32水稲

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1 水稲 ( 種子消毒 ) 指針採用農薬一覧表 ( 商品名 ) 病害虫名 いもち病 ばか苗病 ごま葉枯病の同時消毒 いもち病 ばか苗病 ごま葉枯病 苗立枯細菌病 もみ枯細菌病の同時消毒 もみ枯細菌病 イネシンガレセンチュウ エコホープエコホープドライエコホープDJ スターナ水和剤シードラック水和剤スミチオン乳剤スポルタック乳剤スポルタックスターナSE タフブロックテクリードCフロアブルトリフミン乳剤 パダンSG 水溶剤 ヘルシード乳剤 ヘルシードTフロアブル ベンレートT 水和剤 20 ホーマイ水和剤 モミガードC 水和剤 : ごま葉枯病を除く : 登録のないメーカーも存在 ラベルに注意

2 (1) いもち病 ばか苗病 ごま葉枯病の同時消毒 1 うるちは比重 1.13 もちは比重 1.10の塩水選を必ず実施して 保菌もみを除去する 2 播種量は箱あたり200g 以下 ( 置床式は180g 以下 ) とする 育苗中は温度を30 以下に保ち 過湿にならないよう十分注意する 3 種子消毒により多くの病害の初期被害の軽減が可能となるので 必ず実施する 毒性 FRAC 系統名商品名一般名 生物エコホープ トリコデルマ アトロビリデ水和剤 - M03 有機硫ベンレートT 水和剤 20 1 ベンズ チウラム ベノミル水和剤 M03 有機硫チウラム チオファネートメチルホーマイ水和剤 1 ベンズ水和剤 M03 有機硫ヘルシードTフロアブル 3 EBI チウラム ペフラゾエート水和剤 3 EBI スポルタック乳剤 プロクロラズ乳剤 3 EBI トリフミン乳剤 トリフルミゾール乳剤 3 EBI ヘルシード乳剤 ペフラゾエート乳剤 製剤の魚毒性は有効成分の魚毒性とかけ離れて強くなっている M01 銅殺菌銅 フルジオキソニル ペフラゾ 12 モミガードC 水和剤エート水和剤 3 EBI 塩水選後 もみが乾かないうちに薬剤処理する 薬液に浸漬中は数回攪拌する ベンレートT 水和剤 20 及びホーマイ水和剤は消毒後の風乾を十分行う また その他の薬剤についても湿粉衣や10 分間浸漬処理では風乾を行う 流水での浸種は薬効が低下するので 避ける 浸種の浴比は種籾 : 水 =1:2 程度とし 最初の2 日間は水の交換を行わない 処理後の残液が河川 池などに流入しないよう注意する (2) もみ枯細菌病 1 育苗箱では苗立枯 ( 幼苗腐敗症 ) をおこす 2 病原菌は種子伝染するので 必ず種子消毒を実施する 毒性 FRAC 系統名商品名一般名 31 その他スターナ水和剤オキソリニック酸水和剤 1 オキソリニック酸水和剤は前項 (1) に掲げた種子消毒剤との混用による同時種子消毒が可能である

3 (3) いもち病 ばか苗病 ごま葉枯病 苗立枯細菌病 もみ枯細菌病の同時消毒 1 育苗期間中は高温となるため もみ枯細菌病菌や苗立枯細菌病菌による立枯症が発生しやすい早期水稲では 銅またはオキソリニック酸を含む薬剤による種子消毒が望ましい 毒性 FRAC 系統名商品名一般名トリコデルマ アトロビリデ水和 - ごま葉枯病を除く生物エコホープドライ剤 - ごま葉枯病を除くトリコデリマ アトロビリデ水和生物エコホープDJ - ごま葉枯病を除く剤生物タフブロックタラロマイセス フラバス水和剤 - ごま葉枯病を除く M 無機殺シードラック水和剤金属銀水和剤 3 EBI テクリードCフロアブルイプコナゾール 銅水和剤 M01 銅殺菌 31 その他オキソリニック酸 プロクロラズスポルタックスターナSE 3 EBI 水和剤 1 テクリードCフロアブルで心枯線虫病との同時種子消毒を行う場合は パダンSGとの混用ができないので MPP 乳剤 ( バイジット ) を使用する 2 オキソリニック酸を含有する剤は 効果を高めるために浸漬処理後浸種前に必ず風乾する (4) イネシンガレセンチュウ 1 主な伝染源は汚染種もみであるので 種子消毒によりほぼ完全に防除可能である FRAC/ 毒性系統名商品名一般名 IRAC M 無機殺シードラック水和剤 金属銀水和剤 1B 有機リスミチオン乳剤 MEP 乳剤 14 ネライパダンSG 水溶剤 カルタップ水溶剤 劇 1 シードラック水和剤以外は いもち病 ばか苗病 ごま葉枯病との同時消毒を行う

4 水稲 ( 病害防除本田施用剤 ) 指針採用農薬一覧表 病害虫名 白葉枯病 もみ枯細菌病いもち病 紋枯病 稲こうじ病 萎縮病縞葉枯病 ( ツマグロヨ ( ヒメトビウコバイ ) ンカ ) ( 商品名 ) アチーブ粒剤 7 アチーブ粉剤 DL アプロードバッサ粉剤 DL イモチエース粒剤イモチミン粒剤オリザトップパックオリゼメート粒剤オリゼメートパックオリブライト1キロ粒剤オリブライト250G オリブライトパックカスミン液剤カスラブサイドゾルカスラブサイド粉剤 3DL キタジンP 粒剤ゴウケツモンスター粒剤 / ガッツスター粒剤コラトップ粒剤 5 コラトップ1キロ粒剤 12 コラトップ豆つぶ撒粉ボルドー粉剤 DL スターナ粉剤 DL Zボルドー粉剤 DL デラウス粉剤 DL トライフロアブルトライトレボン粉剤 DL トレボン粉剤 DL ノンブラス粉剤 DL バシタック粉剤 DL バシタックゾルバリダシン粉剤 DL バリダシン液剤 5 ビーム粉剤 DL ビームジン粉剤 DL ビームエイトゾルブラシン粉剤 DL ブラシン水和剤ブラシンフロアブルフジトップ粒剤フジワン粒剤フジワン乳剤モンカット粒剤モンカット水和剤モンガリット粒剤モンカットファイン粉剤 20DL モンセレン粉剤 DL モンセレンフロアブルラクオー モンカットラテラトレボン粉剤 DL ラブサイド粉剤 DL ラブサイドベフラン粉剤 DL リンバー粒剤 ウンカ類登録

