SQL Server 2012 自習書シリーズ新機能編 No.4 SQL Server 2012 新機能ダイジェスト (BI 編 ) Published: 2011 年 10 月 10 日 RTM 対応版 : 2012 年 8 月 10 日 有限会社エスキューエル クオリティ

Transcription

1 SQL Server 0 自習書シリーズ新機能編 No.4 SQL Server 0 新機能ダイジェスト (BI 編 ) Published: 0 年 0 月 0 日 RTM 対応版 : 0 年 8 月 0 日 有限会社エスキューエル クオリティ

2 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト (BI 編 ) この文章に含まれる情報は 公表の日付の時点での Microsoft Corporation の考え方を表しています 市場の変化に応える必要 があるため Microsoft は記載されている内容を約束しているわけではありません この文書の内容は印刷後も正しいとは保障で きません この文章は情報の提供のみを目的としています Microsoft SQL Server Visual Studio Windows Windows XP Windows Server Windows Vista は Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です その他 記載されている会社名および製品名は 各社の商標または登録商標です Copyright 0 Microsoft Corporation. All rights reserved.

3 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト (BI 編 ) 目次 STEP. SQL Server 0 の BI 関連の新機能の概要 SQL Server 0 の概要 SQL Server 0 で提供される主な BI 新機能の概要... 6 STEP. Power View によるレポート作成 Power View の概要 この Step で作成する Power View レポート Power View レポートのデータソース (PowerPivot ファイル ) Power View レポートの基本操作 レポートの保存と閲覧 再編集 タイルやカードを利用したレポートの作成 散布図 / バブルチャートを利用したレポートの作成 PowerPoint にエクスポート... 5 STEP 3. その他の注目の新機能 Reporting Services の新機能 ( データ警告 ) Analysis Services テーブルモデルのサポート (xvelocity) PowerPivot for Excel の新機能 STEP 4. 付録自習書を試す環境について 自習書を試す環境について サンプルデータベース (NorthwindJ) の作成 Power View レポートのための PowerPivot ファイルの作成 データ警告のためのレポート作成 (Reporting Services)

4 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 STEP. SQL Server 0 の BI 関連の新機能の概要 この STEP では SQL Server の最新バージョンである SQL Server 0 で提供さ れる BI 関連の新機能の概要を説明します この STEP では 次のことを学習します SQL Server 0 の概要 SQL Server 0 の BI 関連の新機能の概要 4

5 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編. SQL Server 0 の概要 SQL Server 0 の概要 SQL Server の最新バージョンである SQL Server 0 には 非常に多くの新機能が提供さ れています その主なものは 次のとおりです SQL Server AlwaysOn による可用性の向上 新機能編 No. で詳しく説明 列ストア インデックスによる飛躍的な性能向上 新機能編 No.3 で詳しく説明 DWH 関連の機能強化 新機能編 No.3 で詳しく説明 DQS Data Quality Services によるデータ品質の向上や BI 分析関数の提供など 開発生産性の向上 新機能編 No. で概要を説明 新しい Transact-SQL 関数や SQL Server Data Tools SSDT の提供など ビッグデータ対応のインメモリ BI 本自習書で概要を説明 インメモリのカラム ベース エンジン xvelocity による ビッグデータ対応の高速 BI 機能 Analysis Services テーブル モデル Tabular Model BI 関連の強化 本自習書で詳しく説明 Power View による容易なデータ分析レポート作成や Reporting Services のデータ 警告機能 PowerPivot のバージョンアップなど SQL Server 0 には 非常に多くの新機能が提供されていますが この自習書では BI ビジ ネス インテリジェンス 関連の新機能を詳しく説明します その他の機能については 本自習書 シリーズの新機能編 No. 新機能ダイジェスト No. SQL Server AlwaysOn による可用 性の向上 No.3 DWH 関連の新機能 で詳しく説明していますので こちらもぜひご覧いただ ければと思います SQL Server 0 評価版 Evaluation のダウンロード SQL Server 0 には 6 ヶ月間限定で利用できる評価版もあります これは SQL Server 0 Evaluation と呼ばれ Enterprise エディションとまったく同じ機能を備えています SQL Server 0 Evaluation は 以下の URL からダウンロードすることができます SQL Server 0 Evaluation 5

6 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編. SQL Server 0 で提供される主な BI 新機能の概要 SQL Server 0 で提供される主な BI 新機能の概要 SQL Server 0 には 非常に多くの BI Business Intelligence 関連の新機能が提供されて います ここでは次の 5 つ分けて概要を説明します Power View による容易なデータ分析レポートの作成 PowerPivot for Excel の進化 バージョン アップ Analysis Services でのテーブル モデル Tabular Model のサポート xvelocity Reporting Services のデータ警告機能によるメール送信 DWH データ ウェアハウス 関連の機能強化 Power View による容易なデータ分析レポートの作成 SQL Server 0 では Power View と呼ばれる 新しいデータ分析 レポーティング ツー ルが提供されました Power View を利用すると 従来のレポーティング ツールであるレポート ビルダーや 高度なデータ分析が可能な PowerPivot for Excel ツールよりも 容易に見栄えの 良いデータ分析レポートを作成することが可能です 以下の画面は Power View を利用してデータ分析レポートを作成しているときの様子です Power View で データ分析レポート を作成しているときの様子 画像を表示可能 グラフが動的に変化 グラフ自身がスライサー フィルター となる 推移を確認可能な動的な バブル チャート このように より使いやすいレポーティング ツールが登場したことで エンドユーザーが自らレ 6

7 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 ポートを作成する セルフ サービス データ分析 がより実現しやすくなりました Power View ツールの特徴は 次のとおりです 直感的な操作で簡単にレポートを作成できる 見栄えの良いレポートを簡単に作成できる レポート内に画像を簡単に配置できる グラフ同士を連動させることができる グラフ自身がスライサーとなって グラフ同士が 選択された値によって動的に変化する 再生可能なバブル チャートを作成できる 時間によって変化する値をアニメーションで 確認可能 軌跡を表示できる Power View を利用すると 従来のレポーティング ツールではできなかった 表現力豊かなレポ ートを 簡単に作成することができます また よりエンドユーザーが使いやすいように 直感的 な操作ができるようになっています Power View のレポート作成例 Power View では 次のようなレポートを簡単に作成することができます レポート例１ タイル形式で 商品を選択 棒グラフをクリックして 絞り込みも可能 商品情報を カード形式 で表示 絞り込みが連動する 005年と 006年の データのみが表示さ れている 7

8 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 レポート例２ 絞り込みが連動する 選択した区分のみ が表示される バブルをクリックして 絞り込みも可能 Ctrl キーで複数選択可 レポート例 3 売上の推移 軌跡 を表示 8

9 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 PowerPivot for Excel の進化 バージョン アップ PowerPivot for Excel は SQL Server 008 R から提供されたデータ分析ツールですが SQL Server 0 の PowerPivot for Excel はバージョン アップして 多くの新機能が提供されま した その主なものは 以下のとおりです KPI Key Performance Indicator 重要業績評価指標 への対応 書式 Format 設定の永続化により 書式がピボットテーブルへ反映可能に 並べ替え列のサポートにより 別の列で並べ替えが可能に ダイアグラム ビューによるグラフィカルなリレーションシップ管理のサポート 階層のサポートにより 階層関係のあるフィールド たとえば 大分類 中分類 小分類 商品のような関係 をワンクリックで配置可能に フィールド一覧に表示されるフィールドの表示順序の変更が可能に パースペクティブのサポートにより 不要な列 メジャーを簡単に非表示に可能 ドリルスルーのサポート BLOB データ varbinary(max) のサポート DAX Data Analysis Expressions 関数の大幅強化 PATH や PATHITEM 関数によ って親子階層への対応も可能 以下の画面は ダイアグラム ビューでリレーションシップを設定しているときの様子です 並べ替え列も 設定可能 リレーションシップを グラフィカルに編集可能 KPI や 計算メジャー 階層の作成 が可能 9

10 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 以下の画面は KPI をグラフィカルに設定しているときの様子です KPI をグラフィカ ルに設定 このように PowerPivot for Excel は進化し さらに本格的なデータ分析レポートが簡単に作成で きるようになりました また 後述の Analysis Services テーブル モデル Tabular Model を利用した場合には 以 下の機能も利用できるようになるので ビッグデータ対応や性能向上 セキュリティの強化を実現 することも可能になりました 大量データへの対応 ビッグデータ対応 パーティショニング ロールを利用した行レベル セキュリティ Analysis Services でのテーブル モデルのサポート xvelocity インメモリ BI SQL Server 008 R では PowerPivot で採用されたインメモリのカラムベース エンジン VertiPaq で動作する Analysis Services は PowerPivot for SharePoint としてイン ストールした場合にのみ利用することができましたが SQL Server 0 からは VertiPaq エ ンジンが進化して xvelocity という名称へ変更され 単体でも動作させることができるよう になりました SQL Server 0 では インストール時に以下の画面のように 表形式モード Tabular Mode を選択することで 単体の Analysis Services エンジンとして xvelocity モ ードで動作させることが可能です 表形式モード Tabular Mode 選択すると xvelocity モードの Analysis Services インメモリ BI としてインストール可能 0

11 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 また SQL Server Data Tools 以前のバージョンの Business Intelligence Development Studio では 新規プロジェクトの作成時に 次のように Analysis Services 表形式プロジェ クト Tabular Project を選択することで xvelocity モードの Analysis Services へ配置可 能なデータベース テーブル モデル を作成できるようになりました 従来型の MOLAP ROLAP キューブ 新モデル テーブル モデル Tabular Model PowerPivot ファイルから テーブル モデルを作成する ことも可能 以下の画面は テーブル モデル 表形式モデル Tabular Model のプロジェクトを作成してい るときの様子です Analysis Services テーブル モデル Tabular Model テーブル モデルは PowerPivot for Excel と同じような操作性で作成することができます ま た このモデルでは ロールを利用した行レベルのセキュリティ や パーティショニング 機 能が利用できるので セキュリティ強化やビッグデータへの対応 性能向上を実現することも可能

12 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 になりました Reporting Services のデータ警告 Alert 通知 機能 SQL Server 0 では Reporting Services の新機能の つとして データ警告 機能が提供 されました この機能を利用すれば レポート内のデータを利用して 特定のルールに基づいて メールを送信するといったことを簡単に行えるようになります たとえば 在庫<=発注点 とい うルールを設定して 在庫が発注点を下回ったら メールを送信する という設定の場合は 次の ように設定します データ警告の設定 在庫 <= 発注点 というルール を設定し 在庫が発注点を下回った らメールを送信するようにデータ警 告を設定 警告を実行する 間隔を設定 メールの送信先や 件名の設定 データ警告機能に よって送信された メール 在庫 <= 発注点 という条件に合致す るデータのみが送信 されてきている このように データ警告を利用すれば フィールド間あるいは特定の値に対してルールを設定する

