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1 平成 23 年度商取引適正化 製品安全に係る事業 我が国販売金融事業者の国際展開に関する調査 報告書 ( 経済産業省委託 ) 平成 24 年 3 月

2 目次 はじめに 1. 背景 目的 1 2. 調査対象 1 3. 調査項目 2 4. 調査手法 2 5. 報告会 4 第 1 章インドネシア 1. 乗用車 5 (1) 市場規模 5 (2) 主要な販売金融事業者 6 (3) オペレーションと金利水準 8 2. 二輪車 12 (1) 市場規模 12 (2) 主要な販売金融事業者 13 (3) オペレーションと金利水準 家電 16 (1) 市場規模 16 (2) 主要な販売金融事業者 16 (3) オペレーションと金利水準 建機 18 (1) 市場規模 18 (2) 主要な販売金融事業者 18 (3) 建機ファイナンスの概要 共通インフラ 20 (1) 販売金融事業に関連する法規制 20 (2) 信用情報機関 事業環境まとめ 23 (1) 全般的な事業環境のまとめ 23 (2) 金利水準に関するまとめ 事業展開 ビジネスモデルに対する示唆 25 (1) 乗用車 25 (2) 家電 26 (3) 建機 28

3 第 2 章インド 1. 乗用車 29 (1) 市場規模 29 (2) 主要な販売金融事業者 30 (3) オペレーションと金利水準 商用車 32 (1) 市場規模 32 (2) 主要な販売金融事業者 二輪車 35 (1) 市場規模 35 (2) 主要な販売金融事業者 35 (3) オペレーションと金利水準 建機 38 (1) 市場規模 38 (2) 主要な販売金融事業者 農機 40 (1) 市場規模 40 (2) 主要な販売金融事業者 共通インフラ 42 (1) 販売金融事業に関連する法規制 42 (2) 信用情報機関 事業環境まとめ 46 (1) 全般的な事業環境のまとめ 46 (2) 都市と地方のオペレーションの違い 47 (3) 地場銀行と地場ノンバンクの戦略 48 (4) 金利水準に関するまとめ 事業展開 ビジネスモデルに対する示唆 50 (1) 地方型での参入 50 (2) 地方型プレーヤーとの提携 50 (3) 参入地域の選定 51 第 3 章ベトナム 1. 乗用車 52 (1) 市場規模 52 (2) 主要な販売金融事業者 54 (3) オペレーションと金利水準 54 (4) 中古市場 56

4 2. 二輪車 57 (1) 市場規模 57 (2) ファイナンス利用率 57 (3) 主要な販売金融事業者 58 (4) オペレーションと金利水準 建機 62 (1) 市場規模 62 (2) 主要な販売金融事業者 農機 64 (1) 市場規模 共通インフラ 65 (1) 販売金融事業に関連する法規制 65 (2) 信用情報機関 68 (3) 所得証明 事業環境まとめ 69 (1) 全般的な事業環境のまとめ 69 (2) 金利水準に関するまとめ 事業展開 ビジネスモデルに対する示唆 71 (1) 二輪車 71 (2) 建機 72 第 4 章まとめ 1.3 カ国における事業展開に関する事業分野別評価 国際展開 新興国戦略における機会損失と進出リスクの比較衡量 過去の日本の経験からの示唆 新興国における事業展開のイメージ 80 第 5 章支援ツール 1. 国際協力銀行 (JBIC) の保証 融資制度 82 (1) 保証 82 (2) 融資 日本貿易保険 (NEXI) の保険 85 (1) 海外投資保険 85 (2) 海外事業資金貸付保険 86 参考資料 1. 日本の販売金融事業者のアジア展開状況 インドネシア インド ベトナムの政策金利推移 89

5 3. インドネシアのノンバンク インドのノンバンク ベトナムのノンバンク 信用情報機関への照会 インドネシアにおける法規制等 インドにおける法規制等 ベトナムにおける法規制等 117

6 はじめに 1. 背景 目的我が国における高コスト構造や円高による競争力低下の影響回避や 少子高齢化の影響等から内需の拡大が限られる状況下での収益機会の獲得を目的に 多数の我が国企業が新興国において積極的な事業展開を行っている 海外展開を行う企業は製造業にとどまらず 非製造業にも広がっており 販売金融事業者も例外ではない 我が国においては 戦後の高度成長期における販売金融機能の発達が 耐久消費財の販売増加 普及に貢献し これを通じて国民生活の向上等にも寄与したと考えられる 現在 急速に経済成長している新興国への我が国販売金融事業者の積極的な進出は 我が国事業者における収益拡大に寄与するだけでなく 進出先の新興国における製品の販売拡大 普及等に貢献し 現地経済の発展にも資するのではないかと考えられる このような考え方を踏まえ 本調査では 我が国の販売金融事業者がアジア新興国に進出し事業展開を行うにあたり有効なビジネスモデルを検討し 進出国における効果を考慮しつつ 我が国の販売金融事業者がアジア新興国への進出を検討する際の参考資料をまとめることを目的とする なお 本調査は 経済産業省からの委託を受けたみずほ総合研究所株式会社が 株式会社みずほコーポレート銀行とともに実施したものである 2. 調査対象 (1) 調査対象製品販売金融の対象製品は 四輪車 ( 乗用車 商用車 ) 二輪車( バイク スクーター ) 家電 機械 設備等多岐にわたる その中で アジア新興国において潜在的な市場拡大が見込まれ 我が国販売金融事業者の参入が期待される 乗用車 二輪車 建機を中心に 農機 家電も加え調査対象製品とした (2) 調査対象国 アジア新興国のうち 人口規模 所得水準と消費財需要水準 四輪車 二輪車 建機の市場規模 販売金融の利用度 拡大可能性を考慮し 以下の 3 カ国を調査対象とした 調査対象国と理由 国名インドネシア 理由 人口規模が大きく 将来的にも人口の拡大が見込まれる また 中所得層以上の世帯比率も比較的高く 輸送関係の消費支出構成比率の増加率が大きい 四輪車 二輪車購入における販売金融利用率が 70~80% 程度と見込まれる 1

7 インド ベトナム 将来的に世界最大の人口保有国になると推定され 中所得層以上の世帯の将来的な拡大に伴い 消費財需要の拡大が期待される 二輪車購入における販売金融利用率が 30~40% 程度と見込まれ 今後の利用拡大が期待できる 四輪車については 購入に際しての販売金融利用率は 70~80% と高いが 国内四輪車需要の拡大が見込まれ それに伴う販売金融利用件数の増加が期待される 今後 国内のインフラ整備が進められ 建機への需要が拡大すると期待される 比較的人口規模が大きく 将来的に人口の拡大および中所得層以上の世帯の拡大が見込まれる また 消費財需要の拡大が将来的に期待されるとともに 特に輸送関係の消費支出構成比率が高い 四輪車 二輪車購入における販売金融利用率が 15~30% 程度と見込まれ 今後の利用拡大が期待できる 3. 調査項目 本調査では 以下の事項を実施し 我が国販売金融事業者がアジア新興国に進出するにあたって有効と考えられる進出形態 ( ビジネス形態 ) について検討を行った (1) 進出先の市場動向 事業環境に関する情報収集調査対象国における 販売金融の現状 ( 現地の販売金融の利用率 資金供与者 競合他社等 ) 事業環境 ( 金融等に関する法規制 関係企業のネットワーク等 ) 現地企業におけるビジネスモデル特性等 我が国販売金融事業者が進出にあたって実際に考慮する項目を 事業者の目線に立って詳細な情報を収集した (2) 進出時の支援ツールに関する情報収集 我が国販売金融事業者が調査対象国に進出するにあたり 資金調達やリスク回避等のために有効な 支援策 制度等の情報を収集した (3) 進出形態 ( 進出モデル ) の検討 策定上記 (1) (2) を踏まえ 我が国販売金融事業者が調査対象国に進出する際に想定される課題 リスクを洗い出し 課題解決 リスク抑制回避のための対応策を検討するとともに 実現性のある進出ストーリーを策定した 4. 調査手法本調査は 文献調査 ヒアリング調査を中心に実施した 特に 調査対象国の現地事業者における詳細な事業形態 事業手法 事業戦略等の情報 周辺サービス事業の状況 さらには最新の制度に関する詳細な情報を収集するためには 現地でのヒアリング調査が最も有効であることから 海外現地ヒアリングを重点的に実施した 2

8 (1) 文献調査調査対象国における販売金融の現状 事業環境 法規制 現地販売金融事業者のビジネスモデル特性 進出時の支援ツールに関する手法 進出時の課題 対策等についての情報を収集した (2) ヒアリング調査国内外の販売金融事業者 周辺サービス事業者 関係機関 有識者へのヒアリングを実施し 進出検討に際しての情報ニーズ 調査対象国における販売金融の現状 事業環境 現地販売金融事業者のビジネスモデル特性 関連法規制と運用 進出時の支援ツール 進出時の課題 対策等についての情報を収集した 1 国内ヒアリング国内において 販売金融事業者 商社 メーカー 関連機関等 合計 29 件のヒアリングを実施し 調査対象国への進出を検討するにあたっての情報ニーズ 現地販売金融事業に関する基礎情報 および サポートツールに関する情報を収集した ヒアリング先 ヒアリング先 ヒアリング先数 ⅰ. 販売金融事業者 ( リース事業者を含む ) 16 件 ⅱ. 商社 4 件 ⅲ. メーカー 7 件 ⅳ. 関連機関等 2 件 合計 29 件 2 海外ヒアリング文献調査と国内ヒアリングで収集した情報により 海外現地でのヒアリング項目を固めた上で 調査対象国における販売金融事業者 周辺サービス事業者 関係機関等に対してヒアリングを実施した 海外ヒアリングの実施概要は 以下のとおり インドネシア ヒアリング期間 2011 年 12 月 19 日 ~12 月 23 日 ヒアリング地域 ジャカルタ ヒアリング先 地場ファイナンス事業者 3 件 日系ファイナンス事業者 6 件 自動車等ディーラー 2 件 日系メーカー 3 件 関連機関等 4 件 合計 18 件 3

9 インド ヒアリング期間 2012 年 1 月 16 日 ~1 月 20 日 ヒアリング地域 デリー チェンナイ ムンバイ ヒアリング先 地場ファイナンス事業者 4 件 日系ファイナンス事業者 2 件 自動車等ディーラー 販売会社 2 件 地場メーカー 3 件 日系メーカー 2 件 当局 1 件 関連機関等 1 件 合計 15 件 ベトナム ヒアリング期間 2012 年 2 月 7 日 ~2 月 13 日 ヒアリング地域 ハノイ ホーチミン ヒアリング先 地場ファイナンス事業者 3 社 自動車等ディーラー 販売会社 6 社 地場メーカー 2 社 日系メーカー 3 社 当局 1 件 関連機関等 1 社 合計 16 社 5. 報告会 調査結果を国内の関連事業者と広く共有することを目的として 調査報告会を実施した 報告会実施概要 日時 2012 年 3 月 8 日 14 時 ~17 時場所経済産業省別館 9 階 948 会議室参加者国内の販売金融事業者 メーカー 商社等 30 社 59 人内容 1インドネシアの販売金融市場の状況と進出にあたっての留意点 2インドの販売金融市場の状況と進出にあたっての留意点 3ベトナムの販売金融市場の状況と進出にあたっての留意点 4まとめ 5 質疑応答 4

10 第 1 章インドネシア 1. 乗用車 (1) 市場規模インドネシアにおける 2011 年の乗用車の新車販売台数は 49 万台であり 商用車を加えると 89 万台に達している インドネシアは ASEAN において最も市場規模が大きい国の 1 つであり 今後も継続的な成長が見込まれる 乗用車の購入におけるファイナンスの利用率は 80% 程度と高く 乗用車の購入単価も約 140 万円と高いことから 2011 年の販売金融市場の規模は 約 84 兆ルピア ( 約 6,600 億円 ) と相応の規模と推計される 図表インドネシアの新車販売動向と乗用車における販売金融の市場規模の推計 ( 万台 ) ( 万台 ) 実績 商用車新車販売 乗用車新車販売 千人当たり保有台数 年平均成長率 5% 見通し 年平均成長率 3% e 2013e 2014e 2015e 2016e 2017e 2018e 2019e 2020e 出所 :Fourin 等を基にみずほコーポレート銀行にて作成 販売台数 (2011) 平均価格 ファイナンス利用率 LTV 期間 販売金融市場規模見込 現状 49 万台 140 万円 IDR160M 80 % 80% 3 年 2 = 約 6,600 億円 IDR IDR Tri Tri 将来方向 - - 商用車を含めた自動車市場におけるブランド別シェアを見ると 2010 年には 日系メーカーが 9 割超を占めており 特にトヨタ自動車とダイハツ工業で市場の約半分を押さえている また 車種については 多人数が乗車できる MPV に人気があり 市場の 66% を占めている 一方 セダンは僅か 4.3% である 5

11 図表インドネシアにおける自動車のブランド別シェアと車種構成 (2010 年 ) ホンダ 8% スズキ 9% いすゞ 3% その他 13% トヨタ 37% バス 0.5% ダブルキャブ 1.9% セダン 4.3% ピックアップ / トラック 26.8% 商用車 29.2% 乗用車 70.8% MPV 66% 三菱 14% ダイハツ 16% 出所 :Fourin を基にみずほコーポレート銀行にて作成 (2) 主要な販売金融事業者インドネシアにおける 自動車分野の主要な販売金融事業者について見ると トヨタ自動車 ダイハツ工業 三菱自動車では自社系列の販売金融事業者 ( キャプティブ ) を抱えている また メーカー系としては 自動車における販売金融事業者の最大手の 1 社である Astra Sedaya Finance が 中古車を含めた日系全メーカーを対象に販売金融を手掛けている 地場銀行系の BCA Finance 日系商社系としては kita Finance Oto Multiartha が挙げられ トヨタ自動車以外を対象にしている 図表自動車における主要な販売金融事業者 新車 Toyota Daihatsu Mitsubishi Suzuki Honda 四輪市場シェア 37% 16% 14% 9% 8% Astra Auto Finance Dipo キャプティブキキャプティブ Astra Toyota Finance (Astra (Astra Sedeya Star ( 三菱商事 (Toyota Astra Astra International) Finance25% 他 ) ( 85% 85% 他 )) ) メー系Astra Sedaya Finance (ACC) カ(Astra (Astra International 100%) 100%) 四輪市場シェア販販ー売BCA 金Finance 他融キ銀(Bank (Bank Central Central Asia Asia 99.9%) 99.9%) プャ行プレ系テkita ーFinance 他ィToyota 車については (( 丸紅丸紅 49% 49% Bank Bank CIMB CIMB Niaga) Niaga) ヤブー以ATF 及びACCがほぼ Oto 外日Multiartha 他独占 (( 住友商事 83.68% 他 他) ) 系事業Mitsui leasing (JA 者(JA 三井三井 85% 85% 他 )) 出所 : 各種資料を基にみずほコーポレート銀行にて作成 Orix 他 ( オリックス ( 85% 85% 他 )) 中古車 6

12 日系キャプティブ地場キャプティブ日系商社等地場独立系地場独立系 このように インドネシアの自動車分野での販売金融事業では キャプティブ 地場銀行系 日系が主要事業者となっている 日系としては JA 三井リース オリックスも進出しており 自動車分野は日系の販売金融事業者が成功している市場となっている なお トヨタ車における販売金融は 自社系列の Astra Toyota Finance とメーカー系の ACC が独占的に取り扱っており その他の販売金融事業者の主戦場はトヨタ自動車以外のメーカーの自動車となっている 顧客層別に見ると 信用度の高い顧客層 ( マーケット 1) では新車販売の割合が高く 銀行系とキャプティブが主要事業者となっており 厳しい競争が見られる 中ランクの顧客層 ( マーケット 2) では 一部キャプティブと日系の競争が見られるものの 競争環境はマーケット 1 に比較すれば厳しくはない 特に 中古車市場には 大手事業者は限定的にしか参入していない このように 新車市場では既存事業者による競争が厳しいことから 新規参入の余地は小さいが 中古市場においては市場規模に比較して事業を展開している大手事業者が限定的で 市場の潜在的な成長性もあることから 新規の参入余地があると考えられる 図表自動車における主要な販売金融事業者 - プレーヤーイメージ - - 新車中古車別クレジットイメージ - - 顧客クレジット層イメージ - ク高 レジット新車 マーケット 1 マーケット 2 行系銀行 & キャプティブ ( 日系 地場 ) 新車 ; 地場キャプティブ & 日系商社銀中古車 ; 大手プレーヤーは限定的 低 中古車 マーケット 3 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 7

13 (3) オペレーションと金利水準 1 オペレーションの概要と金利水準オペレーションにおける留意点としては ディーラー販売員との関係構築と現場確認のネットワーク構築が挙げられる ディーラー販売員が顧客を斡旋してくれることから 顧客獲得においては ディーラー販売員との関係が最も重要になる また 審査での現場確認は人海戦術によりほぼ悉皆で実施するため 現場確認のためのネットワーク構築が必要になる その他 注目すべき点としては 中古車の価格落ちが小幅に止まっていることである 1 このため ファイナンス金利も新車とほとんど変わらない水準になっている 中古車市場は黎明期にあり 相対取引が多いものの 中古車を取り扱うディーラーも徐々に増えつつある 図表乗用車分野におけるオペレーションと金利水準 顧客獲得 新車 基本的にデスクは設置せず ( 案件数が多いところは設置する場合もある ) ディーラーにおける販売員に案件を紹介してもらうことが多いため 販売員との関係構築が重要 キックバックあり 中古車 小規模中古車ディーラーからの斡旋が多い 審査 時間 方法 8 時間 ~2 3 日新車と同様 原則現場確認実施 ( 人海戦術 ) 一部のプレーヤーでスコアリングモデルを活用 APPI* のブラックリストは広く活用 新車と同様 承認率 90% 超 70-80% 程度 担保 差押 中古車市場 ファイナンスカンパニーによる車検証原本保管 サービサーの活用あり 中古車の価格落ちは小幅 新車と同様 新車と同様 金利 * インドネシアファイナンスサービス協会 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 10-15% 程度 11-17% 程度 1 これは 自動車市場のほとんどを占める日系メーカーの自動車の品質が高いことと 物価上昇率が比較的高いことに起因している 8

14 図表乗用車分野における一般的なオペレーションフロー 顧客獲得 顧客より引き合いがあった際 ディーラー ( 販売員 ) が関係のあるFCに電話等にて連絡 大規模の店にはFCの従業員が複数名派遣 審査 支払 スコアリングモデルの活用及び信用情報機関の活用なし 現場確認を実施 (SMSにて現場確認写真を送付) 審査担当者同士のネットワークを活用するケースもある ディーラーから優良顧客の紹介をしてもらうようインセンティブを設定するケースもある ATM 支払い ( 送金 ) 先日付小切手 郵便局 支店へのカウンター支払い 遠隔地では訪問回収のケースもある 支払い期日数日前にSMSにてリマインドするのが主流 債権管理 管理区分を複数設定 (1~30 日 31~60 日 61 日 ~ 等 ) し 区分ごとに督促方法 ( する人 ) を分類しているのが大半の模様 差押 60 日の遅延で差し押さえ実行する会社が複数あり 全て自社で実施するFCもあれば アウトソースも活用するところもあり 各社各様 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 2 ディーラーとの関係構築前述したように 顧客獲得においては ディーラー販売員との関係構築が最も重要である 顧客における販売金融事業者の選択では 顧客が販売金融事業者を指定するよりも ディーラーの販売員が販売金融事業者を斡旋することが多いようである 現地の販売金融事業者では ディーラーの各店舗に自社社員を常駐させる方法よりも 複数の店舗を担当させ 巡回させながら関係を構築する方法が主流となっている また 大規模店には 販売金融事業者がデスクを構え 自社社員を常駐させる場合もある なお ディーラーの販売員が斡旋する販売金融事業者を選ぶ基準は キックバックと審査スピードが挙げられる 図表ディーラーネットワークのイメージ ノンバンク A 社 社員 1 社員 2 派遣 巡回 各ディーラー A 店 B 店 C 店 販売員 D 店 巡回 E 店 F 店 G 店 社員 3 H 店 ( 大型店 ) ディーラー店舗よりも販売員との関係が重要であるため ディーラー 1 店を複数人で担当するケースもある 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 9

15 3 審査審査においては 信用情報機関である Credit Bureau はほとんど活用されず ほぼ悉皆で現場確認を実施している これは Credit Bureau の信用情報が銀行顧客の情報を中心に蓄積されており 販売金融事業者の顧客が銀行顧客とは異なっていることから 販売金融事業者の審査には利用できないためである また スコアリングモデルの利用も 一部の事業者に限られる 図表乗用車分野における審査の流れ 案件融通 ディーラーによる情報収集 信用情報確認 (CB 利用 ) スコアリングモデル 現場確認 調査 スコアリングモデル 承認 承認に要する時間 二輪 ; 1 日 ~3 日四輪 ; 都市部 8 時間以内 ~ 信用情報機関 スコアリング 現場確認 調査 大半のノンバンクが活用していない (2005 年から参加可能 ) APPI のブラックリストは参照する スコアリングを実施しないノンバンクが主流 但し 効率化のためにスコアリングモデルを現場確認と併用している企業もある ほとんどのケースで現場確認を実施 ( 二輪 四輪 ) 顧客の家等の写真を SMS で審査に送信 審査の重要な部分とし 自社内で実施するケースがほとんど 現場確認に加え 審査に必要な定性的な面をチェックするケースもあり 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 4 支払 債権管理 差押差押に関しては 延滞が 60 日以上になった場合に サービサーに委託することも可能であり 複数の販売金融事業者が活用するサービサーも存在している ただし 消費者保護の観点から 今後はサービサーの活用に関して 当局の指導が厳しくなる可能性もある 10

16 図表乗用車分野における支払 債権管理 差押 支払 債権管理 支払い方法 ATM での送金 先日付小切手 GIRO FC 支店 郵便局での支払いが多数 都市部では ATM での送金が多い模様 その他 訪問回収 ( 遠隔地においては 回収車が一定のルートで周る場合も ) リマインド インドネシアにおいては 携帯の SMS でのリマインドが一般的であり FC も SMS を利用している模様 管理区分を複数設定 (1~30 日 31~60 日 61 日 ~ 等 ) し 区分ごとに督促方法 ( する人 ) を分類しているのが大半の模様 1~30 日までは営業部門 31 日以降は回収部門等 ビジネスのボリューム数が一定規模あるせいか 債権管理はシステムを利用して行っている企業も複数社あり 60 日の遅延で差し押さえ実行する会社が複数あり 全て自社で実施する FC もあれば アウトソースもするところもあり 各社各様 差押え アウトソース 銀行は回収からの段階から積極的にアウトソースを活用してきたが 取立てに伴うトラブルが起きたことから 中銀がアウトソース活用に制限を設定 ノンバンクは中銀傘下でないため 規制の対象外であるが 今後アウトソース活用に関する圧力は強まる傾向か 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 11

