. はじめに 本 事 業 の 背 景 および 目 的 日 本 企 業 における 低 収 益 性 の 要 因 と 事 業 再 編 の 方 向 性 に 関 する 考 察 調 査 の 全 体 像 国 内 外 の 主 要 企 業 における 事 業 再

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1 平 成 6 年 度 産 業 経 済 研 究 委 託 事 業 ( 事 業 再 編 に 係 る 国 内 外 企 業 の 動 向 調 査 ) 最 終 報 告 書 平 成 7 年 3 月 デロイト トーマツ コンサルティング 株 式 会 社

2 . はじめに 本 事 業 の 背 景 および 目 的 日 本 企 業 における 低 収 益 性 の 要 因 と 事 業 再 編 の 方 向 性 に 関 する 考 察 調 査 の 全 体 像 国 内 外 の 主 要 企 業 における 事 業 再 編 動 向 の 比 較 考 察 調 査 内 容 調 査 結 果 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 とは 事 業 再 編 の 歴 史 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 とは 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 の KFS とは 政 策 サイドへの 期 待 日 本 企 業 に 求 められることとは 終 わりに... 4

3 . はじめに.. 本 事 業 の 背 景 および 目 的 かねてより 日 本 企 業 の 収 益 性 は 欧 米 企 業 と 比 べ 低 収 益 に 留 まっていると 言 わ れており 少 子 高 齢 化 等 により 国 内 市 場 が 縮 まりつつある 中 いかに 収 益 性 を 確 保 し 成 長 していくかが 重 要 な 課 題 となっている そのため 日 本 企 業 の 生 産 性 を 向 上 させることを 目 的 として 平 成 6 年 月 に 産 業 競 争 力 強 化 法 が 施 行 された その 中 でも 事 業 再 編 の 促 進 については 生 産 性 の 向 上 のための 重 要 な 方 策 の つであり 平 成 5 年 6 月 に 閣 議 決 定 された 日 本 再 興 戦 略 においても 事 業 再 編 の 強 力 な 推 進 を 国 家 戦 略 として 位 置 づけている しかしながら 我 が 国 においては これまで 複 数 の 企 業 における 事 業 再 編 の 実 績 はあ るものの 欧 米 各 国 に 比 べて 事 業 再 編 が 積 極 的 に 行 われているとは 言 えない 状 態 であり それが 欧 米 企 業 との 収 益 力 の 差 の 一 因 であると 考 えられる 本 事 業 においては 日 本 企 業 の 事 業 再 編 の 促 進 に 向 けた 施 策 の 立 案 に 向 け 国 内 外 の 主 要 企 業 の 事 業 再 編 の 動 向 を 調 査 し 今 後 の 政 策 の 方 向 性 についての 示 唆 をとりまとめ ることを 目 的 とする.. 日 本 企 業 における 低 収 益 性 の 要 因 と 事 業 再 編 の 方 向 性 に 関 する 考 察 日 本 企 業 が 低 収 益 に 陥 っている 点 については 日 本 の 稼 ぐ 力 創 出 研 究 会 でも 規 模 と 収 益 性 の 両 観 点 から 世 界 のトップ 企 業 に 対 して 劣 後 していることが 言 及 されて いる また 持 続 的 成 長 への 競 争 力 とインセンティブ~ 企 業 と 投 資 家 の 望 ましい 関 係 構 築 ~ プロジェクト( 伊 藤 レポート)においても 日 本 企 業 の 持 続 的 低 収 益 性 が 指 摘 されている これらの 状 況 を 踏 まえ 日 本 の 稼 ぐ 力 創 出 研 究 会 では グローバル 経 済 圏 と ローカル 経 済 圏 に 分 けて 日 本 の 稼 ぐ 力 の 強 化 に 向 けて 様 々な 議 論 されており グロー バル 経 済 圏 においては 事 業 の 取 捨 選 択 を 含 めた 課 題 を 挙 げている また 伊 藤 レポート では 日 本 企 業 のイノベーションの 創 出 力 や 株 式 市 場 との 関 係 性 などに 触 れながら ROE 経 営 など 日 本 企 業 の 収 益 性 向 上 に 向 けた 道 筋 が 提 言 されている これら 以 外 にも 日 本 企 業 の 収 益 性 の 低 さは 様 々な 場 面 で 指 摘 されており 例 えば デロイト トーマツ コンサルティングが 調 査 した 結 果 では 売 上 規 模 が 大 きく さらに 多 角 化 の 度 合 いが 高 い 企 業 群 では 欧 米 系 企 業 と 比 べて 日 本 企 業 の 収 益 性 が 大 きく 劣 る ことが 明 らかになっている( 図 表 - 参 照 ) 3

4 ( 図 表 -) 日 米 欧 州 系 企 業 における 規 模 と 多 角 化 度 に 応 じた 営 業 利 益 率 の 比 較 * 脚 注 : 調 査 対 象 企 業 は 日 本 は TOPIX 対 象 銘 柄 米 国 は NYSE 総 合 指 数 構 成 銘 柄 欧 州 は FTSE 総 合 指 数 (イギリス) CAC 全 株 指 数 構 成 銘 柄 (フランス) CDAX 指 数 構 成 銘 柄 (ドイツ) 多 角 化 度 としては 全 体 の 売 り 上 げから 売 上 高 構 成 比 率 が 最 大 の 事 業 の 売 上 高 構 成 比 率 を 差 し 引 い たものの 年 平 均 円 換 算 レートは USD=00 円 EUR=30 円 GBP=30 円 出 所 :Bloomberg データを 元 にデロイト トーマツ コンサルティング 作 成 一 方 この 調 査 においては 売 上 規 模 が 小 さく 専 業 に 近 い 企 業 では 日 本 企 業 の 収 益 性 は 欧 米 企 業 と 比 較 して 高 い 傾 向 にあり また 専 業 に 近 い 企 業 では 売 上 規 模 が 大 きくなった 場 合 でも 収 益 性 はさほど 劣 後 していない ことも 確 認 されている もちろん この 結 果 は 日 本 企 業 の 収 益 性 の 特 徴 を 示 す 一 断 面 に 過 ぎない しかしなが ら 総 合 電 機 や 商 社 化 学 業 界 などの 日 本 を 代 表 する 企 業 が 多 く 含 まれる 大 規 模 な 多 角 化 企 業 群 が 他 国 とそれと 比 較 して 収 益 性 が 著 しく 劣 後 していることは 日 本 全 体 にとって 考 えるべき 論 点 を 示 しているのではなかろうか そこで より 詳 細 な 分 析 を 行 うために 売 上 高 等 の 基 準 で 300 社 程 度 に 絞 り 込 んだデータセットで 日 米 欧 州 系 の 各 企 業 群 の 多 角 化 度 上 位 50% 企 業 における 事 業 セグメント 別 の 収 益 性 の 構 成 比 を 分 析 し たところ 日 本 企 業 の 事 業 セグメントの 9%が 営 業 利 益 率 0% 未 満 ( 年 度 平 均 )であり 米 系 企 業 の 8% 欧 州 系 企 業 の 66% アジア 系 企 業 の 59%と 比 較 して も 明 らかに 高 い 水 準 となっていた ( 図 表 - 参 照 ) 欧 米 系 企 業 には スタートアップに 近 い 企 業 も 含 まれている 可 能 性 に 留 意 が 必 要 である 4

5 ( 図 表 -) 多 角 化 企 業 の 事 業 セグメント 収 益 性 分 布 * 脚 注 : 多 角 化 度 については Bloomberg のセグメントデータを 元 に HHI * (ハーフィンダール 指 数 )を 算 出 脚 注 :HHI は 各 セグメントのシェアを 乗 して 合 算 し 算 出 (HHI= n i=(ss) と 定 義 但 し Si=セグメントのシェア n=セグメント 数 ) 脚 注 3: 対 象 セグメントの 絞 込 み 方 法 は 以 下 の 6 プロセスとなる Bloomberg 登 録 企 業 Bloomberg 産 業 分 類 基 準 (BICS)で 金 融 エネルギー 公 益 に 含 まれる 企 業 を 除 外 3(M&A 等 で)0 年 間 連 続 的 に 全 社 売 上 高 を 取 得 できない 企 業 を 除 外 4 直 近 か 月 (LTM)の 世 界 連 結 売 上 Top 500 企 業 を 選 出 ( 政 府 系 企 業 を 除 外 )5 海 外 売 上 高 比 率 0% 未 満 の 企 業 を 除 外 6 直 近 8 期 (FY006-03) 連 続 で 営 業 利 益 が 取 得 可 能 な 事 業 セグメントを 選 出 セクター 別 売 上 高 営 業 利 益 の 両 方 を FY の 8 期 連 続 で 取 得 可 能 である 企 業 を 対 象 に 調 査 出 所 :Bloomberg データを 元 に デロイト トーマツ コンサルティング 作 成 この 状 況 から 一 つの 可 能 性 が 推 察 される それは 売 上 規 模 が 大 きく 多 角 化 してい る 日 本 企 業 では 数 多 くの 低 収 益 事 業 を 抱 えているが それらからの 撤 退 は 遅 れてし まっている これが 経 営 資 源 の 分 散 に 繋 がり 勝 てる 可 能 性 のある 事 業 に 十 分 な 資 源 投 下 を 行 うことができなくなっている その 結 果 さらに 低 収 益 な 事 業 が 増 え 企 業 全 体 としての 競 争 力 を 失 っている という 悪 循 環 に 陥 ってしまっているという 可 能 性 である 競 争 力 のある 事 業 が 限 られる 中 で この 悪 循 環 から 抜 け 出 すことは 容 易 ではない し かし 日 本 企 業 が 高 い 収 益 性 を 伴 う 持 続 的 な 成 長 を 実 現 していくためには 買 収 の みならず 既 存 事 業 の 売 却 撤 退 を 含 め 事 業 を 継 続 的 に 組 み 替 えること を 意 識 して 事 業 再 編 を 進 めていく 必 要 があるのではないだろうか.3. 調 査 の 全 体 像 ここまで 述 べた 調 査 の 背 景 や 目 的 日 本 企 業 の 収 益 性 の 低 さの 要 因 や 事 業 再 編 の 方 向 性 に 関 する 考 察 を 踏 まえ まずは 問 題 意 識 の 根 幹 となっている 日 本 企 業 が 事 業 再 編 に 消 極 的 であるか 否 か 事 業 再 編 が 長 期 にわたる 経 営 効 率 の 向 上 と 関 係 するか 否 かを 国 内 外 の 主 要 企 業 における 直 近 0 年 の 事 業 再 編 や 財 務 データをもとに 確 認 する その 上 で 事 業 再 編 のあり 方 やそれを 喚 起 する 施 策 を 検 討 するため 同 じデータ 群 を 用 いて 事 業 再 編 の 背 景 や 意 図 を 確 認 する 具 体 的 には 経 営 者 の 交 代 や 業 績 悪 化 といった 経 営 環 境 と 5

6 大 型 の 事 業 再 編 との 関 係 性 また 事 業 再 編 と 短 期 的 な 業 績 改 善 との 関 係 性 などを 見 て いく さらには 事 業 が 売 却 された 際 当 該 事 業 のその 後 の 成 長 性 を 確 認 しておくこと は 事 業 再 編 を 推 進 すべきかどうかを 検 討 する 上 では 有 益 であり その 点 の 確 認 も 行 う ものとする デスクトップリサーチで 実 施 する 以 上 の 調 査 結 果 は 第 章 で 報 告 する 昨 今 は 日 本 でも 大 型 の 事 業 再 編 などが 少 しずつ 増 加 している 向 きもある そこで 第 3 章 では 事 業 再 編 の 時 系 列 の 変 化 を 分 析 し 日 本 企 業 の 現 況 や 今 後 目 指 すべき 事 業 再 編 のあり 方 を 企 業 へのヒアリング 調 査 も 実 施 した 上 で 検 討 する さらに 事 業 再 編 が 進 展 しないのは 独 占 禁 止 法 や 事 業 再 編 税 制 労 働 法 制 などの 制 度 的 な 要 因 も 考 えられることから 第 4 章 において ヒアリング 調 査 で 聞 かれた 企 業 か らの 声 を 政 策 サイドへの 期 待 として 整 理 する 最 後 に ここまでの 調 査 を 踏 まえ 高 い 収 益 性 や 成 長 性 を 目 指 した 事 業 再 編 の 推 進 に 向 け 日 本 企 業 に 求 められることを 第 5 章 で 考 察 する 6

7 . 国 内 外 の 主 要 企 業 における 事 業 再 編 動 向 の 比 較 考 察 本 章 では 日 本 企 業 は 欧 米 各 国 に 比 べて 事 業 再 編 に 消 極 的 であるか 否 か 事 業 再 編 が 長 期 にわたる 経 営 効 率 の 向 上 に 寄 与 するか 否 かなど 第 章 で 述 べた 問 題 意 識 を 確 認 し 今 後 の 日 本 企 業 における 事 業 再 編 のあり 方 の 考 察 やその 促 進 に 向 けた 検 討 材 料 とし て 国 内 外 の 主 要 企 業 における 事 業 再 編 動 向 に 関 するデスクトップリサーチによる 調 査 結 果 を 報 告 する.. 調 査 内 容 デスクトップリサーチにおける 調 査 対 象 企 業 調 査 項 目 は 以 下 のとおりである () 調 査 対 象 企 業 国 内 外 の 主 要 企 業 における 事 業 再 編 動 向 を 調 査 するため 多 数 の 事 業 を 保 有 し 昨 今 事 業 再 編 を 含 めて 事 業 ポートフォリオの 組 み 替 えを 行 っていることを 念 頭 に 総 合 電 機 業 界 化 学 業 界 の 中 から 以 下 の 企 業 を 選 択 した 調 査 対 象 企 業 は 日 本 企 業 6 社 米 系 企 業 社 欧 州 系 企 業 3 社 の 計 社 としている 日 本 企 業 : 株 式 会 社 日 立 製 作 所 東 芝 株 式 会 社 パナソニック 株 式 会 社 ソニー 株 式 会 社 旭 化 成 株 式 会 社 富 士 フイルムホールディングス 株 式 会 社 米 系 企 業 : General Electronics( 以 下 GE ただし 金 融 子 会 社 の GE Capital が 実 施 した 事 業 再 編 は 除 く ) DuPont 欧 州 系 企 業 : Siemens Philips BASF () 調 査 項 目 直 近 0 年 分 の 事 業 再 編 のデータや 財 務 情 報 を 用 いて 以 下 の 項 目 を 調 査 する な お 本 調 査 の 結 果 は 調 査 対 象 企 業 社 に 絞 った 限 定 的 なものである 点 に 留 意 が 必 要 である 事 業 再 編 の 件 数 金 額 規 模 の 比 較 : 事 業 の 取 得 や 売 却 の 件 数 事 業 再 編 の 金 額 事 業 再 編 データとしては 日 本 企 業 についてはレコフ M&A データベース 外 資 系 企 業 については Thomson Reuters が 提 供 する M&A のデータのうち 取 引 金 額 が 0 であるもの を 除 外 して 使 用 した なお 分 析 対 象 期 間 はレコフ M&A データベースにおいては 996 年 から 04 年 の 9 年 間 Thomson Reuters においては 995 年 から 04 年 の 0 年 間 とし ている なお. の 調 査 結 果 のうち 特 段 の 記 載 のないものは 本 データセットの 全 データ を 対 象 としている また 財 務 情 報 について 為 替 を 換 算 する 際 は Bloomberg が 提 供 する 換 算 レートを 使 用 している 7

