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1 ご注意 以下 本セミナーでの使用資料 講師の説明はすべて 講師の個人の意見であり 所属団体の意見 考え方を代表するものではありません また 本セミナーにおきまして使用した資料 講師の発言等を用いて 受講者様におきまして何らかの計算あるいは資料作成等を行い それを以て損失を被った場合であっても 本セミナーの講師 主催者は何ら責任を負うものではありません また 個別の税務相談にもご対応することはできません 以上 ご承知おき下さいますようよろしくお願い致します ネクスティア生命保険株式会社

2 年金受取型死亡保険の 税計算の考え方 相続等に係る生命保険契約等に基づく年金に係る雑所得の計算について ( 情報 ) の解説 ネクスティア生命保険保険計理人山内恒人

3 本日の要点 マス目計算も沢山やりますが以下論点をピックアップします

4 旧法下での計算の要点 残存期間が 10 年以下の確定年金 一課税単位当たりの金額 経過年数 残存期間が10 年を超え55 年以下の確定年金 1 その支払いを受ける日が特定期間内の日である場合 1 単位当たりの金額 経過年数 2 その支払いを受ける日が特定期間の終了の日後である場合 1 単位当たりの金額 { 残存期間年数 -( 調整年数 +1)} 残存期間が55 年を超える確定年金 1 その支払いを受ける日が支払開始日から27 年を経過する日までの期間内の日である場合 1 特定単位当たりの金額 経過年数 2 その支払いを受ける日が支払開始日から27 年を経過する日後である場合 1 特定単位当たりの金額 26

5 旧法下での計算の要点 支払開始日余命年数が 10 年以下の終身年金 1 その支払いを受ける日が余命期間内の日である場合 1 課税単位当たりの金額 経過年数 2 その支払いを受ける日が余命期間の終了の日後である場合 1 課税単位当たりの金額 ( 支払開始日余命年数ー 1) 支払開始日余命年数が10 年を超え55 年以下の終身年金 1 その支払いを受ける日が特定期間内の日である場合 1 単位当たりの金額 経過年数 2 その支払いを受ける日が特定期間の終了の日後である場合 1 単位当たりの金額 { 支払開始日余命年数 -( 調整年数 +1)} 支払開始日余命年数が55 年を超える終身年金 1 その支払いを受ける日が支払開始日から27 年を経過する日までの期間内の日である場合 1 特定単位当たりの金額 経過年数 2 その支払いを受ける日が支払開始日から27 年を経過する日後である場合 1 特定単位当たりの金額 26

6 旧法下での計算の要点 支払期間年数が支払開始日余命年数を超える有期年金 支払総額見込額 = 契約年額 支払開始日余命年数とする終身年金とみなして 終身年金の計算方法にならって計算する 上記以外の有期年金 支払期間を残存年数と考える支払総額見込額 = 契約年額 支払期間とする確定年金とみなして 確定年金の計算方法にならって計算する 注 : 特定終身年金 特定有期年金については記載を省きます

7 現法下での計算の要点 相続税評価割合が 50% を超える確定年金 一課税単位当たりの金額 経過年数 相続税評価割合が50% 以下の確定年金 1 その支払いを受ける日が特定期間内の日である場合 1 単位当たりの金額 経過年数 2 その支払いを受ける日が特定期間の終了の日後である場合 1 単位当たりの金額 特定期間年数 -1 円

8 現法下での計算の要点 相続税評価割合が 50% を超える終身年金 1 その支払いを受ける日が余命期間内の日である場合 一課税単位当たりの金額 経過年数 2 その支払いを受ける日が余命期間の終了の日後である場合 一課税単位当たりの金額 ( 支払開始日余命年数 -1 年 ) 相続税評価割合が50% 以下の終身年金 1 その支払いを受ける日が特定期間内の日である場合 1 単位当たりの金額 経過年数 2 その支払いを受ける日が特定期間の終了の日後である場合 1 単位当たりの金額 特定期間年数 -1 円

9 現法下での計算の要点 支払期間年数が支払開始日余命年数を超える有期年金 支払総額見込額 = 契約年額 支払開始日余命年数とする終身年金とみなして 終身年金の計算方法にならって計算する 上記以外の有期年金 支払期間を残存年数と考える支払総額見込額 = 契約年額 支払期間とする確定年金とみなして 確定年金の計算方法にならって計算する 注 : 特定終身年金 特定有期年金については記載を省きます

10 旧相続税法対応年金の総収入金額の計算 種 1 確定年金 類 総収入金額算入額 ( 課税所得 ) の計算 残存期間年数で場合を区分する支払総額と残存年数を基に所得金額を計算 支払開始日に支払総額が確定していない年金 2 終身年金 3 有期年金 4 特定期間終身年金保障期間付終身年金 5 特定有期年金保障期間付有期年金 余命年数で場合を区分する支払総額見込額と余命年数を基に所得金額を計算 以下のaとbのいずれか短い方の年金として 所得金額を計算 a 支払期間 ( 契約の有期期間 ) の年数 1の確定年金として計算 b 余命期間 2の終身年金として計算 以下のaとbの金額のいずれか多い方の年金として 所得金額を計算 a 保証期間経過時点の非課税所得累計額 1の確定年金として計算 b 余命期間経過時点の非課税所得累計額 2の終身年金として計算 第一段階 ( 支払期間との関係 ) 以下のaとbのいずれか短い方の年金として 所得金額を計算 a 支払期間 ( 契約の有期期間 ) の年数 1の確定年金として計算 b 余命期間 第二段階へ第二段階 ( 保証期間との関係 ) 以下のcとdの金額のいずれか多い方の年金として 所得金額を計算 c 保証期間経過時点の非課税所得累計額 1の確定年金として計算 d 余命期間経過時点の非課税所得累計額 2の終身年金として計算

11 新相続税法対応年金の総収入金額の計算 種 1 確定年金 類 総収入金額算入額 ( 課税所得 ) の計算 相続税評価割合で区分する支払総額と残存年数を基に所得金額を計算 支払開始日に支払総額が確定していない年金 2 終身年金 3 有期年金 4 特定期間終身年金保障期間付終身年金 5 特定有期年金保障期間付有期年金 相続税評価割合で区分する支払総額見込額と余命年数を基に所得金額を計算 以下のaとbのいずれか短い方の年金として 所得金額を計算 a 支払期間 ( 契約の有期期間 ) の年数 1の確定年金として計算 b 余命期間 2の終身年金として計算 以下のaとbの年数のいずれか長い方の年金として 所得金額を計算 a 保証期間の年数 1の確定年金として計算 b 余命期間 2の終身年金として計算 第一段階 ( 支払期間との関係 ) 以下のaとbのいずれか短い方の年金として 所得金額を計算 a 支払期間 ( 契約の有期期間 ) の年数 1の確定年金として計算 b 余命期間 第二段階へ第二段階 ( 保証期間との関係 ) 以下のbとcの年数のいずれか長い方の年金として 所得金額を計算 b 余命年数 1の確定年金として計算 c 保証期間の期間の年数 2の終身年金として計算

12 法現法相続税評価割合 50% 以下旧旧法 現法の計算方式の分岐 残余期間 10 年以内残余期間 10 年超 55 年以内残余期間 55 年超相続税評価割合 50% 超