13 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 ことができ その結果を定期的にメールとして通達することができるので 大変便利です DWH に関する新機能 列ストア インデックスや DQS SQL Server 0 では データベース エンジンおよび DWH データ ウェアハウス エンジ ンの機能強化として 列ストア インデックス が提供されました このインデックスは 前述の xvelocity エンジン インメモリのカラムベース エンジン を RDB へ応用したものです この エンジンでは 列単位でインデックスを格納し それらは高度に圧縮されています 列ストア インデックスは 大量のデータに対する集計処理時に大きな性能向上を期待できる機能 です 特に 夜間バッチ処理時 夜間バッチでの日次集計や月次集計処理など や DWH デー タ ウェアハウス 環境での集計処理時に大変役立つ機能です 弊社のお客様データ 億 千万 件の DWH を利用して 列ストア インデックスの性能効果を検証したところ 以下のような結 果が得られました 0倍 46.9倍 59.7倍 5倍 テストに利用したハードウェア環境 Xeon.66GHz Quad*２ 計８コア メモリ 3GB RAID 0 ストレージ GB キャッシュ 詳細は 本自習書シリーズの新機能編 No. で説明していますが 列ストア インデックスを採用 することで 5 0 倍もの性能向上を確認することができました 列ストア インデックスは 作成も簡単で 次のように操作するだけで作成できます 列ストア インデックス を作成しているところ 列ストア インデックス へ含める列の一覧 3

14 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 そのほかにも SQL Server 0 では DWH データ ウェアハウス 関連の機能強化が多く 行われています データ品質を向上させることができる DQS Data Quality Services や データ分析で役立つ Transact-SQL 関数などが提供されています それぞれの特徴は 次のとお りです DQS Data Quality Services によるデータ品質の向上 DQS を利用すると データ クレンジング や 名寄せ 処理が可能 データ ウェア ハウスの構築に欠かせないデータ品質の向上が可能 DQS ツールで データ品質を 高めるためのルール作成が可能 ここで入力した値へ 修正するようにする 正しい値へ変換 間違った値 正しい値 DWH BI で役立つ Transact-SQL 分析関数 Analytic Functions のサポート LEAD や LAG CUME_DIST 関数などのサポートや ウィンドウ操作が可能な OVER 句がサポートされてデータ分析が容易に データ分析でよく利用する計算値 累積値や比 率 前年同月値 移動累計 移動平均など を簡単に計算可能に その他の BI 関連の新機能 SQL Server 0 には まだまだ多くの BI 関連の新機能が提供されています その主なものは 次のとおりです Reporting Services での Excel エクスポート時のフォーマットの変更 xlsx 形式へ Integration Services のユーザー インターフェース変更 操作性の向上 MDS マスター データ サービス の Excel アドイン このように SQL Server 0 では多くの BI DWH 関連の新機能が提供されています 以降 では これらのうち BI 関連の注目の新機能 Power View やデータ警告 PowerPivot for Excel テーブル モデルなど を簡単に試せるように ステップ バイ ステップ形式で画面ショット満載 で説明しますので ぜひ試しながら読み進めてください 4

15 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト (BI 編 ) STEP. Power View によるレポート作成 この STEP では Power View を利用して データ分析レポートを作成する手順 を説明します この STEP では 次のことを学習します Power View の概要 Power View レポートのデータソースの準備 Power View レポートの基本操作 Power View レポートの保存 / 閲覧 / 再編集散布図 / バブルチャートを利用したレポートの作成方法 5

16 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編. Power View の概要 Power View の概要 SQL Server 0 では Power View と呼ばれる 新しいデータ分析 レポーティング ツー ルが提供されました Power View を利用すると 従来のレポーティング ツールであるレポート ビルダーや 高度なデータ分析が可能な PowerPivot for Excel ツールよりも 容易に見栄えの 良いデータ分析レポートを作成することが可能です 以下の画面は Power View を利用してデータ分析レポートを作成しているときの様子です Power View で データ分析レポート を作成しているときの様子 画像を表示可能 グラフが動的に変化 グラフ自身がスライサー フィルター となる 推移を確認可能な動的な バブル チャート Power View の特徴は 次のとおりです 直感的な操作で簡単にレポートを作成できる 見栄えの良いレポートを簡単に作成できる レポート内に画像を簡単に配置できる グラフ同士を連動させることができる グラフ自身がスライサーとなって グラフ同士が 選択された値によって動的に変化する 再生可能なバブル チャートを作成できる 時間によって変化する値をアニメーションで 確認可能 軌跡を表示できる このように Power View を利用すると 従来のレポーティング ツールではできなかった 表現力 豊かなレポートを作成することができます また よりエンドユーザーが使いやすいように 直感 的な操作ができるようになっています 6

17 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編. この Step で作成する Power View レポート この Step で作成する Power View レポート この Step では 次の PowerPivot ファイルをデータソースとして Power View レポートを作 成していく手順を説明します PowerPivot ファイル 年 商品区分 月ごとの推移 売上金額 商品名 作成するレポート１ Power View ツール のレポート編集画面 商品区分の画像を 配置して スライ サーとして利用 月ごとの売上金額 を棒グラフで表示 7

18 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 作成するレポート２ 商品ごとの 月ごとの売上 作成するレポート３ タイル形式で 商品を選択 棒グラフをクリックして 絞り込みも可能 商品情報を カード形式 で表示 絞り込みが連動する 005年と 006年の データのみが表示さ れている 8

19 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 作成するレポート４ 絞り込みが連動する 選択した区分のみ が表示される バブルをクリックして 絞り込みも可能 Ctrl キーで複数選択可 売上の推移 軌跡 を表示 9

20 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編.3 Power View レポートのデータソース PowerPivot ファイル Power View レポートのデータソース PowerPivot ファイル 最初に Power View レポートのデータソースとして使用する 次のような商品の売上分析が行え る PowerPivot ファイルをレポート サーバー SharePoint Server 上へアップロードします PowerPivot データ をもとに作成した ピボット テーブル例 PowerPivot データ 受注明細テーブル の受注金額 NorthwindJ データベースから取得した 受注や受注明細 商品 商品区分テーブルなど この PowerPivot ファイルは サンプル スクリプト内の NorthJ.xlsx というファイルです このファイルを から作成する手順については 付録に記載しています 0

21 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 PowerPivot ギャラリーへの配置 PowerPivot ファイルを Power View レポートのデータソースへ設定するには SharePoint Server 上の PowerPivot ギャラリー へファイルをアップロードします. ファイルをアップロードするには 次のように任意の PowerPivot ギャラリーを開いて ド キュメント タブの ドキュメントのアップロード メニューから ドキュメントのアップロ ード をクリックします 3 4 ドキュメントのアップロード ページが表示されたら 参照 ボタンをクリックします. アップロードするファイルの選択 ダイアログが表示されたら サンプル スクリプト内の NorthJ.xlsx ファイルを選択して 開く ボタンをクリックします 3 3. ドキュメントのアップロード ページへ戻ったら 名前 へ NorthJ.xlsx ファイルへの

22 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 パスが表示されていることを確認して OK ボタンをクリックします これで PowerPivot ギャラリーへの配置が完了です 4. 配置された PowerPivot ファイルは 次のように表示されます 配置された PowerPivot ファイル

23 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編.4 Power View レポートの基本操作 Power View レポートの基本操作 次に 簡単な Power View レポートを作成しながら Power View の基本的な操作方法を試し てみましょう. Power View レポートを作成するには 次のように PowerPivot ギャラリーへ配置した PowerPivot ファイルの右上に表示される Power View レポートの作成 をクリックしま す. これによって 次のように Power View レポートの作成画面が表示されます リボン レポートの タイトル キャンバス 3 テーブル一覧 が表示される

24 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 3. 次に 画面右側に表示されるテーブルの一覧の中から 商品区分 テーブルを展開して 区 分画像 列をチェックします 区分画像が テーブル形式で 表示される レポート上に 区分画像がテーブル形式で表示されることを確認できます 4. 次に 作成されたテーブルを選択したままで リボンの スライサー をクリックします スライサーに 変更される 区分画像がテーブル形式からスライサーへ変更されたことを確認できます 5. 次に レポート上の任意の場所 スライサー以外の場所 をクリックしてから 次のように 商 品区分 テーブルの 区分名 をチェックします 4

25 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 区分名がテーブル形式 で表示される 区分名がテーブル形式で表示されることを確認できます 6. 続いて そのまま 次のように 受注明細 テーブルの Σ 受注金額 をチェックします テーブルに 受注金額が追加される テーブルに 受注金額 列が追加されて 区分ごとの受注金額の合計が計算されていることを 確認できます Note データ型が 通貨 の列は自動で Σ 値として扱われる 受注明細 テーブルの Σ 受注金額 や Σ 単価 フィールドのように PowerPivot でデータ型が 通貨 と している列は Σ 値 フィールドとして扱われ 自動的に合計値が計算されます 7. 次に テーブルを選択したまま 次のように リボンの 列 をクリックします 5

26 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 グラフに変更 される 3 これによって テーブルが棒グラフに変更されて 画面右下の Σ 値 には Σ 受注金額 軸 には 区分名 が配置されていることを確認できます 8. 次に グラフのサイズを大きく変更します 9. 次に グラフを選択したまま 次のように 受注 テーブルの 年 をチェックします 6

27 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 系列が追加される 系列に 年 が追加される グラフの 系列 へ 年 が配置されて 棒グラフが年ごとに色分けされるようになったこと を確認できます 0. 次に スライサー内の区分をいくつかクリックして 作成したグラフがスライサーと連動する ことを確認してみましょう スライサーで 複数の項目を選択するには Ctrl キーを押しな がら項目をクリックします スライサー内の 区分をいくつか クリック ツールヒント また グラフの一部にマウスを置くと ツールヒントが表示されることも確認できます. スライサーのフィルターを解除するには 次のようにスライサーの右上に表示される フィル ターをクリア ボタンをクリックします 7

28 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編. 次に グラフを 折れ線グラフ へ変更してみましょう グラフを選択したまま 次のように リボンの 線 をクリックします 折れ線グラフに 変更される このように Power View では グラフの種類を簡単に変更することができます 3. 次に 受注 テーブルの 月 を 軸 へドラッグ ドロップします 軸が 月 に 変更される これで グラフの軸が 月 へと変更されます 8

29 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 4. 次に スライサーで 飲料 区分だけに絞るなどして グラフが連動することを確認しておき ましょう スライサー内の 区分をクリック 5. 次に グラフを 横棒グラフ へ変更してみましょう グラフを選択して 次のように リボ ンの バー をクリックします 横棒グラフに変 更される 6. 次に 横棒グラフを選択した状態で 次のように 商品 テーブルの 商品名 をチェックし ます 9

