全国都市再生モデル調査調書（様式１）

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1 環 境 モデル 都 市 提 案 書 ( 様 式 1) タイトル 熊 本 城 下 400 年 の 歴 史 に 学 び 現 代 の 知 恵 で 築 く 環 境 保 全 都 市 くまもと 提 案 団 体 熊 本 市 人 口 :663,771 人 ( 平 成 20 年 5 月 1 日 現 在 推 計 人 口 ) 担 当 者 名 及 環 境 保 全 局 環 境 保 全 部 環 境 企 画 課 課 長 前 野 清 隆 び 連 絡 先 電 話 番 号 /FAX 番 号 メールアドレス kankyoukikaku@city.kumamoto.lg.jp 1 全 体 構 想 1-1 環 境 モデル 都 市 としての 位 置 づけ 提 案 にかかる 基 本 的 考 え 方 本 市 は 阿 蘇 や 金 峰 山 山 系 との 接 合 地 帯 に 位 置 し 人 口 約 67 万 人 面 積 267km2 近 隣 市 町 村 を 含 めた 都 市 圏 は 人 口 100 万 人 を 超 える 拠 点 都 市 である 古 くから 熊 本 城 の 城 下 町 として 栄 え 現 在 は 水 の 都 森 の 都 と 謳 われ 全 市 民 の 生 活 用 水 のすべてを 賄 う 清 れつな 地 下 水 と 美 しい 緑 などの 恵 まれた 自 然 環 境 の 中 で 熊 本 城 を 中 心 に 歴 史 的 な 文 化 遺 産 も 数 多 く 点 在 する 自 然 と 歴 史 などが 息 づく 九 州 中 央 部 に 位 置 する 中 核 都 市 とし て 発 展 を 遂 げてきた そして 熊 本 城 下 400 年 の 歴 史 の 中 で 先 人 たちの 様 々な 創 意 工 夫 により 良 好 な 環 境 の 保 全 と 都 市 機 能 の 充 実 の 調 和 に 努 めてきた 例 えば 本 市 が 誇 る 清 れつな 地 下 水 については 大 阿 蘇 の 噴 火 によって 形 成 された 雨 水 が 地 下 に 浸 透 しやす い 地 形 地 質 の 上 に 今 から 400 年 前 加 藤 清 正 公 が 入 国 し 白 川 などの 河 川 改 修 灌 漑 などの 土 木 事 業 により 切 り 開 いた 水 田 などから 阿 蘇 の 伏 流 水 が 地 下 へと 導 かれ この 豊 かな 恵 みをもたらしたものであり いわば 人 間 の 営 みが 自 然 と 調 和 することによって 生 み 出 されたものである また 大 正 13 年 に 運 行 を 開 始 した 市 電 についても 昭 和 30 年 代 後 半 以 降 モータリゼーションの 急 速 な 進 展 により 全 国 各 地 で 路 面 電 車 が 廃 止 され る 中 で 路 線 縮 小 したものの 市 民 の 声 を 背 景 に 存 続 させ 平 成 9 年 には 日 本 ではじめて 超 低 床 電 車 を 導 入 し 今 や 市 中 心 部 における 公 共 交 通 機 関 の 機 軸 としての 役 割 を 担 っている 更 に 近 年 では 本 市 のシンボルで ある 熊 本 城 の 復 元 整 備 において 一 口 城 主 制 度 による 基 金 を 新 設 し 市 民 はもとより 全 ての 都 道 府 県 遠 く 海 外 からも 浄 財 が 寄 せられ 平 成 19 年 3 月 末 までの 11 年 間 で 27,000 人 を 超 える 一 口 城 主 が 誕 生 し 基 金 も 12 億 円 を 超 え これを 活 用 し 本 丸 御 殿 大 広 間 の 復 元 整 備 を 行 い 熊 本 城 の 新 たな 魅 力 づくりへとつなげたとこ ろである 環 境 分 野 においては 昭 和 63 年 には 環 境 権 の 理 念 を 盛 り 込 んだ 熊 本 市 環 境 基 本 条 例 の 制 定 平 成 7 年 には 市 独 自 の 地 球 温 暖 化 防 止 地 域 推 進 計 画 の 策 定 平 成 14 年 には 国 連 環 境 計 画 国 際 環 境 技 術 センターなど との 協 力 により 地 球 を 守 る 都 市 の 連 携 市 民 の 行 動 をテーマに 国 際 環 境 都 市 会 議 くまもと の 開 催 など 先 駆 的 に 取 り 組 んでおり さらに 平 成 14 年 に 環 境 パートナーシップくまもと 市 民 会 議 (エコパートナー くまもと) を 設 立 し 市 民 事 業 者 行 政 三 者 の 協 働 による 環 境 保 全 活 動 を 積 極 的 に 展 開 している そこで 本 市 では 今 回 環 境 モデル 都 市 の 提 案 を 行 うにあたって 地 下 水 かん 養 システムの 保 全 と 森 の 都 の 再 生 による 自 然 環 境 の 復 元 や 太 陽 エネルギーの 利 用 などの 1 水 と 緑 に 囲 まれた 省 エネルギー 創 エネル ギー 都 市 の 実 現 市 電 を 中 心 とした 公 共 交 通 機 関 の 整 備 などの 2 人 と 地 球 に 優 しい 交 通 システムへの 転 換 環 境 に 配 慮 した 市 民 生 活 事 業 活 動 の 実 践 などの 3 地 球 を 守 るライフスタイルの 実 践 を 取 組 みの 柱 とし 加 えてこれらの 活 動 を 支 えるために 熊 本 城 復 元 整 備 基 金 を 模 した ( 仮 称 ) 地 球 環 境 復 元 基 金 ( 熊 本 市 民 カ ーボンオフセット 基 金 ) の 創 設 など これまでの 熊 本 城 下 の 400 年 に 及 ぶ 自 然 と 調 和 した 都 市 づくりや 先 進 的 な 環 境 保 全 への 取 組 みの 歴 史 と 伝 統 に 学 び 現 代 の 知 恵 を 駆 使 し 実 践 活 動 に 取 り 組 むことで 豊 かな 自 然 と 高 度 な 都 市 機 能 が 調 和 する 環 境 保 全 都 市 くまもと の 実 現 を 目 指 すものである 環 境 モデル 都 市 としての 位 置 づけ 人 類 共 通 の 喫 緊 の 課 題 となっている 地 球 温 暖 化 をはじめとする 環 境 問 題 の 多 くは 人 類 の 日 々の 活 動 が 環 境 の 持 つ 浄 化 能 力 や 受 容 能 力 を 超 えて 拡 大 していることに 起 因 しており いわば 現 代 を 生 きる 我 々 一 人 ひと りが 加 害 者 である そして この 解 決 には 大 量 生 産 大 量 消 費 に 支 えられた 社 会 経 済 システムから 日 常 のラ イフスタイルに 至 るまで 抜 本 的 な 改 革 が 求 められており 特 に 人 口 や 経 済 活 動 が 集 中 する 都 市 においては 省 エネルギー 創 エネルギー 型 の 都 市 構 造 への 転 換 を 図 るとともに 日 常 の 市 民 生 活 における 環 境 保 全 活 動 を 推 進 していかなければならない このような 中 本 市 は 第 3 次 産 業 が 市 民 総 生 産 の 約 9 割 を 占 めるサービス 産 業 中 心 の 都 市 であり 本 市 の 温 室 効 果 ガスの 主 要 な 発 生 源 は 移 動 を 含 む 市 民 の 日 常 生 活 や 事 業 者 の 日 常 活 動 である そこで 本 構 想 では 先 人 たちの 知 恵 や 伝 統 を 生 かし 都 市 構 造 や 交 通 体 系 から 市 民 のライフスタイルの 改 革 に 至 る 幅 広 い 取 組 みを 推 進 することとしており 世 界 に 汎 用 できるモデルとなるものである このようなこ とから 本 市 が 環 境 モデル 都 市 として 選 定 され 広 く 国 内 外 に 発 信 されれば 地 球 温 暖 化 防 止 の 最 も 基 本 的 かつ 重 要 な 取 組 みである 日 常 の 生 活 や 活 動 における 環 境 保 全 の 実 践 が 広 がっていくことが 期 待 できる 加 えて この 取 組 みを 通 じ 郷 土 の 歴 史 伝 統 に 学 ぶことで 市 民 の 郷 土 愛 の 醸 成 が 図 られるとともに 水 と 緑 の 豊 かな 自 然 歴 史 と 伝 統 の 保 全 多 核 連 携 のコンパクトなまちづくりなどを 進 めることで 本 市 が 目 指 す 日 本 一 住 みやすく 暮 らしやすい 都 市 の 形 成 につながっていく 1/10

