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1 川 越 市 新 斎 場 建 設 基 本 構 想 平 成 24 年 2 月 川 越 市

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3 < 目 次 > はじめに Ⅰ. 基 本 構 想 の 主 旨 1. 基 本 構 想 策 定 の 主 旨 2. 上 位 計 画 における 位 置 づけ 3. 新 斎 場 整 備 の 必 要 性 Ⅱ. 斎 場 整 備 に 係 る 課 題 1. 現 斎 場 の 現 状 と 課 題 2. 斎 場 整 備 にあたり 考 慮 すべき 潮 流 3. 斎 場 整 備 に 係 る 課 題 Ⅲ. 新 斎 場 整 備 の 基 本 方 針 1. 施 設 整 備 目 標 2. 施 設 整 備 方 針 Ⅳ. 火 葬 需 要 の 予 測 と 必 要 炉 数 1. 推 計 手 順 2. 人 口 推 計 死 亡 者 数 推 計 3. 火 葬 件 数 推 計 4. 火 葬 炉 数 推 計 Ⅴ. 施 設 等 の 構 想 1. 基 本 事 項 の 整 理 2. 火 葬 部 門 待 合 部 門 及 び 外 構 部 門 の 整 備 方 針 3. 火 葬 棟 の 延 床 面 積 及 び 敷 地 面 積 の 試 算 4. 関 連 施 設 設 備 の 整 備 Ⅵ. 事 業 手 法 及 びスケジュール 1. 事 業 手 法 及 びスケジュール Ⅶ. 建 設 予 定 地 の 選 定 1. 基 本 的 な 考 え 方 2. 候 補 地 抽 出 基 準 と 候 補 地 評 価 基 準 3. 建 設 予 定 地 の 選 定 4. 周 辺 環 境 整 備 の 考 え 方

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5 はじめに 川 越 市 斎 場 は 昭 和 51 年 に 改 築 してから 約 35 年 が 経 過 し 施 設 の 老 朽 化 が 進 んでいます また 施 設 の 機 能 については 待 合 室 の 改 造 やエレベーターの 設 置 など 改 善 に 努 めてきましたが 狭 あいなため 限 界 があり 告 別 室 が 無 いこ とや 収 骨 室 が 不 足 していることなど 市 民 ニーズに 十 分 に 応 えられていません さらに 現 在 の 火 葬 能 力 では 今 後 増 加 が 見 込 まれる 火 葬 需 要 に 対 応 できなくな ることが 明 らかな 状 況 にあり 斎 場 の 整 備 を 速 やかに 行 う 必 要 が 生 じています このような 状 況 から 本 市 では 平 成 21 年 度 より 庁 内 に 副 市 長 を 委 員 長 と し 関 係 部 課 長 26 名 で 構 成 する 川 越 市 新 斎 場 建 設 検 討 委 員 会 を 発 足 し 斎 場 整 備 の 基 本 的 事 項 を 定 める 川 越 市 新 斎 場 建 設 基 本 構 想 を 策 定 しました 策 定 の 過 程 では 新 斎 場 整 備 の 基 本 的 な 考 え 方 施 設 能 力 及 び 施 設 規 模 施 設 機 能 など 建 設 予 定 地 の 選 定 を 除 く 基 本 的 事 項 について 意 見 公 募 手 続 きを 実 施 しました また 建 設 予 定 地 につきましては 建 設 検 討 委 員 会 での 検 討 結 果 を 踏 まえ 市 で 選 定 し 地 権 者 の 同 意 を 得 て 確 定 したものです 今 後 都 市 計 画 決 定 へ 向 け た 手 続 きの 中 で 広 く 市 民 の 方 々の 合 意 形 成 を 図 り 火 葬 場 建 設 地 として 決 定 し ようとするものです - 1 -

6 Ⅰ. 基 本 構 想 の 主 旨 1. 基 本 構 想 策 定 の 主 旨 川 越 市 新 斎 場 建 設 基 本 構 想 は 斎 場 整 備 に 係 る 課 題 を 整 理 し 新 斎 場 整 備 の 必 要 性 を 明 確 にした 上 で 将 来 の 火 葬 件 数 の 予 測 等 に 基 づき 新 斎 場 整 備 の 基 本 方 針 施 設 能 力 施 設 機 能 建 設 予 定 地 事 業 手 法 など 基 本 的 事 項 に ついて 整 理 しようとするものである 2. 上 位 計 画 における 位 置 づけ (1) 第 三 次 川 越 市 総 合 計 画 後 期 基 本 計 画 における 位 置 づけ 平 成 23 年 度 から 平 成 27 年 度 までを 計 画 期 間 とする 第 三 次 川 越 市 総 合 計 画 後 期 基 本 計 画 の 施 策 葬 祭 事 業 の 充 実 において 新 斎 場 を 早 期 に 建 設 しま す と 位 置 づけている (2) 川 越 市 都 市 計 画 マスタープランにおける 位 置 づけ 平 成 34 年 を 目 標 年 次 とする 川 越 市 都 市 計 画 マスタープランの 地 域 別 構 想 において 市 街 地 に 立 地 している 火 葬 場 については 移 転 を 検 討 していきま す と 位 置 づけている 3. 新 斎 場 整 備 の 必 要 性 川 越 市 斎 場 ( 以 下 現 斎 場 という )は 建 築 後 約 35 年 を 経 過 し 施 設 の 老 朽 化 が 進 んでいる また 利 用 状 況 は 火 葬 炉 の 稼 働 率 が 年 々 高 くなっ ている 今 後 高 齢 化 が 急 速 に 進 むと 同 時 に 死 亡 者 数 が 増 加 していくものと 推 測 され 現 在 の 火 葬 能 力 では 対 応 が 困 難 になっていくものと 予 想 される こうような 状 況 から 上 位 計 画 との 整 合 を 図 り 計 画 的 かつ 速 やかに 斎 場 の 整 備 を 進 めていく 必 要 がある また 整 備 方 法 は 現 斎 場 所 在 地 での 建 替 えについては 当 該 用 地 の 用 途 地 域 が 第 1 種 住 居 地 域 であり 新 斎 場 として 必 要 な 規 模 の 建 物 を 建 設 できな いことなどから 困 難 な 状 況 にある したがって 新 たな 用 地 を 選 定 し 新 斎 場 を 建 設 する 方 法 により 整 備 を 行 う 必 要 がある - 2 -

7 Ⅱ. 斎 場 整 備 に 係 る 課 題 1. 現 斎 場 の 現 状 と 課 題 (1) 施 設 設 備 の 状 況 ア 老 朽 化 した 火 葬 施 設 設 備 川 越 市 ( 以 下 本 市 という )では 大 正 12 年 に 現 在 地 に 斎 場 を 設 置 し た 現 在 周 辺 環 境 は 設 置 当 時 と 大 きく 変 わり 宅 地 化 が 進 み 第 1 種 住 居 地 域 に 指 定 されている また 現 斎 場 の 建 物 は 昭 和 51 年 に 全 面 的 に 改 築 したものであり 建 築 基 準 法 第 51 条 のただし 書 きの 規 定 により 都 市 計 画 決 定 を 行 わず 延 床 面 積 750 m2 以 下 で 改 築 したものである さらに 平 成 9 年 度 から 平 成 11 年 度 にかけて 火 葬 炉 を 全 面 的 に 入 れ 替 える 改 修 工 事 を 実 施 し た しかし 建 物 は 建 築 後 約 35 年 を 経 過 し 火 葬 炉 も 更 新 後 10 年 を 超 え ともに 老 朽 化 が 進 んでいる 概 ね 10 年 後 には 建 物 設 備 がともに 耐 用 年 数 を 迎 えることから 施 設 全 体 の 更 新 を 急 ぐ 必 要 がある 図 表 現 斎 場 の 概 要 所 在 地 川 越 市 旫 町 ほか 開 設 年 月 日 大 正 12 年 2 月 28 日 ( 現 施 設 建 築 年 月 日 : 昭 和 51 年 5 月 ) 敷 地 面 積 6, m2 施 設 床 面 積 1 階 : m2 2 階 : m2 合 計 : m2 施 設 内 容 火 葬 炉 5 基 収 骨 室 1 室 霊 安 室 待 合 室 5 室 ( 売 店 有 ) 場 長 室 職 員 控 室 駐 車 場 約 60 台 業 務 内 容 火 葬 業 務 祭 壇 貸 出 業 務 霊 柩 車 運 行 業 務 葬 祭 用 具 供 給 業 務 休 業 日 友 引 1 月 1 日 ~3 日 イ 儀 式 の 個 別 化 など 市 民 ニーズに 応 えられていない 施 設 現 斎 場 では 個 室 化 された 告 別 室 が 無 いため 故 人 との 最 後 のお 別 れを 炉 前 ホールで 行 っている また 火 葬 中 の 待 合 場 所 となる 待 合 室 は 簡 易 な 間 仕 切 りで 個 室 化 を 図 っている 収 骨 室 は 1 室 あるものの 閉 鎖 性 に 欠 けている さらに 平 成 14 年 度 にはエレベーターを 設 置 し バリアフリー 化 に 努 めたが トイレなど 十 分 な 改 善 が 行 えない 状 況 にある 斎 場 利 用 者 や 葬 祭 事 業 者 のアンケート 結 果 では 告 別 から 収 骨 までの 間 葬 家 のプライバシーが 確 保 される 儀 式 の 個 別 化 への 対 応 を 望 む 声 も 多 い このように 現 斎 場 の 設 備 は 市 民 ニーズに 十 分 応 えられているとは 言 えな い 状 況 にあるが 施 設 が 狭 あいなため 対 応 が 困 難 である - 3 -

