目 次 第 1 章 序 論 研 究 の 背 景 地 球 温 暖 化 防 止 に 向 けた 取 り 組 み 排 出 権 取 引 制 度 の 概 要 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 の 概 要 1.2 既 存 研 究 研 究 の 目

Size: px
Start display at page:

Download "目 次 第 1 章 序 論 1 1.1 研 究 の 背 景 1 1.1.1 地 球 温 暖 化 防 止 に 向 けた 取 り 組 み 1.1.3 排 出 権 取 引 制 度 の 概 要 1.1.4 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 の 概 要 1.2 既 存 研 究 6 1.3 研 究 の 目"

Transcription

1 2010 年 度 修 士 論 文 マルチエージェント シミュレーションを 用 いた 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 の 研 究 東 京 大 学 大 学 院 新 領 域 創 成 科 学 研 究 科 環 境 システム 学 専 攻 原 田 考 太 指 導 教 員 松 橋 隆 治 教 授 2011 年 1 月 28 日

2 目 次 第 1 章 序 論 研 究 の 背 景 地 球 温 暖 化 防 止 に 向 けた 取 り 組 み 排 出 権 取 引 制 度 の 概 要 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 の 概 要 1.2 既 存 研 究 研 究 の 目 的 研 究 の 構 成 8 第 2 章 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 モデルの 構 築 マルチエージェント システムと 人 工 市 場 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 モデルの 概 要 想 定 する 排 出 量 取 引 の 種 類 シミュレーションモデルの 基 本 構 成 ( 売 買 モデル 取 引 の 流 れ 2.3 取 引 市 場 のモデル 化 取 引 方 法 取 引 価 格 決 定 モデル 2.4 目 標 保 有 参 加 者 のモデル 化 大 規 模 事 業 所 のモデル 化 (a 目 標 保 有 エージェントの 作 成 (b 義 務 削 減 量 の 設 定 (c 限 界 削 減 費 用 曲 線 の 設 定 (d 各 エージェントの 属 性 設 定 大 規 模 事 業 所 の 戦 略 2.5 取 引 参 加 者 のモデル 化 価 格 予 想 モデルの 構 築 EU ETS の 排 出 権 価 格 変 動 を 考 慮 した 価 格 予 想 モデル 従 来 の 価 格 予 想 モデル 2.7 情 報 誤 差 係 数 の 設 定 学 習 機 能 の 設 定 37

3 2.9 市 場 分 析 に 用 いる 指 標 価 格 指 数 取 引 価 格 の 安 定 性 注 文 約 定 率 取 引 継 続 率 第 3 章 モデルを 用 いた 市 場 分 析 情 報 誤 差 の 分 析 背 景 目 的 分 析 結 果 3.2 クレジット 供 給 量 に 関 する 分 析 背 景 目 的 分 析 結 果 3.3 学 習 効 果 の 分 析 背 景 分 析 結 果 第 4 章 結 論 まとめ 今 後 の 課 題 54 参 考 文 献 付 録 謝 辞

4 第 1 章 序 論 本 章 では 本 研 究 の 背 景 と 既 往 研 究 研 究 の 目 的 と 構 成 について 説 明 する 1.1 研 究 の 背 景 地 球 温 暖 化 防 止 に 向 けた 取 り 組 み 近 年 地 球 温 暖 化 問 題 に 対 する 国 際 的 な 関 心 が 高 まり 国 際 会 議 や 政 治 活 動 の 公 約 の 中 では 温 暖 化 への 取 り 組 み 方 が 大 きな 注 目 を 集 めるようになった 地 球 温 暖 化 とは 人 間 活 動 などによって 大 気 中 の 二 酸 化 炭 素 やメタンなどの 温 室 効 果 ガ スの 濃 度 が 急 激 に 増 加 し それに 伴 い 地 球 の 平 均 気 温 が 長 期 的 に 上 昇 している 事 である この 地 球 温 暖 化 問 題 に 対 する 対 策 は 1980 年 代 後 半 より 必 要 性 が 認 識 されはじめ 1992 年 6 月 に 開 かれた 国 連 環 境 開 発 会 議 の 中 で 国 際 連 合 気 候 変 動 枠 組 条 約 が 採 択 された この 条 約 により 気 候 系 に 対 して 危 険 な 人 為 的 干 渉 を 及 ぼさない 水 準 において 大 気 中 の 温 室 効 果 ガスの 濃 度 の 安 定 化 を 目 指 すことが 国 際 的 に 約 束 され さらに 1997 年 12 月 の 地 球 変 動 枠 組 条 約 第 3 回 締 約 国 会 議 (COP3 では 先 進 国 から 排 出 される 温 室 効 果 ガスの 排 出 削 減 目 標 や 達 成 方 法 などを 定 めた 京 都 議 定 書 が 法 的 な 義 務 として 規 定 されることとなった この 京 都 議 定 書 により 定 められた 排 出 削 減 目 標 を 達 成 する 為 の 手 段 の 一 つとして 以 下 の 3 つの 手 段 を 定 めた 京 都 メカニズムが 採 択 された 排 出 量 取 引 (ET : Emission Trading 温 室 効 果 ガス 排 出 許 可 量 を 割 り 当 てられた 先 進 国 間 において 排 出 量 の 一 部 を 取 引 する 事 を 認 める 制 度 自 国 のみで 排 出 目 標 を 達 成 する 事 が 困 難 な 国 は 目 標 に 余 裕 のある 国 か ら 排 出 量 を 購 入 する 事 で 排 出 削 減 量 を 補 う 事 が 出 来 る 排 出 量 取 引 先 進 国 A 先 進 国 B 代 金 排 出 割 当 量 目 標 以 上 の 削 減 量 図 1.1 排 出 量 取 引 の 概 要 [1] 1

5 共 同 実 施 (JI : Joint Implementation 先 進 国 同 士 が 排 出 削 減 事 業 を 共 同 で 実 施 し これにより 得 られた 排 出 削 減 量 を 両 国 間 で 分 け 合 うことを 認 める 制 度 共 同 実 施 先 進 国 A 資 金 技 術 先 進 国 B 共 同 の 削 減 プロジェクト 削 減 量 図 1.2 共 同 実 施 の 概 要 [1] クリーン 開 発 メカニズム(CDM : Clean Development Mechanism 先 進 国 と 途 上 国 の 間 で 温 室 効 果 ガスの 排 出 削 減 プロジェクトを 行 う 事 によって 削 減 され た 排 出 量 を 一 定 の 認 証 手 続 きを 得 た 後 に CER として 先 進 国 に 移 転 する 事 を 認 める 制 度 クリーン 開 発 メカニズム(CDM 先 進 国 A 途 上 国 B 代 金 共 同 の 削 減 プロジェクト 削 減 量 図 1.3 CDM の 概 要 [1] 排 出 量 取 引 制 度 の 概 要 [2] 排 出 量 取 引 は 京 都 議 定 書 で 定 められた 制 度 の 一 つであるが 国 家 間 だけでなく 企 業 間 などにも 適 用 する 事 が 可 能 である 現 在 では ヨーロッパにおける 欧 州 連 合 域 内 排 出 量 取 引 制 度 (EU-ETSやアメリカ 合 衆 国 の 複 数 の 州 における 地 域 温 室 効 果 ガスイニシアティブ や 豪 州 における 国 内 排 出 量 取 引 制 度 など 世 界 各 国 で 排 出 量 取 引 制 度 が 検 討 実 施 されて いる 2

6 このように 排 出 量 取 引 制 度 が 世 界 各 国 で 検 討 実 施 されている 背 景 には 排 出 量 取 引 制 度 が 環 境 税 などの 対 策 に 比 べて 費 用 効 率 性 と 削 減 の 確 実 性 が 高 いという 事 情 がある 以 下 に それぞれについて 説 明 する 費 用 効 率 性 市 場 メカニズムの 活 用 により 排 出 量 取 引 制 度 が 全 体 としての 排 出 削 減 費 用 を 低 く 抑 えることができる 排 出 量 価 格 よりも 自 ら 行 う 削 減 対 策 の 費 用 が 高 い 取 引 参 加 者 は 排 出 枠 を 市 場 で 購 入 す る 事 で 対 応 し 反 対 に 排 出 量 価 格 よりも 削 減 費 用 が 安 いものは 目 標 排 出 量 よりも 多 く 削 減 を 行 い 排 出 枠 を 市 場 に 売 却 する 事 で 利 潤 を 得 る つまり 市 場 メカニズムが 安 い 削 減 機 会 を 自 動 的 に 発 掘 するため 制 度 全 体 での 費 用 効 率 的 な 削 減 が 可 能 となる 削 減 の 確 実 性 排 出 量 取 引 制 度 では 達 成 したい 目 標 を 最 初 に 定 めた 分 の 排 出 枠 だけを 発 行 する こ のため 制 度 が 機 能 する 限 り 確 実 に 目 標 を 達 成 する 事 ができる 更 に 現 在 実 施 されて いる 幾 つかの 制 度 では 削 減 目 標 未 達 成 の 参 加 者 に 罰 則 罰 金 を 科 すことで 削 減 の 確 実 性 を 一 層 高 める 試 みが 行 われている 次 に 排 出 量 価 格 について 考 える 排 出 量 は 均 衡 価 格 で 取 引 がなされると 費 用 効 率 が 最 大 となる 均 衡 価 格 とは 需 要 と 供 給 のバランスによって 決 まる 価 格 であり 需 給 を 一 致 させる 理 論 的 な 価 格 の 事 である この 均 衡 価 格 は 各 主 体 の 限 界 削 減 費 用 関 数 が 決 まれば 理 論 的 に 求 めることが 可 能 となる 上 記 について 図 1.4 を 用 いて 例 示 する 個 々の 利 潤 追 求 の 為 に 行 動 する 経 済 主 体 A B が いるとし 各 主 体 の 限 界 削 減 費 用 を 所 与 とする 図 1.4 排 出 権 価 格 の 決 定 理 論 [2] 3

7 事 業 者 A は 現 在 の 排 出 量 から 限 界 削 減 費 用 が 排 出 量 の 価 格 P になるまで 削 減 投 資 を 行 う さらに 約 束 排 出 量 における 限 界 削 減 費 用 は 排 出 量 価 格 P よりも 低 いため さらに 追 加 的 に 削 減 投 資 を 行 い 余 剰 分 を 売 却 する 事 で 利 潤 を 得 ることができる 次 に B について 考 える 事 業 者 B は 現 在 の 排 出 量 から 限 界 削 減 費 用 が 排 出 量 の 価 格 P と 一 致 するまで 排 出 削 減 投 資 を 行 う ここで 排 出 量 価 格 P は 削 減 投 資 額 よりも 小 さいた め 市 場 から 排 出 量 を 購 入 することができれば 費 用 を 小 さくする 事 が 出 来 る このように 均 衡 価 格 で 取 引 をする 事 により A B 共 に 利 益 を 得 ることができ 社 会 全 体 で 見 たときの 費 用 が 最 尐 で 済 む 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 の 概 要 諸 外 国 において 排 出 量 取 引 制 度 が 数 多 く 実 施 検 討 されているなか 日 本 においても 国 内 の 排 出 量 取 引 制 度 の 実 施 検 討 は 為 されていた しかし 産 業 界 の 反 発 などにより 尐 数 の 取 引 参 加 者 で 構 成 される 環 境 省 自 主 参 加 型 国 内 排 出 量 取 引 制 度 (JVETSの 実 施 以 外 に 大 規 模 な 取 り 組 みは 進 んでおらず 政 府 与 党 の 民 主 党 は 目 標 としていた 2013 年 度 からの 全 国 規 模 での 制 度 導 入 の 先 送 りを 2010 年 12 月 に 決 定 した このように 全 国 規 模 での 排 出 量 取 引 制 度 の 構 築 が 遅 れるなかで 東 京 都 はいち 早 く 排 出 量 取 引 に 目 をつけ 2008 年 に 国 内 では 初 となるキャップ&トレード 型 の 排 出 量 取 引 制 度 ( 温 室 効 果 ガス 排 出 総 量 削 減 義 務 と 排 出 量 取 引 制 度 を 導 入 した 本 制 度 は 対 象 とな る 東 京 都 内 の 大 規 模 事 業 所 に 定 められた 削 減 義 務 (キャップを 課 すもので 義 務 未 達 成 の 場 合 も 罰 則 も 課 された 日 本 国 内 では 初 の 本 格 的 な 排 出 量 取 引 制 度 として その 動 向 が 注 目 されている 以 下 に 本 制 度 の 概 要 を 記 す (1 制 度 対 象 対 象 施 設 : 所 在 地 が 東 京 都 内 であり 燃 料 熱 及 び 電 気 の 使 用 量 が 原 油 換 算 で 年 間 1500 キロリッ トル 以 上 の 事 業 所 ( 現 在 は 1400 事 業 所 程 度 削 減 義 務 者 : 対 象 となる 事 業 所 の 所 有 者 (2 削 減 計 画 期 間 削 減 計 画 期 間 : 一 期 につき 5 年 間 第 一 計 画 期 間 :2010~2014 年 度 第 二 計 画 期 間 :2015~2019 年 度 以 後 5 年 間 ごとの 各 計 画 期 間 のそれぞれについて 削 減 義 務 が 課 される 4

8 (3 義 務 の 内 容 対 象 事 業 所 は 基 準 となる 排 出 量 に 対 して 削 減 計 画 期 間 中 の 排 出 量 を 一 定 割 合 以 上 削 減 する 義 務 を 有 する 基 準 排 出 量 : 2002~2007 年 度 の 間 のいずれか 連 続 する3か 年 度 の 平 均 排 出 量 から 設 定 する 現 行 制 度 期 間 内 に 削 減 対 策 の 実 施 により 総 排 出 量 を 削 減 した 事 業 所 についてはそ の 成 果 が 反 映 されるよう 2002~2004 年 度 を 選 択 することが 可 能 である 3か 年 度 のうちに 排 出 量 が 標 準 的 でないと 知 事 が 特 に 認 める 年 度 がある 場 合 につ いては その 年 度 を 除 く2か 年 度 とすることができる 削 減 義 務 率 : 表 1.1 に 示 す 通 りである I-1 I-2 (4 削 減 義 務 の 履 行 手 段 1 自 ら 削 減 表 1.1 対 象 事 業 所 の 区 分 別 義 務 削 減 率 1 オフィスビル 官 公 庁 庁 舎 商 業 施 設 宿 泊 施 設 教 育 施 設 医 療 施 設 等 2 全 エネルギー 使 用 量 に 占 める 地 域 冷 暖 房 からのエネルギーの 割 合 が 20% 以 上 3 区 分 Ⅰ-1 区 分 Ⅰ-2 以 外 の 事 業 所 ( 工 場 上 下 水 施 設 廃 棄 物 処 理 施 設 等 高 効 率 なエネルギー 消 費 施 設 機 器 への 更 新 など 2 他 者 の 削 減 量 の 取 得 ( 排 出 量 取 引 超 過 削 減 量 : 他 の 対 象 事 業 所 が 義 務 量 を 超 えて 削 減 した 量 中 小 クレジット: 都 内 の 中 小 規 模 事 業 所 が 省 エネ 対 策 の 実 施 により 削 減 した 量 都 外 クレジット: 都 外 の 事 業 所 における 削 減 量 再 エネクレジット: 再 生 可 能 エネルギーの 環 境 価 値 (グリーン 電 力 証 書 生 グリー (5 実 効 性 の 確 保 ン 電 力 都 の 太 陽 エネルギーバンクなど 削 減 義 務 未 達 成 の 場 合 不 足 量 を 削 減 するよう 措 置 命 令 ( 必 要 な 削 減 量 は 義 務 違 反 に より 加 算 分 を 含 む 措 置 命 令 違 反 の 場 合 罰 金 ( 上 限 50 万 円 氏 名 公 表 知 事 が 代 わって 必 要 量 を 調 達 ( 費 用 は 違 反 者 に 求 償 区 分 オフィスビル 等 ( 1と 地 域 冷 暖 房 施 設 ( 区 分 I-2に 該 当 するものを 除 く オフィスビル 等 ( 1のうち 地 域 冷 暖 房 を 多 く 利 用 し ている( 2 事 業 所 削 減 義 務 率 8% 6% Ⅱ 区 分 I-1 I-2 以 外 の 事 業 所 ( 工 場 等 ( 3 6% 本 制 度 では 2010 年 4 月 から 第 一 計 画 期 間 が 開 始 されており 参 加 事 業 所 間 の 今 後 の 活 5

9 発 な 取 引 が 予 想 されている しかし 世 界 的 に 排 出 量 取 引 の 歴 史 が 浅 いことや 日 本 国 内 での 本 格 的 な 制 度 実 施 の 前 例 がほとんど 存 在 しないことにより 取 引 制 度 の 設 計 に 関 する 知 見 は 十 分 に 蓄 えられていない それにより 本 制 度 の 制 度 設 計 の 妥 当 性 や 実 効 性 への 課 題 も 多 く 制 度 の 見 直 しを 求 める 声 も 上 がっている 1.2 既 存 研 究 排 出 量 取 引 制 度 に 関 する 研 究 では これまで 経 済 実 験 や 計 算 機 を 使 ったマルチエージェ ント シミュレーションによる 取 引 市 場 の 制 度 設 計 や 市 場 特 性 などの 分 析 が 幾 つか 行 われ てきた 西 條 [3]らは 排 出 量 取 引 市 場 の 制 度 設 計 に 関 する 研 究 の 中 で どのような 制 度 市 場 設 計 を 行 えば 経 済 余 剰 を 最 大 化 しつつ 取 引 費 用 を 最 小 化 できるかに 焦 点 を 当 て 被 験 者 を 用 いた 取 引 実 験 を 行 っている 実 験 を 通 じて 西 條 らは 取 引 結 果 を 複 数 のパターンに 分 類 しいく つかの 制 度 設 計 評 価 を 行 っている また 赤 井 ら [4] も 西 條 と 同 様 の 実 験 経 済 学 の 手 法 を 用 いて 排 出 量 取 引 市 場 が 財 の 生 産 に 与 える 影 響 を 評 価 し 排 出 量 を 無 償 で 配 布 する 場 合 とオークション 方 式 で 配 分 する 場 合 の 検 証 を 行 った マルチエージェント シミュレーションによる 研 究 には 以 下 の 様 な 例 がある Swiss AIJ Pilot Program(SWAPP [5] のシミュレーションでは 国 際 排 出 量 取 引 市 場 におけ る 各 国 の 削 減 費 用 や 削 減 量 などのパラメータの 変 化 により 排 出 量 価 格 がどのように 変 化 す るのかを 計 算 できる SWAPP のシミュレーションでは 価 格 は 需 要 曲 線 と 供 給 曲 線 から 決 ま る 理 論 的 な 均 衡 価 格 としている 山 形 [6]は 国 際 排 出 量 取 引 市 場 を 対 象 にエージェントが 各 年 に 行 う 削 減 量 の 意 思 決 定 を 行 えるモデル 設 計 を 行 っている 各 年 の 削 減 量 を 決 定 すると 各 年 の 価 格 に 応 じた 必 要 量 が エージェント 毎 に 求 まり これにより 理 論 的 な 均 衡 価 格 で 取 引 が 行 われるものとしている またエージェントは 各 年 の 削 減 量 の 意 思 決 定 を 学 習 により 進 化 させる 彼 らのシミュレー ションには 投 資 の 意 思 決 定 を 行 わず エージェント 間 の 取 引 の 意 思 決 定 が 無 い 木 村 ら [7] は 相 対 取 引 とダブルオークションの 評 価 を 行 う 事 を 目 的 として エージェントに 取 引 価 格 取 引 量 の 意 思 決 定 を 持 たせ エージェント 同 士 が 取 引 を 行 えるようにしている またエージェントは 注 文 戦 略 を 取 引 の 成 否 により 強 化 するものとしている 岡 野 [8]と 池 田 [9]は 国 際 排 出 量 取 引 市 場 を 対 象 に 罰 則 金 の 設 定 や 取 引 方 法 の 制 度 評 価 を 行 った 削 減 費 用 関 数 を 定 め エージェントの 意 思 決 定 には 遺 伝 的 アルゴリズムを 使 用 して いる 取 引 方 法 はシングルプライス オークションと 相 対 取 引 の 二 つについて 評 価 を 行 っ 6