2 1-2 現 状 分 析 Ⅰ 温 室 効 果 ガスの 排 出 量 及 びその 推 移 温 室 効 本 市 における 2005 年 度 ( 平 成 17 年 度 )の 温 室 効 果 ガスの 総 排 出 量 は 3,785,820 トン(CO 2 換 果 ガス 算 )であり 1990 年 度 ( 平 成 2 年 度 ) 比 では 5.9%の 増 加 となっているが ここ 数 年 は 横 ばい 排 出 実 もしくは 微 減 傾 向 にある また 市 民 一 人 当 たりの 排 出 量 に 換 算 すると 1990 年 度 比 で 0.7% 減 少 態 等 している 部 門 別 の 2005 年 度 の 排 出 量 ( 構 成 比 )は 産 業 部 門 で 764,074 トン(20.2%) 家 庭 部 門 で 668,567 トン(17.7%) 業 務 部 門 で 1,069,108 トン(28.2%) 運 輸 部 門 で 1,109,903 トン(29.3%) 廃 棄 物 部 門 で 174,168 トン(4.6%)となっており 1990 年 度 比 では 業 務 部 門 12.3% 運 輸 部 門 18.5% 廃 棄 物 部 門 37.3%の 増 加 で 産 業 部 門 3.6% 家 庭 部 門 12.9%の 減 少 となっているが ここ 数 年 は 各 部 門 ともほぼ 横 ばい 傾 向 にある Ⅱ 部 門 別 でみる 本 市 の 特 徴 国 全 体 と 本 市 を 比 較 すると 排 出 量 の 部 門 別 割 合 では 国 全 体 では 約 4 割 を 産 業 部 門 が 占 めてい るのに 対 し 本 市 では 産 業 部 門 は 約 2 割 であり 家 庭 業 務 運 輸 といった 日 常 生 活 に 大 きく 関 わる 部 門 が 約 8 割 を 占 めている これは 本 市 に 製 造 業 があまり 立 地 せず 公 務 や 小 売 等 の 第 3 次 産 業 を 中 心 とした 産 業 構 造 になっていることによるものと 考 えられる さらに 運 輸 部 門 が 排 出 量 全 体 の 約 3 割 を 占 め 1990 年 度 比 で 約 2 割 も 増 加 している 本 市 の 同 部 門 における 排 出 源 は 自 動 車 によるものであり 排 出 量 増 加 の 要 因 は 公 共 交 通 機 関 利 用 の 大 幅 な 減 少 と 自 家 用 車 等 の 利 用 の 増 加 によるものである これまで 本 市 においては 平 成 7 年 に 策 定 した 地 球 温 暖 化 防 止 地 域 推 進 計 画 に 基 づき 地 方 か らの 地 球 温 暖 化 対 策 として 行 政 の 率 先 活 動 はもちろん 家 庭 や 事 業 所 に 対 し 省 エネ 省 資 源 の 実 践 行 動 に 向 け 啓 発 等 に 取 り 組 んできたところである その 結 果 市 民 アンケート 調 査 などから 環 境 保 全 に 対 する 市 民 意 識 は 年 々 高 まってきている 一 方 で 温 室 効 果 ガスの 排 出 量 は 1990 年 度 比 で 5.9% 増 加 している そこで 今 後 は 環 境 保 全 意 識 を 実 践 活 動 へと 結 び 付 けていく 仕 組 みづくりや 都 市 構 造 を 省 エネ 省 資 源 型 へと 転 換 するなど 全 市 を 上 げたダイナミックな 取 組 みを 展 開 してい く 必 要 がある 関 係 す る 既 存 の 行 政 計 画 の 評 価 計 画 の 名 称 及 び 策 定 時 期 第 5 次 熊 本 市 総 合 計 画 ( 平 成 12 年 3 月 ) ( 現 在 第 6 次 総 合 計 画 を 策 定 中 ) 熊 本 市 都 市 マスタ ープラン( 平 成 13 年 3 月 ) ( 現 在 改 定 作 業 中 ) 熊 本 都 市 圏 都 市 交 通 アクションプロ グラム ( 平 成 15 年 6 月 ) ( 現 在 改 定 作 業 中 ) 熊 本 市 環 境 総 合 計 画 ( 第 2 次 改 訂 版 ) ( 平 成 18 年 4 月 改 定 ) 評 価 本 計 画 は 市 政 運 営 の 基 本 方 針 となるものであり 平 成 16 年 度 に 見 直 しを 行 った 基 本 計 画 (まちづくり 戦 略 計 画 )において 3つの 重 要 施 策 の1つに 良 好 な 環 境 を 未 来 に 引 き 継 ぐまち を 掲 げ 地 下 水 保 全 ごみ 減 量 リサイク ルの 推 進 環 境 にやさしい 交 通 機 関 の 利 用 促 進 などに 特 に 重 点 的 に 取 り 組 んできた 現 在 第 6 次 総 合 計 画 の 策 定 を 進 めており その 中 で 本 構 想 に 基 づく 温 暖 化 対 策 をまちづくりの 重 点 的 取 組 みに 位 置 づけ その 推 進 を 図 るこ ととしている 本 市 の 都 市 計 画 の 根 幹 を 成 す 都 市 構 造 や 土 地 利 用 などを 定 めた 都 市 マスタ ープランについて 都 市 計 画 法 等 の 改 正 を 踏 まえ 現 在 見 直 しを 進 め 超 高 齢 社 会 や 環 境 に 配 慮 した 公 共 交 通 を 軸 にコンパクトなまちづくりへの 転 換 を 今 回 の 見 直 しの 背 景 として 検 討 を 行 っている そこで 本 構 想 における 水 と 緑 に 囲 まれた 省 エネルギー 創 エネルギー 都 市 の 実 現 や 人 と 地 球 にやさしい 交 通 システムへの 転 換 にかかる 方 針 においては 整 合 を 図 る 熊 本 都 市 圏 ( 圏 域 人 口 約 100 万 人 )の 今 後 10 年 間 の 都 市 交 通 の 行 動 計 画 となる 熊 本 都 市 圏 都 市 交 通 アクションプログラム について 中 間 見 直 し を 行 っており 改 訂 版 ( 案 )で 示 す 基 本 理 念 を 多 核 連 携 とし まとまり のある 市 街 地 ( 中 心 市 街 地 地 域 拠 点 )の 形 成 と 相 互 を 結 節 する 交 通 ネッ トワークの 整 備 の 方 向 性 が 示 されている また 都 市 交 通 アクションプログラムでの 実 施 施 策 事 業 については 本 構 想 における 交 通 システムの 転 換 にかかる 施 策 と 整 合 を 図 っていく 本 計 画 は 本 市 環 境 基 本 条 例 第 3 条 に 規 定 された 良 好 な 環 境 を 確 保 する ための 基 本 的 かつ 総 合 的 計 画 として 市 民 事 業 者 市 のそれぞれに 求 め られる 役 割 と 取 組 みの 方 向 を 明 らかにしたもので 本 計 画 の 長 期 目 標 のひと つに 環 境 負 荷 の 少 ない 循 環 型 の 社 会 をつくる を 掲 げ 温 室 効 果 ガスの 削 減 目 標 を 定 め 施 策 の 展 開 に 取 り 組 んでいる また 平 成 22 年 度 の 計 画 期 間 の 終 了 に 伴 い 新 たな 環 境 総 合 計 画 の 策 定 を 行 う 中 でも 本 構 想 との 整 合 を 図 り 数 値 目 標 を 設 定 し 進 行 管 理 を 行 いなが ら 評 価 していく 2/10

3 1-3 削 減 目 標 等 削 減 目 標 削 減 目 標 の 達 成 につ いての 考 え 方 Ⅰ 本 市 の 将 来 像 水 と 緑 に 輝 く 豊 かな 自 然 と 400 年 の 熊 本 城 下 の 歴 史 伝 統 が 息 づく 中 で 省 エネルギー 創 エネ ルギー 型 のコンパクトな 都 市 が 形 成 され ふるさと 熊 本 を 愛 し 地 球 市 民 の 一 員 としての 自 覚 を 持 つ 市 民 がいきいきと 交 流 しながら 日 常 での 環 境 保 全 活 動 を 実 践 している 環 境 保 全 都 市 Ⅱ 本 市 における 削 減 目 標 本 市 の 温 室 効 果 ガス 排 出 量 は CO 2 が 約 98.5%と 大 半 を 占 めており CO 2 の 約 96.1%がエネル ギー 起 源 CO 2 である このことから 化 石 燃 料 由 来 のエネルギー 消 費 量 の 削 減 が 本 市 の 温 室 効 果 ガ ス 削 減 に 大 きく 貢 献 することがわかる また 本 市 はこれまでも 温 室 効 果 ガスの 排 出 量 削 減 に 向 け て 総 量 目 標 を 掲 げ 取 り 組 んできたところであり 今 回 の 削 減 目 標 達 成 の 考 え 方 においては 各 対 策 事 業 による 削 減 効 果 の 積 算 及 びその 波 及 効 果 による 削 減 等 を 