8 規 模 などについて 日 米 欧 州 系 企 業 を 比 較 調 査 事 業 再 編 と 長 期 的 な 経 営 効 率 性 との 関 係 性 : 事 業 再 編 の 件 数 と 一 人 あたり 営 業 利 益 ROA の 成 長 性 の 関 係 性 を 調 査 3 大 型 事 業 再 編 と 経 営 環 境 との 関 係 性 : 大 型 の 事 業 再 編 と 経 営 者 の 交 代 業 績 の 悪 化 ( 全 社 的 な 営 業 利 益 率 の 低 下 )との 関 係 性 を 調 査 4 大 型 事 業 再 編 と 短 期 業 績 との 関 係 性 : 大 型 の 事 業 再 編 と 短 期 的 な 業 績 変 動 ( 事 業 再 編 に 係 るセグメントまたは 全 社 の 事 業 再 編 実 施 後 3 年 程 度 の 期 間 における ROA または 営 業 利 益 の 成 長 性 )との 関 係 性 を 調 査 5 大 型 事 業 再 編 と 既 存 事 業 との 関 係 性 : 大 型 の 事 業 再 編 と 既 存 事 業 との 関 係 性 ( 大 型 の 事 業 再 編 が 既 存 事 業 において 起 きたのか 新 規 事 業 で 起 きたのか)を 調 査 6 事 業 売 却 後 の 事 業 の 成 長 性 : 大 型 の 売 却 案 件 に 関 して 売 却 された 事 業 の 売 却 後 の 成 長 性 ( 売 上 高 の 成 長 )を 調 査.. 調 査 結 果. に 示 した 6 つの 項 目 に 関 する 調 査 結 果 は 以 下 の 通 りである () 事 業 再 編 の 件 数 金 額 規 模 の 比 較 事 業 再 編 の 件 数 金 額 規 模 の 比 較 に 関 する 調 査 では 日 本 企 業 の 方 が 外 資 系 企 業 より も 企 業 の 売 上 規 模 の 違 いを 考 慮 しても 事 業 再 編 の 件 数 が 少 なく 金 額 規 模 も 小 さい 特 に 事 業 売 却 の 件 数 が 少 なく 金 額 規 模 も 小 さい という 結 果 が 確 認 された このこ とから 日 本 企 業 では 外 資 系 企 業 よりも 事 業 再 編 に 消 極 的 であり 特 に 売 却 に 対 して 顕 著 であることが 示 唆 される ( 事 業 再 編 の 件 数 に 関 する 比 較 ) 事 業 再 編 件 数 を 比 較 した 結 果 日 本 企 業 は 外 資 系 企 業 よりも 事 業 再 編 件 数 が 少 な く 特 に 事 業 売 却 が 少 ない 傾 向 が 見 られた( 図 表 - 参 照 ) 8

9 ( 図 表 -) 会 社 別 事 業 再 編 件 数 比 較 (9 年 平 均 ) 出 所 :Thomson Reuters レコフ M&A データ Bloomberg データを 元 にデロイト トーマツ コ ンサルティング 作 成 調 査 対 象 企 業 には 売 上 規 模 が 大 きく 異 なる 企 業 が 含 まれていたため 事 業 再 編 件 数 を 売 上 高 対 比 で 指 数 化 して 比 較 した 結 果 日 本 企 業 は 外 資 系 企 業 よりも 事 業 再 編 件 数 が 少 なく 特 に 事 業 売 却 が 少 ない 傾 向 が 見 られた( 図 表 - 参 照 ) ( 図 表 -) 売 上 高 に 対 する 取 得 売 却 件 数 指 数 (0 年 累 計 )* 脚 注 : 指 数 化 のため 計 算 結 果 に 00,000 を 乗 じている 出 所 :Thomson Reuters レコフ M&A データ Bloomberg データを 元 にデロイト トーマツ コ ンサルティング 作 成 9

10 ( 事 業 再 編 の 金 額 規 模 に 関 する 比 較 ) 事 業 再 編 の 金 額 別 件 数 を 比 較 した 結 果 日 本 企 業 の 事 業 再 編 はほぼ 00 億 円 未 満 の 案 件 であるのに 対 し 外 資 系 企 業 は 億 ドル 以 上 の 案 件 の 構 成 比 が 高 い 傾 向 が 見 られた( 図 表 -3 参 照 ) ( 図 表 -3) 取 得 売 却 における 金 額 規 模 別 の 件 数 比 較 (0 年 累 計 ) 出 所 :Thomson Reuters レコフ M&A データ Bloomberg データを 元 にデロイト トーマツ コ ンサルティング 作 成 調 査 対 象 企 業 には 売 上 規 模 が 大 きく 異 なる 企 業 が 含 まれており 売 上 規 模 の 違 いによる 影 響 を 排 除 するため 事 業 再 編 金 額 を 売 上 高 対 比 で 比 較 した 結 果 日 本 企 業 の 年 あたりの 事 業 再 編 金 額 は 平 均 して 売 上 高 の % 前 後 であるのに 対 し 外 資 系 企 業 では 5% 以 上 となっており 日 本 企 業 は 外 資 系 企 業 よりも 事 業 再 編 金 額 の 売 上 高 対 比 が 小 さい 傾 向 が 見 られた( 図 表 -4 参 照 ) 0

11 ( 図 表 -4) 取 得 売 却 金 額 総 額 対 売 上 高 の 比 率 (0 年 累 計 ) 出 所 :Thomson Reuters レコフ M&A データ Bloomberg データを 元 にデロイト トーマツ コ ンサルティング 作 成 ( 事 業 再 編 件 あたりの 金 額 に 関 する 比 較 ) 件 あたりの 取 得 金 額 および 売 却 金 額 を 比 較 した 結 果 日 本 企 業 は 外 資 系 企 業 よ りも 取 得 金 額 売 却 金 額 ともに 小 さい 傾 向 が 見 られた( 図 表 -5 参 照 ) ( 図 表 -5) 事 業 再 編 件 あたり 金 額 出 所 :Thomson Reuters レコフ M&A データ Bloomberg データを 元 にデロイト トーマツ コ ンサルティング 作 成

12 調 査 対 象 企 業 には 売 上 規 模 が 大 きく 異 なる 企 業 が 含 まれており 売 上 規 模 の 違 いによる 影 響 を 排 除 するため 売 上 高 に 対 する 件 あたりの 事 業 再 編 の 金 額 を 比 較 した 結 果 日 本 企 業 は 外 資 系 企 業 よりも 売 上 高 に 対 する 件 あたりの 事 業 再 編 の 金 額 が 小 さい 傾 向 が 見 られ 特 に 事 業 売 却 の 金 額 が 小 さい 傾 向 が 見 られた( 図 表 -6 参 照 ) ( 図 表 -6) 事 業 再 編 件 あたり 金 額 の 対 平 均 年 次 売 上 高 比 率 出 所 :Thomson Reuters レコフ M&A データ Bloomberg データを 元 にデロイト トーマツ コ ンサルティング 作 成

13 () 事 業 再 編 と 長 期 的 な 経 営 効 率 性 との 関 係 性 事 業 再 編 と 長 期 的 な 経 営 効 率 性 との 関 係 性 に 関 する 調 査 では 事 業 再 編 の 件 数 と 一 人 あたり 営 業 利 益 額 および 資 産 効 率 (ROA)の 長 期 的 な 成 長 性 との 間 に 一 定 の 相 関 があ る という 結 果 が 確 認 された このことから 事 業 再 編 は 企 業 における 長 期 的 な 経 営 効 率 の 向 上 に 寄 与 することが 示 唆 される 事 業 再 編 の 件 数 と 一 人 あたり 営 業 利 益 の 成 長 率 (CAGR)との 相 関 を 分 析 した 結 果 一 定 の 相 関 が 確 認 された なお 事 業 再 編 の 件 数 を 取 得 件 数 と 売 却 件 数 に 分 けて 相 関 を 確 認 した 結 果 取 得 件 数 よりも 売 却 件 数 の 方 が 一 人 あたり 営 業 利 益 の 成 長 率 (CAGR)との 間 の 相 関 は 高 かった( 図 表 -7 参 照 ) ( 図 表 -7) 再 編 件 数 と 一 人 あたり 営 業 利 益 額 の 成 長 率 (CAGR)の 相 関 * 脚 注 : 分 析 対 象 企 業 は 日 立 東 芝 パナソニック 旭 化 成 富 士 フイルム Siemens DuPont Philips BASF の 9 社 なおソニーと GE は 金 融 事 業 による 影 響 が 大 きいことから 対 象 からは 除 外 出 所 :Thomson Reuters レコフ M&A データ Bloomberg データを 元 にデロイト トーマツ コ ンサルティング 作 成 再 編 の 件 数 と 資 産 効 率 (ROA)の 成 長 率 (CAGR)との 相 関 を 分 析 した 結 果 一 定 の 相 関 が 確 認 された なお 事 業 再 編 の 件 数 を 取 得 件 数 と 売 却 件 数 に 分 けて 相 関 を 確 認 した 結 果 取 得 件 数 よりも 売 却 件 数 の 方 が 資 産 効 率 (ROA)の 成 長 率 (CAGR)との 間 の 相 関 は 高 かった( 図 表 -8 参 照 ) 3

14 ( 図 表 -8) 事 業 再 編 件 数 と 資 産 効 率 (ROA)の 成 長 率 (CAGR)との 相 関 * 脚 注 : 分 析 対 象 企 業 は 日 立 東 芝 パナソニック 旭 化 成 富 士 フイルム Siemens DuPont Philips BASF の 9 社 なおソニーと GE は 金 融 事 業 による 影 響 が 大 きいことから 対 象 からは 除 外 出 所 :Thomson Reuters レコフ M&A データ Bloomberg データを 元 にデロイト トーマツ コ ンサルティング 作 成 (3) 大 型 事 業 再 編 と 経 営 環 境 との 関 係 性 大 型 の 事 業 再 編 は 経 営 者 の 交 代 や 業 績 悪 化 といった 経 営 環 境 の 変 化 がきっかけとな って 起 こる 場 合 が 多 いという 仮 説 を 持 っていたが 大 型 事 業 再 編 と 経 営 環 境 との 関 係 性 に 関 する 調 査 では 明 確 な 関 係 性 は 確 認 されなかった このことから 事 業 再 編 特 に 大 型 の 事 業 再 編 は 経 営 者 交 代 や 業 績 悪 化 などのきっかけだけでなく その 他 の 要 因 例 えば 長 期 展 望 に 基 づいた 事 業 再 編 や 事 業 が 売 却 に 出 されたタイミングの 影 響 などが 関 係 しているということが 窺 われる,000 億 円 以 上 または 0 億 ドル 以 上 の 大 型 事 業 再 編 の 件 数 と 経 営 者 交 代 からの 在 職 年 次 との 相 関 を 分 析 した 結 果 ほとんど 相 関 は 確 認 されなかった( 図 表 -9 参 照 ) 4

15 ( 図 表 -9) 経 営 者 在 職 年 次 と 大 型 再 編 件 数 の 相 関 * 脚 注 : 調 査 対 象 企 業 における,000 億 円 又 は 0 億 ドル 以 上 の 事 業 再 編 を 対 象 とし その 年 次 に おいて 各 経 営 者 が 実 行 した 一 人 あたりの 事 業 再 編 の 件 数 から 算 定 脚 注 : 外 資 系 の 平 均 在 職 年 数 である 9 年 目 までを 表 示 出 所 :Thomson Reuters レコフ M&A データ Bloomberg データを 元 にデロイト トーマツ コ ンサルティング 作 成,000 億 円 以 上 または 0 億 ドル 以 上 の 大 型 事 業 再 編 の 件 数 と 営 業 利 益 率 の 変 動 と の 相 関 を 分 析 した 結 果 相 関 は 確 認 されなかった( 図 表 -0 参 照 ) 5

16 ( 図 表 -0) 営 業 利 益 の 変 動 と 大 型 再 編 件 数 の 相 関 * - 脚 注 : 調 査 対 象 企 業 における,000 億 円 又 は 0 億 ドル 以 上 の 事 業 再 編 を 対 象 として 算 定 なお 横 軸 は 営 業 利 益 率 の 対 前 年 変 化 率 のレンジを そして 縦 軸 は 各 レンジにおける 合 計 件 数 を 表 す 出 所 :Thomson Reuters レコフ M&A データ Bloomberg データを 元 にデロイト トーマツ コ ンサルティング 作 成 6