17 2. 二輪車 (1) 市場規模インドネシアにおける二輪車の新車販売台数は 2011 年に 801 万台に達している 二輪車の購入におけるファイナンスの利用率は 80% と高く 2011 年の販売金融市場の規模は 93.6 兆ルピア ( 約 8,450 億円 ) と推計され 大きな市場を形成している 図表インドネシアの二輪車における新車販売動向と販売金融の市場規模の推計 ( 百万台 ) 年平均成長率 8% % 販売台数 (2011) 平均価格 ファイナンス利用率 LTV 期間 販金市場規模イメージ 出所 : 現地ヒアリング Fourin AISI を基にみずほコーポレート銀行にて作成 90% 80% 70% % 50% 40% 30% 20% 10% 0% 二輪販売台数 ( 左軸 ) 世帯あたり保有率 ( 右軸 ) 現状 801 万台 11 万円 IDR11-15M 80 % 80% 3 年 2 = 約 8,450 億円 IDR93.6 T 将来方向 - - ただし 一世帯あたりの二輪車保有率は 80% と高くなっており インドネシアの二輪車市場は 2013 年 ~2015 年頃までに成熟することが予測されており 成長率も 1% 程度に落ちる可能性がある なお 2005 年以降 インドネシアでは実用型のカブタイプが減少傾向にある中 スクータータイプが急拡大しており 二輪車の位置付けが生活必需品から嗜好品へと変化しつつあることが窺える 12

18 図表インドネシアにおける二輪車の販売予測 二輪車のタイプ別販売動向 万 ( 万台 ) 1200 実績 見通し ( 百万台 ) 年平均成長率 1% 年平均成長率 1% 年平均成長率 8% (2) 主要な販売金融事業者 e 2012e 2013e 2014e 2015e 2016e 2017e インドネシアの二輪車市場は ほとんど日系メーカーで占められている 主要な販売金融事業者としては 各メーカーが抱えるキャプティブのほか 銀行系 日系の販売金融事業者が挙げられ 金利競争や頭金の引き下げ競争が起きている一方で 信用度の低い顧客層を対象にすることで貸し倒れも増えてきており 市場が成熟化する中で厳しい環境にある 図表二輪車における主要な販売金融事業者 2018e 2019e 2020e : 現地ヒアリング AISI ほかを基にみずほコーポレート銀行にて作成 Honda Yamaha シェア 53% 超 40% 未満 6% (2011 見込 ) キャプ Bussan Oto FIF (Astraグループ) ( 三井物産 90% ヤマハ10%) ティブ販Wom 売(Bank International Indonesia 50% 超 ホンダディーラー Wahana16% 超 ) 金融プAdira レ銀行系 (Bank Danamon95%) ーヤー出所ーBCA (Bank Central Asia 99%) カブスポーツスクーター Suzuki Suzuki Finance ( 伊藤忠 86% スズキ 14%) 日系 Oto Summit ( 住商 99% 超 ) 出所 : 各種資料を基にみずほコーポレート銀行にて作成 13

19 (3) オペレーションと金利水準オペレーションにおける留意点としては 乗用車同様 ディーラー販売員との関係構築と現場確認のネットワーク構築が挙げられる ディーラー販売員が顧客を斡旋してくれることから 顧客獲得においてディーラー販売員との関係が最も重要になる また 審査での現場確認は人海戦術によりほぼ悉皆で実施するため 現場確認のためのネットワーク構築が必要になる なお 市場が成熟化する中で 中古市場では一部値崩れの傾向も生じており 留意が必要である 図表二輪車分野におけるオペレーションと金利水準 顧客獲得 ディーラーに案件を紹介してもらうことが多いため ディーラーとの関係構築が重要 大半がカウンターの設置なし 審査 時間 方法 1~3 日 ( 大抵 1 日 ) スコアリングモデルの活用なし 現場確認実施 LTV 承認率 担保 差押 中古市場 金利 80% 60%-90% -- 原則サービサー活用せず 一部値崩れ傾向もあり 30%-35% 程度 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 14

20 ディーラー店舗の状況 チラシのみカウンターに設置 販売金融事業者の社員の姿はない 出所 : みずほコーポレート銀行にて撮影 地場販売金融事業者のチラシ 金利表示は見当たらず 頭金と期間による支払額 ( 月額 ) が表示されたチラシが用意されていた 15

21 3. 家電 (1) 市場規模インドネシアにおける家電市場は 2011 年において 3,400 億円程度であり 大きな市場規模となっている 一方 家電分野での販売金融市場の規模は ファイナンス利用率が 15~20% 程度と低いことから 2011 年において 200 億円以下と推計される しかしながら 今後 家電市場は大きく成長すると見込まれ また ファイナンス利用率の上昇余地を考慮すると 同分野の販売金融市場も大きく成長することが期待できる 図表インドネシアの家電における販売動向と販売金融の市場規模の推計 ( 億円百 ) 8,000 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1, , 実績 年平均成長率 14% ,400 見通し 年平均成長率 20% e 2013e 2014e 2015e 7,000 家電市場規模 ファイナンス利用率 LTV 期間 販金市場規模イメージ 現状 3,400 億円 15-20% NA 8 ヶ月 2 = 200 億円以下 将来方向 - - Major 大型家電 Appliances Small 小型家電 Appliances 出所 : ユーロモニターの資料を基にみずほコーポレート銀行にて作成 (2) 主要な販売金融事業者インドネシアの中間層は約 9,500 万人と規模が大きく 一方 クレジットカードの保有者は約 700 万人に止まっている また 同国では家電を割賦で購入する習慣があまりなかったことから 割賦購入の啓発により カードを利用できないため割賦販売を利用すると期待される潜在的な顧客層は約 8,800 万人と想定される さらに 割賦販売事業者は数社程度と潜在的な顧客の数に比べて少数であり 参入余地が見込まれる 16

22 クレジットカード図表家電分野における主要な販売金融事業者 -インドネシアの中間層 主要プレーヤー 富裕層約 30 万人 クレジットカード保有者 700 万人程度 * CIMB NIAGA UOB Buana BCA 中間層約 9,500 万人 潜在的な割賦顧客 8,800 万人程度 Mandiri Anz. Citi Bank 中間層予備群約 9,200 万人 * 富裕層 = 可処分所得 35,000 ドル超 中間層 = 同 5,000 ドル -35,000 ドル 中間層予備軍 2,500 ドル超 ドル未満 出所 : 各種資料を基にみずほコーポレート銀行にて作成 割賦Aeon Credit Adira FIF Columbia ( リテール系 ) * インドネシアにおけるクレジットカードの発行枚数は 1,600 万枚程度 1 人あたり 2 枚程度保有すると 700 万人程度がカードを保有していると推測される (3) オペレーションと金利水準家電分野での販売金融においては 金利が他の分野に比べて高いものの 1 件あたりの金額が 2 万円程度と小額であり 与信期間も短いため 案件数を積み上げる必要がある 同分野におけるオペレーション上の留意点としては 乗用車や二輪車のように顧客を斡旋してもらえるデイーラーがいる訳ではないため 顧客獲得のために家電量販店または零細家電小売店を取り込む必要があることが挙げられる また 回収リスクが相対的に高いため 審査 回収ノウハウが必要になる 図表家電分野におけるオペレーションと金利水準 家電 二輪車 ファイナンス利用率 15-20%* 70-80% 新車 四輪 中古車 70-80% -- 平均金額 LTV 期間 2 万円程度 万円程度 140 万円程度 100 万円程度以下 -- 8 ヶ月等 80% 程度 (100% の場合もあり ) 80% 程度 70% 程度 3 年 審査時間 2 日程度 1 日 ~3 日 ( 大抵 1 日 ) 8 時間 ~2 3 日 8 時間 ~2 3 日 承認率 -- 90% 程度 90% 超 70-80% 程度 担保 なし 車検証保管 金利 30%-60% 程度 30%-35% 程度 10%-15% 程度 11%-17% 程度 * 金額ベース 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 17

23 4. 建機 (1) 市場規模インドネシアにおける建機の 2 大用途である パーム油と石炭等エネルギー産業の生産拡大に支えられ 同国の建機市場は急拡大している 図表インドネシアの建機の販売動向 ( 百万トン ) パーム油生産量 年平均成長率年平均成長率 10% 10% * 石炭生産量 ( 台 ) 建機販売台数 油圧ショベル油圧ショベル年平均成長率年平均成長率 34% 34% ( 百万メートルトン ) 年平均成長率年平均成長率 10% 10% Hydraulic Excavator Bulldozer Bakhoe Loader Motor Grader Wheel Loader Dump truck 出所 : インドネシア統計局 インドネシア石炭鉱業協会 インドネシア重機販売協会のデータを基にみずほコーポレート銀行にて作成 (2) 主要な販売金融事業者インドネシアにおける建機市場では 日系メーカーが市場の 70% 程度を押さえている 主要メーカーは一部で販売金融子会社を保有しているものの 建機の需要は旺盛であり メーカーから販売金融子会社だけでは足りないとの声が聞かれるなど 建機市場において日系販売金融事業者の参入余地があるものと期待できる 18

24 図表建機分野における主要な販売金融事業者 メーカー シェア キャプティブ 大型 Komatsu Astra Fin Komatsu 約 30% 小型 San Finance 大型 日立建機ファイナンス Hitachi 約 25% 小型 なし Kobelco 約 15% なし CAT 約 10% Cattapillar Fin 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 (3) 建機ファイナンスの概要建機を対象とした販売金融の審査においては 工事現場の確認を実施するのが一般的のようであり インドネシア全土に広がる工事現場の確認を可能にする 審査時におけるネットワークの構築が必要になる 図表建機ファイナンスの概要 金利 10%-17% LTV 80% 期間 3 年 審査 現場確認実施 その他 建機に GPS を取り付け管理 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 19

25 5. 共通インフラ (1) 販売金融事業に関連する法規制 1 法規制の概要インドネシアにおける販売金融事業の監督官庁は財務省 Bapepam-LK(The Capital Market and Financial Institutions Supervisory Board) であり また 関連法規制は財務大臣規則 84/PMK.012/2006 である 同規則により 最低資本金や出資比率の上限が規定されているが アジア諸国の中では規制は比較的厳しいものではない 法規制については 参考資料 7. インドネシアにおける法規制等 を参照 図表販売金融事業に関連する法規制概要 監督官庁 財務省 Bapepam-LK (The Capital Market and Financial Institutions Supervisory Board) 根拠法 財務大臣規則 84/PMK.012/2006 最低資本金 出資比率上限 1,000 億ルピア ( 約 8 億円 ) 外国企業 85% ( 但し 残りの 15% もインドネシアで設立されていれば外資企業であっても問題なし ) 1 つのライセンスで以下 4 事業が実施可能 ノンバンク事業範囲 1 リース 2 ファクタリング 3 クレジットカード 4 コンシューマーファイナンス その他 資本負債比率は 1:10 以下 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 なお 金融事業者のライセンス数の推移を見ると 2006 年以前には新規のライセンスが発行されなかった時期があり また 消費者保護の観点から 延滞者からの債権回収におけるサービサーへの委託に対する規制を強化していることもあり 今後の当局の動きには注意を要する 20

26 図表インドネシアにおける金融事業者のライセンス数推移 件 25 件 新規発行取り消し総数 ( 右軸 ) 2007 年前には一時期新規発行をしていなかった時期あり 今後の当局スタンスに留意要 出所 :PEFINDO の資料を基にみずほコーポレート銀行にて作成 2 資金調達に関する規制資金調達に関しては 親子ローンを含む海外からの資金調達 インドネシア国内での米ドル建ておよびルピア建てによる借入が 基本的に可能である また 社債発行は現地法人設立から 3 年以内はできず そもそも社債市場も小さいが 3 年を超えた時点では日系販売金融事業者において起債事例がある このように 資金調達に関しては インドネシアにおいて総じて大きな障害はないと言える 図表インドネシアにおける資金調達に関する規制 国内銀行借入 海外借入 ( 含むグループ内ローン ) 社債 可否 通貨 外貨 / 現地通貨 外貨 外貨 / 現地通貨 留意点等 1 社貸出制限あり 貸手 ( 銀行等 ) の自己資本 20% (1 グループ ;25%) 銀行の関係会社の場合は 10% 中銀への報告義務 * あり 源泉徴収税あり * 企業のオフショアからの借入れは自由 ただし 実際には政府のオフショア ローン借入の総量規制あるものの 発動されたことはない 社債マーケット小さく 日系企業の起債事例は総じて少ないものの 日系ノンバンクの事例あり 発行事例 Toyota Astra Finance Summit Oto Finance * 現地通貨の場合は通貨規制により海外からの調達不可 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 21

27 (2) 信用情報機関インドネシアにおける信用情報機関については インドネシア中央銀行の下部機関として Credit Bureau が設置されているが Credit Bureau の信用情報が銀行顧客の情報を中心に蓄積されており 販売金融事業者の顧客が銀行顧客とは異なっていることから 販売金融事業者は積極的には活用していない APPI( インドネシアファイナンスサービス協会 ) が提供しているブラックリストは 比較的活用されているようである なお ヒアリングによれば 民間信用情報機関の設立に関する法制度が 2012 年に整備される予定とのコメントがあった 図表 Credit Bureau の概要と使い勝手等 Credit Bureau の概要 機関概要 インドネシア中銀の下部機関として 1973 年に開始 近年まで銀行のみが参加可能 銀行メンバーは商業銀行 120 地銀 1,700 ( 商業銀行 ( 除く地銀 ) の参加は義務 ) 2005 年 ノンバンクにも開放 ノンバンク担当官庁である Bapepam と協力し 加盟を推進中 ただし 現在のノンバンク参加社数は 15 社と非常に限定的 蓄積データ 蓄積データは 法人 4,000,000 社, 個人 5,600 万人 (25% をカバー ) 使い勝手等に関する意見等 A 社 銀行商品を利用したこのある人の情報を蓄積 名寄せ後は4,000 万人程度分であり 1/3 程度はカバーされていると認識 照会に要する時間は 正常時は5~10 分程度 ただし 最近照会数が増えたこともあってか 若干パンク気味で 30 分 ~1 時間かかることも増えてきた B 社 CB は利用していないが APPI のブラックリストは当社システムに打ち込んで活用 C 社 CB は利用していないが APPI のブラックリストはチェックしている CB は誤情報を提出するとペナルティーがあること 当社が顧客に求める情報では CB の情報記入要件が満たせないことから不参加 D 社 CB は利用していない 出所 : 各種資料およびヒアリングを基にみずほコーポレート銀行にて作成 E 社 CB の利用はしてないが APPI のブラックリスト 審査マンの情報交換等を活用 F 社 ヒット率が低いこと 指定される項目を満たせないこと 毎月情報を提供しなければならないことから参加しないノンバンクが多い 22

28 6. 事業環境まとめ (1) 全般的な事業環境のまとめこれまでに見てきた各分野における販売金融事業に関する事業環境の状況を 下表にまとめた 乗用車分野については 中古車市場において事業展開している大手の販売金融事業者が少なく 市場自体も成長が期待できることから 参入余地があると考えられる 家電分野では 販売金融が発展途上にあり 参入している事業者も限られていることから 参入余地があると考えられる また 建機分野も建機市場の急拡大により販売金融市場が大きく拡大すると見込まれることから 参入余地があると考えられる 一方 二輪車については 市場が成熟化の方向にある上 既存の販売金融事業者間で激しい競争が行われているため 参入余地は小さいと考えられる 図表インドネシアの販売金融事業における事業環境と参入余地 製品別事業環境市場規模 プレーヤー 金利 / オペレーション 規制 乗用車 ファイナンス利用率が高いこともあり 相応の規模 今後も拡大が期待される 二輪 販売台数 ファイナンス利用率により相応の規模 市場は成熟化の方向 地場 日系キャプティブ 日系商社等のプレゼンスあり 但し 低 ~ 中クレジット 中キャプティブに加え 銀行系 日系商社の競争あり古車市場においては大手プレーヤーは限定的 金利は新車 10-15% 中古 金利 30-35% 程度車 11-17% 程度 顧客獲得はディーラー販 顧客獲得はディーラー販売売員との関係構築が鍵員との関係構築が鍵 現場確認あり ( アウトソー 現場確認あり ( アウトソーススなしの人海戦術 ) なしの人海戦術 ) 中古車価格は一部値崩 中古車価格落ちは小幅れ 特段論点なし 但し 政府によるインフレ懸念の動きあり課題になる製家電 規模は小さく 販金市場として発展途上 家電市場の拡大 ファイナンス利用率の上昇による拡大が期待される 割賦プレーヤー数は限定的 金利 50% 以上が主流 1 件あたりの金額が小さく担保なしのため より高い審査 回収ノウハウ要 ( ご参考 ) 建機 市場の急成長に伴い 販売金融市場も大きな拡大が見込まれる 日系プレーヤー ( キャプティブ その他 ) プレゼンスあり 金利 10%-17% 程度 原則現場確認実施 資金調達 規制による大きな障害なし 信用情報機関 現状ノンバンク事業者からはあまり活用されず 低 ~ 中クレジット層 特に中 古車マーケットがメインター見込まれない中 販金市あり これからのマーケット事業展開余地ゲットとなるか場競争は激化 事業展開 顧客開拓 与信管理が課余地は小か 顧客開拓が課題になる プレーヤー数が限定的で 題になる 建機市場の急拡大により事業展開余地ありか現場確認ネットワークが 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 共通インフラ二輪市場の大きな拡大は 23

29 (2) 金利水準に関するまとめインドネシアの販売金融事業における分野別の金利水準を 下表にまとめた インドネシアにおけるファイナンス事業者の調達金利が 6~10% 程度であることを勘案すると 各分野ともある程度のマージンは確保できているようである 図表インドネシアの販売金融に関する金利水準 乗用車 二輪 家電 建機 50% 35% 30-35% 30-50% 以上 30% 20% 17% 15% 中古車新車 11-17% 10-15% 建機 10-17% 10% FC 調達レート 6% 政策金利 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 24

30 7. 事業展開 ビジネスモデルに対する示唆 (1) 乗用車インドネシアにおける乗用車分野の販売金融事業への参入を検討するにあたり 信用度の高い顧客層 ( マーケット1) を狙うということであれば 存在感のある銀行系およびキャプティブとの差別化をどのように行うかがポイントとなる 特に 銀行系との差別化を図るためには 金利を高めに設定する一方で 現地の現場確認を行うパートナーと組むことで審査スピードを上げる戦略が考えられる また 中 低ランクの信用度の顧客層 ( マーケット 2 3) については 中古車市場であれば大手の販売金融事業者が限定的にしか参入していないことから 参入余地があると考えられる 図表インドネシアの乗用車市場への参入ポイント 高 地場キャプティブ銀行系日系キャプティブレジット地場マーケット1 低 マーケット 3 新車市場は有力プレーヤー含め 既存事業者数多く 相応の競争あり 新車ク日系10% 商社系マーケット マーケット 2 8% 等等 8 時間審査スピード 審査スピードをあげ ( 効率化 ) 中古車 マーケット 2-3 一方 中古車市場は 市場規模に比して 存 二輪購買層 在感のあるプレーヤーが限定的であり今後 の取組み余地あり 当該マーケットはノンバンクにとって銀行との 二輪潜在購買層 棲み分けが可能なセグメントと考えられる 独立マーケット 1 金利を高めに設定14-16% 利日系 地場キャプティブ & 日系商社金狙うべきビジネスモデル 銀行系 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 中古市場の潜在的な市場規模は新車市場の 2~3 倍程度あると想定され 中古車価格の目減りが少なく安定していることを踏まえると 中古車を対象にした販売金融事業の展開は魅力的である その一方で 中古車を扱うディーラーのネットワークはほとんど構築されておらず 顧客開拓のためのネットワーク構築には時間を要する可能性がある 近年 中古車を扱うディーラーが出てきていることから 早期にネットワークを構築することが求められる 25

31 図表インドネシアにおける中古車市場の魅力と課題 〇 中古車市場ボリューム 〇 中古価格 インドネシアの中古車の価格落ちは小幅 ( トヨタ Avanza3 年落ちで価格新車同然 5 年落ちで 7 割程度 ( インフレ勘案前 ) 比較的安全なビジネスモデル 車を 3 年程度で買い替える傾向があり 中古車市場のボリュームは相応にあり ( 新車市場の 2~3 倍とも想定される ) ディーラーネットワーク 中古車ディーラー ( ショールームと呼ばれる ) は個人のような零細事業者がほとんど ネットワーク構築には時間を要すものと思料 Option 中古車テ ィーラーを展開しているイント ネシア企業 日本企業 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 (2) 家電インドネシアにおける家電分野の販売金融事業への参入を検討するにあたっては 都市部の家電量販店と郊外のトラディショナルリテール ( 小規模事業者 ) では顧客層や競合相手が異なることを踏まえ 審査体制について差別を図る必要がある 都市部の家電量販店をターゲットにする場合は 金利を低く設定し スコアリングモデルを導入する等 効率的な審査 回収が必要になる 一方 郊外のトラディショナルリテールをターゲットにする場合は 審査を緩やかにした上である程度のデフォルトを見込むケース コストを掛けて現場確認を厳格に行うケースのいずれにおいても コストを吸収できる高めの金利設定を行う必要があると考えられる なお 郊外のトラディショナルリテールをターゲットにする場合では ネットワークの構築に時間を要することに留意する必要がある 26

32 図表インドネシアの家電市場への参入ポイント リーテル種類 ネットワーク構築に要する時間 競合 金利 家電量販店 ( 都市部 ) 早 クレジットカード層地場割賦プレーヤ 低めの金利設定スコアリングモデルの導入等で効率的な審査 回収 高めの金利設定 トラディショナルリテール ( 郊外 ) 遅 地場割賦プレーヤ デフォルトを見込んで金利を高めに設定または現場確認等の導入で慎重に審査 ( オペレーションコスト高 ) 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 家電量販店の様子 日系 A 社のカウンター 12 ヶ月までは無金利でクレ ジットカードの利用が可能 外資 B 社のカウンター 出所 : みずほコーポレート銀行にて撮影 27

