⑴ 政策目的 物流分野における労働力不足 より一層の地球温暖化対策の必要性等 昨今の物流をめぐる社会情勢の変化に対応するため 省労働力型の物流体系を構築し もって我が国の産業や国民生活に必要な物流機能の安定的かつ持続的な確保を図る 新設 拡充又は延長を必要とする理由 ⑵ 施策の必要性 近年 急速な通

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1 平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名 ( 国土交通省総合政策局物流政策課物流産業室 ) 物流総合効率化法の認定計画に基づき取得した事業用資産に係る特例措置の延長 税目所得税 法人税 要望の内容 制度の概要 流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律 ( 以下 物流総合効率化法 という ) に基づく物流効率化のための計画 ( 以下 総合効率化計画 という ) の認定を受けた者が 同計画に基づき取得した事業用資産 ( 以下 特定流通業務施設 という ) に係る特例措置を講ずる 要望の内容 改正物流総合効率化法に基づく総合効率化計画の認定を受けた事業者が 同計画に基づき取得した特定流通業務施設について 各事業年度の償却限度額を 普通償却限度額と当該普通償却限度額の 100 分の 10 に相当する金額との合計額とすることを認めている現行措置 (10% の割増償却 ) について 適用期限を 2 年間 ( 平成 32 年 3 月 31 日まで ) 延長する 関係条文 租税特別措置法第 15 条 第 48 条 第 68 条の 36 租税特別措置法施行令第 8 条 第 29 条の 6 第 39 条の 65 租税特別措置法施行規則第 6 条の 3 第 20 条の 22 第 22 条の 43 流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律第 2 条 第 4 条 第 7 条 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( 百万円 ) ( 改正増減収額 ) ( 百万円 ) ページ 11

2 ⑴ 政策目的 物流分野における労働力不足 より一層の地球温暖化対策の必要性等 昨今の物流をめぐる社会情勢の変化に対応するため 省労働力型の物流体系を構築し もって我が国の産業や国民生活に必要な物流機能の安定的かつ持続的な確保を図る 新設 拡充又は延長を必要とする理由 ⑵ 施策の必要性 近年 急速な通販物流の進展や 企業によるジャストインタイムの物流管理等を背景とした多頻度少量輸送や時間指定 当日配送など 物流に対する要求水準が高まる一方 トラックドライバーをはじめとする物流の担い手不足が顕在化している 最近では 物流事業者単体では高度化する物流を支えきれず 物流が停滞する事態も生じ始めている 我が国の産業競争力の確保や豊かな国民生活の実現のためには トラックドライバーをはじめとする物流の担い手不足 長時間労働の是正への対応が急務であり その対応に当たっては 労働人口が減少していく中 労働条件等の改善にとどまらず 物流関係者の連携による省労働力型の物流体系を構築することが不可欠である このような社会情勢の変化に対応するため 流通業務の総合化及び効率化を促進する法律 ( 物流総合効率化法 ) の改正 ( 平成 28 年 10 月施行 ) により 輸送機能と保管機能の連携が図られた倉庫 ( 特定流通業務施設 ) の整備を伴う総合効率化計画の認定要件として 従来の 輸送フローの改善による環境負荷の低減 のほか 2 以上の者の連携 や トラックの荷待ち時間の削減 等の取組を追加した これらの取組を実効的に推進するため 同法の認定を受けた倉庫用建物等を新たに取得した場合については 税制特例措置によるインセンティブを付与しているところ 物流事業の労働生産性向上については 平成 29 年 6 月に閣議決定された 未来投資戦略 2017 において 総合物流施策大綱 の推進を通じて 2020 年までに物流事業者の労働生産性を 2 割程度向上させるなど 生産性革命の実現を図る とされている また 総合物流施策大綱 (2017 年度 ~2020 年度 ) ( 平成 29 年 7 月 28 日閣議決定 ) においては ドライバーを輸送業務に特化させるとともに 輸送の回転率を上昇させることにより 時間当たりの生産性や収益性を向上させる必要がある このため トラック予約受付システム ( 中略 ) の導入 ( 中略 ) を通じた荷待ち時間 荷役時間の短縮を促進する としている また 物流総合効率化法の枠組みも活用し 高速自動車国道のインターチェンジ周辺等 物流の結節点として効果的な立地への物流施設の誘導を促進するとともに トラック予約受付システムの導入やトラック営業所の併設等の物流事業者間の連携を促進することにより 物流の円滑化を図る 併せて 老朽化した物流施設について 更新 高機能化を推進することによって 物流事業の生産性向上に資するような物流施設の整備を促進する としている さらに 働き方改革実行計画 ( 平成 29 年 3 月 28 日働き方改革実現会議決定 ) においては トラック運送事業においては ( 中略 ) 荷待ち時間の削減等に対する荷主の協力を確保するために必要な措置 支援策を実施する としている このように 政府として 物流生産性の向上 物流の効率化 トラックドライバー不足への対応等の課題に対して全力で取り組むこととしている中で 本措置は 倉庫業者を中心とした物流関係者の連携により これらの課題の解決に資するものであり 引き続き措置する必要がある ページ 12

3 政策体系における政策目的の位置付け 政策目標 6 国際競争力 観光交流 広域 地域間連携等の確保 強化施策目標 19 海上物流基盤の強化等総合的な物流体系整備の促進 みなとの振興 安定的な国際海上輸送の確保を推進する 新設される営業倉庫全体で政策を実施しない場合と比べて 輸送フローに係る労働生産性を 2% 向上させるため 輸送と保管が連携した営業倉庫 ( 特定流通業務施設 ) を 新設倉庫の 2 割とすることを目標とする 今回の要望 合理性 政策の達成目標 租税特別措置の適用又は延長期間 ( 参考 ) 未来投資戦略 2017 ( 平成 29 年 6 月 9 日閣議決定 ) では 物流事業の労働生産性向上の観点から 総合物流施策大綱 の推進を通じて 2020 年までに物流事業者の労働生産性を 2 割程度向上させるなど 生産性革命の実現を図る としている サービス産業チャレンジプログラム ( 平成 27 年 4 月 15 日日本経済再生本部決定 ) においては サービス産業の労働生産性の伸び率が 2020 年までに 2.0%(2013 年 : 0.8%) となることを目指す とされている 2 年間 ( 平成 30 年度及び平成 31 年度 ) に関連す 同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 輸送と保管の連携により 輸送フローに係る労働生産性が 10% 改善する営業倉庫 ( 特定流通業務施設 ) を 新設される営業倉庫の 2 割とする 平成 28 年度に新設 増設された営業倉庫数のうち 同法の規模要件を満たした営業倉庫の棟数は 72 棟である また 同法の認定を受けたものは 19 件 ( 同年度に新設 増設された営業倉庫の約 3 割 ) である このうち 本措置の対象件数は 7 件 ( 同約 1 割 ) である ( 認定件数 19 件のうち 12 件は 本措置の要件を満たさない ) る事 要 望 の 措 置 の 適用見込み 20 件 / 年 項 有効性 要望の措置の効果見込み ( 手段としての有効性 ) 特定流通業務施設の整備に当たっては 多額の設備投資資金が必要となる一方 投資の回収にも時間を要するため 本措置による課税の繰り延べ効果により 初期投資の負担が軽減され キャッシュフローの改善につながるとともに トラック予約受付システム等を導入するインセンティブとなる 本措置を適用する要件として 2 以上の者の連携による取組を求めることで 輸送フローの効率化が実現し トラックの荷待ち時間の削減 環境負荷の低減に資する特定流通業務施設の整備が促進される 相当性 当該要望項目以外の税制上の支援措置 固定資産税及び都市計画税の課税標準の特例措置を要望中 ページ 13

4 これまでの租税特別措置の適用実績と効果に関連する事項 予算上の措置等の要求内容及び金額 上記の予算上の措置等と要望項目との関係 要望の措置の妥当性 租税特別措置の適用実績 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 計画策定経費に係る補助金を予算要求中 ( モーダルシフト等推進事業 )(86 百万円の内数 ) 本措置に係る事業の計画立案段階において 上記計画策定経費に係る補助金を活用することにより 事業への参入の動機付けを行う 本措置は 物流総合効率化法の認定事業者が 同法の認定を受けた総合効率化計画に基づき 倉庫用建物等を新たに取得した場合に限定しており かつ 措置の内容は 課税の直接的な減免ではなく 課税の繰り延べであることから 省労働力型の物流体系を構築するためのインセンティブを与えるという政策目的に照らして 適切かつ必要最低限の措置であるといえる また 本措置は 法令に規定された明確かつ形式的な要件に基づいて 要件を満たす事業者が等しく租税特別措置の適用を受けることが可能である このため 1 予算の範囲で対象者が限定的となる補助金等と異なり 適用の可否についての予見可能性が高いこと 2 特定流通業務施設の整備にあたっては 計画から土地の取得 施設整備まで一定期間を要するため 単年度の予算措置の場合 事業者が施設整備計画を立てることが容易ではないことから 補助金等と比較して手段としての妥当性が認められる 適用件数 適用総額及び減収額 ( 単位 : 件 百万円 ) 区分 年度 平成 適用件数 適用総額 減収額 注 1 平成 26 年度 27 年度における適用件数及び適用総額は 租税特別措置の適用実態調査の結果に関する報告書 ( 平成 29 年 2 月国会提出 ) に基づき記載 減収額は 適用総額に当該年度に適用された法人税率を乗じて算出 注 2 平成 28 年度における適用件数及び適用総額は 地方運輸局長が発行した 新設 増設倉庫証明書 に基づき記載 減収額は 適用総額に当該年度に適用された法人税率を乗じて算出 適用数が僅少 偏りがないか 平成 17 年度から平成 28 年度までの物流総合効率化法による認定件数は 308 件 ( 旧法 301 件 新法 7 件 ) そのうち 税制特例措置を利用した事業者は 86 者 ( 新設 増設倉庫証明書発行ベース ) であり 約 28% が本措置を利用していることから 僅少 偏っているとは言えない 倉庫用建物等の割増償却 1 租税特別措置法の条項 : 第 15 条 第 48 条 第 68 条の 36 2 適用件数 :20 件 3 適用額 :130,883 千円 ページ 14

5 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 これまでの 要望経緯 本措置は 認定事業者が 物流総合効率化法の認定を受けた総合効率化計画に基づき 倉庫用建物等を新たに取得した場合に 物流関係者による連携の推進 輸送フローの効率化によるトラックの荷待ち時間の削減 環境負荷の低減等の総合効率化計画に定められた取組を実行するためのインセンティブを与えるものである このため 物流生産性の向上 物流効率化 省力化等の本措置の目的を達成するために効果的である 新設される営業倉庫全体で政策を実施しない場合と比べて 輸送フローにかかる労働生産性を 2% 向上させるため 輸送と保管が連携した営業倉庫を 新設倉庫の 2 割とする ( 参考 ) サービス産業チャレンジプログラム ( 平成 27 年 4 月 15 日日本経済再生本部決定 ) においては サービス産業の労働生産性の伸び率が 2020 年までに 2.0%(2013 年 :0.8%) となることを目指す とされている 平成 28 年度に新設 増設された営業倉庫数のうち 同法の規模要件を満たした営業倉庫の棟数は 72 棟である また 同法の認定を受けたものは 19 件 ( 同年度に新設 増設された営業倉庫の約 3 割 ) であり このうち 本措置の対象件数は 7 件 ( 同約 1 割 ) である ( 認定件数 19 件のうち 12 件は 本措置の要件を満たさない ) 一方で 平成 28 年度における本措置の対象件数が 7 件にとどまった理由は 1 平成 28 年 10 月 1 日に改正物流総合効率化法及び本措置 ( 新制度 ) が施行され この要件として トラック予約受付システム が追加されたところ 同システムは 導入初期の段階であり 新しい取組として 物流業界への周知を進める途上にあること 2 物流施設におけるトラックの荷待ち時間は 物流施設側の責任ではなく あくまでもトラック側 荷主側の問題として捉える傾向が強く 施設側の費用負担により 荷待ち時間を削減しようとする考えが乏しかったこと 3 改正物流総合効率化法の認定要件として 2 以上の者の連携 を追加したが 元来 物流業界では 同業他社は競争相手であるとの考えが強く 連携することに対する理解が進まなかったこと等が考えられる 改正物流総合効率化法の施行から半年以上が経過し 本措置による支援も含め 新制度が物流業界に浸透してきており 平成 29 年度は 平成 29 年 8 月 15 日時点で さらに 10 件以上の認定が見込まれている 平成 8 年度延長 ( 償却率 20/100) 地区要件の追加平成 10 年度延長 ( 償却率 18/100) ランプウェイ構造追加平成 12 年度延長 ( 償却率 16/100) 平成 14 年度延長 ( 償却率 12/100) 規模要件の引き上げ平成 16 年度延長 ( 償却率 10/100) 輸入対応型倉庫用建物等の 廃止平成 17 年度延長 ( 償却率 10/100) 要件の見直し平成 18 年度延長 ( 償却率 10/100) 平成 19 年度延長 ( 償却率 10/100) 平成 21 年度延長 ( 償却率 10/100) 平成 23 年度延長 ( 償却率 10/100) 要件の追加平成 25 年度延長 ( 償却率 10/100) 災害要件の追加平成 27 年度延長 ( 償却率 10/100) 規模要件の引き上げ平成 28 年度延長 ( 償却率 10/100) 要件の見直し ページ 15

