電子納品について 電子納品に関する説明会資料 ( 工事関係者向け ) 平成 19 年 2 月富山県 目次 1. 電子納品の実施計画 2. 富山県電子納品運用ガイドライン ( 案 ) の概要 3. 電子納品の基礎知識 4. 電子納品の手順 ( 工事写真 ) 5. 図面の電子納品 6. これまでの電子納

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1 電子納品について 電子納品に関する説明会資料 ( 工事関係者向け ) 平成 19 年 2 月富山県 目次 1. 電子納品の実施計画 2. 富山県電子納品運用ガイドライン ( 案 ) の概要 3. 電子納品の基礎知識 4. 電子納品の手順 ( 工事写真 ) 5. 図面の電子納品 6. これまでの電子納品の失敗事例 7. 電子納品に必要な機器 ソフト 8. とやま建設 IT 塾 2 1

2 1. 電子納品の実施計画 電子納品とは 電子納品とは 調査 設計 工事などの各業務段階の最終成果を電子データで納品すること 工事完成図書の引き渡し手段を従来の紙から電子に変更するもの 業務の効率化データの有効活用 紙の報告書は重いよ! 設計委託業務の成果は いつも分厚い報告書を作っている 電子納品です 成果報告書を CD-R で納品するので 印刷作業が不要になり 作業が軽減される 4 2

3 電子納品の実施計画 富山県 CALS/EC 整備基本計画より [ 試行 ] [ 試行 ] 工事 10 百万円 [ 実証実験 ] [ 実証実験 ] 以上 対象 20 百万円以上 対象 対象 対象金額平成 15 年度平成 16 年度平成 17 年度平成 18 年度平成 19 年度 H19.4 からは すべての工事を対象に電子納品の本格運用 電子が正式 5 電子納品の拡大計画 土木部 農林水産部 企業局 教育委員会 警察本部が発注する工事 試行 工事 1,000 万円以上 工事 2,000 万円以上 試行 対象 対象 対象 設計金額平成 17 年度平成 18 年度平成 19 年度 ~ 対象 電子納品を義務付け電子納品を行わないと工事完成と認められない 試行 請負者の希望により実施 ( 平成 18 年度まで ) 最終的に 電子成果品に不具合がある場合は 従来どおり紙で提出できる 今後の対象拡大に対応するため 行っていたもの 6 3

4 電子納品の対象分野 (1) 対象とする分野 各分野の共通仕様書を適用する工事 調査設計業務が対象 土木工事 ( 電気通信設備 機械設備工事を含む ) 土木調査設計業務 ( 電気通信設備 機械設備設計業務を含む ) 建築工事 ( 電気設備 機械設備工事を含む ) 建築設計業務 ( 電気設備 機械設備設計業務を含む ) 対象としない分野 公共施設の維持管理に係る除草や清掃 道路除雪 保守点検等の業務 物件調査 工損調査など調査設計業務共通仕様書を適用しない業務 受注者が希望する場合は 発注者と協議の上 電子納品の対象とする 7 電子納品の対象分野 (2) 対象分野 電子納品の対象となる工事 業務 土木工事 建築工事 測量 地質調査 設計業務等 対象外分野 電子納品の対象とならない業務 除草 清掃 保守点検等 物件調査 工損調査等 電子納品 ( 対象 ) 電子納品 ( 受注者の希望により ) 紙納品 8 4

5 2. 富山県電子納品運用ガイドライン ( 案 ) の概要 富山県の電子納品 基本的に国土交通省の要領 基準を準用土木 工事完成図書の電子納品要領 ( 案 ) など建築 営繕工事電子納品要領 ( 案 ) など 業務の効率化 電子データの維持管理段階での活用を考慮した富山県の運用 富山県電子納品運用ガイドライン ( 案 )( 平成 17 年 3 月 ) 策定富山県電子納品運用ガイドライン ( 案 )( 平成 18 年 3 月 ) 一部改定 10 5

6 実証実験の運用を反映 国土交通省と農林水産省の 2 種類の基準があり混乱している 農林水産部発注の工事も含め 基本的に国土交通省の基準を準用 ( 基準の統一化 ) 工事写真の電子納品で業務が効率化すると回答した請負者は 70% 工事写真の電子納品を義務付け CAD のファイル形式のうち SXF(p21) は容量が大きく 扱いづらい CAD のファイル形式は SXF(sfc) 管理ファイルの入力項目がわかりづらい 電子納品運用ガイドラインの中で管理情報の記入例を記載 除草や清掃の完了報告書 ( 作業写真 ) はあまり再利用 ( 活用 ) しない 除草や清掃 除雪等の維持管理業務は電子納品の対象外 11 富山県電子納品運用ガイドライン ( 案 ) 内容適用基準 対象書類 手順 留意事項など構成 本文と付属資料で構成 土木工事編 土木調査設計業務編 建築工事編 建築設計業務編取扱い当面の運用 (IT 環境の進展や新たなシステム導入等により随時見直し ) 12 6

7 土木工事の適用基準 対象書類 適用基準 ( 土木工事 ) 工事完成図書の電子納品要領 ( 案 ) (H16.6 国土交通省 ) CAD 製図基準 ( 案 ) (H16.6 国土交通省 ) CAD 図面作成要領 ( 案 ) (H17.3 国土交通省港湾局 ) 電子化図面データの作成要領 ( 案 ) (H17.4 農林水産省農村振興局 ) デジタル写真管理情報基準 ( 案 ) (H18.1 国土交通省 ) 図面の適用基準 基本は CAD 製図基準 ( 図面管理ファイルを含む ) 港湾構造物 農業土木関係工種に関する製図方法 ( ファイル名 レイヤ名 レイヤ分類 線色 線種等 ) は 個別の要領を準用する 土木 14 7

8 電子納品に関する基準の関係 ( 土木工事 ) 土木 国土交通省等の基準 < 電子納品全般 > 工事完成図書の電子納品要領( 案 ) < 写真関係 > デジタル写真管理情報基準( 案 ) < 図面関係 > CAD 製図基準 ( 案 ) < 港湾構造物図面関係 > CAD 図面作成要領 ( 案 ) < 農業土木図面関係 > 電子化図面データの作成要領 ( 案 ) 富山県電子納品運用ガイドライン ( 案 ) 富山県の電子納品 15 電子納品の対象書類 ( 土木工事 ) 土木 義務付け 工事写真 条件により義務付け 施工計画書 ( 特記仕様書に規定した場合 ) 完成図 ( 発注図を SXF 形式の CAD データで提供した場合 ) 参考図 ( 特記仕様書に規定した場合 ) その他の書類は 請負者の任意 16 8

9 順次拡大工事調査設計業務電子納品の対象書類 - 国土交通省と富山県の差異 ( 土木関係 )- 土木 国土交通省の電子納品 富山県の電子納品 特記仕様書の規定による 義務付け工事写真 施工計画書 完成図 工事打合簿 品質管理資料 出来形管理資料 発注図 工事履行報告書等 義務付け報告書 図面測量成果地質調査成果 業務の効率化 維持管理での活用の観点から抽出 義務付け工事写真条件により義務付け施工計画書 完成図 参考図 義務付け報告書 図面測量成果地質調査成果 17 対象書類は順次拡大します 対象書類は IT 環境の進展等状況に応じて 順次拡大していきます 現時点で電子化が困難な書類も いずれは電子納品対象となる可能性があります ハンコ付き書類 土木 建築 紙で流通している書類 ( カタログ マニフェスト 伝票等 ) 18 9

10 土木 建築 対象書類のイメージ 実施レベル 初級 中級 上級 管理ファイル (XML) 電子納品対象書類 電子納品対象書類 デジタルカメラ デジタルカメラ デジタルカメラ 工事写真と管理ファイル 管理ファイル (XML) 完成図 工事写真 施工計画書 完成図等 と管理ファイル 管理ファイル (XML) すべての書類 完成図 当面は 最低限初級レベル相当 電子納品 電子納品 電子納品できる書類のみ 電子納品 対応できる方は 上級をめざしてください 対象書類は順次拡大 19 土木 工事写真 施工計画書 その他の書類 工事写真 ( 義務付け ) 従来と比べ 写真編集作業等の効率化が図られるため 義務付けとする 施工計画書 ( 条件により義務付け ) 今後の重要構造物等の施工の参考とするため 必要に応じ 特記仕様書に明示した上で義務付けとする その他の書類 ( 任意 ) 工事打合簿 出来形 品質管理資料 工事履行報告書などの書類の電子納品は請負者の任意とする 電子納品する場合は 本ガイドラインに従う 20 10

