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1 H 第 2 回 清 水 港 防 災 対 策 連 絡 協 議 会 資 料 1 被 害 想 定 ( 案 )について 1. 考 え 方 2. 被 害 想 定 ( 表 ) 3. 防 波 堤 の 被 害 想 定 4. 道 路 の 被 害 想 定 5. 電 気 の 被 害 想 定 6.L2における 石 油 火 災 の 被 害 想 定 付 ) 被 害 想 定 図 (A3) 1-1

2 1. 被 害 想 定 の 考 え 方 1) 基 本 的 な 考 え 方 目 的 清 水 港 BCPの 復 旧 目 標 や 事 前 対 策 発 災 後 の 行 動 等 の 検 討 の 前 提 として 想 定 清 水 港 のリスクを 共 有 対 象 施 設 公 共 の 航 路 泊 地 岸 壁 荷 捌 き 地 荷 役 機 械 臨 港 道 路 建 屋 対 象 地 震 津 波 第 4 次 地 震 被 害 想 定 をもとに L1 L2 地 震 津 波 被 害 想 定 の 方 法 清 水 港 の 港 湾 施 設 の 現 状 防 災 対 策 の 実 施 状 況 東 日 本 大 震 災 における 港 湾 の 被 害 と 復 旧 事 例 を 参 考 として 設 定 施 設 ごとに 被 害 の 程 度 復 旧 に 要 する 概 ねの 期 間 被 災 状 況 を 整 理 被 害 の 程 度 は 直 ちに 使 用 可 応 急 復 旧 により 使 用 可 本 復 旧 が 必 要 ( 長 期 間 使 用 不 可 ) に 区 分 2-2 清 水 港 の 現 況 施 設 整 備 状 況 利 用 状 況 防 災 対 策 の 実 施 状 況 施 設 の 耐 震 化 津 波 対 策 等 東 日 本 大 震 災 における 被 害 復 旧 事 例 港 湾 施 設 の 被 害 復 旧 に 要 する 期 間 被 害 想 定 被 害 の 程 度 直 ちに 使 用 可 応 急 復 旧 により 使 用 可 本 復 旧 が 必 要 復 旧 に 要 する 期 間 例 ) 発 災 後 ヶ 月 被 災 状 況 例 ) 陥 没 ひび 割 れ 漂 流 物 の 散 乱 等 1-2

3 1. 被 害 想 定 の 考 え 方 2) 対 象 災 害 第 四 次 地 震 被 害 想 定 よりL1とL2を 想 定 L2は 清 水 港 において 地 震 と 津 波 が 最 大 になるケースを 想 定 新 興 津 ふ 頭 の 津 波 の 想 定 は 静 岡 県 港 湾 局 が 現 況 地 形 をもとに 行 った 想 定 を 使 用 L1 対 象 地 震 東 海 東 南 海 南 海 地 震 地 震 : 南 海 トラフ 巨 大 地 震 ( 東 側 ケース) 津 波 : 南 海 トラフ 巨 大 地 震 (ケース と 元 禄 型 関 東 地 震 の 浸 水 域 図 の 重 ね 合 わせ 新 興 津 はケース8) 震 度 6 強 6 強 ~7 津 波 臨 港 地 区 の 一 部 が 浸 水 浸 水 深 2m 未 満 浸 水 開 始 時 間 : 地 震 の 揺 れ 始 めから 約 10 分 後 L2 臨 港 地 区 全 域 が 浸 水 浸 水 深 5m 未 満 浸 水 開 始 時 間 : 地 震 の 揺 れ 始 めから 約 5 分 液 状 化 臨 港 地 区 の 広 範 囲 で 液 状 化 が 発 生 臨 港 地 区 の 広 範 囲 で 液 状 化 が 発 生 1-3

4 2. 被 害 想 定 L1 直 ちに 使 用 可 応 急 復 旧 により 使 用 可 本 復 旧 が 必 要 航 路 泊 地 と 岸 壁 は 地 盤 隆 起 により 水 深 が 浅 くなる 可 能 性 がある 施 設 被 害 の 程 度 復 旧 に 要 する 期 間 ( 発 災 後 の 時 期 ) 航 路 泊 地 0 日 耐 震 強 化 岸 壁 ( 緊 急 物 資 ) ( 日 の 出 4 5 号 興 津 1 2 号 興 津 号 ) 耐 震 強 化 岸 壁 (コンテナ) ( 新 興 津 1 2 号 ) 岸 壁 その 他 岸 壁 荷 捌 コンテナ きヤード 地 6ハ ース 2ハ ース 33ハ ース 29ハ ース 被 災 状 況 漂 流 物 は 少 なく 航 路 閉 塞 は 一 部 に 留 まる 考 え 方 L1 津 波 では 浸 水 する 地 区 は 一 部 に 留 まるため 貨 物 やガレキの 流 出 は 少 なく 船 舶 入 港 への 支 障 は 一 部 に 留 まると 想 定 する 0 日 被 害 軽 微 耐 震 強 化 岸 壁 のため 被 害 軽 微 と 想 定 新 興 津 1 2 号 は 新 興 津 CT 復 旧 フ ロク 0 日 被 害 軽 微 ラムを 踏 まえて 想 定 1ヶ 月 以 内 13ハ ース 3ヶ 月 以 内 20ハ ース 4ヶ 月 ~3 年 新 興 津 ふ 頭 2 週 間 興 津 ふ 頭 袖 師 ふ 頭 3 週 間 岸 壁 の 変 状 は 軽 微 岸 壁 背 後 に 段 差 陥 没 が 発 生 岸 壁 に 大 きな 傾 斜 はらみ 出 し 沈 下 が 発 生 岸 壁 背 後 に 段 差 陥 没 が 発 生 ヤードとエプロンに 軽 度 の 沈 下 不 陸 段 差 が 発 生 一 部 コンテナが 散 乱 ヤードとエプロンに 沈 下 不 陸 段 差 が 発 生 一 部 コンテナが 散 乱 その 他 荷 捌 地 2~3 週 間 沈 下 不 陸 段 差 が 発 生 埋 立 により 整 備 され 地 震 被 害 が 大 きかった 小 名 浜 港 と 茨 城 港 ( 日 立 港 区 常 陸 那 珂 港 区 )の 岸 壁 の 被 害 と 復 旧 状 況 より 想 定 ( 耐 震 強 化 岸 壁 を 除 く 岸 壁 のうち 3ヶ 月 以 内 で 復 旧 54% 4ヶ 月 以 降 に 復 旧 46%) 新 興 津 ふ 頭 は 液 状 化 対 策 が 実 施 さ ていることと 新 興 津 CT 復 旧 フ ロク ラム を 踏 まえて2 週 間 と 想 定 興 津 CTと 袖 師 CTは 液 状 化 対 策 が 実 施 されていないこと 一 部 コンテ ナの 散 乱 を 考 慮 し 液 状 化 被 害 が 大 きかった 茨 城 港 の 事 例 を 参 考 に 3 週 間 と 想 定 その 他 荷 捌 地 も 茨 城 港 の 事 例 を 参 考 に2~3 週 間 と 想 定 1-4

5 2. 被 害 想 定 L1 施 設 免 震 ガントリークレーン ( 新 興 津 2 号 2 基 ) 耐 震 ガントリークレーン ( 新 興 津 1 号 3 基 ) 荷 役 機 械 その 他 の 荷 役 機 械 袖 師 ふ 頭 カ ントリークレーン3 基 日 の 出 ふ 頭 シ フ クレーン1 基 富 士 見 ふ 頭 アンロータ ー5 基 受 変 電 設 備 設 置 高 が 浸 水 深 より 上 新 興 津 CT2 箇 所 袖 師 CT1 箇 所 日 の 出 ふ 頭 1 箇 所 富 士 見 ふ 頭 4 箇 所 直 ちに 使 用 可 応 急 復 旧 により 使 用 可 本 復 旧 が 必 要 被 害 の 程 度 復 旧 に 要 する 期 間 ( 発 災 後 の 時 期 ) 2 週 間 3ヶ 月 1 年 0 日 被 害 軽 微 被 災 状 況 脱 輪 はなく クレーン 本 体 は 被 害 軽 微 レールは 軽 度 の 歪 みが 発 生 脱 輪 し 本 体 が 軽 度 の 損 傷 レールの 軽 度 の 歪 みが 発 生 脱 輪 し 本 体 が 損 傷 レールの 歪 みが 発 生 考 え 方 免 震 機 構 を 備 えているため 脱 輪 は せず 被 害 軽 微 と 想 定 レールは 新 興 津 CT 復 旧 フ ロク ラムを 踏 まえて 軽 度 の 歪 みが 発 生 と 想 定 復 旧 に 要 する 期 間 は 新 興 津 CT 復 旧 フ ロク ラムとレール 資 材 のストックを 踏 ま えて 想 定 耐 震 クレーンは 免 震 機 構 を 備 えていな いため 脱 輪 すると 想 定 耐 震 強 化 岸 壁 上 にあり 耐 震 クレーンで あるため 損 傷 は 軽 度 と 想 定 復 旧 に 要 する 期 間 は 阪 神 淡 路 大 震 災 における 神 戸 港 で 脱 輪 とレール の 歪 みを 生 じたが 早 期 に 復 旧 した 事 例 を 参 考 に 想 定 対 象 のクレーンは 軌 条 式 で 免 震 機 構 を 備 えておらず 耐 震 化 されていな い 岸 壁 上 にあるため 脱 線 とこれに 伴 う 本 体 の 損 傷 レールの 歪 みが 発 生 すると 想 定 復 旧 に 要 する 期 間 は 東 日 本 大 震 災 では 同 様 の 被 害 が 生 じた 小 名 浜 港 や 茨 城 港 の 事 例 を 参 考 とした 第 4 次 地 震 被 害 想 定 の 津 波 最 大 浸 水 深 と 受 変 電 設 備 の 設 置 高 を 比 較 し 浸 水 の 有 無 を 想 定 復 旧 に 要 する 期 間 は 受 変 電 設 備 が 浸 水 した 仙 台 塩 釜 港 や 鹿 島 港 の 事 例 を 参 考 に 想 定 した 1-5

6 2. 被 害 想 定 L1 臨 港 道 路 施 設 被 害 の 程 度 復 旧 に 要 する 期 間 ( 発 災 後 の 時 期 ) 土 工 部 4 日 ~1ヶ 月 橋 梁 部 建 庁 舎 屋 公 共 上 屋 CT 建 屋 耐 震 補 強 済 み ( 新 袖 師 橋 ) 耐 震 補 強 未 実 施 ( 清 見 橋 西 浜 橋 崇 徳 橋 ) S56 建 築 基 準 に 準 拠 又 は 耐 震 補 強 済 み < 庁 舎 > 清 水 港 管 理 局 清 水 港 湾 事 務 所 清 水 港 湾 合 同 庁 舎 清 水 税 関 支 署 興 津 出 張 所 清 水 コンテナ 検 査 センター < 公 共 上 屋 > 興 津 8 号 上 屋 新 日 の 出 号 上 屋 富 士 見 6 7 上 屋 <CT 建 屋 > 管 理 棟 燻 蒸 庫 第 1 第 2メンテナ ンスショッフ 新 興 津 CTコンテナケ ート S56 建 築 基 準 以 前 の 建 築 で 耐 震 補 強 未 実 施 < 公 共 上 屋 > 興 津 号 上 屋 日 の 出 4 5 号 上 屋 直 ちに 使 用 可 応 急 復 旧 により 使 用 可 本 復 旧 が 必 要 0 日 被 害 軽 微 - 0 日 被 害 軽 微 被 災 状 況 液 状 化 により 陥 没 や 不 陸 等 の 被 害 が 発 生 落 橋 上 部 工 下 部 工 の 損 傷 段 差 等 - 地 震 により 全 壊 考 え 方 第 4 次 地 震 被 害 想 定 の 液 状 化 可 能 性 と 液 状 化 被 害 が 大 きかった 茨 城 港 の 事 例 を 参 考 に 想 定 耐 震 補 強 の 実 施 状 況 をもとに 想 定 S56 建 築 基 準 に 準 拠 又 は 耐 震 補 強 済 みの 建 屋 は 地 震 被 害 は 軽 微 と 想 定 第 4 次 地 震 被 害 想 定 の 津 波 最 大 浸 水 深 では 浸 水 深 0.3m 未 満 であ り 浸 水 被 害 は 軽 微 と 想 定 S56 建 築 基 準 以 前 の 建 築 で 耐 震 補 強 未 実 施 の 建 屋 は 地 震 により 全 壊 と 想 定 津 波 により 転 倒 ズレが 生 東 日 本 大 震 災 の 事 例 を 参 考 に 想 防 波 堤 - じ 静 穏 度 低 下 定 液 状 化 により 陥 没 や 不 陸 緊 急 輸 送 路 3 日 以 内 第 4 次 地 震 被 害 想 定 をもとに 想 定 等 の 被 害 が 発 生 電 気 ( 一 般 特 別 高 圧 ( 新 興 津 コンテナターミナル)) 1 週 間 地 震 により 送 電 線 が 破 損 4 次 地 震 被 害 想 定 東 日 本 大 震 災 の 被 災 事 例 をもとに 想 定 石 油 ガス 基 地 - - 被 害 軽 微 津 波 浸 水 が 軽 微 1-6

7 2. 被 害 想 定 L2 航 路 泊 地 施 設 耐 震 強 化 岸 壁 ( 緊 急 物 資 ) ( 日 の 出 4 5 号 興 津 1 2 号 興 津 号 ) 岸 耐 震 強 化 岸 壁 (コンテナ) 壁 ( 新 興 津 1 2 号 ) その 他 岸 壁 コンテナ 荷 ヤード 捌 き 地 被 害 の 程 度 6ハ ース 2ハ ース 33ハ ース 29ハ ース 復 旧 に 要 する 期 間 ( 発 災 後 の 時 期 ) 緊 急 物 資 5 日 一 般 貨 物 3 週 間 被 災 状 況 コンテナ チップ 木 材 完 成 車 等 の 貨 物 車 両 漁 船 プレジャー ボート 船 舶 等 が 流 出 し 航 路 を 閉 塞 (コンテナの 流 出 率 約 40%の 場 合 新 興 津 CTの 実 入 コンテナを 除 くコンテナ 約 6,500 個 のうち 約 2,600 個 が 流 出 (H25.5 撮 影 の 空 中 写 真 より 推 計 )) 考 え 方 広 範 囲 で 津 波 浸 水 深 2m 以 上 が 想 定 され 様 々な 貨 物 が 流 出 と 想 定 興 津 CTと 袖 師 CTの 浸 水 深 2~3mは 仙 台 塩 釜 港 高 砂 CTの 浸 水 深 2.5mに 匹 敵 ( 蔵 置 コンテナの41%が 流 出 ) 清 水 港 湾 事 務 所 のシミュレーションでもコンテ ナ 漁 船 フ レシ ャーホ ート 大 型 船 が 流 出 する 結 果 であった 0 日 被 害 軽 微 耐 震 強 化 岸 壁 のため 被 害 軽 微 と 想 定 新 興 津 1 2 号 は 新 興 津 CT 復 旧 フ ロク ラ 0 日 被 害 軽 微 ムを 踏 まえて 想 定 1ヶ 月 以 内 13ハ ース 3ヶ 月 以 内 20ハ ース 4ヶ 月 ~3 年 新 興 津 ふ 頭 1ヶ 月 興 津 ふ 頭 袖 師 ふ 頭 2.5ヶ 月 その 他 荷 捌 地 2 週 間 ~1ヶ 月 直 ちに 使 用 可 応 急 復 旧 により 使 用 可 本 復 旧 が 必 要 航 路 泊 地 と 岸 壁 は 地 盤 隆 起 により 水 深 が 浅 くなる 可 能 性 がある 岸 壁 の 変 状 は 軽 微 岸 壁 背 後 に 段 差 陥 没 岸 壁 が 傾 斜 はらみ 出 し 沈 下 岸 壁 背 後 に 段 差 陥 没 ヤードとエプロンに 軽 微 な 沈 下 不 陸 段 差 が 発 生 空 コンテナが 漂 流 散 乱 ヤードとエプロンに 沈 下 不 陸 段 差 が 発 生 全 コンテナが 漂 流 散 乱 沈 下 不 陸 段 差 が 発 生 貨 物 やガレキが 漂 流 散 乱 東 日 本 大 震 災 の 事 例 では 岸 壁 被 害 に 与 える 津 波 の 影 響 は 限 定 的 であった ため L1と 同 様 とした 新 興 津 CTで 浸 水 深 1~2m 興 津 と 袖 師 で2m 以 上 であることと 清 水 港 湾 事 務 所 のシミュレーション 結 果 を 参 考 に 新 興 津 の 実 入 り 以 外 のコンテナが 漂 流 散 乱 と 想 定 新 興 津 CTは 実 入 コンテナが 漂 流 しない ため 仙 台 塩 釜 港 の 事 例 2ヶ 月 の 半 分 の1ヶ 月 と 想 定 興 津 CTと 袖 師 CTは 仙 台 塩 釜 港 の 事 例 に 液 状 化 被 害 の 復 旧 を 考 慮 し2.5ヶ 月 と 想 定 その 他 荷 捌 地 は 茨 城 港 の 事 例 にカ レキ 撤 去 を 考 慮 して2 週 間 ~1ヶ 月 と 想 定 1-7