5 (1) 白葉枯病 Xanthomonas oryzae pv. oryzae 1 第 1 次伝染源の主なものは宿根性のイネ科雑草サヤヌカグサであるが 春まで生存している刈株や前年の被害わらも伝染源となる 2 伝染源からの病原菌は水の媒介によってイネの葉の水孔から侵入する このため 苗代期 本田初期の浸冠水が発生の最も大きな原因である 機械移植 ( 直まきも含む ) の場合は 本田初期の冠水によって多発することもある 3 一般的には分げつ最盛期頃から病徴が現れ 夏期の高温時に一時停滞し その後出穂期前後から再び病勢が激しくなるのが通であるが 多発生の場合には幼穂形成期ごろから急 激にまん延する 窒素の多用 多雨少照 台風などは伝搬を助長する 4 初発生 暴風雨 浸冠水後直ちに散布するが 出穂後は防除効果が低い FRAC 系統名商品名一般名 毒性 P2 その他オリゼメート粒剤 プロベナゾール粒剤 (2) もみ枯細菌病 Burkholderia gladioli, B. glumae 1 夏期 特に分げつ期以降の高温は本病の発生の大きな要因であり 出穂開花期の高温 高湿度は発病や伝染を助長する 保菌もみは育苗箱では苗立枯 ( 幼苗腐敗症 ) をおこす 2 籾は開花当日で最も感受性が高く 本田での感染期間は出穂期から出穂期後 10 日までである 3 もみ枯細菌病の防除適期は粉剤の場合 出穂期 ( 全有効茎数の40~50% が出穂した時期 ) を中心に前 5 日 後 4 日の範囲内であり 最適期は前 2 日 後 1 日なので 時期を逸しないよ うに散布を行う FRAC 系統名商品名一般名 毒性 P2 その他オリゼメート粒剤 プロベナゾール粒剤 24 抗生物カスガイマイシン フサライド粉カスラブサイド粉剤 3DL 16.1 MBI-R 剤 16.1 MBI-R コラトップ粒剤 5 ピロキロン粒剤 31 その他スターナ粉剤 DL オキソリニック酸粉剤 1 カスラブサイド粉剤 3DLは穂ばらみ期 ~ 穂揃い期にいもち病との同時防除として使用する 2 コラトップ粒剤 5は穂いもちとの同時防除として使用する

6 (3) いもち病 Pyricularia oryzae( 異名 Pyricularia grisea, Dactylaria oryzae) 1 第 1 次伝染源は前年の被害わら及び籾がらで 春温度が高くなると野外で分生子を形成し 伝搬する また 病籾も第 1 次伝染源となる 2 イネの発芽時から成熟期まで発生し 苗いもち 葉いもち 穂いもち ( 穂首 枝梗 節など ) となり それぞれに応じた防除対策が必要である 3 低温 日照不足 多湿が続くと病原菌の増殖が盛んとなり その上イネの体質が弱くなるので 広い地域にわたって大発生する このような年は適切に防除を行わないと大きな被 害を受ける 4 窒素肥料の過多など栽培方法を誤ると通の年でもひどく発生することがある 5 早期水稲では穂ばらみ期から出穂期が梅雨期にあたるので 穂いもちの発生に特に注意が必要である 6 葉いもちは初発生時の防除が効果的である 葉いもちは穂いもちの伝染源となるので 葉いもちを少発生に抑えることが重要である 7 穂いもちに対する粉剤防除は穂ばらみ期と穂揃い期の2 回の散布が効果的である FRAC/ 毒性系統名商品名一般名 IRAC P2 その他オリゼメート粒剤 プロベナゾール粒剤 P2 その他オリゼメートパック プロベナゾール粉粒剤 水田に小包装 ( パック ) のまま投げ入れる U16 その他トライフロアブル テブフロキン水和剤 3A 合ピレエトフェンプロックス テブフロトライトレボン粉剤 DL U16 その他キン粉剤 6 有機リキタジンP 粒剤 IBP 粒剤 6 その他フジワン粒剤 イソプロチオラン粒剤 湛水散布 6 その他フジワン乳剤 イソプロチオラン乳剤 6 その他イソプロチオラン ピロキロン粒フジトップ粒剤 16.1 MBI-R 剤 湛水散布 16.1 MBI-R ビームジン粉剤 DL 6 有機リ トリシクラゾール IBP 粉剤 16.1 MBI-R ビームエイトゾル トリシクラゾール水和剤 16.1 MBI-R ビーム粉剤 DL トリシクラゾール粉剤 16.1 MBI-R コラトップ粒剤 5 ピロキロン粒剤 16.1 MBI-R コラトップ1キロ粒剤 12 ピロキロン粒剤 16.1 MBI-R コラトップ豆つぶ ピロキロン剤 16.1 MBI-R ラブサイド粉剤 DL フサライド粉剤 U14 その他ブラシン水和剤 16.1 MBI-R フェリムゾン フサライド水和剤 U14 その他ブラシン粉剤 DL 16.1 MBI-R フェリムゾン フサライド粉剤 16.1 その他トリシクラゾール フェリムゾンノンブラス粉剤 DL U14 MBI-R 粉剤 3A エトフェンプロックス イミノクその他 M07 ラテラトレボン粉剤 DL タジン酢酸塩 トリシクラゾール MBI-R 16.1 粉剤 穂枯れ性病害でも登録あり 24 抗生物カスガイマイシン フサライド粉カスラブサイド粉剤 3DL 16.1 MBI-R 剤 24 抗生物カスガマイシン フサライド水和カスラブサイドゾル 16.1 MBI-R 剤 24 抗生物カスミン液剤 カスガマイシン液剤 16.2 MBI-D デラウス粉剤 DL ジクロシメット粉剤 感受性低下事例あり 16.2 MBI-D アチーブ粉剤 DL フェノキサニル粉剤 感受性低下事例あり 16.2 MBI-D アチーブ粒剤 7 フェノキサニル粒剤 11 ストロオリザトップパックメトミノストロビン粒剤 湛水散布感受性低下事例あり 4A ネオニゴウケツモンスター粒剤 / ガッツジノテフラン シメコナゾール 3 EBI スター粒剤トルプロカルブ粒剤 16.3 MBI-P 3 EBI シメコナゾール メトミノストロイモチミン粒剤 11 ストロビン粒剤 感受性低下事例あり 11 ストロイモチエース粒剤 メトミノストロビン粒剤 感受性低下事例あり 11 ストロオリブライト1キロ粒剤 メトミノストロビン粒剤 感受性低下事例あり 11 ストロオリブライト250G メトミノストロビン粒剤感受性低下事例あり 11 ストロオリブライトパックメトミノストロビン粒剤 水田に小包装 ( パック ) のまま投げ入れる感受性低下事例あり 水田に小包装 ( パック ) のまま投げ入れる感受性低下事例あり 1 フジワン粒剤はウンカ剤との体系処理で セジロウンカ トビイロウンカの増殖抑制効果が高い 2 オリゼメート粒剤は白葉枯病 もみ枯細菌病にも有効であるので 両病害の発生が懸念される地帯ではいもち病との同時防除剤として使用する 3 コラトップ粒剤は穂いもち対象として処理した場合 もみ枯細菌病にも有効である 4 フェリムゾンを含む剤は たばこ 幼植物の大豆 小豆にはかからないように注意する

