(最終版)ニホンザル第二種管理計画 表紙

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1 和歌山県ニホンザル第二種特定鳥獣管理計画 第 3 期 平成 29 年 4 月 1 日から 平成 34 年 3 月 31 日まで 平成 29 年 4 月 和歌山県

2 1 計画策定の目的及び背景ニホンザル (Macaca fuscata) は 本県では森林域を中心に古くから生息する哺乳動物としての生態的地位を占めている 近年 ニホンザルによる農作物被害が増加し これを防止するため様々な対策を実施しているが 果樹 野菜及び水稲などの被害額は 平成 27 年度で4,984 万円 (H23~27の 5 年平均で約 5,000 万円 ) に上っている このような経済的損失に加え 生産意欲の減退が農山村地域における深刻な問題となっている また 外来種であるタイワンザルが野生化し ニホンザルとの交雑が始まり ニホンザルの遺伝子かく乱が紀伊半島全域に波及することが懸念されたため 平成 13 年度に和歌山県サル保護管理計画を策定し 対策を講じてきた 平成 25 年にはこれを踏襲し ニホンザル個体群の維持を図りながら ニホンザルによる農林業被害など人との軋轢を軽減すること並びに遺伝子かく乱の防止等自然生態系の保護を目的として 和歌山県ニホンザル保護管理計画を策定し 対策に取り組んできた こうした中 平成 26 年 5 月に 鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律 が改正され 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律 と改められたことから 本計画も一部見直しを行い 同法第 7 条の2に基づく和歌山県ニホンザル第二種特定鳥獣管理計画 ( 第 2 期 ) に改めた しかし 被害額が依然として高い水準にあり 各種取組を強化するため上記計画を継承し 第 3 期計画を策定する 2 管理すべき鳥獣の種類 (1) ニホンザル (2) タイワンザル タイワンザルとニホンザルの交雑個体 ( 以下 交雑個体 という ) 3 計画の期間 平成 29 年 4 月 1 日から平成 34 年 3 月 31 日までとする 4 第二種特定鳥獣の管理が行われるべき区域 県内全域を管理区域とする 5 生息環境及び生息動向等 (1) 生息環境ア地勢和歌山県は 紀伊半島の南西部に位置し 北は大阪府 東は奈良県及び三重県 南は熊野灘 西は紀伊水道に接している ( 図 1) 東西約 94km 南北約 106kmに及び 総面積は4,725km2で日本国土の1.25% を占めている 大部分は紀伊山地を中心とする山岳地帯で 高野山 那智山など古代から親しまれている山々が多く 平地は少ないが諸河川の流域に開けている 河川のほとんどはこれらの山地に源を発し 紀伊水道や太平洋に注いでいる 海岸は 北の加太から南の熊野川河口に及ぶリアス式海岸で変化に富んだ海岸美が雄大な眺めを展開している - 1 -

3 イ気候暖流である黒潮の影響を受ける南部は 温暖で雨が多い太平洋気候区であり 北部は日照時間が長く年間を通じて降水量が少ない瀬戸内気候区となっている ウ森林等サルの生息地である県内の森林面積は 平成 27 年度で361,410ha であり 県土面積の76% と大きいが 山地の多くはスギやヒノキが植えられて利用されており 人工林率は61% その他薪炭林や椎茸原木林等は1% で 天然林率は38% と少ない 人工林の分布は 紀北地域で全体の18% 紀中地域で24% 紀南地域で58% を占め 奥山から海岸線付近まで広い範囲にわたって広がっている 天然林は 県南部の海岸沿いから内陸にかけてシイやカシ類などの常緑広葉樹林が広がっており 標高 600mあたりからは徐々に落葉広葉樹林が目立ち始め 1,0 00mを越える護摩壇山系などではブナ林もみられる 県北部ではコナラなどの落葉広葉樹林が主となり シイやカシ類との混交林も多くみられる 耕地面積 ( 畑地や水田 ) は 平成 27 年度で33,700haあり 県土総面積の 7% を占めている 耕地は 紀ノ川流域の広い範囲や 有田川 日高川流域に広がっている 果樹園地が森林内に入り込んでいる所も多い 耕作放棄地面積は 年々増加しており 平成 27 年度で4,661haある ( 図 2) 標高については 図 3のとおりであり 植生については 図 4のとおりである (2) 生息動向及び分布ア生態ニホンザルはオスの方が大きく 頭胴長 53~60cm 尾長 8~12cm 体重 10 ~18kgで メスは頭胴長 47~55cm 尾長 7~10cm 体重 8~16kg 程度である 出産は 2~3 年に1 回の割合で 栄養条件が良い場合は毎年になることもある 出産期は3 月から7 月頃までである どの群れであっても年変動が著しく 出産数は多い年と少ない年が交互におとずれるのが普通である 条件が良ければ群れ内の出産率が高くなり 幼児死亡率は低くなる オトナメス (5~7 歳以上 ) 当たりのアカンボ (1 歳以下 ) 数は 個体群の増加率を知る上での重要な指標になる 野猿公苑等で非常に餌に恵まれる等条件が良い場合 年当たりの増加率は15% 程度で ほぼ5 年で倍になる タイワンザルは ニホンザルと比較して一回り小さいが 特徴として尾が長い オスは 頭胴長 40~55cm メスは頭胴長 35~45cm 体重 6~10kgで 尾長は頭胴長の7 割 (25~35cm) ほどである ニホンザルよりも樹上で生活する傾向がある 群れや食性については ニホンザルと似ているが 仮にニホンザルが食べないものをタイワンザルあるいは交雑個体が食べれば 生態系に悪影響を与えることは否定できない イ群れ群れは いくつかの母と子からなる血縁集団と出自の異なるオスからなり 複数のオトナオス (7~8 歳以上 ) とその同数から5 倍程度の数のオトナメス そしてそのコドモ (4-2 -