8 2. 被 害 想 定 L2 施 設 免 震 ガントリークレーン ( 新 興 津 2 号 2 基 ) 耐 震 ガントリークレーン ( 新 興 津 1 号 3 基 ) 荷 役 機 械 その 他 の 荷 役 機 械 袖 師 ふ 頭 カ ントリークレーン3 基 日 の 出 ふ 頭 シ フ クレーン1 基 富 士 見 ふ 頭 アンロータ ー5 基 受 変 電 設 備 設 置 高 が 浸 水 深 より 上 富 士 見 ふ 頭 2 箇 所 設 置 高 が 浸 水 深 より 下 新 興 津 CT2 箇 所 袖 師 CT1 箇 所 日 の 出 ふ 頭 1 箇 所 富 士 見 ふ 頭 2 箇 所 直 ちに 使 用 可 応 急 復 旧 により 使 用 可 本 復 旧 が 必 要 被 害 の 程 度 復 旧 に 要 する 期 間 ( 発 災 後 の 時 期 ) 6ヶ 月 6ヶ 月 1 年 被 災 状 況 脱 輪 はなく クレーン 本 体 は 被 害 軽 微 レールの 軽 度 の 歪 みが 発 生 付 属 機 器 や 受 変 電 設 備 が 浸 水 脱 輪 し 本 体 が 軽 度 の 損 傷 レールの 軽 度 の 歪 みが 発 生 付 属 機 器 や 受 変 電 設 備 が 浸 水 脱 輪 し 本 体 が 損 傷 レールの 歪 みが 発 生 付 属 機 器 や 受 変 電 設 備 が 浸 水 考 え 方 クレーン 本 体 とレールはL1と 同 様 に 想 定 津 波 浸 水 深 は 岸 壁 付 近 で2~3mの 想 定 東 日 本 大 震 災 で2.5mの 浸 水 深 であった 仙 台 塩 釜 港 を 参 考 に 脚 部 の 付 属 機 器 が 浸 水 被 害 を 受 け ると 想 定 受 変 電 設 備 は 設 置 高 GL1m 以 下 で あるため 浸 水 被 害 を 受 けると 想 定 復 旧 に 要 する 期 間 は 仙 台 塩 釜 港 の 事 例 で 受 変 電 設 備 が 浸 水 した 場 合 の6ヶ 月 を 参 考 とした クレーン 本 体 とレールはL1と 同 様 に 想 定 岸 壁 付 近 の 津 波 浸 水 深 は2~3mで あり 脚 部 の 付 属 機 器 が 浸 水 被 害 を 受 けると 想 定 受 変 電 設 備 は 設 置 高 から 富 士 見 ふ 頭 の2 箇 所 を 除 き 浸 水 すると 想 定 復 旧 に 要 する 期 間 は L1と 同 じく 本 体 とレールの 復 旧 にかかる 期 間 0 日 被 害 軽 微 第 4 次 地 震 被 害 想 定 の 津 波 最 大 浸 水 深 と 受 変 電 設 備 の 設 置 高 を 比 較 し 浸 水 の 有 無 を 想 定 復 旧 に 要 する 期 間 は 受 変 電 設 備 が 浸 水 した 仙 台 塩 釜 港 の 事 例 で 受 6ヶ 月 津 波 浸 水 により 損 傷 変 電 設 備 が 浸 水 した 場 合 の6ヶ 月 を 参 考 とした 1-8

9 2. 被 害 想 定 L2 臨 港 道 路 施 設 被 害 の 程 度 復 旧 に 要 する 期 間 ( 発 災 後 の 時 期 ) 土 工 部 5 日 ~1ヶ 月 橋 梁 部 建 庁 舎 屋 公 共 上 屋 CT 建 屋 耐 震 補 強 済 み ( 新 袖 師 橋 ) 耐 震 補 強 未 実 施 ( 清 見 橋 西 浜 橋 崇 徳 橋 ) S56 建 築 基 準 に 準 拠 又 は 耐 震 補 強 済 み < 庁 舎 > 清 水 港 管 理 局 清 水 港 湾 事 務 所 清 水 港 湾 合 同 庁 舎 清 水 税 関 支 署 興 津 出 張 所 清 水 コンテナ 検 査 センター < 公 共 上 屋 > 興 津 8 号 上 屋 新 日 の 出 号 上 屋 富 士 見 6 7 上 屋 <CT 建 屋 > 管 理 棟 燻 蒸 庫 第 1 第 2メン テナンスショッフ 新 興 津 CTコンテナ ケ ート S56 建 築 基 準 以 前 の 建 築 で 耐 震 補 強 未 実 施 < 公 共 上 屋 > 興 津 号 上 屋 日 の 出 4 5 号 上 屋 直 ちに 使 用 可 応 急 復 旧 により 使 用 可 本 復 旧 が 必 要 0 日 被 害 軽 微 - - 被 災 状 況 液 状 化 により 陥 没 や 不 陸 等 の 被 害 が 発 生 車 両 やガレキが 散 乱 落 橋 上 部 工 下 部 工 の 損 傷 段 差 等 津 波 浸 水 によりシャッ ター 窓 壁 面 屋 内 の 什 器 が 破 損 - 地 震 により 全 壊 考 え 方 第 4 次 地 震 被 害 想 定 の 液 状 化 可 能 性 と 液 状 化 被 害 が 大 きかった 茨 城 港 津 波 による 散 乱 物 の 被 害 が 大 きかった 仙 台 塩 釜 港 の 事 例 を 参 考 に 想 定 耐 震 補 強 の 実 施 状 況 をもとに 想 定 S56 建 築 基 準 に 準 拠 又 は 耐 震 補 強 済 みの 建 屋 は 地 震 被 害 は 軽 微 と 想 定 左 記 の 建 屋 付 近 の 津 波 浸 水 深 は1 ~3mの 想 定 であり 国 土 交 通 省 の 調 査 で RC 造 S 造 の 建 築 物 では 再 使 用 困 難 な 損 壊 が 生 じる 割 合 は 低 いとの 結 果 であったこと 同 程 度 以 上 の 浸 水 深 であった 仙 台 塩 釜 港 の 建 屋 では 数 か 月 で 復 旧 している 事 例 がみられることから 被 害 は1 階 部 分 の 浸 水 を 想 定 し 応 急 復 旧 により 利 用 可 能 と 想 定 S56 以 前 の 建 築 で 耐 震 補 強 未 実 施 の 建 屋 は 津 波 浸 水 深 に 関 わらず 地 震 により 全 壊 と 想 定 1-9

10 2. 被 害 想 定 L2 直 ちに 使 用 可 応 急 復 旧 により 使 用 可 本 復 旧 が 必 要 被 害 の 復 旧 に 要 する 期 間 施 設 被 災 状 況 考 え 方 程 度 ( 発 災 後 の 時 期 ) 津 波 により 転 倒 ズレが 生 防 波 堤 - 東 日 本 大 震 災 の 事 例 を 参 考 に 想 定 じ 静 穏 度 低 下 液 状 化 により 陥 没 や 緊 急 輸 送 路 3 日 ~1 週 間 不 陸 等 の 被 害 が 発 生 第 4 次 地 震 被 害 想 定 をもとに 想 定 地 震 と 津 波 により 送 電 4 次 地 震 被 害 想 定 と 東 日 本 大 震 災 一 般 2 週 間 線 が 破 損 の 事 例 をもとに 想 定 電 気 特 別 高 圧 地 震 と 津 波 により 送 電 1ヶ 月 東 日 本 大 震 災 の 事 例 をもとに 想 定 ( 新 興 津 コンテナターミナル) 線 が 破 損 石 油 ガス 基 地 - - 一 部 で 配 管 が 破 損 東 日 本 大 震 災 の 事 例 をもとに 想 定 1-10

11 3. 防 波 堤 の 被 害 想 定 八 戸 港 の 被 災 事 例 八 戸 港 の 北 防 波 堤 の 中 央 部 とハネ 部 で 津 波 によるケーソンの 転 倒 や 横 ずれ 等 の 被 害 が 発 生 した 防 波 堤 の 被 災 により 静 穏 度 が 確 保 できず うねりの 影 響 を 受 けるため 荒 天 時 に 接 岸 が 不 可 能 と なったり タグボートを 活 用 して 荷 役 作 業 を 実 施 する 場 合 があるなど 物 流 機 能 に 支 障 が 出 た 北 防 波 堤 ハネ 部 中 央 部 八 太 郎 2 号 岸 壁 (コンテナターミナル) 中 央 部 被 災 延 長 約 1,400m (ケーソン60 函 ) 半 分 以 上 のケーソンが 倒 壊 ハネ 部 被 災 延 長 約 700m (ケーソン40 函 ) ほぼ 全 てのケーソンが 転 倒 うねりの 影 響 を 受 けるため タグボート2 隻 で 船 舶 を 岸 壁 に 押 付 け 荷 役 作 業 を 実 施 している 様 子 ( 八 太 郎 2 号 岸 壁 ) 出 典 :H 国 交 通 省 交 通 政 策 審 議 会 港 湾 分 科 会 第 4 回 防 災 部 会 資 料 ) 1-11

12 3. 防 波 堤 の 被 害 想 定 粘 り 強 い 防 波 堤 への 改 良 (H 駿 河 湾 港 アクションプラン 推 進 計 画 検 討 委 員 会 第 4 回 委 員 会 資 料 より) 発 災 後 国 際 物 流 活 動 及 び 水 産 卸 売 市 場 機 能 の 早 期 回 復 を 図 るため 物 流 機 能 維 持 用 の 耐 震 強 化 岸 壁 の 静 穏 度 確 保 に 寄 与 する 防 波 堤 に ついて 発 生 頻 度 が 高 い 津 波 (L1 津 波 )に 対 し て 機 能 を 維 持 するとともに それを 超 える 津 波 に 対 しても 転 倒 しにくい 粘 り 強 い 構 造 への 改 良 が 必 要 である 具 体 的 には 防 波 堤 の 機 能 を 粘 り 強 く 発 揮 でき るよう 断 面 検 討 を 行 い 防 波 堤 天 端 の 嵩 上 げ や 基 礎 マウンドや 海 底 地 盤 の 洗 掘 を 防 止 す るため 被 覆 ブロック 洗 掘 防 止 マット 腹 付 工 の 設 置 などの 補 強 対 策 を 講 じていく 平 成 25 年 度 から 国 直 轄 港 湾 事 業 にて 外 港 防 波 堤 と 新 興 津 防 波 堤 合 計 延 長 L=2,000mにつ いて 粘 り 強 い 防 波 堤 への 改 良 に 事 業 着 手 出 典 港 湾 における 地 震 津 波 対 策 のあり ( 案 ) (H 国 交 通 省 交 通 政 策 審 議 会 港 湾 分 科 会 防 災 部 会 ) 1-12

13 4. 道 路 の 被 害 想 定 1) 第 4 次 地 震 被 害 想 定 二 次 報 告 の 確 認 危 機 管 理 部 に 確 認 した 結 果 以 下 の 通 りであった L1( 東 海 東 南 海 南 海 地 震 ) 広 域 物 資 拠 点 である 草 薙 総 合 運 動 公 園 には 高 速 道 路 を 迂 回 すれば 当 日 ~3 日 でアクセス 可 能 となる 清 水 港 の 東 方 面 の 幹 線 道 路 の 復 旧 には1 週 間 以 上 を 要 する L2( 南 海 トラフ 巨 大 地 震 地 震 : 東 側 ケース 津 波 :ケース1) 広 域 物 資 拠 点 である 草 薙 総 合 運 動 公 園 には 3 日 ~1 週 間 でアクセス 可 能 となる 清 水 港 の 東 方 面 の 幹 線 道 路 の 復 旧 には1 週 間 以 上 を 要 する 山 梨 県 富 士 宮 市 山 梨 県 富 士 宮 市 実 際 は 黄 もしくは 緑 富 士 市 実 際 は 黄 もしくは 緑 富 士 市 静 岡 市 静 岡 市 草 薙 総 合 運 動 公 園 清 水 港 影 響 度 ランク AA A 緊 急 輸 送 が 可 能 なレベルの 復 旧 に 要 する 日 数 目 安 1 週 間 以 上 3 日 ~1 週 間 記 号 草 薙 総 合 運 動 公 園 清 水 港 B 当 日 ~3 日 C 被 害 なし 1-13

14 4. 道 路 の 被 害 想 定 2) 清 水 港 の 臨 港 道 路 から 国 道 1 号 国 道 1 号 静 清 バイパスに 接 続 するルート( 迂 回 路 ) 新 興 津 埠 頭 興 津 第 1 埠 頭 興 津 第 2 埠 頭 富 士 見 埠 頭 袖 師 第 1 埠 頭 港 行 き 方 向 は 大 型 車 通 行 不 可 短 橋 あり 日 の 出 埠 頭 袖 師 第 2 埠 頭 江 尻 埠 頭 高 架 桁 下 低 い 港 行 き 方 向 は 大 型 車 通 行 不 可 清 水 JCT アンダーパス (BOX 橋 で 落 橋 しないが 津 波 で 水 没 の 可 能 能 性 あり) 清 水 IC 跨 線 橋 ( 桜 橋 ) H20 年 代 後 半 から 架 替 のフ ラン 有 緊 急 輸 送 路 一 般 道 (6/11 追 加 分 ) 臨 港 道 路 (6/11 追 加 分 ) 臨 港 道 路 から 国 道 1 号 に 接 続 する 代 替 ルート H8 以 降 の 基 準 ( 道 路 橋 示 方 書 )で 建 設 又 は 補 強 済 橋 梁 耐 震 補 強 済 みでない 橋 梁 ( 補 強 途 上 を 含 む) 耐 震 強 化 岸 壁 1-14