7 (4) 紋枯病 Thanatephorus cucumeris 1 主な伝染源は病斑に形成された菌核で 病株から田面やあぜに落ちた菌核は土壌中で越冬し 翌年代かきなどによって水面に浮上し 稲株に付着して発病する 2 病原菌は高温多湿を好むため これらの条件がそろうと発病 まん延が甚だしく また多肥 密植などイネが過繁茂するような場合も発病が多くなる 3 気温が22~23 以上になるとイネに付着した菌核が発芽して侵入を開始する イネは生育初期には抵抗力が強いので発病株率は高くない 4 上位葉鞘への進展は幼穂形成期以降となり 高温であれば進展は急激である 5 8 月上旬と中旬の2 回防除を基本とするが 1 回防除の場合は出穂前の防除が効果的である 6 本病は混合剤によるウンカ類及びコブノメイガとの同時防除が効率的である 散布時期は8 月上旬を中心とし 併殺効果をねらうべきである FRAC 系統名商品名一般名 毒性 U18 抗生物バリダシン液剤 5 バリダマイシン液剤 U18 抗生物バリダシン粉剤 DL バリダマイシン粉剤 7 酸アミバシタック粉剤 DL メプロニル粉剤 7 酸アミバシタックゾル メプロニル水和剤 7 酸アミラクオー モンカット フルトラニル粒剤 7 酸アミリンバー粒剤 フラメトピル粒剤 7 酸アミモンカット水和剤 フルトラニル水和剤 7 酸アミモンカット粒剤 フルトラニル粒剤 湛水散布 7 酸アミモンカットファイン粉剤 20DL フルトラニル粉剤 3 EBI シメコナゾール メトミノストロイモチミン粒剤 11 ストロビン粒剤 11 ストロオリブライト1キロ粒剤 メトミノストロビン粒剤 20 その他モンセレン粉剤 DL ペンシクロン粉剤 20 その他モンセレンフロアブル ペンシクロン水和剤 (5) 稲こうじ病 Villosiclava virens 1 稲こうじ病は土壌病害である 伝染源は耐久体の厚壁胞子であり 圃場に落ちた胞子が翌年の伝染源となる 越冬した厚壁胞子は田植え後のイネの根や生長点に感染する 2 穂肥の窒素分が多かったり 遅効きすると発生しやすい また 家畜糞尿を施用すると発病が助長されるので 発生田では施肥設計に注意する 3 俗に豊年病と呼ばれていたが 近年の発生は軽視できない FRAC 系統名商品名一般名 毒性 M01 銅殺菌撒粉ボルドー粉剤 DL 銅粉剤 M01 銅殺菌 Zボルドー粉剤 DL 銅粉剤 3 EBI シメコナゾール メトミノストロイモチミン粒剤 11 ストロビン粒剤 U14 その他ブラシンフロアブル 16.1 MBI-R フェリムゾン フサライド水和剤 3 EBI モンガリット粒剤 シメコナゾール粒剤 M07 その他イミノクタジン酢酸塩 フサライラブサイドベフラン粉剤 DL 16.1 MBI-R ド粉剤 1 モンガリット粒剤は 出穂 2~3 週間前に処理すると効果が高い (6) 萎縮病 Rice dwarf virus(rdv)<ツマグロヨコバイ> 縞葉枯病 Rice stripe virus(rsv)<ヒメトビウンカ> 1 粒剤は育苗期 ~ 本田初期を重点に 虫害そのものよりも むしろツマグロヨコバイ ヒメトビウンカによって媒介されるウィルス病対策として散布し 後期はセジロウンカ トビイロウンカを主対象とした防除により併殺する 2 薬剤抵抗性ツマグロヨコバイには 有機リン剤とカーバメート剤の混合剤が有効でメイチュウ等も同時に防除できる また アプロード剤の効果も高い 毒性 IRAC 系統名商品名一般名 16 IGR アプロードバッサ粉剤 DL ブプロフェジン BPMC 粉剤ウンカ類登録 1A カーバ 3A 合ピレトレボン粉剤 DL エトフェンプロックス粉剤ウンカ類登録

8 水稲 ( 病害防除苗立枯病 ) 指針採用農薬一覧表 病害虫名 苗立枯病 ( ピシウム ) 苗立枯病 ( トリコデルマ ) 苗立枯病 ( リゾープス ) 苗立枯病 ( フザリウム ) 幼苗腐敗症 ( 商品名 ) カスミン粒剤ダコニール1000 ダコレート水和剤タチガレエースM 粉剤タチガレエースM 液剤タチガレファイト液剤タチガレン液剤タチガレン粉剤ナエファインフロアブル

9 (1) 幼苗腐敗症 1 もみ枯細菌病菌により発生し 育苗箱では苗立枯をおこす毒性 FRAC 系統名商品名一般名 24 抗生物カスミン粒剤カスガマイシン粒剤育苗培土に均一に混和する (2) 苗立枯病 ( ピシウム ) 苗立枯病( トリコデルマ ) 苗立枯病( リゾープス ) 苗立枯病( フザリウム ) 1 フザリウム ピシウム リゾープス及びトリコデルマ菌等に起因する 2 育苗箱の資材は 使用前または使用後に消毒する 3 出芽期の高温多湿の悪条件で発生が助長されるので 温度や播種時の灌水量に注意する FRAC 系統名商品名一般名 毒性 U17 その他ナエファインフロアブル ピカルブトラゾクス水和剤 ピシウムで効果確認 M05 その他ダコニール1000 TPN 水和剤 リゾープスで登録 1 線虫 M05 ベンズダコレート水和剤 ベノミルTPN 水和剤 灌注 トリコデルマ リゾープス フザリウムに登録 32 土壌ヒドロキシイソキサゾール メタピシウム フザリウムに登録タチガレエースM 粉剤 4 酸アミラキシルM 粉剤育苗箱土壌に均一に混和する 32 土壌ヒドロキシイソキサゾール メタタチガレエースM 液剤 4 酸アミラキシルM 液剤 ピシウム フザリウムで登録 32 土壌タチガレファイト液剤 ヒドロキシイソキサゾール複合肥料 ピシウムで効果確認 32 土壌タチガレン粉剤 ヒドロキシイソキサゾール粉剤 ピシウム フザリウムに登録育苗箱土壌に均一に混和する 32 土壌タチガレン液剤 ヒドロキシイソキサゾール液剤 ピシウム フザリウムで登録

10 水稲 ( 病害防除箱処理剤 ) 指針採用農薬一覧表 病害虫名 白葉枯病もみ枯細菌病 いもち病 紋枯病 萎縮病縞葉枯病 ( ツマグロヨ ( ヒメトビウコバイ ) ンカ ) ( 商品名 ) アドバンテージ粒剤 アドマイヤー箱粒剤 アミスタープリンス粒剤 嵐箱粒剤 エバーゴルフォルテ箱粒剤 オリゼメート粒剤 オンコル粒剤 5 ガゼット粒剤 グレータム箱粒剤 サンフェスタ / サントリプル箱粒剤 スタウトダントツ箱粒剤 チェス粒剤 ツインターボ箱粒剤 ツインターボフェルテラ箱粒剤 デジタルミネクト箱粒剤 デラウス粒剤 Dr. オリゼ箱粒剤 パダン粒剤 4 ビーム粒剤 ビルダープリンス粒剤 ビルダーフェルテラチェスGT 粒剤 ピカピカ粒剤 ブイゲット箱粒剤 フジワン粒剤 リンバー箱粒剤 ルーチンクアトロ箱粒剤 ルーチンバリアード箱粒剤 ルーチンエキスパート箱粒剤 ウンカ類登録

