A2Pコンソ紹介2017

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ゆみかいしなみ
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1 A2P(AUTOSAR Adaptive Platform) コンソーシアム名古屋大学大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター最終更新日 :2017 年 9 月 7 日 1

2 次 NCESのこれまでの活動と現状 AUTOSAR Adaptive Platform(A2P) の概要 A2Pの開発状況計画 A2Pコンソの標, 体制, スキーム問い合わせ先 2

3 NCES の取組み NCES とは名古屋学学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター学が持つ技術シーズをいて産業界が必要とする技術課題を解決する産学連携を基本とした組織本における AUTOSAR の課題解決のため,NCES と複数企業によりコンソーシアム型共同研究組織を設 2011 年度 2013 年度 :ATK2コンソーシアム 2014 年度 2016 年度 :AP コンソーシアム教員 / 研究者コンソーシアム型共同研究組織研究者 / 技術者 ( 共同研究員 ) 市場ニーズの把握国内産業への貢献知取得技術者育成開発投資の軽減 NCES AP コンソーシアム : 参加企業載制御システム向け品質プラットフォームに関するコンソーシアム型共同研究の略称 3

4 品質ソフトウェアプラットフォーム開発 AUTOSAR 仕様の技術的な課題レイヤ構造によるオーバヘッド仕様に後づけされた機能安全への対応 AUTOSAR 仕様の明確化理想には遠いコンフィギュレーションツールによるインテグレータへの負荷の集中プロジェクトの目標本の動産業のニーズに合致した軽量で品質な SPF グローバルに有な載制御システム向けプラットフォームのトップ 3 を指す国産のプラットフォームがグローバルトップ 3 にることにより, 本の動産業における国際競争の維持発展に貢献するコンソーシアム型共同研究として AP コンソーシアムで実施 4

5 AP コンソーシアム研究開発の活動複数の企業が参加するコンソーシアム型の共同研究市場ニーズに合致する軽量で品質な SPF の開発場合によっては AUTOSAR 仕様からの幅な改良も検討他のBSW 開発, インテグレーションのためのツールも整備開発 SPFはTOPPERSプロジェクトから公開活動概要 (2014 年度 ~) TOPPERS/ATK2の機能安全規格への対応時間パーティショニング機能の検討開発 AUTOSAR 仕様の時間保護機能を持った OS 開発と NCES 独仕様の時間保護機能を持った OS 開発の開発 BSW モジュールの開発 COM スタックの拡充 WDG スタックの開発 RTE ジェネレータの拡張およびインテグレーションの整備 5

東海理化電機製作所 ( 株 ) 東芝 ( 株 ) 豊動織機 ( 株 ) 豊通エレクトロニクス本電気通信システム ( 株 ) パナソニック ( 株 ) パナソニック

6 参加企業覧 ( のべ 26 社 ) アイシンコムクルーズ ( 株 ) イーソル ( 株 ) ( 株 ) ヴィッツ ( 株 ) 永和システムマネジメント SCSK ( 株 ) ( 株 )OTSL オムロンオートモーティブエレクトロニクス ( 株 ) 京セラ ( 株 ) ( 株 ) サニー技研 ( 株 ) ジェイテクトスズキ ( 株 ) ( 株 ) デンソー ( 株 ) 東海理化電機製作所 ( 株 ) 東芝 ( 株 ) 豊動織機 ( 株 ) 豊通エレクトロニクス本電気通信システム ( 株 ) パナソニック ( 株 ) パナソニックアドバンストテクノロジー ( 株 ) 富ソフト ( 株 ) 富通テン ( 株 ) マツダ ( 株 ) 崎総業 ( 株 ) ヤマハ発動機 ( 株 ) 菱電商事 ( 株 ) ルネサスエレクトロニクス ( 株 ) 五順 6

7 Adaptive Platform 開発の背景 Classic Platform(CP) は, 今の ECU に対するニーズ ( 従来の制御系システム ) には対応しているが, 先進運転援システム (ADAS) などの最新システムには対応し切れていない今後, インターネット等で外部システムとつながり, 両を制御するためのソフトウェアが必要となってくる上記に対応したソフトウェアプラットフォームを Adaptive Platform(AP) と位置づけ, 仕様とプロト実装を進めている CP,AP, それ以外のソフトウェアプラットフォームが混在する状況を想定 7