17 (4) 大 型 事 業 再 編 と 短 期 業 績 との 関 係 性 大 型 事 業 再 編 と 短 期 業 績 との 関 係 性 に 関 する 調 査 では 大 型 の 取 得 売 却 ともに 短 期 的 に 業 績 が 良 化 または 悪 化 するケースの 件 数 にはほとんど 差 がない という 結 果 が 確 認 された このことから 大 型 の 取 得 や 売 却 は 短 期 的 な 業 績 改 善 を 意 図 したものもあ るが 事 業 ポートフォリオの 組 替 えなどの 長 期 的 な 目 的 を 持 って 実 施 されているものも 相 当 数 存 在 することが 示 唆 される 000 億 円 以 上 または 0 億 ドル 以 上 の 大 型 の 事 業 再 編 では 取 得 売 却 直 後 の 該 当 セグメントまたは 全 社 の 収 益 性 ( 事 業 再 編 後 年 間 の 営 業 利 益 率 営 業 利 益 売 上 高 のいずれかで 測 定 )はやや 悪 化 するケースが 多 いものの 良 化 と 悪 化 のケ ースがほぼ 同 数 であり 再 編 による 短 期 的 な 収 益 性 への 影 響 に 顕 著 な 傾 向 は 見 ら れなかった( 図 表 - 参 照 ) ( 図 表 -) 大 型 事 業 再 編 と 短 期 業 績 の 関 連 性 * ( 単 位 : 件 ) 脚 注 : 日 本 企 業 は,000 億 円 外 資 系 企 業 は 0 億 ドル 以 上 の 再 編 のうち 自 己 株 式 取 得 等 の グループ 内 再 編 を 除 外 再 編 後 3 年 間 の 該 当 セグメントまたは 全 社 の ROA または 営 業 利 益 率 CAGR が 増 加 した 場 合 良 化 減 少 した 場 合 悪 化 と 判 定 し 件 数 を 集 計 出 所 : 各 社 アニュアルレポート 有 価 証 券 報 告 書 Thomson Reuters レコフ M&A データ ベースを 元 にデロイト トーマツ コンサルティング 作 成 7

18 (5) 大 型 事 業 再 編 と 既 存 事 業 との 関 係 性 大 型 事 業 再 編 と 既 存 事 業 との 関 係 性 に 関 する 調 査 では 事 業 取 得 は 既 存 事 業 との 関 連 性 が 強 いものが 多 く 事 業 売 却 には 既 存 事 業 との 関 連 性 が 弱 いものが 多 い という 結 果 が 確 認 された このことから 事 業 再 編 特 に 大 型 の 事 業 再 編 は 既 存 事 業 との 関 連 の 低 い 事 業 からの 撤 退 を 進 め 既 存 事 業 を 強 化 する 意 図 があることが 示 唆 される 000 億 円 以 上 または 0 億 ドル 以 上 の 大 型 事 業 再 編 においては 事 業 の 取 得 は 既 存 事 業 との 関 連 性 が 強 いものが 多 く 事 業 の 売 却 は 既 存 事 業 との 関 連 性 が 低 いものが 多 かった なお 既 存 事 業 との 関 連 性 の 定 義 は 以 下 のとおりである ( 図 表 - 参 照 ) 事 業 の 取 得 : 開 示 上 取 得 に 伴 って 事 業 セグメントが 増 加 していれば 既 存 事 業 との 関 連 性 が 弱 い 事 業 セグメントに 増 減 がなければ 既 存 事 業 との 関 連 性 が 強 い としている 事 業 の 売 却 : 開 示 上 売 却 に 伴 って 事 業 セグメントに 増 減 がなければ 既 存 事 業 との 関 連 性 が 強 い 事 業 セグメントが 減 少 していれば 既 存 事 業 との 関 連 性 が 弱 い としている ( 図 表 -) 大 型 事 業 再 編 における 再 編 事 業 と 既 存 事 業 の 関 連 性 * ( 単 位 : 件 ) 脚 注 : 日 本 企 業 は,000 億 円 外 資 系 企 業 は 0 億 ドル 以 上 の 再 編 のうち 自 己 株 式 取 得 等 の グループ 内 再 編 を 除 外 して 件 数 を 集 計 出 所 : 各 社 アニュアルレポート 有 価 証 券 報 告 書 Thomson Reuters レコフ M&A データ ベースを 元 にデロイト トーマツ コンサルティング 作 成 8

19 (6) 事 業 売 却 後 の 事 業 の 成 長 性 事 業 売 却 後 の 事 業 の 成 長 性 に 関 する 調 査 では 事 業 売 却 の 対 象 となった 大 型 案 件 は 売 却 先 において 一 定 数 ( 今 回 の 調 査 では 過 半 数 ) 成 長 する 傾 向 にあるという 結 果 が 確 認 された 3 このことから 売 却 された 事 業 も 一 定 数 は 売 却 先 での 成 長 事 業 として 価 値 を 高 めていることが 示 唆 される 事 業 が 売 却 された 場 合 売 却 された 事 業 が 売 却 先 において 成 長 しているかを 確 認 するため 日 本 企 業 の 00 億 円 以 上 および 外 資 系 企 業 の 0 億 ドル 以 上 の 売 却 案 件 を 確 認 したところ 売 却 対 象 となった 事 業 についての 売 却 先 における 成 長 性 ( 売 却 先 企 業 における 売 却 事 業 にかかる 事 業 セグメントまたは 売 却 先 企 業 の 全 体 売 上 の 期 間 分 の 成 長 性 )は 50% 超 の 割 合 で 売 却 先 において 売 上 が 成 長 していた( 図 表 -3 参 照 ) ( 図 表 -3) 売 却 対 象 事 業 の 売 却 後 の 事 業 成 長 傾 向 * 脚 注 : 外 資 系 企 業 における 0 億 ドル 以 上 の 売 却 案 件 及 び 日 本 企 業 における 00 億 円 以 上 の 売 却 案 件 を 母 数 とし 買 収 後 年 目 と 年 目 の 売 上 高 を 比 較 また 売 上 高 比 較 にあたっては 売 却 先 企 業 のセグメント 情 報 が 明 らかな 場 合 には 事 業 取 得 後 のセグメント 売 上 高 の 推 移 不 明 な 場 合 には 全 社 売 上 高 から 傾 向 分 析 出 所 : 各 社 アニュアルレポート 有 価 証 券 報 告 書 Thomson Reuters レコフ M&A データ ベースを 元 にデロイト トーマツ コンサルティング 作 成 3 開 示 情 報 の 制 約 から 売 却 対 象 となった 事 業 そのものの 売 却 先 における 売 却 後 の 成 長 性 を 確 認 できている 訳 ではない 点 に 留 意 が 必 要 である 9

20 3. 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 とは 本 章 では 前 章 の 調 査 結 果 を 踏 まえた 上 で 日 米 欧 州 系 企 業 の 事 業 再 編 の 動 向 を 時 系 列 的 に 確 認 し それぞれの 企 業 群 における 事 業 再 編 の 歩 みを 整 理 する その 後 高 い 収 益 性 と 持 続 的 な 成 長 に 向 けた 事 業 再 編 のあり 方 とその 実 現 に 向 けた KFS(Key Factor for Success)を 検 討 する 3.. 事 業 再 編 の 歴 史 前 章 では 直 近 0 年 間 の 累 計 で 見 れば 欧 米 系 企 業 に 比 べて 日 本 企 業 の 事 業 再 編 の 件 数 は 少 なく 金 額 規 模 は 小 さい 特 に 事 業 売 却 において その 傾 向 が 顕 著 に 見 ら れるという 結 果 が 確 認 された ここでは 電 機 電 子 部 品 業 界 に 焦 点 をあててサンプル 数 を 増 やし 4 事 業 再 編 の 時 系 列 的 な 変 化 を 確 認 するとともに 日 米 欧 州 系 企 業 の 事 業 再 編 の 歩 みについて 述 べる () 事 業 再 編 の 時 系 列 的 な 変 化 米 系 企 業 は 日 本 欧 州 系 企 業 に 先 駆 け 980 年 代 前 半 から 事 業 再 編 に 取 り 組 み 当 時 から 事 業 の 売 却 も 一 定 の 金 額 規 模 で 実 施 していたことが 確 認 できる 990 年 代 に 入 ると 一 気 に 事 業 再 編 は 加 速 し 事 業 の 取 得 は 000 年 代 前 半 に 事 業 の 売 却 は 000 年 代 後 半 にピークを 迎 える 昨 今 は 落 ち 着 きを 見 せているものの 30 年 以 上 にわたり 事 業 再 編 に 積 極 的 に 取 り 組 んできたと 言 える 次 に 欧 州 系 企 業 を 見 ると 980 年 代 後 半 頃 から 事 業 再 編 に 取 り 組 みはじめ 990 年 代 に 入 ると 事 業 売 却 を 含 めた 再 編 を 積 極 的 に 進 めていたことが 分 かる 990 年 代 後 半 には 事 業 の 取 得 金 額 では 米 国 企 業 に 及 ばないものの 事 業 の 売 却 金 額 では 米 国 企 業 と 同 程 度 の 水 準 となっていた 000 年 代 に 入 っても 事 業 の 取 得 売 却 ともに 継 続 的 に 進 めていたが 00 年 代 に 入 ると 落 ち 着 きを 見 せている 最 後 に 日 本 企 業 に 目 を 向 けると 980 年 代 後 半 頃 から 事 業 再 編 に 取 り 組 みはじめる ものの 990 年 代 は 事 業 の 取 得 売 却 ともに 積 極 的 であるとは 言 えず その 動 きは 000 年 代 からようやく 本 格 化 する そして 000 年 代 後 半 から 00 年 代 は 欧 州 系 企 業 よりも 積 極 的 な 事 業 再 編 を 展 開 し 欧 米 系 企 業 とは 対 照 的 に 事 業 再 編 の 金 額 規 模 が 取 得 売 却 ともに 右 肩 上 がりとなっている ( 図 表 3-) 4 Bloomberg 上 の BICS 分 類 で electrical equipment manufacturing( 電 力 設 備 電 子 部 品 など)の 業 種 売 上 の 上 位 0 社 をサンプルとして 選 定 0

21 ( 図 表 3-) 事 業 再 編 の 時 系 列 的 な 変 化 * 脚 注 : 以 下 の 企 業 の 事 業 再 編 金 額 ( 日 本 : 日 立 製 作 所 三 菱 電 機 東 芝 ダイキン パナソニッ ク 三 菱 重 工 村 田 製 作 所 古 河 電 工 富 士 電 機 住 友 電 工 米 州 :GE, United Technologies, Emerson Electric, Honeywell, Johnson Controls, Eaton, Ingersoll-Rand, Danaher, AMETEK, Rockwell Automation 欧 州 : Siemens, ABB, Schneider Electric, ALSTOM, Philips Electronics, Schindler, KONE, ThyssenKrupp, Nexans, Assa Abloy) 出 所 :Thomson Reuters レコフ M&A データ Bloomberg データを 元 にデロイト トーマツ コ ンサルティング 作 成

22 () 日 米 欧 州 系 企 業 の 事 業 再 編 の 歩 み 限 られたサンプル 数 での 分 析 結 果 ではあるが 事 業 再 編 は 米 系 企 業 を 起 点 として 進 ん できたと 考 えられる 980 年 代 前 半 に GE のジャックウェルチ 氏 が 提 唱 した No./ No. 戦 略 はあまりにも 有 名 であるが 当 時 の 日 本 企 業 の 攻 勢 を 中 心 とした 競 争 の 激 化 を 背 景 に 米 国 企 業 は 不 採 算 事 業 や 将 来 性 の 低 い 事 業 を 整 理 する 一 方 コア 事 業 の 強 化 や 将 来 の 有 望 事 業 の 獲 得 などの 目 的 で 事 業 を 買 収 し 今 日 に 至 るまで 積 極 的 な 事 業 再 編 を 展 開 してきたのではないだろうか この 流 れに 追 随 したのが SiemensやPhilipsなどを 含 む 欧 州 系 企 業 である 980 年 代 前 半 こそ 日 本 企 業 と 同 様 に 事 業 再 編 はほとんど 行 っていないが 980 年 代 後 半 以 降 は 事 業 の 売 却 を 含 めた 事 業 再 編 を 積 極 的 に 進 めてきた 自 国 の 市 場 がそれ 程 大 きくない 欧 州 系 企 業 は 早 くからグローバルベースでの 厳 しい 競 争 にさらされていたこともあり そのような 環 境 下 における 自 社 の 競 争 力 を 高 めるために 事 業 再 編 を 推 進 していたと 考 えられる このことを 端 的 に 示 すものとして 00 年 から 0 年 までPhilipsのCEO であったクライスターリー 氏 のコメントを 日 本 経 済 新 聞 のインタビュー 記 事 5を 引 用 して 紹 介 する 同 氏 は インタビュー 記 事 の 中 で 事 業 再 編 の 必 要 性 について 時 代 が 大 きく 変 わったからだ グローバル 化 のうねりは 世 界 を 覆 い 市 場 は 短 期 間 で 急 激 に 起 こっている と 述 べ さらに もはや 総 合 電 機 の 時 代 は 終 わったと 断 言 できる そ れぞれの 企 業 が 強 みを 生 かせる 分 野 に 事 業 を 集 中 し 競 争 力 を 高 めるしかない と 語 っ ている 一 方 日 本 企 業 の 動 きは 欧 米 系 企 業 から 少 し 遅 れている もちろん 日 本 企 業 も 990 年 代 から 選 択 と 集 中 が 叫 ばれ 事 業 再 編 を 進 めようとしていた しかし バ ブルが 崩 壊 したとは 言 え 一 定 限 の 売 上 規 模 や 収 益 性 成 長 性 を 維 持 している 中 制 度 的 な 足 枷 も 影 響 し 事 業 売 却 を 含 めた 事 業 再 編 には 積 極 的 とまでは 言 えない 状 態 が 続 い た ようやく 000 年 代 に 入 り 経 済 環 境 の 悪 化 や 事 業 再 編 に 関 連 する 法 改 正 6 資 本 コストに 対 する 意 識 の 芽 生 えなどを 背 景 に 事 業 再 編 に 着 手 し 始 めた この 事 業 再 編 の 動 きは ますます 厳 しくなる 経 済 環 境 に 加 え リーマンショックなどの 危 機 を 経 て 000 年 代 後 半 から 00 年 代 にかけて 本 格 化 してきていると 考 えられる 今 回 の 調 査 を 通 じて リーマンショックの 影 響 を 受 けた 大 幅 な 業 績 悪 化 欧 米 系 の グローバル ジャイアントはもちろん アジアの 新 興 企 業 群 とのさらなる 競 争 の 激 化 な どを 背 景 に 経 営 の 目 標 を 抜 本 的 に 見 直 し 大 型 の 売 却 を 含 め 意 図 を 持 って 事 業 ポー トフォリオの 組 み 替 えを 進 めている 日 本 企 業 を 複 数 確 認 できた まさにいま 日 本 企 業 は 高 い 収 益 性 と 成 長 性 を 維 持 できる 企 業 へと 変 革 を 遂 げるための 事 業 再 編 に 取 り 組 ん でいるのではないだろうか 年 3 月 7 日 の 日 本 経 済 新 聞 6 企 業 結 合 法 制 や 会 計 制 度 などの 改 正 を 意 図 している

