Ⅲ 農業 農村をめぐる情勢の変化と課題 2. 災害発生リスクの増大 地球温暖化の影響により 日本の年平均気温は上昇傾向であり それに伴う集中豪雨による水害や土砂災害が頻発 激甚化 更に 今後 発生すると予想される南海トラフ地震などの大規模地震やそれに伴う津波による災害発生リスクも増大 こうした地球規

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1 2. 災害発生リスクの増大 地球温暖化の影響により 日本の年平均気温は上昇傾向であり それに伴う集中豪雨による水害や土砂災害が頻発 激甚化 更に 今後 発生すると予想される南海トラフ地震などの大規模地震やそれに伴う津波による災害発生リスクも増大 こうした地球規模のリスクは 今後の世界的な食料需給の逼迫と相まって 多くの食料を輸入に頼る我が国に不安を与えるとともに 食料生産の場である農村社会を脆弱化させるなどの影響が懸念 平均気温の上昇 集中豪雨等による被害 南海トラフ地震で想定される震度分布と津波高分布の例 黒 : 各年の平均気温の基準値からの偏差青 : 偏差の 5 年移動平均 ( 基準値 : 年平均値 ) 上昇傾向 平成 25 年 9 月 日台風 18 号による茶園の崩壊状況 ( 京都府京都市 ) 集中豪雨の増加 ~1986 平均 mm/hr の降雨発生回数 約 1.5 倍 資料 : 気象庁 HP 1997~26 平均 平成 24 年 7 月 14 日集中豪雨による湛水状況 ( 福岡県 ) 資料 : 南海トラフ巨大地震の被害想定について ( 第 2 次報告 )( 中央防災会議 ) 39

2 4 参 考 中山間地域におけるため池が下流域に与えるインパクト 防御効果の例 平成21年7月中国 九州北部豪雨災害 7/19 7/26 平成21年 中国地 から九州北部地 を襲う集中豪 が発 被害の きかった 県防府市においては7 19 から26 の総 量がmmを超え 24時間 量では275mmを記録 ため池の被災状況 防府市内の被災状況 土石流を農業用ため池で受けたため 被害が最小限であった集落等 被害想 定区域 下流 玉泉ため池 写真 中国 九州北部豪雨災害記録 山口県 防府市における降雨状況 山陽新幹線 8日間合計 549mm (mm) 3 長尾ため池 275mm 2 流入土砂で埋没する 玉泉ため池 砂防堰堤を越えた土石流をた め池で受け止め 下流の新幹 線への影響を最小限とした 上流 19日 2日 21日 22日 24時間雨量 23日 24日 1時間雨量 25日 26日 砂防堰堤を越えて長尾池 に流入した土石流 長尾ため池 ほぼ全貯水量の1万2千m3の土石流が流入 玉泉ため池 貯水量のほぼ半分の5万 6万m3の土石流が流入