11 土木 完成図 参考図 完成図 ( 条件により義務付け ) 施設台帳への利用など維持管理段階での活用が図られるため SXF ファイル形式の CAD テ ータの発注図を提供できる場合に限り 電子納品を義務付けとする 参考図 ( 条件により義務付け ) 発注者が SXF 形式の CAD データを提供できない場合 必要に応じて SXF 形式以外の図面データ ( 参考図 ) の電子納品を義務付けることがある 重要構造物等の工事において 特記仕様書で規定する 参考図の納品形式 発注図が紙 ラスターデータ ( 紙をスキャニングしたデータ ) 発注図を SXF 形式以外の CAD データで提供 SXF 形式以外の CAD テ ータ (DXF DWG JWW 形式等 ) 21 図面のファイル形式 土木 建築 CAD データのファイル形式 SXF( データ交換標準フォーマット ) A-CAD B-CAD 交換標準 SXF C-CAD D-CAD SXF 様々な CAD ソフト間でデータ交換できるフォーマット 富山県におけるCADデータのファイル形式 土木関係 SXF(sfc) 建築関係 SXF(sfc) または受発注者間の協議で決定した形式 22 11

12 承諾図土木 完成図等の電子納品 発注図 (CAD;SXF) A 工事 発注者 完成図 (CAD;SXF) 請負者 発注図 (CAD; その他 ) B 工事 発注者 参考図 (CAD; その他 ) 請負者 発注図 ( 紙 ) C 工事 発注者 参考図 ( ラスターデータ ) 請負者 : 必要に応じ 義務付け 23 完成図とは 土木 完成図 平面図 変更 平面図 発注図当初施工縦断図標準横断図横断図 1 横断図 2 横断図 2 当初当初当初当初 変更 施工承諾図 縦断図標準横断図横断図 1 横断図 2 出来形測量に基づき 図面を修正 24 12

13 電気通信設備工事 機械設備工事の取扱い 土木 適用基準 電気通信設備工事 ( 対象工種 道路照明設備 道路融雪設備等 ) 工事完成図書の電子納品要領 ( 案 ) 電気通信設備編 (H16.6 国土交通省 ) CAD 製図基準 ( 案 ) 電気通信設備編 (H16.6 国土交通省 ) 機械設備工事 ( 対象工種 水門設備 消融雪設備 道路排水設備等 ) 工事完成図書の電子納品要領 ( 案 ) 機械設備工事編 (H16.6 国土交通省 ) CAD 製図基準 ( 案 ) 機械設備工事編 (H16.3 国土交通省 ) 当面の間 受発注者間で協議を行った上で 土木工事と同じ基準を適用してもよい 建築工事に係る電気設備 機械設備工事は 建築工事と同様の取扱いとする 25 建築工事の適用基準 対象書類 13

14 建築 適用基準 ( 建築工事 ) 営繕工事電子納品要領 ( 案 ) (H14.11 国土交通省官庁営繕部 ) 建築 CAD 図面作成要領 ( 案 ) (H14.11 国土交通省官庁営繕部 ) 工事写真の撮り方 ( 改訂第二版 ) - 建築編 建築設備編 - (H10.5 国土交通省官庁営繕部 ) 27 電子納品に関する基準の関係 ( 建築工事 ) 建築 国土交通省の基準 < 電子納品全般 > 営繕工事電子納品要領 ( 案 ) < 写真関係 > 工事写真の撮り方 ( 改訂第二版 ) - 建築編 - 工事写真の撮り方 ( 改訂第二版 ) - 建築設備編 - < 図面関係 > 建築 CAD 図面作成要領 ( 案 ) 富山県電子納品運用ガイドライン ( 案 ) 富山県の電子納品 28 14

15 電子納品の対象書類 ( 建築工事 ) 建築 義務付け 工事写真 条件により義務付け 施工計画書 ( 特記仕様書に規定した場合 ) 完成図 ( 発注図を CAD データで提供した場合 ) 参考図 ( 特記仕様書に規定した場合 ) その他の書類は 請負者の任意 29 建築 工事写真 施工計画書 その他の書類 工事写真 ( 義務付け ) 従来と比べ 写真編集作業等の効率化が図られるため 義務付けとする 施工計画書 ( 条件により義務付け ) 今後の重要構造物等の施工の参考とするため 必要に応じ 特記仕様書に明示した上で義務付けとする その他の書類 ( 任意 ) 品質管理資料などの書類の電子納品は請負者の任意とする 電子納品する場合は 本ガイドラインに従う 30 15

16 建築 完成図 参考図 完成図 ( 条件により義務付け ) 施設台帳への利用など維持管理段階での活用が図られるため CAD テ ータの発注図を提供できる場合に限り 電子納品を義務付けとする 完成図とは 工事目的物の完成時の状態を表現したものとし 種類及び記入内容は特記仕様書による 参考図 ( 条件により義務付け ) 発注者が CAD データを提供できない場合 必要に応じて ラスター形式以外の図面データ ( 参考図 ) の電子納品を義務付けることがある 重要構造物等の工事において 特記仕様書で規定する 参考図の納品形式 発注図が紙 ラスターデータ ( 紙をスキャニングしたデータ ) 31 工事完成図書の提出部数 土木 建築 電子成果品 電子媒体 (CD-R) 2 部 建築工事では 工事写真のみを格納した別の電子媒体を 2 部提出 ( 電子納品する書類は 基本的に電子データのみの提出 ) 電子納品するが紙の提出 (1 部 ) が必要となるもの 工事写真 着手前 完成写真 中間検査 段階確認状況写真等 出来形 品質管理資料等 検査を効率的に行うため 完成検査時に印刷物を準備願います 種類 電子 紙 紙の提出時期 工事写真 ( 施工状況写真等 ) 中間検査状況写真 中間検査後 段階確認状況写真 段階確認後 着手前 完成写真 完成時 工事写真のサムネール写真 完成時 完成検査写真 完成検査後 32 16

17 3. 電子納品の基礎知識 土木工事のフォルダ構成 基本ルール ファイルをフォルダごとに仕分けしたものを CD に書き込んで提出する フォルダ ファイルの命名規則 ファイル形式 ( 拡張子 ) が決まっている フォルダ名称の例 PHOTO( 写真 ) PLAN( 施工計画書 ) DRAWINGF( 完成図 ) ファイル名称 拡張子の例 P JPG( 写真 ) PLA01_01.DOC( 施工計画書 ) C1PL001Z.SFC( 図面 ) 電子媒体ルート DRAWINGS ( 発注図面フォルダ ) MEET ( 打合せ簿フォルダ ) PLAN ( 施工計画書フォルダ ) DRAWINGF ( 完成図面フォルダ ) PHOTO OTHRS ( その他フォルダ ) INDEX_C.XML( 工事管理ファイル ) INDE_C03.DTD ORG ( 打合せ簿オリジナルフォルダ ) ORG ( 施工計画書オリジナルフォルダ ) PIC ( 写真フォルダ ) DRA ( 参考図フォルダ ) ( 写真の参考図フォルダ ) 34 17

18 フォルダ構成 ( 土木工事 ) 工事完成図書の電子納品要領 ( 案 ) に基づくフォルダ構成 電子媒体ルート ( 工事管理ファイル ) INDEX_C.XML INDE_C02.DTD 工事管理ファイル CAD 製図基準 ( 案 ) CAD 製図基準 ( 案 ) テ シ タル写真管理情報基準 ( 案 ) ( 発注図面フォルダ ) DRAWINGS ( 打合せ簿フォルダ ) MEET ( 施工計画書フォルダ ) PLAN ( 完成図面フォルダ ) DRAWINGF ( 写真フォルダ ) PHOTO ( その他フォルダ ) OTHRS ( 特記仕様書オリジナルファイルフォルダ ) SPEC ORG ORG ORG 施工計画書 完成図 工事写真 参考図 35 フォルダ構成 ( 建築工事 ) 営繕工事電子納品要領 ( 案 ) に基づくフォルダ構成 工事写真以外のフォルダ構成 電子媒体ルート INDEX_C.XML( 工事管理ファイル ) IDXC_B01.DTD PLAN ( 施工計画書フォルダ ) ORG ( 施工計画書オリジナルファイルフォルダ ) MEET ( 打合せ簿フォルダ ) ORG ( 打合せ簿オリジナルファイルフォルダ ) DRAWINGF ( 完成図面フォルダ ) ORG ( 完成図面オリジナルファイルフォルダ ) 工事写真のフォルダ構成 SCHEDULE ( 工程表フォルダ ) ORG ( 工程表オリジナルファイルフォルダ ) MATERIAL ( 機材関係資料フォルダ ) 電子媒体ルート 工事 ( 工事名称 ) 棟 ( 建物名称 ) PROCESS ( 施工関係資料フォルダ ) ORG ( 機材関係資料オリジナルファイルフォルダ ) ORG ( 施工関係資料オリジナルファイルフォルダ ) 仮設工事 ( 工事種目 ) ベンチマーク ( 施工内容 ) INSPECT ( 検査関係資料フォルダ ) ORG ( 検査関係資料オリジナルファイルフォルダ ) コンクリート工事 ( 工事種目 ) 打設状況 ( 施工内容 ) 基礎 SALVAGE ( 発生材関係資料フォルダ ) ORG ( 発生材関係資料オリジナルファイルフォルダ ) 建築工事では 工事写真を別の CD-R で納品し フォルダ ファイル名は日本語で作成することになっています MAINT ( 保全に関する資料フォルダ ) ORG ( 保全に関する資料オリジナルファイルフォルダ ) OTHRS ( その他フォルダ ) ORG ( その他オリジナルファイルフォルダ ) 36 18