33 (3) 建機インドネシアでは建機分野の販売金融事業においても現場確認を行うのが一般的であり 現場構築のためのネットワークの確認が必要になる しかしながら 建機の二大用途であるパーム油のプランテーションと石炭の採掘現場はインドネシア全土に広がっていることから 現場確認のためのネットワークを確保するために 地場企業との提携を検討することも一案である 日系メーカーの建機は品質の高さから中古市場でのリセールバリューがあるが 現地事業者には十分な目利きスキルがなく 日系事業者のノウハウを活かすことができ 現地事業者にとっても日系の販売金融事業者と組むことにメリットがある 図表インドネシアの炭鉱マップ Option Indonesian 企業企業 Japanese 企業企業 出所 :Geological Agency, 2010 を基にみずほコーポレート銀行にて作成 現場確認ネットワーク モノの目利きソーシング 28

34 第 2 章インド 1. 乗用車 (1) 市場規模インドにおける 2011 年の乗用車の新車販売台数は 251 万台に達しており 乗用車購入時のファイナンスの利用率も 70% 程度と高い 乗用車の平均単価は 40 万ルピー ( 約 63 万円 ) と低いものの 販売金融市場の規模は約 2 兆円と推計され 巨大な市場を形成している インドの乗用車市場は今後も高い成長が見込まれており それに合わせて販売金融市場も大きく成長していくものと見込まれる 図表インドの新車販売動向と乗用車における販売金融の市場規模の推計 ( 万台 ) 実績 商用車実績乗用車実績 商用車見通し乗用車見通し 見通し 年平均成長率 9.5% 563 現状販売台数 251 (2011) 万台 平均価格 63 万円 INR INR 400,000 ファイナンス 70 利用率 % LTV 75% 将来方向 年平均成長率 14.6% 251 ローン期間 販売金融市場規模イメージ 5 年 2 = 約 2 兆円 e 2013e 2014e 2015e 2016e 2017e 2018e 2019e 2020e 出所 :Fourin 等を基にみずほコーポレート銀行にて作成 乗用車市場におけるブランド別シェアを見ると マルチスズキがトップで 35% のシェアを確保しており 地場系のタタ (24%) 現代(12%) が続いている マルチスズキを除くと 日系自動車メーカーのシェアは低くなっている また 車種については小型車が全体の約 75% を占めており インドの乗用車市場は小型車中心の市場であると言える 29

35 ノンバンクCholamandalam/ Sundaram 図表インドにおける自動車のブランド別シェアと車種構成 9% 3% 2% 2% 1% 6% 3% 4% 12% 24% 35% Maruti Suzuki Tata Hyundai Mahindra&Mahindra GM Ford Ashok Leyland Toyota Honda Eicher Motors Others 0.1% 0.7% 2.2% 14.4% 13.1% 8.5% 3.6% 57.5% A1 Mini A2 Compact A3 Mid-size A4 Executive A5 Premium A6 Luxury Utility MPV 出所 :Fourin 等を基にみずほコーポレート銀行にて作成 (2) 主要な販売金融事業者インドの乗用車ローン市場では 都市部と準都市部 農村部で事業者が異なっている 特に都市部においては 国営銀行を含めた地場銀行が積極的に事業を展開しており 信用度の低い顧客層についても地場販売金融事業者が入り込んでおり 競争が激しくなっている また キャプティブは存在するものの 有力な事業者にはなっていない 一方 準都市部 農村部では販売金融事業者が事業を展開しているが 事業者数が限られている 競争の激しい都市部には新規参入は難しく 参入できる可能性があるのは準都市部 農村部と考えられる 図表自動車における主要な販売金融事業者 都市 準都市 高 乗用車 クレジット国営&民営銀行SBI &HDFC 等低 銀行 Tier 1 Tier 2 SBI SBI ( 国営 ) HDFC ( 民間 ) Axis ( 民間 ) 各州銀行 ( 国営 ) ICICI ( 民間 ) Kotak Mahindra ( 民間 )... 農村 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 ノンバンク Sundaram Cholamandalam 30

36 (3) オペレーションと金利水準顧客獲得については 都市部を中心に 基本的にはディーラーの店舗に銀行や販売金融事業者の従業員が常駐して接客を行っている 審査については 信用情報機関を活用するとともに既存顧客以外は現場確認を行っており また 事業者によってはスコアリングモデルを活用して効率化を図っている なお 現場確認と延滞者に対する差押については サービサーを活用している事業者もいる 留意点としては 規模の大きなディーラーにおいては 銀行や販売金融事業者の従業員がバックオフィスに控えており ディーラー販売員によってローンの利用先が選別されるため ディーラー販売員との関係構築が重要になることである 図表乗用車分野におけるオペレーションと金利水準 顧客獲得 時間 銀行の従業員がディーラーに派遣され カウンターにて接客 ( ただし 大きなディーラーにおいては銀行従業員がバックオフィスに控えており ディーラーにより銀行が選別されるため ディーラー販売員との関係が重要 ) キックバックあり 数時間 審査 方法 信用情報機関 (CIBIL) の活用 プレーヤーによってはスコアリングモデルを活用 既存顧客以外は原則現場確認あり ( 但し アウトソースも多い ) 承認率 -- 担保 車検証保管 差押 プレーヤーによってはサービサー活用 金利 12-15% 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 図表都市部の乗用車分野における一般的な販売体制 メーカー 販売 販売 ディーラー向けローン ディーラー店舗 社員 社員派遣 ローン 消費者 国営 公営銀行 ノンバンク State Bank of India ICICI 等 出所 : 現地ヒアリングを基にみずほコーポレート銀行にて作成 31

37 2. 商用車 (1) 市場規模インドにおける 2011 年の商用車の新車販売台数は 78 万台であり 乗用車購入時のファイナンスの利用率も 80% 程度と高い 乗用車の平均単価は 110 万ルピー ( 約 175 万円 ) であり 販売金融市場の規模は乗用車と同規模の約 2 兆円と推計され 巨大な市場を形成している インドの商用車市場は 乗用車と同様に今後も高い成長が見込まれており それに合わせて販売金融市場も大きく成長していくものと見込まれる 図表インドの新車販売動向と商用車における販売金融の市場規模の推計 ( 万台 ) 実績 商用車実績乗用車実績 商用車見通し乗用車見通し 未通し年平均成長率 9.3% 174 販売台数 (2011) 平均価格 ファイナンス利用率 現状 78 万台 175 万円 (INR (INR 1.1M) 80 % 将来方向 年平均成長率 14.3% e 2013e 2014e 2015e 2016e 2017e 2018e 2019e 2020e LTV ローン期間 販売金融市場規模イメージ 95% 年 2 = 約 2 兆円 - - 出所 :Fourin 等を基にみずほコーポレート銀行にて作成 図表インドにおける新車トラックの販売台数推移 ( 千台 ) トレーラー中大型小型 割 5 割 ( 年度 ) 出所 :Fourin 等を基にみずほコーポレート銀行にて作成 32

38 商用車市場におけるブランド別シェアを見ると タタがトップで約 60% マヒンドラが 17.5% で続いており 地場メーカーが市場を独占している 図表インドにおける自動車のブランド別シェアと車種構成 1.4%1.0% 1.5% Tata 1.1% 10.6% 17.5% 5.6% 2010 年度約 60 万台 59.9% Mahindra Mahindra Navistar Ashok Either (VECV) Piaggio Force Asia Motor SML Isuzu 出所 :Fourin 等を基にみずほコーポレート銀行にて作成 (2) 主要な販売金融事業者インドの商用車におけるローン市場では 6 割の商用車販売シェアを持つタタがキャプティブを積極的に展開しており また 都市部の信用度の高い大企業に対しては銀行が強く 都市部や大企業においては競争が激しくなっている 一方 準都市部 農村部や中小企業 個人企業については 販売金融事業者が中心的な担い手となっており 事業者数も限定的である 新規参入の余地があるのは 競争の激しい都市部 大企業取引よりも 既存の事業者が限られる準都市部 農村部や 中小企業 個人事業主取引と考えられる 33

39 販売金融プレーヤンクCholamani/ Sundaram 図表自動車における主要な販売金融事業者 TATA Mahindra Ashok 商用車シェア約 60% 18% 11% 高低 Tata Motor Fin Mahindra Fin Hindja Leyland* クレジット銀ティブキ行ャプノHDFC 都市テンィバブSBI 系シェア販売銀金行キャプ行Indusind (Ashok と同グループ ) TATA 融プICICI レ準都市 Motor ーヤKotak Mahindra Fin ーノSundaram ンバンCholamandalam 農村ク... Shriram Transport Shriram Transport *Ashok は近年ローン市場に再参入 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 34

40 3. 二輪車 (1) 市場規模インドにおける二輪車の新車販売台数は 2011 年に 1,305 万台に達しているものの 二輪車の購入におけるファイナンスの利用率は 30%~35% と低いため 2011 年の販売金融市場の推計規模は 2,000 億円に止まる ファイナンス利用率は以前には 60% 程度の水準にあったが 30%~35% に低下しているのは 地場民間銀行最大手の ICICI が不良債権の発生等により二輪車の販売金融事業から撤退したため資金供給が細り 利用者の資金需要に応えられなくなったことによる 今後はファイナンス利用率の上昇とともに 二輪車の販売台数の拡大も見込まれることから 二輪車分野の販売金融市場も拡大していくと期待される 図表インドの二輪車における新車販売動向と販売金融の市場規模の推計 ( 百万台 ) 年平均成長率 11.5% 1,305 販売台数 平均価格 ファイナンス利用率 LTV ローン期間 1,305 万台 7 万円 INR INR 45, % 70 % 2 年 将来方向 Motorcycle Scooter その他 販売金融市場規模イメージ 2 = 約 2,085 億円 出所 : 現地ヒアリング Fourin AISI を基にみずほコーポレート銀行にて作成 (2) 主要な販売金融事業者主要な販売金融事業者としては 各メーカーが抱えるキャプティブのほか 銀行系 販売金融業者が挙げられる キャプティブについては 二輪車メーカーの 4 強である Hero Bajaj TVS Honda のうち 積極的にキャプティブを展開 活用しているのは Bajaj のみである また Yamaha のキャプティブである BAF も積極的に事業展開を行っているものの Yamaha 自体の市場シェアが 2.3% 程度である また 地場銀行の HDFC に加え 外資系 地場系の販売金融事業者の 35

41 クレジットキ存在感が相応にあるが 事業者数は限定的である なお HDFC は最近になって二輪車分野に参入し シェアを拡大している 図表二輪車における主要な販売金融事業者 Hero Bajaj Auto TVS Honda Yamaha Suzuki 二輪 シェア 44.4% 20.8% 14.9% 13.5% 2.3% 2.3% 高 低 キャプティブノキャプティブ ノンキャプティブ銀行 ノンバンクシェアイメージ 銀行ノ銀行 大 小 Bajaj Bajaj Fin Fin TVS TVS Credit Credit HDFC Indusind BAF BAF Family Credit (Societe General) Fullerton India Shriram City 都市 準都市 農村 行HDFC & Indusind 銀ノンバンクャプティブFamlily Bajaj Credit, & BAF Fullerton Shriram City 資本構成 : 三井物産 64% Axis Bank26% Yamaha10% 注 :ICICI は撤退済 出所 : 各種資料を基にみずほコーポレート銀行にて作成 (3) オペレーションと金利水準 顧客獲得については 銀行や販売金融事業者はディーラーの店舗にデスクを設置せず 銀行は既存取引先に直接セールスを行ったり ディーラーへのローンによりディーラーとの関係構築を行っている 一方 一部の販売金融事業者は 現金顧客を開拓するために自社でキャンペーン等を実施するなど 対応は様々である 審査については 信用情報機関である CIBIL が活用されている また 既存顧客以外は原則 現場確認を行っているが 差押とともにサービサー等のアウトソースを活用することも可能である 36

42 図表二輪車分野におけるオペレーションと金利水準 顧客獲得 銀行 ; 既存顧客への直接アプローチ ディーラーローンによりディーラーとの関係を構築 一部ノンバンク ; 現金顧客を開拓すべく ディーラーではなく 自身でユーザーに対するキャンペーン等を実施 キックバックあり 時間 1-2 日 審査 方法 信用情報機関 (CIBIL) 活用 既存顧客以外は原則現場確認あり ( 但し アウトソース可 ) 承認率 70-80% 担保 車検証保管 差押 サービサー活用プレーヤーと活用しないプレーヤーに 2 分 金利 23-27% 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 37

43 4. 建機 (1) 市場規模インドの建機の販売台数は 2010 年には 5.4 万台に達しており 建機分野における販売金融市場は約 2,600 億円と推計される インドの建機市場は今後も高い成長率で拡大すると見込まれており それに伴い販売金融市場の規模も大きく拡大すると見込まれる 図表インドの建機の販売動向と販売金融市場 ( 万台 ) 12 実績 予測 年平均成長率 19% 年平均成長率 13% 建機販売金融市場規模イメージ コーポレートローン利用率 85%-90% First Time Buyer (User) 70%-75% LTV 80% 期間 約 2,600 億円 * INR 163 Billion 3 年 e 12e 13e 14e 15e Backhoe Loaders Crawler Excavators Mobile Cranes Compaction Equipment Others 出所 :Off Highway Research による実績および予測に基づき みずほコーポレート銀行にて作成 (2) 主要な販売金融事業者インドの建機市場では 顧客を大企業 ( 国営企業中心 ) 中堅 中小企業 新規バイヤー 新規ユーザーの 3 つに分類することが一般的である 信用度の高い大企業については 銀行を始めとして販売金融事業を展開する事業者が多く 激しい競争が行われている 一方 信用度が大企業よりも低い中堅 中小企業や新規バイヤー 新規ユーザーについては 販売金融事業を展開する事業者の数も少ない 市場規模が大きく 競合する事業者が少ない中堅 中小企業や新規バイヤー 新規ユーザーを対象に 事業展開を行う余地があると考えられる 38

44 図表建機分野における主要な販売金融事業者 銀行系 プレーヤーイメージ 独立系ノンバンク 高メーカー系クレジット大企業 中堅 中小企業 企業数 5% 金額 15% 企業数 30% 金額 30% 大企業セグメントはプレーヤー数多く 金利も低いため競争環境は厳しい 新規バイヤー 企業数 65% 金額 55% 新規ユーザー 低 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 39

45 5. 農機 (1) 市場規模インドの主要農機であるトラクターの販売台数は 2009 年時点では 31 万台であり 購入時のファイナンス利用率は 60% 程度であることから トラクターを対象とした販売金融市場は約 2,730 億円と推計される 図表インドのトラクターの販売動向と販売金融市場 ( 万台 ) 年平均成長率 4% 31 万台 John & Deere 5% 25 万台 International Tractors 5% Escourts 14% TAFE 23% Mahindora & Mahindora G 41% 販売台数 (2009 年 )) 平均価格 ファイナンス利用率 LTV ローン期間 トラクター販売金融市場規模イメージ (2009 年 ) 万台万台 約 万円万円 INR INR 450, ,000 60% 60% 80% 80% 年 2 = 約 2,730 億円億円 国営銀行からのローン含まず 出所 :Off Highway Research 現地ヒアリングに基づき みずほコーポレート銀行にて作成 (2) 主要な販売金融事業者インドの農機市場における販売金融を行う事業者としては 民間銀行の Kotak Mahindra Mahindra のキャプティブである Mahindra Finance のほか 販売金融事業者の Sundaram Magma が挙げられる 農機分野においては 農村部へのネットワーク確保が必須であるため 事業を展開する事業者は限定的である インドでは日系メーカーのシェアが小さく また 農村に日系販売金融事業者が単独でアプローチするのは困難であり 現地で協力企業を確保する必要があると考えられる 40

46 ファイナンスプレーヤ図表農機分野における主要な販売金融事業者 都市都市 準都市 農村農村 Kotak Mahindra 農機 約 2,730 2,730 億円億円 ( トラクターのみ ) 高低クレジット民ノンバンクMagma/Sundaram/ 間銀行HDFC & L&T Fin ーMahindra TAFE Escorts J&D* HDFC HDFC ァイ銀行ナンKotak KotakMahindra スプレーL&T L&T Finance ヤンクフトラクターシェア 41% 23% 14% 5% キャプティブ Mahindra Finance * ノンバンク Sundaram Magma 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 *Jhon&Deere は L&T との合弁会社 41

47 6. 共通インフラ (1) 販売金融事業に関連する法規制 1 法規制の概要インドへの海外からの投資については 商工省産業政策促進局 (DIPP:Department of Industrial Policy and Promotion) が所管しており 基本的な販売金融事業者 ( コンシューマーファイナンス リース等 ) は外資 100% まで自動認可される ただし 出資比率によって最低資本金が規定されており 出資比率が 75% を超える場合は 5,000 万ドルであり 相応の資金が必要となる また 販売金融事業者の最低自己資本比率は 15% と規定されている 法規制については 参考資料 8. インドにおける法規制等 を参照 図表外資出資比率 100% まで自動認可される販売金融事業の範囲 Merchant Banking Under Writing Portfolio Management Service Investment Advisory Service Financial Consultancy Stock Broking 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 Asset Management Venture Capital Custodian Services Factoring Credit Rating Agencies Leasing & Finance Housing Finance Forex Broking Credit Card Business** Money Changing Business Micro Credit Rural Credit * インドにおいてはネガティブ リストにより外国直接投資が禁止 制限されている業種 形態 外国投資促進委員会 (FIPB) の個別認可が必要な業種などが規定 ネガテイブ リストに該当しなければ外資出資比率 100% までが自動認可される 上記は個別認可を必要としない事業範囲 ** 商業銀行が提供することが前提であり 現時点ではNBFCが単独でクレジットカード発行することは認められていない 図表ノンバンクの区分 事業の種類 最低資本金が5,000 万ドルの100% 外国所有 NBFCは子会社の設立が可 その際 子会社数に制限は無く 追加資本投下も必要なし事Asset Finance Company Loan Company Investment Company Infrastructure Finance Company その他 乗用車 二輪 商用車等のファイナンスを実施 (( リース 割賦 ローンが可 )) アセットファイナンス以外のローン等 証券業務証券業務 (M&A, (M&A, デリバティブの取扱デリバティブの取扱 )) インフラストラクチャーローン マイクロファイナンス等その他 出所 :SKP コンサルティング資料 Avalon コンサルティング資料 インド政府商工省 HP を基にみずほコーポレート銀行にて作成 社会への影響度総資産 億ルピー以上 (Systematically Important) 総資産 億ルピー以下 (Not Systematically Important) 預金受入 預金非受入 預金受入 預金非受入 大大RBIのコントロール強度小小 42

48 図表インドにおける販売金融事業における最低資本金と最低自己資本比率 出資比率 最低資本金 カテゴリー 自己資本比率 51% 以下 USD 50 万 ( 即時一括 ) 51% 超 ~75% 以下 USD 500 万 ( 即時一括 ) NBFC 15% 75% 超 USD 5,000 万 (750 万ドル ; 即時一括 全額を 24ヶ月以内に出資 ) 出所 :RBI ガイドラインを基にみずほコーポレート銀行にて作成 2 販売金融事業への規制強化 販売金融事業を開始するにあたり インド準備銀行 (RBI) に登録することが義務付けられている 主に RBI の規制強化により 2002 年以降 ノンバンクの数が減少している また 今後 RBI は預金受入ノンバンクについて 新たな参入を認めない方針としているとの指摘もある 2 図表インドにおけるノンバンク数の推移 ( 社 ) 16,000 14,000 12,630 12,630 社 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2, 預金非受入 預金受入 出所 :RBI REPORT を基にみずほコーポレート銀行にて作成 2 現地ヒアリング先の Avalon Consulting 資料による 43

49 3 資金調達に関する規制親子ローンを含む海外からの借入については ECB(External Commercial Borrowing) 規制により資金使途が厳しく制限されており 運転資金には利用することができない また 社債については 一定の要件を満たせば起債可能であるが 市場規模が小さく 現状日系企業の起債実績はない 販売金融事業者の資金調達手段としては 基本的には国内銀行からの借入のみに限られている 国内銀行からの借入については 銀行に対する 1 社貸出制限があるものの 借入における大きな障害にはならないと考えられる ただし 銀行の販売金融事業者への貸出は RBI の指定する優先セクターに対する所定割合の貸出に含まれていたが 今年度より所定割合に含められなくなったため 銀行による販売金融事業者向け貸出のインセンティブがなくなり 今後販売金融事業者における調達が厳しくなると見込まれる 図表インドにおける資金調達に関する規制 国内銀行借入 国外借入 ( 含む親子ローン ) 社債 /CP 可否 留意事項 / 備考 1 社貸出制限 銀行等が顧客 1 社に貸し出し可能な上限金額は 1 社につき各銀行資本の 15% 1 企業グループにつき各銀行資本の 25% までと規定 Priority Sector Lending 銀行は RBI の指定する優先セクターに対し 所定割合 ( 地場銀 ; 総額 40%( 農業 18% 他 ) 外銀 ; 総額 32%( サブターゲット中小企業 10% 輸出 12%) で貸出をする必要あり 従来 ノンバンク向け貸出は優先セクターへの間接貸出として上記所定割合に含められていたが 今年度より所定割合に含められなくなった これに伴い 銀行による NBFC 向け貸出のインセンティブがなくなり 今後 NBFC による調達が厳しくなる見込み ECB (External Commercial Borrowing) 規制 製造業の設備投資 インフラ投資以外 ( 親子間借入を含めて ) 海外からの借入不可能 = 事実上 ノンバンクは外国親会社からの ( 資本金以外の ) 調達は不可能 社債 インド会社法で登録された企業は企業規模 格付等の一定要件を満たせば社債発行が可能 現状日系企業銘柄の発行実績なし CP インド会社法で登録された企業は一定の発行適格要件 格付等の一定要件を満たせば CP 発行が可能 現状日系企業銘柄の発行実績なし 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 (2) 信用情報機関インドの信用情報機関 (CIBIL) のデータベースは 近年 信用情報の蓄積が進んだため 使い勝手が良くなったとの評価がある ただし 国営銀行が情報提供をしておらず 改善を要する事項が残っている 44

50 図表 CIBIL の概要と使い勝手等 CIBIL の概要 機関概要 2000 年 国営銀行 SBI, 民営銀行 HDFC Dun &Bradstreet 等が株主として設立 2004 年 データベースが稼動開始 蓄積データ 個人 法人双方の信用情報が取得可能 (Consumer Bureau と Commercial Bureau) 使い勝手等に関する意見等 A 社 ここ2~3 年でデータが蓄積され 使い勝手がよくなった B 社 ヒットレートが低いがデータは整備されつつある SBI 等が技術的な問題でデータを提出していない ニッチエリアで事業を展開しているノンバンクはデータ提出を避ける傾向がある 当社は毎月のデータ提出ができている C 社 ヒットレートが低い 国営銀行がデータ提出していない D 社 ネガティブチェックに使える クレジットカード情報が一番多い E 社 ネット上でデータが取得可 検索時間はとても短い 出所 :CIBIL 社コーポレートプレゼンテーション CIBIL および利用者へのヒアリングに基づきみずほコーポレート銀行にて作成 図表 CIBIL のデータ蓄積状況 個人個人 相応に相応にデータデータが蓄積が蓄積 法人法人 出所 :CIBIL 社コーポレートプレゼンテーションに基づきみずほコーポレート銀行にて作成 45