15 5. 電 気 の 被 害 想 定 1) 静 岡 県 第 四 次 地 震 被 害 想 定 二 次 報 告 地 震 津 波 による 配 電 線 被 害 から 停 電 軒 数 ( 停 電 率 )を 想 定 L1( 東 海 東 南 海 南 海 地 震 ) 清 水 区 では 1 週 間 で91%( 停 電 率 9%) 復 旧 すると 想 定 される L2( 南 海 トラフ 巨 大 地 震 地 震 : 東 側 ケース 津 波 :ケース1) 清 水 区 では 1 週 間 で83%( 停 電 率 17%) 復 旧 すると 想 定 される L1と 比 較 して 復 旧 が 遅 いのは 津 波 浸 水 が 原 因 と 考 えられる 清 水 港 に 電 力 を 供 給 する 変 電 所 は 高 台 に あるが 東 日 本 大 震 災 の 事 例 を 踏 まえると 2 週 間 程 度 を 要 すると 考 えられる 停 電 率 停 電 率 1-15

16 5. 電 気 の 被 害 想 定 2) 東 日 本 大 震 災 における 特 別 高 圧 電 力 の 復 旧 状 況 津 波 で 大 きな 被 害 を 受 けた 宮 城 県 の 工 場 では 電 力 供 給 再 開 までに4ヶ 月 を 要 した この 地 域 では 電 力 会 社 の 変 電 所 や 送 電 線 が 大 きな 被 害 を 受 けた 茨 城 県 日 立 市 の 工 場 では 数 日 ~2 週 間 程 度 で 電 力 供 給 が 再 開 されている 以 上 より 特 別 高 圧 電 力 については L1で1 週 間 程 度 L2では 清 水 港 の 場 合 は 変 電 所 が 高 台 に 位 置 し 浸 水 はないため 1ヶ 月 程 度 と 想 定 する 事 業 所 所 在 地 震 度 被 害 電 力 供 給 再 開 備 考 キリンビール 仙 台 工 場 東 邦 アセチレン 仙 台 事 業 所 IHI 航 空 宇 宙 事 業 本 部 相 馬 工 場 日 本 化 成 小 名 浜 工 場 日 立 電 線 日 高 工 場 他 注 : 各 社 の 公 表 資 料 より 作 成 東 日 本 大 震 災 で 被 災 した 工 場 の 電 力 供 給 再 開 時 期 宮 城 県 仙 台 市 宮 城 県 多 賀 城 市 福 島 県 相 馬 市 福 島 県 いわき 市 茨 城 県 日 立 市 6 強 工 場 が 津 波 によりGL2.5mま で 浸 水 6 強 工 場 が 一 部 浸 水 ( 浸 水 深 2m 以 下 ) 6 弱 地 震 により 特 別 高 圧 受 電 設 備 が 被 災 6 弱 工 場 が 冠 水 ( 浸 水 深 1m 以 下 ) H23.7 (4ヶ 月 ) H23.7 (4ヶ 月 ) H23.3 末 (3 週 間 ) H23.3 末 (3 週 間 ) 6 強 地 震 により 設 備 が 損 傷 H ~ 下 旬 徐 々に ( 数 日 ~2 週 間 ) 変 電 所 が 浸 水 変 電 所 が 浸 水 1-16

17 6.L2における 石 油 火 災 の 被 害 想 定 第 四 次 地 震 被 害 想 定 では 危 険 性 物 質 貯 蔵 タンクの 被 害 については 統 計 的 手 法 により 地 震 被 害 発 生 件 数 の 推 計 を 行 っている また 津 波 による 被 害 は 定 性 的 な 記 述 にとどまっており 具 体 的 な 施 設 被 害 については 想 定 されていない このため 消 防 庁 による 東 日 本 大 震 災 の 被 害 調 査 結 果 等 から 清 水 港 での 被 害 を 検 討 した 1) 清 水 港 の 石 油 ガス 基 地 LNG 基 地 付 近 は 地 盤 が 高 く 津 波 浸 水 は 想 定 されていない 油 槽 所 敷 地 内 には 津 波 浸 水 深 2m 以 上 が 広 く 分 布 し 一 部 浸 水 深 3m 以 上 の 箇 所 もある 石 油 ガス 基 地 位 置 図 <L2 被 害 想 定 図 > 津 波 最 大 浸 水 深 (m) ジャパンオイル ネットワーク 清 水 油 槽 所 袖 師 第 2 埠 頭 鈴 与 袖 師 油 槽 所 清 水 エル エヌ ジー 袖 師 基 地 江 尻 埠 頭 東 燃 ゼネラル 石 油 清 水 油 槽 所 日 本 鰹 鮪 漁 業 協 同 組 合 連 合 会 給 油 所 カメイ 清 水 油 槽 所 ジャパンオイル ネットワーク 清 水 油 槽 所 東 燃 ゼネラル 石 油 清 水 油 槽 所 鈴 与 袖 師 油 槽 所 清 水 エル エヌ ジー 袖 師 基 地 日 本 鰹 鮪 漁 業 協 同 組 合 連 合 会 給 油 所 カメイ 清 水 油 槽 所 1-17

18 6.L2における 石 油 火 災 の 被 害 想 定 2) 清 水 港 における 被 害 想 定 油 槽 所 敷 地 内 のL2 津 波 の 最 大 浸 水 深 は 一 部 で3mを 超 える 想 定 であり タンク 本 体 の 被 害 はないが 配 管 の 損 傷 や 油 流 出 の 可 能 性 がある 係 留 船 舶 は 係 留 索 が 破 断 し 漂 流 する 恐 れがある 漂 流 した 船 舶 が 桟 橋 に 衝 突 すると ローディングアームや 配 管 の 破 損 の 可 能 性 がある L2の 被 害 想 定 図 津 波 最 大 浸 水 深 (m) ジャパンオイルネットワーク 清 水 油 槽 所 鈴 与 袖 師 油 槽 所 東 燃 ゼネラル 石 油 清 水 油 槽 所 清 水 エル エヌ ジー 袖 師 基 地 日 本 鰹 鮪 漁 業 協 同 組 合 連 合 会 給 油 所 カメイ 清 水 油 槽 所 1-18

19 620 )

20 620 )

21 H 第 2 回 清 水 港 防 災 対 策 連 絡 協 議 会 資 料 2 機 能 回 復 目 標 ( 案 )について 2-1

22 1. 機 能 回 復 目 標 の 考 え 方 1) 基 本 的 な 考 え 方 目 的 機 能 回 復 目 標 は 大 規 模 災 害 後 の 港 湾 機 能 回 復 の 目 安 として 機 能 回 復 する 時 期 と 輸 送 能 力 の 水 準 を 設 定 する 清 水 港 BCPでは 機 能 回 復 目 標 の 達 成 をめざし 事 前 対 策 や 行 動 計 画 協 働 体 制 を 検 討 する 清 水 港 関 係 者 は 機 能 回 復 目 標 を 共 有 し この 達 成 を 目 指 して 各 々の 役 割 を 果 たす 対 象 機 能 回 復 目 標 は 貨 物 の 種 類 ごとに 設 定 する 対 象 とする 貨 物 は 緊 急 物 資 コンテナ 貨 物 バル ク 貨 物 石 油 ガス 一 般 貨 物 とする 機 能 回 復 目 標 の 設 定 方 法 港 湾 機 能 回 復 の 遅 れにより 支 援 物 資 や 復 旧 資 機 材 の 供 給 が 滞 る また 荷 主 企 業 にとっては 事 業 の 復 旧 の 遅 れや 代 替 輸 送 によるコスト 増 等 顧 客 の 喪 失 につながりかねない このため 応 急 復 旧 が 行 われる 発 災 後 2~3ヶ 月 間 に 可 能 な 限 り 早 く 港 湾 機 能 を 回 復 することが 重 要 である 機 能 回 復 目 標 は 被 害 想 定 と 地 域 経 済 や 地 域 の 要 請 東 日 本 大 震 災 の 復 旧 事 例 を 踏 まえ 港 湾 機 能 停 止 の 影 響 を 最 小 限 とするように L1 L2 のそれぞれのケースについて 設 定 する 貨 物 量 輸 送 能 力 発 災 応 急 復 旧 (2~3ヶ 月 ) 1 ヶ 月 2 ヶ 月 被 害 想 定 直 ちに 使 用 可 応 急 復 旧 で 使 用 可 県 民 や 荷 主 企 業 の 要 請 県 民 生 活 復 旧 復 興 経 済 活 動 東 日 本 大 震 災 における 復 旧 事 例 復 旧 方 法 復 旧 に 要 する 時 間 復 旧 目 標 の 対 象 3 ヶ 月 災 害 復 旧 ( 本 復 旧 ) 港 湾 が 被 災 しない 場 合 の 貨 物 量 ( 貨 物 輸 送 需 要 ) 輸 送 能 力 1 年 貨 物 量 と 輸 送 能 力 の 回 復 のイメージ 機 能 回 復 目 標 回 復 時 期 例 ) 発 災 週 間 後 機 能 回 復 水 準 例 ) 岸 壁 バース クレーン 基 2-2

23 2. 第 4 次 地 震 被 害 想 定 ( 二 次 報 告 )による 清 水 港 の 緊 急 物 資 輸 送 の 考 え 方 1) 清 水 港 の 位 置 づけ 清 水 港 は 防 災 拠 点 港 に 位 置 付 けられており 緊 急 物 資 の 一 次 受 入 れを 行 うとともに 必 要 に 応 じて 防 災 港 ( 焼 津 漁 港 土 肥 港 等 )に 二 次 輸 送 を 行 う 愛 知 県 三 遠 南 信 自 動 車 道 静 岡 県 中 部 横 断 自 動 車 道 東 京 神 奈 川 県 緊 急 物 資 1 次 搬 入 名 古 屋 新 東 名 高 速 道 路 用 宗 漁 港 伊 豆 縦 貫 自 動 車 道 富 士 山 静 岡 空 港 田 子 漁 港 東 名 高 速 道 路 大 井 川 港 緊 急 物 資 1 次 搬 入 金 谷 御 前 崎 連 絡 道 路 地 頭 方 漁 港 緊 急 物 資 1 次 搬 入 緊 急 物 資 1 次 搬 入 緊 急 物 資 1 次 輸 送 緊 急 物 資 2 次 輸 送 緊 急 物 資 海 上 輸 送 ネットワークは 第 4 次 地 震 被 害 想 定 による 緊 急 物 資 量 をもとに 再 検 討 する 2-3

24 2. 第 4 次 地 震 被 害 想 定 ( 二 次 報 告 )による 清 水 港 の 緊 急 物 資 輸 送 の 考 え 方 清 水 港 の 物 資 取 扱 能 力 と 物 資 輸 送 需 要 清 水 港 の1 日 当 り 物 資 取 扱 能 力 L1とL2の 耐 震 強 化 岸 壁 ( 緊 急 物 資 用 ) による 取 扱 能 力 を 想 定 清 水 港 のピーク 時 の 物 資 輸 送 需 要 (L1) L1について 物 資 輸 送 需 要 を 想 定 L2は 想 定 困 難 (L2の 場 合 使 用 可 能 な 耐 震 強 化 岸 壁 の 推 定 が 困 難 であるため 需 要 と 岸 壁 の 取 扱 容 量 を 単 純 に 比 較 することは 行 わない としている ) 岸 壁 水 深 (m) 延 長 (m) 取 扱 能 力 (t/ 日 ) L1 L2 興 津 1 号 ,311 2,868 興 津 2 号 ,334 2,883 興 津 11 号 ,126 5,126 興 津 12 号 ,126 5,126 日 の 出 4 号 ,592 5,592 日 の 出 5 号 ,592 5,592 合 計 1,291 30,080 27,187 取 扱 原 単 位 23.3t/mにより 想 定 L2では 地 盤 隆 起 による 岸 壁 水 深 の 変 化 を 考 慮 1 次 輸 送 2 次 輸 送 港 湾 清 水 港 清 水 港 用 宗 漁 港 焼 津 漁 港 大 井 川 港 地 頭 方 漁 港 背 後 市 町 南 伊 豆 町 松 崎 町 西 伊 豆 町 伊 豆 市 静 岡 市 川 根 本 町 焼 津 市 藤 枝 市 島 田 市 吉 田 町 中 部 地 域 時 期 発 災 から4 日 目 1 週 間 以 降 (3 日 後 )~1 週 間 物 資 輸 送 需 要 26,037t/ 日 25,345t/ 日 物 資 取 扱 能 力 ( 容 量 ) 30,080t/ 日 35,040t/ 日 ( 緊 急 物 資 全 量 を 港 湾 で 扱 うとした 数 字 であるが 実 際 には 陸 路 空 路 も 活 用 される ) 2-4

25 3. 緊 急 物 資 の 機 能 回 復 目 標 の 設 定 1) 新 興 津 1 号 岸 壁 の 緊 急 物 資 輸 送 での 使 用 新 興 津 1 号 岸 壁 は 物 流 機 能 維 持 用 の 耐 震 強 化 岸 壁 だが ガントリークレーンの 復 旧 にL1で3ヶ 月 L2でも6ヶ 月 を 要 すると 想 定 される 新 興 津 1 号 岸 壁 は 水 深 15mの 大 水 深 であり 地 盤 隆 起 した 場 合 でも 緊 急 物 資 輸 送 船 であれば 十 分 な 水 深 の 確 保 は 比 較 的 容 易 である L2では 地 盤 隆 起 により 他 の 耐 震 強 化 岸 壁 の 輸 送 能 力 が 低 下 する 可 能 性 があるが 新 興 津 1 号 岸 壁 を 使 用 することでこれを 補 うことができる 新 興 津 埠 頭 は 第 一 次 緊 急 輸 送 路 である 静 清 バイパスに 橋 梁 を 渡 らずにアクセスできる 緊 急 物 資 用 として 優 先 的 に 応 急 復 旧 することにより 復 旧 資 機 材 人 員 を 新 興 津 埠 頭 に 集 中 でき コン テナターミナルの 早 期 復 旧 にも 有 効 である 新 興 津 1 号 岸 壁 は コンテナ 岸 壁 としての 復 旧 に 着 手 するまでの 間 緊 急 物 資 輸 送 に 使 用 する 耐 震 強 化 岸 壁 位 置 図 新 興 津 2 号 ( 15,350m) 新 興 津 1 号 ( 15,350m) 緊 急 物 資 輸 送 用 物 流 機 能 維 持 用 興 津 1 号 ( 10,185m) 興 津 2 号 ( 10,186m) 興 津 11 号 ( 12,220m) 興 津 12 号 ( 12,220m) 日 の 出 4 号 ( 12,240m) 日 の 出 5 号 ( 12,240m) 2-5

26 3. 緊 急 物 資 の 機 能 回 復 目 標 の 設 定 2) 機 能 回 復 目 標 L1 L1では 第 4 次 地 震 被 害 想 定 ( 二 次 報 告 )の 考 え 方 を 受 けて 発 災 3 日 後 (4 日 目 )ま でに 物 流 機 能 維 持 用 の 新 興 津 1 号 岸 壁 を 含 む5バース 以 上 を 応 急 復 旧 する L1 対 象 岸 壁 日 の 出 4 5 号 の 代 替 として 新 興 津 1 号 を 使 用 した 場 合 の 取 扱 能 力 (L1) 新 興 津 1 号 ( 15,350m) 岸 壁 水 深 (m) ( 隆 起 後 ) 延 長 (m) L1 取 扱 能 力 (t/ 日 ) 新 興 津 1 号 15( 13.5) 350 8,155 興 津 1 号 10( 8.5) 185 4,311 興 津 2 号 10( 8.5) 186 4,334 興 津 11 号 12( 10.5) 220 5,126 興 津 1 号 ( 10,185m) 興 津 2 号 ( 10,186m) 興 津 11 号 ( 12,220m) 興 津 12 号 ( 12,220m) 日 の 出 4 号 ( 12,240m) 日 の 出 5 号 ( 12,240m) 興 津 12 号 12( 10.5) 220 5,126 合 計 1,161 27,052 取 扱 原 単 位 23.3t/mにより 想 定 緊 急 物 資 輸 送 用 物 流 機 能 維 持 用 ピーク 時 の 物 資 輸 送 需 要 (L1) 26,037t/ 日 を 満 たしている 2-6