30 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 これによって 垂直方向の倍数 へ 商品名 が配置されて 商品ごとにグラフが分割され て表示されるようになります このように Power View では グラフの分割を簡単に行う ことができます フィルター領域によるデータの絞り込み 次に フィルター領域を追加して データのフィルター 絞り込み を行ってみましょう. フィルター領域を追加するには 次のようにリボンの ホーム タブにある フィルター領域 ボタンをクリックします フィルター領域 が表示される 3 フィルター領域が表示されたら ここへ 受注 テーブルの 出荷先都道府県 をドラッグ ドロップして配置します 30

31 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編. フィルター領域に配置された任意の都道府県をクリックすると 以下の画面では愛知県 茨城 県 宮城県 群馬県をクリック 出荷先の都道府県で絞り込んだレポートが表示されるよう になります フィルター内の 都道府県をクリック 絞り込んだフィルターをクリアするには 次のように フィルターをクリアします ボタン をクリックします 文字列フィルター ワイルドカード検索 フィルター領域では 文字列のワイルドカード検索によるデータの絞り込みも可能です これも試 してみましょう. まずは 商品 テーブルの 商品名 をフィルター エリアへドラッグ ドロップして配置し ます 3

32 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 フィルター領域. 次に 配置された 商品名 フィルターの 高度なフィルター モード ボタンをクリックし ます 高度なフィルター モード をクリック これで 詳細なフィルターが設定できるようになります 次の値のアイテムを表示 で 次 を含む が選択されていることを確認して ワイン と入力し Enter キーを押下します これにより 次のように商品名に ワイン を含んだもの ナイトワインとバードワイン の みに絞り込まれたグラフが表示されることを確認できます ワイン を含む商品のみ にフィルターされる 3

33 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 このように フィルター領域を利用すると 任意のデータに絞り込んだレポートを簡単に作成 することができます 3. 最後に 商品名 フィルターの フィルターをクリアします ボタンをクリックして フィ ルターをクリアしておきます 33

34 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編.5 レポートの保存と閲覧 再編集 レポートの保存と閲覧 再編集 次に 作成した Power View レポートを保存してみましょう. Power View レポートを保存するには 次のように 画面左上にある 保存 ボタンをクリ ックします 3 4 名前を付けて保存 ダイアログが表示されたら 任意のフォルダー 画面は PowerPivot ギ ャラリー を選択して 任意のファイル名 画面は Report を入力して OK ボタン をクリックします これで レポートを保存することができます. 保存した Power View レポートを確認するには 次のようにレポートのサムネイルをクリッ クします 34

35 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 3. クリックして開いたレポートは 次のように 閲覧モードで表示されます レポートの編集 をクリックすると 編集モードになる 閲覧モードで 表示される レポートの編集を行いたい場合は 画面左上の レポートの編集 ボタンをクリックします これで 再びレポートの編集ができるようになります 再びレポートの 編集モードへ 35

36 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 Note 複数のビューの作成 PowerView レポートは 次のように 複数のビュー つのレポート内に複数ページ を作成することができま す 36

37 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編.6 タイルやカードを利用したレポートの作成 タイルやカードを利用したレポートの作成 この Step では タイルやカードを利用して 次のような商品ごとの売上レポートを作成してみま しょう タイル形式で 商品を選択 棒グラフをクリックして 絞り込みも可能 商品情報を カード形式 で表示 絞り込みが連動する 005年と 006年の データのみが表示さ れている. まずは PowerPivot データ NorthJ.xlsx をアップロードした PowerPivot ギャラリ ー に接続して NorthJ ドキュメントの右上に表示される Power View レポートの作成 をクリックして レポートを作成します 37

38 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編. Power View レポートの作成画面が表示されたら 商品区分 テーブルの 区分画像 列を チェックして レポート上に区分画像を配置します 区分画像が テーブル形式で 表示される 3. 次に レポート上に配置した区分画像を選択したままで リボンの スライサー をクリック して スライサー形式へ変更します スライサーに 変更される 4. 次に レポート上の任意の場所 スライサー以外の場所 をクリックしてから 次のように 商 品 テーブルをクリックします 38

39 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 商品 テーブルの 既定のフィールド セット として設定した列が 自動的に配置される 商品 テーブルの既定のフィールド セットとして設定した列のデータがテーブル形式で表 示されることを確認できます 既定のフィールド セットについては付録で説明しています 5. 次に テーブルを選択したまま リボンの デザイン タブから カード をクリックします 3 6. これによって テーブルがカード形式に変更されて 各商品の情報が 件ずつカード形式で表 示されることを確認できます 39

40 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 カード形式に 変更される 既定のラベル として 設定した 商品名 列が 見出しになる 7. 次に カードを選択したまま リボンの デザイン タブから タイル をクリックします これによって タイル形式へ変更されて タイルの商品名をクリックすると その商品に関す るカードのみが表示されることを確認できます 飲料区分に 絞り込み タイル形式で表示される 商品名が表示されて それをクリックすると 該当商品に絞り込まれる 3 バードワインをクリックす るとバードワインに関する 情報のみが表示される 40

41 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 8. 次に 商品のカードを選択して 商品 テーブルの 商品区分画像 をチェックします 区分画像が追加 される タイルが フリガナ に 設定されている 変更することも可能 タイルに 区分画像が追加されることを確認できます 本来は 商品画像ファイルを用意して 商品画像を表示するところなのですが 今回は用意していないので 区分画像をイメージ画像 として利用しています なお タイルには 一番左に表示されていた フリガナ 列が表示されていますが 商品名 列など別の列へ変更することも可能です 任意の列を タイル へドラッグ ドロップ 9. 次に 商品のカードのサイズを変更して タイル内の右側のスペースをあけます 0. 次に タイル内の任意の場所 カード以外の場所 をクリックしてから 次のように 受注 テーブルの 年 と 受注明細 テーブルの Σ 受注金額 をチェックします テーブル形式で年ご との受注金額合計が 表示される 4

42 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 タイル内に 年ごとの受注金額を表示するテーブルが作成されたことを確認できます. 次に テーブルを選択したまま リボンの デザイン にある バー をクリックします 横棒グラフ に変更される テーブルが横棒グラフに変更されたことを確認できます. 次に タイル内の任意の場所 カードと横棒グラフ以外の場所 をクリックして 受注 テ ーブルの 月 と 受注明細 テーブルの 数量計 をチェックし リボンの デザイン タブから 線 をクリックします 月ごとの数量合計 が線グラフで表示 される 月ごとの売上数量が線グラフで表示されることを確認できます 3. 次に 線グラフを選択したまま 受注 テーブルの 年 をチェックします 4

43 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 系列に年が 追加される グラフの系列に 年が追加されて 年別の売上数量の推移 月ごと が確認できるようになり ます 4. 次に 作成したレポートの動作を確認してみましょう 次のように スライサーで商品区分を 絞り込み タイルで任意の商品名を選択して カードやグラフに該当する商品の情報のみが表 示されることを確認します スライサーで区分 の選択が可能 タイルで商品の 選択が可能 棒グラフをクリックして 絞り込みも可能 Ctrl キーで複数選択可 絞り込みが連動する 006年と 007年の データのみが表示さ れている 横棒グラフの任意の年度をクリックすると 線グラフのデータが該当する年度だけに絞り込ま れて表示されることも確認できます このように Power View では グラフ自身がスライサー フィルター のような役割を担 うことができるので 連動する 動的に変化する グラフを簡単に作成することができます 5. 最後に 画面左上にある 保存 ボタンをクリックして 作成した Power View レポートを 任意のフォルダーへ保存しておきましょう 43

44 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 3 4 Note タイルに画像を表示する タイルには 次のように画像を表示することも可能です 区分画像をタイルに設定した例 タイルに画像を 表示できる デザイン タブで フローをカバー をクリックすると タイルの画像を画面下へ表示することもできます デザインで フローを カバー をクリック タイルを下に表示 することもできる このように Power View では 画像を利用した見栄えの良いレポートを簡単に作成することができます 44

45 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 Note カラー 色合い の変更 Power View では 次のように スタイル タブを利用して レポート全体の色合いを変更することもできます アクセント カラー で色合いを変更できる 45

46 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編.7 散布図 バブル チャートを利用したレポートの作成 散布図 バブル チャートを利用したレポートの作成 この Step では 散布図 バブル チャートを利用して 次のような商品売上レポートを作成して みましょう 絞り込みが連動する 選択した区分のみ が表示される. バブルをクリックして 絞り込みも可能 Ctrl キーで複数選択可 まずは PowerPivot データ NorthJ.xlsx をアップロードした PowerPivot ギャラリ ー に接続して NorthJ ドキュメントの右上に表示される Power View レポートの作成 をクリックして レポートを作成します 46

47 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編. Power View レポートの作成画面が表示されたら 次のように Σ 値 に 受注明細 テー ブルの Σ 受注金額 軸 に 商品区分 テーブルの 区分名 系列 に 受注 テー ブルの 年 を配置した 棒グラフ を作成します 作成方法の詳細は 前の Step を参考 にして下さい 区分ごと 年ごと の受注金額合計 3. 次に 在籍支社ごとの受注金額を表す横棒グラフを作成します 次のように Σ 値 に 受 注明細 テーブルの Σ 受注金額 軸 に 社員 テーブルの 在籍支社 系列 に 受 注 テーブルの 年 を配置した 横棒グラフ を作成します 在籍支社ごと 年ごと の受注金額合計 4. 続いて もう つグラフを作成します 次のように X 値 に 受注明細 テーブルの Σ 受 47

48 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 注金額 Y 値 に 受注明細 テーブルの 数量計 詳細 に 商品区分 テーブルの 区 分名 を配置した 散布図 を作成します それぞれの列を選択した後に 散布図 を選択 すると 自動的に配置されます 区分ごとの受注金額合計と 数量合計の散布図 5. 次に 散布図を選択したままで 受注明細 テーブルの 売上商品数 を サイズ へドラ ッグ ドロップします 売上のあった商品数に応じて バブルの大きさが変わっている 散布図がバブル チャートに変更されて 売上のあった商品数に応じて バブルの大きさが変 わっていることを確認できます 6. 続いて 次のように 任意の商品区分のバブルのみをクリックして選択します 48

49 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 絞り込みが連動する 選択した区分のみ が表示される バブルをクリックして 絞り込みも可能 Ctrl キーで複数選択可 これによって グラフが連動して 該当する区分のデータのみが表示されることを確認できま す 7. 次に バブル チャートを選択したままで 軸の再生 へ 受注明細 テーブルの 年月 を ドラッグ ドロップします 年月が追加されて 再生ボタンが表示される バブル チャートの下部に年月が追加されて 再生ボタンが表示されることを確認できます 8. 続いて 再生ボタンをクリックすると 次のように年月ごとの推移をアニメーションで確認す ることができます 49

50 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 005年 4月 006年 6月 スライダーが動いている 手動操作も可能 007年 6月 スライダーは マウスを使って 手動で動かすことも可能です また バブルをクリックしてから再生すると 次のように軌跡を表示することも可能です バブルをクリックして 再生すると 軌跡が表示される Ctrl キーで複数選択可 9. 続いて 次のように バブル チャートの右上角に表示されるボタンをクリックしてみます 50

