環境に優しい清掃工場を目指して -ISO14001 環境活動報告書 - 平成 24 年度三番瀬船橋市南部清掃工場から撮影三番瀬は東京湾最奥部にある約ヘクタールの干潟と浅海部ですまた都心から一番近い潮干狩り場があることでも知られています船橋市環境部

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ことこいりぐら
4 years ago
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1 環境に優しい清掃工場を目指して -ISO14001 環境活動報告書 - 平成 24 年度三番瀬船橋市南部清掃工場から撮影三番瀬は東京湾最奥部にある約ヘクタールの干潟と浅海部ですまた都心から一番近い潮干狩り場があることでも知られています船橋市環境部

2 はじめにきれいな空気澄んだ水みどり豊かな自然は本来人類にとって不可欠なものですしかし地球環境は産業経済活動また私たちの日常生活の過程で温暖化問題に代表されるように年々深刻化しています地球環境の改善には事業者そして私たち個人も地球規模の問題としてとらえ地球環境の保全省資源省エネルギーに向けた取り組みを足もとから実行しまた汚染の予防を図っていく必要があります本市の北部清掃工場及び南部清掃工場は地球環境に与える環境影響を減らし環境にやさしい清掃工場をめざし I S O の環境マネジメントシステムを構築し平成 1 2 年 2 月 2 5 日に認証を取得して工場関係者全員がこれを実践してまいりましたこのたび環境情報開示の観点から I S O 認証取得後の平成 2 3 年度取り組み状況について平成 2 4 年度 I S O 環境活動報告書にまとめました北部清掃工場南部清掃工場はごみを焼却するということでは同じですがごみ焼却施設の方式が違うため環境目的目標をそれぞれ清掃工場で定めておりこれに沿った活動報告として広く紹介するものです目次船橋市のごみ事情工場概要環境方針環境マネシメントシステム運用の基本構成 -- 3 I S O 環境マネシメントシステム基本組織環境活動報告環境管理責任者による評価大気保全土壌地下水汚染防止悪臭発生防止騒音発生防止廃棄物発生抑制省エネルギー省資源適正ごみの搬入地球温暖化防止環境保全活動ご意見ご感想をお聞かせください - 1 4

船橋市のごみ事情船橋市では排出されるごみを可燃ごみ粗大ごみ不燃ごみ資源ごみ有価物等に分別し収集を行っております平成 23 年度は年間に 214,528 トン排出されました内訳は可燃ごみが

元の容積の 1 / 1 0 にする ) 無臭化無害化を図ります代償として排ガス等が発生しますので排ガス処理等を行い環境汚染防止につとめていますまた

4 5 トンのごみを焼却する旋回型流動床式焼却炉 ( ごみを加熱した砂で焼却する炉 ) を 3 基保有し年間約 9 万 3 千トンのごみを焼却していますまた同工場では炉から発生する焼却残渣 ( 不燃物 )

3 船橋市のごみ事情船橋市では排出されるごみを可燃ごみ粗大ごみ不燃ごみ資源ごみ有価物等に分別し収集を行っております平成 23 年度は年間に 214,528 トン排出されました内訳は可燃ごみが 167,203 トン粗大不燃ごみは 17,379 トン資源ごみは 8,482 トン有価物は 20,500 トンその他は 964 トンになります常住人口は 610,434 人 ( 平成 23 年 10 月 1 日現在 ) ですから市民一人一日あたりのごみ排出量は 0.960kg/ 人日になります工場概要船橋市北部清掃工場及び南部清掃工場は市内で発生したごみを衛生的に焼却している一般廃棄物処理施設です生活系と事業系のごみを焼却することによりごみの減容化 ( 元の容積の 1 / 1 0 にする ) 無臭化無害化を図ります代償として排ガス等が発生しますので排ガス処理等を行い環境汚染防止につとめていますまた利点としては焼却時に発生する熱の有効利用を図り発電を行っています北部清掃工場南部清掃工場所在地 : 船橋市大神保町 1356 番地北部清掃工場は平成 4 年から稼働を始めた焼却施設で 1 日当たりトンのごみを焼却する旋回型流動床式焼却炉 ( ごみを加熱した砂で焼却する炉 ) を 3 基保有し年間約 9 万 3 千トンのごみを焼却していますまた同工場では炉から発生する焼却残渣 ( 不燃物 ) から金属類を選別し埋立て処分量の削減を行っています所在地 : 船橋市潮見町 3 8 番地南部清掃工場は平成元年から稼働した焼却施設で 1 日当たりトンのごみを焼却するストーカ式焼却炉 ( 火格子の上でごみを焼却する炉 ) を 3 基保有し年間約 9 万トンのごみを焼却していますまた同工場では焼却残渣から磁選機にて鉄クズを選別して有価物として売却することにより埋立て処分量の削減を行っています -1-