3 ( 参考 ) 農林水産省気候変動適応計画 ( 仮称 ) の検討状況 平成 26 年に農林水産省気候変動適応計画推進本部を設置し 本年 8 月の気候変動適応計画 ( 仮称 ) の策定に向けて検討を進めており 農業生産基盤 についても 影響 ( 現状 将来予測 ) を整理 農林水産省気候変動適応計画骨子 ( 第二章分野 品目別対策 ) より抜粋 ( 農業生産基盤 ) 1 影響ア現状農業生産基盤に影響を与える降水量について 年降水量の変動が大きくなっているとともに 短期間にまとめて雨が強く降る傾向が見られる また 高温による水稲の品質低下等への対応として 田植え時期や用水時期の変更等 水資源の利用方法に影響が見られる イ将来予測極端現象の増大や気温の上昇により 農業用水及び農業水利施設について 融雪流出量が減少し 用水路等の農業水利施設における取水に影響を与えることが予測されている また 降雨強度の増加により農地の湛水被害等のリスクが増加することが予測されている 高温への対応と水需要への影響 ( 例 ) 排水施設における集中豪雨の影響 ( アンケート調査 ) 増大 拡大している減少 縮小している変わらない 有 無 白未熟粒 ( 左 ) と正常粒 ( 右 ) の断面 登熟期 ( 出穂 開花から終幕までの間 ) の高温等による白未熟粒 ( デンプンが十分に詰まらず白く濁ること ) の発生 田植えの遅植え かんがい期間の後倒し 昼間深水 夜間落水管理 用水量の増加 湛水期間の延長 用水量の増加 資料 : 農研機構農村工学研究所 1 排水施設 ( 排水機 排水路等 ) の破損等の被害 2 農作物に影響を及ぼす湛水被害 3 人家等の浸水被害 4 排水先河川の水位 排水規制による運転停止 5 年間のポンプ運転時間の増加 3% 35% 15% 1% 19% 67% 資料 : 農林水産省農村振興局調べ ( 平成 23 年度調査 ) % % 1% 5% 5% 13% 76% 76% 66% 4% 52% 最近 5 年間の豪雨 洪水による影響 被害の変化 29% % 2% 4% 6% 8% 1% 1 洪水時の対応についてのマニュアル等 2 洪水時の対応に備えた人員の確保 3 湛水 浸水の被害予想区域の把握 4 事故や施設被害の危険箇所の把握 5 応急的な対応に備えた補助的ポンプの確保 6 土嚢 シート等の応急的な補強資材の確保 7 受益者 地域住民への連絡体制の整備 8 関係組織との連携体制の整備 9 応急的な対応等についての訓練の実施 22% 8% 12% 1% 12% 7% 12% 23% 1% 78% 92% 88% 9% 88% 93% 88% 78% 9% 最近 5 年間の豪雨 洪水に対する備えの見直しの有無 41

4 3. 社会資本ストックの変化 ( 総論 -1) 42 日本の社会資本 212( 内閣府 ) によると 農業部門の純資本ストックは 他の公共部門と比べて減少度合は顕著 ( 約 1 年間で 11%) これは 近年の投資額 ( 64%) が落ち込むとともに 他の社会資本に先駆けて形成されたストックの減価償却が高水準で推移していることが要因 このことは 農業部門が他の公共部門に比べて ストックの残存能力の低下に加え 残存年数が少なくなり 残存価値の低下が進んでいることを示唆 ストック量の推移 ( 純資本ストック試算 ) 兆円 ( 全国及び道路は1 兆円 ) 1999 年から29 年にかけての増減率 億円 ( 全国及び道路は1 億円 ) 4, 全国 (17 部門 ) +1% 35, 4 % 道路 3, 港湾 3-11% 25, 鉄道 2, 2-5% 下水道 15, -8% 水道 1 +1% 1, 農業 +2% 5, 投資額の推移 1999 年から29 年にかけての増減率 -51% -4% -3% -64% -41% -31% 資料 : 内閣府 日本の社会資本 212 ストック量は純資本ストック試算 3-1 投資額は名目投資額 ( 新設改良費 + 災害復旧費 ) 全国 17 部門とは 道路 港湾 航空 鉄道 公共賃貸住宅 下水道 廃棄物処理 水道 都市公園 文教施設 治水 治山 海岸 農林漁業 郵便 国有林 工業用水道 -16%

