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1 FYS 2019 貸与 PC と Linux 2019/6/8 土 海谷治彦 1

2 目次 仮想マシンについて 起動, ログイン, ログアウト, 停止 端末 パスワード変更 日本語フォルダの英語化 ( 任意 ) スクリーンセーバーをオフ ( 任意 ) ファイルのダウンロード アーカイブファイル zip 簡単なプログラム実行 Windows とのファイル共有 簡単なプログラムの開発 2

3 仮想マシンについて 貸与 PC には Win10 が入ってます. Win 上で他の OS(Win や Linux) を実行するためのソフト VirtualBox がアプリとして入ってます. このアプリを使うことによって,Win と Linux を同時に使うことができます. Win をホスト OS, Linux をゲスト OS として使ってます. 3

4 仮想マシンを使う理由 一台のマシンで仮想的に複数のマシンを動作させることができる. イマドキは複数マシン上で動くソフトやアプリが多い ( ウエブアプリ等 ) ので, その練習や理解が深まる. Linux のアプリを Win でも動かせる という色合いは薄い. 4

5 参考 : 貸与 PC のロジカルな構成 Internet 他マシンのブラウザ : アプリ wifi : NIC ファイアーウォール : フィルタ Edge : アプリ Windows10 : ホスト OS ポートフォワード : フィルタ VirtualBox : アプリ : ユーザー管理 eth : NIC CentOS7/nat : ゲスト OS firefox : アプリ : ユーザー管理 ワード等 : アプリ ファイアーウォール : フィルタ r ab : ユーザー jindai : ユーザー xfs : ファイルシステム NTFS : ファイルシステム httpd : アプリ ホーム : ファイル ホーム : ファイル SELinux : フィルタ "C:\Vshare\" : ファイル 共有 "/media/sf_vsare/" : ファイル それぞれの OS は同時動作できる. 相互の OS 間でユーザー管理連携 (LDAP 等 ) は行われていない. きわめて簡素だが, クラウドサーバー (IaaS) といえなくは無い. 5

6 VM の物理的? な構造 パソコン ( 本物の PC ハードウェア ) PDF ビューアーのプロセス MS ワードのプロセス 管理 VMM( 仮想マシン Manager) のプロセス (VirtualBox 等 ) 仮想的な PC ハードウェア ブラウザのプロセス 管理 管理 emacs のプロセス 管理 ゲスト OS のプロセス (linux) gcc のプロセス 管理 ホスト OS のプロセス (windows) 管理 6

7 クラウドについて 実は世の中のクラウド ( 特に IaaS) は, この仮想マシンの仕組みそのままである. 違いは, 世間のクラウドサービスでは, 巨大 高速なホストマシンを使っていること. 貸与 PCはノートPCとして標準的な規模や速度なので, 多数の仮想マシンを動作させるのはツラい. ゲストOSは1 個くらいで勘弁してあげてください. 仕様上は複数動かすことができます. 7

8 Linux を起動してみる Oracle VM Virtual Box というアイコンをクリックする. 少なくともメニューにはあるはずです. 8

9 VM 起動時の画面 皆さんの PC には CentOS7 しかないはずです. 9

10 起動後 皆さんの PC には jindai しかないはずです. 10

11 Linux にログインする 基本, ワークステーション室の Linux と同じです. ただし, 初期段階では,jindai ユーザーしか存在しません. パスワードは板書します. 11

12 パスワードをつけなおす 頭がいいなら, 板書のパスワードを覚えておいても OK です. そうでなければ, パスワードを付け直してください. 端末を開く. passwd コマンドを利用. 12

13 コマンド等を実習してみる ls, mkdir, mv 等のコマンドを当然実行できます. Firefox でブラウズもできます. 13

14 Logout 14

15 電源オフ 仮想マシンが止まるだけです. Winを含むPCの電源が切れるのでは無いです. 15

16 ファイルのダウンロード Linux 側には Firefox ブラウザが入っているので, それを使って,dotcampus を含むダウンロードを行なうことができます. ダウンロードしたファイルはログインしているユーザーの下の ダウンロード というフォルダに格納されます. 16