4 環境方針私たちの船橋市は首都圏にありかつ1960 年代後半からの急激な人口増と都市化にもかかわらず東京湾に残された唯一の干潟をはじめ海老川や谷津田そしてそれを囲む傾斜林や農地など良好な環境に恵まれていますしかしながらこのような多様な自然環境はさらなる都市化の進展に伴い次第に失われ都市特有の環境問題が日々深刻化していますこうした中でいま船橋市は生き生きとしたふれあいの都市ふなばしを合言葉に街づくりを進めていますが何よりも大切なことは都市活動の水準を持続的に発展させながら環境に与える負荷を減らし自然と共生するという視点にたった環境にやさしい街づくりを進めることですそのため私たちは今ある豊かな環境の維持保全に努めなかでも環境の保全にかかわりの深いごみ焼却処理施設である北部南部の両清掃工場で ISO14001 規格に基づいた環境マネジメントシステムを構築し環境にやさしい清掃工場を実現するため工場関係者全員をあげて次のことに取り組みます 1 環境への負荷の軽減を図るため方針に基づき調査し環境目的目標を定め計画的に事業を遂行するとともに定期的に見直しを行い継続的な改善及び環境汚染の予防に努めます 2 環境関連法令及び公害防止に関する協定等を遵守します 3 工場の操業に伴う資源やエネルギーの利用にあたっては効率化を図り節約に努めます 4 工場の操業状況環境関連調査の記録については積極的に住民に公開するとともに環境学習のための施設見学も日常的に行い市民及び近隣住民の環境意識の高揚を図るとともに連携が密となるよう努めます 5 この方針は文書化し工場で働く人また工場の活動のために働くすべての人に周知します 6 この方針は広く一般に公開します 2012 年 4 月 1 日船橋市環境部長山崎健嗣 -2-

5 環境マネジメントシステム運用の基本構成組織の最高経営層である環境部長が環境方針を立てその実現のために計画 ( Plan ) しそれを実施及び運用 ( Do) しその結果を点検及び是正 (Check) し不都合があったらそれを見直し (Action) 再度計画を立てるというシステム (PDCA) サイクルを構築しこのシステムを継続的に実施することにより環境負荷の低減や事故の未然防止を行うものです両清掃工場が ISO14001 規格に基づきシステムを構築し認証を取得したことは清掃工場自らが環境配実施及び運用 Plan 継続的改善環境方針慮へ自主的積極的に取り組んでいることを示す有効な手段となっています ISO14001 Do 点検及び是正措置計 Check 画 Action 経営層による見直し船橋市環境基本条例船橋市環境基本計画ふなばしエコオフィスプラン ISO14001 とは企業やその他の組織が継続的に地球環境改善を行っていくためのマネジメントシステムの国際規格ですこの規格は国際標準化機構 ( 略称 ISO) という組織が 1996 年 10 月に定めたものでわが国では日本工業規格 JISQ シリーズに組み入れ 1996 年 10 月 20 日に制定されその後 2004 年 12 月に改正されておりますまたこの規格は ISO14001 の認証取得を目指す組織が構築したシステムがこの規格に適合しているかどうかについて審査登録機関が審査を行い登録するときにも用いられます ( 審査登録制度 ) 更新審査は 3 年ごとに定期審査は 1 年ごとに行なわれます環境マネジメントシステム基本組織清掃工場の環境マネジメントシステムに関わる基本組織は右図のとおり最高経営層環境管理責任者環境管理委員会各清掃工場環境管理責任者代理各係長各清掃工場 ISO 推進委員会環境管理委員会事務局並びに監査組織で構成されていますまたサイト ( 取り組み範囲 ) には実施及び運用段階で常駐して業務を行う組織 ( 委託業者 ) も含まれます -3-