19 ファイルの命名規則 基本ルール ファイル名の文字数は半角で 8 文字以内 拡張子 3 文字の 8.3 文字 ファイル名に使用する文字大文字のアルファベット A~Z 数字 0~9 アンダーバー _ ファイル名の基本パターンファイル名 = アルファベット + 通し番号. 拡張子 名称例 工事写真 建築工事の工事写真は 日本語名 となります P JPG ( 大文字 P+ 連番 7 文字. 拡張子 ) P はPicture( 写真 ) の頭文字 工事写真の参考図 D JPG ( 大文字 D+ 連番 7 文字. 拡張子 ) D はDrawing( 図 ) の頭文字 ファイル形式はJPGまたはTIFF 施工計画書 PLA01_01.DOC ( 大文字 PLA+ ファイル番号 2 文字 +_+ ファイル内の連番文字. 拡張子 ) PLA はPlan( 計画 ) の略字 打合せ簿 M0001_01.DOC ( 大文字 M+ ファイル番号 4 文字 +_+ ファイル内の連番 2 文字. 拡張子 ) 37 M はMeeting( 打合せ ) の頭文字 工事写真の電子納品におけるフォルダとファイル ( 土木工事 ) INDEX_C.XML INDE_C03.DTD 工事管理ファイル基礎情報 工事件名等 場所情報 発注者 請負者情報など PHOTO 写真フォルダ PHOTO.XML PHOTO03.DTD 写真管理ファイル基礎情報 写真情報など 格納するファイルがないフォルダは作成しなくてもよい PIC 写真フォルダ DRA 写真の参考図フォルダ P JPG Pnnnnnnn.JPG D XXX Dnnnnnnn.XXX 写真ファイル nnnnnnn 個形式 JPEG 参考図ファイル nnnnnnn 個形式 JPEG TIFF(G4) 38 19

20 管理ファイル 管理ファイルとは データを検索するための情報を整理したファイル 管理ファイルは 拡張子が XML と DTD の 2 つのファイルで 1 セット 紙に例えると 表紙 表題 ラベル インデックス XML + DTD 管理情報を記述したファイル 管理項目を定義したファイル 管理ファイルの種類 工事管理ファイル (INDEX_C.XML と INDE_C03.DTD) 工事全体の情報 ( 工事名 請負者名など ) 各フォルダの管理ファイル フォルダ内のファイルの情報 ( 例 ) 写真管理ファイル (PHOTO.XML と PHOTO3.DTD) 各写真の情報 ( 写真タイトル 撮影箇所など ) 39 工事管理ファイルの管理情報 工事件名情報 場所情報 分類 項目名発注年度工事番号 工事名称 工事実績システムバージョン番号 工事分野 工事業種 法工工種型種式 工工法型式報住住所コード 所情住所 工期開始日工期終了日 工事内容 測地系 水系 路線情報 境情界報座標 対象水系路線名 現道 - 旧道区分 測点情報 距離標情報 データ表現 文字数必要度 半角数字 4 半角英数字 127 全角文字半角英数字 127 半角数字 12 全角文字半角英数字 16 全角文字半角英数字 16 全角文字半角英数字 127 全角文字半角英数字 127 半角数字 5 全角文字半角英数字 127 半角数字 -(HYPHEN-MINUS) 10 半角数字 -(HYPHEN-MINUS) 10 全角文字半角英数字 127 半角数字 2 全角文字半角英数字 127 半角数字 1 起点側測点 -n 半角数字 4 起点側測点 -m 半角数字 3 終点側測点 -n 半角数字 4 終点側測点 -m 半角数字 3 起点側距離標 -n 半角数字 3 起点側距離標 -m 半角数字 3 終点側距離標 -n 半角数字 3 終点側距離標 -m 半角数字 3 西側境界座標経度東側境界座標経度北側境界座標緯度南側境界座標緯度 半角数字 -(HYPHEN-MINUS) 8 半角数字 -(HYPHEN-MINUS) 8 半角数字 -(HYPHEN-MINUS) 8 半角数字 -(HYPHEN-MINUS) 8 使用文字や文字数 必須入力の有無が定められている 40 20

21 INDEX_C.XML の例 <constdata DTD_version="03">- -< 基礎情報 > < メディア番号 >2</ メディア番号 > < メディア総枚数 >3</ メディア総枚数 > - < 適用要領基準 > 土木 </ 適用要領基準 > < 発注図フォルダ名 >DRAWINGS</ 発注図フォルダ名 > - < 特記仕様書オリジナルファイルフォルダ名 >DRAWINGS/SPEC</ 特記仕様書オリジナルファイルフォルダ名 > - < 打合せ簿フォルダ名 >MEET</ 打合せ簿フォルダ名 > - < 打合せ簿オリジナルファイルフォルダ名 >MEET/ORG</ 打合せ簿オリジナルファイルフォルダ名 > - < 施工計画書フォルダ名 >PLAN</ 施工計画書フォルダ名 > - < 施工計画書オリジナルファイルフォルダ名 >PLAN/ORG</ 施工計画書オリジナルファイルフォルダ名 > - < 完成図フォルダ名 >DRAWINGF</ 完成図フォルダ名 > < 写真フォルダ名 >PHOTO</ 写真フォルダ名 > - < その他フォルダ名 >OTHRS</ その他フォルダ名 > - < その他オリジナルフォルダ情報 > < その他オリジナルファイルフォルダ名 >OTHRS/ORG001</ その他オリジナルファイルフォルダ名 > </ その他オリジナルフォルダ情報 > </ 基礎情報 >- -< 工事件名等 > < 発注年度 >2004</ 発注年度 > < 工事番号 > </ 工事番号 > -< 工事名称 > 県道 号 工事 </ 工事名称 >< 工事実績システムバージョン番号 >5.0</ 工事実績システムバージョン番号 > -< 工事分野 > 道路 </ 工事分野 > < 工事業種 > 土木一式工事 </ 工事業種 > - 管理ファイルは 電子納品支援ソフトを使うと簡単に作成できる -< 工種 - 工法型式 > < 工種 > 歩行者系舗装工事 </ 工種 > < 工法型式 > 歩行者系舗装工 </ 工法型式 > </ 工種 - 工法型式 >- INDE_C03.DTD 41 禁則文字 ( 管理ファイルで使用できない文字 ) 半角のカタカナ 全角の英数字や一部の記号文字 外字 機種依存文字 全角 半角 機種依存文字の例 カタカナ 英数字 42 21

22 4. 電子納品の手順 工事写真の電子納品を例に 電子納品の手順 1 事前協議 2 電子メールによる情報交換 3 電子データの作成 3-1 工事写真の撮影 ( 写真ファイルの作成 ) デジタルカメラ等 3-2 写真管理ファイルの作成 電子納品作成ソフト等 3-3 工事管理ファイルの作成 電子納品作成ソフト等 3-4 電子媒体への格納 CD-R 書込みソフト 3-5 電子納品チェック 電子納品チェックシステム 写真ビューワ ( 閲覧 ) ソフト 3-6 ウィルスチェック ウイルスチェックソフト 3-7 CD-Rのレーベル作成 直接印刷または手書き 3-8 データのバックアップ 4 納品前協議 5 電子納品 6 完成検査 44 22