11 (1) 白葉枯病 Xanthomonas oryzae pv. oryzae 1 第 1 次伝染源の主なものは宿根性のイネ科雑草サヤヌカグサであるが 春まで生存している刈株や前年の被害わらも伝染源となる 2 伝染源からの病原菌は水の媒介によってイネの葉の水孔から侵入する このため 苗代期 本田初期の浸冠水が発生の最も大きな原因である 機械移植 ( 直まきも含む ) の場合は 本田初期の冠水によって多発することもある 3 一般的には分げつ最盛期頃から病徴が現れ 夏期の高温時に一時停滞し その後出穂期前後から再び病勢が激しくなるのが通であるが 多発生の場合には幼穂形成期ごろから急 激にまん延する 窒素の多用 多雨少照 台風などは伝搬を助長する 4 初発生 暴風雨 浸冠水後直ちに散布するが 出穂後は防除効果が低い FRAC 系統名商品名一般名 毒性 P2 その他オリゼメート粒剤 プロベナゾール粒剤 プロベナゾール8% P2 その他 Dr. オリゼ箱粒剤 プロベナゾール粒剤 プロベナゾール24% P3 酸アミブイゲット箱粒剤 チアジニル粒剤 チアジニル12% 1 オリゼメート粒剤は箱苗と本田の2 回処理の効果が高い いもち病との同時防除剤として使用する (2) いもち病 Pyricularia oryzae( 異名 Pyricularia grisea, Dactylaria oryzae) 1 第 1 次伝染源は前年の被害わら及び籾がらで 春温度が高くなると野外で分生子を形成し 伝搬する また 病籾も第 1 次伝染源となる 2 イネの発芽時から成熟期まで発生し 苗いもち 葉いもち 穂いもち ( 穂首 枝梗 節など ) となり それぞれに応じた防除対策が必要である 3 低温 日照不足 多湿が続くと病原菌の増殖が盛んになり その上イネの体質が弱くなるので 広い地域にわたって大発生する このような年は適切に防除を行わないと大きな被 害を受ける 4 窒素肥料の過多など栽培方法を誤ると通の年でもひどく発生することがある 5 葉いもちは初発生時の防除が効果的である 葉いもちは穂いもちの伝染源となるので 葉いもちを少発生に抑えることが重要である FRAC/ 毒性系統名商品名一般名 IRAC P2 その他 Dr. オリゼ箱粒剤 プロベナゾール粒剤 プロベナゾール24% P2 その他オリゼメート粒剤 プロベナゾール粒剤 プロベナゾール8% 2B ピラゾフィプロニル プロベナゾール粒ビルダープリンス粒剤 P2 その他剤 プロベナゾール10% 製剤を採用 P3 酸アミブイゲット箱粒剤 チアジニル粒剤 チアジニル12% ネオニイミダクロプリド イソチアニ酸アミエバーゴルフォルテ箱粒剤ル ペンフルフェン粒剤その他 イソチアニル2% ネオニクロチアニジン イソチアニル粒スタウトダントツ箱粒剤酸アミ剤 イソチアニル2% ネオニチアクロプリド イソチアニル粒ルーチンバリアード箱粒剤酸アミ剤 イソチアニル2% ネオニクロチアニジン イソチアニル粒ツインターボ箱粒剤 08 酸アミ剤 いもち病で採用 ネオニイソチアニル ペンフルフェン スピノルーチンエキスパート箱粒剤イミダクロプリド スピノサド粒酸アミ剤その他 イソチアニル2% ネオニクロチアニジン クロラントラニジアミツインターボフェルテラ箱粒剤リプロール イソチアニル粒剤酸アミ イソチアニル2% ネオニイミダクロプリド エチプローピラゾルーチンクアトロ箱粒剤ル クロラントラニリプロール ジアミイソチアニル粒剤酸アミ イソチアニル2% ジアミサンフェスタ箱粒剤 / クロラントラニリプロール ジノネオニサントリプル箱粒剤テフラン トルプロカルブ粒剤 MBI-P 長期残効性 6 その他フジワン粒剤 イソプロチオラン粒剤 4A P3 7 4A P3 4A P3 4A P3 4A 5 P3 7 4A 28 P3 4A 2B 28 P3 28 4A ストロ嵐箱粒剤オリサストロビン粒剤オリサストロビン7% 製剤を採用 感受性低下事例あり 2B ピラゾフィプロニル アゾキシストロビアミスタープリンス粒剤 11 ストロン粒剤 アゾキシストロビン6% 製剤を採用 感受性低下事例あり 16.1 MBI-R ビーム粒剤 トリシクラゾール粒剤 2B ピラゾフィプロニル イソプロチオラ 6 IGR ピカピカ粒剤ン ピロキロン粒剤 16.1 MBI-R 28 ジアミシアントラニリプロール ピロキデジタルミネクト箱粒剤 16.1 MBI-R ロン粒剤 16.2 MBI-D デラウス粒剤 ジクロシメット粒剤 感受性低下事例あり

12 (3) 紋枯病 Thanatephorus cucumeris 1 主な伝染源は病斑に形成された菌核で 病株から田面やあぜに落ちた菌核は土壌中で越冬し 翌年代かきなどによって水面に浮上し 稲株に付着して発病する 2 病原菌は高温多湿を好むため これらの条件がそろうと発病 まん延が甚だしく また多肥 密植などイネが過繁茂するような場合も発病が多くなる 3 気温が22~23 以上になるとイネに付着した菌核が発芽して侵入を開始する イネは生育初期には抵抗力が強いので発病株率は高くない 4 上位葉鞘への進展は幼穂形成期以降となり 高温であれば進展は急激である FRAC/ 毒性系統名商品名一般名 IRAC 7 酸アミリンバー箱粒剤フラメトピル粒剤 7 酸アミグレータム箱粒剤チフルザミド粒剤 4A P3 7 4A 5 P3 7 エバーゴルフォルテ箱粒剤 ルーチンエキスパート箱粒剤 イミダクロプリド イソチアニル ペンフルフェン粒剤 イソチアニル ペンフルフェン イミダクロプリド スピノサド粒剤 ペンフルフェン 2% ペンフルフェン 2% 11 ストロ嵐箱粒剤オリサストロビンオリサストロビン7% 製剤を採用 2B B 7 P2 ネオニ酸アミその他ネオニスピノ酸アミその他 ピラゾストロジアミその他酸アミその他 アミスタープリンス粒剤 ビルダーフェルテラチェス GT 粒剤 フィプロニル アゾキシストロビン粒剤 クロラントラニリプロール ピメトロジン チフルザミド プロベナゾール粒剤 アゾキシストロビン 6% 製剤を採用 (4) 萎縮病 Rice dwarf virus(rdv)<ツマグロヨコバイ> 縞葉枯病 Rice stripe virus(rsv)<ヒメトビウンカ> 1 表中の薬剤は ツマグロヨコバイ及びヒメトビウンカに登録のある有効薬剤である このほか ウンカ類で登録のある薬剤 ( セジロウンカ トビイロウンカの項を参照 ) も有効で ある 2 粒剤は育苗期 ~ 本田初期を重点に 虫害そのものよりも むしろツマグロヨコバイ ヒメトビウンカによって媒介されるウイルス病対策として散布し 後期はセジロウンカ トビ イロウンカを主対象とした防除により併殺する 3 薬剤抵抗性ツマグロヨコバイには 有機リン剤とカーバメート剤の混合剤が有効でメイチュウ等も同時に防除できる IRAC 系統名商品名一般名 毒性 1A カーバアドバンテージ粒剤 カルボスルファン粒剤 劇 1A カーバオンコル粒剤 5 ベンフラカルブ粒剤 1A カーバガゼット粒剤 カルボスルファン粒剤 劇 4A ネオニアドマイヤー箱粒剤 イミダクロプリド粒剤 ウンカ類登録 9B その他チェス粒剤 ピメトロジン粒剤 ウンカ類登録 14 ネライパダン粒剤 4 カルタップ粒剤 劇 ツマグロヨコバイに登録播種前は床土混和 1 薬害を避けるため カルタップ剤は移植当日に苗箱施薬を行う 2 移植後数日間は湛水する 3 アドマイヤー箱粒剤は 通期水稲の苗箱処理として使用する