23 3.. 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 とは ここまでは 日 米 欧 州 系 企 業 の 事 業 再 編 の 歩 みを 振 り 返 った 日 本 企 業 における 事 業 再 編 が 本 格 化 してきていることを 踏 まえ ここからは 日 本 企 業 にはどのような 事 業 再 編 が 求 められているのかを 考 察 してみたい 考 察 にあたっては 第 章 で 述 べた 問 題 意 識 や 日 本 企 業 における 低 収 益 性 の 要 因 第 章 で 整 理 した 国 内 外 の 主 要 企 業 の 事 業 再 編 動 向 の 分 析 結 果 に 加 え ヒアリングなどで 収 集 した 意 見 も 参 考 にしながら 議 論 を 展 開 する 第 章 において 多 角 化 している 日 本 企 業 は 数 多 くの 低 収 益 事 業 を 抱 えているが それらからの 撤 退 は 遅 れてしまっている これが 経 営 資 源 の 分 散 に 繋 がり 勝 てる 可 能 性 のある 事 業 に 十 分 な 資 源 投 下 を 行 うことができなくなっている その 結 果 さらに 低 収 益 な 事 業 が 増 え 企 業 全 体 としての 競 争 力 を 失 っている という 悪 循 環 に 陥 っ ている 可 能 性 を 指 摘 した この 悪 循 環 から 抜 け 出 し 日 本 企 業 は 好 循 環 を 生 み 出 す とでもいうべき 事 業 再 編 を 進 めていく 必 要 があると 考 えられるが それはどのようなも のであろうか 営 業 利 益 がマイナスとなっている 事 業 も 含 め 低 収 益 事 業 を 数 多 く 抱 えている 日 本 企 業 が 世 界 と 伍 していくためには 不 採 算 事 業 の 売 却 や 建 て 直 しなど いわば 止 血 をす ること により 企 業 の 収 益 性 を 改 善 することが 急 務 であろう しかし 今 回 実 施 した ヒアリングでもしばしば 指 摘 されたことであるが 収 益 性 の 低 い 事 業 を 建 て 直 すために は 相 当 の 投 資 が 必 要 となり また 買 い 手 にとっての 魅 力 に 乏 しいために 売 却 は 難 し く 清 算 するしか 選 択 肢 がないこともある 収 益 事 業 の 売 却 や 清 算 などの 再 編 は 必 要 で はあるものの 本 質 的 には 後 手 であり これを 繰 り 返 すだけでは 結 局 低 収 益 の 状 態 から 抜 け 出 せない 可 能 性 がある したがって 高 収 益 性 をともなった 持 続 的 成 長 という 観 点 から 考 えると 自 社 の 掲 げる 長 期 的 なビジョンや 長 期 戦 略 などの 定 性 的 な 基 準 目 標 とする 収 益 率 や 成 長 性 など の 定 量 的 な 基 準 に 合 致 しない 事 業 また 仮 に 市 場 が 成 長 していても 自 社 では 成 長 させ られる 可 能 性 が 低 い 事 業 は 黒 字 事 業 で 一 定 の 収 益 性 や 成 長 性 などがあっても 売 却 を 進 める そして そこで 得 たキャッシュを 自 社 の 中 核 事 業 の 強 化 や 将 来 の 収 益 の 柱 となる 新 規 事 業 に 振 り 向 ける そして 企 業 全 体 としての 収 益 性 を 高 め 成 長 性 を 維 持 してい く ことが 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 のあり 方 と 言 えよう もちろん 一 定 の 利 益 を 生 み 出 している 事 業 を 売 却 対 象 とするような 事 業 再 編 を 進 め ていくことは 難 しい 特 に 足 元 で 収 益 性 の 低 い 事 業 が 数 多 くある 中 いわゆる 黒 字 事 業 の 売 却 に 関 しては 経 営 課 題 としての 優 先 度 が 低 くなるといった 指 摘 もヒアリング では 挙 げられた 中 には 事 業 ポートフォリオを 組 み 替 えるために 黒 字 事 業 でも 売 却 し そこで 得 た 原 資 を 将 来 に 向 けた 投 資 に 振 り 向 けている 事 例 を 語 ってくれた 日 本 企 業 も あったが まだまだごく 少 数 に 限 られている しかしながら 非 常 に 印 象 的 であったのは このような 事 業 再 編 は 売 買 の 当 事 者 で 3

24 ある 企 業 のみならず 特 に 売 却 事 業 に 係 わる 従 業 員 にとって さらなる 展 望 を もたらした という 点 である 企 業 へのヒアリングにおいても 黒 字 事 業 で 成 長 性 も ある 事 業 の 売 却 では 雇 用 条 件 の 継 続 やその 継 続 期 間 など 売 却 先 との 従 業 員 の 待 遇 の 交 渉 がしやすい さらには 売 却 の 話 が 持 ち 上 がった 当 初 は 従 業 員 も 不 安 に 思 ってい た しかし 自 社 に 置 かれたままでは 優 先 的 な 投 資 対 象 事 業 にはならないが 売 却 先 は その 事 業 を 伸 ばすためのノウハウを 持 つ 上 に 投 資 対 象 のコア 事 業 として 飛 躍 の 機 会 が 与 えられると 理 解 し 売 却 先 に 希 望 して 転 籍 した 従 業 員 も 数 多 くいた そして 実 際 売 却 された 先 で 非 常 に 活 き 活 きと 働 いている といった 声 が 寄 せられた 日 本 企 業 に 先 駆 けて 事 業 再 編 に 積 極 的 に 取 り 組 んできた 欧 米 系 企 業 からも 同 様 の 声 が 挙 がっている ヒアリングでは 自 社 において 収 益 性 はあっても キャッシュカ ウ に 位 置 づけられた 事 業 は 投 資 の 対 象 にはならない しかし その 事 業 が 売 却 対 象 となり 売 却 先 では 中 核 事 業 として 扱 われる 場 合 には 当 事 者 である 担 当 役 員 や 従 業 員 は 切 り 出 されることに 悲 壮 感 はなく 前 向 きに 捉 えている さらに 売 却 形 態 がスピン オフとなると 完 全 に 裁 量 権 も 与 えられるので 転 籍 するメンバーのモチベーションは 上 がる といった 声 が 寄 せられた また 先 ほど 取 り 上 げたPhilipsのクライスターリ ー 氏 は 同 じインタビュー 記 事 を 引 用 すると 十 分 に 利 益 を 創 出 していたオーディオ 部 門 の 売 却 に 触 れ オーディオ 部 門 を 売 却 したときには 利 益 が 出 ているのになぜと 社 員 に 問 い 詰 められたことがある 利 益 も 重 要 だが 企 業 の 戦 略 に 合 っているかはもっと 重 要 だ 当 該 部 門 にとっても 必 要 とする 企 業 に 移 った 方 がいい 結 果 は 売 却 後 に 事 業 が 大 幅 に 伸 び 社 員 の 待 遇 はよくなった 今 は 感 謝 されている と 語 っている 7 もちろん 事 業 が 一 定 の 収 益 性 や 成 長 性 を 持 つ 優 良 な 状 態 での 売 却 とは 言 え 売 却 先 との 交 渉 の 中 で 決 定 される 売 却 対 象 とされない 部 門 や 転 籍 の 対 象 とならずに 解 雇 され るメンバーの 処 遇 など 負 の 側 面 に 光 を 当 て 切 れていないことは 否 定 できない しかし 限 られたリソースを 適 切 に 配 分 し 持 続 的 に 高 収 益 高 成 長 を 維 持 するためには 収 益 性 が 落 ち 込 んでから 売 却 や 撤 退 を 判 断 するのではなく 自 社 の 長 期 的 なビジョンや 長 期 戦 略 にあわない 事 業 は 収 益 性 がある 成 長 性 が 見 込 める といった 優 良 な 状 態 でも 売 却 を 進 める ということも 一 考 に 値 する 事 業 再 編 のあり 方 ではないだろうか 3.3. 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 の KFS とは 前 節 において 自 社 の 長 期 ビジョンや 長 期 戦 略 にあわない 事 業 は 収 益 性 があり 成 長 性 が 見 込 める 状 態 でも 売 却 を 進 め 自 社 の 中 核 と 位 置 づける 事 業 や 将 来 性 の 高 い 新 規 事 業 にリソースを 振 り 向 けるという 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 について 考 察 してき た 前 述 のとおり 黒 字 事 業 をも 売 却 対 象 とするような 事 業 再 編 は 決 して 簡 単 ではない が 一 方 で 様 々な 利 点 もある そこで ここではその 実 現 に 向 けた KFS について ヒ アリングなどをもとに 整 理 する 年 3 月 7 日 日 本 経 済 新 聞 インタビュー 4

25 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 を 実 現 するための KFS は 大 きく 6 つの 要 素 に 整 理 でき るが 全 てがヒアリング 対 象 企 業 において 共 通 的 に 見 られた 項 目 ではないことを 書 き 添 えておく () 長 期 的 な 観 点 からの 戦 略 構 築 事 業 ポートフォリオの 選 択 つ 目 は 長 期 的 な 観 点 からの 戦 略 構 築 事 業 ポートフォリオの 選 択 である 企 業 によっては メガトレンド といったキーワードを 使 いながら 社 内 外 に 自 社 が 注 力 していく 方 向 性 を 示 し それに 沿 うかたちで 事 業 領 域 や 戦 略 を 選 択 している 8 このようなケースの 他 にも 経 営 者 の 交 代 や 中 期 経 営 計 画 の 策 定 などのタイミングに 中 長 期 的 なマクロ 環 境 を 分 析 した 上 で 事 業 ポートフォリオの 再 定 義 やそれを 実 現 する ための 戦 略 構 築 を 実 行 するケースが 確 認 された 長 い 時 間 と 莫 大 な 投 資 を 要 する 事 業 ポ ートフォリオの 組 み 換 えは 中 長 期 的 な 観 点 なしには 成 り 立 たないことが 伺 える 以 下 に ヒアリングで 挙 げられたコメントを 紹 介 する 長 期 的 な 自 社 の 方 向 性 を 考 える 際 そのベースとして 長 期 のマクロトレンドが 活 用 され 自 社 が 重 視 する 価 値 や 市 場 技 術 的 な 強 みなどを 踏 まえて 事 業 ポートフ ォリオが 絞 り 込 まれている なお 黒 字 事 業 を 売 却 する 際 も 自 社 が 重 視 してい るマクロトレンドや 経 営 の 根 幹 にある 企 業 ビジョンが 社 内 に 浸 透 しているため 売 却 対 象 の 事 業 のメンバーも 抵 抗 感 は 低 いと 感 じている 数 年 前 に 長 期 的 なビジョンを 策 定 したが 全 社 として 大 きな 意 思 決 定 を 行 う 場 合 には このビジョンに 立 ち 返 るようになった 現 状 のポートフォリオもこのビジ ョンからは 外 れていないものと 認 識 しており 事 業 再 編 を 進 める 場 合 においても 重 要 な 判 断 要 素 となっている 将 来 に 起 こり 得 る 環 境 の 変 化 を 読 んで ビジネスモデルや 事 業 機 会 への 感 度 を 上 げていくことが 目 先 の 収 益 性 指 標 を 追 うことよりも 重 要 であると 考 えている ただし 将 来 の 予 測 には 着 手 しているが 社 内 組 織 を 増 やすのを 良 しとしない 風 土 もあり 社 内 シンクタンクのような 専 門 組 織 は 存 在 しない 中 期 経 営 計 画 を 毎 年 ローリングで 策 定 し この 中 で 各 事 業 の 戦 略 を 見 直 し 経 営 方 針 を 組 み 立 てる そして それに 沿 った 形 で 事 業 の 買 収 や 売 却 の 検 討 を 行 って いる なお 事 業 再 編 は 戦 略 ありきで 実 行 する 面 もあるが 大 きな 再 編 機 会 が 生 じた 際 には 柔 軟 に 経 営 戦 略 の 見 直 しを 行 うという 面 もある () 多 面 的 な 事 業 の 評 価 判 断 次 に 挙 げられるのは 多 面 的 な 事 業 の 評 価 判 断 である 調 査 を 通 じ 事 業 ポート 8 東 芝 や Siemens DuPont などの HP にはメガトレンドに 関 する 記 載 が 見 受 けられる 5