考 慮 したものであり 様 々な 分 野 に またがった 削 減 効 果 が 期 待 できるため 総 量 目 標 を 掲 げ 取 り 組 むことが 最 適 であると 考 える 以 上 のことから 本 市 における 温 室 効 果 ガス 削 減 目 標 を 次 のように 設 定 する (1) 短 期 目 標 (2013 年 度 ) 2013 年 度 までに 熊 本 市 から 排 出 される 温 室 効 果 ガスを 1990 年 度 レベルから 15% 削 減 する (2) 中 期 目 標 (2020 年 度 ) 2020 年 度 までに 熊 本 市 から 排 出 される 温 室 効 果 ガスを 1990 年 度 レベルから 30% 削 減 する (3) 長 期 目 標 (2050 年 度 ) 2050 年 度 をめどに 熊 本 市 から 排 出 される 温 室 効 果 ガスを 1990 年 度 レベルから 60% 以 上 削 減 し 低 炭 素 社 会 を 実 現 する 削 減 目 標 の 達 成 に 向 けては 気 象 などの 自 然 環 境 都 市 構 造 産 業 構 造 などの 地 域 経 済 市 民 意 識 など 本 市 の 地 域 特 性 から 次 の 観 点 を 踏 まえ 取 り 組 んでいく (1) 熊 本 市 の 温 暖 化 対 策 の 主 たるターゲットを 業 務 や 家 庭 などの 民 生 部 門 及 び 運 輸 部 門 とする 今 後 本 市 の 人 口 の 将 来 推 計 として 2030 年 時 点 では 2005 年 比 で 約 6.4% 減 少 するのに 対 して 世 帯 数 では 同 年 比 で 2.2% 増 加 する 見 込 みである このことから 家 電 製 品 等 の 性 能 や 市 民 の 取 組 みが 現 状 のまま 推 移 したとすると 民 生 部 門 での 温 室 効 果 ガスの 排 出 量 はさらに 増 加 するもの と 思 われる また 運 輸 部 門 においても 本 市 の 公 共 交 通 機 関 利 用 の 低 下 や 自 動 車 利 用 が 増 加 の 傾 向 にあることから 温 室 効 果 ガス 削 減 のため これらの 部 門 をターゲットとする (2) (1)に 基 づき 大 幅 な 温 室 効 果 ガス 削 減 目 標 を 達 成 するために 次 の3つにチャレンジする 1 水 と 緑 に 囲 まれた 省 エネルギー 創 エネルギー 都 市 の 実 現 2 人 と 地 球 に 優 しい 交 通 システムへの 転 換 3 地 球 を 守 るライフスタイルの 実 践 地 下 水 や 緑 などの 自 然 環 境 の 保 全 と 活 用 を 図 るとともに 日 照 量 が 多 いという 本 市 の 地 域 特 性 を 活 かし 太 陽 エネルギーなど 再 生 可 能 エネルギーの 普 及 を 進 め 交 通 システムの 見 直 しによる 公 共 交 通 機 関 の 利 便 性 の 向 上 を 図 るとともに 市 民 のライフスタイルの 改 革 を 図 る (3) ( 仮 称 ) 地 球 環 境 復 元 基 金 の 創 設 など 持 続 的 な 施 策 展 開 を 図 る ( 仮 称 ) 地 球 環 境 復 元 基 金 ( 熊 本 市 民 カーボンオフセット 基 金 )の 創 設 ( 仮 称 ) 熊 本 市 地 球 温 暖 化 防 止 条 例 の 制 定 などにより 全 市 的 な 推 進 制 度 を 構 築 し 目 標 達 成 に 向 けた 施 策 を 継 続 的 に 推 進 す る また 友 好 都 市 中 国 桂 林 市 に 対 して 新 エネルギー 省 エネルギーの 導 入 支 援 などを 進 める 取 組 み 方 針 (1) ( 仮 称 ) 地 球 環 境 復 元 基 金 ( 熊 本 市 民 カーボンオフセット 基 金 )の 創 設 と 運 用 本 構 想 推 進 に 向 けて 市 民 や 企 業 からのカーボンオフセット 寄 付 による 本 構 想 の 3 つのチャレンジに 資 する( 仮 称 ) 地 球 環 境 復 元 基 金 を 創 設 し 緑 の 再 生 太 陽 エネルギー 導 入 助 成 技 術 開 発 支 援 環 境 啓 発 や 環 境 教 育 の 促 進 を 図 る また 友 好 都 市 桂 林 市 に 対 して 新 エネルギー 省 エネルギ ーの 導 入 支 援 などを 進 める また この 基 金 への 寄 付 者 に 対 しては 地 球 環 境 保 全 に 取 り 組 む 地 球 市 民 認 定 証 の 発 行 や 樹 木 の 配 布 名 板 設 置 を 行 うなど 市 民 や 事 業 者 等 に 対 する 環 境 保 全 意 識 啓 発 のツールとしての 活 用 を 図 る 削 減 の 程 度 及 びその 根 拠 本 構 想 の 3 つのチャ レンジに 資 する 基 金 を 創 設 することにより 本 構 想 の 実 効 性 持 続 性 を 確 保 することがで きる 3/10

4 1-3-3 フォロ ーアッ プの 方 法 (2) チャレンジ1 水 と 緑 に 囲 まれた 省 エネルギー 創 エネルギー 都 市 の 実 現 地 下 水 のかん 養 や 森 の 都 の 再 生 など 水 と 緑 のネットワークの 形 成 による 循 環 型 社 会 を 構 築 するとともに 気 候 などの 地 域 特 性 を 活 かした 太 陽 エネルギーの 積 極 的 活 用 を 図 る さらには 多 核 連 携 によるコンパクト なまちづくりに 進 め 新 たなエネルギー 投 資 を 抑 制 するなど 省 エネルギ ー 創 エネルギー 型 都 市 構 造 への 転 換 を 進 めることにより 都 市 全 体 にお いて 温 室 効 果 ガス 排 出 量 を 削 減 する なお これまで 本 市 では16 次 にわたる 近 隣 町 村 との 合 併 を 行 ってきた が その 際 には 合 併 相 手 方 の 個 性 や 特 性 を 尊 重 したまちづくりを 進 めて きた そこで このような 歴 史 を 踏 まえ 歩 ける 範 囲 で 日 常 生 活 が 営 める よう 商 店 街 や 公 共 施 設 など 地 域 拠 点 の 再 構 築 を 進 めるとともに 地 域 と 中 心 市 街 地 とを 自 転 車 利 用 や 公 共 交 通 のネットワーク 整 備 で 結 び 環 境 問 題 はもとより 少 子 高 齢 化 の 進 展 に 対 応 した 都 市 構 造 を 構 築 するなど 多 核 連 携 によるコンパクトなまちづくりを 推 進 する チャレンジ2 人 と 地 球 に 優 しい 交 通 システムへの 転 換 バス 路 線 網 の 再 編 や 公 共 交 通 機 関 のアクセス 向 上 をすすめ 市 電 を 中 心 とした 誰 もが 利 用 しやすい 公 共 交 通 を 再 構 築 するとともに 新 交 通 システ ム(BRT 等 )の 導 入 を 図 る また 交 通 渋 滞 を 緩 和 し 自 動 車 交 通 にお ける 化 石 燃 料 消 費 を 抑 制 するなど 自 家 用 自 動 車 に 頼 らない 誰 もが 安 心 し て 容 易 に 移 動 できる 交 通 システムを 構 築 する さらに 歩 きたくなる 自 転 車 を 利 用 したくなるまちづくりも 進 め 運 輸 部 門 の 温 室 効 果 ガス 排 出 量 の 大 幅 削 減 を 目 指 す チャレンジ3 地 球 を 守 るライフスタイルの 実 践 各 機 関 と 連 携 し パートナーシップを 形 成 しながら 地 球 市 民 としての 意 識 を 高 める 環 境 教 育 啓 発 活 動 を 行 うとともに ウェブサイト 等 を 利 用 し て 温 室 効 果 ガス 削 減 のための 情 報 提 供 を 行 うなど 日 常 における 環 境 保 全 の 実 践 活 動 を 促 進 する さらに 温 暖 化 防 止 のための 支 援 仕 組 みづく りを 行 い 環 境 保 全 活 動 の 実 践 を 市 内 全 域 へと 広 げていくことで 日 常 生 活 業 務 部 門 からの 温 室 効 果 ガスの 大 幅 な 削 減 を 目 指 す 併 せて 海 外 の 友 好 姉 妹 都 市 と 連 携 協 力 支 援 を 通 して 温 暖 化 防 止 に 向 け 取 り 組 む チャレンジ 1~3 事 業 におけるCO 2 排 出 量 を 個 別 事 業 ごとに 積 算 ( 別 紙 資 料 を 添 付 ) 2013 年 度 末 時 点 にお ける 削 減 見 込 み 量 10,661t-CO 年 度 末 時 点 にお ける 削 減 見 込 み 量 