13 ( 商品名 ) アドバンテージ粒剤アドマイヤー箱粒剤アクタラ箱粒剤 パダン粒剤 4 フェルテラ箱粒剤プリンス粒剤 病害虫名 オンコル粒剤 5 ガゼット粒剤ダントツ箱粒剤スタークル / アルバリン箱粒剤スピノエース箱粒剤 チェス粒剤ディアナ箱粒剤 ツマグロヨコバイ ヒメトビウンカ セジロウンカ トビイロウンカ 水稲 ( 害虫防除箱処理剤 ) イネゾウムシ 指針採用農薬一覧表 イ イ コ ネ ネ ブ ド ミ ノ ロ ズ メ オ ゾ イ イ ウ ガ ム ム シ シ 幼虫登録 : 本指針には採用していないが登録がある ツマグロヨコバイヒメトビウンカの詳細については病害防除箱処理剤萎縮病縞萎縮病の項を参照 フタオビコヤガ イネツトムシ ニカメイチュウ イネクロカメムシ イナゴ類 スクミリンゴガイ

14 (1) セジロウンカ 1 成虫は 梅雨期に海外から飛来し 発生源となる 2 飛来成虫の防除を目的に育苗箱施薬を実施する 3 ネオニコチノイド剤やフィプロニル剤等は 長期間残効が期待できる IRAC 系統名商品名一般名 毒性 2B ピラゾプリンス粒剤 フィプロニル粒剤 薬剤感受性低下事例あり ウンカ類登録 4A ネオニアドマイヤー箱粒剤 イミダクロプリド粒剤 ウンカ類登録 4A ネオニアクタラ箱粒剤 チアメトキサム粒剤 ウンカ類登録 4A ネオニダントツ箱粒剤 クロチアニジン粒剤 ウンカ類登録 4A ネオニスタークル / アルバリン箱粒剤 ジノテフラン粒剤 ウンカ類登録 9B その他チェス粒剤 ピメトロジン粒剤 ウンカ類登録 (2) トビイロウンカ 1 成虫は 梅雨期に海外から飛来して発生源となり増殖し 第 3 世代の発生する9 月以降に坪枯れを起こす 2 飛来成虫の防除を目的に育苗箱施薬を実施する 3 ネオニコチノイド剤やフィプロニル剤等は 長期間残効が期待できる IRAC 系統名商品名一般名 毒性 2B ピラゾプリンス粒剤 フィプロニル粒剤 ウンカ類登録 4A ネオニアドマイヤー箱粒剤 イミダクロプリド粒剤 薬剤感受性低下事例あり ウンカ類登録 4A ネオニアクタラ箱粒剤 チアメトキサム粒剤 薬剤感受性低下事例あり ウンカ類登録 4A ネオニダントツ箱粒剤 クロチアニジン粒剤 ウンカ類登録 4A ネオニスタークル / アルバリン箱粒剤 ジノテフラン粒剤 ウンカ類登録 9B その他チェス粒剤 ピメトロジン粒剤 ウンカ類登録 (3) イネゾウムシ イネドロオイムシ 1 いずれも年 1 回の発生で 成虫で越冬する 2 成虫の防除を目的に育苗箱施薬を実施する IRAC 系統名商品名一般名 毒性 2B ピラゾプリンス粒剤 フィプロニル粒剤 イネドロオイムシで採用 4A 14 ネオニダントツ箱粒剤ネライパダン粒剤 4 クロチアニジン粒剤カルタップ粒剤 イネドロオイムシで採用劇イネゾウムシ幼虫で採用劇イネドロオイムシで採用 28 ジアミフェルテラ箱粒剤 クロラントラニリプロール粒剤 イネドロオイムシで採用 1 パダン粒剤 4は薬害を避けるため 苗箱には移植当日に施用する

15 (4) イネミズゾウムシ 1 単為生殖を行い 雌だけが生息する 成虫はイネの葉を 幼虫は根を食害する 2 成虫越冬で年 1 世代が主体であるが 早期 通期水稲があるところでは 一部の早発個体は2 化する ( 早期 : 第 1 世代 通期 : 第 2 世代 ) 3 越冬場所は畦畔や土手などの草地 雑木林の落葉下 竹類の生垣などである 越冬成虫 4 月中 下旬頃から活動を始め 越冬場所でイネ科雑草の新葉を摂食した後 水田へ飛来する 4 幼虫はイネの根を食害し 成熟すると土まゆを作って蛹化し 6 月中 下旬頃から新成虫が発生し始め 7 月中 下旬にピークとなり 越冬場所へ飛来 移動する 5 早植えの水稲では 育苗箱施薬を徹底する 6 中成苗の地区ごとの一斉田植えは 被害軽減に役立つ IRAC 系統名商品名一般名 毒性 1A カーバアドバンテージ粒剤 カルボスルファン粒剤 劇 1A カーバオンコル粒剤 5 ベンフラカルブ粒剤 1A カーバガゼット粒剤 カルボスルファン粒剤 劇 2B ピラゾプリンス粒剤 フィプロニル粒剤 4A ネオニアドマイヤー箱粒剤 イミダクロプリド粒剤 14 ネライパダン粒剤 4 カルタップ粒剤 劇播種前は床土混和 1 多発が予想される場合は 粒剤の苗箱施薬と本田の水面施薬による体系防除の効果が高い 2 パダン粒剤 4は薬害を避けるため 苗箱には移植当日に施用する (5) コブノメイガ イネツトムシ 1 コブノメイガは九州本土以北の国内では越冬できず 発生源は海外からの飛来による 2 主な飛来は6 月下旬 ~7 月中旬に見られ その後 2~3 世代を経過する 3 被害は早期水稲では第 1 世代幼虫 (6~7 月 ) 通期水稲では第 1 世代幼虫 (7 月 ) が分げつ盛期のイネを 第 2 3 世代 (8~9 月上旬 ) が止葉 次葉を食害する 特に第 3 世代幼虫の被害はイネの出穂時期と密接な関係がある 4 イネツトムシは年 3~4 回発生する イネを最も加害するのは早植え地帯では第 1 世代幼虫 (6 月中旬 ~7 月上旬 ) 通期栽培では第 2 世代幼虫 (7 月下旬 ~8 月中旬 ) と第 3 世代幼虫 (9 月中旬 ~ 下旬 ) である 毒性 IRAC 系統名商品名一般名 2B ピラゾプリンス粒剤フィプロニル粒剤 5 スピノスピノエース箱粒剤 スピノサド粒剤 5 スピノディアナ箱粒剤 スピネトラム粒剤 コブノメイガで採用 28 ジアミフェルテラ箱粒剤 クロラントラニリプロール粒剤 コブノメイガで採用 (6) フタオビコヤガ 1 局地的に発生し 本田初期 ~8 月中旬頃まで幼虫が葉を食害するが 8 月下旬には減少する 2 プリンス箱粒剤に対する薬剤感受性が低いので 多発地域では薬剤を変更するか追加防除を実施する 毒性 IRAC 系統名商品名一般名 28 ジアミフェルテラ箱粒剤クロラントラニリプロール粒剤コブノメイガで採用