51 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 バブル チャートを一時的に拡大できることを確認できます もう一度クリックすると 元の 大きさに戻すことができます このように Power View では 各パーツ グラフやテーブルなど を簡単に拡大表示する ことができます 0. 最後に 画面左上にある 保存 ボタンをクリックして 作成した Power View レポートを 任意のフォルダーへ保存します 3 4 5

52 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編.8 PowerPoint にエクスポート PowerPoint にエクスポート 作成した Power View レポートは Microsoft PowerPoint へエクスポートして プレゼンテー ションに活用することができます. Power Point へエクスポートするには 次のように ファイル メニューで PowerPoint にエクスポート をクリックします エクスポートは完了しました というメッセージが表示されたら 保存 をクリックしま す 名前を付けて保存 ダイアログが表示されたら 任意のファイル名を入力して 保存 ボタンをクリックします. 次に 保存した PowerPoint ファイルを開いて Power View レポートがエクスポートされ ていることを確認します 5

53 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 続いて スライド ショーで表示して クリックして対話する をクリックします すると Power View レポートと同様に グラフが連動したり 再生軸が起動したりするこ とが確認できます 53

54 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト (BI 編 ) このように Power View は プレゼンテーションにも役立てることができます 54

55 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 STEP 3. その他の注目の新機能 この STEP では SQL Server 0 で提供される BI 関連のその他の新機能に ついて説明します この STEP では 次のことを学習します Reporting Services の新機能 データ警告 Analysis Services の新機能 テーブル モデル PowerPivot for Excel の新機能 55

56 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 3. Reporting Services の新機能 データ警告 Reporting Services の新機能 データ警告 ここでは SQL Server 0 で提供される Reporting Services の新機能の つ データ警 告 を試してみましょう この機能を利用すれば レポート内のデータを利用して 特定のルール に基づいて メールを送信することができるようになります 使用するレポート 商品の在庫一覧レポート ここでは 次のような商品の在庫一覧レポート 商品ごとの在庫や発注点を表示するレポート を 利用して データ警告を設定してみましょう 商品ごとに在庫や発注点 が表示されることを確認 このレポートは サンプル スクリプト内の ReportTest.rdl というファイルです レポート を から作成する手順については 付録に記載しています データ警告には 在庫<=発注点 というルールを設定して 在庫が発注点を下回ったら メール を送信するように設定します Let's Try. まずは レポートをレポート サーバー SharePoint Server 上にアップロードします ア ップロードするには 任意のドキュメント ライブラリを開いて 画面は共有ドキュメント ドキュメント タブを開きます 56

57 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 3 ドキュメント タブでは ドキュメントのアップロード メニューの ドキュメントのア ップロード をクリックします. ドキュメントのアップロード ページが表示されたら 参照 ボタンをクリックします アップロードするファイルの選択 ダイアログでは サンプル スクリプト内の ReportTest.rdl ファイルを選択して 開く ボタンをクリックします 3. ReportTest.rdl ファイルの 編集 ページが表示されたら 名前などを適宜変更して 保存 ボタンをクリックします これで レポートのアップロードが完了です 57

58 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 4. 次に アップロードしたレポートをクリックします 5. 商品ごとの在庫一覧レポートが表示されることを確認します 商品ごとに在庫や発注点 が表示されることを確認 なお このレポートは localhost の SQL Server 上の NorthwindJ データベースへ接続 するように作成しているので SQL Server を名前付きインスタンスとしてインストールして いる場合は レポート ReportTest.rdl をレポート ビルダーで開いて データソースを 変更してから アップロードを行ってください なお NorthwindJ データベースの作成方 法や レポートの作成方法については付録で説明しています 58

59 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 データ警告の事前設定 次に データ警告を設定するための事前準備を行います SQL Server エージェント サービスの 起動や メール サーバーの設定 レポートのデータソースの設定などを行います. まずは SQL Server 構成マネージャー ツールを利用して 次のように SQL Server エ ージェント サービスが開始されていることを確認します サービスが開始されていない場合は SQL Server エージェント サービスを右クリックして 開始 をクリックし サービスを開始します データ警告は SQL Server エージェント サービスの機能を利用しているので 内部的には ジョブとして作成されるので このサービスが開始されている必要があります. 次に スタート メニューから SharePoint 00 サーバーの全体管理 をクリックしま す 3. サーバーの全体管理 ページが表示されたら 次のように サービス アプリケーションの 管理 をクリックします 59

60 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編. サービス アプリケーションの一覧が表示されたら 次のように SQL Server Reporting Services サービス アプリケーション をクリックします. これにより 次のように Reporting Services サービス アプリケーションの設定が行えるペ ージが表示されるので 電子メールの設定 をクリックします 60

61 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 3. 電子メールの設定 ページでは SMTP サーバーの使用 をチェックして 送信 SMTP サーバー へ任意のメール サーバー名 差出人アドレス へ任意のメールアドレス 警告の 差出人になるメールアドレス を入力し OK ボタンをクリックします 以上でメールの設定が完了です 4. 次に レポートのデータソースを設定します アップロードしたレポートの メニューをクリックして データソースの管理 をクリ ックします 6

62 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 5. データソースの管理 ページが表示されたら 次のように DataSource をクリックし ます レポート内のデータソースを DataSource という名前に設定しているため 6. データソースの設定 ページが表示されたら 次のように 保存された資格情報 をチェッ クして ユーザー名 へ任意のユーザー名 SQL Server 上の NorthwindJ データベース へアクセス可能なユーザー名 を入力 画面は Test ドメインの Administrator ユーザー パスワード へそのユーザーのパスワードを入力し 接続テスト ボタンをクリックしま す 3 接続テスト によって 接続が正常に作成されました と表示されることを確認して OK ボタンをクリックします このように データ警告機能を利用するには データソースの設定で 保存された資格情報を 利用する必要があります 7. データソースの管理 ページへ戻ったら 閉じる ボタンをクリックします 6

63 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 以上で データ警告機能を利用するための事前準備が完了です データ警告の設定 次に データ警告を設定してみましょう データ警告では レポートに表示しているデータを利用 して 任意のルールを設定することができます ここでは 在庫<=発注点 というルールを設定 して 在庫が発注点を下回ったら メールを送信するように設定してみましょう. データ警告を設定するには まずレポートを開いて レポートの アクション メニューから 新しいデータの警告 をクリックします データ警告の設定 ページが表示される レポートを開く これで データ警告を作成するための 新しいデータの警告 ページが表示されます. 新しいデータの警告 ページでは 次のように 警告名 へ任意の警告名 既定値はレポー ト名と同じ名前なので ReportTest を入力して ルールの追加 をクリックします 63

64 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 ルールの追加 をクリックすると レポート内の任意の列名が選択できるようになるので 在庫 を選択します 3. 次に 次の値に適合する をクリックして 次の値以下 を選択します 4. 次に フィールドの選択モード を選択します 64

65 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 5. フィールドの選択モード を選択すると 次のようにレポート内の任意の列名が選択できる ようになるので 発注点 を選択します これで 在庫<=発注点 というルールを設定で きます 在庫 <= 発注点 というルールが完成 3 4 スケジュール設定 セクションでは 分 を選択して 間隔 を 分へ変更して 分ごとに警告を動作させる ルールのチェックを行う ように設定します また 詳細設定 を展開して 警告の開始日時 などを設定します 開始日時は 既定では 時間後の 0 分 へ設定されます 電子メールの設定 セクションでは 受信者 へ警告を送信したいメールアドレス 件名 65

66 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 へ任意の件名 送信されるメールの件名になります を入力して 保存 ボタンをクリック します 以上でデータ警告の作成が完了です データ警告の管理 次に 作成したデータ警告が正しく動作しているかどうかを確認してみましょう. これを行うには レポートの メニューの データ警告の管理 をクリックします. これにより 作成されたデータ警告の一覧が表示されて 前回の実行 最後に実行された時 刻 や 状態 警告が成功したのか失敗したのか などを確認することができます 警告名 3. まだ 回も実行されて いないので 前回の実 行 は空になっている 警告が作成されました と表示される 約 分待つと 警告が実行されるので それまで待ってから ページを更新します Web ブ ラウザーの更新ボタンでページをリフレッシュします 実行されると その時刻が表示される メール送信が成功した場合は 警告が送信されました と表示される 今度は 警告が送信されました と表示されて 警告が正常に動作してメールが送信された 66

67 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 ことを確認できます 4. 次に メール クライアントを起動して 送信されたメールを確認します 在庫 <= 発注点 という条件に合致す るデータのみが送信 されてきている メールの本文には 警告で設定したルール 在庫<=発注点 に該当するデータのみが表示さ れたレポートが送信されていることを確認できます このようにデータ警告機能を利用すれば 定期的に値をチェックしたいものに対して 簡単に ルールを設定してメールを送信することができるので 大変便利です 5. 次に もう一度 分くらい待って 次の警告が実行されるのを待ちます 約 分後に デ ータ警告の管理 ページを更新すると 次のように表示されることを確認できます 前回の実行時から データ が更新されていない場合は メールは送信されない データが変更されなかったため 警告が送信されませんでした と表示されて メールは送 信されなかったことを確認できます 警告機能では 前回の警告実行時からデータに変更があ ったかどうかをチェックして 変更があった場合にのみメールを送信するようにしています 6. 次に データを更新して このことを確認してみましょう 次のように UPDATE ステート メントを実行して 商品コード の在庫を 0 へ更新します USE NorthwindJ -- 商品コード は 発注点が 0 なので 在庫を 0 へ更新 UPDATE 商品 SET 在庫= 0 WHERE 商品コード= 67

68 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 -- 更新されたデータの確認 SELECT * FROM 商品 3 UPDATE ステー トメントを記述 4 商品コード の 在庫 が 0 に更新 される 商品コード 果汁 00%オレンジ は 発注点が 0 なので 在庫を 0 へ更新して 警告 のルール 在庫<=発注点 に合致するようにします 7. 分程度待って 次の警告が実行されるのを待ちます 約 分後に データ警告の管理 ペ ージを更新すると 次のように表示されることを確認できます メールが送信 される 警告が送信されました と表示されて メールが送信されたことを確認できます 8. メール クライアントを起動して 送信されたメールを確認します 商品コード が 追加されている 68

69 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 今度は 商品コード 果汁 00%オレンジ が追加されていることを確認できます 以上でデータ警告の動作確認が完了です なお 作成した警告の編集や削除 今すぐ実行などを行いたい場合は 次のように データ警 告の管理 ページで操作します 警告の編集 警告を今すぐ 実行 69