6 税目所得税 法人税要望の内容設 拡充又は延長を必要とする理由平成 3 0 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名 ( 国土交通省土地 建設産業局不動産市場整備課 ) 特定住宅地造成事業等のために土地等を譲渡した場合の譲渡所得の 1,500 万円の特別控除の延長 特定住宅地造成事業等のために土地等を譲渡した場合に係る譲渡所得の 1,500 万円特別控除のうち 一団の宅地造成に関する事業及び土地区画整理事業として行われる宅地造成事業に係るものについて 適用期限 ( 平成 29 年 12 月 31 日まで ) を 3 年間延長する < 関係条文 : 租税特別措置法第 34 条の 2 第 1 項 第 2 項第 3 号イ ロ 第 3 項 第 4 項 第 65 条の 4 第 1 項第 3 号イ ロ 第 2 項 ~ 第 5 項第 68 条の 75> 平年度の減収見込額 ( 制度自体の減収額 ) 百万円 ( 100 百万円の内数 ) ( 改正増減収額 ) ( 百万円 ) 新⑴ 政策目的 居住の安定確保と暮らしやすい居住環境 良質な住宅ストックの形成の促進 都市再生 地域再生の推進 ⑵ 施策の必要性 職住近接や生活の利便性を重視した都心居住が進行するとともに 広い敷地や公園等を備えた優良な住環境に対するニーズは根強い こうしたニーズに対応して 良好な環境を備えた住宅 宅地整備を促進することが求められており 新たな 住生活基本計画 ( 平成 28 年 3 月閣議決定 ) においても 福祉拠点の形成や街なか居住を進め ( 略 ) どの世代も安心して暮らすことができる居住環境 住宅地の魅力の維持 向上 を図ることが基本的な施策として掲げられているところ しかし このような公共施設等の基盤整備を伴う良好な環境を備えた住宅 宅地開発は事業期間が長く 規模も大きいため 事業のコスト リスク等が高くなっており 市場原理に任せただけでは十分に供給が進まない 特に 施行区域面積が 5ha 以上の大規模な場合などの一定の要件を満たす民間事業者による宅地造成事業は 公的主体が行う事業と同様に公共性の高い優良な宅地造成事業であることから 公的主体が土地を取得する場合と同様の税制上の特例措置を講じ 民間事業者等の用地取得を円滑化することにより 事業に要する期間の短期化等を通じて 事業のコストやリスクの軽減を図り 良好な環境を備えた住宅 宅地整備を促進する必要がある 21

7 今回の要望に関連する事項22 合理性政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標 租税特別措置の適用又は延長期間 同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 3 号イ関係 政策目標 1 少子 高齢化等に対応した住生活の安定の確保及び向上の促進施策目標 1 居住の安定確保と暮らしやすい居住環境 良質な住宅ストックの形成を図る 3 号ロ関係 政策目標 7 都市再生 地域再生等の推進施策目標 25 都市再生 地域再生を推進する 3 号イ関係 最低居住面積水準未満率 4.2%( 平成 25 年 ) 早期に解消 子育て世帯における誘導居住面積水準達成率全国 :42%( 平成 25 年 ) 47%( 平成 32 年 ) 大都市圏 :37%( 平成 25 年 ) 45%( 平成 32 年 ) 3 号ロ関係 都市再生誘発量平成 29 年度から平成 33 年度の間に 他の施策と合わせ 13,500haを整備する 3 年間 ( 平成 30 年 1 月 1 日 ~ 平成 32 年 12 月 31 日 ) 3 号イ関係 最低居住面積水準未満率 4.2%( 平成 25 年 ) 早期に解消 子育て世帯における誘導居住面積水準達成率全国 :42%( 平成 25 年 ) 47%( 平成 32 年 ) 大都市圏 :37%( 平成 25 年 ) 45%( 平成 32 年 ) 3 号ロ関係 平成 29 年度から平成 32 年度の間に 他の施策と合わせ 10,800ha( 暫定値 ) を整備する 3 号イ関係 平成 25 年度における最低居住面積水準未満率は 4.2% 子育て世帯における誘導居住面積水準達成率は全国で 42%( 大都市圏で 37%) となっている なお 住宅着工統計によれば 50 m2 (4 人の世帯の最低居住水準 ) 未満の住宅 ( 持家 ) は 平成 28 年度は 1.1% となっており 居住水準の改善が進んでいると推測される 3 号ロ関係 本措置によって 30.5ha( 平成 24 年度 ~28 年度 ) の土地区画整理事業施行により優良な住宅地を創出しているところであり 優良な住宅地の供給に対して相応の効果を上げている

8 有効性23 相当性要望の措置の適用見込み 要望の措置の効果見込み ( 手段としての有効性 ) 当該要望項目以外の税制上の支援措置 予算上の措置等の要求内容及び金額 上記の予算上の措置等と要望項目との関係 要望の措置の妥当性 3 号イ関係 平成 29 年 1 地区 平成 30 年 1 地区 平成 31 年 1 地区 平成 32 年 1 地区 3 号ロ関係 平成 29 年 0 地区 平成 30 年 3 地区 平成 31 年 3 地区 平成 32 年 1 地区 優良な住宅地の供給を促進し 国民の居住水準の向上を図るためには 土地所有者が優良な住宅地を造成しようとする事業者等に土地を譲渡するインセンティブを与えることで 用地交渉の長期化等による事業コストやリスクを軽減し 事業を円滑に推進する環境を整えることが効果的である そのため 本特例の要件を満たす土地の譲渡について 税負担を軽減することが有効である 優良住宅地の造成等のために土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得の課税の特例措置 ( 所得税 法人税 個人住民税 法人住民税 事業税 ) 3 号ロ関係 社会資本整備総合交付金 ( 平成 30 年度予算要求額 10,484 億円の内数 ) 3 号ロ関係 土地区画整理事業の事業費等に対する施行者への国庫補助と権利者への税制上の特例による一体的な支援措置により 土地区画整理事業を促進する 3 号イ関係 本特例制度は 優良な宅地開発等の種地の供給者に直接的に軽減措置を講ずることによって その供給促進を図るものであることから 他の手段で代替することが困難なものであり 本措置は的確かつ必要最低限の措置である 3 号ロ関係 土地所有者に優良な住宅地造成事業等のために土地を譲渡するインセンティブを与えることによって 合意形成を円滑化し 土地区画整理事業に要する期間の短縮を図るものであることから 本措置は的確かつ必要最小限の措置である

9 これまでの租税特別措置の適用実績と効果に関連する事項24 租税特別措置の適用実績 3 号イ関係 平成 24 年度 2 地区 ( 個人 88 件 法人 2 件 ) 平成 25 年度 0 地区平成 26 年度 0 地区平成 27 年度 0 地区平成 28 年度 0 地区 3 号ロ関係 平成 24 年度 0 地区平成 25 年度 1 地区 ( 個人 19 件 法人 0 件 ) 平成 26 年度 0 地区平成 27 年度 1 地区 ( 個人 36 件 法人 0 件 ) 平成 28 年度 0 地区 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 1 租税特別措置法の条項 65 の 4 68 の 75 2 適用件数 79 件の内数 3 適用額 681,727 千円の内数 ( 平成 27 年度 ) 3 号イ関係 本措置によって 良好な環境を備えた住宅地が約 34.7ha 817 戸供給されており ( 平成 24 年度 ~28 年度の合計 ) 居住環境の改善等に相応の効果を上げている 2 地区の適用見込み事例においても 36.5ha 731 戸供給される見込みであり 引き続き目標達成に向けて相応の効果を上げることが見込まれる 3 号ロ関係 本措置によって 30.5ha( 平成 24 年度 ~28 年度 ) の土地区画整理事業施行により優良な住宅地を創出しているところであり 優良な住宅地の供給に対して相応の効果を上げている 3 号イ関係 最低居住面積水準未満率 4.3%( 平成 20 年 ) 早期に解消 子育て世帯における誘導居住面積水準達成率全国 :40%( 平成 20 年 ) 50%( 平成 27 年 ) 大都市圏 :35%( 平成 20 年 ) 50%( 平成 32 年 ) 3 号ロ関係 都市再生誘発量平成 26 年度から平成 28 年度の間に 他の施策と合わせ 4,796haを整備する 3 号イ関係 適用数が前回要望時の見込み件数を下回っているが これは前回要望時の適用見込み事例が事業の進展に伴い要件を満たさないことが明らかになったためである 3 号ロ関係 近年の地方公共団体における厳しい財政状況等により 事業に遅れが生じていることから 平成 28 年度末時点での実績値は 1,297ha となっている このため 本措置により民間事業者等の用地取得の円滑化を図ることで 事業期間の短期化等を通じて 土地区画整理事業を促進することが必要である

10 これまでの 要望経緯 平成 6 年創設平成 8 年拡充 延長平成 10 年延長平成 13 年延長平成 16 年延長平成 19 年延長平成 21 年延長平成 24 年縮減 延長平成 27 年延長 25

11 税目印紙税要望の内平成 3 0 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 国土交通省土地 建設産業局不動産市場整備課 ) 制度名 工事請負契約書及び不動産譲渡契約書に係る印紙税の特例措置の延長 新設 拡充又は延長を必要とする理由本制度の適用期間 ( 現行 : 平成 30 年 3 月 31 日まで ) を平成 32 年 3 月 31 日まで2 年間延長する ( 関係条文 : 印紙税法別表第 1 租税特別措置法第 91 条 ) 容平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( 32,000 百万円 ) ( 改正増減収額 ) 百万円 (1) 政策目的 高額な負担となっている建設工事請負及び不動産譲渡に係る印紙税についての消費者負担を軽減し 建設工事や不動産流通のコストを抑制することにより 建設投資の促進 不動産取引の活性化を図る (2) 施策の必要性 1 建設投資の促進 不動産取引の活性化 建設投資市場の現状 建設投資市場は これまで長期にわたり縮小してきており 近年はやや持ち直しが見られるものの 平成 28 年度には 建設投資額がピーク時 ( 平成 4 年度 :84 兆円 ) から 30% 減の 52 兆円となっている また 平成 27 年度における建設業の売上高経常利益率は 4.2% と上昇しているものの 製造業の 5.9% と比べて 1.7 ポイント低く 全産業の 4.8% と比べて 0.6 ポイント低い状況にある さらに 平成 27 年度の倒産件数の割合は 全産業の 19.4% を占めている このように 建設産業は 他の産業と比べて経営環境が厳しい状況にあるといえる 建設産業は 各地域における経済活動や雇用の 1 割弱を占める基幹産業であるとともに 除雪 災害対応等の地域の維持も担っていることから 各地域の活性化や雇用の維持 さらには地域の安全 安心の確保という観点から 建設投資の促進等による建設産業の再生が重要な政策課題となっている 不動産市場の現状 不動産取引は高額な取引であることから 経済情勢や消費税増税等の影響を受けやすく 住宅着工戸数やマンション供給戸数は一時の落ち込みから回復しつつあるものの低水準で推移している 不動産業の国内総生産は約 60 兆円で全体の約 11% を占めており また 個人 法人が所有する不動産資産は 1,400 兆円に及ぶことから 不動産市場は我が国の経済活動において大きな役割を果たしている このため 我が国が更なる経済成長を目指すためには 不動産取引を促進し 不動産市場の活性化を図ることが重要である 経済財政運営と改革の基本方針 2017 ( 平成 29 年 6 月閣議決定 ) においても 600 兆円経済の実現 デフレ脱却 経済再生 ( 略 ) を確実に進めていく必要がある とされ そのため 資産の有効活用や潜在需要の顕在化に向けた取組を行っていく とされている 31

12 今回の要望に関連する事項合理性以上のような状況を踏まえ 建設投資の促進や不動産取引の活性化を推し進め デフレからの完全な脱却と経済成長の実現を確実なものとし あわせて建設産業の再生を図る必要がある 2 建設投資の促進 不動産取引の活性化を図るための建設工事や不動産流通のコストの抑制 建設工事請負や不動産取引では 重層的な下請契約関係の中で行われる建設工事において多段階にわたって課される印紙税 不動産譲渡契約書に課される印紙税 といった印紙税負担が 課税企業からエンドユーザーである消費者 ( 例 : 戸建住宅や分譲マンションを購入する個人 工場建設の施主となる中小企業など ) に転嫁されている さらに 建設工事請負や不動産取引では その対象物の性質上 一件当たりの取引額が高額となることから 結果として税負担も高額となる こうしたことから 消費者にとって高額な負担となっている建設工事請負及び不動産譲渡に係る印紙税の負担軽減 すなわち建設工事や不動産流通のコストの抑制を図ることにより 建設投資の促進 不動産取引の活性化につなげていくことが必要である また 本特例措置は 消費税が 8% に引き上げられた際に拡充されたところであるが 今後消費税が 10% に引き上げられることを予定している中 景気の腰折れを防ぐためにも 本特例措置は必要である 政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標 1 工事請負契約書に係る印紙税 政策目標 9 市場環境の整備 産業の生産性向上 消費者利益の保護 施策目標 32 建設市場の整備を推進する 2 不動産譲渡契約書に係る印紙税 政策目標 9 市場環境の整備 産業の生産性向上 消費者利益の保護 施策目標 31 不動産市場の整備や適正な土地利用のための条件整備を推進する 建設工事 不動産譲渡に係る消費者負担の軽減により 建設投資の促進 不動産取引の活性化を図る 1 工事請負契約書に係る印紙税民間建設投資の回復平成 37 年度 39.7 兆円 2 不動産譲渡契約書に係る印紙税不動産流通市場の環境整備の推進による不動産市場の拡大 活性化の状況を示す指定流通機構 ( レインズ ) における売却物件の成約報告件数平成 33 年度 213 千件 32