27 3. 緊 急 物 資 の 機 能 回 復 目 標 の 設 定 2) 機 能 回 復 目 標 L2 航 路 啓 開 を 考 慮 し 港 口 に 近 い 新 興 津 1 号 と 興 津 1 2 号 を 先 行 して 応 急 復 旧 する 第 一 段 階 : 発 災 3 日 後 に 新 興 津 ふ 頭 1 号 岸 壁 と 興 津 1 2 号 岸 壁 を 確 保 第 二 段 階 : 発 災 5 日 後 に 興 津 号 岸 壁 と 日 の 出 4,5 号 岸 壁 を 確 保 新 興 津 1 号 ( 15,350m) L2における 輸 送 能 力 新 興 津 1 号 を 加 えた7バースの 取 扱 能 力 (L2) 岸 壁 水 深 (m) ( 隆 起 後 ) 延 長 (m) L2 取 扱 能 力 (t/ 日 ) 新 興 津 1 号 15( 12) 350 8,155 興 津 1 号 10( 7) 185 2,868 興 津 2 号 10( 7) 186 2,883 興 津 11 号 12( 9) 220 5,126 興 津 12 号 12( 9) 220 5,126 日 の 出 4 号 12( 9) 240 5,592 日 の 出 5 号 12( 9) 240 5,592 合 計 1,291 35,342 興 津 1 号 2 号 は 取 扱 原 単 位 15.5t/ 日 その 他 は23.3t/mにより 想 定 L1 時 の 取 扱 能 力 >30,080 興 津 1 号 ( 10,185m) 興 津 2 号 ( 10,186m) 第 1 段 階 第 2 段 階 興 津 11 号 ( 12,220m) 興 津 12 号 ( 12,220m) 日 の 出 4 号 ( 12,240m) 日 の 出 5 号 ( 12,240m) 新 興 津 1 号 と 興 津 号 の 取 扱 能 力 (L2) 岸 壁 水 深 (m) ( 隆 起 後 ) 延 長 (m) L1 取 扱 能 力 (t/ 日 ) 新 興 津 1 号 15( 12) 350 8,155 興 津 1 号 10( 7) 185 2,868 興 津 2 号 10( 7) 186 2,868 合 計 ,891 興 津 1 号 2 号 は 取 扱 原 単 位 15.5t/ 日 その 他 は23.3t/mにより 想 定 7バースの 取 扱 能 力 (L2)の39% 2-7

28 3. 緊 急 物 資 の 機 能 回 復 目 標 の 設 定 2) 機 能 回 復 目 標 まとめ 考 え 方 耐 震 強 化 岸 壁 の 応 急 復 旧 及 び 航 路 啓 開 を 優 先 で 実 施 する L1では 3 日 後 までに 新 興 津 1 号 を 含 む5 岸 壁 以 上 を 応 急 復 旧 する L2では 3 日 後 までに 新 興 津 1 号 岸 壁 と 興 津 1 2 号 岸 壁 5 日 後 までに 興 津 号 と 日 の 出 4 5 号 岸 壁 を 応 急 復 旧 す る 国 道 1 号 にアクセスする 臨 港 道 路 の 液 状 化 が 対 策 が 必 要 コンテナの 流 出 防 止 対 策 が 必 要 L1 L2 回 復 時 期 ( 発 災 後 の 時 期 ) 回 復 目 標 水 準 3 日 後 3 日 後 5 岸 壁 以 上 ( 新 興 津 1 号 を 含 む) 3 岸 壁 ( 新 興 津 1 号 興 津 1 2 号 ) 5 日 後 7 岸 壁 2-8

29 3. 緊 急 物 資 の 機 能 回 復 目 標 の 設 定 3) 緊 急 物 資 輸 送 船 について これまでの 荷 役 能 力 の 根 拠 は 昭 和 55 年 当 時 にテ リッククレーン 付 き 一 般 貨 物 船 で 検 討 したものであるが 現 在 では 内 航 一 般 貨 物 船 のうち テ リッククレーンを 装 備 したものは 少 ない 上 陸 上 クレーンを 確 保 するにも 救 助 復 旧 作 業 の 時 期 と 重 なり 困 難 が 予 想 される 港 内 での 保 有 ; トラッククレーン6 台 市 内 での 保 有 ; 50t 吊 以 上 17 台 100t 吊 以 上 7 台 (クレーン 建 設 業 協 会 加 盟 社 分 H24テ ータ) テ リッククレーン 無 しの 一 般 貨 物 船 での 荷 役 効 率 は 1チーム(トラッククレーン1 台 フォークリフト4 台 作 業 員 15 人 )で1,500~1,600t/8h 程 度 であり L1ピーク 時 の 約 26,000t/ 日 を 扱 うには 約 17チームが 必 要 であるが 確 保 困 難 と 考 えられる 一 方 国 ( 中 部 運 輸 局 中 部 地 方 整 備 局 他 )による 中 部 圏 戦 略 会 議 の 迅 速 な 応 急 対 策 早 期 復 旧 に 向 けた 物 流 ネ ットワーク 構 築 WG で 車 両 のまま 乗 船 下 船 が 可 能 で 港 湾 における 荷 役 作 業 の 発 生 しないRORO 船 の 活 用 が 重 要 である としている また 自 衛 隊 の 輸 送 艦 も クレーンを 装 備 した2,000トン 型 から 平 成 10~15 年 の 間 に サイト ランフ を 装 備 した8,900トン 型 ( 大 型 トラック65 台 収 容 可 能 )に 代 わっている 一 般 貨 物 船 の 他 RORO 船 フェリーの 活 用 も 踏 まえた 緊 急 物 資 輸 送 を 今 後 検 証 する また 取 扱 量 についても 輸 送 船 荷 役 形 態 の 変 化 を 踏 まえたものとする よう 今 後 県 庁 と 調 整 を 図 ってまいりたい 2-9

30 4.コンテナの 機 能 回 復 目 標 の 設 定 1) 新 興 津 1 号 岸 壁 における 緊 急 物 資 輸 送 の 実 施 を 前 提 とした 考 え 方 緊 急 物 資 の 機 能 回 復 目 標 のとおり 新 興 津 1 号 岸 壁 は 緊 急 物 資 輸 送 に 使 用 する 新 興 津 1 号 岸 壁 は 免 震 ガントリークレーンが 導 入 されていないため ガントリークレーンが 脱 輪 する 恐 れがあり その 場 合 復 旧 にL1で3ヶ 月 L2で6ヶ 月 を 要 すると 想 定 される このため L1 L2とも 新 興 津 1 号 岸 壁 は まず 緊 急 物 資 輸 送 に 使 用 し その 間 に 新 興 津 2 号 岸 壁 とマーシャリングヤード 等 の 応 急 復 旧 を 進 める L2では 新 興 津 2 号 岸 壁 の 免 震 ガントリークレーンも 津 波 浸 水 により 復 旧 に 時 間 を 要 するた め 新 興 津 1 号 岸 壁 にクローラクレーンを 導 入 ことで 早 期 にコンテナ 輸 送 の 再 開 を 目 指 す 新 興 津 CT 新 興 津 CTの 被 害 想 定 1 号 岸 壁 耐 震 ガントリークレーン3 基 新 興 津 ふ 頭 2 号 岸 壁 免 震 ガントリークレーン2 基 L1 岸 壁 ( 耐 震 ) 2バース 航 路 泊 地 3 週 間 ガント 免 震 2 基 (2 号 岸 壁 ) 2 週 間 6ヶ 月 リーク レーン 耐 震 3 基 (1 号 岸 壁 ) 3ヶ 月 6ヶ 月 荷 捌 地 2 週 間 1ヶ 月 臨 港 道 路 ( 土 工 部 ) 4 日 ~1ヶ 月 5 日 ~1ヶ 月 特 別 高 圧 電 力 1 週 間 1ヶ 月 L2 2-10

31 4.コンテナの 機 能 回 復 目 標 の 設 定 2) 機 能 回 復 目 標 L1 考 え 方 免 震 ガントリクレーン2 基 を 応 急 復 旧 し 新 興 津 コンテナターミナルを 暫 定 供 用 する 回 復 時 期 発 災 後 の 時 期 2 週 間 後 回 復 目 標 水 準 1 岸 壁 2カ ントリークレーン 発 災 4 日 後 ~2 週 間 発 災 2 週 間 後 ~ 臨 港 道 路 と エプロンの 応 急 復 旧 完 了 被 災 コンテナの 撤 去 不 陸 整 正 コンテナターミナル 供 用 開 始 トラッククレーン 緊 急 物 資 輸 送 開 始 1 号 岸 壁 2 号 岸 壁 エプロン クレーン レールの 応 急 復 旧 1 号 岸 壁 緊 急 物 資 輸 送 完 了 1 号 岸 壁 の 復 旧 工 事 開 始 2 号 岸 壁 コンテナ 荷 役 開 始 コンテナターミ ナル 供 用 開 始 2-11

32 4.コンテナの 機 能 回 復 目 標 の 設 定 2) 機 能 回 復 目 標 L2 考 え 方 第 1 段 階 ヤート の 一 部 の 応 急 復 旧 を2 週 間 で 完 了 カ ントリクレーンの 代 替 と してクローラクレーン 等 を 導 入 し 内 航 コンテナから 供 用 再 開 する 第 2 段 階 免 震 カ ントリークレーン2 基 を 復 旧 し 外 航 コンテナの 荷 役 を 開 始 する 内 航 コンテナは 袖 師 CTで 取 扱 いを 開 始 する 今 後 電 気 室 の 津 波 浸 水 対 策 電 機 品 洗 浄 用 真 水 の 備 蓄 等 によるカ ントリークレー ンの 復 旧 期 間 短 縮 が 必 要 回 復 時 期 発 災 後 の 時 期 2 週 間 後 3ヶ 月 後 回 復 目 標 水 準 1 岸 壁 2クローラクレーン 2 岸 壁 2クローラクレーン 2カ ントリークレーン 発 災 4 日 後 ~ 発 災 2 週 間 後 ~ 発 災 3ヶ 月 後 ~ 臨 港 道 路 と エプロンの 応 急 復 旧 完 了 被 災 コンテナの 撤 去 不 陸 整 正 カ ントリークレーン の 修 繕 コンテナターミナル 一 部 供 用 開 始 被 災 コンテナの 撤 去 不 陸 整 正 カ ントリークレーン の 修 繕 カ ントリークレーンの 修 繕 クレーンレールの 交 換 被 災 コンテナの 撤 去 不 陸 整 正 完 了 トラッククレーン 航 路 泊 地 啓 開 完 了 緊 急 物 資 輸 送 開 始 緊 急 物 資 輸 送 船 1 号 岸 壁 2 号 岸 壁 泊 地 啓 開 エプロンの 不 陸 整 正 クレーンレールの 交 換 クローラクレーン 内 航 コンテナ 荷 役 開 始 1 号 岸 壁 2 号 岸 壁 内 航 コンテナ は 袖 師 CTへ 1 号 岸 壁 2 号 岸 壁 外 航 コンテナ 荷 役 開 始 2-12

33 5.バルク 貨 物 の 機 能 回 復 目 標 の 設 定 バルク 清 水 港 のバルク 貨 物 バルク 貨 物 は 木 材 チップ 穀 物 セメントを 対 象 とする 清 水 港 のバルク 貨 物 は 清 水 港 の 取 扱 貨 物 量 の1 割 を 占 める バルク 貨 物 は 公 共 岸 壁 の 富 士 見 3~5 号 岸 壁 と 江 尻 埠 頭 の 専 用 桟 橋 で 取 扱 われている バルク 貨 物 は 大 型 船 で 一 度 に 大 量 に 輸 送 される 清 水 港 ではアンロー ダーやベルトコンベア 等 の 大 型 の 荷 役 機 械 で 荷 役 後 臨 海 部 のサイロや 野 積 場 にストックされ 背 後 の 工 場 や 消 費 地 に 共 有 されている バルク 貨 物 の 荷 主 は 県 内 の 製 紙 飼 料 食 品 セメント 等 の 製 造 業 や 流 通 業 の 企 業 である 清 水 港 の 貨 物 量 に 占 める バルク 貨 物 の 割 合 (H24) 1,517 万 トン バルク : 麦 とうもろこし 豆 類 その 他 雑 穀 その 他 農 産 品 木 材 チップ セメント 石 油 ガス: 重 油 石 油 製 品 LNG LPG その 他 石 油 製 品 富 士 見 埠 頭 チップヤード セメントサイロ 穀 物 サイロ 穀 物 サイロ チップヤード セメントサイロ チップの 荷 役 富 士 見 3 号 岸 壁 ( 7.5,140m) チップアンローダ2 基 富 士 見 4 号 岸 壁 ( 12,240m) 富 士 見 5 号 岸 壁 ( 12,240m) ニューマチックアンローダ2 基 機 械 式 アンローダ1 基 穀 物 の 荷 役 セメントの 荷 役 2-13

34 5.バルク 貨 物 の 機 能 回 復 目 標 の 設 定 機 能 回 復 目 標 の 検 討 バルク 貨 物 は 専 用 の 荷 役 機 械 やサイロが 必 要 で 基 本 的 には 代 替 がきかない L1の 場 合 は 地 震 被 害 L2の 場 合 は 地 震 と 津 波 の 被 害 により 荷 役 機 械 やサイロが 被 災 す る 恐 れがある このため L1 L2とも バルク 貨 物 の 輸 送 への 影 響 を 最 小 限 となるよう 荷 主 企 業 の 復 旧 状 況 と 荷 役 機 械 やサイロの 復 旧 状 況 に 合 わせて 岸 壁 等 を 復 旧 する 機 能 回 復 目 標 ( 案 ) L1 L2 考 え 方 荷 主 企 業 の 復 旧 状 況 荷 役 機 械 やサイロの 復 旧 状 況 に 合 わせて 復 旧 する 回 復 時 期 ( 発 災 後 の 時 期 ) - 回 復 目 標 水 準 - 富 士 見 埠 頭 の 被 害 想 定 岸 壁 L1 3ヶ 月 以 内 3ヶ 月 ~3 年 L2 3ヶ 月 以 内 3ヶ 月 ~3 年 航 路 泊 地 3 週 間 後 荷 捌 地 2~3 週 間 2 週 間 ~1ヶ 月 荷 役 機 械 1 年 後 1 年 後 荷 主 企 業 の 動 向 ( 聞 き 取 り 調 査 より) 荷 役 機 械 やサイロが 被 災 した 場 合 多 くの バルク 貨 物 は 代 替 輸 送 が 困 難 である( 埠 頭 会 社 1 社 ) アンローダーが 被 災 した 場 合 船 舶 荷 役 は 困 難 である ( 埠 頭 会 社 1 社 ) 在 庫 量 は 短 いもので1~2 週 間 長 いもの で1~3ヶ 月 程 度 である( 埠 頭 会 社 1 社 ) 2-14

