2011 年 10 月発行 東日本大震災リスク レポート ( 第 4 号 ) 大震災による都市の被害と BCP の観点での本社機能の検証 発行 : 三菱商事インシュアランス株式会社リスクコンサルティング室 被害想定の見直し東日本大震災以降 首都圏 東海 東南海 南海での発生が懸念されている大地震の被

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1 2011 年 10 月発行 東日本大震災リスク レポート ( 第 4 号 ) 大震災による都市の被害と BCP の観点での本社機能の検証 発行 : 三菱商事インシュアランス株式会社リスクコンサルティング室 被害想定の見直し東日本大震災以降 首都圏 東海 東南海 南海での発生が懸念されている大地震の被害想定の見直しに 関心が高まっています 企業の地震災害への防災対策や事業継続計画 (BCP) では 今まで主に地域の防災計画で想定している被害を前提に策定されてきました しかし東日本大震災での津波被害の深刻さや地盤の液状化 長周期振動などの被害を経験し 被害想定とその対応策の見直しの必要性が改めて認識されました 特に 湾岸部や河川に面した低地にある首都圏 大阪 名古屋などの大都市には 企業の本社や主要施設が集中しており 地震動に加えて津波や液状化などの被害が発生すると 本社機能の停止や縮小を余儀なくされる恐れがあり 企業の BCP の障害となる可能性があります 本稿では 国の防災基本計画の見直しで取り上げられた 津波の被害想定の見直し と 東日本大震災で顕在化した課題 について述べ 関東大震災と阪神 淡路大震災の被害を振り返り 首都圏 名古屋 大阪などの都市部のリスクを考えます そして こうした都市部に所在する企業の本社機能の災害耐久性を検証する基本的ステップについて解説いたします 国の防災基本計画の見直し現在内閣府の中央防災会議では 東日本大震災での被災状況や最新の研究成果等を踏まえ 防災基本計画の見直しを進めていますが 今回 検討を行ってきた専門調査会の答申が公表されました 国の防災基本計画の役割 1 防災に関する総合的かつ長期的な計画の提示 2 防災業務計画及び地域防災計画の重点 基準の掲示 3 国 自治体 住民等の役割分担を明確にし 事務や活動の基本的考え方を規定し 災害対策の全体像を国民に分かりやすく提示 以下では 当専門調査会の答申や審議過程で報告された事項から企業の BCP の見直しに影響すると考えられる事項を紹介します 二つのレベルの津波を想定する 一つは 発生頻度は極めて低いが 甚大な被害をもたらす最大クラスの津波で 住民避難を柱とし総合防災対策を構築する上で設定するものです もう一つは 最大クラスに比べて頻度は高いが津波高は低く ただし大きな被害を引き起こす津波です 従来 企業では都市部での津波被害はほとんど考慮されてこなかったのが実態です これを機会に 低地の湾岸部や河川沿いに立地する場合など 被害の見直しをすることが重要です 東日本大震災で顕在化した課題 帰宅困難者の問題避難の長期化に関する対策と帰宅困難者対策の必要性が挙げられました 企業の帰宅困難者対応については 東京都が都内の企業に対し 食料などの備蓄や社員に交通機関が復旧するまで無理な帰宅をさせないこと を促す条令を検討していると発表しています 1