17,397t-CO 年 度 末 時 点 にお ける 削 減 見 込 み 量 134,034t-CO 年 度 末 時 点 にお ける 削 減 見 込 み 量 264,836t-CO 年 度 末 時 点 にお ける 削 減 見 込 み 量 111,096t-CO 年 度 末 時 点 にお ける 削 減 見 込 み 量 262,395t-CO 2 本 構 想 を 実 現 するためには 日 常 の 市 民 生 活 や 事 業 活 動 から 産 業 構 造 さらには 都 市 構 造 や 交 通 体 系 に 至 るまで 全 市 的 な 幅 広 い 取 組 みが 必 要 となる 現 在 本 市 においては 新 たな 熊 本 市 総 合 計 画 ( 計 画 年 次 平 成 30 年 度 ) の 策 定 を 進 めていると ころであり 併 せて 熊 本 市 都 市 マスタープラン( 計 画 年 次 平 成 37 年 度 ) の 改 定 さらには 熊 本 都 市 圏 都 市 交 通 アクションプログラム( 計 画 年 次 平 成 29 年 度 ) の 見 直 しに 取 り 組 んでいる ま た 熊 本 市 環 境 総 合 計 画 において 温 室 効 果 ガス 排 出 量 の 状 況 把 握 をはじめ 地 下 水 かん 養 や 水 質 緑 被 率 公 共 交 通 機 関 利 用 者 数 等 多 くの 指 標 を 用 い 進 捗 の 把 握 を 行 っている そこで 本 構 想 の 基 本 的 考 え 方 及 び 事 業 計 画 について 総 合 計 画 における 重 点 プロジェクトに 位 置 づけるとともに 市 総 合 計 画 都 市 マスタープラン 熊 本 都 市 圏 都 市 交 通 アクションプログラム 環 境 総 合 計 画 等 との 整 合 性 を 図 り 庁 内 はもとより 全 市 的 に 認 識 を 共 有 し 適 切 な 進 行 管 理 を 行 う ものとする 本 構 想 のフォローアップに 関 しては 市 民 事 業 者 行 政 の 代 表 からなるフォローアップ 委 員 会 を 設 置 し 市 民 協 働 による 検 証 進 行 管 理 に 取 組 んでいく 1-4 地 域 の 活 力 の 創 出 等 本 構 想 に 基 づく 各 取 組 みを 推 進 し 郷 土 の 歴 史 伝 統 に 学 び 市 民 事 業 者 行 政 が 協 力 して 環 境 保 全 対 策 に 取 り 組 むことで わがまちに 対 する 誇 りと 愛 着 を 生 み 更 なるコミュニティの 形 成 にもつながり 地 方 分 権 時 代 に 対 応 した 自 主 自 立 のまちづくりが 進 められることとなる また 都 市 づくりにおいては 水 と 緑 の 豊 か な 自 然 や 歴 史 と 伝 統 の 保 全 中 心 市 街 地 での 緑 の 創 出 などによる 安 らぎと 潤 いのある 都 市 環 境 の 整 備 多 核 連 携 のコンパクトなまちづくりによる 少 子 高 齢 化 の 進 展 に 対 応 した 誰 もが 移 動 しやすい 環 境 づくりなど 本 市 が 目 指 す 日 本 一 住 みやすく 暮 らしやすい 都 市 の 実 現 に 大 きく 寄 与 する さらに 国 際 協 力 支 援 等 を 通 じて 環 境 保 全 都 市 としての 都 市 イメージを 内 外 に 広 く 発 信 することで 地 球 市 民 が 交 流 し 集 い 賑 わう 九 州 中 央 の 交 流 拠 点 都 市 が 形 成 され 地 域 の 新 たな 活 力 創 出 につながっていく 4/10

5 2 取 組 内 容 2-1 ( 仮 称 ) 地 球 環 境 復 元 基 金 ( 熊 本 市 民 カーボンオフセット 基 金 )の 創 設 と 運 用 取 組 方 針 熊 本 市 環 境 モデル 都 市 構 想 の 推 進 に 向 け 市 民 や 企 業 などからのカーボンオフセット 寄 付 による( 仮 称 ) 地 球 環 境 復 元 基 金 を 創 設 する また この 基 金 への 寄 付 を 呼 びかけることを 一 つの 啓 発 ツールとし 市 民 や 事 業 者 等 に 対 して 環 境 保 全 意 識 の 向 上 を 図 っていく 基 金 を 活 用 した 事 業 ( 案 ) チャレンジ1 水 と 緑 に 囲 まれた 省 エネルギー 創 エネルギー 都 市 の 実 現 に 資 する 事 業 として 植 樹 など 緑 の 保 全 太 陽 熱 太 陽 光 発 電 システム 導 入 等 新 エネルギー 導 入 支 援 や 助 成 環 境 技 術 開 発 支 援 など チャレンジ2 人 と 地 球 に 優 しい 交 通 システムへの 転 換 に 資 する 事 業 として 自 家 用 車 から 公 共 交 通 機 関 への 転 換 へ 向 けた 啓 発 支 援 事 業 など チャレンジ3 地 球 を 守 るライフスタイルの 実 践 に 資 する 事 業 として 環 境 教 育 啓 発 事 業 の 推 進 友 好 都 市 桂 林 市 への 新 エネルギー 省 エネルギー 導 入 支 援 NPO ボラン ティア 活 動 支 援 等 カーボンオフセットによる 寄 付 の 方 法 例 (1) 熊 本 城 や 動 植 物 園 などの 公 共 施 設 等 への 入 場 時 ( 自 家 用 車 利 用 者 など) (2) 市 営 駐 車 場 等 の 利 用 時 (3) 市 民 会 館 等 でのイベント 等 での 寄 付 (4) 結 婚 還 暦 祝 い 等 ライフイベント 時 での 寄 付 (5) 事 業 者 などの 地 域 貢 献 として 寄 付 など 基 金 創 設 及 び 運 用 システム 等 の 検 討 ( 仮 称 ) 地 球 環 境 復 元 基 金 の 創 設 運 用 システム 構 築 に 向 けて 市 民 市 民 団 体 経 済 団 体 行 政 等 におけ る 検 討 会 議 等 を 設 置 し 運 用 のあり 方 事 業 の 実 施 方 法 寄 付 の 進 め 方 を 検 討 協 議 する 実 施 にあたって 実 効 性 を 確 保 するため 社 会 実 験 等 に 取 り 組 み 市 民 の 合 意 形 成 も 図 りながら 実 施 における 様 々な 問 題 を 検 証 した 上 で 本 格 導 入 を 進 める また 併 せて 積 極 的 な 寄 付 を 呼 びかける 仕 掛 け 作 りについても 検 討 を 行 う 年 以 内 に 具 体 化 する 予 定 の 取 組 に 関 する 事 項 取 組 の 内 容 場 所 主 体 時 期 削 減 見 込 み フォローアップの 方 法 基 金 の 創 設 に 向 けた 合 意 形 成 と 運 用 システムの 構 築 市 民 市 民 団 体 事 業 者 等 に 対 し ( 仮 称 ) 地 球 環 境 復 元 基 金 の 創 設 に 向 けての 理 解 と 合 意 形 成 を 図 るため 基 金 運 用 システ ムの 構 築 に 向 けた 検 討 会 議 を 設 置 し 詳 細 に 運 営 の 方 法 等 検 討 する また 社 会 実 験 等 を 行 い 検 証 しながら 合 意 形 成 と 運 営 シ ステムの 構 築 を 進 め 基 金 を 創 設 する 熊 本 市 市 民 市 民 団 体 事 業 者 等 基 金 の 運 用 計 画 や 基 金 の 運 用 状 況 事 業 評 価 等 を 公 表 し 透 明 性 や 信 頼 性 を 確 保 し 運 用 していく 課 題 5/10