4 歳以下 ) たちで構成される 通常 数 10 頭から100 頭程度が集まった群れ ( 集団 ) を作って生活している (*1:9p 参照 ) ウ食性ニホンザルは雑食性であるが 果実 種子及び昆虫が好物であり 花や若葉もよく食べる 季節毎にみるとそれぞれ5~6 種程度の主要な採食樹種があって それだけで大部分を占めている 被害作物が地域により異なるのは ニホンザルが新奇なものに手を出さない場合が多いからであり 初めは見向きもしなかった作物でも何年かたつと被害が出始めるが これは学習効果によるものである 基本的には 唐辛子などの多少の例外を除けば 人間の食べるものは何でも食べると考えられる また ニホンザルは主に日中に採食するため目撃されることが多い エ生息分布昭和 61 年度の調査による群れの県内分布は 図 5のとおりである 県中部から南部にかけて分布 生息している その後 群れ数が増加し 分布域が拡大している 平成 21 年度の調査は図 6 平成 24 年度は図 7 平成 28 年度は図 8のとおりである 本県におけるニホンザルの群れ分布は 有田地域から東牟婁地域までほぼ連続して存在しているため 全体で一つの地域個体群と考えている (3) 生息調査及び推定生息数本県では ニホンザルの生息状況を把握するため 群れの目撃頭数や出没頻度 加害状況等について聞き取り調査を実施している 昭和 61 年度の調査では 80の群れで2,210~2,735 頭のサルが生息していたと推定され ( 表 1) その後 平成 21 年度の調査では 180の群れで3,879~7, 260 頭 ( 表 2) と群れ数は約 2 倍 生息数は約 2.7 倍に増加したと推定される 平成 2 4 年度の調査では 180の群れで3,972~7,308 頭 ( 表 3) と平成 21 年度とほぼ同数であったが 平成 28 年度の調査では 181の群れで3,660~6,482 頭 ( 表 4) と 平成 24 年度と比較して群れ数は1 群増加 生息数は1 割程度減少したと推定される ニホンザルの増加率は 非常に餌に恵まれる等の好条件で年 15% 程度とされており 平成 24 年度の推定生息数 7,308 頭では増加数が1,096 頭となる 野生動物の個体数については 正確な把握が困難であり 7,308 頭という推定生息数が過小評価のおそれもあるが 平成 24 年度から27 年度の4 年間の平均捕獲数は1,345 頭と1,096 頭を大きく上回っていることから 増加数を上回る捕獲により生息数が減少したと考えられる また 群れ数については 平成 24 年度から28 年度にかけて5 群が消え 新たに6 群が確認されている 群れの減少については 捕獲による群れの消滅や他の群れへの統合 増加については 1 群れ当たりの個体数の増加による餌の競合や銃器での捕殺などによる分裂が一因と考えられる 表 1~4の群れ番号 1は タイワンザル及び交雑個体群である その他の群れはニホンザルであるが 交雑個体が紛れ込んでいる可能性もある (4) 捕獲状況サルの捕獲について 県では有害獣 ( サル ) 捕獲補助金制度を昭和 61 年度から開始し - 3 -