10 ている 宍 戸 [10]は 各 エージェントの 取 引 における 注 文 の 意 思 決 定 に 関 する 分 析 を 行 った 取 引 方 法 はシングルプライス オークション 方 式 を 採 用 し 取 引 参 加 者 が 市 場 に 参 加 した 場 合 の 市 場 影 響 も 分 析 している 韮 塚 [11]と 渡 邊 [1]は 取 引 参 加 者 が 市 場 に 参 加 した 場 合 の 市 場 影 響 を 分 析 し 同 様 のモデ ルを 用 いて 排 出 量 取 引 市 場 が 様 々な 制 度 ルールのもとでどのように 機 能 するかについて の 分 析 も 行 った 水 田 [12]らは シミュレーションフレームワークであるASIA(Artificial Society with Interacting Agentsを 用 いて 国 際 排 出 量 取 引 に 関 する 分 析 を 行 った ASIAでは エージ ェントのうちの 半 分 を 京 都 議 定 書 内 で 目 標 が 設 定 された 先 進 国 残 りの 半 分 を 削 減 目 標 は 定 められていないが 排 出 量 取 引 市 場 に 参 加 できる 国 として 仮 想 市 場 における 価 格 の 変 動 やトータルコストの 減 尐 といったシステムのマクロな 現 象 を 観 察 することを 可 能 にした [13] 所 は 電 力 市 場 と 排 出 量 取 引 市 場 の 相 互 関 連 を 考 慮 した 取 引 シミュレーションを 開 発 した 共 進 化 型 アルゴリズムを 用 いた 最 適 戦 略 を 学 習 させることで 排 出 超 過 の 罰 則 金 を 市 場 の 取 引 価 格 を 基 準 に 決 定 する 取 引 ルールの 下 では 排 出 量 を 大 量 に 超 過 するCO₂を 排 出 する 戦 略 を 学 習 するエージェントが 現 れることを 発 見 した このように マルチエージェント シミュレーションによる 排 出 量 取 引 市 場 の 研 究 は 制 度 設 計 とその 評 価 や 参 加 主 体 の 最 適 戦 略 を 導 出 するものまで 幅 広 く 行 われている しかし 一 般 的 な 取 引 市 場 や 国 際 排 出 量 取 引 に 関 する 研 究 が 盛 んに 行 われている 一 方 で 比 較 的 小 規 模 な 域 内 排 出 量 取 引 市 場 に 関 する 市 場 分 析 はあまり 行 われておらず 民 間 企 業 が 取 引 主 体 となる 市 場 についての 研 究 もほとんど 行 われていない また 効 率 的 な 制 度 設 計 が 喫 緊 の 課 題 である 東 京 都 の 排 出 量 取 引 制 度 において 参 照 可 能 な 研 究 成 果 が 存 在 すると は 言 い 難 い 1.3 研 究 の 目 的 これまで 述 べたように 排 出 量 取 引 制 度 は 温 室 効 果 ガス 削 減 の 確 実 性 費 用 効 率 性 に 優 れた 手 段 である しかしながら 現 実 の 市 場 においては 様 々な 戦 略 を 持 った 市 場 参 加 者 の 行 動 の 結 果 として 均 衡 価 格 で 取 引 が 行 われるとは 限 らないことや 発 展 段 階 の 制 度 であ る 為 に 制 度 設 計 に 関 する 知 見 経 験 が 尐 ないという 課 題 があり これは 今 後 世 界 各 国 で 小 規 模 な 取 引 制 度 が 実 施 される 際 の 足 かせになりかねない そこで 本 研 究 では 昨 春 に 第 一 計 画 期 間 が 開 始 されたばかりの 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 を 7

11 例 にとり 様 々な 個 性 を 持 つ 参 加 主 体 の 特 性 を 反 映 可 能 なマルチエージェント システム を 用 いた 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 モデルを 構 築 した そして 構 築 したモデルにおける 市 場 の 様 子 を 経 済 効 率 価 格 の 安 定 性 取 引 効 率 などの 側 面 から 分 析 する 事 で 市 場 参 加 者 や 市 場 のルールが 市 場 に 与 える 影 響 を 考 察 し 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 の 今 後 の 効 果 的 な 制 度 設 計 について 考 察 を 行 う 事 を 目 指 した 1.4 研 究 の 構 成 第 1 章 では 温 室 効 果 ガス 削 減 を 取 り 巻 く 状 況 と 東 京 都 の 排 出 量 取 引 についての 取 組 みについて 述 べてきた そして マルチエージェント シミュレーションを 用 いた 排 出 量 取 引 に 関 する 既 存 研 究 とその 課 題 と 本 研 究 の 目 的 について 述 べた それを 受 けて 第 2 章 ではマルチエージェント シミュレーションの 手 法 を 用 いて 構 築 した 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 モデルについて 述 べる はじめにマルチエージェント システムについて 概 観 し 次 に 取 引 市 場 モデルと 制 度 参 加 者 のモデル 新 たに 構 築 した 他 市 場 の 排 出 量 価 格 変 動 を 考 慮 し た 価 格 予 想 モデルと 制 度 の 評 価 指 標 について 述 べる 第 3 章 では 構 築 したモデルを 用 い た 取 引 実 験 の 結 果 と 考 察 を 示 す 第 4 章 では 結 果 のまとめと 制 度 設 計 への 提 言 を 行 い その 後 マルチエージェント シミュレーションを 用 いた 市 場 分 析 の 妥 当 性 に 関 する 考 察 を 行 うとともに 今 後 の 課 題 を 記 す 8

12 第 2 章 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 モデルの 構 築 本 章 では 本 研 究 で 構 築 した 東 京 都 排 出 量 取 引 市 場 モデルについて 説 明 する [14][15][16] 2.1 マルチエージェント システムと 人 工 市 場 本 研 究 では 排 出 量 取 引 制 度 を 再 現 するためにマルチエージェント システムを 採 用 す る まず エージェントとは コンピュータ 上 の 仮 想 世 界 の 中 でルールをもって 自 律 的 に 行 動 する 基 本 単 位 のことを 指 す エージェントは 自 分 の 環 境 を 知 覚 し 各 々が 保 持 する 戦 略 に 従 って 自 分 の 目 標 を 達 成 するような 行 動 をとるので 個 々のエージェントを 集 中 的 に 管 理 するものはない そして マルチエージェント システムとはこれらのエージェントが 複 数 集 まった 集 団 のことである 全 体 の 挙 動 は エージェント 同 士 が 相 互 に 作 用 することによって 決 定 し さらにこの 振 る 舞 いは 各 エージェントの 行 動 決 定 に 影 響 を 及 ぼす エージェントはこのフ ィードバックから 各 々のルールに 従 って 自 分 の 行 動 を 変 化 させる マルチエージェント システムの 概 要 について 図 2.1 に 示 す 図 2.1 マルチエージェント システムの 概 要 9

13 マルチエージェント システムの 特 徴 として モデルをミクロ( 各 エージェントとマ クロ( 全 体 の 挙 動 の 2 つのレベルでみた 場 合 に マクロなレベルで 創 発 的 現 象 が 現 れる ということが 挙 げられる 創 発 的 現 象 とは モデルの 構 成 要 素 どうしの 相 互 作 用 が 集 積 し た 結 果 突 如 としてモデル 全 体 にあるパターンが 現 れることを 呼 ぶ 排 出 量 取 引 制 度 のように 個 々の 主 体 が 経 済 合 理 性 に 基 づいて 戦 略 的 に 取 引 を 行 う 系 に おいては マルチエージェント シミュレーションを 用 いた 分 析 は 有 効 である 人 工 市 場 アプローチの 目 的 として 以 下 の 3 点 が 主 に 挙 げられる 1. 市 場 現 象 の 分 析 バブル 現 象 などの 現 実 の 金 融 市 場 に 見 られる 現 象 を 人 工 市 場 に 再 現 し どのような 条 件 によってそれらの 現 象 が 起 こったのかを 分 析 する これは 本 研 究 の 目 的 と 一 致 する 2. 支 援 ツールの 構 築 現 実 の 金 融 市 場 に 対 してどのようなタイミングでどのような 政 策 を 行 うと 金 融 価 格 が 安 定 するかなどの 意 思 決 定 を 支 援 するシステムを 構 築 する また 電 力 市 場 や 排 出 量 取 引 市 場 などの 制 度 設 計 評 価 を 行 うこともできる その 目 的 の 場 合 エージェントは 遺 伝 的 アルゴリズムや 強 化 学 習 などを 用 いて 最 適 な 戦 略 を 獲 得 し 現 れる 現 象 よりもむしろ 最 終 的 な 結 果 に 焦 点 を 当 てていることが 多 い 3. 市 場 理 論 の 検 証 合 理 的 期 待 仮 説 効 率 的 市 場 仮 説 など 従 来 の 経 済 理 論 で 仮 定 されてきたが 最 近 ではい くつかの 批 判 を 受 けているような 金 融 市 場 に 関 する 仮 説 や 理 論 の 検 証 を 行 う 2.2 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 モデルの 概 要 想 定 する 排 出 量 取 引 の 種 類 排 出 量 取 引 には キャップ&トレード 型 と ベースライン&クレジット 型 という 2 つの 形 式 が 存 在 する 本 研 究 では 対 象 とする 東 京 都 制 度 がキャップ&トレード 型 の 取 引 制 度 を 実 施 することから そちらを 採 用 する また 市 場 参 加 者 の 参 加 形 態 には 一 般 的 に 義 務 参 加 型 と 自 主 参 加 型 の 2 つの 類 型 があるが 本 研 究 では 東 京 都 制 度 に 沿 って 前 者 を 義 務 削 減 対 象 となる 大 規 模 事 業 所 10

14 後 者 を 中 小 事 業 所 や 都 外 事 業 所 などの 義 務 削 減 を 伴 わない 事 業 所 として 設 定 する シミュレーションモデルの 基 本 構 成 ( 売 買 モデル 本 研 究 では 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 の 参 加 者 をエージェントとしてモデル 化 し 取 引 所 モデルを 介 した 売 買 を 組 み 合 わせる 事 で 排 出 権 が 売 買 される 様 子 を 再 現 する 本 モデルにおける 構 成 要 素 は 2 種 類 のエージェントと 排 出 量 取 引 制 度 全 体 を 模 擬 した 取 引 制 度 モデルである 排 出 量 取 引 制 度 の 主 たる 参 加 者 は 削 減 義 務 を 課 された 事 業 所 ( 目 標 保 有 参 加 者 であ り これをモデル 化 したものを 目 標 保 有 エージェントとする また 制 度 には 削 減 義 務 量 を 持 たずに 排 出 量 の 売 却 のみを 行 う 事 業 所 ( 中 小 事 業 所 都 外 事 業 所 なども 存 在 する これを 取 引 参 加 エージェントとしてモデル 化 する また 本 研 究 においては 制 度 内 の 全 ての 参 加 者 の 入 札 を 基 に 約 定 処 理 を 行 い 取 引 価 格 と 取 引 量 を 決 定 することとする 図 2.2 は 本 モデルのイメージである 図 2.2 排 出 量 取 引 市 場 モデルのイメージ [1] 取 引 の 流 れ 売 買 は1 週 間 で 1 回 これを T 回 繰 り 返 すことによってシミュレーションを 行 う 目 標 保 有 参 加 者 は 期 の 初 めに 割 り 当 てられた 排 出 削 減 量 を 達 成 する 為 に 投 資 を 行 う また 取 引 参 加 者 は 排 出 削 減 量 を 持 たず 保 有 排 出 量 の 売 却 のために 制 度 に 参 加 する 取 引 の 流 れは 以 下 の 手 順 で 行 う 図 2.3 は 流 れを 示 すイメージである 取 引 の 流 れ 1 目 標 削 減 量 と 排 出 削 減 費 用 の 設 定 期 の 初 めに 全 ての 目 標 保 有 参 加 者 の 目 標 削 減 量 と 排 出 削 減 費 用 を 設 定 する 11

15 2 市 場 データの 知 覚 エージェントが 過 去 の 価 格 などの 市 場 情 報 を 取 り 込 む 3 価 格 の 予 想 エージェントが 市 場 情 報 から 価 格 を 予 想 する ( 価 格 予 想 には 7 種 類 の 価 格 予 想 モデルを 用 いる 4 戦 略 決 定 入 札 各 エージェントが 予 想 価 格 を 基 に 自 己 の 戦 略 を 決 定 自 己 削 減 量 と 売 買 の 入 札 を 行 う 5 約 定 処 理 市 場 が 全 エージェントの 入 札 を 基 に 板 寄 せ 方 式 で 約 定 処 理 を 行 い 市 場 価 格 と 取 引 量 を 計 算 する 6 次 の 取 引 への 移 行 2~5を N 回 繰 り 返 し 計 算 する 1 期 市 場 参 加 者 目 標 削 減 量 と 排 出 削 減 費 用 の 設 定 目 標 保 有 参 加 者 削 減 目 標 を 持 つ 市 場 参 加 者 メーカー 等 の 事 業 会 社 がモデル 取 引 参 加 者 削 減 目 標 を 持 たない 市 場 参 加 者 金 融 機 関 などの 投 資 家 がモデル 1 週 T 回 市 場 データの 知 覚 最 大 で9 回 分 の 取 引 価 格 を 入 手 取 引 所 CO2 価 格 の 予 想 10 種 類 の 予 想 タイプ 毎 に 予 想 価 格 を 算 出 ( 時 系 列 型 モデルと 直 近 型 モデル 約 定 処 理 全 ての 入 札 を 基 に 板 寄 せ 方 式 で 約 定 し 取 引 価 格 取 引 量 を 決 定 する 量 供 給 曲 線 S(p 需 要 曲 線 D(p 不 約 定 約 定 数 量 部 分 約 定 戦 略 決 定 入 札 各 々の 予 想 価 格 に 基 づき 排 出 削 減 投 資 と 排 出 権 の 売 買 を 経 済 合 理 性 に 基 づいて 行 う 約 定 価 格 約 定 価 格 図 2.3 排 出 量 取 引 制 度 モデルの 流 れ [1] 2.3 取 引 市 場 のモデル 化 12

16 ここでは 排 出 量 の 取 引 市 場 のモデル 化 を 行 う 項 では 本 モデルで 用 いる 取 引 方 法 について 項 では 取 引 市 場 に 集 まった 排 出 量 の 売 買 入 札 の 約 定 方 法 について 述 べる 取 引 方 法 排 出 量 の 取 引 には 以 下 の 方 法 が 用 いられている 相 対 取 引 取 引 を 行 う 当 事 者 間 で 価 格 数 量 を 決 定 して 売 買 する 取 引 方 法 2006 年 まで 実 施 されていた 環 境 省 自 主 行 動 計 画 や 国 内 排 出 量 取 引 市 場 2010 年 度 に 開 始 された 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 では 相 対 取 引 を 採 用 している 取 引 所 取 引 特 定 の 取 引 所 において 全 取 引 者 からの 注 文 価 格 注 文 量 を 集 めて 取 引 を 決 める 方 法 取 引 を 約 定 する 時 間 に 応 じ 以 下 2 種 類 の 取 引 形 式 がある 1. ザラバ 取 引 ( 連 続 取 引 あらかじめ 定 められた 一 定 の 取 引 時 間 内 であればいつでも 注 文 を 出 すことが 出 来 買 いと 売 りが 合 致 すれば 取 引 が 成 立 する 形 式 価 格 は 随 時 変 動 する 価 格 優 先 時 間 優 先 の 原 則 に 基 づいて 約 定 される 随 時 約 定 されていくために 注 文 は 入 りやすいが 流 動 性 の 乏 しい 市 場 や 需 給 のバラ ンスが 大 きく 崩 れている 市 場 ではなかなか 取 引 が 成 立 せず 価 格 が 決 まらないこと や 自 分 の 成 行 注 文 で 値 段 が 大 幅 に 動 く 可 能 性 がある 排 出 量 取 引 市 場 では ECX(European Climate Exchangeや Nord Pool などで 採 用 されており 株 式 市 場 や 外 国 為 替 市 場 などの 市 場 ではこの 取 引 が 多 く 用 いられる 2. 板 寄 せ 取 引 当 初 設 定 した 一 定 時 刻 に 集 中 的 に 注 文 を 集 め 全 ての 注 文 を 整 理 した 上 で 成 行 高 い 買 い 及 び 安 い 売 りの 順 に 付 け 合 わせ 最 も 多 く 約 定 する 価 格 を 決 める 取 引 形 式 排 出 量 取 引 市 場 では EEX(European Energy Exchangeで 採 用 されている また 証 券 取 引 所 などでは 始 値 や 売 買 が 中 断 された 銘 柄 の 売 買 が 再 開 された 最 初 の 価 格 などを 決 定 する 際 に 使 われる 方 法 である 相 対 取 引 と 取 引 所 取 引 はそれぞれ 補 完 的 な 関 係 である( 表

17 [10] 表 2.1 排 出 量 取 引 における 取 引 所 取 引 と 相 対 取 引 の 特 徴 要 件 相 対 取 引 取 引 所 取 引 契 約 条 件 の 標 準 化 交 渉 により 個 別 決 定 標 準 化 されている 市 場 参 加 者 限 定 的 不 特 定 多 数 クレジットリスク 相 対 的 に 高 い ( 相 手 方 の 信 用 力 による 極 めて 低 い 市 場 流 動 性 極 めて 低 い 高 い 取 引 情 報 機 密 性 が 高 い 透 明 性 が 高 い 価 格 の 指 標 性 低 い 高 い 東 京 都 制 度 においては 取 引 所 は 開 設 せず 取 引 は 各 事 業 所 間 の 相 対 取 引 に 委 ねること になっている しかしながら 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 モデルの 構 築 にあたって 取 引 の 状 況 が 社 会 的 要 因 等 に 大 きく 左 右 される 相 対 取 引 をモデル 化 するのは 非 常 に 難 しい そこで 本 研 究 では U-Mart を 初 めとする 過 去 多 くの 人 工 市 場 モデルで 用 いられてきた 板 寄 せ 方 式 を 用 いて 取 引 メカニズムの 設 定 を 行 い 各 エージェントの 価 格 予 想 の 段 階 で 相 対 取 引 を 考 慮 したモデルを 構 築 する 東 京 都 制 度 には 価 格 を 一 元 的 に 決 定 する 市 場 は 厳 密 に は 存 在 しないが 以 下 市 場 による 取 引 モデルを 便 宜 的 に 取 引 市 場 ( 取 引 所 と 呼 ぶこと とする その 価 格 決 定 方 法 については 次 節 で 詳 述 する 取 引 価 格 決 定 モデル [17] 本 研 究 における 排 出 量 取 引 所 の 価 格 決 定 モデルには 板 寄 せ 方 式 というオークション 形 式 の 価 格 決 定 モデルを 用 いる この 方 式 は シングルプライス ダブルオークション 方 式 と 呼 ばれるが これはこの 方 式 が 売 り 手 と 買 い 手 という 2 種 類 の 立 場 から 受 けた 注 文 を 集 計 し 1 つの 市 場 価 格 が 決 まる 事 に 由 来 する i は 制 度 参 加 者 のエージェントナンバー t は 取 引 回 数 市 場 価 格 ( 約 定 価 格 は P(i,t エージェントナンバーi の t 回 目 の 取 引 における 注 文 価 格 が exp(i,t と 表 されるとすると これらから 需 要 曲 線 D(P および 供 給 曲 線 S(P は 以 下 のように 定 義 される (2.1 < 14 (2.2