6 2 取 組 内 容 2-2 チャレンジ1 水 と 緑 に 囲 まれた 省 エネルギー 創 エネルギー 都 市 の 実 現 取 組 方 針 地 下 水 の 保 全 と 森 の 都 の 再 生 を 軸 に 地 下 水 のかん 養 能 力 の 高 い 白 川 中 流 域 との 連 携 により 熊 本 都 市 圏 共 有 の 財 産 である 清 冽 な 地 下 水 のかん 養 に 取 り 組 むとともに 中 心 市 街 地 の 緑 の 創 出 や 里 山 の 保 全 と 再 生 を 図 り 水 と 緑 に 輝 く 自 然 環 境 のネットワークを 拡 大 し 都 市 気 候 の 緩 和 温 室 効 果 ガス 吸 収 源 の 拡 大 を 図 る 加 えて 白 川 上 流 域 で 地 下 水 保 全 のための 涵 養 林 を 育 成 し 森 を 守 ることにより 白 川 が 注 ぎ 込 む 有 明 海 の 水 産 振 興 にもつなげるとともに 白 川 中 流 域 の 転 作 水 田 に 湛 水 を 行 うことにより 農 薬 使 用 を 抑 えた 安 全 な 農 産 物 の 生 産 につなげるなど 自 然 と 調 和 した 人 類 の 営 みを 復 元 する さらに 本 市 の 歴 史 文 化 食 や 憩 いを 育 んできた 熊 本 の 風 土 を 後 世 に 伝 えるため 水 に 親 しみ 水 を 守 るライフスタイルを 推 進 し 日 本 一 の 地 下 水 都 市 熊 本 を 内 外 に 発 信 するとともに 節 水 活 動 や 植 林 活 動 を 始 めとした 環 境 保 全 に 向 けた 市 民 意 識 の 更 な る 向 上 に 努 める 併 せて 近 隣 自 治 体 との 連 携 による 保 全 活 動 の 展 開 により 水 田 への 湛 水 による 地 表 温 度 の 上 昇 防 止 植 林 活 動 による 温 室 効 果 ガス 吸 収 源 の 拡 大 交 流 事 業 による 環 境 保 全 に 向 けた 住 民 の 機 運 の 醸 成 な ど 本 市 のみならず 都 市 圏 全 体 への 温 室 効 果 ガス 削 減 に 向 けた 波 及 効 果 へとつなげていく また 地 産 地 消 を 推 進 し 農 水 産 物 の 輸 送 にかかるエネルギーを 抑 制 するとともに 下 水 処 理 水 やごみ 焼 却 熱 の 農 業 における 再 利 用 を 進 めるなど 環 境 に 配 慮 した 農 業 の 振 興 を 図 るほか 家 庭 ごみの 減 量 やリサイク ルを 推 進 し 循 環 型 社 会 を 構 築 する また 本 市 は 他 都 市 に 比 べ 日 射 量 や 日 照 時 間 に 恵 まれており 地 域 特 性 として 有 効 な 太 陽 エネルギーの 活 用 を 進 めるとともに ごみ 焼 却 熱 の 再 利 用 下 水 汚 泥 消 化 ガスや 下 水 熱 の 有 効 利 用 など エネルギーの 再 利 用 の 拡 大 未 利 用 エネルギーの 利 用 促 進 を 図 り また 建 物 の 屋 上 緑 化 壁 面 緑 化 などを 進 め 省 エネルギー 創 エ ネルギー 型 都 市 へ 転 換 し 都 市 全 体 のエネルギー 使 用 を 抑 制 し 温 室 効 果 ガス 削 減 を 目 指 す さらに 公 園 住 宅 などの 都 市 施 設 については 原 則 既 存 ストックの 有 効 利 用 を 図 りつつ 中 心 市 街 地 にお いては 平 成 19 年 5 月 に 国 の 認 定 を 受 けた 中 心 市 街 地 活 性 化 基 本 計 画 に 基 づく 各 種 事 業 を 推 進 するとと もに 商 店 街 や 公 共 施 設 などを 中 心 とした 地 域 拠 点 の 再 構 築 を 進 め 加 えて 地 域 と 中 心 市 街 地 とを 自 転 車 利 用 や 公 共 交 通 のネットワーク 整 備 で 結 ぶことで 歩 ける 範 囲 で 日 常 生 活 が 営 める 環 境 負 荷 の 少 ない 多 核 連 携 に よるコンパクトなまちへと 都 市 構 造 そのものの 転 換 を 図 る 年 以 内 に 具 体 化 する 予 定 の 取 組 に 関 する 事 項 取 組 の 内 容 場 所 1 水 と 緑 のネットワークの 形 成 による 循 環 型 社 会 の 構 築 (1) 地 下 水 かん 養 の 推 進 節 水 推 進 世 界 に 誇 る 地 下 水 都 市 の 形 成 近 隣 自 治 体 等 との 協 力 連 携 のもと 白 川 中 流 域 水 田 への 湛 水 事 業 水 源 かん 養 林 の 造 成 などを 行 い 地 下 水 量 の 保 全 と 併 せて 温 室 効 果 ガス 吸 収 源 の 拡 大 地 表 温 度 の 低 下 など 温 室 効 果 の 抑 制 を 図 る また 市 民 の 日 常 生 活 での 節 水 活 動 を 推 進 するとともに 熊 本 水 遺 産 の 登 録 や くまもと 水 検 定 をはじめ 水 といのちが 循 環 する 美 しい 都 市 生 活 くまもとウォーターライフ を 推 進 し 世 界 に 誇 る 地 下 水 都 市 を 形 成 する (2) 緑 地 の 保 全 緑 化 の 推 進 など 森 の 都 の 再 生 環 境 保 護 地 区 の 指 定 などにより 市 街 地 周 辺 の 貴 重 な 緑 の 保 全 を 行 う また 助 成 などにより 建 物 の 屋 上 ベランダ 壁 面 の 緑 化 家 庭 事 業 所 の 緑 化 市 民 モニター 制 度 を 活 用 した 緑 のカーテンの 普 及 促 進 などを 行 い 中 心 市 街 地 等 での 緑 を 創 出 し 市 域 全 体 の 緑 の 質 を 高 め 森 の 都 の 再 生 を 図 り 都 市 気 候 の 緩 和 や 温 室 効 果 ガス 吸 収 源 の 拡 大 を 図 る (3) 環 境 に 配 慮 した 農 業 の 振 興 と 農 業 における 化 石 燃 料 の 使 用 削 減 学 校 給 食 での 積 極 的 な 地 元 産 品 導 入 などにより 地 産 地 消 を 推 進 するとともに ビニールハウスへの 環 境 工 場 焼 却 熱 の 利 用 下 水 処 理 水 の 農 業 用 水 への 再 利 用 など 環 境 に 配 慮 した 農 業 の 振 興 と 併 せ て 農 業 や 農 水 産 物 の 輸 送 にかかる 化 石 燃 料 の 使 用 削 減 を 図 る (4) 家 庭 ごみ 減 量 リサイクルなどによる 循 環 型 社 会 の 形 成 家 庭 ごみの 分 別 収 集 リサイクルの 推 進 によりごみ 減 量 に 向 けた 啓 発 を 行 い 家 庭 ごみの 減 量 を 図 り 廃 棄 物 に 起 因 する 温 室 効 果 ガス 排 出 量 を 削 減 し エネルギー 消 費 の 少 ない 循 環 型 社 会 を 形 成 する 6/10 主 体 時 期 削 減 見 込 み フォローアップの 方 法 (1)1,058(t-CO 2 ) 市 近 隣 自 (2) 23(t-CO 2 ) 治 体 市 民 (3) - (t-co 2 ) 他 (4)5,544 (t-co 2 ) ( 関 連 事 業 ) ( 実 施 中 ) 2,131(t-CO 2 ) 市 市 民 事 業 者 他 ( 一 部 実 施 中 ) 市 市 民 事 業 者 ( 実 施 中 ) 市 市 民 ( 実 施 中 ) 詳 細 は 別 紙 参 照

7 2 省 エネルギー 創 エネルギー 型 都 市 構 造 への 転 換 (1) 多 核 連 携 によるコンパクトなまちづくりの 推 進 既 存 ストックの 利 用 促 進 中 心 市 街 地 の 活 性 化 地 域 拠 点 の 再 構 築 など コンパクトなまちづくりを 推 進 する (2) 住 宅 教 育 施 設 公 共 施 設 等 への 太 陽 エネルギーなど 持 続 可 能 なエネルギーの 導 入 促 進 補 助 制 度 などにより 家 庭 への 太 陽 光 発 電 システム 太 陽 熱 温 水 器 等 の 設 置 を 促 進 し 本 市 の 地 域 特 性 を 活 かした 太 陽 エネルギーの 利 用 促 進 を 図 る また 街 灯 等 への 長 寿 命 光 源 への 切 替 えなど 公 共 施 設 への 省 エネ ルギー 機 器 の 導 入 を 進 めるほか 下 水 汚 泥 消 化 ガスを 利 用 した 発 電 ごみ 焼 却 施 設 の 廃 熱 を 利 用 した 新 たな 余 熱 の 蓄 熱 輸 送 システムの 構 築 に 向 けた 研 究 などを 行 いエネルギーの 有 効 利 用 を 図 る (3) 太 陽 光 発 電 等 産 学 官 連 携 による 環 境 保 全 新 技 術 新 商 品 の 開 発 支 援 熊 本 大 学 崇 城 大 学 東 海 大 学 や 独 立 行 政 法 人 土 木 研 究 所 と 締 結 している 連 携 協 定 を 活 かし 企 業 の 太 陽 光 発 電 新 技 術 などの 新 エネ ルギー 関 係 商 品 の 開 発 を 支 援 する 課 題 市 市 民 事 業 者 ( 一 部 実 施 中 ) 市 事 業 者 ( 実 施 中 ) 市 事 業 者 ( 実 施 中 ) 詳 細 は 別 紙 参 照 (1)1,905(t-CO 2 ) (2) - (t-co 2 ) (3) - (t-co 2 ) ( 関 連 事 業 ) - (t-co 2 ) 7/10