51 国営SBI &民間&HDFC 等銀行ノンバンー7. 事業環境まとめ (1) 全般的な事業環境のまとめこれまでに見てき各分野における販売金融事業に関する事業環境の状況を 下表にまとめた 一般的に 都市部は銀行の力が強いため 新規参入して事業を展開するのは厳しいと考えられる 乗用車分野については 巨大な市場が今後も拡大していくと見込まれ 販売金融事業者が限定的である地方に参入余地のある可能性がある 商用車分野では 乗用車同様に巨大な市場が今後も拡大していくと見込まれ 販売金融事業者が限られる地方 中小企業 個人事業主を対象とした事業に参入余地があると考えられる 二輪車分野については 今後 二輪車の販売台数の拡大とファイナンス利用率の上昇が見込まれ 販売金融事業者が限定されることから 銀行があまり参入していない準都市部 農村部に参入余地があると考えられる 建機分野については 更なる市場の拡大が見込まれ 事業者の少ない中堅 中小企業や新規バイヤー 新規ユーザーを対象とした事業に 参入余地があると考えられる 一方 農機については 市場の拡大が見込まれ 事業者も限られるものの 農村へのネットワーク構築が困難と見込まれることから 参入余地は小さいと考えられる 図表インドの販売金融事業における地域 商品別事業者 乗用車 商用車 二輪建機農機 ( トラクター ) 販売金融市場規模規模 高 約 2 兆円兆円 低 高 約 2 兆円兆円 クレジット 低 高 約 1,830 1,830 億 低 約 2,600 億円億円 * クレジット低 約 2,730 億円高低 ファイナンスプレーヤー都市 準都市 約 2,730 クレジットクレジット銀キ行高民ャ間プノテン銀銀ィバ行行メーブン系クカノーノキククレジット民ャン系ン億円フHDFC バHDFC バ& プン& ンTATA テククMotor Cholamani/ ICICI TATA Indusind Cap Srei/ Fin Cholamani/ Famlily L&T Sundaram Credit, Cap Magma Sundaram Fullerton ィブBajaj & BAF ノ農村 Shriram Equipment Shriram City Shriram Equipment 間銀行Kotak Mahindra L&T Fin ンバンクMagma/Sundaram/ 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 46

52 製品別事業環境共通インフラ図表インドの販売金融事業における事業環境と参入余地 乗用車 商用車 二輪 建機 農機 市場規模 プレーヤー 約 2 兆円と巨大市場 今後も拡大が見込まれる 都市部における銀行 ノンバンク間の競争は激しいが 準都市 - 農村部のマーケットは事業展開余地ありの可能性 約 2 兆円と巨大市場 今後も拡大が見込まれる 高クレジット層においては銀行 メーカー系の競争が激しい 中 ~ 低クレジットのマーケットは未確立 利用率の低迷等より市場規模は 1800 億円 販売拡大 F 利用率向上による 拡大が期待 銀行 キャプティブ 地場 外資ノンバンクが参入 ただし プレーヤー数は限定的 介 ブローカー等製 市場規模約 2,600 億円 今後 更なる拡大が見込まれる 高クレジット層の銀行 ノンバンク間の競争は激しい 中 ~ 低クレジットのマーケットは未確立 更なる拡大が見込まれる プレーヤー数は限定的 金利 / オペレーション 各銀行がディーラーへ従業員を派遣 現場確認 + スコアリングモデル ( 一部 ) 金利は 13-16% 金利は 10-18% 現場確認実施 金利は 23-27% 金利は 12-16% 高クレジット顧客は銀行 FTB/U の場合はディーラー紹介 ブローカー等 金利は 18-20% ディーラーにおける顧客紹介も多い 農村へのネットワークが重要 規制 最低資本金は 外資 100% の場合 5,000 万ドルと大きな投資が必要 当局のノンバンクライセンス供与の姿勢は硬化 資金調達 原則国内銀行借入に限定 (ECB 規制による海外からの借入 ( 親子ローン等 ) 不可 ) 信用情報機関 比較的発達 銀行 ノンバンク共に積極活用 事業展開余地 準都市部 農村部がターゲット ただし パートナー要と ただし パートナー要と ただし パートナー要と パートナー要 ただし パートナー要と考えられる 中堅 中小 個人事業主をターゲットに 考えられる 準都市部 農村部がターゲットに 考えられる 中堅 中小 個人事業主をターゲットに 考えられる ネットワーク 与信管理の観点より 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 (2) 都市と地方のオペレーションの違いインドでは 都市部を中心とした事業者と準都市部 農村部を中心とした事業者とで オペレーションに違いがある 都市部では銀行との競争が激しいため 顧客獲得にディーラー網を活用し 審査ではスコアリングモデル 信用情報機関 アウトソースを活用し 差押もサービサーを活用する等 効率化によるコスト削減が行われている また 販売金融事業を行うにあたっては 資金調達のコストを抑えることがポイントとなる 一方 準都市部 農村部では 地域密着型のオペレーションが行われており 審査は風評といった定性的な判断により行われており 差押も自社従業員が行っている このため 地方におけるネットワークの構築や審査 回収のノウハウが要求されることになる また ノウハウを持ったパートナーとの提携も重要なポイントとなる 47

53 アウトソース型オペレーションインハウス型図表インドの販売金融事業における都市と地方でのオペレーションの違い 都市型 地方型 顧客獲得 ディーラ網 /DSA(Direct Sales Agent) 審査顧客コミュニティー密着オ定量モデルチェック /CIBIL 活用現場確認もアウトソース 風評 定性判断 債権管理 延滞管理 ( 日数ベース ) 顧客訪問による定性チェック 回収 ( 返済 ) ECS/ Post Dated Check* 現金 差押え アウトソース ( 地域毎のサービサー ) 自社従業員 ( 一部アウトソース ) 市場参入時のポイント 銀行との熾烈な競争 調達コストがポイント *ECS; 自動引き落とし Post Dated check; 先日付小切手 出所 : 現地ヒアリングに基づきみずほコーポレート銀行にて作成 地方へのネットワーク 独自の審査 回収ノウハウがポイント リスクの低減が課題に ノウハウを持つパートナーとの提携が重要 (3) 地場銀行と地場ノンバンクの戦略銀行における戦略としては 既存の顧客基盤を活用し 顧客属性の分析を通じて効率的なマーケティングを実施している 一方 ノンバンクは 銀行やキャプティブとの競争を回避し ローンや販売金融を利用したことがないような比較的信用度の低い層をターゲットにして 販売金融について教育しながら新規顧客を創り出している 図表地場銀行と地場ノンバンクの戦略 高 所得/ク銀行 Efficient Marketing 戦略 既存顧客属性を分析の上 効率的なマーケティングを実施 - 顧客ニーズに合った商品提供 - 顧客リスクプロファイルに応じた金利設定等 新規顧客開拓にコストはかけず NBFC 顧客の成長を待ち受ける レジ銀行顧客へ成長 ジットノンバンク Create Customer 戦略 得意とする中 - 低クレジット層にて ローン利用未経験者を 教育 しながら新規顧客を創造 低 Education ローン利用未経験 銀行やキャプティブとの競合を回避しながら顧客層を拡大 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 48

54 (4) 金利水準に関するまとめインドの販売金融事業における分野別の金利水準を 下表にまとめた 二輪車における金利が インドネシアと比較すると低くなっている これは インドでは CIBIL を活用した効率的な審査が行われることと 頭金の割合が大きいことが影響していると考えられる 図表インドの販売金融に関する金利水準 乗用車 商用車 二輪 建機農機 ( トラクター ) 30% 23-27% 25% 20% 18% 16-20% 15% 12 % 13-16% 10-18% 12-16% ノンバンク Funding 10 % Bank Fixed Deposit ( ご参考 )NPA* 6 % 0.5% 1.25% % 0.25% *A 銀行の延滞率 90 日以上遅延 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 49

55 8. 事業展開 ビジネスモデルに対する示唆 (1) 地方型での参入すべての商品を通じて 都市部の信用度の高い顧客層については 銀行の攻勢が激しく 競争環境は厳しい 一方 準都市部 農村部では市場が確立されておらず 事業者も限定的であることから 参入余地があると考えられる ただし 準都市部 農村部では地域に密着したオペレーションが実施されており 顧客獲得のネットワークや地域に根ざした審査 回収ノウハウが必要となるため 日系単独での進出は困難であり 提携企業の確保が不可欠であると考えられる 図表インドの販売金融事業における地域 商品別事業者 ( 再掲 ) 概して都市部 ( 高クレジット ) に関乗用車商用車二輪建機農機 ( トラクター ) しては 銀行の攻勢が激しい販売金融市場約規模 2 兆円兆円約 2 兆円兆円約 1,830 億約 2,600 億円 * 約 2,730 2,730 億円規模高低高クレジット低高低クレジット低高低国営SBI 銀&キ行高民ャ都市民間プノ間テン銀銀&HDFC 等銀ィバ行行メー行ノブンン系クカバノーノフキンクャン系ン億円ファHDFC バHDFC バイ& プン& ンナTATA テククンィブ準都市 Motor Cholamani/ ICICI TATA スプIndusind Cap Srei/ レーFin Cholamani/ Bajaj Famlily L&T ヤ& ーSundaram BAF Credit, Cap Magma Sundaram Fullerton ノ農村 クレジットクレジットクレジット民Shriram Equipment Shriram City Shriram Equipment ンバンクMagma/Sundaram/ 間銀行Kotak Mahindra L&T Fin 一方準都市 ~ 農村であればまだマーケットが確立していない模様 但し ネットワーク回収 審査ノウハウがより必要になってくるため パートナーが不可避とも考えられる Indian Indian 企業企業 Japanese Japanese 企業企業 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 (2) 地方型プレーヤーとの提携地方への参入を検討するにあたり 地方型の販売金融事業者との提携が選択肢に挙げられる 販売金融の利用拡大に伴い 販売金融事業者の資産規模が膨らんでいくこととなるが 自己資本比率規制 (15%) を遵守するために 今後資本増強ニーズが高まることが予想される このニーズをつかみ 日系事業者が出資への協力を謳いつつ提携関係を構築し さらにノウハウを吸収することも一案と考えられる 50

56 図表地方型プレーヤーの資本増強ニーズ仮説 自己資本率 15% の会社が資産が年率 30% で伸びると仮定した場合 マージン 4.5% を確保し続けない限り 自己資本率が低下 ( 都市型プレーヤーと同様 ) FY N 30%up FY N+1 Asset 成長成長 マージン現在の Asset 成長率 < 自己資本率 自己資本率低下 以下特徴により 都市型プレーヤー比 より資本増強ニーズが今後高まる可能性も 高い調達コスト 高リスク投資 Asset 100 Liability Capital 15 自己資本率 15% 130 マージン Capital 1) マージン4% の場合 ) マージン4.5% の場合 ) マージン5% の場合 =14.6% =15% =15.4% 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 (3) 参入地域の選定 インドの国土は広く 地域の多様性が高いため 事業を展開する地域を選定する必要がある インドにおける州別の乗用車と二輪車の保有比率を見ると 保有比率が高い西部から事業を展開するのが現実的な対応と考えられる 図表インドにおける州別乗用車 二輪車保有比率 乗用車 二輪 千人あたり保有台数 千人あたり保有台数 ~5 ~20 5~10 20~30 10~15 30~40 15~20 20~25 25~30 30~50 50~ ~ 40~50 50~70 70~80 80~ ~ ~ 注 : 保有台数は 2009 年 人口は 2010 年のデータを使用 出所 :Road Transport Year Book, インド統計局データに基づき みずほコーポレート銀行にて作成 51

57 第 3 章ベトナム 1. 乗用車 (1) 市場規模ベトナムにおける 2011 年の乗用車の新車販売台数は 6.4 万台であり 市場規模は極めて小さい また 乗用車購入時のファイナンスの利用率も 20~30% 程度と低いため 乗用車分野の販売金融市場は 500 億円程度と規模が小さい ただし 長期的には乗用車市場の拡大が見込まれ また ファイナンス利用率の上昇余地もあるため 販売金融市場の拡大が期待できる なお ベトナムにおける乗用車の半数程度は法人名義であり ベトナムでは個人向け取引と法人向け取引のどちらかを選択する必要があることから 販売金融事業者にとっての乗用車の市場規模は半分程度になることに留意が必要である 図表ベトナムの新車販売動向と乗用車における販売金融の市場規模の推計 年平均成長率 17% e 2011e 乗用車 SUV/MPV 商用車 輸入車 乗用車 ( 通関ベース ) 現状販売台数 6.4 (2011) 万台 平均単価 225 万円 VND M ファイナンス 20-30% 利用率 LTV 期間 販売金融市場規模イメージ 70% 3-5 年 2 = 500 億円 * 程度 将来方向 * 乗用車の半分程度は法人名義であるため 規制上の制約によりノンバンクにとっての市場規模は約半分になる - - 出所 :Fourin 等を基にみずほコーポレート銀行にて作成 現在 ベトナムにおける乗用車の平均価格は 7 億ドン (225 万円 ) 程度であるが これは完成車に対して 2011 年時点で 70% の高率関税と 10~60% の特別売上税 ( 奢侈税 ) 3 が賦課されているためである このうち関税については ベトナムが加盟する AFTA の枠組において AFTA 内の貿易取引におけるベトナムの関税が 2018 年までに撤廃される予定であり これに 3 PWC ベトナムポケットタックスブック 2011 によると 24 座席未満の自動車に対して 10 ~60% の特別売上税が課される 52

58 より乗用車の価格が引き下げられれば 販売台数が押し上げられると期待される 図表ベトナムの自動車関係製品に対する AFTA 内での関税率 現在の価格 Toyota のカローラ 350 万円 関税および奢侈税等も含め 日本の価格の 倍程度 2011 年現在 2013 年 2018 年まで 部品部品 ( ギアボックス ) Complete Knock Knock Down Down シャーシ ( エンジン含む )) 完成車完成車 5% 5% 0% 0% 0% 0% 70% 70% 60% 60% 0% 0% 5% 5% 5% 5% 0% 0% 70% 70% 60% 60% 0% 0% 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 ベトナムの乗用車および商用車におけるブランド別シェアを見ると 乗用車の日系メーカーのシェアは 55%( トヨタ 50% ホンダ 5%) であり 商用車については スズキ 6% トヨタ 5% である 乗用車におけるトヨタを除き 日系メーカーのシェアが低い水準に止まっている 図表ベトナムにおける乗用車と商用車のブランド別シェア 乗用車 (SUV/MUV 含む ) 商用車シェア Ford 8% Benz 3% Honda 5% others 3% Others 22% 0% Thaco (Truong Hai) 17% Chevrolet 15% Toyota 50% トヨタ 5% 起亜 (Truong Hai/VM 15% Transinco(Vinamotor) 6% 起亜 (Truong Hai/VMC) 16% 現代自 (Vinamotor) 6% スズキ 6% Cuulong (Vinamotor) 11% Vinaxuki 12% 出所 :Fourin VAMA を基にみずほコーポレート銀行にて作成 53

59 (2) 主要な販売金融事業者ベトナムの乗用車分野では 多くの地場の国営銀行 民間銀行に加え 外資系銀行が販売金融事業を展開しており 20 社以上の事業者が乱立した状況にある なお ノンバンクはトヨタ自動車のキャプティブである Toyota Financial Services のみである 大手事業者としては 地場銀行の Techcom Sacombank VP Bank が挙げられるが いずれもマーケットシェアは 10% 以下に止まっている また 外資系企業は 富裕層を中心とした事業を展開している 大きなマーケットシェアを確保している事業者はいないことから 乗用車市場の拡大に伴い 新規参入できる余地があると考えられる 図表自動車における主要な販売金融事業者 Techcombank 銀行 地場銀行 民間国営 SacomBank VP VP Bank Military Bank BIDV Agribank Tier 1 Tier 1 Tier Tier 2 20 社以上のプレーヤーが存在 外資 ノンバンク ANZ HSBC Toyota Financial Services ( トヨタファイナンス 100%) 100%) 高クレジット客が主なターゲットトヨタキャプティブ但し 個人客のみ 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 (3) オペレーションと金利水準顧客獲得については 原則 ディーラーの店舗にデスクは設置せず ディーラーの販売員による顧客紹介によるため ディーラー販売員との関係構築が重要になる 審査については 基本的には簡略的に実施されているが ケースバイケースで現場確認が行われることもある 差押については 自社あるいはグループ企業によって実施されている 54

60 図表乗用車分野におけるオペレーションと金利水準 金利 18-22% 程度 顧客獲得原則デスク設置なし (TFS のみあり ) ディーラー販売員へのキックバックがある場合もある 審査 時間 方法 場合によっては現場確認あり スコアリングモデル原則なし 数時間 -3 4 日 承認率 -- 担保 銀行が登録証保管 差押自社対応 ( 銀行は傘下に Asset Management Company を保有 ) 中古車の価格落ちは小幅 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 地場民間銀行と外資系銀行のオペレーションを比較すると 地場民間銀行においては 簡易な審査により審査時間が短いことを顧客に訴求しているようである 一方 外資系銀行では 審査に時間を掛け 信用度に問題のない顧客を選別することにより金利を低く抑える傾向にある なお 現地でのヒアリングによると 金利と審査の簡易さ 速さを比較した場合 審査の簡易さ 速さを選ぶ顧客やディーラーが多いとの指摘もある 図表乗用車分野におけるオペレーションと金利水準 プレープレーヤーヤー 外資 Toyota Finance Services ANZ HSBC 地場 ( 民間 ) Techcom Bank Sacom Bank VP Bank Miliratry Bank.. 顧客層顧客層 主に個人顧客 / クレジット高め クレジットの幅は広い 審査ス審査スピードピード 遅め 早い ( 場合によっては数時間 ) 金利金利 19%-20% 22% 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 55

61 (4) 中古市場ベトナムにおいては 乗用車の購入は資産形成の意味合いが強く 中古車価格の目減りは小さい 中古価格は確立されておらず ネットサイトや新聞広告による相対取引が主流となっている また 返済が困難になった場合には ほとんどの場合 顧客が自身で売却しローンを返済するため 差押は少ない 図表ベトナムにおける乗用車の中古市場の概要 中古価格 取引方法 ベトナムにおいて 乗用車の購入は資産形成の意味合いが強く 中古価格の値崩れは小さい 3 年落ちで 10% 程度から 20% 程度低下 トヨタ車であれば 10% 以内 (USD 建 ) ネットサイトや新聞広告における相対取引が主流であり 中古車市場は確立されていない 差し押さえは少なく 顧客が自身で売却し ローンを返済することがほとんどのようである 但し中古車市場が確立されていないため 価格はバラバラ ( 売り手のモチベーション次第 ) 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 56

62 2. 二輪車 (1) 市場規模ベトナムにおける 2011 年の二輪車の販売台数は 385 万台に達しており 相応の市場規模があるものの 購入時のファイナンスの利用率が 15% 程度と極めて低いため 販売金融市場の規模は 285 億円程度に止まっていると推計される なお 今後については 二輪車市場が引き続き拡大していくと見込まれることと ファイナンス利用率の上昇余地があることから 二輪車の販売金融市場も拡大することが期待される 図表ベトナムの二輪車販売動向と二輪車における販売金融の市場規模の推計 ( 万台 ) Motorcycle 年平均成長率 13% Scooters 385 販売台数 (2011) 平均単価 ファイナンス利用率 LTV 期間 販売金融市場規模イメージ 現状 385 万台 11 万円 VND M 15% 60% 1.5 年 2 = 285 億円程度 将来方向 - - 出所 :Fourin 等を基にみずほコーポレート銀行にて作成 (2) ファイナンス利用率 ベトナムにおけるファイナンス利用率については 現地でのヒアリングによると 5%~ 30% とばらつきがあった これは 南北でファイナンス利用に対する考え方が異なり 北に比べて南の方がファイナンス利用に抵抗感がなく 利用率も高い傾向にある また Province ( 直轄 8 都市以外 ) は直轄 8 都市に比べて平均所得が低いため ファイナンス利用率が高くなるとの指摘があった 世代別と見ると 若年層ではファイナンス利用に抵抗が少ないようである 57

63 図表二輪車の地域別ファイナンス利用率 ファイナンス利用率 南北差 低め ハノイハイフォンダナン ニャチャン ホーチミン カントー 12% 10% 10% 20% 20% 20% 高め 全国のローン利用率について ベトナムで正確な数字を掴むのは不可能 5%~30% と思う (FC プレーヤー ) ローン利用率は 10% 程度 (FC プレーヤー ) Province の方がファイナンス利用率は低い ( ディーラーオーナーおよびメーカーセールス統括 ) 出所 : 現地ヒアリングを基にみずほコーポレート銀行にて作成 (3) 主要な販売金融事業者ベトナムの二輪車における販売金融市場では 事業者は限定的であり 外資系ノンバンクの PPF と地場銀行の VP Bank が大手事業者であり 日系ノンバンクの JACCS を含めた他の事業者のシェアはいずれも小さい 短期間で市場シェアが大きく変動しており 半年前までは Prudential や Societe General も主要事業者であったが Societe General は撤退するようであり シェアを急速に縮小させている 一方 PPF と VP Bank はシェアを拡大させており 特に VP Bank の台頭は目覚しい なお 二輪車市場は日系メーカーの独占状態にある一方で メーカー各社ともキャプティブを展開していないため 販売金融事業者としての参入余地があるものと考えられる 58

64 ファイナンスプレーヤ図表二輪車における主要な販売金融事業者 ホンダ ヤマハ スズキ マーケット規模 模フ販売台数 (2010) ディーラー 200 万台程度 ( シェア 65%) 600 店程度 100 万台程度 ( シェア 33%) 3 万台 ( シェア 2%) 500 店程度 120 店程度 Tier 1 ァイナンスプレーTier 2 ヤーJACCS (JACCS100%) (JACCS100%) PPF VP VP Bank Viet Money Prudential 撤退決定? Societe General 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 (4) オペレーションと金利水準ベトナムの二輪車分野の販売金融事業のオペレーションの特徴として 現場確認を行わず 審査時間が 15 分から半日程度と極端に短く 無審査状態にあり その一方で 金利が非常に高いことが挙げられる この背景には 同国では審査情報が未整備となっていることがある 図表二輪車分野におけるオペレーションと金利水準 ベトナム インドネシア インド ベトナム四輪 主要プレーヤー 外資系ファイナンス会社 + 地場銀行 外資ノンバンク地場ノンバンク 地場銀行ノンバンク外資ノンバンク 地場銀行 単価 11 万円程度 11.5 万円程度 7.5 万円程度 225 万円程度 営業 ディーラー店舗へのカウンター設置 ディーラーからの電話 ディーラーからの電話 ディーラーからの電話 (TFS はカウンター設置 ) 信用情報機関照会 無 無 あり 一部あり 現場確認 無 あり あり 一部あり 審査時間 15 分 - 半日 1~3 日 1 日 ~2 日 数時間 -3 日程度 金利 乗用車との金利差 45%-70% 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 30%-35% 23%-27% 20%-52% 15%-25% 10%-15% 22% 程度 (18%-25%) 59