18 ここで BUY(i,t はエージェント i の t 期 における 買 い 注 文 量 SELL(i,t は 売 り 注 文 量 を 表 す 上 記 の 需 要 曲 線 と 供 給 曲 線 の 交 点 から 約 定 価 格 と 約 定 数 量 を 決 定 することにより 最 大 の 約 定 数 量 を 実 現 できる 次 ページ 以 降 は 処 理 の 際 の 詳 細 なルールについて 説 明 する 単 純 に 定 まる 場 合 下 の 注 文 例 1 は 最 も 基 本 的 な 約 定 処 理 の 例 である 需 要 曲 線 と 供 給 曲 線 の 交 点 から 約 定 価 格 3000 約 定 量 30 となる 注 文 例 1 表 2.2 注 文 例 1 の 注 文 買 い 注 文 売 り 注 文 価 格 量 量 図 2.4 注 文 例 1の 需 要 曲 線 と 供 給 曲 線 15

19 単 純 に 定 まらない 場 合 需 要 曲 線 と 供 給 曲 線 の 離 散 性 により 注 文 の 組 み 合 わせ 次 第 では 単 純 に 約 定 価 格 量 が 定 まらない 場 合 がある この 様 な 場 合 は 日 本 電 力 卸 取 引 所 に 従 い 以 下 の 様 に 決 定 するものとした 同 一 価 格 複 数 の 量 の 点 で 交 わる 場 合 は 最 も 多 い 量 を 約 定 量 とする( 注 文 例 2 同 一 量 複 数 の 点 で 交 わる 場 合 は 最 も 安 価 な 価 格 を 約 定 価 格 とする( 注 文 例 3 注 文 例 2 表 2.3 注 文 例 2 の 注 文 買 い 注 文 売 り 注 文 価 格 量 量 図 2.5 注 文 例 2 の 需 要 曲 線 と 供 給 曲 線 16

20 注 文 例 3 表 2.4 注 文 例 3 の 注 文 買 い 注 文 売 り 注 文 価 格 量 量 図 2.6 注 文 例 3 の 需 要 曲 線 と 供 給 曲 線 2.4 目 標 保 有 参 加 者 のモデル 化 本 節 では 取 引 参 加 者 のモデル 化 の 手 法 を 説 明 する 温 室 効 果 ガスの 削 減 義 務 対 象 事 業 所 である 各 エージェントは それぞれ 温 室 効 果 ガス 排 出 削 減 枠 (キャップを 持 ち 個 々 に 異 なる 限 界 削 減 費 用 曲 線 を 有 する これらと 市 場 環 境 から 経 済 合 理 性 に 基 づき 戦 略 的 に 排 出 削 減 を 行 う 項 では 削 減 義 務 対 象 である 目 標 保 有 エージェントの 作 成 方 法 について 述 べる 項 では 目 標 保 有 エージェントの 戦 略 について 述 べる 17

21 2.4.1 大 規 模 事 業 所 のモデル 化 東 京 都 内 の 大 規 模 事 業 所 は 温 室 効 果 ガスの 削 減 義 務 量 を 課 されており これらを 異 なる 排 出 削 減 費 用 をもち 削 減 義 務 量 を 達 成 する 為 に 排 出 削 減 投 資 と 市 場 による 排 出 量 の 売 買 を 経 済 合 理 性 に 基 づいて 行 う 目 標 保 有 参 加 者 としてモデル 化 した 本 項 では 目 標 保 有 参 加 者 のキャップと 排 出 削 減 費 用 の 設 定 目 標 保 有 参 加 者 の 戦 略 に ついて 説 明 する (a 目 標 保 有 エージェントの 作 成 目 標 保 有 エージェントの 設 定 方 法 を 述 べる 本 研 究 では 目 標 保 有 参 加 者 として 100 体 のエージェントを 作 成 し これらが 東 京 都 制 度 の 義 務 削 減 の 対 象 事 業 所 全 体 を 表 わすように 各 属 性 の 設 定 を 行 った その 際 には 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 の 前 身 である 地 球 温 暖 化 対 策 計 画 書 制 度 において 提 出 公 表 された 都 内 大 規 模 事 業 所 の 排 出 量 等 の 統 計 データ [18] ( 以 下 計 画 書 データ 記 載 の 約 1400 事 業 所 を 1 エージェントあたりに 割 り 振 られる 事 業 所 数 がほぼ 同 数 となるよう 100 分 割 して 割 り 当 てた 以 下 で 使 用 する 各 エージェントの 基 準 排 出 量 や 義 務 削 減 量 は 各 エージェントに 割 り 振 られた 事 業 所 の 値 の 合 計 値 を 用 いた 各 目 標 保 有 エージェントは それぞれ 東 京 都 制 度 が 定 める 業 種 と 事 業 所 用 途 によって 分 類 され 事 業 所 用 途 の 特 性 や 同 一 用 途 内 の 各 排 出 データの 実 際 の 分 布 に 従 って それぞれ 異 なる 義 務 削 減 量 と 限 界 削 減 費 用 曲 線 を 持 つ 業 種 と 事 業 所 用 途 別 のエージェントの 数 は 実 際 の 業 種 事 業 所 用 途 別 の 事 業 所 数 と 同 程 度 の 比 率 になるように 設 定 した こうして 作 成 したエージェントがそれぞれ 持 つ 義 務 削 減 量 と 限 界 削 減 費 用 曲 線 は 以 下 に 述 べる 方 法 で 設 定 した (b 義 務 削 減 量 の 設 定 各 エージェントが 取 引 開 始 時 に 保 有 している 温 室 効 果 ガス 排 出 削 減 枠 は 東 京 都 制 度 で 定 められた 義 務 削 減 量 に 従 う 東 京 都 が 第 一 計 画 期 間 で 定 める 義 務 削 減 率 より 民 生 業 務 部 門 のエージェントは 5 年 間 で 8%の 義 務 削 減 率 産 業 部 門 のエージェントは 6%の 義 務 削 減 率 とした 都 制 度 では 各 事 業 所 の 年 間 基 準 排 出 量 を 定 め その 対 象 期 間 内 において 毎 年 基 準 排 出 量 分 を 排 出 した 場 合 の 総 排 出 量 から 定 められた 義 務 削 減 率 分 の 排 出 量 を 削 減 することと なっている 18

22 図 2.7 削 減 義 務 率 の 考 え 方 [19] エージェントが 個 々に 持 つ 計 画 期 間 内 の 義 務 削 減 量 を 設 定 した 義 務 削 減 量 制 度 開 始 時 排 出 量 基 準 排 出 量 義 務 削 減 率 計 画 年 数 (2.3 制 度 開 始 時 排 出 量 : 制 度 開 始 時 の 各 エージェント 排 出 量 計 画 書 データにおける 2008 年 度 の 各 エージェント 排 出 量 を 用 いた 基 準 排 出 量 : 計 画 書 制 度 期 間 内 の 各 事 業 所 排 出 量 のうち 連 続 する 3 年 間 の 平 均 値 が 高 い 期 間 の 値 を 用 いた 計 画 年 数 : 計 画 期 間 の 年 数 第 一 計 画 期 間 の 5 年 間 とした なお 義 務 削 減 量 が 負 値 を 取 るエージェントは 余 剰 排 出 枠 を 有 していることを 意 味 し 削 減 義 務 を 持 たずに 排 出 量 の 売 却 のみを 行 う (c 限 界 削 減 費 用 曲 線 の 設 定 本 項 では 排 出 削 減 費 用 を 決 定 する 関 数 である 限 界 削 減 費 用 関 数 のモデル 化 の 方 法 を 述 べる 排 出 量 取 引 制 度 のモデル 化 にあたり 重 要 となるのが 排 出 削 減 を 行 う 為 の 投 資 費 用 であ る 排 出 削 減 費 用 の 取 り 扱 いである 目 標 保 有 エージェントは 現 状 の 排 出 量 水 準 から 排 出 量 を 削 減 する 為 に 排 出 削 減 投 資 を 行 う なお 目 標 保 有 参 加 者 が 生 産 量 を 下 げて 使 用 原 料 を 減 らすことで 排 出 量 を 下 げることは 考 えない 排 出 削 減 投 資 の 際 目 標 保 有 参 加 者 は 単 価 や 規 模 の 異 なる 削 減 技 術 の 中 からそれぞれの 方 針 に 従 って 実 行 する 削 減 対 策 を 決 定 する 例 えば 削 減 単 価 は 安 く 削 減 量 が 大 きな 対 策 を 優 先 的 に 選 択 する 主 体 もいれば 削 減 量 の 規 模 とは 無 関 係 に 削 減 単 価 が 最 も 安 い 対 策 か ら 優 先 的 に 選 択 する 主 体 もいる 本 モデルでは 各 主 体 は 後 者 の 様 に 単 価 の 安 い 削 減 対 策 19

23 から 順 々に 対 策 を 実 行 していくものとする つまり 本 モデルにおける 限 界 削 減 費 用 とは 安 価 な 技 術 から 使 用 し 現 状 の 水 準 から もう 1 単 位 追 加 的 に 削 減 をする 為 の 費 用 である したがって 限 界 削 減 費 用 はそれまでの 削 減 量 ( 累 積 削 減 量 が 増 えるにつれて 階 段 状 に 増 加 していくと 考 えられる しかしながら 実 行 可 能 な 削 減 対 策 とその 費 用 効 果 が 業 種 や 事 業 所 用 途 にだけでなく 各 事 業 所 の 個 別 の 環 境 要 因 によっても 大 きく 左 右 されるため 限 界 削 減 費 用 が 一 般 的 にど のように 推 移 するかを 把 握 する 事 は 困 難 である そこで 本 研 究 では 環 境 省 が 2001 年 に 発 行 した 地 球 温 暖 化 対 策 中 間 とりまとめ にお ける 省 エネ 対 策 技 術 一 覧 [20]を 用 いて 日 本 全 体 での 限 界 削 減 費 用 曲 線 を 推 定 し その 対 象 範 囲 や 対 象 時 期 の 違 いを 調 整 した 一 次 近 似 モデルによって 東 京 都 制 度 下 での 民 生 業 務 部 門 と 産 業 部 門 の 限 界 削 減 費 用 関 数 をそれぞれ 設 定 した 1 一 次 近 似 式 の 導 出 中 間 とりまとめ の 対 策 一 覧 は 部 門 ごとの 実 行 可 能 な 主 要 省 エネ 対 策 のそれぞれに ついて 削 減 対 策 の 実 施 による 削 減 ポテンシャルと 削 減 単 価 を 推 計 したものである この データより 都 制 度 の 対 象 となっている 民 生 業 務 部 門 と 産 業 部 門 の 対 策 を 抽 出 し 各 対 策 の 削 減 単 価 と 削 減 ポテンシャル( 計 画 ケース 値 +ポテンシャル 値 を 基 にして 削 減 単 価 の 低 い 順 に 積 み 上 げた 図 は こうして 作 成 した 日 本 全 体 の 民 生 業 務 部 門 と 産 業 部 門 の 限 界 削 減 費 用 曲 線 である 図 2.8 民 生 業 務 部 門 の 限 界 削 減 費 用 曲 線 20

24 図 2.9 産 業 部 門 の 限 界 削 減 費 用 曲 線 図 の 限 界 削 減 費 用 曲 線 は 日 本 全 体 でのものであり 横 軸 の 累 積 削 減 量 を 本 研 究 が 対 象 とする 東 京 都 の 数 値 に 換 算 する 必 要 がある そこで 上 図 の 民 生 業 務 部 門 と 産 業 部 門 の 累 積 削 減 量 に 日 本 全 体 の 温 室 効 果 ガス 排 出 量 [21]に 占 める 東 京 都 制 度 対 象 事 業 所 の 排 出 量 [18]の 比 率 を 乗 じることで 東 京 都 の 削 減 ポテンシャル 値 を 推 計 した それぞれに 乗 じた 割 合 は 以 下 の 通 りである 民 生 業 務 部 門 : 産 業 部 門 : 東 京 都 対 象 比 率 = 0.01 東 京 都 対 象 比 率 = 0.02 こうして 推 計 した 東 京 都 全 体 の 民 生 業 務 部 門 産 業 部 門 の 限 界 削 減 費 用 の 積 み 上 げ 曲 線 の 一 次 近 似 式 を 最 小 二 乗 法 により 作 成 した 以 下 に それぞれの 式 を 記 す なお 産 業 部 門 の 積 み 上 げ 曲 線 は 限 界 削 減 費 用 が 負 の 領 域 と 正 の 領 域 では 傾 きが 大 幅 に 異 なるので 0 円 付 近 で 系 列 データを 分 割 し それぞれ 別 個 の 一 次 近 似 式 を 求 めた 21

25 図 2.10 東 京 都 民 生 業 務 部 門 の 限 界 削 減 費 用 曲 線 図 2.11 東 京 都 産 業 部 門 の 限 界 削 減 費 用 曲 線 それぞれの 一 次 近 似 式 の 傾 きを C₁ C₂₁ C₂₂とすると 民 生 業 務 曲 線 の 傾 き: 産 業 曲 線 の 傾 き: となる ( 削 減 費 用 <0 の 場 合 ( 削 減 費 用 0 の 場 合 22

26 2 足 元 限 界 削 減 費 用 の 設 定 中 間 取 りまとめ データにおける 各 対 策 の 削 減 ポテンシャルの 値 は 2001 年 の 発 行 時 に 推 計 されたものであり 現 在 における 数 値 とは 異 なると 考 えられ 2010 年 の 東 京 都 制 度 開 始 までに 限 界 削 減 費 用 がどの 程 度 上 昇 しているかを 推 計 する 必 要 がある しかしながら 過 去 10 年 間 で 各 事 業 者 による 省 エネ 対 策 がどの 程 度 実 施 され どれだけの 量 の 温 室 効 果 ガ スが 削 減 されたかを 把 握 することは 極 めて 難 しい ここでは 2001 年 からの 温 室 効 果 ガス の 累 積 排 出 削 減 量 を 計 画 書 データ 内 の 実 績 削 減 量 で 近 似 することによって 東 京 都 制 度 の 対 象 事 業 所 の 足 元 限 界 削 減 費 用 の 推 定 を 行 った 東 京 都 対 象 事 業 所 の 2001 年 からの 実 績 削 減 量 は 式 2.4 により 推 計 した 実 績 削 減 量 合 計 基 準 排 出 量 平 均 実 績 削 減 率 (2.4 合 計 基 準 排 出 量 :2000 年 度 の 対 象 部 門 基 準 排 出 量 [22] 平 均 実 績 削 減 率 : 計 画 書 制 度 下 の 対 象 事 業 所 の 実 績 排 出 削 減 率 の 平 均 値 1で 作 成 した 一 次 近 似 式 に 計 画 書 データの 実 績 削 減 量 の 値 を 代 入 し 現 時 点 での 足 元 限 界 削 減 費 用 を 求 めた 足 元 限 界 削 減 費 用 を MC₀ ( 円 /t-co₂とおくと 民 生 業 務 部 門 : 産 業 部 門 : となった 次 に 限 界 削 減 費 用 曲 線 モデルの 定 式 化 を 行 う 3 限 界 費 用 曲 線 モデルの 定 式 化 こうして 求 めた 限 界 削 減 費 用 曲 線 をエージェントモデルに 組 み 込 むために 限 界 削 減 費 用 曲 線 の 定 式 化 を 行 う 限 界 費 用 曲 線 MC(i,tは 累 積 削 減 量 ACR(i,tと 各 エージェ ント 固 有 のコストパラメータ C(i 限 界 費 用 初 期 値 MC₀(i,t によって 決 まるものとした (2.5 エージェントのコスト 値 C(i は 以 下 の 式 2.6 によって 決 まる CF(i は 各 目 標 保 有 エージ ェントの 制 度 開 始 時 の 温 室 効 果 ガス 排 出 量 ( 計 画 書 データ 2008 年 度 排 出 量 で 近 似 を 表 わ す 23

27 民 生 業 務 部 門 : 1 民 生 業 務 部 門 総 排 出 量 (2.6 産 業 部 門 : 0>MC(i,t の 場 合 産 業 部 門 総 排 出 量 (2.7 MC(i,t 0 の 場 合 産 業 部 門 総 排 出 量 (2.8 曲 線 が MC(i,t 0 に 達 すると 傾 きが 変 わるため 数 式 上 の 曲 線 の 初 期 値 も 変 わるが こ れを MC ₀(i とおき 傾 きに 応 じた 修 正 を 行 った 4 各 エージェントへの 限 界 削 減 費 用 曲 線 モデルの 設 定 ここでは 各 エージェントの 限 界 削 減 費 用 曲 線 モデルの 設 定 を 行 う 一 般 に 温 室 効 果 ガス 排 出 量 の 削 減 対 策 実 施 による 効 果 や 費 用 は 業 種 や 事 業 所 用 途 によって 異 なり 同 一 用 途 内 でも 事 業 所 の 性 質 等 によって 異 なるのが 普 通 である 本 研 究 では それらの 用 途 間 用 途 内 の 限 界 費 用 曲 線 の 差 異 を 考 慮 したエージェントのモデル 化 を 行 った ECCJ 業 種 別 省 エネ 対 策 資 料 [23]やクール ネット 東 京 の 業 種 別 省 エネルギー 対 策 推 進 研 修 会 資 料 [24] 計 画 書 データなどを 参 考 に 各 事 業 所 の 削 減 対 策 の 進 捗 状 況 や 実 施 可 能 性 削 減 実 施 率 の 分 布 等 に 応 じて 異 なる 限 界 削 減 費 用 曲 線 を 割 り 当 てることとした その 際 に は 以 下 に 示 すように 曲 線 の 傾 き C₁ C₂₂と 足 元 限 界 費 用 MC₀ を1 2で 設 定 した 値 を 参 考 にそれぞれ 幾 つかのケースに 分 け 各 エージェントの 特 性 によって 個 別 に 設 定 した その 際 には 事 業 所 用 途 の 事 務 所 ビルの 中 でも 温 室 効 果 ガスの 排 出 削 減 対 策 に 関 する 特 性 が 一 般 の 事 務 所 とは 著 しく 異 なる 情 報 部 門 (データセンターなどを 西 尾 ら [25] を 参 考 に 別 途 設 定 した なお 産 業 部 門 については MC(i,t<0 の 場 合 の はケース 分 けをせずに 値 は 固 定 とした 2.4.1(d 各 エージェントの 属 性 設 定 これまでの 項 で 設 定 した 目 標 保 有 エージェントの 属 性 一 覧 を 巻 末 付 録 の 表 A に 示 す このようにして 与 えられた 属 性 を 基 にして それぞれのエージェントは 次 節 で 示 す 戦 略 に 24

28 基 づいて 行 動 する なお 表 A のエージェント 属 性 一 覧 表 について 産 業 部 門 の 限 界 費 用 曲 線 の 傾 きの 欄 には の 値 を 記 載 し MC(i,t<0 の 場 合 の は 全 ての 産 業 部 門 エージェン トにおいて 一 定 とした 大 規 模 事 業 所 の 戦 略 1. 義 務 削 減 量 が 正 の 場 合 義 務 削 減 量 が 正 の 値 を 取 る 目 標 保 有 参 加 者 は 削 減 義 務 量 を 達 成 する 為 に 排 出 削 減 投 資 と 市 場 における 排 出 量 の 売 買 を 行 う 削 減 目 標 保 有 参 加 者 は 削 減 義 務 量 を 満 たす 為 に 削 減 投 資 により 排 出 枠 を 増 やすか 市 場 からの 排 出 枠 購 入 で 排 出 枠 を 増 やすかの 判 断 を 予 想 される 排 出 量 価 格 に 基 づいて 行 う 目 標 保 有 参 加 者 の 行 動 として 限 界 削 減 費 用 が 排 出 量 予 想 価 格 に 達 するまで 排 出 削 減 投 資 を 行 うことが 考 えられ その 場 合 削 減 量 red(i,t は 次 の 式 で 表 わされる これより 買 い 注 文 量 BUY(i,t を 求 める 式 は 以 下 の 様 になる (2.9 ここで RED(i はエージェント i の 各 取 引 期 における 義 務 削 減 量 を 表 し 各 エージェント の 義 務 削 減 量 を 総 取 引 期 数 T で 除 して 算 出 し 時 間 t にかかわらず 一 定 とする 一 方 で 排 出 量 の 予 想 価 格 が 限 界 費 用 を 下 回 っている 場 合 削 減 義 務 量 を 全 て 他 の 事 業 所 などからの 排 出 枠 の 購 入 で 賄 うことになるため BUY(i,t は (2.10 となる (2.11 また 上 の 3 式 において 削 減 量 が 義 務 削 減 量 を 上 回 る 場 合 は 余 剰 排 出 枠 を 市 場 に 売 却 することとなる 従 って 排 出 量 の 売 却 注 文 量 SELL(i,t は と 表 わされる (2.12 以 上 を 整 理 すると 25