5 支援を行っており 平成 25 年度からは管理捕獲を開始した 平成 6 年度以降捕獲数は常に400 頭を超え 平成 22 年度以降は大幅に増加し年間 1, 100 頭以上となり 平成 24 年度には1,539 頭を捕獲している ( 図 9) 平成 22 年度以降 群れでの捕獲を目的とした囲いわなの設置が有田 日高管内ですすんだことも捕獲数の増加につながっているものと考えられる (5) 狩猟者の状況本県の狩猟免許所持者数 ( 図 10) 及び狩猟者登録数 ( 図 11) は 昭和 60 年度以降大きく減少したが 近年は下げ止まり傾向となり 平成 27 年度の狩猟者登録数はわずかに前年度を上回った 免許種類別の所持者数では 第一種銃猟免許所持者は一貫して減少しているが わな猟免許所持者は農家等による自衛手段としての免許取得等が進み 増加している また 狩猟免許所持者の年齢構成をみると 60 歳以上が最も多く 50~59 歳がそれに続くなど 狩猟者の高齢化が進んでいる ただし 平成 27 年度は20 歳代から 40 歳代の3つの年代で免許所持者数が増加しており 今後若返りが期待される ( 図 1 2) (6) 農作物被害等及び防除対策状況ア農作物被害等被害金額は 平成 11 年度の9,370 万円が最大で その後減少しているものの ここ数年は横ばいで推移しており 平成 27 年度には4,984 万円もの被害が発生している ( 図 13) サルによる農作物の食害は 被害金額以上に農家の耕作意欲の減退といった精神的なダメージが大きい また 地域別に見ると日高 西牟婁地域で被害が大きい ( 表 5 図 14) 作物別では 果樹の被害が一番多く 野菜 水稲と続いている ( 表 6 図 15) その他 人慣れが進んでいるサルは 人家等への被害を及ぼす場合もある イ防除対策状況一部地域では サル対策用の防護柵を設置しているが 未整備の地域が多い 被害防止対策事業を活用し 平成 27 年度までに234kmの柵が設置されている ( 図 16) (7) 和歌山県ニホンザル第二種特定鳥獣管理計画 ( 第 1 期 ) の評価平成 25 年度に県保護管理計画を策定し 個体数調整のための管理捕獲を開始するとともに 柵の設置による防除や地域での追い払い活動等の被害防止対策を推進してきた さらに 第一種銃猟免許所持者の減少を食い止めるため 平成 25 年度から狩猟の魅力研修を実施し その魅力や面白さを伝えることで新たな狩猟者の育成に努めてきた これらの結果 有害捕獲と管理捕獲をあわせた許可捕獲で 平成 22 年度以降は農地周辺に出没する加害個体を中心に年間 1,100 頭以上を捕獲 これにより平成 24 年度から平成 28 年度にかけて 県内生息数は1 割程度減少したと推測される また 被害防止のためのサル用防護柵については県単独事業で平成 13 年度から23 年度の10 年間での整備距離が98kmであったのに対し 平成 24 年度から27 年度の4 年間で 136kmの整備がすすんだ - 4 -

6 しかしながら被害金額は平成 22 年度から 5,000 万円前後で推移し 被害が減少して いないことから 加害個体の捕獲や防護柵の設置等 継続して対策をすすめる必要がある 6 管理の目標ニホンザルの管理目標は 人間との良好な共存状態を長期的に維持しながら農林業被害の軽減を図ることである また タイワンザルによるニホンザルの遺伝子及び生態系のかく乱を防止し 生態系の保全を図ることである 具体的には次に掲げることを目標とする (1) 農作物被害を今後 10 年間で半減させることを前提に 計画期間の最終年度である平成 33 年度の被害額を 予測額 5,497 万円 ( 図 17) の70% である3,800 万円まで抑えることを当面の目標とする また 個体数については 計画期間中 5カ年は年間 1,500 頭以上を捕獲する (2) 被害の著しい群れについては 大幅に生息数を減少させる (3) タイワンザルを根絶させる また 交雑個体についても根絶を目指す 有害捕獲や管理捕獲を重点に 農地への防護柵の設置や環境整備など総合的に取り組む なお 生息数や捕獲数の動向 農林業被害金額等について継続的かつ的確に把握し データを基に目標の達成状況の評価を行う 7 被害防止対策に関する事項ニホンザルは集団性で餌条件の良い場所では個体数が増加するため 農作物等の栄養価の高い食物を食べさせない取組が第一に求められる 柵等で農作物を防護するとともに集落での生ゴミ等 その他の餌をなくす対策も必要である また ニホンザル対策は群れを追い払う取組が重要であるため 他の鳥獣対策以上に集落ぐるみの取組が求められる 集落ぐるみの取組においては 農耕地等に寄せ付けない体制作りが重要である 被害実態を把握し 農耕地周辺での侵入防止対策 生ゴミや廃棄果樹などの誘引物除去等の対策を講じるとともに追い払いを実施するなど 市町村 農業従事者等地域住民 農業関係団体ら地域が一体となった総合的な被害防止対策を実施する また 新たな防除技術に関する情報収集と普及 ( セミナーの開催等 ) に努め 地域住民のレベルアップを図っていく (1) 対策ア対策の種類とその内容 ( ア ) 要因除去法集落や農地にニホンザルを誘引する原因を取り除くことによって 群れを集落や農地に近づけない または近づくきっかけを与えないための方法 集落や農地に誘引する要因としては 収穫しない農作物 捨てられた生ゴミや農作物 休耕地や法面に生える草本等が挙げられる ( イ ) 集落 農地環境改変法物理的または心理的障壁を作ることによって 集落や農地周辺にニホンザルが近づきにくくする方法 - 5 -