23 1 事前協議 発注者 請負者 電子納品チェックシートに基づき 対象書類 ファイル形式等の確認を行う 協議日工事名工期 所属 名前及び E メール 電子納品チェックシート ( 土木工事 ) 平成 年 月 日 工事番号 平成 年 月 日 ~ 平成 年 月 日 発注者 請負者 ( 所属名 ) ( 会社名 ) 監督員 ( 主務 ): 現場代理人 : E メール : E メール : 電子納品運用ガイドライン ( 案 ) の付属 監督員 ( 副主務 ): 主任 ( 監理 ) 技術者 : Eメール : 資料に記載例とあわせて掲載されてい Eメール : ます 電話パソコンのOS NT 98 Me 2000 XP その他 ( ) 通信回線 専用線 その他 ( ) チェックシートの様式 ADSL CATV ISDN タ イアルアッフ (Excel その他ファイル ( ) ) インターネットブラウザ Netscape7.1 その他 ( Ver. ) ( Ver. ) は 富山県 CALS/ECのホームページか電子納品対象項目格納フォルダ 格納ファイルらダウンロードできます ファイル形式 工事管理ファイル XML 請負者は 記入できる部分を予め記入 発注図フォルダ (DRAWINGS) 図面管理ファイルし 監督員と打合せを行います XML 図面ファイル SXF(sfc) 45 サブフォルダ (SPEC) 特記仕様書オリジナルファイル Word Excel その他 ( ) 2 電子メールによる情報交換 電子メールによる打合せ 連絡事項等の情報交換を積極的に活用する 電子メールで書類を提出してもよい 工事 施工計画書 工事打合簿 工事履行報告書 工事段階確認申出書等 委託 業務計画書 打合せ簿等 発注者 請負者 留意事項 電子メールに添付できるファイル容量は 1MB 以内 電子メールで印鑑が必要な書類を提出する場合は 後日 紙書類を提出 電子メールデータの原本確認を行うこと 46 23

24 3-1 電子データの作成 - 工事写真の撮影 - 請負者 有効画素数は黒板の文字と撮影対象が確認できることを指標 (100 万画素程度 ) として設定 最低圧縮率 ( 画質モードはファイン等 ) を標準 写真の信憑性を考慮し 原則として写真編集は認めない 監督員の承諾の上 回転 パノラマ 明るさの補正程度は認める 縦で撮影した写真は 監督員の承諾の上 正位置に回転しておく 47 デジタル写真の画素数と圧縮率 撮影する前に デジタルカメラの画像のサイズ ( 画素数 ) と画質 ( 圧縮率 ) を設定する ドット数 1280 ヒ クセル 画素数 ( 画像サイズ ) デジタル写真で撮影した写真は点 ( ト ット ) の集まりです この点を画素といい 構成する点の数が 画素数 です 画素数が多くなるほど きめ細かい画像となります 圧縮率 ( 画質 ) JPEG ファイルは 目では判断しにくい同色系の色の点を 1 色にまとめることによってファイル容量を小さくすることができます これを 圧縮 といい 同じ画素数で撮影した写真も圧縮率が高いほど 画質は低下しファイル容量は小さくなります 圧縮率は 一般的にカメラの画質モードを切り替えることで変更できます ト ット数 960 ヒ クセル 画素数 =1,228,800 約 122 万画素 点 ( ト ット ) の数が画素数であり 同色系の色をまとめてファイル容量を小さくするのが圧縮 48 24

25 画素数と圧縮率の設定 有効画素数 黒板の文字及び撮影対象が確認できることを指標 (100 万画素程度 ) として設定 ( 留意事項 ) 不要に有効画素数を大きくするとファイル容量が大きくなり 電子媒体が複数枚になったり 閲覧時の操作性が悪くなるので 適切な有効画素数の設定が必要である 撮影対象によっては より精緻な写真を必要とする場合があるので 事前協議で画素数等について監督員と協議してください 圧縮率最低圧縮率 ( 画質モードはファイン等 ) に設定 ( 解説 ) デジタル写真管理情報基準( 案 ) では 圧縮率は協議により決定するとされているが 富山県では最低圧縮率とすることを標準とする 電子データの作成 - 写真管理ファイルの作成 - 土木 請負者 デジタル写真管理情報基準 ( 案 ) に準じて作成する 一部 富山県独自運用もあり 留意すること ガイドラインの付属資料に管理情報の記入例があるので 参考とすること 50 25

26 写真 1 枚毎に作成する情報 ( これまでのアルハ ム写真帳の見出し ) 主な写真管理項目 H18.4 より撮影年月日も必須 写真情報 写真ファイル情報 分類 項目名シリアル番号 写真ファイル名 データ表現文字数必要度半角数字 7 半角英数大文字 12 写真ファイル日本語名全角文字半角英数字 127 メディア番号 撮影写真 - 大分類工種写真区分区分工種 種別 細別 写真タイトル 撮影撮影箇所情報撮影年月日代表写真 半角数字 8 全角文字半角英数字 8 全角文字半角英数字 127 全角文字半角英数字 127 全角文字半角英数字 127 半角数字 127 全角文字半角英数字 127 全角文字半角英数字 127 半角数字 -(HYPHEN-MINUS) 10 半角数字 1 土木 測点位置等を記入 代表写真に 1 を記入 51 土木 写真管理ファイルの留意事項 施工状況写真 出来形管理写真等では 撮影箇所に測点位置等を必ず入力すること ( 例 ) 撮影箇所 No.3 段階確認状況写真 中間検査状況写真等についても電子納品する工事写真データに含めること ( 建築工事も同様 ) ( 例 ) 写真区分 その他工種 段階確認状況写真種別 第 2 回写真タイトル 護岸基礎工天端コンクリート基準高 代表写真 は 工事の概要が把握できる写真とし 下記を目安とする 代表写真には 1 を記入する 着手前 完成写真のうち 代表的な写真を数枚選択 施工状況写真 出来形管理写真は 種別( レベル3) ごとに1~2 枚を選択 52 26

27 3-2 電子データの作成 - 写真管理ファイルの作成 ( 建築工事 )- 建築 請負者 建築工事における工事写真の留意事項 建築工事に 写真管理ファイルはありません 他のデータとは別の電子媒体 (CD-R) に格納する 日本語のフォルダ名 ファイル名を前提としているため 電子媒体の書き込み形式は JOLIET 形式とする フォルダ名は 工事写真の撮り方 の建築フォルダ構成例を参考に作成する 53 請負者 3-3 電子データの作成 - 工事管理ファイルの作成 - 工事完成図書の電子納品要領 ( 案 ) 営繕工事電子納品要領 ( 案 ) に準じて作成する 一部 富山県独自運用もあり 留意すること ガイドラインの付属資料に管理情報の記入例があるので 参考とすること 工事場所を示す境界座標 ( 緯度経度 ) は必須入力 緯度経度の調査方法は付属資料による ( 建築では施設基準点の緯度経度 ) 54 27

28 管理情報の記入例 ( ガイドラインの付属資料 ) 記入例と注意事項 ( 県独自運用を含む ) 工事管理項目記入例 (2/4) ( 分類 項目別 ~ 必要度 は国土交通省の 工事完成図書の電子納品要領 ( 案 ) より抜粋) 分類 項目名記入内容データ表現文字数記入者必要度管理項目入力例摘要 発注年度工事の発注年度を西暦 4 桁で記入する 半角数字 工事番号 地方整備局単位で設定している CCMS 設計書番号 ( 数字 8 桁 ~14 桁 ) を記入する 半角英数字 発注年度 ( 和暦 ;2 桁 )+ 工事番号 (7 桁 ) を記入する 工事名称 契約図書に記載されている正式の工事全角文字名称を記入する 半角英数字 127 主要地方道 線道路舗装工事 CORINS から出力されるデータから取り込むことが可能 工事実績システムバージョン番号 管理項目の記入で参照している CORINSのマニュアル ( コード表 ) のバージョン ( システムのバージョン ) を記入する 半角数字 CORINS のマニュアル ( コード表 ) の各ページのフッターに記載されているバージョンを記入する 例 )CORINS 入力システム (Ver.5.0) コード表は のページを参照 工事分野 CORINSの 工事の分野 に従って記入全角文字する 半角英数字 16 道路 CORINS から出力されるデータから取り込むことが可能 詳細は付属資料 6 の表 6-1 参照 工事業種 CORINSの 工事の業種 に従って記入する 全角文字半角英数字 16 舗装工事 CORINS から出力されるデータから取り込むことが可能 詳細は付属資料 6 の表 6-2 参照 工事件名等 工種 工法型式 工種 工法型式 CORINSの 工種 工法 型式 の 工種 全角文字を記入する ( 複数記入可 ) 半角英数字 CORINSの 工種 工法 型式 の 工法 全角文字型式 を記入する ( 複数記入可 ) 半角英数字 CORINSから出力されるデータか 127 アスファルト舗装工事ら取り込むことが可能 工種 工法 型式は のペー 127 アスファルト舗装工ジにある koho_v5.pdf を参照 55 境界座標 ( 緯度経度 ) の取得方法 測量成果電子納品境界座標入力支援サービス 地図閲覧サービス