8 2-3 チャレンジ2 人 と 地 球 に 優 しい 交 通 システムへの 転 換 取 組 方 針 公 共 交 通 機 関 を 活 用 し 多 くの 人 々が 安 心 して 便 利 に 移 動 できるよう バス 路 線 網 の 再 編 や 公 共 交 通 機 関 の 結 節 点 改 善 など 公 共 交 通 機 関 のアクセスを 向 上 する さらには 中 心 市 街 地 を 走 り 市 民 の 移 動 手 段 として 活 躍 している 市 電 を 中 心 とした 利 便 性 の 高 い 誰 もが 利 用 しやすい 公 共 交 通 システムの 再 構 築 や 新 交 通 システム(B RT 等 )の 導 入 など 公 共 交 通 ネットワーク 整 備 を 図 り 多 核 連 携 したまちづくりを 進 めるとともに 多 用 途 に 利 用 できる 共 通 ICカードの 導 入 など 公 共 交 通 利 用 を 促 進 する 仕 組 みづくりを 進 める 併 せて 城 下 町 とし て 発 展 してきた 本 市 の 熊 本 城 を 中 心 に 放 射 線 状 に 伸 びる 道 路 については 効 果 的 な 道 路 整 備 や 主 要 渋 滞 箇 所 の 改 善 に 努 め 交 通 渋 滞 の 緩 和 を 図 るとともに ノーマイカー 通 勤 デーやエコドライブなどを 普 及 促 進 し 自 動 車 交 通 における 化 石 燃 料 消 費 を 抑 制 する また 中 心 市 街 地 活 性 化 基 本 計 画 を 踏 まえた 中 心 市 街 地 の 回 遊 性 向 上 や 地 域 拠 点 ではその 特 性 に 応 じ 安 全 で 快 適 な 歩 行 空 間 や 自 転 車 走 行 環 境 の 整 備 などに 取 り 組 むことで 自 動 車 利 用 を 抑 制 し 中 心 市 街 地 や 地 域 拠 点 の 再 構 築 都 市 ストックの 利 用 など コンパクトな 都 市 づくりとあいまって 省 エネルギー 型 都 市 構 造 へ の 転 換 を 実 現 する さらには 九 州 の 中 央 部 に 位 置 し 合 併 による 市 域 拡 大 や 九 州 新 幹 線 の 全 線 開 業 など 今 後 さらなる 発 展 が 期 待 できる 本 市 において 国 内 はもとより 海 外 からも 観 光 客 を 始 め 多 くの 人 々が 訪 れ 交 流 し 賑 わいのある 中 心 市 街 地 が 形 成 される 一 方 で 市 電 を 中 心 とした 公 共 交 通 機 関 の 利 便 性 の 向 上 を 図 り 自 動 車 に 頼 らない 誰 も が 安 心 して 容 易 に 移 動 できる 交 通 システムを 構 築 することにより 人 々の 移 動 における 運 輸 部 門 の 温 室 効 果 ガ ス 排 出 量 の 大 幅 削 減 を 目 指 す 年 以 内 に 具 体 化 する 予 定 の 取 組 に 関 する 事 項 取 組 の 内 容 場 所 主 体 時 期 削 減 の 見 込 み フォローアップの 方 法 1 市 電 等 を 中 心 とした 誰 もが 利 用 しやすい 公 共 交 通 の 再 構 築 (1) 市 電 を 中 心 とした 利 便 性 の 高 い 公 共 交 通 網 の 再 編 交 通 事 業 者 など 関 係 者 との 連 携 による 利 用 者 ニーズを 踏 まえた 利 便 性 の 高 いバス 路 線 網 の 再 編 を 行 う また JR 新 水 前 寺 駅 での 交 通 結 節 改 善 や 再 開 発 事 業 に 併 せた 交 通 結 節 改 善 熊 本 駅 舎 への 市 電 乗 り 入 れ 新 交 通 システム(BRT 等 ) の 導 入 検 討 など 市 電 と 他 の 公 共 交 通 機 関 のアクセスを 強 化 する (2) 公 共 交 通 機 関 の 利 用 を 進 める 仕 組 みづくり 公 共 交 通 機 関 相 互 で 利 用 でき 多 用 途 に 活 用 できる 共 通 ICカード の 導 入 検 討 や 民 間 駐 車 場 事 業 者 と 連 携 したパークアンドライドの 普 及 促 進 地 域 住 民 の 移 動 手 段 を 確 保 するデマンドタクシーを 導 入 する また 商 店 街 来 店 者 への 公 共 交 通 機 関 の 利 用 割 引 券 の 提 供 など 公 共 交 通 機 関 を 利 用 したくなる 仕 組 みを 作 る (3) 多 核 連 携 によるコンパクトなまちづくりの 推 進 中 心 市 街 地 の 回 遊 性 の 向 上 地 域 拠 点 の 整 備 公 共 交 通 ネットワー クの 整 備 を 図 るなど コンパクトなまちづくりを 推 進 する 2 交 通 渋 滞 の 緩 和 など 自 動 車 交 通 における 化 石 燃 料 消 費 の 抑 制 (1) 効 果 的 な 道 路 整 備 等 による 交 通 渋 滞 の 緩 和 主 要 渋 滞 箇 所 の 改 善 などにより 交 通 渋 滞 を 解 消 し 円 滑 な 道 路 交 通 を 確 保 する (2)ノーマイカー 通 勤 デー エコドライブ 低 公 害 車 などの 普 及 促 進 ノーマイカー 通 勤 デーなどによる 自 動 車 使 用 抑 制 や 講 習 会 等 を 通 じ たエコドライブの 普 及 啓 発 を 行 うとともに 情 報 提 供 や 市 の 率 先 行 動 などにより 低 公 害 車 の 導 入 を 促 進 する また ( 仮 称 ) 地 球 環 境 復 元 基 金 を 活 用 し これらの 取 組 みが 推 進 さ れるよう 市 民 事 業 者 等 への 啓 発 支 援 を 行 う 3 歩 きたくなる 自 転 車 を 利 用 したくなるまちづくり (1) 安 全 で 快 適 な 歩 行 空 間 自 転 車 走 行 環 境 の 整 備 バリアフリー 化 や 緑 の 歩 道 など 歩 きたくなる 歩 道 の 整 備 や 自 転 車 と 歩 行 者 を 分 離 した 安 全 で 快 適 な 自 転 車 走 行 環 境 の 整 備 を 行 う 課 題 主 体 : 交 通 事 業 者 県 市 商 店 街 など 実 施 時 期 : 詳 細 は 別 紙 参 照 主 体 : 国 県 市 市 民 事 業 者 など 実 施 時 期 : 詳 細 は 別 紙 参 照 主 体 : 県 市 実 施 時 期 : 詳 細 は 別 紙 参 照 (1)(2)120,000(t-CO 2 ) ( 関 連 事 業 ) 2,340(t-CO 2 ) (1) 560(t-CO 2 ) ( 関 連 事 業 ) 2,240(t-CO 2 ) (2)4,284 (t-co 2 ) (1)3,500 (t-co 2 ) ( 関 連 事 業 ) 1,110(t-CO 2 ) 8/10

9 2-4.チャレンジ3 地 球 を 守 るライフスタイルの 実 践 取 組 方 針 環 境 保 全 活 動 に 取 り 組 む 市 民 を 増 やすためには 国 県 市 などの 行 政 機 関 や 市 民 市 民 団 体 事 業 者 な ど 各 主 体 間 が 連 携 し 啓 発 活 動 等 行 っていくことが 重 要 である 平 成 14 年 に 本 市 に 設 立 した 市 民 事 業 者 行 政 からなる 環 境 パートナーシップくまもと 市 民 会 議 (エコ パートナーくまもと)は 環 境 保 全 活 動 を 活 発 に 展 開 する 全 国 的 にも 先 駆 的 なパートナーシップ 組 織 である こ のような 市 民 団 体 や NPO 地 球 温 暖 化 防 止 活 動 推 進 センターや 熊 本 市 に 拠 点 を 置 く 九 州 環 境 パートナーシップ オフィス(EPO 九 州 ) 等 との 連 携 強 化 を 図 り 環 境 保 全 活 動 を 実 践 する 地 球 市 民 を 育 てるため 学 校 等 での 環 境 教 育 や 環 境 保 全 に 関 する 出 前 講 座 本 市 の 環 境 保 全 対 策 に 関 する 地 域 説 明 会 を 実 施 する また 環 境 保 全 の 情 報 を 提 供 し 実 践 行 動 に 結 びつける 啓 発 イベントをパートナーシップにより 展 開 していく あわせて 市 民 一 人 ひとりの 意 識 やライフスタイルを 変 えるため ウェブサイト 等 により 温 室 効 果 ガス(C O 2 ) 削 減 量 の 可 視 化 や 啓 発 を 行 う また 環 境 保 全 活 動 を 日 常 生 活 に 定 着 させるため 環 境 にやさしい 店 の 普 及 拡 大 やグリーンコンシューマーの 育 成 に 努 めるとともに CO 2 削 減 効 果 を 競 うコンテストを 実 施 し 個 人 や 団 体 の 優 れた 取 組 みを 顕 彰 する さらには カーボンオフセットへの 理 解 を 深 めるよう 働 きかけながら ( 仮 称 ) 地 球 環 境 復 元 基 金 への 寄 付 を 促 す 一 方 で 事 業 所 に 対 しても 環 境 保 全 活 動 の 