8 (2) 現 斎 場 及 び 市 民 聖 苑 の 利 用 状 況 ア 増 加 する 火 葬 件 数 に 対 応 できない 火 葬 能 力 現 斎 場 の 火 葬 炉 は 5 基 であり 通 常 は1 日 10 件 冬 の 繁 忙 期 には 11 件 を 受 け 入 れている 火 葬 件 数 の 推 移 を 見 ると 1 日 平 均 火 葬 件 数 は 年 々 増 加 し 8 件 以 上 になっている さらに 火 葬 件 数 は 季 節 により 変 動 し 冬 期 には 1 日 平 均 10 件 程 度 となり 火 葬 能 力 の 限 界 に 近 づいている また 第 三 次 川 越 市 総 合 計 画 後 期 基 本 計 画 策 定 時 に 試 算 した 死 亡 者 数 推 計 によると 死 亡 者 数 は 10 年 後 には 現 在 の 約 1.5 倍 に 20 年 後 には 約 2 倍 に なる 見 通 しで 現 在 の 火 葬 能 力 では 将 来 の 需 要 に 対 応 できない 状 況 にある 将 来 も 安 定 して 運 転 ができる 適 正 な 火 葬 能 力 への 改 善 を 速 やかに 実 施 する 必 要 がある 図 表 火 葬 件 数 の 推 移 ( 過 去 10 年 間 ) 年 市 総 人 口 ( 人 ) 死 亡 者 数 ( 人 ) 火 葬 件 数 ( 件 ) 1 日 あたりの 年 間 稼 働 日 ( 日 ) 市 内 市 外 合 計 平 均 火 葬 件 数 ( 件 ) ,205 1,912 1, , ,533 2,054 1, , ,483 2,153 1, , ,839 2,100 1, , ,755 2,352 2, , ,846 2,342 2, , ,362 2,330 2, , ,580 2,462 2, , ,087 2,494 2, , ,811 2,680 2, , 市 総 人 口 は 川 越 市 の 住 民 基 本 台 帳 人 口 及 び 外 国 人 登 録 人 口 の 合 算 ( 各 年 1 月 1 日 現 在 ) 2 死 亡 者 数 は 住 民 基 本 台 帳 及 び 外 国 人 登 録 原 票 の 合 算 の 死 亡 者 数 である 3 火 葬 件 数 市 内 は 川 越 市 の 住 民 基 本 台 帳 登 録 及 び 外 国 人 登 録 されているもの それらの 者 の 死 産 児 及 び 四 肢 体 ( 人 体 の 一 部 )であり 火 葬 件 数 市 外 は 川 越 市 に 住 民 基 本 台 帳 登 録 及 び 外 国 人 登 録 されていないもの それらの 者 の 死 産 児 及 び 四 肢 体 ( 人 体 の 一 部 )である 図 表 月 別 火 葬 件 数 ( 平 成 22 年 ) 月 火 葬 件 数 ( 件 ) 平 均 火 葬 件 数 死 亡 者 数 ( 人 ) 稼 働 日 数 ( 日 ) 市 内 市 外 合 計 ( 件 ) 合 計 2, ,623 2, 火 葬 件 数 は 人 体 の 他 に 体 の 一 部 胎 児 を 含 む 2 死 亡 者 数 は 住 民 基 本 台 帳 及 び 外 国 人 登 録 原 票 の 合 算 の 死 亡 者 数 である 3 平 均 火 葬 件 数 は 火 葬 合 計 稼 働 日 数 により 算 出 した - 4 -

9 イ 市 民 の 評 価 が 高 い 式 場 設 備 と 市 民 聖 苑 葬 儀 式 場 は 一 般 的 に 斎 場 の 施 設 内 に 設 置 されるが 本 市 では 斎 場 とは 別 の 場 所 に 川 越 市 民 聖 苑 やすらぎのさと を 設 置 している 市 民 聖 苑 は 大 小 式 場 5 室 等 で 構 成 され 他 市 に 比 べ 質 量 ともに 充 実 し ている さらに 低 廉 な 使 用 料 及 び 葬 祭 事 業 者 との 協 定 により 費 用 の 上 限 額 を 定 めた 市 民 聖 苑 葬 儀 の 実 施 などにより 式 場 の 利 用 率 が 90%を 超 えて いる また 平 成 20 年 度 に 実 施 した 市 の 全 施 策 に 対 する 市 民 の 満 足 度 調 査 で は 葬 祭 事 業 の 充 実 が 満 足 度 の 最 も 高 い 施 策 となっている このため 近 年 繁 忙 期 には 1 週 間 以 上 も 式 場 の 空 きを 待 って 葬 儀 を 行 う 市 民 もおり 今 後 の 需 要 増 加 への 対 応 が 課 題 となっている 図 表 市 民 聖 苑 やすらぎのさとの 概 要 所 在 地 川 越 市 大 字 小 仙 波 開 設 年 月 日 平 成 12 年 7 月 1 日 敷 地 面 積 22, m2 施 設 床 面 積 1 階 :4, m2 2 階 : m2 合 計 4, m2 施 設 内 容 事 務 室 法 要 室 4 室 ( 和 室 1 洋 室 3) 霊 安 室 式 場 (150 人 用 2 室 100 人 用 1 室 60 人 用 2 室 ) 駐 車 場 約 300 台 業 務 内 容 市 民 の 通 夜 市 民 の 告 別 式 市 民 の 法 要 休 業 日 1 月 1 日 ~3 日 2. 斎 場 整 備 にあたり 考 慮 すべき 潮 流 ア 葬 儀 の 多 様 化 高 齢 化 や 核 家 族 化 の 進 行 地 域 コミュニティの 希 薄 化 及 び 葬 儀 に 対 する 意 識 の 変 化 などにより 家 族 葬 1 や 直 葬 2 といった 小 規 模 な 葬 儀 が 増 加 している また ペット 火 葬 についても 要 望 が 高 くなっている イ 避 けられる 施 設 から 受 け 入 れられる 施 設 へ 従 来 斎 場 は 嫌 悪 施 設 として 避 けられる 傾 向 にあった しかし 近 年 全 国 各 地 で 建 設 された 多 くの 斎 場 では 環 境 性 能 に 優 れた 火 葬 炉 の 導 入 周 辺 環 境 と 調 和 した 施 設 整 備 等 によって 人 と 環 境 にやさし く 地 域 に 受 け 入 れられる 施 設 への 転 換 が 図 られている ウ 斎 場 整 備 における 民 間 活 用 近 年 斎 場 についても PFI などの 手 法 により 民 間 の 能 力 を 活 用 し 効 率 的 かつ 効 果 的 に 建 設 及 び 管 理 運 営 事 業 を 実 施 しようとする 団 体 も 増 えつつあ る 1: 家 族 葬 とは 一 連 の 葬 送 行 為 を 家 族 及 び 近 親 者 のみで 行 う 葬 儀 である 2: 直 葬 とは 通 夜 告 別 式 等 を 省 略 し 火 葬 のみを 行 う 葬 儀 である - 5 -

10 3. 斎 場 整 備 に 係 る 課 題 前 述 の 現 斎 場 の 現 状 と 課 題 及 び 斎 場 整 備 にあたり 考 慮 すべき 潮 流 より 斎 場 整 備 に 係 る 課 題 を 次 のとおり 整 理 する 現 斎 場 の 現 状 と 課 題 老 朽 化 した 火 葬 施 設 設 備 施 設 全 体 の 更 新 を 急 ぐこと 増 加 する 火 葬 件 数 に 対 応 で きない 火 葬 能 力 将 来 も 安 定 して 運 転 ができる 適 正 な 火 葬 能 力 へ 速 やかに 改 善 すること 1 火 葬 需 要 に 見 合 った 適 正 規 模 の 斎 場 へ 早 期 更 新 将 来 の 火 葬 需 要 に 見 合 った 適 正 規 模 の 火 葬 能 力 を 有 し 安 定 した 運 転 がで きる 斎 場 に 整 備 する 必 要 がある また 更 新 の 時 期 については 現 斎 場 の 稼 働 率 の 高 さ 及 び 火 葬 需 要 の 増 加 の 見 通 し から できるだけ 早 期 に 実 施 する 必 要 がある 儀 式 の 個 別 化 など 市 民 ニー ズに 応 えられない 施 設 儀 式 の 個 別 化 など 市 民 ニー ズに 応 える 機 能 を 有 すること 市 民 に 評 価 の 高 い 式 場 設 備 と 市 民 聖 苑 葬 儀 火 葬 需 要 の 増 加 に 伴 い 生 ずる 式 場 の 需 要 増 加 への 対 応 2 儀 式 の 個 別 化 など 市 民 ニーズを 十 分 に 反 映 した 施 設 整 備 入 炉 前 の 告 別 や 火 葬 後 の 収 骨 など 儀 式 の 個 別 化 による 葬 送 サービスの 充 実 小 規 模 な 葬 儀 への 対 応 火 葬 需 要 の 増 加 に 伴 う 市 民 聖 苑 の 対 応 など 市 民 ニーズ を 十 分 に 反 映 した 施 設 設 備 を 検 討 する 必 要 がある 斎 場 整 備 にあたり 考 慮 すべき 潮 流 葬 儀 の 多 様 化 家 族 葬 直 葬 などの 増 加 ペ ット 火 葬 の 要 望 などへの 対 応 避 けられる 施 設 から 受 け 入 れられる 施 設 へ 環 境 性 能 に 優 れた 火 葬 炉 の 導 入 周 辺 環 境 と 調 和 した 施 設 整 備 等 の 検 討 斎 場 整 備 における 民 間 活 用 PFI など 民 間 能 力 の 活 用 検 討 3 地 域 に 受 け 入 れられる 斎 場 の 建 設 従 来 斎 場 は 嫌 悪 施 設 として 感 じら れてきた 施 設 であるが すべての 市 民 の 最 期 を 見 送 る 場 として 地 域 に 受 け 入 れ られる 施 設 でなければならない そのた めに どのような 考 え 方 で 建 設 し どの ような 機 能 等 を 有 すべきか 十 分 に 検 討 する 必 要 がある 4 効 率 的 かつ 効 果 的 な 施 設 整 備 運 営 手 法 の 検 討 整 備 及 び 運 営 方 法 は 従 来 型 手 法 に 加 え 民 間 能 力 を 活 用 したさまざまな 手 法 を 検 討 し 最 も 迅 速 かつ 効 率 的 効 果 的 に 実 施 できる 手 法 を 選 択 する 必 要 があ る - 6 -