35 6. 石 油 ガスの 機 能 回 復 目 標 の 設 定 石 油 ガス 清 水 港 の 石 油 ガス 基 地 清 水 港 の 石 油 ガスは LNG LPG 重 油 石 油 製 品 等 の 地 域 の 供 給 拠 点 となっており 清 水 港 の 取 扱 貨 物 量 の34%を 占 める 石 油 ガスは 袖 師 地 区 と 江 尻 地 区 の 石 油 基 地 ガス 基 地 で 取 扱 われている 岸 壁 は 公 共 の 袖 師 17 号 18 号 岸 壁 と 事 業 所 の 専 用 桟 橋 で 取 扱 われている 鈴 与 ガスターミナル 鈴 与 袖 師 油 槽 所 清 水 港 の 貨 物 量 に 占 める 石 油 ガスの 割 合 (H24) ジャパンオイル ネットワーク 清 水 油 槽 所 袖 師 第 2 埠 頭 清 水 エル エヌ ジー 袖 師 基 地 1,517 万 トン 東 燃 ゼネラル 石 油 清 水 油 槽 所 江 尻 地 区 バルク : 麦 とうもろこし 豆 類 その 他 雑 穀 その 他 農 産 品 木 材 チップ セメント 石 油 ガス: 重 油 石 油 製 品 LNG LPG その 他 石 油 製 品 2-15

36 6. 石 油 ガスの 機 能 回 復 目 標 の 設 定 機 能 回 復 目 標 の 検 討 石 油 とガスは 大 部 分 が 専 用 施 設 で 輸 送 されているが 地 域 のエネルギー 供 給 の 上 で 重 要 であ るため 各 事 業 所 の 復 旧 状 況 に 合 わせて 優 先 的 に 航 路 啓 開 を 実 施 することとする 航 路 啓 開 の 目 標 時 期 は 緊 急 物 資 輸 送 に 準 じるものとし L1で 発 災 から2 3 日 後 L2で5 日 後 と する 機 能 回 復 目 標 ( 案 ) L1 考 え 方 石 油 ガス 基 地 の 復 旧 状 況 に 合 わせて 優 先 的 に 航 路 啓 開 を 実 施 する 回 復 時 期 ( 発 災 後 の 時 期 ) 回 復 目 標 水 準 2 3 日 後 - L2 5 日 後 - 参 考 : 仙 台 塩 釜 港 ( 塩 釜 港 区 )における 燃 料 不 足 に 対 応 した 航 路 啓 開 の 実 施 東 北 関 東 地 方 の 太 平 洋 側 の 製 油 所 及 び 油 槽 所 が 被 災 し 燃 料 不 足 が 生 じた 塩 釜 港 区 の 油 槽 所 は 被 害 が 軽 微 で 燃 料 供 給 が 可 能 な 状 態 であったため 3 月 15 日 より 航 路 啓 開 作 業 を 開 始 し 3 月 21 日 に 石 油 タンカーが 入 港 被 災 地 の 燃 料 油 不 足 の 解 消 に 大 きく 貢 献 した 塩 釜 港 区 に 初 入 港 したタンカー 写 真 : 石 油 連 携 2-16

37 7. 一 般 貨 物 の 機 能 回 復 目 標 の 設 定 一 般 貨 物 機 能 回 復 目 標 の 検 討 コンテナ バルク 石 油 ガス 以 外 の 一 般 貨 物 は 耐 震 強 化 岸 壁 と 応 急 復 旧 により 使 用 可 能 となる 岸 壁 を 使 用 して 輸 送 機 能 を 回 復 する L1 L2 考 え 方 緊 急 物 資 輸 送 が 落 ち 着 いた 後 の 耐 震 強 化 岸 壁 を 利 用 する 応 急 復 旧 により 利 用 可 能 な 岸 壁 については 背 後 の 荷 捌 地 上 屋 臨 港 道 路 の 損 傷 の 程 度 取 扱 貨 物 の 特 性 等 をもとに 復 旧 の 優 先 順 位 を 関 係 者 と 協 議 して 決 定 し 優 先 順 位 の 高 い 施 設 から 応 急 復 旧 する 通 常 時 専 用 岸 壁 を 利 用 している 貨 物 の 代 替 利 用 にも 配 慮 する 参 考 : 耐 震 強 化 岸 壁 ( 緊 急 物 資 用 )で 輸 送 できる 一 般 貨 物 回 復 時 期 ( 発 災 後 の 時 期 ) 石 炭 コークス 金 属 くず 再 生 資 材 等 周 辺 への 飛 散 や 火 災 の 危 険 性 に 配 慮 し 特 定 の 岸 壁 で 扱 う 必 要 がある 貨 物 ( 一 般 貨 物 A)とそれ 以 外 の 紙 パルプ 鋼 材 水 産 品 等 の 貨 物 ( 一 般 貨 物 B)とに 区 分 される 耐 震 強 化 岸 壁 の 興 津 1 2 号 興 津 号 日 の 出 4 5 号 は 通 常 時 は 紙 パルプ 水 産 品 等 の 一 般 貨 物 を 取 り 扱 っている また 発 災 後 の 緊 急 物 資 輸 送 は 数 か 月 継 続 すると 考 えられる このため 耐 震 強 化 岸 壁 では 紙 パルプ 鋼 材 水 産 品 等 の 一 般 貨 物 Bの 輸 送 に 使 用 することが 考 えられる 石 炭 コークス 金 属 くず 再 生 資 材 等 は 耐 震 強 化 岸 壁 以 外 の 岸 壁 の 応 急 復 旧 により 輸 送 機 能 を 確 保 する 耐 震 強 化 岸 壁 ( 緊 急 物 資 用 )で 輸 送 できる 一 般 貨 物 Bの 貨 物 量 平 成 24 年 の 一 般 貨 物 Aの 貨 物 量 = 約 110 万 トン 1 年 間 取 扱 量 1 万 トン 以 上 の 岸 壁 のm 当 りの 取 扱 貨 物 量 =206トン/m 2 耐 震 強 化 岸 壁 ( 緊 急 物 資 用 )の 岸 壁 延 長 =1,291m 3 耐 震 強 化 岸 壁 の 輸 送 能 力 =2 3=206トン/m 1,291m=265,946トン 一 般 貨 物 Bの 約 24% 注 1: 一 般 貨 物 Aバルク 石 油 ガス 石 炭 金 属 鉱 非 金 属 鉱 物 コークス 石 炭 製 品 化 学 薬 品 金 属 くず 再 利 用 資 材 廃 棄 物 廃 土 砂 それ 以 外 を 一 般 貨 物 Bとした 専 用 岸 壁 の 貨 物 も 含 む 注 2: 年 間 取 扱 貨 物 量 1 万 トン 以 上 の 岸 壁 は 興 津 1~9 号 興 津 11~14 号 袖 師 1~4 号 袖 師 11~15 号 清 水 1~5 号 日 の 出 1~3 号 富 士 見 6~7 号 塚 間 岸 壁 - 回 復 目 標 水 準

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39 H 第 2 回 清 水 港 防 災 対 策 連 絡 協 議 会 資 料 3 発 災 後 の 行 動 計 画 ( 案 )について 3-1

40 1. 基 本 的 な 考 え 方 清 水 港 BCPでは 発 災 後 の 避 難 から 応 急 復 旧 緊 急 物 資 輸 送 港 湾 貨 物 輸 送 再 開 に 至 る 活 動 の 全 体 像 を 以 下 の 考 え 方 に 基 づき 整 理 する 1 清 水 港 管 理 局 を 中 心 とする 体 制 の 構 築 清 水 港 管 理 局 を 中 心 とする 体 制 を 構 築 し 指 揮 命 令 系 統 を 明 確 にする 全 ての 情 報 を 清 水 港 管 理 局 に 集 約 し 全 関 係 者 と 共 有 する 2 活 動 の 内 容 と 流 れ 全 ての 関 係 者 の 役 割 の 明 確 化 関 係 者 が 主 体 的 に 活 動 できるよう 活 動 の 内 容 と 流 れ 全 ての 関 係 者 の 役 割 と 相 互 の 関 係 を 明 確 にする 3 速 やかな 初 動 体 制 の 立 上 げ 初 動 の 遅 れは 応 急 復 旧 全 体 の 遅 れに 直 結 するため 安 全 を 確 保 したら 速 やかに 初 動 体 制 を 立 ち 上 げる 4 早 期 の 被 災 状 況 の 把 握 と 応 急 復 旧 方 針 の 決 定 発 災 後 可 能 な 限 り 早 く 被 災 状 況 を 把 握 し 復 旧 の 優 先 順 位 や 作 業 手 順 役 割 分 担 等 の 応 急 復 旧 方 針 を 決 定 する 応 急 復 旧 方 針 は 全 ての 関 係 者 が 共 有 する 5 発 災 直 後 から 港 湾 物 流 機 能 の 早 期 復 旧 を 目 指 す 発 災 後 は 緊 急 物 資 輸 送 を 優 先 するが 早 期 の 復 興 を 実 現 するため 発 災 直 後 から 港 湾 物 流 機 能 の 早 期 復 旧 を 目 指 して 活 動 する 6 行 動 計 画 においてL1 L2は 区 別 しない 発 災 後 L1かL2かを 判 断 する 余 裕 はないため L1 L2の 区 別 はしない 3-2

41 2. 清 水 港 BCPフロー( 案 ) 地 震 津 波 発 生 避 難 安 否 確 認 体 制 確 立 活 動 拠 点 確 保 情 報 収 集 ( 職 員 施 設 通 信 ライフライン 燃 料 業 務 ) 応 援 要 請 津 波 警 報 解 除 石 油 ガス 基 地 消 火 油 処 理 災 害 拡 大 防 止 航 路 泊 地 航 行 制 限 深 浅 測 量 漂 流 物 障 害 物 除 去 深 浅 測 量 航 行 安 全 確 認 航 行 制 限 解 除 緊 急 物 資 輸 送 用 施 設 被 害 調 査 被 災 貨 物 ガレキ 撤 去 ( 臨 港 道 路 荷 捌 地 上 屋 ) 施 設 の 応 急 復 旧 ( 岸 壁 臨 港 道 路 荷 捌 地 ) 緊 急 物 資 輸 送 輸 送 準 備 内 航 船 依 頼 トラック 調 整 岸 壁 指 定 (ハ ース 調 整 ) 荷 役 依 頼 船 舶 誘 導 依 頼 石 油 ガス 輸 送 輸 送 準 備 輸 送 体 制 の 確 保 ( 荷 役 水 先 曳 船 等 ) 船 舶 の 調 整 ( 船 型 スケシ ュール 安 全 確 保 等 ) 新 興 津 コンテナターミナル 被 害 調 査 応 急 復 旧 方 針 決 定 応 急 復 旧 : 対 象 岸 壁 復 旧 順 ガレキの 集 積 場 所 役 割 分 担 作 業 手 順 港 湾 物 流 再 開 : 港 湾 貨 物 輸 送 再 開 に 向 けた 手 順 作 業 体 制 情 報 共 有 情 報 発 信 : 情 報 共 有 方 法 情 報 発 信 の 内 容 とスケジュール 被 災 コンテナ カ レキ 撤 去 応 急 復 旧 エフ ロン クレーンレール マーシャリンク ヤート 臨 港 道 路 カ ントリークレーン 電 気 設 備 ターミナル 管 理 システム ライフライン 等 バルク 一 般 貨 物 用 施 設 被 害 調 査 被 災 貨 物 カ レキ 撤 去 応 急 復 旧 エフ ロン クレーンレール 野 積 場 上 屋 倉 庫 臨 港 道 路 クレーン 電 気 設 備 ライフライン 等 緊 急 物 資 人 員 輸 送 輸 送 再 開 コンテナ 物 資 輸 送 輸 送 準 備 輸 送 体 制 の 確 保 (オヘ レーション 荷 役 ( 人 機 械 ) 水 先 曳 船 等 ) 船 舶 の 調 整 ( 航 路 船 型 スケ シ ュール 安 全 確 保 等 ) 輸 送 再 開 バルク 貨 物 一 般 貨 物 輸 送 輸 送 準 備 使 用 岸 壁 の 決 定 ( 品 目 に 応 じて) 輸 送 体 制 の 確 保 ( 荷 役 ( 人 機 械 ) 水 先 曳 船 等 ) 船 舶 の 調 整 ( 船 型 スケシ ュール 安 全 確 保 等 ) 輸 送 再 開 災 害 査 定 本 格 復 旧 災 害 復 旧 事 業 全 面 供 用 再 開 3-3

42 3. 初 動 ( 発 災 ~ 応 急 復 旧 方 針 決 定 ) 1) 清 水 港 BCPの 発 動 清 水 港 BCPは 清 水 港 防 災 対 策 連 絡 協 議 会 ( 以 下 協 議 会 という)が 運 用 する 大 規 模 地 震 及 び 津 波 が 発 生 した 際 は 協 議 会 の 会 員 は 清 水 港 地 震 災 害 対 策 マニュアル に 基 づき 行 動 する 2) 協 議 会 事 務 局 協 議 会 事 務 局 は 清 水 港 管 理 局 に 設 置 する 参 集 が 必 要 な 場 合 は 清 水 港 管 理 局 に 参 集 する 現 在 清 水 港 管 理 局 (の 職 員 )は 津 波 発 生 の 恐 れ がある 場 合 清 水 防 災 センターを 第 1 参 集 場 所 とし 情 報 収 集 報 告 を 行 い 津 波 警 報 解 除 等 の 後 に 清 水 港 管 理 局 ( 清 水 マリンビル)に 移 動 することとしている 清 水 港 管 理 局 の 臨 時 参 集 場 所 静 岡 市 消 防 局 清 水 防 災 センター 清 水 港 湾 合 同 庁 舎 清 水 港 管 理 局 赤 囲 み 部 は 調 整 中 であり 確 定 後 本 頁 は 差 替 えます 清 水 港 湾 事 務 所 2) 通 信 手 段 全 ての 協 議 会 会 員 は 災 害 時 の 通 信 手 段 として 複 数 の 連 絡 手 段 を 確 認 する ( 電 話 携 帯 電 話 メール FAX 衛 星 電 話 ) 協 議 会 会 員 は 衛 星 電 話 を 設 置 することが 望 ましい 発 災 後 使 用 可 能 な 手 段 を 事 務 局 に 報 告 する 通 信 手 段 が 使 用 できない 場 合 は 伝 令 を 使 う 3-4

43 3. 初 動 ( 発 災 ~ 応 急 復 旧 方 針 決 定 ) 3) 情 報 収 集 初 動 での 被 害 調 査 は 応 急 復 旧 の 方 針 を 検 討 するための 情 報 収 集 を 目 的 とし 目 視 点 検 や 電 話 メール 等 による 簡 易 な 方 法 により 実 施 する 協 議 会 会 員 は 発 災 後 速 やかに 被 害 調 査 を 実 施 し 協 議 会 事 務 局 ( 清 水 港 管 理 局 )に 報 告 する 協 議 会 事 務 局 は 情 報 を 集 約 し 会 員 に 伝 達 する 被 害 調 査 では 自 組 織 の 職 員 施 設 設 備 ライ フラインの 被 害 の 状 況 や 業 務 遂 行 能 力 の 現 状 を 把 握 する 調 査 結 果 は 被 害 調 査 票 に 記 入 し 協 議 会 事 務 局 にFAX メール 又 は 持 参 により 提 出 する 発 災 後 可 能 な 限 り 早 く 第 1 報 を 報 告 し その 後 は 新 たな 情 報 が 入 り 次 第 報 告 を 行 う 調 査 項 目 の 例 被 災 後 の 活 動 拠 点 と 連 絡 先 使 用 可 能 な 通 信 手 段 安 否 確 認 の 状 況 自 組 織 の 施 設 設 備 の 状 況 自 組 織 のライフライン 燃 料 の 状 況 貨 物 の 被 害 使 用 している 港 湾 施 設 の 被 害 業 務 の 状 況 等 具 合 的 な 調 査 項 目 は 清 水 港 地 震 災 害 対 策 マ ニュアルに 記 載 する 3-5

