INDEX INDEX Introduction I 管 轄 適 用 法 1. CAS 2006/A/ WADA vs. Pakistan Cricket Board, Akhtar & Asif [keywords]cas 仲 裁 パネルの 管 轄 権 仲 裁 判 断 日 :2006

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2 INDEX INDEX Introduction I 管 轄 適 用 法 1. CAS 2006/A/ WADA vs. Pakistan Cricket Board, Akhtar & Asif [keywords]cas 仲 裁 パネルの 管 轄 権 仲 裁 判 断 日 :2006 年 6 月 28 日 2. CAS 2007/A/ WADA vs. FILA & Abdelfattah [keywords]cas 上 訴 の 前 提 としてのスポーツ 団 体 の 内 部 手 続 が 尽 くされているか, 原 決 定 の 差 し 戻 し 仲 裁 判 断 日 :2007 年 12 月 11 日 3. CAS 2007/A/ WADA vs. NSAM, Cheah, Ng & Masitah [keywords] 管 轄,10.5.1, 仲 裁 判 断 日 :2008 年 3 月 31 日 4. CAS 2008/A/ WADA vs. IIHF & Busch [keywords] 仲 裁 パネルの 管 轄, 検 査 拒 否, 比 例 原 則,IF 規 則 と NF 規 則 の 齟 齬, 競 技 者 の 認 識 仲 裁 判 断 日 :2009 年 6 月 23 日 5. CAS 2008/A/1591, 1592 & ASADA, WADA & UCI vs. O'Neill [keywords]10.5.2, 準 拠 法 及 び 適 用 されるドーピング 防 止 規 則 仲 裁 判 断 日 :2009 年 1 月 6. TAS 2009/A/ Alejandro Valverde Belmonte vs Comitato Olimpico Nazionale Italiano [keywords]cas 仲 裁 における 証 拠 方 法,EPO 仲 裁 判 断 日 :2010 年 3 月 16 日 II 制 裁 期 間 1. TAS 2005/A/922, 923 & UCI & WADA vs. Hondo & Swiss Olympic [keywords] 厳 格 責 任 及 び 制 限 減 免 規 則 (10.5.1,10.5.2)とスイス 仲 裁 法 の 取 消 事 由,スイス 裁 判 所 による 仲 裁 判 断 の 執 行 停 止 中 の 成 績, 禁 止 表 に 明 記 されていない 物 質 の 扱 い i

3 INDEX 仲 裁 判 断 日 :2006 年 1 月 10 日 2. CAS 2006 OG/06/ WADA vs. USADA, USBSF & Zachery Lund [keywords]10.5.1,10.5.2, 資 格 停 止 期 間 の 開 始 日 仲 裁 判 断 日 :2006 年 2 月 10 日 3. CAS 2006/A/ Mariano Puerta vs. ITF [keywords]スイス 法 の 介 入, 複 数 回 の 違 反, 比 例 原 則, 仲 裁 判 断 日 :2006 年 6 月 12 日 4. CAS 2006/A/1102, TAS 2006/A/ WADA vs. Eder & Ski Austria [keywords] 禁 止 方 法 の 使 用, 静 脈 内 注 射, 仲 裁 判 断 日 :2006 年 11 月 13 日 5. CAS 2006/A/ WADA vs. Stauber & Swiss Olympic [keywords]10.5.2, 仲 裁 判 断 の 非 公 開 仲 裁 判 断 日 :2006 年 12 月 18 日 6. CAS 2006/A/ Edita Daniute vs. International DanceSport Federation [keywords] 反 対 請 求 の 受 理 可 能 性, 採 点 競 技 における 痩 身 剤 と 競 技 能 力 向 上 の 関 係, 特 定 物 質 仲 裁 判 断 日 :2007 年 6 月 26 日 7. CAS 2007/A/1362 & CONI vs. Petacchi & FCI (1362) WADA vs. Petacchi & FCI (1393) [keywords]10.5.2, 閾 値 が 存 在 する 禁 止 物 質 仲 裁 判 断 日 :2008 年 5 月 5 日 8. CAS 2007/A/ WADA vs. FAW & James [keywords]10.5.2, 適 用 されるべき 規 則 の 決 定 仲 裁 判 断 日 :2007 年 12 月 21 日 9. CAS 2007/A/ WADA, IAAF vs. USADA & Scherf [keywords] 検 査 拒 否, ii

4 INDEX 仲 裁 判 断 日 :2008 年 8 月 11 日 10. CAS 2007/A/1445 & WADA vs. Qatar Football Association & Ali Jumah A. A. Al-Mohadanni (1445) WADA vs. Qatar Football Association & Hamad Rakea Humood (1446) [keywords]サプリメント,tue,10.5.1,10.5.2, 体 内 侵 入 経 路 の 証 明 仲 裁 判 断 日 :2008 年 8 月 21 日 11. TAS 2007/O/ RFEC & Alejandro Valverde vs. UCI [keywords]スイス 法 の 介 入,Non AAF Case,10.5.1, 仲 裁 判 断 日 :2007 年 9 月 26 日 12. CAS 2008/A/ Kazuki Ganaha vs. Japan Professional Football League [keywords] 静 脈 内 注 射 ( 禁 止 方 法 )と 正 当 医 療 行 為 仲 裁 判 断 日 :2008 年 5 月 26 日 13. CAS 2008/A/1489 & Despres vs. CCES (1489) WADA vs. Despres, CCES & Bobsleigh Canad Skelton (1510) [keywords]サプリメント, 仲 裁 判 断 日 :2008 年 9 月 30 日 14. CAS 2008/A/ WADA vs. USADA & Thompson [keywords] 仲 裁 判 断 日 :2008 年 6 月 25 日 15. CAS 2008/A/1585 & Yücel Kop vs. IAAF & TAF (1585) Süreyya Ayhan Kop vs. IAAF & TAF (1586) [keywords] 寛 大 な 法 の 原 則, 複 数 回 違 反 事 例 における 2009 年 版 WADC 第 10.7 項 の 適 用 に 当 たっての 過 去 の 違 反 の 評 価 方 法 仲 裁 判 断 日 :2009 年 11 月 10 日 16. CAS 2009/A/ Adam Seroczynski vs. IOC [keywords] 食 品 の 安 全 管 理,10.5.1, 仲 裁 判 断 日 :2009 年 8 月 20 日 17. CAS 2009/A/ iii

5 INDEX Filippo Volandri vs. ITF [keywords] 結 果 管 理 の 遅 れが 資 格 停 止 期 間 の 始 期 及 び 制 裁 期 間 に 及 ぼす 影 響, 特 定 物 質, 寛 大 な 法 の 原 則 仲 裁 判 断 日 :2009 年 5 月 12 日 18. CAS 2009/A/ WADA vs. CONI & Perotto [keywords] を 適 用 するための 立 証 事 項, 体 内 侵 入 経 路 の 証 明, 各 国 国 内 規 則 の 不 備 がある 場 合 仲 裁 判 断 日 :2009 年 8 月 28 日 19. CAS 2009/A/1926 & ITF & WADA vs. Gasquet [keywords] が 適 用 された 事 例, が 適 用 されるための 証 明 の 程 度, 仲 裁 パネル の 権 限 仲 裁 判 断 日 :2009 年 12 月 17 日 20. CAS 2009/A/1912 &1913, CAS OG 10/ Claudia Pechstein vs. International Skating Union Deutsche Eisschnelllauf Gemeinschaft e.v.vs. International Skating Union (1912&1913) Claudia Pechstein vs. DOSB & IOC (OG 10/04) [keywords] 血 液 ドーピング, 競 技 成 績 の 失 効 仲 裁 判 断 日 :2009 年 11 月 25 日 (1912&1913) 2010 年 2 月 18 日 (OG 10/04) 21. TAS 2009/A/ WADA vs Federation Portuguese de Cyclisme et M.joao Paulo da Costa Cabreira [keywords] 禁 止 物 質 を 分 解 する 効 果 のある 薬 物 の 使 用 による 不 当 な 改 変 仲 裁 判 断 日 :2010 年 4 月 19 日 22. CAS 2009/A/ WADA vs. Jessica Hardy & USADA [keywords]サプリメント, 仲 裁 判 断 日 :2010 年 5 月 21 日 III TUE 1. CAS 2004/A/ IPC vs. WADA & Brockman [keywords]tue 付 与 に 関 する 基 準 仲 裁 判 断 日 :2005 年 1 月 8 日 iv

6 INDEX 2. TAS 2004/A/769, 2005/A/ UCI vs Bouyer & WADA (769) UCI vs WADA & Bouyer (965) [keywords]tue 付 与 の 要 件,TUE 付 与 審 査 機 関 と CAS の 権 限 仲 裁 判 断 日 :2005 年 3 月 18 日 (769) 2006 年 3 月 13 日 (965) IV 成 績 の 失 効 1. CAS 2007/A/ WADA vs. ASADA, AWF & Karapetyn [keywords]1 年 経 過 後 の 検 体 検 査, 競 技 成 績 の 失 効 仲 裁 判 断 日 :2007 年 11 月 15 日 2. CAS 2008/A/1545(Partial Award & Final Award).311 Andrea Anderson, LaTasha Colander Clark, Jearl Miles-Clark, Torri Edwards, Chryste Gaines, Monique Hennagan & Passion Richardson vs. IOC [keywords] 競 技 成 績 の 失 効, 寛 大 な 法 の 原 則 仲 裁 判 断 日 :2010 年 7 月 16 日 V 検 査 手 続 違 反 1. CAS 2004/A/ Annus vs. IOC [keywords] 検 査 拒 否 仲 裁 判 断 日 :2005 年 5 月 31 日 2. CAS 2005/A/ Barbara Lissarague, Federation Francaise d'equitation & Emirates International Endurance Racing, The Organising Committee of the FEI Endurance World Championship vs. FEI & HH Sheikh Hazza Bin Sultan Bin Zayed Al Nahyan [keywords] 検 査 手 続, 動 物 へのドーピング 仲 裁 判 断 日 :2006 年 3 月 9 日 3. CAS 2005/A/ WADA vs. Wium [keywords] 検 査 手 続, 検 査 に 関 する 国 際 基 準 からの 乖 離 と 立 証 仲 裁 判 断 日 :2005 年 11 月 25 日 4. CAS 2007/A/ Floyd Landis vs. USADA v

7 INDEX [keywords] 検 査 手 続 の 違 背 について 証 明 すべき 事 項, 資 格 停 止 期 間 の 開 始 日, 制 裁 的 な 費 用 負 担 仲 裁 判 断 日 :2008 年 6 月 30 日 5. CAS 2008/A/ WADA vs. FILA & Mohamed Ibrahim Abdelfattah [keywords] 検 査 拒 否 仲 裁 判 断 日 :2008 年 9 月 3 日 6. CAS 2008/A/ WADA vs. CONI, FIGC & Nicolo Cherubin [keywords] 検 査 拒 否 仲 裁 判 断 日 :2009 年 3 月 18 日 7. CAS 2008/A/ Varis vs. IBU [keywords] 検 査 手 続,EPO,B 検 体 分 析 への 立 会 い, 複 数 回 の 違 反 仲 裁 判 断 日 :2009 年 3 月 13 日 8. CAS 2009/A/1572, 1632 & Gusmaõ vs. FINA [keywords] 検 査 手 続, 複 数 回 の 違 反, 検 体 の 改 竄, 刑 事 捜 査 での 証 拠 の 利 用, 国 内 パネル の 不 備, 寛 大 な 法 の 原 則 仲 裁 判 断 日 :2009 年 11 月 13 日 9. CAS 2009/A/ Ekaterina Iourieva & Albina Akhatova vs. IBU [keywords] 検 査 手 続, 寛 大 な 法 の 原 則 の 検 査 手 続 への 適 用 可 否 仲 裁 判 断 日 :2009 年 11 月 12 日 10. CAS 2009/A/ WADA vs. CONI, Ronaldo Sylvester Slay & Guillermo Jose Diaz Gonzalez [keywords] 検 査 手 続 仲 裁 判 断 日 :2010 年 1 月 7 日 11. CAS 2009/A/1752 & Vadim Devyatovskiy vs. IOC (1752) Ivan Tsikhan vs. IOC (1753) [keywords] 検 査 手 続, 分 析 機 関 に 関 する 国 際 基 準 からの 乖 離 と 立 証 仲 裁 判 断 日 :2010 年 6 月 10 日 vi

8 INDEX VI その 他 1. TAS 95/ F vs FEI [keywords] 資 格 停 止 と 成 績 失 効 の 関 係, 動 物 へのドーピング 仲 裁 判 断 日 :1996 年 4 月 22 日 Note: AAF 違 反 が 疑 われる 分 析 結 果 世 界 ドーピング 防 止 規 程 (World Anti-Doping Code, WADC) 第 項 にい う 過 誤 又 は 過 失 がないこと が 争 点 となっているもの WADC 第 項 にいう 重 大 な 過 誤 又 は 過 失 がないこと が 争 点 とな っているもの 執 筆 者 一 覧 氏 名 所 属 担 当 早 川 吉 尚 立 教 大 学 教 授 I-5, II-12,14,19, V-1 浅 川 伸 ( 財 ) 日 本 アンチ ドーピング 機 構 事 務 局 長 I-4, II-13,16, 22, III-1 小 川 和 茂 法 政 大 学 立 教 大 学 兼 任 講 師 I-3, II-5, 6, 15, V-11 荻 村 慎 一 郎 立 教 大 学 助 教 I-6, V-2, VI-1 奥 村 直 樹 弁 護 士 / 中 村 合 同 特 許 法 律 事 務 所 II-10, V-6,10 櫛 田 葉 子 一 般 財 団 法 人 日 本 スポーツ 仲 裁 機 構 事 務 局 II-18, IV-1, V-3, 7 宍 戸 一 樹 弁 護 士 / 弁 護 士 法 人 曾 我 瓜 生 糸 賀 法 律 事 務 所 II-4, 17, IV-2, V-4, 5 高 山 佳 奈 子 京 都 大 学 教 授 II-7, 8, 20, V-8, 9 溜 箭 将 之 立 教 大 学 准 教 授 I-2, II-2 濱 本 正 太 郎 京 都 大 学 大 学 院 教 授 II-1, 3, 11, 21, III-2 水 沼 淳 弁 護 士 / 中 村 合 同 特 許 法 律 事 務 所 I-1, II-9 vii