70 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 3. Analysis Services テーブル モデルのサポート xvelocity Analysis Services テーブル モデルのサポート xvelocity SQL Server 008 R では PowerPivot で採用されたインメモリのカラムベース エンジン VertiPaq で動作する Analysis Services は PowerPivot for SharePoint としてイン ストールした場合にのみ利用することができましたが SQL Server 0 からは VertiPaq エ ンジンが進化して xvelocity という名称へ変更され 単体でも動作させることができるよう になりました SQL Server 0 では インストール時に以下の画面のように 表形式モード Tabular Mode を選択することで 単体の Analysis Services エンジンとして xvelocity モ ードで動作させることが可能です 表形式モード Tabular Mode 選択すると xvelocity モードの Analysis Services インメモリ BI としてインストール可能 また SQL Server Data Tools 以前のバージョンの Business Intelligence Development Studio では 新規プロジェクトの作成時に 次のように Analysis Services 表形式プロジェ クト Tabular Project を選択することで xvelocity モードの Analysis Services へ配置可 能なデータベース テーブル モデル を作成できるようになりました 従来型の MOLAP ROLAP キューブ 新モデル テーブル モデル Tabular Model PowerPivot ファイルから テーブル モデルを作成する ことも可能 以下の画面は テーブル モデルのプロジェクトを作成しているときの様子です 70

71 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 Analysis Services テーブル モデル Tabular Model テーブル モデルは PowerPivot for Excel と同じような操作性で作成することができます ま た PowerPivot で作成したファイルをインポートして テーブル モデルを作成することも可能 です テーブル モデルの最大の特徴は インメモリでの動作 と ロールを利用した行レベルのセキュ リティ パーティショニング 機能が利用できる点です これにより セキュリティ強化やビッ グデータへの対応 性能向上を実現することも可能になりました BI Semantic Model BISM SQL Server 0 における Analysis Services のモデル構造は BI Semantic Model BISM と呼ばれるようになりました BI Semantic Model BISM テーブル モデル Tabular Model 従来型の MOLAP ROALP SQL Server 0 からの新機能 xvelocity エンジン インメモリ エンジン SQL Server 005 から提供された UDM 統合ディメンショナル モデル MOLAP ROLAP プロアクティブ キャッシュ BI Semantic Model は SQL Server 0 から新しく提供された テーブル モデル Tabular Model と 従来型の UDM Unified Dimensional Model 統合ディメンショナル モデル と呼ばれていたモデルを合わせて つのモデルの総称として利用されています また これに伴 って UDM という名称はなくなりました 7

72 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 テーブル プロジェクトの作成 PowerPivot ファイルからのインポート ここでは 既存の PowerPivot ファイル これまでの手順で利用してきた NorthJ.xlsx ファイ ル をインポートして テーブル プロジェクト テーブル モデル を作成してみましょう. まずは スタート メニューの すべてのプログラム から Microsoft SQL Server 0 の SQL Server Data Tools をクリックして SQL Server Data Tools 以前のバージ ョンの Business Intelligence Development Studio 起動します. 初めて SQL Server Data Tools を起動する場合は 次のように 既定の環境設定の選択 ダ イアログが表示されます 既定の環境設定を選択してください で任意の設定を選択 画面では 全般的な開発設定 を選択 して Visual Studio の開始 ボタンをクリックします 3. SQL Server Data Tools が起動したら スタート ページ の 新しいプロジェクト をク リックして 新しいプロジェクトを作成します 7

73 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 新しいプロジェクト ダイアログでは インストールされたテンプレート から ビジネ ス インテリジェンス の Analysis Services を選択して PowerPivot からインポー ト を選択します 名前 へ任意のプロジェクト名 画面は TabularProject 場所 へ任意の保存場所を指定して OK ボタンをクリックします 4. 初めて 表形式プロジェクトを作成する場合は 次のように ワークスペースと配置サーバー の構成 ダイアログが表示されます 既定のサーバー へ Analysis Services のサーバー名 画面は moon を入力して OK ボタンをクリックします なお この設定を行うには 表形式モード Tabular Mode でイ ンストールした Analysis Services サーバーが必要になります 5. 次に 開く ダイアログが表示されて インポートする PowerPivot ファイルの選択が求め られるので サンプル スクリプト内の NorthJ.xlsx ファイルを選択して 開く ボタン をクリックします 73

74 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 3 これで PowerPivot ファイルをもとにしたテーブル プロジェクト Tabular Project が作 成されます 6. 次に SQL Server への接続情報を編集するために 次のようにツールバーの 既存の接続 ボタンをクリックします 既存の接続 ダイアログが表示されたら 編集 ボタンをクリックします 7. 接続の編集 ダイアログでは サーバー名 に SQL Server の名前 画面は moon デ ータベース名 に NorthwindJ データベースを選択して 権限の借用 ボタンをクリッ クします 74

75 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 権限借用情報 ダイアログが表示されたら 特定の Windows ユーザー名とパスワード を 選 択 し て ユ ー ザ ー名 と パ ス ワ ー ド に SQL Server へ 接 続 可 能 な ユ ー ザー NorthwindJ データベースへの接続 読み取り可能なユーザー を指定して OK ボタ ンをクリックします なお この手順を実行するには 事前にサンプル スクリプト内の NorthwindJ データベースをアタッチしておく必要がありますが その手順については付録 へ記載しています 8. 接続の編集 ダイアログへ戻ったら 保存 ボタンをクリックします 既存の接続 ダイアログへ戻ったら 閉じる をクリックしてダイアログを閉じます 9. これで テーブル プロジェクトから SQL Server 上の NorthwindJ データベースへ接続で きるようになって 次のように 受注明細 テーブルなどのデータを参照できるようになりま す 75

76 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 PowerPivot 上で設定した合計 などが設定されていることを確認 また この画面は PowerPivot と同じように操作することができ テーブル名のタブをクリ ックして 上画面は 受注明細 タブをクリックしているところ 各テーブルの設定を行う ことができます PowerPivot 上で作成した合計 SUM や 個別のカウント Distinct Count などもすべてインポートされていることを確認できます 0. 次に 画面右下の ダイアグラム ボタンをクリックし ダイアグラム ビューを表示します ダイアグラム ビュー で表示される ダイアグラム ビューを利用すれば リレーションシップがグラフィカルに表示されるので 76

77 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 大変便利です また リレーションシップを新しく作成する場合にも ドラッグ&ドロップだ けで設定することが可能です ロールの作成 セキュリティの強化 次に ロールを作成して 特定のデータのみしか参照できないユーザーを作成してみましょう. ロールを作成するには 次のようにツールバーの ロール ボタンをクリックします ロール マネージャー ダイアログが表示されたら 新規作成 ボタンをクリックします. 名前 に任意のロール名 画面は Role を入力し 権限 で 読み取り を選択します 3 4 行フィルター タブでは セキュリティ強化のための任意のフィルターを設定できますが ここでは =[区分コード]= と入力して 区分コードが 番 飲料区分 の商品にしかア クセスできないように設定します 77

78 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 3. 次に メンバー タブを開いて 追加 ボタンをクリックします ロールへ含めたい任意の Windows ユーザー 画面は Test ドメインの User ユーザー を選択して OK ボタンをクリックします これで このロールに含めたユーザーは 区分 コードが 番の商品だけしか参照できないようになります Analysis Services への配置 次に テーブル モデル Tabular Model を Analysis Services 上に配置してみましょう. Analysis Services へ配置を行うには 次のように ビルド メニューから ソリューション の配置 をクリックします これにより 配置 ダイアログが表示されて 進行状況が表示されます すべての 状態 が 成功 と表示されれば 配置が完了です 確認後 閉じる ボタンをクリックします なお 配置に失敗する場合は 配置サーバーを正しく設定してあるかどうかを確認してみてく ださい 配置サーバーの名前を設定するには プロジェクトのプロパティを開いて 配置サ 78

79 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 ーバー の名前をインスタンス名へ変更します. 次に 配置されたテーブル モデルを確認するために Management Studio ツールを起動 します 3. 起動後 次のように サーバーへの接続 ダイアログが表示されたら サーバーの種類 で Analysis Services を選択して サーバー名 へ Analysis Services サーバーの名前 画 面は MOON を入力し 接続 ボタンをクリックします 4. 接続が完了すると 次のように配置されたテーブル モデルを確認することができます プロジェクト名と同じ名前の データベースが作成されている テーブル名が 一覧される プロジェクト名に _ユーザー名_id が付いたデータベースは SSDT で作業して いるときに利用される一時的なデータベース プロジェクト名 今回は既定値の TabularProject を利用 と同じ名前のデータベースが 作成されて 利用しているテーブル名が一覧されていることを確認できます データの参照 MDX クエリ デザイナー 次に テーブル モデルのデータを Management Studio の MDX クエリ デザイナー グラフィ カルな操作で MDX クエリの実行が可能なツール で参照してみましょう. MDX クエリ デザイナーを起動するには 次のようにデータベースを右クリックして 参照 をクリックします 79

80 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 MDX クエリ デザイナー が表示される. MDX クエリ デザイナーが表示されたら メタデータ タブにメジャーやディメンションが 表示されるので Measures の 受注明細 を展開して 受注金額の合計 をドラッグ& ドロップして配置します 3 受注金額の合計 が表示される これで 受注金額の合計 98 万 530 円 が表示されます 3. 次に 商品 テーブルの 商品名 と 商品区分 テーブルの 区分名 をドラッグ&ドロ ップして配置します 80

81 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 商品ごとの 受注金額の合計 が表示される これで 商品ごとの受注金額が表示されるようになります ロールのテスト ユーザーの変更 次に 作成したロール Role で接続して 設定したセキュリティ 区分コードが 番の商品 のみにアクセス可能 が機能しているかどうかを試してみましょう. MDX クエリ デザイナーでは 次のようにツールバーの ユーザーを変更します ボタンを クリックすれば 別のユーザーやロールでの接続を試みることができるので これをクリック します 3 セキュリティ コンテキスト ダイアログでは ロール をチェックして Role ロー ルを選択し OK ボタンをクリックします これで Role ロールでの接続をシミュレートできます 8

82 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編. 接続完了後 Measures の 受注明細 を展開して 受注金額の合計 をドラッグ&ドロ ップして配置します Role で接続して いることを確認 受注金額の合計が表示されるが 区分コード の商品合計になる 受注金額の合計が 494 万 9750 円と表示されて 先ほどの全体合計 98 万 530 円 とは異なる金額が表示されていることを確認できます これは 区分コードが 番の飲料区 分のみの合計金額になっています 3. 次に 商品 テーブルの 商品名 と 商品区分 テーブルの 区分名 をドラッグ&ドロ ップして配置します 区分コード の商品のみが表 示される 区分コードが 番の飲料区分のみしか表示されないことを確認できます このように テー ブル モデルでは ロールによるセキュリティ強化が行えるのが大きな利点です 8

