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かずひろみやまる
5 years ago
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1 四肢末梢 MR アンギオグラフィー第 18 回 Gyro Meeting 大阪回生病院中馬義明

2 各モダリティーの造影画像造影剤なしでどこまで末梢血管を描出することができる? 血管造影検査造影 CT 血管造影大阪回生病院中馬義明

3 MRI で非造影で下肢末梢血管の描出思いつく撮像法??? TOF 法 PC 法 Dual IR 法 TRANCE 法 T1WI 系 T2WI 系

4 Dual IR,Dual IR VISTA Dual IR Dual IR VISTA

5 TRANCE Delay : Longest Delay : Shortest Subtraction 大阪回生病院中馬義明

6 Phase contrast 法について検討古典的な方法?

7 今日のポイント! Phase contrast を Retrospective で撮影しよう! Shingle phase なら心電同期無しで約 3 分で撮影できますではなぜ Retrospective がいいの?10 分もかけて? それは 4D FLOW 撮影を行うためです

8 本日の項目 1Phase Contrastの概要 24D PCA CINE 3パラメータの検討 Venc Thickness TFE Factor 使用コイル Phase % Half scan SENSE 4 4D PCA CINE 撮像の壺 ( ツボ )

9 3D-Phase Contrast の概要 1 Bipolar Gradient を使用 2 Bipolar Gradient は制止部に対して印加方向の血流部血管に位相シフト ( 位相のずれ ) を生じさせる 3 位相シフト量は Bipolar Gradient の強さ血流速に依存 4 venc の設定により遅い血流から早い血流まで描出可能 5 流速の評価流れの方向も評価可能 3 次元シネ位相コントラスト法 4D FLOW

10 Bipolar Gradient α Gz Gy Gx X Y Z 軸に Gradient かけるから撮影時間が長い

11 画像再構成流れに影響を受けない画像傾斜磁場サブトラクション流れに影響を受ける画像 3 軸の位相画像位相シフト血流位相のずれ静止組織

12 Phase contrast 元画像利点勝手にサブトラクションしてくれる大阪回生病院中馬義明

13 PCA Single phase Multi phase 分解能が高い撮像タイミングによって描出不良となる場合あり動態観察が可能空間分解能が低い撮像時間が高い

14 本日の項目 1Phase Contrastの概要 24D PCA CINE 3パラメータの検討 Venc Thickness TFE Factor 使用コイル Phase % Half scan SENSE 4 4D PCA CINE 撮像の壺 ( ツボ )

15 Geometry の設定大阪回生病院中馬義明

16 Contrast の設定 FA は 5~15 度施設により設定してください

17 Motion の設定ここがポイント! 40

18 Retrospective の撮像原理

19 Dyn/ang の設定ここがポイント! 大阪回生病院中馬義明

20 下肢の動脈の流速の目安腹部大動脈 100cm/sec 膝窩動脈 50cm/sec 足関節部 40cm/sec 足背動脈 30cm/sec

21 Echo で下肢動脈血流の測定足関節部 40cm/sec 膝窩動脈 50cm/sec 足背動脈 30cm/sec

22 足背部の流速測定 2D-phase contrast 法計測位置足背動脈足背静脈 ECG 同期足背動脈足背静脈

23 足背部の流速測定 ECG 同期と PPU 同期 ECG 同期 PPU 同期 ECG 同期と PPU 同期で Q-Flow を計測すると出てくるグラフが異なる???

24 足背部の流速測定 ECG 同期と PPU 同期 ECG 心電同期 Trigger Trigger Trigger Trigger PPU 脈波同期脈波は心電波形より遅れる! Trigger Trigger Trigger

25 足背部の流速測定 ECG 同期と PPU 同期 ECG PPU 足背動脈の Q-Flow 波形

26 足背部の流速測定 ECG 同期と PPU 同期 ECG PPU 足背動脈の Q-Flow 波形 PPU 同期では動脈ピークが 1 時相目に!