9 Introduction 研 究 報 告 書 ドーピング 関 連 仲 裁 判 断 評 釈 集 刊 行 にあたって Introduction 本 書 は 2008 年 度 から 2010 年 度 にかけて 文 部 科 学 省 委 託 事 業 として 行 われた ドーピン グ 紛 争 仲 裁 に 関 する 調 査 研 究 の 成 果 報 告 書 である スポーツ 界 においては,ドーピング 防 止 のため 様 々な 取 り 組 みが 行 われており,ドーピ ングを 行 った 競 技 者 等 に 対 しては 厳 しい 処 分 が 課 される 2003 年 に 世 界 ドーピング 防 止 機 関 (World Anti-Doping Agency, 以 下,WADA という )により, 世 界 ドーピング 防 止 規 程 (World Anti-Doping Code, 以 下,WADC という )が 策 定 され, 現 在 ではほぼ 全 世 界 的 に 統 一 されたドーピング 防 止 規 則 のもと,ドーピング 防 止 活 動 が 行 われている わが 国 では, 2001 年 に 日 本 アンチ ドーピング 機 構 (Japan Anti-Doping Agency, 以 下,JADA という ) が 設 立 され,2004 年 からは,WADC を 受 けて 策 定 された 日 本 ドーピング 防 止 規 程 (Japan Anti-Doping Code, 以 下,JADC という )に 従 いドーピング 防 止 活 動 が 行 われている 競 技 者 にドーピング 防 止 規 則 に 対 する 違 反 があった 場 合 には,WADC 若 しくは JADC に 従 い, 当 該 競 技 者 の 属 する 国 際 競 技 連 盟, 国 内 競 技 連 盟, 又 は JADA のような 国 内 ドーピン グ 防 止 機 関 などから, 資 格 停 止 などの 処 分 が 課 されることになる このような 処 分 について 不 服 のある 者 は,WADC の 関 連 規 定 に 従 いスイス ローザンヌ にあるスポーツ 仲 裁 裁 判 所 (Court of Arbitration for Sport, 以 下,CAS という )や 各 国 の 国 内 仲 裁 機 関 (わが 国 では 日 本 スポーツ 仲 裁 機 構, 以 下,JSAA という )への 上 訴 をする こと ができる そして, 実 際 に CAS へ 不 服 申 立 てがなされた 事 例 は 多 数 存 在 している わが 国 においては, 現 在 のところ,JADC で 定 める 上 訴 機 関 である JSAA においてドーピ ング 紛 争 に 関 する 仲 裁 判 断 が 下 された 事 例 は 2 件 にすぎないが, 今 後 はドーピング 紛 争 に 関 する 仲 裁 事 例 の 増 加 が 見 込 まれるところである しかし,わが 国 においてはこれまで, ドーピング 紛 争 仲 裁 に 関 する 研 究 はほとんど 行 われていなかった 2008 年 度 より 開 始 された 本 事 業 は,ドーピング 紛 争 に 関 する CAS 仲 裁 判 断 例 に 関 する 分 析 研 究 を 通 じて, 今 後 わが 国 においても 増 加 が 見 込 まれるドーピング 関 連 紛 争 の 解 決 のための 基 準 事 実 認 定 手 法 法 的 判 断 枠 組 をはじめとした 紛 争 解 決 方 法 の 在 り 方 を 明 ら かにすることを 目 的 としている 本 事 業 では,CAS 仲 裁 判 断 例 の 分 析 研 究 のために 法 律 学 の 分 野 で 確 立 されている 判 例 評 釈 という 手 法 を 採 用 した すなわち, 対 象 とする 個 々の 仲 裁 判 断 につき 事 実 関 係 の 把 握 判 断 の 要 約 判 断 の 分 析 を 行 い 判 断 の 分 析 に 際 しては 理 由 付 けのうちの 結 論 に 影 響 を 与 えた 部 分 を 抽 出 し,それがそれまでの 判 断 例 や 学 説 との 関 係 でどのように 位 置 付 けられるかを 検 討 するとともに,その 仲 裁 判 断 が 今 後 の 実 務 にいかなる 範 囲 でいかなる 影 響 を 与 えるのかを 明 らかにするという 手 法 である 本 事 業 を 行 うにあたっては,JSAA に 設 置 されたドーピング 仲 裁 研 究 委 員 会 とその 下 位 組 織 として 設 置 されたドーピング 仲 裁 研 究 ワーキンググループ(WG)が 中 心 的 な 役 割 を 担 っ た 本 書 に 収 められた 各 評 釈 は,WG のメンバーのひとりが 担 当 者 となってまず 原 案 を 書 き, それを WG において 徹 底 的 に 議 論 したうえで 担 当 者 がその 議 論 の 内 容 を 反 映 させる 形 で 完 成 させたものである 委 員 会 及 び WG の メンバーは 以 下 のとおりである なお, 本 書 に は 2008 年 度 から 2010 年 度 までの 3 年 間 にわたる 成 果 を 採 録 している viii

10 Introduction ドーピング 仲 裁 研 究 委 員 会 委 員 長 : 早 川 眞 一 郎 ( 東 京 大 学 教 授 ) 副 委 員 長 : 早 川 吉 尚 ( 立 教 大 学 教 授 ) 委 員 : 浅 川 伸 (( 財 ) 日 本 アンチ ドーピング 機 構 事 務 局 長 ) 小 川 和 茂 ( 法 政 大 学 立 教 大 学 兼 任 講 師 ) 荻 村 慎 一 郎 ( 立 教 大 学 助 教 ) 奥 村 直 樹 ( 弁 護 士 / 中 村 合 同 特 許 法 律 事 務 所 ) 小 幡 純 子 ( 上 智 大 学 教 授 ) 川 原 貴 ( 国 立 スポーツ 科 学 センター 統 括 研 究 部 長 ) 櫛 田 葉 子 ( 一 般 財 団 法 人 日 本 スポーツ 仲 裁 機 構 事 務 局 ) 小 寺 彰 ( 東 京 大 学 大 学 院 教 授 ) 齋 藤 健 司 ( 筑 波 大 学 准 教 授 ) 宍 戸 一 樹 ( 弁 護 士 / 弁 護 士 法 人 曾 我 瓜 生 糸 賀 法 律 事 務 所 ) 高 山 佳 奈 子 ( 京 都 大 学 教 授 ) 溜 箭 将 之 ( 立 教 大 学 准 教 授 ) 野 口 美 一 ( 日 本 車 椅 子 バスケットボール 連 盟 会 長 ) 濱 本 正 太 郎 ( 京 都 大 学 大 学 院 教 授 ) 平 井 千 貴 (( 財 ) 日 本 アンチ ドーピング 機 構 ) 福 林 徹 (( 財 ) 日 本 体 育 協 会 スポーツ 医 科 学 専 門 委 員 会 委 員 長 ) 水 沼 淳 ( 弁 護 士 / 中 村 合 同 特 許 法 律 事 務 所 ) 水 戸 重 之 ( 弁 護 士 /TMI 総 合 法 律 事 務 所 ) 山 澤 文 裕 (( 財 ) 日 本 オリンピック 委 員 会 アンチ ドーピング 委 員 会 委 員 ) ドーピング 仲 裁 研 究 ワーキンググループ WG リーダー: 早 川 吉 尚 ( 立 教 大 学 教 授 ) WG メンバー: 浅 川 伸 (( 財 ) 日 本 アンチ ドーピング 機 構 事 務 局 長 ) 小 川 和 茂 ( 法 政 大 学 立 教 大 学 兼 任 講 師 ) 荻 村 慎 一 郎 ( 立 教 大 学 助 教 ) 奥 村 直 樹 ( 弁 護 士 / 中 村 合 同 特 許 法 律 事 務 所 ) 櫛 田 葉 子 ( 一 般 財 団 法 人 日 本 スポーツ 仲 裁 機 構 事 務 局 ) 宍 戸 一 樹 ( 弁 護 士 / 弁 護 士 法 人 曾 我 瓜 生 糸 賀 法 律 事 務 所 ) 高 山 佳 奈 子 ( 京 都 大 学 教 授 ) 溜 箭 将 之 ( 立 教 大 学 准 教 授 ) 濱 本 正 太 郎 ( 京 都 大 学 大 学 院 教 授 ) 水 沼 淳 ( 弁 護 士 / 中 村 合 同 特 許 法 律 事 務 所 ) 本 書 が,わが 国 におけるドーピング 紛 争 の 仲 裁 による 解 決 の 一 助 となれば 望 外 の 喜 びで ある 最 後 に, 本 書 の 成 果 が, 上 記 各 委 員 の 理 解 と 協 力,とりわけ WG のリーダー 及 びメンバ ーの 極 めて 熱 心 な 研 究 活 動 に 多 くを 負 っていることを 記 して, 関 係 各 位 に 感 謝 申 し 上 げる ix

11 Introduction ドーピング 仲 裁 研 究 委 員 会 委 員 長 早 川 眞 一 郎 2011 年 3 月 x

12 1. CAS 2006/A/1190 WADA vs. Pakistan Cricket Board, Akhtar & Asif (CAS 2006/A/1190, 28 June 2006) 仲 裁 人 Mr. David W. Rivkin (USA) (パネルの 長 ) Mr. Peter Leaver (England) Mr. Jan Paulsson (France) Ⅰ 事 実 及 び 当 事 者 の 主 張 1. 当 事 者 1-1 X( 申 立 人 )は WADA である 1-2 Y1( 被 申 立 人 1)はパキスタンにおけるクリケットの 国 内 競 技 連 盟 である Pakistan Cricket Board( 以 下,PCB という )であり,ドーピング 防 止 規 則 を 制 定 している( 以 下,PCB Regulations という ) Y2( 被 申 立 人 2) 及 び Y3( 被 申 立 人 3)はパキスタン のナショナルクリケットチームのメンバーであり,プロのクリケットプレイヤーである 2. 事 実 年 9 月 14 日,Y1 の 会 長 が,International Cricket Council ( 以 下,ICC という ) Champions Trophy に 出 場 するパキスタンのナショナルチームのメンバー19 人 全 員 に 対 して,ドーピング 検 査 を 行 うことを 決 定 した 年 9 月 25 日 から 同 年 10 月 2 日 に,Y1 の Anti Doping Officer が, 上 記 19 人 の 検 体 について 検 査 を 行 った 年 10 月 12 日 から 同 年 10 月 19 日 に, 検 査 の 結 果, 上 記 19 人 の 検 体 のうち,17 の 検 体 については 陰 性 であったが,2 の 検 体 (Y2 と Y3 の 検 体 )には,19-ノランドロス テロン(アナボリック ステロイドの 一 種 で, 体 重 増 加 等 の 作 用 を 有 するナンドロロン の 代 謝 物 )が 発 見 された 年 10 月 15 日 に Anti Doping Commission( 以 下,ADC という )が 設 置 された ADC は,ドーピング 違 反 の 有 無, 違 反 がある 場 合 の 制 裁 の 種 類 及 び 期 間 について 決 定 す る 権 限 を 有 する(PCB Regulations 第 5.7 項 ) 年 11 月 1 日 に ADC の 決 定 が 出 され,Y2,Y3 とも PCB Regulations 第 4.1 項 に 規 定 するドーピング 違 反 あり PCB Regulations 第 7 条 及 び 第 8 条 に 基 づき,Y2 につい ては 2 年,Y3 については 1 年 間 の 資 格 停 止 とされた 1 1 PCB Regulations 第 8.1 項 によれば,ナンドロロンのような 同 化 剤 については,1 回 目 の 違 反 についての 制 裁 期 間 は 最 低 2 年 間,2 回 目 の 違 反 については 一 生 涯 もっとも,ADC は, 証 拠 等 によって 上 記 期 間 を 変 更 することができる(PCB Regulations 第 8.3 項 ) - 1 -