11 Ⅲ. 新 斎 場 整 備 の 基 本 方 針 1. 施 設 整 備 目 標 斎 場 整 備 に 係 る 課 題 を 踏 まえ 新 斎 場 の 施 設 整 備 目 標 を 次 のとおり 定 める 心 やすらかに 別 れの 時 を 感 じることができる 斎 場 を 整 備 します 2. 施 設 整 備 方 針 新 斎 場 の 施 設 整 備 目 標 を 実 現 するための 基 本 的 な 方 針 を 次 のとおり 定 める 方 針 1 旅 立 ちの 場 人 生 の 終 えんを 飾 る 厳 かで 品 格 のある 施 設 づくり 方 針 2 別 れの 時 を 静 かに 感 じられる 場 別 れの 場 として 遺 族 や 会 葬 者 が 安 らかな 心 で 故 人 を 想 い 見 送 ることができる 施 設 づくり 一 連 の 葬 送 行 為 を 個 別 の 空 間 で 行 えるよう 会 葬 者 動 線 や 諸 室 の 配 置 等 に 配 慮 した 施 設 づくり 故 人 を 送 る 人 々が さまざまな 想 いを 馳 せながら 最 期 のひ とときを 過 ごすことができる 施 設 づくり 方 針 3 人 と 環 境 にやさしい 施 設 環 境 性 能 に 優 れた 火 葬 炉 設 備 の 導 入 等 人 と 環 境 にやさしい 施 設 づくり 木 々と 建 物 の 融 合 を 図 るとともに 周 辺 環 境 と 調 和 した 地 域 に 受 け 入 れられる 施 設 づくり - 7 -

12 Ⅳ. 火 葬 需 要 の 予 測 と 必 要 炉 数 1. 推 計 手 順 火 葬 の 需 要 予 測 及 び 必 要 炉 数 の 算 出 の 手 順 は 次 のとおりである 人 口 推 計 死 亡 者 数 推 計 火 葬 件 数 推 計 平 成 22 年 総 人 口 人 口 推 計 死 亡 者 数 火 葬 件 数 火 葬 炉 数 生 残 率 移 動 率 婦 人 子 ども 比 子 ども 性 比 市 民 持 込 率 市 外 受 入 状 況 年 間 稼 働 日 数 火 葬 集 中 係 数 平 均 稼 動 回 数 予 備 炉 数 2. 人 口 推 計 死 亡 者 数 推 計 (1) 概 要 人 口 推 計 は 上 位 計 画 である 第 三 次 川 越 市 総 合 計 画 後 期 基 本 計 画 案 と 同 様 の 方 法 により 行 った ただし 当 該 総 合 計 画 では 国 勢 調 査 の 人 口 を 推 計 の 対 象 としているが 本 推 計 では 火 葬 件 数 を 推 計 する 上 で 総 人 口 * 1 の 死 亡 者 数 を 推 計 する 必 要 が あることから 総 人 口 を 推 計 の 対 象 とした 推 計 の 手 法 は コーホート 要 因 法 * 2 を 用 いており 男 女 別 5 歳 階 級 別 人 口 に 分 け 5 年 後 の 人 口 を 移 動 率 * 3 生 残 率 * 4 婦 人 子 ども 比 * 5 子 ども 性 比 * 6 を 用 いて 算 出 していく 方 法 である また 死 亡 者 数 は 各 コーホートに 死 亡 率 (1 - 生 残 率 )を 乗 じることで 算 出 した *1: 総 人 口 とは 本 市 の 住 民 基 本 台 帳 に 記 載 された 日 本 人 と 外 国 人 登 録 原 票 に 登 録 された 外 国 人 の 和 である 国 勢 調 査 人 口 は 住 民 基 本 台 帳 や 外 国 人 登 録 原 票 に 登 載 されていない 人 口 ( 住 登 外 という )を 含 む *2:コーホートとは 同 年 又 は 同 期 間 に 出 生 した 集 団 のことであり コーホート 要 因 法 は 出 生 死 亡 移 動 を 要 素 として 時 間 的 にこれらが 変 化 していく 条 件 で 人 口 を 推 計 する 方 法 である *3: 移 動 率 とは ある 地 域 の 転 入 超 過 数 が 地 域 人 口 に 占 める 割 合 を 示 したものである *4: 生 残 率 とは ある 年 齢 層 の 人 口 が 5 年 後 までに 生 き 残 る 確 率 を 示 したものである *5: 婦 人 子 ども 比 とは 再 生 産 年 齢 人 口 層 ( 女 性 15~49 歳 )に 対 する 0~4 歳 の 子 ども 数 の 割 合 で 有 り この 割 合 により 0~4 歳 児 人 口 を 近 似 的 に 求 める *6: 子 ども 性 比 とは 出 生 における 男 女 比 を 示 したものである - 8 -

13 (2) 初 期 値 及 び 試 算 係 数 の 設 定 ア 推 計 に 使 用 する 人 口 の 初 期 値 将 来 人 口 等 の 算 出 基 礎 となる 人 口 の 初 期 値 は 本 市 の 平 成 22 年 (2010) 1 月 1 日 の 男 女 別 年 齢 別 人 口 ( 総 人 口 )を 採 用 した イ 生 残 率 等 各 種 試 算 係 数 の 設 定 第 三 次 川 越 市 総 合 計 画 後 期 基 本 計 画 案 で 使 用 されている 値 を 準 用 した ( 各 係 数 は 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 の 推 計 値 本 市 の 実 績 値 等 を 採 用 している ) (3) 将 来 人 口 将 来 死 亡 者 数 等 の 推 計 結 果 上 記 の 条 件 に 基 づいて 推 計 した 本 市 の 将 来 人 口 ( 期 首 人 口 ) 死 亡 者 数 ( 当 該 期 間 死 亡 者 数 )の 推 計 は 次 に 示 すとおりである ア 将 来 人 口 の 推 計 本 市 の 人 口 は 平 成 27 年 ~ 平 成 31 年 の 5 年 間 に 増 加 のピーク( 約 34 万 人 ) を 迎 え その 後 徐 々に 減 尐 し 平 成 52 年 頃 には 30 万 人 を 下 回 る 見 込 みであ る イ 将 来 の 市 民 死 亡 者 数 の 推 計 本 市 の 死 亡 者 数 は 平 成 21 年 に 約 2,500 人 であり 今 後 徐 々に 増 加 し 平 成 42 年 ~ 平 成 46 年 には 26,714 人 ( 年 平 均 約 5,343 人 )と 増 加 のピークに なると 予 測 される その 後 一 時 的 に 下 降 するものの 平 成 67 年 ~ 平 成 71 年 には 26,858 人 ( 年 平 均 約 5,372 人 )に 増 加 し 2 度 目 のピークを 迎 え その 後 再 び 減 尐 することが 予 測 される 図 表 将 来 期 首 人 口 及 び 死 亡 者 数 の 推 移 区 分 期 首 人 口 ( 人 ) 期 間 死 亡 者 数 ( 人 ) 年 平 均 死 亡 者 数 ( 人 ) 趨 勢 比 (%) 75 歳 以 上 人 口 の 割 合 (%) 平 成 17 年 (17 年 ~21 年 ) 332,755 11,980 2, 平 成 22 年 (22 年 ~26 年 ) 339,811 14,887 2, 平 成 27 年 (27 年 ~31 年 ) 339,992 18,326 3, 平 成 32 年 (32 年 ~36 年 ) 336,574 21,877 4, 平 成 37 年 (37 年 ~41 年 ) 328,577 25,060 5, 平 成 42 年 (42 年 ~46 年 ) 316,619 26,714 5, 平 成 47 年 (47 年 ~51 年 ) 302,232 26,545 5, 平 成 52 年 (52 年 ~56 年 ) 287,570 25,762 5, 平 成 57 年 (57 年 ~61 年 ) 272,949 25,867 5, 平 成 62 年 (62 年 ~66 年 ) 257,704 26,512 5, 平 成 67 年 (67 年 ~71 年 ) 241,357 26,858 5, 平 成 72 年 (72 年 ~76 年 ) 224,179 25,343 5, 平 成 17 年 (17 年 ~21 年 )は 実 績 値 である - 9 -

14 3. 火 葬 件 数 推 計 (1) 概 要 火 葬 件 数 の 推 計 は 将 来 死 亡 者 数 に 市 外 受 入 状 況 を 加 味 して 算 定 する (2) 仮 定 値 の 設 定 ア 市 民 火 葬 件 数 の 推 移 市 民 死 亡 者 のうち 現 斎 場 で 火 葬 した 者 の 割 合 ( 市 民 持 込 率 )は 近 年 約 91%である これは 何 らかの 理 由 により 市 外 の 斎 場 を 選 択 した 市 民 や 火 葬 件 数 が 多 く 希 望 する 日 に 火 葬 できないため やむを 得 ず 市 外 の 斎 場 を 利 用 する 方 がいることによるものである 新 斎 場 では 市 民 の 火 葬 需 要 の 概 ね 全 てを 満 たすことの 出 来 る 施 設 にするものとし 将 来 の 市 民 死 亡 者 数 を 市 民 火 葬 件 数 とする 図 表 過 去 5 年 間 の 現 斎 場 における 火 葬 実 績 等 年 市 民 火 葬 件 数 ( 件 ) 市 外 受 入 件 数 ( 件 ) 大 人 小 人 死 産 等 合 計 大 人 小 人 死 産 等 合 計 総 火 葬 件 数 ( 件 ) 市 民 死 亡 者 数 ( 人 ) 市 民 持 込 率 (%) H17 2, , ,317 2, % H18 2, , ,275 2, % H19 2, , ,376 2, % H20 2, , ,506 2, % H21 2, , ,479 2, % 合 計 10, , ,953 11, % 出 所 : 川 越 市 火 葬 簿 ( 市 民 死 亡 者 数 は 住 民 基 本 台 帳 及 び 外 国 人 登 録 原 票 の 合 算 の 死 亡 者 数 である ) 市 民 持 込 率 =( 市 民 火 葬 件 数 ( 大 人 )+ 市 民 火 葬 件 数 ( 小 人 )) 市 民 死 亡 者 数 イ 市 外 受 入 状 況 現 斎 場 では 平 成 17 年 ~ 平 成 21 年 の 5 年 間 に 市 外 から 857 件 の 火 葬 を 受 け 入 れている この 受 入 分 を 含 めた 総 火 葬 件 数 (11,953 件 )は 市 民 火 葬 件 数 (11,096 件 )の 概 ね 倍 となっている 今 後 もこの 受 付 傾 向 に 大 きな 変 化 はないものと 想 定 し 将 来 の 市 民 死 亡 者 数 (= 市 民 火 葬 件 数 )に を 乗 じて 推 計 火 葬 件 数 を 算 出 することにした