2 都市部に事業所のある企業は 災害直後の応急対応で 帰宅困難者の事業所内待機を前提とする計画見直しを求められると考えられます 化が確認され 東京湾岸沿岸部の液状化範囲は約 42k m2に及び 揺れの継続時間が長かったことが大規模な液状化に繋がった可能性が指摘され 対策が求められています 迅速な復旧に障害となる課題液状化は 関東大震災や阪神 淡路大震災の際に 1ライフライン復旧の長期化に対する対策のも被害が生じていますので 液状化マップや土必要性も挙げられました 地履歴を調査し 建物の設計や基礎が対応して東日本大震災では 原子力発電所や火力発電いるか確認しておくことが重要です 所 送電塔 局舎 ( 回線収容局 ) 等の主要設備が津波により被災し 停電等の影響拡大や復 都市の被害想定と企業集中の現状旧の長期化が見られ 電力復旧日数 99 日 ( 東次に 実際に都市で起きた巨大地震の例として関北電力 東京電力管内最大 850 万件の停電 ) 東大震災と阪神 淡路大震災の被害を振り返るとガス復旧日数 54 日 ( 供給停止最大 200 万ともに 大阪 名古屋の従来の被害想定の内容 件 ) 下水道被害延長 550km 120 箇所のそして企業の都市志向の現状について述べます 下水処理場が被災しました 被災 3 県沿岸部の処理場 16 箇所が稼動停止という実態も報 < 関東大震災の被害 > 告されており ライフラインの復旧長期化に関東大震災は日本で近代化した首都圏を襲った留意することが挙げられています 唯一の大地震で死者 6 万人 行方不明者 4 万人 焼失家屋 21 万戸 全壊家屋 8 万戸の被害を出し今回 東京ではライフラインの被害は少なかた歴史的な大災害ですが 地盤の液状化や津波のったようですが 首都圏 東海 東南海 南被害も発生しています 海の大地震ではライフラインの復旧長期化も懸念されます 実態は相模湾地震 1923 年 ( 大正 12 年 )9 月 1 日午前 11 時 5 2 公共機関 企業等の中枢機能の確保 8 分に発生しました 震源は神奈川県三浦半島また広域に市街地が浸水した今回の津波被害付近で マグニチュード 7.9 と推定され 震度で 公的機関等のバックアップデータが同時 7のエリアは今の鎌倉市から小田原市の相模に被災するなどの被害が発生し 公共機関 湾岸で 被害の大きかった横浜市や東京市 ( 現企業の事業継続の取組み強化が課題となりま在の東京 23 区 ) では震度は6でした した 地震は初めの数秒 ゆっくり揺れ その後揺れが強くなり20 秒後から上下左右に激しい本システム機器のある建物の火災や被害に対処震が数分続き 多くの家屋が倒壊しました する目的で データのバックアップを離れた建物で保管は有効ですが 広域災害では同時 地震動被害に被災しまうという恐れがあります 地理的神奈川県での揺れが強く 横浜市の家屋の全壊に十分離れた場所での保管が求められます 件数は約 1 万 6 千戸で東京市の1 万 2 千戸を凌ぎ 大岡川 中村川に挟まれた埋立て地では 3 液状化対策 8 割の家屋が全壊しました また鎌倉の大仏が更に東北地方から関東地方まで広範囲に液状 36cm 動きました 2