13 Ⅰ 管 轄 適 用 法 年 11 月 15 日,ADC の 決 定 に 対 して Y2,Y3 共 に Appeals Committee に 上 訴 し, 同 上 訴 審 において 審 問 が 行 われる 年 12 月 5 日 に Appeals Committee の 決 定 がだされ,Y2,Y3 とも PCB Regulations 第 4.1 項 に 規 定 するドーピング 違 反 なし(PCB Regulations 第 4.5 項 の 例 外 2 )の 立 証 に 成 功 したとの 判 断 を 行 った 年 12 月 21 日 に X1 が Appeals Committee の 決 定 に 対 し,CAS に 出 訴 した 2-9 なお,Y2 及 び Y3 の Appeals Committee における 主 張 は 以 下 のとおりである Y2 の 主 張 : 高 タンパクの 摂 取 と 厳 しいトレーニングにより, 内 生 の 19-ノランドロステロンが 基 準 値 を 超 えた 摂 取 していた Blaze Xtreme,Nitron 5,Size On,T-BombⅡ,Promax 50,Viper 等 の 栄 養 サプリメントは 禁 止 されていない 摂 取 した 上 記 のサプリメントの 組 み 合 わせにより,19-ノランドロステロンのレベルを 高 めた Y1 から PCB Regulations についての 警 告 を 受 けていない Y3 の 主 張 : ドーピング 違 反 を 生 じさせた 薬 物 ないし 物 質 を 意 図 的 に 摂 取 したわけではない Promax を 含 むサプリメントの 使 用 を,3 年 前 にイギリスにいた 頃 から 開 始 した 摂 取 していたサプリメントの 効 果 を 本 当 に 知 らなかった チームの 理 学 療 法 士 である A よりサプリメントの 使 用 中 止 を 勧 められた 際, 即 時 に 摂 取 を 中 止 した 3. CAS における 手 続 年 12 月 21 日 に X1 が 出 訴 の 書 面 を 提 出 し,Mr. Peter Leaver を 仲 裁 人 に 推 薦 す る 年 12 月 28 日 に Y1 が,CAS に 対 し, 出 訴 受 理 についての CAS の 管 轄 権 の 存 在 について 異 議 を 唱 える 書 面 を 提 出 し,Y1 は, 管 轄 権 の 有 無 についてのみ 判 断 する 仲 裁 パネルの 選 定 を 希 望 して,Mr. Jan Paulsson を 仲 裁 人 に 推 薦 する 年 1 月 4 日 に Y1 が,CAS に 対 し,Y2 及 び Y3 が 出 訴 について 知 ったことを 認 める 書 面 を 提 出 するも,Y2 及 び Y3 の 連 絡 先 を CAS に 対 して 提 供 することは 拒 否 する (Y1 は, 両 競 技 者 が 競 技 シーズンの 真 っ 最 中 であるため, 両 競 技 者 を 本 件 に 巻 き 込 み たくない 旨 述 べ,Y1 の 管 轄 下 にある 競 技 者 に 対 して,X1 は 直 接 的 行 為 を 行 う 根 拠 が なお,PCB Regulations では, 違 反 の 種 類 によって, 制 裁 期 間 が 分 けられている( 第 8.1 項 及 び 第 8.2 項 ) 2 PCB Regulations 第 4.5 項 では, 禁 止 物 質 の 存 在 が 不 可 抗 力 の 場 合 や,ドーピング 違 反 について 善 意 かつ 合 理 的 な 理 由 がある 場 合 には,ドーピング 違 反 の 例 外 にあたる 旨 規 定 している - 2 -

14 1. CAS 2006/A/1190 ない 旨 主 張 する) 年 1 月 5 日 に 仲 裁 部 門 の 長 (the President of the Appeals Arbitration Division)が, CAS の 管 轄 権 の 問 題 が 解 決 するまでの 間,X1 に 対 して 理 由 書 の 提 出 を 猶 予 することを 認 める 年 1 月 9 日 に X1 が, 仲 裁 パネルによりまず 管 轄 権 の 問 題 のみを 取 り 扱 うこと に 同 意 する 年 1 月 10 日 に CAS が, 当 事 者 双 方 に 対 し, 管 轄 権 に 関 する 問 題 のみを 取 り 扱 う 旨 の 書 面 を 提 出 するように 要 請 する 年 1 月 19 日 に CAS が,Y2 及 び Y3 に 対 し,X1 と Y1 との 間 で,CAS の 仲 裁 パ ネルが 管 轄 権 の 問 題 のみを 扱 うために 選 定 されたことを 通 知 し, 両 名 に 対 し, 提 出 さ れた 書 面 のコピーの 送 付 を 行 った しかし,Y2 及 び Y3 とも, 手 続 において 何 ら 積 極 的 な 行 動 はなかった 年 1 月 24 日 に Y1 が 管 轄 権 に 関 する 書 面 を 提 出 する 年 2 月 6 日 に X1 が 管 轄 権 に 関 する 書 面 を 提 出 する 年 2 月 6 日 に 3 名 の 仲 裁 人 が 正 式 に 任 命 され, 当 事 者 に 通 知 される 年 4 月 12 日 に Y1 が,X1 の 提 出 した 管 轄 権 に 関 する 書 面 に 対 する 反 論 の 書 面 を 提 出 する 4. 当 事 者 の 主 張 X1 の 主 張 4-1 the Code of Sports-Related Arbitration( 以 下,CAS 規 程 という )R47 条 に 基 づき,CAS に 本 件 の 管 轄 権 が 認 められる CAS の 判 断 例 及 びスイス 連 邦 裁 判 所 の 判 例 法 に 従 い, 仲 裁 条 項 を 含 む 文 書 を 参 照 する 場 合 には CAS の 側 に 有 利 に 判 断 されなければならず, CAS の 管 轄 権 を 認 める 根 拠 となる 4-2 仲 裁 条 項 の 基 準 を 充 足 するため,CAS は X1 の 上 訴 について 管 轄 権 を 有 する 4-3 FPF の 規 則 が FIFA の 規 則 を 参 照 することを 含 んでいる 旨 判 示 して X1 の 上 訴 権 を 認 めた CAS 2006/A/1153 事 件 や,Ski Austria の 規 則 が WADC 及 び FIS ドーピング 防 止 規 則 の 各 第 項 を 参 照 している 旨 判 示 して X1 の 上 訴 権 を 認 めた CAS 2006/A/1102 事 件 3 の 判 断 例 は,X1 の 主 張 の 根 拠 となる これらの 事 案 では, 国 内 競 技 連 盟 ( 以 下, NF という )の 規 則 において X1 の 上 訴 権 が 必 ずしも 明 示 されていなかったものであ 3 CAS 2006/A/1102, TAS 2006/A/1146, WADA vs. Eder & Ski Austria 本 評 釈 集 110 頁 参 照 - 3 -

15 Ⅰ 管 轄 適 用 法 るが,いずれも,X1 の 上 訴 を 認 める 国 際 競 技 連 盟 ( 以 下,IF という )の 規 定 や WADC を 参 照 している 旨 が 判 断 されている 4-4 WADC 第 13.2 項 に 従 い,CAS への 上 訴 権 が 認 められる 4-5 PCB Regulations の 規 定 は,X1 の CAS に 対 する 上 訴 権 を 妨 げない X1 は, 国 内 水 準 のスポーツ 機 関 が 下 した 全 ての 最 終 4 判 断 に 上 訴 する 権 利 がある 4-6 WADC 第 項 及 び 第 項, 並 びに CAS 規 程 R47 条 は,いずれも,CAS の 管 轄 権 を 認 める 明 示 的 な 規 定 の 存 在 を 要 求 していない 4-7 仮 に PCB Regulations が,X1 の 上 訴 権 を 認 める 明 示 的 な 規 定 を 置 いていなかったとし ても,PCB Regulations の 除 外 規 定 の 第 2 項 には, 本 規 則 に 関 連 する 紛 争 については, IOC/WADA の 法 が 適 用 される と 記 載 されていることから,WADC 第 13.2 項 に 基 づき, X1 の 上 訴 権 が 認 められる 4-8 上 記 のような 解 釈 は, 以 下 のものによって 基 礎 付 けられる (i) PCB Regulations は WADA に 適 合 している,という Y1 の 声 明 (ii) PCB Regulations の 欠 陥 は,( 除 外 規 定 第 2 項 の) IOC/WADA law によって 補 完 される (iii) Y1,Y2 及 び Y3 は,ICC のイベントへの 参 加 者 として,ICC Anti-Doping Code( 以 下,ICCC という )に 従 う 義 務 を 負 う (iv) パキスタンにおいて,WADA が 承 認 されている (v) 本 件 は Y1 が 主 張 する 先 例 とは 明 らかに 異 なる (vi) 本 件 と CAS 2006/A/1153 事 件 との 類 似 性 4-9 結 論 として,WADC 第 13.1 項 及 び 第 13.2 項 に 基 づき,X1 の CAS に 対 する 上 訴 権 が 認 められる Y1 の 主 張 4-10 Y1 の 規 定 や 規 則 においては,CAS に 対 する 上 訴 の 権 利 を 認 めたものはなく, 本 件 に おいて,CAS 規 程 R47 条 で 規 定 されたような 基 本 的 な 管 轄 はそもそも 存 在 しない CAS 2005/A/952 事 件 は, 本 件 と 直 接 的 に 類 似 している 4-11 上 記 の 事 件 において,Cole 氏 ( 申 立 人 )は,FA プレミアリーグの 規 定 には 上 訴 を 認 める 規 定 がなかったにも 関 わらず,FA プレミアリーグの 上 訴 審 がなした 決 定 について, CAS に 対 する 上 訴 の 方 途 を 模 索 した CAS の 仲 裁 パネルは,CAS が 管 轄 権 を 持 つためには, 当 該 規 定 において 直 接 に CAS について 言 及 されていなければならないとしたうえで,FIFA の 規 定 においては FA プレ 4 PCB Regulations 第 11.5 項 には, The decision of the Appeals Committee will be final and binding on the parties to the appeal. と 規 定 されている - 4 -

16 1. CAS 2006/A/1190 ミアリーグに 対 し CAS への 上 訴 権 を 認 めるよう 義 務 付 けているものの,FA プレミアリ ーグの 規 定 においては CAS について 言 及 されておらず,FA プレミアリーグの 規 定 に 変 更 がなされない 限 り, 上 訴 の 権 利 は 認 められない 旨 判 示 して,Cole 氏 の 上 訴 についての 管 轄 権 を 否 定 した 4-12 WADC の 問 題 であるとしても, 規 則 や 規 定 に 明 示 的 に CAS への 上 訴 権 が 規 定 されて いない 限 り,CAS は 管 轄 権 を 有 さない PCB Regulations は,そのような 規 定 を 一 切 置 い ていない 4-13 Y1 の Appeals Committee の 決 定 について,X1 が CAS に 対 して 上 訴 することができる とした 契 約 上 の 上 訴 権 はなく,PCB Regulations も,ICCC も,そのような 権 利 を 認 めて はいない また,Y1 は,X1 との 間 で,そのような 管 轄 について 一 切 合 意 をしていない 4-14 ICCC は,ICC のイベントに 参 加 する 者 に 対 してのみ 適 用 され,Y1 が 国 内 で 行 った 検 査 については 適 用 されない 4-15 ICCC には,ICC のイベントにおける 陽 性 事 例 については CAS への 上 訴 権 が 規 定 され ているものの, 国 内 レベルにおいては,そのような 規 定 は 置 かれていない 4-16 Y1 の Appeals Committee の 決 定 について 誰 が 上 訴 権 を 持 っているのか,という 問 題 は, 明 らかに PCB Regulations によって 規 定 されるべき 問 題 であるから, 本 件 は,PCB Regulations の 除 外 規 定 には 該 当 しない PCB Regulations 第 11.5 項 には, The decision of the Appeals Committee will be final and binding on the parties to the appeal. と 規 定 されてい る 4-17 仮 に WADC が,NF に 対 して,IF への 加 盟 条 件 として,WADC の 承 認 と 施 行 を 要 求 しているとしても,Y1 は WADC に 調 印 していないのであるから,そのような 義 務 には 拘 束 されない これは,CAS 2004/A/676 事 件 ( 個 々の 連 盟 (federation)が,その 規 則 において,FIFA の 新 規 則 を 実 施 している 場 合 に 限 って CAS の 管 轄 権 が 認 められると 判 示 した)におい て 判 断 されたとおり, 仮 に Y1 が WADC を 受 容 する 義 務 を 負 っているとしても,それが 実 行 されるまでは,CAS は 管 轄 権 を 有 しない 4-18 WADC は,Y1 が ICC のイベントに 参 加 している 場 合 に 限 り,Y1 に 対 して 義 務 を 課 すことができる Y2 も Y3 も, 国 内 における Y1 のドーピング 防 止 プログラムにより 陽 性 の 結 果 が 示 されたのであるから,ICC のイベントでない 時 間 及 び 場 所 について 行 わ れた 検 査 については,CAS に 管 轄 権 はない 4-19 パキスタン 国 は 2003 年 にコペンハーゲン 宣 言 に 調 印 しているが,Y1 はそのような 採 択 をしていない パキスタン 国 がコペンハーゲン 宣 言 に 調 印 した 事 実 は,X1 に 有 利 と なるような 義 務 を Y1 に 課 すことを 生 じさせない しかも,コペンハーゲン 宣 言 の 文 言 は,Y1 に 対 する WADC の 受 容 を 明 確 に 義 務 づけているわけではない したがって,パ - 5 -