促 進 を 図 る さらに このような 取 組 みの 先 導 的 モデル 的 地 区 となり 周 辺 地 区 への 波 及 効 果 を 生 み 出 せる 地 区 を 環 境 モデル 地 区 として 指 定 し 低 炭 素 社 会 の 実 現 へ 向 けた 取 組 みを 支 援 し そこでの 成 功 例 を 全 市 域 へと 広 げて いく 地 域 で 環 境 保 全 活 動 を 推 進 することにより 良 好 な 環 境 を 形 成 していくことはもちろん 住 民 同 士 の 連 帯 感 が 生 まれ 新 たなコミュニティを 形 成 し いきいきとした 人 々が 暮 らす 安 全 安 心 のまちづくりを 進 める また 温 室 効 果 ガス 削 減 目 標 の 達 成 のため ( 仮 称 ) 地 球 温 暖 化 防 止 条 例 を 制 定 し 全 市 的 な 推 進 制 度 を 構 築 しながら さまざまな 施 策 を 継 続 的 に 進 める 加 えて 地 球 温 暖 化 防 止 に 関 する 国 際 連 携 及 び 国 際 協 力 の 推 進 として 友 好 都 市 桂 林 市 とは 環 境 技 術 員 の 交 流 を 行 ってきたが 今 後 はさらに( 仮 称 ) 地 球 環 境 復 元 基 金 を 活 用 した 新 エネルギー 省 エネルギーの 導 入 支 援 などを 進 めるとともに ハイデルベルク 市 とは 環 境 保 全 に 関 する 情 報 交 換 を 行 う また 日 独 米 気 候 政 策 自 治 体 パートナーシッププロジェクトに 参 加 し 意 見 交 換 等 を 行 いながら 地 球 環 境 保 全 へと 貢 献 する 年 以 内 に 具 体 化 する 予 定 の 取 組 に 関 する 事 項 取 組 の 内 容 場 所 主 体 時 期 削 減 の 見 込 み フォローアップの 方 法 1 日 常 での 環 境 保 全 活 動 の 展 開 (1) 地 球 市 民 としての 意 識 を 高 める 環 境 教 育 啓 発 活 動 の 推 進 子 ども 地 球 温 暖 化 防 止 活 動 推 進 員 養 成 や 学 校 現 場 等 と 連 携 による 環 境 教 育 環 境 保 全 意 識 啓 発 事 業 また 環 境 保 全 出 前 講 座 や 本 市 の 環 境 保 全 対 策 に 関 する 地 域 説 明 会 等 により 市 民 の 意 識 を 高 める さらに 楽 しく 参 加 できる 環 境 啓 発 のイベントを パートナ ーシップにより 展 開 していく (2) 一 人 ひとりの 日 常 における 環 境 保 全 実 践 活 動 の 促 進 ウェブサイトによるCO 2 削 減 量 の 可 視 化 CO 2 ダイエットチェ ッカー を 活 用 し 啓 発 を 行 う また 環 境 にやさしい 店 よかエ コショップ の 普 及 拡 大 やグリーンコンシューマーの 育 成 を 図 る さらに CO 2 排 出 の 削 減 効 果 を 競 う CO 2 ダイエットコンテスト を 開 催 し 環 境 保 全 活 動 を 実 践 する 市 民 を 増 やし 活 動 を 定 着 化 させ る あわせて 事 業 所 における 環 境 保 全 活 動 の 実 践 を 図 る 2 地 球 温 暖 化 防 止 活 動 を 支 援 促 進 する 仕 組 みづくり (1) 温 暖 化 防 止 の 取 組 みを 促 進 する 仕 組 みづくり 環 境 モデル 地 区 を 指 定 し 低 炭 素 社 会 実 現 の 総 合 的 な 取 組 み の 支 援 を 行 い そこでの 成 功 例 を 全 市 へと 広 げる また エコパー トナーくまもと の 活 動 を 支 援 し 啓 発 活 動 の 推 進 体 制 の 強 化 を 図 る さらに ( 仮 称 ) 地 球 温 暖 化 防 止 条 例 を 制 定 し 全 市 的 な 推 進 制 度 を 構 築 し さまざまな 施 策 に 取 り 組 む (2) 地 球 環 境 保 全 に 向 けた 国 際 協 力 の 推 進 友 好 都 市 桂 林 市 とは 友 好 都 市 25 周 年 を 契 機 として 締 結 した 両 市 長 覚 書 に 基 づき ( 仮 称 ) 地 球 環 境 復 元 基 金 を 活 用 した 新 エネルギ ー 省 エネルギーの 導 入 支 援 などを 進 める 同 じく 友 好 都 市 ハイデ ルベルク 市 とは 環 境 保 全 に 関 する 情 報 交 換 を 行 う 課 題 主 体 : 市 県 国 NPO など 市 民 団 体 ほか 時 期 :2009 年 度 ~ 詳 細 は 別 紙 参 照 主 体 : 市 県 国 NPO など 市 民 団 体 ほか 時 期 :2009 年 度 ~ 詳 細 は 別 紙 参 照 (1)12,500(t-CO 2 ) (2)8,357 (t-co 2 ) ( 関 連 事 業 ) 2,872(t-CO 2 ) (1) 87,355(t-CO 2 ) (2) 12(t-CO 2 ) 9/10

10 3. 平 成 20 年 度 中 に 行 う 事 業 の 内 容 取 組 の 内 容 主 体 時 期 シンポジウム 講 演 会 の 開 催 カーボンオフセットのあり 方 や 必 要 性 運 用 の 仕 組 みづくりや 低 炭 素 社 会 に 向 けた 合 意 形 成 のためのシンポジウムや 講 演 会 等 を 実 施 する 市 民 意 識 調 査 の 実 施 アンケート 調 査 やオープンハウス パブリックコメントを 通 し 意 見 や 要 望 課 題 の 整 理 等 を 行 う 熊 本 市 市 民 団 体 等 平 成 20 年 11 月 熊 本 市 平 成 20 年 10 月 ~ 平 成 21 年 3 月 4. 取 組 体 制 等 行 政 機 関 内 本 構 想 による 取 組 みを 進 めるため 庁 内 に 横 断 的 推 進 組 織 を 設 置 し 関 係 部 局 連 携 のもと 取 り の 連 携 体 制 組 んでいく この 組 織 では 計 画 の 進 捗 管 理 や 施 策 の 調 整 計 画 の 点 検 評 価 及 び 見 直 しなど 行 いながら 更 なる 推 進 を 図 るとともに 関 係 部 局 との 連 携 強 化 を 進 める 地 域 住 民 等 との 連 携 体 制 大 学 地 元 企 業 等 の 知 的 資 源 の 活 用 (1) アクションプラン 策 定 委 員 会 の 設 置 と 基 金 運 用 システムとの 連 携 具 体 的 なアクションプランを 作 成 するにあたっては 市 民 事 業 者 行 政 の 代 表 からなる 策 定 委 員 会 を 組 織 し それぞれの 責 任 と 役 割 分 担 に 基 づく 目 標 の 達 成 に 向 けた 具 体 的 行 動 計 画 を 策 定 するとともに 進 行 管 理 体 制 の 構 築 まで 具 体 的 に 定 めていくものとする また 本 構 想 実 施 に 資 するカーボンオフセット 基 金 の 運 用 システムの 構 築 については アク ションプランの 実 効 性 を 確 保 する 意 味 から 連 携 してすすめるものとする (2) エコパートナーくまもと との 連 携 市 民 協 働 による 推 進 平 成 14 年 4 月 に 市 民 事 業 者 行 政 が 互 いに 知 恵 を 出 し 合 い 協 力 しながら 環 境 を 守 る 行 動 を 推 進 するための 組 織 として 設 立 された 環 境 パートナーシップくまもと 市 民 会 議 ( 通 称 エコパートナーくまもと )を 中 心 に アクションプランの 策 定 に 関 する 具 体 的 作 業 や 広 報 啓 発 活 動 を 展 開 し 認 識 の 共 有 とアクションプランの 策 定 作 業 の 円 滑 化 を 図 る さらには ア クションプランの 実 施 にあたっては 市 民 協 働 により 進 行 管 理 を 行 い 評 価 しながら 推 進 して いく (3) 各 事 業 の 実 施 における 連 携 チャレンジ1~3のそれぞれの 事 業 実 施 にあたっては 近 隣 自 治 体 企 業 公 共 交 通 事 業 者 商 店 街 町 内 自 治 会 などのコミュニティ 組 織 学 校 など さまざまな 主 体 間 の 連 携 を 図 りなが ら 推 進 する 2-2-2の 2 省 エネルギー 創 エネルギー 型 都 市 構 造 への 変 換 (3) 新 エネルギー 省 エネルギー 関 連 商 品 の 開 発 について 熊 本 大 学 崇 城 大 学 東 海 大 学 や 独 立 行 政 法 人 土 木 研 究 所 と 締 結 している 連 携 協 定 を 活 かし 技 術 面 での 支 援 を 受 け 市 内 中 小 企 業 への 製 品 開 発 等 の 支 援 を 行 う 5 年 以 内 に 具 体 化 する 予 定 の 取 組 については その 実 施 箇 所 を 一 覧 できる 地 図 を 添 付 すること 必 要 に 応 じて 適 宜 行 や 欄 の 追 加 注 記 例 示 の 削 除 を 行 ってよいが 様 式 1 2の 全 体 の 枚 数 は 10 枚 程 度 とすること また 様 式 に 入 力 する 文 字 は 10.5 ポイント 以 上 とすること 10/10