16 (7) ニカメイチュウ 1 年 2 回発生し 稲わらまたは刈り株内で幼虫態で越冬する 一般に第 1 回成虫の発蛾最盛期は 平坦部で6 月下旬 山間部で6 月上旬であり 第 2 回成虫は平坦部 山間部とも8 月 4~5 半旬 に発蛾最盛期を迎える 2 第 2 世代幼虫の防除を目的に育苗箱施薬を実施する IRAC 系統名商品名一般名 毒性 2B ピラゾプリンス粒剤 フィプロニル粒剤 5 スピノスピノエース箱粒剤 スピノサド粒剤 (8) イネクロカメムシ 1 年 1 回発生し 水田周辺の土中等において成虫態で越冬する 5~6 月の田植え後に畦畔付近から越冬成虫が侵入を始め 稲の株元で吸汁加害する 2 成虫防除を目的に育苗箱施薬を実施すると効果が高い 毒性 IRAC 系統名商品名一般名 2B ピラゾプリンス粒剤フィプロニル粒剤 (9) イナゴ類 1 葉を激しく食害し 多発すると葉やもみが食いつくされる場合がある 2 翅の短いコバネイナゴと翅の長いハネナガイナゴがいるが 水田ではコバネイナゴが多い 3 昭和 40~50 年代にはほとんど見られなくなっていたが 昭和 60 年頃から再び多くなってきている 4 あぜや休耕田の雑草が発生源になっているので 除草を徹底する 毒性 IRAC 系統名商品名一般名 2B ピラゾプリンス粒剤フィプロニル粒剤 (10) スクミリンゴガイ 1 南米原産の淡水性巻貝で 水中ではえら呼吸 産卵などで地上に出た時は肺呼吸する 2 乾燥には非常に強く貝蓋を閉じ 1 年以上も生存する 3 耐寒性が弱く 冬期の気温が低い年は越年生存率が低いと考えられる 4 殻厚は他の淡水産の貝類に比べて薄く 衝撃にも弱い 広葉雑草 水草を好み 若く軟らかい稲だけが加害を受ける 5 水田で越冬した貝と水路から侵入した貝が移植直後の若い稲 ( 移植後 3 週間ぐらいまで ) に被害を与える 6 薬剤による防除は食害防止をねらったものであり 育苗箱施用と移植 5~7 日後の体系防除がより効果的である 7 卵塊は捕殺する 8 発生田では 貝の行動を抑えるため浅水 (1cm) 管理にする 9 発生田では 収穫後速やかに落水し 貝の土中潜入を防ぐ 毒性 IRAC 系統名商品名一般名 14 ネライパダン粒剤 4 カルタップ粒剤劇食害防止 播種前は床土混和 1 パダン粒剤 4は薬害を避けるため 苗箱には移植当日に施用する

17 ( 商品名 ) トレボンサーフ なげこみトレボンパダン1キロ粒剤パダンSG 水溶剤パダンバッサ粒剤パダン粉剤 DL 病害虫名 アプロード水和剤アプロードバッサ粉剤 DL エルサン乳剤エルサン粉剤 3DL キタジン P 粒剤キラップジョーカーフロアブルキラップフロアブル キラップ粉剤 DL キラップ粒剤シクロサールU 粒剤 2 シクロパック粒剤ショウリョクジャンボスクミノンスクミハンタースクミンベイト3 スタークル / アルバリン粉剤 DL スタークル / アルバリン粒剤スタークル / アルバリン顆粒水溶剤スタークル豆つぶスミチオン乳剤スミチオン粉剤 3DL ダントツH 粉剤 DL ダントツ水溶剤ダントツ粉剤 DL チューンアップ顆粒水和剤トレボン粒剤トレボン粉剤 DL トレボン乳剤 パダン粒剤 4 バッサ粉剤 30DL ベストガード水溶剤ベストガード粉剤 DL マラバッサ乳剤 MR. ジョーカー EW MR. ジョーカー粉剤 DL 粒状石灰窒素 40 粒状石灰窒素 55 ルーバン粒剤ロムダンゾルロムダン粉剤 DL ツマグロヨコバイ ヒメトビウンカ セジロウンカ トビイロウンカ イネゾウムシ 水稲 ( 害虫防除本田処理剤 ) 指針採用農薬一覧表 イネドロオイムシ ** ** ** ** : 成虫登録 **: 幼虫登録 : 混合剤の成分として採用 : 本指針には採用していないが登録がある イネミズゾウムシ コブノメイガ イネツトムシ フタオビコヤガ ニカメイチュウ カメムシ類 イナゴ類 スクミリンゴガイ

18 (1) セジロウンカ 1 成 幼虫の直接害を防ぐのが防除のねらいである 2 梅雨期の飛来成虫が著しく多い場合は 飛来後早めに成虫を対象として防除する 3 通常防除は飛来成虫が産出した第 1 世代幼虫 (7 月 ) を対象とし 粒剤の育苗箱施用かまたは幼虫の出揃いをねらって粉剤や液剤を散布する 4 8 月上 ~ 中旬の紋枯病との同時防除が望ましい 5 2~3 頭 / 株以上の時は発生源撲滅 5 頭以上は被害防止のため 防除が必要である 6 適期に広域一斉防除をしないと 防除効果があがりにくい IRAC 系統名毒性商品名一般名 B 1A 有機リカーバマラバッサ乳剤マラソン BPMC 乳剤劇ウンカ類登録 1A カーババッサ粉剤 30DL BPMC 粉剤劇ウンカ類登録 3A 合ピレトレボン粒剤エトフェンプロックス粒剤ウンカ類登録 3A 合ピレトレボン粉剤 DL エトフェンプロックス粉剤ウンカ類登録 3A 合ピレトレボン乳剤エトフェンプロックス乳剤ウンカ類登録 3A 合ピレトレボンサーフエトフェンプロックス油剤原液を田面水に滴下又は入水時水口に滴下 ウンカ類登録 3A 合ピレ MR. ジョーカー EW シラフルオフェン乳剤ウンカ類登録 4A ネオニ スタークル / アルバリン粒剤 ジノテフラン粒剤 ウンカ類登録 4A ネオニ ベストガード粉剤 DL ニテンピラム粉剤 ウンカ類登録 16 1A IGR カーバアプロードバッサ粉剤 DL ブプロフェジン BPMC 粉剤 ウンカ類登録 16 IGR アプロード水和剤 ブプロフェジン水和剤 ウンカ類幼虫登録 1 2 ブプロフェジン剤は遅効的であるが 残効が長く幼虫に対する効果が高い トレボンサーフは移植後 20 日以降 但し 5 葉期以降に処理する