13 どういう問題があったのか 家族収入保険 (family income policy) などでは 相続時に相続税法 24 条が 適用され その後 定期金支払時にその全体に対して雑所得が課せられてい た そのときの必要経費は支払保険料が控除されていた

14 どういう問題があったのか 相続税法 24 条 ( 旧法 ) により課税 毎年 100の年金を10 年に亘って支払う場合合計は100 10=1000 年金総額これに対して60/100を乗じた部分が相続税評価部分 /100 = 600 相続財産の評価 =600 これに関する相続税はこの段階で支払ったハズ 毎回の支払い時に支払年金額全額が課税対象となっていた 毎年の100に対して 必要経費として保険料相当額が控除された控除後の残額に対して 例えば10% が課税されていた

15 どういう問題があったのか

16 どういう問題があったのか 支払年金額の総和 将来生み出されるもの 4 割 相続時点の評価額 6 割

17 この部分に税率がかかるどういう問題があったのか 各年金支払時には相続税を支払ったことは忘れて それぞれ個別に必要経費 ( 赤い部分 ) を計算して雑所得として納税していた

18 必要経費の計算 本判決に関する年金の必要経費の計算結論 : 毎年の年金に対する必要経費は 92,000 円参考 : 長崎地裁判決 小数点以下 3 位以下切り上げ =0.37= 小数点以下 2 位以下切り上げ =0.04=

19 最高裁の判断 主文原判決を破棄する 被上告人の控訴を棄却する 控訴費用及び上告費用は被上告人の負担とする 原判決は福岡高等裁判所の判決被上告人は国いわゆる破棄自判の判決

20 最高裁の判断 理由の前段は原審である福岡高裁判断の要約が記載されている ( 当該部分省略 ) 4 しかしながら, 原審の上記判断は是認することができない その理由は, 次のとおりである (1) ア所得税法 9 条 1 項は, その柱書きにおいて 次に掲げる所得については, 所得税を課さない と規定し, その 15 号において 相続, 遺贈又は個人からの贈与により取得するもの ( 相続税法の規定により相続, 遺贈又は個人からの贈与により取得したものとみなされるものを含む ) を掲げている 同項柱書きの規定によれば, 同号にいう 相続, 遺贈又は個人からの贈与により取得するもの とは, 相続等により取得し又は取得したものとみなされる財産そのものを指すのではなく, 当該財産の取得によりその者に帰属する所得を指すものと解される そして, 当該財産の取得によりその者に帰属する所得とは, 当該財産の取得の時における価額に相当する経済的価値にほかならず, これは相続税又は贈与税の課税対象となるものであるから, 同号の趣旨は, 相続税又は贈与税の課税対象となる経済的価値に対しては所得税を課さないこととして, 同一の経済的価値に対する相続税又は贈与税と所得税との二重課税を排除したものであると解される

21 最高裁の判断 イ相続税法 3 条 1 項 1 号は, 被相続人の死亡により相続人が生命保険契約の保険金を取得した場合には, 当該相続人が, 当該保険金のうち被相続人が負担した保険料の金額の当該契約に係る保険料で被相続人の死亡の時までに払い込まれたものの全額に対する割合に相当する部分を, 相続により取得したものとみなす旨を定めている 上記保険金には, 年金の方法により支払を受けるものも含まれると解されるところ, 年金の方法により支払を受ける場合の上記保険金とは, 基本債権としての年金受給権を指し, これは同法 24 条 1 項所定の定期金給付契約に関する権利に当たるものと解される 年金額全額を相続したのではないことが示されている 死亡の時までに払い込まれたものの全額に対する 割合に相当する部分 を相続により取得したものとみなす

22 支払年金の単純和当該契約に係る保険料で被 最高裁の判断 相続人の死亡の時までに払い込まれたものの全額に対する割合に相当する部分 = 相続税課税 年金原資の消化 保険料支払期間被保険者死亡 : 保険料の積み上げ : 死亡保険本来の部分 年金支払期間 : 年金原資の消化 : 運用益の発生

23 最高裁の判断 そうすると, 年金の方法により支払を受ける上記保険金 ( 年金受給権 ) のうち有期定期金債権に当たるものについては, 同項 1 号の規定により, その残存期間に応じ, その残存期間に受けるべき年金の総額に同号所定の割合を乗じて計算した金額が当該年金受給権の価額として相続税の課税対象となるが, この価額は, 当該年金受給権の取得の時における時価 ( 同法 22 条 ), すなわち, 将来にわたって受け取るべき年金の金額を被相続人死亡時の現在価値に引き直した金額の合計額に相当し, その価額と上記残存期間に受けるべき年金の総額との差額は, 当該各年金の上記現在価値をそれぞれ元本とした場合の運用益の合計額に相当するものとして規定されているものと解される この相続税 24 条は現法では完全に書き換わっている 10 年の定期金給付契約では 6 割が年金受給権の価額として相続税の課税対象となる すなわち, 将来にわたって受け取るべき年金の金額を被相続人死亡時の現在価値に引き直した金額の合計額に相当し, を 10 年の定期金給付契約について言い直すと 将来にわたって受け取るべき年金の金額全額の 6 割が相続税の課税対象である 毎期の年金額が 100 で 10 年で受け取る場合の課税対象は =600 となる

24 最高裁の判断 そうすると, 年金の方法により支払を受ける上記保険金 ( 年金受給権 ) のうち有期定期金債権に当たるものについては, 同項 1 号の規定により, その残存期間に応じ, その残存期間に受けるべき年金の総額に同号所定の割合を乗じて計算した金額が当該年金受給権の価額として相続税の課税対象となるが, この価額は, 当該年金受給権の取得の時における時価 ( 同法 22 条 ), すなわち, 将来にわたって受け取るべき年金の金額を被相続人死亡時の現在価値に引き直した金額の合計額に相当し, その価額と上記残存期間に受けるべき年金の総額との差額は, 当該各年金の上記現在価値をそれぞれ元本とした場合の運用益の合計額に相当するものとして規定されているものと解される 冒頭の その価額 とは課税対象の 600 である 上記残存期間に受けるべき年金の総額 とは 1000 のことである その差額とは 400 であるが これは年金支払期間中の 600 を起源として発生する運用益である と言っている

25 最高裁の判断 したがって, これらの年金の各支給額のうち上記現在価値に相当する部分は, 相続税の課税対象となる経済的価値と同一のものということができ, 所得税法 9 条 1 項 15 号により所得税の課税対象とならないものというべきである ウ本件年金受給権は, 年金の方法により支払を受ける上記保険金のうちの有期定期金債権に当たり, また, 本件年金は, 被相続人の死亡日を支給日とする第 1 回目の年金であるから, その支給額と被相続人死亡時の現在価値とが一致するものと解される そうすると, 本件年金の額は, すべて所得税の課税対象とならないから, これに対して所得税を課することは許されないものというべきである 所得税法 9 条は所得税を課さないものを挙げている 年金の各支給額 100 のうち 600 から直接給付される部分は相続税の課税対象となる経済的価値と同一のものということがいえるので所得税は課さない そして 本件年金は 被相続人の死亡の日を支給日とする第 1 回目の年金であるので 600 を運用する時間はまったくないので 最初の 100 は 600 から丸ごと切り取られて支給されたものである 従って この最初の 100 はすでに相続税の課税対象となっているので あらためてこの 100 に所得税を課すことは許されない