15 (3) 火 葬 件 数 の 推 計 結 果 上 記 条 件 で 推 計 した 火 葬 件 数 は 次 のとおりである 図 表 グラフ 火 葬 件 数 の 推 計 区 分 将 来 の 市 民 死 亡 者 数 ( 人 ) 将 来 の 市 外 受 入 件 数 ( 件 ) 推 計 火 葬 件 数 ( 件 ) 期 間 合 計 年 平 均 期 間 合 計 年 平 均 期 間 合 計 年 平 均 対 H21 趨 勢 比 (*) (%) 平 成 22 年 (22 年 ~26 年 ) 14,887 2,977 1, ,037 3, 平 成 27 年 (27 年 ~31 年 ) 18,326 3,665 1, ,741 3, 平 成 32 年 (32 年 ~36 年 ) 21,877 4,375 1, ,566 4, 平 成 37 年 (37 年 ~41 年 ) 25,060 5,012 1, ,995 5, 平 成 42 年 (42 年 ~46 年 ) 26,714 5,343 2, ,776 5, 平 成 47 年 (47 年 ~51 年 ) 26,545 5,309 2, ,594 5, 平 成 52 年 (52 年 ~56 年 ) 25,762 5,152 1, ,751 5, 平 成 57 年 (57 年 ~61 年 ) 25,867 5,173 1, ,864 5, 平 成 62 年 (62 年 ~66 年 ) 26,512 5,302 2, ,559 5, 平 成 67 年 (67 年 ~71 年 ) 26,858 5,372 2, ,931 5, 平 成 72 年 (72 年 ~76 年 ) 25,343 5,069 1, ,299 5, * 対 H21 趨 勢 比 :H21 火 葬 件 数 実 績 (2,479 件 )を 100%とした 場 合 の 割 合 ( 件 ) 火 葬 件 数 の 推 計 ( 年 間 ) 推 計 火 葬 件 数 6,000 5,755 5,550 5,712 5,786 5,500 5,399 5,719 5,573 5,460 5,000 4,713 4,500 4,000 3,948 3,500 3,207 3,000 H22 26 H27 31 H32 36 H37 41 H42 46 H47 51 H52 56 H57 61 H62 66 H67 71 H72 76 推 計 火 葬 件 数 は 平 成 22 年 ~ 平 成 26 年 の 16,037 件 ( 年 平 均 約 3,207 件 ) から 平 成 42 年 ~ 平 成 46 年 の 約 28,776 件 ( 年 平 均 約 5,755 件 )まで 一 貫 して 増 加 する その 後 一 時 的 に 減 尐 するものの 再 び 増 加 に 転 じ 平 成 67 年 ~ 平 成 71 年 には 28,931 件 ( 年 平 均 約 5,786 件 )になると 予 測 される ( 年 )

16 4. 火 葬 炉 数 推 計 (1) 概 要 新 斎 場 に 必 要 な 火 葬 炉 数 は 火 葬 件 数 の 集 中 する 日 を 想 定 し その 日 を 運 転 するために 必 要 な 炉 数 を 算 出 するもので 次 の 算 定 式 により 求 める 論 理 的 必 要 炉 数 算 定 式 ( 各 仮 定 値 については 次 項 にて 定 義 する) 必 要 炉 数 = 集 中 日 の 火 葬 件 数 1 基 1 日 あたりの 平 均 火 葬 数 + 予 備 炉 = ( 年 間 火 葬 件 数 ) ( 年 間 稼 動 日 数 ) ( 火 葬 集 中 係 数 ) + 予 備 炉 1 基 1 日 あたりの 平 均 火 葬 数 = ( 年 間 火 葬 件 数 ) 算 定 式 は 火 葬 場 の 建 設 維 持 管 理 マニュアル ( 特 定 非 営 利 活 動 法 人 日 本 環 境 斎 苑 協 会 発 行 以 下 火 葬 場 建 設 マニュアル という )によるものである (2) 各 仮 定 値 の 設 定 ア 年 間 稼 動 日 数 現 斎 場 では 友 引 と 1 月 1 日 から 3 日 までが 休 場 日 である 本 推 計 では 平 成 19 年 から 平 成 21 年 の 稼 働 日 数 実 績 を 踏 まえて 年 間 稼 動 日 数 を 301 日 と 仮 定 する イ 火 葬 集 中 係 数 火 葬 集 中 係 数 とは 日 平 均 取 扱 件 数 に 対 する 火 葬 集 中 日 の 取 扱 件 数 の 割 合 である 火 葬 場 建 設 マニュアルでは 火 葬 集 中 係 数 は 過 年 の 火 葬 実 績 から 件 数 の 多 い 順 に 3~5%の 稼 動 日 を 除 外 した 稼 動 日 の 火 葬 件 数 を 想 定 日 最 多 件 数 とし この 想 定 日 最 多 件 数 を 日 平 均 取 扱 件 数 で 除 して 算 定 する これは 火 葬 件 数 が 増 加 した 特 殊 要 因 を 除 外 して 過 大 設 備 となることを 避 けるためと 想 定 日 最 多 件 数 を 上 回 る 3~5%の 稼 働 日 は 通 常 体 制 で 対 応 可 能 と 考 えられる からである とされている これに 基 づき 平 成 19 年 ~ 平 成 21 年 の 火 葬 実 績 から 日 最 多 件 数 (11 件 ) の 割 合 が 延 稼 働 日 数 の 2.21%であることから これを 除 外 し 想 定 日 最 多 件 数 を 10 件 と 仮 定 した これを 3 年 間 の 日 平 均 取 扱 件 数 (8.15 件 )で 除 して 1.23 と 仮 定 する ウ 1 基 1 日 あたりの 平 均 火 葬 数 火 葬 場 建 設 マニュアルによると 近 年 の 平 均 的 な 計 画 では 1 基 1 日 あたり

17 の 平 均 火 葬 数 を 1.0~3.0 に 設 定 する 火 葬 場 が 多 いとされている 現 斎 場 では 5 炉 で 1 日 最 大 11 件 の 火 葬 を 行 い 火 葬 回 数 は 2.2 回 転 / 日 となる 火 葬 回 数 の 設 定 は 大 きくすると 整 備 火 葬 炉 数 は 尐 なくなる 反 面 同 時 運 転 しなければならない 炉 数 が 増 え その 結 果 炉 前 ホール 等 での 混 雑 が 発 生 する 新 斎 場 では 運 転 効 率 の 増 大 と 炉 前 ホール 等 での 混 雑 回 避 のバランス を 考 慮 し 1 基 1 日 あたりの 平 均 火 葬 数 を 2.5 回 転 / 日 と 仮 定 する エ 予 備 炉 数 予 備 炉 数 は 燃 焼 炉 2 炉 系 統 に 排 ガス 処 理 1 系 列 を 配 備 するのが 一 般 的 な ため 2 炉 単 位 での 設 定 となる 補 修 点 検 時 の 代 替 炉 として 最 小 単 位 の 2 基 を 予 備 炉 と 仮 定 した (3) 必 要 炉 数 の 推 計 及 び 整 備 方 法 ア 必 要 炉 数 の 推 計 上 記 で 設 定 した 各 仮 定 値 により 算 出 した 必 要 炉 数 は 次 のとおりである 図 表 必 要 炉 数 の 推 移 区 分 火 葬 件 数 ( 件 ) 日 平 均 日 最 多 必 要 炉 数 予 備 炉 込 み( 基 ) 期 間 合 計 年 平 均 件 数 件 数 算 定 結 果 必 要 炉 数 平 成 22 年 (22 年 ~26 年 ) 16,037 3, 平 成 27 年 (27 年 ~31 年 ) 19,741 3, 平 成 32 年 (32 年 ~36 年 ) 23,566 4, 平 成 37 年 (37 年 ~41 年 ) 26,995 5, 平 成 42 年 (42 年 ~46 年 ) 28,776 5, 平 成 47 年 (47 年 ~51 年 ) 28,594 5, 平 成 52 年 (52 年 ~56 年 ) 27,751 5, 平 成 57 年 (57 年 ~61 年 ) 27,864 5, 平 成 62 年 (62 年 ~66 年 ) 28,559 5, 平 成 67 年 (67 年 ~71 年 ) 28,931 5, 平 成 72 年 (72 年 ~76 年 ) 27,299 5, 注 : 火 葬 炉 の 基 数 は 2 炉 1 系 列 と 想 定 し 2 の 倍 数 で 設 定 している * 平 成 28 年 供 用 開 始 想 定 時 : 必 要 基 数 10 基 ( 予 備 炉 込 み) * 平 成 37 年 開 業 9 年 経 過 時 : 必 要 基 数 12 基 ( 予 備 炉 込 み) イ 整 備 方 法 火 葬 場 耐 用 年 数 は 建 築 物 が 50 年 火 葬 炉 が 20 年 ~30 年 であることから 概 ね 建 物 耐 用 年 数 期 間 中 に 火 葬 炉 の 更 新 が 1 度 生 ずる 供 用 開 始 を 仮 に 平 成 28 年 と 仮 定 すると 必 要 炉 数 の 最 大 値 が 供 用 開 始 後 25 年 程 度 であれば 段 階 的 整 備 が 有 効 であるが 供 用 開 始 後 9 年 程 度 であるため 当 初 から 最 大 値 12 基 を 整 備 する 方 法 が 効 率 的 と 考 えられる 但 し 財 政 状 況 等 を 考 慮 し 段 階 的 整 備 を 今 後 も 選 択 肢 の 一 つとして 検 討 を 進 める 必 要 がある また 大 型 炉 の 導 入 など 多 様 なニーズに 対 応 できる 整 備 を 行 う

