少率は 1.7% だった その経過について報告する 第4会場(4階会 5

22 4会場(4階会議室経営 管理部門 107. 札幌しらかば台病院人事課 財務管理課 関香織理石岡尚子中鉢斐也子西村麻似髙桑莉沙芝あゆ美千葉真由美畠山義章甲田智子当法人では H 年病院内で院内保育園を始め H6 年介護事業所の新築に伴い保育園を移転定員 倍 (66 名 )面積 8 倍に拡大した 規模の拡大に伴った水準の高い保育と安定した運営の必要に迫られた また当時豊平区では深刻な待機児童問題が発生この児童の受入は地域貢献になると考えた これらの実現を目指し認可保育園の申請を行い H7 年に競合の中審査に合格した 新たにスタートすることとなった保育園は多様な勤務に対応する柔軟性のある院内保育園と厳格な基準と高い水準の札幌市認可保育園の両立を目指した 保育士不足の中 4 時間保育の体制を継続しながら課題解決に向けた取組を報告する 108. 当院における印刷物のコスト削減に向けた試み北海道循環器病院営業課 太田舞渡邊順子佐藤匡倫丸谷祥川端毅当院では経費の削減に向けて病院全体で取り組んでいる 事務部ではパンフレットや各種案内チラシなどの印刷物について印刷業者を見直しコスト削減を図った 業者の種別ごとに特徴を比較 検討しインターネット印刷 ( 以下ネット印刷 ) に切り替えた結果大幅なコスト削減と手間などの削減効果も得られたためここに報告する 109. 退院時における入院診療録の完成率向上につ院内保育と地域社会への貢献第いて札幌東徳洲会病院診療情報管理室 田村美樹西村清佳久保田結衣佐々木愛未川上留奈古川香織相澤るみ子)はじめに診療録は医療の質の担保となり重要な記録である 当院では紙カルテから電子カルテに変わりまた電子カルテの更新に伴い記録の記載方法が変化した また記載しなくてはならない内容も年々進化している このため診療録の記載に関する周知と精度管理が重要と考える 今回入院診療録完成率向上に向けた取り組みについての内容と結果について報告する 110. 理念 基本方針の理解度変化について 西さっぽろ病院リハビリテーション科 伊藤康恭佐藤天馬影山汰一原理香子小町章之大津雅己金子恵長沢勝美 当院は月初めの朝礼にて理念 基本方針を職員が読み上げている しかしどの程度内容を把握 理解しているかは不明であり職員個々の理解不足は病院全体の方向性が定まらないことが考えられた その為理念 基本方針検討委員会を設立し内容を 自己研鑽 地域イベント コミュニケーション能力 コンプライアンス の 4 つに分類することで理解を得られやすくし意図を明確にした 委員会での検討内容は勉強会にて全職員に周知しアンケート調査の結果理解度意識に改善が見られた 今後は理解した内容に基づき行動変容に繋げることを目指し活動を継続している 111. EF ファイルと H ファイルの対比エラーをなくすための取り組み 柏葉脳神経外科病院医事課 堂野賢二長崎ゆかり西森博一石塚敬治 DPC 算定病院が厚労省に提出する義務である様式 1 4 外来 EF ファイル DEFH ファイルの中で H ファイル ( 重症度医療 看護必要度 ) と EF ファイルは連携する項目ではあるが現在のところ別々のファイルから集約されているためエラーがでます 特に処置の部分でのエラーが多いのでなくすために行っていることを報告します 11. 救急医療症例の評価について 中村記念病院システム管理室 1 診療部 医事課 熊谷輝実 1 中村博彦 瀬尾善宣 門間俊明 近江谷謙治 DPC は診断群分類毎に費用が包括される しかし救急症例は救命処置や迅速な傷病判断に係る検査が必要になり予定入院患者に比べ医療資源投入量が多くなりやすい その為重篤救急症例の評価として 救急医療係数 がある 当院は 4 時間 65 日多くの救急患者を受入れている しかし 救急医療係数 を見るともう少し高くてもいいのでは? と思う所がある 救急医療係数 は救急症例の受入数だけでなく様式 1 の 予定 救急医療入院 の内容や EF ファイルの実施検査等で判断される 今回当院の様式 1 の現状分析を行ったので報告する 6

23 議室)経営 管理部門 11. 持参薬と入院後処方薬の混在における退院後の薬剤区分について 柏葉脳神経外科病院 IT 推進室 正木祐一薬剤科宍戸克俊管理部石塚敬冶脳神経外科寺坂俊介金子貞男 入院時に他施設や自院外来での処方された薬剤 ( 持参薬 ) を持ち込み使用する事が定着されてきた しかし持参薬によって業務が複雑化し問題が起きやすくなっている 特に持参薬から院内採用薬に切り替わり退院処方として出された薬剤が外来受診時に他施設か自院かの区分が難しい現状である そこで退院処方の薬剤を自院薬の区分で把握するシステムを検討したので報告する 第4会場(4階会 7

24 病院別演題数医救急 地域医臨災害 救護活合リハビリテーショ医経看薬放検栄療営養床社 射会工管給事業理学食線護剤査療ン療動計1 柏葉脳神経外科病院 北海道循環器病院 中 村 記 念 病 院 市 立 札 幌 病 院 札幌ひばりが丘病院 中村記念南病院 北祐会神経内科病院 札幌白石記念病院 JCHO 札幌北辰病院 札 幌 北 楡 病 院 北 光 記 念 病 院 札幌東徳洲会病院 恵佑会第 病院 1 14 札幌共立五輪橋病院 15 JCHO 北海道病院 札幌しらかば台病院 札幌南一条病院 西さっぽろ病院 札 幌 第 一 病 院 0 手稲渓仁会病院 五 稜 会 病 院 1 1 札幌南三条病院 1 1 天 使 病 院 北 樹 会 病 院 札幌禎心会病院 札幌同交会病院 さっぽろ香雪病院 札幌いしやま病院 東 栄 病 院 1 1 合 計

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高齢化率が上昇する中 認定看護師は患者への直接的な看護だけでなく看護職への指導 看護体制づくりなどのさまざまな場面におけるキーパーソンとして 今後もさらなる活躍が期待されます 高齢者の生活を支える主な分野と所属状況は 以下の通りです 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 脳卒中発症直後から 患者の 認定看護師 21 分野 1 万 7,443 人に専門性を発揮し 高齢者や長期療養者の生活を支える 公益社団法人日本看護協会 ( 会長 坂本すが 会員数 70 万人 ) は このたび 第 24 回認定看護師認定審査 を実施しました 審査に合格した 1,626 人が新たに認定され 認定看護師は 1 万 7,443 人となりました (5 ページ参照 ) 認定看護師は 高度化し専門分化が進む医療の現場において

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