環境活動報告北部清掃工場及び南部清掃工場の環境活動内容について報告します対象期間は平成 2 3 年 4 月 1 日から平成 2 4 年 3 月 3 1 日までとしその平成 2 3 年度の結果を平成 2 1 年度平成 2 2 年度と比較表示しております対象組織は前ページの環境マネジメントシステム基本組織のとおりです環境目的は環境方針から生じる全般的な環境の到達点として

6 環境活動報告北部清掃工場及び南部清掃工場の環境活動内容について報告します対象期間は平成 2 3 年 4 月 1 日から平成 2 4 年 3 月 3 1 日までとしその平成 2 3 年度の結果を平成 2 1 年度平成 2 2 年度と比較表示しております対象組織は前ページの環境マネジメントシステム基本組織のとおりです環境目的は環境方針から生じる全般的な環境の到達点として北部清掃工場及び南部清掃工場に搬入されるごみの全量を焼却処分するという前提で設定しております環境目標は環境目的から導かれ環境目的と整合した内容でその目的を達成するために 3 年間の年度別目標値を設定し平成 2 3 年度の目標値として取り組み項目ごとに定めております環境管理責任者による評価南部清掃工場での京葉港埠頭地区内の一斉清掃北部清掃工場と南部清掃工場における I S O の活動について平成 1 2 年 2 月に認証取得した後環境への負荷軽減を図るために自ら設定した目的目標を達成するよう遂行し継続的な改善を進めてまいりました平成 2 3 年度は両清掃工場では平成 2 3 年 3 月 1 1 日の東日本大震災の経験を踏まえ非常時の安全対策や環境影響を考慮し緊急事態対応標準の見直しや訓練を行ってきましたまた福島第一原子力発電所事故の影響により夏場の電力削減要請や放射性物質による焼却灰の処分場受け入れ停止問題など清掃工場の運営に大きな影響がありましたそのような状況の中職員及び関係者が一つになって適切な対応と積極的な活動に努めたことにより環境目的目標を達成することができましたまた平成 2 4 年 1 月には外部審査機関による更新審査が終了し活動を継続しています今後放射性物質への対応は継続的に必要となりまた市ではペットボトルの分別収集が始まるなど清掃工場を取り巻く環境は変化しますが常に環境方針に沿って環境負荷の少ない開かれた清掃工場の実現を目指して更にスパイラルアップした活動に取り組んでいきたいと思います - 4 -