7 具体的には 人間とニホンザルの生活域の境界である林縁部の伐採 隠れ場にならない緩衝地帯の設置 裏山に積極的に人間が入ること 犬を連れて早朝の散歩を行うこと等が挙げられる ( ウ ) 侵入防止法農地等を漁網 電気柵 金網ハウス 猿落君等で囲う方法 農作物等の栽培地などでは 柵で囲った中で犬を放し飼いにする方法も効果的である 弾性ポールとネットを使用した いわゆる猿落君は ニホンザルの侵入を遅らせるものであるので 追い払い法を併せて実施する 電気柵は 漏電しないように維持管理に注意を払うなど柵の特性を踏まえたニホンザル対策を実施する ( エ ) 追い払い法集落や農地に出没したニホンザルを集落や農地から追い出す方法 花火 爆竹 モデルガンの使用及び空砲の活用 (*2:10P 参照 ) なお 花火等の使用に当たっては 火災を起こさないよう注意する また 犬を使ってニホンザルを追うことは効果的である 根気よく長期間続ける必要がある イ対策の実施要因除去法は 被害防除の基本であり すべての場合において簡単にできるものは速やかに実施する 集落 農地環境改変法も先ず 適用を検討することから始める 侵入防止法は 様々な特性があるため 防護者が対処できる体制を考慮して選択する 追い払い法を効果的に実施するには 次に記載するようなことについて 集落の合意形成から始める必要がある (2) 集落全体での取組の推進ニホンザル対策では集落における研修会や集落診断を実施し 上記の被害対策を高齢者や女性を含め皆が参加し 集落ぐるみで取り組むことで効果が上がる また 継続した取組を行う上で 集落のひとりひとりが何らかの役割を担うことが重要である (3) 総合的な対策を実施するための体制ア市町村の取組に対する支援 鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律( 平成 19 年法律第 134 号 ) に定める市町村の 被害防止計画 の策定を推進してきた 平成 28 年 4 月の時点で30 市町村全て策定済みであり その内の24 市町村でサルを対象鳥獣としている ( 表 8) イ人材育成地域における被害実態等の状況を熟知している農業協同組合職員や市町村職員等に対して研修を実施し 鳥獣害対策アドバイザーとして認定する制度を設け 平成 28 年度までの11 年間に179 名を認定している 地域における鳥獣害対策のリーダーとしての活躍が期待される ウ鳥獣被害対策本部県関係部局及び関係機関の情報共有や総合的な調整を行うことを目的として 平 - 6 -