5 3. 社会資本ストックの変化 ( 総論 -2) 生産的資本ストックの近年の傾向では ほとんどの公共部門で増加している一方 農業部門の減少度合は顕著 ( 約 1 年間で 4%) これは 農業部門が他の公共部門に比べて ストックの残存能力の低下が進んでいることを示唆 ストック量の推移 ( 生産的資本ストック試算 ) ストックの概念 6 兆円 ( 全国及び道路は 1 兆円 ) 1999 年から 29 年にかけての増減率 +16% +6% 全国 (17 部門 ) 道路 純資本ストック使用可能な状態にある資本ストックの 評価時点における残存価値 ( 残高 ) を評価したもの 4-4% 港湾 3 +2% 鉄道下水道 同じ能力量であっても 残存年数 ( あと何年持つか ) の違いを考慮 2 1-2% +16% +4% 水道農業 生産的資本ストック使用可能な状態にある資本ストックの 評価時点における能力量を評価したもの 資料 : 内閣府 日本の社会資本 212 能力量の低減を考慮ストック量は生産的資本ストック試算 3-1 投資額は名目投資額( 新設改良費 + 災害復旧費 ) 全国 17 部門とは 道路 港湾 航空 鉄道 公共賃貸住宅 下水道 廃棄物処理 水道 都市公園 文教施設 治水 治山 海岸 農林漁業 郵便 国有林 工業用水道 43

6 3. 社会資本ストックの変化 ( 耕地面積及び耕作放棄地の推移 ) 44 耕地面積は 昭和 36 年の69 万 haをピークに減少しているが 基盤整備等による拡張が行われた結果 総体としては 減少を抑制 但し 近年は拡張面積に比して減少面積の度合いが大きく 耕地面積は緩やかな減少傾向が継続 耕作放棄地の増加は 近年鈍化傾向だが 土地持ち非農家が所有する耕作放棄地は15 年間で2 倍以上に増加 地域類型別に見ても 中山間地域 都市的地域で高くなる傾向 ( 万 ha) 7. 耕地面積 耕地面積の増加 減少の推移 S36:69 万 ha 累計約 112 万 ha 拡張 累計約 271 万 ha 減少 資料 : 農林水産省 耕地面積及び作付け面積統計 耕地面積 基盤整備等による拡張が行われず 減少のみが進んだ場合 耕地面積はピーク時 (S36:69 万 ha) より半減 H26:452 万 ha. -2. H26:337 万 ha ( 万 ha) 拡張面積 減少面積 耕作放棄地面積の推移 合計万 h a ( ) 農家所有 土地持ち非農家所有 H7 H12 H17 H22 資料 : 農林水産省 世界農林業センサス 耕作放棄地面積率の推移 耕作放棄地面積率 ( % ) 土地持ち非農家所有耕作放棄地は 15 年間で 2 倍に増加 H7:8.3 万 ha H22:18.2 万 ha % % % % 都市的地域 中間農業地域 山間農業地域において 高い数値 都市的地域平地農業地域平地農業地域中間農業地域中間農業地域山間農業地域山間農業地域 平成 7 年 (1995) 平成 12 (2) 平成 17 (25) 平成 22 (21) 資料 : 農林水産省 世界農林業センサス

7 3. 社会資本ストックの変化 ( 農地 水田 ) 3a 程度以上の区画に整備済みの水田は156 万 haで水田面積全体の6 割 一方 区画が整備された水田の約 3 分の1は未だ排水が不良であるとともに 生産コストの削減に貢献する大区画化の割合は 未だ全体の1 割弱 水田の整備状況の推移 水田の区画整備状況 % 63.4% うち大区画 22 万 ha(9%) 水田面積 区画整備済 156 万 ha(63%) 247 万 ha 未整備 9 万 ha(37%) 汎用田 排水良好 17 万 ha 排水良好でない 49 万 ha S39 S44 S S58 H5 H13 H23 H24 H25 整備率 (%) 面積 ( 万 ha) 8.8% 9.% 田の耕地面積うち1.ha 程度以上区画整備済 1.ha 程度以上整備率 うち3a 程度以上区画整備済 3a 程度以上整備率 資料 : 農林水産省 耕地及び作付面積統計 農業基盤情報基礎調査 注 :1) 区画整備済とは 3a 程度以上に区画整理された田 ( 大区画は 1ha 程度以上 ) 2) 排水良好とは 地下水位が 7cm 以深かつ湛水排除時間が 4 時間以下の田 資料 : 農林水産省統計部 耕地及び作付面積統計 ( 平成 25 年 7 月 ) 農林水産省農村振興局 農業基盤情報基礎調査 ( 平成 25 年 3 月 ) 45