7 大気保全大気汚染物質の発生を抑制する取り組み大気環境への影響が懸念される排ガス中のダイオキシン類ばいじん硫黄酸化物窒素酸化物及び塩化水素濃度を低減するため種類別工場別に目標値を定めて次のとおりに大気汚染物質の発生抑制を行いましたダイオキシン類濃度の低減項目北部清掃工場南部清掃工場規制値 1ng-TEQ/m 3 N 1ng-TEQ/m 3 N 目標値 0.45ng-TEQ/m 3 N 以下 0.5 ng-teq/m 3 N 以下結果 A 系炉 B 系炉 C 系炉 1 号炉 2 号炉 3 号炉平成 2 1 年度 2 2 年度 2 3 年度 (2 3 年度最大 ) 注 ) 規制値 : ダイオキシン類対策特別措置法による規制値 ( 超えてはいけない数値 ) 焼却炉で燃焼時に排出される排ガス中ダイオキシン類の低減を図るため排ガス処理施設の適正管理や炉の燃焼管理の徹底を図り目標値以下に発生抑制できました廃棄物の処理及び清掃に関する法律及びダイオキシン類対策特別措置法の規定により平成 1 4 年 1 2 月 1 日から排ガス中のダイオキシン類の濃度規制が強化され 1 ng-teq/ m 3 N 以下に保持することが義務づけられました両清掃工場ではダイオキシン類を削減するため更に厳しい目標値を設定し削減に取り組みましたその結果いずれも目標値以下に低減しております - 5 -

8 ばいじん濃度の低減項目北部清掃工場南部清掃工場規制値 0.08g/m 3 N 0.08g/m 3 N 目標値 0.020g/m 3 N 以下 0.01g/m 3 N 以下結果 A 系炉 B 系炉 C 系炉 1 号炉 2 号炉 3 号炉平成 2 1 年度 2 2 年度 2 3 年度 (2 3 年度最大 ) < 注 ) 規制値 : 大気汚染防止法による規制値 ( 超えてはいけない数値 ) 両工場とも目標値を達成しました硫黄酸化物濃度の低減項目北部清掃工場南部清掃工場規制値 431ppm (k 値 = 1.75) 340ppm (k 値 = 1.75) 目標値 5 ppm 以下 30ppm 以下結果 A 系炉 B 系炉 C 系炉 1 号炉 2 号炉 3 号炉平成 2 1 年度 2 2 年度 2 3 年度 (2 3 年度最大 ) < 1 < < 1 < < 1 < 注 ) 規制値 : 大気汚染防止法による規制値 ( 超えてはいけない数値 ) 北部清掃工場は消石灰噴霧とバグフィルター装置により硫黄酸化物の低減を図り南部清掃工場ではゴミピットの撹拌による焼却物の均一化及び消石灰液を噴霧し削減に努め両工場とも目標値以下に低減できました - 6 -

窒素酸化物濃度の低減項目北部清掃工場南部清掃工場規制値 250ppm 250ppm 目標値 90ppm 以下 100ppm 以下結果 A 系炉 B 系炉 C 系炉 1 号炉 2 号炉 3 号炉

超えてはいけない数値 ) 42 46 33 39 36 52 37 54 北部清掃工場は焼却により発生する窒素酸化物をアンモニアの噴霧により削減しており南部清掃工場は燃焼調整改善により低減を図り

1 号炉 2 号炉 3 号炉平成 2 1 年度 2 2 年度 2 3 年度 (2 3 年度最大 ) 2.4 2.5 2 2 1.8 1.4 1 < 2 1.6 1.

9 窒素酸化物濃度の低減項目北部清掃工場南部清掃工場規制値 250ppm 250ppm 目標値 90ppm 以下 100ppm 以下結果 A 系炉 B 系炉 C 系炉 1 号炉 2 号炉 3 号炉平成 2 1 年度 2 2 年度 2 3 年度 (2 3 年度最大 ) 注 ) 規制値 : 大気汚染防止法による規制値 ( 超えてはいけない数値 ) 北部清掃工場は焼却により発生する窒素酸化物をアンモニアの噴霧により削減しており南部清掃工場は燃焼調整改善により低減を図り両工場とも目標値以下に管理しました塩化水素濃度の低減項目北部清掃工場南部清掃工場規制値 430ppm 430ppm 目標値 17ppm 以下 80ppm 以下結果 A 系炉 B 系炉 C 系炉 1 号炉 2 号炉 3 号炉平成 2 1 年度 2 2 年度 2 3 年度 (2 3 年度最大 ) < 注 ) 規制値 : 大気汚染防止法による規制値 ( 超えてはいけない数値 ) 北部清掃工場では消石灰噴霧とバグフィルター装置等により塩化水素を低減しており南部清掃工場では消石灰液噴霧の管理を徹底し削減の向上に努め両工場とも目標を達成しました - 7 -