19 (2) トビイロウンカ 1 飛来時期や発生量の年次変動は大きいが 本田における病害虫同時防除の柱となる場合が多い 2 本田初期はセジロウンカに比べ低密度であるが その後の増殖は著しく収穫期まで加害するので 早い世代に防除して増殖源を絶つのが防除のねらいである 3 卵期や成虫期の防除は卵が残り これが以後の増殖源となり また本田後期になってイネが繁茂し 虫の世代が重なると防除しにくくなるので 効率的な防除の世代及び適期に注意する 4 通常は粒剤の育苗箱施用か 第 1 世代幼虫末期から成虫が産卵を開始する前までに粉剤や液剤で防除する 5 8 月上旬の紋枯病 9 月上旬のいもち病との同時防除が効率的で この時期の防除を徹底すれば収穫期の被害は防止できる IRAC 系統名毒性商品名一般名 A カーババッサ粉剤 30DL BPMC 粉剤劇ウンカ類登録 3A 合ピレトレボン粒剤エトフェンプロックス粒剤ウンカ類登録 3A 合ピレトレボン粉剤 DL エトフェンプロックス粉剤ウンカ類登録 3A 合ピレトレボン乳剤エトフェンプロックス乳剤ウンカ類登録 3A 合ピレトレボンサーフエトフェンプロックス油剤原液を田面水に滴下又は入水時水口に滴下 ウンカ類登録 3A 合ピレ MR. ジョーカー EW シラフルオフェン乳剤ウンカ類登録 4A ネオニ スタークル / アルバリン顆粒水溶ジノテフラン水溶剤剤 ウンカ類登録 4A ネオニ スタークル / アルバリン粒剤 ジノテフラン粒剤 ウンカ類登録 4A ネオニ スタークル / アルバリン粉剤 DL ジノテフラン粉剤 ウンカ類登録 4A ネオニ スタークル豆つぶ ジノテフラン剤 ウンカ類登録 4A ネオニ ベストガード粉剤 DL ニテンピラム粉剤 ウンカ類登録 4A ネオニ ベストガード水溶剤 ニテンピラム水溶剤 ウンカ類登録 16 IGR アプロード水和剤 ブプロフェジン水和剤 感受性低下事例ありウンカ類幼虫登録 16 1A IGR カーバアプロードバッサ粉剤 DL ブプロフェジン BPMC 粉剤 感受性低下事例あり ウンカ類登録 2B ピラゾ キラップ粒剤 エチプロール粒剤 湛水散布 ウンカ類登録 1 トレボンサーフは移植後 20 日以降 但し5 葉期以降に処理する

20 (3) イネゾウムシ イネドロオイムシ 1 いずれも年 1 回の発生で 成虫で越冬する 2 田植後水際付近の茎で成虫を見つけたら防除する 現在指針採用農薬なし (4) イネミズゾウムシ 1 単為生殖を行い 雌だけが生息する 成虫はイネの葉を 幼虫は根を食害する 2 生育 収量への影響は成虫よりも幼虫の加害が大きい 3 成虫越冬で年 1 世代が主体であるが 早期 通期水稲のあるところでは 一部の早発個体は2 化する ( 早期 : 第 1 世代 通期 : 第 2 世代 ) IRAC 系統名毒性商品名一般名 A 合ピレ シクロサールU 粒剤 2 シクロプロトリン粒剤 3A 合ピレ シクロパック粒剤 シクロプロトリン粒剤 水田に小包装 ( パック ) のまま投げ入れる 3A 合ピレ トレボン粒剤 エトフェンプロックス粒剤 3A 合ピレ トレボン粉剤 DL エトフェンプロックス粉剤 成虫で登録 3A 合ピレ トレボンサーフ エトフェンプロックス油剤 原液を田面水に滴下又は入水時水口に滴下 3A 合ピレ なげこみトレボン エトフェンプロックス油剤 水溶性容器のまま投げ入れ 14 1A ネライカーバパダンバッサ粒剤 カルタップ BPMC 粒剤 劇 1 トレボンサーフは移植後 20 日以降 但し5 葉期以後に処理する 2 なげこみトレボンは5 葉期以降に処理する

21 (5) コブノメイガ イネツトムシ 1 コブノメイガは九州本土以北の国内では越冬できず 発生源は海外からの飛来による 2 主な飛来は6 月下旬 ~7 月中旬に見られ その後 2~3 世代を経過する 3 被害は早期水稲では第 1 世代幼虫 (6~7 月 ) 通期水稲では第 1 世代幼虫 (7 月 ) が分げつ盛期のイネを 第 2 3 世代 (8~9 月上旬 ) が止葉 次葉を食害する 特に第 3 世代幼虫の被害はイネの出穂時期と密接な関係がある 4 イネツトムシは年 3~4 回発生するが イネを一番加害するのは早植え地帯では第 1 世代幼虫 (6 月中旬 ~7 月上旬 ) 通期栽培では第 2 世代幼虫 (7 月下旬 ~8 月中旬 ) と第 3 世代幼虫 (9 月中旬 ~ 下旬 ) である 5 特に 出穂期前後に葉を食害するので 被害が大きくなることがある 6 被害の発生は必ずしも全面的でなく 特に葉色の濃い品種 晩植え 窒素過多のイネ ま 7 幼虫はイネの葉を数枚つづり合わせて つと ( 苞 ) 様の巣を作り 昼間はこの中にひそみ 夜出て葉を食害するので 防除は夕方行う方が効果的である 8 9 粒剤は発蛾最盛期 (8 月上 ~ 中旬頃 ) が防除の適期である 紋枯病 ウンカ類との同時防除が望ましい IRAC 系統名毒性商品名一般名 A 合ピレ トレボン粉剤 DL エトフェンプロックス粉剤 3A 合ピレ トレボン乳剤 エトフェンプロックス乳剤 イネツトムシは未登録 3A 合ピレ MR. ジョーカー粉剤 DL シラフルオフェン粉剤 3A 合ピレ MR. ジョーカー EW シラフルオフェン乳剤 イネツトムシは未登録 14 ネライ パダン粒剤 4 カルタップ粒剤 劇 14 ネライ パダン粉剤 DL カルタップ粉剤 14 ネライ パダンSG 水溶剤 カルタップ水溶剤 劇 14 ネライ ルーバン粒剤 ベンスルタップ粒剤 18 IGR ロムダン粉剤 DL テブフェノジド粉剤 18 IGR ロムダンゾル テブフェノジド水和剤 (6) フタオビコヤガ 1 局地的に発生し 本田初期 ~8 月中旬頃まで幼虫が葉を食害するが 8 月下旬には減少する 2 プリンス箱粒剤に対する薬剤感受性が低いので 多発地域では薬剤を変更するか追加防除を実施する IRAC 系統名毒性商品名一般名 A 合ピレ MR. ジョーカー EW シラフルオフェン乳剤 11A 生物チューンアップ顆粒水和剤 BT 水和剤 - 1 チューンアップ顆粒水和剤はフタオビコヤガの発生初期に処理する