65 ベトナムの二輪車分野の販売金融事業において無審査的な融資が行われていることで 回収コストが高まり そのコストを補うために高い金利が設定されている 金利が高いことが ファイナンス利用率が低いことの大きな原因になっており 結果として販売金融市場の規模が小さくなり 審査情報の整備は進まないという悪循環に陥っているものと推測される 図表ベトナム二輪車市場における高金利の悪循環 ファイナンス規模小ファイナンス規模小 審査情報未整備審査情報未整備 + 親戚等より借金をする習慣 低ファイナンス利用率低ファイナンス利用率 乗用車 ; 20-30% 二輪ハノイ 10%, ホーチミン 30% 無審査的な融資無審査的な融資 高金利高金利 回収コスト高回収コスト高 + インフレ 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 営業に関しては 販売金融事業者がディーラー店舗に従業員を派遣し カウンターを設置している 金利はアドオンで 月利金利を表示する場合や 金利ではなく月額の支払額を表示する場合も多いようである 60

66 二輪車ディーラー店舗に設置した販売金融事業者のカウンターの様子 ファイナンスカウンター 金利表示 外資 A 社 日系 B 社 外資 C 社 金利ではなく支払い金額 / 月表示 月利 アドオン表示 出所 : みずほコーポレート銀行にて撮影 61

67 3. 建機 (1) 市場規模ベトナムはアジア有数の中古建機市場となっており 同国の建機市場の 9 割は中古建機で占められている また 新車と中古車の両市場において 日系建機メーカーの市場シェアが大きくなっている また 建機市場の現時点での規模は小さいが 今後拡大が見込まれる 中古車市場では 多くの場合 購入時にローンが活用されるが 新車については銀行保証を受けたメーカーの掛売りが大半を占めている 建機分野 ( 油圧ショベルとローダー ) での販売金融市場の規模は 300 億円程度と推計される 図表ベトナムの建機における販売金融の市場規模の推計 中古車 油圧ショベル 新車 ローダー中古車 ご参考ご参考 新車油圧ショベルのマーケットシェア 推定販売台数 (2010) 平均単価 ファイナンス利用率 LTV 期間 約 9,000 台 260 万円程度 80% 60-70% 2 3 年 約 1,000 台 880 万円程度 現状メーカーによる掛売 ( 銀行保証 ) が主流 70-80% 70-80% 3 年 ( リースの場合 ) 2,900 台 400 万円 80% 60-70% 2 3 年 Others 28% Hyundai, Doosan 等 20% CAT 5% Komatsu 21% Kobelco 12% Sumitomo 9% Hitachi 5% = = = 推定 億円市場規模億円 75 億円出所 : 現地ヒアリング等を基にみずほコーポレート銀行にて作成 (2) 主要な販売金融事業者リース会社の社数は限定的であり リース料が高いことからリース会社はあまり活用されていない また ローンを提供してくれる金融機関もないため メーカーおよびディーラーは銀行保証を利用した掛売りで対応しているようである 市場規模は小さいながら リース会社の社数は限定的であることから リース料を低めに抑えることができれば 参入も可能と考えられる なお 前述したように ベトナムの建機市場は中古車が市場の 9 割を占めており 取り扱う建機についての目利き力が求められることに留意が必要である 62

68 図表ベトナムにおけるリース事業者 会社名 種類 資本金 (VND Bil) 1 BIDV Finance Leasing Company 国営銀行系 BIDV Finance Leasing Company II 国営銀行系 VCB Leasing Company Limited (Vietcombamk Leasing Company) Industrial and Commercial Bank of Vietnam Leasing Company Limited. 国営銀行系 300 国営銀行系 Agribank no.1 Leasing Company 国営銀行系 Agribank no.2 Leasing Company 国営銀行系 ANZ/V-TRAC Leasing Company 外資 Vietnam Internationa Leasing Company Limited 9 Kexim Vietnam Leasing Company 外資 Sacombank Leasing Limited Company Chailease International Leasing Company Limited Asia Commercial Bank Leasing Company Limited VINASHIN Finance Leasing Company Limited 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 外資 150 USD 13 million 民間銀行系 300 外資 USD 10 million 民間銀行系 200 備考 ANZ(95%), V-TRAC(5%) キャタピラの販金からスタート ( 韓 )KDB Capital ( 仏 )Netexis Banques Populaires, ( 日 ) あおぞら 100% 外資 台湾最大の FL 会社 国営メーカー系 100 国営造船会社 VINASHIN グループ 図表銀行保証付の掛売りイメージ ファイナンスをつけてくれる金融機関なし リース会社は金利が高すぎて利用できない メーカー 保証 商品 / 掛売り 銀行 ディーラー 保証 商品 / 掛売り ユーザー 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 63

69 4. 農機 (1) 市場規模ベトナムにおける農機のうちトラクターについては 建機と同様 市場の大部分を中古農機が占めている また 農機ファイナンスの推計市場規模は 50 億円以下と極めて小さい 農機購入時には 国営銀行を通じた政府補助金を活用し また 銀行ローンやメーカーやディーラーによる銀行保証付の掛売りを利用することが一般的である なお 政府補助金については ベトナム国産の農機が対象になるため 日系メーカーの輸入農機には適用されない 市場規模が極めて小さいため 農機専業での参入は極めて難しいと考えられる 図表ベトナムにおける農機市場の概要 推定販売台数 平均単価 ファイナンス利用率 * LTV 期間 新車 1,000 台程度 130 万円 50% 70% 2 年 推定ファイナンスマーケット規模 トラクター 中古 9,000 台程度 45 万円 NA NA NA コンバインハーベスター新車 * 3,600 台程度 180 万円 50% 70% 2 年 推定 4.5 億円 14 市場規模億円程度 ** ** 23 億円 * ディーラーによる掛売り含む ** 新車と同様のファイナンス利用率 LTV ローン期間と仮定した場合 注 : コンバインハーベスターの中古はあまりなし 田植え機の市場は現状かなり小さい 国営 民営 メインプレーヤー Agribank BIDV BIDV Vietinbank Lien Lien Vietnam SacomBank 政府補助金について 農機については政府補助があり ベトナム国産農機については 2 年間無金利でのファイナンスサポートあり ただし トラクターは商用車とみなされ 政府補助なし 国営系の Agribank や BIDV が中心プレーヤー 出所 : 現地ヒアリング等を基にみずほコーポレート銀行にて作成 64

70 5. 共通インフラ (1) 販売金融事業に関連する法規制 1 法規制の概要ベトナムの販売金融事業に関連する法規制について 下表にまとめた ノンバンクとしてベトナムに進出するにあたり 個人向け取引を行うファイナンス会社と法人向け取引を行うリース会社のどちらかを選択する必要がある 最低資本金は ファイナンス会社で約 20 億円 リース会社で約 6 億円と相応の資金が必要となる また ベトナムに進出し展開しようとしている事業について 母国でライセンスを取得しており 前年度の総資産が 100 億ドル以上であるといった厳しい要件を満たす必要がある 実際 2010 年以降には新規のライセンス発行は 1 件もない上 当局は要件の更なる厳格化を検討中である 法規制については 参考資料 9. ベトナムにおける法規制等 を参照 図表ベトナムにおける販売金融事業の関連法規制概要 監督当局主たる根拠法 許可される業務 最低資本金外資規制その他 ファイナンス会社 (Finance Company) リース会社 (Financial Leasing Company) 小売事業者 / 小売ライセンス (Sales Company) ベトナム国家銀行 (SBV) 産業 貿易省 (MOIT) 金融機関法 金融機関法 商法 消費者向けファイナンス ( 小売業による ) 割賦販売ファイナンスリース オヘ レーティンク リース (B to B は不可 ) 仕入 販売要 5,000 億ドン ( 約 20 億円 ) 1,500 億ドン ( 約 6 億円 ) 2010 年末 3,000 億ト ンから引上 2010 年末 1,000 億ト ンから引上 100% 外資での設立可能 母国でライセンス取得していること ベトナムでのファイナンスリース事業を本国の当局から認可されていること 設立申請書類を提出する前年度の総資産が 100 億ドル以上であること ( ベトナムと本国間の協定に別段の規定がある場合を除く ) 法人からの預金受入 ( 期間 1 年以上の定期預金に限り ) 可能 担保登録 ; 四輪 二輪共に担保登録制度あり 但し 担保を取得する場合 中銀への報告義務が発生する他 実務的にも執行がスムーズにいかないケースも多い模様 金利を制限する法律は現在なし ( 実質機能せず同規制は撤廃された経緯あり ) 現在総量規制により 総資産の成長に規制あり 出所 : ジェトロ Web サイト 現地ヒアリングを基にみずほコーポレート銀行にて作成 2 資金調達に関する規制国内銀行からの借入については 総量規制として全金融機関の与信供与の伸び率に制限が掛けられており ノンバンクの大口の銀行借入は現状困難である 一方 親子ローンを含む国外からの借入については 期間 1 年以内の借入であれば ベトナム中央銀行の認可を必要とせず借入が可能である 社債については ベトナムの社債市場が未発達で 起債銘柄も限られた地場企業のみであり 日系企業の起債実績はない ベトナムの資金調達環境は 総じて厳しい状況にある 65

71 図表ベトナムにおける資金調達に関する規制 国内銀行借入 国外借入 ( 含む親子ローン ) 社債 可否 ( ドン / 外貨 ) ( 外貨 ) 留意事項 / 備考 総量規制 全金融機関の信用供与の伸率に制限あり 昨年度 (2011 年ー 12 月 ) については 信用供与の伸率を前年比 20% 以内とされ 今年については詳細未確定なるも 平均 15% とするとのアナウンスあり ノンバンクの大口の国内銀行借入は現状困難 1 社貸出制限あり 各銀行の顧客 1 社に貸出可能な上限金額は各銀行の持込資本金の15% まで 期間 1 年以内 ; 認可不要 期間 1 年超 ; 認可要 但し 返済時の USD 流動性及び為替リスクには留意要 源泉徴収税あり ベトナムの社債市場は未発達であり 地場企業の起債銘柄も限定的 現状日系企業銘柄の発行実績なし 資本金 + 長期借入総額 総投資額 ( 投資許可書によって記載されるもの ) の制限があるため 場合によっては投資許可証の修正も必要 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 ベトナムにおける総量規制 2012 年度についての詳細はまだ決定されていないものの ベトナム中央銀行から業種伸び率の平均を 15% にするとのアナウンスがある 国内ファイナンスについて 全金融機関の昨年度 (2011 年 1 月 ~12 月 ) の信用供与の伸率を前年末比 20% 以内 ( 1) とする 各金融機関 ( 除くファイナンスカンパニー ) における不動産 証券関連 消費者ローン ( 金 取引を含む ) に係る貸出構成比率は 2011 年 6 月末までに 22% 以下 12 月末までに 16% 以下に抑制する必要あり 貸出伸率が 20% 超となる場合 ベトナム中銀にビジネスプランを提出し承認を得る必要あり ( 2) ( 1)2011 年 1 月 1 日施行の新金融機関法上は 信用供与の定義に貸出の他 L/C 保証も含まれるが 総量規制に関するガイドラインの遅延から 各行により解釈が異なっている状況 ( 中銀内でも意見が統一されていない ) ( 2) 複数の金融機関がビジネスプランを提出するも 承認を得た銀行は未だなし 背景 2010 年第 4 四半期以降 ベトナム国内ではインフレが加速 これを受けて 11 年 2 月にベトナム政府は決議 11/NQ-CP を発表 インフレ抑制 経済安定 社会安定のための政策実施を各関連機関に指示 上記 決議 発表以降 ベトナム中銀は貨幣増加率制限 各種貸出金利の引上げ 宝石店など非正規市場におけるドン / ドル交換の規制強化など具体的な政策を発表 本規制もその一環 ファイナンスカンパニーにおいては 資金調達の主要手段である国内銀行借入に大きな制約あり 資金調達面のみならず アセットサイドでも当該規制の影響あり * オフショアローン (USD 建 ) 期間 1 年以内であれば中銀の認可不要 但し 返済時のUSD 流動性及び為替リスクには要留意 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 66

72 ドン安による自己資本減少リスク 為替は長期的にドン安傾向が続いており 海外子会社に対する投資額に為替差損が生じる可能性が高く 為替換算調整勘定を通じて連結財務諸表の自己資本が減少することになるので 留意が必要である 図表為替換算調整勘定を通じた連結財務諸表における自己資本減少 為替換算調整勘定 円高による自己資本減少リスク 海外子会社等の機能通貨と親会社の報告通貨が異なる場合 親会社連結財務諸表において 子会社等に対する投資額に関して発生する為替換算差額のこと 資産 (HR) 投資時点 子会社 B/S 負債 (HR) 資本 (HR) ( 注 ) HR(Historical Rate): 取得時の為替レート CR(Current Rate): 決算時の為替レート 決算時点 ( 円高の場合 ) 子会社 B/S 資産 (CR) 負債 (CR) 資本 (HR) 為替換算調整勘定 子会社資産 ($) 親会社資産 ( 円 ) 自己資本の減少 決算時点 連結 B/S 子会社負債 ($) 親会社負債 ( 円 ) 資本 ( 円 ) IFRS 上では 貸借対照表のみならず 包括利益計算書に顕在化 包括利益計算書 財政状態計算書 収益売上総利益税引前利益当期利益その他包括利益年金数理計算上損益投資有価証券評価損益為替換算評価損益繰延ヘッジ損益等当期包括利益 資産 負債 純資産株主資本その他包括利益年金数理計算上損益投資有価証券評価損益為替換算評価損益繰延ヘッジ損益等新株予約権非支配持分 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 図表ドン / 円のヒストリカルチャート /01/ /04/ /07/ /10/ /01/ /04/ /07/ /10/ /01/ /04/ /07/ /10/ /01/ /04/ /07/ /10/ /01/ /04/ /07/ /10/ /01/2012 注 : 縦軸は 10,000VND あたりの円換算額出所 :State Bank of Vietnam のデータを基にみずほコーポレート銀行にて作成 67

73 (2) 信用情報機関ベトナムにおける主要な信用情報データベースである CIC(Credit Information Center) は 情報整備が十分にできておらず 情報の信頼性は低いようである すべての信用機関は CIC への加盟 情報提供義務があり 2 千万件の個人情報が登録済であるが 名寄せを行うと 1 千万人分となり ヒットレートは 30% 程度とのことである 図表 CIC の概要と使い勝手等 個人情報データ数 20,000,000 件ヒットレートは 30% 程度 ( ユーザー ) 1 千万人た2011 年現在 全ての Credit Institution は CIC への加盟義務あり ( 全 Credit Institution と既に契約済 ) Credit Info, Financial Info, Collateral Info をカバー 加盟メンバーは 3 営業日毎に情報のアップデート義務あり だし名寄せすると 使い勝手について ( ユーザー ) CIC は情報の正確性に問題あり 銀行 行で今年末に民間情報機関を立ち上げる予定あり CIC は利用するものの 情報が欠如していたり 更新されていなかったり等不十分な点が多い 銀行間で新たな情報機関を立ち上げる 情報の有無については オンラインで確認可能だが 詳細データ取得はアナログ ただし どこの金融機関で借り入れがあるかも分かる 情報の信頼性低い 外資しか 3 日毎のレポーティングルールを遵守していない 情報の信頼性は現状高くない模様 * 地場銀行 11 行で民間情報信用機関が今年度末までに立ち上がる予定であったが遅延してる模様 出所 :CIC 資料 現地ヒアリング等を基にみずほコーポレート銀行にて作成 (3) 所得証明 ベトナムにおける銀行口座保有率は 17% と低く 資産形成は金によるタンス預金が一般的である また 給与所得を証明しやすい会社員は人口の約 10% 程度とのことであり さらに 給料以上のその他の所得のある人が多いため 実際の所得を査定するのは困難なケースが多いとのことである 資産 所得証明資産 所得証明の困難の困難 銀行口座保有率銀行口座保有率 17% 17% 金でのタンス預金が一般的 * 会社員 10% その他 ( 小売業 農家等 )90% 銀行への不信感自国通貨への不信感 不透明なその不透明なその他所得他所得 海外からの出稼ぎ送金等 一般的に認識されているベトナム給与水準では到底考えられない価格の消費財 ( バイク含め ) が売れている * リーマンショック後 一時的にベトナムは金の輸出が急増したが ベトナムでは金は採れないことから 大量に保有していることが裏付けられた 出所 : 現地ヒアリングを基にみずほコーポレート銀行にて作成 68

74 6. 事業環境まとめ (1) 全般的な事業環境のまとめこれまでに見てきた各分野における販売金融事業に関する事業環境の状況を 下表にまとめた 二輪車分野については 二輪車市場の継続的拡大が見込まれ ファイナンス利用率の上昇余地があり 事業者も限定的であることに加え 独占状態にある日系メーカーがキャプティブを展開していなかった このことから 現状の高金利を引き下げることで新たな現金顧客を開拓し 既存事業者との棲み分けを図ることで参入余地があると考えられる また 建機分野については 今後の市場拡大が見込まれ 事業者も限定的である上リース料が高く リースはあまり利用されていなかった また 銀行ローンもタイトであることから メーカーやディーラーが自社の掛売りに依存していることを踏まえると 銀行ローンを受けにくい民間企業をターゲットにすることで参入余地が生まれると考えられる 一方 乗用車については 将来的には関税率引き下げによる価格低下に伴い 販売の拡大が見込まれるものの 数多くの事業者が乱立している状況を踏まえると 現時点では参入余地は小さいと考えられる また 農機については 今後市場の拡大が見込まれるものの規模は極めて小さく 国産農機に対する政府補助等により実質金利負担なしでの対応が主流となっていることから 参入は難しいと考えられる 図表ベトナムの販売金融事業における事業環境と参入余地 製品別事業環境共通インフラ乗用車 二輪 建機 ( ご参考 ) 農機 市場規模 販売台数少なく ファイナファイナンス利用率低く 市場規模はンス利用率も低いため市 240 億円 中古車市場であり新車中古車市場であり新車はまだ少数 場規模は 470 億円市場及びファイナンス利はまだ少数 (1,000 台 ) 用率上昇により今後の拡 今後の成長に期待 今後拡大が見込まれるただし 今後拡大見込まれる大が期待される 事業展開余地 との連携が不可欠 プレーヤー民間企業をターゲットに製 外資大手ノンバンク 大手 銀行が存在するもプレープレーヤー数は限定的 数多くの銀行が乱立 ( ヤー数は限定的現状銀行ローンがタ プレーヤーは銀行の一 大手プレーヤーは存在せずイトであり かつリース マーケットポジションは短期部 ( 一部政府補助あり ) 会社も少ない間に変動 ( 撤退等 ) ) 一部現場確認を実行するも 金利 / カウンター設置は TFS のみ かなり高く ほぼ無審査 一部メーカーの掛売りカー補助により実質金審査は簡易の傾向 金利は 45%-70% 程度と 現状政府補助 メー オペレーション 販売員との関係が重要 ディーラーにカウンターを ( 銀行保証付き ) 利負担なしが主流 中古車価格落ちは小幅 設置して顧客獲得 金利は 19%-22% Consumer Finance (B to C) と Leasing Co (B to C) ライセンスが分かれており 選択する必要あり B to B ローン 規制 は現在銀行のみが可 最低資本金も BtoC20 億円, B to B 約 6 億円と相応の負担あり 長期的なドン安傾向で今後目減りする可能性大 当局のノンバンクライセンス供与の姿勢はかなり堅い 資金調達信用情報機関 総量規制により 国内ドン建調達難 オフショア USD 調達は可能であるが 為替リスク 外貨流動性に留意要 未発達でありあまり活用されず メーカー 地場パートナー 金利引き下げにより 新た市場規模小さく 数多くの銀行ローンを受けにくい事業展開余地銀行が乱立に現金顧客を開拓し 現存 プレーヤーとの棲分け 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 69

75 (2) 金利水準に関するまとめベトナムではインフレが進行しているため 金利引き締め策が取られていることが影響して ファイナンスカンパニーの調達金利が 21% と高いものの 二輪車におけるローン金利は 45% 以上と高く マージンは確保できているようである 図表ベトナムの販売金融に関する金利水準 乗用車 二輪 建機 商用車 70% 50% 45% 70% 程度 45% 35% リース 22% 22% 程度 22% 程度 FC 調達レート 銀行預金金利 ( 実質 ) 銀行預金上限金利 18% 14+α% 14% (18%-30%) 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 70

76 7. 事業展開 ビジネスモデルに対する示唆 (1) 二輪車 ベトナムの二輪車分野における販売金融の金利は 45%~70% の高水準にあるが 調達金利を踏まえると 35%~45% の部分にホワイトスペースが確認できる 前述したように 金利高止まりの要因として 無審査で信用供与することにより回収コストが高くなっている点が挙げられることから 現場確認を行うとともに 現場で顧客教育 啓発を行うモデルを導入することにより ホワイトスペースへの金利引き下げを狙うことが可能になると考えられる 現場確認モデルは インドネシアにおいて日系の販売金融事業者も実施しており 審査期間は 1~3 日を要するものの 金利水準は低くなっている また 現金顧客に対し 販売金融について教育することで ファイナンス利用率を積極的に押し上げ 自ら市場規模の拡大を図ることも可能になる 乗用車で見られたように 二輪車においても顧客やディーラーは金利よりも審査の簡易さ 速さを選ぶ傾向があると考えられるが 金利引き下げのメリットを丁寧に説明することも必要と考えられる 図表ベトナムの二輪車における現場確認モデルと教育モデルの導入 (1) ベトナム高金利スパイラル 現場確認 教育モデル 70% 50% 45% 乗用車 二輪 45% 70% 程度 高金利の悪循環 ファイナンス規模小ファイナンス規模小 + 親戚等より借金をする習慣 審査情報未整備審査情報未整備 インドネシアの現場確認モデルインドの Create Customer 現場確認 + 教育 モデル 35% 低ファイナンス利用率低ファイナンス利用率 乗用車 ; 20-30% 二輪ハノイ 10%, ホーチミン 30% 無審査的な融資無審査的な融資 回収コスト低下回収コスト低下 22% 22% 18% 14+α% 銀行預金金利 ( 実質 ) 14% 銀行預金上限金利 高金利高金利 + インフレ 回収コスト高回収コスト高 金利低下金利低下 新規顧客開拓新規顧客開拓 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 71