10 土壌地下水汚染防止土壌地下水汚染を防止する取り組み水質汚濁の防止目標値結果平成 21 年度 22 年度 23 年度北部清掃工場南部清掃工場排水油類酸及びアルカリを工場外に放流漏洩しない排水は再利用し放流漏洩はなかった排水は再利用し放流漏洩はなかった排水は再利用し放流漏洩はなかったこの取り組みは目的目標に設定しておりません北部清掃工場では周辺地域の環境影響に配慮し水質汚濁の発生防止に努め目標を達成しました悪臭発生防止悪臭発生防止の取り組み悪臭発生の防止項目北部清掃工場南部清掃工場目標値臭気濃度 1 0 以下この取り組みは目的結果平成 21 年度 22 年度 23 年度臭気濃度 1 0 未満臭気濃度 1 0 未満臭気濃度 1 0 以下目標に設定しておりません北部清掃工場では周辺地域の環境影響に配慮し悪臭の発生防止に努め目標を達成しました騒音発生防止騒音発生防止の取り組み騒音発生の防止項目北部清掃工場南部清掃工場目標値朝夕 55dB 昼 60dB 夜 50dB 以下この取り組みは目的結果平成 21 年度 22 年度 23 年度朝夕 52dB 昼 52dB 夜 48dB 朝夕 50dB 昼 51dB 夜 49dB 朝夕 50dB 昼 54dB 夜 49dB 目標に設定しておりません北部清掃工場では周辺地域の環境影響に配慮し騒音の発生防止に努め目標を達成しました - 8 -

廃棄物発生抑制廃棄物の発生を抑制する取り組み清掃工場から発生する廃棄物を低減するため北部清掃工場及び南部清掃工場におい

清掃工場目標値粗大ごみからリサイクルできるものの回収 2,160 個 / 年以上廃自転車のリサイクル 6,000 台 / 年以上結果平成 21 年度平成 22

廃自転車のリサイクル 6,3 00 台 / 年以上結果平成 23 年度 2,404 個 / 年 6,779 台 / 年北部清掃工場では

11 廃棄物発生抑制廃棄物の発生を抑制する取り組み清掃工場から発生する廃棄物を低減するため北部清掃工場及び南部清掃工場においてそれぞれ廃棄物の発生を抑制する取り組みを実施しています粗大ごみからリサイクルできるものの回収 ( 北部清掃工場 ) 廃自転車のリサイクル ( 北部清掃工場 ) 項目北部清掃工場目標値粗大ごみからリサイクルできるものの回収 2,160 個 / 年以上廃自転車のリサイクル 6,000 台 / 年以上結果平成 21 年度平成 22 年度 2,582 個 / 年 2,369 個 / 年 6,887 台 / 年 6,853 台 / 年目標値粗大ごみからリサイクルできるものの回収 2,160 個 / 年以上廃自転車のリサイクル 6,3 00 台 / 年以上結果平成 23 年度 2,404 個 / 年 6,779 台 / 年北部清掃工場では従前から廃棄物の発生を抑制する取り組みを実施しておりましたが平成 21 年度に粗大ごみの回収目標及び平成 2 3 年度に廃自転車の回収目標の見直しをしました搬入される再利用できる粗大ごみの回収や廃自転車のリサイクル化に努め焼却量を削減し目標を達成しました - 9 -