8 AUTOSAR Adaptive Platform とは性能 ECU を対象に,ADAS や律運転機能など failoperational system を構築するためのプラットフォーム基盤機能とサービス機能を利できる AUTOSAR Runtime Environment for Adaptive Applications (ARA) を API として規定 ARA では, 実時に, サービスとクライアントが動的にリンクするアーキテクチャにも対応引 :AUTOSAR_EXP_PlatformDesign.pdf 8

9 AP 開発の特徴 C++ 語による開発パフォーマンスが重視される複雑なアプリケーションにおいて新しいアルゴリズムやアプリケーションソフトウェアの開発に最適な語であり,AP もこれに適応する SOA(service-oriented-architecture) サービス指向アーキテクチャサービスは, アプリケーションが実されるローカル ECU 上でも, 別の AP が動作しているリモート ECU 上にあってもよい並列処理異なるアプリケーションが異なるサービスセットを使するため, 多数のコア / 異種コンピューティング技術の進歩に適したアーキテクチャとする 9

10 AP 開発の特徴既存のスタンダードを活既存のオープンスタンダードを再利して適応させる戦略を採り, AP 体の迅速な開発を促進する安全とセキュリティ動運転のような度な機能は常に複雑であるが, 新しい概念や技術を導し, 最レベルの安全とセキュリティを実現計画的な変化アプリケーションの差分開発を援し, ソフトウェアの開発と統合の労を削減するために短い反復サイクルを可能にするアジャイル開発システムの根本となるアーキテクチャーを段階的に拡張し, 導後にシステムを更新できるようにする 10

11 CP と AP の開発段階の較 Classic Platform(CP) Major Release Non-backward compatible extensions Backward compatible extensions Bug fixes Minor Releases Backward compatible extensions Bug fixes Adaptive Platform(AP) Revisions Bug fixes Issue Notice Development Evolution Maintenance Issue Notice Maturity level e.g. Rel e.g. Rel e.g. Rel LoKI* *Loki = List of known issues t Rel 4.3 (2016/11) 基本部分は成熟段階 Development Evolution Maturity level Rel Rel Rel Recommended for pilot projects only due to branch from development phase Rel 最初のリリースが公開された段階引 :AUTOSAR_TR_AdaptivePlatformReleaseOverview.pdf t 11

12 2017 年 3 末リリース (R17-03) の概要ドラフト段階の書が多く含まれるが, 重要な考え, 概念が提されている 12

13 A2P * コンソーシアム * A2P: AUTOSAR Adaptive Platform の略 ATK2,AP コンソと同様のコンソーシアム型共同研究研究開発の標 AUTOSAR におけるプロトタイプ開発に参画し, 最新技術と開発動向を取得し,AP のノーハウを蓄積参加企業の AP を使したシステム開発の技術的援 AUTOSAR の開発に参画することで, 本の AUTOSAR に対する貢献をアピール 13

14 A2P * コンソーシアム ( 続き ) 標に向けてのアプローチ名古屋学が AUTOSAR の Development Partner となりシステム全体を俯瞰できるシステムテストのワーキンググループに参画 AUTOSAR での開発活動とは別に, 独の開発評価項を参加企業と議論し, 実施する上記の活動を通して, AP の構成, 性能や問題点を把握し, AP を使ったシステム構築のノーハウを蓄積実施期間単年度毎の実施契約で, 3 年程度の継続実施を予定. ただし, AUTOSAR の活動状況によって変化する可能性あり. 14

15 コンソーシアム推進にあたっての考え AUTOSAR との契約の関係上, 研究参加の参加企業からのエンジニア派遣には学への出向が必要出向者がワーキング活動で得られた情報は, 出向中には出向元企業に展開できない帰任の際に出向者が本に蓄積した情報やノーハウだけが持ち帰えり可能学が得た知のうち, AUTOSAR が般に公開した情報および Associate Partner に公開した情報に基づくものは展開可能参加企業は少なくとも Associate Partner であること出向者を派遣しないコンソーシアムのオブザーバ参加企業に対して公開可能説明会実施や調査 / 評価 / 研究レポートを提供 15

16 参加形態 2 種類の参加形態がある研究参加学に出向者を派遣し, 名古屋学で AUTOSAR Adaptive Platform のワーキングに参加して研究活動を実施するオブザーバ参加学に出向者を派遣せず, コンソーシアム活動で得られた成果のうち, 開可能な情報を受け取る 16