18 Ⅴ. 施 設 等 の 構 想 1. 基 本 事 項 の 整 理 (1) 斎 場 における 基 本 的 機 能 図 表 基 本 的 な 斎 場 の 構 成 基 本 的 な 斎 場 の 構 成 火 葬 部 門 火 葬 を 行 う 施 設 待 合 部 門 事 務 関 連 部 門 炉 前 エリア( 炉 前 ホール 告 別 室 収 骨 室 等 ) 遺 族 や 会 葬 者 等 が 利 用 火 葬 エリア( 炉 室 監 視 室 残 灰 室 等 ) 斎 場 職 員 が 利 用 待 合 室 待 合 ホール 売 店 配 膳 室 等 遺 族 や 会 葬 者 等 が 火 葬 終 了 までの 間 休 憩 する 施 設 事 務 室 会 議 室 更 衣 室 倉 庫 等 外 構 部 門 緩 衝 帯 駐 車 場 付 帯 施 設 等 新 斎 場 における 諸 室 の 種 類 や 数 など 導 入 機 能 の 選 定 は 上 記 の 施 設 構 成 を 基 本 とし 施 設 整 備 目 標 及 び 施 設 整 備 方 針 を 反 映 した 整 備 を 行 う 施 設 整 備 目 標 及 び 施 設 整 備 方 針 の 反 映 施 設 全 体 について 施 設 整 備 方 針 1 厳 かで 品 格 のある 旅 立 ちの 場 の 実 現 を 目 指 す 火 葬 部 門 の 炉 前 エリア 及 び 待 合 部 門 について 施 設 整 備 方 針 2 別 れの 時 を 静 かに 感 じられる 場 の 実 現 を 目 指 す 火 葬 部 門 の 火 葬 エリア 及 び 外 構 部 門 について 施 設 整 備 方 針 3 人 と 環 境 にやさしい 施 設 の 実 現 を 目 指 す

19 (2) 火 葬 炉 運 転 業 務 計 画 ア 概 要 斎 場 の 主 たる 建 物 ( 以 下 火 葬 棟 という )は 火 葬 待 合 事 務 関 連 の 3 つの 部 門 から 構 成 され その 具 体 的 な 諸 室 の 種 類 や 数 は 火 葬 炉 運 転 業 務 計 画 ( 以 下 業 務 計 画 という )を 設 定 し これに 基 づき 行 う イ 業 務 計 画 の 設 定 業 務 計 画 は 下 記 の 条 件 に 基 づき 設 定 する 条 件 内 容 火 葬 炉 数 12 基 ( 常 時 運 転 10 基 / 予 備 炉 2 基 ) 火 葬 時 間 1 時 間 45 分 ( 告 別 火 葬 冷 却 収 骨 ) 同 時 運 転 火 葬 炉 数 2 基 *( 同 時 開 始 ) 業 務 時 間 9 時 から17 時 ( 開 場 時 間 )/9 時 30 分 ~16 時 45 分 ( 火 葬 時 間 ) * 同 時 に 運 転 を 開 始 する 炉 数 については 同 一 式 場 からの 出 棺 時 や 斎 場 への 葬 家 到 着 時 に エントランス 付 近 での 混 雑 を 回 避 するために 2 基 に 制 限 した 図 表 業 務 計 画 ( 案 ) 前 提 整 備 基 数 12 基 ( 実 働 10 基 + 予 備 炉 2 基 ) 10 基 で2.5 回 転 (25 件 / 日 ) 告 別 式 の 開 始 時 刻 は00 分 か30 分 とした 同 時 重 複 6 基 9:30 10:00 10:30 11:00 11:30 12:00 12:30 13:00 平 均 稼 動 回 数 ( 予 測 ) 平 成 27 年 ~:14 回 ( 繁 忙 時 :17 回 ) 平 成 47 年 ~:19 回 ( 繁 忙 時 :24 回 ) 平 成 67 年 ~:20 回 ( 繁 忙 時 :24 回 ) 20 回 24 回 13:30 14:00 14:30 15:00 15:30 16:00 16:30 17:00 昼 食 1 号 炉 1 告 火 葬 冷 却 収 21 告 火 葬 冷 却 収 11 告 火 葬 冷 却 収 2 号 炉 2 告 火 葬 冷 却 収 22 告 火 葬 冷 却 収 12 告 火 葬 冷 却 収 3 号 炉 3 告 火 葬 冷 却 収 23 告 火 葬 冷 却 収 13 告 火 葬 冷 却 収 4 号 炉 4 告 火 葬 冷 却 収 24 告 火 葬 冷 却 収 14 告 火 葬 冷 却 収 5 号 炉 5 告 火 葬 冷 却 収 6 号 炉 6 告 火 葬 冷 却 収 7 号 炉 7 告 火 葬 冷 却 収 15 告 火 葬 冷 却 収 16 告 火 葬 冷 却 収 17 告 火 葬 冷 却 収 8 号 炉 8 告 火 葬 冷 却 収 < 凡 例 > 9 号 炉 告 告 別 収 収 骨 9 告 火 葬 冷 却 収 10 号 炉 10 告 火 葬 冷 却 収 18 告 火 葬 冷 却 収 19 告 火 葬 冷 却 収 20 告 火 葬 冷 却 収 9:30 10:00 10:30 11:00 11:30 12:00 12:30 13:00 13:30 14:00 14:30 15:00 15:30 16:00 16:30 17:00 上 図 左 部 1~10 号 炉 の 表 記 は 火 葬 炉 の 配 列 順 ではなく 運 転 する 火 葬 炉 を 便 宜 上 番 号 付 けしたも のである

20 2. 火 葬 部 門 待 合 部 門 及 び 外 構 部 門 の 整 備 方 針 (1) 概 要 火 葬 部 門 ( 炉 前 エリア 火 葬 エリア) 待 合 部 門 及 び 外 構 部 門 の 主 な 役 割 は 下 記 のとおりである 火 葬 棟 火 葬 部 門 外 構 部 門 (2) 整 備 方 針 炉 前 エリア 火 葬 エリア 告 別 室 炉 前 ホール 収 骨 室 火 葬 炉 炉 室 入 炉 前 の 最 後 の 告 別 を 行 うスペース 下 記 炉 前 ホール と 別 室 で 整 備 した 場 合 複 数 の 遺 族 が 炉 前 で 交 錯 しな いための 空 間 ともなる 火 葬 炉 直 前 のスペース 告 別 室 と 兼 用 の 場 合 もある 火 葬 後 の 収 骨 を 行 うスペース 火 葬 設 備 火 葬 炉 裏 の 設 備 スペース 監 視 室 等 火 葬 炉 裏 で 炉 の 集 中 監 視 をするスペース 等 待 合 部 門 待 合 室 待 合 ホール 火 葬 中 の 時 間 を 過 ごす 待 合 スペース 等 緩 衝 帯 駐 車 場 周 辺 環 境 に 融 和 するための 緩 衝 緑 地 施 設 利 用 者 駐 車 その 他 付 帯 施 設 場 構 内 道 路 等 火 葬 部 門 の 炉 前 エリアについては 施 設 整 備 方 針 2 別 れの 時 を 静 かに 感 じ られる 場 を 実 現 するため 葬 送 行 為 の 個 別 化 を 図 るものとし 他 の 葬 家 と 接 触 しないで 儀 式 を 行 えるよう 動 線 に 配 慮 するとともに 基 本 的 に 告 別 室 炉 前 ホール 収 骨 室 を 個 別 に 設 置 するのが 望 ましい 複 数 炉 に 1 つの 炉 前 ホールを 設 置 し それぞれの 炉 前 ホールに 告 別 室 収 骨 室 各 1 室 を 設 けよ うとするものであるが その 設 置 数 は 業 務 計 画 ( 案 )を 安 定 的 かつ 効 率 的 に 運 営 できる 数 とする また 火 葬 エリアの 火 葬 炉 設 備 については 大 気 への 影 響 や 臭 気 の 原 因 と なる 物 質 を 抑 制 するため また 騒 音 振 動 を 抑 えるため それぞれの 目 標 値 を 国 のガイドラインや 指 針 等 を 参 考 に 設 定 し これを 達 成 できる 設 備 を 導 入 す る 待 合 部 門 待 合 室 については 業 務 計 画 ( 案 )によると 最 低 8 室 の 整 備 が 必 要 となるが 定 員 オーバーや 運 用 方 法 の 変 更 があった 場 合 を 考 慮 し 稼 働 炉 数 と 同 数 の 10 室 を 整 備 するのが 望 ましい なお 待 合 室 待 合 ホールの 設 計 にあたっては 施 設 整 備 方 針 2 の 故 人 を 送 る 人 々が さまざまな 想 いを 馳 せながら 最 期 のひとときを 過 ごすこと ができる 施 設 づくり を 目 指 し 眺 望 等 にも 十 分 に 配 慮 して 行 う 火 葬 棟 の 整 備 にあたっては 耐 震 耐 火 性 に 優 れ 有 事 の 際 に 対 応 できる 施 設 建 設 を 行 うとともに 耐 用 年 数 も 長 寿 命 化 を 考 慮 した 建 築 物 とする 外 構 部 門 については 施 設 整 備 方 針 3 人 と 環 境 にやさしい 施 設 を 実 現 す るため 緩 衝 緑 地 を 整 備 するなど 周 辺 環 境 と 調 和 し 地 域 に 受 け 入 れられ る 施 設 整 備 を 行 う