26 フォリオを 組 み 替 える 際 には 長 期 的 な 観 点 をベースとした 上 で 多 面 的 に 事 業 を 評 価 し コア 事 業 や 投 資 対 象 事 業 売 却 対 象 の 事 業 などを 判 断 していることが 分 かった 具 体 的 な 事 業 評 価 の 観 点 としては 定 量 的 なものでは 成 長 性 収 益 性 ( 営 業 利 益 率 などの 損 益 ベースのもの 資 産 効 率 を 考 慮 したもの 資 本 コストの 概 念 を 取 り 入 れた ものなど) 市 場 シェア など 定 性 的 なものでは 戦 略 との 適 合 性 差 別 化 の 要 素 の 有 無 や 強 さ 技 術 的 な 優 位 性 他 事 業 とのシナジー 産 業 の 中 での 位 置 づけ な どが 見 られた また 事 業 の 売 却 や 撤 退 を 判 断 するにあたって 自 社 が 保 有 する 全 ての 事 業 を 一 律 の 観 点 や 基 準 で 横 並 びに 評 価 することには 肯 定 的 な 意 見 も 否 定 的 な 意 見 も 寄 せられたが 現 在 の 事 業 評 価 のあり 方 を 見 直 し 評 価 基 準 の 再 整 備 に 取 り 組 んでいる 企 業 もあった 以 下 に ヒアリングで 挙 げられたコメントを 紹 介 する ( 事 業 評 価 の 観 点 基 準 等 ) 事 業 評 価 は 営 業 利 益 や EBITDA 等 の 収 益 性 指 標 利 益 成 長 率 等 の 成 長 性 指 標 資 本 と 負 債 の 構 成 比 やキャッシュコンバージョン 等 の 資 金 的 な 観 点 などの 定 量 指 標 に 加 え 会 社 の 方 向 性 との 適 合 度 合 いなどの 定 性 的 な 戦 略 基 準 を 組 み 合 わせ 多 面 的 に 判 断 する なお 定 量 基 準 のみで 事 業 の 参 入 や 撤 退 を 決 めるということ はない 事 業 の 選 別 は 規 模 収 益 性 成 長 性 技 術 優 位 性 マーケット 優 位 性 人 材 環 境 適 合 性 などを 多 面 的 に 判 断 して 実 行 している なお 判 断 の 前 提 として 自 社 で 実 施 している 事 業 もいつかは 成 熟 し 永 続 的 に 続 く 事 業 はないという 考 え 方 がある 収 益 性 やシェア 成 長 性 など 0 程 度 の 観 点 から 多 面 的 に 事 業 を 評 価 し 投 資 や 撤 退 などを 判 断 している 特 に 全 ての 事 業 に 関 して 差 別 化 で 拡 大 できるかど うか という 観 点 が 重 視 されている なお 判 断 の 指 標 自 体 は 随 時 見 直 され 過 去 と 比 較 すると 現 在 の 事 業 評 価 指 標 の 数 は 増 えている 市 場 の 成 長 性 とその 中 で 自 社 がいかに 利 益 を 稼 ぎ 出 せるかという 軸 を 持 って 事 業 を 評 価 している 数 値 基 準 のみに 基 づく 事 業 ポートフォリオ 経 営 は 投 資 会 社 には 適 するが 事 業 会 社 には 馴 染 まない 再 編 に 係 る 事 業 評 価 においては 財 務 的 な 数 値 面 のみならず 技 術 面 などの 非 定 量 評 価 も 必 要 と 考 えている ( 撤 退 等 の 基 準 策 定 への 考 え 方 : 肯 定 的 な 意 見 ) 事 業 ポートフォリオ 入 れ 替 えの 明 確 な 基 準 がなく 現 在 基 準 を 検 討 中 である 定 6

27 量 的 な 基 準 に 定 性 的 な 基 準 を 加 えすぎると 結 局 は 事 業 ポートフォリオの 組 み 替 えは 起 こりづらいと 考 えている ( 撤 退 等 の 基 準 策 定 への 考 え 方 : 否 定 的 な 意 見 ) 事 業 再 編 は 事 前 に 整 理 されたロジックや 数 値 基 準 による 一 律 判 断 ではなく 機 会 に 応 じて 個 別 の 案 件 毎 に 検 討 を 行 っている なお 明 確 な 基 準 はなくとも 経 営 課 題 の 認 識 や 事 業 の 将 来 性 の 見 通 しにより 撤 退 候 補 事 業 の 優 先 順 位 付 けのよう なものは 暗 黙 的 に 存 在 している (3) 高 い 収 益 目 標 3 つ 目 は 高 い 収 益 目 標 である 事 業 売 却 等 を 判 断 する 際 長 期 的 な 観 点 をベース として 多 面 的 に 事 業 を 評 価 していることは 前 述 のとおりであるが その 大 前 提 として 高 い 収 益 目 標 が 設 定 されていた だからこそ 赤 字 や 低 収 益 性 の 事 業 を 数 多 く 抱 え 込 む ことがなく また 高 い 収 益 性 を 維 持 するために 自 社 の 長 期 的 な 方 向 感 や 戦 略 に 合 致 しないと 判 断 した 事 業 からは 売 却 を 含 めた 再 編 を 行 うことが 出 来 ていると 考 えられる 株 式 市 場 に 上 場 している 公 開 企 業 にとっては 当 然 と 言 えば 当 然 の 話 ではあるが この 高 い 収 益 目 標 が 好 循 環 を 保 つことに 繋 がっている なお ヒアリングでは 自 社 の 収 益 基 準 では 売 却 対 象 の 事 業 となっても 買 い 手 には 十 分 に 魅 力 的 なケースもあることが 指 摘 され それが 前 述 の 売 り 手 買 い 手 売 却 事 業 に 係 わる 従 業 員 の 3 者 にとっての Win-Win な 状 態 をもたらす 結 果 になると 考 えられる 以 下 に ヒアリングで 挙 げられたコメントを 紹 介 する 数 値 基 準 のハードルは 他 の 企 業 と 比 較 して 高 いと 思 われる 自 社 の 高 い 収 益 基 準 をもとにすると 売 却 対 象 とした 事 業 であっても 売 上 も 利 益 も 十 分 に 出 ており 買 い 手 にとっては 魅 力 的 な 事 業 となっているため 複 数 による 競 争 入 札 となるこ ともある EPS のような 短 期 の 定 量 指 標 は 重 視 せず 長 期 的 な 収 益 性 や 成 長 性 を 重 視 してい るものの 株 主 のプレッシャーは 強 く 単 年 の 収 益 目 標 も 高 いと 考 えている 現 在 策 定 している 中 期 経 営 計 画 では 従 来 の 倍 近 くに 収 益 目 標 を 上 げる 見 込 みで ある (4) 多 様 性 を 持 ったガバナンス 体 制 4 つ 目 に 挙 げられるのは 多 様 性 を 持 ったガバナンス 体 制 である 前 述 の 高 い 収 益 目 標 と 対 になる 項 目 でもあるが 事 業 再 編 の 推 進 にあたっては 社 外 取 締 役 を 中 心 と したコーポレートガバナンスのあり 方 への 言 及 も 多 かった もちろん 事 業 再 編 に 関 す 7

28 る 意 思 決 定 は 自 社 の 方 向 性 や 財 務 状 況 などを 踏 まえ 社 内 での 議 論 が 尽 くされている ことが 前 提 になるが 多 様 な 経 験 を 持 つ 社 外 取 締 取 がいることにより 取 締 役 会 でも 株 主 を 意 識 した 観 点 から 非 常 に 厳 しい 議 論 が 展 開 される 取 締 役 会 の 説 明 ストーリー が 社 外 を 意 識 した 分 かりやすいものになった という 声 が 寄 せられ 第 3 者 的 な 観 点 と 多 様 な 経 験 を 有 する 社 外 取 締 役 の 存 在 が 事 業 再 編 を 推 進 していることが 伺 われた 以 下 に ヒアリングで 挙 げられたコメントを 紹 介 する 社 外 取 締 役 の 増 加 に 伴 いガバナンスが 強 化 され 事 業 再 編 に 関 して 交 わされる 議 論 も 想 像 以 上 に 活 発 化 したという 認 識 である 中 期 計 画 や 事 業 再 編 に 関 しては 社 外 取 締 役 から 非 常 にストレートな 議 論 が 投 げ 掛 けられ 専 門 知 見 をもった 社 外 取 締 役 に 経 営 企 画 が 意 見 を 求 めに 行 くこともある ただし 社 外 取 締 役 によるガバ ナンス 強 化 は 多 分 に 社 外 取 締 役 の 経 験 や 資 質 による 部 分 が 大 きく 導 入 すれば 効 果 があがるというものではない 社 外 取 締 役 の 存 在 により 議 論 が 活 発 化 し 社 内 の 説 明 におけるストーリーの 判 り 易 さが 向 上 したと 認 識 している 社 外 取 締 役 の 選 定 にあたっては 官 僚 経 験 者 学 識 者 女 性 等 産 業 界 以 外 の 多 様 性 を 意 識 している 取 締 役 会 は 社 内 メンバーは CEO(Chief Executive Officer)のみで 他 は 全 て 社 外 取 締 役 で 構 成 されている 事 業 再 編 に 関 しては 経 営 陣 に 対 する 権 限 委 譲 の 閾 値 が 低 く 相 当 数 の 事 業 再 編 の 案 件 が 取 締 役 会 において 議 論 されている 個 人 のリーダーシップを 前 提 にせずとも 組 織 としてポートフォリオ 経 営 が 可 能 になるためには 社 外 取 締 役 数 は 増 えたほうが 良 いと 考 えている (5) 従 業 員 への 配 慮 5 つ 目 として 従 業 員 への 配 慮 を 挙 げる 前 述 までの 4 つの 観 点 により 事 業 の 取 捨 選 択 が 出 来 たとしても 従 業 員 への 配 慮 なくして 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 を 実 現 することは 難 しい 前 節 でも 触 れたとおり 今 回 の 調 査 を 通 じ 日 本 企 業 と 比 べて 雇 用 を 重 視 しないと 思 われがちな 海 外 企 業 においても 様 々な 形 での 従 業 員 へ 配 慮 してい ることが 確 認 できた 具 体 的 には 法 的 な 要 請 に 基 づいているということもあるが 転 籍 にあたっては 十 分 な 説 明 を 行 い 同 意 を 得 ること 売 却 前 と 労 働 条 件 が 変 わらない 契 約 形 態 とするこ と などはいずれの 企 業 においても 見 られた さらに 一 定 期 間 は 株 式 を 保 有 し 雇 用 の 維 持 を 見 届 けることにより 移 管 される 従 業 員 の 安 心 感 を 醸 成 しているケース 9 もあ 年 3 月 7 日 におけるフィリップス 元 CEO ジェラルド クライスターリー 氏 に 対 す る 日 本 経 済 新 聞 のインタビュー 記 事 および 03 年 7 月 5 日 における 日 本 経 済 新 聞 フィ リップスの 復 活 の 教 訓 を 参 照 している 8

29 った また 配 慮 という 意 味 では 少 し 趣 が 異 なるが 自 社 ではコアではなくなった 事 業 をス ピンオフし 対 象 事 業 のマネジメント 層 やメンバーに 完 全 な 裁 量 権 を 与 えることで モ チベーションを 高 めているケースも 見 られた 以 下 に ヒアリングで 挙 げられたコメン トを 紹 介 する 自 社 において 収 益 性 はあっても キャッシュカウ のように 位 置 づけられた 事 業 は 投 資 対 象 とはなっていないが その 事 業 が 売 却 対 象 となり 売 却 先 で 中 核 事 業 と 扱 われる 場 合 には 当 事 者 の 担 当 役 員 や 従 業 員 は 切 り 出 されることに 悲 壮 感 がなく 前 向 きに 捉 えることもある また 売 却 形 態 もスピンオフとなっており 完 全 に 裁 量 権 が 与 えられるので 移 管 対 象 人 員 のモチベーションは 上 がっている 事 業 売 却 の 際 原 則 として 人 員 は 社 内 で 再 配 置 または 売 却 先 に 転 籍 されると 認 識 している 同 じような 事 業 を 営 んでいることもあり 雇 用 条 件 も 大 きく 変 わらず 売 却 に 伴 う 転 籍 の 際 に 売 却 先 での 雇 用 条 件 の 変 更 により 従 業 員 が 辞 めたという 話 は 聞 いた 事 がない 事 業 売 却 に 伴 い 人 員 は 原 則 として 転 籍 する 方 針 であると 理 解 している なお 事 業 売 却 に 先 立 って 必 要 に 応 じて 配 置 転 換 や 希 望 退 職 募 集 も 行 っている 再 編 に 際 して 雇 用 問 題 は 相 当 注 意 深 く 意 識 しており 事 業 の 売 却 時 も 雇 用 維 持 が 前 提 となっている 売 却 に 際 しては 従 業 員 からは 売 却 先 への 転 籍 同 意 を 取 る ただし 買 い 手 との 合 意 事 項 に 移 管 人 員 数 が 定 められる 場 合 やもともとの 事 業 の 建 て 直 し 計 画 に 人 員 削 減 が 含 まれている 場 合 には 転 籍 同 意 に 先 立 って 従 業 員 のリストラや 配 置 転 換 が 行 なわれる 場 合 もある (6) 強 いリーダーシップ 最 後 に 挙 げるのは 強 いリーダーシップ である 自 社 のビジョンや 戦 略 を 見 据 え 必 要 に 応 じて 黒 字 事 業 の 売 却 も 行 いながら 高 収 益 高 成 長 の 事 業 ポートフォリオに 組 み 替 えていくには 強 いリーダーシップが 求 められるのは 想 像 に 難 くないが 今 回 の 調 査 でも 事 業 再 編 は 非 常 に 強 力 なリーダーシップのもとで 行 われていることが 確 認 され た また グローバル 化 が 進 展 した 現 在 のような 不 確 実 性 の 高 い 環 境 下 においては 事 業 再 編 を 含 めて 従 来 的 なボトムアップ 型 の 意 思 決 定 ではなく 強 いリーダーシップに もとづいたトップダウン 型 の 意 思 決 定 のスタイルが 必 要 との 考 えから 継 続 的 にリーダ ーを 育 成 する 仕 組 みを 整 備 している 企 業 も 見 られた 以 下 に ヒアリングで 挙 げられた コメントを 紹 介 する 9