13 有効性相当性租税特別措置の適用又は延長期間 同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 要望の措置の適用見込み 2 年間 ( 平成 30 年 4 月 1 日 ~ 平成 32 年 3 月 31 日 ) 1 工事請負契約書に係る印紙税民間建設投資の回復平成 32 年度 32.9 兆円 2 不動産譲渡契約書に係る印紙税指定流通機構 ( レインズ ) における売却物件の成約報告件数平成 32 年度 205 千件取引頻度の高い工事請負契約や不動産譲渡契約において上記のように負担軽減がなされたことにより 建設投資 不動産取引の円滑化及び不動産流通コストの抑制が一定程度図られた 引き続き本軽減措置の継続が必要である 工事請負契約民間建設投資の回復平成 27 年度 29.4 兆円不動産譲渡契約指定流通機構 ( レインズ ) における売却物件の成約報告件数平成 28 年度 179 千件 平成 30 年度 ~ 平成 31 年度の各年度適用見込み件数 工事請負契約書数約 1,717,818 件不動産譲渡契約数約 494,201 件 要望の措置の効果見込み ( 手段としての有効性 ) 当該要望項目以外の税制上の支援措置予算上の措置等の要求内容及び金額上記の予算上の措置等と要望項目との関係 要望の措置の妥当性 工事請負契約数は約 172 万件 不動産譲渡契約数も約 49 万件 ( 平成 28 年度国土交通省調べ ) となっており これら膨大な契約数について 印紙税の軽減措置が適用されている 本軽減措置は 建設業者 宅地建物取引業者のみならず 最終的には 消費者等に係る不動産流通コスト等の負担軽減に寄与しており 活発な建設投資 不動産取引が行われうる環境の整備に効果があるといえる 工事請負契約書及び不動産譲渡契約書に係る印紙税が高額であることを踏まえれば 活発な建設投資 不動産取引が行われ得る環境の整備を図るためには 取引等に係るコストを低減するための軽減措置の延長及び消費税率の引き上げを踏まえた軽減措置の拡充は 的確かつ必要なものである 33

14 これまでの租税特別措置の適用実績と効果に関連する事項租税特別措置の適用実績 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) これまでの 要望経緯 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 過去 3 年間の軽減措置の減収額平成 28 年度 32,000 百万円平成 27 年度 28,000 百万円平成 26 年度 32,000 百万円印紙税の軽減措置は 不動産流通コスト等の負担軽減に寄与することにより不動産取引を活発化させ 建設 不動産投資を押し上げる効果が存するといえる 政策目標である民間建設投資の回復については 平成 27 年度は29.4 兆円と目標は達成されておらず 引き続き本軽減措置が必要である また 指定流通機構 ( レインズ ) におけるデータを鑑みるに 不動産取引の活性化に一定の効果を示している 建設工事における書面契約の促進を図るとともに 不動産譲渡に係る消費者負担の軽減により 建設投資 不動産取引の活性化を図る 1 工事請負契約書に係る印紙税民間建設投資の回復平成 32 年度 37.4 兆円 2 不動産譲渡契約書に係る印紙税指定流通機構 ( レインズ ) における売却物件の成約報告件数平成 28 年度 157 千件 工事請負契約書に係る目標について 印紙税の軽減措置による不動産流通コスト等の負担が軽減されたことにより 平成 2 7 年度の民間建設投資は 29.4 兆円と回復基調にあるものの 目標に達したとはいえない 平成 9 年度税制改正要望において 1,2 号文書に係る印紙税の廃止要望を行い 租税特別措置法において 税率の一部引き下げが行われた その後 平成 11 年度 平成 13 年度 平成 15 年度 平成 17 年度 平成 19 年度 平成 21 年度及び平成 23 年度税制要望において 本特例の延長要望を行い 認められた さらに 平成 25 年度税制要望において 本特例の延長及び拡充要望を行い 租税特別措置法において 延長及び税率の一部引き下げが行われた 34

15 税目 要望の内容設 拡充又は延長を必要とする理由平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 国土交通省都市局都市計画課 ) 制度名 都市農地の保全のための制度充実に伴う所要の措置 都市農地の保全のための制度の充実に合わせて 都市農地に係る税制について 土地利用規制等の措置に応じた所要の措置を講じる 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( 百万円 ) ( 改正増減収額 ) ( 百万円 ) 新⑴ 政策目的 都市農地を保全し 良好で緑豊かな都市環境の形成を図ることを目的とする ⑵ 施策の必要性 都市農業振興基本法 ( 平成 27 年法律第 14 号 ) は 都市農業の安定的な継続とその機能の発揮を通じて良好な都市環境の形成に資することを目的とし 国及び地方公共団体は 土地利用に関する計画及びこれに基づく措置を踏まえ 都市農業が安定的かつ確実に継続されるよう 都市農業のための利用が継続される土地に関し 必要な税制上の措置を講ずるものとされている 都市農業振興基本法に基づく都市農業振興基本計画 ( 平成 28 年 5 月 13 日閣議決定 ) においては 都市計画上の意義が認められる農地のより確実な保全を図る観点から 都市計画制度の充実を検討する こととされている それを踏まえ 都市緑地法等の一部を改正する法律 ( 平成 29 年法律第 26 号 ) において 生産緑地法や都市計画法等の改正を行い 生産緑地地区の面積要件の緩和や特定生産緑地制度 新たな用途地域の一類型として田園住居地域の創設等を行ったところ そこで 都市農地の保全 活用をより一層推進するため 都市農地の保全のための制度充実に伴う税制措置を講じる必要がある 41

16 今政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標 回の要望に関連する事項合理性租税特別措置の適用又は延長期間 同上の期間中の達成目標 政策目標の 達成状況要望の有措置の効適用見込み性要望の措置 の効果見込み ( 手段としての有効性 ) 当該要望項目以外の税制上の支援措置予算上の措置等の相要求内容当及び金額性上記の予算上の措置等と要望項目との関係 都市農地の保全のための制度充実に伴う所要の措置 ( 地方税 ) 新たな都市農業振興制度の構築に伴う税制上の措置 ( 国税 ) 要望の措置の妥当性 42

17 これまでの租税特別措置の適用実績と効果に関連する事項租税特別措置の適用実績 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) これまでの 要望経緯 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 平成 28 年度 : 都市農業振興基本法の制定を受けた都市農地 緑地に係る所要の措置平成 29 年度 : 生産緑地地区の要件緩和に伴う特例措置の拡充 43

18 平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 国土交通省都市局都市計画課 ) 制 度 名 低未利用土地利用権設定等促進計画 ( 仮称 ) に係る特例措置創設 税 目 登録免許税 要望の内容新設 拡充又は延長を必要とする理由 制度の概要 低未利用土地利用権設定計画制度 ( 仮称 ) の創設市町村は 低未利用土地の利用促進等を図るため 一定の区域内の低未利用土地を対象として 土地所有者等の同意を得て 権利の設定等を促進するための計画を定めることができることとする 計画を公告したときは その定めるところによって 一括して権利の設定等が行われる 要望の内容 計画に基づく土地の取得等に係る登録免許税の軽減 地上権設定等の登記 ( 本則 1% 0.5%) 所有権移転登記 ( 本則 2% 1%) 関係条文 平年度の減収見込額 3 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( 百万円 ) ( 改正増減収額 ) ( 百万円 ) (1) 政策目的居住や都市機能の集積を図るべき区域において 低未利用土地の有効かつ適切な利用の促進を図ることにより 居住環境の向上 都市機能の維持増進等を図り もって人口減少社会においても持続可能な都市構造の実現に向けた都市の再生を推進する (2) 施策の必要性人口減少下にあっても持続可能なコンパクトシティの形成に向けては 平成 26 年の都市再生特別措置法の改正により 計画と税財政上のインセンティブを組み合わせた誘導手法によって居住や都市機能の集約を図る立地適正化計画制度を創設し その取組を促進している しかしながら 多くの都市では 空き地等が時間的 空間的にランダムに生じる 都市のスポンジ化 が進行し 居住や都市機能の誘導を図るべき区域においても エリア価値の低下 治安 環境の悪化 誘導施設等の種地確保の阻害等の問題を生じさせ コンパクトなまちづくりを進める上で重大な障害となっている 都市のスポンジ化として生じている低未利用土地の多くは 相続等を契機に具体的な利用目的を持たずに取得され 潜在的には売却等の意思を持ちながらも 手間に見合うだけの価値が見込めず そのままにしておいても特に困らないからといった消極的な理由で保有されているものである このような状況下では 自然状態に委ねていても 当事者による利活用に向けた積極的な行動を期待することは難しい このため 低未利用土地の利用促進が積極的に図られるべき区域においては 行政や 行政に代わって多様なニーズを捉えてまちづくり活動を行う民間団体が 地域内に散発的に発生する低未利用土地の利用の意向や動向を捉えて その実現に向けて 関係者間の利用調整に関与し 所有者等と利用意向を有する者のマッチングを図る機能を果たすことが求められる このような観点から 今般 行政等が一定の区域における低未利用土地について利用権設定等を促進するための計画制度を設けることとする 51

19 政策体系における政策目的の位置付け 政策目標 :7 都市再生 地域再生の推進施策目標 :25 都市再生 地域再生を推進する 合理性 政策の達成目標 租税特別措置の適用又は延長期間 同上の期間中の達成目標 全人口に占める立地適正化計画に定められた居住誘導区域内に居住する人口の割合が増加している都市数について 2020 年までに 100 都市とする 2 年間 全人口に占める立地適正化計画に定められた居住誘導区域内に居住する人口の割合が増加している都市数を増加させる (2020 年までに 100 都市とする ) 今回の要望に関連する事項 有効性 政策目標の達成状況 要 望 の 措 置 の 適用見込み 要望の措置の効果見込み ( 手段としての有効性 ) 当該要望項目以外の税制上の支援措置 本制度の前提となる立地適正化計画制度は 平成 26 年度の都市再生特別措置法改正により導入され 平成 28 年度よりその作成 公表の動きが本格化したところであり 今後 今年度実績値を踏まえ 本目標の達成状況を把握する予定 法人 14 件 / 年 ( 土地 9 件 建物 5 件 ) 本措置により低未利用土地利用権設定等促進計画の策定が促進されることで 都市機能の集積を図るべき区域等における低未利用土地の利用促進が進み 都市機能の維持増進が図られる 低未利用土地の利用促進を図るため 低未利用土地の利用に関する事業のために都市再生推進法人に土地を譲渡した場合における特例措置の拡充等を要望中 相当 予算上の措置等の要求内容及び金額 社会資本整備総合交付金 ( 平成 30 年度予算概算要求額 10,484 億円の内数 ) 等 性 上記の予算上の措置等と要望項目との関係 予算措置は コンパクト プラス ネットワークの実現に向けて 誘導施設の整備促進 居住環境の改善等のための支援措置等を通じて 主に市町村によるコンパクトなまちづくりの取組を促進しようとするものである 一方 本措置は 一般の住民や民間事業者等に対して空き地 空き家等の土地取引のインセンティブを与えることにより 低未利用土地に係る取引を促進しようとするものである 52

20 要望の措置の妥当性今般 低未利用土地利用権設定等促進計画を創設し 行政による仲介機能等を通じて 低未利用土地に係る権利の設定等の円滑化を図ることとしているが 本要望項目は このような制度改正を踏まえ 計画に基づく土地取引にインセンティブを与えることにより低未利用土地の利用促進を図ろうとするものである 予算上の措置等と合わせて 低未利用土地の利用促進のための措置が総合的に講じられることで 高い効果が期待できるものと考える これまでの租税特別措置の適用実績と効果に関連する事項租税特別措置の適用実績 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 これまでの要望経緯 53

21 平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 国土交通省都市局都市計画課 ) 制度名都市再生推進法人に土地等を譲渡した場合の特例措置の拡充 税目所得税 法人税 制度の概要 都市再生推進法人の業務の追加都市再生推進法人の業務に 低未利用土地の利用に関する事業のための土地の取得等を追加する 要望の内容 要望の内容 低未利用土地の利用に関する事業のために土地を都市再生推進法人に譲渡した場合 長期譲渡所得 (2,000 万円以下の部分 ) に係る税率を軽減 都市再生特別措置法に規定する都市再生推進法人の業務について 新たに低未利用土地の利用に関する事業に係る土地の取得等を追加することに伴い 特例措置の対象を拡充するもの ( 都市再生推進法人に新たに追加される業務 ) 1 低未利用土地の利用に関する事業を施行する者に対する 当該事業に関する知識を有する者の派遣 情報の提供 相談その他の援助 2 上記事業に有効に利用できる土地の取得 管理及び譲渡 関係条文 租税特別措置法第 31 条の 2 第 62 条の 3 第 68 条の 68 平年度の減収見込額 1.6 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( 百万円 ) ( 改正増減収額 ) ( 百万円 ) 61

