AWS Summit 2016 Executive Track 講演骨子

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かずきさわまつ
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1 AWS Summit Executive Track - 新規事業 "au でんきをクラウドスピードでサービスイン

2 Agenda 1 1. KDDI について 2. au でんき参入の背景 3. 電力自由化 4. au でんきについて 5. 開発部門のチャレンジ 6. au でんきへの AWS 適用 7. まとめ

3 KDDI について

4 事業内容 3 セグメントパーソナル個人向け通信サービスの提供バリュービジネス個人向けコンテンツ決済サービスなどの提供企業向け通信ソリューション / クラウド型サービスの提供グローバル海外での企業個人向け通信ソリューション / クラウド型サービスの提供

5 2016年3月期決算売上高 4兆4,661億円 YOY +4.6% 営業利益 8,334億円 YOY +25.2% * IFRSベース * 16.3期の前期比は 15.3期IFRSベースとの比較 4

6 5 セグメント別売上ビジネスグローバル 6,592億円 2,790億円バリュー 2,377億円パーソナル 33,306億円 * IFRSベース

7 au でんき参入の背景

8 単位万契約 7 通信市場の状況 15,289 注1 注2 5,596 出典総務省電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表値平成27年度第2四半期 9月末をKDDIにて集計注１移動系通信の契約数の推移の携帯電話単純合算の数値を利用注２固定電話の契約数の推移の固定電話全体の数値を利用

9 KDDI 事業戦略 8

10 au 経済圏の最大化 9

11 電力自由化

12 電力自由化 11 過去に自由化されていた市場高圧特別高圧 2016 年 4 月から自由化された市場低圧工場ビル商店家庭

13 12 市場規模契約数単位万件市場規模単位億円一般家庭部門商店事務所等合計北海道 3, 東北 7, 東京 28,275 2, ,922 中部 10, ,065 北陸 1, 関西 12,779 1, ,364 中国 4, 四国 2, 九州 7, 沖縄 1, ,187 7, ,513 10社計 8兆円の市場が自由化出典経済産業省資源エネルギー庁電力の小売全面自由化の概要 2015年11月より抜粋

14 新規参入 13 新電力への参入 301 社ガス系エネルギー系通信鉄道系東京ガス大阪ガス昭和シェル石油東燃ゼネラル石油 SB パワー東急パワーサプライ * 資源エネルギー庁登録小売電気事業者一覧より (2016 年 5 月 23 日現在 )

15 au でんきについて

16 au でんきの特長 15 全国で提供わかりやすい料金 auスマホとセットでおトクにアプリで電気が身近に

サービス開始 16 2016 年 4 月 1 日より全国でサービス開始 ( 沖縄県

17 サービス開始年 4 月 1 日より全国でサービス開始 ( 沖縄県一部離島を除く ) マンション一括受電サービスを導入している集合住宅やオール電化住宅は対象外です

18 わかりやすい料金 17 auでんきの料金はわかりやすいでんき料金円 1 auでんきmプランでんき使用量 kwh 1 東京電力エリアの従量電灯B 40A 相当 auでんきの料金は 2016年1月19日現在の電気料金従量電灯Ｂと同じ料金で提供します関西中国四国エリアの場合は従量電灯Ａとなります口座振替割引額は含みません auでんきはご利用開始日料金適用開始日から１年未満に解約される場合解約違約金 2,000円がかかります

19 au でんきセット割 18 au のケータイスマホとセットでおトクに! でんき料金 4,999 円 5,000 円 7,999 円 8,000 円 au WALLET プリペイドカードへのキャッシュバック率 1% 3% 5% 燃料費調整額再生可能エネルギー発電促進賦課金消費税はセット割対象外

20 auでんきアプリ電力ビッグデータ活用で auのお客さまの省エネをサポート! 19

21 auでんきアプリで実現したい事 20 アプリで電気をもっと身近にアプリで便利に省エネ節電グッズをおトクにご購入

22 開発部門へ求めたこと 21 ミニマムコストスケーラビリティスピード

23 開発部門のチャレンジ

24 プレッシャーとの戦いとにかく短い準備期間新規事業立ち上げ期間を貰えない 5,000万世帯どれくらい動くのか読めない需要予測開発部門には殆どいない電力事業経験者 23