11 1-1 環 境 モデル 都 市 としての 位 置 づけ ( 熊 本 市 ) 環 境 モデル 都 市 提 案 書 ( 様 式 2) 熊 本 城 下 400 年 の 歴 史 に 学 び 現 代 の 知 恵 で 築 く 環 境 保 全 都 市 くまもとの 実 現 1-2. 現 状 分 析 Ⅰ 温 室 効 果 ガス 排 出 量 及 びその 推 移 総 排 出 量 ここ 数 年 は 各 部 門 とも 横 ばい 微 減 傾 向 部 門 別 排 出 量 各 部 門 ともほぼ 横 ばい 傾 向 Ⅱ 部 門 別 でみる 本 市 の 特 徴 産 業 部 門 の 比 率 が 少 なく 家 庭 業 務 運 輸 部 門 など 日 常 生 活 に 関 わる 部 門 が 約 8 割 ( 千 t-co2) 熊 本 市 の 温 室 効 果 ガス 排 出 量 の 推 移 4,500 運 輸 部 門 が 排 出 量 全 体 の 約 3 割 3,913 3,811 3,743 3,786 4,000 3,576 増 加 要 因 3, 公 共 交 通 機 関 利 用 の 大 幅 な 減 少 3, 自 家 用 車 等 の 利 用 増 加 2, ,000 関 係 する 行 政 計 画 971 1,076 1,030 1,069 1, 産 業 部 門 熊 本 市 総 合 計 画 家 庭 部 門 1,000 業 務 部 門 熊 本 市 都 市 マスターフ ラン 1,170 1,185 1,145 1,110 運 輸 部 門 廃 棄 物 部 門 熊 本 都 市 圏 都 市 交 通 アクションフ ロク ラム 年 度 ( 平 成 2) 1997 年 度 ( 平 成 9) 2003 年 度 ( 平 成 15) 2004 年 度 ( 平 成 16) 2005 年 度 ( 平 成 17) 熊 本 市 環 境 総 合 計 画 1-4. 地 域 の 活 力 の 創 出 等 都 市 生 活 に 地 下 水 や 緑 の 保 全 安 らぎ 潤 い 市 街 地 に 緑 豊 かな 空 間 形 成 文 化 の 再 発 見 コミュニティの 形 成 市 民 事 業 者 自 主 自 立 の 行 政 の 協 働 豊 かな 自 然 と 少 子 高 齢 化 の まちづくり 地 球 環 境 市 民 が 高 度 な 都 市 機 能 が 進 展 への 対 応 国 際 協 力 支 援 等 地 球 市 民 の 交 流 拠 点 交 流 し 集 い 賑 わう 調 和 する 交 環 流 境 拠 保 点 全 都 市 高 齢 者 など 誰 もが 移 動 しやすい 環 境 利 便 性 の 高 い 公 共 交 通 機 関 コンパクトな まちづくり 1-3. 削 減 目 標 等 目 標 熊 本 市 からの 温 室 効 果 ガス 排 出 量 削 減 目 標 ( 総 量 目 標 ) 短 期 目 標 (2013 年 度 ) 1990 年 度 レベルから15% 削 減 中 期 目 標 (2020 年 度 ) 1990 年 度 レベルから30% 削 減 低 炭 素 社 会 を 実 現 長 期 目 標 (2050 年 度 ) 1990 年 度 レベルから60% 以 上 削 減 削 減 目 標 の 達 成 についての 考 え 方 (1) 主 たるターゲット 民 生 部 門 及 び 運 輸 部 門 (2) 目 標 達 成 のための3つの 挑 戦 チャレンジ1 水 と 緑 に 囲 まれた 省 エネルギー 創 エネルギー 都 市 の 実 現 1 水 と 緑 のネットワークの 形 成 による 循 環 型 社 会 の 構 築 2 省 エネルギー 創 エネルギー 型 都 市 構 造 への 転 換 チャレンジ2 人 と 地 球 に 優 しい 交 通 システムへの 転 換 1 市 電 等 を 中 心 とした 誰 もが 利 用 しやすい 公 共 交 通 の 再 構 築 2 交 通 渋 滞 の 緩 和 など 自 動 車 交 通 における 化 石 燃 料 の 抑 制 3 歩 きたくなる 自 転 車 を 利 用 したくなるまちづくり チャレンジ3 地 球 を 守 るライフスタイルの 実 践 1 日 常 での 環 境 保 全 活 動 の 展 開 2 地 球 温 暖 化 防 止 活 動 を 支 援 促 進 する 仕 組 みづくり (3) 持 続 的 な 施 策 展 開 ( 仮 称 ) 地 球 環 境 復 元 基 金 ( 熊 本 市 民 カーボンオフセット 基 金 )の 創 設 と 運 用

12 環 境 モデル 都 市 のイメージ ( 熊 本 市 ) 環 境 モデル 都 市 提 案 書 ( 様 式 2) 水 と 緑 に 輝 く 豊 かな 自 然 と400 年 の 熊 本 城 下 の 歴 史 伝 統 が 息 づく 中 で 省 エネルギー 創 エネルギー 型 のコンパク トな 都 市 が 形 成 され ふるさと 熊 本 を 愛 し 地 球 市 民 の 一 員 としての 自 覚 を 持 つ 市 民 がいきいきと 交 流 しながら 日 常 での 環 境 保 全 活 動 を 実 践 している 環 境 保 全 都 市 チャレンジ1 チャレンジ2 チャレンジ3 水 と 緑 に 囲 まれた 人 と 地 球 に 優 しい 地 球 を 守 る 省 エネルキ ー 創 エネルキ ー 都 市 の 実 現 交 通 システムへの 転 換 ライフスタイルの 実 践 1 1 水 と 緑 のネットワークの のネットワークの 形 成 による による 循 環 型 社 会 の 構 築 (1) 地 下 水 かん 養 の 推 進 節 水 推 進 世 界 に 誇 る 地 下 水 都 市 の 形 成 (2) 緑 地 の 保 全 緑 化 の 推 進 など 森 の 都 の 再 生 (3) 環 境 に 配 慮 した 農 業 の 振 興 と 農 業 における 化 石 燃 料 の 使 用 削 減 (4) 家 庭 ごみ 減 量 リサイクルなどによる 循 環 型 社 会 の 形 成 2 2 省 エネルキ ー エネルキ ー 創 エネルキ ー エネルキ ー 型 都 市 構 造 への への 転 換 (1) 多 核 連 携 によるコンパクトなまちづくりの 推 進 (2) 住 宅 教 育 施 設 公 共 施 設 等 への 太 陽 エネルギー など 持 続 可 能 なエネルギーの 導 入 促 進 (3) 太 陽 光 発 電 等 産 学 官 連 携 による 環 境 保 全 新 技 術 新 商 品 の 開 発 支 援 1 1 市 電 等 を 中 心 とした とした 誰 もが もが 利 用 しやすい しやすい 公 共 交 通 の 再 構 築 (1) 市 電 を 中 心 とした 利 便 性 の 高 い 公 共 交 通 網 の 再 編 (2) 公 共 交 通 機 関 の 利 用 を 進 める 仕 組 みづくり (3) 多 核 連 携 によりコンパクトなまちづくりの 推 進 2 2 交 通 渋 滞 の 緩 和 など など 自 動 車 交 通 における における 化 石 燃 料 消 費 の 抑 制 (1) 効 果 的 な 道 路 整 備 等 による 交 通 渋 滞 の 緩 和 (2)ノーマイカー 通 勤 デー エコドライブ 低 公 害 車 など の 普 及 促 進 3 3 歩 きたくなる きたくなる 自 転 車 を 利 用 したくなるまちづくり したくなるまちづくり (1) 安 全 で 快 適 な 歩 行 空 間 自 転 車 走 行 環 境 の 整 備 1 1 日 常 での での 環 境 保 全 活 動 の 展 開 (1) 地 球 市 民 としての 意 識 を 高 める 環 境 教 育 啓 発 活 動 の 推 進 (2) 一 人 ひとりの 日 常 における 環 境 保 全 実 践 活 動 の 促 進 2 2 地 球 温 暖 化 防 止 活 動 を 支 援 促 進 する する 仕 組 みづくり みづくり (1) 温 暖 化 防 止 の 取 組 みを 促 進 する 仕 組 みづくり (2) 地 球 環 境 保 全 に 向 けた 国 際 協 力 の 推 進 ( 仮 称 ) 地 球 環 境 復 元 基 金 ( 熊 本 市 民 カーボンオフセット 基 金 )による 持 続 的 な 施 策 展 開