29 red(i,t 0 の 場 合 red(i,t RED(i,t の 場 合 (2.13 (2.14 (2.15 (2.16 RED(i,t red(i,tの 場 合 (2.17 (2.18 となる 2. 義 務 削 減 量 が 負 の 場 合 義 務 削 減 量 が 負 の 値 を 取 る 目 標 保 有 参 加 者 は 余 剰 排 出 量 を 保 有 しており 取 引 市 場 に おいて 排 出 量 の 売 却 を 行 うことができる ここで 制 度 対 象 となる 事 業 所 には 5 年 ごとに 継 続 して 排 出 削 減 義 務 が 課 されるので 排 出 枠 の 余 剰 分 を 全 て 売 却 してしまえば 次 の 計 画 期 間 に 提 示 された 義 務 削 減 率 の 分 だけ 更 なる 削 減 を 行 う 必 要 がある したがって 実 際 の 取 引 参 加 者 が 本 モデルで 考 慮 する 5 年 間 で 余 剰 排 出 枠 を 全 て 売 却 してしまうとは 考 えにくい そこで 本 モデルでは 義 務 削 減 量 が 負 の 値 を 取 るエージェントは 全 ての 余 剰 排 出 量 を 売 却 しないよう 売 却 戦 略 のモデル 化 を 行 った 各 期 の 目 標 保 有 エージェントの 排 出 量 の 売 却 注 文 量 SELL(i,t は 各 エージェントの 余 剰 排 出 量 SA(i を 用 いて 以 下 の 式 で 表 わされる 式 2.19 において 各 期 の 売 却 排 出 量 は 時 点 t に 依 存 せず 一 定 とした 各 エージェントは 制 度 開 始 時 に 保 有 している 余 剰 排 出 量 を 期 数 で 等 分 した 量 の 売 却 注 文 を 行 うが 本 モデル においては 注 文 の 成 約 率 が 100%にはなりえないことより 全 ての 保 有 排 出 量 を 売 却 するこ とはない 26 (2.19

30 2.5 取 引 参 加 者 のモデル 化 取 引 参 加 者 は 削 減 目 標 を 持 たない 市 場 参 加 者 であり 東 京 都 制 度 下 で 取 引 が 認 められて いる 外 部 クレジットを 排 出 量 の 売 却 のみを 行 うエージェントとしてモデル 化 したものであ る 取 引 参 加 者 は 制 度 開 始 時 の 初 期 保 有 排 出 枠 を 期 間 中 に 全 て 売 却 することを 目 的 とし て 行 動 する 取 引 参 加 者 は 目 標 保 有 参 加 者 の 様 に 排 出 削 減 投 資 は 行 わない 為 個 々のキャップと 限 界 削 減 費 用 曲 線 を 持 たない そこで 本 項 では 取 引 参 加 者 の 戦 略 のみを 説 明 する 取 引 参 加 者 は 目 標 保 有 参 加 者 と 同 様 に 市 況 を 読 み 取 り 市 場 価 格 を 予 想 し それぞれ の 予 想 価 格 を 基 に 以 下 の 3 種 類 の 戦 略 に 従 って 排 出 枠 を 売 買 するものとする 取 引 参 加 者 には 取 引 の 開 始 時 に 保 持 排 出 枠 R(t とその 初 期 値 R₀ を 与 え 取 引 時 に R(t >0 の 場 合 には 市 場 で 排 出 枠 を 売 却 するものとする 本 モデルでは 30 体 の 取 引 参 加 エ ージェントを 設 定 し その 全 てが 同 量 の R₀ を 持 つこととした 東 京 都 の 制 度 に 従 い 取 引 参 加 者 は 排 出 量 の 購 入 は 行 わないこととした 以 下 に 取 引 参 加 者 の 行 動 をモデル 化 する 本 モデルでは 次 の 3 種 類 の 行 動 タイプを 定 義 した t 期 の 市 場 価 格 を P(t とすると それぞれの 行 動 タイプは 以 下 のように 表 わせ る 取 引 参 加 者 の 行 動 タイプ 1. トレンド 追 随 型 市 場 のトレンドに 追 随 する 売 買 を 行 う 取 引 参 加 者 予 想 価 格 が 市 場 における 前 回 の 取 引 価 格 よりも 一 定 割 合 下 降 した 場 合 には 次 の 式 で 決 定 される 排 出 枠 の 売 却 注 文 を 行 う なお 投 資 分 岐 割 合 を r(i とする exp(t<p(t-1 (1+rかつ R(i,t 0 の 場 合 ( 非 トレンド 型 市 場 のトレンドに 追 随 しない 売 買 を 行 う 取 引 参 加 者 予 想 価 格 が 前 回 の 取 引 価 格 よりも 一 27

31 定 割 合 上 昇 した 場 合 には 排 出 枠 を 売 却 する 逆 に 前 回 の 取 引 価 格 よりも 一 定 割 合 下 降 した 場 合 には 排 出 枠 を 購 入 する exp(t<p(t-1 (1+r かつ R(i,t 0 の 場 合 ( ランダム 顧 客 型 ランダムで 注 文 を 決 定 する 取 引 参 加 者 乱 数 N(Box=Muller 法 による 標 準 正 規 乱 数 の 値 に 基 づいてランダムに 排 出 枠 の 売 買 注 文 を 行 う N 1 の 場 合 0<N<1 かつ R(i,t 0 (2.22 (2.23 取 引 参 加 エージェントの 初 期 保 有 クレジット 量 は 0 50,000 75, ,00 125, ,000 の 6 つのケースを 想 定 し 3 章 ではこれを 用 いて 分 析 を 行 った なお これらの 値 は 本 研 究 で 扱 う 東 京 都 制 度 対 象 事 業 所 の 総 基 準 排 出 量 のそれぞれ 0% 5% 7.5% 12.5% 15%に 対 応 している 2.6 価 格 予 想 モデルの 構 築 制 度 参 加 者 は 予 想 される 排 出 量 価 格 をもとに 取 るべき 戦 略 を 決 めることとした 本 モデルでは 排 出 量 価 格 の 予 想 に1EU-ETS における 排 出 量 の 価 格 変 動 を 考 慮 して 価 格 を 予 想 するモデル 2 仮 想 市 場 における 価 格 の 推 移 から 当 期 の 排 出 量 価 格 を 予 想 するモ デルを 用 いる 制 度 に 参 加 する 全 てのエージェントは 以 下 に 述 べる 7 つの 価 格 予 想 モデ ルのいずれかを 割 り 当 てられることとし 各 々の 価 格 予 想 モデルに 基 づいて 当 期 の 排 出 量 価 格 を 予 想 し 入 札 を 行 う なお 価 格 予 想 には 目 標 保 有 参 加 者 と 同 様 の 7 種 類 の 価 格 予 想 モデルを 用 いるものとした 28

32 2.6.1 EU ETS の 排 出 権 価 格 変 動 を 考 慮 した 価 格 予 想 モデル 他 の 市 場 における 実 際 の 排 出 量 価 格 の 推 移 を 参 照 して 東 京 都 制 度 モデルの 市 場 価 格 推 移 を 予 想 する 時 系 列 モデルを 構 築 した 参 照 する 時 系 列 データには 現 在 各 国 で 行 われてい る 排 出 量 取 引 市 場 の 中 で 最 も 歴 史 の 長 い EU-ETS の 排 出 量 価 格 (Dec11 sett [27] の 直 近 158 週 分 の 価 格 を 用 いた( 図 2.12 一 週 間 を 一 単 位 として 各 週 の 最 初 の 日 の 市 場 における 終 値 を 取 得 し 参 照 する 時 期 を 変 えることで 自 己 回 帰 モデル( 以 下 ARMA モデルと 自 己 回 帰 和 分 移 動 モデル( 以 下 ARIMA モデルの 2 つの 価 格 予 想 モデルを 作 成 した 図 2.12 EUA 価 格 の 推 移 時 系 列 分 析 について 時 系 列 分 析 は 時 系 列 データ( 時 間 変 化 と 共 に 変 動 する 観 測 値 の 系 列 を 確 率 変 数 の 実 現 値 とみなし 統 計 学 的 な 分 析 によりデータに 対 して 最 も 当 てはまりがいいモデルを 推 定 し 将 来 を 予 測 する 手 法 である ここで 推 定 するモデルのことを 時 系 列 モデルと 呼 ぶ ここでは 本 モデルで 用 いた 時 系 列 モデルの 概 念 を 簡 単 に 説 明 する AR モデル AR モデルは 自 らの 時 系 列 遷 移 の 特 徴 を 自 らの 過 去 の 値 で 表 す( 系 列 相 関 を 持 つモデ ルであり 以 下 に 示 す ARMA モデルと ARIMA モデルの 基 礎 となるモデルである 29 (2.24 (t は 期,c は 定 数 項,b1 bp はパラメータ,Ut はホワイトノイズを 満 たす 撹 乱 項

33 このようなモデルを p 次 の 自 己 回 帰 モデルといい AR(p モデルと 表 記 する 自 己 回 帰 モデルにおいては 今 期 (t 期 の 為 替 レートの 動 きは 1 期 前 2 期 前,...p 期 前 までの 時 系 列 データと 今 期 の 攪 乱 項 Ut によって 説 明 される ARMA モデル ARMA モデル( 上 の AR モデルと 自 らの 行 動 特 性 を 過 去 のホワイトノイズの 移 動 加 重 和 で 表 す MA モデルを 組 み 合 わせたモデル ARIMA モデル ARIMA モデルは 非 定 常 時 過 程 である 時 系 列 データの d 階 差 が ARMA モデルで 表 現 で きる 場 合 に 適 用 するモデルである 比 較 的 小 さな p と q の 値 でも 複 雑 なモデルを 表 すことができ 株 価 の 予 測 等 に 多 く 用 い られる 予 測 モデルである 時 系 列 モデル 作 成 の 手 順 時 系 列 モデルの 作 成 は 以 下 の 手 順 で 行 った 1EU-ETS の 排 出 量 価 格 データの 入 力 2 周 期 性 定 常 性 の 確 認 ( 単 位 根 検 定 による 確 認 される 場 合 は 除 去 3Yule-Waker 法 によるモデルの 推 定 4 最 適 モデルの 同 定 (AIC 最 小 化 法 5モデルの 診 断 ( 残 差 検 定 以 下 に その 具 体 的 な 方 法 を 示 す 2 つの 時 系 列 モデル 構 築 ECX(Europe Climate Exchangeの WEB サイト [27] より 取 得 可 能 な 範 囲 での 過 去 の EUA 価 格 を 取 得 し 価 格 推 移 の 傾 向 から 対 象 期 間 を 前 半 と 後 半 に 分 割 した そして 全 期 間 (158 週 と 後 半 部 分 (79 週 をそれぞれ 対 象 期 間 として 2 つの 時 系 列 モデルを 推 定 し 定 式 化 し た 30

34 図 2.13 時 系 列 モデルのデータ 取 得 期 間 区 分 各 モデルの 推 定 結 果 と EU-ETS データに 対 するモデルの 当 てはまりの 良 さを 検 定 した 結 果 元 データの 周 期 性 の 確 認 結 果 を 示 す 1 全 期 間 モデルの 定 式 化 取 得 した 全 期 間 の 時 系 列 データを 基 に 推 定 した 価 格 予 想 モデルの 詳 細 を 示 す 対 象 となる 時 系 列 データに 対 して 単 位 根 検 定 を 行 い 時 系 列 が 定 常 過 程 か 否 かを 判 別 す る 単 位 根 検 定 は ADF 検 定 (Augmented Dickey Fuller Testを 行 った 検 定 の 結 果 は 以 下 のとおりである Dickey-Fuller = , p-value = p 値 より 帰 無 仮 説 が 棄 却 されず 単 位 根 の 存 在 が 否 定 できない これにより 対 象 期 間 の 価 格 系 列 は 定 常 過 程 とは 言 えず 時 系 列 モデルの 推 定 にはデータ 変 換 を 行 わなければなら ない ここで Yule-Walker 法 によりモデルの 次 数 推 定 を 行 い AIC( 赤 池 情 報 量 基 準 が 最 小 で ある 次 数 と 各 項 の 係 数 を 求 めた 以 下 の 表 2.6 に 示 す 計 算 結 果 について Coefficients は 各 項 の 係 数 を 示 し s.e.は 標 準 誤 差 を 示 す また sigma^2 は 標 準 偏 差 log likelihood は 対 数 尤 度 aic は 赤 池 情 報 基 準 量 を 示 す 31

35 表 2.6 ARIMA(2,1,2モデルの 推 定 結 果 ar1 ar2 ma1 ma2 Coefficients s.e sigma^2 estimated as : log likelihood= , aic= 表 のように 対 象 データは ARIMA(2,1,2モデルで 表 わすことができると 推 定 される 次 に 上 で 推 定 した 時 系 列 モデルの 診 断 を 行 った 診 断 結 果 の 図 2.14 について 上 部 は 残 差 のプロット 中 部 は 残 差 の 自 己 相 関 プロット 下 部 は Ljung-Box 検 定 の p 値 のプロット である 図 2.14 ARIMA(2,1,2モデルの 診 断 結 果 モデルの 残 渣 系 列 について 行 った Ljung-Box 検 定 の p 値 が 有 意 水 準 より 大 きいことから 32

36 ARIMA モデルの 残 渣 は 系 列 相 関 を 持 っているとは 言 えず ホワイトノイズである 可 能 性 が 高 い これにより 本 モデルの 妥 当 性 を 示 すことができた この 結 果 より 全 期 間 モデルを 定 式 化 すると 価 格 予 想 モデルは となる exp(i,t はエージェント i の t 期 における 予 想 価 格 U(i,t-n は 標 準 正 規 乱 数 か らなる 残 渣 系 列 を 表 わす 定 式 化 の 際 には 階 差 d の 差 分 を 展 開 する 式 変 形 が 行 われるた め 各 項 の 係 数 が 表 2.6 の 数 値 とは 異 なることに 留 意 する ( 全 期 間 モデルの 定 式 化 取 得 した EUA 価 格 の 後 半 部 分 の 時 系 列 データを 基 に 推 定 した 価 格 予 想 モデルの 詳 細 を 示 す ADF 検 定 による 単 位 根 検 定 の 結 果 は 以 下 のとおりである Dickey-Fuller = , p-value = p<0.1 で 有 意 なため 帰 無 仮 説 が 棄 却 され 単 位 根 は 存 在 しないと 言 える これにより 対 象 期 間 の 価 格 系 列 は 定 常 過 程 と 言 うことができる ここで Yule-Walker 法 によりモデルの 次 数 推 定 を 行 い AIC が 最 小 である 次 数 と 各 項 の 係 数 を 求 めた なお 表 の intercept は 定 数 項 を 表 わす 表 2.7 ARMA(4,4モデルの 推 定 結 果 ar1 ar2 ar3 ar4 ma1 ma2 ma3 ma4 intercept Coefficients s.e sigma^2 estimated as : log lilkihood = , aic = 表 2.7 のように 対 象 データは 階 差 無 しの ARMA(4,4モデルで 表 わすことができると 推 定 される ARMA(4,4モデルの 診 断 の 結 果 は 図 2.15 の 通 りである 33

37 図 2.15 ARMA(4,4モデルの 診 断 結 果 モデルの 残 渣 系 列 について 行 った Ljung-Box 検 定 の p 値 が 有 意 水 準 より 大 きいことから ARMA モデルの 残 渣 は 系 列 相 関 を 持 っているとは 言 えず ホワイトノイズである 可 能 性 が 高 い これにより 本 モデルの 妥 当 性 を 示 すことができた この 結 果 より 後 半 モデルを 定 式 化 すると 価 格 予 想 式 は となる 定 数 項 には t 期 までの 市 場 価 格 の 平 均 値 を 用 いた ( 従 来 の 価 格 予 想 モデル 34

38 宍 戸 [10] 韮 塚 [11]を 参 考 に 各 エージェントが 東 京 都 制 度 モデルにおける 過 去 の 価 格 推 移 のみから 当 期 の 排 出 量 価 格 を 予 想 する 5 つのモデルを 構 築 した 3 同 価 格 型 モデル 前 回 取 引 時 の 市 場 価 格 から 変 化 しないと 予 想 するモデル 4 一 次 関 数 型 モデル 2 期 前 と 1 期 前 の 市 場 価 格 に 沿 って 一 次 関 数 的 に 変 化 すると 予 想 するモデル ( 二 次 関 数 型 モデル 前 回 取 引 時 までの 3 期 分 の 市 場 価 格 に 沿 って 二 次 関 数 的 に 変 化 すると 予 想 するモデル ( 日 間 単 純 移 動 平 均 型 モデル 前 回 取 引 時 までの 3 期 分 の 市 場 価 格 の 平 均 値 になると 予 想 するモデル (2.28 ( 日 間 単 純 移 動 平 均 型 モデル 前 回 取 引 時 までの 7 期 分 の 市 場 価 格 の 平 均 値 になると 予 想 するモデル (2.30 なお 時 系 列 モデルも 含 めた 上 記 の 全 てのモデルにおいて 参 照 する 過 去 の 価 格 データ が 無 い 場 合 は 初 期 価 格 P(0 で 代 用 するものとする 2.7 情 報 誤 差 係 数 の 設 定 東 京 都 制 度 では 相 対 取 引 による 排 出 量 取 引 が 行 われるが 価 格 公 表 機 能 を 持 つ 市 場 が 存 在 する 場 合 と 比 較 して 排 出 量 価 格 に 対 する 市 場 参 加 者 間 の 価 格 認 識 が 異 なる 本 研 究 では 市 場 全 体 の 需 要 と 供 給 から 一 意 に 決 定 する 市 場 価 格 と 各 取 引 参 加 者 の 市 場 価 格 の 認 識 との かい 離 をモデル 化 するために 各 エージェントの 予 想 価 格 のバラつきを 乱 数 項 を 含 む 情 報 35

39 誤 差 係 数 として 設 定 した 図 2.16 情 報 誤 差 のある 場 合 の 価 格 予 想 の 様 子 情 報 誤 差 を 考 慮 したエージェント i の t 期 の 予 想 価 格 exp は 情 報 誤 差 係 数 Inf(i,t を 用 いて と 表 わされる ここで Inf(i,t は (2.31 : の 一 様 乱 数 の 要 素 (2.32 の 式 で 表 わされる 正 規 乱 数 N(1,σである 式 (2.32の 第 2 項 は Box=Muller 法 により 得 られ た 標 準 正 規 乱 数 に 標 準 偏 差 ( 分 散 σの 平 方 根 を 乗 じたものであり σ=1 の 時 は Inf(i,t の 分 布 は 1 が 平 均 の 正 規 分 布 に 従 い σ を 小 さくするにつれて 乱 数 列 のバラつきが 減 じていく このように σ は 情 報 誤 差 の 大 きさを 表 しており 次 章 でのモデルを 用 いた 分 析 の 際 に 使 用 する 以 上 のように 過 去 の 正 確 な 市 場 価 格 の 取 得 による 価 格 予 想 (σ=0 の 場 合 と 比 較 して 乱 数 項 を 含 む 情 報 誤 差 係 数 Inf(i,t のバラつきによってエージェント 間 で 価 格 予 想 に 差 が 生 じるよう 設 定 を 行 い それによって 相 対 取 引 による 取 引 をモデル 化 した 2.8 学 習 機 能 の 設 定 36