26 旧相続税法における年金受給権の評価額は同法 24 条 1 項 1 号により 残存期間に応じて次のように評価されている 残存期間 5 年以下 : 給付金額の総額 70/100 残存期間 5 年超 10 年以下 : 給付金額の総額 60/100 残存期間 10 年超 15 年以下 : 給付金額の総額 50/100 残存期間 15 年超 25 年以下 : 給付金額の総額 40/100 残存期間 25 年超 35 年以下 : 給付金額の総額 30/100 残存期間が35 年超 : 給付金額の総額 20/100 先に説明したことを再度述べれば 年金額が年額 100 万円 残存期間が10 年であれば 上表により100 分の60を乗じた額が相続税の課税対象となるため 相続税の対象となる金額は600 万円となる これが本判決における 当該財産の取得によりその者に帰属する所得 であり 経済的価値 の総額となる ( 経済的価値 ) その一方で 年金の支払総額( 年金額の単純和 ) は1000 万円であることから そこに400 万円の差が生じ これを本判決では 運用益 である としている

27 最高裁の判断 経済的価値 = 相続時の値相続税 24 条 最高裁はこれしか言っていない 最初の 1 回は時間差がなく利子発生がないので所得税は発生しない 推量するしかない 経済的価値 運用益

28 最高裁判断の内容 支払年金額の総和 将来生み出されるもの 4 割 これから課税される部分 相続時点の評価額 6 割 年金支払時には既に課税済となる部分

29 最高裁判断の内容 相続課税部分と同じ経済的価値 運用益 時間経過

30 最高裁判断の内容 相続課税部分と同じ経済的価値 運用益 時間経過

31 最高裁判断の内容 の敷衍 必要経費は運用益部分のみに発生する ( 黄色で表示 ) 時間経過

32 想定される対象商品について 家族収入型 収入保障型の定期性死亡保険契約で死亡発生後 相続人が定期金を受取っている場合 学資保険 ( こども保険 ) 契約でいわゆる育英年金 ( 養育年金 ) が支払われている場合 個人年金保険で遺族年金が支払われている場合

33 5 つの分岐点

34 法現法相続税評価割合 50% 以下旧旧法 現法の計算方式の分岐 残余期間 10 年以内残余期間 10 年超 55 年以内残余期間 55 年超相続税評価割合 50% 超

35 旧法下の論点

36 旧相続税法における年金受給権の評価額は同法 24 条 1 項 1 号により 残存期間に応じて次のように評価されている 残存期間 5 年以下 : 給付金額の総額 70/100 残存期間 5 年超 10 年以下 : 給付金額の総額 60/100 残存期間 10 年超 15 年以下 : 給付金額の総額 50/100 残存期間 15 年超 25 年以下 : 給付金額の総額 40/100 残存期間 25 年超 35 年以下 : 給付金額の総額 30/100 残存期間が35 年超 : 給付金額の総額 20/100 たとえば 年金額が年額 100 万円 支払期間が10 年であるとすれば 残存期間は 10 年で 100 分の60を乗じるため 相続税の対象となる金額は600 万円となる これが本判決における 当該財産の取得によりその者に帰属する所得 であり 経済的価値 の総額となる ( 経済的価値 ) その一方で 年金の支払総額( 年金額の単純和 ) は1000 万円であることから そこに400 万円の差が生じ これを本判決では 運用益 の総額である としている

37 運用益の考え方 ( 擬制金利による理論値 ) 擬制利率を年金を100としたとき年金中の年度 % の運用益の考え方経済的価値とした場合の運用益 (1+i) (1+i) (1+i) (1+i) (1+i) (1+i) (1+i) (1+i) (1+i) (1+i)

38 年金に含まれる運用益 ( 課税部分 : 青 ) と経済的価値 ( 課税済み部分 : 赤 ) 擬制利率を 13.70% としたときの運用益 年金中の経済的価値

39 運用益部分の具体的な計算

40 運用益部分の具体的な計算 定期金支払額を毎回 100 とし 定期金支払期間が 6 年の場合 年度 合計 運用益 定期金の支払総額 回 =600 6 年なので 60/100 が経済的価値 40/100 が運用益 支払総額 運用益部分 = 600 (40/100)=240 最初の 1 回は全額経済的価値として計算するので 残余 5 回で段階的に 240 を分割する 240/(5 6/2)=16 これが一升の値 必要経費 : 運用益に比例させる

41 経済的価値の計算 年度 擬制利率を % 国税提示の経済的価とした場合の経済的価値の値 ( こちらを使う ) 理論値 合計

42 経済的価値の比較グラフ 国税提示の実際の計算 擬制金利を用いた計算

43 運用益の比較グラフ 国税提示の実際の計算 擬制金利を用いた計算

44 運用益部分の実務的な計算 残存期間 5 年超 10 年以下 60/100 定期金期間 6 年 7 年 8 年 9 年 10 年 年度 合計 年金総額 ,000 経済的価値 運用益

45 運用益部分の理論的な計算 残存期間 10 年超 15 年以下 50/100 定期金期間 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 年度 合計 年金総額 1,100 1,200 1,300 1,400 1,500 経済的価値 運用益

46 運用益部分の具体的な計算

47 今回の裁判例へのあてはめ 年度年金額経済的価値運用益 1 ( 一次給付金 ) 合計 1,

48 マス目計算のエクササイズ 旧相続税法下 余命期間 10 年の場合の課税非課税の振り分け 1 残余期間 10 年の場合 : 法 24 条により 5 年超 10 年以下なので相続税評価は 60/ /100 は課税済みであるので 40/100 が年金支払期間における課税部分となる 3 60/100 が最高裁のいう相続税評価に対応する経済的価値であり 40/100 が運用益 4 年金を 100 とした場合 余命期間 10 年で支払われるので 総額は =1000 である 5 このうち 40/100 が課税部分であるので 400 が課税部分 6 調整年数なしのマス目計算を行う 左の赤い部分が課税済み部分課税部分は白抜きの部分 =9 (9+1)/2=45 全マス目数 =10 10= が課税部分なので 課税部分の 1 マスは =8.8( 切り捨て ) ちなみに赤の部分は =10.9 各年分の総収入金額算入額 ( 課税部分 )=1 課税単位当たりの金額 (8.8) 経過年数 注意 : 課税部分 ( 白 ) のマス目の 1 単位あたりの金額と 課税済部分 ( 赤 ) のマス目の 1 単位当たりの金額 (10.9) が異なることに注意 (10 年以下の場合の特徴 )

49 マス目計算のエクササイズ 支払開始日余命年数が 10 年を超え 55 年以下の場合 1 その支払いを受ける日が特定期間 ( 1) 内の日である場合 1 単位当たりの金額 ( 2) 経過年数 2 その支払いを受ける日が特定期間の終了の日後である場合 1 単位当たりの金額 { 支払開始日余命年数 -( 調整年数 +1)} 1 特定期間とは 年金の支払開始日から 支払開始日余命年数から調整年数を控除した年数を経過する日までの期間をいう 2 1 単位当たりの金額 = 年金支払総額見込み額 総単位数 ( ) 総単位数 =( 支払開始日余命年数 - 調整年数 ) 支払開始日余命年数 残存期間年数 10 年超 15 年以下 15 年超 25 年以下 25 年超 35 年以下 35 年超 55 年以下 調整年数 1 年 5 年 13 年 28 年 年金支払開始日余命年数が 30 年で残存期間と等しければ 調整年数は 13 年 従って 17 年が特定期間となる 年金額が 100 である場合 余命年数が 30 年なので支払総見込み額は 3000 一方 総単位数は (30-13) 30=510 従って 1 単位は =5.8 { 支払開始日余命年数 -( 調整年数 +1)} は {30-(13+1)}=16 であるので後半 13 年は =92.8 が所得税の課税対象となる