83 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 テーブル モデルから Power View レポートの作成 BI Semantic Model 接続 次に Analysis Services 上に配置した テーブル モデルを利用して Power View レポートを 作成してみましょう これを行うには SharePoint 上で BI Semantic Model 接続 を作成 します. BI Semantic Model 接続 を作成するには まず SharePoint サイト上のドキュメント ライブラリでコンテンツ タイプとして BI Semantic Model 接続 が追加されている必要 があります この設定を確認するには 次のように任意のドキュメント ライブラリ 画面は 共有ドキュメント をクリックして ライブラリ タブを開きます 3 4 ライブラリ では 一番右側に表示される 設定 メニューをクリックして ライブラリ の設定 をクリックします. 次のように ドキュメント ライブラリの設定 ページが表示されたら コンテンツ セクシ ョンで 既存のサイト コンテンツ タイプから追加 をクリックします 3. コンテンツ タイプの選択 ページが表示されたら 次のように 利用可能なサイト コンテ ンツ タイプ で BI Semantic Model 接続 を選択して 追加 ボタンをクリックしま 83

84 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 す 追加するコンテンツ タイプ へ BI Semantic Model 接続 が追加されたことを確認し て OK ボタンをクリックします 以上で ドキュメント ライブラリの設定が完了です 4. 次に 設定したドキュメント ライブラリを表示して 画面は共有ドキュメント 次のように ドキュメント タブを開きます 3 このタブでは 新しいドキュメント メニューの BI Semantic Model 接続 をクリック します 5. 新しい BI Semantic Model 接続 ページが表示されたら 次のように ファイル名 へ 任意のファイル名 BISMtest など ブックの URL またはサーバー名 へ Analysis Services サ ー バ ー の 名 前 画 面 は moon デ ー タ ベ ー ス へ デ ー タ ベ ー ス 名 TabularProject を入力して OK ボタンをクリックします 84

85 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 3 4 これで TabularProject へ接続した Power View レポートが作成できるようになります 6. ド キ ュ メ ン ト ラ イ ブ ラ リ へ 戻 っ た ら 作 成 し た BI Semantic Model 接 続 フ ァ イ ル BISMtest をクリックして Power View レポートの作成 をクリックします 7. これで Power View レポートの編集ページが表示されて 任意の Power View レポートを 作成できるようになります 85

86 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 Power View レポートの 編集ページが表示される TabularProject データベース内のテー ブルが表示されている このように Power View レポートは Analysis Services 上に配置したテーブル モデル Tabular Model から作成することもできます なお Step では PowerPivot ギャラ リー へ配置した PowerPivot ファイルから Power View レポートを作成していました 86

87 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 3.3 PowerPivot for Excel の新機能 PowerPivot for Excel PowerPivot for Excel は SQL Server 008 R から提供されたデータ分析ツールです PowerPivot for Excel では 多くの新機能が提供されました その主なものは 以下のとおり です KPI Key Performance Indicator 重要業績評価指標 への対応 書式 Format 設定の永続化により 書式がピボットテーブルへ反映可能に 並べ替え列のサポートにより 別の列で並べ替えが可能に ダイアグラム ビューによるグラフィカルなリレーションシップ管理のサポート 階層のサポートにより 階層関係のあるフィールド たとえば 大分類 中分類 小分類 商品のような関係 をワンクリックで配置可能に フィールド一覧に表示されるフィールドの表示順序の変更が可能に パースペクティブのサポートにより 不要な列 メジャーを簡単に非表示に可能 ドリルスルーのサポート BLOB データ varbinary(max) のサポート DAX Data Analysis Expressions 関数の大幅強化 PATH や PATHITEM 関数によ って親子階層への対応も可能 以下の画面は ダイアグラム ビューでリレーションシップを設定しているときの様子です 並べ替え列も 設定可能 リレーションシップを グラフィカルに編集可能 KPI や 計算メジャー 階層の作成 が可能 87

88 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 以下の画面は KPI をグラフィカルに設定しているときの様子です KPI をグラフィカ ルに設定 このように SQL Server 0 では PowerPivot がバージョン アップして さらに本格的なデ ータ分析レポートが簡単に作成できるようになりました また 前述の Analysis Services テーブル モデル Tabular Model を利用した場合には ロ ールを利用した行レベル セキュリティ や パーティショニング も利用できるようになるので セキュリティの強化やビッグデータ対応 性能向上を実現することが可能になりました Let's Try KPI の設定 それでは 実際に KPI Key Performance Indicator 重要業績評価指標 機能を試してみまし ょう ここでは 次のように 目標金額に対して 受注金額がどれだけ達成できたのかをグラフィ カルなアイコンで表示してみましょう KPI を利用して 目標に対する 達成の度合いをグラフィカルな アイコンで表示. まずは サンプル スクリプトの NorthJ.xlsx ファイルを Excel 00 で開きます. 次に サンプル スクリプトの TargetVal.xlsx ファイルを Excel 00 で開きます こ 88

89 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 のファイルには 次のように区分ごとの売上の目標金額が格納されています 006年の 区分ごとの 目標金額 データを確認したら シート名 Sheet を右クリックして 移動またはコピー をクリ ックします シートの移動またはコピー ダイアログが表示されたら 移動先ブック名 で NorthJ.xlsx を選択 挿入先 で (末尾へ移動) を選択 コピーを作成する をチェ ックして OK ボタンをクリックします これでこのシートを丸ごと NorthJ.xlsx ファイルへコピーできます 3. コピーが完了したら NorthJ.xlsx ファイルへ移動して コピーしたシートを開きます 3 選択 区分コードから目標金額までのデータを上画面のようにドラッグして選択し リボンの PowerPivot タブから リンク テーブルの作成 をクリックします 4. これにより PowerPivot ウィンドウが表示されて リンク テーブルが作成されていること を確認できます 89

90 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 3 目標金額 列 をクリック リンク テーブルが作成 される テーブル名を 目標金額 へ変更する リンク テーブルの名前を 目標金額 など分かりやすい名前へ変更して 目標金額 列をク リックし リボンの Σ オート SUM メニューの Σ 合計 をクリックします 5. 次のように目標金額の合計が作成されたら 名前を 目標金額計 へ変更します 目標金額計 に変更する 6. 合計が追加 される 次に 区分コード 列を右クリックして リレーションシップの作成 をクリックします 90

91 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 3 リレーションシップの作成 ダイアログでは 関連する参照テーブル で 商品区分 関 連する参照列 で 区分コード を選択して 作成 ボタンをクリックします これで 商 品区分テーブルの区分コード列と 目標金額の区分コード列を関連付けることができます 7. 次に 受注金額 の合計値を追加します 次のように 受注金額 列内の任意の行をクリッ クして Σ オート SUM メニューの Σ 合計 をクリックします 3 4 これによって 受注金額 列の下部ウィンドウに受注金額の合計値が追加されます 名前は 受注金額の合計 へ設定されていますが これは自動的に内部作成されている受注金額の 合計 前述の Note で紹介した 通貨 データ型に対して自動作成される合計値 に対して 受注金額の合計 という名前が設定されているためです 8. 次に 追加された 受注金額の合計 を選択します 9

92 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 選択後 リボンの KPI の作成 ボタンをクリックします これで KPI を作成できるよう になります KPI を作成するには 受注金額の合計 のように Σ オート SUM メニュ ーから手動作成した集計値が必要になります 9. 主要業績評価指標 KPI ダイアログが表示されたら 次のように 対象の値の定義 で メジャー に 目標金額計 を選択します 3 任意のアイコン スタイルを選択 4 対象のしきい値の定義 では 80% と 00% へ設定して 目標金額に対して 80% 未満なら 赤 80 00%の間なら 黄色 00%以上なら 緑 で状態を表示するように 設定します 以上で KPI の設定が完了です 0. PowerPivot ウィンドウへ戻ったら リボンの ピボット テーブル メニューから ピボッ 9

93 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 ト テーブル をクリックして 新しいピボット テーブルを作成します 3 ピボット テーブルの作成 ダイアログでは 新しいワークシート を選択して OK ボ タンをクリックします. ピボット テーブルには 次のように 行ラベル へ 区分名 Σ値 へ 目標金額計 水 平スライサー へ 年 を配置します 4 006年の 区分ごとの 目標金額を表示 3 今回の目標金額は 006 年向けのものなので 水平スライサーに配置した 年 で 006 をクリックしておきます. 次に 受注明細 テーブルを展開して 受注金額の合計２ を展開します 93

94 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 値と状態 目標金額より 00%以上なら 緑 80 00%未満なら 黄色 80%未満なら 赤 で表示される KPI を設定すると 値 状態 対象 が追加されるので 値 と 状態 を Σ値 へ 配置します これで 受注金額の値と状態 目標金額に対する達成度合い をピボット テー ブル内へ表示できるようになります 目標金額に対して 80%未満なら 赤 80 00%の 間なら 黄色 00%以上なら 緑 で表示されていることを確認できます なお 対象 を Σ値 へ配置した場合は KPI では 対象の値の定義 で 目標金額 へ 設定しているので 目標金額がピボット テーブルへ表示されるようになります このように KPI を利用すると 目標値に対する達成の度合いをグラフィカルなアイコンで 表示できるようになるので 大変便利です ダイアグラム ビューの表示 階層の作成 次に SQL Server 0 の PowerPivot からの新機能である ダイアグラム ビュー と 階層 を試してみましょう. まずは NorthJ.xlsx ファイルを引き続き利用して PowerPivot ウィンドウを開きます

95 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 PowerPivot ウィンドウでは リボンの ピボット テーブル メニューの ピボット テーブ ル をクリックして 新しいピボット テーブルを作成します ピボット テーブルの作成 ダイアログでは 新しいワークシート を選択して OK ボタンをクリックします. ピボット テーブルへは 次のように 行ラベル へ 区分名 列ラベル へ 年 Σ 値 へ 受注金額の合計 受注金額をチェックすると 自動作成された受注金額の合計が追加さ れます を配置します 3 区分ごと 年ごとの 受注金額を表示 3. 次に 行ラベル へ 月 を追加します 年を展開すると 月ごとの受注金額 が表示される 年を展開すると 月ごとの受注金額が表示されることを確認できます このように 年と月の ように一緒に利用する 階層関係があってドリルダウンして利用する ことが多いフィールド に対しては 階層 を作成しておくことで それを配置するだけで両方参照できるようにな 95

96 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 るので大変便利です 4. 階層を作成するには まず次のようにリボンの ダイアグラム ビュー ボタンをクリックし て ダイアグラム ビューを表示します ズームの調整 ダイアグラム ビュー が表示される リレーションシップ をグラフィカルに設 定可能 ダイアグラム ビューは SQL Server 0 の PowerPivot for Excel から搭載された新機 能で リレーションシップをグラフィカルに表示 設定することができます 5. 次に 受注 テーブルの 年 と 月 を Ctrl キーを押しながら選択し 次のように右ク リックして 階層の作成 をクリックします 3 階層の名前は 任意に設定 画面は年階層と入力 します これで階層の作成が完了です 6. 作成後は リボンの データ ビュー ボタンをクリックして データ ビュー 既定で表示さ れるテーブル形式のビュー へ戻しておきます 96