17 ファイルの閲覧 17

18 ファイルの移動 GUI でも可能ですが,mv コマンドを使ったほうが楽. 18

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21 zip アーカイブファイル 複数のファイルを 1 個のファイルにまとめたものをアーカイブファイル (archive file) と呼ぶ. プログラム開発等では, 複数のファイルを使うため, アーカイブファイルは重宝される. アーカイブファイルの種類は多数あるが,zip 形式といわれているものが最も一般的である. それ以外では,tar, rar, lzh 等がある. zipに対応していないosを聞いたことが無い. Win, Linux, UNIX, MacOS zipは若干のサイズ圧縮機能がある. zipにはフォルダ ( ディレクトリ ) 階層も封入できる. 21

22 Linux での zip 関係コマンド unzip 既存の zip ファイルを, もとの複数のファイルに展開する. zip 任意のファイル群, フォルダ群を 1 個の zip ファイルにまとめる. 22

23 unzip 後の注意 あるフォルダの中身全部をzipで1 個にまとめるという利用法は非常に多い. このようなzipファイルをunzipで展開すると, フォルダ自身も展開されている. よって, 展開後は,cd コマンド等で, そのフォルダ内に移動する必要がある. 23

24 規定フォルダ名を英語に ( お好み ) 各ユーザーのホームの下には, ダウンロード, デスクトップ, ビデオ 等の日本語名のフォルダが多数あります. コマンドを利用する際等, フォルダ名が日本語の場合, 不便なことが多いです. LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update というコマンドとつかい, これらを英語に 戻す ことができます. お好みでどうぞ, 強要はしません. 24

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27 再度ログイン後に日本語に戻すか聞いて来るときもありますが, 古い名前のままを選択してください. 27

28 スクリーンセーバーオフ ( お好み ) Win 側にスクリーンセーバーがあるので,Linux 側 ( 仮想マシン側 ) のスクリーンセーバーは無駄です. しかも, これを解除するのにパスワードを聞いてきます. 以下の手順でLinuxのスクリーンセーバーを切ることをお勧めします. 別に強要はしません. 28

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32 Win とのファイル共有 ホスト OS の Windows とファイルが共有されています. Win: C: VShare Linux: /media/sf_vshare/ が実体が同じものとなってます. Linux 側は UTF-8 なので, 日本語等の文書を共有する際には注意してください. Linux で開発した C プログラムを,Windows 側から閲覧, 印刷する等ができます. 32

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34 日本語入力の on/off 半角 / 全角のキーで on/off が切り替わるようです. emacs, firefox のフォーム等. ただし, 以下の設定がされている場合. 引渡し時点のユーザー jindai はそうなってるはず. 34

35 日本語入力の有効化 もし, 日本語入力が有効になっていない場合は, 以下のようにする. 35

36 要は日本語 ( かな漢字 ) を追加 on/off はデフォルトの Win キー + スペースとなる. 36

37 日本語入力 on/off キーの変更 選択したいキーを押す 37

38 PDF 文書の印刷 この仮想マシンの Linux はプリンタに接続する機能を持ちません. 一般には,Linux をプリンタに接続することは無論可能です. その代わり, 前述の共有ファイル機能を使って, Linux で作成したファイルも Windows 側から印刷します. いまどき, わざわざ紙に印刷することは, あまりお勧めはしません. 38

39 印刷の TIPS 共通 印刷したいファイルは PDF や TXT にします. /media/sf_vshare/ に PDF ファイル等をコピー. Windows 側の C: Vshare にファイルが見えるので, Windows 側から印刷 ( もしくはコピー ) します. 家にプリンタがあるなら 普通に Windows 側から PDF 等を印刷してください. ワークステーション室等のプリンタ利用 USB メモリに PDF 等をコピー. ワークステーションに USB を指す. 当該ファイルを印刷. ソフト的にも USB メモリを切断する! 11 号館のプリンタの場合もほぼ後者と同様です. 39

40 プログラムのサンプル 参考までに C 言語のプログラムサンプルも dotcampus におきます. 後期のプログラミング言語 I 等において, 実際に自分で開発することになります. 40

41 前回より C プログラムの開発の流れ プログラミング手作業エディタを使用 コンパイル自動変換コンパイラを使用 実行生成された実行ファイルを使用 hoge.c ソースプログラム ( ソースコード hoge.c 等 ) a.out 実行ファイル ( ロードモジュール a.out 等 ) 41

42 dotcampus からサンプルダウンロード 42

43 コンパイルや編集 43

44 次のスライドに 44