22 新設 拡充又は延長を必要とする理由今回の要望合に理関連性する事項 (1) 政策目的居住や都市機能の集積を図るべき区域において 低未利用土地の有効かつ適切な利用の促進を図ることにより 居住環境の向上 都市機能の維持増進等を図り もって人口減少社会においても持続可能な都市構造の実現に向けた都市の再生を推進する (2) 施策の必要性人口減少下にあっても持続可能なコンパクトシティの形成に向けては 平成 26 年の都市再生特別措置法の改正により 計画と税財政上のインセンティブを組み合わせた誘導手法によって居住や都市機能の集約を図る立地適正化計画制度を創設し その取組を促進している しかしながら 多くの都市では 空き地等が時間的 空間的にランダムに生じる 都市のスポンジ化 が進行し 居住や都市機能の誘導を図るべき区域においても エリア価値の低下 治安 環境の悪化 誘導施設等の種地確保の阻害等の問題を生じさせ コンパクトなまちづくりを進める上で重大な障害となっている 都市のスポンジ化として生じている低未利用土地の多くは 相続等を契機に具体的な利用目的を持たずに取得され 潜在的には売却等の意思を持ちながらも 手間に見合うだけの価値が見込めず そのままにしておいても特に困らないからといった消極的な理由で保有されているものである このような状況下では 自然状態に委ねていても 当事者による利活用に向けた積極的な行動を期待することは難しい このため 居住や都市機能の集積を図るべき区域においては 低未利用土地の利用促進を積極的に図るべく 行政や 行政に代わって多様なニーズを捉えてまちづくり活動を行う民間団体が 地域内に散発的に発生する低未利用土地の利用の意向や動向を捉えて その実現に向けて 関係者間の利用調整に関与し 所有者等と利用意向を有する者のマッチングを図る機能を果たすことが求められる このような観点から 今般 都市再生特別措置法に基づき指定される都市再生推進法人について 低未利用土地の有効利用をしようとする者に対して情報 ノウハウ等の面から援助する機能のほか まちづくりに活用し得る土地等について情報を集約し 土地の一時的な保有 管理を含め 所有者等と利用意向者をマッチングする機能を付与することとし 同法人の業務に 新たに 低未利用土地の利用に関する事業のための情報提供等の援助及び土地の取得等に関する業務を追加することとする 政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標 租税特別措置の適用又は延長期間 同上の期間中の達成目標 政策目標 :7 都市再生 地域再生の推進施策目標 :25 都市再生 地域再生を推進する 全人口に占める立地適正化計画に定められた居住誘導区域内に居住する人口の割合が増加している都市数について 2020 年までに 100 都市とする 2 年間 ( 平成 30 年 1 月 1 日 ~ 平成 31 年 12 月 31 日 ) 全人口に占める立地適正化計画に定められた居住誘導区域内に居住する人口の割合が増加している都市数について 2020 年までに 100 都市とする 62

23 有 効 性 相 当 性 これまとで効の果租に税関特連別す措る置事の項適用実績 政策目標の達成状況 要 望 の 措 置 の 適用見込み 要望の措置の効果見込み ( 手段としての有効性 ) 当該要望項目以外の税制上の支援措置 予算上の措置等の要求内容及び金額 上記の予算上の措置等と要望項目との関係 要望の措置の妥当性 租税特別措置の適用実績 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) 本制度の前提となる立地適正化計画制度は 平成 26 年度の都市再生特別措置法改正により導入され 平成 28 年度よりその作成 公表の動きが本格化したところであり 今後 今年度実績値を踏まえ 本目標の達成状況を把握する予定 1.25 件 / 年 本措置により 低未利用土地の利用に関する事業のために都市再生推進法人に土地を譲渡しようとするインセンティブが働き その促進が図られることで 居住や都市機能の集積を図るべき区域における土地の有効利用が進み 居住環境の向上 都市機能の維持増進等が図られる 居住 都市機能の集積を図るべき区域における低未利用土地の利用促進を図るため 新たに創設する低未利用土地に係る利用権の設定等を促進するための計画制度に基づく土地の取得等に係る税制上の特例措置の創設等を要望中 社会資本整備総合交付金 ( 平成 30 年度予算概算要求額 10,484 億円の内数 ) 等 予算措置は コンパクト プラス ネットワークの実現に向けて 誘導施設の整備促進 居住環境の改善等のための支援措置等を通じて 主に市町村によるコンパクトなまちづくりの取組を促進しようとするものである 一方 本措置は 一般の住民や民間事業者等に対して都市再生推進法人に土地を譲渡するインセンティブを与えることにより 低未利用土地に係る取引を促進しようとするものである 今般 都市再生推進法人の業務に新たに低未利用土地の利用に関する事業のための土地の取得等を追加し 同法人による需給のマッチングや土地の集約 再編等を通じて低未利用土地の利用促進を図ることとしているが 本要望項目は このような制度改正を踏まえ 都市再生推進法人に対する土地の譲渡にインセンティブを与えることにより低未利用土地の取引を促進しようとするものである 予算上の措置等と合わせて 低未利用土地の利用促進のための措置が総合的に講じられることで 高い効果が期待できるものと考える 本措置により 低未利用土地の利用に関する事業のために都市再生推進法人に土地を譲渡しようとするインセンティブが働き その促進が図られることで 居住や都市機能の集積を図るべき区域における土地の有効利用が進み 居住環境の向上 都市機能の維持増進等が図られる 63

24 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 これまでの 要望経緯 S54 年度創設 H16 年度税率の軽減 (2,000 万円以下 10% 2,000 万円超 15%) H19 年度都市再生特別措置法の改正に伴い 都市再生推進法人が行う都市開発事業 公共施設の整備に関する事業の用に供する土地等の先行取得を対象に追加 H26 年度都市再生特別措置法の改正に伴い 立地適正化計画に記載された誘導施設等の整備等に関する事業のために 都市再生推進法人に土地等を譲渡する場合を対象に追加 64

25 税目所得税 法人税要望の内容設 拡充又は延長を必要とする理由平成 3 0 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名 ( 国土交通省都市局市街地整備課 ) 土地区画整理事業における共同施設区制度 ( 仮称 ) の創設に伴う課税の特例措置の拡充 土地区画整理事業の施行地区内の低未利用土地の有効かつ適切な利用を通じて都市機能増進施設 ( 誘導施設 ) の整備促進を図るため 共同施設区 ( 仮称 ) を設け 申出により共同施設区 ( 仮称 ) に換地処分された場合について 申出者に対して既存税制の特例を適用する ( 既存の税制特例 ) 所得税 法人税について従前地の譲渡がなかったものとみなす 完全支配関係にある法人間の資産の譲渡により発生した損益にかかる課税について 土地区画整理事業による換地処分があった場合 引き続き課税の繰延を認める < 関係条文 > 租税特別措置法第 33 条の 3 第 1 項第 3 号 第 33 条の 6 第 65 条第 1 項第 3 号 第 10 項 第 11 項第 68 条の 72 第 1 項 第 10 項 第 11 項 平年度の減収見込額 0 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( 33,300 百万円の内数 ) ( 改正増減収額 ) ( 百万円 ) ⑴ 政策目的新居住や都市機能の集積を図るべき区域において 低未利用土地の有効かつ適切な利用の促進を図ることにより 居住環境の向上 都市機能の維持増進等を図り もって人口減少社会においても持続可能な都市構造の実現に向けた都市の再生を推進する ⑵ 施策の必要性 人口減少下にあっても持続可能なコンパクトシティの形成に向けては 平成 26 年の都市再生特別措置法の改正により 計画と税財政上のインセンティブを組み合わせた誘導手法によって居住や都市機能の集約を図る立地適正化計画制度を創設し その取組を促進している しかしながら 多くの都市では 空き地等が時間的 空間的にランダムに生じる 都市のスポンジ化 が進行し 居住や都市機能の誘導を図るべき区域においても エリア価値の低下 治安 環境の悪化 誘導施設等の種地確保の阻害等の問題を生じさせ コンパクトなまちづくりを進める上で重大な障害となっている このため 土地区画整理事業における共同施設区制度 ( 仮称 ) を創設し 散在する低未利用土地を申出により共同施設区 ( 仮称 ) に集約換地することで まとまりのある土地を確保し その土地に集客性があり まちの顔となるような誘導施設を整備できるようにする必要がある こうした集約換地を伴う土地区画整理事業を円滑に行うためには 通常の土地区画整理事業と同様の条件を整える必要があり 共同施設区 ( 仮称 ) に換地処分された場合についても 申出者に対して 通常の換地処分と同様の課税の特例を適用する必要がある 71

26 合理今性有効性相当性政策体系における政策目的の位置付け 政策目標 7 施策目標 25 都市再生 地域再生等の推進都市再生 地域再生を推進する 回の要望に関連する事項政策の達成目標 租税特別措置の適用又は延長期間 同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 要望の措置の適用見込み 要望の措置の効果見込み ( 手段としての有効性 ) 当該要望項目以外の税制上の支援措置 予算上の措置等の要求内容及び金額 都市再生誘発量平成 29 年度から平成 33 年度の間に 他の施策と合わせ 13,500ha を整備する 我が国の都市構造を 豊かな都市再生や経済活動を実現できるレベルへと再構築し 健全で活力ある市街地の整備などを通じて都市再生が誘発された量 民間事業者等による都市再生に係る民間投資を誘発する都市再生区画整理事業や都市再構築戦略事業等の基盤整備等が行われた区域等の面積の合計 恒久措置 政策の達成目標 に同じ 共同施設区 ( 仮称 ) の創設に伴い 3 地区程度の適用を見込む 共同施設区 ( 仮称 ) への換地においても既存の特例措置を適用することにより 誘導施設の整備を促進する 土地区画整理事業の施行に必要な土地又は建物に関する登記の特例 登録免許税 土地区画整理事業の施行に伴う換地の取得の課税特例 不動産取得税 仮換地の指定以後 換地処分の公告日までの間 また 同日以後 登記までの間 換地を取得した者に課税することができる特例 固定資産税 都市計画税 所得税 法人税と同様の取り扱いとする課税特例 個人住民税 法人住民税 事業税 社会資本整備総合交付金 ( 平成 30 年度概算要求額 10,484 億円の内数 ) 上記の予算上の措置等と要望項目との関係 土地区画整理事業の事業費等に対する施行者への国庫補助と権利者への税制上の特例による一体的な支援措置により 土地区画整理事業を促進する 72

27 これまでの租税特別措置の適用実績と効果に関連する事項要望の措置の妥当性 本特例措置は 申出により共同施設区 ( 仮称 ) に換地処分された場合についても 申出者に対して既存税制の課税の特例を適用するものであり 的確かつ必要最低限の措置である 租税特別措置の適用実績 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) 適用件数 139 件 適用額 1,471 億円 ( 平成 27 年度 ) 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 これまでの 要望経緯 換地処分における従前地譲渡の特例 昭和 44 年度創設昭和 48 年度拡充昭和 50 年度拡充昭和 61 年度拡充 グループ法人税制の特例 平成 27 年度創設平成 28 年度拡充 73

28 税目登録免許税要望の内容設 拡充又は延長を必要とする理由平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名 ( 国土交通省都市局市街地整備課 ) 土地区画整理事業における共同施設区制度 ( 仮称 ) の創設に伴う課税の特例措置の拡充 土地区画整理事業の施行地区内の低未利用土地の有効かつ適切な利用を通じて都市機能増進施設 ( 誘導施設 ) の整備促進を図るため 共同施設区 ( 仮称 ) を設け 申出により共同施設区 ( 仮称 ) に換地処分された場合について 申出者に対して既存税制の特例を適用する ( 既存の税制特例 ) 登録免許税について非課税とする < 関係条文 > 登録免許税法第 5 条第 6 号 平年度の減収見込額 0 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( 百万円 ) ( 改正増減収額 ) ( 百万円 ) ⑴ 政策目的居住や都市機能の集積を図るべき区域において 低未利用土地の有効かつ適切な利用の促進を図ることにより 居住環境の向上 都市機能の維持増進等を新図り もって人口減少社会においても持続可能な都市構造の実現に向けた都市の再生を推進する ⑵ 施策の必要性 人口減少下にあっても持続可能なコンパクトシティの形成に向けては 平成 26 年の都市再生特別措置法の改正により 計画と税財政上のインセンティブを組み合わせた誘導手法によって居住や都市機能の集約を図る立地適正化計画制度を創設し その取組を促進している しかしながら 多くの都市では 空き地等が時間的 空間的にランダムに生じる 都市のスポンジ化 が進行し 居住や都市機能の誘導を図るべき区域においても エリア価値の低下 治安 環境の悪化 誘導施設等の種地確保の阻害等の問題を生じさせ コンパクトなまちづくりを進める上で重大な障害となっている このため 土地区画整理事業における共同施設区制度 ( 仮称 ) を創設し 散在する低未利用土地を申出により共同施設区 ( 仮称 ) に集約換地することで まとまりのある土地を確保し その土地に集客性があり まちの顔となるような誘導施設を整備できるようにする必要がある こうした集約換地を伴う土地区画整理事業を円滑に行うためには 通常の土地区画整理事業と同様の条件を整える必要があり 共同施設区 ( 仮称 ) に換地処分された場合についても 申出者に対して 通常の換地処分と同様の課税の特例を適用する必要がある 81

29 今政策体系における政策目的の位置付け 政策目標 7 都市再生 地域再生等の推進施策目標 25 都市再生 地域再生を推進する 回の要望に関連する事項合理性政策の達成目標 租税特別措置の適用又は延長期間 同上の期間中の達成目標政策目標の達成状況 要望の有措置の効適用見込み要望の措置性の効果見込用することにより 誘導施設の整備を促進する み ( 手段としての有効性 ) 当該要望項目以外の税制上の支援措置相当予算上の性措置等の要求内容及び金額 上記の予算上の措置等と要望項目との関係 都市再生誘発量平成 29 年度から平成 33 年度の間に 他の施策と合わせ 13,500ha を整備する 我が国の都市構造を 豊かな都市再生や経済活動を実現できるレベルへと再構築し 健全で活力ある市街地の整備などを通じて都市再生が誘発された量 民間事業者等による都市再生に係る民間投資を誘発する都市再生区画整理事業や都市再構築戦略事業等の基盤整備等が行われた区域等の面積の合計 恒久措置 政策の達成目標 に同じ 共同施設区 ( 仮称 ) の創設に伴い 3 地区程度の適用を見込む 共同施設区 ( 仮称 ) への換地においても既存の特例措置を適 土地区画整理事業の換地処分について 従前地の譲渡がなかった者と見なす特例 所得税 法人税 グループ法人税制の課税の繰延 法人税 土地区画整理事業の施行に伴う換地の取得の課税特例 不動産取得税 仮換地の指定以後 換地処分の公告日までの間 また 同日以後 登記までの間 換地を取得した者に課税することができる特例 固定資産税 都市計画税 所得税 法人税と同様の取り扱いとする課税特例 個人住民税 法人住民税 事業税 社会資本整備総合交付金 ( 平成 30 年度概算要求額 10,484 億円の内数 ) 土地区画整理事業の事業費等に対する施行者への国庫補助と権利者への税制上の特例による一体的な支援措置により 土地区画整理事業を促進する 82