40 市 場 参 加 者 が 市 況 に 応 じて 予 想 方 法 を 変 える 様 子 を 再 現 する 為 に 渡 邊 [1]を 参 考 に 学 習 機 能 を 設 定 した この 機 能 により 各 参 加 者 は で 構 築 した 計 7 種 類 の 価 格 予 想 モデルのうち 予 想 価 格 が 前 回 取 引 時 の 市 場 価 格 に 最 も 近 いモデルを 選 び 次 回 の 価 格 予 想 に 用 いるものとする 各 市 場 参 加 者 が 図 2.17 の 動 作 を 行 う 事 で 表 2.8 の 様 な 価 格 選 択 を 行 う 図 2.17 学 習 機 能 のイメージ [1] 表 2.8 各 市 場 参 加 者 が 選 択 する 予 想 モデルの 様 子 取 引 日 数 exp1 exp2 exp3 exp4 exp5 exp6 exp 章 の 分 析 においては 全 エージェント 中 で 学 習 機 能 を 保 有 しているエージェントの 割 合 が 0 1/3 2/3 1 の 4 つのケースを 想 定 した 2.9 市 場 分 析 に 用 いる 指 標 排 出 量 取 引 の 効 率 性 を 測 る 指 標 として 本 研 究 では 価 格 指 数 取 引 価 格 の 安 定 性 注 文 成 約 率 取 引 継 続 率 の 4 つの 指 標 を 用 いる 37

41 本 節 では 上 記 4 点 の 指 標 の 測 定 方 法 について 説 明 する 価 格 指 数 価 格 指 数 は 目 標 保 有 参 加 者 全 体 で 見 た 時 排 出 権 取 引 制 度 によりどの 程 度 費 用 効 率 性 が 達 成 されたかを 測 る 指 標 である 本 研 究 では 以 下 の 式 で 定 義 する 価 格 指 数 の 全 取 引 日 数 分 の 平 均 値 を 価 格 指 数 とする 価 格 指 数 取 引 価 格 理 論 価 格 (2.33 これより 価 格 指 数 が 小 さい 市 場 ほど 費 用 効 率 面 で 優 れた 市 場 とみなすことが 出 来 る 次 に 価 格 指 数 の 算 出 に 用 いる 理 論 価 格 の 計 算 方 法 を 説 明 する 理 論 価 格 の 計 算 方 法 理 論 価 格 は 全 ての 目 標 保 有 エージェントが 全 ての 義 務 削 減 量 を 削 減 したとみなしたと きの 最 小 の 限 界 削 減 費 用 である つまり 目 標 保 有 参 加 者 の 仮 想 削 減 量 を red (i,t 各 目 標 保 有 参 加 者 の 義 務 削 減 量 を RED(i とすると となる また 仮 想 削 減 量 には 次 の 式 が 成 立 する (2.34 (2.35 ただし 限 界 削 減 費 用 が 既 に 仮 想 限 界 費 用 を 上 回 っている 場 合 には red (i,t=0 とする 取 引 価 格 の 安 定 性 取 引 価 格 の 安 定 性 は 目 標 保 有 参 加 者 が 排 出 量 取 引 市 場 を 削 減 目 標 達 成 のために 利 用 す る 際 に 重 要 な 指 標 である 取 引 価 格 が 不 安 定 な 市 場 はリスクの 大 きい 市 場 となり 投 資 機 会 を 減 尐 させる 本 モデルでは 限 界 費 用 の 上 昇 により 取 引 価 格 が 上 昇 する 為 取 引 価 格 から 理 論 価 格 を 引 いた 時 の 価 格 差 の 標 準 偏 差 を 測 定 する 事 で 取 引 価 格 の 安 定 性 を 考 察 する また 本 モデルでは 条 件 ごとに 取 引 価 格 の 大 きさが 変 わる 為 標 準 偏 差 を 平 均 で 除 し た 変 動 係 数 を 安 定 性 の 指 標 として 用 いる 38

42 従 って の 式 で 算 出 する 取 引 価 格 の 安 定 性 = 価 格 変 化 率 の 標 準 偏 差 = ( 注 文 成 約 率 取 引 成 功 率 は 市 場 におけるエージェント 間 の 取 引 が 効 率 的 に 機 能 しているかを 評 価 す る 指 標 である 売 買 が 行 われる 確 率 から 以 下 の 式 で 算 出 する 取 引 継 続 率 取 引 成 功 回 数 取 引 成 功 率 全 取 引 回 数 (2.37 同 一 条 件 での 複 数 回 のシミュレーションにおいて 取 引 期 間 終 了 まで 取 引 が 継 続 した 割 合 であり 取 引 価 格 の 過 度 の 下 落 が 起 こった 割 合 を 評 価 する 指 標 である 取 引 継 続 回 数 取 引 継 続 率 同 一 条 件 での 全 試 行 回 数 (2.38 本 モデルでは 市 場 価 格 が 0 円 /t-co₂ 付 近 になると 取 引 が 起 こらなくなるため 期 間 内 に 市 場 価 格 が 50 円 /t-co₂まで 下 がった 場 合 にはシミュレーションを 強 制 終 了 するよう 設 定 し た 39

43 第 3 章 モデルを 用 いた 市 場 分 析 本 章 では 前 章 で 構 築 した 東 京 都 排 出 権 取 引 制 度 モデルを 用 いて 東 京 都 制 度 の 効 率 性 の 分 析 評 価 を 行 う 3.1 節 では 排 出 量 価 格 情 報 の 誤 差 が 制 度 の 効 率 性 に 及 ぼす 影 響 を 分 析 する 3.2 節 では 中 小 クレジットや 都 外 クレジットなどの 供 給 量 が 制 度 の 効 率 性 に 及 ぼす 影 響 を 分 析 する 3.3 節 では エージェントの 学 習 機 能 が 制 度 の 効 率 性 の 効 率 に 及 ぼす 影 響 を 分 析 する 分 析 に 用 いるモデルの 変 数 を 以 下 にまとめる エージェント エージェントナンバー i 義 務 削 減 量 RED(i 累 積 削 減 量 ACR(i,t 削 減 量 red(i,t 購 入 入 札 量 BUY(i,t 売 却 入 札 量 SELL(i,t 予 想 価 格 exp (i,t 限 界 削 減 費 用 MC(i,t コストパラメータ C(i 保 持 排 出 枠 R(i,t 学 習 機 能 保 有 割 合 取 引 市 場 取 引 期 数 t 市 場 価 格 P(t 理 論 価 格 P (t 情 報 誤 差 σ また 本 研 究 における 初 期 条 件 は 以 下 の 通 りであり 本 章 で 述 べる 全 ての 分 析 について 一 定 とする 初 期 条 件 全 取 引 期 数 T =

44 目 標 保 有 エージェントナンバー 数 100 取 引 参 加 エージェントナンバー 数 30 投 資 分 岐 割 合 r = 初 期 排 出 量 価 格 P(0=1,000 分 析 の 結 果 として 以 下 の 4 つの 評 価 指 標 を 出 力 する 評 価 指 標 価 格 指 数 変 動 係 数 注 文 成 約 率 (% 取 引 継 続 率 (% 本 モデルは 乱 数 項 を 含 むシミュレーションであるため 同 一 条 件 でのシミュレーション においても 各 試 行 で 出 力 結 果 が 異 なる そこで 本 章 の 分 析 では 複 数 の 条 件 下 での 各 評 価 指 標 の 変 化 の 比 較 分 析 の 際 には 同 一 条 件 で 100 回 ずつの 試 行 を 行 い 出 力 された 結 果 の 平 均 値 をそれぞれの 条 件 での 評 価 指 標 の 値 として 用 いることとした なお シミュレー ション 途 中 で 市 場 価 格 が 50 円 /t-co₂を 下 回 った 場 合 にはその 試 行 を 終 了 することとし 平 均 の 対 象 から 除 くこととした なお 実 際 の 東 京 都 制 度 においては 削 減 義 務 を 達 成 できなかった 事 業 所 には 措 置 命 令 違 反 の 場 合 に 知 事 が 代 わりに 排 出 量 の 調 達 を 行 い 15,000 円 /t-co₂ 程 度 で 排 出 量 を 売 却 することが 検 討 されており これが 事 実 上 の 排 出 量 価 格 の 上 限 になると 推 測 される しか し 本 研 究 は 今 後 の 制 度 設 計 に 関 する 知 見 を 蓄 える 事 を 目 的 としており この 価 格 上 限 に ついては 考 慮 しないこととする 3.1 情 報 誤 差 の 分 析 本 節 では 情 報 誤 差 が 制 度 全 体 に 及 ぼす 影 響 について 分 析 する 背 景 世 界 各 国 で 実 施 されている 多 くの 排 出 量 取 引 制 度 では 取 引 所 が 開 設 されており 取 引 参 加 者 は 常 時 公 表 される 最 新 の 市 場 価 格 を 基 にブローカーを 介 して 取 引 を 行 っている 一 方 東 京 都 が 定 める 排 出 量 取 引 制 度 においては 取 引 参 加 者 を 集 めた 市 場 は 存 在 せず 全 ての 取 引 は 事 業 者 同 士 の 相 対 取 引 によって 行 われる このような 仕 組 みでは 各 取 引 主 41

45 体 が 取 引 時 点 での 適 切 な 排 出 量 価 格 を 把 握 することは 困 難 であり 取 引 主 体 によって 価 格 の 認 識 がばらつくことによって 制 度 全 体 の 経 済 効 率 が 低 下 することが 考 えられる 東 京 都 は 排 出 量 取 引 制 度 の 開 始 にあたって 排 出 量 の 参 考 価 格 の 公 表 を 検 討 しているが どの 程 度 正 確 な 価 格 を 公 表 するかによっても 市 場 の 効 率 性 が 変 化 することが 懸 念 される 目 的 2 章 で 構 築 したモデルを 用 いて 東 京 都 の 制 度 下 での 各 エージェントの 情 報 誤 差 が 制 度 全 体 の 経 済 効 率 にどのように 影 響 を 及 ぼし 価 格 の 挙 動 をどのように 変 化 させるかを 分 析 し た これにより 東 京 都 の 制 度 においてどの 程 度 指 標 性 の 高 い 価 格 公 示 を 行 えば 制 度 の 効 率 性 が 向 上 するのかを 検 証 することを 目 指 した 分 析 結 果 2.7 で 設 定 した σ の 値 を 変 化 させることによって 制 度 における 情 報 誤 差 の 大 きさを 変 化 さ せ 外 部 クレジットの 初 期 保 有 排 出 量 が 尐 量 の 場 合 と 多 量 の 場 合 の 2 つのケースにおいて 各 評 価 指 標 がどのように 変 動 するかを 評 価 した なお σ=0 の 時 は 各 エージェントは 完 全 な 市 場 価 格 情 報 を 持 つことを 意 味 し σ=1 の 時 は 各 エージェントの 予 想 価 格 のバラつきが 標 準 正 規 分 布 を 持 つ 乱 数 に 従 うことを 意 味 する ケース 1: 外 部 クレジットが 尐 量 (R₀=50,000の 場 合 次 に 市 場 に 供 給 される 外 部 クレジット 量 が 比 較 的 尐 量 の 場 合 に 情 報 誤 差 が 効 率 性 に 及 ぼす 影 響 を 評 価 した σ=0~1 の 5 条 件 での 各 試 行 における 評 価 指 標 の 平 均 値 と 標 準 偏 差 は 表 3.1 のとおりであ る なお 学 習 機 能 保 有 割 合 は 2/3 とした 表 3.1 情 報 誤 差 による 各 評 価 指 標 の 推 移 評 価 指 標 σ 価 格 指 数 変 動 係 数 注 文 成 約 率 (% mean mean mean SD SD SD 取 引 継 続 率 (%

46 表 3.1 より 取 引 継 続 率 は 全 ての σ について 100%であり 価 格 の 大 きな 下 落 による 取 引 停 止 は 起 こっていないことが 分 かる 次 に それぞれの 条 件 における 表 の 各 評 価 指 標 の 平 均 値 の 違 いに 統 計 学 的 に 有 意 な 差 が あるかどうか 検 定 するため 一 元 配 置 分 散 分 析 を 行 った 表 3.2 一 元 分 散 分 析 の 結 果 評 価 指 標 F 値 p 値 価 格 指 数 変 動 係 数 注 文 成 約 率 (% 分 析 結 果 の 表 より σ を 変 化 させた 場 合 の 各 評 価 指 標 の 平 均 値 の 推 移 に 有 意 な 差 は 見 られな かった したがって クレジットの 供 給 量 が 尐 ない 場 合 には 情 報 誤 差 の 大 きさの 変 化 は 市 場 の 効 率 性 に 影 響 を 及 ぼすとは 言 えないことが 示 された ケース 2: 外 部 クレジットが 多 量 (R₀=150,000の 場 合 次 に 市 場 に 供 給 される 外 部 クレジット 量 が 十 分 多 い 場 合 に 情 報 誤 差 が 効 率 性 に 及 ぼす 影 響 を 評 価 した σ=0~1 の 5 条 件 での 各 試 行 における 評 価 指 標 の 平 均 値 と 標 準 偏 差 は 以 下 のとおりであ る なお 学 習 機 能 保 有 割 合 は ケース 1 と 同 様 に 2/3 とした 表 3.3 情 報 誤 差 による 各 評 価 指 標 の 推 移 評 価 指 標 σ 価 格 指 数 変 動 係 数 注 文 成 約 率 (% mean mean mean SD SD SD 取 引 継 続 率 (% 表 3.3 より 取 引 継 続 率 はケース1と 比 較 して 低 い 水 準 で 推 移 しており σ の 値 による 変 動 はほとんど 確 認 できなかった 43

47 注 文 成 約 率 (% 次 に 各 指 標 の 試 行 ごとの 値 についての 一 元 配 置 分 散 分 析 を 行 った 表 3.4 一 元 分 散 分 析 の 結 果 評 価 指 標 F 値 p 値 価 格 指 数 変 動 係 数 注 文 成 約 率 (% * 分 析 結 果 の 表 より σ を 変 化 させた 場 合 注 文 成 約 率 の 平 均 値 に 有 意 な 差 が 見 られることが 分 かった 注 文 成 約 率 と 取 引 継 続 率 の 推 移 を 図 3.1 に 示 す σ 図 3.1 情 報 誤 差 の 大 きさσの 変 化 による 注 文 成 約 率 の 推 移 図 3.1 より 情 報 誤 差 σ=0.001 の 時 に 注 文 成 約 率 が 最 も 高 いのに 比 べ σ=0 の 時 も σ=1 の 時 も 注 文 成 約 率 は 低 水 準 となり 互 いにさほど 違 いはないことが 分 かる これより ク レジットの 供 給 量 が 十 分 多 い 場 合 には 各 エージェントの 情 報 誤 差 が 全 くないよりも 多 尐 存 在 する 方 が 効 率 的 な 取 引 が 行 われると 言 える 3.2 クレジット 供 給 量 に 関 する 分 析 44

48 3.2.1 背 景 東 京 都 制 度 においては 大 規 模 事 業 所 同 士 の 相 対 取 引 による 排 出 削 減 以 外 に 中 小 事 業 所 や 都 外 事 業 所 が 保 有 するクレジットや 再 エネクレジット 等 の 取 引 による 排 出 量 削 減 が 認 められている 大 規 模 事 業 所 に 課 された 削 減 義 務 は 現 在 設 定 されている 第 一 第 二 計 画 期 間 以 降 も 継 続 するので これら 大 規 模 事 業 所 が 積 極 的 に 排 出 量 を 売 却 することは 考 えにく い ゆえに 効 率 的 な 制 度 設 計 のためには 排 出 量 の 主 要 な 売 り 手 となり 得 る 各 種 クレジ ットが 市 場 に 供 給 される 量 の 変 化 が 制 度 全 体 に 及 ぼす 影 響 の 把 握 は 重 要 である 目 的 本 研 究 では 取 引 参 加 者 としてモデル 化 したクレジットの 初 期 保 有 排 出 量 がモデルの 効 率 性 に 与 える 影 響 を 分 析 評 価 することにより 東 京 都 制 度 における 外 部 クレジットの 供 給 量 と 効 率 性 の 関 係 について 示 唆 を 得 るとともに 今 後 の 制 度 設 計 におけるクレジットの 最 適 供 給 量 の 把 握 を 行 うことを 目 指 した 分 析 結 果 2.3.1(cで 設 定 した 取 引 参 加 者 の 初 期 保 有 排 出 量 R₀を 変 化 させることによって 東 京 都 制 度 モデルに 供 給 されるクレジット 量 の 大 きさを 変 化 させ 各 評 価 指 標 がどのように 変 動 す るかを 評 価 した その 際 情 報 誤 差 の 大 きさ σ=0.001 とし 学 習 機 能 保 有 割 合 は 2/3 と 設 定 した R₀=0~150,000 の 6 条 件 での 各 試 行 における 各 指 標 の 平 均 値 と 標 準 偏 差 は 以 下 の 表 3.5 の 通 りである 表 3.5 取 引 参 加 者 の 初 期 保 有 排 出 量 による 各 評 価 指 標 の 推 移 評 価 指 標 R₀ 価 格 指 数 変 動 係 数 注 文 成 約 率 (% mean mean mean SD SD SD 取 引 継 続 率 (%

49 取 引 継 続 率 (% 結 果 より R₀=100,000 以 降 は 取 引 継 続 率 が 低 下 しており R₀が 増 加 するにつれて 価 格 の 大 幅 な 下 落 が 起 こりやすくなることが 分 かる R₀ 図 3.2 R₀の 変 化 による 取 引 継 続 率 の 推 移 取 引 中 止 取 引 継 続 次 に それぞれの 評 価 指 数 について 一 元 配 置 分 散 分 析 を 行 った 表 3.6 一 元 分 散 分 析 の 結 果 評 価 指 標 F 値 p 値 価 格 指 数 1090 < *** 変 動 係 数 注 文 成 約 率 (% 778 < *** これより 表 3.5 における 価 格 指 数 と 注 文 成 約 率 の 平 均 値 の 推 移 には p<0.001 で 有 意 な 差 があることが 分 かった 価 格 指 数 と 注 文 成 約 率 の 推 移 は 図 3.3 の 通 りである 46

50 価 格 指 数 注 文 成 約 率 (% 価 格 指 数 注 文 成 約 率 (% R₀ 図 3.3 R₀の 変 化 による 価 格 指 数 と 注 文 成 約 率 の 推 移 図 3.3 より R₀が 増 加 するにつれて 価 格 指 数 は 減 尐 していき 注 文 成 約 率 は 増 加 していく ことが 分 かる これより R₀が 多 いほどモデル 全 体 の 経 済 効 率 性 は 高 まり 取 引 の 成 功 率 も 上 がることが 示 された これと 取 引 継 続 率 の 推 移 より R₀=75,000 程 度 の 時 に 市 場 の 効 率 性 が 最 も 高 くなると 言 える 3.3 学 習 効 果 の 分 析 背 景 本 節 では 制 度 全 体 の 中 でエージェントが 保 有 する 学 習 機 能 の 割 合 が 制 度 全 体 の 効 率 にどのように 影 響 を 及 ぼすかを 分 析 した 分 析 結 果 学 習 機 能 を 保 有 するエージェントの 割 合 を 0 1/3 2/3 1 と 変 化 させ 各 評 価 指 標 がど のように 変 動 するかを クレジット 量 が 尐 量 の 場 合 と 十 分 に 多 い 場 合 の 2 つのケースで 分 47