29 管理情報の作成イメージ ( 電子納品支援ソフトでの入力 ) 工事管理情報の入力 INDEX_C.XML 写真管理情報の入力 ( 土木 ) PHOTO.XML 必須 電子データの作成 - 電子媒体への格納 - 請負者 CD-R への書き込み形式は ISO9660( レベル 1) 建築工事の工事写真のみ JOLIET 形式 書き込み形式は ISO9660 を選択 58 29

30 3-5 電子データの作成 - 電子納品チェック - 請負者 電子納品チェックシステム ( 建築は電子成果物作成支援検査システム ) によるチェック CD-R に書き込む前にもチェックを行ってください エラー内容がよく分からない場合 ( 土木関係 ) は 電子納品チェックシステム利用マニュアル内にエラーメッセージ対応表があります 掲載 HP アドレス 富山県の独自運用部分について エラーとなることがあるので 注意が必要 ( 想定されるエラーは付属資料で例示 ) 請負者は納品前に発注者の了解を得る 59 電子納品チェックソフト 電子成果品の管理ファイルやファイル名 フォルダ名等が 工事完成図書の電子納品要領 ( 案 ) 等に従っているか否かを確認するためのソフト 主なチェック内容 フォルダ名 ファイル名やフォルダ構成を確認 土木 ( 国土交通省国土技術政策総合研究所 ): 電子納品チェックシステム 建築 ( 国土交通省大臣官房官庁営繕部 ): 電子成果物作成支援 検査システム 形式のチェックであり 成果品の内容を確認するものではありません 管理ファイルの必須記入項目の有無や使用文字数 使用禁止文字を確認

31 3-6 電子データの作成 - ウィルスチェック - 請負者 ウィルス定義ファイルを最新としておくこと 最新の定義ファイルであること CD-Rに表記する内容 ウィルス対策ソフト名 ウィルス定義日 ウィルスチェック日 61 作成方法 3-7 電子データの作成 -CD-R のレーベル作成 - プリンタによる直接印刷 ( 推奨 ) 油性マジックによる手書き ケース背表紙への表記は不要 レーベル記載内容 工事番号 ( 発注年度 + 工事番号 ) 何枚目 / 総枚数 工事名称 作成年月 発注者名 請負者名 貼り付けシール ( 全面 部分 ) は使用禁止 ウィルスチェックに関する情報 フォーマット形式 工事番号 : /1 平成 18 年度 工事 平成 年 月 発注者 富山県 事務所 請負者 株式会社 ウィルス対策ソフト名 : ウィルス定義 : 年 月 日版チェック年月日 : 年 月 日フォーマット形式 :ISO9660( レヘ ル 1) 請負者 建築工事の工事写真は ( 工事写真 ) と記載 62 31

32 3-8 電子データの作成 - データのバックアップ - 請負者 日頃から電子データのバックアップに努めること ハードディスク ( 普段使用しているものとは別のもの ) 電子媒体 (CD-R(W) DVD-R(W) MO 等 ) 工事写真は撮りなおしができないので 特に注意! CD-Rは湿気 温度 紫外線等の影響により データが破損することがある 直射日光 高温多湿の場所を避ける 県では CD-R を最低 5 年間保管 5 年間劣化しない CD-R を使用 データのバックアップ CD の保管場所に注意 63 4 納品時協議 着手時協議で確認した事項の実施状況確認 電子納品するデータのチェック 検査対応の確認を行う 協議日工事名工期 所属 名前及び E メール 電子納品チェックシート ( 土木工事 ) 着手時 平成 年 月 日 納品時 平成 年 月 日 工事番号 平成 年 月 日 ~ 平成 年 月 日 発注者 請負者 ( 所属名 ) ( 会社名 ) 監督員 ( 主務 ): 現場代理人 : E メール : E メール : 電子納品運用ガイドライン ( 案 ) の付属 監督員 ( 副主務 ): 主任 ( 監理 ) 技術者 : Eメール : 資料に記載例とあわせて掲載されてい Eメール : ます チェックシートの様式 (Excelファイル) は 富山県 CALS/ECのホームページか 電話パソコンのOS NT 98 Me 2000 XP その他 ( ) 通信回線 専用線 その他 ( ) ADSL CATV ISDN タ イアルアッフ その他 ( ) インターネットブラウザ Netscape7.1 その他 ( Ver. ) ( Ver. ) 電子納品対象項目 格納フォルダ 格納ファイル らダウンロードできます ファイル形式 工事管理ファイル XML 発注図フォルダ (DRAWINGS) 図面管理ファイル XML し 監督員と打合せを行います 図面ファイル SXF(sfc) サブフォルダ (SPEC) 特記仕様書オリジナルファイル Word Excel その他 ( ) 請負者は 記入できる部分を予め記入 64 32

33 発注者 請負者 5 電子納品 データに不備があると完成とは認められない 土木工事共通仕様書 ( 富山県土木部 ) より抜粋 工事完成検査 1. 請負者は 契約書第 31 条の規定に基づき 工事完成届を監督員に提出しなければならない 2. 請負者は 工事完成届を監督員に提出する際には 次の各号に掲げる要件をすべて満たさなくてはいけない ( 略 ) (3) 設計図書により義務付けられた工事記録写真 出来形管理資料 工事関係図及び工事報告書等の資料の整備がすべて完了していること 監督員による電子成果品の確認データに不備があっ 外観確認 (CD-Rの破損 レーベルの記載内容等) た場合は 電子成果 ウィルスチェック品を差し戻す 電子納品チェックシステム等によるチェック 電子データの確認 ( 電子データと紙の同一性の確認 CADデータの確認など ) 65 6 完成検査 - 検査前協議 - 発注者 請負者 完成検査を効率的に行うため 検査用機器の準備等について受発注者間で事前に協議を行う 協議内容 ( 電子納品チェックシートによる ) 機器の準備者 ソフトの準備者 機器の操作者 検査時に使用するソフト 66 33

34 6 完成検査 - 検査対応 - 発注者 請負者 当面は 工事写真のみ電子データによる検査を行う ただし 工事写真以外の書類の電子データによる検査を妨げるものではない 検査用機器の準備は 検査場所に応じて (*) 発注者または受注者が行い 機器の操作は受注者が行う (*) 発注事務所 : 発注者現場 : 受注者 中間検査等において 工事写真により施工状況を検査する場合は 請負者のパソコンに保存されているデータにより行う 67 発注者 請負者 6 完成検査 - 機器 ソフト準備の実施パターン - パターン 1 発注者が機器及び閲覧用ソフトを準備する 留意点 請負者は 使用するソフトの操作を習熟しておくこと パターン 2 請負者の機器 ( 閲覧用ソフト含む ) により検査を行う ( 現場事務所で検査を行う場合等 ) 留意点 ソフトは検索機能や画素数表示が可能なものであること パターン 3 発注者が機器を準備し 事前にインストールしておいた請負者の閲覧用ソフトで検査 閲覧を行う 留意点 電子納品 CD にソフトを格納しないこと インストールするソ フトは 別の電子媒体で提出する 68 34

35 工事写真の完成検査イメージ 使用ソフト 写真ビューワソフト ( 電子納品の成果品を閲覧するソフト ) 工種体系で表示されます 中間検査 段階確認状況写真も含まれます サムネール表示 撮影箇所 ( 測点 ) による検索が可能です 写真に関する情報 ( 写真管理ファイル ) 画素数の表示 (100 万画素以上が必要 ) 例 約 190 万画素 69 工事写真の中間検査のイメージ 使用ソフト 電子納品支援ソフト ( 電子テ ータを編集し 成果品を作成するソフト ) 請負者のパソコンに保存されたデータで閲覧します 請負者は電子納品支援ソフトによる写真の整理 編集を日頃からおこなっておくこと サムネール表示 70 35