44 3. 初 動 ( 発 災 ~ 応 急 復 旧 方 針 決 定 ) 4) 応 急 復 旧 方 針 の 決 定 津 波 警 報 解 除 後 協 議 会 会 長 が 必 要 と 判 断 した 場 合 は 協 議 会 を 招 集 し 港 湾 物 流 機 能 について 応 急 復 旧 方 針 について 協 議 する その 後 も 定 例 会 議 を 開 催 し 応 急 復 旧 の 進 捗 や 状 況 の 変 化 に 応 じて 方 針 の 見 直 しや 各 種 調 整 を 行 う 応 急 復 旧 石 油 ガス コンテナ バルク 一 般 貨 物 港 湾 貨 物 輸 送 石 油 ガス コンテナ バルク 一 般 貨 物 情 報 共 有 と 情 報 発 信 応 急 復 旧 方 針 として 決 定 する 事 項 ( 案 ) 項 目 内 容 応 急 復 旧 の 対 象 施 設 被 害 調 査 の 結 果 と 残 存 耐 力 評 価 の 結 果 から 応 急 復 旧 の 対 象 とする 施 設 を 選 定 する 復 旧 の 優 先 順 位 本 BCPの 方 針 と 被 害 調 査 の 結 果 地 域 の 要 請 を 踏 まえ 復 旧 の 優 先 順 位 を 決 定 する ガレキの 集 積 場 所 航 路 啓 開 臨 港 道 路 やヤードの 啓 開 で 除 去 するガレキ 被 災 貨 物 の 集 積 場 所 を 決 定 する 役 割 分 担 と 指 揮 命 令 系 統 応 急 復 旧 にあたっての 役 割 分 担 と 指 揮 命 令 系 統 を 決 定 する 応 急 復 旧 の 手 順 応 急 復 旧 の 手 順 を 確 認 する 作 業 体 制 必 要 な 作 業 員 作 業 船 建 設 機 械 資 機 材 を 確 認 し 清 水 港 の 関 係 者 で 確 保 できない 場 合 は 応 援 を 要 請 する 応 急 復 旧 の 工 程 応 急 復 旧 の 工 程 を 確 認 する 港 湾 貨 物 輸 送 再 開 の 手 順 応 急 復 旧 の 方 針 と 被 害 調 査 荷 主 企 業 の 意 向 を 踏 まえ 港 湾 貨 物 輸 送 再 開 に 向 けた 手 順 と 役 割 分 担 調 整 事 項 を 確 認 する 作 業 体 制 必 要 な 作 業 員 と 荷 役 機 械 曳 船 水 先 人 等 を 確 認 し 清 水 港 の 関 係 者 で 確 保 できない 場 合 は 応 援 を 要 請 する 協 議 会 会 員 の 報 告 事 項 情 報 共 有 の 方 法 を 確 認 する 情 報 発 信 の 内 容 スケジュールを 確 認 する 3-6

45 4. 応 急 復 旧 の 流 れと 関 係 者 の 役 割 緊 急 物 資 輸 送 用 施 設 の 応 急 復 旧 災 害 対 策 本 部 港 湾 局 港 湾 施 設 の 応 急 復 旧 被 災 貨 物 ガレキの 撤 去 航 路 泊 地 の 啓 開 を 行 う 清 水 港 管 理 局 は 建 設 業 団 体 港 湾 物 流 関 連 団 体 清 水 港 湾 事 務 所 に 支 援 を 要 請 し 航 路 泊 地 の 啓 開 被 災 貨 物 ガレキの 撤 去 港 湾 施 設 の 応 急 復 旧 を 行 う 清 水 海 上 保 安 部 は 清 水 港 管 理 局 清 水 港 湾 事 務 所 と 連 携 し 航 路 泊 地 における 船 舶 交 通 安 全 を 確 保 する 静 岡 国 道 事 務 所 静 岡 市 と 平 時 から 情 報 を 共 有 し 国 道 県 道 市 道 の 啓 開 作 業 等 との 調 整 を 行 う 石 油 ガス 基 地 は 事 業 者 及 び 防 災 組 織 が 消 火 油 処 理 災 害 拡 大 防 止 の 措 置 を 行 い 清 水 港 管 理 局 と 情 報 を 共 有 する 静 岡 国 道 事 務 所 静 岡 市 清 水 港 管 理 局 清 水 港 湾 事 務 所 清 水 海 上 保 安 部 警 察 署 消 防 署 等 清 水 コンテナ ターミナル 港 湾 物 流 関 連 団 体 清 水 港 運 協 会 清 水 港 上 屋 利 用 組 合 静 岡 県 倉 庫 協 会 清 水 海 運 貨 物 取 扱 同 業 会 建 設 関 連 団 体 清 水 建 設 業 協 会 清 水 港 湾 建 設 工 事 安 全 協 議 会 日 本 海 上 起 重 技 術 協 会 静 岡 支 部 全 国 的 な 建 設 関 連 団 体 清 水 港 石 油 災 害 防 止 会 静 岡 県 清 水 地 区 石 油 コンヒ ナート 等 特 別 防 災 区 域 協 議 会 石 油 連 盟 海 水 油 濁 処 理 協 力 機 構 静 岡 支 部 静 岡 県 沿 岸 排 出 油 等 防 除 協 議 会 静 岡 県 石 油 コンヒ ナート 等 防 災 本 部 港 湾 施 設 [ 岸 壁 荷 捌 地 臨 港 道 路 上 屋 等 ] 被 害 調 査 被 災 貨 物 ガレキ [ 臨 港 道 路 荷 捌 地 上 屋 等 ] 被 害 調 査 航 路 泊 地 航 行 制 限 深 浅 測 量 石 油 ガス 基 地 消 火 油 処 理 災 害 拡 大 防 止 応 急 復 旧 応 急 復 旧 活 動 被 災 貨 物 ガレキ 撤 去 被 災 貨 物 ガレキ 一 時 保 管 供 用 開 始 漂 流 物 障 害 物 除 去 深 浅 測 量 航 行 安 全 確 認 航 行 制 限 解 除 凡 例 情 報 共 有 連 携 応 援 要 請 指 示 作 業 実 施 3-7

46 5. 緊 急 物 資 輸 送 の 流 れと 関 係 者 の 役 割 清 水 港 では 緊 急 物 資 輸 送 船 の 受 入 と 緊 急 物 資 の 荷 役 一 時 保 管 搬 出 を 行 う 清 水 港 管 理 局 は 中 部 方 面 本 部 の 一 部 として 清 水 港 関 係 者 に 緊 急 物 資 の 輸 送 作 業 へ の 協 力 を 要 請 するとともに 災 害 対 策 本 部 からの 指 示 を 港 湾 関 係 者 に 伝 達 する 中 部 運 輸 局 は 災 害 対 策 本 部 の 要 請 を 受 け 内 航 船 の 確 保 等 の 支 援 を 行 う 清 水 港 関 係 者 は 清 水 港 管 理 局 の 指 示 を 受 けてそれぞれが 分 担 する 作 業 を 行 う 凡 例 情 報 共 有 連 携 応 援 要 請 指 示 作 業 実 施 静 岡 県 災 害 対 策 本 部 港 湾 局 中 部 方 面 本 部 清 水 港 管 理 局 中 部 運 輸 局 静 岡 運 輸 支 局 ( 仲 介 調 整 ) 物 流 業 者 静 岡 県 トラック 協 会 清 水 港 運 協 会 清 水 港 上 屋 利 用 組 合 静 岡 県 倉 庫 協 会 清 水 海 運 貨 物 取 扱 同 業 会 清 水 水 先 区 水 先 人 会 清 水 港 曳 船 三 社 会 清 水 港 船 舶 代 理 店 会 清 水 港 船 舶 情 報 センター 静 岡 県 内 航 海 運 組 合 静 岡 県 旅 客 船 協 会 市 町 広 域 物 資 拠 点 荷 卸 し 保 管 仕 訳 陸 上 輸 送 荷 役 一 時 保 管 搬 出 船 舶 誘 導 清 水 港 船 舶 支 援 海 上 輸 送 調 達 先 ( 他 都 道 府 県 国 ) 緊 急 物 資 の 流 れ 3-8

47 6. 新 興 津 コンテナターミナルの 応 急 復 旧 の 流 れと 関 係 者 の 役 割 清 水 港 管 理 局 は 清 水 建 設 業 協 会 清 水 コンテナターミナル 清 水 ポートネット クレーンメーカー 電 設 業 協 会 中 部 電 力 NTT 西 日 本 と 新 興 津 CTの 応 急 復 旧 に 当 たる 必 要 に 応 じて 清 水 港 湾 事 務 所 に 支 援 を 要 請 する 静 岡 国 道 事 務 所 静 岡 市 と 平 時 から 情 報 を 共 有 し 国 道 県 道 市 道 の 啓 開 作 業 等 との 調 整 を 行 う 税 関 検 疫 所 植 物 防 疫 所 動 物 検 疫 所 とは 情 報 を 共 有 し 貿 易 等 諸 手 続 きに 関 する 調 整 を 行 う 応 急 復 旧 後 コンテナ 貨 物 輸 送 の 関 係 者 は 輸 送 再 開 に 向 けて 輸 送 体 制 を 確 保 するとともに 船 舶 の 調 整 を 行 う 静 岡 国 道 事 務 所 静 岡 市 港 湾 局 清 水 港 管 理 局 清 水 税 関 支 署 清 水 検 疫 所 支 所 名 古 屋 植 物 防 疫 所 清 水 支 所 動 物 検 疫 所 清 水 出 張 所 中 部 電 力 NTT 西 日 本 電 設 業 協 会 クレーン メーカー 清 水 コンテナターミナル 清 水 ホ ートネット ターミナルオヘ レーター 清 水 建 設 業 協 会 清 水 港 湾 建 設 工 事 安 全 協 議 会 清 水 港 湾 事 務 所 ライフライン ( 電 力 通 信 ) 被 害 調 査 電 気 設 備 [ 受 変 電 設 備 配 線 照 明 リーファー 等 ] 被 害 調 査 被 害 調 査 ガントリー クレーン ターミナルシステム トランスファクレーン 等 被 害 調 査 被 災 コンテナ カ レキ 撤 去 [ 臨 港 道 路 マーシャリンク ヤート 等 ] 被 害 調 査 エフ ロン クレーンレール マーシャリンク ヤート 臨 港 道 路 被 害 調 査 応 急 復 旧 オーハ ーホール 修 繕 オーハ ーホール 修 繕 代 替 クレーン 確 保 オーハ ーホール 修 繕 被 災 貨 物 カ レキ 撤 去 被 災 貨 物 カ レキ 一 時 保 管 不 陸 整 正 レール 交 換 応 急 復 旧 供 用 開 始 航 路 泊 地 赤 は L2に 対 応 して 追 加 見 直 しが 必 要 な 活 動 凡 例 情 報 共 有 連 携 応 援 要 請 指 示 作 業 実 施 船 社 船 舶 代 理 店 海 貨 業 者 清 水 水 先 区 水 先 人 会 曳 船 業 者 清 水 海 上 保 安 部 輸 送 体 制 の 確 保 (オヘ レーション 荷 役 ( 人 機 械 ) 水 先 曳 船 等 ) 船 舶 の 調 整 ( 航 路 船 型 スケシ ュール 安 全 確 保 等 ) 輸 送 再 開 コンテナ 貨 物 輸 送 再 開 準 備 3-9

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49 H 第 2 回 清 水 港 防 災 対 策 連 絡 協 議 会 資 料 4 事 前 対 策 について 4-1

50 1. 緊 急 物 資 輸 送 にかかる 事 前 対 策 基 本 的 な 考 え 方 機 能 回 復 目 標 の 期 間 内 に 緊 急 物 資 輸 送 が 実 施 できるよう 発 災 後 の 行 動 に 対 応 した 初 動 の 円 滑 化 応 急 復 旧 の 円 滑 化 緊 急 物 資 輸 送 の 円 滑 化 と 被 害 の 防 止 軽 減 の4つの 視 点 から 事 前 対 策 を 実 施 する 事 前 対 策 初 動 の 円 滑 化 応 急 復 旧 の 円 滑 化 緊 急 物 資 輸 送 の 円 滑 化 被 害 の 防 止 軽 減 機 能 回 復 目 標 被 害 想 定 機 能 回 復 目 標 と 被 害 想 定 の 比 較 L1 発 災 3 日 後 5 岸 壁 以 上 L2 発 災 3 日 後 3 岸 壁 発 災 5 日 後 7 岸 壁 岸 壁 ( 耐 震 ) 航 路 泊 地 5 日 臨 港 道 路 土 工 部 4 日 ~1ヶ 月 5 日 ~1ヶ 月 橋 梁 部 1 橋 3 橋 1 橋 3 橋 上 屋 6 棟 7 棟 6 棟 7 棟 赤 は 阻 害 要 因 4-2

51 2. 緊 急 物 資 輸 送 にかかる 事 前 対 策 ( 案 ) 区 分 項 目 対 策 実 施 機 関 通 信 手 段 の 確 保 協 議 会 会 員 の 衛 星 電 話 を 保 有 の 推 進 全 会 員 初 動 の 円 滑 化 被 害 調 査 項 目 の 設 定 全 ての 関 係 者 を 対 象 し 港 湾 物 流 機 能 の 復 旧 を 考 慮 した 被 害 調 査 内 容 を 設 定 する 静 岡 県 応 急 復 旧 方 針 の 決 定 手 順 の 整 理 応 急 復 旧 方 針 として 決 定 すべき 事 項 と 決 定 の 手 順 を 整 理 する 静 岡 県 地 震 災 害 対 策 マニュアルの 改 訂 清 水 港 BCPを 踏 まえ 清 水 港 地 震 災 害 対 策 マニュアルを 改 訂 する 静 岡 県 清 水 港 BCPの 各 会 員 のBCPへの 反 映 清 水 港 BCPを 各 関 係 者 のBCPや 防 災 計 画 等 に 反 映 する 全 会 員 訓 練 の 実 施 情 報 伝 達 や 応 急 復 旧 方 針 決 定 の 机 上 訓 練 等 を 実 施 する 全 会 員 揚 収 物 や 被 災 貨 物 の 仮 置 場 の 候 補 地 の 検 討 航 路 啓 開 の 揚 収 物 の 仮 置 場 の 候 補 地 を 検 討 する( 貝 島 地 区 廃 棄 物 処 理 用 地 他 ) 静 岡 県 応 急 復 旧 の 円 滑 化 航 路 啓 開 におけるチップ 等 の 浮 遊 物 対 策 広 域 的 な 連 携 体 制 の 整 備 作 業 船 の 航 行 の 支 障 にならないよう チップ 等 の 漂 流 物 を 囲 い 込 むシ ルトフェンス 等 を 配 備 する 中 部 地 方 整 備 局 と 連 携 し 駿 河 湾 くまで 作 戦 の 検 討 を 進 める 中 部 地 域 や 全 国 的 な 建 設 団 体 の 支 援 要 請 等 中 部 地 方 整 備 局 との 連 携 体 制 を 強 化 する 静 岡 県 燃 料 の 確 保 石 油 会 社 と 復 旧 工 事 のための 燃 料 調 達 の 協 定 を 締 結 する 静 岡 県 静 岡 県 中 部 地 方 整 備 局 県 と 国 の 作 業 分 担 の 整 理 効 率 的 に 応 急 復 旧 を 行 うため 県 と 国 の 作 業 分 担 や 指 揮 命 令 系 統 を 整 理 する 静 岡 県 中 部 地 方 整 備 局 4-3