17 Ⅰ 管 轄 適 用 法 キスタン 国 がコペンハーゲン 宣 言 に 調 印 したことは,CAS の 管 轄 権 を 認 める 根 拠 とはな らない 4-20 結 論 として, 本 件 における CAS の 管 轄 権 は 認 められず,X1 の 上 訴 権 が 却 下 されなけ ればならない Ⅱ 仲 裁 判 断 の 要 旨 [ 結 論 ] 1. CAS は,X1 と Y1,Y2 及 び Y3 との 間 の 紛 争 について 管 轄 権 を 有 しない 2. X1 が 2006 年 12 月 21 日 付 でなした 上 訴 は 不 適 法 である 3. CAS 2006/A/1190 事 件 の 調 停 記 録 は CAS の 登 録 簿 から 削 除 する [ 理 由 ] 1. スイス 国 際 私 法 第 186 条 においては, 仲 裁 機 関 が, 仲 裁 における 管 轄 権 を 独 自 に 判 断 し なければならないことを 規 定 しているとともに, 管 轄 権 の 欠 如 の 主 張 は 本 案 の 主 張 に 先 立 って 提 出 されなければならないことや, 管 轄 権 の 存 在 については 原 則 として 中 間 判 決 をしなければならないことを 規 定 しており,CAS は 管 轄 権 について 判 断 する 権 限 を 有 す る このことは,スイス 国 際 私 法 の 解 釈 にも 合 致 する 2. さらに,X1 も Y1 も, 明 示 的 に, 本 件 についての 管 轄 の 有 無 を 決 定 する CAS の 権 限 を 認 めている X1 は, 本 案 の 審 理 と 同 じく, 管 轄 権 の 審 理 についても CAS に 決 定 権 があるこ とを 繰 り 返 し 承 認 している 本 仲 裁 においては,まず 管 轄 権 の 問 題 について 審 理 される こととされ,また,CAS 規 程 R44.5 項 5 に 従 い,Akhtar 及 び Y3 が 手 続 に 欠 席 した 場 合 に も, 管 轄 権 についての 審 理 を 進 めることができる 3. CAS 規 程 R47 条 の 規 定 により CAS に 管 轄 権 が 認 められるためには, 原 判 断 をした 機 関 の 規 定 又 は 規 則 が,CAS を 上 訴 審 として 承 認 している 必 要 がある このような 解 釈 は, 特 に CAS 2002/0/422 事 件 における 仲 裁 判 断 (FIFA の 規 定 が 未 だ CAS に 直 接 言 及 するよ うに 改 正 されていなかったため,CAS の 管 轄 権 が 否 定 された 事 例 ) 及 び CAS 2005/A/952 事 件 (Cole 氏 の 事 件 )における 仲 裁 判 断 によって 基 礎 付 けられる 4. 本 件 において,PCB Regulations には,CAS への 上 訴 権 について 言 及 した 規 定 はなく, その 第 11.5 項 においては,PCB Appeal Committee の 判 断 が 最 終 判 断 である 旨 が 記 載 され ている この 規 定 や 規 則 によっては, 上 訴 について CAS の 管 轄 権 を 認 めることはできな い 5. X1 は,WADC 第 項 等 を 根 拠 として 挙 げるが, 同 第 項 は,X1 に 包 括 的 な 上 訴 権 を 認 めた 規 定 ではなく, 逆 に,X1 の 上 訴 権 は CAS 規 程 によって 制 限 されるもの 5 同 項 には, 仲 裁 の 相 手 方 が 答 弁 を 出 さなかった 場 合 にも, 仲 裁 手 続 を 進 行 させることができる 旨 が 規 定 されている - 6 -

18 1. CAS 2006/A/1190 であるところ,CAS 規 程 R47 条 の 規 定 は, 当 該 規 定 において CAS への 上 訴 権 が 明 示 さ れている 場 合 に 限 って CAS の 管 轄 権 を 認 めているが,PCB Regulations には, 直 接, 間 接 を 問 わず,CAS への 上 訴 を 認 めた 規 定 はない 6. ICCC においても,CAS への 上 訴 権 を 認 めることを Y1 に 対 して 強 制 する 条 項 はない その 代 わりに,ICCC 第 16.1 項 に 規 定 された 義 務 は,ICC のイベントに 参 加 していると きにのみ 適 用 されるが, 本 件 は ICC イベント 中 の 事 案 ではなく, 同 第 16.1 項 は 管 轄 権 を 認 める 根 拠 とはなりえない また, 同 第 15.2 項 においては,ICCC の 下 でなされた 判 断 について CAS への 上 訴 権 を 認 めているが, 本 件 は ICCC の 下 でなされた 判 断 に 関 するも のではない 仮 に,ICCC により,CAS への 上 訴 権 を 認 めることを Y1 に 対 して 強 制 され ていたとしても,CAS 2004/A/676 事 件 において 判 断 されたように,PCB Regulations の 規 定 又 は 規 則 に, 当 該 条 項 が 置 かれていなければならない また, 本 件 は,PCB Regulations の 除 外 規 定 にも 該 当 しない III 評 釈 本 仲 裁 判 断 の 結 論 はやむをえないものであると 考 える 1. 本 仲 裁 判 断 の 位 置 付 け 本 仲 裁 判 断 は,PCB Regulations に CAS への 上 訴 権 を 認 めた 条 項 がないことから, 本 件 に 関 する CAS の 管 轄 権 を 否 定 したものである たしかに,CAS 規 程 R47 条 には,"An appeal against the decision of a federation, association or sports-related body may be filed with the CAS insofar as the statutes or regulations of the said body so provide or as the parties have concluded a specific arbitration agreement and insofar as the Appellant has exhausted the legal remedies available to him prior to the appeal, in accordance with the statutes or regulations of the said sports-related body."と 記 載 されており,CAS への 上 訴 が 認 められるためには,1 当 該 機 構 の 規 定 又 は 規 則 によりそのように 定 められていること( 規 定 の 存 在 ), 及 び2 法 的 手 続 を 尽 くしていること( 補 充 性 )が 必 要 とされる 本 件 においては,2の 要 件 については 問 題 がなく,1の 要 件 が 専 ら 問 題 となると 思 われ る 2. 他 の 仲 裁 判 断 との 比 較 本 仲 裁 判 断 中 にも 引 用 されているとおり,1の 要 件 については 過 去 の 仲 裁 判 断 でも 争 わ れたことがある 本 件 と CAS 2006/A/1102, TAS 2006/A/1146 事 件 ( 本 評 釈 集 110 頁 )とを 表 にして 対 比 すると, 以 下 のとおりである 事 件 番 号 競 技 国 名 NF 規 定 の 状 況 IF 規 定 の 状 況 結 論 ( 本 件 ) クリケット パキスタン IF 規 定 を 参 照 せず (IF 規 定 の 適 用 も 無 ) CAS への 上 訴 を 肯 定 ( 競 技 者 へ 直 接 適 用 無 ) - 7 -

19 Ⅰ 管 轄 適 用 法 CAS2006/A/1102 TAS2006/A/1146 スキー オーストリア FIS 規 定 を 参 照 WADC を 参 照 CAS への 上 訴 を 肯 定 (WADC も 同 じ) 上 記 の 仲 裁 判 断 からもわかるとおり,IF 規 定 において CAS への 上 訴 権 が 認 められている 場 合 において, 各 NF の 規 定 で IF 規 定 を 参 照 する 旨 が 規 定 されているときには, 当 該 IF 規 定 に 基 づき,CAS への 上 訴 権 は 問 題 なく 認 められることになる これを 本 件 についてみると, 本 件 の 事 案 は,IF(ICC) 規 定 においては CAS への 上 訴 権 が 規 定 されていたものの,NF(Y1)の 規 定 においては,IF(ICC) 規 定 が 参 照 されていな かった 事 案 である そして,NF 規 定 が 上 記 のとおりであったとしても, 本 件 の Y2 及 び Y3 に IF(ICC) 規 定 が 直 接 に 適 用 されないかどうかが 検 討 されたが,IF(ICC) 規 定 は,ICC のイベントに 参 加 する 者 に 対 してのみ 適 用 される 旨 が 規 定 されていたため,NF レベルでの 検 査 において 陽 性 反 応 が 出 たに 過 ぎない 本 件 の Y2 及 び Y3 には,IF(ICC) 規 定 は 適 用 されない 旨 が 判 示 さ れたものである CAS の 管 轄 権 を 認 める 条 項 がない 以 上, 本 仲 裁 判 断 において, 管 轄 権 な しとの 判 断 がなされたこともやむをえないと 考 える なお,この 点 について, 本 仲 裁 判 断 においても, 遺 憾 の 意 が 表 されるとともに, 加 盟 団 体 及 び 加 盟 競 技 者 に 対 して WADC に 準 拠 したドーピング 防 止 規 定 を 遵 守 させることは ICC の 責 任 であることが 示 され 6, 本 件 のような 例 外 的 な 仲 裁 判 断 をせざるをえなかった 点 につ いて,ICC が 非 難 されている 3. 結 語 以 上 のとおり, 本 件 における 仲 裁 判 断 はやむをえないものである 我 が 国 においては,このような 事 態 が 生 じることは 避 けなければならないと 考 えるが, そのための 方 途 が 問 題 となり 得 る この 点, 現 在, 我 が 国 において 各 NF に 提 供 されている NF 向 けモデルルール におい ては,その 第 1.1 項 及 び 第 1.2 項 (1)において, 当 該 規 定 が WADC 及 び 日 本 ドーピング 防 止 規 程 ( 以 下,JADC という)に 準 拠 することが 明 確 に 示 され,また,その 第 10 条 において, 不 服 申 立 については JADC 第 13 条 (WADC 第 13 条 と 同 旨 )に 従 う 旨 が 明 確 に 記 載 されて いる また,PCB Regulations のように,NF レベルでの 判 断 が 最 終 判 断 である 旨 の 記 載 も 一 切 ない 各 NF が, 当 該 モデルルールに 準 拠 したドーピング 防 止 規 程 を 制 定 していれば, 少 なくと も 日 本 国 内 において, 本 件 と 同 様 の 問 題 が 発 生 するおそれは 少 ないと 考 える ( 水 沼 淳 2009 年 3 月 ) 6 WADC 第 項 においては,IF の 義 務 として, 国 内 競 技 連 盟 (NF)の 政 策, 規 則 及 びプログラム が 本 規 程 に 合 致 していることを 加 盟 の 条 件 として 義 務 づける ことが 規 定 されている すなわち,IF であ る ICC は,NF である Pakistan Cricket Board の 規 則 が WADC に 合 致 していることを, 加 盟 の 条 件 として 義 務 付 けなければならず,これを 怠 った 点 が 非 難 されているものである - 8 -

20 2. CAS 2007/A/1365 WADA vs. FILA & Mohammed Ibrahim Abdelfattah (CAS 2007/A/1365, 11 December 2007) 仲 裁 人 Professor Massimo Coccia, Attorney-at-Law (Rome, Italy) (パネルの 長 ) Mr Quentin Byrne-Sutton, Attorney-at-Law (Geneva, Switzerland) Mr Jacques Baumgartner, Attorney-at-Law (Lausanne, Switzerland) Ⅰ 事 実 及 び 当 事 者 の 主 張 1. 当 事 者 1-1 X( 申 立 人 )は, 世 界 ドーピング 防 止 機 関 (World Anti-Doping Agency, 以 下,WADA という )である 1-2 Y1( 被 申 立 人 )は, 国 際 レスリング 連 盟 (Fédération Internationale de Luttes Associée, 以 下,FILA という )で,スイスに 本 部 をおき, 国 際 オリンピック 委 員 会 から 全 世 界 ですべての 形 式 によるレスリングの 試 合 を 統 括 する 国 際 競 技 連 盟 として 認 められてい る 1-3 Y2( 被 申 立 人 )は,エジプト 国 籍 の 国 際 水 準 のレスリングの 競 技 者 で,FILA に 加 盟 したエジプト レスリング 連 盟 に 加 入 している 2. 事 実 年 7 月 24 日,USADA のアンチ ドーピング オフィサーが WADA を 代 表 し, アメリカ コロラドスプリングスのトレーニングセンターに 滞 在 中 の Y2 を 競 技 会 外 ア ンチ ドーピング 検 査 のために 訪 問 したが, 検 査 は 行 われなかった 2-2 同 月 31 日,FILA はエジプト レスリング 連 盟 に 対 し,Y2 が 2007 年 7 月 24 日 にコン トロール 係 官 に 尿 検 体 を 提 出 するのを 拒 んだとして,ドーピング 防 止 規 則 違 反 により 警 告 処 分 とすると 通 知 した 8 月 17 日,FILA から WADA に 対 し,FILA 執 行 部 会 で 警 告 処 分 が 決 定 したと 通 知 がなされた (a) 月 23 日,WADA は CAS に 対 し 2007 年 7 月 31 日 の 決 定 ( 以 下, 被 上 訴 決 定 という ) について 上 訴 を 行 った これに 対 し 9 月 4 日,FILA は CAS に 書 簡 を 送 り, 上 訴 で 争 う つもりはなく,2 年 間 の 資 格 停 止 処 分 がなされても 異 議 はない,と 通 知 した 月 11 日,FILA のスポーツ 裁 判 官 (Sporting Judge)が,FILA の 執 行 部 から 記 録 を 受 取 り,アメリカ ドーピング コントロール オフィサーの 報 告,Y2 とエジプト レ スリング 連 盟 の 説 明 を 検 討 した 結 果, 一 件 記 録 をすべて 検 討 する 必 要 があると 判 断 し た そして,2007 年 7 月 24 日 から 終 局 判 断 までの 期 間, 暫 定 的 資 格 停 止 処 分 とする 判 断 を 下 した (b) - 9 -