12 廃棄物発生抑制焼却灰減量化及び飛灰減量化の取り組み ( 南部清掃工場 ) 項目南部清掃工場目標値焼却灰の熱灼減量を 5% 以下とするごみ焼却量 t 当たりの飛灰結果平成 21 年度 22 年度 23 年度 4. 7 % 4. 7 % 4.2 % 発生量を 3.1t 以下とする t t 2.45 t 南部清掃工場では焼却灰の減量を図るため適正な燃焼管理に努め目標を達成しましたまた消石灰液の噴霧量を適正管理し飛灰の発生量の減量化に努め目標を達成しました省エネルギー省エネルギーを促進する取り組み省エネルギー促進項目北部清掃工場南部清掃工場平成 21 年度目標値年間の発電可能電力量の 90% 以上を発電する発電で発生する電力で余剰となる電力を売電する余剰 ( 売電 ) 電力量 2,800,000kwh / 年以上結果発電率 95.1% 4,848,096kwh / 年平成 22 年度平成 23 年度目標値年間の発電可能電力量の 92% 以上を発電する発電で発生する電力で余剰となる電力を売電する余剰 ( 売電 ) 電力量 4,000,000kwh / 年以上結果発電率 93.9% 4,792,437kwh / 年目標値年間の発電可能電力量の 97% 以上を発電する 1 1 月より目標値を変更し発電可能電力量の 93% 以上を発電する発電で発生する電力で余剰となる電力を売電する余剰 ( 売電 ) 電力量 4,200,000kwh / 年以上結果発電率 93.7% 5,451,275kwh / 年清掃工場ではごみを焼却することにより発生する熱を利用し蒸気タービン発電機により発電を行っております発電された電力は清掃工場の操業に必要となる電力に使用していますが発電機の安定運転を図り発電量を確保することは買電電力量の削減に繋がり省エネルギーの促進となります北部清掃工場では 9 月の電気設備のトラブルにより発電可能電力量の 9 7 % 以上を発電することが困難となりましたそのため 1 1 月より目標値を発電可能電力量の 9 3 % 以上を発電するに変更し設備の計画的整備と日常管理の徹底によりタービン発電機の安定運転を継続し目的を達成することが出来ました南部清掃工場では平成 20 年 2 月から電力会社への発電余剰電力を売電することとし同売電量の目標を新たに設定いたしました目標の余剰電力量を確保するため発電設備の運転維持管理を徹底するとともに工場内で使用する電力の低減に努めた結果目標を達成することが出来ました

省資源省資源を促進する取り組み省資源促進 ( 南部清掃工場 ) 項目南部清掃工場平成 21 年度目標値生活用水使用量 ( 平成 17 年度の 12% 削減 ) 結果 5,345 28.2 % 22 年度目標値生活用水使用量 ( 平成 2 0 年度の 2% 削減 ) 結果 5,295 3.1 % 23 年度目標値生活用水使用量 ( 平成 2 0 年度の 2% 削減 ) 結果 5,236 4.

13 省資源省資源を促進する取り組み省資源促進 ( 南部清掃工場 ) 項目南部清掃工場平成 21 年度目標値生活用水使用量 ( 平成 17 年度の 12% 削減 ) 結果 5, % 22 年度目標値生活用水使用量 ( 平成 2 0 年度の 2% 削減 ) 結果 5, % 23 年度目標値生活用水使用量 ( 平成 2 0 年度の 2% 削減 ) 結果 5, % 生活用水については冷房設備の冷却水の使用を削減した結果 4. 3 % 削減し目標を達成しました適正ごみの受入適正可燃ごみ受入の徹底に関する取り組み適正ごみ受入に関する取り組み ( 南部清掃工場 ) 項目南部清掃工場目標値年間 6 回以上のピット前検査を実施する結果実施回数平成 2 3 年度 6 回 / 年南部清掃工場では事業系ごみにおける有価物の分別処理不適切物の混入防止指導のためにピット前検査を実施しました