21 3. 火 葬 棟 の 延 床 面 積 及 び 敷 地 面 積 の 試 算 火 葬 棟 の 延 床 面 積 及 び 敷 地 面 積 は 諸 条 件 に 基 づき 想 定 される 整 備 方 法 の 中 で 最 大 規 模 を 想 定 して 試 算 する (1) 火 葬 棟 の 延 床 面 積 の 試 算 火 葬 棟 の 延 床 面 積 を 火 葬 部 門 待 合 部 門 事 務 関 連 部 門 の 部 門 ご とに 試 算 する ア 前 提 条 件 1 業 務 計 画 ( 案 )に 基 づく 運 用 を 想 定 して 試 算 する 2 告 別 室 炉 前 ホール 収 骨 室 は 3 炉 に 各 1 室 設 置 を 想 定 する 3 事 務 関 連 部 門 は 一 般 的 な 斎 場 の 職 員 数 等 から 算 定 する イ 延 床 面 積 の 試 算 火 葬 棟 の 延 床 面 積 は 概 ね 5,500 m2と 見 込 まれる 部 門 室 名 面 積 (m2) 火 葬 部 門 告 別 室 炉 前 ホール 収 骨 室 炉 室 等 2,200 待 合 部 門 待 合 室 待 合 ホール その 他 諸 室 等 1,500 事 務 部 門 事 務 室 会 議 室 その 他 諸 室 等 300 機 械 室 設 備 機 械 室 600 共 用 部 廊 下 等 900 合 計 5,500 (2) 敷 地 面 積 の 試 算 新 斎 場 の 敷 地 面 積 は 火 葬 棟 建 築 面 積 緩 衝 帯 面 積 駐 車 場 面 積 その 他 付 帯 施 設 面 積 等 の 必 要 面 積 を 合 算 して 求 める ア 緩 衝 帯 面 積 1 緩 衝 帯 の 整 備 方 針 緩 衝 帯 は 一 般 的 に 緑 地 や 歩 道 等 によって 構 成 されるが 外 部 からの 眺 望 を 遮 へいするだけでなく 施 設 利 用 者 が 火 葬 の 待 ち 時 間 を 過 ごすための 空 間 として また 周 辺 環 境 との 調 和 を 図 る 上 で 重 要 な 役 割 を 有 する したがって 緩 衝 帯 の 設 計 にあたっては これらの 役 割 を 果 たし 施 設 整 備 方 針 を 実 現 できるよう 十 分 に 工 夫 を 施 すものとする 2 緩 衝 帯 面 積 の 試 算 敷 地 の 外 周 を 植 栽 等 で 囲 み 緩 衝 帯 とする 試 算 では 想 定 される 敷 地 の 外 周 を 約 600m とし 幅 5m~10m の 緩 衝 帯 を 整 備 する( 外 周 は 火 葬 棟 の 建 築 面 積 から 推 計 [ 建 ぺい 率 約 20%で 試 算 ]) 緩 衝 帯 面 積 = 長 さ 600m 幅 5m~10m = 約 3,000~6,000 m2-17 -

22 イ 駐 車 場 面 積 1 駐 車 場 の 整 備 方 針 業 務 計 画 ( 案 )から 同 時 間 帯 に 新 斎 場 を 利 用 する 葬 家 数 は 最 大 10 葬 家 であり この 葬 家 が 使 用 する 車 両 台 数 の 駐 車 場 最 大 必 要 面 積 を 試 算 する 図 表 駐 車 場 利 用 車 両 台 数 の 試 算 対 象 車 両 内 容 葬 家 用 乗 用 車 :140 台 マイクロバス:15 台 従 業 員 僧 侶 用 乗 用 車 :25 台 業 務 用 貨 物 車 :10 台 2 駐 車 場 面 積 の 試 算 乗 用 車 駐 車 場 必 要 面 積 175 台 30 m2=5,250 m2 マイクロバス 駐 車 場 必 要 面 積 駐 車 場 面 積 ウ 付 帯 施 設 面 積 15 台 45 m2= 675 m2 = 約 6,000 m2 付 帯 施 設 として 構 内 道 路 修 景 庭 園 等 を 想 定 する 構 内 道 路 は 一 般 車 路 のロータリー 業 者 用 の 火 葬 炉 棟 周 辺 サービス 道 路 敷 地 内 歩 道 等 であ る 修 景 庭 園 等 は エントランス 前 待 合 室 前 及 び 庭 園 等 の 修 景 を 想 定 する エ 敷 地 面 積 の 試 算 図 表 駐 車 場 利 用 車 両 台 数 の 試 算 種 別 面 積 (m2) 備 考 火 葬 棟 5,500 平 屋 建 て( 炉 前 告 別 収 骨 各 4 室 待 合 10 室 炉 室 14 室 ) 緩 衝 帯 3,000~6,000 敷 地 周 囲 ( 延 長 約 600m 幅 約 5~10m) 駐 車 場 6,000 車 両 175 台 マイクロバス 15 台 次 期 更 新 場 所 として 想 定 する 構 内 道 路 3,000~4,000 延 長 約 500m 幅 員 約 6~8m 修 景 庭 園 等 2,400~4,800 2,400 m2の 庭 園 を 1 箇 所 又 は 2 箇 所 合 計 19,900~26,300 試 算 結 果 から 新 斎 場 の 必 要 敷 地 面 積 は 概 ね 20,000 m2 ~ 27,000 m2 となる この 数 値 は 火 葬 棟 平 屋 建 てによる 最 大 建 築 面 積 で 試 算 したものであり 2 層 建 て 等 により 建 築 面 積 が 減 尐 することもある

23 4. 関 連 施 設 設 備 の 整 備 (1) ペット 火 葬 炉 の 整 備 ペット 火 葬 については 社 会 意 識 の 変 化 により 家 族 同 様 に 見 送 りたいと いう 市 民 からの 要 望 も 高 く 今 後 もペットを 飼 う 市 民 の 増 加 が 予 想 される*1 ことから ペット 火 葬 炉 の 整 備 を 検 討 する ただし 衛 生 対 策 については 火 葬 炉 の 独 立 配 置 や 専 用 出 入 口 の 設 置 等 一 般 利 用 者 との 動 線 を 分 離 するなど 十 分 に 配 慮 するものとする さらに 使 用 料 の 設 定 については 受 益 者 負 担 の 観 点 から 適 正 な 額 を 設 定 するものとす る (2) 葬 儀 式 場 の 増 設 市 民 聖 苑 は 5 室 の 式 場 があり 火 葬 件 数 の 概 ね 半 数 の 方 に 利 用 いただけ るよう 整 備 したものである 市 民 聖 苑 は 一 定 の 額 の 範 囲 内 で 葬 儀 を 行 える 市 民 聖 苑 葬 儀 などにより 市 民 の 評 価 も 高 く また 近 年 火 葬 件 数 が 増 加 し ていることから 式 場 の 空 き 待 ちが 1 週 間 を 超 えることがある したがって 今 後 火 葬 件 数 が 増 加 する 中 で 葬 祭 業 務 の 市 民 サービスを 維 持 するため 一 定 の 式 場 を 増 設 するものとする なお 式 場 の 大 きさは 家 族 葬 などの 増 加 を 考 慮 し 小 規 模 式 場 とする 式 場 の 増 設 場 所 は 市 民 聖 苑 の 敷 地 内 の 他 新 斎 場 の 建 物 内 に 建 設 する 方 法 も 考 えられる 総 合 的 に 検 討 し 選 定 する 必 要 がある *1: 本 市 における 犬 の 登 録 数 は 年 2% 程 度 微 増 傾 向 にある また 民 間 機 関 の 調 査 による と 犬 と 猫 の 飼 育 数 はほぼ 同 数 となっており 今 後 もペット 火 葬 の 需 要 は 増 加 していくこ とが 想 定 される

24 Ⅵ. 事 業 手 法 及 びスケジュール 1. 事 業 手 法 及 びスケジュール (1) 事 業 手 法 新 斎 場 建 設 に 係 る 整 備 方 法 については 従 来 型 の 分 離 型 発 注 方 式 に 加 え 設 計 施 工 一 括 発 注 方 式 などの 導 入 可 能 性 を 研 究 し 発 注 方 法 についても 設 計 コンペ プロポーザル 方 式 など 民 間 能 力 の 活 用 検 討 を 行 う また 運 営 方 法 については 指 定 管 理 者 制 度 により 効 率 的 かつ 効 果 的 な 運 営 を 目 指 すものとする (2) スケジュール 供 用 開 始 の 時 期 は 火 葬 件 数 の 推 計 や 現 斎 場 の 状 況 から できるだけ 早 期 に 行 う 必 要 がある スケジュールは 建 設 地 の 決 定 時 期 により 大 きく 変 化 するが 都 市 計 画 決 定 の 手 続 きを 経 て 区 域 を 決 定 し その 後 建 設 工 事 に 着 手 する なお 火 葬 場 の 建 設 工 事 に 要 する 期 間 は 一 般 的 に 設 計 から 完 成 まで 概 ね 4 年 間 から 5 年 間 を 必 要 とする したがって このような 状 況 を 考 慮 し 29 年 度 の 完 成 を 目 指 すものとする また 人 と 環 境 にやさしい 施 設 づくりを 推 進 するため 自 主 環 境 アセスメント を 実 施 する