52 2. 緊 急 物 資 輸 送 にかかる 事 前 対 策 ( 案 ) 区 分 項 目 対 策 実 施 機 関 荷 役 機 械 の 確 保 荷 役 機 械 が 被 災 した 場 合 の 代 替 機 を 確 保 する( 内 陸 部 で 使 用 している 機 械 の 使 用 機 械 メーカー リース 会 社 との 協 定 等 ) 港 湾 運 送 事 業 者 緊 急 物 資 輸 送 上 屋 倉 庫 の 確 保 港 湾 と 広 域 物 資 拠 点 間 の 輸 送 体 制 の 強 化 水 先 艇 被 災 時 の 曳 船 の 活 用 地 震 津 波 の 被 害 が 軽 微 と 想 定 される 上 屋 倉 庫 のリストを 作 成 する 上 屋 倉 庫 の 名 称 位 置 を 記 した 図 面 を 作 成 する ( 地 震 災 害 対 策 マニュアルに も 添 付 ) 港 湾 と 広 域 物 資 拠 点 間 の 緊 急 輸 送 体 制 の 強 化 ( 業 界 団 体 との 協 定 締 結 ) 広 域 物 資 拠 点 における 荷 役 体 制 の 強 化 ( 民 間 事 業 者 によるコントロール) 曳 船 を 水 先 艇 として 使 用 可 能 とするための 協 定 締 結 海 上 運 送 法 に 係 る 手 続 き 等 の 実 施 静 岡 県 静 岡 県 倉 庫 協 会 静 岡 県 清 水 水 先 区 水 先 人 会 曳 船 三 社 会 フェリーが 着 岸 可 能 な 港 湾 の 確 認 フェリーが 着 岸 可 能 な 県 内 港 湾 の 確 認 ( 現 状 では 土 肥 港 のみ) 清 水 旅 客 船 協 会 静 岡 県 内 航 船 の 確 保 災 害 時 に 使 用 可 能 な 内 港 船 のリストを 作 成 する 中 部 運 輸 局 臨 港 道 路 の 液 状 化 対 策 耐 震 強 化 岸 壁 と 緊 急 輸 送 路 を 接 続 する 臨 港 道 路 の 液 状 化 対 策 を 実 施 する 静 岡 県 臨 港 道 路 橋 の 耐 震 補 強 緊 急 輸 送 路 に 指 定 されている 臨 港 道 路 の 橋 梁 の 耐 震 化 を 実 施 する 静 岡 県 被 害 の 防 止 軽 減 倉 庫 の 耐 震 補 強 民 間 倉 庫 の 耐 震 化 を 推 進 する 倉 庫 事 業 者 コンテナの 流 出 防 止 対 策 コンテナの 流 出 防 止 柵 の 設 置 等 の 対 策 を 行 う 静 岡 県 危 険 物 取 扱 施 設 の 津 波 対 策 危 険 物 取 扱 施 設 周 辺 に 防 潮 壁 を 整 備 する 危 険 物 取 扱 岸 壁 に 漂 流 物 の 乗 上 げ 防 止 柵 を 設 置 する 静 岡 県 事 業 者 船 舶 の 津 波 対 策 の 検 討 実 施 船 舶 の 避 難 方 法 や 固 縛 等 の 船 舶 の 津 波 対 策 を 検 討 し 実 施 する 清 水 海 上 保 安 部 船 社 船 舶 代 理 店 綱 取 放 業 者 清 水 漁 業 協 同 組 合 マリーナ 関 係 者 フ レシ ャーホ ート 所 有 者 4-4

53 3.コンテナ 貨 物 輸 送 にかかる 事 前 対 策 基 本 的 な 考 え 方 機 能 回 復 目 標 の 期 間 内 にコンテナ 貨 物 輸 送 を 再 開 できるよう 応 急 復 旧 の 円 滑 化 と 被 害 の 防 止 軽 減 の2つの 視 点 から 事 前 対 策 を 実 施 する 事 前 対 策 応 急 復 旧 の 円 滑 化 被 害 の 防 止 軽 減 被 害 想 定 機 能 回 復 目 標 と 被 害 想 定 の 比 較 L1 L2 2 週 間 後 :1 岸 壁 2カ ントリークレーン 2 週 間 後 :1 岸 壁 2クローラクレーン 機 能 回 復 目 標 3ヶ 月 後 :2 岸 壁 2クローラクレーン 2カ ントリクレーン 施 設 名 程 度 復 旧 期 間 程 度 復 旧 期 間 航 路 泊 地 0 日 3 週 間 岸 壁 耐 震 強 化 岸 壁 ( 物 流 機 能 ) 0 日 0 日 コンテナ 荷 捌 地 荷 役 機 械 臨 港 道 路 建 屋 ヤード 新 興 津 ふ 頭 2 週 間 1ヶ 月 新 興 津 2 号 2 基 ( 免 震 ) 2 週 間 6ヶ 月 受 変 電 設 置 高 が 浸 水 深 より 上 0 日 0 日 設 備 設 置 高 が 浸 水 深 より 下 6ヶ 月 土 工 部 4 日 ~1ヶ 月 5 日 ~1ヶ 月 橋 梁 部 耐 震 補 強 済 み 1 橋 0 日 0 日 耐 震 補 強 未 実 施 3 橋 S56 建 築 基 準 に 準 拠 又 は 耐 震 補 強 済 み - - 赤 は 阻 害 要 因 4-5

54 4.コンテナ 貨 物 輸 送 にかかる 事 前 対 策 ( 案 ) コンテナ 輸 送 の 応 急 復 旧 の 円 滑 化 と 被 害 の 防 止 軽 減 のため 以 下 の 事 前 対 策 を 実 施 する 活 動 項 目 対 策 案 実 施 機 関 応 急 復 旧 の 円 滑 化 被 災 コンテナの 仮 置 場 の 候 補 地 の 検 討 被 災 コンテナ 処 理 対 策 の 検 討 津 波 浸 水 した 荷 役 機 械 の 洗 浄 水 の 確 保 大 型 クローラクレーンの 確 保 非 常 用 電 源 の 確 保 電 気 設 備 の 復 旧 手 法 の 検 討 応 急 復 旧 に 必 要 な 作 業 員 や 資 機 材 の 確 保 被 災 コンテナの 仮 置 場 の 候 補 地 を 検 討 する( 貝 島 地 区 廃 棄 物 処 理 用 地 他 ) 円 滑 に 被 災 コンテナを 処 理 するための 手 順 を 整 理 したガイドラインを 作 成 する 大 量 に 被 災 コンテナが 発 生 した 場 合 の 県 の 支 援 策 を 検 討 する 津 波 により 浸 水 した 荷 役 機 械 の 塩 分 を 洗 い 流 すための 洗 浄 水 を 確 保 する ガントリークレーンの 代 替 として 使 用 する 大 型 クローラクレーンについ て 県 内 の 所 在 を 定 期 的 に 把 握 する 港 湾 運 送 事 業 者 や 建 設 会 社 等 と 協 力 協 定 を 締 結 する オペレーションシステム リーファー 照 明 灯 等 のための 電 源 を 確 保 する 仮 設 電 源 の 導 入 等 早 期 に 電 気 設 備 を 復 旧 するため 手 法 を 検 討 す る 中 部 地 域 や 全 国 的 な 建 設 団 体 の 支 援 要 請 等 中 部 地 方 整 備 局 との 連 携 体 制 を 強 化 する 静 岡 県 燃 料 の 確 保 石 油 会 社 と 復 旧 工 事 のための 燃 料 調 達 の 協 定 を 締 結 する 静 岡 県 復 旧 資 材 ストックの 増 強 新 興 津 CT 地 震 災 害 復 旧 プログ ラムの 改 訂 2バースの 応 急 復 旧 に 対 応 できるようクレーンレールや 砕 石 等 の 復 旧 資 材 のストックを 増 強 する 静 岡 県 清 水 コンテナターミナル 清 水 ホ ートネット 静 岡 県 清 水 コンテナターミナル 静 岡 県 清 水 コンテナターミナル 静 岡 県 清 水 コンテナターミナル 静 岡 県 清 水 コンテナターミナル 静 岡 県 中 部 地 方 整 備 局 静 岡 県 清 水 港 BCPを 踏 まえ 新 興 津 CT 地 震 災 害 復 旧 プログラムを 改 訂 する 静 岡 県 訓 練 の 実 施 情 報 伝 達 訓 練 図 上 訓 練 を 実 施 する 全 コンテナ 関 係 者 清 水 港 BCPのコンテナ 関 係 者 のBCPへの 反 映 清 水 港 BCPを 各 コンテナ 関 係 者 のBCPや 防 災 計 画 等 に 反 映 する 全 コンテナ 関 係 者 4-6

55 4.コンテナ 貨 物 輸 送 にかかる 事 前 対 策 ( 案 ) 活 動 項 目 対 策 案 実 施 機 関 被 害 の 防 止 軽 減 その 他 受 変 電 設 備 の 浸 水 対 策 臨 港 道 路 の 液 状 化 対 策 受 変 電 設 備 の 想 定 津 波 浸 水 深 よりも 高 い 位 置 に 移 設 電 気 施 設 の 防 水 対 策 等 を 実 施 する 耐 震 強 化 岸 壁 と 国 道 1 号 を 接 続 する 臨 港 道 路 の 液 状 化 対 策 を 実 施 する 静 岡 県 静 岡 県 臨 港 道 路 橋 の 耐 震 化 緊 急 輸 送 路 に 指 定 されている 臨 港 道 路 の 橋 梁 の 耐 震 化 を 実 施 する 静 岡 県 コンテナの 流 出 防 止 対 策 コンテナの 流 出 防 止 柵 の 設 置 等 の 対 策 を 行 う 静 岡 県 免 震 ガントリクレーンの 整 備 地 盤 隆 起 後 の 大 水 深 バース 整 備 の 検 討 新 興 津 2 号 岸 壁 の3 基 目 のガントリクレーンを 整 備 する 新 興 津 1 号 岸 壁 に 設 置 されているガントリクレーンを 免 震 改 良 する 地 震 により 地 盤 が 隆 起 した 場 合 岸 壁 水 深 が 不 足 し 大 型 船 の 寄 港 が 困 難 になる 恐 れがある このため 地 盤 隆 起 後 の 大 水 深 バースの 整 備 に 向 けて 岸 壁 の 配 置 や 早 期 整 備 が 可 能 な 整 備 手 法 を 検 討 する 静 岡 県 静 岡 県 代 替 港 湾 の 検 討 広 域 災 害 時 の 代 替 港 湾 と 他 地 域 の 港 湾 との 連 携 について 検 討 する 静 岡 県 中 部 地 方 整 備 局 4-7

56 4.コンテナ 貨 物 輸 送 にかかる 事 前 対 策 ( 案 ) 新 興 津 CT 復 旧 プログラムの 事 前 対 策 で 未 実 施 の 対 策 注 ) :すでに 対 策 完 了 済 又 は 着 手 済 みのもの 優 先 的 に 対 策 すべきもの : 推 奨 する 対 策 実 施 済 み 一 部 実 施 実 施 中 主 体 対 応 者 対 策 項 目 具 体 的 な 内 容 実 施 状 況 静 岡 県 国 揚 地 港 変 更 の 回 避 対 策 第 2 バースの 整 備 岸 壁 は 完 了 ふ 頭 用 地 を 整 備 中 静 岡 県 カ ントリークレーンの 地 震 対 策 ガントリークレーンの 免 震 改 良 2 号 岸 壁 に2 基 導 入 済 1 号 岸 壁 は 計 画 中 配 電 ケーブルの 地 震 対 策 カ ントリークレーン 点 検 復 旧 対 策 調 査 員 用 交 通 船 の 確 保 レール エフ ロン 背 後 ヤート の 復 旧 対 策 資 材 の 事 前 ストック レール12m 24 本 のうち11 本 と 砕 石 ストック 済 み ライフライン 点 検 復 旧 対 策 点 検 調 査 員 の 指 名 未 実 施 主 要 アクセス 道 路 の 分 断 対 策 橋 梁 の 耐 震 化 平 成 26 年 度 以 降 に 計 画 代 替 ルートの 確 保 未 実 施 静 岡 県 海 域 障 害 物 の 除 去 対 策 機 材 水 域 障 害 物 除 去 船 の 確 保 清 水 建 設 業 協 会 レール エフ ロン 背 後 ヤート の 復 旧 対 策 人 員 運 搬 用 交 通 船 の 確 保 資 機 材 廃 材 置 場 の 選 定 清 水 建 設 業 協 会 レール エフ ロン 背 後 ヤート の 復 旧 対 策 資 材 機 材 の 確 保 フェリーハー シ 等 海 上 からの 資 機 材 搬 入 手 段 の 確 保 基 地 候 補 地 の 選 定 ターミナル 関 係 者 カ ントリークレーン 点 検 復 旧 対 策 調 査 員 の 指 名 基 地 候 補 地 の 選 定 レール エフ ロン 背 後 ヤート の 復 旧 対 策 被 災 時 点 検 要 領 常 設 背 後 ヤードの 復 旧 対 策 コンテナの 段 積 み 管 理 実 入 りは3 段 積 まで 空 は 極 力 2~3 段 積 み 散 乱 コンテナ 仮 置 場 の 選 定 興 津 第 1 埠 頭 先 端 部 を 想 定 ( 不 足 ) トラッククレーン リフト 等 機 材 の 確 保 管 理 システムの 復 旧 対 策 管 理 システムの 地 震 対 策 サーバーを 内 陸 部 に 設 置 点 検 調 査 員 の 指 名 交 通 船 の 確 保 基 地 候 補 地 の 選 定 その 他 ライフライン 点 検 復 旧 対 策 ネットワークの 多 重 化 関 係 者 全 般 復 旧 に 関 わる 全 般 防 災 訓 練 の 実 施 安 否 確 認 連 絡 網 の 構 築 訓 練 は 平 成 21 年 に1 回 実 施 計 画 中 4-8

57 5. 参 考 資 料 1) 揚 収 物 や 被 災 貨 物 コンテナの 仮 置 場 の 候 補 地 の 検 討 津 波 により 大 量 のコンテナや 自 動 車 ガレキ 等 が 流 出 した 場 合 航 路 啓 開 での 揚 収 物 や 被 災 コンテ ナ ガレキ 等 の 仮 置 場 が 確 保 できないと 航 路 道 路 の 啓 開 作 業 コンテナターミナル 復 旧 に 支 障 を きたす 揚 収 物 被 災 コンテナ ガレキ 等 の 仮 置 場 を 貝 島 地 区 廃 棄 物 処 理 用 地 等 に 確 保 することを 検 討 する 貝 島 地 区 廃 棄 物 処 理 用 地 4-9

58 5. 参 考 資 料 2) 被 災 コンテナの 処 理 震 災 後 の 高 砂 コンテナターミナル 被 災 コンテナの 処 理 は 原 因 者 負 担 が 原 則 であるが 大 量 にコンテナが 被 災 流 出 した 場 合 については 港 湾 管 理 者 が 処 理 の 代 行 等 の 支 援 を 行 うことを 検 討 する 被 災 コンテナ 処 理 の 手 順 や 必 要 な 手 続 き 役 割 分 担 等 について 整 理 しガイドラインを 作 成 する 仙 台 塩 釜 港 における 被 災 コンテナ 処 理 H23 年 6 月 宮 城 県 が 処 理 方 針 決 定 し 船 社 に 通 知 1 航 路 啓 開 で 引 き 揚 げられたコンテナ 2 海 岸 離 島 に 漂 着 したコンテナ 3コンテナターミナル 内 の 被 災 コンテナ 所 有 権 の 放 棄 を 前 提 に 宮 城 県 が 処 理 荷 主 又 は 船 社 の 自 己 負 担 で 処 理 (ただし 費 用 請 求 を 前 提 に 宮 城 県 に 処 理 を 委 託 することも 可 ) 8 月 中 旬 所 有 権 放 棄 書 類 の 提 出 被 災 コンテナの 処 理 作 業 開 始 10 月 約 500 本 ( 全 体 の 約 11%) 処 理 その 後 も 引 き 続 き 作 業 出 典 : 港 湾 第 88 巻 第 11 号 (H23.11) 12 号 (H23.12) 課 題 県 が 処 理 方 針 を 決 定 するまでに3ヶ 月 を 要 した 散 乱 した 被 災 コンテナの 特 定 と 被 災 状 況 の 把 握 に 多 大 な 労 力 を 要 する 処 理 するためには 所 有 者 の 意 思 を 確 認 しなけれ ばならないため 多 大 な 労 力 がかかる 通 関 前 の 貨 物 を 処 分 するためには 通 関 手 続 き が 必 要 になり 見 極 めと 手 続 きに 時 間 がかかる 4-10