8 3. 社会資本ストックの変化 ( 農地 畑 ) 46 畑地かんがい施設の整備面積は 46 万 ha で畑地面積全体の約 2 割 うち 28 万 ha は各区画 ( 末端 ) まで配水施設が整備されているが 12 万 ha は基幹的施設までの整備でとどまっている状況 畑地かんがい施設の整備状況の推移 畑地かんがい施設の整備状況 3 46 万 ha 整形 [127 万 ha:61%] 不整形 [8 万 ha:39%] 万 ha 22.1% % 不備 [92 万 ha:72%] 不備 [69 万 ha:87%] 整備率 (%) 万 ha 28 万 ha 整備面積 ( 万 ha) 非事業 [3 万 ha:2%] 基幹まで - 事業 [11 万 ha:8%] 末端まで - 事業 [22 万 ha:17%] 非事業 [3 万 ha:4%] 基幹まで- 事業 [1 万 ha:1%] 末端まで- 事業 [6 万 ha:7%] S39 S44 S S58 H5 畑かん施設整備済面積畑かん施設整備率 H13 H23 H24 H25 末端まで - 事業 整形 とは 原則として方形に整形されているもの 不整形 とは 等高線区画などで上記の整形に含まれないもの 末端まで - 事業 とは 事業によって整備されたもののうち 各区画へかんがい用水を配水できる施設が各区画ごとに整備されているもの 基幹まで - 事業 とは 事業により基幹的施設までの整備に止まり 各区画まで配水施設が整備されていないもの 非事業 とは 畑地かんがいが行われているが 事業による整備ではないもの 掲載している数値については 四捨五入を行っているため 合計と内訳の積み上げが一致しない場合がある 資料 : 農林水産省 耕地及び作付面積統計 ( 平成 25 年 7 月 ) 農林水産省 農業基盤情報基礎調査 ( 平成 25 年 3 月 ) 資料 : 農林水産省 農業基盤情報基礎調査 ( 平成 25 年 3 月 )

9 3. 社会資本ストックの変化 ( 農業水利施設 ) 全国の農業水利施設は ダムや取水堰等の点的な基幹的施設が 7 千箇所 基幹的水路が 5 万 km 整備されており その農業水利ストック全体の資産価値は 32 兆円に達している状況 今後 1 年間で標準耐用年数を経過する基幹的水利施設は全体の約 3 割の見込み また 多くの江戸時代以前に築造されたため池については 耐震性能の有無等が懸念されているところ 農業水利ストックと資産価値 老朽化が進む基幹的農業水利施設 農業用用排水路 うち基幹的水路 基幹的施設 ( ダム 堰等 ) 約 4 万 km 以上 ( 地球約 1 周分 ) 約 5 万 km 約 7 千箇所 兆円 注 1) 注 2) 32 兆円 25 兆円その他施設 15 兆円基幹的水利施設 18 兆円 14 兆円 7 兆円 S62.3 H14.3 H21.3 農業水利施設の再建設費ベースによる評価算定基幹的水利施設は 受益面積 1ha 以上の農業水利施設 注 ) 基幹的農業水利施設 ( 受益面積 1ha 以上の農業水利施設 ) の資産価値 ( 再建設費ベース ) 築造年代が古く 豪雨や地震に脆弱なため池 47