21 Ⅰ 管 轄 適 用 法 月 16 日,スポーツ 裁 判 官 の 判 断 を 審 理 するため FILA 会 長 により 審 問 委 員 会 (Hearing Commission)が 任 命 され,Y2 とその 代 理 人 の 主 張 を 聞 いたうえで, 暫 定 的 資 格 停 止 処 分 を 維 持 した (c) 月 25 日,FILA は CAS に 対 し,FILA 内 部 でのスポーツ 裁 判 官 の 暫 定 的 資 格 停 止 処 分 からと 審 問 委 員 会 の 判 断 までの 経 緯 を 説 明 し,WADA による 上 訴 手 続 を 停 止 するよう 要 請 した 月 28 日,FILA のスポーツ 裁 判 官 が 半 年 間 の 資 格 停 止 処 分 との 判 断 を 下 した (d) 月 1 日,Y2 は CAS に 対 し,ドーピング 防 止 規 則 違 反 の 告 発 を 退 けるよう 答 弁 書 を 提 出 した Y2 は 同 時 に,FILA での 手 続 進 行 中 に WADA が CAS に 上 訴 したのは 時 期 尚 早 (premature)として, 前 提 問 題 を 争 う 姿 勢 を 明 らかにした 月 4 日,WADA は FILA の 上 訴 手 続 中 止 の 要 請 に 対 し 異 議 を 申 し 立 てた これを 受 けて 10 月 11 日,CAS は, 当 事 者 間 に 争 いがあるため CAS での 手 続 は 中 止 できないと 当 事 者 に 通 知 した 月 15 日,FILA は CAS に 答 弁 書 を 提 出 した その 中 で FILA は,それまでの 経 緯 を 説 明 したうえで, 半 年 間 の 資 格 停 止 処 分 とした,スポーツ 裁 判 官 の 9 月 28 日 付 判 断 を 審 査 するよう 要 請 した 月 23 日,WADA は,9 月 28 日 付 スポーツ 裁 判 官 の 判 断 につき,FILA 連 盟 上 訴 委 員 会 に 上 訴 した その 中 で WADA は, 上 訴 を 認 容 し,ドーピング コントロールを 回 避 したことにつき 2 年 間 の 資 格 停 止 処 分 にする,との 判 断 を 下 すよう 求 めた 月 7 日,CAS 上 訴 仲 裁 部 から 両 当 事 者 に 対 し, 仲 裁 パネルが 組 織 されたと 通 知 が なされた 月 13 日,WADA は CAS に 対 し,FILA の 連 盟 上 訴 委 員 会 に 上 訴 した 旨 を 伝 え,FILA での 手 続 が 進 行 する 間 は 審 理 を 開 催 しないことを 要 請 した (e) 月 22 日,CAS 仲 裁 パネルは 当 事 者 に 対 し,CAS への 上 訴 が 時 期 尚 早 だとした Y2 の 主 張 を 前 提 問 題 として 取 り 上 げると 通 知 した WADA と Y2 はこれに 応 じ,11 月 27 日 の 期 限 までにそれぞれの 主 張 を 提 出 した 3. 当 事 者 の 主 張 X(WADA)の 主 張 3-1 主 張 は 必 ずしも 一 貫 していない WADA は,2007 年 8 月 23 日 に, 被 上 訴 決 定 に 対 し 上 訴 し,10 月 4 日 には FILA による 上 訴 手 続 の 停 止 の 求 めに 異 議 を 唱 えている しかし, 11 月 13 日 には,FILA での 手 続 が 進 行 する 間 は 審 理 を 開 催 しないことを 要 請 した 仲 裁 判 断 からは,WADA が 最 終 的 にいかなる 立 場 をとったのかは 明 らかでない

22 2. CAS 2007/A/1365 Y1(FILA)の 主 張 月 15 日 の 答 弁 書 で FILA は, 半 年 間 の 資 格 停 止 処 分 とした,スポーツ 裁 判 官 の 9 月 28 日 付 判 断 を 審 査 するよう 求 めている Y2 の 主 張 3-3 FILA での 手 続 進 行 中 に WADA が CAS に 上 訴 したのは 時 期 尚 早 である Ⅱ 仲 裁 判 断 の 要 旨 [ 結 論 ] 事 件 を FILA に 差 し 戻 し,FILA 連 盟 上 訴 委 員 会 が Y2 につき 終 局 的 な 懲 罰 的 判 断 を 下 すも のとする それでも 不 服 のある 当 事 者 は,その 後 CAS に 上 訴 する 権 利 を 有 する [ 理 由 ] 1. WADA による 上 訴 の 可 否 (IV.1) CAS 規 程 R47 条 によれば,スポーツ 関 連 団 体 から CAS への 上 訴 が 認 められるのは, 当 該 団 体 の 規 程 規 則 が 規 定 する 場 合 かつ, 上 訴 側 が 上 訴 に 先 立 ち, 当 該 規 程 規 則 に 定 める 救 済 を 尽 くしている 場 合 である すなわち CAS は,スポーツ 関 連 団 体 の 規 則 規 程 に 内 部 的 な 上 訴 の 段 階 を 規 定 がなく,CAS へ 上 訴 する 以 外 に 一 切 の 法 的 救 済 が 定 め られていない 場 合 にのみ 上 訴 を 受 け 審 理 できる 1 要 するに, 上 訴 するには, 判 断 は 終 局 的 (final) でなければならず,そのほか 上 訴 は 認 められない FILA の 規 定 のもとで,WADA が 連 盟 上 訴 委 員 会 に 対 する 内 部 的 な 法 的 救 済 があるのであ れば,WADA の 上 訴 は 認 められない そして, 本 件 では 同 一 の 事 実 関 係 につき,4 つの 制 裁 判 断 ((a)7 月 31 日 の FILA 執 行 部 による 警 告 との 判 断 = 被 上 訴 判 断,(b)9 月 11 日 の FILA スポーツ 裁 判 官 による 暫 定 的 資 格 停 止 の 判 断,(c)9 月 16 日 の FILA 審 問 委 員 会 によるスポ ーツ 裁 判 官 の 判 断 を 維 持 する 判 断,(d)9 月 28 日 の FILA スポーツ 裁 判 官 による 半 年 間 の 資 格 停 止 の 判 断 )が 下 され,もうひとつの 判 断 ((e)wada による FILA スポーツ 裁 判 官 の(d) 判 断 に 対 する 上 訴 についての FILA 連 盟 上 訴 委 員 会 の 判 断 )が 将 来 に 予 定 されている しかし,(a) 被 上 訴 判 断 に 対 し,(b)-(d)は 上 訴 手 続 とはいえない というのも,(a) 判 断 に 対 する WADA の 上 訴 に 対 し,FILA 自 身 が 事 件 を 再 開 した(reopened the file) と 表 現 した(10 月 15 日 )ように,ここでは 新 たな 懲 戒 手 続 が 開 始 されている FILA の 綱 領 及 び 規 則 をみて も,FILA 執 行 部 会 の 決 定 に 対 する 内 部 救 済 手 続 は 規 定 されていない さらに 一 般 論 として, FILA 執 行 部 会 や 事 務 局 の 判 断 が FILA 総 会 で 審 査 にかかるものだともいえない 2 以 上 から,FILA 執 行 部 会 が(a)の 判 断 を 下 した 段 階 で,WADA には CAS に 上 訴 する 以 外 に 法 的 救 済 が 残 されてなかった 換 言 すれば,(a)の 判 断 が FILA 内 部 における 終 局 的 判 断 である したがって,WADA は 法 的 救 済 を 尽 くすという CAS 規 程 R47 条 の 要 件 を 満 たし たといえる 以 上 から,WADA の 上 訴 は 認 められ,Y2 による 前 提 問 題 についての 異 議 は 退 けられる 1 CAS 2004/A/748, ROC & Ekimov vs. IOC, USOC & Hamilton 2 CAS 2003/O/466, NISA vs. ISU (para 35)

23 Ⅰ 管 轄 適 用 法 当 事 者 の 申 立 て 及 び FILA の 綱 領 規 則 からは,FILA 執 行 部 会 に(a) 判 断 を 下 す 能 力 及 び 権 限 があるか 疑 わしいように 思 われるので, 本 案 に 移 る 以 前 にこの 点 を 前 提 問 題 として 判 断 する 2. FILA 執 行 部 会 に 被 上 訴 判 断 (a)を 下 す 権 能 があるか(IV.2) 被 上 訴 判 断 (a)を 下 した FILA 執 行 部 会 は,FILA の 会 長, 事 務 総 長 及 び 4 人 の 副 会 長 から なる 委 員 会 である しかし,FILA の 綱 領 や 規 則,とりわけ 執 行 部 会 に 関 する FILA 綱 領 第 21 条 や 懲 戒 手 続 に 関 する FILA 綱 領 第 36 条 をみても,FILA 執 行 部 会 に 競 技 外 ドーピング 防 止 規 則 違 反 の 懲 戒 手 続 をとる 権 限 能 力 を 与 える 規 定 は 見 当 たらない これに 対 し,FILA ドーピング 防 止 規 則 は, 第 b 項 で FILA スポーツ 裁 判 官 に 第 一 審 裁 判 官 として, 第 項 で FILA 連 盟 上 訴 委 員 会 に 上 訴 審 として 懲 戒 手 続 により 制 裁 を 課 す 権 限 能 力 を 明 文 で 与 えている したがって FILA 執 行 部 会 が 当 該 懲 戒 手 続 で 判 断 を 下 す 権 限 及 び 能 力 を 有 していないのは 明 白 であり, 被 上 訴 判 断 (a)は 無 効 である 3. 被 上 訴 判 断 (a)が 無 効 となることの 効 果 (IV.3) 原 判 断 を 無 効 と 判 断 した 場 合,CAS 規 程 R57 条 によると, 仲 裁 パネルは, 争 われた 判 断 に 代 替 する 新 たな 判 断 を 下 すか, 又 は 原 判 断 を 無 効 とし, 前 の 審 級 へ 事 件 を 差 し 戻 すか のいずれかを 選 択 することができる 本 件 では,すでに 新 たな 懲 罰 手 続 が 現 在 進 行 中 であり, 本 仲 裁 パネルは 次 の 3 つの 理 由 から 事 件 を 差 し 戻 す (i) FILA 連 盟 上 訴 委 員 会 に 係 属 している 上 訴 が, 順 調 に 進 行 する 可 能 性 があり,すべて の 手 続 が 尽 くされうる (ii) 競 技 者 が 審 問 を 受 ける 権 利 がより 適 切 に 保 護 される (iii) 相 矛 盾 する 判 断 が 下 される 危 険 性 が 回 避 できる(CAS が 違 反 なし,FILA の 上 訴 が 違 反 あり,との 判 断 を 下 し(あるいはその 逆 もありうる),さらに 上 訴 がなされ 別 の 仲 裁 パネルが 別 の 判 断 を 下 す 可 能 性 もある) 4. 費 用 (V.): 略 Ⅲ 評 釈 1. 本 仲 裁 判 断 の 位 置 付 け CAS 規 程 R47 条 は,ドーピング 防 止 機 関 の 判 断 に 対 する 上 訴 について, 当 該 ドーピング 防 止 機 関 内 で 規 定 する 救 済 を 尽 くすことを 要 求 している(WADC 第 13.1 項 にも 対 応 する 規 定 がある) 本 仲 裁 判 断 は, 国 際 競 技 連 盟 から CAS への 上 訴 につき,その 前 提 として 当 該 国 際 競 技 連 盟 の 内 部 手 続 が 尽 くされているかについて 判 断 を 下 した 事 例 である この 国 際 競 技 連 盟 の 内 部 手 続 に 関 する 判 断 は, 必 然 的 に CAS による 当 該 国 際 競 技 連 盟 の 内 部 的 な 意 思 決 定 過 程 の 理 解 評 価 が 伴 う 本 仲 裁 判 断 も 問 題 の 国 際 競 技 連 盟 のドーピン グ 防 止 規 則 に 踏 み 込 んだ 具 体 的 判 断 を 下 している 一 見 すると 法 技 術 的 な 論 点 ではあるが, この 争 点 の 背 景 には, 当 該 国 際 競 技 連 盟 が 適 切 な 判 断 手 続 を 設 け,また 実 際 に 機 能 させて いるかという 問 題 が 控 えている WADC を 批 准 して 間 もない 競 技 連 盟 においては, 同 様 の