59 5. 参 考 資 料 3) 広 域 的 な 連 携 体 制 の 整 備 中 部 地 方 整 備 局 と 駿 河 湾 くまで 作 戦 の 検 討 を 進 める 中 部 地 域 や 全 国 的 な 建 設 団 体 の 支 援 要 請 等 中 部 地 方 整 備 局 との 連 携 体 制 を 強 化 する 中 部 地 方 整 備 局 港 湾 空 港 部 の 災 害 時 協 力 協 定 締 結 状 況 名 称 内 容 締 結 者 災 害 時 又 は 事 故 発 生 時 における 中 部 地 方 整 備 局 所 管 施 設 ( 港 湾 空 港 関 係 に 限 る)の 緊 急 的 な 応 急 対 策 業 務 に 関 する 協 定 書 災 害 時 における 中 部 地 方 整 備 局 所 管 施 設 の 緊 急 的 な 応 急 対 策 業 務 に 関 する 協 定 書 災 害 時 における 中 部 地 方 整 備 局 所 管 施 設 の 緊 急 的 な 応 急 対 策 業 務 に 関 する 協 定 書 災 害 時 における 中 部 地 方 整 備 局 所 管 施 設 の 緊 急 的 な 応 急 対 策 業 務 に 関 する 協 定 書 災 害 時 における 伊 勢 湾 浮 体 式 係 留 施 設 の 緊 急 出 動 業 務 に 関 する 協 定 書 地 震 台 風 等 の 異 常 な 自 然 現 象 等 又 は 事 故 に よる 中 部 地 方 整 備 局 ( 港 湾 空 港 関 係 に 限 る) 所 管 施 設 における 災 害 時 又 は 事 故 発 生 時 の 緊 急 的 な 応 急 対 策 業 の 実 施 に 関 する 協 定 地 震 台 風 等 の 異 常 な 自 然 現 象 等 による 中 部 地 方 整 備 局 所 管 施 設 における 災 害 時 の 緊 急 的 な 応 急 対 策 に 関 する 調 査 設 計 業 務 の 実 施 に 関 する 協 定 地 震 台 風 等 の 異 常 な 自 然 現 象 等 による 中 部 地 方 整 備 局 所 管 施 設 における 災 害 時 の 緊 急 的 な 応 急 対 策 に 関 する 調 査 設 計 業 務 の 実 施 に 関 する 協 定 地 震 台 風 等 の 異 常 な 自 然 現 象 等 による 中 部 地 方 整 備 局 所 管 施 設 における 災 害 時 の 緊 急 的 な 応 急 対 策 に 関 する 調 査 設 計 業 務 の 実 施 に 関 する 協 定 地 震 台 風 等 による 災 害 時 の 緊 急 時 における 支 援 活 動 の 一 環 として 浮 体 式 防 災 基 地 を 出 動 す る 場 合 の 曳 航 係 留 等 出 動 業 務 の 実 施 に 関 する 協 定 中 部 地 方 整 備 局 副 局 長 社 団 法 人 日 本 埋 立 浚 渫 協 会 中 部 支 部 長 社 団 法 人 日 本 海 上 起 重 技 術 協 会 中 部 支 部 長 中 部 港 湾 空 港 建 設 協 会 連 合 会 会 長 中 部 地 方 整 備 局 副 局 長 一 般 社 団 法 人 海 洋 調 査 協 会 会 長 中 部 地 方 整 備 局 副 局 長 社 団 法 人 日 本 潜 水 協 会 会 長 中 部 地 方 整 備 局 副 局 長 一 般 社 団 法 人 港 湾 技 術 コンサルタンツ 協 会 会 長 国 土 交 通 省 中 部 地 方 整 備 局 副 局 長 社 団 法 人 日 本 埋 立 浚 渫 協 会 中 部 支 部 長 4-11

60 5. 参 考 資 料 4) 電 気 設 備 の 津 波 対 策 東 日 本 大 震 災 の 被 災 事 例 受 変 電 設 備 が 津 波 により 浸 水 すると 応 急 措 置 での 対 応 が 難 しくキュービクルの 新 規 製 作 交 換 が 必 要 となり 復 旧 に 時 間 を 要 する キュービクルの 被 災 事 例 津 波 対 策 想 定 される 浸 水 深 よりも 上 の 高 さに 嵩 上 げ するか 建 物 の 上 階 に 移 設 する 津 波 対 策 の 事 例 ( 嵩 上 げ) 外 箱 キュービクル 出 典 : 平 成 25 年 度 電 気 安 全 セミナー 資 料 (H25.7 中 国 四 国 産 業 保 安 監 督 部 ) 出 典 :キュービクル 式 高 圧 受 電 設 備 被 災 時 における 対 応 事 例 (H24.7 SP 盤 標 準 化 協 議 会 ) 4-12

61 5. 参 考 資 料 5) 航 路 啓 開 におけるチップ 等 の 浮 遊 物 対 策 作 業 船 の 航 行 の 支 障 にならないよう チップ 等 の 漂 流 物 を 囲 い 込 むシルトフェンス 等 を 配 備 する 東 日 本 大 震 災 における 事 例 漂 流 物 による 船 舶 の 被 災 事 例 漁 業 取 締 船 が 地 震 発 生 後 避 難 時 にエ ンジンを 使 って 乗 揚 げ 回 避 を 試 みた 際 漂 流 物 (チップ)が 海 水 吸 入 口 に 詰 まって エンジンが 停 止 し 津 波 に 流 された 漂 流 物 に 当 たりプロペラとシャフトを 曲 損 した 航 路 啓 開 における 漂 流 物 対 策 石 巻 港 では 大 量 の 原 木 が 漂 流 し 航 路 啓 開 作 業 の 妨 げとなった そこで シルトフェンスを 展 張 し 漂 流 物 を 封 じ 込 め これにより 短 期 間 で 岸 壁 を 供 用 開 始 することができた 出 典 : 大 地 震 及 び 大 津 波 来 襲 時 の 航 行 安 全 対 策 調 査 報 告 書 (H24.3 日 本 海 難 防 止 協 会 ) 出 典 : 東 北 地 方 整 備 局 HP 4-13

62 ５ 参考資料 ６ 港湾施設の耐震化 ①臨港道路橋 平成26年度以降 耐震補強未実施の橋梁の耐震補強を実施する ②臨港道路の液状化対策 耐震強化岸壁と緊急輸送路を結ぶ臨港道路の液状化対策を実施する 新袖師橋 耐震補強済 清見橋 沓座拡幅済 躯体 落橋防止 装置 変位制限装置の補強等 工事をH27年度から予定 西浜橋 沓座拡幅済 崇徳橋 清見橋 に引続き耐震化予定 橋梁 耐震補強済み 橋梁 耐震補強計画中 耐震補強岸壁と緊急輸送路 を結ぶ臨港道路 緊急輸送路 崇徳橋 躯体補強 沓座拡幅済 落橋防止装置 変位制限置の 補強等工事をH26年度から予定 ４-14

63 5. 参 考 資 料 6) 港 湾 施 設 の 耐 震 化 3 上 屋 耐 震 補 強 が 実 施 されていない 日 の 出 埠 頭 4 5 号 上 屋 と 興 津 号 上 屋 は 港 湾 計 画 に 基 づく 港 湾 の 再 編 整 備 に 伴 い 以 下 の 対 応 を 行 う 日 の 出 4 5 号 上 屋 日 の 出 4 5 号 上 屋 は 港 湾 計 画 において 交 流 厚 生 用 地 への 用 途 変 更 を 計 画 別 地 区 での 代 替 施 設 ( 上 屋 )の 整 備 時 に 撤 去 予 定 これらの 上 屋 では 撤 去 までの 間 は 安 全 策 ( 緊 急 地 震 速 報 機 器 の 設 置 ( 済 ))を 実 施 日 の 出 埠 頭 興 津 号 上 屋 興 津 号 上 屋 は 港 湾 計 画 において 興 津 第 1 第 2 埠 頭 間 を 埋 立 て コンテナふ 頭 に 再 編 する 際 に 撤 去 予 定 これらの 上 屋 では 撤 去 までの 間 は 安 全 策 ( 緊 急 地 震 速 報 機 器 の 設 置 ( 済 ))を 実 施 興 津 第 1 第 2 埠 頭 6 号 上 屋 4 号 上 屋 7 号 上 屋 3 号 上 屋 4 号 上 屋 5 号 上 屋 2 号 上 屋 4-15

64 5. 参 考 資 料 7)コンテナの 流 出 防 止 対 策 L2 津 波 では コンテナターミナルから 大 量 のコ ンテナが 水 域 や 陸 域 に 漂 流 する 恐 れがある 荷 役 作 業 の 障 害 にならないよう 配 慮 しつつ コ ンテナターミナルの 周 囲 にコンテナ 流 出 防 止 柵 等 を 設 置 する 8) 危 険 物 取 扱 施 設 の 津 波 対 策 危 険 物 取 扱 施 設 のタンクや 配 管 への 漂 流 物 の 衝 突 を 防 止 するため 防 護 柵 を 設 置 する 須 崎 市 の 防 護 柵 木 材 の 市 街 地 への 流 入 防 止 を 目 的 に 設 置 杭 高 4.5m 出 典 : 須 崎 市 HP 十 勝 港 の 漁 港 区 の 危 険 物 タンク 周 辺 の 漂 流 物 対 策 施 設 漂 流 物 が 衝 突 した 際 の 火 災 や 油 流 出 を 防 止 するために 設 置 出 典 : 北 海 道 開 発 局 HP 仙 台 塩 釜 港 の 越 波 防 止 柵 津 波 漂 流 物 の 防 護 柵 としても 機 能 した 出 典 : 日 本 パーツセンタ- HP 4-16

65 5. 参 考 資 料 9) 港 湾 と 広 域 物 資 拠 点 間 の 輸 送 体 制 の 強 化 1 港 湾 と 広 域 物 資 拠 点 間 の 緊 急 輸 送 体 制 の 強 化 静 岡 県 は 中 部 運 輸 局 の 指 導 を 踏 まえ 災 害 時 の 緊 急 物 資 輸 送 について 港 湾 と 広 域 物 資 拠 点 間 の 輸 送 も 含 めた 協 力 協 定 を 静 岡 県 トラック 協 会 静 岡 県 倉 庫 協 会 と 締 結 する 予 定 静 岡 県 トラック 協 会 トラック 輸 送 を 実 施 静 岡 県 倉 庫 協 会 荷 役 の 専 門 家 としての 輸 送 支 援 + 倉 庫 の 緊 急 物 資 保 管 への 提 供 2 広 域 物 資 拠 点 における 荷 役 体 制 の 強 化 静 岡 県 は 従 前 より 広 域 物 資 拠 点 での 荷 捌 きの 援 助 について 日 本 通 運 等 と 協 定 を 結 んで いたが 今 後 物 流 のプロに 荷 捌 きのコントロールを 任 せることを 検 討 中 4-17

66 5. 参 考 資 料 10) 地 盤 隆 起 後 の 大 水 深 バース 整 備 の 検 討 1854 年 に 発 生 した 安 政 東 海 地 震 (M8.4)では 静 岡 県 中 部 で 地 盤 が 隆 起 した 東 海 東 南 海 南 海 地 震 南 海 トラフ 巨 大 地 震 でも 地 盤 が 隆 起 する 可 能 性 があり その 場 合 は 岸 壁 や 航 路 の 水 深 が 不 足 し 大 型 船 の 入 港 が 困 難 となる 地 盤 が 隆 起 した 場 合 は 興 津 第 1 第 2 埠 頭 間 への 大 水 深 岸 壁 または 増 深 可 能 な 構 造 の 岸 壁 ( 矢 板 式 等 )の 整 備 もしくは 貝 島 地 区 への 大 水 深 岸 壁 の 整 備 を 検 討 する 貝 島 地 区 興 津 第 1 第 2 埠 頭 間 4-18

67 5. 参 考 資 料 11) 代 替 港 湾 の 検 討 東 日 本 大 震 災 では 北 関 東 と 東 北 太 平 洋 側 のコンテナ 港 湾 が 機 能 停 止 し 京 浜 港 や 日 本 海 側 の 港 湾 を 使 用 した 代 替 輸 送 が 行 われた 南 海 トラフ 巨 大 地 震 でも 広 域 災 害 となり 伊 勢 湾 や 大 阪 湾 の 港 湾 が 同 時 被 災 する 恐 れがあり 日 本 海 側 や 東 北 の 港 湾 も 含 めた 全 国 的 なバックアップが 必 要 となる 大 規 模 災 害 時 には 大 量 の 貨 物 を 代 替 輸 送 するため 代 替 港 湾 における 施 設 や 荷 役 体 制 貿 易 手 続 き 等 の 体 制 の 確 保 被 災 港 湾 と 代 替 港 湾 の 連 携 や 全 国 的 な 支 援 体 制 等 が 必 要 となる 今 後 国 の 協 力 を 得 ながら 広 域 災 害 時 の 代 替 港 湾 の 検 討 を 行 う 代 替 港 湾 の 取 組 事 例 国 港 湾 管 理 者 間 の 協 力 協 定 北 陸 地 域 国 際 物 流 戦 略 チーム ( 北 陸 地 方 整 備 局 北 陸 運 輸 局 他 主 催 ) 港 湾 関 係 者 名 港 海 運 伏 木 海 陸 運 北 陸 地 域 国 際 物 流 戦 略 チームの 取 組 首 都 直 下 地 震 や 南 海 トラフ 巨 大 地 震 等 の 発 生 時 に 北 陸 の 港 湾 に よる 太 平 洋 側 港 湾 のバックアップの 検 討 を 行 っている 平 成 25 年 度 には 名 古 屋 と 東 京 で 代 替 輸 送 訓 練 を 実 施 これの 結 果 を 踏 まえ 代 替 輸 送 手 引 書 ( 案 ) を 荷 主 企 業 や 物 流 関 係 者 へ 配 布 する 予 定 伏 木 富 山 港 名 古 屋 港 平 成 23 年 7 月 基 本 合 意 災 害 時 の 協 力 体 制 を 構 築 伏 木 富 山 港 苫 小 牧 港 平 成 23 年 7 月 基 本 合 意 災 害 時 の 協 力 体 制 を 構 築 室 蘭 港 苫 小 牧 港 小 樽 港 石 狩 湾 新 港 白 老 港 送 平 成 24 年 4 月 協 定 締 結 船 社 や 荷 主 等 が 代 替 利 用 を 判 断 するため の 情 報 収 集 伝 達 や 被 災 港 の 港 湾 管 理 機 能 や 早 期 復 旧 等 に 資 する 人 的 支 援 を 行 う 平 成 24 年 協 定 締 結 大 規 模 災 害 時 に 取 り 扱 えなくなった 貨 物 を 2 社 の 間 で 相 互 に 優 先 的 にバックアップ 4-19