50 残存期間 5 年 マス目計算のエクササイズ 年以下は 1 一課税単位の計算 2 課税部分 3 4 非課税部分 5 課税部分の個数 =4 (4+1)/2=10

51 残存期間 10 年 マス目計算のエクササイズ 非課税部分 課税部分 10 年以下は 一課税単位の計算 課税部分の個数 = 9 (9+1)/2 = 45

52 マス目計算のエクササイズ 残存期間 11 年 こうはマス目の計算はしない 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 6 年目 7 年目 8 年目 9 年目 10 年目 11 年目 課税部分 非課税部分 総個数 10 10=100 課税部分の個数 = 10 (10+1)/2 = 年超は 一単位の計算

53 残存期間 11 年 マス目計算のエクササイズ 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 6 年目 7 年目 8 年目 9 年目 10 年目 11 年目 非課税部分 56/110=50.9% 課税部分 54/110= 49.1% 総個数 10 10=100 課税部分の個数 = 10 (10+1)/2 = 年超は 一単位の計算

54 マス目計算のエクササイズ この計算 ( 次式 ) はどこかで破たんする 非課税割合 (100 残余年数 ) 残余年数 ( 残余年数 1) 2 ( 年度 1) いくらマス目は計算できてもその金額が問題となる例残余期間 16 年 第 14 年度を計算すると次のようになる 60% (100 16) 960 ( 14 1) = 13 = 104 > (16 1) 年金額以上の課税対象を措定しなければならなくなる

55 マス目計算のエクササイズ 残存期間 15 年超 25 年以下 40/100 定期金期間 年度 合計 960 1,020 1,071 1,129 1,197 1,260 年金総額 1,600 1,700 1,800 1,900 2,000 2,100 経済的価値 運用益 960 1,020 1,080 1,140 1,200 1,260

56 存期間16 年合計残 マス目計算のエクササイズ 1 年 2 年 3 年 4 年 5 年 6 年 7 年 8 年 9 年 10 年 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 課税部分 年金の支払総額 100 万円 16=1600 万円 総単位数( 特定期間のマス目の総数 ) 16 年 (16 年 -5 年 )=176 単位調整年数 一単位当たりの金額非課税部分 1600 万円 176 単位 = 9.0 万円特定期間調整年数 1 年 2 年 3 年 4 年 5 年 6 年 7 年 8 年 9 年 10 年 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 万円

57 マス目計算のエクササイズ 所得税非課税部分数理計算 所得税非課税部分国税計算

58 存期特定期間調整年数残マス目計算のエクササイズ 間19 年 課税部分 非課税部分 マス目の総計 =266

59 マス目計算のエクササイズ残存期 年 間 所得税非課税部分数理計算 所得税非課税部分国税計算

60 マス目計算のエクササイズ残存期間31 年マス目の総計 = 特定期間調整年数非課税部分課税部分

61 マス目計算のエクササイズ残存期 年 間 所得税非課税部分数理計算 所得税非課税部分国税計算

62 マス目計算のエクササイズ 残存期間 55 年 非課税部分 課税部分 特定期間 調整年数 マス目の総計 =1485

63 マス目計算のエクササイズ残存期間 55 年 所得税非課税部分数理計算 所得税非課税部分国税計算

64 マス目計算のエクササイズ 1 残存期間の初期で階段を設けその後は定額とする方式 2 調整年数を設けることで非課税部分を簡便に評価できる 調整年数の算出方式 ( X N)( X N + 1) + N X( X N) 相続税評価割合 2 特定期間の非課税部分 調整年数の非課税部分 全期間の非課税部分 : これは前半の階段部分のマス目の総数 ( 階段の最後は 1) : これは階段部分が終わった後の高さ 1 のマス目の数

65 マス目計算のエクササイズ 1 残存期間の初期で階段を設けその後は定額とする方式 2 調整年数を設けることで非課税部分を簡便に評価できる 調整年数の算出方式 ( X N)( X N + 1) + N X( X N) 相続税評価割合 2 特定期間の非課税部分 調整年数の非課税部分 全期間の非課税部分 X=16 の場合相続税の課税評価は 4 割 4 割は課税済み 所得税は非課税 (16 N)(16 N + 1) + N 16(16 N) N 18.2N であるような最大のNを求める N = 5 で N = 6 で 6< 0

66 マス目計算のエクササイズ 下記のようにして点 5 が求まる

67 マス目計算のエクササイズ 1 残存期間の初期で階段を設けその後は定額とする方式 2 非課税部分を簡便に評価できる 調整年数の算出方式 ( X N)( X N + 1) + N X( X N) 相続税評価割合 (%) 2 特定期間の非課税部分 調整年数の非課税部分 旧相続税法の評価額 全期間の非課税部分 調整年数 残存年数 相続税評価割合 N 11~15 年 50% 1 16~25 年 40% 5 26~35 年 30% 13 36~55 年 20% 年 ~ 20% 27 年を超える期間 X-N を27

68 残存期間が 55 年を超える場合 1 残存期間の初期で階段を設けその後は定額とする方式 2 階段の段数は 27 で止める あとは高さ 1 のマス目が続くのみ 調整年数の算出方式 ( X 27) X 27 相続税評価割合 (%) 特定期間の非課税部分マス目 =378 調整年数の非課税部分 旧相続税法の評価額 全期間の非課税部分 調整年数 残存年数 相続税評価割合 N 11~15 年 50% 1 16~25 年 40% 5 26~35 年 30% 13 36~55 年 20% 年 ~ 20% 27 年を超える期間 X-N を27

69 残存期間が 55 年を超える場合残存期間 63 年の場合 マス目総数特定期間調整年数非課税マス目数非課税マス目占有率 %

70 残存期間が 55 年を超える場合 20.0% 431 2, % 430 2, % 429 2, % 428 2, % 427 2, % 451 2, % 426 2, % 450 2, % 425 1, % 449 2, % 424 1, % 448 2, % 423 1, % 447 2, % 422 1, % 446 2, % 421 1, % 445 2, % 420 1, % 444 2, % 419 1, % 443 2, % 418 1, % 442 2, % 417 1, % 441 2, % 416 1, % 440 2, % 415 1, % 439 2, % 414 1, % 438 2, % 413 1, % 437 2, % 412 1, % 436 2, % 411 1, % 435 2, % 410 1, % 434 2, % 409 1, % 433 2, % 408 1, % 432 2, % 407 1, 非課税割合非課税コマ数総コマ数残存期間非課税割合非課税コマ数総コマ数残存期間

71 残存期間が 55 年を超える場合 総コマ数 非課税コマ数

72 残存期間が 55 年を超える場合 28.0% 27.0% 26.0% 25.0% 24.0% 23.0% 22.0% 21.0% 20.0% 19.0% 18.0% 17.0% 16.0% 15.0% 残存期間が 80 年を超えるまでは非課税割合は 20% 以上だが 81 年を超えるときから 20% を下回る