36 5. 図面の電子納品 図面の電子納品の基本ルール 一定のルールに基づき作図しているか CAD 製図基準 ( 案 ) 建築 CAD 図面作成要領 ( 案 ) による製図 成果品を以後の業務プロセスで有効に活用 誰もが閲覧できる形式で保存されているか CAD データのファイル形式は SXF 異なる関係者間でのデータ交換が可能 これからは 我流の作図方法は通用しない 72 36

37 土木 CAD 製図基準 ( 案 ) CAD 製図基準 ( 案 ) の内容 図面様式 ファイル形式 ファイル名 レイヤ名 ファイル レイヤの分類 線色 線種と線の太さ 文字 図面管理ファイル ファイルの命名規則 ( 例 )D1PL001Z.SFC ( 設計 道路平面図 ) 〇〇〇〇〇〇〇〇. 拡張子半角英字 1 文字 : ライフサイクル半角英字 3 文字 : 図面番号 (S- 測量 D- 設計 (001~999) C- 施工 M- 維持管理 ) 半角英数大文字 1 文字 : 整理番号 (0~9 A~Z) 半角英数大文字 1 文字 : 改訂履歴 (0~9 A~Y 最終はZとする) 半角英字 2 文字 : 図面種類 (ex. 平面図 :PL) 半角英数大文字で記述する レイヤのイメージ レイヤー 1 レイヤの命名規則 ( 例 )D-STR-DIM( 設計 構造物の寸法線 ) 〇 - 〇〇〇 - 〇〇〇〇 レイヤー 2 半角英字 1 文字 : 責任主体 ( 作成した人の所属または地位を 1 文字であらわす ) 半角英字 4 文字以下 : 作図要素 レイヤー 3 半角英字 4 文字以下 : 図面オブジェクト ( そのレイヤが製作物のうち何に分類されるのかを示す ) 73 土木 CAD 関係基準の対象工種 CAD 製図基準 ( 案 ) の対象工種 道路 河川 公園等 CAD 図面作成要領 ( 案 ) の対象工種 港湾構造物 ( 防波堤 岸壁等 ) 電子化図面データ作成要領 ( 案 ) の対象工種 農業土木 ( 頭首工 用水路 ほ場整備等 ) CAD 製図基準 ( 案 ) の対象工種 図面の適用基準 基本は CAD 製図基準を適用する ( 図面管理ファイルを含む ) 港湾構造物 農業土木関係工種の製図方法 ( ファイル名 レイヤ名 レイヤ分類 線色 線種等 ) は 個別の要領を準用する 森林整備等その他の工種は 類似工種の基準を適用する 74 37

38 建築 建築 CAD 図面作成要領 ( 案 ) 建築 CAD 図面作成要領 ( 案 ) の内容 ファイル形式 ファイル名 フォルダ構成 図面管理ファイル 文字 フォント レイヤ ファイル形式 SXF(sfc) または受発注者間の協議で決定した形式 SXF 形式で納品した場合は 補足資料として CAD ソフトが内部で管理している独自のデータ形式 ( オリジナル形式 ) のファイルもあわせて納品する ファイル名 ファイル名は自由に設定してもよい ただし 英数字のみ ( 半角 8 文字以下 ) レイヤ名称 レイヤ名称は 建築 CAD 図面作成要領 ( 案 ) の分類方法を参考に作成し 別にレイヤリストファイル (PDF 形式 ) を格納する 75 ファイル形式 富山県におけるCADデータのファイル形式 土木 SXF(sfc) 建築 SXF(sfc) または受発注者間の協議で決定した形式 SXF の 2 つの形式 p21 国際標準に準拠した形式 ( 国土交通省採用 ) sfc 関係者間での CAD データ交換のための簡易な形式 (p21 よりファイル容量が小さい ) 発注者が使用する CAD ソフト B-CAD A-CAD 交換標準 SXF C-CAD 請負者が使用する CAD ソフト SXF フ ラウサ で見たものが正 D-CAD 76 38

39 SXF ブラウザ SXF ブラウザ SXF の仕様で作成された CAD データを表示するためのソフト SXF がデータ交換標準であることから電子納品されたデータの確認は SXF ブラウザの目視で行う (SXF ブラウザで表示された図面を正として取り扱う ) 77 SXF のフォーマットレベル CADデータのファイル形式 SXF(sfc) フォーマットのレベル SXF Ver2.0 レベル2 既開発開発中 開発レベルレベル1 レベル 2 レベル 3 レベル 4 SXFの開発状況概要画面 ( 紙 ) 上で図面表示が正確に再現できるレベル建設業界の電子納品で用いる2 次元図面データの交換を可能にするレベルレベル4の仕様策定過程で必要とされる幾何部分の仕様 GIS 統合 DB 等との連携 自動数量拾いなど CADと関連ソフト間のデータ交換基盤を提供 再利用性を考慮すると レベル 2 での交換が必要 レベル 1 レベル 直線 矢印 文字 直線寸法線 直線寸法線 ( レベル 2) 寸法線を右側に伸ばすと寸法値も大きくなる 78 39

40 SXF ブラウザによるデータ確認 レイヤ名及びレイヤ毎の製図内容の確認 レベル 2 要素の確認 図面構造 要素数等の表示 79 図面の電子納品の手順 1 発注図の作成 2 完成図の作成 3 参考図の作成 4 図面データのフォルダへの格納 5 図面管理ファイルの作成 80 40

41 発注者 1 発注図の作成 1. 工区分割 着色等の加工 土木施工対象部分の網掛け レイヤ名称 C-DCR-HCHA 2. 表題欄の変更工事名欄 道路詳細設計 道路改良工事 3. ファイル名の変更 土木 D Z.SFC C 0.SFC ライフサイクル S- 測量 D- 設計 C- 施工 M- 維持管理 4. レイヤ名の変更 ( 変更したレイヤのみ ) 土木 D- - C データのチェック (SXFブラウザ等でチェック) ファイル形式がSXF(sfc) であること (SXFブラウザで確認) SXF Ver2.0 レベル2であること (SXFブラウザで確認) 規定のファイル名であること( 電子納品チェックシステム等で確認 ) 規定のレイヤ名であること(SXFブラウザ等で確認) レイヤと作図されている内容の確認(SXFブラウザで確認) 線種や線色 線の太さ等の確認(SXFブラウザ等で確認) 81 2 完成図の作成 ( 土木工事 ) 土木 請負者 1. 最終変更設計図 施工承諾図など完成図として納品するデータを整理 2. 必要に応じ CADデータを作成 ( 修正 ) 3. ファイル名の変更 ( 例 )C 0.SFC C Z.SFC( 改訂履歴の修正等 ) 4. データのチェック (CAD 製図基準 ( 案 ) 等に準拠しているかをSXFフ ラウサ 等で確認 ) ファイル形式がSXF(sfc) であること (SXFブラウザで確認) SXF Ver2.0 レベル2であること (SXFブラウザで確認) 規定のファイル名( 電子納品チェックシステム等 1 で確認 ) 規定のレイヤ名であること 2 (SXFブラウザ等 1 で確認 ) レイヤと作図されている内容の確認(SXFブラウザ等で確認) 線種や線色 線の太さ等の確認(SXFブラウザ等 1 で確認 ) 1 市販のCADデータチェックソフトを活用することも可能です (CADソフトに搭載 または単体で動作するチェックソフトがあります ) 2 SXF(sfc) は 電子納品チェックシステムでレイヤ名称をチェックできません 電子納品チェックシステムを使って p21ファイルをチェックした後 sfcファイルに変換して納品することも可能です 82 41

42 承諾図完成図とは 土木 完成図 平面図 変更 平面図 発注図当初施工縦断図標準横断図横断図 1 横断図 2 横断図 2 当初当初当初当初 変更 施工承諾図 縦断図標準横断図横断図 1 横断図 2 出来形測量に基づき 図面を修正 83 2 完成図の作成 ( 建築工事 ) 建築 請負者 1. 完成図として納品するデータを作成 ( 完成図 工事目的物の完成時の状態を表現した図面 ) 2. データのチェック ( 建築 CAD 図面作成要領 ( 案 ) に準拠しているかをSXF フ ラウサ 等で確認 ) ファイル形式がSXF(sfc) または受発注者間協議により決定した形式であること (SXFブラウザで確認) SXF Ver2.0 レベル2であること (SXFブラウザで確認) レイヤと作図されている内容の確認(SXFブラウザ等で確認) 線種や線色 線の太さ等の確認(SXFブラウザ等 で確認 ) 市販のCADデータチェックソフトを活用することも可能です (CADソフトに搭載 または単体で動作するチェックソフトがあります ) 3. 納品するCADデータ SXF(sfc) SXF(sfc) 形式のファイル + CADソフトのオリジナル形式のファイル 受発注者間の協議で決定した形式 協議で決定した形式のファイル( CADソフトのオリジナル形式のファイル等 ) 4. レイヤリストファイル 84 レイヤリストファイル(PDFファイル) の作成 42