3 < 阪神 淡路大震災の被害 > 土砂災害阪神 淡路大震災は兵庫県下の神戸市などの 10 強い地震動により土砂災害も多く発生し 小田市 10 町 ( 当時 ) に 死者行方不明者 6 千 4 百原市根府川では 山津波で住民が多数命を落と人の被害を出した大災害で 家屋倒壊や火災の他 しています 土砂は渓流を堰き止め 2 週間後土砂崩れや地盤の液状化被害が発生しました の集中豪雨で土石流となって大きな被害を出しました 土砂災害は中山間地のみでなく 三 震源は淡路島北部浦半島や房総半島で広範囲に発生し 横浜 横 1995 年 ( 平成 7 年 )1 月 17 日午前 5 時 46 須賀 鎌倉にも被害が及びました 分に発生しました 震源は淡路島北部 マグニチュードは 7.2 で 神戸と洲本で震度 6 豊岡 津波被害京都で震度 5 大阪 姫路で震度 4を記録しま伊豆半島の熱海で12m 三浦半島の材木座でした 5~6m 房総半島の館山で 9m 東京の深川 芝浦で1m 呉服橋 白鬚橋で 50cm 以下の 地震動被害津波が観測されました 伊豆と三浦半島の海岸住家については 全壊が約 10 万 5 千棟 半壊沿いの家屋の被害が甚大だったと記録されてが約 14 万 4 千棟にのぼりました また港湾関います 係では埠頭の沈下 鉄道関係では山陽新幹線の高架橋等の倒壊 落橋や線路の曲がり 高速道 液状化被害路関係では高速道路の高架の 600m に及ぶ倒関東平野の 5 都県と山梨県の甲府盆地の広範壊や 27 路線 36 区間の被害による通行止め 囲に発生しました 東京市東部 神奈川県横浜ライフライン関係では水道管被害等による市 川崎市多摩川流域 相模川流域 酒匂川流 130 万戸の断水 工業用水道約 300 社の断水 域 埼玉県中川流域の報告も残されています 約 260 万戸の停電 ガス約 86 万戸の供給停東京では埋立地 東京湾沿岸部干拓地 そして止 加入電話約 19 万件の障害発生などがあり荒川や中川に沿った低地の内陸部で生じましました た 芝浦 大森 品川台場 月島 ( 現晴海 ) 越中島 ( 現東陽 ) の埋め立て地で泥水噴出があり 土砂災害ました 東京の内陸部では葛飾区と足立区の古西宮市の仁川百合野町において地すべりによ隅田川 ( 現在の利根川が開削され瀬替えが行わり 34 名の犠牲者が生じるなどの被害が発生しれる前の利根川本流で 緩い砂が数 m 堆積してた いる ) 沿いで顕著な液状化があり 東武線荒川放水路橋梁では橋脚が60cm 沈下しました 津波被害被害をもたらすような津波は発生しませんで 東京だけでなく横浜でも大火発生した 横浜市や東京市では 各地で発生した火災が強風で拡大し 水道管の破裂や倒壊家屋の瓦礫で 液状化被害消火活動ができず 本所の被服廠跡地では火災神戸港にある 2 つの人工島や近くの埠頭で地旋風が襲来し短時間で4 万 4 千人 浅草の小学盤の液状化が発生しました 地中からの砂や水校で千人 錦糸町駅 神田駅 浅草区吉原公園の噴出 道路や地盤の亀裂や段差 建物や設備等では各数百人の方々が亡くなっています の傾斜などが生じました 3

4 火災被害この地震では 約 7 千棟の建物が火災により焼失しました 消火活動に必要な消火栓 防火水槽が地震で破壊されたり 倒壊建物が道路を塞ぎ消防車が火災現場に到達できず十分な消火活動ができなかったためです この点は 関東大震災の火災拡大と共通しています 1924 年の市街地建築物法の改正以来 建築物の耐震基準が規定され その後も大地震の度に改定され 特に阪神 淡路大震災後には液状化対策を含む大きな改定がされ 以降に建築された建物の耐震性は高まっています また水道管の耐震化 ガスの自動遮断装置等の普及も進んでいるので 当時に比べ家屋の倒壊や火災の発生可能性は低くなっています しかし 住宅密集地の消火活動の難しさは今も変わらず 沿岸部や海抜の低い地域での開発が進んでいることを考えると 大地震が起きた場合 火災や津波 地盤液状化による大きな複合被害が懸念されます < 名古屋 大阪などの都心部の被害想定 > 平成 15 年の中央防災会議の東南海 南海地震の被害想定では名古屋で震度 6 強 津波が 2~3m 大阪では震度 5 強 津波 2~3m となっています 東日本大震災後 地震の連動による想定津波高の見直しが進んでいます 情報収集 緊急連絡や指示などの応急対応だけでなく 復旧段階でも製造 営業 サービス拠点などへの指示命令や 人員や設備 機器 材料など経営資源の再配置や調達 復旧や運転費用などの資金調達 当局や他社 業界との折衝など 多様かつ重要な役割を担います 従って 災害時に本社機能を維持できるか否かを事前に検証し 対策を立てておくことが重要です もちろん 全ての本社機能が重要というわけではなく 各企業の業態やビジネスモデルによっても異なります また本社機能には それをサポートする建物や設備がありますので 本社機能の災害耐久性を検証する場合には まず施設の立地や耐久性を検証することから始めます 企業のビル選定の考慮事項に変化 森ビル株式会社が今年 4~5 月に東京 23 区にオフィスを構える 3,400 の企業に行った調査によると 東日本大震災後も 大多数の企業は 23 区内を引き続き希望し 入居ビルの選定で考慮する事項は 多い順に1 耐震性 2ビル管理会社の防災体制 3 非常用発電機の有無 4 地理特性 ( 標高 地盤 液状化ハザードマップ ) 5 受電方法 の順でしたが 過去の調査と比べ 非常用発電機 と 地理特性 を考慮事項とする企業が増えました 都市部に本社機能がある企業の BCP を有効なものにするために <BCP と本社機能 > ここまで述べたように 首都圏 名古屋 大阪の 都市部は湾岸 河川に面し 海抜も低いため 大 規模地震の震動による損傷だけでなく 津波や地 盤の液状化 また堤防決壊による浸水なども十分 考慮する必要があります そしてこれらの都市部には企業の本社が集中し ています 本社は 災害時には安否確認 社員保護 収容 < 本社機能と施設の検証ステップ> 次に大地震に備えた本社機能と施設の基本的な検証ステップについて述べます 1 自社の重要業務として必要な本社機能 ( 業務 ) を絞り込む ( 例 ) 本社に主要組織や人員が集中している販社の場合 罹災直後の応急対応段階での重要な本社機能には次のようなものがあります 災害対策本部機能( 情報収集 対策協議 指示 ) 4