73 平均余命解説

74 終身年金に関する計算 基本的には定期金と同じものを使用する 余命期間が判断材料に入ってくる 第 20 回生命表 ( 男 ) 年齢生存数死亡数生存率死亡率死力平均余命定常人口 第 20 回生命表 ( 男 ) 終身定期金に関する権利を評価する場合の 完全生命表 終身定期金に関する権利を評価する場合における 余命年数 は 完全生命表 に掲げる年齢及び性別に応じた平均余命 (1 年未満の端数を切り捨てた年数 ) となる ( 相令 5 の 7 相規 12 の 3) この 完全生命表 は 厚生労働省が 男女別に作成し公表しているものであり 国勢調査等を基に 5 年ごとに改訂されている 終身定期金に関する権利の評価に当たっては その定期金給付契約に関する権利を取得した時の属する年の 1 月 1 日現在において公表されている最新の 完全生命表 によることを明らかにした

75

76 完全生命表と簡易生命表について 厚生労働省では 我が国の生命表として完全生命表と簡易生命表の 2 種類を作成し公表している 完全生命表は 国勢調査による日本人人口 ( 確定数 ) や人口動態統計 ( 確定数 ) をもとに 5 年ごとに作成しており 簡易生命表は 推計人口による日本人人口や人口動態統計月報年計 ( 概数 ) をもとに毎年作成している なお 国勢調査年については 例年どおり簡易生命表を作成し 国勢調査の結果 ( 確定数 ) の公表後に完全生命表を作成している このような観点から 完全生命表は生命表の確定版という性格を持っている 完全生命表と簡易生命表 完全生命表 簡易生命表 作成年 5 年毎 毎年 人口国勢調査 10 月 1 日現在推計人口 死亡数人口動態統計 ( 確定数 ) 人口動態統計月報年計 ( 概数 ) 出生数人口動態統計 ( 確定数 ) 人口動態統計月報年計 ( 概数 ) 終身定期金に関する権利を評価する場合の 完全生命表 終身定期金に関する権利を評価する場合における 余命年数 は 完全生命表 に掲げる年齢及び性別に応じた平均余命 (1 年未満の端数を切り捨てた年数 ) となる ( 相令 5の7 相規 12 の3) この 完全生命表 は 厚生労働省が 男女別に作成し公表しているものであり 国勢調査等を基に5 年ごとに改訂されている 終身定期金に関する権利の評価に当たっては その定期金給付契約に関する権利を取得した時の属する年の1 月 1 日現在において公表されている最新の 完全生命表 によることを明らかにした

77 平均余命年数

78 60 歳以上平均余命年数年金の支給開始日における年齢余命年数年金の支給開始日における年齢余命年数年金の支給開始日における年齢余命年数男女男女男女 以上

79 旧相続税法対応年金の総収入金額の計算 種 1 確定年金 類 総収入金額算入額 ( 課税所得 ) の計算 残存期間年数で場合を区分する支払総額と残存年数を基に所得金額を計算 支払開始日に支払総額が確定していない年金 2 終身年金 3 有期年金 4 特定期間終身年金保障期間付終身年金 5 特定有期年金保障期間付有期年金 余命年数で場合を区分する支払総額見込額と余命年数を基に所得金額を計算 以下のaとbのいずれか短い方の年金として 所得金額を計算 a 支払期間 ( 契約の有期期間 ) の年数 1の確定年金として計算 b 余命期間 2の終身年金として計算 以下のaとbの金額のいずれか多い方の年金として 所得金額を計算 a 保証期間経過時点の非課税所得累計額 1の確定年金として計算 b 余命期間経過時点の非課税所得累計額 2の終身年金として計算 第一段階 ( 支払期間との関係 ) 以下のaとbのいずれか短い方の年金として 所得金額を計算 a 支払期間 ( 契約の有期期間 ) の年数 1の確定年金として計算 b 余命期間 第二段階へ第二段階以下のcとdの金額のいずれか多い方の年金として 所得金額を計算 c 保証期間経過時点の非課税所得累計額 1の確定年金として計算 d 余命期間経過時点の非課税所得累計額 2の終身年金として計算

80 旧法下終身年金に関する計算 66 歳男性 平均余命 :14 年 残存期間 14 年の確定年金と同じ計算方法を採用する 80 歳頃には死亡 マス目総数特定期間 調整年数 非課税マス目数非課税マス目占有率 92 51%

81 旧法下有期年金に関する計算 例 1 有期年金 元来の年金期間 30 年 年金期間は 27 年の終身年金として計算する 50 歳男性 平均余命 :27 年 例 2 有期年金 元来の年金期間 20 年 年金期間は 20 年の確定年金として計算する 50 歳男性 平均余命 :27 年

82 保証期間付終身年金に関する計算 保証期間付終身年金とは 確定年金 終身年金 時間経過 確定年金 : 年金受取人の生死に係らず支払われる年金 確定期間中に受取人が死亡した場合には確定年金期間の未支払分の現価が受け取れる終身年金 : 年金受取人が死亡するまで年金が受け取れる 死亡した場合に残余財産の支払を受けることはできない トンチン性が働いている 残余財産は生存者の保障に回る 純粋な生命年金は支払開始後直ぐに死亡した場合 なんら残余財産の支払を受けることができないので 非常に過酷な状況に直面するので 前半に保証期間を設けて 年金開始後しばらくの間の死亡については何らかの残余財産の支払を可能とした

83 保証期間付終身年金に関する計算 4 特定期間終身年金保障期間付終身年金 以下のaとbの金額のいずれか多い方の年金として 所得金額を計算 a 保証期間経過時点の非課税所得累計額 1の確定年金として計算 b 余命期間経過時点の非課税所得累計額 2の終身年金として計算 保証期間を 15 年とする ケース 1:40 歳の男性がこの年金を受けるとする a) 保証期間 15 年であるので 年金年額を 100 万円とするとき 年金総額は 1500 万円 15 年の場合は年金受給権の評価額は 50/100 であるので非課税累計額は 750 万円 b) 40 歳男性の平均余命は 36 年 年金年額を 100 とするとき 年金総額 3600 万円一方 36 年は 35 年超の年限であるので年金受給権の評価額は 20/100 従って 非課税累計額は 720 万円 上記 a) の方が b) より大きくなるので確定年金として取り扱うことになる