30 これまでの租税特別措置の適用実績と効果に関連する事項要望の措置の妥当性 本特例措置は 申出により共同施設区 ( 仮称 ) に換地処分された場合についても 申出者に対して既存税制の課税の特例を適用するものであり 的確かつ必要最低限の措置である 租税特別措置の適用実績 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 これまでの 要望経緯 83

31 税目登録免許税要望の内容平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 国土交通省道路局高速道路課 ) 制度名 民間施設直結スマートインターチェンジ整備に係る特例措置の創設 制度の概要 民間事業者による民間施設直結スマート IC の整備に当たり必要となる土地の所有権移転登記 ( ) に係る登録免許税についての特例措置を新設する 民間施設直結スマート IC は 民間事業者が土地を自ら取得し IC を整備した上で 地方公共団体に無償譲渡をするものであり 民間事業者は自ら取得した土地の所有権移転登記を行う必要がある 要望の内容 民間事業者が民間施設直結スマート IC の用に供する土地を取得した場合において 民間事業者に課される登録免許税の税率を非課税 ( 本則 1000 分の 2 0) とする 関係条文 登録免許税法 ( 昭和四十二年法律第三十五号 )( 抄 ) ( 課税の範囲 ) 第二条登録免許税は 別表第一に掲げる登記 登録 特許 免許 許可 認可 認定 指定及び技能証明 ( 以下 登記等 という ) について課する ( 課税標準及び税率 ) 第九条登録免許税の課税標準及び税率は この法律に別段の定めがある場合を除くほか 登記等の区分に応じ 別表第一の課税標準欄に掲げる金額又は数量及び同表の税率欄に掲げる割合又は金額による 別表第一課税範囲 課税標準及び税率の表 ( 第二条 第五条 第九条 第十条 第十三条 第十五条 第十七条 第十七条の三 第十九条 第二十三条 第二十四条 第三十四条 第三十四条の五関係 ) 登記 登録 特許 免許 許可 認可 課税標準認定 指定又は技能証明の事項一不動産の登記 ( 不動産の信託の登記を含む ) ( 二 ) 所有権の移転の登記ハその他の原因による移転の登記不動産の価額 税率 千分の二十 平年度の減収見込額 5.5 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( 百万円 ) ( 改正増減収額 ) ( 百万円 ) 91

32 新今回の要望合に理関性連する事項設 拡充又は延長を必要とする理由⑴ 政策目的 トラック等の円滑な通行確保による物流生産性の向上等 常時安定的かつ円滑に利用可能な物流輸送網の構築を図ることが重要 このため 高速道路ネットワークの整備を進めるとともに 高速道路の近傍に位置する大規模な物流拠点や工業団地 商業施設等と高速道路のアクセス向上のため スマート IC の整備を進める必要 今般 スマート IC に加え 民間事業者の発意と負担により整備し 地方公共団体に無償譲渡後 一般道とも接続のうえ一般に開放する民間施設直結スマート IC 制度を創設 民間資金を活用した民間施設直結スマート IC の整備を契機に 周辺一般道路に立地する大規模な物流拠点 工業団地 商業施設等と高速道路のアクセス向上が図られ これにより 物流産業等の生産性向上 IC 周辺における物流拠点等の立地促進 雇用創出 観光振興等による地域経済の活性化等を図る ⑵ 施策の必要性 物流産業等の生産性向上 地域経済の活性化 ( 物流拠点等の立地促進 雇用創出等 ) 等に資する民間施設直結スマート IC の整備を促進するためには 民間事業者の IC 整備投資誘因に資する税制特例が必要である 政策体系における政策目的の位置付け 未来投資戦略 2017 Society 5.0 の実現に向けた改革 (H 閣議決定 ) 第 2 具体的施策 Ⅰ Society 5.0 に向けた戦略分野 4. インフラの生産性と都市の競争力の向上等 (2) 新たに講ずべき具体的施策 ⅱ) 生産性向上による産業インフラの機能強化等高速道路と近傍に位置する大規模な物流拠点や工業団地 商業施設等の民間施設を直結するインターチェンジを民間企業の発意と負担により整備する制度の活用を推進するため 速やかに具体的なルール化を行う 総合物流施策大綱 (2017 年度 ~2020 年度 ) (H 閣議決定 ) Ⅲ. 今後の物流施策の方向性と取組 3. ストック効果発現等のインフラの機能強化による効率的な物流の実現 (1) モーダルコネクトの強化等による輸送効率向上空港 港湾 鉄道駅等との拠点と高速道路のアクセスの強化や高速道路と施設の直結を促進するとともに 港湾におけるトラック輸送や鉄道輸送との円滑な連携のためのインフラ整備を進める 政策の達成目標 2020 年までに物流事業者の労働生産性を 2 割程度向上 ( 未来投資戦略 2017) 2020 年までに 都市総合力ランキングにおいて 東京が 3 位以内に入る ( 未来投資戦略 2017) 92

33 効性相当性置の適用実績と効果にこれまでの租税特別措関連する事項租税特別措置の適用又は延長期間同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 2 年間 ( 平成 30 年度 ~ 平成 31 年度 ) 政策の達成目標に同じ 平成 29 年度に 高速道路と近傍に位置する大規模な物流施設や工業団地 商業施設等の民間施設を直結する民間施設直結スマート IC を民間企業の発意と負担により整備する制度を創 要望の措置の設 有適用見込み 要望の措置の効果見込み ( 手段としての有効性 ) 当該要望項目以外の税制上の支援措置 3 件 ( 平成 30 年度 ~ 平成 31 年度 ) 本特例措置により IC 整備後に地方公共団体に無償譲渡する民間事業者の税負担を軽減することは 民間事業者の IC 整備投資誘因に資することとなり 物流産業等の生産性向上 地域経済の活性化 ( 物流拠点等の立地促進 雇用創出等 ) 等に資するものである 予算上の措置等の要求内容及び金額 上記の予算上の措置等と要望項目との関係 要望の措置の妥当性 租税特別措置の適用実績 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 本特例措置は 物流産業等の生産性向上 地域経済の活性化 ( 物流拠点等の立地促進 雇用創出等 ) 等に資する民間施設直結スマート IC の整備の促進を図るものであることから 政策目的実現のための措置として妥当である 93

34 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 これまでの 要望経緯 94

35 税目登録免許税要望の内容平成 3 0 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 国土交通省住宅局住宅政策課 ) 制度名 買取再販で扱われる住宅の取得に係る特例措置の拡充 延長 個人が 宅地建物取引業者により一定の増改築等が行われた一定の住宅用家屋を取得する場合における当該住宅用家屋に係る所有権の移転登記に対する登録免許税の税率を 1,000 分の 1( 一般住宅 1,000 分の 3 本則 1,000 分の 20) に軽減する措置の適用期限 ( 平成 28 年 3 月 31 日 ) を 2 年間延長するとともに 省エネ改修の適用要件の合理化などの措置を講じる 適用期限の延長 現行の措置の適用期限を 2 年間 ( 平成 30 年 4 月 1 日 ~ 平成 32 年 3 月 31 日 ) 延長する 省エネ改修工事に関する適用要件の合理化 省エネ改修工事を行った結果 住宅全体の一定の省エネ性能が確保される場合 ( ) 全ての居室の窓全部の断熱改修工事を行う場合 でなくとも 本特例の適用対象とする 断熱等性能等級 4 または断熱等性能等級 3 かつ一次エネルギー消費量等級 4 を満たすことが所定の書類で証明される場合 関係条文 租税特別措置法 74 条の 3 租税特別措置法施行令 42 条の 2 の 2 租税特別措置法施行規則 26 条の 3 平年度の減収見込額 4.46 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( 百万円 ) ( 改正増減収額 ) ( 百万円 ) 101

36 新拡充又は延長を必要とする理由今回の要望合に理性関連する事設 ⑴ 政策目的 住生活基本計画等を踏まえ 既存住宅流通 リフォーム市場の拡大 活性化を図る ⑵ 施策の必要性 住宅の一次取得者層である 30 歳代の平均年収及び平均貯蓄額は低下傾向にあり また 各世帯がニーズにあった広さの住宅に住めておらず 居住人数と住宅の広さにミスマッチが生じている そのため 子育て世帯等が良質な住宅を確保できるようにするとともに 高齢者が自己の住宅資産を有効に活用に向けて 既存住宅流通 リフォーム市場の拡大 活性化が極めて重要である しかしながら 我が国の既存住宅流通シェアやリフォーム投資額は欧米諸国に比べて小さく 既存住宅活用型市場への転換が遅れている状況にある 買取再販は ノウハウを有する宅地建物取引業者が効率的 効果的にリフォームを行って住宅ストックの質の向上を図る事業形態であり また宅地建物取引業者に 2 年間の瑕疵担保責任が課されることから 既存住宅の質に関して消費者に一定の安心感を与えるものである そのため 買取再販は既存住宅流通 リフォーム市場の拡大 活性化の起爆剤となり得る事業形態であり 平成 26 年 4 月に買取再販で扱われる登録免許税の特例措置の創設 平成 28 年 4 月に同措置の延長が 平成 27 年 4 月に不動産取得税の特例措置の創設 平成 29 年 4 月に同措置の延長が認められた 引き続き 買取再販に係る消費者の負担を軽減し 消費者がより多くの選択肢から良質な既存住宅を より低価格で購入できるようにすることで 既存住宅流通 リフォーム市場を拡大 活性化させるため 当該措置の延長が必要である 1. 住生活基本計画 ( 平成 28 年 3 月 18 日閣議決定 )( 抄 ) 目標 4 住宅すごろくを超える新たな住宅循環システムの構築 (1) 購入した住宅の維持管理やリフォームの適切な実施により 住宅の価値が低下せず 良質で魅力的な既存住宅として市場で評価され 流通することにより 資産として次の世代に承継されていく新たな流れ ( 新たな住宅循環システム ) を創出 政策体系における政策目的の位置付け (2) 既存住宅を良質で魅力的なものにするためのリフォーム投資の拡大と 資産として価値のある住宅 を活用した住み替え需要の喚起により 多様な居住ニーズに対応するとともに 人口減少時代の住宅市場の新たな牽引力を創出 成果指標 既存住宅流通の市場規模 4 兆円 ( 平成 25 年 ) 8 兆円 ( 平成 37 年 ) リフォームの市場規模 7 兆円 ( 平成 25 年 ) 12 兆円 ( 平成 37 年 ) 2. 経済財政運営と改革の基本方針 2017( 平成 29 年 6 月 9 日閣議決定 )( 抄 ) 第 2 章成長と分配の好循環の拡大と中長期の発展に向けた重点課題 3. 消費の活性化 (2) 新しい需要の喚起 5 ストックの有効活用空き家等の流通 利活用を図るとともに 住宅ストックの良質化 省エネ化 既存住宅の適正な評価 安心できる取引環境整備等により既存住宅流通 リフォーム市場を活性化する また 若者 子育て世帯等の円滑な入居の確保を図るため 空き家や民間賃貸住宅 UR 賃貸住宅を活用した取組を支援する 102

37 効性3. 未来投資戦略 2017( 平成 29 年 6 月 9 日閣議決定 )( 抄 ) 第 2 具体的施策 Ⅰ.Society5.0 に向けた戦略分野 8. 既存住宅流通 リフォーム市場を中心とした住宅市場の活性化 (2) 新たに講ずべき具体的施策人口減少と少子高齢化が進む中 経済成長を実現していくためには 新たな住宅市場を開拓 育成する必要がある そこで 建替えやリフォームによる安全で質の高い住宅ストックへの更新を図りつつ 良質な既存住宅が適正に資産として評価される市場の整備や既存住宅を安心して取引できる環境の整備などの取組を総合的に進めることにより 既存住宅流通 リフォーム市場を活性化していく ( 略 ) KPI 2025 年までに既存住宅流通の市場規模を 8 兆円に倍増する 2025 年までにリフォームの市場規模を 12 兆円に倍増する 政策の達成目標 〇住生活基本計画 ( 平成 28 年 3 月 18 日閣議決定 )( 抄 ) 成果指標 既存住宅流通の市場規模 4 兆円 ( 平成 25 年 ) 8 兆円 ( 平成 37 年 ) リフォームの市場規模 7 兆円 ( 平成 25 年 ) 12 兆円 ( 平成 37 年 ) 租税特別措置の適用又は延長期間 同上の期間中の達成目標 2 年間 ( 平成 30 年 4 月 1 日 ~ 平成 32 年 3 月 31 日 ) 政策の達成目標に同じ 政策目標の達成状況 住生活基本計画 ( 平成 28 年 3 月 18 日閣議決定 ) 等における目標 1 既存住宅流通の市場規模 4 兆円 ( 平成 25 年 ) 8 兆円 ( 平成 37 年 ) 2 リフォームの市場規模 7 兆円 ( 平成 25 年 ) 12 兆円 ( 平成 37 年 ) 要望の措置の有適用見込み 要望の措置の効果見込み ( 手段としての有効性 ) 613 戸 ( 平成 30 年度 ) 613 戸 ( 平成 31 年度 ) 買取再販は 既存住宅の流通の阻害要因である質への不安を払拭し 消費者に一定の安心感を与えるものであり 既存住宅流通 リフォーム市場の拡大 活性化の起爆剤となり得る事業形態である 本特例措置により買取再販に係る負担を軽減することで 買取再販が促進され 消費者がより多くの選択肢から良質な既存住宅をより低価格で購入できるようになるため 既存住宅流通 リフォーム市場の拡大 活性化に有効である 103