27 Q-Flow 動脈のピークが 100ms 付近約 100 ms程度心拍数にも依存するが Q-Flow で動脈を計測するとピーク幅は約 100 ms前後

28 1 つの時相ブロックの時間が長いと ECG 5Phase の場合 1 時相の収集時間 Multi phase で 1 つの時相が長いと動脈の様々な速度が混在して信号が平均化してしまう

29 1 つの時相ブロックを 100ms に近づける 1 時相の収集時間約 100 ms

30 Heart Phase 数で 1 時相ブロックを調整! Info 画面の TFE dur.shot の値が 100 ms前後になるように Heart Phase 数を調整!

31 1 つの時相ブロックを 100ms! PPU の場合 PPU 約 100 ms

32 PPU では最初と最後の時相が髙信号 PPU 収縮期拡張期 1Phase 目 2Phase 目 3Phase 目 4Phase 目 5Phase 目 6Phase 目 7Phase 目

33 動脈のピークは 2 つある R 波から 100ms R 波から 400ms 膝窩動脈

34 足背動脈のピークと流れ R 波から 100ms R 波から 400ms 緩やかな動脈の流れ

35 位相ムービー

36 スライス画像を回転観察

37 スライス画像ムービー

38 足背部動脈血管走行図大阪回生病院中馬義明 07/05/13

39 全ての時相とスライスムービー

40 本日の項目 1Phase Contrastの概要 24D PCA CINE 3パラメータの検討 Venc Thickness TFE Factor 使用コイル Phase % Half scan SENSE 4 4D PCA CINE 撮像の壺 ( ツボ )

41 VENC の検討 VENC=16 VENC=20 VENC=30 VENC=40

42 Slice Thickness の検討 Thickness:0.5mm Thickness=0.8mm Thickness=1.0mm

43 TFE Factor の検討 TFE Factor=4 TFE Factor=6 TFE Factor=9

44 空飛ぶ血管? Factor 数によるノイズ Factor 4 Factor 9 Factor 数血管の拍動 = ノイズ間隔

45 使用コイルの検討 SENSE Head-8ch Cardiac-5ch SENCE Body-4ch

46 Half scan の検討 Full scan :Scan time8:33 Half scan :Scan time5:22

47 Phase % の検討 Full scan :Scan time8:33 Phase % :50% :Scan time8:33

48 SENSE Factor の検討 SENCE Factor 1.5 SENCE Factor2.0 SENCE Factor3.0

49 画質の向上は患者と時間のトレードオフ Thickness=0.5mm Thickness=0.8mm TFE Factor=4 TFE Factor=9

50 本日の項目 1Phase Contrastの概要 24D PCA CINE 3パラメータの検討 Venc Thickness TFE Factor 使用コイル Phase % Half scan SENSE 4 4D PCA CINE 撮像の壺 ( ツボ )

51 4D-Phase Contrast 四肢末梢血管描出の壺 ( ツボ )

52 四肢末梢動脈を確実に捕らえる方法 1 収集時間が長くならないようにする目安 100 ms 約 100 ms程度心拍数にも依存するが Q-Flow で動脈を計測するとピーク幅は約 100 ms前後

53 四肢末梢動脈を確実に捕らえる方法 1 収集時間が長くならないようにする目安 100 ms Heart Phase でシャッター速度を決める

54 四肢末梢動脈を確実に捕らえる方法 2 撮影方法と流速の入力 40

55 不整脈対策 ~ R-R-Window ~ R-R window.%: 心拍変動に対応するパラメータ 100% R R R 10% 20% 不整脈除去優先 R-R Window 狭く撮像時間優先 R-R Window 広く不整脈対策として R-R-Window 40/20 と広めに設定する

56 まとめ VENC のみの設定では 4D Flow は成功しない 1. 撮影方法 RETOROSPECTIVE 2. 流速 40cm/sec 3. 収集時間 100msec 前後 4.Heart Phase 数でシャッター速度を 100msec 前後に調整不整脈対策として R-R window 40/20 と入力

57 ユーザー会なのでどの施設でもマシンスペックに依存しない撮影方法を検討しました四肢末梢血管の描出にはまだまだ問題がありますが臨床で役立つ事と皆さんの知識をもって改良をつづけてもらえば幸いです大阪回生病院石田中村松下技師スタッフのみなさん北野病院井上技師スタッフのみなさん Philips アプリ武村松本さんご協力ありがとうございました

58 大阪回生病院中馬義明

非造影MRA　～上肢～

非造影MRA　～上肢～非造影 MRA ~ 上肢 ~ 田附興風会北野病院井上秀昭上肢の MRA 広範囲の撮像体動磁場センターでの撮像が難しい脂肪抑制がかかりにくい今回の目標仰臥位で体側に手を下ろして撮像できるだけ簡便なポジショニング広範囲をカバーできるコイル選択前腕部の動静脈描出広範囲の撮像 ( コイル ) SENSE Flex Lコイル & SENSE Flex Mコイル SENSE Torso Cardiac