8 成 22 年度に和歌山県鳥獣被害対策本部を設置した また同年 市町村や振興局等による広域推進体制を構築し もって地域における被害対策を強力に推進するため 振興局毎に地域鳥獣被害対策本部もあわせて設置した 8 第二種特定鳥獣の数の調整に関する事項 (1) 個体数管理の考え方農林業被害を及ぼすニホンザルの群れに対し 前項の被害防止対策を地域の実情に応じて実施するだけでなく 増えすぎた個体数を減少させることが重要である また 農作物等に執着し 多大な被害を及ぼすニホンザルの群れは全頭捕獲も視野に入れ 様々な対策を検討する 被害を及ぼすハナレザルも駆除する また ニホンザルは個体数の増加により大きな群れになると分裂する可能性が大きくなり それに伴って被害が増加する傾向があるので 群れの分裂を引き起こさないように群れ単位での個体数管理についても検討する 特定鳥獣保護管理マニュアル (2000 年環境省 ) では 最低限の地域個体群は 最低限 20 群または約 1,000 頭かつ250km2以上の連続した分布域の確保である考え方を目安とする記述があったが 特定鳥獣保護 管理計画作成のためのガイドライン (2016 年環境省 ) では それぞれの地域の状況を把握 分析し 各々の地域個体群の扱い方を決めてゆくことが求められている これらを踏まえ 県はニホンザルの状況の把握 分析に努め 農作物や特用林産物に被害を及ぼさない所で存続するように配慮しつつ 市町村と連携して有害捕獲又は管理捕獲を行うものとし 今後 平成 33 年度の被害額を予測額 5,497 万円の70% である3,800 万円まで減少させるため 加害レベルの高い群れを重点に現在の捕獲数の20% 増にあたる1,5 00 頭以上の捕獲を目指す また 平成 13 年度にタイワンザル及び交雑個体の母群である大池地域 ( 和歌山市 海南市 ) を対象に和歌山県サル保護管理計画 (H13~16) を策定し 捕獲事業を開始した 計画の期間が終了した平成 17 年度以降も 計画の方針を踏襲しながら タイワンザル等の全頭捕獲に向け 事業を継続している なお ニホンザルの群れにおいて タイワンザルや交雑個体が発見された場合は捕殺に努める (2) 個体数管理の方法ア加害レベルニホンザルの群れの状況はそれぞれ異なり 群れの出没頻度 出没規模 被害内容による加害レベルを対策選択の目安とする ( 表 7) 一般にニホンザルによる被害の程度は 集落 農地への出没頻度が高まると 農作物被害が増加する また 人慣れの程度が進むと人家への侵入も見られ 人身被害が発生する恐れも生ずる イ加害レベルに応じた管理平成 28 年度の調査 ( 全群れ数 181) から出没状況をみると 群れ全体が農地にほぼ通年出没する等加害レベル4または5の群れが13(7%) 季節的に出没する等加害レベル2または3の群れが127(70%) である また 農林作物等の被害状況からみると農作物に被害を及ぼす加害レベル2 以上の群れは140(77%) である ( 図 8 表 4-1) - 7 -

9 その対策にあたっては 加害レベルや地域の実情を考慮し 全頭捕獲や一部捕獲 追い払いを組み合わせて実施するが 毎年 1,100~1,500 頭以上を捕獲しているにもかかわらず県全体の被害額が減少に転じないことから 今後 加害レベルの高い群れを重点に 現在 (H27) の捕獲数の20% 増に当たる年間 1,500 頭以上の捕獲を目指す ウ捕獲方法等著しい被害を及ぼすニホンザルの群れ全体の捕獲を目指す場合には 囲いわなが効果的である また 近年は大型捕獲わなとICT 捕獲装置を組み合わせ 多頭を捕獲する方法も導入されている 囲いわなや大型捕獲わなの使用に当たっては 餌の管理や捕獲のタイミング等専門家の指導を仰ぎつつ 実施するものとする また 被害を及ぼす加害個体の捕獲には銃や箱わなが有効である 箱わなの設置は 農地内で行わずに侵入ルート上で行うことや過度な撒き餌によりニホンザルの群れを呼び寄せないようにすることが肝要である 被害地に近い場所での銃の使用は追い払い効果も得られるが 安全性を第一に考える また 群れを対象に銃を使用する場合は 分裂につながる可能性があるため 取り逃がし個体の動向についても注意を払うものとする エ有害鳥獣捕獲の推進有害鳥獣捕獲は被害防止対策としての効果も認められるため 今後も各地域の被害実態に応じて 市町村 農業従事者等地域住民 狩猟関係団体らの連携を図り 適正かつ計画的 効果的に実施する オ管理捕獲の実施ニホンザルの生息実態を踏まえ 必要に応じて管理捕獲を実施する 加害群れに対して分裂を防ぐために群れサイズを抑制することや著しい被害を及ぼす群れの全頭捕獲も検討し 実施することとする カ捕獲個体の処理等わなで捕獲したサルは 銃による止めさし または二酸化炭素の使用等 できるだけ苦痛を与えない方法で殺処分するものとする 捕獲個体から得られるデータは できる限り保護管理対策推進のための資料として活用する 交雑個体の評価のため 尾長データの把握に努める なお 捕獲及び処理に際しては人獣共通感染症に留意するものとする キ狩猟者の確保近年の狩猟者数の動向は わな猟免許 の取得者が増加傾向にあるものの 全体として減少し 高齢化が進んでいるので 新たな狩猟免許所持者の確保に努める必要がある 被害対策の一環として農林業従事者自ら捕獲できるよう 狩猟免許取得を奨励し 野生鳥獣に関する知識と捕獲技術の向上と効率的かつ安全な捕獲活動を推進するものとする 9 第二種特定鳥獣の生息地の保護等に関する事項基本的に対象獣の種類に関わらず 鳥獣保護区等の野生鳥獣保護優先地域の連続的 ( 時間的 面的 ) な設定をもって生息環境の保護を図る 長期的には人工林の間伐による下層植生の回復 広葉樹の植栽等による多様な森林づくりなど 様々な野生鳥獣が生息できる環境を整えることにより 人間の生活圏にニホンザル等野生 - 8 -