38 相当性これまでの租税特別措置の適用実績と効果に関連する事項当該要望項目以外の税制上の支援措置 予算上の措置等の要求内容及び金額 買取再販で扱われる住宅の取得に係る不動産取得税の特例措置 ( 平成 27 年度創設 平成 29 年度 2 年間適用期限延長 ) 課税標準から新築時における控除額と同額を控除 1 買取再販に係る予算措置〇住宅金融支援機構の住宅融資保険事業による買取再販事業における資金融通の円滑化支援 2 既存住宅流通 リフォーム市場活性化に係る予算措置〇住宅ストック維持 向上促進事業 ( 平成 30 年度概算要求額 10.3 億円 ) 〇長期優良住宅化リフォーム推進事業 ( 平成 30 年度概算要求額 45 億円 ) 耐震対策緊急促進事業 ( 平成 30 年度概算要求額 140 億円 ) 上記の予算上の措置等と要望項目との関係 住宅の耐震 省エネ バリアフリー改修 住宅の長寿命化等に資するリフォームへの支援を行うことで 質の高い既存住宅ストックの形成を促すとともに 住宅の現況を把握するためのインスペクションの活用促進や良質な住宅ストックが市場において適正に評価されるような仕組みの開発 普及等への支援を通じて 既存住宅流通の活性化を促進するもの 一方で 本特例措置は 買取再販における消費者の負担を軽減することで 買取再販を促進することとしており あわせて既存住宅流通 リフォーム市場の拡大 活性化を促進することが目的である 要望の措置の妥当性 租税特別措置の適用実績 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) 前回要望時の達成目標 本特例措置は 既存住宅の質の向上と消費者の質への不安を取り除くために効果的な流通形態である買取再販における消費者の税負担の軽減をすることにより 住宅ストックの質の向上と流通の促進を図るものであり 既存住宅流通 リフォーム市場の拡大 活性化を図るための措置として妥当である 52 件 ( 平成 26 年度 ) 160 件 ( 平成 27 年度 ) 既存住宅の流通シェア や リフォーム実施戸数の住宅ストック戸数に対する割合 については 前回要望時の数値が改善しており 本特例をはじめとした関連施策が 目標達成に向けて貢献しているものと考えられる 住生活基本計画 ( 平成 23 年 3 月 15 日閣議決定 ) 1 既存住宅の流通シェア ( 既存住宅の流通戸数の新築を含めた全流通戸数に対する割合 ) 104

39 14%( 平 20) 25%( 平 32) 2 リフォーム実施戸数の住宅ストック戸数に対する割合 3.5%( 平 16~20) 6%( 平 32) 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 1 既存住宅の流通シェア : 平成 25 年 15% 2 リフォーム実施戸数の住宅ストック戸数に対する割合 : 平成 21 年 ~25 年平均 3.8% 既存住宅の流通シェア リフォーム実施戸数の住宅ストック戸数に対する割合 いずれの指標も上昇してきており 引き続き 目標の達成に向けて 既存住宅の質の向上 消費者の既存住宅の質への不安の解消のための更なる取組が必要である これまでの 要望経緯 平成 26 年度創設平成 28 年度適用期限 2 年間延長 105

40 税目所得税要望の内容設 拡充又は延長を必要とする理由平成 3 0 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名 ( 国土交通省住宅局住宅企画官付 ) 特定の居住用財産の買換え及び交換の場合の長期譲渡所得の課税の特例措置の延長 ⑴ 現行制度の概要個人が 所有期間が 10 年を超える居住用財産 ( 居住期間 10 年以上であるものに限る ) を譲渡し 譲渡年の前年及び譲渡年に自己居住用財産を取得した場合における譲渡所得の課税について 譲渡資産の譲渡による収入金額が 買換資産の取得価額以下である場合は 譲渡資産の譲渡がなかったものとし 買換資産の取得価額を超える場合は 譲渡資産のうちその超える金額に相当するものについて譲渡があったものとして 長期譲渡所得の課税の特例を適用する ( 租税特別措置法第 36 条の 2 第 36 条の 5) ⑵ 要望の内容本特例の適用期限 ( 平成 29 年 12 月 31 日 ) の 2 年間延長 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( 百万円 ) ( 改正増減収額 ) ( 百万円 ) 新⑴ 政策目的 多様なライフステージに応じた円滑な住替えを支援し 居住水準の向上 良質な住宅ストックの形成を図る ⑵ 施策の必要性 良質な住宅ストックの形成を図るとともに ライフスタイル ライフステージに応じた住まいを選択できる環境を整備することは 住宅政策上重要な課題である 住宅の買換えにあたって譲渡益が生じるのは 特に従前住宅の所有期間の長い高齢者層が多くなっているがこれらの層は 新しいローンを組みにくい 従前住宅の売却金等により新たな住宅を購入せざるを得ないこれらの層にとっては 売却時の課税負担が買換えの障害となるため こうした障害を減少させることにより ライフステージの変化に応じた円滑な住替えを支援することが必要である 111

41 今合理性連する事項有効性相性当住生活基本法 ( 平成 18 年法律第 61 号 ) 第 3 条において 住生活の安定の確保及び向上の促進に関する施策の推進は 居住者の負担能力を考慮して 現在及び将来における国民の住生活の基盤となる良質な住宅の供給 建設 が図られることを旨として 行われなければならない とされている 回の要望に関政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標 同法に基づき定められた住生活基本計画 ( 平成 28 年 3 月 18 日閣議決定 ) においては 結婚 出産を希望する若年世帯や子育て世帯が望む住宅を選択 確保できる環境を整備 することが位置付けられ 基本的な施策として 結婚 出産を希望する若年世帯 子育て世帯が 必要とする質や広さの住宅 ( 民間賃貸 公的賃貸 持家 ) に 収入等の世帯の状況に応じて居住できるよう支援を実施 することが挙げられている ( 政策評価体系における位置づけ ) 政策目標 1 少子 高齢化等に対応した住生活の安定の確保及び向上の促進施策目標 1 居住の安定確保と暮らしやすい居住環境 良質な住宅ストックの形成を図る業績指標 1 最低居住面積水準未満率 2 子育て世帯における誘導居住面積水準達成率 住生活基本計画において 以下の通り定められている 最低居住面積水準未満率 4.2%( 平成 25 年 ) 早期に解消 子育て世帯における誘導居住面積水準達成率全国 :42%( 平成 25 年 ) 50%( 平成 37 年 ) 大都市圏 :37%( 平成 25 年 ) 50%( 平成 37 年 ) 租税特別措置の適用又は延長期間同上の期間中の達成目標 2 年間 ( 平成 30 年 1 月 1 日 ~ 平成 31 年 12 月 31 日 ) 政策の達成目標に同じ 政策目標の達成状況 最低居住面積水準未満率 :4.2%( 平成 25 年 ) 子育て世帯における誘導居住面積水準達成率全国 :41.9%( 平成 25 年 ) 大都市圏 :37.3%( 平成 25 年 ) 要望の措置の適用見込み要望の措置の効果見込み ( 手段としての有効性 ) 当該要望項目以外の税制上の支援措置 341 件 ( 平成 26 年と 27 年の平均より ) 住宅の買換えにあたって 高齢者は新しいローンを組みにくい状況にあり 手持ちの資金と従前住宅の売却金により購入せざるを得ず 課税負担が買換えの障害となっている 本特例はこうした障害を減少させることにより ライフステージに応じた円滑な住替えを支援する手段として有効である 本件と同様の要望 ( 連動 )< 個人住民税 > ( 地方税法第 32 条第 2 項 ) 112

42 これまでの租税特別措置の適用実績と効果に関連する事項予算上の措置等の要求内容及び金額 上記の予算上の措置等と要望項目との関係 要望の措置の妥当性 租税特別措置の適用実績 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) これまでの 要望経緯 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 住替える国民一人一人が個別に補助申請を行い 認定を受け 補助金を受給する仕組みを新たに設けるよりも 確定申告の際に減税の手続も併せて行い税の減免を受けられる仕組みとする方が 国民及び行政双方の手続負担の軽減や公平な支援の実現の観点から優れている 422 件 ( 平成 25 年 ) 331 件 ( 平成 26 年 ) 351 件 ( 平成 27 年 ) 居住水準の向上を図るためには 住替えを支援することが重要であるが 住宅の買換えに伴う税負担の大きさが住替えを行うか否かの重要な判断要素となることから 本税制は住替えの促進に大きく貢献しており 誘導居住面積水準達成率の向上 (46.5%(H10) 59.2%(H25)) に寄与している 住生活基本計画において 以下の通り定められている 最低居住面積水準未満率 4.3%( 平成 20 年 ) 早期に解消 子育て世帯における誘導居住面積水準達成率全国 :40%( 平成 20 年 ) 50%( 平成 27 年 ) 大都市圏 :35%( 平成 20 年 ) 50%( 平成 32 年 ) 目標達成に向けて更なる努力が必要であるものの 住生活基本計画に基づき 引き続き居住水準の向上を目指す 昭和 57 年度創設昭和 63 年度縮減平成 年度拡充平成 年度延長平成 年度延長 縮減平成 28 年度延長 113

43 税目所得税要望の内容( 改正増減収額 ) ( 百万円 ) 新設 拡充又は延長を必要とする理由平成 3 0 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 国土交通省住宅局住宅企画官付 ) 制度名 居住用財産の買換え等の場合の譲渡損失の繰越控除制度の延長 ⑴ 現行制度の概要個人が居住用財産の譲渡損失の金額を有する場合に 買換資産に係る住宅借入金を有する等の一定の要件の下で その譲渡損失の発生した年の翌年以後の 3 年内の各年分の総所得金額 退職所得金額又は山林所得金額の計算上 その譲渡損失に相当する金額を控除する ( 租税特別措置法第 41 条の 5) ⑵ 要望の内容本特例の適用期限 ( 平成 29 年 12 月 31 日 ) の 2 年間延長 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( 5,000 百万円 ) ⑴ 政策目的多様なライフステージに応じた円滑な住替えを支援し 居住水準の向上 良質な住宅ストックの形成を図る ⑵ 施策の必要性 良質な住宅ストックの形成を図るとともに ライフスタイル ライフステージに応じた住まいを選択できる環境を整備することは 住宅政策上重要な課題である 住宅の買換えにあたっては 含み損を抱える世帯は譲渡損失が発生することがその障害となっている 特に 地価高騰期に住宅を取得した者においては 多額の含み損を抱えていることが多くなっている ライフステージ等に応じた住まいを選択できる環境を整備し 円滑な住替えを促進する観点から 譲渡損の発生という買換えに伴う障害を可能な限り最小化することが必要である 121

44 今合理性連する事項有効性相性当住生活基本法 ( 平成 18 年法律第 61 号 ) 第 3 条において 住生活の安定の確保及び向上の促進に関する施策の推進は 居住者の負担能力を考慮して 現在及び将来における国民の住生活の基盤となる良質な住宅の供給 建設 が図られることを旨として 行われなければならない とされている 回の要望に関政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標 同法に基づき定められた住生活基本計画 ( 平成 28 年 3 月 18 日閣議決定 ) においては 結婚 出産を希望する若年世帯や子育て世帯が望む住宅を選択 確保できる環境を整備 することが位置付けられ 基本的な施策として 結婚 出産を希望する若年世帯 子育て世帯が 必要とする質や広さの住宅 ( 民間賃貸 公的賃貸 持家 ) に 収入等の世帯の状況に応じて居住できるよう支援を実施 することが挙げられている ( 政策評価体系における位置づけ ) 政策目標 1 少子 高齢化等に対応した住生活の安定の確保及び向上の促進施策目標 1 居住の安定確保と暮らしやすい居住環境 良質な住宅ストックの形成を図る業績指標 1 最低居住面積水準未満率 2 子育て世帯における誘導居住面積水準達成率 住生活基本計画において 以下の通り定められている 最低居住面積水準未満率 4.2%( 平成 25 年 ) 早期に解消 子育て世帯における誘導居住面積水準達成率全国 :42%( 平成 25 年 ) 50%( 平成 37 年 ) 大都市圏 :37%( 平成 25 年 ) 50%( 平成 37 年 ) 租税特別措置の適用又は延長期間同上の期間中の達成目標 2 年間 ( 平成 30 年 1 月 1 日 ~ 平成 31 年 12 月 31 日 ) 政策の達成目標に同じ 政策目標の達成状況 最低居住面積水準未満率 :4.2%( 平成 25 年 ) 子育て世帯における誘導居住面積水準達成率全国 :41.9%( 平成 25 年 ) 大都市圏 :37.3%( 平成 25 年 ) 要望の措置の適用見込み要望の措置の効果見込み ( 手段としての有効性 ) 当該要望項目以外の税制上の支援措置 9,084 件 ( 平成 26 年と 27 年の平均より ) 買換えを行う者に対しては 住替えの障害となっている譲渡損失の問題への対応が必要であり 当該税制は 自助努力を促しながら効果的に支援を行い 住替えの促進による居住水準の向上を図る上で 有効な税制である 本件と同様の要望 ( 連動 )< 個人住民税 > ( 地方税法附則第 4 条 ) 122