97 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 7. 次に Excel 側へ戻ると フィールドの一覧 ウィンドウにデータが変更された主旨の警告 が表示されているので 最新の情報に更新 をクリックします 8. これにより 受注 テーブルの下に 作成した階層 年階層 が表示されるようになります 9. 次に 列ラベル へ配置している 年 と 月 をそれぞれクリックして 次のように フ ィールドの削除 で削除します 0. 列ラベル が空になったら 今度は階層 年階層 を 列ラベル へ配置します 97

98 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編. これにより 列ラベルには 年 階層の一番上に設定したもの が表示されることを確認でき ます まず 年 が表示されて + ボタンで展開できるよ うになっている. 次に 年を展開すると 月が表示されて 月ごとの受注金額を表示できることを確認します 年を展開すると 月ごとの受注金額 が表示される このように 階層を利用すると 階層関係がある項目を 回配置するだけで 下位のフィー ルドへドリルダウンしていけるので 大変便利です 並べ替え列の設定 次に SQL Server 0 の PowerPivot からの新機能である 並べ替え列 を試してみましょう 98

99 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 従来の PowerPivot では フィールド データは そのフィールド自身の値で並べ替えられていま したが 並べ替え列 を利用すれば 別のフィールドでデータを並べ替えられるようになります. まずは 引き続き NorthJ.xlsx ファイルを利用して 次のように 行ラベル へ 商品名 Σ 値 へ 受注金額計 垂直スライサー へ 区分名 を配置して 商品ごとの受注金 額を表示するようにします 4 3 商品ごとの受注金額を表示 商品名順に表示される 垂直スライサーでは 飲料 区分など 任意の区分を選択しておくと 並べ替え列を設定し た結果を確認しやすくなります. 次に PowerPivot ウィンドウを開いて 商品 テーブルを開き 商品名 フィールドを選 択します 99

100 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 選択後 リボンの 列で並べ替え メニューで 列で並べ替え をクリックします 列で並 べ替え ダイアログが表示されたら グループ化 の 列 へ フリガナ フィールドを選 択して OK ボタンをクリックします これで 商品名をフリガナで並べ替えられるように なります 3. 設定後 Excel 側へ戻ります フィールドの一覧 ウィンドウにデータが変更された主旨の 警告が表示されるので 最新の情報に更新 をクリックします 4. 最新の情報に更新すると 商品名がフリガナ順 あいうえお順 に並べ替えられていることを 確認できます 00

101 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 フリガナ順 あいうえお順 に変更されることを確認 このように 並べ替え列を利用すると 異なる列で並べ替えられるようになるので 大変便利 です なお 並べ替え列の設定を解除したい場合は 次のように 列で並べ替え メニューの 列に よる並べ替えのクリア をクリックします 0

102 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 STEP 4. 付録 自習書を試す環境について この STEP では 自習書を試す環境について説明します この STEP では 次のことを学習します 自習書を試す環境について サンプル データベース NorthwindJ の作成 Power View レポートのための PowerPivot ファイルの作成 Reporting Services データ警告機能で利用するレポートの作成手順 0

103 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 4. 自習書を試す環境について 必要な環境 この自習書で実習を行うために必要な環境は次のとおりです OS Windows Server 008 R SP 以降 ソフトウェア SQL Server 0 Business Intelligence エディション以上 PowerPivot for Excel SQL Server 0 版 レポート ビルダー SQL Server 0 版 SharePoint Server 00 Enterprise エディション SharePoint 統合モードの Reporting Services SQL Server 0 PowerPivot for SharePoint SQL Server 0 この自習書の手順をすべて試すための環境構築手順については 本自習書シリーズの新機 能編 No.5 Power View Reporting Services で説明しています サンプル スクリプト この自習書を試すには サンプル スクリプトをダウンロードして 次のページの事前作業を 実行しておく必要があります 03

104 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 4. サンプル データベース NorthwindJ の作成 サンプル データベース NorthwindJ の作成 この自習書では すべての手順でサンプル スクリプトに含まれる NorthwindJ データベース を利用しているので このデータベースを SQL Server 0 上へ作成しておく必要があります 作成の手順は 次のとおりです. まずは スタート メニューの すべてのプログラム から Microsoft SQL Server 0 の SQL Server Management Studio をクリックして Management Studio を起動し ます. 起動後 次のように サーバーへの接続 ダイアログが表示されたら サーバー名 へ SQL Server の名前を入力し 接続 ボタンをクリックします SQL Server の名前を入力 3. 接続完了後 次のようにツールバーの ファイルを開く ボタンをクリックします 04

105 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 サンプル スクリプトを 解凍した場所を展開して NorthwindJ.sql を選択 3 これにより ファイルを開く ダイアログが表示されるので サンプル スクリプトを解凍し たフォルダーを展開して NorthwindJ.sql ファイルを選択し 開く ボタンをクリック します 4. 次のようにデータベースを作成するためのスクリプトが表示されるので ツールバーの 実行 ボタンをクリックして スクリプトを実行します 5. データベースを作成 するためのスクリプト が表示される 数秒後に実行が完了して 次のように画面下に クエリが正常に実行されました と表示され 05

106 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 ることを確認します クエリが正常に実行されました と表示されることを確認 以上でデータベースの作成が完了です なお この NorthwindJ データベースは Microsoft Access 003 に付属のサンプル データベ ース Norhwind を SQL Server 上へアップサイズしたものを利用していますが この自習書 の手順を試すために 一部のデータを加工しています 06

107 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 4.3 Power View レポートのための PowerPivot ファイルの作成 Power View レポートのための PowerPivot ファイルの作成 ここでは Step での Power View レポートのデータソースとなる PowerPivot ファイルの作 成手順を説明します まずは PowerPivot for Excel をダウンロードして インストールします ダウンロードは SQL Server 0 の Feature Pack ページ ad/details.aspx?id=9065 からダウンロードすることができますが ここでは 執筆時点で 最新版の PowerPivot for Excel CU 版を用いたインストールを紹介します PowerPivot for Excel CU 版は 以下の URL の Cumulative update package for SQL Server 0 ページからダウンロードすることができます 07

108 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編. PowerPivot for Excel SQL Server 0 CU 版 のインストールが完了したら Excel 00 を起動します PowerPivot for Excel は Excel 00 のアドインとして動作するた め. Excel 00 を起動したら リボンの PowerPivot タブをクリックして PowerPivot ウ ィンドウ を起動します PowerPivot ウィンドウ 3. PowerPivot ウィンドウでは データを取得するために 次のように 外部データの取り込み の データベース SQL Server から をクリックして テーブルのインポート ウィ ザード を起動します 08

109 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 3 4 最初の Microsoft SQL Server データベースの接続 ページでは サーバー名 で SQL Server の名前を入力し データベース名 で NorthwindJ データベースを選択して 次 へ ボタンをクリックします 4. 次の データのインポート方法の選択 ページでは テーブル ビューの一覧からデータを選 択するか クエリ SQL を記述するかを選択しますが ここでは インポートするデータを テーブルとビューの一覧から選択する を選択して 次へ ボタンをクリックします 3 4 次の テーブルとビューの選択 ページでは NorthwindJ データベース内のテーブルとビ ューが表示されるので 仕入先 と 受注 受注明細 商品 商品区分 得意先 09

110 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 社員 運送会社 テーブル 全部で 8 個のテーブル をチェックして 完了 ボタンを クリックします これにより データのインポート 取り込み が始まり 次のページが表示されます 成功 と表示されれば データのインポートが完了です 完了後 閉じる ボタンをクリ ックして ウィザードを終了します 5. PowerPivot ウィンドウでは 次のようにインポートしたデータを確認できます 6. 次に 受注明細 テーブルの 単価 と 数量 列をかけ算して 受注金額 を取得する列 0

111 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 を追加します 次のように 受注明細 タブをクリックして 一番右に表示される列の 行 目をクリックして 式 fx へ =[単価]*[数量] という式を入力して Enter キーを押下 します =[単価] * [数量] と式を設定後 Enter キーを押下する 3 新しく追加された列名を 受注金額 へ変更 新しく追加した列の名前は 受注金額 へ変更しておきます 集計値の追加. 次に 数量 の合計値を追加します 次のように 数量 列内の任意の行をクリックして Σ オート SUM メニューの Σ 合計 をクリックします 列内の行を クリック 3 合計値が追加される これによって 数量列 の下部ウィンドウに数量の合計値が追加されます

112 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編. 追加した集計値の名前は 列名などと同様 編集することもできます ここでは 数量の合 計 を 数量計 へ変更しておきましょう 任意の名前へ変更 Note 列名や集計値の名前は そのまま Power View に表示される ここで編集した列名や集計値の名前は そのまま Power View やピボット テーブルに表示されるものになるの で レポート作成者が利用しやすい列名や名前に変更しておくことをお勧めします 3. 次に 数量の合計値の 書式 を 整数 へ変更します これを行うには 次のように 数量 計 を選択して 書式 メニューの 整数 をクリックします 数量計を選択

113 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 4. 次に 受注明細 テーブルの 商品コード 列に対して Distinct Count 個別のカウント を算出して 売上のあった商品数を取得するようにします これを行うには 次のように 商 品コード 列内の任意の行を選択して リボンの Σ オート SUM メニューから 個別のカ ウント をクリックします 3 5. これにより 商品コードの個別カウントが追加されるので 名前の 商品コードの個別カウン ト を 売上商品数 へ変更しておきます 売上商品数 へ変更 3

114 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 年 月 年月の追加とデータ型の変更 次に 受注 テーブルの 受注日 列から 年や月 年月を取得します. まずは 受注 タブをクリックして 受注テーブルのデータを表示します 一番右の列の 行目をクリックして 式 fx へ =YEAR([受注日]) と入力して Enter キーを押下しま す これで 受注日 列から年のみを取得できるようになります 3. YEAR 関数で取得したデータのデータ型は 自動的に 整数 になっているので これをテ キスト型 文字列型 へ変更します これを行うには 次のように データ型 メニューか ら テキスト をクリックします データ型を変更したら 列の名前を 年 へ変更しておきます なお YEAR 関数の変わりに FORMAT 関数を利用して =FORMAT([受注日], "YYYY") のように式を記述しても同じ結果を取得 年のみを取得 することができ FORMAT 関数の 場合は戻り値のデータ型が テキスト になるので 上記の作業が不要になります 3. 続いて 同様に操作して 受注日 列から 月のみを取得します 4