51 析 評 価 した その 際 両 方 のケースにおいて 情 報 誤 差 の 大 きさσ=0.001 としてシミュレ ーションを 行 った ケース 1: 外 部 クレジットが 尐 量 (R₀=50,000の 場 合 それぞれの 条 件 での 各 試 行 における 評 価 指 標 の 平 均 値 と 標 準 偏 差 は 表 3.7 のとおりであ る 表 3.7 取 引 参 加 者 の 学 習 機 能 保 有 割 合 による 各 評 価 指 標 の 推 移 評 価 指 標 学 習 機 能 0 1/3 2/3 1 価 格 指 数 変 動 係 数 注 文 成 約 率 (% mean mean mean SD SD SD 取 引 継 続 率 (% 取 引 継 続 率 を 見 ると 全 ての 試 行 において 取 引 が 100% 継 続 していることが 分 かる 次 に それぞれの 評 価 指 数 についての 分 散 分 析 の 結 果 を 示 す 表 3.8 一 元 分 散 分 析 の 結 果 評 価 指 標 F 値 p 値 価 格 指 数 186 < *** 変 動 係 数 注 文 成 約 率 (% ** これより 表 3.7 における 価 格 指 数 と 注 文 成 約 率 の 平 均 値 の 推 移 には p<0.001 で 有 意 な 差 があることが 分 かった 価 格 指 数 と 注 文 成 約 率 の 推 移 は 以 下 の 図 3.4 の 通 りである 48

52 価 格 指 数 注 文 成 約 率 (% 価 格 指 数 注 文 成 約 率 (% 0 1/3 2/3 1 学 習 機 能 保 有 割 合 図 3.4 学 習 機 能 保 有 割 合 の 変 化 による 価 格 指 数 と 注 文 成 約 率 の 推 移 図 3.4 より エージェントの 学 習 機 能 保 有 割 合 が 増 加 するにつれて 価 格 指 数 と 注 文 成 約 率 は 増 加 していくことが 分 かる これより 学 習 機 能 を 持 つエージェントが 多 いほど 取 引 が 成 立 する 確 率 は 高 まるが 制 度 全 体 の 経 済 効 率 性 は 低 下 することが 分 かった これは 学 習 機 能 保 有 割 合 が 高 いほど 同 一 の 予 想 価 格 モデルを 持 つエージェントが 多 くなるため 各 期 における 注 文 価 格 が 硬 直 化 してしまい 全 エージェントにとって 最 適 な 市 場 価 格 が 決 定 し づらくなったためであると 考 えられる ケース 2: 外 部 クレジットが 十 分 多 い(R₀=100,000 場 合 外 部 クレジットの 供 給 量 が R₀= の 場 合 の 各 条 件 での 各 試 行 における 評 価 指 標 の 平 均 値 と 標 準 偏 差 は 表 3.9 のとおりである 表 3.9 取 引 参 加 者 の 学 習 機 能 保 有 割 合 による 各 評 価 指 標 の 推 移 評 価 指 標 学 習 機 能 0 1/3 2/3 1 価 格 指 数 変 動 係 数 注 文 成 約 率 (% mean mean mean SD SD SD 取 引 継 続 率 (%

53 図 3.5 を 見 ると 取 引 継 続 率 は 学 習 機 能 の 割 合 が 増 加 するに 従 って 低 下 していることが 分 かる 図 3.5 学 習 機 能 保 有 割 合 の 変 化 による 取 引 継 続 率 の 推 移 次 に それぞれの 評 価 指 数 についての 分 散 分 析 の 結 果 を 示 す 表 3.10 一 元 分 散 分 析 の 結 果 評 価 指 標 F 値 p 値 価 格 指 数 *** 変 動 係 数 *** 注 文 成 約 率 (% これより 表 3.9 における 価 格 指 数 と 変 動 係 数 の 平 均 値 の 推 移 には p<0.001 で 有 意 な 差 があることが 分 かった 価 格 指 数 と 注 文 成 約 率 の 推 移 は 図 3.6 の 通 りである 50

54 図 3.6 学 習 機 能 保 有 割 合 の 変 化 による 価 格 指 数 と 変 動 係 数 の 推 移 図 3.6 より 学 習 機 能 の 保 有 割 合 が 増 加 するにつれて 価 格 指 数 と 変 動 係 数 には 増 加 傾 向 が 見 られる これより エージェントの 学 習 機 能 保 有 割 合 が 高 いほど ケース 1 と 同 様 に 制 度 全 体 の 経 済 効 率 性 は 低 下 し 価 格 の 安 定 性 も 低 下 することが 示 された 51

55 第 4 章 結 論 4.1 まとめ 3 章 では 2 章 で 構 築 した 東 京 都 排 出 量 取 引 制 度 モデルを 用 いた 分 析 を 行 い その 結 果 を 示 した 本 節 では こうして 得 られた 結 果 を 解 釈 し その 総 括 と 考 察 を 行 った 3.1 節 では 排 出 量 価 格 情 報 の 誤 差 が 制 度 の 効 率 性 に 及 ぼす 影 響 を 分 析 した 外 部 クレジットの 市 場 への 供 給 量 が 尐 ないケースでは 情 報 誤 差 の 程 度 が 市 場 の 効 率 性 にほとんど 影 響 を 及 ぼさないことが 示 された これは 制 度 内 に 中 小 クレジットや 再 エネ クレジットなどの 供 給 量 が 尐 ない 場 合 には 完 全 な 市 場 価 格 の 公 示 機 能 を 持 つ 取 引 所 取 引 であっても 相 対 取 引 と 比 較 して 効 率 的 な 制 度 運 営 ができるわけではないことを 意 味 してい る 外 部 クレジットの 市 場 への 供 給 量 が 多 い 場 合 の 分 析 結 果 からは 情 報 誤 差 の 程 度 が 市 場 参 加 者 の 注 文 約 定 率 にのみ 影 響 を 及 ぼすことが 示 された 外 部 クレジットの 供 給 が 十 分 に 確 保 されている 制 度 においては 市 場 参 加 者 の 排 出 量 価 格 の 認 知 に 若 干 のバラつきがある 時 が 最 も 効 率 的 な 取 引 が 行 われ 市 場 価 格 が 完 全 に 公 示 される 場 合 には 取 引 が 成 功 する 確 率 が 低 下 することが 分 かった 同 様 に 市 場 価 格 についての 情 報 が 全 くない 場 合 にも 取 引 効 率 は 低 下 することが 分 かった どちらのケースにおいても 取 引 所 が 持 つ 市 場 価 格 公 示 の 機 能 は 制 度 全 体 の 効 率 性 を 向 上 させるわけではないことが 分 かった これより 東 京 都 制 度 における 取 引 所 の 存 在 は 市 場 価 格 の 公 示 機 能 としては 必 要 ではなく 現 在 検 討 されている 参 考 価 格 の 提 示 が 適 切 に 為 されるだけで 十 分 に 効 率 的 な 制 度 運 営 が 可 能 であると 言 える 3.2 節 では 中 小 クレジットや 都 外 クレジットなどの 供 給 量 が 制 度 の 効 率 性 に 及 ぼす 影 響 を 分 析 した 分 析 結 果 より 制 度 に 供 給 されるクレジット 量 を 増 加 させると 制 度 全 体 の 経 済 効 率 性 や 取 引 の 効 率 性 は 向 上 するが 取 引 継 続 率 は 対 象 事 業 所 の 総 基 準 排 出 量 の 10% 程 度 から 低 下 していくことが 示 された これより 制 度 へ 供 給 されるクレジット 量 は 多 すぎても 尐 なす ぎても 市 場 の 効 率 性 を 低 下 させ 合 計 基 準 排 出 量 の 7.5%~10% 付 近 が 効 率 性 の 観 点 から 最 適 なクレジット 供 給 量 であると 言 える 3.3 節 では 外 部 クレジットの 供 給 量 の 多 寡 により 2 つのケースを 想 定 し エージェント の 学 習 機 能 が 制 度 の 効 率 性 の 効 率 に 及 ぼす 影 響 の 分 析 を 行 った これより 制 度 の 効 率 性 52

56 に 関 する 知 見 が 得 られた クレジット 供 給 量 が 尐 ないケースでは 学 習 機 能 を 持 つ 市 場 参 加 者 が 多 いほど 取 引 が 成 立 する 確 率 は 高 まるが 制 度 全 体 の 経 済 効 率 性 は 低 下 することが 分 かった クレジット 供 給 量 が 十 分 に 確 保 されているケースでは 学 習 機 能 を 持 つ 市 場 参 加 者 が 多 くなるにつれて 市 場 価 格 のボラティリティが 大 きくなり 経 済 効 率 性 が 低 下 することが 分 かった また 学 習 機 能 保 有 割 合 が 上 がると 価 格 が 大 幅 に 下 落 する 確 率 が 高 まることも 確 認 された どちらのケースでも 学 習 機 能 を 持 つ 市 場 参 加 者 が 増 加 すると 制 度 全 体 の 経 済 効 率 性 が 低 下 することが 示 されている この 結 果 から 精 度 の 高 い 価 格 予 想 を 常 に 行 う 金 融 機 関 な どの 主 体 が 今 後 市 場 に 参 加 する 際 には 効 率 性 の 観 点 からはその 参 加 数 や 割 合 に 制 限 を 設 ける 必 要 があると 言 える 以 上 を 踏 まえると 次 のことが 言 える 取 引 参 加 者 の 価 格 認 識 の 精 度 は 高 すぎても 経 済 効 率 性 を 悪 化 させ 東 京 都 制 度 におけ る 相 対 取 引 のように 低 い 水 準 であっても 適 切 な 情 報 公 示 を 行 えば 十 分 に 高 効 率 な 制 度 運 営 を 実 現 できる また 外 部 からのクレジット 供 給 量 は 制 度 の 効 率 性 に 影 響 を 与 えるが その 際 には 供 給 量 の 適 切 な 管 理 が 重 要 であり 多 すぎても 尐 なすぎても 制 度 の 経 済 効 率 が 悪 化 する 4.2 今 後 の 課 題 本 研 究 ではマルチエージェント シミュレーションを 用 いて 東 京 都 の 排 出 量 取 引 制 度 の 分 析 を 行 った 同 様 のアプローチによる 排 出 量 取 引 制 度 の 研 究 はこれまで 幾 つか 行 われて おり 他 の 金 融 市 場 や 一 般 的 な 社 会 制 度 を 対 象 としたものを 含 めると 数 多 くの 研 究 成 果 が 生 まれているが その 一 方 で マルチエージェント シミュレーションによる 社 会 システ ムのモデル 化 やシミュレーション 手 法 の 妥 当 性 についての 議 論 が 存 在 するのも 事 実 である 社 会 科 学 の 分 野 においても この 議 論 に 対 する 一 定 の 見 解 は 確 立 されておらず その 妥 当 性 を 検 証 する 絶 対 的 な 手 法 も 存 在 しない Carley and Gasser [26] は シミュレーション 結 果 の 妥 当 性 検 証 について 次 の 3 つの 方 法 を 提 唱 した 1. 理 論 的 検 証 (theoretical verification 十 分 かつ 正 確 に 実 際 のシステムやその 特 徴 を 概 念 化 できているかどうかを 専 門 家 が 検 証 する 方 法 53

https://www.takara-dic-net.jp/xeditor_ne/xeditor_web/html_gene.

https://www.takara-dic-net.jp/xeditor_ne/xeditor_web/html_gene. 平 成 23 年 3 月 期 第 1 四 半 期 決 算 短 信 日 本 基 準 ( 連 結 ) 平 成 22 年 8 月 11 日 上 場 会 社 名 松 井 建 設 株 式 会 社 上 場 取 引 所 東 コ ー ド 番 号 1810 URL http://www.matsui-ken.co.jp/ 代 表 者 ( 役 職 名 ) 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 松 井 隆 弘 ( 役 職

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D203032208E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A76905682C98AD682B782E993C195CA915B9275964082C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

<4D6963726F736F667420576F7264202D203032208E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A76905682C98AD682B782E993C195CA915B9275964082C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6 様 式 租 税 特 別 措 置 等 に 係 る 政 策 の 事 前 評 価 書 1 政 策 評 価 の 対 象 とした 産 業 活 力 の 再 生 及 び 産 業 活 動 の 革 新 に 関 する 特 別 措 置 法 に 基 づく 登 録 免 租 税 特 別 措 置 等 の 名 称 許 税 の 特 例 措 置 の 延 長 ( 国 税 32)( 登 録 免 許 税 : 外 ) 2 要 望 の 内 容

More information

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし 3 会 計 基 準 の 見 直 しの 主 な 内 容 (1) 借 入 金 借 入 金 制 度 を 廃 止 し 建 設 又 は 改 良 に 要 する 資 金 に 充 てるための 企 業 債 及 び 一 般 会 計 又 は 他 の 特 別 会 計 からの 長 期 借 入 金 は に 計 上 することとなりまし た に 計 上 するに 当 たり 建 設 又 は 改 良 等 に 充 てられた 企 業 債 及

More information

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt 市 町 村 における 地 方 公 務 員 制 度 改 革 に 係 る 論 点 と 意 見 について ( 概 要 ) 神 奈 川 県 市 町 村 における 地 方 公 務 員 制 度 改 革 に 係 る 検 討 会 議 について 1 テーマ 地 方 公 務 員 制 度 改 革 ( 総 務 省 地 方 公 務 員 の 労 使 関 係 制 度 に 係 る 基 本 的 な 考 え 方 )の 課 題 の 整

More information

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について 平 成 25 年 度 独 立 行 政 法 日 本 学 生 支 援 機 構 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 日 本 学 生 支 援 機 構 は 奨 学 金 貸 与 事 業 留 学 生 支 援

More information

1

1 精 華 町 個 人 情 報 保 護 条 例 改 正 に 向 けての 考 え 方 ( 案 ) 平 成 27 年 4 月 精 華 町 0 1 目 次 1 個 人 情 報 保 護 に 関 する 法 体 系 と 番 号 法 における 特 定 個 人 情 報 の 保 護 措 置... 1 2 番 号 法 と 精 華 町 個 人 情 報 保 護 条 例 における 個 人 情 報 の 定 義 上 の 差 異...

More information

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則 第 323 回 企 業 会 計 基 準 委 員 会 資 料 番 号 日 付 審 議 事 項 (5)-4 2015 年 11 月 6 日 プロジェクト 項 目 税 効 果 会 計 公 開 草 案 に 対 するコメントへの 対 応 - 合 理 的 な 説 明 に 関 する 取 扱 い 本 資 料 の 目 的 1. 本 資 料 は 企 業 会 計 基 準 適 用 指 針 公 開 草 案 第 54 号 繰

More information

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73> 国 立 大 学 法 人 茨 城 大 学 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 24 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 役 員 に 支 給 される 給 与 のうち 期 末 特 別 手 当 については 国 立 大 学 評 価 委 員 会

More information

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36 独 立 行 政 法 人 駐 留 軍 等 労 働 者 労 務 管 理 機 構 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 検 証 結 果 理 事 長 は 今 中 期 計 画 に 掲 げた 新 たな 要

More information

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加 別 添 事 務 連 絡 平 成 27 年 12 月 18 日 日 本 年 金 機 構 厚 生 年 金 保 険 部 長 殿 厚 生 労 働 省 年 金 局 事 業 管 理 課 長 持 続 可 能 な 医 療 保 険 制 度 を 構 築 するための 国 民 健 康 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 による 健 康 保 険 法 及 び 船 員 保 険 法 改 正 内 容 の 一 部 に

More information

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1 独 立 行 政 法 人 統 計 センター( 法 人 番 号 7011105002089)の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 独 立 行 政 法 人 通 則 法 第 52 条 第 3 項 の 規 定 に 基 づき

More information

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 例 規 整 備 * 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 例 規 整 備 公 布 年 月 日 番 号 平 成 24 年

More information

<6D33335F976C8EAE825081698CF6955C9770816A2E786C73>

<6D33335F976C8EAE825081698CF6955C9770816A2E786C73> 国 立 大 学 法 人 新 潟 大 学 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 18 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 本 学 が 定 める 役 員 に 支 給 する 期 末 特 別 手 当 (ボーナス)において, 役 員 の 本 給

More information

https://www.online3.tdnet.info/onre/jsp/tdzz.download?uji.verb=

https://www.online3.tdnet.info/onre/jsp/tdzz.download?uji.verb= 平 成 21 年 3 月 期 平 成 20 年 7 月 31 日 上 場 会 社 名 松 井 建 設 株 式 会 社 上 場 取 引 所 東 コード 番 号 1810 URL http://www.matsui-ken.co.jp/ 代 表 者 ( 役 職 名 ) 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 松 井 隆 弘 問 合 せ 先 責 任 者 ( 役 職 名 ) 管 理 本 部 経 理 部 長 (

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 株 式 会 社 化 に 伴 う から 特 定 の 員 への 株 式 譲 渡 に 係 る 課 税 関 係 と 手 続 きについて 平 成 20 年 2 月 商 工 中 金 当 資 料 は 貴 において 本 件 取 引 に 関 する 検 討 をされるに 際 して ご 参 考 のための 情 報 提 供 のみを 目 的 として 国 税 庁 の 確 認 を 受 けた 内 容 に 基 づき 商 工 中 金 が

More information

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定 資 料 10 減 損 損 失 及 び 資 本 金 の 変 動 に 関 する 調 査 記 載 上 の 注 意 事 項 当 調 査 は 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 資 本 金 の の 変 動 等 を 把 握 するために 調 査 する ものである 調 査 対 象 は 地 方 公 営 企 業 状 況 調 査 の 対 象 となっている 法 適 用 企 業 とする Ⅰ 提 出 物 について

More information

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定 62 (Q&A) 目 次 1 鑑 定 評 価 の 委 託 は 入 札 か 随 意 契 約 か またその 理 由 は 何 か 2 委 託 料 は 他 県 と 比 べて 妥 当 性 のある 金 額 か 3 地 価 公 示 ( 国 の 調 査 )との 違 いは 何 か また 国 の 調 査 結 果 はどう 活 用 しているか 4 路 線 価 を 利 用 しない 理 由 は 何 か 5 委 託 料 の 算

More information

<4D F736F F F696E74202D2082C882E982D982C DD8ED88EE688F882CC82B582AD82DD C668DDA9770>

<4D F736F F F696E74202D2082C882E982D982C DD8ED88EE688F882CC82B582AD82DD C668DDA9770> な る ほ ど! 貸 借 取 引 のしくみ Japan Securities Finance Co.,Ltd 1 目 次 1. 貸 借 取 引 について 2. 貸 借 取 引 における 株 式 調 達 について 3. 品 貸 料 の 決 定 方 法 について 4. 制 限 措 置 を 含 む 貸 借 取 引 情 報 について 5.よくある 質 問 Japan Securities Finance Co.,Ltd

More information

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑 等 の 当 初 見 直 し 案 の 検 討 状 況 について 資 料 1-1 項 目 名 検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 都 道 府 県 担 当 者 との 意 見 交 換 では 結 果 精 度 の 低 下 に 伴 い 結 果 が 活 用 されなくなった 場 合 の 員 のモチベーション 低 下 の 可 能 性 や 員 の 配 置 換 え 等 についての 考 慮 が 必 要 との 意

More information

Q IFRSの特徴について教えてください

Q IFRSの特徴について教えてください Q 改 正 後 の 退 職 給 付 に 関 する 会 計 基 準 と 改 訂 IAS 第 19 号 との 差 異 を 教 え てください A 数 理 計 算 上 の 差 異 過 去 勤 務 費 用 の 会 計 処 理 退 職 給 付 見 込 額 の 期 間 配 分 方 式 および 期 待 運 用 収 益 という 概 念 の 廃 止 が 主 な 差 異 として 残 っています 平 成 24 年 5 月