43 請負者 3 参考図の作成 参考図発注図が紙や SXF 以外の CAD データである場合に 必要に応じ 発注者が完成図に代えて 電子納品を義務付ける図面 1 発注図が紙の場合 ラスターデータ ( スキャニングデータ ) を納品する ラスターデータ仕様 ファイル形式 TIFF(G4) 形式 解像度 400dpi 程度の文字を認識できる解像度を目安 ファイル名 CAD 製図基準 ( 案 ) 等による ( 例 )C0PL001Z.TIF 2 発注図がSXFファイル形式以外のCADデータの場合 土木のみ SXFファイル形式以外のCADデータを納品する CADデータ仕様 ファイル形式 オリジナル形式 ファイル名 CAD 製図基準 ( 案 ) 等による ( 例 )C0PL001Z.DXF 85 請負者 4 図面データのフォルダへの格納 完成図 参考図は それぞれ完成図フォルダ その他フォルダに格納し あわせて図面管理ファイル その他管理ファイルを作成する 電子納品の対応 発注図の形式 納品テ ータ テ ータ形式 格納するフォルタ 対象 CAD テ ータ SXF 形式 その他形式 完成図 参考図 SXF 形式の CAD テ ータ その他形式の CAD テ ータ 完成図フォルタ (DRAWINGF) その他フォルタ (OTHRS) 土木 建築 土木 紙 参考図 ラスターテ ータ ( スキャニンク テ ータ ) その他フォルタ (OTHRS) 土木 建築 参考図は 特記仕様書で義務付けている場合のみ 86 43

44 5 図面管理ファイルの作成 ( ガイドライン付属資料の記入例を参考 ) 記入例と注意事項 ( 県独自運用を含む ) 87 その他 富山県電子納品運用ガイドライン ( 案 ) の一部修正 CAD 関係要領の改訂 CAD 図面作成要領 ( 案 )( 国土交通省港湾局 ) H16.3 H17.3 電子化図面データの作成要領 ( 案 )( 農林水産省農村振興局 ) H16.4 H17.4 管理情報の図面種類の入力数値等が変更 管理ファイルの発注者コード (CORINS コード ) が変更 88 44

45 電子納品の手順 - まとめ - 1 事前協議 効率的な電子納品を行うため 監督員と請負者は 電子納品対象書類 ファイル形式等の確認を行います 2 電子メールによる情報交換 電子メールを積極的に活用して 施工中の情報交換や書類の提出を行い 効率的に業務を進めます 3 電子データの作成 作成後は 電子納品チェックシステム等によるチェックやウィルスチェックを必ず行ってください 4 電子納品 5 完成検査 データに不備がある場合は 完成とは認められません 不備のないものを速やかに再提出してください 機器 ソフトの準備等は 監督員と事前に協議を行ってください 検査時のパソコン操作は 請負者が行います 効率的な検査ができるようソフトの操作を習熟しておいてください これまでの電子納品の失敗事例 45

46 失敗事例 1 CD-R の表面に部分シール 工事番号 ウィルス情報 CD-R のフォーマット形式 正しいレーベルの記載 工事番号 : /1 平成 18 年度 工事 平成 年 月 発注者 富山県 事務所 請負者 株式会社 ウィルス対策ソフト名 : ウィルス定義 : 年 月 日版チェック年月日 : 年 月 日フォーマット形式 :ISO9660( レヘ ル 1) CD-R レーベルの表記 1 フ リンタによる直接印刷 2 油性マシ ックによる手書き 留意事項 1 手書きをする場合には 油性フェルトペンを使用し 表面を傷つけないこと 2 全面シール 部分シール ( テプラ等 ) は 使用しないこと 91 失敗事例 2 不要なフォルダが格納 電子納品支援ソフトには 自動的に Disk1 等のフォルダを作成するものがある 電子納品要領では CD-R の直下に各ファイル フォルダを格納することになっている 92 46

47 失敗事例 3 格納してはいけないファイル 検査時に使用するビューワソフトが格納されている ( 電子納品支援ソフトにはビューワソフトを格納する機能がある ) ビューワソフトは格納しない ( 電子納品要領に規定するファイル フォルダ以外は格納しない ) ソフトが必要な場合は 監督員と協議の上 ビューワソフトのみを格納した CD を提出する 93 失敗事例 4 写真のファイルサイズが大きい 写真 1 枚のファイル容量が 1MB 以上のファイル CD の枚数が 3 枚 4 枚 パソコンで閲覧すると 画面が固まってしまった 動きが悪い デジタルカメラの設定 記録画素数 有効画素数 100 万画素程度に設定 ( 黒板の文字 撮影対象が確認できることを指標 ) 画質モード ( 圧縮率 ) ファインに設定 ( 圧縮率を最低とする ) ポイント 黒板 撮影対象が確認できる範囲で ファイル容量を不要に大きくしない 画素数 画質モード の設定例 有効画素数約 30 万画素約 130 万画素約 300 万画素 記録画素数 画質モードノーマルノーマルファインノーマルファイン ( 参考 ) 容量 70KB 300KB 600KB 600KB 1100KB 画素数が大きいほどファイル容量が大きい 94 47

48 失敗事例 5 写真の有効画素数が 50 万画素 デジタルカメラのズーム デジタルカメラのズームには 光学ズームとデジタルズームがあります 光学ズームと違い デジタルズームの場合 カメラによって自動的に画素数が小さくなってしまう場合があります 130 万画素 ( ) で撮影しても 50 万画素 ( ) にしかならない場合もあり 工事写真で必要な 100 万画素を下回ってしまうことがあります デジタルカメラで拡大写真を撮影する場合は 光学ズームで撮影するのが望ましい また デジタルズームでの撮影については 画素数が 100 万画素を維持される倍率までとし かつ 黒板に書かれた字が明瞭に判別できる程度にとどめる必要があることに留意すること デジタルズームでの撮影に要注意! 95 失敗事例 6 縦で撮影した写真が横向き 検査時に効率的な閲覧が行えるよう縦で撮影した写真は 監督員の承諾を得た上で 正位置 ( 縦向き ) に回転しておいてください この場合 編集前 ( 回転前 ) の写真を同じフォルダに格納してください 富山県電子納品運用ガイドライン ( 案 ) より 写真の信憑性を考慮し 原則として写真編集は認めない ただし 監督員の承諾を得た上で 回転 パノラマ 全体の明るさの補正程度は認める 96 48

49 失敗事例 7 カメラの日付設定が違っている 対応例 2 写真管理ファイルの情報実際に撮影した年月日を記入する に修正 デジカメの日付設定に誤りあり と記入 デジカメの設定に誤り実際の撮影年月日は 2005/09/21 1 写真ファイルの exif 情報誤った撮影日 2002/01/04 は修正しない 97 失敗事例 8 管理情報の入力ミス 管理情報のよくある入力ミス 英数字が全角になっていた カタカナが半角になっていた 制限文字数を超えていた 機種依存文字 を使っていた カタカナ 英数字の使用区分 カタカナ 全角 半角 英数字 注意事項 機種依存文字は使えません エラー内容がよく分からない場合 ( 土木関係 ) は 電子納品チェックシステム利用マニュアル内のエラーメッセージ対応表を参照のこと 富山県の独自運用部分について エラーとなることがあるので 注意が必要 ( 想定されるエラーは付属資料で例示 ) 請負者は納品前に発注者の了解を得ること 98 49

50 失敗事例 9 読めない CD-R CD-RWで納品されたものパケットライトで納品されたもの 使用する電子媒体は CD-Rです CD-Rの書き込み形式は ISO9660レヘ ル1です ( 建築工事の工事写真のみJoliet 形式 ) CD-R 書き込みソフトが必要になります (WindowsXPに標準搭載の書き込み機能は使えません) 99 失敗事例 10 ウィルス定義日が古い 最新のウィルスに対応するため ウィルス定義ファイルは 1 週間程度毎に更新 ウィルス定義日が古いと新種のウィルスを検知できない ウィルス対策ソフトのウィルス定義日 工事番号 : /1 平成 18 年度 工事 平成 年 月 ウィルス定義日とチェック日が 1 ヶ月も違う 怪しい? 発注者 富山県 事務所 請負者 株式会社 ウィルス対策ソフト名 : ウィルス定義 : 年 月 日版チェック年月日 : 年 月 日フォーマット形式 :ISO9660( レヘ ル 1)