30 (リーダーシップのあり 方 ) 再 編 はリーダーと 側 近 のみが 関 与 し 非 常 にスピーディーに 意 思 決 定 される 経 営 陣 が 交 代 したタイミングで 大 型 の 事 業 売 却 を 含 めて 事 業 ポートフォリオを 転 換 しており リーダーが 事 業 再 編 に 及 ぼす 影 響 は 非 常 に 大 きいものがあると 認 識 している 収 益 基 準 等 ではまったく 問 題 のなかった 黒 字 事 業 の 売 却 を 経 験 しているが 自 社 の 将 来 像 を 見 据 えた 上 で CEO がトップダウンで 進 めたという 理 解 である CEO のビジョンで 事 業 ポートフォリオが 決 まるなど CEO のリーダーシップが 経 営 の 中 核 をなしている 部 分 がある (リーダーの 育 成 ) 不 確 実 性 が 高 まると 従 来 のような 合 議 的 な 意 思 決 定 でなく 強 いリーダーシップ を 持 った 個 人 の 意 思 決 定 の 比 重 が 高 まってくると 考 えており 階 層 毎 に 社 内 人 材 プールを 形 成 して リーダー 教 育 を 実 行 している 事 業 や 技 術 には 詳 しい 事 業 部 長 であっても 会 社 をマネジメントした 経 験 がないままに 昇 進 して 社 長 になって も 経 営 が 上 手 くいくという 保 証 はなく 経 営 者 としての 適 切 なスキルセットの 追 加 が 必 要 であるという 認 識 が 社 内 で 共 有 されつつある なお 本 社 からグループ 会 社 に 一 旦 出 て 外 部 の 経 験 を 積 んだ 人 材 が 経 営 トップになるケースが 近 年 は 多 く 外 部 の 経 験 がなければ 変 革 の 担 い 手 になるのは 困 難 という 意 見 を 持 つメンバ ーもいる 30

31 4. 政 策 サイドへの 期 待 本 章 では 前 章 で 考 察 した 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 をさらに 推 進 させるための 政 策 的 インプリケーションの 検 討 に 向 け ヒアリングを 通 じて 挙 げられた 政 策 サイドへの 期 待 を 整 理 する ヒアリングにおいては 日 本 の 事 業 再 編 に 関 する 法 制 や 各 種 制 度 は 基 本 的 に 整 備 され ているという 認 識 が 大 半 であったが 事 業 再 編 を 推 進 するための 政 策 サイドへの 期 待 と して 法 制 度 や 支 援 策 に 関 する 以 下 の 5 つの 項 目 が 挙 げられた () 一 貫 した 法 整 備 に 対 する 期 待 全 般 的 な 意 見 として 事 業 再 編 に 係 る 法 制 会 計 税 制 の 改 正 や 新 設 において 一 貫 した 制 度 設 計 と 適 切 なタイミングでの 周 知 が 必 要 である 点 が 挙 げられた 事 業 再 編 に 関 する 会 計 制 度 と 税 制 度 に 一 貫 性 がなく 実 務 上 苦 労 している 法 税 制 については 関 連 法 制 を 五 月 雨 式 で 公 開 し 施 行 するのではなく 一 定 限 の 時 間 がかかっても 構 わないので 一 貫 した 法 体 系 に 整 理 されてから 公 開 して 欲 しい () 独 占 禁 止 法 および 公 正 取 引 委 員 会 に 対 する 期 待 日 本 の 独 占 禁 止 法 自 体 が 大 きな 障 壁 となるケースは 稀 であり また 監 督 機 関 である 公 正 取 引 委 員 会 に 関 しても 事 前 の 調 整 段 階 におけるさらなる 見 解 の 提 示 などへの 期 待 はあるものの 対 応 に 大 きな 問 題 はないという 意 見 が 多 数 を 占 めた 一 方 で 諸 外 国 特 に 新 興 国 においては 法 制 度 や 現 地 の 監 督 機 関 による 運 用 が 不 安 定 であり 事 業 再 編 の 際 に 大 きな 障 壁 となっているという 声 があった このような 状 況 に 鑑 み 日 本 の 公 正 取 引 委 員 会 が 各 国 の 監 督 機 関 との 交 渉 や 連 絡 を 積 極 的 にサポート することを 期 待 する 意 見 が 挙 げられた 独 占 禁 止 法 については 日 本 の 公 正 取 引 委 員 会 との 間 で 企 業 結 合 審 査 前 から 綿 密 なやりとりを 行 うため 大 きな 問 題 が 生 じた 事 はないと 認 識 している ただし 新 興 国 の 公 正 取 引 委 員 会 の 認 可 に 非 常 に 時 間 を 要 し また 再 提 出 に 伴 う 費 用 ( 専 門 家 報 酬 等 )が 非 常 に 大 きいため 海 外 と 日 本 の 公 正 取 引 委 員 会 の 連 携 があると 望 ましい 独 占 禁 止 法 の 影 響 は 大 きいが 日 本 の 公 正 取 引 委 員 会 はリーズナブルであるとの 認 識 である ただし 予 見 可 能 性 の 向 上 ( 事 前 の 見 解 提 示 など)に 関 しては 対 策 を 願 いたい 一 方 海 外 の 公 正 取 引 委 員 会 は 理 不 尽 な 要 求 を 突 きつけてくる 場 合 があり そのような 場 合 に 日 本 の 公 正 取 引 委 員 会 として 意 見 を 表 明 してサポート して 貰 えるとありがたい 3

32 特 に 各 国 のローカルビジネスの 統 合 において 世 界 シェアで 捉 えれば 独 占 禁 止 法 上 の 問 題 はないが 国 内 シェアで 捉 えると 寡 占 度 が 大 きくなり 統 合 が 進 まないと いうケースがあると 認 識 している (3) 事 業 再 編 税 制 等 に 対 する 期 待 事 業 再 編 時 に 生 じるみなし 配 当 や 繰 越 欠 損 金 の 取 り 扱 い 事 業 再 編 の 対 価 としての 自 己 株 式 の 取 り 扱 いに 関 する 意 見 などが 挙 げられた 税 制 に 関 しては 赤 字 事 業 の 譲 渡 にかかる 欠 損 金 の 取 り 扱 い 事 業 再 編 時 のみなし 配 当 課 税 の 見 直 し 等 に 関 して 海 外 とのイコールフッティングを 行 ってほしい 再 編 に 伴 う 租 税 関 連 の 検 討 には 時 間 を 要 し 再 編 意 思 決 定 の 遅 れにも 繋 がってし まっているという 認 識 である 事 業 再 編 の 対 価 として 自 己 株 式 が 使 いにくい 点 の 改 善 を 期 待 する 自 己 株 式 を 対 価 として 用 いるとみなし 増 資 規 定 が 適 用 され 適 時 開 示 の 対 象 となってしまうが 再 編 手 続 きへの 影 響 が 大 きいため 実 質 的 に 使 えない また 自 己 株 式 を 対 価 と した 場 合 にはみなし 配 当 の 問 題 もあり 実 務 上 は 非 常 に 煩 雑 となる 自 己 株 式 が 対 価 として 使 えると 小 型 の 再 編 案 件 をより 頻 繁 に 行 う 事 が 出 来 るようになると 認 識 している 連 結 納 税 を 採 用 しているが 事 業 再 編 時 の 課 税 関 係 の 取 扱 いや 繰 越 欠 損 金 の 取 扱 いが 改 善 されると 事 業 再 編 を 行 いやすい (4) 労 働 法 制 配 置 転 換 に 関 する 各 種 支 援 などに 対 する 期 待 一 般 的 に 日 本 の 労 働 法 制 は 厳 しいと 認 識 されており このことが 事 業 再 編 の 進 まない 要 因 の 一 つになっているという 仮 説 を 持 っていたが 労 働 法 制 に 対 する 要 望 事 項 は 少 な かった この 点 を 踏 まえ 日 本 と 同 様 に 労 働 法 制 が 厳 しいと 言 われているが 早 い 段 階 から 事 業 再 編 を 進 めているドイツを 例 にとって 解 雇 や 事 業 譲 渡 に 関 する 労 働 法 制 を 比 較 してみた 限 られた 情 報 ではあったが 結 果 としては どちらかが 極 端 に 厳 しいとい った 要 素 は 見 当 たらず 事 業 再 編 時 の 労 働 条 件 の 変 更 の 有 無 など 一 部 は ドイツの 方 が 労 働 者 保 護 が 手 厚 い 部 分 も 見 られた このことから ヒアリングでも 確 認 されたと おり 日 本 の 労 働 法 制 が 事 業 再 編 の 大 きな 阻 害 要 因 となっている 訳 ではないことが 示 唆 される 一 方 事 業 再 編 に 伴 う 従 業 員 の 配 置 転 換 など 追 加 的 に 発 生 するコストに 対 する 支 援 などの 期 待 が 寄 せられた また 企 業 が 機 動 的 に 事 業 再 編 を 行 うためには 労 働 市 場 の 流 動 性 を 高 めることが 必 要 であり そのためには 国 内 の 経 済 成 長 によって 雇 用 機 会 を 創 出 していくことが 何 よりも 有 効 ではないか という 点 が 指 摘 された 3

33 ( 労 働 法 制 配 置 転 換 に 対 する 支 援 ) 意 思 決 定 に 際 し 決 定 的 な 阻 害 要 因 となるような 規 制 はないという 認 識 であるが 強 いて 挙 げれば 社 内 の 配 置 転 換 を 促 進 するような 補 助 等 は 考 えられる 雇 用 規 制 については 再 編 の 決 定 的 な 障 害 ではないが 社 内 での 配 置 転 換 に 伴 う 再 教 育 に 対 するインセンティブ 等 があると 望 ましい 雇 用 規 制 がネックとなり 再 編 を 行 なわないということはないと 認 識 している ( 労 働 市 場 の 流 動 性 の 向 上 ) 雇 用 の 流 動 化 については 先 ず 国 内 の 成 長 による 雇 用 機 会 の 創 出 が 何 よりも 重 要 だと 考 える 日 本 の 雇 用 規 制 自 体 はアメリカ 以 外 の 国 と 比 較 すれば 強 すぎるとい うことはないと 認 識 しており また 現 実 にはアメリカでも 解 雇 が 平 然 と 受 け 入 れ られ 簡 単 に 解 雇 が 行 なえるということはないと 理 解 している (5)その 他 上 記 以 外 にも 経 営 人 材 の 育 成 環 境 の 整 備 や 国 として 事 業 再 編 を 積 極 的 に 推 進 する 事 業 領 域 の 指 定 知 的 財 産 権 に 関 する 意 見 が 挙 げられた 経 営 の 専 門 家 の 育 成 については 法 曹 の 専 門 家 や 会 計 の 専 門 家 と 同 様 に 経 営 者 が 専 門 能 力 と 経 験 を 要 する 専 門 家 である という 認 識 に 立 ち 育 成 が 行 なわれる 事 が 望 ましいと 考 える 総 花 的 な 投 資 や 事 業 再 編 の 回 避 の 為 に 政 策 としての 重 点 事 業 の 指 定 などがある とありがたいと 考 える 知 財 に 関 する 法 律 が 必 ずしも 事 業 再 編 を 念 頭 においておらず 特 に 事 業 再 編 によ り 分 離 される 事 業 と 自 社 に 残 る 事 業 の 両 方 で 用 いられる 共 有 知 財 の 取 り 扱 いが 複 雑 であるため 見 直 される 事 が 望 ましい 33

34 5. 日 本 企 業 に 求 められることとは ここまで 日 本 企 業 の 低 収 益 性 の 要 因 を 考 察 した 上 で 直 近 0 年 の 累 計 で 見 れば 日 本 企 業 は 事 業 再 編 に 消 極 的 である 一 方 時 系 列 的 に 見 れば 日 本 企 業 の 事 業 再 編 は 本 格 化 しつつあることを 確 認 した その 後 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 という 日 本 企 業 に 求 められる 事 業 再 編 のあり 方 を 検 討 した 上 で 事 業 再 編 を 後 押 しするための 政 策 サイド に 対 する 期 待 を 整 理 した 本 章 では 本 格 化 し 始 めている 事 業 再 編 をさらに 加 速 させ 日 本 企 業 が 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 へと 踏 み 出 すために 何 が 求 められているかを 考 察 する 第 3 章 で 整 理 した KFS(Key Factor for Success)を 踏 まえ さらには 本 調 査 を 通 じて 得 られた 企 業 からの コメントや 先 行 調 査 も 参 考 にし 以 下 の 4 項 目 を 取 り 上 げる () 真 の 長 期 的 経 営 の 実 践 日 本 企 業 の 特 徴 として 長 期 的 経 営 がしばしば 言 及 されてきた 例 えば 平 成 8 年 度 の 年 次 経 済 財 政 報 告 では 終 身 雇 用 や 年 功 賃 金 制 による 企 業 内 部 組 織 企 業 グ ループや 系 列 といった 企 業 間 の 長 期 的 な 取 引 関 係 の 構 築 といった 点 が 提 示 されている この 長 期 雇 用 や 長 期 取 引 をもって 日 本 企 業 が 長 期 的 経 営 を 行 っていると 評 する 向 きがあるが 本 当 にそうだろうか 昨 今 では 別 の 見 解 が 示 されている 第 章 でも 触 れた 伊 藤 レポート では 日 本 企 業 には 中 期 経 営 計 画 を 開 示 する 慣 習 があるが その 達 成 度 合 いは 低 いこと 逆 に 経 営 者 がその 達 成 度 合 で 評 価 されると の 観 念 が 強 い 場 合 には その 計 画 よりも 長 期 的 な 視 野 を 持 った 経 営 がしにくいこと 経 営 者 の 数 年 単 位 での 交 代 も 十 数 年 先 を 見 据 えた 長 期 投 資 を 躊 躇 するインセンティ ブになっている 可 能 性 があること といった 点 を 挙 げ 日 本 企 業 は 本 当 に 長 期 を 見 据 え て 経 営 を 行 っているのか という 問 題 提 起 がなされている 0 このような 指 摘 を 踏 まえると 第 3 章 で 述 べた 中 長 期 的 な 経 営 環 境 を 読 み 解 き 事 業 ポートフォリオを 再 定 義 し それを 実 現 するための 戦 略 を 構 築 する といった 企 業 行 動 は 日 本 企 業 においては 限 定 的 と 言 えるのではないだろうか したがって 日 本 企 業 の 事 業 再 編 をさらに 加 速 させ 好 循 環 を 生 み 出 し 高 収 益 高 成 長 の 事 業 ポートフォリ オへと 組 み 替 えていくためには 真 の 長 期 的 経 営 が 実 践 できるかどうかが 肝 となる ここで 言 う 真 の 長 期 的 経 営 とは 単 に 長 期 雇 用 や 長 期 取 引 を 前 提 にするのではな く 0 年 から 50 年 といった 時 間 軸 での 人 口 動 態 や 経 済 成 長 エネルギーや 技 術 的 な 動 向 などの 中 長 期 的 な 経 営 環 境 を 分 析 し そこに 自 社 の 長 期 ビジョンや 技 術 優 位 性 マー ケット 上 の 強 みなどを 踏 まえた 上 で 戦 略 を 構 築 将 来 の 事 業 ポートフォリオを 選 択 し 0 平 成 6 年 8 月 持 続 的 成 長 への 競 争 力 とインセンティブ~ 企 業 と 投 資 家 の 望 ましい 関 係 構 築 ~ プロジェクト( 伊 藤 レポート) 最 終 報 告 書 P76 なお 本 レポートでは 日 本 企 業 は 資 本 市 場 の 短 期 化 の 影 響 を 受 けて 短 期 志 向 化 している 傾 向 は 見 られない あるい はその 影 響 は 限 定 的 であるという 一 般 的 な 認 識 も 示 されている 34