10 48 ( 参考 ) ため池一斉点検調査 ( 平成 25 年度 ~26 年度 ) 目 的 近年頻発している集中豪雨や東日本大震災でのため池の決壊による被害の発生を踏まえ 施設の現状を把握するとともに 被災の可能性や被災した場合の影響を改めて確認し 今後の効率的かつ重点的なため池の防災 減災対策の推進に活用 期間 対象 点検期間平成 25 年度 ~26 年度の 2 か年で全国約 2 万か所のため池のうち約 11 万か所を対象 年度対象箇所数 H25 受益面積 2ha 以上のため池約 6.3 万約 6.4 万 下流に人家や公共施設等があり 施設が決壊した場合に影響を与えるおそれがある等の防災重点ため池 ( 上記と重複あり ) 約.9 万 H26 受益面積.5ha 以上 2ha 未満のため池約 4.4 万 平成 26 年 3 月末時点 対象ため池の分布 全ため池 ( 約 2 万か所 ) うち点検対象 約 11 万か所 受益面積.5ha 以上 受益面積約 4.4 万か所 (H26) 2ha 以上約 6.3 万か所 (H25) 防災重点ため池約.9 万か所 (H25) 対策検討に当たっての基本的考え方 詳細な調査を要するため池 点検実施 点検結果 平成 26 年度までの点検結果 ( 平成 27 年 7 月時点 ) 点検対象の 8 割程度完了 今後詳細な点検を要するため池 うち防災重点ため池 81,171 か所 1,77 か所 2,916 か所 平成 26 年度までに点検を完了できなかったため池は 平成 27 年内の完了を目標 詳細な調査の結果 整備が必要な場合は ハードとソフトを組み合わせた対策の実施 なお 対策においては以下の事項を考慮し優先順位付け 防災重点ため池から優先実施 被災の大半は豪雨であることから 豪雨対策を優先 地震対策は南海トラフ地震等のエリアを優先 整備が必要 ハード対策 全面更新 部分改修 修繕 更新 ため池の廃止( 定額 ) 詳細調査 監視体制の強化 整備不要 日常管理 ソフト対策 ハザードマップの作成 情報連絡体制整備 ハード対策までの間の管理体制の整備 強化 ハード対策の着手を促進する権利関係の調整等

11 Ⅳ 農業農村整備事業の展開方向 ~ 展開方向の検討に当たっての考え方 ~ 第 1 回研究会の議論においては 農業農村整備事業は 地域の発意に基づいて社会資本を形成し コミュニティの力を活用して整備された社会資本を管理する仕組みを内包しており 農村協働力 に働きかけることができるという特性を有している 農業は食料供給とともに国土保全といった多面的機能を有しており 中山間や平場等の地域が置かれた条件に応じて整備の在り方を変えていくことも必要といった指摘がなされた ソーシャルキャピタルのうち 農業 農村振興施策を展開していくうえでの対象を 農村 あるいは農村と都市の複数の主体が 農村の活性化のための目標を共有し 自ら考え 力を合わせて活動したり 自治 合意形成などを図る能力または機能 と考え 農村協働力 と呼ぶ ( 出典 : 農林水産省 農村におけるソーシャルキャピタル研究会 とりまとめ ( 平成 19 年 6 月 )) 以上の指摘及び投資の効率化の観点から 農業農村整備事業の展開方向の検討に当たって踏まえるべき基本的な事項を以下のとおり整理した (1) 基本的な考え方 1 農業農村整備事業を通じた農村協働力の深化 2 地域特性を踏まえた多様な農業農村整備事業の展開 3 効率的な事業実施のための配慮 さらに 個別 具体的な農業農村整備事業の展開については 財政の健全化に配慮しつつ 経済の再生と地方創生等の実現に寄与する観点から 1) 急激に老朽化が進む農業水利施設等の社会資本の機能をどのように将来に継承していくか 2) 人口減少をはじめ大きく変化する社会状況に対応して新たな価値を生み出すための社会資本をいかに形成するか という2つの柱立てに沿って整理を行った (2) 農業農村整備事業の展開方向 1 社会資本の機能の継承 農業水利施設の戦略的な保全管理 社会資本の強靱化 人口減少を踏まえた施設の集約 再編 2 新たな価値を生み出す社会資本の形成 ( 既存の社会資本の高度化 ) さらなる生産性向上による地域経済の活性化 新たな価値の付与による効果の最大化 49

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