24 2. CAS 2007/A/1365 状 況 は 繰 り 返 し 紛 争 となって 現 れる 可 能 性 がある その 意 味 で, 本 仲 裁 判 断 は, 過 渡 期 に あるドーピング 防 止 体 制 において 大 きな 意 義 をもつ しかし, 本 仲 裁 判 断 の 具 体 的 な 判 断 については, 問 題 の 国 際 競 技 連 盟 のドーピング 防 止 規 則 の 解 釈 も 含 め, 論 理 的 に 不 透 明 なところもあり, 今 後 に 課 題 を 残 すものともいえる なお, 本 仲 裁 判 断 は,2007 年 の 判 断 だが,2009 年 1 月 1 日 から 発 効 した WADC におい ては, 関 係 する 規 定 が 変 更 になっている 新 たに 加 えられた WADC 第 項 は,WADA は,ドーピング 防 止 機 関 の 内 部 手 続 が 尽 くされていない 場 合 でも CAS に 直 接 上 訴 できる, と 規 定 している したがって,WADA が CAS に 上 訴 する 場 面 では 本 件 は 意 義 を 失 うことに なる しかし,WADA が 上 訴 しない 場 合, 又 は WADA 以 外 の 当 事 者 が 上 訴 する 場 合 には, 依 然 として 本 仲 裁 判 断 の 射 程 が 及 ぶことになる 2. FILA 諸 規 定 とスポーツ 裁 判 官 本 件 では,ドーピング 違 反 を 疑 われる 行 為 に 対 し, 国 際 競 技 連 盟 がとるべき 内 部 的 な 決 定 手 続 が 問 題 となっている 本 仲 裁 判 断 が 述 べるとおり,FIFA 内 部 での 意 思 決 定 に 問 題 が あったのは 間 違 いない しかし 同 時 に, 本 仲 裁 パネルが 想 定 する 本 来 の 決 定 過 程 も, 決 し て 明 確 とはいえない 本 仲 裁 判 断 を 分 析 するにあたり,まずこの 判 断 にしばしば 登 場 する スポーツ 裁 判 官 (Sporting Judge) なる 判 断 主 体 の 位 置 付 けをおさえる 必 要 がある FILA は,WADA による CAS に 対 する 上 訴 を 受 けて, 新 たにスポーツ 裁 判 官 による 審 査 を 開 始 したし, 本 仲 裁 パネルも,FILA 執 行 部 会 の 決 定 権 限 を 否 定 すると 同 時 に,FILA スポ ーツ 裁 判 官 に 第 一 審 裁 判 官 としての 権 限 があるとしている しかし,スポーツ 裁 判 官 がこの 事 件 で 第 一 審 裁 判 官 としての 権 限 を 有 するとする 根 拠 は, きわめて 弱 い 本 仲 裁 パネルは 根 拠 として,FILA ドーピング 防 止 規 則 第 b 項 を 示 し たが,この 条 文 のおかれた 第 12 条 は,ドーピング 違 反 があった 場 合 に 各 国 のレスリング 連 盟 及 びその 役 員 に 課 すべき 処 罰 について 規 定 しているにすぎない そもそも,このスポーツ 裁 判 官 の 位 置 付 けは,FILA の 綱 領 や 諸 ルールを 見 ても 必 ずしも 明 らかではない FILA ドーピング 防 止 規 則 はスポーツ 裁 判 官 について,ほかに 2 箇 所 で 言 及 するものの,その 定 義, 選 任 手 続, 任 期, 資 格 などについての 規 定 は 見 当 たらない FILA の 綱 領 を 見 ても 同 様 である スポーツ 裁 判 官 は, 綱 領 第 36 条 の 懲 戒 手 続 に 関 する 規 定 で,FILA の 懲 罰 判 断 機 関 (FILA's disciplinary bodies)として,fila 弁 護 士 と FILA スポ ーツ 上 訴 委 員 会 とともに 列 挙 される これらは,FILA 会 長 の 指 示 により FILA 事 務 局 が 指 名 するところによるとされる スポーツ 裁 判 官 は 唯 一 の 裁 判 官 (the only judge) とされる が,そのほか 必 要 とされる 資 格 や 任 期 の 定 めは 存 在 しない 本 仲 裁 判 断 では 明 示 的 には 引 用 されないが,スポーツ 裁 判 官 についての 規 定 をおくのが FILA の 懲 罰 規 則 (Disciplinary Regulation)である 本 件 での FILA での 内 部 手 続 を 見 ると, 実 際 の 手 続 はこの 規 則 の 規 定 に 沿 って 行 われたように 思 われる この 懲 罰 規 則 は,FILA の 管 轄 下 で 行 われるすべての 国 際 大 会 国 内 大 会 に 適 用 される( 同 第 4 条 )が,その 第 8 条 で 次 のように 規 定 する 第 8 条 スポーツ 裁 判 官 8.1 スポーツ 裁 判 官 は,FILA 会 長 の 指 示 により FILA 事 務 局 が 指 名 する 8.2 FILA 事 務 総 長 がスポーツ 裁 判 官 に 付 託 した 懲 罰 規 則 違 反 について, 最 初 の 判 断 はスポーツ 裁 判 官 によってなされる

25 Ⅰ 管 轄 適 用 法 8.3 スポーツ 裁 判 官 は,FILA 事 務 総 長 がすでに 行 った 調 査 に 加 え, 更 なる 調 査 を 行 うことができる 8.4 懲 罰 処 分 は FILA 公 式 ニューズレターに 公 表 される 以 上 が FILA 懲 罰 規 則 第 8 条 の 全 規 定 で,やはりスポーツ 裁 判 官 の 資 格 や 任 期 についての 規 定 は 存 在 しない 但 し, 同 懲 罰 規 則 第 10 条 には 忌 避 の 手 続 が 定 められている ところが,FILA ドーピング 防 止 規 則 の 規 定 している 判 断 過 程 では,このスポーツ 裁 判 官 の 存 在 を 想 定 していないように 思 われる 3. FILA ドーピング 防 止 規 則 第 8 条 公 正 な 聴 聞 本 来 予 定 される 手 続 を 規 定 するのが, 本 仲 裁 判 断 では 一 度 も 言 及 されない FILA ドーピン グ 防 止 規 則 第 8 条 の 公 正 な 聴 聞 手 続 の 規 定 である(この 規 定 は WADC 第 8 条 に 基 づく) そこには,FILA ドーピング 審 査 委 員 会 と 呼 ばれる 常 設 の 委 員 会 が 規 定 されている 委 員 会 は 委 員 長 と 4 人 のドーピング 防 止 の 専 門 家 からなり,その 委 員 長 は 法 律 家 とされる 構 成 員 は FILA と 独 立 でなければならないとされ, 任 期 は 4 年 と 規 定 されている( 同 第 項 ) ドーピング 防 止 の 結 果 管 理 によりドーピング 防 止 規 則 違 反 の 疑 いが 起 こると, 事 件 はパ ネルに 付 託 され( 同 第 項 ), 委 員 長 は 聴 聞 会 を 開 くためパネル 構 成 員 の 3 人 を 指 名 す る( 同 第 項 ) さらに, 迅 速 な 手 続 ( 同 第 項 )や 利 害 関 係 者 の 参 加 する 権 利 ( 同 第 項 ),WADA への 通 知 ( 同 第 項 )が 規 定 される ここには,スポーツ 裁 判 官 が 関 与 する 余 地 はない 本 仲 裁 判 断 は, 当 初 の FILA 執 行 部 による 判 断 を 無 効 として 事 件 を FILA 内 部 手 続 に 差 し 戻 しつつ,スポーツ 裁 判 官 による 判 断 とそれに 対 する 上 訴 手 続 に 委 ねている しかしこれ では,FILA ドーピング 防 止 規 則 で 本 来 予 定 する 公 正 な 聴 聞 手 続 が 結 局 素 通 りされてし まうことになる 本 仲 裁 判 断 で FILA ドーピング 防 止 規 則 第 8 条 に 言 及 されないのが 意 図 的 なのか, 単 にパネルの 不 勉 強 によるのかは 不 明 だが,FILA の 手 続 規 定 と 整 合 しているとは いえない 4. FILA 連 盟 上 訴 委 員 会 FILA 懲 罰 規 則 がスポーツ 裁 判 官 の 判 断 に 対 する 上 訴 審 として 想 定 するのが, 連 盟 上 訴 委 員 会 である 同 規 則 によれば, 連 盟 上 訴 委 員 会 は,FILA 会 長,FILA 執 行 委 員 会, 及 び FILA 事 務 局 が FILA 会 長 の 支 持 により 指 名 した 2 人 の 委 員 から 構 成 される WADA の CAS への 上 訴 を 受 けてとった 手 続 は,この 懲 罰 規 則 に 則 ったもののように 思 わ れる もしそうだとすれば,これは 大 きな 皮 肉 だといわざるをえない というのも, 本 仲 裁 パネルが 事 件 を FILA に 差 し 戻 したのは, 連 盟 上 訴 委 員 会 に 係 属 した 上 訴 が 順 調 に 進 行 す ることを 期 待 してのことだった しかし,FILA 懲 罰 規 則 を 読 む 限 り, 連 盟 上 訴 委 員 会 は FILA 会 長 から FILA 執 行 委 員 会,FILA 事 務 局 に 指 名 された 委 員 からなる これはまさに 本 仲 裁 パネルが 無 効 とした 判 断 を 下 した 執 行 部 会 と 実 質 的 にほとんど 変 わらないことになる なお,FILA 懲 罰 規 則 は, 第 49 条 にドーピング 防 止 の 手 続 に 関 する 規 定 を 備 えている そ こでは,ドーピング 違 反 が 認 定 された 場 合 には, 認 定 された 時 点 の 競 技 会 における 失 格 と 成 績 抹 消 と, 最 長 2 年 間 の 競 技 会 への 資 格 停 止 の 制 裁 が 規 定 されている 2 度 目 の 違 反 に 対 しては, 生 涯 にわたり 資 格 停 止 となる 最 長 2 年 間 の 資 格 停 止 期 間 は 調 整 可 能 (adjustable) とされ, 警 告, 譴 責 にまで 軽 減 されうる( 同 第 43 条 ) 加 重 減 免 について 具 体 的 な 要 素 が 定 められているものの( 同 第 条 ),これはドーピング 以 外 にも 競 技 内 外 の 不 正 行 為

26 2. CAS 2007/A/1365 や 規 則 違 反 を 包 括 するもので, 明 確 性 に 欠 け,WADA の 規 定 と 必 ずしも 整 合 しない 5. 本 件 から 浮 かび 上 がる FILA の 組 織 構 造 FILA は,2002 年 9 月 19 日 にモスクワで 開 かれた FILA 総 会 で WADC を 批 准 した しか し, 以 上 の 検 討 からは,FILA 内 部 で 実 際 に 走 っていたのは, 従 来 から 存 在 した FILA 懲 罰 規 則 に 沿 った 手 続 であり,FILA ドーピング 防 止 規 則 の 定 める 公 正 な 聴 聞 の 手 続 は 現 実 には 機 能 していなかったと 推 察 される 従 来 から 存 在 した 手 続 の 特 徴 として 浮 かび 上 がるのは, 執 行 部 と 司 法 部 が 分 離 せず, 執 行 部 がほぼすべての 規 律 権 能 を 握 るオールマイティーな 権 力 構 造 である FILA 綱 領 には, FILA の 司 法 機 構 (judicial bodies)という 用 語 が 用 いられているものの,その 定 義 は 存 在 せず, 懲 罰 機 関 (disciplinary bodies)が 互 換 的 に 使 われることさえある(FILA 綱 領 第 36 条 ) FILA 綱 領 で 唯 一 の 裁 判 官 とされるスポーツ 裁 判 官 も,FILA 懲 罰 規 則 によれば, 執 行 部 により 任 命 される また,スポーツ 裁 判 官 からの 上 訴 を 受 ける 連 盟 上 訴 委 員 会 は,FILA 会 長 を 頂 点 とする 執 行 部 関 係 者 で 構 成 されている さらに,FILA 綱 領 第 20 条 は FILA 事 務 局 の 権 限 について, FILA 事 務 局 は,FILA の 財 政 面, 技 術 面, 倫 理 面 での 行 政 を 行 うすべての 権 限 を 有 する FILA 事 務 局 は, 総 会 の 開 幕 していない 期 間 の FILA の 活 動 を 制 御 し 統 括 するものとする FILA はその 権 限 の 一 部 を 執 行 委 員 会 及 びその 下 部 組 織 に 委 任 することができる と 規 定 する 先 の 司 法 機 関 に 関 わる 規 定 と 照 らし 合 わせると,FILA 事 務 局 は,FILA 内 においてはほぼオールマイティーの 権 力 を 与 えられることになる このように,FILA 綱 領 からは, 行 政 部 ないし 執 行 部 が 司 法 機 能 を 握 る, 権 力 分 散 の 欠 如 した 組 織 構 造 が 浮 かび 上 がる このように 考 えると,FILA は, 権 威 的 決 定 モデルから 独 立 の 第 三 者 による 裁 定 モデルへ の 過 渡 期 にある この 第 三 者 による 裁 定 モデルを 導 入 する 動 きは, 必 ずしも 内 発 的 なもの ではなく,ドーピング 防 止 に 向 けた 世 界 的 な 流 れという 外 部 的 な 要 因 によっている 規 則 レベルでも,ドーピング 防 止 規 則 のような 個 別 ルールが,FILA 憲 章 よりもより 憲 法 的 な 内 容 の 規 定 をおくことになる 規 定 を 実 施 するのを 担 うのも,FILA 内 部 よりも 外 部 の CAS にならざるをえないという 現 実 がある その 意 味 で CAS は,FILA の 未 成 熟 な 手 続 による 判 断 に 対 し, 上 訴 機 関 としていかなる 役 割 を 果 たすべきか, 難 しい 立 場 に 立 たされていると いえる 6. 自 判 すべき 三 つの 理 由 原 判 断 を 無 効 とした 本 仲 裁 パネルは, 破 棄 自 判 するか 差 し 戻 すかを 選 択 できるとしたう えで, 三 つの 理 由 を 挙 げて 事 件 を 差 し 戻 した しかし,これまで 見 てきた FILA の 現 状 を 念 頭 に 置 くと,これらの 理 由 にはいずれも 疑 問 の 余 地 が 出 てくる 本 仲 裁 判 断 は, 差 し 戻 すべき 第 一 の 理 由 として,FILA 連 盟 上 訴 委 員 会 に 係 属 している 上 訴 が, 順 調 に 進 行 する 可 能 性 があり,すべての 手 続 が 尽 くされうることを 指 摘 する しか し,FILA 連 盟 上 訴 委 員 会 に 係 属 している 上 訴 が, 順 調 に 進 行 するとは 限 らない すでに 見 たように,FILA 内 部 で 進 行 中 の 手 続 は, 本 来 の FILA ドーピング 防 止 規 則 が 予 定 する 公 平 な 聴 聞 手 続 を 逸 脱 しているのであり,また FILA 連 盟 上 訴 委 員 会 の 構 成 も,CAS に 無 効 とされた 第 一 の 判 断 を 下 した FILA 執 行 部 と 実 質 的 に 変 わらない その 意 味 で,すでに 順 調 な 手 続 がありうるのかさえ 疑 問 とせざるをえない また 第 二 の 理 由 として, 競 技 者 の 審 問 を 受 ける 権 利 がより 適 切 に 保 護 されることが 挙 げら