5 外回りをしている営業社員も含めた役職員との連絡拠点機能 取引先 物流倉庫他事業所との連絡拠点機能 株主などへの情報発信機能 帰宅困難社員の保護収容機能 2その機能 ( 業務 ) を遂行するために本社施設が備えなければならない要件を絞り込む ( 例 ) 応急対応時の本社機能に対しては 次のとおりです 地震後もビル内に人が留まれる耐震性能があり かつ収容スペースがある 電気/ ガス / 通信 / 上下水道などのインフラの構外から構内への引き込み部分の耐震性能が確保されている 非常用自家発電機等が有り 応急対応に必要な照明や電源が供給される 津波被害を受ける地域に所在していない 堤防決壊等により浸水被害を受ける地域に所在していない 液状化により施設にアクセスできなくなる恐れが高い地域に所在していない また復旧 再開段階に 同一ビルで通常業務が可能であるためには 上記要件に加え ビル本体が新耐震基準以上の耐震性能( 設備も含め 震災後は軽微な工事により 又は震災で損傷を受けずに 震災前と同様に使用可能な制震や免震構造となっている ) 等の追加要件が考えられます 移転時などに実施されておいてはいかがでしょうか 参考文献森ビル株式会社 東日本大震災後のオフィスニーズと BCP に関する意識調査 (2011 年 6 月 27 日臨時版 ) (htp:// 防災基本計画及び関東大震災に関する参考文献 : 内閣府防災情報のページ (htp:// 中央防災会議 東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震 津波対策に関する専門調査会 報告 : 内閣府 HP (htp:// n/index_higashi.html) 関東大震災の被害に関する記録 : 内閣府中央防災会議 災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 ( 平成 18 年 ) 資料 (htp:// p/1923--kantodaishinsai/index.html) 阪神 淡路大震災の被害に関する記録 : 内閣府 阪神 淡路大震災教訓情報資料集 (htp:// aji/earthquake/index.html) 3 現施設が2の要件を満たすか確認します ( 例 ) ビル管理会社 自治体の建築及び防災担当窓口などで照会 又 液状化マップなどの確認など ( シニアコンサルタント大川俊夫 ) 4 問題があれば 施設の強化やビル管理会社への 対策申し入れ または移転などを検討します 以上が検証のステップです BCP の観点から平時から検討すると共に 本社 5

2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者

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