14 地球温暖化防止二酸化炭素 (CO2) の排出量について清掃工場ではごみを焼却するためCO 2が発生しますこのCO2 は温室効果による地球温暖化の主要因とされていますので焼却により生じる熱エネルギーを回収し工場内外の設備や施設に供給するとともに蒸気エネルギーによる発電を行い工場内で使用する電力として有効利用を図っておりますこのように間接的に電力会社の発電量を軽減しその結果においてCO2の発生を抑制しているものです環境負荷が低減される状況を図に示しております -12-

環境保全活動外部コミュニケーションに関する取り組みコミュニケーションに関する取り組み項目北部清掃工場南部清掃工場目標値結果平成 2 1 年度 2

/ 年 4,379 人 / 年 1 0 2 回 / 年 4,034 人 / 年年間 2 4 回以上の見学会を実施する見学回数工場見学者数 3 8 回 /

各工場別にコミュニケーションを図るための目標及び取り組みを定めて積極的に活動しました各工場での I S O 取り組み状況北部清掃工場では

苛性ソータアンモニアの取扱訓練南部清掃工場では環境美化の一環として潮見町地区の事業所工場と協力して事業所等の周辺とその歩道に散乱するゴミ等を清掃 (

15 環境保全活動外部コミュニケーションに関する取り組みコミュニケーションに関する取り組み項目北部清掃工場南部清掃工場目標値結果平成 2 1 年度 2 2 年度 2 3 年度年間 100 回以上の工場見学会を実施する見学回数工場見学者数回 / 年 4,217 人 / 年回 / 年 4,379 人 / 年回 / 年 4,034 人 / 年年間 2 4 回以上の見学会を実施する見学回数工場見学者数 3 8 回 / 年 1,200 人 / 年 4 1 回 / 年 1,179 人 / 年 3 1 回 / 年 927 人 / 年開かれた清掃工場を実現するため各工場別にコミュニケーションを図るための目標及び取り組みを定めて積極的に活動しました各工場での I S O 取り組み状況北部清掃工場では緊急事態について周辺環境への影響を最小限にするため定期的にマニュアルに従って各種の教育訓練を実施しております北部清掃工場消防訓練北部清掃工場苛性ソータアンモニアの取扱訓練南部清掃工場では環境美化の一環として潮見町地区の事業所工場と協力して事業所等の周辺とその歩道に散乱するゴミ等を清掃 ( 京葉港埠頭地区内清掃 ) しより美しい地域の推進を図っておりますまた各種の ISO 教育訓練を実施しております南部清掃工場京葉港埠頭地区内清掃南部清掃工場 ISO 教育訓練

16 ご意見ご感想をお聞かせください本書 I S O 環境活動報告書平成 2 4 年度は平成 23 年度環境活動の内容を記載いたしました今後も継続的にシステム全体のレベルアップに取り組み環境活動の充実を図りたいと考えておりますので皆様方のご意見ご感想をお聞かせいただければ幸いです最後に船橋市といたしましてもさらにごみ減量に努力してまいりますので市民の皆様におかれましてもより一層のごみの削減にご協力を頂きますようお願い致します船橋市環境部クリーン推進課環境管理委員会事務局 TEL047(436)2438 船橋市湊町 2 丁目 10 番 25 号 FAX047(436)2448 船橋市環境部北部清掃工場 TEL047(457)5341 船橋市大神保町 1356 番地 FAX047(457)7309 船橋市環境部南部清掃工場 TEL047(437)5300 船橋市潮見町 38 番地 FAX047(437)5305 船橋市ホームページ

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はじめに.indd 個別目標 Ⅲ-4 環境を守り資源を大切に利用するまち 1 望ましいまちの状態て認識し環境と共生した暮らしを実行していますライフスタイルも変わり環境にやさしい商品の購入やエネルギーを利用するなど地球環境問題の解決に向けた取り組みが区民生活や事業活動のすみずみに浸透していますまたごみの発生抑制資源の再利用や再生の取り組みが進展し資源循環型社会が実現しています車の排気ガスによる大気汚染も改善され