84 年金現価解説

85 相続税法 24 条現法と旧法 --- 地続きではないこの二つ 旧法 第二十四条定期金給付契約で当該契約に関する権利を取得した時において定期金給付事由が発生しているものに関する権利の価額は 次に掲げる金額による 一有期定期金については その残存期間に応じ その残存期間に受けるべき給付金額の総額に 次に定める割合を乗じて計算した金額 ただし 一年間に受けるべき金額の十五倍を超えることができない 残存期間が五年以下のもの 百分の七十 残存期間が五年を超え十年以下のもの 百分の六十 残存期間が十年を超え十五年以下のもの 百分の五十 残存期間が十五年を超え二十五年以下のもの 百分の四十 残存期間が二十五年を超え三十五年以下のもの百分の三十 残存期間が三十五年を超えるもの 百分の二十 現法 第二十四条定期金給付契約で当該契約に関する権利を取得した時において定期金給付事由が発生しているものに関する権利の価額は 次の各号に掲げる定期金又は一時金の区分に応じ 当該各号に定める金額による 一有期定期金次に掲げる金額のうちいずれか多い金額イ当該契約に関する権利を取得した時において当該契約を解約するとしたならば支払われるべき解約返戻金の金額ロ定期金に代えて一時金の給付を受けることができる場合には 当該契約に関する権利を取得した時において当該一時金の給付を受けるとしたならば給付されるべき当該一時金の金額ハ当該契約に関する権利を取得した時における当該契約に基づき定期金の給付を受けるべき残りの期間に応じ 当該契約に基づき給付を受けるべき金額の一年当たりの平均額に 当該契約に係る予定利率による複利年金現価率 ( 複利の計算で年金現価を算出するための割合として財務省令で定めるものをいう 第三号ハにおいて同じ ) を乗じて得た金額 以下略 経過措置第三十二条新相続税法第二十四条の規定は 平成二十三年四月一日以後に相続若しくは遺贈又は贈与により取得する定期金給付契約に関する権利に係る相続税又は贈与税について適用し 同日前に相続若しくは遺贈又は贈与により取得した定期金給付契約に関する権利に係る相続税又は贈与税については なお従前の例による 1. 現法は保険の構造に直接かかわる記載となっている 2. 現法は通例の年金 ( 個人年金保険などの遺族年金 ) などに親和性が高い

86 確定年金の金利計算の注釈 確定年金 年金受給者の生死に係らず受け取れる年金 生命表とは関係なく 金利 だけで計算できます 相続税法第 24 条は権利取得時と同一時点の第 1 回目の年金については参入しない形で書いてありますが これは後続の解釈で参入することになるので注意!! 通例は有期の確定年金を指しますが 無限期間の確定年金もあります ( コンソル債 ) ただし 相続税法第 24 条では 無期定期金 と呼んでいます 無限期間の確定年金は破産時における賃料収入の計算に用いられることがあります これは 1 金利 で計算されますが 例えば金利 1% では 100 と計算されます

87

88 最高裁の判断と新旧相続税法 24 条 最高裁の判断は最初の 1 回についてのみに着目した特徴がある 最高裁が経済的価値として認めた部分に初回分の年金額が丸々入っている 最初の年金支払との時間的懸隔がないことから 運用益 が生じないとして 所得税が発生しない と判断した ( ただし これは旧法 ) 現法での複利年金現価率は 期末払年金現価の計算をしているので これを今回のケースに直接当てはめると相続の評価と考えると 1 年分の差が生じる これは 新 24 条が元来 本来的な 個人年金保険 の遺族年金の支払を考えて組み立てられているからであり 今般の最高裁の判断となったタイプの商品を射程に入れていないことによる 今回の最高裁の判断を現法に活かすには 複利年金現価率の計算で期始払の場合があることを入れないと整合性が取れない 左は上告人の上告受理申立書の一部 ( 伏字部分は被保険者名 ) ここに平成 14 年 10 月 28 日に被保険者が死亡し その日を第 1 回目として年金を定期金として受取る権利を取得した事実が記載されている この場合は期始払年金現価でないと理屈が合わない

89 複利年金現価率 ( 複利年金現価率 ) 第十二条の二法第二十四条第一項第一号ハに規定する複利年金現価率は 一から特定割合 ( 同項の定期金給付契約に係る予定利率に一を加えた数を給付期間の年数で累乗して得た数をもつて一を除して得た割合をいう ) を控除した残数を当該予定利率で除して得た割合 ( 当該割合に小数点以下三位未満の端数があるときは これを四捨五入する ) とする 2 前項に規定する給付期間の年数は 次の各号に掲げる定期金の区分に応じ 当該各号に定める年数とする 一有期定期金定期金給付契約に関する権利を取得した時における当該契約に基づき定期金の給付を受けるべき残りの期間に係る年数 ( 一年未満の端数があるときは これを切り上げた年数 ) 二終身定期金定期金給付契約に関する権利を取得した時におけるその目的とされた者に係る施行令第五条の七に規定する余命年数 ( 平均余命 ) 第十二条の三施行令第五条の七に規定する財務省令で定める平均余命は 厚生労働省の作成に係る完全生命表に掲げる年齢及び性別に応じた平均余命 ( 一年未満の端数があるときは これを切り捨てた年数 ) とする これは保険数理的には期末払年金現価すなわち 最初の1 回目は勘定にはいっていない ( 次ページ参照 ) 完全生命表は沢山出ているがどの段階のものを使用するのか 相続時に直近するものかどうか? 補足 1: 通例の個人年金などの遺族年金との親和性が高く 被保険者がいつ死亡するかわからないことから 必然的に期末払になる これを修正するものが既に出ている ( 後述 ) 補足 2: 使用する生命表として 年金発生時の生命表を用いる

90 複利年金現価 : 前ページの解説

91 複利年金現価 : 国税の書き方 期末払確定年金現価

92 定期金の取り扱い : 重要定期金権利取得日が第 1 回目の給付日である場合

93 定期金の取り扱い

94 定期金の取り扱い

95 年金現価計算と平均余命についての記載 相続税法施行令第五条の七法第二十四条第一項第三号ハに規定する余命年数として政令で定める年数は 同号の終身定期金に係る定期金給付契約の目的とされた者の年齢及び性別に応じた厚生労働省の作成に係る生命表を勘案して財務省令で定める平均余命とする ======= 相続税法施行規則 ( 複利年金現価率 ) 第十二条の二法第二十四条第一項第一号ハに規定する複利年金現価率は 一から特定割合 ( 同項の定期金給付契約に係る予定利率に一を加えた数を給付期間の年数で累乗して得た数をもつて一を除して得た割合をいう ) を控除した残数を当該予定利率で除して得た割合 ( 当該割合に小数点以下三位未満の端数があるときは これを四捨五入する ) とする 2 前項に規定する給付期間の年数は 次の各号に掲げる定期金の区分に応じ 当該各号に定める年数とする 一有期定期金定期金給付契約に関する権利を取得した時における当該契約に基づき定期金の給付を受けるべき残りの期間に係る年数 ( 一年未満の端数があるときは これを切り上げた年数 ) 二終身定期金定期金給付契約に関する権利を取得した時におけるその目的とされた者に係る施行令第五条の七に規定する余命年数 ( 平均余命 ) 第十二条の三施行令第五条の七に規定する財務省令で定める平均余命は 厚生労働省の作成に係る完全生命表に掲げる年齢及び性別に応じた平均余命 ( 一年未満の端数があるときは これを切り捨てた年数 ) とする

96 現法下の論点

97 法現法相続税評価割合 50% 以下旧旧法 現法の計算方式の分岐 残余期間 10 年以内残余期間 10 年超 55 年以内残余期間 55 年超相続税評価割合 50% 超

98 現法下での計算の要点 相続税評価割合が 50% を超える確定年金 一課税単位当たりの金額 経過年数 相続税評価割合が50% 以下の確定年金 1 その支払いを受ける日が特定期間内の日である場合 1 単位当たりの金額 経過年数 2 その支払いを受ける日が特定期間の終了の日後である場合 1 単位当たりの金額 特定期間年数 -1 円