77 ジネスモデルの変化+ 銀行保証行保掛売り銀証図表ベトナムの二輪車における現場確認モデルと教育モデルの導入 (2) 現場確認 + 教育モデルの導入 ファイナンス利用率向上 市場規模成長フファイナンス利用率向上 市場規模成長 ベトナム インドネシア 主要プレーヤー 営業 現場確認 審査時間 回収 金利 乗用車との金利差 外資系ファイナンス会社 + 地場銀行ビディーラー店舗へのカウンター設置無 15 分 - 半日アウトソース 45%-70% 20%-52% 15%-25% 現金顧客の 教育 で Create Customer 外資ノンバンク地場ノンバンク ディーラーからの電話 あり 1~3 日 インハウス 30%-35% ァイナンス利用率30% ( インド ) 15% ( 現在 ) 現在将来 F 利用率 市場規模 80% ( インドネシア ) 15% 30% 80% 285 億円 570 億円 1,520 億円 * 現在の販売台数を据え置き 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 (2) 建機ベトナムにおける非国営のリース会社は数社であり 高水準のリース料率を引き下げることで 参入余地が生まれると考えられる 建機リースにおいても金利のホワイトスペースが確認できることから 中古建機の目利きに関するノウハウを活用し リース料率を引き下げることで市場を開拓することも有効な手段と考えられる また 新車についても日系建機メーカーの市場シェアが高いことから 日系建機メーカーとの提携も有効な手段になると考えられる 図表ベトナムの建機におけるメーカーとの提携関係の構築 70% 50% 45% 建機 商用車 乗用車 二輪 45% 70% 程度 メーカーとの提携 商品 / 掛売り メーカー 新たなビジネスチャンス 案件斡旋 日系ノンバンク リース リース 銀行 ディーラー ファイナンス供与 案件斡旋 22% 18% 銀行借入 22% 程度 (18%-30%) 商品 / 日系ノンバンク 14+α% 銀行預金金利 ( 実質 ) 14% 銀行預金上限金利 ユーザ ファイナンス供与 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 72

78 第 4 章まとめ 1.3 カ国における事業展開に関する事業分野別評価これまでに検討してきた 3 カ国の各事業分野において 我が国販売金融事業者が参入できる可能性の高い国 分野 ( 具体的には 各国の事業環境のまとめで事業展開余地に を付した事業分野 ) を取り上げ 7 つの評価項目 ( 市場規模 成長性 収益性 競合状況 顧客獲得の容易さ 与信管理の容易さ 資金調達の容易さ ) を設定し評価を行った 評価結果を下表にまとめたが インドネシアの乗用車分野の評点が最も高く 次いで インドの商用車分野の評点が高くなっている インドネシアの乗用車分野を除き 各国 各事業分野において何らかの評価が低い項目があることから 当該項目における対策が不可欠になる 図表 3 カ国における事業分野別評価 1 規模 2 成長性 3 収益性 4 競合状況 5 顧客獲得 6 与信管理 1 兆円以上 10 点 7,500 億円 -1 兆円 7 点 5,000 億円 -7,500 兆円 5 点 2,500-5,000 億円 3 点 2,500 億円未満 1 点 高成長 5 点 中程度 ( もしくはNA) 3 点 低成長 1 点 高収益性 5 点 中程度 ( もしくはNA) 3 点 低収益性 1 点 競合数少ない 5 点 中程度 ( もしくはNA) 3 点 競合数多い 1 点 容易 5 点 容易ではないが自力で可 3 点 困難 / アライアンス パートナー要 1 点 自力で可能 5 点 中程度 3 点 困難 / アライアンス パートナー要 1 点 規制の障害少ない 3 点 イント ネシア イント イント ヘ トナム イント ネシア ヘ トナム イント ネシア イント イント 乗用車 商用車 乗用車 二輪 建機 建機 家電 建機 二輪 出所 :Fourin 中程度等を基にみずほコーポレート銀行にて作成 2 点 3 点 2 点 2 点 1 点 3 点 1 点 3 点 2 点 2 点 7 資金調達 規制の障害多い 1 点 7 点 7 点 10 点 1 点 1 点 1 点 1 点 3 点 1 点 3 点 5 点 5 点 3 点 5 点 3 点 5 点 5 点 5 点 3 点 3 点 1 点 5 点 3 点 3 点 3 点 3 点 3 点 1 点 5 点 3 点 5 点 3 点 3 点 1 点 1 点 3 点 3 点 5 点 3 点 3 点 5 点 3 点 3 点 1 点 1 点 3 点 1 点 1 点 3 点 3 点 3 点 3 点 1 点 1 点 合計 (38 点満点 ) 25 点 22 点 21 点 21 点 21 点 21 点 21 点 18 点 18 点 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 以下に 事業分野別に 3 カ国を対比させる形で取りまとめを行った 評価の低い項目については 他国でのオペレーション方法の導入検討も有効と考えられる 73

79 1 乗用車における 3 カ国比較と事業展開における仮説 インドネシアインドベトナム 国営銀行を含めた地場銀行が積極 販売金融市場としても成長途上 ファイナンス利用率が低い展開 ミト ル層には地場ノンハ ンクがファイ 中古車台数も拡大傾向ナンス供与 ( 圧倒的に地場銀行がマー 地場銀行 外資銀行等銀行が乱立事業環境事業環境 キャフ ティフ 含め販売金融事業者乱立ケット支配 ) (20 社以上のフ レーヤーが存在 ) も 中古車販売金融市場の大手フ レー 地方はフ レーヤー数限定的 中古価格は目減りせず ( 現状相対ヤー数は限定的取引が主流 ) キャフ ティフ は存在するもフ レセ ンス低 顧客獲得顧客獲得 テ ィーラーからの顧客紹介が基本 ( テ ィーラーとのネットワーク構築が重要 ) キックハ ック等のインセンティフ により案件持込促進も 銀行従業員がテ ィーラーに派遣 ( カウンターにて接客 ) 銀行既存顧客に対しては低利でファイナンス ( テ ータ分析を実施 ) キャフ ティフ はインセンティフ 付与 テ ィーラーからの顧客紹介が基本 ( テ ィーラーにテ スクなし ) キックハ ック等のインセンティフ により案件持込促進も オペレーションオペレーション 新車と中古車で大きな金利差なし ( 中古価格が目減りせず ) 審査時に現場確認要 ( 一部スコアリンク モテ ルを適用 ) 都市部と地方部ではオヘ レーションが異なる ( 都市部 : スコアリンク モテ ル適用 地方部 : 審査時現場確認要 ) 信用情報機関 (CIBIL) を活用 スコアリンク モテ ル適用せず 地場銀行は簡易な審査で金利は高めを設定 一部審査時現場確認要 進出形態進出形態 独資で進出可能だが地場ハ ートナーとの JV もオフ ションか 独資であれば相応の資本金要 地場ハ ートナーとの JV が現実的 外資規制 資本金規制等規制が厳しく 今後も厳格化される見込み 地場ハ ートナーとの JV もオフ ションか 留意事項留意事項 顧客獲得のためのネットワークを如何に構築していくか 審査 ( 現場確認 ) 人員 回収人員体制を如何に構築していくか 都市部 : 銀行との競合激しく 金利競争に勝てない 地方部 : ニース も相応に高く 審査 ( 現場確認 ) 人員 回収人員体制を如何に構築していくか 新車販売金融市場は地場銀行が相応のフ レセ ンスあり 中古車販売金融市場においては黎明期であり 参入余地ありか 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 2 商用車における 3 カ国比較と事業展開における仮説 事業環境事業環境 インドネシアインドベトナム ファイナンス利用率は高め (60% 程度 新車販売台数は今後も成長か ) 地場銀行 キャフ ティフ ( 大手中心 ) 地場ノンハ ンクがファイナンス供与 韓国メーカーと日系メーカーが凌ぎを削っている 地場ノンハ ンクが相応のフ レセ ンスあり 地場銀行が主要フ レーヤーだが 中古 中古車市場も相応にありの目利きが出来ず 顧客獲得顧客獲得 大半の顧客が自ら調達先を選定 乗用車と同様 オペレーションオペレーション 金利は乗用車ファイナンスより若干低めに設定 審査期間は BS 等分析で 3,4 日程度 信用情報機関 (CIBIL) を活用 乗用車と同様 進出形態進出形態 独資であれば相応の資本金要 地場ハ ートナーとの JV が現実的 外資規制 資本金規制等規制が厳しく 今後も厳格化される見込み 地場ハ ートナーとの JV もオフ ションか 留意事項留意事項 地方部での展開も多いため 審査 ( 現場確認 ) 人員 回収人員体制を如何に構築していくか テ ィーラーネットワークとの関係構築要 中古車販売金融市場であれば十分参入余地あり 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 74

80 3 二輪車における 3 カ国比較と事業展開における仮説 事業環境事業環境 インドネシアインドベトナム 販売台数は急速な拡大が見込めない可能性も 新車販売台数は加速度的に増加 ( 地場メーカーが強いことが特徴 日 外資系ノンハ ンクが主要フ レーヤーであっ 二輪メーカー各々にキャフ ティフ が存在し 系メーカーシェア 20% 弱 ) たが 昨今地場銀行が市場参入 その他フ レーヤーでも大手が君臨 昨今 競争激化からロークレシ ット層にもファイナンス提供し 貸倒増加懸念も ファイナンス利用率が低く 市場規模も現状限定的も 今後の成長見込大 市場規模小さく 今後大きく成長する市場 顧客獲得顧客獲得 テ ィーラーからの顧客紹介が基本 ( テ ィーラーとのネットワーク構築が重要 ) キックハ ック等のインセンティフ により案件持込促進も キャフ ティフ を抱えているのは Bajaj TVS Yamaha のみ テ ィーラーからの顧客紹介が基本 ( 一部テ ィーラーでカウンターを設置 ) テ ィーラーにカウンターを設置 オペレーションオペレーション 審査時現場確認要 ( スコアリンク モテ ルは実施せず ) 金利は相応に確保 審査時現場確認要 信用情報機関 (CIBIL) を活用しネカ チェック 審査時現場確認せず 信用情報機関利用せず 審査時間短 高金利モテ ル 進出形態進出形態 独資で進出可能 独資であれば相応の資本金要 地場ハ ートナーとの JV が現実的 外資規制 資本金規制等規制が厳しく 今後も厳格化される見込み 独資で進出可能 留意事項留意事項 顧客獲得のためのネットワーク構築が最重要 ( 既にキャフ ティフ として組むべきメーカーなし ) 現実的には参入困難か キャフ ティフ を持たない事業者との連携を図ることが出来れば 参入可能か 顧客獲得のためのネットワーク構築が最重要 ( メーカー テ ィーラー網との関係 ) 現場確認 教育モテ ル を構築可能か 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 4 建機における 3 カ国比較と事業展開における仮説 インドネシアインドベトナム 事業環境事業環境 建機需要旺盛 ( 特に石炭 ハ ーム油が旺盛 ) 日系メーカー製であれば 中古市場でリセールハ リューあり 建機需要旺盛につき市場は高い成長を堅持 ( 中古市場も存在 ) 地場銀行 キャフ ティフ 地場ノンハ ンクがファイナンス提供 ( リースはほぼ無し ) アシ ア有数の建機中古市場であるが昨今新車も徐々に増加傾向 日系シェア約 60% と高い 顧客獲得顧客獲得 日系メーカーのシェアが高いことから 日系ノンハ ンクへ案件持込多 顧客を大企業 中堅企業 個人 中小事業者に分類 大 : 地場銀行 中堅 : キャフ ティフ 独立系ノンハ ンク 個人 中小 : 独立系ノンハ ンクと棲み分け 1 顧客に直接営業 2 フ ローカー メーカーからの紹介 3 リヒ ーター が主 大手 ( 国営 ) 中小 ( 民間 ) 個人事業主に分類 テ ィーラーを活用するのが一般的 オペレーションオペレーション 審査時現場確認要 ( 幅広いネットワークが必要 ) 審査は BS PL の他 過去のトラックレコート 信用情報機関 (CIBIL) を総合的に判断 リース会社等ノンハ ンクが存在しないため 銀行保証スキームを通常適用 ( メーカーが掛売りし銀行が保証 ) 進出形態進出形態 独資で進出可能 独資であれば相応の資本金要 地場ハ ートナーとの JV が現実的 外資規制 資本金規制等規制が厳しく 今後も厳格化される見込み 独資で進出可能 留意事項留意事項 審査 ( 現場確認 ) 人員 回収人員体制を構築すれば 需要に応えることができよう 大企業は銀行とのコネクション強固であり 参入困難か 中堅 個人 中小をターケ ットにした審査 ( 現場確認 ) 人員 回収人員体制を如何に構築していくか 銀行保証スキームも BS が膨らむため ノンハ ンク参入余地は十分 中古に関するノウハウは必要不可欠 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 75

81 5 農機における 3 カ国比較と事業展開における仮説 事業環境事業環境顧客獲得顧客獲得 インドネシアインドベトナム 国営銀行は RBI の指導で農家にファイ 市場規模は非常に小さいが市場のナンスを付けなければならず (18% が拡大が見込める農業分野 ) 金利は低利 ( 政府は集約化 機械化推進 ) ファイナンス利用率 60% のうち 40% が 国営銀行を通じた政府補助金あり地場銀行 20% が地場ノンハ ンク事業者 ( ヘ トナム国産農機のみ ) 現状は地 中古市場においても 地場銀行 場銀行のみがファイナンス提供 その他地場ノンハ ンク事業者がファイナンス供与はメーカー テ ィーラーの掛売りが一般的 農家とのネットワークを有する Agribank が強いが その他の銀行も対応 大きなテ ィーラーへはキックハ ックあり ( 地場ノンハ ンクは対応しておらず ) 基本的に個人向けファイナンスになる オペレーションオペレーション 支払は 3,6,12 ヶ月毎 ( 月々での支払はレンタルのみでレンタル利用率高い ) 地場ノンハ ンク事業者は地場銀行より金利高い 担保取得できず ( 車両登録制度なし ) 進出形態進出形態 独資であれば相応の資本金要 地場ハ ートナーとの JV が現実的 外資規制 資本金規制等規制が厳しく 今後も厳格化される見込み 地場ハ ートナーとの連携が不可欠 留意事項留意事項 地場ノンハ ンク事業者も相応にフ レセ ンスあり 地方部 農村部でのネットワークも必要であり 現実的には困難か 参入余地はあるものの 地方部 農村でのネットワークを如何に構築していくか 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 76

82 2. 国際展開 新興国戦略における機会損失と進出リスクとの比較衡量新興国への事業展開を検討するにあたり 先進国等に比べると法規制を含んだ事業環境が不整備 不透明であることから より慎重な機会損失と進出リスクの比較検討が重要になる ただし 市場を押さえるためには市場の黎明期からの取組が必要であり 慎重に検討するだけで待ちの姿勢を続けるだけでは市場で確固たる地位を獲得することは難しい 新興国における過去の進出事例の中には 市場規模が小さい時期から参入し 収益が上がるまでの忍耐期間を経て成功している事例があり 新興国での事業展開では 小さく産んで大きく育てる 発想も必要となることが分かる 図表機会損失と進出リスクに関する検討事項 留意点 機会損失 進出リスク 検討事項 今 進出しないことに対する機会損失をどのように考えるか 今後の市場拡大してからの参入では機を逸する可能性もある 国毎 製品毎によって一概には言えないが 総じて今後成長が見込める分野でのビジネスチャンスがある ( ビジネスモデル 進出ストーリーを如何に描くか次第 ) 事業展開するに当たり 一定程度の経営資源 ( ヒト モノ カネ ) を投入する必要がある 事業が上手く回らず 経営資源の投入が無駄に終わるリスクもある 留意点 市場が未形成の黎明期からの取り組みが重要になる 一方 黎明期での参入には短期的には収益を生まず 一般的にコスト負担が生じることになる 長期的な視点を持って ( 今後の市場拡大を見据えて ) 取り組むことが必要になる 結論 小さく産んで大きく育てる 発想が肝要になる ( 投資しても直ぐ Return があるわけではない ) 耐忍期間が必要があり 投資資金が固定化してしまうことも視野に入れる 100% 成功が見込まれるビジネスはない 実験的に進出していくことも必要ではないか 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 77

83 小さく産んで大きく育てる 1 ~ マルチ スズキ / インド ~ 日本企業による新興国戦略の中で最も成功した事例といえるのがマルチ スズキ 自動車販売台数が 1970 年代年間約 4 万台の水準で停滞していたインド市場にて 1982 年創業し年間 10 万台の生産 販売を決断 ( 長期的視点で見て投資を決断 ) 市場の持つ可能性を正確に且つ大胆に評価 80 年代はインド国内自動車生産販売台数も伸び悩む中 非常に厳しい状況が継続するも 1990 年代から右肩上がりの成長を継続 売上 利益 販売台数ともに厳しい状況が継続 出所 : FOULIN インド自動車 部品産業 2010 スズキのインド戦略 ( 中経出版 ) 等を基に みずほコーポレート銀行にて作成 小さく産んで大きく育てる 2 ~ 総合商社 / インドネシア ~ インドネシアは ASEANの中でも早い時期から各社が事業展開を進めており 三菱商事 三井物産 住友商事が10 年以上の実績 その後伊藤忠商事 丸紅も参入 二輪は ヤマハ= 三井物産 スズキ= 伊藤忠商事 自動車はいすゞ = 三菱商事 伊藤忠商事 スズキ= 伊藤忠商事の関係で事業展開がなされ 住友商事は特定の自動車メーカーに偏らない全方位外交のスタンスで地元有力企業との関係を軸に事業を展開 1 4, 年代後半 ~2000 年代前半においては 1998 年アジア通貨危機 2001 年 ITバブル崩壊等も重なり 1 人当たりGDPは500~1,000ドルであり 現在 (2011 年 / 約 3,500ドル ) の1/3~1/5 程度の水準の中 多くの総合商社は進出を決断 斯かる中 将来の市場拡大を見据え参入したことで 現在では各社売上 融資残高を大きく伸ばし 軒並み好調 人当 3,500 たり 3,000 G 2,500 D P 2,000 1,500 1, 年 1982 年 1984 年 1986 年 1988 年 1990 年 1992 年 1994 年 1996 年 1998 年 2000 年 2002 年 2004 年 2006 年 2008 年 2010 年 社名 出資会社 対象 進出年度 出資比率 従業員数 支店数 融資台数 三菱商事 テ ィホ スター ファイナンス 自動車 1983 年 85% ,400 三井物産 物産オート ファイナンス 二輪 1997 年 90% 11, ,000 住友商事 スミット オト ファイナンスオト ムルティアルタ 二輪自動車 2003 年 1996 年 99.64% 83.56% 12,600 2, , ,000 丸紅 KITA ファイナンス 自動車 2007 年 49% ,000 伊藤忠商事 スス キファイナンス イント ネシア ITC オート マルチ ファイナンス 二輪自動車 2005 年 2002 年 70% 100% 4, ,000 6,600 出所 : NAA.ASIA ブレーンズ IMF - World Economic Outlook を基に みずほコーポレート銀行にて作成 78

84 3. 過去の日本の経験からの示唆日本と調査対象 3 カ国の新車販売台数と一人当たり GDP を比較し 現在の対象 3 カ国が日本のどの時期にあたるのかを見ると 各国とも 1950 年代から 1960 年台 日本の高度成長期が始まる前段階 日本の黎明期にあると考えられる 今後の 3 カ国の成長のためには 各国の独自性を踏まえつつ 日本にあった資本市場の育成や中古市場の整備 発達等における取組を参考にすることが有益と考えられる ただし 当時の日本には江戸時代から伝わる寺子屋文化や明治維新から受け継ぐ産業資本の蓄積等があり 金融市場としての土壌があったと考えられるが 調査対象 3 カ国においてはそのような土壌を探し出すことから始め 更にはそれらを如何に耕すか そこに国内販売金融事業者の参入余地があるとも言えよう 図表新車販売台数と一人当たり GDP を基準とした 3 カ国のポジション ( 単位 : 千台 ) ( 単位 : 千円 ) 6,000 4,500 新車 ( 乗用車 ) 登録 届出台数 : 左軸 一人当たりGDP: 右軸 4,000 5,000 3,500 イント ネシア 49 万台 4,000 $3,015 3,000 3,000 イント イント 251 万台 $1,265 信用情報機関設立 2,500 2,000 2,000 ヘ トナム 6.4 万台 $1,173 1,000 0 割賦販売法制定 1955 年 1956 年 1957 年 1958 年 1959 年 1960 年 1961 年 1962 年 1963 年 1964 年 1965 年 1966 年 1967 年 1968 年 1969 年 1970 年 1971 年 1972 年 1973 年 1974 年 1975 年 1976 年 1977 年 1978 年 1979 年 1980 年 1981 年 1982 年 1983 年 1984 年 1985 年 1986 年 1987 年 1988 年 1989 年 1990 年 1991 年 1992 年 1993 年 1994 年 1995 年 1996 年 1997 年 1998 年 1999 年 2000 年 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 1,500 1, GDPの急激な成長 資本規制 市場未成熟 黎明期拡大期成熟期 資本規制緩和 資本市場の育成 中古市場の発達 GDP 成長率の低下 証券化市場の発達 出所 : 内閣府 年次経済財政報告 等を基にみずほコーポレート銀行にて作成 79

85 4. 新興国における事業展開のイメージこれまで見てきたように 各国の事業環境や事業分野により違いはあるものの 地場事業者等とのアライアンスを組むことで 新興国への進出にあたり自社に不足するノウハウ ネットワークを少なからず補完することができる 例えば 下記図表のようなモデルでの新興国参入が考えられる 国内販売金融事業者は 今まで日本で培ってきた経験を活かし リスク管理ノウハウ サービスノウハウ等を提供しつつ 日系メーカーの販売促進に寄与すべく 現地顧客に対しファイナンス提供することが求められよう その中で 自社に不足するノウハウ ( ネットワーク構築 現地通貨調達等 ) については地場事業者等とのアライアンスにより補完 共有することで 3 社が Win-Win になるような関係構築することが現実的ではないだろうか 図表新興国における事業展開イメージ リスク管理やサービスにおけるノウハウ提供 & 国内販売金融事業者国内販売金融事業者 投資リスクテイク ノウハウ取得 リスク分散販売促進 メーカー 販売会社メーカー 販売会社 出資 出資 出資 販売金融会社販売金融会社 地場金融機関地場金融機関 ( ( 銀行 ノンバンク銀行 ノンバンク ) ) 管理ノウハウ取得ネットワーク構築現地通貨提供 販売金融 リース 販売金融プログラム契約プロモーション展開 現地顧客現地顧客 商品販売 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 また 地場金融機関との差別化を図るためには 以下の点について訴求することも必要になると考えられる 地場金融機関が手掛けづらい中古市場での早期参入 保険 メンテナンス等のサービスの充実 スコアリングモデルの導入による与信スピードの向上等 新興国への進出にあたっては 一般的に以下のような課題があり 課題認識をした上で リスクを極小化するためにアライアンスを組むことも必要になる 80