45 これまでの租税特別措置の適用実績と効果に関連する事項予算上の措置等の要求内容及び金額 上記の予算上の措置等と要望項目との関係 要望の措置の妥当性 租税特別措置の適用実績 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) これまでの 要望経緯 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 住替える国民一人一人が個別に補助申請を行い 認定を受け 補助金を受給する仕組みを新たに設けるよりも 確定申告の際に減税の手続も併せて行い税の減免を受けられる仕組みとする方が 国民及び行政双方の手続負担の軽減や公平な支援の実現の観点から優れている 10,195 件 ( 平成 25 年 ) 9,467 件 ( 平成 26 年 ) 8,701 件 ( 平成 27 年 ) 居住水準の向上を図るためには 住替えを支援することが重要であるが 住宅の買換えに伴う税負担の大きさが住替えを行うか否かの重要な判断要素となることから 本税制は住替えの促進に大きく貢献しており 誘導居住面積水準達成率の向上 (46.5%(H10) 59.2%(H25)) に寄与している 住生活基本計画において 以下の通り定められている 最低居住面積水準未満率 4.3%( 平成 20 年 ) 早期に解消 子育て世帯における誘導居住面積水準達成率全国 :40%( 平成 20 年 ) 50%( 平成 27 年 ) 大都市圏 :35%( 平成 20 年 ) 50%( 平成 32 年 ) 目標達成に向けて更なる努力が必要であるものの 住生活基本計画に基づき 引き続き居住水準の向上を目指す 平成 10 年度創設平成 11 年度拡充平成 13 年度延長平成 16 年度拡充平成 年度延長 123

46 税目所得税要望の内容設 拡充又は延長を必要とする理由平成 3 0 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 国土交通省住宅局住宅企画官付 ) 制度名 特定の居住用財産の譲渡損失の繰越控除制度の延長 ⑴ 現行制度の概要個人が 所有期間が 5 年を超える居住用財産を譲渡した場合において譲渡損失が発生したときは 一定の要件の下で 当該譲渡資産に係る住宅ローン残高から譲渡価額を控除した額を限度として その年の他の所得との損益通算及び翌年以後 3 年以内の各年分の総所得金額等からの繰越控除を認める ( 租税特別措置法第 41 条の 5 の 2) ⑵ 要望の内容本特例の適用期限 ( 平成 29 年 12 月 31 日 ) の 2 年間延長 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( 百万円 ) ⑴ 政策目的住宅を売却して賃貸住宅等に住み替える必要のある者が 住宅ローンを返済しきれないことを理由に住替えを断念することのないようにするため 持家の買換えを行うか否かにかかわらず 譲渡損失の繰越控除を認めることにより ライフステージ等に応じた円滑な住替えを支援する ( 改正増減収額 ) ( 百万円 ) 新⑵ 施策の必要性 良質な住宅ストックの形成を図るとともに ライフスタイル ライフステージに応じた住まいを選択できる環境を整備することは 住宅政策上重要な課題である 住宅ローンが残る居住用財産を売却し 譲渡の対価をローンの返済に充てた上で 住替えを余儀なくされる者 ( リストラや事業の失敗により所得が減った者等 ) の住替えを支援することは その者の生活再建の観点からも重要であり 当該措置が必要である 131

47 今回の合要理望性に関連する事項有効性政策体系における政策目的の位置付け 住生活基本法 ( 平成 18 年法律第 61 号 ) 第 3 条において 住生活の安定の確保及び向上の促進に関する施策の推進は 居住者の負担能力を考慮して 現在及び将来における国民の住生活の基盤となる良質な住宅の供給 建設 が図られることを旨として 行われなければならない とされている 同法に基づき定められた住生活基本計画 ( 平成 28 年 3 月 18 日閣議決定 ) においては 結婚 出産を希望する若年世帯や子育て世帯が望む住宅を選択 確保できる環境を整備 することが位置付けられ 基本的な施策として 結婚 出産を希望する若年世帯 子育て世帯が 必要とする質や広さの住宅 ( 民間賃貸 公的賃貸 持家 ) に 収入等の世帯の状況に応じて居住できるよう支援を実施 することが挙げられている 政策の達成目標 租税特別措置の適用又は延長期間同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 ( 政策評価体系における位置づけ ) 政策目標 1 少子 高齢化等に対応した住生活の安定の確保及び向上の促進施策目標 1 居住の安定確保と暮らしやすい居住環境 良質な住宅ストックの形成を図る業績指標 1 最低居住面積水準未満率 2 子育て世帯における誘導居住面積水準達成率 住生活基本計画において 以下の通り定められている 最低居住面積水準未満率 4.2%( 平成 25 年 ) 早期に解消 子育て世帯における誘導居住面積水準達成率全国 :42%( 平成 25 年 ) 50%( 平成 37 年 ) 大都市圏 :37%( 平成 25 年 ) 50%( 平成 37 年 ) 2 年間 ( 平成 30 年 1 月 1 日 ~ 平成 31 年 12 月 31 日 ) 政策の達成目標に同じ 最低居住面積水準未満率 :4.2%( 平成 25 年 ) 子育て世帯における誘導居住面積水準達成率全国 :41.9%( 平成 25 年 ) 大都市圏 :37.3%( 平成 25 年 ) 要望の措置の適用見込み 要望の措置の効果見込み ( 手段としての有効性 ) 728 件 ( 平成 26 年と 27 年の平均より ) 住替えにあたっては 含み損を抱える世帯は譲渡損失が発生することがその障害となっている 本特例は損益通算と繰越控除により 4 年間にわたって税負担を軽減し 住替えを余儀なくされる者の居住水準の急激な低下を緩和することにより ライフステージに応じた円滑な住替えを支援する手段として有効である 132

48 これまでの租税特別措置の適用実績と効果に関連する事項相当性当該要望項目以外の税制上の支援措置 予算上の措置等の要求内容及び金額上記の予算上の措置等と要望項目との関係 要望の措置の妥当性 租税特別措置の適用実績 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) これまでの 要望経緯 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 本件と同様の要望 ( 連動 )< 個人住民税 > ( 地方税法附則第 4 条の 2) 住替える国民一人一人が個別に補助申請を行い 認定を受け 補助金を受給する仕組みを新たに設けるよりも 確定申告の際に減税の手続も併せて行い税の減免を受けられる仕組みとする方が 国民及び行政双方の手続負担の軽減や公平な支援の実現の観点から優れている 894 件 ( 平成 25 年 ) 776 件 ( 平成 26 年 ) 680 件 ( 平成 27 年 ) 居住水準の向上を図るためには 住替えを支援することが重要であるが 住宅の買換えに伴う税負担の大きさが住替えを行うか否かの重要な判断要素となることから 本税制は住替えの促進に大きく貢献しており 誘導居住面積水準達成率の向上 (46.5%(H10) 59.2%(H25)) に寄与している 住生活基本計画において 以下の通り定められている 最低居住面積水準未満率 4.3%( 平成 20 年 ) 早期に解消 子育て世帯における誘導居住面積水準達成率全国 :40%( 平成 20 年 ) 50%( 平成 27 年 ) 大都市圏 :35%( 平成 20 年 ) 50%( 平成 32 年 ) 目標達成に向けて更なる努力が必要であるものの 住生活基本計画に基づき 引き続き居住水準の向上を目指す 平成 16 年度創設平成 年度延長 133

49 平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名 ( 国土交通省住宅局市街地建築課 ) マンション建替事業の施行者等が受ける権利変換手続開始の登記等の免税措置の延長 税目登録免許税 制度の概要 < マンション建替事業 > 権利変換手続開始の登記の非課税措置 租税特別措置法第 76 条第 1 項第 1 号 建替組合が売渡し請求又は買取り請求により取得する施行マンションの区分所有権又は敷地利用権の取得の登記の非課税措置 租税特別措置法第 76 条第 1 項第 2 号 権利変換後の土地に関する権利について必要な登記の非課税措置 租税特別措置法第 76 条第 1 項第 3 号 要望の内 < マンション敷地売却事業 > マンション敷地売却組合が売渡し請求により取得する売却マンションの区分所有権又は敷地利用権の取得の登記の非課税措置 租税特別措置法第 76 条第 2 項第 1 号 分配金取得手続開始の登記の非課税措置 租税特別措置法第 76 条第 2 項第 2 号 権利消滅期日後の売却マンション及びその敷地に関する権利について必要な登記の非課税措置 租税特別措置法第 76 条第 2 項第 3 号 要望の内容 マンションの建替え等の円滑化に関する法律 ( 平成十四年法律第七十八号 以下 マンション建替え法 という ) に基づくマンション建替事業及びマンション敷地売却事業に適用される上記の税制上の特例措置について 適用期限 ( 平成 30 年 3 月 31 日 ) を 2 年間延長する 容 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( 百万円 ) ( 改正増減収額 ) ( 百万円 ) 141

50 新設 拡充又は延長を必要とする理由 ⑴ 政策目的 今後の老朽化マンション ( 耐震性不足マンションを含む ) の急増に対応するため マンション建替え法に基づくマンション建替事業の権利変換手続及びマンション敷地売却事業の分配金取得手続において必要となる登記に係る負担を軽減することで 老朽化マンションストックの解消を図り 安全 安心で良好な居住環境を確保したマンションへの建替えを円滑化するとともに 周辺の住環境や都市環境の向上を図る ⑵ 施策の必要性 分譲マンションの建替えについては 建替えを行う団体の法的位置づけが明確でないこと 区分所有権等の従前の権利を再建したマンションに円滑に移行させるための法的な仕組みがないこと等の問題があったが 平成 14 年のマンション建替え法の施行により マンション建替組合の設立や権利変換手続きによる建替え手法等が位置付けられ 一定の法制度の整備が図られた また 平成 26 年のマンション建替え法改正により 耐震性が不足する要除却認定マンションに係るマンション敷地売却制度及び容積率緩和制度が導入され 更なる建替促進策が整備されたところである 今後増加が見込まれる老朽化マンションストックを解消し 安全 安心で良好な居住環境を確保するためには マンション建替え法に基づくマンション建替事業及びマンション敷地売却事業の円滑化が喫緊の課題である 他方 マンション建替え法が採用した権利変換手続及び分配金取得手続については権利変換手続開始等に係る登記が必要となり 登記のための追加的な費用負担が発生する 通常 マンション建替事業及びマンション敷地売却事業は 保留床の売却代金等による収入でようやく必要経費や新規住居の取得経費をまかなっている資金繰りの厳しい事業であり 合意形成の最大の阻害要因は費用負担の問題であるため 登記のための追加の費用負担は マンション建替え法に基づくマンション建替事業の阻害要因となることがある 本特例措置は このような登記に係る費用負担を軽減することでマンション建替事業及びマンション敷地売却事業の円滑化を実現するものであることから 本特例措置の延長が必要である なお 本特例措置の対象である登記については 全員合意による民法原則に基づく任意の建替事業や売却事業では発生しない 本来であれば不要な手続であるものの マンション建替え法が区分所有権等の関係権利を再建マンションに円滑に移行させる等の観点から採用している権利変換手続等に伴い必要となるものであること 本特例措置によってマンション建替えの円滑化が促進される必要があることを踏まえると 引き続き非課税とすることが適当である 今回の要望に関連 合 理 性 政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標 政策目標 1 少子 高齢化等に対応した住生活の安定の確保及び向上の促進施策目標 2 住宅の取得 賃貸 管理 修繕が円滑に行われる住宅市場を整備する政策目標 4 水害等災害による被害の軽減施策目標 11 住宅 市街地の防災性を向上する多数の区分所有者の合意形成という特有の難しさを抱える老朽化マンションの建替え 改修を促進し 耐震性等の安全性や質の向上を図る 指標 マンションの建替え等の件数 ( 昭和 50 年からの累計 ) 約 250 件 ( 平成 26 年度 ) 約 500 件 ( 平成 37 年度 ) 住生活基本計画( 全国計画 ) ( 平成 28 年 3 月 18 日閣議決定 ) 大規模な地震時等において危険な住宅及び住宅市街地の安全性の確保等により 安全 安心な住宅及び居住環境の整備を図る 指標 新耐震基準 ( 昭和 56 年基準 ) が求める耐震性を有しない住宅ストックの比率 18%( 平成 25 年度 ) おおむね解消 ( 平成 37 年度 ) 住生活基本計画( 全国計画 ) ( 平成 28 年 3 月 18 日閣議決定 ) 142

51 有効性相当性 租税特別措置の適用又は延長期間 同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 要 望 の 措 置 の 適用見込み 要望の措置の効果見込み ( 手段としての有効性 ) 当該要望項目以外の税制上の支援措置 2 年間 ( 平成 30 年度 ~ 平成 31 年度 ) 政策達成目標に同じ マンションの建替え等の件数 283 件 ( 平成 28 年度 ) 新耐震基準 ( 昭和 56 年基準 ) が求める耐震性を有する住宅ストックの比率 82%( 平成 25 年度 ) マンション建替事業は 今後の老朽化マンションの増加に伴い 適用件数は増加していく見込みである 平成 27 年度の事業認可実績は 2 件 平成 28 年度は同 8 件が認可され 本特例措置が延長された場合 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度とそれぞれ 6 件程度の実績が見込まれる また マンション敷地売却事業は 平成 26 年度のマンション建替え法改正 ( 施行日 : 平成 26 年 12 月 24 日 ) により制度が創設されたが 平成 28 年度に 2 件の敷地売却決議の実績があり 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度とそれぞれ 7 件程度の実績が見込まれ 今後 既存の耐震性不足マンションにおいて制度が活用され 実績が出てくることが見込まれる 老朽化マンションの建替え及び耐震性不足マンションの敷地売却の円滑化のためには 区分所有者間の合意形成の円滑化が必要不可欠であるところ 合意形成の最大の阻害要因は費用負担の問題であり 特例措置による資金面での支援は有効かつ重要である 本特例措置は 個別に補助金の申請手続きを求めて交付する場合と比べ 国民 行政双方にとって負担の軽減の観点から優れた手段である 予算上 権利変換等の手続自体に係る金銭的負担は補助対象とはなっておらず 本特例措置は 転出者も含めた合意形成に資する重要な政策手段となっている 所得税 優良住宅地の造成等のために土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得の課税の特例 ( 租税特別措置法第 31 条の 2 第 1 項 第 2 項 9 号 第 9 号の 2) 換地処分等に伴い資産を取得した場合の課税の特例 ( 租税特別措置法第 33 条の 3 第 6 項 ) 収用交換等により取得した代替資産等の取得価額の計算 ( 租税特別措置法第 33 条の 6) 特定住宅地造成事業等のために土地等を譲渡した場合の譲渡所得の特別控除 ( 租税特別措置法第 34 条の 2 第 2 項第 22 号 第 22 号の 2) 移転等の支出に充てるための交付金の総収入金額不算入 ( 所得税法第 44 条 同法施行令第 93 条 ) 法人税 土地等の譲渡がある場合の特別税率 ( 租税特別措置法第 62 条の 3 第 4 項第 9 号 第 9 号の 2) 換地処分等に伴い資産を取得した場合の課税の特例 ( 租税特別措置法第 65 条第 1 項第 6 号 第 9 号 第 68 条の 72 第 9 項 第 12 項 ) 特定住宅地造成事業等のために土地等を譲渡した場合の譲渡所得の特別控除 ( 租税特別措置法第 65 条の 4 第 1 項第 22 号 第 22 号の 2) 143