25 Ⅶ. 建 設 予 定 地 の 選 定 1. 基 本 的 な 考 え 方 火 葬 場 建 設 予 定 地 の 選 定 方 法 は 国 ( 旧 建 設 省 ) 及 び 埼 玉 県 ( 以 下 県 と いう )が 過 去 に 示 した 火 葬 場 の 立 地 に 関 する 基 準 と 本 市 の 特 性 を 考 慮 し 選 考 の 条 件 や 評 価 の 基 準 を 定 め 点 数 評 価 により 客 観 的 に 行 うものである 図 表 国 県 の 火 葬 場 の 立 地 に 関 する 基 準 区 分 基 準 名 称 等 作 成 年 度 卸 売 市 場 等 の 建 設 標 準 ( 案 ) 旧 建 設 省 昭 和 35 年 度 ( 計 画 標 準 ( 案 ) ) 埼 玉 県 都 市 施 設 マニュアル 第 4 版 平 成 10 年 度 留 意 点 市 民 聖 苑 建 設 時 に 当 該 用 地 等 には 火 葬 場 を 建 設 しないという 方 針 であった しかし 改 めて 市 民 にと って 何 が 最 も 有 益 であるかという 視 点 で 考 えた 場 合 火 葬 場 が 設 備 の 近 代 化 等 により 環 境 面 などで 敬 遠 さ れる 施 設 でなくなってきていること 更 に 市 民 聖 苑 周 辺 への 建 設 要 望 が 多 いことなどから 過 去 の 経 緯 を 考 慮 しても 市 民 聖 苑 周 辺 を 敢 えて 建 設 候 補 地 の 対 象 から 除 外 せず 客 観 的 な 方 法 で 最 適 地 を 選 定 するこ とが 適 切 であると 判 断 した 2. 候 補 地 抽 出 基 準 と 候 補 地 評 価 基 準 (1) 候 補 地 抽 出 基 準 による 候 補 地 の 抽 出 新 斎 場 の 建 設 予 定 場 所 の 候 補 地 抽 出 基 準 は 次 のとおりである これに 基 づ いて 複 数 の 候 補 地 (6 箇 所 )を 抽 出 した 図 表 建 設 候 補 地 抽 出 条 件 の 設 定 抽 出 条 件 根 拠 理 由 1 都 市 計 画 区 域 内 であること 国 県 基 準 2 自 然 公 園 地 域 自 然 保 全 地 域 近 郊 緑 地 保 全 区 域 緑 地 保 全 地 区 風 致 地 区 等 優 良 な 自 然 環 境 を 保 全 する 必 要 のある 区 域 及 び 第 一 種 低 層 第 二 種 低 層 第 一 種 中 高 層 第 二 種 中 高 層 住 居 専 用 地 域 など 良 好 な 住 宅 環 境 を 保 全 すべき 区 域 でないこと 3 市 街 化 区 域 の 場 合 良 好 な 住 宅 地 に 接 しない 工 業 系 用 途 地 域 であること 国 県 基 準 県 基 準 統 合 基 準 のうち 土 地 利 用 の 観 点 から 火 葬 場 の 立 地 条 件 として 満 たすべき 条 件 である

26 4 卸 売 市 場 と 畜 場 汚 物 処 理 場 ご み 焼 却 場 との 併 置 または 隣 接 すると ころでないこと 5 市 民 聖 苑 やすらぎのさとを 中 心 と し 現 斎 場 までを 半 径 とする 円 の 内 側 の 地 域 であること 6 概 ね2 万 m2から3 万 m2までの 整 形 地 を 確 保 できること 7 幹 線 道 路 ( 国 道 県 道 ) 沿 線 付 近 で あること 8 農 業 振 興 の 妨 げになりにくい 土 地 で あること 国 基 準 市 市 市 市 斎 場 利 用 者 のうち 約 半 数 を 占 める 市 民 聖 苑 利 用 者 の 利 便 性 を 考 慮 し 火 葬 場 と 式 場 の 距 離 が 現 状 より 遠 くならないようにす るため (サービス 低 下 にならな いように) 新 斎 場 の 用 地 として 必 要 な 敷 地 面 積 を 確 保 するため 新 斎 場 の 利 用 者 は 全 市 民 であ ることから 市 民 サービスの 格 差 が 生 じないようにするため 市 内 全 域 からの 交 通 アクセスが 良 い 幹 線 道 路 沿 線 付 近 を 選 定 す る 以 上 1~7 までの 条 件 を 満 足 する 候 補 地 が 農 地 である 場 合 近 年 土 地 改 良 事 業 1 が 行 われたり 農 地 保 全 活 動 を 実 施 している 地 域 2 は 農 業 振 興 を 積 極 的 に 実 施 しているものとして 選 考 しな い 1 土 地 改 良 事 業 : 土 地 改 良 法 第 2 条 第 2 項 に 規 定 する 土 地 改 良 事 業 ( 農 業 用 排 水 施 設 農 業 用 道 路 の 新 設 変 更 など 平 成 元 年 度 以 降 に 完 了 したもの ) 2 農 地 保 全 活 動 : 地 域 ぐるみで 行 う 農 地 農 業 用 水 路 等 の 保 全 管 理 に 必 要 な 共 同 活 動 を 支 援 する もの

27 (2) 候 補 地 評 価 基 準 による 各 候 補 地 の 評 価 新 斎 場 の 建 設 予 定 地 の 候 補 地 評 価 基 準 は 次 のとおりである これに 基 づい て 6 箇 所 の 各 候 補 地 を 採 点 し 総 合 点 数 の 最 も 高 い 場 所 を 建 設 予 定 地 とし て 選 定 することにした 図 表 建 設 候 補 地 評 価 基 準 の 設 定 区 分 評 価 基 準 / 説 明 根 拠 上 位 計 画 の 第 三 次 総 合 計 画 後 期 基 本 計 画 案 における 土 地 利 用 転 換 想 計 画 位 置 づけ 1 定 箇 所 に 位 置 しているか 市 上 位 計 画 の 位 置 づけの 明 確 性 を 評 価 する 利 便 性 財 政 負 担 住 民 合 意 形 成 周 辺 環 境 交 通 アクセス 2 市 民 聖 苑 の 利 用 3 土 地 の 所 有 造 成 住 民 合 意 形 成 主 搬 出 入 経 路 市 内 全 域 から 新 斎 場 までの 交 通 アクセスは 良 いか 全 市 民 にとっての 交 通 利 便 性 を 評 価 する 市 民 聖 苑 を 利 用 する 場 合 の 利 便 性 は 良 いか 斎 場 利 用 者 の 約 半 数 を 占 める 市 民 聖 苑 利 用 者 の 利 便 性 を 評 価 する 市 有 地 であるか 買 収 が 必 要 か 面 積 は 適 正 か 市 有 地 か 否 か 買 収 面 積 で 財 政 負 担 の 多 寡 を 評 価 する 地 形 は 平 坦 地 で 地 質 的 に 安 定 し 地 盤 低 下 の 恐 れのない 造 成 の 容 易 な 土 地 条 件 の 良 いまとまった 空 閑 地 の 確 保 が 可 能 で かつ 排 水 処 理 が 容 易 であるか 地 質 の 状 況 により 造 成 等 の 内 容 が 異 なるため その 状 態 及 び 造 成 の 程 度 により 財 政 負 担 を 評 価 する 施 設 の 計 画 区 域 から 500 メートル 以 内 の 住 民 等 と 合 意 形 成 は 図 りやすいか 住 民 合 意 形 成 の 図 りやすさは 実 際 に 住 民 と 話 し 合 わなけ ればわからない ここでは その 目 安 として 500 メートル 以 内 における 住 宅 等 の 数 により 評 価 する 主 搬 出 入 道 路 及 び 取 付 け 道 路 ( 幅 員 12 メートル 以 上 が 望 ましい)が 整 備 されているか 未 整 備 の 場 合 は 稼 動 予 定 までに 整 備 される 見 通 しがあるか 主 搬 出 入 道 路 等 の 状 況 により 施 工 内 容 が 異 なるため 状 態 及 び 工 事 の 程 度 により 評 価 する 幹 線 道 路 から 新 斎 場 までの 搬 出 入 経 路 が 住 宅 地 及 び 繁 華 街 を 通 らないか 主 搬 出 入 道 路 等 の 状 況 により 施 工 内 容 が 異 なるため 状 態 及 び 工 事 の 程 度 により 評 価 する( 霊 柩 車 や 会 葬 者 車 両 が 頻 繁 に 通 行 しないため) 市 市 市 県 基 準 県 基 準 国 県 基 準 国 県 基 準

28 周 辺 環 境 区 分 評 価 基 準 / 説 明 根 拠 眺 望 悪 臭 地 形 的 に 人 目 にふれにくい 場 所 であるか 及 び 9 植 樹 等 により 市 街 地 からの 眺 望 を 遮 へいできることから 国 基 準 ばい 煙 その 対 応 の 程 度 により 評 価 する 幹 線 街 路 鉄 道 に 直 接 接 していないか 緑 地 帯 の 設 置 等 により 眺 望 を 遮 へいできることから その 対 応 の 程 度 により 評 価 する 市 街 地 及 び 将 来 市 街 化 の 予 想 される 区 域 から 500 メート ル 以 上 離 れた 場 所 であるか 市 街 化 の 拡 大 により 火 葬 場 が 市 街 地 内 になってしまうリ スクを 評 価 する (ただし 市 街 化 の 拡 大 は あまり 考 え られない ) 主 要 な 道 路 河 川 公 園 及 び 学 校 病 院 並 びに 住 宅 に 近 接 していないか 眺 望 は 緑 地 帯 の 設 置 等 により 遮 へいでき 悪 臭 やばい 煙 は 火 葬 炉 の 公 害 対 策 により 抑 制 できる しかし 表 記 施 設 が 近 接 していることによるリスクを 評 価 するため 近 接 する 表 記 施 設 の 状 況 により 評 価 する 恒 風 の 方 向 に 対 して 市 街 地 の 風 上 をさけ 臭 煙 等 により 付 近 住 民 の 生 活 環 境 に 影 響 を 及 ぼすおそれがないか 臭 煙 等 は 火 葬 炉 の 公 害 対 策 により 対 策 が 進 んでおり 生 活 環 境 に 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 は 低 い また 本 市 の 風 向 き は 北 北 西 が 多 い(10 月 ~5 月 ) したがって 対 策 を 施 すことを 前 提 とし そのリスクの 高 さを 南 南 東 近 隣 に 存 在 する 住 宅 等 の 数 により 評 価 する 国 県 基 準 国 基 準 国 県 基 準 国 県 基 準 他 の 農 地 への 影 響 14 他 の 農 地 の 集 団 化 農 作 業 の 効 率 化 等 に 支 障 がないか 他 の 農 地 の 集 団 化 農 作 業 の 効 率 化 等 に 支 障 がないかを 評 価 する 市