86 図表新興国における販売金融事業参入の課題 視点資金調達オペレーション / 信用リスク収益中古市場の育成 概要 低レートで調達できるモデルの構築が必須 資本規制 資本市場の未成熟な段階では 調達リスクを考慮した運営が必須 現地での販金供与体制 ネットワークの構築 与信体制 信用リスク管理体制 市場拡大までの収支への対策等 販売金融リスクのミニマイズから 中古市場の育成 転売市場の確保による担保価値の維持 向上 環境 自社 家計所得の増加 販売数の増加 資金調達 資本規制緩和資本市場育成 販売金融の拡大 オペレーション体制整備 文化的基盤 中古市場の拡大 収益 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 終わりに 今まで調査 3 カ国における販売金融の現状 ( 現地の販売金融の利用率 資金供与者 競合他社等 ) 事業環境( 金融等に関する法規制 関係企業のネットワーク等 ) 現地企業におけるビジネスモデル特性等 我が国販売金融事業者が進出にあたって実際に考慮する項目について論じてきた 当然ながら 国毎 製品毎にビジネスモデルは異なり 販売金融の黎明期 発展期といえる調査 3 カ国において 確実に成功するビジネスモデルなど存在しない 国内販売金融事業者にとって アジア新興国戦略は残された数少ない成長分野であり 販売金融事業者が如何に同分野を攻略するかが 今後の優勝劣敗を決する可能性もある 前述のとおり 投資が直ぐに収益化する事業とは限らないため 相応の耐忍期間が必要であろう しかしながら 実験的に進出しトライ & エラーを繰り返すことで自社に経験 ノウハウが蓄積されることが 将来の新たな事業展開への布石と考えることも出来よう 国内販売金融事業者が アジア新興国の販売金融分野において大きな存在感を持ち 当該国の金融市場発展に貢献すると同時に その成長力を我が国の活力に取り込むことに繋がる様 期待したい 81

87 第 5 章支援ツール 我が国の販売金融事業者がアジア新興国で事業展開するにあたり 支援ツールとなる制度 仕組としては 国際協力銀行 (JBIC) の保証 融資制度と日本貿易保険 (NEXI) の海外投資保険 海外事業資金貸付保険が挙げられる 1. 国際協力銀行 (JBIC) の保証 融資制度 (1) 保証 JBIC では 2008 年 4 月に創設した JBIC アジア 環境ファシリティ (FACE) の取組の 1 つとして アジアにおけるインフラ開発事業等の分野における民間金融機関からの融資に対する保証を行うことで 当該案件の支援や民間資金の積極的な導入を図っている 具体的なスキームは 下図のとおりである 図表 JBIC アジア 環境ファシリティの保証スキーム JBIC 保証 民間金融機関 融資 アジア向け事業 出所 :JBIC 資料を基にみずほ総合研究所にて作成 本スキームでの保証実績としては 2010 年 11 月に報道発表された 三井物産とヤマハ発動機が出資するインドネシア法人 Bussan Auto Finance(BAF) 向け三菱東京 UFJ 銀行ジャカルタ支店のルピア建て融資に対する保証が挙げられる 1 保証業務におけるスタンス JBIC で念頭に置いているのは 日本の産業の国際競争力の維持及び向上の観点から 日系メーカーの海外展開 製品拡販の支援である 海外市場において 日系メーカーの製品拡大のために販売金融が重要なツールになっている限りにおいて 販売金融事業者の後押しを通じて 日系メーカーを支援するということである インドネシアを始め インドやベトナムでも 販売金融が重要なツールになっており 販売金融がなければ日系メーカーの拡販が難しいという 82

88 場合には 本保証の検討対象になる なお 実際の運用では 融資と保証を組み合わせての対応が検討されるが 円 米ドル等のハードカレンシーの場合は原則として融資による対応を想定している 2 スキームの対象となる現地企業日系メーカーの製品拡販にどの程度資するかが保証の検討基準となることから 現地企業の取り扱う製品が日系メーカーの製品であることが求められる 基本的には 日系企業の現地法人が対象となる 3 スキームの対象となる金融機関基本的には日系メーカーと取引がある本邦金融機関を想定したものであるが 地場銀行や外資系銀行からの融資に対する保証も制度的には可能である 4 今後の取組 JBIC アジア 環境ファシリティ (FACE) の実施期間は 2012 年までとなっているが FACE を発展 拡充する形で 2011 年 4 月に JBIC インフラ 投資促進ファシリティ (E-FACE) が創設されており 保証についても同様の取組が継続される (2) 融資日系現地法人等に対して 事業に必要となる長期資金を直接融資する また 日系現地法人等に出資 融資を行おうとする外国企業 金融機関や相手国政府等に融資することによって 相手国における資金調達を側面支援する 図表 JBIC 融資スキーム JBIC 貸付日本企業貸付海外で行う事業 貸付貸付貸付 出資貸付 外国の銀行外国政府等日本の銀行 貸付 日系現地法人等 出資 合弁パートナー 出所 :JBIC 資料 83

89 1 融資業務におけるスタンス保証業務と同様 日本の産業の国際競争力の維持及び向上の観点から 日系メーカーの海外展開 製品拡販の支援を念頭に置いている 2 融資金額海外事業に必要な金額の範囲内の長期資金が対象になる 民間金融機関の補完の観点から 原則として所要資金の一定割合を上限とし 民間金融機関と協調して融資を実施する ( 原則として JBIC 融資は6 割が上限 ) 3 融資形態 JBIC における融資は クロス ボーダーとなる 4 融資通貨円以外にも 米ドル ユーロ等による貸付も可能である 5 金利円の場合は 1.075% 外貨の場合は米ドル LIBOR(6 ヶ月 )+0.375%( いずれも 2012 年 1 月 16 日時点 ) ただし 円 外貨ともリスクプレミアムが付加され 金融市場の実勢を踏まえ 必要な調整を行うこともある 84

90 2. 日本貿易保険 (NEXI) の保険 4 (1) 海外投資保険日本の企業が海外で行った投資 ( 出資 権利の取得 ) について 株主や債権者としての権利等に係る損失をてん補する 2012 年 1 月 18 日現在 インドネシア インド ベトナムについては NEXI において海外投資保険は引受可能であり 案件ごとに金額 与信期間 与信先 プロジェクトの事業性 リスクの軽減措置等を審査の上 引受の可否が判断される 1 損失てん補可能なリスク 具体的な損失をてん補するリスクは 次のとおり a 投資先国 事業地国の政府による収用 権利侵害リスク b 投資先国 事業地国で発生した戦争リスク c 投資先国 事業地国で発生した不可抗力リスク d 投資先国 事業地国が行った為替制度等による配当金等の送金不能 2 保険金額本邦からの出資送金額または投資先企業の簿価での純資産額の持分 ( 保険価額 ) に対して 最大 95% までの付保率の範囲内 3 保険期間 2 年以上 15 年以内で 事業計画に応じて自由に設定可能 また 当初の保険契約期間が満期を迎えた際には 1 年ごとの延長が可能 4 保険料投資する国のカテゴリーや付保する内容によって異なる 5 特約プレミアム特約では 出資を行った本邦企業の財務諸表における投資額と 出資先企業の簿価純資産額のうち本邦企業の持分に相当する額との差額について てん補の対象とする 4 海外投資保険および海外事業資金貸付保険については 日本貿易保険の Web サイトに掲載されている情報を基にしている 85

91 (2) 海外事業資金貸付保険 海外事業資金貸付保険では 以下の損失がてん補される a 海外での事業に必要な長期資金を外国法人に貸し付けた本邦法人が 貸付金を回収できなかったことによって被った損失 b 外国法人が海外での事業に必要な長期資金を調達するために発行した債券を購入した本邦法人が この債券の償還不能によって被った損失 c 外国法人が海外での事業に必要な長期資金を調達するための借入金や発行した債券の償還を保証した本邦法人が 保証債務を履行したことによって被った損失 1 引受対象となる貸付 保証 海外事業資金貸付保険の引受対象となる貸付 保証は 以下のとおり なお 対象となるのは 以下の債券等の元本と利子であり 延滞利息等は対象とならない a 長期貸付金債権 b 公債 社債その他これらに準ずる債券 c 長期借入金に係る保証債務 d 公債 社債 その他これらに準ずる債券に係る保証債務 2 海外事業資金貸付保険の引受基準 引受基準として 以下のような条件が定められている a 本邦法人による貸付または保証であること b 外国政府等 外国法人または外国人に対する貸付または当該貸付に対する保証であること c 本邦外において行われる事業に必要な長期資金に充てられる貸付または当該貸付に対する保証であること d 2 年以上の長期貸付または当該貸付に対する保証であること e 新規に行われる長期貸付または当該貸付に対する保証であること f 資金貸付の内容が 我が国の対外取引の健全な発達に資すると認められること g 資金貸付について 貸付先の国または地域の政府の許可または承認を必要とする場合にあっては 資金貸付を行う際に 当該許可または承認を証する書面を取得していること h 資金貸付の貸付先の国または地域 保証人の属する国または地域および事業地の国または地域の経済情勢および政治情勢について著しい問題がないと認められること i 保証債務の負担の場合にあっては 保証契約等により保証の付従性および随伴性が確認できることならびに保証債務を負担する者が保証債務を履行したときは求償権を取得することが保証契約等において明確となっていること 86

92 3 てん補リスクてん補リスクは 非常リスク ( 貸付当事者に責任のない不可抗力的なリスク ) と信用リスク ( 貸付 保証の相手方の責任により発生するリスク ) に分類され 海外の子会社および出資している合弁企業等への貸付 劣後ローンについては 原則 非常リスクのみが付保の対象とされる 4 保険金額保険金額は 貸付金等の額または保証債務の額に付保率を乗じて算出する 付保率は 非常リスクは 97.5% 信用リスクは通常 90%(95% を適用することもある ) となっている 5 保険期間貸付金債権等を取得した日 保証債務を負担した日または保険契約の締結を行った日のいずれか遅い日から 貸付金債権等の償還期限の日 保証債務の終期あるいは消滅の日のいずれか早い日までである なお 中途での解約はできない 6 保険料投資する国のカテゴリーや案件の信用リスク等によって異なる 87

93 88

94 参考資料 1. 日本の販売金融事業者のアジア展開状況 中国香港台湾韓国シンガポールフィリピンインドネシアマレーシアベトナムタイスリランカインド 三菱 UFJリース三井住友 F&L 興銀リース東京 CL 芙蓉総合リース 100% 100% 業務提携 100% 85% 駐在員事務所 44% ー ー Financial One Corp ー 100% 100% 100% 85% 80% 70% 30% ー ー ー IFC 現地金融機関 100% 80% 49% 35% ー 60% フィリヒ ンナショナルBK クルンタイBK IFC 95% 85% 49% 100% 49% 100% 70% 15% PT ITC( 伊藤忠 85 49% TISCOFinancialGroup 5% 伊藤忠商事 ー 51% 統一企業 ー 伊藤忠イント ネシア15) 2% 損保シ ャハ ンサーヒ ス 100% 100% 100% ー ー ー 住信パナソニック オリックス日立キャピタル JA 三井丸紅建材リース 98% 100% 95% 100% 50% 40% 96% 100% 駐在員事務所 97% 23% 99.95% DBS 銀行 IFC CentralBankofIndia ー ー ユナイテット オーハ ーシース 銀行 4% イント ネシア中央 BK ー 地元金融機関 UnitTrustofIndia 75% 100% 100% 75% 73.99% 25% 日立 ( 中国 ) ー ー BuanaSejahtera,AmbarKejora 100% 85% ー ー 駐在員事務所 49% イオンクレジャックストヨタFS 三菱商事三井物産 51.9%( 上場 ) 100% 100% 80% 54.3%( 上場 ) 駐在員事務所 ー ー ー 100% 双日がサホ ート ー 33.4% 60% 100% 78.7% 100% 100% 100% 50% 70% 78.7% 66% Hozan Investment 50% PT Astra 1.3% TMC Group 1.3%(TMC Group) ー 0.6% その他 ー 40% メトロハ ンクク ルーフ International Tbk 30% UMW ー 20% その他 20%( その他 ) ー 85%( 四 ) 93.5%( 四 ) いすず 90%( 二 ) ヤマハ 100%( 二 ) ヤマハ 64% ー 26%(AxisBK) 10%( ヤマハ発動機 ) 住友商事伊藤忠商事丸紅双日 50% 99%( 二 ) 80%( 四 ) 69.2%( 二 ) 50% メトロハ ンクク ルーフ スズキ : 二 20%( 総合 ) 70%( 二 ) 100%( 四 ) 70%( 二 四 ) いすず : 四 15%( 設備 ) 40% 49%( 四 ) 40%( 建機 ) セキュリティハ ンク60% スズキ 豊田通商 30%( 四 ) 出所 : みずほコーポレート銀行にて作成 2. インドネシア インド ベトナムの政策金利推移 (%) 16 ベトナム 15% インド 8.5% 6 インドネシア 6% 年 1 月 2007 年 4 月 2007 年 7 月 2007 年 10 月 2008 年 1 月 2008 年 4 月 2008 年 7 月 2008 年 10 月 2009 年 1 月 2009 年 4 月 2009 年 7 月 2009 年 10 月 2010 年 1 月 2010 年 4 月 2010 年 7 月 2010 年 10 月 2011 年 1 月 年 4 月 2011 年 7 月 2011 年 10 月 2012 年 1 月 出所 : みずほ総合研究所 新興国マクロ経済指標集 ( 原典は各国中央銀行データ ) を基にみずほコーポレート銀行にて作成

95 3. インドネシアのノンバンク (1) インドネシアのノンバンク一覧 企業名 総資産自己資本 (IDR mil) (USD mil) (IDR mil) (USD mil) 1 CENTRAL JAVA POWER 26,681,327 2,935 2,916, ASTRA SEDAYA FINANCE 9,894,309 1,088 1,754, OTO MULTIARTHA 9,832,339 1,082 2,281, FEDERAL INTERNATIONAL FINANCE (FIF) 9,128,354 1,004 2,905, BUSSAN AUTO FINANCE (BAF 物産 ) 8,321, ,447, CLIPAN FINANCE INDONESIA TBK 8,212, ,331, DIPO STAR FINANCE 6,276, , TOYOTA ASTRA FINANCIAL SERVICES 5,471, , ADIRA DINAMIKA MULTIFINANCE 4,329, ,652, ORIX INDONESIA FINANCE 4,188, , GE FINANCE INDONESIA 2,958, , CHANDRA SAKTI UTAMA LEASING 2,937, , SUZUKI FINANCE INDONESIA 2,908, ,004, CHANDRA SAKTI UTAMA LEASING (Catappilar Finance 2,670, , WAHANA OTTOMITRA MULTIARTHA (WOM Finance) 2,572, , BFI FINANCE INDONESIA, TBK 2,392, ,534, SURYA ARTHA NUSANTARA FINANCE 2,312, , MANDALA MULTI FINANCE 2,057, , BCA FINANCE 2,013, , MITSUI LEASING CAPITAL INDONESIA 2,011, , KOMATSU ASTRA FINANCE 1,955, , MANDIRI TUNAS FINANCE 1,792, , SUMMIT OTO FINANCE 1,771, ,312, INDOMOBIL FINANCE INDONESIA 1,708, , BTMU-BRI FINANCE 1,646, , NUSA SURYA CIPTADANA 1,577, , TRIHAMAS FINANCE 1,383, , BUANA FINANCE 1,370, , SINAR MITRA SEPADAN FINANCE 1,243, , KOEXIM MANDIRI FINANCE 1,138, , BUMIPUTERA - BOT FINANCE 1,072, , AUSTINDO NUSANTARA JAYA FINANCE 1,034, , RBS FINANCE INDONESIA 1,018, , FINANSIA MULTI FINANCE 1,013, , U FINANCE INDONESIA 1,011, , 出所 :Infobank Agustus2010 Onesource を基にみずほコーポレート銀行にて作成 (2) インドネシアの乗用車販売金融事業者 会社名 Astra Sedaya Finance 会社名 PT BCA Finance 概要 / 沿革 1982 年 GE と Astra International(AI) により設立 1994 年 AI が Astra Credit Companies(ACC) 貸付部門を設立 ACC の傘下 5 子会社あり (ASF が最大規模 ) 2010 年 Astra Sedaya Finance (ASF) が AI の完全子会社化 2,500 ディーラー, 67 万人の個人顧客ベース 新 中古車 幅広いブランド 法人用 個人用 四輪車 フリート ( 産業 : 農業物流 鉱業 建築 レンタル 公共交通 ) 等幅広く展開 概要 / 沿革 インドネシア国営企業 新車 中古車販売の消費者金融 機械 重機のリース ファクタリングサービスなどが主な事業 会社規模上場区分 非上場 会社規模上場区分 総売上高 127 mil USD ( 為替レート : USD/IDR ) 非上場 設立 1982 年 設立 1981 年 本社所在地 Jakarta, Indonesia 本社所在地 Jakarta, Indonesia 従業員数 1,893 人 従業員数 250 人 (2010 年 ) 拠点数 58 支店 拠点数 N.A. 主要株主 PT. Astra International Tbk (100%) 主要株主 Bank Central Asia (100%) 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート Thomson Reuters, Bureau Van Dijk を基にみずほコーポレート銀行にて作成 90

96 (3) インドネシアの二輪車販売金融事業者 会社名 PT Federal International Finance 会社名 PT Adira Dinamika Multi Finance 概要 / 沿革 インドネシア国営企業 インドネシア全土に拠点を展開 1989 年 PT Astra International の子会社として設立 ホンダの二輪車の販売金融やその他の金融ソリューションを主に提供 ホンダの二輪車販売金融の 67.4% を占める 700 ホンダディーラー 概要 / 沿革 Bank Danamon の子会社 マルチブランドの自動車リースや消費者金融をはじめ幅広く金融サービスを提供 会社規模上場区分 総売上高 526mil USD ( 為替レート : USD/IDR ) 非上場 会社規模上場区分 総売上高 432 mil USD ( 為替レート : USD/IDR ) 上場 (Ticker:ADMF) 設立 1989 年 設立 1990 年 本社所在地 Jakarta, Indonesia 本社所在地 Jakarta, Indonesia 従業員数 1,000 人 (2010 年 ) 従業員数 16,246 人 (2010 年 ) 拠点数 国内 92 支店 215 代理店あり 拠点数 国内 148 拠点 主要株主 PT. Astra International Tbk (100%) 主要株主 Bank Danamon Indonesia Tbk (95%) 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート Thomson Reuters, Bureau Van Dijk を基にみずほコーポレート銀行にて作成 (4) インドネシアの家電販売金融事業者 会社名 PT CIMB Niaga Auto Finance 会社名 PT Bank UOB Buana 概要 / 沿革 二輪車 家電の販売金融会社 1981 年に PT Saseka Gelora Finance として設立後 2010 年に現在の社名に変更 概要 / 沿革 UOB Group のグループ会社で United Overseas Bank Ltd. の子会社 一般的な銀行サービス 各種ローンに加え 1976 年 外貨取扱の認可を得る 2000 年 ジャカルタ証券取引所およびスラバヤ証券取引所に上場 会社規模上場区分 総売上高 35 mil USD ( 為替レート : USD/IDR ) 上場 会社規模上場区分 総売上高 294 mil USD ( 為替レート : USD/IDR ) 上場 設立 1981 年 設立 1956 年 本社所在地 Jakarta, Indonesia 本社所在地 Jakarta, Indonesia 従業員数 50 人 (2010 年 ) 従業員数 4,974 人 (2010 年 ) 拠点数 N.A. 拠点数 国内 41 支店, 172 出張所 主要株主 PT Bank CIMB Niaga Tbk. (99.94%) 主要株主 United Overseas Bank (99%) 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート Thomson Reuters, Bureau Van Dijk を基にみずほコーポレート銀行にて作成 91

97 会社名 PT Bank Mandiri (Persero) Tbk. 概要 / 沿革 1998 年 インドネシア政府の銀行再編プログラムにおいて複数の銀行の統合により設立 個人業務 法人業務 商業銀行業務等 2003 年 ジャカルタおよびスラバヤ証券取引所に上場 会社規模上場区分 設立 本社所在地 従業員数 拠点数 総売上高 3,251 mil USD ( 為替レート : USD/IDR ) 上場 1998 年 Jakarta, Indonesia 25,236 人 (2010 年 ) 国内 1,370 拠点 海外 8 拠点 主要株主 インドネシア政府 (66.68%) 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート Thomson Reuters, Bureau Van Dijk を基にみずほコーポレート銀行にて作成 92