27 Ⅰ 管 轄 適 用 法 れる しかし, 競 技 者 が 不 透 明 な 審 問 の 手 続 を 経 ている 間 に 時 間 が 経 過 してしまう 恐 れも あり, 必 ずしも 説 得 力 があるとは 思 われない この 点 については,7.で 触 れる そして 最 後 に 本 仲 裁 パネルは, 差 し 戻 せば 相 矛 盾 する 判 断 が 下 される 危 険 性 が 回 避 でき ると 指 摘 する しかし CAS は, 破 棄 自 判 するとともに FILA で 新 たに 開 始 された 手 続 を 無 効 とすればよく,そうすれば 判 断 の 矛 盾 は 論 理 的 に 生 じない 結 局 この 理 由 も, 根 拠 とし ては 薄 弱 になる このように 考 えると, 本 仲 裁 パネルの 差 戻 しの 判 断 は, 仲 裁 判 断 には 書 かれない 理 由 に 基 づくものと 推 察 せざるをえなくなる それが, 先 ほど 見 た 過 渡 期 のドーピング 防 止 体 制 における CAS の 置 かれた 立 場 であろう 本 件 では,Y2 本 人 だけでなく WADA も FILA 内 部 での 上 訴 手 続 を 前 提 として 判 断 をするように 求 めていた WADA の 立 場 は 必 ずしも 一 貫 していないが,そこには FILA の 内 部 手 続 が 必 ずしも WADC の 意 図 したものとはいえなく とも, 既 存 の 手 続 が 走 っている 以 上 はこれをある 程 度 尊 重 したいという 考 え 方 が 伺 える FILA の 手 続 の 正 統 性 を 頭 ごなしに 否 定 することは 政 治 的 に 難 しい,という 実 質 的 な 考 慮 を 念 頭 に 置 けば, 本 仲 裁 判 断 の 結 論 もしっくりといく 7. 刑 事 被 告 人 の 権 利 か,ドーピング 防 止 規 則 の 実 効 性 か 本 仲 裁 判 断 の 結 論 によれば,FILA 執 行 部 による 第 一 の 判 断 (a)は 無 効 とされ,その 代 わり に 新 たに 開 始 されたという 手 続 を 前 提 とした 内 部 手 続 を 待 つことになる こういった 一 連 の 推 移 は, 一 度 終 了 した 事 件 が FILA 内 部 で 蒸 し 返 され,CAS がその 続 行 を 認 めたこと を 意 味 する 本 件 では,Y2 自 身 も WADA も FILA 内 部 の 手 続 を 望 んでいた 以 上,FILA 内 部 の 手 続 が 不 当 だと 主 張 する 当 事 者 はいなかった しかし, 競 技 者 の 立 場 を 考 えれば, 一 旦 不 適 切 な 懲 戒 手 続 が 無 効 とされた 以 上,さらに 新 たな 手 続 で 懲 戒 の 危 険 を 負 うというのは, 手 続 的 に 不 当 という 主 張 もありうるように 思 われる 特 に 本 件 では, 第 一 の 判 断 は 警 告, 第 二 の 手 続 は FILA 内 部 でも 半 年 間 の 資 格 停 止,WADA の 主 張 によれば 2 年 間 の 資 格 停 止, と 格 段 に 制 裁 が 重 くなる 公 算 が 大 きいだけに,Y2 の 立 場 からすると 極 めて 不 当 なものとい えよう これは, 刑 事 訴 訟 から 類 推 するならばダブル ジェパディー(double jeopardy)の 法 理 に 反 するものといえる もちろん,CAS がこの 法 理 に 拘 束 されるべき 実 定 法 上 の 根 拠 はないし, ドーピング 防 止 の 手 続 に 刑 事 訴 訟 上 の 法 理 をどこまで 類 推 すべきかについては 議 論 の 余 地 がある しかし,この 法 理 の 背 後 にある, 制 裁 を 課 される 者 は, 制 裁 を 課 す 権 力 者 側 の 恣 意 的 な 手 続 運 用 から 自 由 であるべきだとの 理 念 は, 本 件 でまさに 当 てはまる 余 地 がある 敷 衍 しよう Y2 は, 本 件 の FILA 内 部 の 手 続 の 重 大 な 欠 陥 につき, 一 切 責 任 がない に もかかわらず,Y2 は 暫 定 的 資 格 停 止 処 分 のまますでに 1 年 間 も 宙 吊 りにされている 競 技 者 が 身 体 能 力 のピークを 維 持 できる 期 間 は 限 られ,トップレベルの 競 技 者 であればあるほ ど,トレーニングに 集 中 できるか 否 かが, 試 合 での 結 果 を 左 右 する 暫 定 的 であれ, 可 能 性 としてであれ 資 格 停 止 をちらつかせられることほど, 競 技 者 の 意 欲 や 精 神 集 中 力 を 殺 ぐ ことはないだろう こう 考 えれば, 競 技 連 盟,ドーピング 防 止 機 関 側 の 手 続 的 組 織 的 欠 陥 を 競 技 者 にしわよせ, 時 間 を 浪 費 するのは, 手 続 として 不 公 平 かつ 恣 意 的 といわざるを えない 本 件 では,FILA 執 行 部 自 身 が, 当 初 の 警 告 の 判 断 に 際 し, Y2 がコントロール 係 官 に 尿 検 体 の 採 取 を 拒 否 した と 認 定 している この 認 定 を 前 提 とする 限 り,FILA ドーピン

28 2. CAS 2007/A/1365 グ 防 止 規 則 によれば, 制 裁 は 2 年 間 の 資 格 停 止 で 減 免 の 余 地 はない 3 したがって,FILA 執 行 部 の 警 告 との 結 論 は 論 理 的 にありえないもので,スポーツ 裁 判 官 の 半 年 間 の 資 格 停 止 の 判 断 もかなり 疑 わしい 4 その 意 味 で, 結 果 的 には WADA の 主 張 するとおり 2 年 間 の 資 格 停 止 が 妥 当 な 制 裁 で, 暫 定 的 資 格 停 止 が 1 年 間 続 いたからといって 実 質 的 に Y2 にとり 不 利 益 ではないのだろう このような 意 識 を 事 件 関 係 者 が 持 っていたとしても 驚 くには 足 らない しかし,Y2 の 違 反 行 為 はまだ 事 実 として 確 定 したわけではなく,またその 挙 証 責 任 はドーピング 防 止 機 関 側 が 負 うのであり,また 結 果 さえ 良 ければ 手 続 的 恣 意 も 許 されるというのでは, 道 理 も 引 っ 込 んだまま 出 てこられなくなる ここでも,6.と 同 じ 結 論 にならざるをえないように 思 われる 本 仲 裁 判 断 はやはり 法 的 論 理 としては 疑 問 の 余 地 がある しかし,FILA での 手 続 はまだ 暗 中 模 索 なのであり,その 間 に 手 続 的 欠 陥 をあげつらってダブル ジェパディーといわれたら,ドーピングなど 取 り 締 まれない WADC を 批 准 して 間 もない 競 技 連 盟 側 の 手 続 的 組 織 的 な 欠 陥 には 目 をつぶり, 可 能 な 限 り 連 盟 内 部 の 手 続 を 尊 重 し,ドーピングを 取 り 締 まるという 方 針 を 優 先 させた 判 断 といえる 本 件 は,WADC を 批 准 して 間 もない FILA の 内 部 手 続 に 関 する 個 別 的 事 情 が 大 きく 作 用 している しかし,このような 紙 の 上 では 適 正 な 審 問 手 続 が 競 技 連 盟 のドーピング 防 止 規 則 にあっても, 実 際 には 機 能 していないという 状 況 は, 決 して 少 なくないだろう その 意 味 では, 本 仲 裁 判 断 にかかった 問 題 は, 決 して 本 件 の 特 殊 事 情 に 限 られたものではなく, 過 渡 期 にあるドーピング 防 止 体 制 で 今 後 も 繰 り 返 し 紛 争 となって 現 れる 可 能 性 がある しかし,この 難 問 に 対 する CAS の 判 断 が 妥 当 だったとは 思 えない FILA 執 行 部 の 手 続 が 問 題 だったのはいうまでもないが,WADA や CAS の 対 応 も 褒 められたものではないように 思 われる また, 手 続 遅 延 が 競 技 者 の 選 手 生 命 を 左 右 しかねない 重 大 な 問 題 だとすでに 指 摘 したが,この 問 題 にどう 向 き 合 うのかという 課 題 も 積 み 残 したままである ( 溜 箭 将 之 2009 年 3 月 ) 3 検 体 採 取 の 拒 否 は,FILA ドーピング 防 止 規 則 第 2.3 項 違 反 であり,これは 同 規 則 第 項 により 第 10.2 項 の 資 格 停 止 期 間 を 準 用 するものとされる この 第 10.2 項 では, 第 一 回 の 違 反 が 2 年 間 の 資 格 停 止 と されており, 第 10.5 項 の 制 裁 減 免 の 規 定 にかかると 規 定 されているが, 第 10.5 項 は 第 2.3 項 違 反 について は 減 免 の 余 地 を 認 めていない 以 上 の FILA ドーピング 防 止 規 則 の 条 文 は,WADA のドーピング 防 止 規 程 の 文 言 及 び 条 文 番 号 と 同 一 である 4 FILA は,CAS への 答 弁 書 の 中 では, FILA は Y2 の 誤 解 につき, 選 手 が 不 在 のため 検 査 に 出 ることが できなかったことと 同 視 しうると 判 断 した(FILA considered that this misunderstanding could be assimilated to a missed test due to an absence of the athlete ) と 前 言 を 翻 している 検 査 にあらわれないことは,FILA ドー ピング 防 止 規 則 第 2.4 項 に 違 反 し,それに 対 する 制 裁 は 同 規 則 第 項 により 最 低 3 ヶ 月, 最 長 1 年 間 とされている WADA の 規 則 では, 最 低 3 ヶ 月, 最 長 2 年 間 となっている

29 Ⅰ 管 轄 適 用 法 WADA vs. NSAM, Cheah, Ng & Masitah (CAS 2007/A/1395, 31 March 2008) 仲 裁 人 Mrs Corinne Schmidhauser (Switzerland)(パネルの 長 ) Prof Ulrich Haas (Switzerland) Mr Romano Subiotto (Belgium) I 事 実 及 び 当 事 者 の 主 張 1. 当 事 者 1-1 X( 申 立 人 )は WADA である 1-2 Y1( 被 申 立 人 )は,ISSF(International Shooting Sport Federation)の 会 員 であり,マレー シア 国 内 において 射 撃 競 技 の 普 及 をはかる 団 体 である 1-3 Y2( 被 申 立 人 ),Y3( 被 申 立 人 ) 及 び Y4( 被 申 立 人 )は 国 際 水 準 の 射 撃 競 技 者 であり,Y1 の ナショナル チームメンバーを 7 から 10 年 間 務 めている 2. 事 実 2-1 マレーシアで 2007 年 3 月 8 日 から 11 日 に 行 われた 射 撃 の 国 内 大 会 において,Y2,Y3 及 び Y4 はドーピング 検 査 の 対 象 となり,プロプラノロール(Propranolol) 及 びその 代 謝 物 について 陽 性 となった B 検 体 の 分 析 結 果 は 同 年 4 月 23 日 の A 検 体 の 分 析 結 果 を 追 認 するものであった 2-2 同 月 18 日,Y1 は Y2 らを ISSF 規 則 第 項 に 従 い 暫 定 的 な 資 格 停 止 とした 2-3 同 月 10 日 及 び 17 日 に,ドーピング 審 問 パネル(the doping enquiry panel)が 本 件 の 事 実 関 係 を 審 理 し 次 のような 結 論 を 下 した パネルは 競 技 者 らが 競 技 力 を 向 上 させる 目 的 で 意 図 的 にプロプラノロール 及 びその 代 謝 物 を 摂 取 していないと 認 定 する 3 人 の 射 撃 競 技 者 についての 資 格 停 止 期 間 はなし とするか, 若 しくは 6 ヶ 月 に 短 縮 されることを 勧 奨 する 2-4 同 月 3 日,ISSF はドーピング 審 問 パネル 決 定 のうち 資 格 停 止 期 間 を 6 ヶ 月 にするとい う 点 について, 世 界 ドーピング 防 止 規 程 (World Anti-Doping Code, 以 下,WADC とい う )に 従 っていないため 同 意 しかねると Y1 に 通 知 した 2-5 同 月 19 日 付 の 文 書 によって,Y1 は X に 対 して, 検 体 の 特 定 が 行 われた 日 から 同 年 9 月 21 日 までの 6 ヶ 月 の 期 間 の 資 格 停 止 とすべく 上 訴 を 行 った