115 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 月 という 名前の列を追加 式 fx には =RIGHT("00" & MONTH([受注日]),) と入力して 0 付きの月 月な ら 0 月 として取得します なお MONTH 関数の変わりに FORMAT 関数を利用して =FORMAT([受注日], "MM") のように式を記述しても同じ結果を取得 月のみを取得 することができます 4. 次に 年月 列を取得します 年月 という 名前の列を追加 式 fx には =[年] & "/" & [月] と入力して 年と月をスラッシュ / で文字列連結し た結果 005 年 月なら 005/0 を取得するようにします ピボット テーブルでの確認 ここまで作成した PowerPivot データをピボットテーブルで確認してみましょう. ピボット テーブルを作成するために ピボット テーブル メニューから ピボットテーブ ル をクリックします 3 ピボットテーブルの作成 ダイアログでは 新しいワークシート を選択して OK ボ 5

116 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 タンをクリックします. 次に 画面右側に表示される PowerPivot フィールドの一覧 から 受注明細 テーブル の 受注金額 をチェックします これにより 受注金額の合計 98 万 530 円 が表示されることを確認できます 3. 続いて 行ラベル へ 商品 テーブルの 商品名 列ラベル へ 受注 テーブルの 月 垂直スライサー へ 商品区分 の 区分名 水平スライサー へ 受注 テーブルの 年 と 出荷先都道府県 を配置します 各フィールドを 配置 画面のようなピボット テーブルが作成できることを確認できます 6

117 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 列とテーブルの非表示設定 SQL Server 0 の Power Pivot では レポート作成時に使用しない列やテーブルを非表示に 設定することができるようになりました これも試してみましょう. ここでは 受注明細 テーブルの 割引 列を非表示にしてみます 次のように 受注明細 テーブルを表示して 割引 列上で右クリックし クライアントツールに非表示 をクリッ クします これによって 割引 列がグレー表示に変わります これで 割引列は Excel や Power View 側のフィールド一覧からは表示されないようにな ります. 次に 受注 テーブルの 出荷先住所 から 運送料 までの列をマウスをドラッグして 選択し 右クリックをして クライアント ツールに非表示 をクリックします 7

118 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 すべての列がグレーに変わって まとめて非表示に設定することができたことを確認できます 3. 次に テーブルを非表示に設定してみましょう 次のように 運送会社 テーブルのタブを右 クリックして クライアント ツールに非表示 をクリックします グレー表示 運送会社 タブがグレーに変わっていることを確認できます これで Excel や Power View からは運送会社テーブルが表示されないようになります 4. 次に 非表示に設定した列やテーブルが実際に表示されないことを ピボット テーブル側か 8

119 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 ら確認してみましょう Excel を開くと 次のように PowerPivot フィールドの一覧 に PowerPivot データが変更されました と表示されていることを確認できるので 最新の 情報に更新 ボタンをクリックして フィールドの一覧情報を最新のものに更新します 前の手順で非表示に設定した列やテーブルが表示されなくなったことを確認できます 画像の利用と詳細設定モードへの切り替え Power View では テーブルに画像を指定した URL を格納することで 画像を表示することがで きます このための設定は次のとおりです. まずは 画像を任意の Web サイトへ配置します レポート サーバー SharePoint Server の 共有ドキュメント へ配置する場合は 次の手順で行います 共有ドキュメント をクリックして リボンの ドキュメント タブにある 新しいフォル ダー をクリックします 新しいフォルダー 画面が表示されたら 名前 へ任意のフォルダー名 ここでは Images を入力して 保存 ボタンをクリックします. 作成したフォルダーへ 画像を配置するには リボンの ドキュメント タブにある ドキュ メントのアップロード メニューの 複数のドキュメントのアップロード をクリックします 9

120 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 3 4 複数ドキュメントのアップロード ページが表示されたら 代わりにファイルを参照して ください をクリックして 任意の画像 ここでは サンプル スクリプト内の Images フ ォルダーにある画像をすべて を選択して 開く ボタンをクリックします 3. 複数ドキュメントのアップロード ページへ戻ったら OK ボタンをクリックし すべて の画像ファイルの状態が 完了 になったら 完了 ボタンをクリックします これで 共有ドキュメント の Images フォルダーに画像ファイルが配置されます 0

121 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 なお 配置した画像は 次のように商品区分のイメージ画像になっており 8 個の区分 飲料 や調味料 菓子類 乳製品など ごとにファイルを作成しています 詳細設定モードでの ImageURL 列の設定. 次に PowerPivot ウィンドウに戻って 画像ファイルの URL を格納する列を追加します ここでは 次のように 商品区分 テーブルに 区分画像 列を追加して 式 fx に =" & [区分コード] & ".png" と入力します URL は 皆さんの環境に合わせて 画像をアップロードしたパスへ変更して ください 画像ファイルの名前は 区分コードと同じ名前にしているので 区分コード な ら.png このように URL を記述しています

122 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編. 次に PowerPivot ウィンドウを詳細設定モードへ切り替えます これを行うには 次のよう に 詳細設定モードへの切り替え をクリックします 3. 詳細設定モードへ切り替えると リボンに 詳細設定 タブが追加されて Power View レ ポート独自のプロパティを設定できるようになります たとえば Power View レポートで 画像を表示したい場合には ImageURL を設定します 今回は 区分画像 列を Power View レ ポ ー ト で 画 像 と し て 表 示 し た い の で 次 の よ う に 区 分 画 像 列 を 選 択 し て ImageURL をチェックします 3

123 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 商品 テーブルに商品画像の追加 シミュレート 続いて 商品テーブルにも商品区分画像の列を追加しましょう 本来なら商品の画像への URL を 追加するべきところですが そのシミュレーションとして区分画像を利用します RELATED と いう関数を利用すると 商品区分テーブルの画像列を 商品テーブルにも追加することができます. 商品 テーブルに 商品区分 と同じ区分画像の列を追加するには 次のように 商品 テーブルに列を追加して 式 fx へ =RELATED( と入力します 3. 続いて 次のように 商品区分 の 区分画像 列をクリックすると RELATED 関数の引 数に 商品区分 [区分画像] が追加されることを確認します 3 RELATED 関数の引数に 商品区分 [区分画像] が追加される 3. 最後に ) を入力して 式を完成させます 3

124 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 4. 式の完成後 商品 テーブルの新しい列に 商品の区分コードに対応した区分画像の URL が 格納されていることを確認して 列名を 商品区分画像 などに変更します 3 また 商品区分画像 列を選択して ImageURL をチェックします テーブルの動作 の設定. Power View レポートにカード形式でデータを表示する際に カードの見出しとして設定し たい列がある場合には 次のように テーブルの動作 をクリックして テーブルの動作 ダイアログを表示します テーブルの動作 ダイアログでは 行識別子 に このテーブルの行を識別する列 通常 4

125 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 は 主キー列 を選択して 既定のラベル に カードの見出しとして設定したい列 画面 は 商品区分 テーブルの 区分名 列 を設定します また 既定の画像 へ画像情報の列 画面では 区分画像 列 を設定することで Power View レポートにカード形式でデータを表示する場合に カード内の左端に画像を表示させることが できるようになります. 次に 商品 テーブルについても テーブルの動作 をクリックして 行識別子 へ 商 品コード 既定のラベル へ 商品名 既定の画像 へ 商品区分画像 を設定しておき ます Note 画像データを BLOB 列に格納している場合 SQL Server 0 の PowerPivot では 画像データを BLOB 列 varbinary(max) に格納している場合にも データをインポートできるようになりました varbinary(max) 列に格納 した画像データをバイナリ データとして取り込める 既定の画像に BLOB 列を設定 5

126 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 インポート後 テーブルの動作 で BLOB 列を 既定の画像 へ設定すれば 次のように Power View ツール でカード内の左端に画像を表示できるようになります BLOB 列に格納した 画像データ 既定のフィールド セット の設定. Power View レポートで テーブル名をクリックしただけで配置される列のセット 既定の フィールド セット を設定したい場合には 次のように 既定のフィールド セット をクリ ックして 既定のフィールド セット ダイアログを表示します 画面は 商品 テーブル 3 テーブル内のフィールド から 設定したい列を選択し 追加 ボタンをクリックして 6

127 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 既定のフィールド 並べ替え順 へ追加していきます 画面は フリガナ 商品名 商品 コード 梱包単位 単価 在庫の順に追加 既定のフィールド 並べ替え順 へ追加後は 上へ移動 ボタンや 下へ移動 ボタンで並び順を変更することができます ここでの並び 順が 配置されるときの順番になります 設定後 OK ボタンをクリックします. 最後に Excel ファイルを NorthJ.xlsx という名前で保存します 以上で Power View レポートのための PowerPivot ファイルの作成が完了です 7

128 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 4.4 データ警告のためのレポート作成 Reporting Services データ警告のためのレポート作成 ここでは データ警告で利用する商品の在庫一覧レポート 商品ごとの在庫や発注点を表示するレ ポート を作成する手順を説明します レポートの完成画面は 次のとおりです 商品ごとに在庫や発注点 が表示されることを確認 作成手順. まずは レポートの作成ツールである レポート ビルダー SQL Server 0 版 をダウ ンロードして インストールします ダウンロードは 次の URL から行うことができます 8

129 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編. レポート ビルダーのインストールが完了したら スタート メニューの すべてのプログラ ム Microsoft SQL Server 0 レポート ビルダー 3.0 から レポート ビルダー 3.0 をクリックして レポート ビルダーを起動します 3. 起動すると 最初に 作業の開始 ウィンドウが表示されるので 新しいレポート を選択 して 空のレポート をクリックします 4. 次に レポート内の任意の領域を右クリックし 挿入 メニューの 表 をクリックします 9

130 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 任意の領域を 右クリック 5. これにより 次のように データ セットのプロパティ ダイアログが表示されるので レポ ートに埋め込まれたデータセットを使用します を選択して 新規 ボタンをクリックしま す 6. データソースのプロパティ ダイアログが表示されたら レポートに埋め込まれた接続を 使用する を選択して ビルド ボタンをクリックします 30

131 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 接続のプロパティ ダイアログでは サーバー名 へ SQL Server の名前 画面は moon データベース名の選択または入力 で NorthwindJ データベースを選択して OK ボタンをクリックします 7. データセットのプロパティ ダイアログへ戻ったら クエリ デザイナー ボタンをクリッ クして クエリ デザイナーを開きます 商品コード 商品名 在庫 発注点が追加される 3 クエリ デザイナーでは 商品 テーブルを展開して 商品コード と 商品名 在庫 発注点 をチェックして OK ボタンをクリックします データセットのプロパティ ダイアログへ戻ったら OK ボタンをクリックします 8. レポートの作成画面では 表の一番左の列へ 商品コード を設定します 3

132 SQL Server 0 自習書 No.4 新機能ダイジェスト BI 編 クリック 9. 商品コード を選択 続いて 列目には 商品名 3 列目には 在庫 を設定します 右クリック 3 商品名 在庫 を設定 設定後 4 列目を追加するために 列ヘッダーを右クリックして 列を挿入 メニューから 右揃え をクリックします 0. 4 列目が追加されたら ここへ 発注点 を設定します 発注点を設定. 次に 任意のスタイル フォントや背景色など へ表を変更します 3 任意のスタイル に変更