98 4. インドのノンバンク (1) インドのノンバンク一覧 No. 企業名 形態 Total Income (USD mil. 2010) 1 Housing Development Finance Co 銀行系 2,525 2 Shriram Transport Finance Co 独立系 1,000 3 Infrastructure Development Finance Company 独立系 Reliance Capital 財閥系 IFCI limited 独立系 ICICI Home Finance Co 銀行系 Mahindra & Mahindra Financial Services 財閥系 Indiabulls Financial Service 独立系 Tata Capital Limited 財閥系 Sundaram Finance Limited 独立系 Tata Mortors Finance Limited 財閥系 Shriram City Union Finance 独立系 VLS Finance Limited 独立系 Dewan Housing Finance Corp 独立系 Kotak Mahindra Prime Limited 銀行系 L&T Finance Limited 財閥系 SKS Micro Finance Limited 独立系 Cholamandalam Investment and Finance Co 独立系 Bajaj Auto Finance Limited 販金会社 Investment Financial Services Limited 独立系 Magma Finacorp Limited 独立系 Religare Finvest Limited 独立系 SBI Global Factors Limited 銀行系 Manappuram General Finance and Leasing Limited 独立系 Srei Infrastructure Finance Limited 独立系 IDBI Home Finance Limited 銀行系 ICICI Securities Primary Dealership Limited 銀行系 PNB Housing Finance Limited 銀行系 GIC Housing Finance Limited 銀行系 Grush Finance Limited 銀行系 69 出所 : 各種資料を基にみずほコーポレート銀行にて作成 (2) インドの乗用車販売金融事業者 会社名 State Bank of India 会社名 HDFC Bank 概要 / 沿革 イント 最大の商業銀行 法人 個人 工業 農業 商業といった広範囲な分野で総合金融サーヒ スを提供 1921 年 Imperial Bank of India として設立 1955 年 State Bank of India に名称変更 1996 年 1 月 Kashinath Seth Bank Ltd. を吸収 概要 / 沿革 1994 年 イント 住宅公社 (HDFC Ltd) ク ルーフ で約 22% 出資にて設立した商業銀行 不良債権額はイント 他行比良好かつ減少傾向 近時 中小企業向け 農業向けローンも注力中 民営銀行ではあるが 収益力 財務内容はイント 国営銀行を上回る 会社規模上場区分 国内 1 位 世界 103 位 時価総額 INR 1,039 Bil/ USD 19.7 Bil (6/1/2012) 上場 会社規模上場区分 資産規模ヘ ースでインド国内第 12 位 インド民営では ICICI に次ぐ準大手行 時価総額 INR 1,066 Bil/ USD 20.2 Bil (6/1/2012) 上場 設立 1955 年 設立 1994 年 本社所在地 Mumbai, India 本社所在地 Mumbai, India 従業員数 222,933 人 従業員数 17,266 人 拠点数 国内支店数 :9,827 海外拠点数 :44 箇所 拠点数 535 支店 主要株主 Reserve Bank of India, Mumbai (59.73%) Bank of NY (GDR) (7.88%) Merrill Lynch Capital Markets Espana SA (3.71%) 主要株主 JP Morgan Chase Bank (19.27%) HDFC Ltd. (12.41%) HDFC Investments Ltd. (9.58%) 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート one source ISI データベースを基にみずほコーポレート銀行にて作成 93

99 会社名 Axis Bank Ltd. 会社名 ICICI Bank Limited 概要 / 沿革 1994 年 インド政府が民間銀行設立が許可されたことにより設立 リテールバンキング ホールセールバンキング コーホ レートバンキングサービスなどの提供 ATM ネットワーク国内最大規模 概要 / 沿革 1994 年 ICICI(1955 年世銀や政府主導で設立 ) の民間商業銀行部門子会社として設立 インド中堅企業に対する中期ローン支援 運転資金支援 預金業務中心のリテール業務に注力 同行関連会社 子会社を通じて investment banking venture capital, IT, アセットマネシ メント他 幅広い金融サービスを展開中 会社規模上場区分 総売上高 2,518 mil USD 上場 会社規模上場区分 インド民間商業銀行最大手 国内では SBI に次ぐ 2 位 時価総額 INR 861Bil/USD16.38 Bil (6/1/2012) 上場 設立 1994 年 設立 1994 年 本社所在地 Mumbai, India 本社所在地 Mumbai, India 従業員数 26,435 人 従業員数 56,969 人 拠点数 国内 608 以上支店 カウンター 拠点数 N.A. 主要株主 Uti Asset Management Co Ltd. 主要株主 Deutsche Bank Trust Company Americas (28.88%) Life Insurance Corporation of India (8.16%) 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート Thomson Reuters, Bureau Van Dijk one source, ISI データベースを基にみずほコーポレート銀行にて作成 会社名 Kotak Mahindra Bank Ltd. 会社名 Sundaram Finance Ltd. 概要 / 沿革 インド有数の金融コングロマリットのグループ会社で商業銀行 2003 年に社名変更 ( 旧名 :Kotak Mahindra Finance Limited ) 概要 / 沿革 リース事業 自動車 商用車 タイヤ 設備等のファイナンスサービスの提供 傘下に BNP Paribas Home Finance 会社規模上場区分 総売上高 1,880 mil USD ( 為替レート : USD/INR ) 上場 会社規模上場区分 総売上高 345 mil USD ( 為替レート : USD/INR ) 上場 設立 1985 年 設立 1954 年 本社所在地 Mumbai, India 本社所在地 Chennai, India 従業員数 N.A. 従業員数 N.A. 拠点数 国内での拠点 ( 含むフランチャイズ ) 展開 海外にも拠点有り ( ニューヨーク ロンドン ドバイ シンガポール等 ) 拠点数 国内 540 支店 主要株主 KotakUdaySuresh 主要株主 Franklin Resources, Inc (4.51%) Government of India (3.83%) 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート Thomson Reuters, Bureau Van Dijk を基にみずほコーポレート銀行にて作成 94

100 会社名 Cholamandalam Investment and Finance Company Limited 概要 / 沿革 2010 年 社名変更 ( 旧名 : Cholamandalam DBS Finance Limited) 1978 年 インド大手コングロマリット Murugappa Group の金融サービス会社として設立 二輪車販売や家具のローンなども提供 会社規模上場区分 設立 本社所在地 総売上高 171 mil USD ( 為替レート : USD/INR ) 上場 1978 年 Chennai, India 従業員数 拠点数 1,077 人 (2010 年 ) 国内 200 拠点以上 主要株主 Tube Investments of India Ltd. (60.55%) International Finance Corporation (9.92%) 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート Thomson Reuters, Bureau Van Dijk を基にみずほコーポレート銀行にて作成 (3) インドの商用車販売金融事業者 会社名 Tata Motor Ltd 会社名 Mahindra & Mahindra Financial Services Ltd 概要 / 沿革 TATA グループ子会社の製造会社 設立当初の業務は機関車とエンジニアリング 1961 年 トラックの製造を開始 1980 年 L M H ー CV の製造開始 1998 年 乗用車の製造を開始 2004 年 NYSE で上場 主なブランド Tata, Jaquar, Rover 概要 / 沿革 多目的車 トラクター製造大手のマヒンドラ社の販売金融会社 農村 準都市部を中心に多目的車 トラクター 自動車の販売金融を展開 2002 年 マヒンドラブランド以外のファイナンス開始 2005 年 HPCL と提携 2006 年 上場 Maruti Udyog と提携 会社規模上場区分 時価総額 INR Bil/ USD Bil (6/1/2012) 上場 会社規模上場区分 非上場 設立 1945 年 設立 1993 年 本社所在地 Mumbai, India 本社所在地 Mumbai, India 従業員数 53,151 人 従業員数 6,200 人 拠点数 国内 5 製造所 海外拠点 (UK, 韓国 タイ スペイン 南アフリカ ) 拠点数 国内 547 拠点 主要株主 Tata Sons (31.92%) 主要株主 Mahindora & Mahindra Limited (56%) FII (34%) 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート one source, ISI データベースを基にみずほコーポレート銀行にて作成 95

101 会社名 Ashok Leyland Ltd. 会社名 Shriram transport Finance company Ltd 概要 / 沿革 1948 年 商用車の製造販売に携わる企業として設立 6 ヶ所ある工場で バス トラック エンジン 自動車の部品等を製造 概要 / 沿革 インド財閥 SHRIRAM グループ ( 金融に特化 ) 傘下の販売金融会社 中古トラック ( 零細トラックオーナー ) に重点を絞り プレゼンスを確立し インド最大規模の NBFC に 商用車 乗用車 多目的車 三輪車 トラクター 建機のファイナンス その他にタイヤローン エンジン交換ローン等 1984 年 上場 会社規模上場区分 総売上高 2,491 mil USD ( 為替レート : USD/INR ) 上場 会社規模上場区分 時価総額 INR bil/ USD2.1 bil (7/1/2012) 上場 設立 1948 年 設立 1979 年 本社所在地 Chennai, India 本社所在地 Mumbai, India 従業員数 15,182 人 (2010 年 ) 従業員数 14,254 人 拠点数 N.A. 拠点数 国内 484 拠点 主要株主 Hinduja Automotive Ltd. Government of India 主要株主 Shriram Capital Limited (50.17%) Newbridge India Investments II Limited (49%) 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート Thomson Reuters, Bureau Van Dijk を基にみずほコーポレート銀行にて作成 会社名 Indusind Bank Ltd. 概要 / 沿革 商用車 乗用車 二輪車 三輪車の販売金融 建機ローン 不動産ローンなど個人サービスのほかに法人ビジネスも行う 民間セクターの銀行 世界基準の銀行サービスを目指す 会社規模上場区分 設立 本社所在地 総売上高 469 mil USD ( 為替レート : USD/INR ) 上場 1994 年 Mumbai, India 従業員数 拠点数 7,008 人 (2011 年 3 月 ) 国内約 300 拠点 海外 2 拠点 ( ロンドン ドバイ ) 主要株主 Indusind International Holdings Ltd. (14.68%) GA Global Investments Ltd. (4.85%) 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート Thomson Reuters, Bureau Van Dijk を基にみずほコーポレート銀行にて作成 96

102 (4) インドの二輪車販売金融事業者 会社名 TVS Credit Services Ltd. 会社名 Bajaj Finance Ltd 概要 / 沿革 2008 年 TVS Motor Services Ltd. の子会社として設立 TVS Motor Company 製造の二輪車 その他自動車の取扱 概要 / 沿革 インド二輪 三輪車大手のBajajG 傘下の販売金融 新 中古車 オート ( 二輪車 三輪車 ) 耐久消費財 家電 住宅ローン SME, 建機 証券等のファイナンス 1994 年 上場 2008 年 Bajaj Auto を切り出し Bajaj Finserveが Bajaj Auto financeの親会社になる 2008 年以降 個人ローン 保険等事業を展開する等多角化 会社規模上場区分 販売代理店 2500 店以上 会社規模上場区分 時価総額 INR 22.3bil/ USD 425 mil (6/1/2012) 上場 設立 2008 年 設立 1987 年 本社所在地 Chennnai, India 本社所在地 Pune, India 従業員数 N.A 従業員数 1,657 人 拠点数 国内 20 拠点以上 拠点数 116 支店 22 販売店 (2008 年 ) 主要株主 TVS Motor Services Ltd. 主要株主 Bajaj Finserv (55.31%) 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート one source, ISI データベースを基にみずほコーポレート銀行にて作成 会社名 Family Credit Ltd. 会社名 Fullerton India Credit Co. Ltd. 概要 / 沿革 ユーロ圏大手の金融サービスグループ Société Générale Consumer Finance の完全子会社 自動車ローン 二輪車ローン ロイヤルティローンなど消費者金融サービスの提供 2007 年にインドで事業開始 1100 以上の販売チャネル ( 販売代理店など ) 概要 / 沿革 1994 年 Fullerton Financial Holdings Pte. Ltd の子会社として設立 ノンバンク事業者 商業者 二輪車のファイナンス 住宅ローン 教育ローンなど 中小企業 低所得層向けにもサービスを提供 会社規模上場区分 総売上高 42 mil USD ( 為替レート : USD/INR ) 非上場 会社規模上場区分 総売上高 213 mil USD ( 為替レート : USD/INR ) 上場 設立 1993 年 設立 1994 年 本社所在地 West Bengal, India 本社所在地 Maharashtra, India 従業員数 N.A 従業員数 8,000 人 拠点数 国内 40 拠点以上 拠点数 425 拠点 主要株主 Société Générale Consumer Finance 主要株主 Fullerton Financial Holdings Pte. Ltd 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート Thomson Reuters, Bureau Van Dijk を基にみずほコーポレート銀行にて作成 97

103 会社名 Shriram City Union Finance 概要 / 沿革 インドのノンバンク事業者 リテールローン ( 個人ローン 小額ローン ) 中古商用車 二輪車 三輪車 トラクター 商用車 乗用車の販売金融 保険など 会社規模上場区分 総売上高 173 mil USD ( 為替レート : USD/INR ) 設立 本社所在地 1986 年 Chennai, India 従業員数 拠点数 N.A 1,000 以上の代理店 主要株主 Shriram Enterprise Holdings Pvt. Ltd. (35.9%) Shriram Retail Holdings Pvt. Ltd. (17.1%) 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート Thomson Reuters, Bureau Van Dijk を基にみずほコーポレート銀行にて作成 (5) インドの農機販売金融事業者 会社名 L&T Finance Limited 会社名 Magma Fincorp Limited 概要 / 沿革 インド財閥大手 L&T グループの 100% 子会社の販売金融会社 当社および L&T Infrastracture Finance の 2 社を中心に展開 商用車 建機 農機 ( トラクター ) の販売金融 その他マイクロファイナンス 企業融資 リース 運転資金ファイナンス等を提供 概要 / 沿革 郊外や農村地域中心のノンバンク企業 中古 新車 建機 トラクターの販売金融 その他個人ローン 保険などを提供 1989 年設立以降 合併吸収を通して規模を拡大 2008 年 現在の社名に変更 ( 旧名 :Magma Shrachi Finance Limited ) 会社規模上場区分 時価総額 INR 76.1 bil/ USD 1.4 bil (6/1/2012) 上場 会社規模上場区分 総売上高 88 mil USD ( 為替レート : USD/INR ) 上場 設立 1994 年 設立 1988 年 本社所在地 Mumbai, India 本社所在地 Kolkata, India 従業員数 2,800 人 従業員数 5,166 人 (2010 年 ) 拠点数 国内 200 箇所 ( 農村 準都市部を中心 ) 拠点数 国内 190 拠点以上 主要株主 L&T Finance Holdings (99%) 主要株主 Microfirm Softwares Pvt Ltd. (17.9%) Celica Developers Pvt Ltd (15.5%) 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート one source, ISI データベース Thomson Reuters, Bureau Van Dijk を基にみずほコーポレート銀行にて作成 98

104 5. ベトナムのノンバンク (1) ベトナムのノンバンク一覧 Finance Company 資本金 (billion VND) 会社名 ライセンス取得 1 Vietnam Textile and Garment Finance Joint stock Company 2010 年 11 月 Rubber Finance Company 1998 年 10 月 Post and Telecommunication Fiannce Company Limited 1998 年 10 月 Vietnam Shipbuilding Finance Company Limited 2000 年 05 月 1,623 5 Petro Vietnam Finance Joint stock Corporation 2008 年 03 月 5,000 6 Handico Finance Joint Stock Company 2008 年 03 月 Prudential Vietnam Finance Company Limited 2006 年 10 月 Mineral and Coal Finance Company Limited 年 01 月 1,000 9 Sociéte General Viet Finance Company Limited 年 05 月 PPF Vietnam Finance Company Limited 年 04 月 Song Da Finance Joint Stock Company 2008 年 05 月 年 05 月 Cement Finance Joint Stock Company 13 EVN Finance Joint Stock Company 年 07 月 2, Toyota Financial Services Vietnam Company Limited 2008 年 07 月 Vinaconex-Viettel Finance Joint Stock Company 2008 年 11 月 1, Vietnam Chemical Finance Joint Stock Company 2008 年 12 月 JACCS International Vietnam Finance Company Limited 2010 年 04 月 500 Leasing Company 会社名 種類 資本金 (VND Bil) 備考 1 BIDV Finance Leasing Company 国営銀行系 BIDV Finance Leasing Company II 国営銀行系 150 VCB Leasing Company Limited 3 (Vietcombamk Leasing Company) 国営銀行系 300 Industrial and Commercial Bank of 4 国営銀行系 Vietnam Leasing Company Limited Agribank no.1 Leasing Company 国営銀行系 Agribank no.2 Leasing Company 国営銀行系 ANZ/V-TRAC Leasing Company 外資 103 ANZ(95%), V-TRAC(5%) キャタピラの販金からスタート Vietnam Internationa Leasing Company ( 韓 )KDB Capital ( 仏 )Netexis 8 外資 150 Limited Banques Populaires ( 日 ) あおぞら 9 Kexim Vietnam Leasing Company 外資 USD 13 million 100% 外資 10 Sacombank Leasing Limited Company 民間銀行系 300 Chailease International Leasing Company 11 Limited Asia Commercial Bank Leasing Company 12 Limited 外資 USD 10 million 台湾最大の FL 会社 民間銀行系 200 VINASHIN Finance Leasing Company 国営 13 Limited メーカー系 100 国営造船会社 VINASHINグループ 出所 : ベトナム中央銀行 Web サイト等を基にみずほコーポレート銀行にて作成 (2) ベトナムの乗用車販売金融事業者 会社名 Australia and New Zealand Banking Group Limited 会社名 HSBC Holdings Plc 概要 / 沿革 オーストラリア大手金融機関 NZ イギリス スコットランドなどの銀行が統合して設立 幅広い金融サービスの提供 リテールバンキング 農業 小規模事業向け金融 消費者金融 自動車 トラック 重機のファイナンス 概要 / 沿革 1800 年代のイギリス インド 中国間の貿易を起源とした金融機関 幅広い金融サービスの提供 HD 会社傘下に英国 米国 香港 フランス ブラジル メキシコに子会社有り 会社規模上場区分 総売上高 16,117 mil USD ( 為替レート : USD/AUD ) 上場 会社規模上場区分 総売上高 68,310 mil USD 上場 設立 1969 年 設立 1991 年 本社所在地 Melbourne, Australia 本社所在地 London, UK 従業員数 48,938 人 (2011 年 9 月 ) 従業員数 N.A 拠点数 世界 30 カ国以上に展開 拠点数 世界 80 カ国以上 7200 拠点以上 主要株主 HSBC Custody Nominees Australia Pty Ltd. (17.7%) National Nominees Ltd. (13.5%) 主要株主 JP Morgan Chase & Co. (7.2%) Goldman Sachs International (6.5%) 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート one source, ISI データベース Thomson Reuters, Bureau Van Dijk を基にみずほコーポレート銀行にて作成 99

105 会社名 Techcombank 会社名 Sacom Bank 概要 / 沿革 個人バンキング 住宅ローン コーポレートバンキング 2008 年 HSBC が出資比率 20% に引き上げ 概要 / 沿革 1991 年 地域信用機関の合併により誕生 外資からの出資を早期に受入 (2001 年 Dragon financial Holdings(UK) が 10% 出資 2002 年 IFC(International Finance Corporation), 2005 年 ANZ が出資 ) 2006 年 HOSE に上場 ( 銀行として初 ) 会社規模上場区分 非上場 会社規模上場区分 上場 設立 1993 年 設立 1991 年 本社所在地 Hanoi, Vietnam 本社所在地 Ho Chi Minh, Vietnam 従業員数 6,960 人 従業員数 8,507 人 拠点数 300 支店 100 ATM 拠点数 インドシナ半島内 366 Transaction offices 主要株主 HSBC (20%) 主要株主 Dragon Financial Holdings (UK) (6.66%) ANZ Bank (9,78%) REE (3.66%) 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート one source, ISI データベースを基にみずほコーポレート銀行にて作成 会社名 Vietnam Prosperity Joint Stock Commercial Bank 会社名 Military Commercial Bank 概要 / 沿革 2010 年に現在の社名に変更 ( 旧名 :Vietnam Joint Stock Commercial Bank for Private Enterprises) 概要 / 沿革 自動車ローン 留学ローン等個人バンキング コーポレートバンキングを行う金融機関 2009 年 Prudential と提携 ローン保険 ( 債務者の死亡時等の際の保険 ) 提供につき同意 会社規模上場区分 総売上高 69 mil USD ( 為替レート : USD/VND ) 上場 会社規模上場区分 非上場 設立 1993 年 設立 1994 年 本社所在地 Hanoi, Vietnam 本社所在地 Hanoi, Vietnam 従業員数 2,865 人 (2010 年 ) 従業員数 約 2,500 年 (2008 年 ) 拠点数 N.A. 拠点数 103 拠点 250ATM 1,100 チャネルあり 主要株主 N.A. 主要株主 Vietcombank Viettel Corporation Flight Service Corporation of Vietnam 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート one source, ISI データベース Thomson Reuters, Bureau Van Dijk を基にみずほコーポレート銀行 100

106 会社名 Bank for Investment and Development of Vietnam 会社名 Vietnam Bank for Agriculture and Rural Development 概要 / 沿革 ベトナムで最も歴史のある国営銀行 個人バンキング コーポレートバンキング業務 概要 / 沿革 商業銀行 個人向け法人向けローンの提供 ( 家具 不動産 農業 学生ローンなど ) 会社規模上場区分 非上場 会社規模上場区分 総売上高 1,037 mil USD ( 為替レート : USD/VND ) 非上場 設立 1957 年 設立 1988 年 本社所在地 Hanoi, Vietnam 本社所在地 Hanoi, Vietnam 従業員数 16,475 人 従業員数 N.A. 拠点数 113 支店 349 Transaction offices, 1100 ATMs 拠点数 N.A. 主要株主 ベトナム政府 (100%) 主要株主 State of Vietnam (100%) 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート one source, ISI データベース Thomson Reuters, Bureau Van Dijk を基にみずほコーポレート銀行 (3) ベトナムの二輪車販売金融事業者 会社名 PPF Vietnam Finance Company Limited 会社名 Vietnam Prosperity Joint Stock Commercial Bank 概要 / 沿革 二輪割賦ローン キャッシュローン コンシューマーローン 概要 / 沿革 2010 年に現在の社名に変更 ( 旧名 :Vietnam Joint Stock Commercial Bank for Private Enterprises) 会社規模上場区分 非上場 会社規模上場区分 総売上高 69 mil USD ( 為替レート : USD/VND ) 上場 設立 2008 年 設立 1993 年 本社所在地 Ho Chi Minh, Vietnam 本社所在地 Hanoi, Vietnam 従業員数 N.A. 従業員数 2,865 人 (2010 年 ) 拠点数 N.A. 拠点数 N.A. 主要株主 N.A. 主要株主 N.A. 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート one source, ISI データベース Thomson Reuters, Bureau Van Dijk を基にみずほコーポレート銀行 101

107 (4) ベトナムの農機販売金融事業者 会社名 Vietinbank ( 旧 Incombank) 概要 / 沿革 ヘ トナム国営銀行 傘下にリース会社 証券会社 アセットマネジメント会社 保険会社等あり 2008 年上場 会社規模上場区分 総資産はベトナム全銀行合計の 20% 上場 設立本社所在地従業員数拠点数 1988 年 Hanoi, Vietnam 17,243 人 149 支店 527 transaction offices, 1042 ATM 主要株主 政府 80.3% 出所 : 各社ウェブサイト アニュアルレポート one source, ISI データベース Thomson Reuters, Bureau Van Dijk を基にみずほコーポレート銀行 102

108 6. 信用情報機関への照会 (1) インドネシア Credit Bureau 照会結果サンプル データ 記載情報は 1 ボロワーの基本情報 ( 名前 住所 生年月日 ) 2 借入情報 ( 借入金額 借入先 回収状況 スコアリング等は利益相反の問題等もあるため実施していない 過去 24 ヶ月間の情報のみの提供 ( 特別なリクエストがあればそれ以前も対応 ) オンラインで照会可能 照会はクリックすれば瞬時に回答 現在 メンバーシップ費用 レポート作成費用等すべて無料 現在の新しいシステムにおいては毎月オンラインベースで情報を報告するよう義務付けている 103

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