30 3. CAS 2007/A/ 月 29 日 に X は Y1 に 対 し,X は 上 訴 機 関 でないこと,それゆえ Y1 の 上 訴 について は 処 理 権 限 がないこと, 国 際 水 準 の 競 技 者 についての 上 訴 については CAS に 行 うべき であり, 国 内 水 準 の 競 技 者 については 国 内 レベルの 上 訴 機 関 に 上 訴 を 行 うべきである と 伝 えた 月 14 日 の 文 書 において,ISSF が Y1 の 課 した 3 人 の 競 技 者 に 対 する 制 裁 に 同 意 しな かったため,Y1 は X に 適 切 な 制 裁 について 助 言 を 求 めた これに 対 して,X は 次 の 4 点 を 通 知 した すなわち,1 競 技 者 に 対 する 処 分 に 関 する 情 報 を 何 らの 受 け 取 ってい ないためにアドバイスをすることはできない 2 但 し,プロプラノロールは 特 定 物 質 であり, 課 されるべき 制 裁 は, 譴 責 (Warning)から 1 年 間 の 資 格 停 止 となる 3しか し,このような 軽 い 制 裁 とするためには 競 技 者 が 競 技 力 向 上 を 目 的 として 物 質 を 摂 取 したのではないことを 証 明 しなければならない 4 競 技 者 が 上 記 を 証 明 できない 場 合 には, 一 回 目 の 違 反 に 対 しては 2 年 間 の 資 格 停 止 が 課 されなければならない 月 5 日,X は Y1 に 文 書 で,ISSF に 代 わって,コーチに 対 する 適 切 な 処 分 を 欠 いて いることを 伝 えた(WADC 第 項 によれば 4 年 間 の 資 格 停 止 となる ) 2-9 同 月 6 日 付 けの 文 書 によって,Y1 は ISSF に,Y1 は 3 人 の 競 技 者 に 対 する 処 分 を 6 ヶ 月 の 資 格 停 止 から 1 年 間 の 資 格 停 止 に 変 更 した 旨 を 通 知 した なお,これは X に 対 し ても 写 しが 送 付 された 2-10 同 月 25 日,ISSF は Y1 に 対 し, 上 記 の 文 書 を 受 領 したことを 通 知 するとともに 変 更 された 決 定 を ISSF は 容 認 し,WADC にも 適 応 していると 伝 えた 2-11 同 日,ISSF は X に 対 し, 事 案 の 特 殊 な 状 況 及 び 重 大 な 過 失 がないことを 根 拠 として, 2 年 間 の 資 格 停 止 を 1 年 間 に 短 縮 した X1 の 決 定 に ISSF Medical Committee が 同 意 した ことを 伝 えた 3. CAS における 手 続 年 10 月 5 日,X は 同 年 9 月 21 日 に X へ 通 知 された Y1 の 決 定 に 対 する 上 訴 を CAS に 申 し 立 てた 3-2 同 月 11 日,X は 同 月 6 日 の 文 書 によって 通 知 された Y1 の 決 定 に 対 する 追 加 の 上 訴 申 立 てを 行 った その 申 立 書 面 において,X は 同 月 5 日 の 申 立 てと 11 日 の 申 立 ての 併 合 を 求 めた 3-3 同 月 12 日,CAS は 上 訴 人 代 理 人 からの 追 加 書 面 を 受 領 したこと, 及 び 当 事 者 に 対 し て, 同 月 6 日 の 追 加 書 面 は, 同 月 5 日 の 書 面 を 補 完 するものとして 取 り 扱 う 旨 を 通 知 した 月 22 日, 本 件 は 未 だ ISSF において 処 理 が 行 われており,Y1 は ISSF Executive Committee の 最 終 判 断 を 待 っている 状 態 であり, 機 が 熟 していないのにもかかわらず,

31 Ⅰ 管 轄 適 用 法 X が 上 訴 を 申 し 立 てたと 知 って 驚 いた, 仲 裁 を 利 用 せずに 有 効 的 な 手 法 により 本 件 を 解 決 したいという 希 望 を 述 べた 3-5 Y1 からの 上 記 文 書 の 内 容 から,CAS は X に 対 して 現 在 進 行 中 の 手 続 を 停 止 するのか どうかについて 答 えるよう 同 月 23 日 付 けの 文 書 で 求 めた 3-6 同 月 24 日,X は CAS に 対 して,X が ISSF に 対 して Y1 が 係 属 中 と 述 べている Y1, Y2, Y3 の 案 件 についてのさらなる 情 報 を 提 供 するよう 求 めていることを 伝 えた X は ISSF の 返 答 を 待 って CAS Court Office( 以 下,CAS 事 務 局 という )に 連 絡 すると 伝 えた 3-7 同 月 25 日,CAS 事 務 局 は X の 求 めに 応 じ 上 訴 申 立 書 の 提 出 期 限 を 11 月 6 日 まで 延 長 することを 認 めた 月 25 日,X は,CAS 事 務 局 に 対 して, 同 日 付 の ISSF の 文 書 は Y1 が 資 格 停 止 期 間 を 1 年 間 とした 判 断 について 干 渉 はしないという 内 容 であったと 伝 えた 3-9 同 月 31 日,CAS 事 務 局 は,Y1 らに 対 し 仲 裁 人 を 選 定 するよう 催 促 した 同 月 26 日 に 仲 裁 人 選 定 期 日 が 到 来 し,CAS 上 訴 仲 裁 部 の 長 が Y1 らの 代 わりに 仲 裁 人 を 選 定 する ことになっているためである 月 6 日,X は 上 訴 書 面 を 提 出 した 3-11 同 月 7 日,CAS は 被 申 立 人 に 対 し,CAS 規 程 R55 条 に 従 い 21 日 以 内 に 答 弁 書 を 提 出 するよう 指 示 した 3-12 同 月 23 日 付 けの 手 紙 によって,Y1 は CAS に 対 して 次 のような 返 答 を 行 った Y1 が CAS に 対 し 以 前 に 送 付 した 手 紙 にもかかわらず,X が 上 訴 を 行 っていることを 知 った 以 前 に 送 付 した 手 紙 にもあるように,ISSF は 資 格 停 止 期 間 を 1 年 間 とする 我 々 の 最 終 決 定 に 賛 同 しているが,X は 同 意 していないと 理 解 している 金 銭 的 な 理 由 によ り 本 件 上 訴 手 続 を 追 行 することはできないので, 本 件 については CAS に 託 す 3-13 競 技 者 からの 答 弁 はなかった 月 5 日 の 文 書 によって, 本 仲 裁 パネルが 構 成 されたことが 当 事 者 に 通 知 された 3-15 同 月 12 日 の 文 書 によって, 競 技 者 からの 答 弁 書 提 出 期 限 が 徒 過 したことが 当 事 者 に 通 知 された さらに,CAS は 当 事 者 に 本 件 について 審 問 を 開 催 するかどうかについて 意 見 を 述 べるように 求 めた 3-16 同 月 18 日 付 けの 文 書 によって,X は 本 件 において 仲 裁 パネルが 審 問 を 開 催 せずに 仲 裁 判 断 を 下 すことについて 反 対 はしないと 伝 えた

32 3. CAS 2007/A/ 年 1 月 22 日 付 けの 文 書 によって CAS は 被 申 立 人 らに 対 して, 本 件 上 訴 におい て 審 問 を 行 うことを 望 むのか 否 かについて 回 答 をするよう 再 び 求 めた 月 4 日,CAS は CAS 上 訴 仲 裁 部 の 長 が 発 した 手 続 命 令 について, 当 事 者 に 署 名 及 び 署 名 された 手 続 命 令 の 写 しを 返 送 するように 求 めた 月 18 日 付 けの 文 書 (CAS が 受 領 したのは 2 月 22 日 )において,Y1 は 以 下 のこと を 伝 えた 手 続 命 令 に 合 意 及 び 署 名 をする 立 場 に 我 々はないことをお 伝 えします ISSF の 決 定 は CAS から 転 送 されて 初 めて 知 ったものであり, 詳 細 について Y1 は 知 らない 本 件 はもう 解 決 済 みである 3 人 の 競 技 者 についてはもはや 連 絡 がつかない 月 4 日,パネルは 本 件 について 審 問 を 開 催 しないことを 決 定 した 4. 当 事 者 の 主 張 X の 主 張 年 11 月 6 日 付 けの 上 訴 書 面 において,X は 次 のことを 求 めた (1) 2007 年 9 月 21 日 付 けの Y1 の 決 定 は 取 り 消 す (2) 競 技 者 の 資 格 停 止 期 間 は CAS 仲 裁 判 断 が 効 力 を 発 生 するときより 2 年 間 とする しかしながら,CAS 仲 裁 判 断 が 効 力 を 発 生 するときより 以 前 に 課 されていた 資 格 停 止 期 間 は 上 記 2 年 間 の 資 格 停 止 期 間 に 算 入 されるべきである (3) 2007 年 3 月 8 日 から 資 格 停 止 期 間 の 開 始 までに 取 得 した 競 技 者 のすべての 競 技 成 績 は 失 効 する 4-2 コーチからもらったチョコレートに 入 っていたとする 禁 止 物 質 は 競 技 能 力 の 向 上 のた めに 摂 取 したものでないこと, 及 び 競 技 者 らが 最 大 限 の 注 意 を 払 ったうえでチョコレ ートを 食 べたということについて 何 らの 十 分 な 証 明 がなされていない 各 競 技 者 は 体 内 に 禁 止 物 質 が 入 らないようにするという 責 務 がある 4-3 競 技 者 らは, 例 外 的 事 情,すなわち ISSF 規 則 第 項 及 び WADC 第 10.5 項 に 従 い 重 大 な 過 失 又 は 過 誤 がないこと など,を 証 明 していない Y の 求 める 救 済 及 び 主 張 4-4 X1 は 正 式 な 救 済 の 求 めは 行 っていない 4-5 しかしながら,2007 年 11 月 23 日 付 け CAS 宛 ての 文 書 において, X1 は 本 案 に 対 す る 意 見 を 述 べている すなわち, プロプラノロール 及 びその 代 謝 物 が 検 出 された 競 技 者 らは 国 内 水 準 の 競 技 者 である そして 参 加 した 競 技 大 会 についてもマレーシア 国 民 しか 出 場 できないものであり,CAS や WADA の 管 轄 が 及 ぶとは 全 く 予 想 をしていな かったところである と 述 べた さらに 2008 年 1 月 8 日 付 けの 文 書 においては,2007 年 10 月 6 日 付 けの 決 定 は 適 用 されるすべての 規 則 に 基 づいてなされたと 述 べていた

33 Ⅰ 管 轄 適 用 法 4-6 競 技 者 らからは 何 の 答 弁 も 提 出 されていない II 仲 裁 判 断 の 要 旨 [ 結 論 ] X の 上 訴 は Y1 に 対 する 部 分 において 認 容 し, 競 技 者 らに 対 する 上 訴 は 却 下 する Y1 の 2007 年 9 月 21 日 付 け 決 定 を 取 り 消 し, 次 のように 修 正 する 競 技 者 らの 資 格 停 止 期 間 は 2007 年 4 月 18 日 から 2 年 間 とする 2007 年 3 月 8 日 から 2007 年 4 月 18 日 までに 得 た 競 技 者 の 成 績 は 失 効 する [ 理 由 ] 1. 本 案 前 の 争 点 について (1) Y1 の 規 程 及 び 規 則 による 仲 裁 合 意 1-1 X の 主 張 によれば,Y1 は 規 程 及 び 規 則 等 にドーピング 防 止 規 則 を 有 していない とり わけ,Y1 によって 下 された 決 定 に 対 する CAS への 仲 裁 による 上 訴 については,Y1 は 独 自 の 規 定 を 有 していない 単 なる Y1 が 仲 裁 合 意 を 含 む 他 の 競 技 連 盟 の 規 則 を 適 用 し ているという 事 実 だけでは, 本 仲 裁 パネルにとって 競 技 者 らの 仲 裁 付 託 の 意 思 を 認 め るのは 十 分 ではない (2) 個 別 の 仲 裁 合 意 の 有 無 1-2 当 事 者 は 個 別 の 仲 裁 合 意 が 存 在 しているとの 主 張 はしていない しかしながら, 仲 裁 合 意 は 明 示 でも 黙 示 でもかまわない CAS の 先 例 では, 明 示 の 仲 裁 合 意 の 存 在 が 認 め られなくとも, 当 事 者 間 の 弁 論 の 全 趣 旨 から 仲 裁 合 意 の 存 在 を 認 定 したものがある 1-3 仲 裁 廷 は 当 事 者 の 仲 裁 手 続 に 対 する 積 極 的 な 関 与 を 根 拠 として 仲 裁 合 意 を 認 めるた め, 仲 裁 廷 の 管 轄 権 行 使 に 対 して 反 対 である 当 事 者 はそのような 認 定 を 避 けるために 注 意 深 く 自 身 の 立 場 を 明 確 にしておかなければならない CAS 2006/A/1190, WADA vs. Pakistan Cricket Board & Akhtar & Asif 1 では,Pakistan Cricket Board は 管 轄 に 関 する 主 張 書 面 においてその 旨 を 明 確 に 記 していたし, 仲 裁 廷 の 管 轄 権 行 使 に 異 を 唱 えるものは Pakistan Cricket Board のように 行 動 することが 勧 奨 される 1-4 本 件 においては,X は 仲 裁 合 意 が 存 在 するとは 主 張 していないが,Y1 が ISSF 規 則 を 適 用 していることにより CAS に 管 轄 権 が 生 じていると 主 張 する X は 上 記 のほかに 仲 裁 合 意 が 存 在 することを 具 体 的 に 主 張 はしていないが, 本 パネルは 主 張 書 面 がパネル に 提 出 されたことを,X の 仲 裁 合 意 の 申 込 みと 認 定 する 1-5 本 件 において Y1 は, 答 弁 書 は 提 出 していない Y1 が 答 弁 書 を 提 出 しなかった 理 由 は CAS が 管 轄 権 を 有 することに 対 する 反 対 というものではなく, 仲 裁 手 続 にかかる 費 用 を 理 由 にしたものである 他 方 で,Y1 は CAS に 対 し 多 くの 断 片 的 な 対 応 は 行 っており, それらには, 管 轄 権 に 関 する Y1 の 立 場 を 表 すような 議 論 が 含 まれていた 2008 年 10 1 本 評 釈 集 1 頁 参 照

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