52 内国公益法人等の非収益事業所得等の非課税 ( マンション建替え法第 44 条第 1 項 第 139 条第 1 項 法人税法第 7 条 ) 不動産取得税 マンションの建替え等の円滑化に関する法律における施行者又はマンション敷地売却組合が要除却認定マンション又はその敷地を取得する場合の不動産取得税の非課税 ( 地方税法附則第 10 条第 5 項 ) 事業税 法人の事業税の非課税所得等の範囲 ( 地方税法第 72 条の 5 第 8 号 ) 事業所税 事業所税の非課税の範囲 ( 地方税法第 701 条の 34 第 2 項 ) 住民税 優良住宅地の造成等のために土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得の課税の特例 ( 地方税法附則第 34 条の 2 第 1 項 第 4 項 ) 消費税 国 地方公共団体等に対する特例 ( マンション建替え法第 4 4 条第 2 項 第 139 条第 2 項 消費税法第 60 条第 3 項 第 4 項 第 8 項 ) 予算上の措置等の要求内容及び金額 上記の予算上の措置等と要望項目との関係 要望の措置の妥当性 ( 権利変換等の手続自体に対する予算上の措置はない ) 老朽化マンションの建替え及び耐震性不足マンションの敷地売却の円滑化のためには 区分所有者間の合意形成の円滑化が必要不可欠であるところ 合意形成の最大の阻害要因は費用負担の問題であり 特例措置による資金面での支援は有効かつ重要である 本特例措置は 個別に補助金の申請手続きを求めて交付する場合と比べ 国民 行政双方にとって負担の軽減の観点から優れた手段である 予算上 権利変換等の手続自体に係る金銭的負担は補助対象とはなっておらず 本特例措置は 転出者も含めた合意形成に資する重要な政策手段となっている なお 老朽化マンションストックは今後急増することが見込まれていることから 現時点において本特例措置を廃止することは適切でない 144

53 適用実績 ( 登記件数 ) 租税特別措置の適用実績 第 76 条第 1 項第 1 号第 76 条第 1 項第 2 号第 76 条第 1 項第 3 号第 76 条第 2 項第 1 号第 76 条第 2 項第 2 号第 76 条第 2 項第 3 号 平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度 これまでの租税特別措置の適用実績と効果に関連する事項 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 国土交通省推計 マンション建替え法に基づくマンション建替事業は 着実に施行されている マンション建替え法に基づくマンション建替事業は 平成 25 年度末現在 77 件 約 5,600 戸 ( 建替え前住戸数 以下同じ ) が認可されている 平成 27 年度には 2 件 56 戸が認可されており 平成 28 年度は 8 件 1,141 戸が認可 また マンション敷地売却事業は 平成 26 年度のマンション建替え法改正 ( 施行日 : 平成 26 年 12 月 24 日 ) により制度が創設されたが 平成 28 年度に 1 件 35 戸が認可 住宅及び住宅市街地における高齢者等の生活の利便性の向上を図るとともに 住生活にゆとりと豊かさをもたらす 美しい街並みや景観の維持及び形成を図る 指標 共同住宅のうち 道路から各戸の玄関まで車椅子 ベビーカーで通行可能な住宅ストックの比率 16%( 平 20) 28%( 平 32) また 大規模な地震時等において危険な住宅及び住宅市街地の安全性の確保等により 安全 安心な住宅及び居住環境の整備を図る 指標 新耐震基準 ( 昭和 56 年基準 ) が求める耐震性を有する住宅ストックの比率 79%( 平 20) 95%( 平 32) 政策目標の達成のためには 本特例を延長することで 老朽化マンションストックの解消を図り 安全 安心で良好な居住環境を確保したマンションへの建替えを円滑化するとともに 周辺の住環境や都市環境の向上を図ることが必要である なお 目標期間が満了していないため 現時点で目標達成の成否を評価することは困難である 145

54 これまでの 要望経緯 < マンション建替事業 > 平成 14 年度創設平成 15 年度拡充平成 16 年度延長平成 18 年度延長平成 20 年度延長平成 22 年度延長 縮減平成 24 年度延長 拡充平成 26 年度延長 拡充平成 28 年度延長 < マンション敷地売却事業 > 平成 26 年度創設平成 28 年度延長 146

55 税目 要望の内容設 拡充又は延長を必要とする理由平成 3 0 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名 ( 国土交通省住宅局住宅企画官付 ) 住宅投資の波及効果に鑑み これまでの措置の実施状況や今後の住宅市場の動向等を踏まえた住宅市場に係る対策についての所要の措置 住宅投資の波及効果に鑑み これまでの措置の実施状況や今後の住宅市場の動向等を踏まえ 必要な検討を行い 所要の措置を講じる 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( 百万円 ) ( 改正増減収額 ) ( 百万円 ) 新平成 29 年度税制改正大綱において 住宅市場に係る対策については 住宅投資の波及効果に鑑み 数次にわたる経済対策を含むこれまでの措置の実施状況や今後の住宅市場の動向等を踏まえ 必要な対応を検討する と記載されているとおり 必要な検討を行い 所要の措置を講じる必要がある 151

56 今政策体系における政策目的の位置付け 平成 29 年度税制改正大綱において 住宅市場に係る対策については 住宅投資の波及効果に鑑み 数次にわたる経済対策を含むこれまでの措置の実施状況や今後の住宅市場の動向等を踏まえ 必要な対応を検討する こととされた 政策の達成目標 回の要望に関連する事項合理性租税特別措置の適用又は延長期間 同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 要望の有措置の効適用見込み要望の措置性の効果見込 み ( 手段としての有効性 ) 当該要望項目以外の税制上の支援措置予算上の措置等の相要求内容及び金額当性上記の予算上の措置等と要望項目との関係 要望の措置の妥当性 152

57 これまでの租税特別措置の適用実績と効果に関連する事項租税特別措置の適用実績 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 これまでの 要望経緯 153

58 税目贈与税要望の内容平成 3 0 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名 ( 国土交通省住宅局住宅企画官付 ) 民法改正に伴う住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置等の要件の見直し 民法改正による成年年齢の見直しが検討されていることに伴い 当該見直しを実施される場合には 住宅取得等資金に係る贈与税の特例について 適用対象となる特定受贈者等の年齢要件を見直す 1 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合に 下記の金額までの贈与につき贈与税を非課税とする特例について 適用対象となる特定受贈者の年齢要件を見直す 消費税率 10% が適用される者左記以外 ( 1) 質の高い住宅 ( 2) 左記以外の住宅 ( 一般 ) 質の高い住宅 左記以外の住宅 ( 一般 ) 平成 28 年 1 月 ~31 年 3 月 1,200 万円 700 万円 平成 31 年 4 月 ~32 年 3 月 3,000 万円 2,500 万円 1,200 万円 700 万円 平成 32 年 4 月 ~33 年 3 月 1,500 万円 1,000 万円 1,000 万円 500 万円 平成 33 年 4 月 ~33 年 12 月 1,200 万円 700 万円 800 万円 300 万円 1 消費税率 8% の適用を受けて住宅を取得した者のほか 個人間売買により既存住宅を取得した 者 2 質の高い住宅とは 1 一定の省エネ性 ( 断熱等性能等級 4 又は一次エネルギー消費量等級 4 以 上 ) 2 耐震性 ( 耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 )2 以上又は免震建築物 ) 3バリアフリー 性 ( 高齢者等用配慮対策等級 3 以上 ) のいずれかを満たす住宅 2 60 歳未満の贈与者からの贈与により住宅取得等資金の取得をした場合についても相続時精算課税制度の適用対象とする特例について 適用対象となる特定受贈者の年齢要件を見直す 3 東日本大震災の被災者が直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合に 下記の金額までの贈与税を非課税とする特例について 適用対象となる被災受贈者の年齢要件を見直す 消費税率 10% が適用される者左記以外 ( 1) 質の高い住宅 ( 2) 左記以外の住宅 ( 一般 ) 質の高い住宅 左記以外の住宅 ( 一般 ) 平成 28 年 1 月 ~31 年 3 月 1,500 万円 1,000 万円 平成 31 年 4 月 ~32 年 3 月 3,000 万円 2,500 万円 1,500 万円 1,000 万円 平成 32 年 4 月 ~33 年 10 月 1,500 万円 1,000 万円 1,500 万円 1,000 万円 1 消費税率 8% の適用を受けて住宅を取得した者のほか 個人間売買により既存住宅を取得した 者 2 質の高い住宅とは 1 一定の省エネ性 ( 断熱等性能等級 4 又は一次エネルギー消費量等級 4 以 上 ) 2 耐震性 ( 耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 )2 以上又は免震建築物 ) 3バリアフリー 性 ( 高齢者等用配慮対策等級 3 以上 ) のいずれかを満たす住宅 161

59 設 拡充又は延長を必要とする理由 関係条文 租税特別措置法第 70 条の 2 第 70 条の 3 同法施行令第 40 条の 4 の 2 第 40 条の 5 同法施行規則第 23 条の 5 の 2 第 23 条の 6 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( 百万円 ) 東日本大震災の被災者等に係る国税 ( 改正増減収額 ) ( 百万円 ) 関係法律の臨時特例に関する法律第 38 条の2 同法施行令第 29 条の2 同法施行規則第 14 条の2 ⑴ 政策目的親世代や祖父母世代から子 孫世代等への資産移転を促進することを通じて 若年世代を中心とした住宅取得 改修等を行う者の資金調達を支援することにより 住宅投資の促進とそれによる経済の活性化 良質な住宅ストックの形成と居住水準の向上を図る 新⑵ 施策の必要性 住宅取得の負担軽減を図る観点から 住宅取得等に係る贈与税の特例措置が昭和 59 年より講じられてきたところであり 住宅取得の促進策として不可欠なものとなっている 住宅取得等資金に係る贈与税の特例措置については 特例の適用対象となる特定受贈者及び被災受贈者の年齢が 住宅取得等資金の贈与を受けた日の属する年の一月一日において二十歳以上 とされているが 今般 民法改正により 現行二十歳とされている成年年齢の見直しが検討されていることに伴い 当該見直しが行われる場合には これらの特例についても年齢要件の見直しを図る必要がある 162

60 今住生活基本法 ( 平成 18 年法律第 61 号 ) 第 3 条において 住生活の安定の確保及び向上の促進に関する施策の推進は 居住者の負担能力を考慮して 現在及び将来における国民の住生活の基盤となる良質な住宅の供給 建設 が図られることを旨として 行われなければならない とされている 回の要望に関連する事項合理性政策体系における政策目的の位置付け 同法に基づき定められた住生活基本計画 ( 平成 28 年 3 月 18 日閣議決定 ) においては 結婚 出産を希望する若年世帯や子育て世帯が望む住宅を選択 確保できる環境を整備 することが位置付けられ 基本的な施策として 結婚 出産を希望する若年世帯 子育て世帯が 必要とする質や広さの住宅 ( 民間賃貸 公的賃貸 持家 ) に 収入等の世帯の状況に応じて居住できるよう支援を実施 することが挙げられている また 約 900 万戸ある耐震性を充たさない住宅の建替え 省エネ性を充たさない住宅やバリアフリー化されていない住宅等のリフォームなどにより 安全で質の高い住宅ストックに更新 することが位置づけられており 基本的な施策として 質の高い住宅ストックを将来世代へ継承するため 耐震性を充たさない住宅の建替え等による更新 耐震化リフォームによる耐震性の向上 長期優良住宅化リフォームによる耐久性等の向上 省エネリフォームによる省エネ性の向上と適切な維持管理の促進 が挙げられている ( 政策評価体系における位置づけ ) 政策目標 1 少子 高齢化等に対応した住生活の安定の確保及び向上の促進施策目標 1 居住の安定確保と暮らしやすい居住環境 良質な住宅ストックの形成を図る業績指標 1 最低居住面積水準未満率 2 子育て世帯における誘導居住面積水準達成率施策目標 2 住宅の取得 賃貸 管理 修繕が円滑に行われる住宅市場を整備する業績指標 9 既存住宅流通の市場規模 政策目標 2 良好な生活環境 自然環境の形成 バリアフリー社会の実現施策目標 3 総合的なバリアフリー化を推進する業績指標 17 高齢者 (65 歳以上の者 ) の居住する住宅の一定のバリアフリー化率 政策目標 3 地球環境の保全施策目標 9 地球温暖化防止等の環境の保全を行う業績指標 32 省エネ基準を満たす住宅ストックの割合 政策目標 4 水害等災害による被害の軽減施策目標 11 住宅 市街地の防災性を向上する業績指標 46 1 住宅 2 建築物の耐震化率 163

設 拡充又は延長を必要とする理由 関係条文 租税特別措置法第 70 条の 2 第 70 条の 3 同法施行令第 40 条の 4 の 2 第 40 条の 5 同法施行規則第 23 条の 5 の 2 第 23 条の 6 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( - 百万円 ) 東日本大震

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