35 それを 実 行 していくことである もちろん 産 業 によって 時 間 軸 は 異 なるものの 企 業 を 取 り 巻 く 環 境 が 比 較 的 安 定 的 であった 時 代 から 現 代 のように 変 化 することが 前 提 である 時 代 になったことを 認 識 し 長 期 的 経 営 が 意 味 するところを 考 え 直 す 必 要 が あるのではないだろうか この 真 の 長 期 的 経 営 を 実 践 するためには 長 期 的 な 経 営 環 境 を 読 み 解 くための 体 制 構 築 や 情 報 取 得 への 投 資 自 社 のビジョンや 技 術 的 優 位 性 マーケット 上 の 強 みなど 企 業 行 動 の 軸 となるものに 対 する 共 通 理 解 3それらの 要 素 を 組 み 合 わせて 戦 略 や 事 業 ポートフォリオを 構 想 実 行 できる 体 制 の 構 築 や 人 材 の 獲 得 育 成 が 求 められる 例 えば 米 国 の 主 要 な 化 学 企 業 の 一 つであるDuPont 社 では 人 口 の 増 大 を 前 提 として 化 石 燃 料 依 存 からの 脱 却 安 全 なくらし 新 興 市 場 の 増 大 食 糧 増 産 の 必 要 性 というメガトレンドを 読 み 解 き それに 自 社 のコアバリューや 技 術 的 な 優 位 性 などを 加 味 して 事 業 ポートフォリオを 定 め それに 向 けて 積 極 的 に 事 業 再 編 を 進 めているよう だ もちろん それに 気 づき 取 り 組 みを 始 めている 日 本 企 業 もある 今 回 の 調 査 でもビ ジネスモデルの 構 築 や 事 業 機 会 への 感 度 を 上 げていくために 長 期 的 なマクロ 環 境 の 分 析 に 着 手 しているといった 声 が 寄 せられた しかしながら このような 企 業 はまだ 少 数 であり さらには それを 全 社 で 共 有 し 事 業 活 動 における 長 期 に 亘 る 拠 り 処 としてい る 企 業 はごく 限 られる 長 期 的 な 視 点 を 持 ち それを 起 点 とした 経 営 を 愚 直 に 実 践 して いくことが 多 くの 日 本 企 業 にいま 求 められている ()より 高 い 収 益 目 標 の 設 定 一 般 的 に 日 本 企 業 における 収 益 目 標 は 低 く 実 際 に 結 果 も 低 い その 背 景 には 様 々 あるが 資 本 コストの 低 さ や 株 主 からの 期 待 収 益 率 の 低 さ 3 などが 言 及 されている 戦 後 復 興 から 高 度 成 長 期 世 界 有 数 の 経 済 大 国 となった 安 定 成 長 に 至 る 長 きに 亘 り 日 本 企 業 には 雇 用 を 創 出 し 維 持 する 機 能 がより 求 められ 間 接 金 融 による 資 金 調 達 を 前 提 に 高 い 収 益 性 が 要 求 されてこなかったとも 言 える これがうまく 機 能 し 日 本 と 日 本 企 業 は 繁 栄 を 遂 げるが 時 代 が 変 わって 直 接 金 融 の 比 重 が 高 まり グローバルベース での 一 層 激 しい 競 争 も 背 景 に 昨 今 は 諸 外 国 企 業 に 比 べて 低 い 収 益 性 を 改 善 しようとの 動 きが 諸 所 に 見 られる 日 本 版 スチュワードシップ コードやコーポレート ガバナン スコード 伊 藤 レポートなどが 発 信 され 企 業 と 株 式 市 場 との 対 話 などを 含 め 持 続 的 な 高 収 益 性 への 意 識 を 高 めている この 一 連 の 流 れの 中 で 伊 藤 レポートなどで 指 摘 されているように ROE8%は 最 低 DuPont HP をもとに 記 載 平 成 年 度 年 次 経 済 財 政 報 告 第 3 節 第 3 章 3 平 成 6 年 8 月 持 続 的 成 長 への 競 争 力 とインセンティブ~ 企 業 と 投 資 家 の 望 ましい 関 係 構 築 ~ プロジェクト( 伊 藤 レポート) 最 終 報 告 書 P43 35

36 限 あるいは 0%を 目 指 すべきなど 日 本 企 業 において 今 までの 水 準 から 一 段 高 い 収 益 目 標 が 設 定 されつつあるが 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 をもたらすためには 海 外 企 業 の 目 標 や 実 績 を 踏 まえ より 高 い 水 準 を 目 標 として 設 定 すべきではないだろうか ROE8% 0%も 日 本 企 業 の 現 在 地 を 鑑 みれば 高 い 水 準 かもしれない しかし 一 方 で 海 外 企 業 の 目 標 や 実 績 を 目 の 当 たりにしてしまうと 将 来 を 見 越 したリソースシフトを 積 極 的 に 推 進 するための 事 業 再 編 を 促 すトリガーとしては 力 不 足 の 感 がある ( 図 表 5-) 調 査 対 象 企 業 における 中 期 経 営 計 画 * 脚 注 :GE は 営 業 利 益 率 の 代 替 として Industrial Margin の 値 を 使 用 出 所 : 各 社 アニュアルレポート 中 期 経 営 計 画 を 元 に デロイト トーマツ コンサルティング 作 成 ( 図 表 5-) 調 査 対 象 企 業 における ROE 実 績 値 平 均 (0 年 5 年 3 年 ) 出 所 :Bloomberg データを 元 に デロイト トーマツ コンサルティング 作 成 36

37 ( 図 表 5-3) 本 社 所 在 地 別 の 多 角 化 度 別 ROE 比 較 * 脚 注 : 海 外 売 上 高 比 率 0% 以 上 で 多 角 化 度 については Bloomberg のセグメントデータを 元 に HHI(ハーフィンダール 指 数 )を 算 出 セクター 別 売 上 高 営 業 利 益 の 両 方 を FY の 8 期 連 続 で 取 得 可 能 な 企 業 が 調 査 対 象 脚 注 : 多 角 化 度 H は 各 国 の 多 角 化 度 の 上 位 50% 企 業 を 対 象 とし 多 角 化 度 L はその 他 の 企 業 を 対 象 としている 出 所 :Bloomberg データを 元 に デロイト トーマツ コンサルティング 作 成 分 析 対 象 企 業 を 以 下 の 条 件 で 抽 出 した 金 融 エネルギー 公 益 に 含 まれる 企 業 を 除 外 0 年 間 連 続 で 全 社 売 上 高 を 取 得 できない 企 業 を 除 外 3 の 操 作 を 行 った 後 直 近 か 月 (LTM)の 連 結 売 上 高 上 位 500 社 を 抽 出 43で 抽 出 した 企 業 群 から 海 外 売 上 高 比 率 0% 未 満 の 企 業 を 除 外 さらに 売 上 高 ROE を FY の 8 期 連 続 で 取 得 可 能 な 企 業 が 調 査 対 象 もちろん すべての 企 業 が 等 しく 高 い 収 益 目 標 を 設 定 することは 難 しいであろう 世 界 の 主 要 な 企 業 と No. の 座 をかけて 競 争 していく 企 業 それらの 企 業 を 支 え 国 内 市 場 で 競 争 しながらも 雇 用 を 守 り 安 定 的 にトップ 企 業 へと 製 品 供 給 を 続 ける 企 業 など 各 業 界 の 中 での 企 業 の 位 置 づけや 役 割 に 応 じた 収 益 目 標 を 設 定 し 機 関 投 資 家 への 説 明 や 株 主 総 会 各 種 のパブリックリレーションにより 株 式 市 場 とも 対 話 を 重 ねて 企 業 の 目 標 への 理 解 を 図 っていくことが 現 実 的 な 路 線 ではないかと 考 えられる これが 実 現 されれば 第 3 章 で 触 れた 自 社 の 収 益 基 準 では 売 却 対 象 の 事 業 となっ ても 買 い 手 には 十 分 に 魅 力 的 なケース が 起 こりやすくなり 結 果 として 売 り 手 買 い 手 売 却 事 業 に 係 わる 従 業 員 の 3 者 にとってのさらなる 展 望 をもたらすよう な 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 が 加 速 されるのではないだろうか 37

38 (3) 経 営 人 材 育 成 の 仕 組 みの 整 備 ヒアリングを 通 じて 各 社 に 確 認 したところ 意 外 な 程 経 営 人 材 育 成 の 仕 組 みを は っきりとした 意 図 をもって 整 備 している 企 業 は 少 なかった 第 3 章 で 整 理 した KFS で 触 れたとおり 強 いリーダーシップを 擁 する 経 営 者 を 輩 出 し 続 けられることが 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 を 推 進 するための 要 諦 となるが どのよ うなことを 意 識 して 経 営 人 材 の 育 成 の 仕 組 みを 整 備 すべきであろうか この 点 に 関 して 第 3 章 で 紹 介 した 事 業 や 技 術 には 詳 しい 事 業 部 長 であっても 経 営 者 になる 過 程 にお いては 適 切 なスキルセットの 追 加 が 必 要 である という 企 業 からのコメントが 示 唆 に 富 んでいる すなわち 経 営 者 たる 人 材 には 複 数 の 事 業 部 門 あるいはスタッフ 部 門 も 含 めたマネジメント 経 験 や 全 体 最 適 を 実 現 するためのリソース 配 分 に 必 要 なファイ ナンス 理 論 や 組 織 機 能 論 株 主 視 点 を 正 しく 認 識 するための 資 本 市 場 に 対 する 理 解 など 経 営 の 専 門 的 なスキル を 身 につけさせる 必 要 がある もちろん 経 営 の 専 門 的 なスキルは 多 岐 にわたり 企 業 の 置 かれているステージや 志 向 する 戦 略 などにより 異 なる 部 分 もあり 一 概 には 定 義 しづらい しかし 大 きな 転 換 の 潮 目 にある 現 代 の 日 本 企 業 の 経 営 者 には 共 通 的 に 目 利 き 力 とでもいうべきスキ ルが 求 められるのではないだろうか 投 資 対 象 や 売 却 候 補 事 業 を 決 定 する 際 には 多 面 的 な 評 価 とそれに 基 づいた 総 合 的 な 判 断 が 必 要 になる 点 を 指 摘 したが 目 利 き 力 とはまさにこれを 的 確 に 行 う 力 を 意 味 している この 目 利 き 力 を 養 うためには 自 社 の 技 術 優 位 性 やマーケットにおける 強 み を 理 解 していることはもちろん 成 長 性 や 収 益 性 といった 各 種 の 定 量 分 析 に 基 づいた 上 でビジネスモデルを 構 想 し どの 程 度 の 利 益 が 挙 がり どの 程 度 のキャッシュが 稼 げる のかを 読 み 解 くための ビジネス ファイナンス の 感 覚 を 持 つことが 非 常 に 重 要 にな る したがって 特 定 の 事 業 領 域 や 技 術 で 強 みを 持 つことは 前 提 としても サイロ 的 に つのテクニカルスキルに 依 存 し 過 ぎることなく 複 数 の 事 業 を 経 験 させながら ファ イナンスの 素 養 を 与 えることで 事 業 部 長 目 線 ではなく 企 業 経 営 者 目 線 で 判 断 ができる 準 備 つまりはマネジメントスキルを 意 図 的 に 身 につけさせることが 経 営 人 材 育 成 に 欠 かせない 要 件 となる 逆 に ファイナンスの 現 場 で 育 ってきた 人 材 に 事 業 部 長 を 経 験 さ せることでビジネスの 素 養 を 付 けさせる といったやり 方 もあろう 実 際 日 本 企 業 の 中 にも CEO(Chief Executive Officer)になる 前 に 意 図 的 に CFO(Chief Finance Officer)を 経 験 させている 企 業 もある また 米 系 企 業 などでも 社 内 のファイナン スにおける 育 成 プログラムを 経 ることが 経 営 者 の 登 竜 門 になっていることや CEO へ のキャリアパス 上 に CFO が 含 まれる 場 合 も 少 なくない 38

39 ( 図 表 5-4) 主 要 外 資 系 企 業 における 経 営 者 のキャリアパス-ファイナンスの 素 養 * 脚 注 : 各 年 における FTSE トップ 00 社 Fortune トップ 500 社 における 傾 向 から 算 定 出 所 :Robert Half Finance Skill, Forbes(0 年 月 5 日 )を 元 にデロイト トーマツ コンサルティング 作 成 また 経 営 人 材 教 育 の 仕 組 みを 整 備 する 際 に 意 識 すべき 点 として 対 象 者 の 選 抜 が 挙 げられるが 一 括 採 用 と 終 身 雇 用 を 前 提 とする 日 本 企 業 はまだ 多 く 特 段 の 選 抜 を 行 わ ずに 同 じような 教 育 体 系 や 中 途 半 端 なローテーションで 育 成 を 進 めている 日 本 企 業 が 大 半 を 占 めるのではないだろうか 安 定 的 な 環 境 下 では それが 企 業 の 競 争 力 につなが っていた 面 もあろうが 競 争 相 手 となる 欧 米 系 トップ 企 業 が 世 界 中 から 優 秀 なメンバ ーを 選 抜 し 特 別 なトレーニングやローテーションの 中 で 変 化 に 対 応 適 応 できる 経 営 人 材 の 教 育 を 行 っていることを 踏 まえると 日 本 企 業 でも 早 期 からの 選 別 を 行 わざ るを 得 えないのが 現 実 であろう 経 営 人 材 育 成 には 多 大 な 時 間 濃 密 な 経 験 そして 莫 大 なコストがかかるため 皆 に 平 等 に 機 会 を 提 供 することは 残 念 ながらもはや 不 可 能 であることを 強 く 認 識 した 上 で 仕 組 みづくりを 進 めることが 求 められている 39