More information

●電力自由化推進法案

●電力自由化推進法案 第 一 八 五 回 参 第 二 号 電 力 自 由 化 推 進 法 案 目 次 第 一 章 総 則 ( 第 一 条 - 第 三 条 ) 第 二 章 電 力 自 由 化 の 基 本 方 針 ( 第 四 条 - 第 九 条 ) 第 三 章 電 力 自 由 化 推 進 本 部 ( 第 十 条 - 第 十 九 条 ) 附 則 第 一 章 総 則 ( 目 的 ) 第 一 条 この 法 律 は 平 成 二 十

More information

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 清 瀬 市 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (25 年 度 末 ) 25 年 度 千 74,247 27,195,534 A 768,602 千 4,616,550 B 千 17.0 B/A 昨 年 度 の 件 費 率 17.3

More information

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ Ⅰ 調 査 の 概 要 Ⅱ 札 幌 の 子 どもの 学 力 学 習 意 欲 等 について Ⅲ 学 力 調 査 の 結 果 概 要 及 び 改 善 の 方 向 等 について Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果

More information

(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j2014220_\217C\220\263\201j.doc)

(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j2014220_\217C\220\263\201j.doc) 平 成 26 年 2 月 20 日 日 本 医 師 従 業 員 国 民 年 金 基 金 年 金 資 産 運 用 の 基 本 方 針 日 本 医 師 従 業 員 国 民 年 金 基 金 ( 以 下 当 基 金 という)は 年 金 給 付 等 積 立 金 ( 以 下 年 金 資 産 という)の 運 用 にあたり 以 下 の 基 本 方 針 を 定 める 当 基 金 から 年 金 資 産 の 管 理 又

More information

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 Ⅱ 国 地 方 公 共 団 体 公 共 公 益 法 人 等 の 消 費 税 Q&A ( 問 1) 免 税 期 間 における 起 債 の 償 還 元 金 に 充 てるための 補 助 金 等 の 使 途 の 特 定 Q 地 方 公 共 団 体 の 特 別 会 計 が 消 費 税 の 納 税 義 務 が 免 除 される 課 税 期 間

More information

Microsoft Word - 目次.doc

Microsoft Word - 目次.doc 長 寿 医 療 制 度 と 国 民 健 康 保 険 一 体 化 に 関 する 舛 添 大 臣 私 案 イメージ < 現 行 > < 見 直 し 後 > 75 歳 長 寿 医 療 制 度 ( 県 単 位 広 域 連 合 ) 長 寿 医 療 ( 都 道 府 県 ) 1 両 者 を 一 体 化 し 都 道 府 県 が 運 営 75 歳 65 歳 被 用 者 保 険 から 財 政 調 整 国 保 国 保 被

More information

添 付 資 料 の 目 次 1. 当 四 半 期 決 算 に 関 する 定 性 的 情 報 2 (1) 経 営 成 績 に 関 する 説 明 2 (2) 財 政 状 態 に 関 する 説 明 2 (3) 連 結 業 績 予 想 などの 将 来 予 測 情 報 に 関 する 説 明 2 2.サマリー 情 報 ( 注 記 事 項 )に 関 する 事 項 3 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間

More information

添 付 資 料 の 目 次 1. 当 四 半 期 決 算 に 関 する 定 性 的 情 報 2 (1) 経 営 成 績 に 関 する 説 明 2 (2) 財 政 状 態 に 関 する 説 明 2 (3) 連 結 業 績 予 想 などの 将 来 予 測 情 報 に 関 する 説 明 2 2.サマリー 情 報 ( 注 記 事 項 )に 関 する 事 項 3 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間

More information

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63> 社 会 保 険 加 入 状 況 等 の 実 態 調 査 結 果 平 成 27 年 6 月 18 日 一 般 社 団 法 人 日 本 電 設 工 業 協 会 社 会 保 険 加 入 状 況 等 の 実 態 調 査 結 果 について 1. 調 査 の 目 的 社 会 保 険 加 入 促 進 計 画 の 計 画 期 間 (H24 年 度 ~H28 年 度 までの5 年 間 )の 中 間 時 点 として 1

More information

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり 平 成 21 年 3 月 期 第 3 四 半 期 決 算 短 信 平 成 21 年 2 月 10 日 上 場 会 社 名 松 井 建 設 株 式 会 社 上 場 取 引 所 東 コード 番 号 1810 URL http://www.matsui-ken.co.jp/ 代 表 者 ( 役 職 名 ) 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 松 井 隆 弘 問 合 せ 先 責 任 者 ( 役 職 名 )

More information

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有 平 成 22 年 3 月 期 第 2 四 半 期 決 算 短 信 平 成 21 年 11 月 11 日 上 場 会 社 名 松 井 建 設 株 式 会 社 上 場 取 引 所 東 コード 番 号 1810 URL http://www.matsui-ken.co.jp/ 代 表 者 ( 役 職 名 ) 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 松 井 隆 弘 問 合 せ 先 責 任 者 ( 役 職 名 )

More information

している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親

している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親 第 265 回 企 業 会 計 基 準 委 員 会 資 料 番 号 日 付 審 議 事 項 (3) 2013 年 5 月 29 日 プロジェクト 項 目 企 業 結 合 (ステップ2) 公 開 草 案 に 対 するコメントへの 対 応 I. 検 討 の 経 緯 1. 平 成 25 年 1 月 に 企 業 会 計 基 準 公 開 草 案 第 49 号 企 業 結 合 に 関 する 会 計 基 準 (

More information

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾 付 議 第 3 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 に 係 る 意 見 聴 取 に 関 する 議 案 平 成 26 年 2 月 高 知 県 議 会 定 例 会 提 出 予 定 の 条 例 議 案 に 係 る 地 方 教 育 行 政 の 組 織 及 び 運 営 に 関 する 法 律 ( 昭 和 31 年 法 律 第 162 号 )

More information

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提 国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 財 務 省 主 計 局 給 与 共 済 課 長 調 査 主 任 土 谷 晃 浩 加 塩 雄 斗 1.はじめに ( 以 下 19 年 一 元 化 法 案 という )において 厚 退 職 給 付 ( 退 職 金 + 年 金 ( 事 業 主 分 ))の 官 民 均 衡 を 図 る 観 点 から 国 家 公 務 員 の 退 職 手

More information

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申 資 料 3-1 小 売 全 面 自 由 化 に 関 する 進 捗 状 況 平 成 28 年 7 月 1 日 資 源 エネルギー 庁 小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全

More information

文化政策情報システムの運用等

文化政策情報システムの運用等 名 開 始 終 了 ( 予 定 ) 年 度 番 号 0406 平 成 25 年 行 政 レビューシート ( 文 部 科 学 省 ) 文 化 政 策 情 報 システム 運 用 等 担 当 部 局 庁 文 化 庁 作 成 責 任 者 平 成 8 年 度 なし 担 当 課 室 長 官 官 房 政 策 課 政 策 課 長 清 水 明 会 計 区 分 一 般 会 計 政 策 施 策 名 根 拠 法 令 ( 具

More information

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有 平 成 22 年 3 月 期 第 3 四 半 期 決 算 短 信 平 成 22 年 2 月 10 日 上 場 会 社 名 松 井 建 設 株 式 会 社 上 場 取 引 所 東 コード 番 号 1810 URL http://www.matsui-ken.co.jp/ 代 表 者 ( 役 職 名 ) 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 松 井 隆 弘 問 合 せ 先 責 任 者 ( 役 職 名 )

More information

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税 項 目 : 153. 不 動 産 取 得 税 岩 手 県 ( 商 工 労 働 観 光 部 企 業 立 地 推 進 課 ) 被 災 地 域 の 企 業 が 投 資 する 再 生 可 能 エネルギー 設 備 に 対 する 課 税 免 除 大 震 災 津 波 において 被 災 地 域 では 電 気 水 道 ガスなどのインフラ 機 能 が 喪 失 し 工 場 では 稼 働 再 開 まで 長 期 間 を 要

More information

説 明 内 容 料 金 の 算 定 期 間 と 請 求 の 単 位 について 分 散 検 針 制 日 程 等 別 料 金 料 金 の 算 定 期 間 と 支 払 義 務 発 生 日 日 程 等 別 料 金 の 請 求 スケジュール 料 金 のお 支 払 い 方 法 その 他 各 種 料 金 支 払

説 明 内 容 料 金 の 算 定 期 間 と 請 求 の 単 位 について 分 散 検 針 制 日 程 等 別 料 金 料 金 の 算 定 期 間 と 支 払 義 務 発 生 日 日 程 等 別 料 金 の 請 求 スケジュール 料 金 のお 支 払 い 方 法 その 他 各 種 料 金 支 払 資 料 3 料 金 の 算 定 期 間 と 請 求 の 単 位 について 平 成 28 年 1 月 27 日 1 月 28 日 東 京 電 力 株 式 会 社 ネットワークサービスセンター 説 明 内 容 料 金 の 算 定 期 間 と 請 求 の 単 位 について 分 散 検 針 制 日 程 等 別 料 金 料 金 の 算 定 期 間 と 支 払 義 務 発 生 日 日 程 等 別 料 金 の 請

More information

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63> 平 成 22 年 11 月 9 日 高 校 等 の 授 業 料 無 償 化 の 拡 大 検 討 案 以 下 は 大 阪 府 の 検 討 案 の 概 要 であり 最 終 的 には 平 成 23 年 2 月 議 会 での 予 算 の 議 決 を 経 て 方 針 を 確 定 する 予 定 です Ⅰ. 検 討 案 の 骨 子 平 成 23 年 度 から 大 阪 の 子 どもたちが 中 学 校 卒 業 時 の

More information

財政再計算結果_色変更.indd

財政再計算結果_色変更.indd 私 たちの 共 済 年 金 財 政 再 計 算 結 果 と 新 保 険 料 率 について 組 合 員 の 皆 さまに これまでリーフレットなどでお 知 らせしてきましたように 本 年 は 組 合 員 の 皆 さまが 加 入 している 共 済 年 金 で5 年 に 一 度 の 財 政 再 計 算 を 行 う 年 になっています 去 る5 月 27 日 に 財 務 省 から 財 政 再 計 算 に 関

More information

平成24年度 業務概況書

平成24年度 業務概況書 平 成 27 年 度 第 3 四 半 期 厚 生 年 金 保 険 給 付 調 整 積 立 金 運 用 状 況 ( 地 方 公 務 員 共 済 組 合 連 合 会 ) 平 成 27 年 度 第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 10 兆 1,895 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は

More information

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社 北 秋 田 市 クリーンリサイクルセンターエネルギー 回 収 推 進 施 設 等 長 期 包 括 的 運 転 維 持 管 理 業 務 委 託 に 係 る 発 注 支 援 業 務 公 募 型 プロポ-ザル 実 施 要 領 1 プロポーザルの 目 的 この 要 領 は 平 成 30 年 4 月 から 運 転 を 予 定 している 北 秋 田 市 クリーンリサイクルセンター エネルギー 回 収 推 進 施

More information

Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt

Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt 経 営 事 項 審 査 建 設 業 を 取 り 巻 く 環 境 工 事 不 足 は 深 刻 化 しており 建 設 業 者 の 統 廃 合 も 活 発 化 している 中 選 ばれる 企 業 となる 事 が 生 き 残 りをかけた 最 重 要 課 題 といえる 選 ばれる 企 業 の 指 標 となるものが 経 営 事 項 審 査 であり この 評 点 はインターネット 等 にて 公 開 されている 事

More information

第316回取締役会議案

第316回取締役会議案 貸 借 対 照 表 ( 平 成 27 年 3 月 31 日 現 在 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 ( 資 産 の 部 ) ( 負 債 の 部 ) 流 動 資 産 30,235,443 流 動 負 債 25,122,730 現 金 及 び 預 金 501,956 支 払 手 形 2,652,233 受 取 手 形 839,303 買 掛 金 20,067,598 売 掛 金 20,810,262

More information

16 日本学生支援機構

16 日本学生支援機構 様 式 1 公 表 されるべき 事 項 独 立 行 政 法 人 日 本 学 生 支 援 機 構 ( 法 人 番 号 7020005004962)の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 日 本 学 生 支 援 機

More information

再 生 可 能 エネルギー 等 導 入 推 進 基 金 事 業 計 画 書 ( 各 年 度 計 画 書 ) ( 事 業 計 画 の 概 要 ) 計 画 の 名 称 京 都 府 地 球 温 暖 化 対 策 等 推 進 基 金 計 画 の 期 間 交 付 対 象 京 都 府 府 内 市 町 村 民 間

再 生 可 能 エネルギー 等 導 入 推 進 基 金 事 業 計 画 書 ( 各 年 度 計 画 書 ) ( 事 業 計 画 の 概 要 ) 計 画 の 名 称 京 都 府 地 球 温 暖 化 対 策 等 推 進 基 金 計 画 の 期 間 交 付 対 象 京 都 府 府 内 市 町 村 民 間 様 式 第 2 号 ( 第 5の6(1)2 関 係 ) 再 生 可 能 エネルギー 等 導 入 推 進 基 金 事 業 計 画 書 ( 各 年 度 計 画 書 ) ( 事 業 計 画 書 作 成 担 当 者 ) 都 道 府 県 等 の 名 称 所 在 地 事 業 計 画 作 成 担 当 者 京 都 府 京 都 市 上 京 区 下 立 売 通 新 町 西 入 薮 ノ 内 町 氏 名 所 属 部 局 役

More information

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について 様 式 1 公 表 されるべき 事 項 国 立 研 究 開 発 法 人 土 木 研 究 所 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について 別 添 Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 当 研 究 所 は 土 木 技 術 に 関 する 研 究 開 発 技 術

More information

23信託の会計処理に関する実務上の取扱い

23信託の会計処理に関する実務上の取扱い 実 務 対 応 報 告 第 23 号 信 託 の 会 計 処 理 に 関 する 実 務 上 の 取 扱 い 平 成 19 年 8 月 2 日 企 業 会 計 基 準 委 員 会 本 実 務 対 応 報 告 は 平 成 20 年 12 月 26 日 までに 公 表 された 次 の 会 計 基 準 等 による 修 正 が 反 映 されている (1) 企 業 会 計 基 準 第 16 号 持 分 法 に

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D2030322090AC90D1955D92E8977697CC82CC895E9770816990DD8C76939995D2816A2E646F63>

<4D6963726F736F667420576F7264202D2030322090AC90D1955D92E8977697CC82CC895E9770816990DD8C76939995D2816A2E646F63> 土 木 部 建 築 設 計 及 び 工 事 監 理 等 委 託 業 務 成 績 評 定 要 領 の 運 用 ( 建 築 設 計 等 委 託 業 務 編 ) ( 評 定 の 方 法 ) 第 1 評 定 者 は 評 定 を 行 おうとする 業 務 ( 以 下 対 象 業 務 という )について 別 添 の 採 点 表 により 評 定 を 行 うものとし 評 価 項 目 評 価 の 視 点 及 び 評 価

More information

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一 貸 借 対 照 表 平 成 27 年 3 月 31 日 現 在 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 内 訳 金 額 科 目 内 訳 金 額 流 動 資 産 千 円 千 円 流 動 負 債 千 円 千 円 預 金 5,145,515 預 り 金 240, 有 価 証 券 2,000,000 未 払 金 274, 前 払 費 用 61,184 未 払 収 益 分 配 金 789 未 収 入 金 未

More information

弁護士報酬規定(抜粋)

弁護士報酬規定(抜粋) はなみずき 法 律 事 務 所 弁 護 士 報 酬 規 定 ( 抜 粋 ) 2008 年 10 月 改 訂 2014 年 4 月 * 以 下 の 弁 護 士 報 酬 は いずれも 税 込 です ただし D E L の2の 表 に 基 づき 算 出 さ れた 金 額 については 消 費 税 を 上 乗 せした 額 を 弁 護 士 報 酬 とします 目 次 A 法 律 相 談 料 B 顧 問 料 C 手

More information

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や 参 考 資 料 1-17 民 間 都 市 整 備 事 業 建 築 計 画 に 関 わる 関 連 制 度 の 整 理 都 市 開 発 諸 制 度 には 公 開 空 地 の 確 保 など 公 共 的 な 貢 献 を 行 う 建 築 計 画 に 対 して 容 積 率 や 斜 線 制 限 などの 建 築 基 準 法 に 定 める 形 態 規 制 を 緩 和 することにより 市 街 地 環 境 の 向 上 に

More information

m07 北見工業大学 様式①

m07 北見工業大学 様式① 国 立 大 学 法 人 北 見 工 業 大 学 ( 法 人 番 号 6460305000387)の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 当 該 法 人 の 主 要 事 業 は 教 育 研 究 事 業 である 役

More information

Microsoft Word )40期決算公開用.doc

Microsoft Word )40期決算公開用.doc 貸 借 対 照 表 [ 株 式 会 社 ニラク] ( 平 成 21 年 3 月 31 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 ( 資 産 の 部 ) ( 負 債 の 部 ) 流 動 資 産 現 金 及 び 預 金 売 掛 金 有 価 証 券 商 品 貯 蔵 品 前 払 費 用 短 期 貸 付 金 未 収 入 金 繰 延 税 金 資 産 貸 倒 引 当 金 固 定

More information

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程 学 校 法 人 日 本 医 科 大 学 利 益 相 反 マネジメント 規 程 第 1 章 総 則 ( 目 的 ) 第 1 条 この 規 程 は 学 校 法 人 日 本 医 科 大 学 ( 以 下 本 法 人 という )が 本 法 人 利 益 相 反 マネジメントポリシー( 平 成 18 年 12 月 1 日 制 定 )の 精 神 に 則 り 教 職 員 等 の 産 学 官 連 携 活 動 に 伴 い

More information

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる 独 立 行 政 法 人 の 役 員 の 退 職 金 に 係 る 業 績 勘 案 率 の 算 定 ルールについて 平 成 27 年 5 月 25 日 総 務 大 臣 決 定 独 立 行 政 法 人 特 殊 法 人 及 び 認 可 法 人 の 役 員 の 退 職 金 について ( 平 成 27 年 3 月 24 日 閣 議 決 定 以 下 閣 議 決 定 という )に 基 づき 独 立 行 政 法 人

More information

公表表紙

公表表紙 国 立 大 学 法 人 山 梨 大 学 の 役 の 報 酬 給 与 等 について 国 立 大 学 法 人 等 の 役 員 の 報 酬 等 及 び の 給 与 の 水 準 の 公 表 方 法 等 について(ガイドライン) ( 平 成 17 年 2 月 7 日, 総 務 大 臣 策 定 )に 基 づく 公 表 平 成 26 年 9 月 国 立 大 学 法 人 山 梨 大 学 国 立 大 学 法 人 山

More information

スライド 1

スライド 1 社 会 保 障 税 一 体 改 革 における 年 金 関 連 法 案 について 年 金 機 能 強 化 法 案 (3 月 30 日 提 出 ) 国 会 提 出 時 の 法 案 の 内 容 1 基 礎 年 金 国 庫 負 担 2 分 の1の 恒 久 化 2 受 給 資 格 期 間 の 短 縮 (25 年 10 年 ) 3 産 休 期 間 中 の 社 会 保 険 料 免 除 4 遺 族 基 礎 年 金

More information

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ 簡 易 公 募 型 競 争 入 札 方 式 ( 総 合 評 価 落 札 方 式 )に 係 る 手 続 開 始 の 公 示 次 のとおり 指 名 競 争 入 札 参 加 者 の 選 定 の 手 続 を 開 始 します 平 成 28 年 9 月 20 日 分 任 支 出 負 担 行 為 担 当 官 東 北 地 方 整 備 局 秋 田 河 川 国 道 事 務 所 長 渡 邊 政 義 1. 業 務 概 要

More information

18 国立高等専門学校機構

18 国立高等専門学校機構 様 式 1 公 表 されるべき 事 項 独 立 行 政 法 人 国 立 高 等 専 門 学 校 機 構 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 当 機 構 役 員 給 与 規 則 で 文 部 科