29 3. 建 設 予 定 地 の 選 定 (1) 選 定 結 果 平 成 23 年 2 月 に 前 記 2. 候 補 地 抽 出 基 準 と 候 補 地 評 価 基 準 に 基 づき 各 候 補 地 を 評 価 した 結 果 次 の 場 所 を 建 設 予 定 地 として 選 定 した 川 越 市 大 字 小 仙 波 地 区 ( 市 民 聖 苑 やすらぎのさとの 東 側 農 地 ) その 後 地 権 者 の 意 向 により 一 部 区 域 を 変 更 し 同 年 11 月 に 新 区 域 の 地 権 者 の 同 意 を 得 て 新 斎 場 建 設 予 定 地 として 確 定 した 当 該 建 設 予 定 地 は 建 設 候 補 地 評 価 基 準 のうち 利 便 性 ( 交 通 アクセス 市 民 聖 苑 の 利 用 ) 周 辺 環 境 ( 主 搬 出 入 道 路 等 )の 項 目 において 高 い 評 価 を 得 た 今 後 も 引 き 続 き 地 域 住 民 の 理 解 と 協 力 をいただくとともに 説 明 公 聴 会 都 市 計 画 案 の 縦 覧 等 による 市 民 の 意 見 を 踏 まえ 都 市 計 画 決 定 により 新 斎 場 の 建 設 地 として 位 置 付 けようとするものである 図 表 新 斎 場 建 設 予 定 地 周 辺 図 国 道 16 号 市 民 聖 苑 や す ら ぎ の さ と 建 設 予 定 地 市 道 号 線 旧 九 十 川 凡 例 : 新 斎 場 建 設 予 定 地 ( 約 18,000 m2) : 斎 場 用 地 として 拡 張 したい 区 域 : 周 辺 環 境 整 備 として 緑 地 等 の 整 備 を 進 めたい 区 域 : 建 設 予 定 地 の 変 更 前 区 域

30 (2) 建 設 予 定 地 選 定 までの 経 緯 ア 建 設 予 定 地 の 選 定 H22.5~11 新 斎 場 建 設 検 討 委 員 会 ( 全 5 回 開 催 ) 建 設 予 定 地 の 検 討 H 庁 議 建 設 予 定 地 を 選 定 し 地 権 者 の 同 意 を 得 て 確 定 するものと 決 定 イ 建 設 予 定 地 選 定 の 説 明 H 第 1 回 地 権 者 説 明 会 建 設 予 定 地 説 明 事 業 協 力 の 依 頼 ( 以 後 個 別 に 協 議 ) H 〇 市 議 会 の 市 政 報 告 建 設 予 定 地 の 選 定 について 報 告 H 第 1 回 小 仙 波 町 1~5 丁 目 自 治 会 説 明 会 建 設 予 定 地 説 明 事 業 協 力 依 頼 H23.3 上 旪 周 辺 事 業 者 に 個 別 説 明 H23.3 下 旪 周 辺 住 民 に 個 別 説 明 古 谷 地 区 周 辺 自 治 会 の 説 明 会 H 第 2 回 地 権 者 説 明 会 農 振 除 外 用 地 測 量 の 説 明 H23.8 地 権 者 1 名 が 事 業 に 反 対 ウ 建 設 予 定 地 の 一 部 区 域 の 見 直 し H H H H 地 権 者 及 び 小 仙 波 町 1 ~ 5 丁 目 自 治 会 正 副 会 長 等 合 同 説 明 会 経 過 説 明 建 設 予 定 地 の 一 部 区 域 の 見 直 し 新 区 域 地 権 者 等 説 明 会 建 設 予 定 地 の 一 部 区 域 の 見 直 し 案 ( 関 係 地 権 者 合 意 ) 小 仙 波 町 1~5 丁 目 自 治 会 正 副 会 長 等 説 明 会 建 設 予 定 地 の 一 部 区 域 の 見 直 し 案 説 明 庁 議 建 設 予 定 地 の 一 部 区 域 見 直 し 決 定 エ 建 設 予 定 地 見 直 しの 説 明 H 〇 市 議 会 議 長 へ 通 知 建 設 予 定 地 の 一 部 区 域 見 直 しについて H23.11 中 旪 周 辺 住 民 及 び 周 辺 古 谷 地 区 自 治 会 長 へ 個 別 説 明 建 設 予 定 地 の 一 部 区 域 見 直 しについて H 第 2 回 小 仙 波 町 1~5 丁 目 自 治 会 及 び 周 辺 住 民 説 明 会 事 業 進 捗 状 況 新 斎 場 建 設 の 必 要 性 諸 課 題 建 設 予 定 地 の 一 部 区 域 の 見 直 し 今 後 の 進 め 方 など H 〇 市 議 会 の 市 政 報 告 建 設 予 定 地 の 一 部 区 域 見 直 しについて 凡 例 : 庁 内 / 〇 市 議 会 / : 地 権 者 / : 自 治 会 / : 周 辺 住 民 事 業 者

31 4. 周 辺 環 境 整 備 の 考 え 方 (1) 周 辺 環 境 整 備 の 必 要 性 受 け 入 れに 抵 抗 のある 火 葬 場 が 周 辺 地 域 に 許 容 されるために 施 設 整 備 方 針 3: 人 と 環 境 にやさしい 施 設 を 十 分 に 踏 まえた 周 辺 環 境 整 備 を 行 う 必 要 が ある (2) 整 備 にあたっての 視 点 と 配 慮 すべき 点 周 辺 環 境 整 備 は 新 斎 場 が 地 域 に 受 け 入 れられること を 目 標 に 推 進 して くこととする 整 備 は 以 下 の 視 点 と 配 慮 すべき 点 に 留 意 しながら 推 進 する 図 表 : 整 備 にあたっての 視 点 及 び 配 慮 すべき 点 整 備 にあたっての 視 点 対 象 施 設 周 辺 住 民 地 域 住 民 全 般 ( 子 ども~ 高 齢 者 ) 周 辺 農 業 従 事 者 周 辺 福 祉 施 設 利 用 者 周 辺 商 業 施 設 利 用 者 外 観 等 施 設 イメージの 向 上 周 辺 環 境 との 融 合 地 域 住 民 要 望 への 対 応 検 討 その 他 施 設 が 地 域 に 受 け 入 れ られるための 方 策 など 配 慮 すべき 点 施 設 設 計 段 階 から 建 物 外 観 に 十 分 な 配 慮 を 行 う 緩 衝 緑 地 や 修 景 等 により 施 設 周 辺 からの 視 線 に 配 慮 する 施 設 外 周 の 道 路 や 歩 道 水 路 等 の 整 備 に 努 める 隣 接 する 旧 九 十 川 の 美 化 など 河 川 環 境 に 配 慮 する その 他 住 民 要 望 ( 周 辺 地 域 住 民 憩 いの 場 等 )について 検 討 する

32 (3) 周 辺 環 境 整 備 の 具 体 事 例 周 辺 環 境 整 備 の 具 体 事 例 については 前 頁 の 整 備 にあたっての 視 点 及 び 配 慮 すべき 点 を 踏 まえ 次 の 2 つの 側 面 に 留 意 し 検 討 を 行 った その 結 果 住 みよい 地 域 づくり を 目 指 し 下 表 のような 整 備 を 推 進 する 必 要 がある 新 斎 場 が 周 辺 地 域 に 許 容 されるよう 地 域 住 民 と 十 分 に 協 議 し 生 活 環 境 の 改 善 に 努 めるものとする A: 施 設 設 置 者 である 市 が 新 斎 場 建 設 に 合 わせて 自 ら 行 う 整 備 環 境 性 能 に 優 れた 設 備 の 導 入 など 緩 衝 帯 又 は 修 景 等 による 周 辺 への 景 観 配 慮 など 施 設 に 隣 接 する 道 水 路 や 河 川 等 の 整 備 など B: 地 域 住 民 からの 要 望 等 に 基 づいて 実 施 が 可 能 な 場 合 対 応 する 整 備 施 設 周 辺 の 環 境 整 備 など 図 表 : 周 辺 環 境 整 備 の 具 体 事 例 施 設 設 置 者 である 市 が 新 斎 場 建 設 に 合 わせて 自 ら 行 う 整 備 具 体 事 例 整 備 検 討 内 容 等 1 河 川 環 境 整 備 新 斎 場 東 側 の 河 川 ( 旧 九 十 川 )は 九 十 川 接 続 部 分 までについて 自 然 を 活 かしつつ 構 造 物 等 による 河 川 環 境 整 備 を 行 う 当 初 事 業 として 新 斎 場 整 備 事 業 に 合 わせた 施 設 隣 接 部 分 を 整 備 し 以 後 計 画 的 に 下 流 部 分 の 整 備 を 行 う 2 周 辺 環 境 整 備 とし て 緑 地 等 の 整 備 を 進 めたい 区 域 ( 建 設 予 定 地 南 側 ) 建 設 予 定 地 南 側 に 緩 衝 機 能 を 持 たせた 緑 地 帯 の 整 備 を 検 討 していく 地 域 住 民 からの 要 望 等 に 基 づいて 実 施 が 可 能 な 場 合 対 応 する 整 備 具 体 事 例 整 備 検 討 内 容 等 3 地 域 住 民 憩 いの 場 の 整 備 子 どもから 高 齢 者 までが 触 れ 合 える 憩 いの 場 の 創 出 を 検 討 していく

33 川 越 市 新 斎 場 建 設 基 本 構 想 平 成 24 年 2 月 発 行 川 越 市 < 問 い 合 わせ> 川 越 市 市 民 部 新 斎 場 建 設 準 備 室 川 越 市 元 町 1 丁 目 3 番 地 1 電 話 ( 大 代 表 ) 直 通 ファクシミリ shinsaijo@city.kawagoe.saitama.jp URL:

34 c 川 越 市 2010 この 印 刷 物 は グリーン 購 入 法 ( 国 等 による 環 境 物 品 等 の 調 達 の 推 進 等 に 関 する 法 律 )に 基 づく 基 本 方 針 の 判 断 の 基 準 を 満 たす 紙 を 使 用 しています リサイクル 適 性 A この 印 刷 物 は 印 刷 用 の 紙 へ リサイクルできます