22 (7) ニカメイチュウ 1 年 2 回発生し 稲わらまたは刈り株内で幼虫態で越冬する 一般に第 1 回成虫の発蛾最盛期は 平坦部で6 月下旬 山間部で6 月上旬であり 第 2 回成虫は平坦部 山間部とも8 月 4~5 半旬に発 蛾最盛期を迎える 2 粉剤を用いる場合は 第 1 世代 第 2 世代とも発蛾最盛期に散布し 施用後 5 日間程度湛水する 3 粉剤 水和剤 水溶剤を用いる場合は 発蛾最盛期の10~20 日後に散布する 4 混合剤による他病害虫との同時防除が効果的である IRAC 系統名毒性商品名一般名 A 合ピレ トレボン粉剤 DL エトフェンプロックス粉剤 14 ネライ パダン粒剤 4 カルタップ粒剤 劇 14 ネライ パダン1キロ粒剤 カルタップ粒剤 劇 14 ネライ パダン粉剤 DL カルタップ粉剤 14 ネライ パダンSG 水溶剤 カルタップ水溶剤 劇 18 IGR ロムダン粉剤 DL テブフェノジド粉剤 18 IGR ロムダンゾル テブフェノジド水和剤 (8) カメムシ類 1 生育期間中の稲体の吸汁加害及び出穂期以降の穂の加害による斑点米の発生で 品質低下が問題となる 2 イネクロカメムシは7 月中 ~ 下旬の防除効果が高い 3 コブノメイガ ウンカ類との同時防除を行えば 通常単独防除の必要はない 4 発生が目立つ場合は穂揃期以降の単独防除も必要である IRAC 系統名毒性商品名一般名 B 有機リ エルサン粉剤 3DL PAP 粉剤 1B 有機リ エルサン乳剤 PAP 乳剤 劇 1B 有機リ スミチオン粉剤 3DL MEP 粉剤 1B 有機リ スミチオン乳剤 MEP 乳剤 2B ピラゾ キラップ粉剤 DL エチプロール粉剤 2B ピラゾ キラップフロアブル エチプロール水和剤 2B 3A ピラゾ合ピレキラップジョーカーフロアブルエチプロール シラフルオフェン水和剤 3A 合ピレ トレボン粉剤 DL エトフェンプロックス粉剤 3A 合ピレ トレボン乳剤 エトフェンプロックス乳剤 3A 合ピレ MR. ジョーカー粉剤 DL シラフルオフェン粉剤 4A ネオニ スタークル / アルバリン顆粒水溶ジノテフラン水溶剤剤 4A ネオニ ダントツ水溶剤 クロチアニジン水溶剤 4A ネオニ ベストガード粉剤 DL ニテンピラム粉剤 4A ネオニ ダントツH 粉剤 DL クロチアニジン粉剤

23 (9) イナゴ類 1 葉を激しく食害し 多発すると葉やもみが食いつくされる場合がある 2 翅の短いコバネイナゴと翅の長いハネナガイナゴがいるが 水田ではコバネイナゴが多い 3 昭和 40~50 年代にはほとんど見られなくなっていたが 昭和 60 年頃から再び多くなってきている 4 あぜや休耕田の雑草が発生源になっているので 除草を徹底する IRAC 系統名毒性商品名一般名 A 合ピレ シクロサールU 粒剤 2 シクロプロトリン粒剤 3A 合ピレ シクロパック粒剤 シクロプロトリン粒剤 水田に小包装 ( パック ) のまま投げ入れ 3A 合ピレ トレボン粒剤 エトフェンプロックス粒剤 3A 合ピレ トレボン粉剤 DL エトフェンプロックス粉剤 3A 合ピレ トレボン乳剤 エトフェンプロックス乳剤 3A 合ピレ MR. ジョーカー粉剤 DL シラフルオフェン粉剤 3A 合ピレ MR. ジョーカー EW シラフルオフェン乳剤 3A 合ピレ トレボンサーフ エトフェンプロックス油剤 原液を田面水に滴下又は入水時水口に滴下 3A 合ピレ なげこみトレボン エトフェンプロックス油剤 水田に水溶性容器のまま投げ入れ 4A ネオニ スタークル / アルバリン粉剤 DL ジノテフラン粉剤 4A ネオニ ダントツ粉剤 DL クロチアニジン粉剤 1 トレボンサーフは移植後 20 日以降 但し5 葉期以後に処理する 2 なげこみトレボンは5 葉期以降に処理する

24 (10) スクミリンゴガイ 卵塊は捕殺する 7 8 IRAC 系統名毒性商品名一般名 B 有機リ キタジンP 粒剤 IBP 粒剤 14 ネライ パダン粒剤 4 カルタップ粒剤 劇食害防止 14 ネライ ルーバン粒剤 ベンスルタップ粒剤 食害防止 14 ネライ ショウリョクジャンボ ベンスルタップ イマゾスルフロン カフェンストロール ダイム 水田に小包装 ( パック ) のまま投げ入れる ( 食害防止 ) ロン粒剤 14 ネライ スクミハンター チオシクラム粒剤 劇湛水散布 8( 他 ) その他 スクミノン メタアルデヒド粒剤 は種後 un その他 スクミンベイト3 燐酸第二鉄粒剤 湛水散布 - その他 粒状石灰窒素 40 石灰窒素 3~4cmに湛水し 1~4 日後に全面散布 3~4 日放置する 水温 15 以上で処理 - その他 粒状石灰窒素 55 石灰窒素 3~4cmに湛水し 1~4 日後に全面散布 3~4 日放置する 水温 15 以上で処理 南米原産の淡水性巻貝で 水中ではえら呼吸 産卵などで地上に出た時は肺呼吸する 乾燥には非常に強く貝蓋を閉じ 1 年以上も生存する 耐寒性が弱く 冬期の気温が低い年は越年生存率が低いと考えられる 殻厚は他の淡水産の貝類に比べて薄く 衝撃にも弱い 広葉雑草 水草を好み 若く軟らかい稲だけが加害を受ける 水田で越冬した貝と水路から侵入した貝が移植直後の若い稲 ( 移植後 3 週間ぐらいまで ) に被害を与える 発生田では 貝の行動を抑えるため浅水 (1cm) 管理にする 発生田では 収穫後速やかに落水し 貝の土中潜入を防ぐ キタジンP 粒剤は貝類に毒性が強いので注意する 石灰窒素は食害防止効果の期間が短いので 再侵入に注意し 他の薬剤との体系処理が効果的である また 施肥設計についても考慮する 石灰窒素の秋期刈取り後の処理は 3~4cmに湛水し 1~4 日後全面に散布 3~4 日放置する 漏水防止に留意すること 石灰窒素は農薬登録のあるものを使用する ショウリョクジャンボは 移植直後に散布できない 本田に成貝が生息する場合は 移植直後の貝による食害を防止するために移植直後の防除を併用する なお 除草剤との混合剤 ( 除草成分は商品名クラッシュEXジャンボと同じ ) であるので 除草上の注意点は除草剤の項参照

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