25 たどり着いた結論 24 脱請負型開発と AWS の利用

26 脱請負型開発 25 自分たちで設計するパートナー様と一緒に作るアジャイルな継続的開発の実践

27 AWS 利用の必然性 26 実は脱請負型開発の障壁を下げることリソース調達の自由度豊富なサービス機能且つ変更容易性

28 #AWS の利用事例 au でんきへの適用

29 システム設計のテーマ Agility Cloud Native スピードクラウド前提俊敏性作らず"使う" 柔軟性スケーラブル 28

30 システム設計のキーポイント 29 Infrastructure as Code Immutable Infrastructure Operations & Monitoring

31 Infrastructure as Code 30 インフラの構築 & 構成管理をプログラムコードで行うインフラ仮想化の進化により実現可能にインフラを config コードと API 呼出しで構築アプリもインフラも同じ SCM[1] ツールで構成管理可能 [1] Software Configuration Management ソフトウェア構成管理

32 Provisioning Toolchain on AWS 31 Packer templete Terraform templete Enterprise Provision Base AMI Packer Customized AMI Terraform notify succeeded! failed...

33 32 Immutable Infrastructure Immutable = 変わらない変えられない不変の今あるインフラには２度と手を触れず新しいものを作って古いものは使い捨てる新環境インフラ構築新アプリデプロイ新環境システムチェック旧新環境切替安定動作確認旧環境破棄

34 33 auでんきのデプロイフロー切り替えれば旧環境は破棄改版をしない常に新しい環境を作り乗り換えていくインフラミドルアプリの Layerは関係なし ③Switch ap p ap p １.アプリ改修 ap p ap p ap p ap p ２.ミドルウェア 3.インフラ増強バージョンアップ ap p ap p

35 クラウドネイティブな運用監視 AWS = Design for Failure インフラは固定化されない今までの発想前提と逆転 34

36 監視対象の自動管理とデータ保全インスタンス追加時にホスト側から通知して登録インスタンスが消えても監視データが失われない Local network InstanceIDがキー (絶対に重複しない) 35 フォレンジックス (forensics) zabbix server リソースが固定化できないクラウド対応の監視方法サーバからのディスカバリは使わない scale out scale in

37 まとめ

38 AWS適用の効果 1. 劇的なワークロード短縮 2. コストダウン 3. 進化し続ける構造の実現 37

39 劇的なワークロード改善 38 従来の新規事業の場合1年以上 AWS的な観点で言うとプロジェクト期間６ヶ月事業計画から業務準備パートナー様へのお声がけ 5ヶ月前開発期間４ヶ月毎スプリント毎にインフラ構成を変更試験で急遽シンガポールで立ち上げたり (正味3ヶ月) 新規事業の場合8ヶ月以上チームビルドからローンチまで

40 39 コストダウン当初の想定見積結果 2/3 アプリ開発費インフラ Down アプリ開発費 AWS利用料インフラアプリ開発に関わる費用比較キャッシュアウトベース

41 40 進化続けます Big Data ICTの利活用によってより効率的 AI より利便性 IoT auでんきの高いエネルギーサービスを提供しお客さまの新たなライフスタイル創造に貢献 au

42 KDDIクラウド戦略新時代のIT OneStopサービスを各種クラウドサービス au網 LTE 41

AWS Summit 2016 Executive Track 講演骨子

AWS Summit 2016 Executive Track 講演骨子 AWS Summit 2016 - IT Transformation Track - 新規事業 "au でんきをクラウドスピードでサービスイン 2016 年 6 月 2 日 1 自己紹介技術統括本部プラットフォーム開発本部クラウドサービス開発部 au系の商品サービス開発を担当フレームワークグループグループリーダー平岡庸博 HIRAOKA Tsunehiro フレームワークグループ