17 研究成果物参加企業に展開する研究成果物には以下にすように, 開発成果と調査 / 評価 / 研究レポートの 2 種類がある AUTOSAR 活動開示不可独自活動調査, 評価研究開発ノーハウのみ情報なし開発したソフトウェア, 特許開示可運営委員会で決定研究参加企業オブザーバ参加企業開発成果調査 / 評価 / 公開研究レポート研究参加企業のみ研究参加およびオブザーバ参加企業 17

18 知的財産権の取り扱い知的財産権の帰属 AUTOSAR ワーキング活動で得られた成果は AUTOSAR にコントリビュートする上記以外で, 開発したソフトウェアの著作権は, その開発に研究者 / 技術者を出した研究参加企業および名古屋学が, 出した研究者 / 技術者の数に応じた率で所有するオブザーバ参加企業は著作権を持たない開発した成果を有償ライセンスした場合, そのライセンス料は, 所有率に応じて所有者に配分する 18

19 知的財産権の取り扱い ( 続き ) 独活動成果の取り扱い独活動成果を公開するか, クローズにするかは運営委員会で決める公開する場合の知的財産権の取扱いも運営委員会で決める. 独活動成果をクローズにする場合は, 下記を想定する開発完了の 5 年後にはオープンにする研究参加企業は, クローズなものを含めて, 開発した成果を無償で利することができるオブザーバ参加企業は, 調査 / 評価 / 研究レポートを無償で利することができるクローズな開発した成果は, 参加企業以外に対して, 研究参加企業または名古屋学から有償でライセンスできるライセンス料決定にあたって, コンソーシアムに参加する際の費負担を考慮するライセンス料は毎年 20% ずつ減額するものとする 19

20 参加費と負担法研究参加形態の費参加費は年間 220 万円 (10% の間接費を含む. 以下同じ ) とする出向者を少なくとも 1 名は派遣する. 出向者の費 ( 給与, 賞与および各種保険料や当等を含む ) は派遣する企業が負担する. 負担法は以下の 2 種類のいずれかで負担する 1) 出向者の費を参加費に加えて学に払う ( この場合は, 学から出向元企業に給与として払う ) 2) 出向者の費を, 出向前と同様に派遣する企業から出向者に払うオブザーバ参加形態の費参加費は年間 220 万円とするオブザーバ参加の場合は以下の制約がある. クローズな開発成果は無償利できない運営委員会における議決権がない 20

21 参加のメリット研究参加形態の場合出向者に AUTOSAR AP の情報とノーハウが蓄積する ( 出向者帰社後 ) 蓄積した情報とノーハウを活して, AUTOSAR AP をいたシステムのスピード上げが可能になる AUTOSAR AP 公開物に対するコンソーシアム活動の知 ( 内部構成機能や評価結果 ) や開可能な開発したソフトウェアや特許といったクローズな成果物を無償で利できるオブザーバ参加の場合 AUTOSAR AP 公開物に対するコンソーシアム活動の知 ( 内部構成機能や評価結果 ) をまとめた調査 / 評価 / 研究レポートを無償で利できる 21

22 今後のスケジュール 2017 年度 4 : 活動開始 9 : 中間成果発表会 3 : 年度最終成果発表会連絡先 AUTOSAR AP コンソーシアムに関するお問い合わせは, 以下のメールアドレス宛にお願いします参加企業は随時募集中です a2p-staff@nces.i.nagoya-u.ac.jp * AUTOSAR AP: AUTOSAR Adaptive Platform の略 22

お問い合わせ先ご意ご質問のあるはお問い合わせください名古屋学学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター Tel: 052-789-4228 Fax: 052-789-4273

23 お問い合わせ先ご意ご質問のあるはお問い合わせください名古屋学学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター Tel: Fax: URL: NCES A2P コンソ検索 23

スライド 1

スライド 1 APToolコンソーシアム (AUTOSARツールチェーンに関する共同研究 ) 名古屋大学大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター最終更新日 :2018 年 6 月 4 日 1 目次 NCESの取組みと研究の形態 AUTOSAR Classic Platform(CP) の概要 NCESのCPに対する研究紹介コンソーシアムの活動の取り組み共同研究に対する参加形態知的財産権の取り扱い