More information

平成22年度

平成22年度 平 成 2 2 年 度 新 地 方 公 会 計 制 度 基 準 モデル による 佐 呂 間 町 の 財 務 書 類 北 海 道 佐 呂 間 町 ( 企 画 財 政 課 ) 目 次 Ⅰ 新 しい 地 方 公 会 計 制 度 の 概 要 Ⅱ 平 成 22 年 度 佐 呂 間 町 財 務 書 類 Ⅰ 新 しい 地 方 公 会 計 制 度 の 概 要 市 町 村 など 地 方 公 共 団 体 の 財 務 情

More information

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 平 成 22 年 3 月 期 第 1 四 半 期 決 算 短 信 平 成 21 年 8 月 11 日 上 場 会 社 名 サンエツ 金 属 株 式 会 社 上 場 取 引 所 名 コード 番 号 5757 URL http://www.sanetu.co.jp 代 表 者 ( 役 職 名 ) 代 表 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 釣 谷 宏 行 問 合 せ 先 責 任 者 ( 役 職 名 )

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF0957497768D6A2E646F6378>

<4D6963726F736F667420576F7264202D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF0957497768D6A2E646F6378> 山 梨 県 産 業 集 積 促 進 助 成 金 交 付 要 綱 ( 通 則 ) 第 1 条 山 梨 県 産 業 集 積 促 進 助 成 金 ( 以 下 助 成 金 という )の 交 付 については 山 梨 県 補 助 金 等 交 付 規 則 ( 昭 和 36 年 山 梨 県 規 則 第 25 号 以 下 規 則 という )に 定 め るところによるほか この 要 綱 に 定 めるところによる ( 目

More information

スライド 1

スライド 1 公 的 年 金 制 度 の 健 全 性 及 び 信 頼 性 の 確 保 のための 厚 生 年 金 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 について 厚 生 労 働 省 年 金 局 公 的 年 金 制 度 の 健 全 性 及 び 信 頼 性 の 確 保 のための 厚 生 年 金 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 25 年 法 律 第 63 号 )の 概 要

More information

Box-Jenkinsの方法

Box-Jenkinsの方法 Box-Jeks の 方 法 自 己 回 帰 AR 任 意 の 時 系 列 を 過 程 ARと 呼 ぶ で 表 す これが AR または AR m m m 個 の 過 去 の 値 に 依 存 する 時 これを 次 数 の 自 己 回 帰 ここで は 時 間 の 経 過 に 対 して 不 変 な 分 布 を 持 つ 系 列 相 関 のない 撹 乱 誤 差 項 である 期 待 値 一 定 の 分 散 σ

More information

2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに 第 7 章 会 計 規 程 1. 会 計 規 程 の 概 要 (1) 規 程 及 び 目 的 平 成 18 年 度 に 病 院 事 業 管 理 者 を 設 置 して 札 幌 市 病 院 局 会 計 規 程 ( 平 成 18 年 札 幌 市 病 院 局 規 程 第 37 号 以 下 この 章 で 規 程 という )を 定 め これに 則 って 会 計 処 理 が 行 わ れていなお 規 程 の 具 体

More information

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m2 4 50.40m2 昭 和 43 年 36.50m2 3 50.90m2 昭 和 44 年 36.

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m2 4 50.40m2 昭 和 43 年 36.50m2 3 50.90m2 昭 和 44 年 36. 市 営 住 宅 建 替 えPFI 等 導 入 可 能 性 調 査 業 務 委 託 仕 様 書 1. 適 用 範 囲 本 仕 様 書 は 十 和 田 市 ( 以 下 発 注 者 という )が 実 施 する 市 営 住 宅 建 替 えPFI 等 導 入 可 能 性 調 査 業 務 委 託 ( 以 下 本 業 務 委 託 という )に 適 用 するものとする 2. 業 務 目 的 十 和 田 市 営 住

More information

税金読本(8-5)特定口座と確定申告

税金読本(8-5)特定口座と確定申告 と 確 申 告 8-5 複 数 の 証 券 会 社 で 源 泉 徴 収 を 開 設 している 場 合 の 損 益 通 算 の 方 法 における 株 式 債 券 投 資 信 託 と 税 金 源 泉 徴 収 と 確 申 告 源 泉 徴 収 の 場 合 内 の 譲 するか 否 かは 1つの ごとに 選 渡 益 については 確 申 告 は 不 要 です 択 することができます つまり 投 資 家 が 内 の

More information

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 区 東 庄 町 の 給 与 定 員 管 理 等 について 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) 分 ( 年 度 末 ) A B B/A 1 年 度 の 件 費 率 千 千 千 年 度 15,408 5,093,505 1,033,984 517,441 0.3 0.8 ()

More information

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案) 監 督 指 針 Ⅱ 保 険 監 督 上 の 評 価 項 目 Ⅱ-2-7 商 品 開 発 に 係 る 内 部 管 理 態 勢 Ⅱ-2-7-2 主 な 着 眼 点 (1)~(4) (5) 関 連 部 門 との 連 携 1~3 4 関 連 部 門 は 販 売 量 拡 大 や 収 益 追 及 を 重 視 する 例 えば 営 業 推 進 部 門 や 収 益 部 門 から 不 当 な 影 響 を 受 けることなく

More information

一般競争入札について

一般競争入札について ( 一 般 競 争 入 札 ) 総 合 評 価 落 札 方 式 ガイドライン 平 成 21 年 4 月 ( 独 ) 工 業 所 有 権 情 報 研 修 館 1.はじめに 現 在 公 共 調 達 の 透 明 性 公 正 性 をより 一 層 めることが 喫 緊 の 課 題 とな っており 独 立 行 政 法 人 も 含 めた 政 府 全 体 で 随 意 契 約 の 見 直 しに 取 り 組 んで おります

More information

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可 ミスミグループ コーポレートガバナンス 基 本 方 針 本 基 本 方 針 は ミスミグループ( 以 下 当 社 グループ という)のコーポレートガバナン スに 関 する 基 本 的 な 考 え 方 を 定 めるものである 1. コーポレートガバナンスの 原 則 (1) 当 社 グループのコーポレートガバナンスは 当 社 グループの 持 続 的 な 成 長 と 中 長 期 的 な 企 業 価 値 の

More information

養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都

養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 の 法 令 等 に 準 拠 Up Newsletter 養 老 保 険 の 減 額 逓 増 定 期 保 険 の 取 扱 い 変 更 介 護 費 用 保 険 の 導 入 企 業 の 保 険 のポイント http://www.up-firm.com 1 養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者

More information

企業結合ステップ2に関連するJICPA実務指針等の改正について③・資本連結実務指針(その2)

企業結合ステップ2に関連するJICPA実務指針等の改正について③・資本連結実務指針(その2) 会 計 監 査 企 業 結 合 ステップ2に 関 連 するJICPA 実 務 指 針 等 の 改 正 について3 資 本 連 結 実 務 指 針 (その2) 公 認 会 計 士 長 ながぬま 沼 ようすけ 洋 佑 1.はじめに 平 成 26 年 2 月 24 日 日 本 公 認 会 計 士 協 会 (JICPA)は 企 業 会 計 基 準 委 員 会 (ASBJ)によ り 平 成 25 年 9 月

More information

1. 前 払 式 支 払 手 段 サーバ 型 の 前 払 式 支 払 手 段 に 関 する 利 用 者 保 護 等 発 行 者 があらかじめ 利 用 者 から 資 金 を 受 け 取 り 財 サービスを 受 ける 際 の 支 払 手 段 として 前 払 式 支 払 手 段 が 発 行 される 場 合

1. 前 払 式 支 払 手 段 サーバ 型 の 前 払 式 支 払 手 段 に 関 する 利 用 者 保 護 等 発 行 者 があらかじめ 利 用 者 から 資 金 を 受 け 取 り 財 サービスを 受 ける 際 の 支 払 手 段 として 前 払 式 支 払 手 段 が 発 行 される 場 合 決 済 WG 7-1 論 点 の 整 理 1. 前 払 式 支 払 手 段 サーバ 型 の 前 払 式 支 払 手 段 に 関 する 利 用 者 保 護 等 発 行 者 があらかじめ 利 用 者 から 資 金 を 受 け 取 り 財 サービスを 受 ける 際 の 支 払 手 段 として 前 払 式 支 払 手 段 が 発 行 される 場 合 紙 ICチップ 等 の 有 体 物 にその 価 値 が 記

More information

1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地 ( 資 料 3) 林 地 台 帳 及 び 地 図 整 備 マニュアル( 案 ) 概 要 本 資 料 は 現 時 点 での 検 討 状 況 を 基 に 作 成 したものであり 今 後 事 務 レベルの 検 討 会 等 を 経 て 成 案 を 得 ることとしてい ます 平 成 28 年 7 月 林 野 庁 計 画 課 1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル(

More information

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~ 第 2 回 社 会 保 険 料 労 働 保 険 料 の 賦 課 対 象 となる 報 酬 等 の 範 囲 に 関 する 検 討 会 平 成 24 年 9 月 20 日 資 料 1 通 勤 手 当 について 1 これまでの 通 勤 に 要 する 費 用 に 関 する 考 え 方 では 通 勤 手 当 の 金 額 が 実 費 弁 償 的 に 算 定 される 場 合 でも それは 通 常 使 用 者 が 負

More information

スライド 1

スライド 1 本 資 料 は 学 会 代 議 員 との 意 見 交 換 を 踏 まえて 多 数 意 見 をまとめたものです しかし 学 術 団 体 として 多 様 な 意 見 があります これを 契 機 に 議 論 が 活 性 化 することを 期 待 します マンション 建 替 えに 関 する 意 見 ( 第 2 版 ) 当 日 の 口 頭 説 明 を 一 部 加 筆 千 葉 大 学 小 林 秀 樹 < 一 般

More information

1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H25.11.15 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支

1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H25.11.15 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支 長 野 県 における 行 政 財 政 改 革 の 取 組 について 参 考 資 料 3 1 行 政 財 政 改 革 を 推 進 するための 計 画 1 財 政 改 革 推 進 プログラム(H14~H18 ) 2 長 野 県 行 財 政 改 革 プラン(H19~H23 ) 3 長 野 県 行 政 財 政 改 革 方 針 (H24~H28 ) 事 務 事 業 の 見 直 し 民 間 委 託 など 外 部

More information

(1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月 30 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 4,623,985 流 動 負 債 3,859,994 現 金 及 び 預 金 31,763 支 払 手 形

(1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月 30 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 4,623,985 流 動 負 債 3,859,994 現 金 及 び 預 金 31,763 支 払 手 形 第 44 期 計 算 書 類 ( 自 平 成 25 年 12 月 1 日 至 平 成 26 年 11 月 30 日 ) (1) 貸 借 対 照 表 (2) 損 益 計 算 書 (3) 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 (4) 個 別 注 記 表 株 式 会 社 アクタス 東 京 都 新 宿 区 新 宿 2 丁 目 19 番 1 号 1 (1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月

More information

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等 私 立 大 学 等 研 究 設 備 整 備 費 等 補 助 金 ( 私 立 大 学 等 研 究 設 備 等 整 備 費 ) 交 付 要 綱 目 次 第 1 章 通 則 ( 第 1 条 - 第 4 条 ) 第 2 章 私 立 大 学 等 ( 第 5 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 専 修 学 校 ( 第 16 条 - 第 25 条 ) 第 4 章 補 助 金 の 返 還 ( 第 26 条 ) 第

More information

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情 資 料 2-1 公 的 年 金 制 度 の 持 続 可 能 性 の 向 上 を 図 るための 国 民 年 金 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 案 の 概 要 厚 生 労 働 省 年 金 局 平 成 28 年 4 月 21 日 公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可

More information

Speed突破!Premium問題集 基本書サンプル

Speed突破!Premium問題集 基本書サンプル は じ め に 合 格 (うかる) 勉 強 とは 1 試 験 に 合 格 するのに 絶 対 的 に 必 要 なことは 問 いに 正 しく 答 えることである このあたりまえのことを 考 えたこと 有 りますか 2 試 験 問 題 の 出 題 (= 作 問 )の 仕 方 から 勉 強 方 法 を 考 える 択 一 試 験 では 必 ず 正 誤 が 問 われるのでついつい 思 考 が 二 者 択 一 的

More information

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月 別 紙 3 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 23 年 度 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (23 年 度 末 ) A B 73,89 18,96,951 629,218,05,29 ( 注 )1 件 費 とは 一 般 職 に 支 給 される 給 与 と 市 長

More information

連結計算書

連結計算書 第 54 期 決 算 公 告 貸 借 対 照 表 ( 平 成 27 年 3 月 31 日 現 在 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 ( 資 産 の 部 ) ( 負 債 の 部 ) 流 動 資 産 728,213 流 動 負 債 527,973 現 金 及 び 預 金 22,917 短 期 借 入 金 398,450 営 業 貸 付 金 714,350 1 年 内 返

More information

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務 職 場 積 立 NISAに 関 するガイドライン 第 1 章 総 則 1. 制 定 の 趣 旨 NISA 推 進 連 絡 協 議 会 は NISA 推 進 連 絡 協 議 会 に 参 加 する 業 界 団 体 等 に 属 する 金 融 商 品 取 引 業 者 及 び 金 融 機 関 等 ( 以 下 NISA 取 扱 業 者 という )が 取 り 扱 う 職 場 積 立 NISAについて 適 正 かつ

More information

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知) 27 文 科 初 第 1593 号 平 成 28 年 3 月 22 日 各 都 道 府 県 知 事 各 都 道 府 県 教 育 委 員 会 各 指 定 都 市 教 育 委 員 会 殿 附 属 学 校 を 置 く 各 国 立 大 学 法 人 学 長 構 造 改 革 特 別 区 域 法 第 12 条 第 1 項 の 認 定 を 受 けた 地 方 公 共 団 体 の 長 文 部 科 学 省 初 等 中 等

More information

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc 佐 野 市 生 活 排 水 処 理 構 想 ( 案 ) 平 成 27 年 12 月 佐 野 市 目 次 1. 生 活 排 水 処 理 構 想 について 1.1 生 活 排 水 処 理 構 想 とは P.1 1.2 生 活 排 水 処 理 施 設 の 種 類 P.1 2. 佐 野 市 の 現 状 と 課 題 2.1 整 備 状 況 P.2 2.2 主 な 汚 水 処 理 施 設 P.2 2.3 生 活

More information

Taro-H19退職金(修正版).jtd

Taro-H19退職金(修正版).jtd 調 査 結 果 の 概 要 1 退 職 金 制 度 (1) 採 用 状 況 ( 表 1) 集 計 第 1 表 第 2 表 退 職 金 制 度 の 採 用 状 況 をみると 退 職 一 時 金 制 度 のみ 14 社 ( 退 職 金 制 度 採 用 企 業 246 社 の5.7 %) 退 職 年 金 制 度 のみ 27 社 ( 同 11.0%) 退 職 一 時 金 制 度 と 退 職 年 金 制 度

More information

東近江行政組合職員の育児休業等に関する条例

東近江行政組合職員の育児休業等に関する条例 東 近 江 行 政 組 合 職 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 条 例 改 正 平 成 6 年 12 月 27 日 条 例 第 5 号 平 成 10 年 3 月 12 日 条 例 第 1 号 平 成 11 年 12 月 24 日 条 例 第 7 号 平 成 13 年 3 月 19 日 条 例 第 3 号 平 成 14 年 3 月 11 日 条 例 第 5 号 平 成 18 年 3 月 16

More information

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8, 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 の 給 与 定 員 管 理 等 について 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) ( 年 度 末 ) A B B/A 年 度 の 件 費 率 年 度,,1,9 1, 9,9 1.1 1. 件 費 には 村 長 副 村 長 教 育 長 の 給 与 議 会 議 員 各 種 委 員

More information

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73> 株 式 会 社 国 際 協 力 銀 行 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 国 会 で 認 められた 予 算 に 従 い 国 家 公 務 員 指 定 職 に 準 じた 水 準 としている なお 役 員

More information

001-00 セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

001-00 セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用) 平 成 28 年 度 地 方 税 制 改 正 ( 税 負 担 軽 減 措 置 等 ) 要 望 事 項 ( 新 設 拡 充 延 長 その 他 ) No 1 府 省 庁 名 厚 生 労 働 省 対 象 税 目 個 人 住 民 税 法 人 住 民 税 事 業 税 不 動 産 取 得 税 固 定 資 産 税 事 業 所 税 その 他 ( ) 要 望 項 目 名 要 望 内 容 ( 概 要 ) セルフメディケーション

More information

Microsoft Word - 070219役員選挙規程.doc

Microsoft Word - 070219役員選挙規程.doc 役 員 選 挙 規 程 昭 和 55 年 10 月 21 日 制 定 昭 和 57 年 11 月 16 日 改 正 昭 和 61 年 5 月 27 日 改 正 昭 和 62 年 2 月 23 日 改 正 昭 和 63 年 3 月 7 日 改 正 平 成 2 年 5 月 14 日 改 正 平 成 6 年 5 月 24 日 改 正 平 成 8 年 2 月 27 日 改 正 平 成 11 年 2 月 23

More information

Microsoft Word - 0425実施要綱⑦H24.doc

Microsoft Word - 0425実施要綱⑦H24.doc 省 エネチャレンジ 応 援 事 業 実 施 要 綱 ( 目 的 ) 第 1 条 この 要 綱 は 市 民 の 省 エネ 行 動 の 促 進 を 目 的 として 実 施 する 省 エネチャレンジ 応 援 事 業 の 運 営 について 必 要 な 事 項 を 定 め 家 庭 部 門 の 温 室 効 果 ガスの 排 出 削 減 を 推 進 し もって 地 球 温 暖 化 対 策 の 促 進 を 図 ることを

More information

<819A955D89BF92B28F91816989638BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

<819A955D89BF92B28F91816989638BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378> 平 成 27 年 度 施 策 評 価 調 書 施 策 の 名 称 等 整 理 番 号 22 評 価 担 当 課 営 業 戦 略 課 職 氏 名 施 策 名 ( 基 本 事 業 ) 商 業 の 活 性 化 総 合 計 画 の 位 置 づけ 基 本 目 主 要 施 策 4 想 像 力 と 活 力 にあふれたまちづくり 商 業 の 振 興 2 施 策 の 現 状 分 析 と 意 図 施 策 の 対 象 意

More information

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同 半 田 市 立 学 校 職 員 に 係 る 自 家 用 自 動 車 の 公 務 使 用 に 関 する 取 扱 要 領 ( 趣 旨 ) 第 1 条 この 要 領 は 公 務 の 円 滑 な 執 行 に 資 するため 半 田 市 立 学 校 に 勤 務 する 県 費 負 担 教 職 員 ( 以 下 学 校 職 員 という )が 出 張 に 際 し 職 員 等 の 旅 費 に 関 する 条 例 ( 昭 和

More information

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議 第 6 回 税 理 士 試 験 固 定 資 産 税 はじめに 第 一 問 については 個 別 理 論 題 の 出 題 であった 1については 固 定 資 産 評 価 員 及 び 固 定 資 産 評 価 補 助 員 に 関 する 出 題 であったが 個 別 理 論 での 出 題 であり 判 断 に 迷 う 点 もなく 高 得 点 を 取 ることが 可 能 な 問 題 であった については 区 分 所

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D20925093C689D789B582B581698AAE90AC92CA926D816A2E646F63>

<4D6963726F736F667420576F7264202D20925093C689D789B582B581698AAE90AC92CA926D816A2E646F63> 消 防 危 第 245 号 平 成 1 7 年 1 0 月 2 6 日 各 都 道 府 県 消 防 防 災 主 管 部 長 東 京 消 防 庁 各 指 定 都 市 消 防 長 殿 消 防 庁 危 険 物 保 安 室 長 給 油 取 扱 所 等 における 単 独 荷 卸 しに 係 る 運 用 について 危 険 物 取 扱 者 の 立 会 いなしに 移 動 タンク 貯 蔵 所 に 乗 務 する 危 険

More information