51 失敗事例 11 データが消失してしまった データの消失事例 パソコンが故障した 盗まれた 間違ってファイルを削除した テ シ タルカメラで 1 コマ消去のつもりが全コマ消去してしまった 日頃からのバックアップが必要 パソコンやハードディスク ( 普段しているものとは別のもの ) 電子媒体 (CD-R(W) DVD-R(W) MO 等 ) 101 失敗事例 12 電子納品チェックシステムについて 電子納品チェックシステムで すべての内容がチェックされているものと誤解されている 作成形式のチェックであり 記載内容のチェックではない 工事写真の撮影年月日は 間違った日付 ( 任意の年月日 ) が入力されていても エラーメッセージは出ません SXF(sfc) 形式のファイルについては レイヤチェックは行われないので 別に SXF ブラウザ等でのレイヤチェックが必要となります

52 7. 電子納品に必要な機器 ソフト等 電子納品のための事前準備 必要となる機器 ソフト 機器 パソコン インターネット接続環境 デジタルカメラ CD-R ドライブ等 ソフト 電子納品支援ソフト ウィルス対策ソフト 電子納品チェックシステム ( 電子成果物作成支援検査システム ) SXF フ ラウサ CAD ソフト等 情報収集 富山県電子納品運用ガイドライン ( 案 ) 国土交通省の要領 基準等のダウンロード

53 デジタルカメラ デジタルカメラの選定 有効画素数 100 万画素以上 防水 防塵タイプ ( 工事現場向け ) が望ましい 工事用デジタルカメラの例 リコー Caplio 500G wide 富士フイルム BIG JOB HD-3W 105 電子納品に必要なソフト 電子納品支援ソフト 管理ファイルの作成等 ウィルス対策ソフト セキュリティの確保 CD-R 書き込みソフト 電子媒体 (CD-R) への格納 PDF 作成ソフト PDF ファイルの作成 ( 建築関係 ) 電子納品 ( 写真 ) ビューワソフト 検査時の写真等の閲覧 電子納品チェックソフト 納品データのチェック ( 土木 ) 電子納品チェックシステム ( 建築 ) 電子成果物作成支援検査システム SXF ブラウザ CAD データの閲覧 CAD ソフト CAD データの作成

54 電子納品支援ソフト 電子納品支援ソフトの主な機能 管理ファイル(XML) の作成 国土交通省の電子納品要領( 案 ) 等に基づくフォルダ ファイルの作成 データのチェック CDレーベルの作成 写真の取り込み 仕分け 写真管理ファイル作成( 写真管理機能 ) 電子納品支援ソフトの種類 タイプ1 工事写真の電子納品に対応 ( 写真管理ソフト ) タイプ2 工事写真以外 ( 打合せ簿 施工計画書 図面等 ) の電子納品に対応タイプ3 タイプ1( 写真管理ソフト )+タイプ2の統合タイプ 工事写真を電子納品するためには タイプ1が最低限必要となる 工事写真以外も電子納品するためには タイプ1+タイプ2 またはタイプ3が必要となる 107 管理情報の作成イメージ ( 電子納品支援ソフトでの入力 ) 工事管理情報の入力 INDEX_C.XML 写真管理情報の入力 PHOTO.XML 必須

55 電子納品支援ソフト選定のポイント 各電子納品要領 基準に対応しているか ( 年 月改訂版に対応しているか ) 無料の体験版を使って 機能 操作性を確認する ライセンス数によって価格は様々なので 使用形態を考慮する ソフトを導入している人に聞いてみる 109 ウィルス対策ソフト CD-R 書き込みソフト PDF 作成ソフト ウィルス対策ソフトの例 Norton Antivirus ウィルスバスター McAfee VirusScan CD-R 書き込みソフトの例 (CD-Rドライブに付属) B s Recorder Gold WinCDR Easy CD Creater WindowsXP に標準搭載の CD-R 書き込み機能は使えません PDF 作成ソフトの例 建築工事の図面レイヤリストファイルの作成等で使用 Adobe Acrobat

56 電子納品 ( 写真 ) ビューワソフト 電子納品の成果品を閲覧するためのソフト 写真ビューワソフトに必要な主な機能 サムネール表示ができること 検索 絞り込み機能を有すること 画素数が表示されること 写真ビューワソフトの例写管屋ヒ ューア 現場名人ヒ ューア 現場編集帳ヒ ューア 各社のホームページから無償ダウンロードが可能 留意事項 完成検査時には 事前協議に基づき 発注者または請負者が準備する ソフトは提出する電子媒体 (CD-R) に格納してはいけない 111 写真ビューワソフトのイメージ 使用ソフト 写真ビューワソフト ( 電子納品の成果品を閲覧するソフト ) 工種体系で表示されます サムネール表示 撮影箇所 ( 測点 ) による検索が可能です 写真に関する情報 ( 写真管理ファイル ) 画素数の表示 (100 万画素以上が必要 ) 例 約 190 万画素

57 電子納品チェックソフト 電子成果品の管理ファイルやファイル名 フォルダ名等が 工事完成図書の電子納品要領 ( 案 ) 等に従っているか否かを確認するためのソフト 国土交通省のホームページから無償でダウンロードできる 主なチェック内容 フォルダ名 ファイル名やフォルダ構成を確認 土木 ( 国土交通省国土技術政策総合研究所 ): 電子納品チェックシステム 建築 ( 国土交通省大臣官房官庁営繕部 ): 電子成果物作成支援 検査システム 形式のチェックであり 成果品の内容を確認するものではありません 管理ファイルの必須記入項目の有無や使用文字数 使用禁止文字を確認 電子納品チェックシステムのチェック内容 ファイル名などのチェック 管理ファイルに記入される必須記入項目の有無や使用文字数 使用禁止文字を確認 管理ファイル (XML ファイル ) の文法チェック 管理ファイル (XML ファイル ) が XML の文法に則って作成されているかを確認 PDF ファイルのセキュリティなどの確認 PDF ファイルの初期表示ページの設定 セキュリティの状態などを確認 CAD ファイルのレイヤ名のチェック CAD ファイルに記入されるレイヤ名が CAD 製図基準 ( 案 ) に従い作成されているか確認 (P21 形式のファイルのみ ) ボーリング交換用データのチェック ボーリング交換用データに記入される必須記入項目の有無や使用文字数 使用禁止文字を確認 データシート交換用データのチェック データシート交換用データに記入される必須記入項目の有無や使用文字数 使用禁止文字を確認

58 SXF ブラウザ SXF 形式で作成された CAD データを表示するためのソフト ( 閲覧 印刷等ができる ) 国土交通省のホームページから無償でダウンロードできる SXF ブラウザのダウンロード先 国土交通省国土技術政策総合研究所 CAD ソフト SXF 形式に対応したソフト OCF 検定合格ソフトを推奨 OCF( オープンCADフォーマット評議会 ) OCFは より確実なCADデータ交換を保証するため SXFフォーマットを推進し より多くのCAD ソフトに品質の高いSXFフォーマット実装し普及することを目的とするCADベンダーの団体 OCF 検定合格ソフト 36 社 41 製品のCADソフト (19 年 2 月 5 日現在 )

59 OCF 検定合格ソフト OCF( オープン CAD フォーマット評議会 ) のホームページで公開 富山県 CALS/EC のホームページ ホームページによる情報提供富山県 CALS/EC のホームページ 県の計画 富山県電子納品運用ガイドライン ( 案 ) とやま建設 IT 塾 FAQ( よくある質問 ) リンク集など ヘルプデスク ( 電子納品に関する質問 ) toyamacals@ne-con.co.jp 意見 問合せ 富山県電子納品運用ガイドライン ( 案 ) のダウンロード よくある質問 国土交通省のページへ 59

60 国土交通省国土技術政策総合研究所 国土交通省の電子納品要領 ( 案 ) 等のダウンロード Q&A 電子納品チェックシステム SXF ブラウザのダウンロード 119 国土交通省の要領 基準の Q&A

61 国土交通省大臣官房官庁営繕部 国土交通省の電子納品要領 ( 案 ) 等のダウンロード 電子成果物作成支援 検査システムのダウンロード 121 CORINS コード入手先 (JACIC ホームページ内 )

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