40 ( 図 表 5-5) 主 要 外 資 系 企 業 における 経 営 者 のキャリアパス- 早 期 の 選 抜 * 脚 注 : 0 年 の Fortune トップ 500 社 における 傾 向 から 算 定 出 所 : Robert Half Finance Skill, Forbes(0 年 月 5 日 )を 元 にデロイト トーマツ コ ンサルティング 作 成 (4) 社 外 取 締 役 の 積 極 活 用 によるガバナンス 体 制 の 多 様 化 日 本 企 業 のコーポレートガバナンス 体 制 における 社 外 取 締 役 の 割 合 は 欧 米 系 企 業 と 比 較 して 限 定 的 となっている 銀 行 を 中 心 とした 統 治 や 内 部 昇 格 者 が 大 多 数 を 占 める 取 締 役 会 など 日 本 企 業 のコーポレートガバナンスには 独 自 的 な 発 展 を 遂 げてきた 部 分 がある 4 が 昨 今 では 日 本 企 業 の 成 長 戦 略 における 重 要 な 柱 として 取 り 扱 われ コー ポレートガバナンス コードをはじめとした 各 種 の 議 論 や 提 言 が 行 われている ( 図 表 5-6) 独 立 取 締 役 構 成 比 の 国 際 比 較 (04)* 脚 注 : 社 外 取 締 役 のうち 子 会 社 関 連 会 社 の 取 締 役 を 除 く 取 締 役 を 独 立 取 締 役 として 算 定 日 本 のみ 03 年 日 本 企 業 は 日 系 5 採 用 企 業 を 調 査 対 象 としている 独 立 取 締 役 人 数 について 英 国 は 取 締 役 議 長 除 く ドイツは 株 主 代 表 のみ 出 所 : 藤 田 勉 コーポレートガバナンス コードは 機 能 するか ( 月 刊 資 本 市 場 05. No. 353) を 元 にデロイト トーマツ コンサルティング 作 成 4 平 成 8 年 度 年 次 経 済 財 政 報 告 ( 内 閣 府 )では 日 本 的 経 営 の 特 徴 として 企 業 内 部 から 昇 進 した 経 営 者 と 銀 行 を 中 心 にした 企 業 統 治 のしくみが 指 摘 されている 40

41 ( 図 表 5-7) 日 本 企 業 における 社 外 取 締 役 の 人 数 * 脚 注 : 東 証 上 場 会 社 を 対 象 に 監 査 役 設 置 会 社 委 員 会 設 置 会 社 のそれぞれについて 集 計 出 所 : 株 式 会 社 東 京 証 券 取 引 所 東 証 上 場 企 業 コーポレートガバナンス 白 書 0 を 元 に デロイト トーマツ コンサルティング 作 成 このような 動 きを 鑑 みると 今 後 日 本 企 業 におけるコーポレートガバナンスのあり 方 は 変 化 していくことが 想 定 されるものの 株 式 市 場 の 期 待 を 十 分 に 認 識 し 社 外 取 締 役 を 積 極 的 に 加 えるべきなのではないだろうか もちろん 第 3 章 でも 指 摘 があったよ うに 社 外 取 締 役 を 加 え 形 式 を 整 えただけでは 高 い 効 果 は 期 待 できない 高 い 収 益 性 と 成 長 性 に 向 けた 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 を 推 進 するためには 多 数 の 事 業 を 抱 える 多 国 籍 企 業 のマネジメント 経 験 を 持 つ 現 役 経 営 者 や 元 経 営 者 株 式 市 場 の 観 点 から 国 内 外 の 企 業 を 評 価 していた 経 験 を 持 つ 機 関 投 資 家 など 多 様 な 経 験 を 有 し 様 々な 観 点 か ら 自 社 が 将 来 に 歩 むべき 方 向 性 や 保 持 すべき 事 業 のポーフォリオなどに 対 して 客 観 的 かつ 建 設 的 な 議 論 のできる 社 外 取 締 役 を 加 える 必 要 がある なお 前 述 のとおり 上 場 企 業 における 社 外 取 締 役 の 状 況 は 変 わっていくことが 想 定 されるが 社 外 取 締 役 を 担 う 人 材 不 足 への 指 摘 が 根 強 い この 点 については ある 程 度 の 時 間 を 要 するではあろうが 前 述 の 経 営 者 教 育 の 仕 組 みの 整 備 とあわせ 解 決 してい くことが 望 まれる 4

42 6. 終 わりに 本 調 査 では 国 内 外 の 主 要 な 企 業 の 事 業 再 編 動 向 を 調 査 し 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 のあり 方 やその 実 現 に 向 けた KFS などを 整 理 した 上 で 政 策 サイドへの 期 待 や 日 本 企 業 に 求 められることを 考 察 してきた 今 回 の 調 査 において 検 証 することができた 最 大 のポイントは 事 業 売 却 を 含 めた 事 業 再 編 は 決 して 後 ろ 向 きな 企 業 行 動 ではなく むしろ 企 業 や 従 業 員 にとっての 飛 躍 のチャ ンスともなり 得 るということである 一 般 的 に 事 業 売 却 とりわけ 後 手 に 回 った 売 却 には 後 ろ 向 きなイメージが 付 きまとう 実 際 売 却 の 意 思 決 定 においても 売 却 先 企 業 へと 転 籍 していく 従 業 員 の 待 遇 においても 限 られた 選 択 肢 しか 残 されない 場 合 もある しかし 今 回 の 調 査 におい て 特 に 一 定 の 収 益 性 や 成 長 性 がある 優 良 な 状 態 で 事 業 を 売 却 する 場 合 には 自 社 では 中 核 から 外 れた 事 業 であっても 売 却 先 においては 優 先 投 資 対 象 となる 中 核 事 業 として 扱 われることで 事 業 それ 自 体 はもちろんのこと 従 業 員 にとっても 新 たな 成 長 の 機 会 となっていることが 見 受 けられた 従 業 員 については さらに 転 籍 に 伴 う 売 却 先 での 待 遇 に 関 する 交 渉 がし 易 いということも 確 認 できた また 昨 今 活 発 に 議 論 が 行 われているコーポレートガバナンスの 強 化 特 に 多 様 な 経 験 を 有 する 社 外 取 締 役 の 存 在 が 事 業 再 編 を 後 押 ししていることが 確 認 できたのも 大 き なポイントであったと 思 われる 本 編 で 述 べたとおり 日 本 企 業 におけるコーポレート ガバナンスは 変 革 の 時 を 迎 えているが 事 業 ポートフォリオを 継 続 的 に 組 み 替 えていく ためには 経 験 豊 富 な 社 外 取 締 役 を 加 えながら ガバナンスの 強 化 を 積 極 的 に 進 めてい く 必 要 があると 考 えられる 少 子 高 齢 化 が 進 み 限 りあるリソースをいかに 効 果 的 に 配 分 するかが 企 業 のみなら ず 国 家 全 体 の 課 題 となっている このような 中 で 日 本 企 業 が 高 い 収 益 性 を 伴 う 持 続 的 成 長 を 遂 げていくためには 自 社 の 掲 げる 長 期 的 なビジョンや 長 期 戦 略 などの 定 性 的 な 基 準 や 目 標 とする 収 益 率 や 成 長 性 などの 定 量 的 な 基 準 に 合 致 しない 事 業 仮 に 市 場 全 体 が 成 長 していたとしても 自 社 では 大 きく 成 長 させられる 可 能 性 が 低 い 事 業 は 黒 字 事 業 で 今 後 も 一 定 の 収 益 性 や 成 長 性 などが 見 込 まれるとしても 売 却 を 進 める そして そこ で 得 たキャッシュを 自 社 が 中 核 と 位 置 づける 事 業 の 強 化 や 将 来 の 収 益 の 柱 として 育 てる 新 規 事 業 に 振 り 向 ける という 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 のあり 方 を 意 識 し 行 動 を 起 こしていくことが 必 要 である いよいよ 本 格 化 し 始 めた 日 本 企 業 の 変 化 を 止 めることな く 官 民 が 連 携 して 好 循 環 を 生 み 出 す 事 業 再 編 をさらに 加 速 させていくことが 明 日 の 日 本 を 創 る 確 かな 一 歩 となろう 4

43 平 成 6 年 度 産 業 経 済 研 究 委 託 事 業 ( 事 業 再 編 に 係 る 国 内 外 企 業 の 動 向 調 査 ) 別 紙 資 料 編 平 成 7 年 3 月 3 日 デロイトトーマツ コンサルティング 株 式 会 社

44 目 次. 調 査 対 象 企 業 における 事 業 再 編 動 向 の 比 較 考 察 P3-9. 各 社 の 事 業 再 編 に 関 する 調 査 結 果 P0-53 日 立 製 作 所 P-34 東 芝 P35-47 パナソニック P48-60 ソニー P6-7 旭 化 成 P7-83 富 士 フイルム P84-94 General Electric P95-06 Siemens P07-8 Philips P9-30 DuPont P3-4 BASF P43-P53 3. 再 編 にかかる 日 独 の 労 働 法 制 の 比 較 P 再 編 と 外 部 要 因 の 関 連 性 P その 他 ( 討 議 用 に 外 部 から 収 集 した 資 料 ) P75-9

45 . 調 査 対 象 企 業 における 事 業 再 編 動 向 の 比 較 考 察 For information, contact Deloitte Tohmatsu Consulting Co., Ltd.

46 . 事 業 再 編 動 向 の 比 較 考 察 調 査 対 象 企 業 調 査 対 象 企 業 の 選 定 の 考 え 方 と 一 覧 多 数 の 事 業 セグメントを 有 し 0 年 以 内 に 多 数 の 事 業 再 編 を 実 施 した 業 界 として 総 合 電 機 業 界 化 学 業 界 を 選 定 し その 中 で 事 業 ポートフォ リオを 組 み 替 えている 主 要 な 企 業 ( 但 しグループ 内 の 金 融 会 社 を 除 く)を 対 象 として 調 査 した 日 本 企 業 企 業 名 本 社 設 置 国 業 界 多 数 の 事 業 セグメントを 有 する 0 年 以 内 に 事 業 再 編 を 実 施 した 日 立 日 本 電 機 東 芝 日 本 電 機 3 パナソニック 日 本 電 機 4 ソニー 日 本 電 機 5 旭 化 成 日 本 化 学 6 富 士 フイルム 日 本 化 学 7 外 資 企 業 GE 米 国 電 機 8 Siemens ドイツ 電 機 9 Philips オランダ 電 機 0 DuPont 米 国 化 学 BASF ドイツ 化 学 選 定 基 準 象 徴 的 な 再 編 がある 買 収 HGST 撤 退 HGST, 火 力 発 電 事 業 空 調 事 業 買 収 ウェスティングハウス ランディスギア 撤 退 液 晶 事 業 買 収 三 洋 電 機 撤 退 ヘルスケア 事 業 買 収 ソフト 事 業 (MGM EMI) 撤 退 液 晶 事 業 買 収 ゾールメディカル 撤 退 食 品 事 業 酒 造 事 業 買 収 富 山 化 学 工 業 撤 退 - 買 収 Honeywell 等 多 数 撤 退 プラスティック 事 業 放 送 事 業 (NBCU) 買 収 ヘルスケア 事 業 の 複 数 買 収 撤 退 自 動 車 部 品 事 業 買 収 GG 撤 退 PolyGram 半 導 体 事 業 買 収 Danisco 撤 退 Conoco 医 薬 品 事 業 買 収 農 業 農 薬 事 業 撤 退 Knoll Basel For information, contact Deloitte Tohmatsu Consulting Co., Ltd.

47 . 事 業 再 編 動 向 の 比 較 考 察 調 査 に 使 用 したデータ 共 通 分 析 取 得 データ 対 象 取 得 元 取 得 年 数 備 考 事 業 再 編 データ 日 本 調 査 対 象 企 業 外 資 系 調 査 対 象 企 業 レコフM&Aデータベース Thomson Reuters 9 年 間 0 年 間 における 再 編 のうち 取 引 金 額 が0であるものを 除 外 日 本 企 業 の 再 編 データは データベー ス 整 備 の 関 係 上 996 年 以 降 のみ 取 得 連 結 売 上 高 調 査 対 象 企 業 Bloomberg 0 年 間 - 参 考 情 報 5 各 企 業 分 析 全 体 傾 向 調 査 セグメント 別 売 上 高 日 本 調 査 対 象 企 業 SPEEDA Bloomberg 最 大 0 年 間 - 外 資 系 調 査 対 象 企 業 各 Annual Report 最 大 0 年 間 連 結 営 業 利 益 全 調 査 対 象 企 業 Bloomberg 0 年 間 - 連 結 従 業 員 数 全 調 査 対 象 企 業 Bloomberg 0 年 間 - 主 要 なM&A 詳 細 全 調 査 対 象 企 業 各 企 業 HP 書 籍 等 - 為 替 指 数 円 ドル ユーロ 国 際 決 済 銀 行 0 年 間 長 期 金 利 日 本 米 国 ユーロ 圏 Bloomberg 0 年 間 景 気 指 数 日 本 米 国 ユーロ 圏 International Monetary Fund, World Economic Outlook Database, October 04 0 年 間 データ 取 得 年 数 は 各 企 業 のAnnual Report 取 得 可 能 年 数 により 変 動 0 年 間 のM&Aのうち 取 引 額,000 億 円 以 上 の 売 却 案 件 を 中 心 に 取 得 における 各 通 貨 の 名 目 実 効 為 替 レートを 使 用 対 象 期 間 の 平 均 を 基 準 値 とし 各 年 の 名 目 実 行 為 替 レートと 基 準 値 を 比 較 して 指 数 化 における 各 国 / 地 域 の 国 債 金 利 を 使 用 における 各 国 / 地 域 のGDP 実 質 成 長 率 を 使 用 05. For information, contact Deloitte Tohmatsu Consulting Co., Ltd.

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