99 現法下での計算の要点 相続税評価割合が 50% を超える終身年金 1 その支払いを受ける日が余命期間内の日である場合 一課税単位当たりの金額 経過年数 2 その支払いを受ける日が余命期間の終了の日後である場合 一課税単位当たりの金額 ( 支払開始日余命年数 -1 年 ) 相続税評価割合が50% 以下の終身年金 1 その支払いを受ける日が特定期間内の日である場合 1 単位当たりの金額 経過年数 2 その支払いを受ける日が特定期間の終了の日後である場合 1 単位当たりの金額 特定期間年数 -1 円

100 現法下での計算の要点 支払期間年数が支払開始日余命年数を超える有期年金 支払総額見込額 = 契約年額 支払開始日余命年数とする終身年金とみなして 終身年金の計算方法にならって計算する 上記以外の有期年金 支払期間を残存年数と考える支払総額見込額 = 契約年額 支払期間とする確定年金とみなして 確定年金の計算方法にならって計算する 注 : 特定終身年金 特定有期年金については記載を省きます

101 新相続税法対応年金の総収入金額の計算 種 1 確定年金 類 総収入金額算入額 ( 課税所得 ) の計算 相続税評価割合で区分する支払総額と残存年数を基に所得金額を計算 支払開始日に支払総額が確定していない年金 2 終身年金 3 有期年金 4 特定期間終身年金保障期間付終身年金 5 特定有期年金保障期間付有期年金 相続税評価割合で区分する支払総額見込額と余命年数を基に所得金額を計算 以下のaとbのいずれか短い方の年金として 所得金額を計算 a 支払期間 ( 契約の有期期間 ) の年数 1の確定年金として計算 b 余命期間 2の終身年金として計算 以下のaとbの年数のいずれか長い方の年金として 所得金額を計算 a 保証期間の年数 1の確定年金として計算 b 余命期間 2の終身年金として計算 第一段階 ( 支払期間との関係 ) 以下のaとbのいずれか短い方の年金として 所得金額を計算 a 支払期間 ( 契約の有期期間 ) の年数 1の確定年金として計算 b 余命期間 第二段階へ第二段階 ( 保証期間との関係 ) 以下のbとcの年数のいずれか長い方の年金として 所得金額を計算 b 余命年数 1の確定年金として計算 c 保証期間の期間の年数 2の終身年金として計算

102 相続税法第 24 条 ( 定期金に関する権利の評価 ) 第二十四条定期金給付契約で当該契約に関する権利を取得した時において定期金給付事由が発生しているものに関する権利の価額は 次の各号に掲げる定期金又は一時金の区分に応じ 当該各号に定める金額による 一有期定期金次に掲げる金額のうちいずれか多い金額イ当該契約に関する権利を取得した時において当該契約を解約するとしたならば支払われるべき解約返戻金の金額ロ定期金に代えて一時金の給付を受けることができる場合には 当該契約に関する権利を取得した時において当該一時金の給付を受けるとしたならば給付されるべき当該一時金の金額ハ当該契約に関する権利を取得した時における当該契約に基づき定期金の給付を受けるべき残りの期間に応じ 当該契約に基づき給付を受けるべき金額の一年当たりの平均額に 当該契約に係る予定利率による複利年金現価率 ( 複利の計算で年金現価を算出するための割合として財務省令で定めるものをいう 第三号ハにおいて同じ ) を乗じて得た金額二無期定期金次に掲げる金額のうちいずれか多い金額イ当該契約に関する権利を取得した時において当該契約を解約するとしたならば支払われるべき解約返戻金の金額ロ定期金に代えて一時金の給付を受けることができる場合には 当該契約に関する権利を取得した時において当該一時金の給付を受けるとしたならば給付されるべき当該一時金の金額ハ当該契約に関する権利を取得した時における 当該契約に基づき給付を受けるべき金額の一年当たりの平均額を 当該契約に係る予定利率で除して得た金額三終身定期金次に掲げる金額のうちいずれか多い金額イ当該契約に関する権利を取得した時において当該契約を解約するとしたならば支払われるべき解約返戻金の金額ロ定期金に代えて一時金の給付を受けることができる場合には 当該契約に関する権利を取得した時において当該一時金の給付を受けるとしたならば給付されるべき当該一時金の金額ハ当該契約に関する権利を取得した時におけるその目的とされた者に係る余命年数として政令で定めるものに応じ 当該契約に基づき給付を受けるべき金額の一年当たりの平均額に 当該契約に係る予定利率による複利年金現価率を乗じて得た金額四第三条第一項第五号に規定する一時金その給付金額

103 相続税法第 24 条 有期定期金次のいずれか大きい金額 1 解約返戻金 2 一時金額 3 残余期間分の複利年金現価 無期定期金次のいずれか大きい金額 1 解約返戻金 2 一時金額 3 年金額を予定利率で割った額 終身定期金次のいずれか大きい金額 1 解約返戻金 2 一時金額 3 平均余命を期間とする複利年金現価

104 相続税法第 24 条 以下主に有期定期金 終身年金について記載します また 解約返戻金 一時金 年金現価のいずれか大きい金額は保険会社以外にはわかりません ここでは年金現価を用いた議論をします 無期定期金はコンソル債のようなものを想定しています 3 に 年金額を予定利率で割った額 という表現がありますがこれは 期末払のコンソル債の表現そのものです i 1 v = 1 + i 予定利率をとするとき とおくと 期末払いの年金現価は n n v 0 ここでとすると となるので 無限の期間では n 1 v v v = = 1 v 1 v 1+ i i i 1+ i 1 v 1 v ただし これは期末払である 権利取得の瞬間に第 1 回目の年金の支払がなされる場合は別の定めと合わせて最初の 1 回目も算入されることになる ( 後述 ) n v

105 現法の考え方 相続税評価割合 50% 超 相続税評価割合が 50% 超であるということは 所得税 ( 雑所得 ) の評価 が 50% 以下であるということである これであれば階段状の評価を相当 長期にわたって評価できる また一課税単位での計算を行うことも特徴 旧相続税法対象年金の残存期間 10 年以下と同様に計算できる 相続税評価割合に応じて課税割合を定める 課税割合はほぼ (1- 相続税評価割合 ) 課税部分の合計額 = 年金総額 課税割合 課税単位数の計算 = 残存期間年数 ( 残存期間年数 -1) 2 一単位当たりの課税部分 = 課税部分合計額 課税単位数 その年の雑所得算入額 = 一単位当たり課税部分 経過年数

106 設例 : 終身年金 年齢 76 歳女性相続税評価が 90% の場合 相続税評価割合 50% 超 相続評価割合 =90% 相続税評価割合と課税割合の表を見る 課税割合は 8% 課税部分の合計額 %=80 76 歳の平均余命 =10 年 平均余命の表を見る 課税単位数 = 支払開始日平均余命 ( 支払開始日平均余命 -1) 2 =10 9 2=45 一課税単位当たりの課税部分 =80 45 =1.8 1マス1.8 年払で6 回目であれば経過 5 年であるから 5 1.8=9が雑所得

107 今回の裁判例を現法下で考えてみる 現価率は判明している : 年金額を 100 とし 10 年支払われるものとすると 総額は 1000 そのうち 相続税の評価は であるので となる いずれにしても 評価は 89.5/100 であるので下表より課税割合は 8/100 である 相続税評価割合 100 分率 課税割合 超 以下 / / /100 課税部分は /100=80 である 課税単位数 ( マス目 )=10 (10-1) 2=45 一単位当りの課税部分 =80 45=1.7 支払 合計 課税対象