10 動物を近づかせないように棲み分けを図る 10 その他第二種特定鳥獣の保護管理のために必要な事項 (1) 計画の実施体制本計画に基づき 施策を推進するため 関係省庁や地方自治体 ( 近隣府県 県内市町村 ) 等各行政部局間の連絡 調整を密にするとともに関係市町村においては鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律に基づく被害防止計画との整合性を図る 効果的に対策を実施するために行政域を超えた広域での取組も必要に応じて行う また 農林業関係者 地元住民 猟友会関係者及び自然保護関係者との意見調整を行い 本計画に反映させていく体制をとる 加えて有識者で構成する 和歌山県第二種特定鳥獣管理計画検討会 において モニタリング結果等を検証し 本計画の評価を行う これらを基に県は 必要に応じて管理目標及び管理対策の見直しを行う (2) モニタリング等の調査研究本計画を実施し フィードバック管理するため モニタリングする事項を次のとおりとする ア被害調査イ群れ及び個体数調査ウ雌雄別捕獲頭数 捕獲箇所等の把握なお 個体数の調整に関する事項については フィードバック管理により ニホンザル個体群を適切に存続させるため 常に検証することとし 隣接府県等とも連携する その際には 施策の内容について本方針を変更する必要が生じる可能性もある また 計画期間内であっても モニタリング結果等により 必要に応じて計画の見直しを行うこととする (3) 捕獲等に伴う事故 違反の防止狩猟者団体と協調し 捕獲従事者に対して安全対策やマナーの向上についての研修を行う また 警察と連携して事故や違反の防止に万全を期す (4) 情報提供捕獲や被害に関する情報等について 本県のホームページ等を通じて広く県民に情報提供するものとする *1 生態 群れについて一群れ当たりの行動域は 群れサイズ ( 個体数 ) やその地域の植生などにより異なるが 数平方キロから数 10 平方キロになる 基本的に群れ同士は敵対的であり 行動域が多少オーバーラップしても 各群れが高い頻度で利用する中心地域では排他的である 行動域が広い場合はその中に針葉樹の植林地が含まれている場合が多い 群れは行動域の中を遊動して歩き回っており 決まったねぐらは持たない ただ行動域内を良く知っていて 夏の暑い時期には涼しいところ 冬には暖かいところにいることが多い 風雨が強ければ それを避けることのできる場所を選ぶ 農作物被害が出ている地域では 耕作地の周辺を離れずに歩き回っている群れがある オスは オトナになるといったん群れを出て ハナレザルになる 普通は群れを出ても 群れの近くを徘徊している場合が多いが いつかは他の群れに移っていく このことが 結果として近親交配を避けるメカニズムになっている 状況次第では かなり遠方まで移動する その一方で ある特定の農耕地周辺に居着いてしまうオトナオスもいる こうしたハナレオスは時としてかなり大胆になり 人を脅したり 人家に侵入したりすることがある このようなオスが群れに入ると 時として人を怖がらず 人家近くに頻繁に出没するような悪い習慣を群れ全体に伝えることになると言われている 群れサイズが大きくなるなどいくつかの要因が引き金となって分裂が起こる 分裂は多くの場合 血縁集団を基本単位として起こるが 散発的に群れから離れていったメスが中心になり その回りにハナレザルのオスが集まって 新しい群れが形成される場合も多い - 9 -

11 *2 空砲について空砲を撃つ場合は 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律第 9 条にもとづく許可を得た上で行うこと

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