108 今回の裁判例の数理的理論値 年度年金額経済的価値運用益 1 ( 一次給付金 ) 合計 1,

109 裁判例を現法に適用させる 年度年金額経済的価値運用益通達等の運用益 1 ( 一次給付金 ) 合計 1,

110 裁判例による運用益比較

111 相続税評価割合 100 分率 課税割合 超 以下 / / / / / / / / / / / / /100 所得税法施行令第百八十五条 ( 相続等に係る生命保険契約等に基づく年金に係る雑所得の金額の計算 )

112 予定利率と年金現価率 予定利率 1.5% 2.0% 2.5% 3.0% 余命期間 年金現価率 相続評価割合 予定利率 1.5% 2.0% 2.5% 3.0% 余命期間 相続税評価割合 18 88% 77% 66% 56% 17 89% 78% 67% 58% 16 90% 79% 69% 59% 15 90% 80% 70% 61% 14 91% 81% 72% 63% 13 92% 82% 73% 65% 12 92% 84% 75% 67% 11 93% 85% 77% 69% 10 94% 86% 79% 71% 9 94% 88% 81% 74% 8 95% 89% 83% 76% 7 96% 90% 85% 79% 6 96% 92% 87% 82% 5 97% 93% 89% 85% = 81%

113 現法の考え方 相続税評価割合 50% 以下 残存期間の初期に階段形状部分を作る その後非課税部分の金額を 1 円 ( 残存価額 ) とする 階段形状部分の年数は特定期間年数という 相続税評価割合を A とすると 2 A が特定期間年数割合の理論値 1-(2 A ) が残存価額が続く期間とする 相続税評価割合特定期間年数割合相続税評価割合特定期間年数割合 10% 以下 20% 30% 超 40% 以下 80% 10% 超 20% 以下 40% 40% 超 50% 以下 100% 20% 超 30% 以下 60% 特定期間年数 = 残存期間年数 特定期間年数割合 -1( 端数切上 ) 支払総額 = 支払年数 残存期間年数 総単位数 = 特定期間年数 ( 縦 ) 残存期間年数 ( 横 ) 一単位当たりの金額 = 年金の支払総額 総単位数 その年の雑所得に算入される額 1 特定期間内 : 一単位当たりの金額 経過年数 2 特定期間終了後 : 一単位当たりの金額 特定期間年数 -1 円

114 設例残存期間年数を 33 年 年金年額 100 万円相続税評価額 500 万円 相続税評価割合 50% 以下 相続税評価割合 500 万円 (100 万円 33 年 )=15% 下の表から 15% のところを見ると 特定期間年数割合 40% 特定期間年数 =33 40%-1=12.2( 切り上げるので )=13 年 支払総額 = 支払年数 残存期間年数 =100 万円 33 年 =3300 万円 総単位数 = 特定期間年数 ( 縦 ) 残存年数 ( 横 )=13 33=429 一単位当たりの金額 = 3300 万円 429=7.69 =7.7 その年の雑所得に算入される額 1 特定期間内 : 例経過年数 6(7 年目 ) では 7.7 6=46.2 万円 2 特定期間終了後 : 例 7.7 万円 13-1 円 =100 万円 相続税評価割合 特定期間年数割合 相続税評価割合 特定期間年数割合 10% 以下 20% 30% 超 40% 以下 80% 10% 超 20% 以下 40% 40% 超 50% 以下 100% 20% 超 30% 以下 60%

115 あの日以来 昨年の判決の日以来 生命保険業界では 支払年金額については全額非課税を主張した 最高裁判決の主文は 原判決を破棄する 被上告人の控訴を棄却する となっている 最高裁判決は原判決破棄かつ控訴棄却の主文であるので 第一審判決 ( 長崎地裁に判決が戻った ) を正当としていることが明らかである しかしながら 第一審判決の判決理由 ( 運用益部分を含め全額が二重課税とされているとみられる ) と最高裁判決との判決理由 ( 運用益部分は二重課税ではないとされているとみられる ) とは一致していないと考えられる と主張し 既判力はないと解釈し 初回の非課税とは異なる理由ではあるがその後の年金も非課税 と主張したが 結局これは通らなかった残念 拙稿 ( きんざい 掲載論説 ) も所得税は発生し非課税は通らないという主張を展開した

116 生保年金に係る最高裁判決 ( 平成 22 年 7 月 6 日 ) についての野田財務大臣発言概要 平成 22 年 7 月 7 日 ] まず 今般の最高裁判決については謙虚に受け止めて そして適正に対処していきたいというふうに思います そのうえで これまでのいわゆる解釈を変更することになりますが そういう変更をして そして過去 5 年分の所得税については更正の請求を出していただいたうえで それを経て減額の更正をするという形の対処をしていきたいというふうに思います 誠意を持って対応していきたいと思います 問題は5 年を超える部分でございます 5 年を超える部分の納税の救済については これは制度上の対応が必要になると思います 法的な措置が必要なのか 政令改正で済むのか これはよく子細に検討させていただきたいと思いますけれども 関係者の皆様にご迷惑をかけないように これも対応をしていきたいと思います さらにこれ以外の 生保年金以外に相続をした金融商品で 今回の判決を踏まえて対応しなければいけない 改善しなければいけないものもあるかもしれません それについては 改善すべきは改善をしていくということで 具体的には政府税調の中で議論をして来年度の税制改正で対応するということも視野に入れていきたいと思います

117 平成 23 年度税制改正大綱 (4) 金融証券税制 8 相続等に係る保険年金に対する源泉徴収及び支払調書制度について 次の措置を講じます イ相続又は贈与等に係る保険年金 ( 一定の基準に該当するものに限ります 以下 相続等保険年金 といいます ) に対する源泉徴収については 平成 25 年 1 月 1 日から廃止します ロ上記イの措置に併せて 次の措置を講じます ( イ ) 相続等保険年金に対する支払調書制度については 平成 25 年 1 月 1 日以後の支払分について 提出省略基準を撤廃するとともに相続等に関する内容を記載事項に追加します また 最初の支払日が平成 23 年 1 月 1 日以後である相続等保険年金の初年分の支払調書については 相続等保険年金であることを明らかにする措置を講じます ( ロ ) 国内に恒久的施設を有しない非居住者が支払を受ける相続等保険年金については 申告の対象とします

118 情報ソース 主要な書類のサイト相続等に係る生命保険契約等に基づく年金に係る雑所得の計算について ( 情報 ) 別冊 (PDF/3,061KB) その他 1 取引相場のない株式等の評価 ( 純資産価額方式における法人税額等相当額 )(PDF/118KB) 2 定期金に関する権利の評価 ( 定期金給付事由が発生しているもの )(PDF/148KB) 3 定期金に関する権利の評価 ( 定期金給付事由が発生していないもの )(PDF/131KB) 4 定期金に関する権利の評価 ( 予定利率 )(PDF/105KB) 参考 1 定期金に関する権利を評価する場合の年数等の端数処理 (PDF/131KB) 参考 2 元利均等償還が行われる公社債の評価 (PDF/131KB)

119 参考 : 生命保険会社の予定利率の推移 なお 現在に至るまで基本的な予定利率は 1.50% 出典金融庁 :

120 新旧法と 5 パターンの計算方式 旧法は 10 年と 55 年が切れ目 現法は 50% が切れ目 マス目計算と 経過年数 が計算のかなめです お疲れ様でした

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